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特許7174107スケジューリング方法、装置、設備、記憶設備、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-08
(45)【発行日】2022-11-17
(54)【発明の名称】スケジューリング方法、装置、設備、記憶設備、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/31 20130101AFI20221109BHJP
【FI】
G06F21/31
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2021087299
(22)【出願日】2021-05-25
(65)【公開番号】P2021131897
(43)【公開日】2021-09-09
【審査請求日】2021-05-25
(31)【優先権主張番号】202010604519.6
(32)【優先日】2020-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512015127
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】チャオ,イーディ
(72)【発明者】
【氏名】チャオ,シュフイ
(72)【発明者】
【氏名】グオ,ジュチェン
(72)【発明者】
【氏名】グイ,ペンフェイ
(72)【発明者】
【氏名】スー,グァンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ゼンリン
【審査官】吉田 歩
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-151759(JP,A)
【文献】特開2006-011768(JP,A)
【文献】特開2004-112037(JP,A)
【文献】特表2014-526105(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/31
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
認証すべき情報が指示される認証要求を取得することと、
前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要し、かつ、複数の認証ポリシーが含まれている認証ポリシーグループを取得することと、
前記複数の認証ポリシー間の認証依存関係の有無に基づいて、前記複数の認証ポリシーのうちの前記認証依存関係を有する認証ポリシーを異なる認証ポリシーグループに割り当てることと、
プリセットの依存関係にしたがって、前記認証すべき情報に必要な認証ポリシーグループを順次に呼び出して、前記認証すべき情報に対して認証処理を順次行って、前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果を取得することと、を含
前記認証依存関係は、1つの認証ポリシーの正常運用が他の認証ポリシーの認証結果に依存する関係である、
スケジューリング方法。
【請求項2】
前記複数の認証ポリシー間の認証依存関係の有無に基づいて、前記複数の認証ポリシーのうちの前記認証依存関係を有しない認証ポリシーを同一の認証ポリシーグループに割り当てることをさらに含み
前記同一の認証ポリシーグループのうちの証ポリシーの各々の認証プロセスは、前記同一の認証ポリシーグループのうちの証ポリシーの各々の並行実行を確保するように、互いに独立する、
請求項1に記載のスケジューリング方法。
【請求項3】
前記異なる認証ポリシーグループ間の、前記認証依存関係を有する認証ポリシーの以外の認証ポリシーの各々の認証プロセスは、互いに独立している、
請求項に記載のスケジューリング方法。
【請求項4】
前記認証すべき情報に基づいて前記認証ポリシーグループ間の認証依存関係を決定して、前記認証すべき情報的プリセットの依存関係を取得することをさらに含む、
請求項に記載のスケジューリング方法。
【請求項5】
前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果をキャッシュして、前記認証すべき情報に必要な他の認証ポリシーグループにキャッシュした前記認証処理結果を呼び出させ、前記認証すべき情報に対する認証処理を完了させることをさらに含む、
請求項に記載のスケジューリング方法。
【請求項6】
認証すべき情報が指示される認証要求を取得するための要求取得ユニットと、
前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要し、かつ、複数の認証ポリシーが含まれている認証ポリシーグループを取得するためのポリシー決定ユニットと、
前記複数の認証ポリシー間の認証依存関係の有無に基づいて、前記複数の認証ポリシーのうちの前記認証依存関係を有する認証ポリシーを異なる認証ポリシーグループに割り当てるための依存関係決定ユニットと、
プリセットの依存関係にしたがって、前記認証すべき情報に必要な認証ポリシーグループを順次に呼び出して、前記認証すべき情報に対して認証処理を順次行って、前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果を取得するためのポリシースケジューリングユニットと、を備
前記認証依存関係は、1つの認証ポリシーの正常運用が他の認証ポリシーの認証結果に依存する関係である、
スケジューリング装置。
【請求項7】
前記依存関係決定ユニットは、前記複数の認証ポリシー間の認証依存関係の有無に基づいて、前記複数の認証ポリシーのうちの前記認証依存関係を有しない認証ポリシーを同一の認証ポリシーグループに割り当てることをさらに行い、
前記同一の認証ポリシーグループのうちの証ポリシーの各々の認証プロセスは、前記同一の認証ポリシーグループのうちの証ポリシーの各々の並行実行を確保するように、互いに独立する、
請求項に記載のスケジューリング装置。
【請求項8】
前記異なる前記認証ポリシーグループ間の、前記認証依存関係を有する認証ポリシーの以外の認証ポリシーの各々の認証プロセスは、互いに独立している、
請求項に記載のスケジューリング装置。
【請求項9】
前記依存関係決定ユニットは、前記認証すべき情報に基づいて前記認証ポリシーグループ間の認証依存関係を決定して、前記認証すべき情報的プリセットの依存関係を取得することをさらに行う
