(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-08
(45)【発行日】2022-11-16
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
H05K 5/06 20060101AFI20221109BHJP
H05K 5/03 20060101ALI20221109BHJP
【FI】
H05K5/06 D
H05K5/03 A
(21)【出願番号】P 2018154696
(22)【出願日】2018-08-21
【審査請求日】2021-05-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001025
【氏名又は名称】弁理士法人レクスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山田 京一
【審査官】小林 大介
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-270277(JP,A)
【文献】特開平08-298386(JP,A)
【文献】実開平01-168920(JP,U)
【文献】特開2010-109277(JP,A)
【文献】特開昭57-138734(JP,A)
【文献】特開2015-230063(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 5/00- 5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1の側端部に第1の基板ガイドコネクタを有する第1の基板を保持する底部を備え、前記1の側端部が向いた方向に開口しかつ当該開口が該第1の基板
の部品面に斜めに交差する第1の傾斜開口端面を有する筒形状の本体カバーと、
操作面を含
みかつ当該操作面と反対側の背面に第2の基板ガイドコネクタを有する第2の基板を保持する正面部
と前記正面部から背面側に前記第1の基板の部品面と対向する天面を有する天面部とを備え、
前記本体カバーの前記第1の傾斜開口端面の相補形状を有する第2の傾斜開口端面を有する筒形状の正面カバーと、
エラストマーからなり、かつ前記第1の傾斜開口端面及び前記第2の傾斜開口端面の間に液密的に挟まれる形状を有するフランジ部及び前記フランジ部と一体形成され、前記第2の傾斜開口端面から
前記正面カバーの前記天面に沿って前記正面部まで拡張されかつ前記操作面に沿って形成されたボタンキーを含むボタンキー部を有する筒形状のキーパッド部と、を有
し、
前記キーパッド部の前記フランジ部が前記本体カバーの前記第1の傾斜開口端面及び前記正面カバーの前記第2の傾斜開口端面の間に挟持されるように前記本体カバーと前記正面カバーが一体となる場合に前記第1の基板と前記第2の基板とがそれぞれの前記第1の基板ガイドコネクタと前記第2の基板ガイドコネクタとの嵌合を介して電気的に接続されることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記正面部に前記ボタンキー部が嵌合される貫通孔が形成され、
前記ボタンキー部の背面部に突起部が設けられ、
前記第2の基板の前記正面部側には前記突起部が押圧可能なマイクロスイッチを備え
ることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記第1の傾斜開口端面及び前記第2の傾斜開口端面に交差する方向において前記正面カバーと前記本体カバーが互いに向け付勢され固定されていることを特徴とする請求項
1又は2に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関し、特に、業務用自動車内のダッシュボード、車内足元等に設置される車載用移動無線装置等の車内環境下での運用に対応できる防水性や防塵性能を有する電子機器の筐体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、携帯電話機やコードレス電話機の子機のような防水、防塵を必要とする携帯型電子機器の改良に関して、筐体本体と筐体カバーとの合わせ部分に介在させられるパッキン部は、ラバースイッチ部と一体化されパッキン付ラバースイッチの一部とする従来技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、車内環境下での防水、防塵性がある比較的中型の電子機器の筐体において上記従来技術を利用した場合では、その筐体をパーツに分けそれらを複数の防水パッキンを介して接合して、組立てることとなる。そのため、各パーツ単体、組立誤差により、筐体の品質の確保が難しく、品質確保のための組立、調整に時間を費やしてしまう問題点があった。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、防水、防塵性能が高い電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明による電子機器は、第1の基板を保持する底部を備え、該第1の基板に斜めに交差する第1の傾斜開口端面を有する筒形状の本体カバーと、
