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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-08
(45)【発行日】2022-11-16
(54)【発明の名称】冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
   F25D 23/04 20060101AFI20221109BHJP
【FI】
F25D23/04 E
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2018228196
(22)【出願日】2018-12-05
(65)【公開番号】P2020091062
(43)【公開日】2020-06-11
【審査請求日】2021-07-08
(73)【特許権者】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】弁理士法人サトー
(72)【発明者】
【氏名】三嶋 浩二
【審査官】西山 真二
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-063064(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2006/0152123(US,A1)
【文献】特開2012-255635(JP,A)
【文献】特開平07-218109(JP,A)
【文献】特開2012-247153(JP,A)
【文献】特開2010-043808(JP,A)
【文献】特開平10-103852(JP,A)
【文献】特開2011-242049(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D 23/02 - 23/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面開口部を有する冷蔵庫本体と、
ヒンジを支点に回動し、前記前面開口部を開閉する扉と、
前記扉の前記冷蔵庫本体側に設けられ容器状に構成されたドアポケットと、を有し、
前記ドアポケットは、容器の底部を構成する底板と、容器の周囲を構成する周板と、を有し、
前記周板は、
前記扉の幅方向に伸び、前記ドアポケットの前記冷蔵庫本体側の面を構成する冷蔵庫本体側領域と、
前記扉の幅方向と交差する方向に伸び、前記ドアポケットの左右の両端側の面を構成する左右の側部領域と、
前記左右の側部領域のうち少なくとも一方と前記冷蔵庫本体側領域との間に介在し、前記冷蔵庫本体側領域及び前記側部領域の両方に対して傾斜又は湾曲しているコーナー部領域と、を有し、
前記ドアポケットは、前記扉の幅方向と交差する方向に伸び、前記ドアポケットの内部を仕切ることで、前記側部領域の一方と前記コーナー部領域の少なくとも一部とに外周を囲まれるように構成された収容部を形成する第1仕切り部を有しており、
前記第1仕切り部を前記冷蔵庫本体側に延長した線は、前記コーナー部領域と交差する
冷蔵庫。
【請求項2】
前記第1仕切り部の前記冷蔵庫本体側の端部は、前記周板から離間して設けられている、
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記収容部は、前記扉の幅方向において前記ヒンジと反対側に設けられている、
請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記扉の幅方向に伸び前記収容部の内部を仕切る第2仕切り部を更に有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記ドアポケットは、前記冷蔵庫本体側領域の少なくとも一部と前記第1仕切り部の少なくとも一部とに外周を囲まれるように構成され前記第1仕切り部に対して前記収容部とは反対側に設けられ前記収容部よりも容積の大きい大収容部を更に有している、
請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記扉の幅方向に伸び前記収容部の内部を仕切る第2仕切り部と、
前記ドアポケットは、前記冷蔵庫本体側領域の少なくとも一部と前記第1仕切り部の少なくとも一部に外周を囲まれるように構成され前記第1仕切り部に対して前記収容部とは反対側に設けられ前記収容部よりも容積の大きい大収容部と、
前記扉の幅方向に伸び前記大収容部を仕切る中板と、を更に有し、
前記第2仕切り部における前記底板からの高さは、前記中板の高さよりも低い、又は前記冷蔵庫本体側領域の高さよりも低い、
請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記ドアポケットは、前記冷蔵庫本体側領域の少なくとも一部と前記第1仕切り部の少なくとも一部に外周を囲まれるように構成され前記第1仕切り部に対して前記収容部とは反対側に設けられ前記収容部よりも容積の大きい大収容部と、
