(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-07
(45)【発行日】2022-11-15
(54)【発明の名称】矯正具
(51)【国際特許分類】
A61F 5/11 20060101AFI20221108BHJP
A61F 5/10 20060101ALI20221108BHJP
A61F 13/06 20060101ALI20221108BHJP
A61F 13/00 20060101ALI20221108BHJP
【FI】
A61F5/11
A61F5/10
A61F13/06 B
A61F13/00 355P
(21)【出願番号】P 2018214519
(22)【出願日】2018-11-15
【審査請求日】2021-11-11
(73)【特許権者】
【識別番号】511292817
【氏名又は名称】株式会社アメイズプラス
(74)【代理人】
【識別番号】100121821
【氏名又は名称】山田 強
(72)【発明者】
【氏名】山田 忠和
(72)【発明者】
【氏名】横江 俊一
【審査官】松江 雅人
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3179553(JP,U)
【文献】登録実用新案第3167969(JP,U)
【文献】登録実用新案第3105647(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 5/10,5/11,13/00,13/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻き爪及び外反母趾を発症している第1の指に装着される装着部と、
前記装着部と一体に設けられ、前記第1の指とそれに隣接する第2の指との間に配置される外反母趾矯正部と、
前記装着部と一体に設けられ、前記第1の指の爪に取り付けられて当該爪の先端部を前記第1の指から離間する側へ持ち上げる力を発生させる巻き爪矯正部と、
を備える矯正具。
【請求項2】
巻き爪及び外反母趾を発症している第1の指が挿入される筒部と、
前記第1の指とそれに隣接する第2の指との間に配置される指間パッドと、
を備え、
前記筒部の外周に前記指間パッドが柔軟性のある素材によって前記筒部とともに一体形成されており、
前記筒部には、前記指間パッドを前記筒部と横並びとなる位置に配置した状態で、筒内外を上下方向に貫通する貫通孔が形成されている矯正具。
【請求項3】
前記貫通孔は前記筒部の相対向する位置にそれぞれ設けられている、請求項2に記載の矯正具。
【請求項4】
前記貫通孔は、前記筒部と前記指間パッドとの接続部よりも前記第1の指の爪先端側に配置されている、請求項3に記載の矯正具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、矯正具に関する。
【背景技術】
【0002】
巻き爪を矯正する矯正具は多数提案されており、例えばスチレン系のエラストマーによって円筒状の嵌合部を形成し、嵌合部に貫通孔を形成した矯正具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、外反母趾を矯正する矯正具も多数提案されており、例えば指間パットとそれを足に固定する固定用バンドとを備えた矯正具が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】実用新案登録第3167969号公報
【文献】実用新案登録第3158858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、巻き爪が発生する原因の1つとして、外反母趾が挙げられる。外反母趾を原因とする巻き爪の場合、巻き爪を矯正しても、根本的な原因である外反母趾を矯正しない限り、巻き爪が再発するおそれがある。ところが、従来の矯正具では、巻き爪を矯正する場合には巻爪用の矯正具を装着し、外反母趾を矯正する場合には外反母趾用の矯正具を装着することになるため、巻き爪と外反母趾とを並行して矯正しにくいということが懸念されている。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、巻き爪と外反母趾とを同時に矯正することができる矯正具を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく本発明の矯正具は、
巻き爪及び外反母趾を発症している第1の指に装着される装着部と、
前記装着部と一体に設けられ、前記第1の指とそれに隣接する第2の指との間に配置される外反母趾矯正部と、
前記装着部と一体に設けられ、前記第1の指の爪に取り付けられて当該爪の先端部を前記第1の指から離間する側へ持ち上げる力を発生させる巻き爪矯正部と、
