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特許7173449画像形成システム、制御装置および制御装置用プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-08
(45)【発行日】2022-11-16
(54)【発明の名称】画像形成システム、制御装置および制御装置用プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20221109BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20221109BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20221109BHJP
【FI】
H04N1/00 885
G03G21/00 396
G03G21/00 398
B41J29/38 104
B41J29/38 102
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021027348
(22)【出願日】2021-02-24
(62)【分割の表示】P 2018100657の分割
【原出願日】2018-05-25
(65)【公開番号】P2021093751
(43)【公開日】2021-06-17
【審査請求日】2021-02-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140796
【弁理士】
【氏名又は名称】原口 貴志
(72)【発明者】
【氏名】中越 勇輔
【審査官】花田 尚樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-252740(JP,A)
【文献】特開2017-038171(JP,A)
【文献】特開2000-218894(JP,A)
【文献】特開平07-084736(JP,A)
【文献】特開2015-080857(JP,A)
【文献】特開2013-242792(JP,A)
【文献】特開2014-106834(JP,A)
【文献】特開2006-221427(JP,A)
【文献】特開2016-139991(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
G03G 15/00
15/36
21/00
21/02
21/14
21/20
B41J 29/00 -29/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置と、
前記画像形成装置を制御する制御装置と
を備え、
前記画像形成装置は、通常モードと、前記通常モードより消費電力が少ない省電力モードとを前記画像形成装置の電力モードとして少なくとも切り替える電力モード切替手段を備え、
前記電力モード切替手段は、前記画像形成装置が前記通常モードである状態で、特定の時間、特定の状態が継続した場合に、前記省電力モードの有効または無効の設定を示す省電力モード設定に有効が設定されているとき、前記画像形成装置を前記省電力モードに移行し、
前記電力モード切替手段は、前記画像形成装置が前記通常モードである状態で、前記特定の時間、前記特定の状態が継続した場合であっても、前記省電力モード設定に無効が設定されているときには、前記画像形成装置を前記省電力モードに移行せず、
前記制御装置は、
操作デバイスと、
前記操作デバイスを介して実行が指示されたサービスを提供するサービス提供手段と、
前記画像形成装置の前記電力モードを制御する電力モード制御手段と
を備え、
前記電力モード制御手段は、前記画像形成装置を利用するサービスの実行が前記操作デバイスを介して指示された場合に、前記通常モードへの移行と、前記省電力モードの無効化とを前記画像形成装置に指示し、
前記電力モード切替手段は、前記画像形成装置が前記省電力モードである場合に、前記通常モードへの移行が前記制御装置から指示されたとき、前記画像形成装置を前記通常モードに移行し、
前記電力モード切替手段は、前記省電力モードの無効化が前記制御装置から指示された場合に、前記省電力モード設定に無効を設定することを特徴とする画像形成システム。
【請求項2】
前記電力モード制御手段は、前記画像形成装置を利用するサービスの実行を前記サービス提供手段が終了する場合に、前記省電力モードの有効化を前記画像形成装置に指示し、
前記電力モード切替手段は、前記省電力モードの有効化が前記制御装置から指示された場合に、前記省電力モード設定に有効を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記電力モード切替手段は、前記画像形成装置に電源が投入されていない状態から、前記画像形成装置に電源が投入された場合に、前記省電力モード設定に無効が設定されているとき、前記省電力モード設定に有効を設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記画像形成装置は、
原稿から画像を読み取る読取デバイスと、
記録媒体に画像を印刷する印刷デバイスと
を備え、
前記画像形成装置を利用するサービスは、前記読取デバイスによって原稿から読み取った画像を前記印刷デバイスによって印刷するサービスを含み、
