(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-07
(45)【発行日】2022-11-15
(54)【発明の名称】掃除機
(51)【国際特許分類】
A47L 9/16 20060101AFI20221108BHJP
A47L 9/10 20060101ALI20221108BHJP
【FI】
A47L9/16
A47L9/10 Z
(21)【出願番号】P 2021514029
(86)(22)【出願日】2019-09-16
(86)【国際出願番号】 KR2019011941
(87)【国際公開番号】W WO2020055213
(87)【国際公開日】2020-03-19
【審査請求日】2021-04-13
(31)【優先権主張番号】10-2018-0110019
(32)【優先日】2018-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0110021
(32)【優先日】2018-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0110026
(32)【優先日】2018-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0021320
(32)【優先日】2019-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0077237
(32)【優先日】2019-06-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】イ ヨンチュ
(72)【発明者】
【氏名】コ チョンミン
(72)【発明者】
【氏名】オ ソハン
(72)【発明者】
【氏名】ヒョン キタク
(72)【発明者】
【氏名】ファン インキョ
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】特許第3699679(JP,B2)
【文献】米国特許出願公開第2018/0055318(US,A1)
【文献】国際公開第2018/038473(WO,A1)
【文献】特表2019-523118(JP,A)
【文献】特開2002-051949(JP,A)
【文献】特開2003-310507(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/00- 9/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸入部と、
前記吸入部を介して吸入された空気から塵埃を分離させるためのサイクロン部と、前記サイクロン部の下側で前記サイクロン部で分離された塵埃を貯蔵するダストボックスとを含む本体と、
前記サイクロン部内に配置され、塵埃が分離された空気が通過する過程で空気をフィルタリングするためのフィルター部と、
前記サイクロン部内に移動可能に配置され、移動過程で前記フィルター部の外周を掃除する掃除部
と、前記掃除部を支持するフレームとを備える可動部と、
前記本体の外側に配置され、前記可動部を移動させるために操作する操作部と、
前記本体を貫通し、前記可動部と操作部とを連結する伝達部と、を含み、
前記可動部は、前記サイクロン部内で塵埃分離過程において、前記フィルター部の周りを取り囲まない位置である待機位置に待機し、
前記操作部が操作されると、前記可動部が移動して前記掃除部が前記フィルター部の外面の塵埃を除去し、
前記フレームは、前記掃除部を支持する内側ボディーを含み、
前記
内側ボディーは、前記吸入部から遠ざかる方向に窪み、
前記待機位置で少なくとも一部が前記吸入部に対向する窪み部を含
み、
前記内側ボディーで前記窪み部が形成される部分の高さは、前記窪み部が形成されない部分の高さより低い、掃除機。
【請求項2】
前記可動部は
、前記掃除部の内周面を支持し、前記掃除部及び前記フレームと結合されるコア部をさらに含み、
前記フレーム、前記コア部及び前記掃除部のそれぞれに互いに対応する位置に前記窪み部が形成される、請求項1に記載の掃除機。
【請求項3】
前記フレームは
、前記内側ボディーの外側で前記内側ボディーの一部を取り囲む外側ボディーを含み、
前記内側ボディーは、下側から上側に行くほど半径方向外側に傾斜する形態で形成され、
前記内側ボディーにおいて前記外側ボディーによって取り囲まれない部分に前記窪み部が形成される、請求項2に記載の掃除機。
【請求項4】
前記吸入部には、塵埃分離部内でサイクロン流動が発生するように空気の流動をガイドする流入ガイドが備えられ、
前記フレームは、前記流入ガイドに沿って流動する空気をガイドするために、前記流入ガイドと並んで延びるフレームガイドを含む、請求項2に記載の掃除機。
【請求項5】
前記フレームは、前記掃除部を支持する内側ボディーと、
前記内側ボディーの外側で前記内側ボディーを取り囲む外側ボディーと、を含み、
前記フレームガイドは、前記内側ボディーと前記外側ボディーを連結し、
前記フレームガイドの下端部は、前記外側ボディーの下端部よりも低く位置する、請求項
4に記載の掃除機。
【請求項6】
前記本体は、前記サイクロン流動を発生させるための第1ボディーを含み、
前記フレームにおいて、前記流入ガイドの第1延長線(A3)と、前記第1延長線(A3)と平行であり、かつ前記第1ボディーの接線方向に延びる第2延長線(A4)との間に位置する部分に前記窪み部が位置する、請求項
4に記載の掃除機。
【請求項7】
前記フレームは、前記フレームの外側下端から下方に延びる加圧リブと、
前記加圧リブの下側部から半径方向外側に延び、前記伝達部が連結される連結部と、を含む、請求項2に記載の掃除機。
【請求項8】
前記フレームは、前記掃除部を支持する内側ボディーと、
前記内側ボディーの外側で前記内側ボディーを取り囲む外側ボディーと、を含み、
前記加圧リブは、前記外側ボディーの下端から下方に延びる、請求項
7に記載の掃除機。
【請求項9】
前記掃除部は、弾性変形可能な材質を有し、リング状に形成され、
前記フィルター部は円筒状に形成され、
前記掃除部の内周面は、前記フィルター部の外周面に接触して前記フィルター部を掃除する掃除面を有し、
前記掃除面の直径は前記フィルター部の外周面の直径よりも小さいことを特徴とする、請求項1に記載の掃除機。
【請求項10】
前記フィルター部の上側に位置し、前記フィルター部を通過した空気の流動をガイドする空気ガイドをさらに含み、
前記可動部の待機位置において、前記可動部は前記空気ガイドの周りを取り囲み、
前記空気ガイドの外周面は、前記掃除面と接触する接触面を含み、
前記空気ガイドの接触面の直径は、前記掃除面の直径よりも大きく形成される、請求項
9に記載の掃除機。
【請求項11】
前記空気ガイドは、前記可動部を収容するための収容空間を形成するために、外周面の一部が内側に窪んで形成される、請求項
10に記載の掃除機。
【請求項12】
前記可動部は、前記掃除部の外周面の上側部を支持するフレームと、
前記掃除部の内周面の上側部を支持し、前記掃除部及び前記フレームと結合されるコア部と、をさらに含む、請求項
10に記載の掃除機。
【請求項13】
前記空気ガイドは、外周面の上側部から円周方向に突出して形成される接触突起を含み、
前記フレームは、前記接触突起が載置される突起載置溝を含む、請求項
12に記載の掃除機。
【請求項14】
前記サイクロン部から排出された空気から塵埃を再び分離する第2サイクロン部をさらに含み、
前記フィルター部は、前記第2サイクロン部の周りを取り囲むように配置される、請求項
10に記載の掃除機。
【請求項15】
前記第2サイクロン部の下流で前記第2サイクロン部の空気の排出をガイドする排出ガイドをさらに含み、
前記排出ガイドの上側に前記空気ガイドの下側が載置され、
前記排出ガイドは、前記空気ガイドの下側の一部を取り囲み、
前記排出ガイドの外周面の直径は、前記空気ガイドの接触面の外径よりも小さく形成される、請求項
14に記載の掃除機。
【請求項16】
前記排出ガイドの外周面の上側はテーパ面を含み、
前記テーパ面は、前記排出ガイドの外周面の直径が上側に行くほど減少するように傾斜する、請求項
15に記載の掃除機。
【請求項17】
前記排出ガイドの一部は前記フィルター部内に挿入され、他の一部は前記フィルター部の上面に載置され、
前記フィルター部の外周面の直径は前記排出ガイドの外周面の直径よりも小さく形成される、請求項
15に記載の掃除機。
【請求項18】
前記第2サイクロン部の下側及び前記フィルター部の下側を支持し、前記第2サイクロン部で分離された塵埃を貯蔵する塵埃ガイドをさらに含み、
前記塵埃ガイドは、塵埃貯蔵空間を形成する貯蔵壁と、前記貯蔵壁の上側に形成され、前記第2サイクロン部及び前記フィルター部を支持する支持部とを含み、
前記支持部の一部は前記フィルター部の内側に挿入され、前記フィルター部は前記支持部に載置され、
前記支持部の外周面は、下側に行くほど直径が減少するように傾斜し、
前記支持部の外周面の最大直径は、前記フィルター部の外周面の直径と同一または小さい、請求項
14に記載の掃除機。
【請求項19】
前記貯蔵壁は、上側から下側に直径が減少するように形成され、
前記貯蔵壁と前記支持部との境界部位には、下方に延びる飛散防止リブをさらに含み、
前記飛散防止リブの内周面は前記貯蔵壁の外周面と離隔し、
前記飛散防止リブの外周面は、下側に行くほど直径が減少するように傾斜する、請求項
18に記載の掃除機。
【請求項20】
前記飛散防止リブの外周面は、前記支持部の外周面と連続した面を形成する、請求項
19に記載の掃除機。
【請求項21】
前記掃除面は、前記フィルター部の外周面と面接触するための垂直面である、請求項
9に記載の掃除機。
【請求項22】
前記掃除部は、前記掃除面の下端から半径方向外側に延びる水平面である下面をさらに含む、請求項
21に記載の掃除機。
【請求項23】
前記掃除部は、前記掃除面の上端から半径方向外側に上向きに傾斜する第1内側傾斜面と、前記下面の外側端部から半径方向外側に上向きに傾斜する第1外側傾斜面とを含み、
前記第1内側傾斜面は前記フィルター部の外周面と離隔する、請求項
22に記載の掃除機。
【請求項24】
垂直線を基準として、前記第1内側傾斜面の傾斜角度よりも前記第1外側傾斜面の傾斜角度が大きいことを特徴とする、請求項
23に記載の掃除機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
掃除機は、掃除対象領域の塵埃や異物を吸入したり、拭いたりして掃除を行う機器である。
【0003】
このような掃除機は、使用者が掃除機を直接移動させながら掃除を行う手動掃除機と、自ら走行しながら掃除を行う自動掃除機とに区分することができる。
【0004】
また、手動掃除機は、掃除機の形態に応じて、キャニスター型掃除機、アップライト型掃除機、ハンディー型掃除機、スティック型掃除機などに区分することができる。
【0005】
先行文献1:韓国公開特許公報第10-2011-0106917号
【0006】
先行文献1にはハンドヘルド真空掃除機が開示される。
【0007】
前記ハンドヘルド真空掃除機は、気流からゴミ及び塵埃を分離する分離装置を含む。
【0008】
前記分離装置は、1つ以上のサイクロンを有する遠心分離機を含む。
【0009】
前記遠心分離機は、壁を有する集塵器を有する第1サイクロンを含む。第1サイクロンの下側に集塵器が配置され、集塵器はベースによって開閉され得る。ベースは、ヒンジによって回動されて前記集塵器を開閉する。
【0010】
第1サイクロンの内側には、複数の貫通孔を備え、一部が台形であるシュラウドを含む。シュラウド内で第2サイクロンが第1サイクロンと連通する。
【0011】
このような先行文献1の場合、第1サイクロンの内部の空気は、複数の孔を空気が通過した後に第2サイクロンを流動するが、空気が複数の孔を通過する過程で、塵埃が前記シュラウドの複数の孔を塞ぐようになる。前記複数の孔が塞がる数が多いほど空気の流動が円滑にならず、分離性能が低下する。
【0012】
したがって、使用者はシュラウドを周期的に掃除しなければならない。先行文献1の場合、ベースを回動させて集塵器を開放させた後、使用者がシュラウド側に接近した後にシュラウドを掃除しなければならないため、シュラウドの掃除が容易でないという欠点がある。
【0013】
また、先行文献1の場合、第1サイクロン及び第2サイクロンで分離された塵埃が下方に落下してベースの上側に堆積する。
【0014】
このような掃除機によって塵埃分離過程が行われる途中に、前記掃除機の作動が停止すると、分離された塵埃は、前記集塵器に密度の低い状態で貯蔵される。
【0015】
特に、第1サイクロンによって分離された塵埃は、その重量に比べて過度に大きい体積を占めるため、集塵性能の維持のために前記集塵器内の塵埃を頻繁に捨てなければならないという欠点がある。
【0016】
先行文献2:日本登録特許第3699679号
【0017】
先行文献2には、集塵ケース内の塵埃を圧縮できる技術が開示される。
【0018】
前記集塵ケースは、遠心力によって空気から塵埃を分離する塵埃分離室と、塵埃分離室から流入した塵埃を収容する塵埃収容室と、塵埃分離室の中央部に位置する吸気シリンダと、吸気シリンダの外側に配置されるフィルターとを含む。