を備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の矯正具によれば、巻き爪及び外反母趾を発症している第1の指に装着部を装着することで、第1の指とそれに隣接する第2の指との間に外反母趾矯正部が配置される。そして、第1の指の爪に巻き爪矯正部が取り付けられると、巻き爪矯正部によって第1の指の爪の先端部が指から離間する側へ持ち上げられる。このように、巻き爪矯正用の装着部と外反母趾矯正用の装着部とが共通化され、外反母趾と巻き爪とを同時に矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図7】(a)は矯正具を示す右前方斜視図であり、(b)は左後方斜視図である。
【
図10】(a)は第1の別実施形態の矯正具を示す右前方斜視図であり、(b)は左後方斜視図である。
【
図11】(a)は第2の別実施形態の矯正具を示す右前方斜視図であり、(b)は左後方斜視図である。
【
図12】(a)は第3の別実施形態の矯正具を示す右前方斜視図であり、(b)は左後方斜視図である。
【
図13】(a)は第4の別実施形態の矯正具を示す右前方斜視図であり、(b)は左後方斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1乃至
図7に示すように、矯正具10は、筒部20と指間パッド30とを有している。筒部20と指間パッド30とは、いずれも全体がエラストマー等の柔軟性のある素材によって形成されている。筒部20及び指間パッド30は一体形成されている。
【0012】
筒部20は、円筒状をなすように形成されている。筒部20は、巻き爪や外反母趾を発症している足の指に装着される部分であり、装着部に相当する。円筒の中心軸線方向は、指に筒部20を装着する場合の装着方向となる。
【0013】
ここで、説明の便宜のため、以下の説明で使用する方向について特定する。まず、
図1の正面図に示す状態を基準とし、筒部20の円筒の中心軸線方向に沿って紙面の上側を前側、下側を後側とする。足の指に筒部20を装着する場合には、筒部20の後側から足の指を挿入することとなる。そのため、
図7の斜視図に示すように、筒部20の後側の開口部が指挿入口21となり、前側の開口部が指突出口22となっている。そして、筒部20が指に装着された状態では、前側が指や爪の先端側となる。同じく
図1の正面図に示す状態を基準として、紙面上の左右を矯正具10の左右とし、紙面に対して垂直な方向を上下とする。
【0014】
筒部20には、一対の貫通孔23がそれぞれ形成されている。各貫通孔23は、左右方向を長軸とする楕円形状をなし、筒内外を上下方向に貫通するように形成されている。
図1及び
図2に示すように、各貫通孔23は、正面側と背面側の相対向する位置、つまり上下方向も相対向する位置にそれぞれ設けられ、正面視及び背面視において筒部20の左右中央部であって、かつ前後中央部よりも前寄りの位置に配置されている。
【0015】
筒部20において、各貫通孔23よりも前側部分はそれぞれ引っ掛け部24となっている。各引っ掛け部24は、筒部20が巻き爪を発症している指に装着された場合に引き伸ばされ、筒部20が装着された指の爪に引っ掛けられる。
【0016】
貫通孔23の周縁部には筒部20の外周面から立ち上がる立ち上がり部25が設けられている。立ち上がり部25は、周縁部の全域に渡って設けられている。立ち上がり部25により、貫通孔23の周縁部は筒部20を形成する厚さよりも分厚く形成されている。立ち上がり部25によって周縁部の強度が確保され、引っ掛け部24の引き伸ばしによって貫通孔23の周縁部に引張力が作用しても、破れ等の発生が抑制される。
【0017】
指間パッド30は、正面視において前後方向を長軸とする長円柱状に形成されている。
図1の正面図に示すように、指間パッド30の長軸長さL1は、筒部20の前後方向長さL2よりも短く、概ね3分の2程度の長さを有している。
図5の平面図に示すように、指間パッド30の柱高さ方向の長さL3は、筒部20の外径D1よりも小さく、内径D2よりも大きく形成されている。
【0018】
図7の斜視図に示すように、指間パッド30は、左右の各側面部31,32と、前後の各半円状側面部33,34とを有している。左右の各側面部31,32は、
図1に示す平面視において、長円形状のうち一対の直線部分を形成し、前後の各半円状側面部33,34は長円形状のうち半円部分を形成している。
【0019】
左側面部31は平面状をなし、筒部20の右側部と接続されている。
図1の正面視及び
図2の背面視においては、指間パッド30は、その前端が筒部20の前後中心部よりも若干後側寄りの位置であって、後半円状側面部34が筒部20の後端よりも突出する位置に配置されている。
図5の平面視及び
図6の底面視においては、筒部20の中心部と指間パッド30の柱高さ方向の中央部とが、指間パッド30の両端面30a,30bと平行な同一平面上に配置されている。筒部20と指間パッド30との接続部41は、
図1に示す正面視においては、左側面部31から前半円状側面部33に若干かかる程度に、
図5に示す平面視においては、筒部20の外径D1の略半分程度の領域に拡がっている。