前記電力モード制御手段は、前記読取デバイスによって原稿から読み取った画像を前記印刷デバイスによって印刷するサービスの実行が前記操作デバイスを介して指示された場合に、前記通常モードへの移行と、前記省電力モードの無効化とを前記画像形成装置に指示することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記画像形成装置は、前記画像形成装置の外部のファクシミリ装置とファックス通信を行うファックスデバイスを備え、
前記画像形成装置を利用するサービスは、前記ファックスデバイスを介して画像をファックス送信するサービスを含み、
前記電力モード制御手段は、前記ファックスデバイスを介して画像をファックス送信するサービスの実行が前記操作デバイスを介して指示された場合に、前記通常モードへの移行と、前記省電力モードの無効化とを前記画像形成装置に指示することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記画像形成装置は、原稿から画像を読み取る読取デバイスを備え、
前記画像形成装置を利用するサービスは、前記読取デバイスによって原稿から読み取った画像を保存するサービスを含み、
前記電力モード制御手段は、前記読取デバイスによって原稿から読み取った画像を保存するサービスの実行が前記操作デバイスを介して指示された場合に、前記通常モードへの移行と、前記省電力モードの無効化とを前記画像形成装置に指示することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記画像形成装置は、記録媒体に画像を印刷する印刷デバイスを備え、
前記画像形成装置を利用するサービスは、前記印刷デバイスによって文書を印刷するサービスを含み、
前記電力モード制御手段は、前記印刷デバイスによって文書を印刷するサービスの実行が前記操作デバイスを介して指示された場合に、前記通常モードへの移行と、前記省電力モードの無効化とを前記画像形成装置に指示することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記電力モード切替手段は、前記省電力モード設定に無効が設定されている場合に、前記画像形成装置と、前記制御装置との間の通信が不可能であるとき、前記省電力モード設定に有効を設定することを特徴とする請求項4から請求項7までのいずれかに記載の画像形成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置と、この画像形成装置を制御する制御装置とを備える画像形成システム、制御装置および制御装置用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置と、この画像形成装置を制御する制御装置とを備える画像形成システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載された画像形成装置は、通常モードと、通常モードより消費電力が少ない省電力モードとを画像形成装置自身の電力モードとして切り替える。特許文献1に記載された制御装置は、画像形成装置が省電力モードである場合に、画像形成装置に印字要求を送信するとき、画像形成装置による印字の条件の指定を制御装置自身において受け付ける前に、画像形成装置を通常モードに移行させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-182885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の画像形成システムにおいては、制御装置が画像形成装置を通常モードに移行させた後、画像形成装置による印字の条件の指定を制御装置が受け付けたとしても、画像形成装置が制御装置から印字要求を受信するまでに特定の時間が経過すると、画像形成装置が通常モードから自動で省電力モードに移行するので、画像形成装置が制御装置から印字要求を受信した後で省電力モードから再び通常モードに移行する必要があり、画像形成装置が省電力モードから通常モードに移行する時間分、利用者の待機時間が長くなるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、画像形成装置を利用するサービスの実行時の利用者の待機時間を低減することができる画像形成システム、制御装置および制御装置用プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置を制御する制御装置とを備え、前記画像形成装置は、通常モードと、前記通常モードより消費電力が少ない省電力モードとを前記画像形成装置の電力モードとして少なくとも切り替える電力モード切替手段を備え、前記電力モード切替手段は、前記画像形成装置が前記通常モードである状態で、特定の時間、特定の状態が継続した場合に、前記省電力モードの有効または無効の設定を示す省電力モード設定に有効が設定されているとき、前記画像形成装置を前記省電力モードに移行し、前記電力モード切替手段は、前記画像形成装置が前記通常モードである状態で、前記特定の時間、前記特定の状態が継続した場合であっても、前記省電力モード設定に無効が設定されているときには、前記画像形成装置を前記省電力モードに移行せず、前記制御装置は、操作デバイスと、前記操作デバイスを介して実行が指示されたサービスを提供するサービス提供手段と、前記画像形成装置の前記電力モードを制御する電力モード制御手段とを備え、前記電力モード制御手段は、前記画像形成装置を利用するサービスの実行が前記操作デバイスを介して指示された場合に、前記通常モードへの移行と、前記省電力モードの無効化とを前記画像形成装置に指示し、前記電力モード切替手段は、前記画像形成装置が前記省電力モードである場合に、前記通常モードへの移行が前記制御装置から指示されたとき、前記画像形成装置を前記通常モードに移行し、前記電力モード切替手段は、前記省電力モードの無効化が前記制御装置から指示された場合に、前記省電力モード設定に無効を設定することを特徴とする。