操作面を含む正面部を備え、前記第1の傾斜開口端面の相補形状を有する第2の傾斜開口端面を有する筒形状の正面カバーと、
エラストマーからなり、かつ前記第1の傾斜開口端面及び前記第2の傾斜開口端面の間に液密的に挟まれる形状を有するフランジ部並びに前記フランジ部と一体形成されかつ前記第2の傾斜開口端面から前記正面部まで拡張された前記操作面としてのボタンキー部を有する筒形状のキーパッド部と、を有することを特徴とする。
【0007】
本願発明によれば、接続する両カバーの接合開口端面をそれぞれ相補的に斜め形状にしてキーパッド部のフランジ部を挟持して接合することにより、電子機器筐体の組立が容易化され、防水、防塵性能が高くなり、第1の基板のメンテナンス性も優れた電子機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施例1に係る電子機器の筐体の概略分解斜視図である。
【
図2】実施例1に係る電子機器の外観を示す概略斜視図である。
【
図3】
図2の線xxにおける電子機器の断面の一部分を示す概略断面図である。
【
図4】実施例1に係る電子機器の操作基板を示す斜視図である。
【
図5】実施例1に係る電子機器の組立てを説明する斜視図である。
【
図6】本発明の実施例2に係る電子機器の断面の一部分を示す概略断面図である。
【
図7】本発明の実施例3に係る電子機器の断面の一部分を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明による実施例の電子機器を詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面においては、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符号を付している。
【実施例1】
【0010】
(構成の説明)
図1は、本実施例の電子機器の筐体10の概略分解斜視図である。
図2は、本実施例の電子機器の外観を示す概略斜視図である(内部の一部を破線で示してある)。
図3は、
図2の線xxにおける電子機器の断面の一部分を示す概略断面図である。
【0011】
図2に示すように、本実施例の電子機器の筐体10は略長方体形状の外観を有している。筐体10は、一対の箱型の筒形状の本体カバー11及び正面カバー12がそれぞれの相補形状の傾斜開口端面(後述する)においてキーパッド部13のフランジ部13aを介して互いに繋ぎ合わされて構成されている。
【0012】
本実施例の電子機器は、
図1及び
図2に示すように、電子機器の筐体10を構成する本体カバー11及び正面カバー12と、正面カバー12内側面に嵌合されるキーパッド部13と、本体カバー11内側に取付けられる第1の基板としてのメイン基板14と、キーパッド部13の内側に取付けられる第2の基板としての操作基板15とを有している。なお、図中のメイン基板14や操作基板15(プリント基板)には種々の電子部品が搭載され電子回路が構成されているが、説明を簡略するために、それら電子部品を省略して示している。
【0013】
筒形状の本体カバー11は、その底部11Bに保持されるメイン基板14に斜めに交差する第1の傾斜開口端面11aを有する。メイン基板14は、本体カバー11の底面に設けられた底面ボス11Ba上にネジSCR1で底部11Bに平行に固定されている。
【0014】
本体カバー11の底部11Bには底面ボス11Bbも設けられ、底面ボス11Bbの上にメイン基板14が置かれる。底面ボス11Bbの真上のメイン基板14上にスタッド16が置かれる。スタッド16は、メイン基板14を挟んで底面ボス11Bb上に固定される。このようにして、スタッド16上に置かれる正面カバー12が、スタッド16の上端面のネジ孔に留められるネジSCR2により、固定可能に構成されている。すなわち、スタッド16は、第1の傾斜開口端面11a及び第2の傾斜開口端面12aに交差する方向において正面カバー12と本体カバー11をネジ留め等、互いに向け付勢されて固定されるように構成されている。
【0015】
さらに、メイン基板14は、その上面にネジSCR1用のネジ孔の対向端部にコネクタ14aを備える。
【0016】
操作基板15はその背面側にコネクタ15aを備える(
図4を参照)。メイン基板14のコネクタ14aと操作基板15のコネクタ15aとは、操作基板15がメイン基板14に対して垂直に嵌合して電気的に接続されるように構成されている。コネクタ14aとコネクタ15aは基板ガイドコネクタとして機能する。
【0017】
図1、
図3に示すように、操作基板15の正面側には、押圧可能なマイクロスイッチMSWがキーパッド部13のボタンキー部13bと対向するように設けられている。
【0018】