【0020】
指間パッド30と前記筒部20の貫通孔23との配置関係を見ると、
図1の正面図及び
図2の背面図に示すように、指間パッド30は、貫通孔23と横並びとなる位置であって、貫通孔23よりも後側に配置されている。貫通孔23の側から見れば、貫通孔23は、筒部20と指間パッド30との接続部41よりも前側に配置されている。
【0021】
指間パッド30がこのような位置に配置されているため、
図1の正面図に示す状態で足の指に筒部20が装着されると、筒部20が装着された指とその指の右側に隣接する指との間に指間パッド30が配置され、右側面部32は、右側に隣接する指の側部に当接する。また、指間パッド30の後半円状側面部34は、当該指同士の間の指間水かき部(各指の行け根部分をつなぐ部分を指す。)に当接した状態となる。
【0022】
図5の平面図及び
図6の底面図に示すように、指間パッド30の右側面部32は、指間パッド30の柱高さ方向(上下方向)における中央部が筒部20の側に向けて凹んだ円弧状をなすように形成されている。また、
図3及び
図4の各側面図にも示すように、前後の各半円状側面部33,34においても、他方の半円状側面部33,34に向けて凹んだ円弧状をなすように形成されている。このような凹状かつ円弧状の形状を有するため、指間パッド30が指間に配置された場合に、指の側部や指間水かき部に対してフィットして、違和感が軽減された好適な装着状態が形成される。
【0023】
次に、以上の構成を有する矯正具10を、足の指に装着する手順と、装着された状態に得られる効果について説明する。ここでは、巻き爪や外反母趾を発症している足の指が親指51(母趾)である場合を想定して説明し、親指51が第1の指に相当する。ただし、矯正具10の装着対象とされる第1の指は親指51に限られず、巻き爪や外反母趾を発症している足の指であれば、5指のうちいずれも指も装着対象となる。
【0024】
なお、
図10及び
図11では左足の親指51に装着する場合を示している。そのため、矯正具10は、
図1の正面図に示す状態から180度反転させた状態(
図2の背面図に示す状態を正面とした状態)とされる。貫通孔23が筒部20の相対向する位置に設けられているため、矯正具10を反転させても、反転前と同じ位置に貫通孔23が形成された状態となっている。
【0025】
まず、
図8(a)に二点鎖線で示すように、筒部20の指挿入口21を親指51の先端と相対向させた状態とする。その上で、親指51を指挿入口21から筒部20に挿入し、実線で図示するように、親指51の爪52を筒部20の指突出口22から突出した状態とする。また、指間パッド30が親指51とその隣の第2趾53との間に配置され、第2趾53の側部54や指間水かき部55にそれぞれ当接させる。なお、第2趾53とは、足の親指51に隣接する人差し指のことを示し、第2の指に相当する。
【0026】
次いで、
図8(b)に示すように、筒部20の引っ掛け部24をつまんで前側に引き伸ばし、貫通孔23を拡張させて引っ掛け部24を親指51の爪52に引っ掛ける。これにより、
図9に示すように、矯正具10が親指51に装着される。
【0027】
この状態では、外反母趾の発症によって第2趾53の側に曲がった親指51は、指間パッド30の存在によって第2趾53から離される。これにより、親指51の曲りにより生じていた痛みが緩和され、外反母趾を矯正する効果が得られる。したがって、指間パッド30は外反母趾矯正部に相当する。
【0028】
これと併せて、柔軟性を有する引っ掛け部24が引き伸ばされた状態で爪52に引っ掛けられているため、引っ掛け部24には、元の状態に復帰しようとする復元力が作用する。この復元力によって爪52の先端部が親指51から離間する側へ持ち上げられる力が発生し、巻き爪を発症している爪52が矯正される。したがって、貫通孔23と引っ掛け部24とが巻き爪矯正部に相当する。
【0029】
矯正具10を右足の親指51に装着する場合は、矯正具10を
図1の正面図に示す状態として装着する。右足の親指51に矯正具10を装着しても、上記のように左足の親指51に装着した場合と同じ作用及び効果が得られる。また、左右の足を問わず、親指以外の指に矯正具10を装着する場合には、指間パッド30を配置する箇所に応じて、
図1の正面図に示す状態か
図2の背面図に示す状態として指に装着すれば、上記と同じ作用及び効果を得ることができる。
【0030】
以上説明した矯正具10によれば、次のような作用効果が得られる。
【0031】
(1)巻き爪及び外反母趾を発症している指に筒部20を装着することで、当該指とそれに隣接する指との間に指間パッド30が配置される。引っ掛け部24を引き延ばして巻き爪を発症している爪に引っ掛けると、当該爪の先端部が指から離間する側へ持ち上げられる。このように、巻き爪矯正用の装着部と外反母趾矯正用の装着部とが筒部20として共通化されているため、矯正具10の装着により、外反母趾と巻き爪とを同時に矯正することができる。
【0032】