【0007】
この構成により、本発明の画像形成システムは、画像形成装置を利用するサービスの実行が制御装置の操作デバイスを介して指示された場合に、制御装置が画像形成装置を通常モードに移行させるだけでなく、制御装置が画像形成装置の省電力モードを無効化するので、制御装置の操作デバイスを介して実行が指示されたサービスに関する特定の指示を画像形成装置が制御装置から受信するまでに、制御装置が画像形成装置を通常モードに移行させてから特定の時間が経過したとしても、画像形成装置が通常モードから自動で省電力モードに移行することがなく、画像形成装置を利用するサービスの実行時の利用者の待機時間を低減することができる。
【0008】
本発明の画像形成システムにおいて、前記電力モード制御手段は、前記画像形成装置を利用するサービスの実行を前記サービス提供手段が終了する場合に、前記省電力モードの有効化を前記画像形成装置に指示し、前記電力モード切替手段は、前記省電力モードの有効化が前記制御装置から指示された場合に、前記省電力モード設定に有効を設定しても良い。
【0009】
この構成により、本発明の画像形成システムは、画像形成装置を利用するサービスの実行を終了する場合に、制御装置が画像形成装置の省電力モードを有効化するので、制御装置が画像形成装置の省電力モードを有効化した後、特定の時間、特定の状態が継続した場合に画像形成装置が省電力モードに移行する。したがって、本発明の画像形成システムは、消費電力を適切に抑えることができる。
【0010】
本発明の画像形成システムにおいて、前記電力モード切替手段は、前記省電力モード設定に無効が設定されている場合に、前記画像形成装置と、前記制御装置との間の通信が不可能であるとき、前記省電力モード設定に有効を設定しても良い。
【0011】
この構成により、本発明の画像形成システムは、画像形成装置と、制御装置との間の通信が不可能である場合に、画像形成装置が自ら省電力モードを有効化するので、画像形成装置が自ら省電力モードを有効化した後、特定の時間、特定の状態が継続した場合に画像形成装置が省電力モードに移行する。したがって、本発明の画像形成システムは、制御装置が画像形成装置の省電力モードを無効化した後で、画像形成装置と、制御装置との間の通信が不可能になった場合に、画像形成装置の省電力モードが無効のままであることを防止することができるので、消費電力を適切に抑えることができる。
【0012】
本発明の画像形成システムにおいて、前記電力モード切替手段は、前記画像形成装置に電源が投入されていない状態から、前記画像形成装置に電源が投入された場合に、前記省電力モード設定に無効が設定されているとき、前記省電力モード設定に有効を設定しても良い。
【0013】
この構成により、本発明の画像形成システムは、画像形成装置に電源が投入されていない状態から、画像形成装置に電源が投入された場合に、画像形成装置が自ら省電力モードを有効化するので、画像形成装置が自ら省電力モードを有効化した後、特定の時間、特定の状態が継続した場合に画像形成装置が省電力モードに移行する。したがって、本発明の画像形成システムは、制御装置が画像形成装置の省電力モードを無効化した後で、画像形成装置の電源が落ちる異常事態が発生したとしても、その後、画像形成装置に電源が投入された場合に消費電力を適切に抑えることができる。
【0014】
本発明の制御装置は、画像形成装置を制御する制御装置であって、前記画像形成装置は、通常モードと、前記通常モードより消費電力が少ない省電力モードとを前記画像形成装置の電力モードとして少なくとも切り替え、前記制御装置は、操作デバイスと、前記操作デバイスを介して実行が指示されたサービスを提供するサービス提供手段と、前記画像形成装置の前記電力モードを制御する電力モード制御手段とを備え、前記電力モード制御手段は、前記画像形成装置を利用するサービスの実行が前記操作デバイスを介して指示された場合に、前記通常モードへの移行と、前記省電力モードの無効化とを前記画像形成装置に指示することを特徴とする。
【0015】
この構成により、本発明の制御装置は、画像形成装置を利用するサービスの実行が操作デバイスを介して指示された場合に、画像形成装置を通常モードに移行させるだけでなく、画像形成装置の省電力モードを無効化するので、操作デバイスを介して実行が指示されたサービスに関する特定の指示を画像形成装置が制御装置から受信するまでに、画像形成装置を通常モードに移行させてから特定の時間が経過したとしても、画像形成装置が通常モードから自動で省電力モードに移行することがなく、画像形成装置を利用するサービスの実行時の利用者の待機時間を低減することができる。
【0016】