【0019】
塵埃分離室の空気は、フィルターを通過した後に前記吸気シリンダ内に引き込まれる。
【0020】
前記吸気シリンダの外側には外筒が備えられ、外筒の下側には圧縮板が備えられ、外筒の内周面にはブラシ毛が備えられる。前記外筒には、塵埃分離室から吸気シリンダ内への空気の流動を阻害しないように複数の開口部が形成される。
【0021】
前記外筒の操作のために、外筒の直径方向の外側に操作レバーが形成される。前記操作レバーは前記塵埃分離室の外側に位置する。
【0022】
したがって、使用者が前記操作レバーを操作して前記外筒を圧縮板と共に下降させると、外筒の内面のブラシ毛が吸気シリンダの外周のフィルターを掃除し、圧縮板は、塵埃収容室内に貯蔵された塵埃を圧縮する。
【0023】
ところで、先行文献2によれば、操作レバーが操作されていない状態で外筒が吸気シリンダ全体を取り囲むように構成されるので、空気が外筒を通過するために、外筒に複数の開口部が形成される。
【0024】
しかし、複数の開口部が外筒に存在するとしても、開口部が形成されない部分は空気の流動抵抗として作用して、空気の流動性能が低下するという欠点がある。
【0025】
また、外筒が吸気シリンダの外側に位置するので、操作レバーが操作されていない状態では塵埃分離室の塵埃が外筒と接触するため、外筒自体が汚染して外筒の掃除も追加で必要であるという欠点がある。
【0026】
また、先行文献2によれば、操作レバーが塵埃分離室の外側に位置するので、操作レバーが上下に移動するためには、塵埃分離室に上下方向にスロットが備えられなければならない。
【0027】
前記操作レバーは前記スロットの全体をカバーできないので、塵埃分離室の内部の空気及び塵埃がスロットを通って外部に漏れる問題が発生してしまう。
【0028】
また、先行文献2の場合、外筒が上下移動する過程において偏心せずに上下移動するための構造が存在しないため、外筒の上下運動が円滑にならないという問題がある。
【0029】
また、先行文献2の場合、集塵ケースを掃除機本体から分離した後に操作レバーを操作できるため、使用者にとって煩わしいという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0030】
本実施例は、圧縮機構の操作によってフィルター部の掃除が可能な掃除機を提供する。
【0031】
また、本実施例は、圧縮機構の掃除過程において安定的に下降することができる掃除機を提供する。
【0032】
また、本実施例は、圧縮機構が待機位置に位置した状態で、圧縮機構が空気の流動抵抗として作用することが防止される掃除機を提供する。
【0033】
また、本実施例は、圧縮機構が待機位置に位置した状態で、可動部と空気ガイドとの隙間に異物が流入することが防止される掃除機を提供する。
【0034】
また、本実施例は、掃除部が下降した後に上昇する過程で端部が折り曲げられて変形する現象が防止される掃除機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0035】
一態様に係る掃除機は、空気が吸入されるための吸入部と、前記吸入部を介して吸入された空気から塵埃を分離させるためのサイクロン部と、前記サイクロン部の下側に配置され、前記サイクロン部で分離された塵埃を貯蔵するダストボックスとを含む本体と、前記サイクロン部内に配置され、塵埃が分離された空気が通過する過程で空気をフィルタリングするためのフィルター部と、前記サイクロン部の内部に移動可能に配置され、移動過程で前記フィルター部の外周を掃除する掃除部を備える可動部と、前記本体の外側に配置され、前記可動部を移動させるために操作する操作部と、前記本体を貫通し、前記可動部と操作部とを連結する伝達部とを含むことができる。
【0036】
本実施例において、前記可動部は、前記サイクロン部内で塵埃分離過程において、前記フィルター部の周りを取り囲まない位置である待機位置に待機することによって、前記可動部が空気の流動抵抗として作用することを防止することができる。
【0037】
前記可動部は、前記吸入部から遠ざかる方向に窪み、少なくとも一部が前記吸入部に対向する窪み部を含むことができる。
【0038】
前記可動部は、第1部分と、前記窪み部を有する第2部分とを含み、前記第2部分の半径は前記第1部分の半径よりも小さい。
【0039】
前記操作部が操作されると、前記可動部が移動して前記掃除部が前記フィルター部の外面の塵埃を除去することによって、使用者が容易に前記フィルター部を掃除できるという利点がある。
【0040】
前記可動部は、前記掃除部の外周面の上側部を支持するフレームと、前記掃除部の内周面の上側部を支持し、前記掃除部及び前記フレームと結合されるコア部とをさらに含むことができる。
【0041】
前記窪み部は、前記フレーム、前記コア部及び前記掃除部のそれぞれに互いに対応する位置に形成されてもよい。
【0042】
前記フレームは、前記掃除部を支持する内側ボディーと、前記内側ボディーの外側で前記内側ボディーの少なくとも一部を取り囲む外側ボディーとを含むことができる。
【0043】
前記内側ボディーにおいて前記外側ボディーによって取り囲まれない部分に前記窪み部が形成されてもよい。
【0044】
前記内側ボディーにおいて前記窪み部が形成される部分の高さは、前記窪み部が形成されない部分の高さよりも低くてもよい。
【0045】
前記吸入部には、前記塵埃分離部内でサイクロン流動が発生するように空気の流動をガイドする流入ガイドが備えられてもよい。前記フレームは、前記流入ガイドに沿って流動する空気をガイドするために、前記流入ガイドと並んで延びるフレームガイドを含むことができる。
【0046】
前記フレームガイドは、前記内側ボディーと前記外側ボディーを連結し、前記フレームガイドの下端部は、前記外側ボディーの下端部よりも低く位置してもよい。
【0047】
前記本体は、前記サイクロン流動を発生させるための第1ボディーを含み、前記フレームにおいて、前記流入ガイドの第1延長線A3と、前記第1延長線A3と平行であり、かつ前記第1ボディーの接線方向に延びる第2延長線A4との間に位置する部分に前記窪み部が位置してもよい。
【0048】
前記フレームは、前記フレームの外側下端から下方に延びる加圧リブと、前記加圧リブの下側部から半径方向外側に延び、前記伝達部が連結される連結部とを含むことができる。
【0049】
前記加圧リブは、前記外側ボディーの下端から下方に延びてもよい。
【0050】
前記サイクロン部から排出された空気から塵埃を再び分離する第2サイクロン部をさらに含み、前記フィルター部は、前記第2サイクロン部の周りを取り囲むように配置されてもよい。
【0051】
前記本体は、前記フィルター部の上側に位置し、前記フィルター部を通過した空気の流動をガイドする空気ガイドをさらに含み、前記可動部の待機位置において、前記可動部は前記空気ガイドの周りを取り囲んでもよい。
【0052】
前記可動部は、前記掃除部の外周面の上側部を支持するフレームと、前記掃除部の内周面の上側部を支持し、前記掃除部及び前記フレームと結合されるコア部とを含むことができる。
【0053】
本実施例において、前記可動部の複数の地点が前記空気ガイドと接触することによって、前記可動部と前記空気ガイドの外周面との間の隙間に塵埃が流入することを防止することができる。
【0054】
一例として、前記空気ガイドの外周面は、前記掃除面と接触する接触面を含むことができる。前記空気ガイドは、外周面の上側部から円周方向に突出して形成される接触突起を含み、前記フレームは、前記接触突起が載置される突起載置溝を含むことができる。前記接触突起及び前記突起載置溝のそれぞれはリング状に形成されてもよい。
【0055】
前記空気ガイドの外周面よりも、前記空気ガイドの下側に位置する排出ガイドの外周面の直径が小さく形成され、排出ガイドの外周面よりも、下側に位置するフィルター部の外周面の直径が小さく形成されるので、掃除部が周辺構造物との干渉なしに安定的に下降してフィルター部を掃除することができる。
【0056】
前記掃除部の掃除面は、前記フィルター部の外周面と面接触するための垂直面であり、前記掃除部の下面は、前記掃除面の下端から半径方向外側に延びる水平面である。
【0057】
前記掃除部は、前記掃除面の上端から半径方向外側に上向きに傾斜する第1内側傾斜面と、前記下面の外側端部から半径方向外側に上向きに傾斜する第1外側傾斜面とを含み、前記第1内側傾斜面は前記フィルター部の外周面と離隔する。
【発明の効果】
【0058】
提案される発明によれば、操作部を加圧することによって、可動部の掃除部が移動しながらフィルター部を掃除するので、前記フィルター部を使用者が直接掃除しなければならない煩わしさが解消されるという利点がある。
【0059】
また、前記圧縮機構を使用しない状態、すなわち、前記塵埃分離部内で塵埃分離過程において、前記可動部は前記フィルター部の周りを取り囲まない位置である待機位置に待機するので、圧縮機構が空気の流動抵抗として作用することを防止することができる。
【0060】
また、前記空気ガイドの外周面よりも、前記空気ガイドの下側に位置する排出ガイドの外周面の直径が小さく形成され、排出ガイドの外周面よりも、下側に位置するフィルター部の外周面の直径が小さく形成されるので、掃除部が構造物との干渉なしに安定的に下降してフィルター部を掃除できるという利点がある。
【0061】
また、可動部が内側に窪んだ窪み部を含むことによって、吸入部を介して空気が流入する際に可動部が空気の流動抵抗として作用することを最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【
図1】本発明の一実施例に係る掃除機の斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例に係る掃除機が横になった状態で床面に置かれた状態を示す図である。
【
図3】本発明の一実施例に係る掃除機からハンドル部が分離された状態を示す斜視図である。
【
図4】
図2のA-A線に沿って切開した断面図である。
【
図5】圧縮機構の可動部、フィルター部及び空気ガイドの配置を示す図である。
【
図6】本発明の一実施例に係る圧縮機構の斜視図である。
【
図7】本発明の一実施例に係る圧縮機構の斜視図である。
【
図8】本発明の一実施例に係る圧縮機構の分解斜視図である。
【
図10】本発明の一実施例に係るコア部の斜視図である。
【
図11】本発明の一実施例に係るフレームを上側から見た斜視図である。
【
図12】本発明の一実施例に係るフレームを下側から見た斜視図である。
【
図13】
図6のB-B線に沿って切開した断面図である。
【
図14】
図6のC-C線に沿って切開した断面図である。
【
図15】本発明の一実施例に係る可動部が待機位置に位置した状態を示す図である。
【
図19】本発明のフィルター部の下側が塵埃ガイドに載置された状態を示す断面図である。
【
図20】
図1のD-D線に沿って切開した断面図である。
【
図21】
図1のE-E線に沿って切開した断面図である。
【
図22】
図3のF-F線に沿って切開した断面図である。
【
図23】
図3のG-G線に沿って切開した断面図である。
【
図24】本発明の一実施例に係る第1ボディーの内側構造を示す斜視図である。
【
図25】本発明の一実施例に係る第1ボディーのガイドボディーを示す斜視図である。
【
図26】
図3のH-H線に沿って切開した断面図である。
【
図27】
図3のI-I線に沿って切開した断面図である。
【
図28】本発明の一実施例に係る圧縮機構が下降した状態で圧縮機構及びフィルター部の位置を示す図である。
【
図29】本発明の圧縮機構が下降してダストボックス内の塵埃を圧縮した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0063】
以下、本発明の一部の実施例を例示的な図面を参照して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するにおいて、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されても、可能な限り同一の符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明の実施例を説明するにあたって、かかる公知の構成又は機能についての具体的な説明が本発明の実施例に対する理解を妨げると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0064】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって当該構成要素の本質や順番又は順序などが限定されるものではない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されると記載された場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に連結又は接続されてもよいが、各構成要素の間に更に他の構成要素が「連結」、「結合」又は「接続」されてもよいと理解されるべきである。