前記扉の幅方向に伸び前記大収容部を仕切る中板と、を更に有し、
前記第1仕切り部における前記底板からの高さは、前記中板の高さよりも低い、又は前記冷蔵庫本体側領域の高さよりも低い、
請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記大収容部は、前記収容部の幅の3倍以上の幅を有する、
請求項5から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記扉は、右側に設けられた右扉と左側に設けられた左扉とにより構成され、前記右扉と前記左扉とは、一方の有する幅が他方の有する幅よりも狭くなるように構成されている、
請求項1から8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記収容部は、少なくとも、前記右扉と前記左のうち、より狭い幅を有している扉の、前記より狭い幅を有している扉の幅方向において前記ヒンジとは反対側に設けられている、
請求項9に記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、冷蔵庫の開口を開閉する扉には、ドアポケットが設けられており、このドアポケットには、例えば1リットル紙パックや2リットルペットボトルの飲料物、その他、ビン類や缶類などを収納できるようになっている。ドアポケットは、扉の閉状態において扉から突出している。そのため、冷蔵庫のドアポケットは、他の構造物との干渉を避けてスムーズに扉を開閉できるようにするため、扉の回転軌跡の外側の端部が傾斜又は湾曲して構成されている。
【0003】
これに対し、一般的に飲料物等の容器は、その断面形状が矩形又は円形になっている。そのため、従来のドアポケットでは、上述した紙パックやペットボトル飲料物、その他、ビン類や缶類などをドアポケット端部の傾斜又は湾曲した面に沿って収納することができず、その結果、無駄な空間が生じてしまいドアポケット内の収納空間を有効利用することができていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2010-043808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、ドアポケット内の収納空間を有効利用できる冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の冷蔵庫は、前面開口部を有する冷蔵庫本体と、ヒンジを支点に回動し、前記前面開口部を開閉する扉と、前記扉の前記冷蔵庫本体側に設けられ容器状に構成されたドアポケットと、を有する。前記ドアポケットは、容器の底部を構成する底板と、容器の周囲を構成する周板と、を有する。前記周板は、前記扉の幅方向に伸び、前記ドアポケットの前記冷蔵庫本体側の面を構成する冷蔵庫本体側領域と、前記扉の幅方向と交差する方向に伸び、前記ドアポケットの左右の両端側の面を構成する左右の側部領域と、前記左右の側部領域のうち少なくとも一方と前記冷蔵庫本体側領域との間に介在し、前記冷蔵庫本体側領域及び前記側部領域の両方に対して傾斜又は湾曲しているコーナー部領域と、を有する。前記ドアポケットは、前記扉に対して垂直方向に伸び、前記ドアポケットの内部を仕切ることで、前記側部領域の一方と前記コーナー部領域の少なくとも一部とを外周面に含むように構成された収容部を形成する第1仕切り部を有しており、前記第1仕切り部を前記冷蔵庫本体側に延長した線は、前記コーナー部領域と交差する
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施形態に係る冷蔵庫の扉を閉鎖した状態における構成例を概略的に示す正面図
図2】第1実施形態に係る冷蔵庫の回動扉の構成例を概略的に示す斜視図
図3】第1実施形態に係る冷蔵庫のドアポケットの構成例を概略的に示す斜視図
図4】第1実施形態に係る冷蔵庫のドアポケットの構成例を概略的に示す平面図
図5】第2実施形態に係る冷蔵庫のドアポケットの構成例を概略的に示す平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、複数の実施形態による冷蔵庫について、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0009】
(第1実施形態)
一実施形態について図1から図4を参照して説明する。
図1に示すように、冷蔵庫1は、前面が開口した縦長矩形箱状の冷蔵庫本体10内に、複数の貯蔵室を有して構成されている。以下の説明では、冷蔵庫本体10の開口側を、冷蔵庫1の前側とし、開口とは反対側を、冷蔵庫1の後ろ側とする。また、冷蔵庫1を図1の姿勢で床面に設置した場合における重力方向に対する上下方向を、冷蔵庫1の上下方向とする。また、図1の冷蔵庫1を前側から見た場合における左右方向を、冷蔵庫1の左右方向とする。そして、本実施形態において、後述する回動扉111、112に設けられたドアポケット20、30について、「冷蔵庫本体10側」とは、回動扉111、112の閉鎖状態を基準とした回動扉111、112に対する相対的な位置関係を意味するものとする。