本発明の制御装置用プログラムは、画像形成装置を制御する制御装置によって実行される制御装置用プログラムであって、前記画像形成装置は、通常モードと、前記通常モードより消費電力が少ない省電力モードとを前記画像形成装置の電力モードとして少なくとも切り替え、前記制御装置は、操作デバイスを備え、前記制御装置用プログラムは、前記操作デバイスを介して実行が指示されたサービスを提供するサービス提供手段と、前記画像形成装置の前記電力モードを制御する電力モード制御手段とを前記制御装置に実現させ、前記電力モード制御手段は、前記画像形成装置を利用するサービスの実行が前記操作デバイスを介して指示された場合に、前記通常モードへの移行と、前記省電力モードの無効化とを前記画像形成装置に指示することを特徴とする。
【0017】
この構成により、本発明の制御装置用プログラムを実行する制御装置は、画像形成装置を利用するサービスの実行が操作デバイスを介して指示された場合に、画像形成装置を通常モードに移行させるだけでなく、画像形成装置の省電力モードを無効化するので、操作デバイスを介して実行が指示されたサービスに関する特定の指示を画像形成装置が制御装置から受信するまでに、画像形成装置を通常モードに移行させてから特定の時間が経過したとしても、画像形成装置が通常モードから自動で省電力モードに移行することがなく、画像形成装置を利用するサービスの実行時の利用者の待機時間を低減することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の画像形成システム、制御装置および制御装置用プログラムは、画像形成装置を利用するサービスの実行時の利用者の待機時間を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施の形態に係るマルチコピー機の正面図である。
図2図1に示すMFPのブロック図である。
図3図1に示すキオスク端末のブロック図である。
図4図3に示す表示部に表示されるメイン画面の一例である。
図5】電源が投入された場合の図2に示すMFPの動作のフローチャートである。
図6】キオスク端末との通信状態に基づいて省電力モード設定の設定を変更する場合の図2に示すMFPの動作のフローチャートである。
図7】電力モードが通常モードである状態における電力モードの切り替えに関する図2に示すMFPの動作のフローチャートである。
図8】操作部を介してサービスの実行が指示された場合の図1に示すマルチコピー機の動作のシーケンス図である。
図9】サービスの実行が終了する場合の図1に示すマルチコピー機の動作のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0021】
まず、本発明の一実施の形態に係る画像形成システムとしてのマルチコピー機の構成について説明する。
【0022】
図1は、本実施の形態に係るマルチコピー機10の正面図である。
【0023】
図1に示すように、マルチコピー機10は、画像形成装置としてのMFP(Multifunction Peripheral)20と、MFP20に接続されてMFP20を制御する制御装置としてのキオスク端末30とを備えている。MFP20と、キオスク端末30とは、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。マルチコピー機10は、例えば、コンビニエンスストアなどの小売業の店舗などに設置される。
【0024】
図2は、MFP20のブロック図である。
【0025】
図2に示すように、MFP20は、種々の操作が入力される例えばボタンなどの操作デバイスである操作部21と、種々の情報を表示する例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部22と、用紙などの記録媒体に画像を印刷する印刷デバイスであるプリンター23と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー24と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部25と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部26と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部27と、MFP20全体を制御する制御部28とを備えている。
【0026】
MFP20は、通常モードと、通常モードより消費電力が少ない省電力モードとをMFP20の電力モードとして少なくとも切り替えることができる。
【0027】
操作部21の少なくとも一部は、表示部22とともに、タッチパネルを構成している。
【0028】
記憶部27は、画像形成装置用プログラム27aを記憶している。画像形成装置用プログラム27aは、例えば、MFP20の製造段階でMFP20にインストールされていても良いし、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部の記憶媒体からMFP20に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からMFP20に追加でインストールされても良い。
【0029】
記憶部27は、省電力モードの有効または無効の設定を示す省電力モード設定27bを記憶している。
【0030】