筒形状の正面カバー12は、第2の傾斜開口端面12aに対向する壁面部である操作面を含む正面部FFを備える。さらに、正面カバー12は、本体カバー11の第1の傾斜開口端面11aに相補する形状を有する第2の傾斜開口端面12aを有する。すなわち、両カバーの相補形状を有する第1の傾斜開口端面11a及び第2の傾斜開口端面12aは、正面カバー12の天面がメイン基板14の部品面14bを覆うように斜めに形成されている。
【0019】
図1、
図3に示すように、筒形状のキーパッド部13は、シリコーンゴム等のエラストマーからなるフランジ部13aとこれと一体形成されたボタンキー部13bとを有する。フランジ部13aは、本体カバー11及び正面カバー12の第1の傾斜開口端面11a及び第2の傾斜開口端面12aの間に液密的に挟まれるような形状を有する。フランジ部13aと一体形成されたボタンキー部13bは、正面カバー12の第2の傾斜開口端面12aから正面側へ拡張された操作面を構成する。すなわち、キーパッド部13は、エラストマーにより一体的に形成された筒状体であり、両カバーの開口端面部間のフランジ部13aと、開口端面部の対向側のボタンキー部13bと、これらを繋ぎ正面カバー12内面に嵌合される筒状部13cとから構成されている。
【0020】
図1に示すように、正面カバー12の正面部FFには、キーパッド部13のボタンキー部13bが挿入されて嵌合される貫通孔KKがボタンキー部13bの凸部に対応する数だけ形成されている。
【0021】
さらに、キーパッド部13の操作面としてのボタンキー部13bの正面側には、正面カバー12の正面部FF及び操作基板15のそれぞれの周縁部に挟まれる環状リブ13Rが設けられている。
【0022】
正面カバー12の正面部FFの背面側内面には操作基板15のネジ止め用の正面ボスFBが設けられている。操作基板15は、そのネジ孔15SHに留められるネジSCR3により、キーパッド部13のボタンキー部13bを挟んで正面カバー12の正面ボスFBに固定される。すなわち、ネジSCR3により、操作基板15と正面カバー12の正面部FFとの間にキーパッド部13のボタンキー部13bを挟持する構成となっている。
【0023】
ボタンキー部13bから続くキーパッド部13の筒状部13cは操作基板15の周縁部を囲み正面カバー12の内側面に嵌合的に接触して、筒状部13cから続くキーパッド部13のフランジ部13aは正面カバー12の第2の傾斜開口端面12aの全面を覆う。
【0024】
また、
図1に示す正面カバー12は、その天面のネジ孔12SHとキーパッド部13の筒状部13cの天面のネジ孔13SHとを通るネジSCR2により、筒状部13cを挟んで、スタッド16の上端面のネジ孔に留められ、本体カバー11に固定されている。このように、ネジSCR2により、スタッド16の端面と正面カバー12の天面のネジ孔12SHの周縁部とでキーパッド部13の筒状部13cのネジ孔13SHの周縁部を液密的に挟持する構成となっている。
【0025】
さらに、ネジSCR2のネジ留めにより、正面カバー12の第2の傾斜開口端面12aを覆うキーパッド部13のフランジ部13aは、本体カバー11の第1の傾斜開口端面11aに液密的に接触する状態となり、筐体10の密閉状態が得られる。
【0026】
また、
図3に示すように、キーパッド部13のボタンキー部13bは正面カバー12の貫通孔KKに挿入されるボタンキー部13bとこれを弾性的に保持するメンブレン部MMBとを有し、ボタンキー部13bの背面部には突起部PTが形成され、操作基板15上のマイクロスイッチMSWを押圧可能となるように構成されている。なお、
図1に示すネジSCR3による操作基板15のネジ留めにより、操作基板15が環状リブ13Rを押し付ける状態となるので貫通孔KKに侵入した水滴などが操作基板15側に侵入することは環状リブ13Rで阻止されるようになる。
【0027】
(電子機器の組立)
図5(a)に示すように、まず、メイン基板14を、コネクタ14aが正面を向くように(第1の傾斜開口端面11aから突出するように)、本体カバー11の底面ボス11Ba、11Bbの上に置く。そして、ネジSCR1とスタッド16により、メイン基板14を本体カバー11にネジ留め固定する。
【0028】
次に、
図1に示すキーパッド部13を、そのボタンキー部13bを正面カバー12の貫通孔KKに挿入しながら、正面カバー12内面に嵌合する。この時、キーパッド部13の一部となっているフランジ部13aの全面を正面カバー12の第2の傾斜開口端面12aの全面にはめる(接触させる)。
【0029】
次に、
図1に示す操作基板15を、キーパッド部13のボタンキー部13bの背面側内面上に載置して、ネジSCR3により正面カバー12に固定する。このようにして、
図5(b)に示すように、キーパッド部13及び操作基板15が正面カバー12の内部に取付けられる。
【0030】
次に、