【0010】
図1に示すように、冷蔵庫1は、冷蔵庫本体10を主体として構成されている。冷蔵庫本体10は、前面が開口した断熱性を有する箱体で構成されており、内部に複数の貯蔵室を有している。冷蔵庫本体10は、貯蔵物を貯蔵するための複数の貯蔵室として、例えば冷蔵室11、野菜室12、製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15を備えている。冷蔵室11は、冷蔵庫本体10の最上部に設けられている。野菜室12は、冷蔵室11の下方に設けられている。製氷室13及び小冷凍室14は、野菜室12の下方にあって、左右に並べて設けられている。冷凍室15は、製氷室13及び小冷凍室14の下方、つまり冷蔵庫本体10の最下部に設けられている。
【0011】
冷蔵室11及び野菜室12は、いずれも冷蔵温度帯の貯蔵室であり、例えば1~4℃のプラス温度帯に維持される。冷蔵室11と野菜室12との間は、図示しない断熱仕切壁により上下に仕切られている。製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15は、いずれも冷凍温度帯の貯蔵室であり、例えば-10℃~-20℃のマイナス温度帯に維持される。野菜室12と、製氷室13及び小冷凍室14との間は、図示しない断熱仕切り壁により上下に仕切られている。
【0012】
冷蔵庫1は、左右の回動扉111、112を備えている。左右の回動扉111、112は、冷蔵室11の前面の開口を開閉するものであり、断熱性を有するヒンジ開閉式の扉であって、観音開き式に構成されている。左右の回動扉111、112は、冷蔵庫本体10の前側の左右端に上下一組として設けられた左右のヒンジ113、114によって、冷蔵庫本体10に回動可能に支持されている。
【0013】
本実施形態では、左右の回動扉111、112は、それぞれの有する左右方向の幅に差異を持たせて構成されている。例えば、左側の回動扉111の幅は、右側の回動扉112の幅よりも小さい。なお、左右の回動扉111、112の幅の寸法関係は、上述したものと逆であっても良いし、左右の回動扉111、112の幅は同じであってもよい。また、冷蔵室11の前面の開口を開閉する回動扉は、一方向又は両方向に回動可能な、つまり片開き又は両開きの一枚の扉であっても良い。
【0014】
左右の回動扉111、112は、それぞれドアポケット20、30を1つ以上有している。本実施形態の場合、左右の回動扉111、112は、それぞれ複数、この場合それぞれ3つのドアポケット201~203、301~303を有している。各ドアポケット20、30は、例えばポリスチレン等の透明な合成樹脂製であって、飲料物の容器やその他の食料品等を収納可能に構成されている。なお、左側の扉111に設けられた各ドアポケット201~203、及び右側の扉112に設けられた各ドアポケット301~303は、それぞれ幅寸法や具体的な形状が共通していても良いし、異なっていても良い。以下では、図2から図4も参照して、左側の回動扉111が有するドアポケット201について説明する。
【0015】
左側のドアポケット201は、図2に示すように、左側の回動扉111の下端部に設けられている。ドアポケット201は、図3及び図4に示すように、底板21及び周板22を一体に有しており、左側の回動扉111に取り付けられた状態で、全体として上側が開口した容器状となる。
【0016】
底板21は、ドアポケット201の底部を構成する。底板21は、冷蔵庫1の設置面に対して水平又は左側の回動扉111から離れるにつれてやや下降するような傾斜状に構成されている。なお、底板21は、一平面状に構成しても良いし、段差を設けて構成しても良い。本実施形態の場合、底板21は、一平面状ではなく、左側の回動扉111側の面と、冷蔵庫本体10側の面との二面からなる階段状に構成されている。すなわち、底板21の左側の回動扉111側の面は、底板21の冷蔵庫本体10側の面を左側の回動扉111側に延長した面より下方に離間して設けられている。
【0017】
周板22は、ドアポケット201の外周面を構成する。周板22は、図3に示すように、底板21を左側の回動扉111側の一辺を除いて取り囲むように構成されている。周板22は、冷蔵庫1の設置面に対して垂直方向又は略垂直方向に伸びて構成されている。周板22は、1つの冷蔵庫本体側領域221と、2つの側部領域222と、1つのコーナー部領域223とを、一体に有する。
【0018】