制御部28は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、制御部28のCPUの作業領域として用いられるメモリーとしてのRAM(Random Access Memory)とを備えている。制御部28のCPUは、記憶部27または制御部28のROMに記憶されているプログラムを実行する。
【0031】
制御部28は、画像形成装置用プログラム27aを実行することによって、通常モードおよび省電力モードをMFP20の電力モードとして少なくとも切り替える電力モード切替手段28aを実現する。
【0032】
制御部28は、MFP20がキオスク端末30(図1参照。)と接続する場合、基本的には、操作部21を介して操作を受け付けず、表示部22に情報を表示しない。
【0033】
図3は、キオスク端末30のブロック図である。
【0034】
図3に示すように、キオスク端末30は、種々の操作が入力される例えばボタンなどの操作デバイスである操作部31と、種々の情報を表示する例えばLCDなどの表示デバイスである表示部32と、写真を印刷する印刷デバイスである写真プリンター33と、USBメモリーなどの外部の記憶媒体と通信を行うメディアリーダーライター34と、マルチコピー機10(図1参照。)の利用料金を徴収する課金装置35と、マルチコピー機10の利用料金の領収書を印刷する印刷デバイスであるレシートプリンター36と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部37と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDDなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部38と、キオスク端末30全体を制御する制御部39とを備えている。
【0035】
操作部31の少なくとも一部は、表示部32とともに、タッチパネルを構成している。
【0036】
記憶部38は、制御装置用プログラム38aを記憶している。制御装置用プログラム38aは、例えば、キオスク端末30の製造段階でキオスク端末30にインストールされていても良いし、USBメモリーなどの外部の記憶媒体からキオスク端末30に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からキオスク端末30に追加でインストールされても良い。
【0037】
制御部39は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、制御部39のCPUの作業領域として用いられるメモリーとしてのRAMとを備えている。制御部39のCPUは、記憶部38または制御部39のROMに記憶されているプログラムを実行する。
【0038】
制御部39は、制御装置用プログラム38aを実行することによって、操作部31を介して実行が指示されたサービスを提供するサービス提供手段39aと、MFP20の電力モードを制御する電力モード制御手段39bとを実現する。
【0039】
図1に示すマルチコピー機10は、操作部31(図3参照。)からの操作に応じて様々なサービスを提供することができる。例えば、マルチコピー機10は、スキャナー24(図2参照。)によって原稿から読み取った画像をプリンター23(図2参照。)によって印刷するコピーサービス、スキャナー24によって原稿から読み取った画像をファックス通信部25を介してファックス送信するファックスサービス、スキャナー24によって原稿から読み取った画像をメディアリーダーライター34(図3参照。)を介して外部の記憶媒体に保存するスキャンサービス、図示していない外部のデータ管理システムから通信部37(図3参照。)を介して取得した文書をプリンター23によって印刷するネットワークプリントサービス、外部の記憶媒体からメディアリーダーライター34を介して取得した文書、または、外部のモバイル端末などのコンピューターから通信部37を介して取得した文書をプリンター23によって印刷する文書プリントサービス、外部の記憶媒体からメディアリーダーライター34を介して取得した写真、または、外部のモバイル端末などのコンピューターから通信部37を介して取得した写真を写真プリンター33(図3参照。)によって印刷する写真プリントサービスなどを提供することができる。
【0040】
図4は、表示部32に表示されるメイン画面40の一例である。
【0041】
図4に示すメイン画面40には、コピーサービスを提供するためのコピーボタン41と、ファックスサービスを提供するためのファックスボタン42と、スキャンサービスを提供するためのスキャンボタン43と、ネットワークプリントサービスを提供するためのネットワークプリントボタン44と、文書プリントサービスを提供するための文書プリントボタン45と、写真プリントサービスを提供するための写真プリントボタン46とを含んでいる。
【0042】
次に、マルチコピー機10の動作について説明する。
【0043】
まず、電源が投入された場合のMFP20の動作について説明する。
【0044】
MFP20に電源が投入されていない状態から、MFP20に電源が投入されると、MFP20の電力モード切替手段28aは、図5に示す動作を実行する。
【0045】
図5は、電源が投入された場合のMFP20の動作のフローチャートである。
【0046】
図5に示すように、電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに有効が設定されているか否かを判断する(S101)。
