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  • 特許-多機能型折畳み椅子 図1
  • 特許-多機能型折畳み椅子 図2
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  • 特許-多機能型折畳み椅子 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-08
(45)【発行日】2022-11-16
(54)【発明の名称】多機能型折畳み椅子
(51)【国際特許分類】
   A47C 13/00 20060101AFI20221109BHJP
   A47C 7/62 20060101ALI20221109BHJP
【FI】
A47C13/00 Z
A47C13/00 A
A47C7/62 A
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021154984
(22)【出願日】2021-09-24
【審査請求日】2021-09-24
(31)【優先権主張番号】202110946372.3
(32)【優先日】2021-08-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520189418
【氏名又は名称】義烏竜創尤品家居用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】尤文標
(72)【発明者】
【氏名】竜昌為
【審査官】松江 雅人
(56)【参考文献】
【文献】実開昭59-070598(JP,U)
【文献】特開2003-285029(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0070543(US,A1)
【文献】登録実用新案第3175604(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 7/62,13/00
A47K 11/00-11/12
B65F 1/00-1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
多機能型折畳み椅子であって、折畳み椅子本体1と、折畳み椅子本体1の上下両端にそれ
ぞれ備えられる上座11および底座12と、折畳み椅子本体1内にチャンバー13が備え
られており、上座11上に開蓋可能であり、且つチャンバー13を閉合するための上蓋2
が取付けられており、
上座11は環形を呈し、上座11内にロックフック8が取り付けられ、底座12内にロッ
クフック8に係接するロックリング9が取り付けられる、
ことを特徴とする多機能型折畳み椅子。
【請求項2】
上座11の後端にワッシャー3が回転可能に接続されており、ワッシャー3が上座11と
上蓋2との間に位置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の多機能型折畳み椅子。
【請求項3】
上蓋2の後端と上座11の後端とが回転可能に接続される、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の多機能型折畳み椅子。
【請求項4】
上座11の後端に接続座111が備えられており、ワッシャー3と上蓋2の後端がともに
接続座111に枢接される、
ことを特徴とする請求項3に記載の多機能型折畳み椅子。
【請求項5】
上蓋2の前端がバックル接続の方式によって上座11に接続される、
ことを特徴とする請求項3に記載の多機能型折畳み椅子。
【請求項6】
上蓋2の前端に係バックル21が備えられ、上座11の前端の外壁上に係バックル21に
嵌合する係りブロック112が備えられる、
ことを特徴とする請求項5に記載の多機能型折畳み椅子。
【請求項7】
上座11と底座12の間に複数個のチャンバー13内に収納されるばね4が取り付けられ
る、
ことを特徴とする請求項2に記載の多機能型折畳み椅子。
【請求項8】
上座11の底部にスプリングクリップ5が取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の多機能型折畳み椅子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は折畳み椅子に関し、具体的には多機能型折畳み椅子である。
【背景技術】
【0002】
従来技術の折畳み椅子けや伸縮式椅子けは、一般的に折り畳み式椅子の本体を含み、折り
畳み式椅子の本体は台座、上座と上座の間に設置された複数の上下に順次カバーされた胴
体を含み、胴体にはいくつかのロック機構が設けられており、使用時には折り畳み式椅子
を上下方向に調整することができます。CN210383300U、CN213605383U、CN210383292Uなど
の中国公開公報の伸縮式椅子は、椅子としての機能以外に、他の機能が少ないため、消費
者の需要を満たすことができず、さらなる改善が必要です。
【発明の概要】
【0003】
上記の先行技術の欠陥に鑑みて、本発明の目的は、多機能型折畳み椅子を提供することに
ある。
【0004】
本発明の技術解決策は、以下の通りである。
多機能型折畳み椅子(多機能折り畳み式スツール)は、折畳み椅子本体1と、折畳み椅子
本体1の上下両端にそれぞれ備えられる上座11および底座12と、折畳み椅子本体1内
にチャンバー13が備えられており、上座11上に開蓋可能であり、且つチャンバー13
を閉合するための上蓋2が取付けられている。
【0005】
好ましくは、上座11の後端にワッシャー3が回転可能に接続されており、ワッシャー3
が上座11の頂部と上蓋2の底部との間に位置される。
【0006】
好ましくは、上蓋2の後端と上座11の後端とが回転可能に接続される。
好ましくは、上座11の後端に接続座111が備えられており、ワッシャー3と上蓋2の
後端がともに接続座111に枢接される。
好ましくは、上蓋2の前端がバックル接続の方式によって上座11に接続される。
【0007】
好ましくは、蓋2の前端に係バックル21が備えられ、上座11の前端の外壁上に係バッ
クル21に嵌合する係りブロック112が備えられる。
【0008】
好ましくは、上座11と底座12の間に複数個のチャンバー13内に収納されるばね4が
取り付けられる。
【0009】
好ましくは、上座11の底部にスプリングクリップ5が取り付けられる。
【0010】