冷蔵庫本体側領域221は、左側の回動扉111の幅方向に伸び、左側のドアポケット20の冷蔵庫本体10側の面を構成し、左側の回動扉111から離間している。2つの側部領域222は、それぞれ左側の回動扉111の幅方向と交差する方向に伸びており、ドアポケット201の幅方向における左右の両端側の面を構成する。この場合、側部領域222が回動扉111の幅方向と交差する方向に伸びるとは、側部領域222を延長した領域が回動扉111の幅方向と交差することを意味する。すなわち、側部領域222を延長した領域と回動扉111とは角度を有して交差している。本実施形態の場合、2つの側部領域222は、それぞれ左側の回動扉111に対して垂直方向又は略垂直方向に伸びている。なお、側部領域222を延長した領域と回動扉111とは角度を有して交差していれば良く、必ずしも直交している必要はない。
【0019】
左右の側部領域222は、その一端において、左側の回動扉111に接している。コーナー部領域223は、冷蔵庫本体10側に設けられ、冷蔵庫本体側領域221と側部領域222との間に介在している。この場合、コーナー部領域223の両端部分は、それぞれ冷蔵庫本体側領域221及び側部領域222に接続されて滑らかに連続している。なお、冷蔵庫本体側領域221とコーナー部領域223、及びコーナー部領域223と側部領域222とは、必ずしも接続されている必要はなく、相互に離間して例えば1mm程度の僅かな隙間を有する構成であっても良い。
【0020】
コーナー部領域223は、冷蔵庫本体側領域221と側部領域222とのいずれに対しても傾斜又は湾曲して構成されている。本実施形態の場合、コーナー部領域223は、冷蔵庫本体側領域221及び側部領域222に対して湾曲している。コーナー部領域223は、冷蔵庫本体側領域221の両端に設けても良いし、一端に設けても良い。本実施形態では、図3に示すように、コーナー部領域223は、左側の回動扉111の閉状態において右端、つまり左側の回動扉111の幅方向において、ヒンジ113と反対側の、反ヒンジ側に設けられている。冷蔵庫本体側領域221のうちコーナー部領域223が介在していない側の一端は、側部領域222と直接接続している。
【0021】
本実施形態では、周板22は、底板21からの高さが、左側の回動扉111側よりも冷蔵庫本体10側において低くなるように、上端部を傾斜させて構成されている。つまり、冷蔵庫本体側領域221の高さは側部領域222の高さよりも、低く構成されている。換言すれば、周板22の上端部は、回動扉111側から冷蔵庫本体10側へ向かって下降するように傾斜している。また、底板21の上面から周板22の上端部までの高さ寸法は、冷蔵庫本体側領域221において一定である。
【0022】
ドアポケット201は、第1仕切り部23、第2仕切り部24、及び中板25を有している。第1仕切り部23は、ドアポケット20の内部の空間を、回動扉111の幅方向に仕切っており、これにより回動扉111の幅方向に並ぶ空間を形成している。この場合、第1仕切り部23は、左側の回動扉111の幅方向と交差する方向に伸び、左側のドアポケット20内部を区画して、小収容部26及び大収容部27を形成する。この場合、左側の回動扉111の幅方向と交差する方向とは、回動扉111の幅方向と垂直である場合に限られず、回動扉111の幅方向と垂直な成分、すなわち、回動扉111の閉状態において冷蔵庫本体10の前後方向に平行な成分を含む方向であればよい。
【0023】
本実施形態では、第1仕切り部23は、左側の回動扉111に対して垂直方向に伸びている。すなわち、第1仕切り部23は、回動扉111の面に対して直交するように配置されている。なお、本実施形態において、第1仕切り部23が回動扉111に対して垂直方向に伸びるとは、厳密に垂直である必要はなく、回動扉111の面に対して数度程度傾斜していても良い。
【0024】
小収容部26は、第1仕切り部23に対してコーナー部領域223側に設けられた空間である。すなわち、小収容部26は、その外周の一部を、第1仕切り部23と、側部領域222の一方と、コーナー部領域223の少なくとも一部とによって囲まれた収容部である。ここで、外周の一部を側部領域222の一方とコーナー部領域223の少なくとも一部とによって囲まれているとは、側部領域222の一方とコーナー部領域223の少なくとも一部とを小収容部26の外周面に含んでいる場合に限られず、それらによって規定される空間の内部に、小収容部26が含まれている場合も含まれる。
【0025】
本実施形態において、小収容部26は、その外周面に、第1仕切り部23と、側部領域222の一方と、コーナー部領域223の少なくとも一部とを含む。この場合、小収容部26の外周面とは、ドアポケット20自体の外周面に限らず、小収容部26を構成する周囲の面を意味するものであり、周板22に囲まれたドアポケット20の内部に位置する面を含んでいても良い。また、本実施形態において、小収容部26は、2つの側部領域222のうち一方、この場合、反ヒンジ側の側部領域222と、コーナー部領域223のうち反ヒンジ側の側部領域222に繋がる一部と、第1仕切り部23と、で囲まれた空間である。
【0026】