【0065】
図1は、本発明の一実施例に係る掃除機の斜視図であり、
図2は、本発明の一実施例に係る掃除機が横になった状態で床面に置かれた状態を示す図であり、
図3は、本発明の一実施例に係る掃除機からハンドル部が分離された状態を示す斜視図であり、
図4は、
図2のA-A線に沿って切開した断面図である。
【0066】
図5は、圧縮機構の可動部、フィルター部及び空気ガイドの配置を示す図である。
【0067】
図1乃至
図5を参照すると、本発明の一実施例に係る掃除機1は本体2を含むことができる。前記本体2は、塵埃を含む空気が吸入される吸入部5を含むことができる。前記吸入部5は、塵埃を含む空気を前記本体2に案内することができる。
【0068】
前記掃除機1は、前記本体2に結合されるハンドル部3をさらに含むことができる。前記ハンドル部3は、前記本体2において、一例として、前記吸入部5の反対側に位置してもよい。ただし、前記吸入部5と前記ハンドル部3の位置がこれに制限されるものではない。
【0069】
前記本体2は、前記吸入部5を介して内部に吸入された塵埃を分離し、分離された塵埃を貯蔵することができる。
【0070】
一例として、前記本体2は塵埃分離部を含むことができる。前記塵埃分離部は、サイクロン流動によって塵埃を分離できる第1サイクロン部110を含むことができる。前記第1サイクロン部110は前記吸入部5と連通することができる。
【0071】
前記吸入部5を介して吸入される空気と塵埃は、前記第1サイクロン部110の内周面に沿って螺旋流動するようになる。
【0072】
前記塵埃分離部は、前記第1サイクロン部110から排出された空気から塵埃を再び分離する第2サイクロン部140をさらに含むことができる。
【0073】
前記第2サイクロン部140は、並列に配置される多数のサイクロンボディー142を含むことができる。空気は、前記多数のサイクロンボディー142に分かれて通過することができる。
【0074】
他の例として、前記塵埃分離部が単一のサイクロン部を有することも可能である。
【0075】
前記本体2は、一例として円筒状に形成されてもよく、多数のボディーによって外形が形成されてもよい。
【0076】
一例として、前記本体2は、実質的に円筒状の第1ボディー10と、前記第1ボディー10の上側に結合され、実質的に円筒状の第2ボディー20とを含むことができる。
【0077】
前記第1ボディー10の上側部が前記第1サイクロン部110を定義し、前記第1ボディー10の下側部が、前記第1サイクロン部110で分離された塵埃を貯蔵するダストボックス112を定義する。
【0078】
前記第1ボディー10の下側(即ち、ダストボックス112の下側)は、ヒンジによって回転動作するボディーカバー114によって開閉され得る。
【0079】
前記本体2は、前記第2サイクロン部140を取り囲むように配置されるフィルター部130をさらに含むことができる。
【0080】
前記フィルター部130は、一例として円筒状に形成され、前記第1サイクロン部110で塵埃と分離された空気を前記第2サイクロン部140に案内する。前記フィルター部130は、空気が通過する過程で塵埃をフィルタリングする。
【0081】
このために、前記フィルター部130は、複数の孔を有するメッシュ部132(mesh portion)を含むことができる。前記メッシュ部132は、制限的ではないが、金属材質で形成されてもよい。
【0082】
前記メッシュ部132が空気をフィルタリングするので、前記メッシュ部132に塵埃が堆積し得るため、前記メッシュ部132の掃除が必要である。
【0083】
本発明において、前記掃除機1は、前記ダストボックス(一例として、第1塵埃貯蔵部120)に貯蔵された塵埃を圧縮できる前記圧縮機構70をさらに含むことができる。
【0084】
前記ダストボックス112の容積は制限的であるので、反復的な掃除時に前記ダストボックス112に貯蔵される塵埃の量が増加し、これによって、前記掃除機1を使用できる使用時間や回数が制限され得る。
【0085】
もし、前記ダストボックス112に貯蔵された塵埃の量が増加すれば、使用者は、前記ボディーカバー114が前記ダストボックス112を開放させるようにして前記ダストボックス112の塵埃を捨てなければならない。
【0086】
本実施例の場合、前記圧縮機構70を用いて前記ダストボックス112に貯蔵された塵埃を圧縮する場合、前記ダストボックス112に貯蔵された塵埃の密度が増加し、これによって体積が減少するようになる。
【0087】
したがって、本実施例によれば、ダストボックス112を空にするための回数が減少し、これによって、塵埃を捨てる前までの使用可能な時間が増加するという利点がある。
【0088】
前記圧縮機構70は、移動過程で前記メッシュ部132も掃除することができる。
【0089】
前記圧縮機構70は、前記本体2内で移動可能な可動部730と、前記可動部730を移動させるために使用者が操作する操作部710と、前記操作部710の操作力を前記可動部730に伝達するための伝達部720とを含むことができる。
【0090】
前記操作部710は、前記本体2の外側に配置することができる。
【0091】
前記ハンドル部3は、使用者の把持のためのハンドルボディー30と、前記ハンドルボディー30の下側に配置され、バッテリー600を収容できるバッテリーハウジング60とを含むことができる。
【0092】
前記ハンドルボディー30は、前記操作部710の一部をカバーしながら前記操作部710の移動をガイドすることができる。
【0093】
使用者が前記ハンドルボディー30を右手で把持した状態で、前記操作部710は前記ハンドルボディー30の左側に位置することができる。
【0094】
したがって、前記ハンドルボディー30を把持しない左手で前記操作部710を容易に操作することができる。
【0095】
前記操作部710は、前記第1サイクロン部110のサイクロン流動の軸A1と平行な方向に移動することができる。一例として、前記第1サイクロン部110のサイクロン流動の軸A1は、前記ダストボックス112が床に置かれた状態で上下方向に延びることができる。
【0096】
したがって、前記操作部710も、前記ダストボックス112が床に置かれた状態で上下方向に移動することができる。
【0097】
前記操作部710の移動のために、前記ハンドルボディー30にはスロット310が形成され得る。前記スロット310も、前記第1サイクロン部110のサイクロン流動の軸A1の延長方向と平行な方向に延びることができる。
【0098】
本実施例において、前記サイクロン流動の軸A1の延長方向は、図面上、一例として上下方向であるので、以下で説明される「上下方向」は、前記サイクロン流動の軸A1の延長方向を意味するものと理解できる。
【0099】
図2を参照すると、前記本体2の直径D1は、前記ハンドル部3の水平長さL1よりも長く形成され得る。そして、前記ハンドル部3の左右中心が前記本体2の中心と一致するように前記ハンドル部3が前記本体2に結合され得る。
【0100】
前記操作部710は、一例として、前記本体2と前記ハンドル部3が接触する境界部位に位置してもよい。
【0101】
前記本体2の直径と前記ハンドル部3の左右長さとの差によって、前記本体2と前記ハンドル部3が共に床Fに接するように前記掃除機1を置く場合、前記本体2の外周面及び前記ハンドル部3の外周面と前記床Fとの間に空間が形成され、前記空間に前記操作部710が位置することができる。
【0102】
この状態で、前記操作部710は前記床Fと離隔する。したがって、前記掃除機1を床Fに置く過程で前記操作部710が床Fと衝突して前記操作部710が損傷したり、前記操作部710が意図に反して操作されたりすることを防止することができる。
【0103】
前記伝達部720は、一例として円筒バーの形状に形成されてもよく、前記伝達部720の上端部に前記操作部710が結合され得る。すなわち、前記伝達部720は、水平断面が円形に形成され得る。
【0104】
そして、前記伝達部720も、前記第1サイクロン部110のサイクロン流動の軸A1の延長方向と平行な方向に延びることができる。
【0105】
前記可動部730は前記本体2内に位置し、前記操作部710は前記本体2の外部に位置するので、前記可動部730と前記操作部710とが連結されるために、前記伝達部720の一部は前記本体2の外側に位置し、他の一部は前記本体2の内部に位置することができる。すなわち、前記伝達部720は前記本体2を貫通することができる。そして、前記伝達部720における前記本体2の外側に位置する部分は、前記ハンドル部3によってカバーされ得る。
【0106】
前記本体2は、前記伝達部720をガイドするためのガイドボディー180をさらに含むことができる。前記ガイドボディー180は、一例として、前記第1ボディー10の外側に突出した形態で存在する。
【0107】
前記ガイドボディー180は、前記第1サイクロン部110のサイクロン流動の軸A1の延長方向と平行な方向に延びることができる。
【0108】
前記ガイドボディー180は、前記第1ボディー10の内部空間と連通し、前記ガイドボディー180内で前記伝達部720が移動することができる。
【0109】
前記ガイドボディー180の詳細な構造については、図面を参照して後述する。
【0110】
前記本体2は、吸入力を発生させるための吸入モータ220をさらに含むことができる。前記吸入モータ220によって発生した吸入力が前記吸入部5に作用することができる。
【0111】
前記吸入モータ220は前記第2ボディー20内に位置することができる。
【0112】
前記吸入モータ220は、前記第1サイクロン部110のサイクロン流動の軸の延長方向を基準として、前記ダストボックス112及び前記バッテリー600の上方に位置することができる。前記操作部710は、前記吸入モータ220の一部と同じ高さに位置するか、または前記吸入モータ220よりも高く位置してもよい。
【0113】
前記本体2は、前記第2サイクロン部140から排出された空気を前記吸入モータ220に案内するための空気ガイド170をさらに含むことができる。
【0114】
前記空気ガイド170の下側に前記第2サイクロン部140が結合され得る。前記フィルター部130は、前記第2サイクロン部140と結合された状態で前記第2サイクロン部140を取り囲む。
【0115】
したがって、前記フィルター部130も前記空気ガイド170の下側に位置することができる。前記可動部730は、前記操作部710が操作されていない状態で前記空気ガイド170を取り囲む位置に配置され得る。
【0116】
前記可動部730は、前記フィルター部130を掃除するための掃除部740を含むことができる。
【0117】
本実施例において、前記操作部710が操作されていない状態での前記圧縮機構70の位置を待機位置ということができる。
【0118】
前記圧縮機構70の待機位置において、前記掃除部740の全体は、空気が前記フィルター部130を通過する方向に、前記フィルター部130と重ならないように配置され得る。
【0119】
例えば、前記待機位置において、前記掃除部740の全体は前記フィルター部130よりも高く位置することができる。したがって、前記待機位置において、前記フィルター部130を空気が通過する過程で前記掃除部740が流動抵抗として作用することを防止することができる。
【0120】
前記第2サイクロン部140の下側には塵埃ガイド160を備えることができる。前記塵埃ガイド160の上側に前記第2サイクロン部140の下側を結合することができる。また、前記塵埃ガイド160に前記フィルター部130の下側が載置され得る。
【0121】
前記塵埃ガイド160の下側は前記ボディーカバー114に載置され得る。前記塵埃ガイド160は、前記第1ボディー10の内周面と離隔して、前記第1ボディー10の内部空間を、前記第1サイクロン部110で分離された塵埃を貯蔵する第1塵埃貯蔵部120と、前記第2サイクロン部140で分離された塵埃を貯蔵する第2塵埃貯蔵部122とに区画する。
【0122】
前記第1ボディー10の内周面及び前記塵埃ガイド160の外周面が前記第1塵埃貯蔵部120を定義し、前記塵埃ガイド160の内周面が前記第2塵埃貯蔵部122を定義する。
【0123】
<圧縮機構>
【0124】
以下では、前記圧縮機構70について詳細に説明する。
【0125】
図6及び
図7は、本発明の一実施例に係る圧縮機構の斜視図であり、
図8は、本発明の一実施例に係る圧縮機構の分解斜視図である。
【0126】
図9は、本発明の一実施例に係る掃除部の斜視図であり、
図10は、本発明の一実施例に係るコア部の斜視図であり、
図11は、本発明の一実施例に係るフレームを上側から見た斜視図であり、
図12は、本発明の一実施例に係るフレームを下側から見た斜視図である。
【0127】
図13は、
図6のB-B線に沿って切開した断面図であり、
図14は、
図6のC-C線に沿って切開した断面図である。
【0128】
図6乃至
図14を参照すると、前記可動部730は、前記フィルター部130を掃除するための掃除部740と、前記掃除部740の外周を支持するフレーム760と、前記掃除部740の内周を支持するコア部750とを含むことができる。
