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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-07
(45)【発行日】2022-11-15
(54)【発明の名称】ディスペンサー
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/08 20060101AFI20221108BHJP
   A47K 10/18 20060101ALI20221108BHJP
【FI】
B65D83/08 G
B65D83/08 B
A47K10/18
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2018012786
(22)【出願日】2018-01-29
(65)【公開番号】P2019131200
(43)【公開日】2019-08-08
【審査請求日】2021-01-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000183462
【氏名又は名称】日本製紙クレシア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100169960
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 貴光
(72)【発明者】
【氏名】中島 亮
【審査官】長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】実開平05-003165(JP,U)
【文献】特開平07-100080(JP,A)
【文献】登録実用新案第3167000(JP,U)
【文献】特開2016-166040(JP,A)
【文献】特表2014-528790(JP,A)
【文献】英国特許出願公開第02467180(GB,A)
【文献】特開2013-027601(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0061073(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 83/08
A47K 10/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙製品、不織布製品又はゴム製品を折り重ねた積層体が収容された容器を収容するディスペンサーであって、
ベース部と、
前記容器の取り出し口が水平方向に対して傾斜する縦置きで前記容器を収容可能で、前面の前記取り出し口に対応した位置にスリットが形成され、前記前面の上部が下部に覆いかぶさるように傾斜した状態で前記ベース部に接合された収容部と、
前記容器の下端を支持する前記収容部に上方から嵌合可能で、前記収容部に収容された前記容器の上面及び側面を略隙間なく覆うカバーと、
を備え、
前記取り出し口は、前記取り出し口から引き出された一枚の紙製品、不織布製品又はゴム製品の厚み方向が前記水平方向と略平行になるように設けられていることを特徴とするディスペンサー。
【請求項2】
前記収容部は、下方にクリアランスを空けた状態でベース部に接合されていることを特徴とする請求項1記載のディスペンサー。
【請求項3】
前記ベース部の裏面に設けられた滑り止め部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のディスペンサー。
【請求項4】
前記収容部内で前記容器を収容するスペースを拡縮可能なスペース調整手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1からの何れか1項記載のディスペンサー。
【請求項5】
前記収容部がベース部に対して傾斜する傾斜角度は、垂直方向に対して5~45度に設定されていることを特徴とする請求項1からの何れか1項記載のディスペンサー。
【請求項6】
前記収容部がベース部に対して傾斜する傾斜角度は、垂直方向に対して10~15度に設定されていることを特徴とする請求項記載のディスペンサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製品、不織布製品又はゴム製品を重ねた積層体が収容された容器を収容するディスペンサーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ティシュペーパー、ペーパータオル又はワイパー等の紙製品や不織布製品、又はゴム手袋等のゴム製品(以下、「紙等」と称す)を相互に重ね合わせてなる積層体は、紙製の容器に収容されたりプラスチック又は金属製の容器に充填される(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5205196号公報