大収容部27は、第1仕切り部23に対して小収容部26とは反対側に設けられた空間である。すなわち、大収容部27は、その外周の一部を、前記冷蔵庫本体側領域の少なくとも一部と第1仕切り部の少なくとも一部とによって囲まれている。ここで、外周の一部を、前記冷蔵庫本体側領域の少なくとも一部と第1仕切り部の少なくとも一部とによって囲まれているとは、前記冷蔵庫本体側領域の少なくとも一部と第1仕切り部の少なくとも一部とを大収容部27の外周面に含んでいる場合に限られず、それらによって規定される空間の内部に、大収容部27が含まれている場合も含まれる。
【0027】
本実施形態において、大収容部27は、その外周面に、第1仕切り部23と、冷蔵庫本体側領域221の少なくとも一部とを含む。この場合、大収容部27の外周面とは、ドアポケット20自体の外周面に限らず、大収容部27を構成する周囲の面を意味するものであり、周板22に囲まれたドアポケット20の内部に位置する面を含んでいても良い。また、本実施形態において、大収容部27は、2つの側部領域222のうち、小収容部26の外周面を形成していない方である他方、この場合、ヒンジ側の側部領域222と、冷蔵庫本体側領域221と、コーナー部領域223のうち冷蔵庫本体側領域221に繋がる一部と、第1仕切り部23と、で囲まれた空間である。
【0028】
小収容部26の収容容積は、大収容部27よりも収容容積が小さく構成されている。つまり、大収容部27の幅、すなわち左側の回動扉111の幅方向の寸法は、小収容部26の幅よりも大きい。具体的には、大収容部27の幅は、小収容部26の幅の3倍以上である。
【0029】
なお、ドアポケット201の左右両端にコーナー部領域223が設けられていても良い。この場合、小収容部26は、その左右両方のコーナー部領域223に対応するように設けられても良いし、そのうち一方のコーナー部領域223、例えば反ヒンジ側のコーナー部領域223にのみ対応するように設けられていても良い。換言すれば、ドアポケット201の左右両端にコーナー部領域223が設けられている場合、第1仕切り部23は、その左右両方のコーナー部領域223に対応するように設けられても良いし、そのうち一のコーナー部領域223にのみ対応するように設けられても良い。
【0030】
すなわち、例えば本実施形態における左側のドアポケット201のように、幅方向の寸法が比較的短いものの場合、ドアポケット201は、1つの第1仕切り部23を有する構成とすれば良い。そして、この1つの第1仕切り部23は、ドアポケット201内を、扉111の幅方向に見て、第1仕切り部23に対してコーナー部領域223側つまり反ヒンジ側にある小収容部26と、第1仕切り部23に対してヒンジ側にある大収容部27と、に区画する。
【0031】
一方、例えば右側のドアポケット301のように、幅方向の寸法が左側のドアポケット201より長いものの場合、ドアポケット301は、例えば2つの第1仕切り部を有することができる。この場合、ドアポケット301は、2つの第1仕切り部に挟まれた大収容部と、扉112の幅方向に見て大収容部の両外側に設けられた、つまり第1仕切り部と側部領域とに挟まれた2つの収容部と、を有する構成とすることができる。
【0032】
ここで、第1仕切り部23において、冷蔵庫本体10側の端部を第1仕切り部23の先端部231と称し、回動扉111側の端部を第1仕切り部23の基端部232と称する。この場合、図4に示すように、第1仕切り部23の先端部231は、周板22から離間している。すなわち、第1仕切り部23は、周板22のコーナー部領域223と接していない。この場合、第1仕切り部23の先端部231とコーナー部領域223との間の隙間の距離は、これに限定されないが、例えば0.5cm~1.5cm程度である。
【0033】
本実施形態において、第1仕切り部23を冷蔵庫本体10側に延長した線は、周板22のコーナー部領域223と交差する。また、第1仕切り部23の先端部231は、必ずしも周板22から離間している必要なない。すなわち、第1仕切り部23の先端部231は、周板22のコーナー部領域223に突き当てられて接続されていても良い。また、第1仕切り部23を冷蔵庫本体10側に延長した線は、必ずしもコーナー部領域223と交差している必要はなく、冷蔵庫本体側領域221と交差する構成であっても良い。例えば第1仕切り部23の先端部231は、周板22の冷蔵庫本体側領域221に突き当てられて接続されていても良い。
【0034】
第1仕切り部23の基端部232は、ドアポケット201が回動扉111に設置された状態において、回動扉111と接するように構成されていても良く、また、回動扉111から離間して構成されていてもよい。本実施形態では、第1仕切り部23の基端部232は、ドアポケット201が左側の回動扉111に設置された状態において、回動扉111と接するように構成されている。
【0035】