【0129】
<掃除部>
【0130】
前記掃除部740は、弾性変形可能な材質で形成することができる。一例として、前記掃除部740はゴム材質で形成されてもよい。前記掃除部740が円筒状のフィルター部130の周り全体を掃除できるように、前記掃除部740はリング状に形成することができる。他の例として、前記掃除部740は、シリコン又は繊維材質で形成されることも可能である。
【0131】
そして、前記掃除部740は、前記待機位置では、前記フィルター部130から外れた位置に待機し、掃除過程では、前記フィルター部130の外面を拭きながら移動する。
【0132】
前記掃除部740は、内周面と、外周面と、下面749と、上面746とを含むことができる。
【0133】
前記掃除部740の内周面は、掃除過程で前記フィルター部130の外面と接触する掃除面741を含むことができる。前記掃除面741は、前記フィルター部130と対向する面であって、垂直面であり得る。
【0134】
したがって、前記掃除面741全体が前記フィルター部130の円周の周りと接触した状態で前記掃除部740が下降すると、前記掃除面741が前記フィルター部130の外面に付着された塵埃を除去するようになる。
【0135】
前記下面749は水平面であって、前記下面749の内側端部から前記掃除面741が上方に延びる。したがって、前記下面749と前記掃除面741は垂直をなす。
【0136】
このように、前記掃除面741が垂直面であり、前記下面749が前記掃除面741と垂直な水平面として形成される場合、前記掃除部740が下降した後に上昇する過程で、前記掃除面741と前記下面749の境界部が、前記フィルター部130との摩擦によって内側にめくれる現象を防止することができる。
【0137】
前記掃除面741及び前記下面749が内側にめくれる場合、前記掃除面741と前記フィルター部130との接触面積が減少し、前記掃除面741による前記フィルター部130の掃除性能が低下するが、本発明によれば、このような現象を防止することができる。
【0138】
前記掃除面741の直径は、前記フィルター部130の直径よりも小さく形成される。本実施例において、前記掃除部740が弾性変形可能な材質で形成されるので、前記掃除部740が下降して前記掃除面741が前記フィルター部130に接触する過程で、前記掃除部740が前記フィルター部130の半径方向外側に弾性変形し、弾性変形した状態で前記掃除面741が前記フィルター部130と接触することができる。
【0139】
すなわち、前記掃除面741が前記フィルター部130と接触した状態で、前記掃除面741は前記フィルター部130を押し付けることができる。このように、前記掃除面741が前記フィルター部130を押し付けた状態で前記フィルター部130を掃除するので、前記フィルター部130に付着された塵埃が効果的に前記フィルター部130から除去され得る。
【0140】
また、前記掃除部740が弾性変形可能な材質で形成されながらも、前記掃除面741の周り全体が前記フィルター部130を押し付けるので、前記掃除部740が下降する過程で前記サイクロン流動の軸A1に対して前記掃除部740の中心が傾斜しても、前記掃除部740の掃除面741が前記フィルター部130を押し付けた状態が維持されることで、前記フィルター部130の掃除が可能となる。
【0141】
前記フィルター部130の掃除性能が向上すると共に、前記掃除部740において前記掃除面741側で弾性変形が良好に行われるように、前記掃除面741の上下長さは、前記下面749の半径方向の長さ(図中、左右長さ)よりも長く形成され得る。
【0142】
前記掃除部740の内周面は、前記掃除面741の上端から半径方向外側に上向きに傾斜して延びる第1内側傾斜面742をさらに含むことができる。
【0143】
前記第1内側傾斜面742が外側に上向きに傾斜するので、前記掃除部740において前記第1内側傾斜面742部分の内径は、上側に行くほど大きくなる。そして、前記第1内側傾斜面742は前記フィルター部730の外周面と離隔する。
【0144】
前記掃除部740の外周面は、前記下面749の外側端部から半径方向外側に上向きに傾斜して延びる第1外側傾斜面748をさらに含むことができる。
【0145】
このとき、垂直線を基準として、前記第1内側傾斜面742の傾斜角度よりも前記第1外側傾斜面748の傾斜角度が大きい。
【0146】
したがって、垂直断面視で、前記掃除部740において前記第1内側傾斜面742と前記第1外側傾斜面748との間の厚さは、下側に行くほど減少するようになる。
【0147】
これは、前記掃除部740において前記掃除面741が前記フィルター部730と接触する過程で前記掃除部740の弾性変形が良好に行われるようにするためである。
【0148】
前記掃除部740の内周面は、前記第1内側傾斜面742から垂直に延びる内側垂直面743をさらに含むことができる。
【0149】
前記内側垂直面743は、前記コア部750を二重射出で前記掃除部740と結合させるとき、前記コア部750の下側端部の位置を決定する役割を果たす。
【0150】
前記掃除部740の外周面は、前記第1外側傾斜面748の上側端部から上方に垂直に延びる第1外側垂直面748aをさらに含むことができる。
【0151】
前記第1外側垂直面748aの長さは、前記内側垂直面743の長さよりも長く形成される。そして、前記内側垂直面743は、前記第1外側垂直面748と対向するように配置される。
【0152】
前記掃除部740において、前記第1外側垂直面748aと前記内側垂直面743との間の厚さが最も厚い。これは、前記掃除部740において前記第1外側垂直面748aと前記内側垂直面743との間の部分は変形せず、前記フレーム760及び前記コア部750と結合された状態が維持されるようにするためである。
【0153】
前記掃除部740の内周面は、前記内側垂直面743の上端から半径方向外側に行くほど上向きに傾斜する第2内側傾斜面744をさらに含むことができる。
【0154】
前記掃除部740の外周面は、前記第1外側傾斜面の上端から半径方向外側に行くほど上向きに傾斜する第2外側傾斜面748bをさらに含むことができる。
【0155】
前記第2内側傾斜面744と前記第2外側傾斜面748bの傾斜角度は実質的に同一であってもよい。また、前記第2内側傾斜面744の傾斜角度は、前記第1外側傾斜面748の傾斜角度と実質的に同一であってもよい。
【0156】
前記掃除部740の外周面は、前記第2外側傾斜面748bの上端から上方に垂直に延びる第2外側垂直面748cをさらに含むことができる。
【0157】
前記第2外側垂直面748cの上端と前記第2内側傾斜面744の上端とは上面746によって連結され得る。
【0158】
前記第2外側垂直面748bの上端と前記第2内側傾斜面744の上端は、同じ高さに位置することができる。したがって、前記掃除部740の上面746は水平面である。
【0159】
前記第2内側傾斜面744には、前記コア部750と結合されるための結合突起745が形成され得る。
【0160】
前記コア部750と前記掃除部740との結合力が増加するように、複数の結合突起745を前記掃除部740の円周方向に離隔して配列することができる。
【0161】
前記各結合突起745は、前記第2内側傾斜面744から水平方向に突出することができる。すなわち、前記結合突起745の延長方向は、前記第2内側傾斜面744の法線と所定の角度をなす。
【0162】
前記結合突起745が前記第2内側傾斜面744から水平方向に延びる場合、前記掃除部740が垂直方向に移動する過程で前記結合突起745が前記コア部750から分離されることを効果的に防止することができる。
【0163】
一方、前記掃除部740において、前記第1外側傾斜面748の一部は内側に窪んで形成され得る。一例として、前記第1外側傾斜面748は窪み部747を含むことができる。
【0164】
前記窪み部747の機能及び位置については、図面を参照して後述する。
【0165】
<コア部>
【0166】
前記コア部750は、前記掃除部740の上面746及び内周面の一部と接触することができる。
【0167】
一例として、前記コア部750は、前記掃除部740の第2内側傾斜面744と接触する外側傾斜面758を含むことができる。
【0168】
前記外側傾斜面758は、下側から上側に行くほど半径方向外側に上向きに傾斜することができる。
【0169】
前記外側傾斜面758の傾斜角度は、前記掃除部740の第2内側傾斜面744の傾斜角度と同一である。前記外側傾斜面758の全面は前記第2内側傾斜面744に接触することができる。
【0170】
前記コア部750は、前記外側傾斜面758の下端から上方に垂直に延びる内側垂直面751をさらに含むことができる。前記内側垂直面751は、前記掃除部740の内側垂直面743と上下方向に整列し得る。
【0171】
一例として、前記コア部750の内側垂直面751と、掃除部740の内側垂直面743とは、上下方向に連続する面であり得る。
【0172】
前記コア部750は、前記内側垂直面751の上端から外側に行くほど上向きに傾斜する内側傾斜面752をさらに含むことができる。前記内側傾斜面752の傾斜角度は、前記外側傾斜面758の傾斜角度と実質的に同一であってもよい。
【0173】
前記コア部750は、前記掃除部740の結合突起745が挿入される結合孔753をさらに含むことができる。一例として、複数の結合孔753が前記コア部750の円周方向に離隔して配置されてもよい。
【0174】
前記複数の結合孔753は、水平方向に前記コア部750を貫通することができる。すなわち、前記結合孔753の延長方向は、前記外側傾斜面758及び前記内側傾斜面752の法線と所定の角度をなすことができる。
【0175】
前記各結合孔753において一部は前記外側傾斜面758及び前記内側傾斜面752を貫通し、他の一部は前記外側傾斜面758及び前記内側垂直面743を貫通する。
【0176】
前記コア部750は、前記外側傾斜面758の端部から外側に水平に延びる水平面757をさらに含むことができる。
【0177】
前記水平面757の半径方向の長さは、前記掃除部740の上面746の半径方向の長さよりも長い。
【0178】
前記コア部750の水平面757は前記掃除部740の上面746と接触することができる。このとき、前記掃除部740の上面746の全面が前記コア部750の水平面757と接触することができる。
【0179】
前記コア部750は、前記水平面757の外側端部から上方に垂直に延びる外側垂直面756をさらに含むことができる。
【0180】
前記コア部750の上面754は、前記外側垂直面756の上端と前記内側傾斜面752の上端を連結することができる。
【0181】
このとき、前記外側垂直面756の上端と前記内側傾斜面752の上端は、同じ高さに位置することができる。したがって、前記コア部750の上面754は水平面である。
【0182】
前記コア部750は、前記フレーム760の結合フック782が結合されるためのフック結合スロット755をさらに含むことができる。
【0183】
前記コア部750と前記フレーム760との間の締結力が増加するように、複数のフック結合スロット755が前記コア部750の円周方向に離隔して配列され得る。
【0184】
前記各フック結合スロット755は、前記コア部750の上面754が下方に窪むことによって形成され得る。または、前記各フック結合スロット755は、前記外側垂直面756の上側部及び前記内側傾斜面752の上側部を水平方向に貫通して形成されてもよい。
【0185】
いずれの場合でも、前記フレーム760の結合フック782は、前記各フック結合スロット755の底面に載置され得る。
【0186】
前記コア部750は、前記掃除部740の窪み部747と対応する位置に形成される窪み部757をさらに含むことができる。
【0187】
<フレーム>
【0188】
前記フレーム760は、前記掃除部740を支持し、前記コア部750と結合されて前記掃除部740の位置を固定させる。
【0189】
前記フレーム760は、前記掃除部740を支持する内側ボディー761aと、前記内側ボディー761aの上側から下方に延び、前記内側ボディー761aの外側に位置する外側ボディー761bとを含むことができる。
【0190】
前記内側ボディー761aは、全体的に下側から上側に行くほど半径方向外側に傾斜する径ぞ湯に形成され、前記外側ボディー761bは、前記内側ボディー761aの上側から下側に垂直に延びる形状を有する。
【0191】
前記内側ボディー761aは、内側ボディー下面761を含むことができる。前記内側ボディー下面761は、一例として水平面であってもよい。
【0192】
前記内側ボディー761aは、前記内側ボディー下面761の内側端部から上方に垂直に延びる第1内側垂直面761cを含むことができる。前記第1内側垂直面761cは、前記掃除部740の第1外側垂直面748aと接触することができる。
【0193】
前記内側ボディー下面761は、前記掃除部740の下面749よりも高く位置する。したがって、前記可動部730を全体的に見るとき、前記掃除部740の下面749が最下側に位置する。