好ましくは、上座11は環形を呈し、上座11内にロックフック8が取り付けられ、底座
12内にロックフック8に係接するロックリング9が取り付けられる。
【0011】
本発明を提供する多多機能型折畳み椅子は、椅子として使用できるほか、蓋を開けて便器
やゴミ箱としても使えます。また、物を貯蔵する機能があり、その使用機能を豊かにして
、より多くの消費者の需要を満たすことができます。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の折り畳みなしで上蓋が閉じられた状態の全体構成を示す図である。
図2】本発明の折り畳みされ及び上蓋が閉状態にある全体構成図である。
図3】本発明の折り畳みなしで上蓋が開状態にある全体構成図である。
図4】本発明の折り畳みなしで上蓋が開状態にある状態の右側面図である。
図5】本発明の上座と底座の構成図である。
【0013】
[符号の説明]
折畳み椅子本体 1
上座 11
接続座 111
係りブロック 112
底座 12
チャンバー 13
上蓋 2
係バックル 21
ワッシャー 3
ばね 4
スプリングクリップ 5
ストラップ 6
取手 7
ロックフック 8
ロックリング 9
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の技術方案を直観的かつ完全に理解するために、本発明の図面に関連して非限定的
な特徴を説明する。
図1図4を参考すると、多機能型折畳み椅子は、折畳み椅子本体1と、折畳み椅子本体
1の上下両端にそれぞれ備えられる上座11および底座12と、上座11と底座12の間
に設けられる複数個の上下に順次に套設する筒体と、筒体上に設けられる若干のロック機
構とを含む。折畳み椅子本体1内にチャンバー13が備えられている。上座11上に開蓋
可能であり、且つチャンバー13を閉合するための上蓋2が取付けられている。
【0015】
図3図4を参考すると、上座11の後端にワッシャー3が回転可能に接続されている。
ワッシャー3が上座11の頂部と上蓋2の底部との間に位置される。即ち、上蓋2が閉合
状態にある時は、上座11、ワッシャー3、および上蓋2が下より順次に配置されるよう
になっている。
【0016】
図3を参考すると、上蓋2とワッシャー3を容易に開くために、上蓋2の後端と上座11
の後端とが回転可能に接続される。上座11の後端に接続座111が備えられている。ワ
ッシャー3と上蓋2の後端がともに接続座111に枢接される。
【0017】
図2を参考すると、上蓋2の前端がバックル接続の方式によって上座11に接続されるの
で、上蓋2を安定的に上座11に接続させ得る。具体的には、蓋2の前端に係バックル2
1が備えられ、そして、上座11の前端の外壁上に係バックル21に嵌合する係りブロッ
ク112が備えられる。係りブロック112に下向きに開口する凹溝(図に示されず)が
備えられる。凹溝に係バックル21の下端が係入される。
【0018】
図3を参考すると、上座11の頂部を安定的にワッシャー3に接触させるため、上座11
は環形を呈する。上座11とチャンバー13とが連通する。上座11の頂部にワッシャー
3に接触する平坦面が備えられる。
【0019】
図5を参考すると、上座11内にロックフック8が取り付けられる。底座12内にロック
フック8に係接するロックリング9が取り付けられる。ロックフック8とロックリング9
の数はいずれも3個が望ましい。多機能型折畳み椅子が折畳み状態にある時は、ロックフ
ック8がロックリング9に係入することにより、多機能型折畳み椅子を折畳み状態に維持
することができる。
【0020】
図3を参考すると、上座11と底座12の間に複数個のチャンバー13内に収納されるば
ね4が取り付けられる。ばね4の数は3個が望ましい。3個のばね4がチャンバー13の
縁部に位置する。
【0021】
図3を参考すると、上座11の底部にスプリングクリップ5が取り付けられる。スプリン
グクリップ5の数は2個が望ましい。スプリングクリップ5にゴミ袋を掛けてもよい。ス
プリングクリップ5は上座11の底部に取り外し可能に取り付けられる。スプリングクリ
ップ5を不要とする場合、取り外すれぼよい。
【0022】
折畳み椅子本体1の上座11の外側にストラップ6が巻取られている。上座11の頂部と
底座12の底部にいずれも取手7が備えられる。ストラップ6と取手7を設けることによ
り、便利に多機能型折畳み椅子を取り運ぶことができ、外出携帯が容易となる。
【0023】
多機能型折畳み椅子は椅子として使用可能である。上蓋2が閉合状態にある時は、直接に
上蓋2の頂部に座っても良い。
【0024】
多機能型折畳み椅子は、便器としても使用可能である。便器として使用すべく、まず上蓋
2とワッシャー3を開いて、折畳み椅子本体1上にチャンバー13内に進入させるように
ゴミ袋を掛けて、そしてワッシャー3を上座11の頂部に置いて、その後、ワッシャー3
上に座って使用してもよい。使用後、上蓋2によって折畳み椅子本体1を蓋ってもよい。
【0025】
多機能型折畳み椅子はさらにゴミ箱としても使用可能である。ゴミ箱として使用すべく、
折畳み椅子本体1上にチャンバー13内に進入させるようにゴミ袋を掛けて、ワッシャー
3によってゴミ袋を押し止める。上蓋2を開放状態にさせて使用すればよい。
【0026】
多機能型折畳み椅子はさらに物を収納するために用いられてもよい、折畳み椅子本体1の
チャンバー13内に、物を置いて、上蓋2を蓋っていると、チャンバー13内の物が容易
に落ちることがない。
【0027】
当然ながら、以上は本発明のより良い実施形態にすぎない。したがって、本発明の特許範
囲がこれらに限定されるのではなく、本発明の明細書及び図面の内容を運用するための簡
易な修正及び等価構造変化は、すべて本発明の特許保護範囲に含まれるべきである。
【要約】      (修正有)
【課題】多機能型折畳み椅子を提供する。
【解決手段】多機能型折畳み椅子は、折畳み椅子本体1と、折畳み椅子本体1の上下両端にそれぞれ備えられる上座11および底座12と、折畳み椅子本体1内にチャンバーが備えられており、上座11上に開蓋可能であり、且つチャンバーを閉合するための上蓋2が取付けられている。本発明を提供する多多機能型折畳み椅子は、椅子として使用できるほか、蓋を開けて便器やゴミ箱として、また、物を貯蔵する機能があり、その使用機能を豊かにして、より多くの消費者の需要を満たす。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5