第2仕切り部24は、第1仕切り部23で仕切られた小収容部26内を更に2以上の空間に仕切るためのものである。本実施形態の場合、ドアポケット201は、複数、例えば3つの第2仕切り部24を有している。具体的には、ドアポケット201は、冷蔵庫本体10側から順に、第2仕切り部241~243を有している。そして、各第2仕切り部241~243は、小収容部26の内部を更に4つの空間に仕切っている。なお、ドアポケット201は、1つの第2仕切り部24を有し、小収容部26内を2つの空間に区画する構成としても良い。
【0036】
具体的には、第2仕切り部241~243は、左側の回動扉111の幅方向に伸び、小収容部26の内部を左側の回動扉111に対する垂直方向に仕切って4つの収容空間261~264を形成している。なお、本実施形態において、単に小収容部26と称した場合は、これら4つの収容空間261~264を合わせた空間を意味している。
【0037】
本実施形態では、第2仕切り部24によって小収容部26内に形成された4つの収容空間261~264を、冷蔵庫本体10側から順に、第1小収容部261、第2小収容部262、第3小収容部263、及び第4小収容部264、と称する。この場合、第1小収容部261は、その外周面にコーナー部領域223の一部を含んでいる。本実施形態では、複数の第2仕切り部24のうち、最も冷蔵庫本体10側に位置する第2仕切り部241は、その左端、つまり反ヒンジ側の端部において周板22のコーナー部領域223と側部領域222との境目付近に接している。また、各第2仕切り部242、243の左端、つまり反ヒンジ側の端部は、周板22の側部領域222と接している。第2仕切り部241~243の右端、つまりヒンジ側の端部は、それぞれ第1仕切り部23と接している。
【0038】
中板25は、第1仕切り部23で仕切られた大収容部27内を更に2以上の空間に仕切るためのものである。本実施形態の場合、ドアポケット201は、例えば1つの中板35を有しており、大収容部27の内部を更に2つの空間に仕切っている。具体的には、中板25は、左側の回動扉111の幅方向に伸び、大収容部27の内部を回動扉111に対する垂直方向に仕切って2つの収容空間271、272を形成している。
【0039】
なお、本実施形態において、単に大収容部27と称した場合は、これら2つの収容空間271、272を合わせた空間を意味している。また、本実施形態では、中板25によって大収容部27内に形成された2つの収容空間271、272を、冷蔵庫本体10側から順に、第1大収容部271及び第2大収容部272と称する。
【0040】
中板25は、左側のドアポケット201の奥行、つまり左側の回動扉111に対する垂直方向の中心の位置よりも冷蔵庫本体側領域221側に位置している。すなわち、第1大収容部271及び第2大収容部272は、左側の回動扉111の開状態において、ユーザーから見た手前側と奥側とに配置されている。そして、本実施形態において、手前側の第1大収容部271の奥行寸法は、奥側の第2収容部272の奥行寸法よりも小さい。
【0041】
なお、詳細は図示しないが、本実施形態において中板25は、底板21に設けられた段差部分から上方に突出して設けられている。すなわち、底板21には、中板25を左右方向つまり扉111の幅方向に延長した線を境とする段差が形成されている。そして、底板21のうち扉111側部分は段差の上側に位置し、冷蔵庫本体10側は段差の下側に位置している。
【0042】
また、中板25の幅方向の一方の端部は、周板22の側部領域222に接している。また、中板25の幅方向の他方の端部は、第1仕切り部23と接している。この場合、中板25は、3つの第2仕切り部24のうち1つ、例えば3つの第2仕切り部24のうち最も冷蔵庫本体10側となる第2仕切り部24に連続するように形成されている。また、本実施形態において、底板21の上面から冷蔵庫本体側領域221の上端部までの高さ寸法は、底板21の上面から周板22の上端部までの高さ寸法の中で最も短くなっている。そして、周板22の上面から中板25の上端部までの高さ寸法は、底板21の上面から冷蔵庫本体側領域221の上端部までの高さ寸法よりも短くなっている。すなわち、中板25の高さ寸法は、周板22の高さ寸法よりも短くなっており、中板25は、周板22の上端部から上方へは突出していない。
【0043】
本実施形態の場合、第1仕切り部23及び第2仕切り部24の底板21の上面からの高さは、中板25の高さ及び冷蔵庫本体側領域221の高さのいずれよりも低く構成されている。すなわち、本実施形態では、冷蔵庫本体側領域221の底板21の上面からの高さ寸法が最も長く、中板25の高さ寸法が次に長く、第1仕切り部23及び第2仕切り部24の高さ寸法が最も短く構成されている。別の実施形態では、冷蔵庫本体側領域221の底板21の上面からの高さ寸法が最も長く、第1仕切り部23及び第2仕切り部24の高さ寸法が次に長く、中板25の高さ寸法が最も短く構成されていても良い。更に別の実施形態では、中板25の底板21の上面からの高さ寸法が最も長く、第1仕切り部23及び第2仕切り部24の高さ寸法が次に長く、冷蔵庫本体側領域221の高さ寸法が最も短く構成されていても良い。