【0194】
前記内側ボディー761aは、前記第1内側垂直面761cの上端から半径方向外側に行くほど上向きに傾斜する第1内側傾斜面761dをさらに含むことができる。
【0195】
また、前記内側ボディー761aは、前記第1内側傾斜面761dの上端から上方に垂直に延びる第2内側垂直面761eをさらに含むことができる。
【0196】
また、前記内側ボディー761aは、前記第2内側垂直面761eの上端から外側に水平方向に延びる水平面780をさらに含むことができる。
【0197】
前記第1内側傾斜面761dには前記掃除部740の第2外側傾斜面748bが載置され得る。
【0198】
前記第2内側垂直面761eには前記掃除部740の第2外側垂直面748cが接触することができる。
【0199】
前記内側ボディー761aの水平面780は、前記掃除部740の上面746と同じ高さに位置することができる。
【0200】
したがって、前記コア部750の水平面757は、前記内側ボディー761aの水平面780及び前記掃除部740の上面746に載置され得る。
【0201】
すなわち、前記内側ボディー761aの一部及び前記コア部750の一部は、前記掃除部740の上側の一部を取り囲むように結合され得る。
【0202】
前記内側ボディー761aは、前記水平面780の外側端部から上方に垂直に延びる第2内側垂直面781をさらに含むことができる。
【0203】
前記内側ボディー761aの第2内側垂直面781は、前記コア部750の外側垂直面756と接触することができる。このとき、前記第2内側垂直面781の上下長さは、前記コア部750の外側垂直面756の上下長さよりも長く形成される。
【0204】
したがって、前記コア部750の外側垂直面756の全面が前記第2内側垂直面781と接触することができる。
【0205】
前記内側ボディー761aの第2内側垂直面781に前記結合フック782が形成され得る。複数の結合フック782が前記第2内側垂直面781で円周方向に離隔して配置され得る。
【0206】
前記各結合フック782は、前記第2内側垂直面781の上側部から内側に向かって突出することができる。
【0207】
したがって、本実施例によれば、前記コア部750の上側は、前記結合フック782によって上方移動が制限され、前記コア部750の下側は、前記内側ボディー761aの水平面780によって下方移動が制限される。
【0208】
前記外側ボディー761bは前記内側ボディー761aの外側に配置されるが、前記内側ボディー761aを全体的に取り囲まずに、一部のみを取り囲む。
【0209】
このとき、前記外側ボディー761bが形成されない部分は、前記本体2内で前記吸入部5と隣接する部分である。
【0210】
そして、前記内側ボディー761aにおいて前記外側ボディー761bによって取り囲まれない部分には、内側に窪んだ窪み部767が形成され得る。前記内側ボディー761aの窪み部、前記コア部750の窪み部757及び前記掃除部740の窪み部747は、互いに対応する位置に形成され得る。
【0211】
前記内側ボディー761aにおいて前記窪み部767が形成される部分の高さは、前記窪み部767が形成されない部分の高さよりも低くすることができる。
【0212】
前記可動部730において前記窪み部767,757,747のうちの少なくとも一部は、前記吸入部5に対向するように配置され、前記吸入部5から遠ざかる方向に窪み得る。
【0213】
前記可動部730が下降して前記ダストボックス112内の塵埃を圧縮する過程で作用する反力による前記内側ボディー761aと前記外側ボディー761bとの間の相対変形が防止されるように、前記内側ボディー761aと前記外側ボディー761bとは1つ以上の連結リブ769によって連結され得る。
【0214】
前記フレーム760は、前記内側ボディー761aと前記外側ボディー761bとの境界部位から下方に延びるフレームガイド765をさらに含むことができる。
【0215】
前記フレームガイド765の上下長さは、前記内側ボディー761a及び前記外側ボディー761bの上下長さよりも長く形成される。そして、前記フレームガイド765の下端は、前記内側ボディー761a及び前記外側ボディー761bよりも低く位置する。
【0216】
前記フレームガイド765は、平面である案内面765aを含むことができる。前記案内面765aは、空気が前記吸入部5を介して前記第1サイクロン部110に流入する過程で空気の螺旋流動を案内する役割を果たす。前記フレームガイド765の配置については、図面を参照して後述する。
【0217】
前記フレームガイド765の下端が前記内側ボディー761a及び前記外側ボディー761bよりも低く位置するので、前記可動部730が下降する過程で前記フレームガイド765が前記ダストボックス112に貯蔵された塵埃を下側に加圧することができる。
【0218】
前記フレーム760は、前記外側ボディー761bから下方に延びる加圧リブ762をさらに含むことができる。前記加圧リブ762は、円周方向に丸みを帯びるように形成され得る。
【0219】
前記加圧リブ762は、前記可動部730が下降する過程で前記ダストボックス112に貯蔵された塵埃を下側に加圧する役割を果たす。
【0220】
このとき、前記加圧リブ762は薄い板状に形成されるので、前記加圧リブ762が塵埃を加圧する加圧面積が小さい。したがって、塵埃の圧縮面積が増加するように、前記フレーム760は、前記加圧リブ762の内周面から内側方向に突出する1つ以上の補助リブ762aをさらに含むことができる。
【0221】
塵埃圧縮効果がさらに増大するように、複数の補助リブ762aが、前記加圧リブ762において円周方向に離隔して配置され得る。
【0222】
前記各補助リブ762aは、前記連結リブ769の下方から延びるか、または前記連結リブ769と別個に前記内側ボディー761aと外側ボディー761bとを連結しながら前記加圧リブ762側まで延びてもよい。
【0223】
前記補助リブ762aが塵埃を圧縮することができ、かつ、前記待機位置では空気の流動を妨げないように、前記補助リブ762aは傾斜面762bを含むことができる。
【0224】
一例として、前記傾斜面762bは、前記補助リブ762aにおいて半径方向外側に行くほど下向きに傾斜してもよい。すなわち、前記補助リブ762aの突出長さは、下側に行くほど減少することができる。
【0225】
また、前記補助リブ762aの下端は、前記加圧リブ762の下端よりも高く位置することができる。
【0226】
前記フレーム760は、前記加圧リブ762から外側に延びる延長部763と、前記延長部763に形成される結合部764とをさらに含むことができる。
【0227】
本実施例において、前記延長部763及び前記結合部764を、前記フレーム760を前記伝達部720と連結させるための連結部と命名することができる。
【0228】
前記結合部764には前記伝達部720が連結され得る。
【0229】
前記延長部763は、一例として、前記加圧リブ762の外周面の最下側から外側に延びてもよい。このとき、前記延長部763の延長線は、前記フレーム760の中心を通る。
【0230】
したがって、前記操作部710の操作力が前記伝達部720によって前記フレーム760に伝達される過程でモーメントが発生することを防止することができる。
【0231】
前記延長部763の左右厚さは、前記結合部764の直径よりも小さく形成され得る。
【0232】
前記結合部764は、略円筒状に形成され得る。前記結合部764には、前記伝達部720が収容されるための収容溝764aが形成され得る。前記収容溝764aは、前記結合部764の上面から下方に窪んで形成され得る。
【0233】
前記伝達部720は、上述したように、円筒状の長いバーの形状に形成され得る。これは、前記伝達部720が前記ガイドボディー180を貫通した状態で移動する際、前記伝達部720の円滑な移動が可能なようにするためである。
【0234】
したがって、前記伝達部720の下端は、前記結合部764の上側から前記収容溝764aに挿入され得る。
【0235】
前記結合部764は、前記収容溝764aに収容された前記伝達部720の下端が載置される載置面764bをさらに含むことができる。
【0236】
前記伝達部720が前記収容溝764aに収容されて前記載置面764bに載置された状態で、締結部材S1が前記結合部764の下側から前記伝達部720に締結され得る。前記締結部材S1は、一例としてボルトであってもよい。
【0237】
前記結合部764の底には、前記ボルトのヘッドが収容される収容溝764cが形成され得る。そして、前記伝達部720には、締結部材S1が締結されるための締結溝722が形成される。
【0238】
したがって、前記締結部材S1は、前記収容溝764cと前記載置面764bを貫通する締結孔764dを通って前記伝達部720の締結溝722に締結され得る。
【0239】
前記伝達部720が前記結合部764に結合された状態で、前記伝達部720は、前記フレーム760の外周面(外側ボディーの外周面)と離隔することができる。
【0240】
本実施例において、前記掃除部740は、二重射出によって前記コア部750及び前記フレーム760と一体に形成されてもよい。
【0241】
図15は、本発明の一実施例に係る可動部が待機位置に位置した状態を示す図であり、
図16は、
図15のA部分の拡大図である。
【0242】
図15及び
図16を参照すると、前記可動部730は、待機位置で前記空気ガイド170の外周を取り囲むように配置される。
【0243】
このとき、前記可動部730が前記空気ガイド170の外側を取り囲んだ状態で、前記可動部730が外側に突出することが最小化されるように、前記空気ガイド170の外周面は、内側に窪んだ形状の収容空間171を形成することができる。
【0244】
前記収容空間171に前記可動部730の一部が収容され得る。
【0245】
前記空気ガイド170の外周面は、前記掃除部740の掃除面741が接触する接触面175をさらに含むことができる。前記接触面175は、前記可動部730の外周面の収容空間171の下側に位置する。
【0246】
このとき、前記接触面175は、前記掃除面741と対向するように配置される垂直面であり得る。前記接触面175の上下長さは、前記掃除面741の上下長さよりも長く形成され得る。
【0247】
したがって、前記待機位置において、前記掃除面741の全面が前記接触面175と接触することができる。
【0248】
本実施例において、前記空気ガイド170において前記接触面175が形成される部分の外径は、前記掃除部740において前記掃除面741が形成される部分の内径よりも大きく形成され得る。
【0249】
したがって、前記待機位置において、前記掃除部740が接触面175の半径方向外側に弾性変形し、弾性変形した状態で前記掃除面741が前記接触面175と接触することができる。
【0250】
すなわち、前記待機位置において、前記掃除面741が前記接触面175を押し付けた状態で存在するので、前記掃除面741と前記接触面175との摩擦力が増加して、前記操作部710が操作されていない状態で前記掃除面741が前記接触面175に沿って滑ることを防止することができる。
【0251】
前記待機位置において前記収容空間171に前記可動部730が収容された状態で、前記可動部730と前記空気ガイド170の外周面との間に異物が引き込まれることが防止されるように、前記空気ガイド170は接触突起172を含み、前記フレーム760は、前記接触突起172が載置される突起載置溝768を含むことができる。
【0252】
前記接触突起172は、前記空気ガイド170の外周面の上側部から下方に突出することができる。前記接触突起172は、前記空気ガイド170の円周方向に沿って連続して形成され得る。すなわち、前記接触突起172はリング状に形成され得る。
【0253】
前記突起載置溝768は、前記フレーム760の上面の周縁が下方に窪むことによって形成され得る。前記突起載置溝768も、リング状の接触突起172が載置され得るようにリング状に形成され得る。
【0254】
したがって、前記待機位置において、上下方向に離隔して配置される前記掃除面741及び前記突起載置溝768が、それぞれ前記空気ガイド170の接触面175及び前記接触突起172と接触する。
【0255】
したがって、2つの接触地点が、前記空気ガイド170と前記可動部730との隙間に異物が流入することを防止する。
【0256】
前記第2サイクロン部140の上側には、前記第2サイクロン部140で塵埃と分離された空気の排出をガイドする排出ガイド150が備えられ得る。
【0257】
前記排出ガイド150は、前記空気ガイド170の下側に結合され得る。前記空気ガイド170の下側の周りには、前記排出ガイド150の枠部が位置するための結合空間175が定義され得る。
【0258】
前記結合空間175によって、前記空気ガイド170の一部は前記排出ガイド150の上面151に載置され得る。
【0259】
前記空気ガイド170は、前記接触面175の下端から内側方向に実質的に水平に延びる第1面173と、前記第1面173の内側端部から下方に実質的に垂直に延びる第2面174とを含むことができる。