(2)巻き爪矯正のために爪に引っ掛けられる引っ掛け部24は、筒部20に貫通孔23が設けられることによって形成されている。そして、外反母趾矯正用の指間パッド30は、筒部20とともに同じ柔軟性のある素材によって形成されている。そのため、巻き爪矯正用の引っ掛け部24と、外反母趾矯正用の指間パッド30とを一体成形することができる。
【0033】
(3)筒部20に設けられた貫通孔23は、筒部20の相対向する位置にそれぞれ設けられているため、筒部20を反転させても、反転前と同じ位置に貫通孔23が形成され、その前側には引っ掛け部24が設けられている。そのため、矯正具10を反転させれば左右いずれの足の指に装着することも可能となり、一つの矯正具10によって左右いずれの指にも対応できる。
【0034】
(4)貫通孔23は、筒部20と指間パッド30との接続部41よりも前側(爪先端側)に配置されているため、引っ掛け部24が有している前後方向の幅は、引っ掛け部24の引き伸ばしによってちぎれない程度の狭さとなっている。そのため、引っ掛け部24を爪に引っ掛けるために引き伸ばし、貫通孔23を拡大させることを容易に行うことができる。そして、このように貫通孔23の拡大が容易となれば、引っ掛け部24を引き伸ばした際に、その引き伸ばしによって指間パッド30も一緒に前側に向けて引っ張られて指間パッド30の配置箇所がずれ、外反母趾矯正の効果が低下するというおそれを低減できる。そのため、巻き爪矯正及び外反母趾矯正という両機能の低下を抑制できる。
【0035】
本発明の矯正具は、上記実施形態の矯正具10の構成に限られるものではなく、例えば次のような構成を採用してもよい。なお、ここで説明する別形態は、それぞれを択一的に採用するだけでなく、他の一つ又は複数の別形態の構成と相互に組み合わせた状態で採用することができる。
【0036】
(a)上記実施の形態では、筒部20は円筒状に形成されているが、筒部20の孔断面形状は円形ではなく六角形等の角形であったり、楕円形状であったりしてもよい。
【0037】
(b)上記実施の形態では、貫通孔23は左右方向を長軸とする楕円形状とされている。これに代えて、
図10に第1の別形態の矯正具61として示すように、前後方向を長軸とする楕円形状であったり、
図11に第2の別形態の矯正具62として示すように、真円形状であったりしてもよい。その他にも、左右方向又は前後方向を長辺とする矩形状等であってもよく、貫通孔23の形状は限定されず任意の形状を採用できる。
【0038】
(c)上記実施の形態では、指間パッド30は
図1に示す正面視において前後方向を長軸とする長円形状をなし、前端が筒部20の前後中心部よりも若干後側寄りの位置に配置されている。これに代えて、
図12に第3の別形態の矯正具63として示すように、例えば、指間パッド30の前端が筒部20の前後中心部よりも前側寄りに配置された状態とするなど、前後方向の長軸長さL1をより長く形成してもよい。
【0039】
(d)上記実施の形態では、指間パッド30は、
図1に示す正面視において、後半円状側面部34が筒部20の後端よりも突出する位置に配置された状態で、筒部20と接続されている。これに代えて、
図13に第4の別形態の矯正具64として示すように、例えば指間パッド30の後端が筒部20の後端と同一平面上に配置された状態とするなど、筒部20に対して指間パッド30が接続される位置を任意に変更してもよい。
【0040】
(e)上記実施の形態では、筒部20には、上下方向に相対向する位置に一対の貫通孔23が設けられているが、いずれか少なくとも一つの貫通孔23が設けられた構成であればよい。一つの貫通孔23のみが設けられた構成とした場合、貫通孔23が設けられた位置と指間パッド30との配置関係により、左右いずれかの足専用のものとなる。
【0041】
(f)上記実施の形態では、貫通孔23の周縁部を補強するために立ち上がり部25が設けられているが、周縁部の厚みが他の部分よりも分厚く形成されていれば、周縁部を補強することが可能となる。そのため、立ち上がり部25に代えて、断面が楕円形状や円形状等の形状をなすような周縁補強部が周縁部の周方向全域にわたって設けられた構成を採用してもよい。また、立ち上がり部25を省略した矯正具10であっても、巻き爪と外反母趾とを同時に矯正できるという効果は得られる。
【0042】
(g)上記実施の形態では、指間パッド30の右側面部32は、平面視及び背面視において内側(筒部20の側)に向けて凹むように形成されているが、平面状や凸状に形成するなど側面形状は任意の形状であってよい。また、指間パッド30の前後の各半円状側面部33,34も、右側面視において上下縁がそれぞれ他方の側へ向けて凹むように形成されているが、それとは逆に凸状であったり直線状であったりするなど、この側面視における形状も任意であってよい。
【符号の説明】
【0043】
10…矯正具、20…筒部(装着部)、23…貫通孔、24…引っ掛け部(巻き爪矯正部)、30…指間パッド(外反母趾矯正部)、51…親指(第1の指)、53…第2趾(第2の指)。