【0044】
また、第1仕切り部23及び第2仕切り部24は、底板21の上面からの高さが一定でなくてもよい。例えば、本実施形態では、第1仕切り部23は、中板25との接点を境に底板21の上面からの高さが変化している。つまり、第1仕切り部23のうち、先端部231側は、基端部232側よりも低く構成されている。また、本実施形態では、複数設けられた第2仕切り部24の底板21の上面からの高さは、第1仕切り部23のうち、先端部231側の高さ寸法と同じ高さ寸法に構成されている。
【0045】
上述したように、本実施形態の冷蔵庫1のドアポケット201は、第1仕切り部23を有している。第1仕切り部23は、回動扉111に対して垂直方向に伸び、ドアポケット201の内部を仕切ることで、側部領域222の一方とコーナー部領域223の少なくとも一部とを外周面に含むように構成された小収容部26を形成する。
【0046】
これによれば、ドアポケット201のコーナー部領域223の内側に存在する狭い空間に、チューブ入り食品などの、小型の食品を収納できるようになる。第1仕切り部23を有さない従来例の場合、チューブ入り食品などの小型の食品をコーナー部領域223の内側の狭い空間に収納しようとしても、仕切りがないために小型の食品が倒れてしまい、取り出すときに不便である。そのような事情があるため、当該空間は活用されず、無駄な空間となっていた。省エネのためにも、収納スペースを有効に活用して冷蔵庫を小型化することが望ましい。本実施形態では、第1仕切り部23が小収容部26を形成しているため、小収容部26に収納した小型の食品が倒れ難くなり、簡便に取り出すことができる。そのため、従来例では無駄な空間となっていたコーナー部領域223の内側の空間を、小収容部26として有効に利用することができる。
【0047】
更に、第1仕切り部23の冷蔵庫本体10側の先端部231は、周板22のコーナー部領域223から離間して設けられている。これにより、小収容部26内部の清掃やメンテナンス等を行いやすくなる。すなわち、コーナー部領域223は、冷蔵庫本体側領域221と側部領域222とのいずれに対しても傾斜又は湾曲して構成されている。したがって、コーナー部領域223と第1仕切り部23とが成す角度は、鋭角となる。
【0048】
この場合、第1仕切り部23がコーナー部領域223に接して設けられているとすると、第1仕切り部23とコーナー部領域223との突き合わせ部分に汚れやほこりがたまり易くなる。更に、上述の突き合わせ部分は、鋭角となっているためユーザーの手指や清掃用具が入り難く、そのため、この突き合わせ部分に汚れやほこりがたまった場合には清掃が困難となり不衛生である。
【0049】
一方、本実施形態では第1仕切り部23とコーナー部領域223とが離間している。このため、第1仕切り部23とコーナー部領域223との間には突き合わせ部分が存在しないため、汚れやほこりがたまり難い。更に、仮に第1仕切り部23とコーナー部領域223との間に汚れやほこりがたまってしまっても、ユーザーは、第1小収容部261と第1大収容部271とに跨ってコーナー部領域223の内面に沿ってユーザーの手指や清掃道具を動かして清掃することができるため、その汚れやほこりを簡単に拭き取ることができる。その結果、ドアポケット20を衛生的に保つことができる。
【0050】
また、第1仕切り部23とコーナー部領域223との距離が0.5cmから1.5cmであることから、ユーザーの手指や清掃用具を入れてメンテナンスすることができる一方で、食品入りのチューブなどの小型の食品が隙間を通り抜けて倒れてしまうことを抑制することができる。
【0051】
更に、小収容部26は、左側の回動扉111の幅方向において、ヒンジ113と反対側の、反ヒンジ側に設けられている。これにより、小収容部26は、左側の回動扉111の開状態において、ユーザーに対して手前側に位置することになる。したがって、ユーザーにとって手が届きやすい位置となるため、簡単に小収容部26から小型の食品を出し入れしたり、手軽に小収容部26内を清掃したりすることができる。
【0052】
更に、本実施形態の冷蔵庫1は、第2仕切り部24を有している。第2仕切り部24は、回動扉111の幅方向に伸び、小収容部26の内部を回動扉111に対する垂直方向に仕切っている。これにより、小収容部26内部が細かく区切られるため、複数の小型食品をそれぞれ個別に出し入れしやすく収容することができる。そのため、左側のドアポケット20内が整理され、収納空間を更に有効利用することができる。また、小型の食品が複数収容されている場合、その一部を取り出しても、それによりその他の小型の食品が倒れてしまうことがなく、小型の食品を取り出すたびに左側のドアポケット20内を整理し直すような手間がかからない。
【0053】