【文献】特許第5579496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、濡れたテーブル等の上に紙製の容器をおくと、容器内の積層体に水分が染み込んでしまう虞があった。また、濡れたり汚れた手で紙等を取り出そうとすると、手から落ちた水滴や汚れが容器の天面に形成された取り出し口を介して積層体に混入する虞があった。
【0005】
容器を壁面にネジ止め等で固定して紙等を水平に引き出せば、水分が容器を介して積層体に染み込んだり、水滴や汚れが取り出し口を介して混入することを抑制できるものの、容器の設置位置が固定されるため、紙等を使用する度に容器の設置場所まで移動しなければならないという問題があった。
【0006】
そこで、水滴や汚れの混入を抑制しつつ持ち運び可能なディスペンサーを提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るディスペンサーは、紙製品、不織布製品又はゴム製品を折り重ねた積層体が収容された容器を収容するディスペンサーであって、ベース部と、前記容器の取り出し口が水平方向に対して傾斜する縦置きで前記容器を収容可能で、前面の前記取り出し口に対応した位置にスリットが形成され、前記前面の上部が下部に覆いかぶさるように傾斜した状態で前記ベース部に接合された収容部と、前記容器の下端を支持する前記収容部に上方から嵌合可能で、前記収容部に収容された前記容器の上面及び側面を略隙間なく覆うカバーと、を備え、前記取り出し口は、前記取り出し口から引き出された一枚の紙製品、不織布製品又はゴム製品の厚み方向が前記水平方向と略平行になるように設けられている。
【0008】
この構成によれば、容器は、収容部内に収容されるとともにベース部を介して所望の設置場所に置かれることにより、設置場所が濡れていても水分が容器に染み込むことを回避でき、また、ディスペンサーは設置場所に固定されずに容易に持ち運びできる。さらに、容器が縦置きでディスペンサーに収容されることにより、ディスペンサーを省スペースで設置することができる。
【0009】
また、容器が前方に傾斜して収容されることにより、手から落ちた水滴や汚れの混入を抑制することができる。また、容器が縦置きでディスペンサーに収容されることにより、容器の取り出し口から立ち上がった紙等が自重で垂れにくいため、取り出し口の周囲に水滴や汚れが付着した場合であっても、この水滴や汚れが紙等に付着することを抑制できる。さらに、カバーが容器の全周を覆うため、容器の上面や側面から水が染み込むことを抑制できる。
【0010】
また、本発明に係るディスペンサーは、前記収容部は、下方にクリアランスを空けた状態でベース部に接合されていることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、紙等を引き出すスペースが確保されるため、紙等をスムーズに引き出すことができる。
【0012】
また、本発明に係るディスペンサーは、前記ベース部の裏面に設けられた滑り止め部材をさらに備えていることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、滑り止め部材が、紙等の引き出しに伴うディスペンサーの位置ズレを抑制するため、紙等をスムーズに引き出すことができる。
【0016】
また、本発明に係るディスペンサーは、前記収容部内で前記容器を収容するスペースを拡縮可能なスペース調整手段をさらに備えていることが好ましい。
【0017】
この構成によれば、容器の厚みに応じて収容スペースを拡縮調整可能なため、紙等を引き出す反動で容器が収容部内でバタつくことを抑制できる。
【0018】
また、本発明に係るディスペンサーは、前記収容部がベース部に対して傾斜する傾斜角度は、垂直方向に対して5~45度に設定されていることが好ましい。
【0019】
この構成によれば、手から落ちた水滴や汚れが容器内に混入することを抑制できる。
【0020】
また、本発明に係るディスペンサーは、前記収容部がベース部に対して傾斜する傾斜角度は、垂直方向に対して10~15度に設定されていることが好ましい。
【0021】
この構成によれば、紙等を安定して引き出せるとともに、紙等を引き出す際にディスペンサーが転倒することを抑制できる。
【発明の効果】
【0022】
本発明は、設置場所が濡れていても水分が容器に染み込むことを抑制でき、さらにディスペンサーを容易に持ち運びできて所望の設置場所に省スペースで置くことができる。また、手から落ちた水滴や汚れが取り出し口を介して積層体に混入を抑制することができ、さらに取り出し口の周囲に着いた水滴や汚れが紙等に付着することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の一実施形態に係るディスペンサーを示す正面図及びA-A線断面図。
図2】ベース部及び収容部を示す斜視図。
図3】ベース部及び収容部を示す正面図、B-B線断面図及びカバーを付けた状態を示す断面図。
図4】カバーを示す斜視図。
図5】収容スペースを縮小した状態を示す断面図。