図5の白抜き矢印D(背面方向)に示すように、一体化した正面カバー12の第2の傾斜開口端面12a側のフランジ部13aを、本体カバー11の第1の傾斜開口端面11aに合わせて接合すると共に、正面カバー12側の操作基板15のコネクタ15aを本体カバー11のメイン基板14のコネクタ14aに嵌合させる。そして、ネジSCR2をスタッド16にネジ留めすることにより、フランジ部13a、第1の傾斜開口端面11a及び第2の傾斜開口端面12aに交差する方向において、正面カバー12を本体カバー11に固定する。これにより、フランジ部13aは正面カバー12の第1の傾斜開口端面11aと正面カバー12の第2の傾斜開口端面12aとで液密的に挟持された状態となる。よって、正面カバー12と本体カバー11の合せ目部分からの水滴などの侵入はフランジ部13aにて阻止される。
【0031】
(動作の説明)
本体カバー11と正面カバー12は、メイン基板14に対して傾いた第1の傾斜開口端面11a及び第2の傾斜開口端面12aで接合する際にキーパッド部13と一体となっている斜めに延在するフランジ部13aが防水パッキンとしての機能を有している故に、電子機器の運用状態に応じた装置天面からの水濡れの際にも、第1の傾斜開口端面11a及び第2の傾斜開口端面12aにより止水効果が得られる。すなわち、筐体10の斜め分割された本体カバー11と正面カバー12により、メイン基板14の部品面14bが本体カバー11で覆われるので装置天面からの水濡れなどに対し、防水、防塵性を高めることができる。
【0032】
さらに、正面カバー12と本体カバー11の第1の傾斜開口端面11a及び第2の傾斜開口端面12aに交差する方向において両カバーをネジ留めしている故に、キーパッド部13のフランジ部13a(防水、防塵パッキン)への押圧力を維持することができる。
【0033】
本体カバー11の天面がメイン基板14上に斜めに延在する故に、ネジSCR2を外し基板間のコネクタ14a及びコネクタ15aの嵌合を外すだけで、メイン基板14の部品面14bが開放されるため、メンテナンス性が向上するという効果が得られる。
【0034】
さらに、キーパッド部13は、エラストマーから形成され、外装の正面カバー12の内面に沿って延長された先に一体化されたフランジ部13aを有する故に、カバー間の防水、防塵パッキンシートとしても使用することができ、装置の組立ての簡略化が図れる。
【0035】
また、メイン基板14と操作基板15にそれぞれ基板ガイドコネクタ(嵌合可能なコネクタ14aとコネクタ15a)を設けているため、両基板間の結合を高めることができる。
【実施例2】
【0036】
(構成の説明)
図6は、
図3と同様な本発明の実施例2に係る電子機器の断面の一部分を示す概略断面図である。本実施例は、実施例1のキーパッド部13のシート状のフランジ部13aに代えて、本体カバー11の第1の傾斜開口端面11a並びに正面カバー12の第2の傾斜開口端面12aに内包されるキーパッド部13の円柱状のフランジ部13aaとして、これを第1の傾斜開口端面11a及び第2の傾斜開口端面12aが囲繞する溝GVをそれぞれ形成する構成とした以外、実施例1と同一である。
【0037】
本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、フランジ部13aaが外部に現れない故に、筐体外観を単純化することができる。
【実施例3】
【0038】
(構成の説明)
図7は、
図3と同様な本発明の実施例3に係る電子機器の断面の一部分を示す概略断面図である。本実施例は、実施例1の正面カバー12の操作面を含む正面部FFとキーパッド部13のボタンキー部13bと操作基板15とがメイン基板14に対して垂直になるように構成されていることに代えて、正面部FFとボタンキー部13bと操作基板15とがメイン基板14に対して背面方向へ傾斜する構成とした以外、実施例1と同一である。
【0039】
本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、筐体の正面部FFの操作面の傾斜角度の範囲を広げることができる故に、筐体外観の設計を豊富化することができる。
【0040】
以上の実施例のいずれにおいての本体カバー11及び正面カバー12の筐体用樹脂材料は、エンジニアリングプラスチックで形成される。また、本体カバー11及び正面カバー12は、金属材料を用いて形成されてもよい。
【0041】
以上の実施例のいずれにおいてのキーパッド部13のエラストマー材料としては、シリコーンゴムの他に、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、エピクロルヒドリンゴムが挙げられる。
【0042】
なお、図示しないが、以上の実施例のいずれにおいての筐体10特に本体カバー11には、外部接続端子を介して電子回路を動作させるための外部の給電ケーブルや入出力ケーブル等を通過させるための接続孔が側壁の一部において設けられている。
【符号の説明】
【0043】
10…筐体、11…本体カバー、11a…第1の傾斜開口端面、12…正面カバー、12a…第2の傾斜開口端面、13…キーパッド部、13a…フランジ部、13b…ボタンキー部、13c…筒状部、13R…環状リブ、14…メイン基板、14a…コネクタ、15…操作基板、15a…コネクタ、16…スタッド、14b…部品面、FF…正面部、KK…貫通孔、PT…突起部、MSW…マイクロスイッチ。