【0260】
そして、前記第1面173と前記第2面174が前記結合空間175を定義することができる。前記空気ガイド170の前記第1面173が前記排出ガイド150の上面171に載置され得る。
【0261】
前記排出ガイド150は外周面152を含む。前記可動部730が下降するとき、前記排出ガイド150との干渉なしに前記掃除部740が円滑に下降するように、前記排出ガイド150の外周面152の直径は、前記空気ガイド170の接触面175の直径よりも小さく形成することができる(直径の差はD1である)。
【0262】
また、前記掃除部740の掃除面741が前記空気ガイド170の接触面175を外れた時点で前記掃除部740の下降が円滑になるように、前記排出ガイド150はテーパ面153をさらに含むことができる。前記テーパ面153は、前記排出ガイド150の上面151と外周面152を連結する傾斜面である。前記テーパ面153は、前記排出ガイド150の外周面が上側に行くほど直径が減少するように傾斜することができる。
【0263】
このとき、前記排出ガイド150での外周面152の最小直径と、前記空気ガイド170の接触面175の直径とはD2だけの差がある。すなわち、前記排出ガイド170の外周面の上端が内側に窪んでおり、窪んだ深さは上端部が最大となる。
【0264】
したがって、前記掃除部740の掃除面741が前記空気ガイド170の接触面175を外れると、弾性復元力によって、前記掃除面741が前記テーパ面153に向かって元の形状に復帰することができる。このとき、前記掃除部740の掃除面741は、前記テーパ面153の少なくとも一地点に接触することができる。
【0265】
このとき、前記掃除部740の掃除面741の直径は、前記排出ガイド150の外周面152の最大直径よりも小さく形成される。
【0266】
したがって、前記掃除面741が前記テーパ面153上に位置した状態で、前記掃除部740が持続的に下降すると、前記掃除面741が再び前記排出ガイド150の外周面152から半径方向外側に弾性変形し、弾性変形した状態で前記排出ガイド150の外周面152と接触しながら下降する。
【0267】
【0268】
図15乃至
図17を参照すると、前記排出ガイド150は、前記空気ガイド170が載置される載置面156をさらに含むことができる。
【0269】
このとき、前記空気ガイド170の下面にシール部材179が結合され、前記シール部材179が前記載置面156に載置され得る。
【0270】
前記排出ガイド150の内周面は多段に形成され、第1内周面157と第2内周面158を含むことができる。
【0271】
このとき、前記第1内周面157の直径は前記第2内周面158の直径よりも小さい。勿論、前記排出ガイド150の内周面が単一直径の一つの内周面で構成されることも可能である。
【0272】
前記空気ガイド170が前記排出ガイド150に載置されると、前記空気ガイド170の第2面174が前記排出ガイド150の第1内周面157と対向することができる。
【0273】
前記排出ガイド150と前記空気ガイド170との結合時の組立公差を勘案して、前記第1内周面157の直径は、前記空気ガイド170の第2面174の直径よりも大きく形成される。
【0274】
このとき、前記排出ガイド150での外周面152の最小直径と前記空気ガイド170の接触面の直径との差D2よりも、前記排出ガイド150の第1内周面157の直径と前記空気ガイド170の第2面174の直径との差D3が小さくなるように設計され得る。
【0275】
制限的ではないが、D3は、D2の1.7倍以上に形成されてもよい。
【0276】
組立誤差によって、前記排出ガイド150の第1内周面157の一部が前記空気ガイド170の第2面174に接触するほどに近づく場合、当該部分の反対側の部分で前記排出ガイド150の第1内周面157の直径と前記空気ガイド170の第2面174の直径との差がD3よりも増加し得る。
【0277】
たとえ、前記排出ガイド150の第1内周面157の直径と前記空気ガイド170の第2面174の直径との差が増加しても、D3よりもD2が大きくなるように設計されているので、前記排出ガイド150での外周面152において直径が最小である部分が、前記空気ガイド170の接触面175よりも半径方向外側に突出して位置する現象を防止することができる。
【0278】
【0279】
図18を参照すると、前記排出ガイド150の下側は円筒状に形成され、一部が円筒状のフィルター部130に収容される。
【0280】
前記排出ガイド150は、前記フィルター部130の内部に挿入される挿入部158を含むことができる。前記挿入部158が前記フィルター部130内に挿入されるために、前記挿入部158の外周面158aの直径は、前記フィルター部130の内径よりも小さく形成され得る。
【0281】
前記排出ガイド150の挿入部158が前記フィルター部130に挿入された状態で、前記排出ガイド150の一部は前記フィルター部130の上面に載置される。
【0282】
前記排出ガイド150の外周面152に接触している前記掃除部740の掃除面741が、下降過程で前記フィルター部130側に円滑に下降できるように、前記フィルター部130の外径は、前記排出ガイド150の外周面152の直径よりも小さく形成され得る。
【0283】
したがって、前記掃除部740の掃除面741が、前記排出ガイド150の外周面152から前記フィルター部130の外面に滑らかに移動することができる。
【0284】
上述したように、前記フィルター部130の外径は前記掃除面741の直径よりも大きい。
【0285】
図19は、本発明のフィルター部の下側が塵埃ガイドに載置された状態を示す断面図である。
【0286】
図4及び
図19を参照すると、前記塵埃ガイド160は、前記第2塵埃貯蔵部122を形成する貯蔵壁161と、前記貯蔵壁161の上側に形成され、前記第2サイクロン部140を支持する支持部164とを含むことができる。
【0287】
前記貯蔵壁161は、水平断面が円形である柱状に形成され、前記第1塵埃貯蔵部120の空間が最大化されるように、上側から下側に行くほど直径が減少するように形成され得る。
【0288】
前記塵埃ガイド160は、前記貯蔵壁161の上端から下方に延びる飛散防止リブ162をさらに含むことができる。
【0289】
前記飛散防止リブ162は、一例として円筒状に形成されてもよく、前記貯蔵壁161の上側部を前記貯蔵壁161と離隔した状態で取り囲むことができる。
【0290】
前記貯蔵壁161が下側に行くほど直径が減少するので、前記貯蔵壁161の外周面と前記飛散防止リブ162との間には空間が形成される。
【0291】
前記サイクロン流動は、前記第1ボディー10の内周面に沿って流動しながら下降することができる。前記サイクロン流動が下降する過程で前記サイクロン流動が前記ボディーカバー114に到達すると、回転流動が再び上昇流動に変化することができる。
【0292】
もし、前記第1塵埃貯蔵部120内で上昇流動が存在する場合、前記第1塵埃貯蔵部120に貯蔵された塵埃が飛散する問題がある。
【0293】
本実施例の場合、前記第1塵埃貯蔵部120内の上昇流動は、前記飛散防止リブ162と前記貯蔵壁161との間の空間において、前記飛散防止リブ162によって再び下降流動に変化する。したがって、前記第1塵埃貯蔵部120に貯蔵された塵埃の飛散が防止され、これによって、塵埃が前記第2サイクロン部140側に逆流する問題を防止することができる。
【0294】
前記飛散防止リブ162は、前記貯蔵壁161の上端から下方に延びるので、前記サイクロン流動と共に前記第1サイクロン部110で分離された塵埃は、前記飛散防止リブ162によって前記第1塵埃貯蔵部120に円滑に移動することができる。
【0295】
一方、前記支持部164は、前記フィルター部130の下側に挿入される挿入部165を含むことができる。前記支持部164の挿入部165が前記フィルター部130の下側に挿入されると、前記フィルター部130の下端は、前記支持部164において挿入部165の周縁に位置する支持面166に載置される。
【0296】
前記支持面166に前記フィルター部130が載置された状態で、前記掃除部740は、下降しながら前記フィルター部130を通るようになる。
【0297】
前記掃除部740が下降する過程で前記支持部164の外周面167が前記掃除部740と干渉することが防止されるように、前記支持部164の外周面167は、下側に行くほど直径が減少するように形成され得る。すなわち、前記支持部164の外周面167は、下側に行くほど内側に傾斜することができる。
【0298】
また、前記支持部164の外周面の最大直径は、前記フィルター部130の外周面の直径と同一又は小さくてもよい。
【0299】
また、前記可動部730の下降過程で前記第1塵埃貯蔵部120に貯蔵された塵埃が圧縮されるが、前記支持部164の外周面167が内側に傾斜する場合、圧縮された塵埃が容易に下降できるという利点がある。
【0300】
前記支持部164と前記貯蔵壁161との境界部位で前記飛散防止リブ162が下側に延びることができる。前記飛散防止リブ162の外周面は、前記支持部164の外周面167と連続した面を形成するように傾斜することができる。すなわち、前記飛散防止リブ162の外周面の外径は、下側に行くほど減少することができる。
【0301】
図20は、
図1のD-D線に沿って切開した断面図であり、
図21は、
図1のE-E線に沿って切開した断面図であり、
図22は、
図3のF-F線に沿って切開した断面図である。
【0302】
図1及び
図20乃至
図22を参照すると、前記操作部710は、前記ハンドル部3の内側に位置する第1部分711と、前記第1部分711から水平方向に延び、前記ハンドル部3の外側に位置する第2部分713とを含むことができる。
【0303】
前記第2部分713が前記ハンドル部3の外側に位置するので、使用者は、前記第2部分713の上面を押下することができる。したがって、前記操作部710において前記第2部分713を押下部ということができる。
【0304】
前記第1部分711は、前記第2ボディー20の外周面と対向し、前記第2ボディー20の外周面の曲率と実質的に同じ曲率で形成される第1側面部711aを含むことができる。
【0305】
前記第2ボディー20には、前記第1部分711の一部をガイドするガイドリブ190が備えられ得る。前記ガイドリブ190は、前記第2ボディー20の外周面から突出し、上下方向に延びることができる。
【0306】
前記第1部分711が安定的に上下移動できるように、前記ガイドリブ190は、水平方向に丸みを帯びることができる。したがって、前記第1部分711は、前記ガイドリブ190の曲率と実質的に同じ曲率で丸みを帯びる第2側面部711bをさらに含むことができる。
【0307】
本実施例において、前記第1部分711の第1側面部711aは前記第2ボディー20と接触することができ、前記第1部分711の第2側面部711bは前記ガイドリブ190と接触することができる。
【0308】
前記第1部分711の複数の地点が周辺の構造物と接触した状態で前記操作部710が下降する場合、下降過程で前記操作部710が左右方向に傾く現象が防止され、前記操作部710の安定した下降が可能になる(上昇の場合も同様)。
【0309】
前記第1部分711に前記伝達部720が連結される。前記第1部分711には、前記伝達部720の一部が嵌め込まれる嵌込溝712が形成される。
【0310】
前記操作部710を操作する過程で前記伝達部720と前記操作部710の相対回転が防止されるように、前記伝達部720において前記嵌込溝712に挿入される部分724の水平断面は非円形に形成され得る。
【0311】
したがって、前記嵌込溝712の断面も非円形に形成され得る。前記嵌込溝712は、前記第1部分711の下面が上方に凹むことによって形成され得る。
【0312】
前記操作部710は、前記第1部分711と前記第2部分713との間に備えられるネック部714をさらに含むことができる。
【0313】
前記ネック部714は、前記第1部分711及び前記第2部分713の水平方向の幅よりも幅が狭く形成される。前記ネック部714は、前記ハンドル部3のスロット310に位置することができる。
【0314】
前記スロット310に前記ネック部714が位置した状態で、前記ハンドルボディー30は、前記ネック部714に接触するガイド端部311を含むことができる。
【0315】
前記ネック部714の一側は前記第2ボディー20の外周面に接触し、他の一側は前記ガイド端部311に接触することができる。前記ガイド端部311は前記ネック部714に面接触することができる。
【0316】
このように、前記ガイド端部311が前記操作部710のネック部714に接触する場合、前記操作部710の下降過程で前記操作部710が左右方向に傾く現象、及び水平方向に回転する現象が防止され、前記操作部710の安定した下降が可能になる(上昇の場合も同様)。
【0317】
前記第2部分713を使用者が押下しなければならないので、前記第2部分713の水平方向の幅は、前記第1部分711の水平方向の幅よりも大きく形成することができる。
【0318】