図6】容器を横置きにした状態を模式的に示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下では、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
【0025】
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
【0026】
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態に係るディスペンサー1を模式的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA-A線断面図である。図2は、ベース部2及び収容部3を示す斜視図である。図3は、ベース部2及び収容部3を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のB-B線断面図であり、(c)は(b)の収容部3にカバー4を装着した状態を示す断面図である。図4は、カバー4を示す斜視図である。
【0028】
ディスペンサー1は、ベース部2と、収容部3と、カバー4と、を備えている。ディスペンサー1の素材は、アクリル樹脂、塩化ビニル、PET樹脂又はアルミニウム等が好ましい。
【0029】
ディスペンサー1は、二つ折りにした複数のティシュペーパー6を上下に重ね合わせた積層体を収容する容器7を収容する。ティシュペーパー6は、容器7の天面に設けられた取り出し口8を介して引き出される。ティシュペーパー6が引き出されると、摩擦によって隣接するティシュペーパー6がつられて、その一部が取り出し口8から立ち上がるように引き出される。なお、積層体は、ティシュペーパー6に限定されず、ワイパーやペーパータオル等の紙製品又は不織布製品、もしくはゴム手袋等のゴム製品を折り重ねたものであっても構わない。
【0030】
ベース部2は、略コ字状に形成されており、底板21と、底板21の幅方向Xの両端からそれぞれ立設した一対の側板22と、を備えている。ベース部2は、テーブル等の所望の場所に載置される。
【0031】
底板21の裏面21aの隅には、滑り止め部材23が設けられている。滑り止め部材23は、例えば樹脂製である。滑り止め部材23は、ティシュペーパー6の引き出しに伴ってディスペンサー1が位置ズレすることを抑制する。
【0032】
収容部3は、略コ字状に形成されており、底板31と、前面32と、後面33と、を備えている。
【0033】
底板31は、底板21との間にクリアランスCを設けた状態で両端を側板22に接合されている。クリアランスCの高さは、ティシュペーパー6を引き出すスペースを確保できる範囲、例えば10mm~100mmの間で任意に設定される。なお、ティシュペーパー6を引き出すスペースを確保するために、クリアランスCを設ける代わりに、例えば底板31と容器7との間にスペーサを介在させても構わない。
【0034】
前面32は、底板31の前後方向Yの前方端から垂直に立設し、両端を側板22に接合されている。前面32の長辺は、容器7の長辺の略1/2以上に設定されるのが好ましい。これにより、前面32が容器7の天面を広範囲に亘って支持するため、ティシュペーパー6を引き出そうとする際に、容器7及びディスペンサー1が転倒することを抑制できる。
【0035】
前面32には、容器7が収容部3に収容された状態で容器7の取り出し口8に対応する位置にスリット34が設けられている。スリット34は、前面32の長手方向に沿って延伸して形成されている。
【0036】
後面33は、底板31の前後方向Yの後方端から垂直に立設し、両端を側板22に接合されている。後面33は、収容部3に収容された容器7の底面を支持する。
【0037】
図1(b)に示すように、容器7は、底板31、前面32、後面33及び側板22で囲まれた収容スペースSに縦置きで収容される。なお、「縦置き」とは、容器7の取り出し口8の長手方向が水平方向に対して傾斜する姿勢を意味する。
【0038】
収容スペースSの幅寸法、すなわち、一対の側板22の間隔は、容器7の幅寸法に応じて、例えば80mm~200mmの間で任意に設定される。また、収容スペースSの奥行寸法、すなわち、前面32と後面33との間隔は、容器7の奥行寸法に応じて、例えば30mm~200mmの間で任意に設定される。
【0039】
このように、容器7が収容部3内に収容されることにより、容器7がテーブル等の置場に直接触れないため、水分が容器7に染み込むことを抑制できる。また、容器7が縦置きでディスペンサー1に収容されることにより、ディスペンサー1を省スペースで設置することができる。また、ディスペンサー1は容易に持ち運びができる。
【0040】
収容部3は、前面32の上部32aが下部32bに覆いかぶさるように傾斜した状態でベース部2に接合されている。具体的には、底板31は、水平方向に対して所定の傾斜角度θだけ上方に傾斜した状態で側板22に接合されている。また、前面32、後面33は、垂直方向Vに対して傾斜角度θだけ前方に傾斜した状態で側板22に接合されている。これにより、容器7は、前方に傾斜角度θだけ傾斜した状態で収容部3に収容される。