請求項に記載のスケジューリング装置。
【請求項10】
前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果をキャッシュして、前記認証すべき情報に必要な他の認証ポリシーグループにキャッシュした前記認証処理結果を呼び出させ、前記認証すべき情報に対する認証処理を完了させるための結果キャッシュユニットをさらに備える、
請求項に記載のスケジューリング装置。
【請求項11】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、
前記メモリには、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1~請求項のいずれか一項に記載のスケジューリング方法を実行させる、
ことを特徴とする電子設備。
【請求項12】
コンピュータに請求項1~請求項のいずれか一項に記載のスケジューリング方法を実行させる命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータにおいてプロセッサにより実行されると、請求項1~請求項のいずれか一項に記載のスケジューリング方法を実現することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、データ処理分野に関し、特にビッグデータに関し、クラウドコンピューティング、人工知能、スマート認証、スマートスケジューリングの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
スマート認証は、人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの技術的能力をベースとして、企業、機構及び個人などの主体に身元識別、情報検証などの一体化されたソリューションを提供するものである。認証の需要が高まり続けるのにつれて、認証ポリシーも豊富になりつつあるが、既存の認証プロセスでは、認証ポリシーが順番に実行され、認証ポリシーの増加に伴って、認証処理の効率は必然的に低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、スケジューリング方法、装置、設備及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一態様によれば、スケジューリング方法を提供し、当該方法は、認証すべき情報が指示される認証要求を取得することと、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループであって、少なくとも2つの認証ポリシーが含まれ、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて決定される前記認証ポリシーグループを決定することと、前記認証ポリシーグループにおける認証ポリシーを並行に呼び出し、前記認証すべき情報に対して並行認証処理を行って、前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果を取得することと、を含む。
【0005】
本開示の別の態様によれば、スケジューリング装置を提供し、前記装置は、認証すべき情報が指示される認証要求を取得するための要求取得ユニットと、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループであって、少なくとも2つの認証ポリシーが含まれ、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて決定される前記認証ポリシーグループを決定するためのポリシー決定ユニットと、前記認証ポリシーグループにおける認証ポリシーを並行に呼び出し、前記認証すべき情報に対して並行認証処理を行って、前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果を取得するためのポリシースケジューリングユニットと、を含む。
【0006】
本開示の別の態様によれば、電子設備を提供し、前記電子設備は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、前記メモリには、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサに以上に記載の方法を実行させる。
【0007】
本開示の別の態様によれば、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令は、前記コンピュータに以上に記載の方法を実行させるために用いられる。
【発明の効果】
【0008】
本開示による技術は、既存の、認証ポリシーの増加につれて認証処理の効率が低下するという問題を解決した。
【0009】
なお、この部分に記載されている内容は、本開示の実施形態の肝心な又は重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を限定するものでもない。本開示の他の特徴は、以下の説明を通じて容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面は、本開示の理解を促すためのものであり、いかなる限定を目的としない。
図1】本開示の実施形態に係るスケジューリング方法の実施フローの概略図一である。
図2】本開示の実施形態に係るスケジューリング方法の実施フローの概略図二である。
図3】本開示の実施形態に係るスケジューリング方法の具体的な一例示における実施プロセスの概略図である。
図4】本開示の実施形態に係るスケジューリング装置の構造概略図一である。
図5】本開示の実施形態に係るスケジューリング装置の構造概略図二である。
図6】本開示の実施形態に係るスケジューリング装置の構造概略図三である。
図7】本開示の実施形態に係るスケジューリング方法を実現するための電子設備ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本開示の例示的な実施形態を説明するが、理解を容易にするためにその中には本開示の実施形態の様々な詳細が含まれており、それらは単なる例示的なものと考えられるべきである。したがって、当業者は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、本開示の明細書に記載された実施形態について様々な変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。同様に、以下の説明では、周知の機能及び構造についての説明は、明瞭かつ簡明のために省略される。