また、左側のドアポケット201は、大収容部27を更に有している。大収容部27は、第1仕切り部23の少なくとも一部を外周面に含むように構成され第1仕切り部23に対して小収容部26とは反対側に設けられている。そして、大収容部27は、小収容部26よりも容積が大きい。これによれば、小収容部26にチューブ入り調味料等の小型食品を収納しつつ、大収容部27に例えば1リットル紙パックや2リットルのペットボトル等の大型の食品を収納することができるため、ユーザーの利便性の向上が図られる。
【0054】
また、第1仕切り部23及び第2仕切り部24は、その底板21からの高さが、中板25の高さ又は冷蔵庫本体側領域221の高さよりも低くなるように構成されている。これにより、大収容部27に収容された食品を出し入れする際に、ユーザーの手が、第1仕切り部23又は第2仕切り部24にぶつかり難くすることができる。また、小収容部26に収容された食品を出し入れする際にも、ユーザーの手が第2仕切り部24にぶつかり難くすることができる。そのため、収納スペースの有効利用を図りつつ、収容された食品の取り出し性能を損なわない構成となっている。
【0055】
大収容部27の幅は、小収容部26の幅の3倍以上である。すなわち、小収容部26の幅は、大収容部27の幅の1/3未満である。これにより、本実施形態の小収容部26は、大収容部27のための空間を必要以上に圧迫することがない。そのため、本実施形態の冷蔵庫1は、小型の食品を収納するための小収容部26を備えつつも、例えば1リットル紙パックや2リットルのペットボトル等の、大型の食品の大収容部27への収納をより確実にすることができる。
【0056】
更に、本実施形態において、第1仕切り部23は、周板22のコーナー部領域223と交差する位置に設けられている。これによれば、大収容部27を、冷蔵庫本体側領域221及び扉111の面に沿った全体として矩形形状にすることで、その容積を極力大きく確保することがきる。そのため、例えば断面が矩形の1リットル紙パックや2リットルペットボトル等の大型の収容物を大収容部27へ収納し易くなり、また、収容する際に第1仕切り部23が邪魔になることを抑制することができる。更に、本実施形態によれば、大収容部27の容積を大きく確保しつつ、従来であれば無駄なスペースになり易かった曲面形状のコーナー部領域223に沿った空間を小収容部26として活用することができるため、ドアポケット20内の空間を有効活用でき、その結果、ユーザーの利便性の向上が図られる。
【0057】
更に、本実施形態では、小収容部26が設けられたコーナー部領域223は、左側の回動扉111に設けられている。この左側の回動扉111は、その幅が右側の回動扉112の幅よりも小さくなるように構成されている。幅が狭い左側の回動扉111は、幅の広い右側の回動扉112に比較して、その回転軌跡の回転半径が小さくなる。そのため、左側のドアポケット20の半ヒンジ側の端部は、右側のドアポケット30の半ヒンジ側の端部に比較して、その端部を一層大きく湾曲又は傾斜させる必要がある。
【0058】
つまり、反ヒンジ側の端部を左側の回動扉111の回転軌跡の外側に突出しないようにして、左側の回動扉111の回動時に右側の回動扉112と干渉することを回避する必要がある。したがって、左側のドアポケット20の半ヒンジ側の端部には、大型の食品を収容し難い。一方、本実施形態によれば、左側のドアポケット20の半ヒンジ側端部に小収容部26を設けることにより、従来例では有効利用できなかったコーナー部領域223を含む空間を、小型の食品の収容に有効利用することができる。
【0059】
(第2実施形態)
冷蔵庫1のドアポケット201は、第1実施形態における第1仕切り部23を有さない構成であっても良い。すなわち、本実施形態のドアポケット201は、複数の第2仕切り部24を有しているが、第1仕切り部23は有していない。この場合、第2実施形態のドアポケット201は、第2仕切り部24を少なくとも1つ好ましくは3つ有している。そして、小収容部26と大収容部27とは、各第2仕切り部24における側部領域222と接続していない側の端部244を繋いだ線及びその線の延長線によって実質的に区切られている。この場合、各第2仕切り部24は、小収容部26の内部を更に4つの空間に仕切っている。
【0060】
これによれば、上記第1実施形態に比べて、収納時の小型食品の転倒防止性が劣る可能性があるものの、従来例では無駄な空間となっていたコーナー部領域223の内側の空間の有効利用という点では、上記第1実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0061】
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0062】
図面中、1は冷蔵庫、10は冷蔵庫本体、11は冷蔵室、111,112は左右の回動扉、113,114は左右のヒンジ、20は左側のドアポケット、21は底板、22は周板、221は冷蔵庫本体側領域、222は側部領域、223はコーナー部領域、23は第1仕切り部、24は第2仕切り部、25は中板、26は小収容部、27は大収容部、を示す。
図1
図2
図3
図4
図5