【0047】
電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに有効が設定されていない、すなわち、省電力モード設定27bに無効が設定されているとS101において判断すると、省電力モード設定27bに有効を設定する(S102)。
【0048】
電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに有効が設定されているとS101において判断するか、S102の処理を実行すると、図5に示す動作を終了する。
【0049】
次に、キオスク端末30との通信状態に基づいて省電力モード設定27bの設定を変更する場合のMFP20の動作について説明する。
【0050】
MFP20の電力モード切替手段28aは、定期的に図6に示す動作を実行する。
【0051】
図6は、キオスク端末30との通信状態に基づいて省電力モード設定27bの設定を変更する場合のMFP20の動作のフローチャートである。
【0052】
図6に示すように、電力モード切替手段28aは、MFP20と、キオスク端末30との間の通信が可能であるか否かを判断する(S121)。ここで、電力モード切替手段28aは、接続の確認のための信号をキオスク端末30に送信した後、特定の時間以内にキオスク端末30から応答を受信した場合に、MFP20と、キオスク端末30との間の通信が可能であると判断する。一方、電力モード切替手段28aは、接続の確認のための信号をキオスク端末30に送信した後、特定の時間以内にキオスク端末30から応答を受信しなかった場合に、MFP20と、キオスク端末30との間の通信が不可能であると判断する。
【0053】
電力モード切替手段28aは、MFP20と、キオスク端末30との間の通信が可能であるとS121において判断すると、図6に示す動作を終了する。
【0054】
電力モード切替手段28aは、MFP20と、キオスク端末30との間の通信が可能ではない、すなわち、不可能であるとS121において判断すると、省電力モード設定27bに有効が設定されているか否かを判断する(S122)。
【0055】
電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに有効が設定されていない、すなわち、省電力モード設定27bに無効が設定されているとS122において判断すると、省電力モード設定27bに有効を設定する(S123)。
【0056】
電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに有効が設定されているとS122において判断するか、S123の処理を実行すると、図6に示す動作を終了する。
【0057】
次に、電力モードが通常モードである状態における電力モードの切り替えに関するMFP20の動作について説明する。
【0058】
MFP20の電力モード切替手段28aは、MFP20の電力モードが通常モードである場合、図7に示す動作を実行する。
【0059】
図7は、電力モードが通常モードである状態における電力モードの切り替えに関するMFP20の動作のフローチャートである。
【0060】
図7に示すように、電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに有効が設定されているか否かを判断する(S141)。
【0061】
電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに有効が設定されているとS141において判断すると、MFP20の状態が特定の状態であるか否かを判断する(S142)。ここで、特定の状態とは、MFP20がコピーサービス、ファックスサービス、スキャンサービス、ネットワークプリントサービスまたは文書プリントサービスのためのジョブを実行中ではない状態である。
【0062】
電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに無効が設定されているとS141において判断するか、MFP20の状態が特定の状態ではないとS142において判断すると、S141の処理を実行する。
【0063】
電力モード切替手段28aは、MFP20の状態が特定の状態であるとS142において判断すると、省電力モードに移行するか否かの判断に使用するための省電力タイマーによる計時を開始する(S143)。ここで、省電力タイマーは、0秒から計時を開始し、経過時間を計るタイマーである。
【0064】
電力モード切替手段28aは、S143の処理の後、省電力モード設定27bに有効が設定されているか否かを判断する(S144)。
【0065】
電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに有効が設定されているとS144において判断すると、MFP20の状態が特定の状態であるか否かを判断する(S145)。ここで、特定の状態とは、S142の処理と同様に、MFP20がコピーサービス、ファックスサービス、スキャンサービス、ネットワークプリントサービスまたは文書プリントサービスのためのジョブを実行中ではない状態である。
【0066】
電力モード切替手段28aは、MFP20の状態が特定の状態であるとS145において判断すると、省電力タイマーによって計っている時間が特定の時間以上になったか否かを判断する(S146)。
