特許7173513IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

揚力や風力を生み出す回転羽根

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

無人飛行機の回転羽根は、高速で回転するものであり、人や構造物に衝突すると衝突を受けた人が怪我をしたり構造物が損傷したりするおそれがある。このため、無人飛行機は、取り扱い可能な場所について、一定の制限を受けている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

上述した課題を解決するため、請求項1に係る発明は、駆動源の出力を受けて回転する回転軸に固定されるハブ部と、前記ハブ部から前記回転軸に固定されたブレード部とを備えた回転羽根において、前記回転羽根のハブ部及びブレード部は、可撓性を有する材料により構成され、前記材料は、ポリ乳酸と熱可塑性のエラストマーとの混合物であり、三次元印刷装置により製造されることを特徴とする回転羽根である。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1に係る回転羽根にあっては、ブレード部が可撓性を有する材料で構成されているため、回転状態のブレード部が人や構造物に接触しても、ブレード部はその可撓性により弾性変形する。

従って、請求項1に係る回転羽根によれば、ブレード部との接触を受けた人の怪我や構造物の損傷が抑えられ、安全性に優れた回転羽根が実現される。

また、請求項1に係る回転羽根にあっては、回転羽根のブレード部と共にハブ部についても可撓性を有する材料により構成されているため、駆動源の回転軸に圧入により押し込むことで容易に取り付け又は取り外すことができる。

即ち、回転羽根をボルトやネジにより固定したり溶接する必要が無く、回転羽根の着脱が容易で且つ部品点数の削減によるコストの低減も可能となる。なお、回転羽根のブレード部とハブ部が共に材料であるから、ブレード部とハブ部の一体成形も可能となり、製造の容易化を図ることもできる。

請求項1に係る回転羽根にあっては、の回転羽根が三次元印刷装置にされるので、立体データの計画次第で回転羽根に細密な構造を容易に加えることが可能となる。

請求項1に係る回転羽根にあっては、前記材料がポリ乳酸と熱可塑性エラストマーとの混合物であるから、三次元印刷装置を用いて前記回転羽根を製造することが可能となる。特に、前記材料がポリ乳酸とスチレン系エラストマーの混合物、ポリ乳酸とオレフィン系エラストマーの混合物、または熱可塑性ポリエステルエラストマーとすることにより、三次元印刷装置を用いて前記回転羽根を製造することが容易となる。

また、請求項2記載の発明にあっては、前記材料がJIS規格に準拠したデュロメータのタイプAに基づく20(Hs)~90(Hs)の範囲の硬度を有するものであるため、請求項1又は請求項2の効果をより良好に得ることができる。

例えば、立体データの計画次第で、回転羽根のブレード部を中空状に成形して軽量化を図りつつ、中空部に仕切り補強壁(例えばハニカム構造)を設けて耐久性を高めた回転羽根も容易に製造できる。

請求項3に係る回転羽根にあっては、の回転羽根が無人飛行機に適用されるものであるから、回転羽根が人や構造物に接触したとしても接触を受けた人の怪我や構造物の損傷が抑えられ、屋内や多くの人が集まる上空等、無人飛行機を取り扱うことのできる場所が拡大する。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は本発明に係る回転羽根の第1実施形態が適用された無人飛行機の側面図である。
【図2】 図2は本発明に係る回転羽根の第1実施形態が適用された無人飛行機の平面図である。
【図3】 図3は本発明に係る回転羽根の第1実施形態を示す回転羽根の底面図である。
【図4】 図4は本発明に係る回転羽根の第1実施形態を示す回転羽根の斜視図である。
【図5】 図5は本発明に係る回転羽根の第2実施形態を示す回転羽根の底面図である。
【図6】 図6は本発明に係る回転羽根の第2実施形態を示す回転羽根の斜視図である。

代表図 図1本件の代表的な図

10,100…無人飛行機 11…機体本体部 12…スキッド 13…モーター 14…アーム 15…回転軸 16…撮影装置 20,200…プロペラ 21…差し込み孔 22,220…プロペラのハブ部 23,230…プロペラのブレード部 24…端部 30…基準軸 θ1,θ2…傾斜角度(ピッチ角)

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