そして、前記第2ボディー20と前記ハンドルボディー30との境界部位において前記第2部分713を押下できる空間が確保されるように、前記第2部分713は、前記ネック部714を基準として前記第2ボディー20の外周面から遠ざかる形状に折り曲げられ得る。
【0319】
したがって、前記第2部分713は、前記第2ボディー20の外周面と離隔し得る。すなわち、前記第2部分713は、前記第2ボディー20の外周面から遠ざかる方向に丸みを帯びる側面部を含む。
【0320】
前記第2部分713が前記第2ボディー20の外周面から遠ざかる形状に折り曲げられることによって、前記操作部710が下降するとき、前記第2部分713が前記スロット310を遮りながら下降するので、前記スロット310を通じて前記ハンドル部3の内側構造が外部に露出することを最小化することができる。
【0321】
図20を参照すると、前記第2ボディー20の外周面に対して接線方向に延び、前記伝達部720を通る仮想線A2は、前記第2部分713を通るか、または前記第2部分713と上下方向に重なるように配置されてもよい。
【0322】
そして、前記ハンドル部3を右手で把持した状態で前記ハンドル部3の左側に前記操作部710の第2部分713が位置し、前記第2部分713が前記ハンドル部3の近くに位置するように、前記第2部分713が前記ネック部714から折り曲げられている。したがって、使用者が前記操作部710の第2部分713を容易に確認して操作できるという利点がある。
【0323】
前記ガイドリブ190には、前記圧縮機構70が待機位置に位置した状態で、前記操作部710を弾性支持するための弾性部材790が支持され得る。
【0324】
前記弾性部材790が前記操作部710を支持する場合、前記圧縮機構70の荷重によって前記圧縮機構70が意図に反して下降することを防止することができる。
【0325】
具体的には、前記弾性部材790は、第1弾性ボディー792と、前記第1弾性ボディー792の上端から折り曲げられた形状に延び、前記操作部710の下側を支持する支持ボディー794と、前記支持ボディー794の上端から延びる第2弾性ボディー796とを含むことができる。
【0326】
前記第1弾性ボディー792は上下方向に延び、下側の一部が折り曲げられて水平方向に延びる。すなわち、前記第1弾性ボディー792は、一例として、“L”字状に形成されてもよい。
【0327】
したがって、前記第1弾性ボディー792は、垂直延長部792a及び水平延長部792bを含むことができる。
【0328】
前記垂直延長部792aは前記ガイドリブ190に接触することができる。
【0329】
前記ガイドリブ190から水平方向に支持リブ191が延びることができる。そして、前記支持リブ191に前記第1弾性ボディー792の水平延長部792bが載置され得る。
【0330】
前記第2ボディー20の外周面には、前記第1弾性ボディー792の位置が固定されるようにするための固定リブ192が備えられ得る。前記固定リブ192は、一例として、“L”字状に形成されてもよい。
【0331】
前記固定リブ192は、上下方向に延びる垂直リブ192aと、前記垂直リブ192aの下端から水平方向に延びる水平リブ192bとを含むことができる。
【0332】
前記垂直リブ192aと前記ガイドリブ190との間に前記垂直延長部792aが位置することができる。そして、前記支持リブ191と前記水平リブ192bとの間に前記水平延長部792bが位置することができる。
【0333】
前記第1弾性ボディー792の上下移動及び水平移動が制限されるように、前記垂直延長部792aは前記垂直リブ192a及び前記ガイドリブ190と接触し、前記水平延長部792bは前記支持リブ191及び前記水平リブ192bと接触する。
【0334】
前記垂直延長部792aの一部が弾性変形できるように、前記垂直延長部792aの上下長さよりも前記垂直リブ192aの上下長さが短く形成され得る。
【0335】
したがって、前記垂直リブ192aは、前記垂直延長部792aの一部分にのみ接触することができ、前記垂直リブ192aにおいて前記垂直延長部792aと接触しない部分が弾性変形することができる。
【0336】
前記垂直リブ192aが弾性変形する過程で、前記垂直延長部792aが前記垂直リブ192aによって損傷することが防止されるように、前記垂直リブ192aの上面には傾斜面192cが形成され得る。
【0337】
前記傾斜面192cは、前記垂直リブ192aの上端から前記垂直延長部792aに向かって下向きに傾斜するように形成され得る。
【0338】
前記支持ボディー794は、前記垂直延長部792aの上端から前記伝達部720と近づく方向に上向きに傾斜する第1傾斜部794aと、前記第1傾斜部794aの上端から前記伝達部720と遠ざかる方向に上向きに傾斜する第2傾斜部794bとを含むことができる。
【0339】
前記ガイドリブ190には、前記支持ボディー794が通過するためのスロット194が形成され得る。
【0340】
前記伝達部720は、前記ガイドリブ190と水平方向に離隔して配置され、前記支持ボディー794は、前記スロット194を貫通して前記ガイドリブ190と前記伝達部720との間に位置する。そして、前記支持ボディー794が前記操作部710の第1部分711の下面を支持する。
【0341】
前記支持ボディー794が前記操作部710の第1部分711の下面を支持できるように、前記第1傾斜部794a及び前記第2傾斜部794bの水平方向の長さは、前記スロット194の水平方向の長さよりも長く形成され得る。
【0342】
前記支持ボディー794が前記操作部710の第1部分711を支持した状態で前記伝達部720と接触することが防止されるように、前記第1傾斜部794a及び前記第2傾斜部794bの水平方向の長さは、前記垂直延長部792aと前記伝達部720との水平距離よりも短く形成され得る。
【0343】
したがって、前記操作部710の第1部分711の下面は実質的に前記第2傾斜部794bに接触する。
【0344】
前記操作部710の第1部分711の下面が前記第2傾斜部794bに接触した状態で、前記圧縮機構70の荷重によって前記支持ボディー794が弾性変形し、前記圧縮機構70が下側に垂れる現象が防止されるように、前記スロット194は、前記第1傾斜部794aが接触する第1傾斜面194aと、前記第2傾斜部794bが接触する第2傾斜面194bとを含むことができる。
【0345】
前記第2弾性ボディー796は、前記第2傾斜部794bの上端から垂直に延びることができる。前記第2弾性ボディー796は前記ガイドリブ190と接触して、前記支持ボディー794が過度に変形することを防止し、前記第1傾斜部794a及び前記第2傾斜部794bの傾斜角度が一定に維持されるようにする。
【0346】
前記弾性部材790において前記支持ボディー794は、前記操作部710の上下移動経路上に位置する。
【0347】
したがって、前記弾性部材790は、前記操作部710を操作する前には前記操作部710に弾性力を提供する。そして、前記操作部710が操作され、前記操作部710が前記弾性部材790を加圧して前記弾性部材790が変形した後には、前記弾性部材790は前記操作部710に弾性力を提供しない。
【0348】
前記操作部710の操作初期に前記弾性部材790を変形させるために前記弾性部材790の弾性力よりも大きな力を加え、前記弾性部材790が変形した後には、前記弾性部材790の弾性力を受けていない状態で前記操作部710を押下するので、前記操作部710に加えられる力を減少させることができる利点がある。
【0349】
すなわち、前記操作部710が下降する過程で前記弾性部材790が持続的に前記操作部710に弾性力を提供しないので、前記操作部710を操作する力が減少する利点がある。
【0350】
一方、上述したように、前記第1ボディー10の外側に前記ガイドボディー180が形成され得る。
【0351】
前記ガイドボディー180は前記第1ボディー10の外周面から突出し、前記ガイドボディー180の上側壁181は、前記伝達部720と上下方向に重なり得る。
【0352】
したがって、前記伝達部720は、前記ガイドボディー181の上側壁181を貫通することができる。前記ガイドボディー181の上側壁181は、実質的に水平面であり、前記伝達部720が貫通するための開口182が形成され得る。
【0353】
すなわち、前記伝達部720は、上下方向に前記開口182を貫通することができ、前記開口182を貫通した状態でも上下方向に移動することができる。
【0354】
本実施例によれば、前記伝達部720が貫通するだけでなく、前記伝達部720が移動するための通路を提供する開口182の大きさを最小化できるので、前記第1ボディー10内の空気及び塵埃が前記開口182を介して外部に漏れることを防止することができる。
【0355】
前記伝達部720が前記ガイドボディー180の上側壁181を貫通した状態で前記伝達部720が円滑に上下方向に移動できるように、前記開口182の一部分は、下側に行くほど直径が大きくなるように形成される。すなわち、前記開口182は下側傾斜面183を有する。
【0356】
したがって、前記開口182に位置した状態で、前記伝達部720は、前記開口182の周面の一部と接触し、他の一部と接触しない。
【0357】
前記伝達部720と前記開口182の周面との接触面積が減少して、前記開口182の周面と前記伝達部720との摩擦力が減少することで、前記伝達部720が円滑に上下移動することができる。
【0358】
前記フレーム760において前記伝達部720が結合される結合部764は、前記開口182の直下方に位置することができる。すなわち、前記開口182を貫通した前記伝達部720が前記結合部764に結合され得る。
【0359】
前記結合部764の直径は、前記開口182の直径よりも大きく形成され得る。
【0360】
そして、前記待機位置において、前記結合部764は前記上側壁181の下面に接触することができる。したがって、前記待機位置で前記結合部764が前記開口182を遮蔽する。
【0361】
したがって、前記待機位置に前記可動部730が位置した状態で、前記第1ボディー10内の空気及び塵埃が前記開口182を介して漏れることが効果的に防止され得る。
【0362】
本実施例において、前記圧縮機構70は、使用者が前記操作部710を一方向に操作すると下降することができ、前記圧縮機構70が下降位置まで移動した状態では、前記操作部710を使用者が他方向に持ち上げて前記待機位置まで復帰させることができる。
【0363】
本実施例において、前記掃除機1には、前記圧縮機構70を下降位置から前記待機位置に復帰させるための復帰手段が存在しない。
【0364】
前記復帰手段は、前記圧縮機構70が前記待機位置に位置する際には、前記圧縮機構70が自重によって下降することを防止する。
【0365】
しかし、本実施例では、このような復帰手段が存在しなくても、前記圧縮機構70は前記待機位置から自重によって下降しない。
【0366】
これは、前記圧縮機構70の待機位置において前記圧縮機構70が3つの部分で支持されるためである。
【0367】
第一に、前記弾性部材790によって前記操作部710の第1部分711が支持されることで、前記圧縮機構70の自重による下降が制限され得る。上述したように、前記弾性部材790は、前記操作部710の下降区間において初期区間以外の区間では、前記操作部710に弾性力を提供しない。
【0368】
第二に、前記伝達部720と前記開口182の周面との間の摩擦力によって、前記圧縮機構70の自重による下降が制限され得る。すなわち、前記伝達部720が前記開口182の周面と接触しているので、前記伝達部720と前記開口182の周面との間の摩擦力が前記圧縮機構70の支持力として作用する。
【0369】
第三に、前記空気ガイド170の接触面175と前記掃除部740の掃除面741との間の接触摩擦力によって、前記圧縮機構70の自重による下降が制限され得る。
【0370】
本発明のような3つの構造によって、前記圧縮機構70の復帰のための復帰手段が不要であるので、前記復帰手段を形成し、配置するための構造を省略することができ、構造が簡単になるという利点がある。
【0371】
また、前記復帰手段に塵埃が挟まって前記復帰手段が円滑に作動できないことによって圧縮機構70が円滑に移動できなくなる現象をなくすことができる。
【0372】
図23は、
図3のG-G線に沿って切開した断面図であり、
図24は、本発明の一実施例に係る第1ボディーの内側構造を示す斜視図であり、
図25は、本発明の一実施例に係る第1ボディーのガイドボディーを示す斜視図である。
【0373】
図23乃至
図25を参照すると、前記ガイドボディー180は、前記第1ボディー10の一部が外側に凹むことによって形成される構造であって、前記ガイドボディー180は、前記伝達部720及び前記結合部764の移動のための移動空間188を提供する。
【0374】
前記ガイドボディー180は、一例として、前記第1ボディー10から外側に膨らんで丸みを帯びる形状を有することができる。すなわち、前記ガイドボディー180の水平断面は、略半円状に形成され得る。
【0375】