【0067】
電力モード切替手段28aは、省電力タイマーによって計っている時間が特定の時間以上になっていないとS146において判断すると、S144の処理を実行する。
【0068】
電力モード切替手段28aは、省電力モード設定27bに無効が設定されているとS144において判断するか、MFP20の状態が特定の状態ではないとS145において判断すると、省電力タイマーによる計時を終了して(S147)、S141の処理を実行する。
【0069】
電力モード切替手段28aは、省電力タイマーによって計っている時間が特定の時間以上になったとS146において判断すると、MFP20を省電力モードに移行して(S148)、図7に示す動作を終了する。
【0070】
図7に示すように、電力モード切替手段28aは、MFP20が通常モードである状態で、特定の時間、特定の状態が継続した場合(S146でYES)、省電力モード設定27bに有効が設定されているとき(S141でYES、および、S144でYES)にMFP20を省電力モードに移行する(S148)。一方、電力モード切替手段28aは、MFP20が通常モードである状態で、特定の時間、特定の状態が継続した場合であっても、省電力モード設定27bに無効が設定されているとき(S141でNO、または、S144でNO)には、MFP20を省電力モードに移行しない。
【0071】
次に、操作部31を介してサービスの実行が指示された場合のマルチコピー機10の動作について説明する。
【0072】
図8は、操作部31を介してサービスの実行が指示された場合のマルチコピー機10の動作のシーケンス図である。
【0073】
キオスク端末30の電力モード制御手段39bは、操作部31を介してサービスの実行が指示されたとサービス提供手段39aによって判断されると、図8に示す動作を実行する。ここで、サービス提供手段39aは、操作部31を介してコピーボタン41、ファックスボタン42、スキャンボタン43、ネットワークプリントボタン44、文書プリントボタン45または写真プリントボタン46が押された場合に、コピーボタン41、ファックスボタン42、スキャンボタン43、ネットワークプリントボタン44、文書プリントボタン45および写真プリントボタン46のうち、操作部31を介して押されたボタンに対応するサービスの実行が指示されたと判断しても良い。また、サービス提供手段39aは、操作部31を介してコピーボタン41、ファックスボタン42、スキャンボタン43、ネットワークプリントボタン44、文書プリントボタン45および写真プリントボタン46のいずれかが押された後、表示部32に表示された特定のメッセージに同意する操作が操作部31を介して入力された場合に、コピーボタン41、ファックスボタン42、スキャンボタン43、ネットワークプリントボタン44、文書プリントボタン45および写真プリントボタン46のうち、操作部31を介して押されたボタンに対応するサービスの実行が指示されたと判断しても良い。例えば、サービス提供手段39aは、操作部31を介してスキャンボタン43が押された後、表示部32に表示された「スキャンサービスの開始後、指示があるまで、メディアリーダーライターから記憶媒体を取り外さないでください。」というメッセージに同意する操作が操作部31を介して入力された場合に、操作部31を介して押されたスキャンボタン43に対応するサービス、すなわち、スキャンサービスの実行が指示されたと判断しても良い。
【0074】
図8に示すように、電力モード制御手段39bは、操作部31を介して実行が指示されたサービスがMFP20を利用するサービスであるか否かを判断する(S161)。ここで、電力モード制御手段39bは、コピーサービス、ファックスサービス、スキャンサービス、ネットワークプリントサービスおよび文書プリントサービスを、MFP20を利用するサービスとして判断し、写真プリントサービスを、MFP20を利用しないサービスとして判断する。
【0075】
電力モード制御手段39bは、操作部31を介して実行が指示されたサービスがMFP20を利用するサービスであるとS161において判断すると、通常モードへの移行と、省電力モードの無効化とをMFP20に指示する(S162)。
【0076】
MFP20の電力モード切替手段28aは、S162における指示を受けると、省電力モード設定27bに無効を設定する(S163)。
【0077】
次いで、電力モード切替手段28aは、MFP20の電力モードが省電力モードである場合、MFP20の電力モードを通常モードに移行する(S164)。
【0078】
そして、電力モード切替手段28aは、通常モードへの移行と、省電力モードの無効化とを実行した旨をキオスク端末30に通知する(S165)。
【0079】
キオスク端末30のサービス提供手段39aは、操作部31を介して実行が指示されたサービスがMFP20を利用するサービスではないとS161において判断されるか、S165の通知が電力モード制御手段39bによって受け取られると、操作部31を介して実行が指示されたサービスの提供を開始する(S166)。ここで、サービス提供手段39aは、操作部31を介して実行が指示されたサービスがMFP20を利用するサービスである場合、MFP20と連携してサービスを提供する。
【0080】
次に、サービスの実行が終了する場合のマルチコピー機10の動作について説明する。