【0041】
傾斜角度θは、5~45度に設定される。これにより、手から落ちた水滴や汚れが容器7内に混入することを抑制できる。
【0042】
また、好ましくは、傾斜角度θは、10~15度に設定される。これにより、ティシュペーパー6を安定して引き出せるとともに、ティシュペーパー6を引き出す際にディスペンサー1が転倒することを抑制できる。
【0043】
カバー4は、有底四角柱状に形成されており、天面41と天面41の周囲に設けられた前面42、後面43及び一対の側面44を備えている。
【0044】
カバー4は、前面32及び後面33の外側に嵌合可能である。カバー4が収容部3に嵌合すると、前面42が支持片35に支持されて、カバー4は位置決めされる。カバー4は、縦置きの容器7の全周を覆う。これにより、容器7の天面、底面及び側面から水が染み込むことを抑制できる。
【0045】
前面42には、容器7が収容部3に収容された状態で取り出し口8に対応する位置に開口部45が設けられている。開口部45は、取り出し口8よりも大きく形成されている。
【0046】
ディスペンサー1には、収容スペースSを拡縮可能なスペース調整手段5が設けられている。スペース調整手段5は、側板22の内周面に垂直方向に対して傾斜角度θだけ傾斜して形成されたスライド溝51と、スライド溝51に着脱自在に嵌合される仕切板52と、を備えている。スライド溝51は、様々な容器7の奥行寸法に対応できるように2列設けられている。
【0047】
図5に示すように、容器7の奥行寸法に応じた位置のスライド溝51に仕切板52を嵌合させることにより、収容スペースSを容器7の大きさに応じて調整することができる。これにより、薄い容器7であっても、ティシュペーパー6を引き出す反動で容器7が収容部3内でバタつくことを抑制できる。なお、スペース調整手段5は、上述した構成に限定されず、例えば側板22に着脱自在な仕切板を用意し、容器7の奥行寸法に応じて任意の位置に仕切板を設置するものであっても構わない。
【0048】
ティシュペーパー6の積層体を収容する容器7を横向き、すなわち取り出し口8の長手方向を水平方向と平行にした状態を図6に示す。
【0049】
図6に示すように、容器7を横置きで天面を前方に傾斜して置いた場合、取り出し口8から立ち上がったティシュペーパー6は自重で垂れてしまいがちである。そして、水滴や汚れが付いた手でティシュペーパー6を引き出すと、取り出し口8の周囲に水滴や汚れが付着してしまい、この水滴や汚れが自重で垂れたティシュペーパー6に付着しがちである。
【0050】
一方、ディスペンサー1は、図1(b)に示すように、容器7が縦置きで収容されていることにより、ティシュペーパー6が立ち上がった姿勢を維持しやすく、カバー4の前面42に接触しにくくなっている。したがって、開口部45の周囲に水滴や汚れが付着しても、この水滴や汚れがティシュペーパー6に付着することを抑制できる。
【0051】
これにより、本実施形態に係るディスペンサー1は、容器7が収容部3内に収容されるとともにベース部2を介してテーブル等の所望の場所に置かれることにより、テーブル等が濡れていても水分が容器7に染み込むことを抑制できる。
【0052】
また、ベース部2はテーブル等に固定されないため、ディスペンサー1は容易に持ち運びできて任意の場所に置くことができる。さらに、容器7が縦置きでディスペンサー1に収容されることにより、ディスペンサー1を省スペースで設置することができる。
【0053】
また、容器7が前方に傾斜角度θだけ傾斜して収容されることにより、手から落ちた水滴や汚れの混入を抑制することができる。また、容器7の取り出し口8から立ち上がったティシュペーパー6が自重で垂れにくいため、取り出し口8の周囲に水滴や汚れが付着した場合であっても、この水滴や汚れがティシュペーパー6に付着することを抑制できる。
【0054】
また、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り、上記以外にも種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【符号の説明】
【0055】
1 ・・・ディスペンサー
2 ・・・ベース部
21 ・・・(ベース部の)底板
21a・・・裏面
22 ・・・(ベース部の)側板
23 ・・・滑り止め部材
3 ・・・収容部
31 ・・・(収容部の)底板
32 ・・・(収容部の)前面
32a・・・上部
32b・・・下部
33 ・・・(収容部の)後面
34 ・・・スリット
35 ・・・支持片
4 ・・・カバー
41 ・・・天面
42 ・・・(カバーの)前面
43 ・・・(カバーの)後面
44 ・・・(カバーの)側面
45 ・・・開口部
5 ・・・スペース調整手段
51 ・・・スライド溝
52 ・・・仕切板
6 ・・・ティシュペーパー
7 ・・・容器
8 ・・・取り出し口
C ・・・クリアランス
S ・・・収容スペース
V ・・・垂直方向
X ・・・幅方向
Y ・・・前後方向
θ ・・・傾斜角度
図1
図2
図3
図4
図5
図6