前記移動空間188は前記第1ボディー10の内部空間と連通する。前記第1ボディー10の内部空間と前記ガイドリブ180の移動空間188は、連通孔によって連通する。
【0376】
前記連通孔は、上部孔185と、前記上部孔185から下側に延び、前記上部孔185の幅よりも大きい幅を有する下部孔186とを含むことができる。
【0377】
前記下部孔186の幅が前記上部孔185の幅よりも大きく形成される理由は、前記可動部730の結合部764を前記下部孔186を介して前記移動空間188に容易に引き込ませるためである。したがって、前記可動部730の組立性を向上させることができる。
【0378】
一例として、前記下部孔186の幅W1は、前記結合部764の直径よりも大きく形成されてもよい。
【0379】
そして、前記結合部764が下部孔186を通過した状態で、前記結合部764の外周面は前記ガイドボディー180の内周面と離隔し得る。これは、前記圧縮機構70の昇・下降の過程で前記結合部764と前記ガイドボディー180の内周面とが摩擦することを防止するためである。
【0380】
前記第1ボディー10には、水平方向に離隔する一対のリブ187が備えられ得る。実質的に、前記一対のリブ187が前記上部孔185を定義する。すなわち、前記一対のリブ187の間に前記上部孔185が位置する。
【0381】
前記上部孔185の幅が減少するように、前記第1ボディー10の移動空間において上側空間に対応する部分に一対のリブ187が形成される。
【0382】
前記一対のリブ187間の間隔、すなわち、前記上部孔185の幅は、前記結合部764の直径よりは小さく、前記フレーム760の延長部763の水平方向の幅よりは大きく形成され得る。
【0383】
したがって、前記第1ボディー10の上部側でサイクロン流動が旋回する際に、塵埃が前記移動空間188に引き込まれることを最小化することができる。
【0384】
前記ガイドボディー180の下側壁188は、前記第1ボディー10の下端から所定の高さに位置し、前記下側壁188には下部開口189が形成され得る。
【0385】
前記下部開口189は、組立過程において、前記可動部730を前記第1ボディー10内に位置させ、前記結合部764を前記ガイドボディー180内に位置させた状態で、前記結合部764と前記伝達部720を締結するための道具が移動できる通路を提供することができる。
【0386】
したがって、前記下部開口189には、組立完了後、空気漏れの防止のために、シール部材80が結合され得る。一例として、前記シール部材80は、前記下部開口189を介して前記ガイドボディー180内の空間に挿入される挿入部81を含むことができる。
【0387】
また、前記シール部材80は、前記挿入部81の挿入深さを制限するために、前記挿入部81よりも大きい水平断面積を有するストッパー82をさらに含むことができる。
【0388】
前記シール部材81は、一例としてゴム材質で形成されてもよく、これによって、別途の結合手段なしでも、前記挿入部81を前記ガイドボディー180の内部に嵌め込むことによって、前記シール部材80が前記ガイドボディー180に結合され得る。
【0389】
前記シール部材80の上面は、前記第1ボディー10の中心側に行くほど下向きに傾斜することができる。すなわち、前記シール部材80は傾斜面83を含むことができる。
【0390】
前記傾斜面83での最低点は、前記下部孔186と最も隣接して位置し、前記下部孔186の最低点186aよりも高く位置することができる。
【0391】
前記ガイドボディー180内の移動空間188は前記第1ボディー10の内部の空間と連通するので、掃除機1を用いた掃除過程で前記第1ボディー10内の塵埃が前記移動空間188に移動し得る。
【0392】
前記移動空間188に移動した塵埃は、前記シール部材80の上面に落下する。このとき、前記シール部材80の上面が傾斜面83であるので、前記シール部材80の傾斜面83に落下した塵埃が前記第1ボディー10の内部に円滑に引き込まれ得る。
【0393】
たとえ、前記シール部材80の傾斜面に塵埃が堆積した状態で存在しても、前記圧縮機構70の作動過程で前記結合部764が前記傾斜面83上に位置する塵埃を下側に加圧できるので、前記傾斜面83上の塵埃が前記傾斜面83に沿って前記第1ボディー10の内部に引き込まれ得る。
【0394】
図26は、
図3のH-H線に沿って切開した断面図であり、
図27は、
図3のI-I線に沿って切開した断面図である。
【0395】
図4、
図26及び
図27を参照すると、前記吸入部5が前記本体2に結合された状態で、前記吸入部5の長手方向軸A5は前記本体2に接線方向に延びない。
【0396】
前記本体2内でサイクロン流動が発生するためには、前記空気が前記第1ボディー10に接線方向に流入して前記第1ボディー10の内周面101に沿って流動しなければならない。
【0397】
したがって、前記吸入部5内には、前記吸入部5を流動する空気が前記第1ボディー10に接線方向に流入するように案内する流入ガイド52が備えられ得る。
【0398】
したがって、前記吸入部5に沿って流動する空気は、前記流入ガイド52によって方向が転換されて前記第1ボディー10に引き込まれる。
【0399】
本実施例において、前記圧縮機構70が待機位置に移動した状態で、前記可動部730の少なくとも一部は前記吸入部5と対向するように配置される。すなわち、前記本体2の底を基準として、前記可動部730の少なくとも一部は前記吸入部5と同じ高さに位置する。
【0400】
前記可動部730が前記吸入部5と対向しない位置に配置されることが良いが、この場合、前記本体2の高さが増加するため好ましくない。
【0401】
前記可動部730は、掃除過程で前記フィルター部130の外周面と前記第1ボディー10の内周面101との間の空間に位置した状態で前記フィルター部130を掃除する。
【0402】
したがって、前記可動部730の外周面は、前記第1ボディー10の内周面101と隣接して位置する。
【0403】
前記吸入部5から前記第1ボディー10に引き込まれる経路上に前記可動部730が位置する場合、前記可動部730が流動抵抗として作用するので流動性能が低下する。
【0404】
したがって、本実施例において、前記可動部730が前記第1ボディー10に流入する空気の流動抵抗として作用することが最小化されるように、前記可動部730には、上述したように、前記第1ボディー10の内周面101と前記可動部730の外周面との間の空間が増加するようにするための窪み部767が形成され得る。
【0405】
具体的には、前記可動部730において、前記流入ガイド52の第1延長線A3と、前記第1延長線A3と平行であり、かつ前記第1ボディー10の接線方向に延びる第2延長線A4との間に位置する部分に前記窪み部767が位置することができる。このとき、前記第2延長線A4と前記第1ボディー10の中心との間に前記第1延長線A3が位置する。
【0406】
したがって、前記窪み部767の窪んだ深さだけ、前記可動部730の外周面と前記第1ボディー10の内周面101との間の空間が増加し得る。したがって、前記吸入部5を介して前記第1ボディー10に流入する空気が前記可動部730と直接衝突することを防止することができる。
【0407】
前記フレームガイド765が前記流入ガイド52に沿って流動する空気を持続的に案内するために、前記フレームガイド765は、前記第1延長線A3上に位置するか、または前記フレームガイド765の延長方向が前記第1延長線A3と並んでいてもよい。
【0408】
一方、前記第1ボディー10内に前記フィルター部130と前記第1ボディー10の内周面101との間の空間に前記可動部730が位置しなければならないので、前記第1ボディー10の大きさが増加することなく前記可動部730の移動が可能でなければならない。
【0409】
したがって、本実施例では、前記可動部730は、前記第1ボディー10においてサイクロン流動が形成される面である内周面101の半径方向の内側に位置し、前記伝達部720は、前記第1ボディー10においてサイクロン流動が形成される面である内周面101の半径方向の外側に位置する。そして、前記伝達部720は、前記フレーム760の延長部763及び前記結合部764によって前記可動部730に連結される。
【0410】
すなわち、前記伝達部720は、前記第1サイクロン部110においてサイクロン流動が形成される内周面の半径方向の外側、及び前記ダストボックス112の内周面の半径方向の外側に位置する。
【0411】
したがって、前記伝達部720が前記操作部710の操作力を前記可動部730に伝達する過程で、前記伝達部720が前記第1ボディー10の内部の構造物と干渉することを防止することができる。
【0412】
図28は、本発明の一実施例に係る圧縮機構が下降した状態で圧縮機構及びフィルター部の位置を示す図であり、
図29は、本発明の圧縮機構が下降してダストボックス内の塵埃を圧縮した状態を示す図である。
【0413】
図4、
図5、
図28及び
図29を参照すると、前記圧縮機構70が前記待機位置に移動した状態で、使用者は、前記掃除機1を用いて掃除を行うことができる。
【0414】
前記吸入モータ220の作動によって前記吸入部5を介して吸入された空気と塵埃は、前記第1サイクロン部110の内周面に沿って流動しながら互いに分離される。
【0415】
空気と分離された塵埃は下方に流動して前記第1塵埃貯蔵部121に貯蔵される。塵埃と分離された空気は、前記フィルター部130を通った後に前記第2サイクロン部140に流動する。
【0416】
前記第2サイクロン部140で空気と分離された塵埃は、前記第2サイクロン部140から排出された後、下方に流動して前記第2塵埃貯蔵部122に貯蔵される。反面、前記第2サイクロン部140で塵埃と分離された空気は、前記排出ガイド150を通じて前記第2サイクロン部140から排出される。前記第2サイクロン部140から排出された空気は、前記空気ガイド170によって上昇した後に、前記吸入モータ220を通った後、前記本体2の外部に排出される。
【0417】
掃除を完了した後に、使用者は前記操作部710を加圧することができる。すると、前記操作部710の操作力が前記伝達部720を介して前記可動部730に伝達され得る。すると、前記操作部710の下降力によって前記可動部730が下降するようになる。
【0418】
前記可動部730が下降する過程で、前記可動部730は3つの機能を行うことができる。
【0419】
第一に、前記可動部730は前記フィルター部130の掃除機能を行う。
【0420】
前記可動部730が下降する過程で前記掃除部740の掃除面741が前記フィルター部130と接触し、前記掃除面741が前記フィルター部130と接触した状態で前記可動部730が下降し続けるので、前記掃除面741によって前記フィルター部130が掃除され得る。
【0421】
第二に、前記ボディーカバー114が前記第1ボディー10の下側を閉鎖した状態で、前記可動部730が下降する過程で、前記可動部730は前記第1塵埃貯蔵部120内の塵埃を圧縮することができる。
【0422】
第三に、前記ボディーカバー114が前記第1ボディー10の下側を開放させた状態で、前記可動部730が下降する過程で、前記可動部730は、前記第1塵埃貯蔵部120内の塵埃を前記第1ボディー10の外側に排出させる役割を果たす。
【0423】
特に、前記フィルター部130と前記第1ボディー10の内周面101との間に位置する塵埃を前記可動部730が下方に押し下げて前記第1ボディー10から効果的に排出されるようにすることができる。
【0424】
このとき、使用者は、前記ボディーカバー114を閉じた状態で前記圧縮機構70を複数回下降させて塵埃を圧縮し、その次に、前記ボディーカバー114を開放させた状態で前記圧縮機構70を下降させて塵埃が前記第1ボディー10から排出されるようにすることができる。
【0425】
一方、前記可動部730は前記フィルター部130を掃除しながら下降し、前記可動部730が下降する過程で、前記可動部730が前記第1塵埃貯蔵部120に貯蔵された塵埃と接触すると、前記可動部730は前記第1塵埃貯蔵部120を圧縮するようになる。
【0426】
上述したように、前記可動部730が下降する際に、前記フレームガイド765及び前記加圧リブ762のうちの1つ以上が先に前記第1塵埃貯蔵部120内の塵埃を圧縮することができ、前記可動部730のさらなる下降によって、前記可動部730の残りの部分が塵埃を圧縮することができる。
【0427】
図28に示すように、前記結合部764は、前記フレーム760において実質的に最下側に位置することができる。すなわち、前記結合部764が前記可動部730において下側部に位置するので、前記結合部764と前記操作部710との間の距離D4を増加させることができる。
【0428】
前記結合部764と前記操作部710との距離D4は、前記圧縮機構70の上下移動のためのストロークを決定するが、前記結合部764と前記操作部710との間の距離D4が増加すれば、前記圧縮機構70の上下移動ストロークが増加し得るという利点がある。
【0429】
前記圧縮機構70の上下移動ストロークが増加する場合、前記第1塵埃貯蔵部112に貯蔵される塵埃の圧縮性能を向上させることができる。