【0081】
図9は、サービスの実行が終了する場合のマルチコピー機10の動作のシーケンス図である。
【0082】
キオスク端末30の電力モード制御手段39bは、サービスの実行が終了するとサービス提供手段39aによって判断されると、図9に示す動作を実行する。ここで、サービス提供手段39aは、サービスを最後まで実行した場合にサービスの実行が終了すると判断するだけでなく、サービスを途中で終了する場合にもサービスの実行が終了すると判断する。例えば、サービス提供手段39aは、操作部31を介してサービスの実行が指示された後、特定の時間、操作部31を介して操作が入力されない場合、このサービスを途中で終了する。
【0083】
図9に示すように、電力モード制御手段39bは、実行が終了するとサービス提供手段39aによって判断されたサービスがMFP20を利用するサービスであるか否かを判断する(S181)。ここで、電力モード制御手段39bは、コピーサービス、ファックスサービス、スキャンサービス、ネットワークプリントサービスおよび文書プリントサービスを、MFP20を利用するサービスとして判断し、写真プリントサービスを、MFP20を利用しないサービスとして判断する。
【0084】
電力モード制御手段39bは、実行が終了するとサービス提供手段39aによって判断されたサービスがMFP20を利用するサービスであるとS181において判断すると、省電力モードの有効化をMFP20に指示する(S182)。
【0085】
MFP20の電力モード切替手段28aは、S182における指示を受けると、省電力モード設定27bに有効を設定する(S183)。
【0086】
そして、電力モード切替手段28aは、省電力モードの有効化を実行した旨をキオスク端末30に通知する(S184)。
【0087】
以上に説明したように、マルチコピー機10は、MFP20を利用するサービスの実行がキオスク端末30の操作部31を介して指示された場合に、キオスク端末30がMFP20を通常モードに移行させるだけでなく、キオスク端末30がMFP20の省電力モードを無効化する(S162)ので、キオスク端末30の操作部31を介して実行が指示されたサービスに関する特定の指示をMFP20がキオスク端末30から受信するまでに、キオスク端末30がMFP20を通常モードに移行させてから特定の時間が経過したとしても、MFP20が通常モードから自動で省電力モードに移行することがなく、MFP20を利用するサービスの実行時の利用者の待機時間を低減することができる。例えば、マルチコピー機10は、キオスク端末30の操作部31を介してコピーサービスの実行が指示された後に、操作部31を介したコピーの設定が長引くなどして、MFP20にコピーの実行を開始させるための指示をMFP20がキオスク端末30から受信するまでに、キオスク端末30がMFP20を通常モードに移行させてから特定の時間が経過したとしても、MFP20が通常モードから自動で省電力モードに移行することがない。
【0088】
マルチコピー機10は、MFP20を利用するサービスの実行を終了する場合に、キオスク端末30がMFP20の省電力モードを有効化する(S183)ので、キオスク端末30がMFP20の省電力モードを有効化した後、特定の時間、特定の状態が継続した場合にMFP20が省電力モードに移行する(S148)。したがって、マルチコピー機10は、消費電力を適切に抑えることができる。
【0089】
マルチコピー機10は、MFP20と、キオスク端末30との間の通信が不可能である場合に(S121でNO)、MFP20が自ら省電力モードを有効化する(S123)ので、MFP20が自ら省電力モードを有効化した後、特定の時間、特定の状態が継続した場合にMFP20が省電力モードに移行する(S148)。したがって、マルチコピー機10は、キオスク端末30がMFP20の省電力モードを無効化した(S162)後で、MFP20と、キオスク端末30との間の通信が不可能になった場合に、MFP20の省電力モードが無効のままであることを防止することができるので、消費電力を適切に抑えることができる。
【0090】
マルチコピー機10は、MFP20に電源が投入されていない状態から、MFP20に電源が投入された場合に、MFP20が自ら省電力モードを有効化する(S102)ので、MFP20が自ら省電力モードを有効化した後、特定の時間、特定の状態が継続した場合にMFP20が省電力モードに移行する(S148)。したがって、マルチコピー機10は、キオスク端末30がMFP20の省電力モードを無効化した(S162)後で、例えば停電などによって、MFP20の電源が落ちる異常事態が発生したとしても、その後、MFP20に電源が投入された場合に消費電力を適切に抑えることができる。
【0091】
本発明の画像形成装置は、本実施の形態においてMFPであるが、プリンター専用機、コピー専用機、ファックス専用機、スキャナー専用機など、MFP以外の画像形成装置でも良い。
【符号の説明】
【0092】
10 マルチコピー機(画像形成システム)
20 MFP(画像形成装置)
27b 省電力モード設定
28a 電力モード切替手段
30 キオスク端末(制御装置)
31 操作部(操作デバイス)
38a 制御装置用プログラム
39a サービス提供手段
39b 電力モード制御手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9