【0012】
本開示にて提供されるスケジューリング方法は、図1に示すように、認証すべき情報が指示される認証要求を取得するステップS101と、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループであって、少なくとも2つの認証ポリシーが含まれ、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて決定される前記認証ポリシーグループを決定するステップS102と、前記認証ポリシーグループにおける認証ポリシーを並行に呼び出し、前記認証すべき情報に対して並行認証処理を行って、前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果を取得するステップS103と、を含む。
【0013】
こうすると、本開示は、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて認証ポリシーグループを決定することができ、且つ、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループを決定した後、グループ内の認証ポリシーが並行で前記認証すべき情報に対して認証処理を行うようにすることができるため、必然的に認証処理の効率を向上させることができ、特に、認証ポリシーが多い場合、本開示の効率向上の優位性がより顕著になる。
【0014】
本開示の具体的な一例示において、前記認証ポリシーグループのうちの各認証ポリシーの認証プロセスは互いに独立しており、このようにして、前記認証ポリシーグループのうちの各認証ポリシーが並行且つ効果的に実行できることを保証する。つまり、認証ポリシーグループのうちの各認証ポリシーの認証プロセスは互いに無関係であり、このようにして、並行運用のために基盤を築くとともに、認証処理の効率を向上させるためにも基盤を築いた。
【0015】
本開示の具体的な一例示において、実際のシナリオにおいて、認証ポリシー間に、呼び出し順番の依存などのような相互依存関係が存在する可能性があることを考慮すると、例を挙げてみると、認証ポリシーAの認証結果は認証ポリシーBの入力パラメータであり、即ち、認証ポリシーBの正常な運用は認証ポリシーAの認証結果に依存し、この場合、単純に認証ポリシーを並行に起動することで既存の効率が低いという問題を解決することができなく、これに鑑み、認証ポリシーのグループ化を行う際に、認証依存関係を持つ認証ポリシーを異なるグループに割り当てることができ、即ち、異なる認証ポリシーグループ間の認証ポリシーには認証依存関係があり、このようにして、認証処理プロセスの効率的かつ正常な実行を確保し、当然のことながら、異なる前記認証ポリシーグループ間の認証ポリシーの認証プロセスは互いに独立してもよい。
【0016】
具体的な一例示において、認証処理の前に、先に、全ての認証ポリシーを取得するなどのように、認証処理プロセスに要する認証ポリシーを取得することができ、その後、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて認証ポリシーに対してグループ化処理を行って、前記認証ポリシーグループを取得し、ただし、前記認証ポリシーグループのうちの各認証ポリシーの認証プロセスは互いに独立しており、異なる前記認証ポリシーグループ間の認証ポリシーの認証プロセスには、認証依存関係が存在する場合も存在しない場合もあり、このようにして、認証ポリシーグループのうちの認証処理プロセスが並行に実行されることを確保して、認証処理の効率を効果的に向上させる。
【0017】
本開示の具体的な一例示において、実際のアプリケーションでは、認証すべき情報の認証プロセスは複数の認証ポリシーグループのサポートを必要とする可能性があり、この場合、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループが少なくとも2つ存在すると決定した後、プリセットの依存関係にしたがって、前記認証すべき情報に必要な認証ポリシーグループを順次に呼び出して、前記認証すべき情報に対して認証処理を順次行う。つまり、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループが少なくとも2つ存在すると決定した後、プリセットの依存関係にしたがって、前記認証すべき情報に必要な認証ポリシーグループを順次に呼び出すことにより、前記認証ポリシーグループ同士は、プリセットの依存関係にしたがって前記認証すべき情報に対して認証処理を順次行い、前記認証ポリシーグループのうちの各認証ポリシーは並行で前記認証すべき情報に対して認証処理を行う。このようにして、依存関係が存在する認証ポリシーにとっても、同様に、本開示で処理効率を向上させることができ、認証プロセスを正常且つ効率的に完了させることができ、アプリケーションシナリオを豊富にした。
【0018】
本開示の具体的な一例示において、実際のシナリオにおいて、認証ポリシー間に相互依存関係が存在する可能性があることを考慮すると、本開示が、認証ポリシー同士が互いに独立しているシナリオ、又は認証ポリシー間に依存関係が存在するシナリオなどのような様々なシナリオに適用できることを確保し、この場合、認証ポリシーのグループ化を行う際に、認証ポリシーグループ間のプリセットの依存関係を予め決定することができ、このようにして、認証プロセスの正常且つ効率的な運用を確保する。当然のことながら、さらに、認証すべき情報を決定することができ、且つ、当該認証すべき情報の認証プロセスは少なくとも2つの認証ポリシーグループを必要とすることを知り、この場合、前記認証すべき情報に基づいて前記認証ポリシーグループ間の認証依存関係を決定して、前記認証すべき情報的プリセットの依存関係を取得する。さらに、プリセットの依存関係に基づいて前記認証すべき情報に必要な認証ポリシーグループを順次に呼び出して、認証ポリシーグループの間で順番にしたって前記認証すべき情報に対する認証処理を行う。
【0019】
本開示の具体的な一例示において、認証処理の効率をさらに向上させ、認証依存関係が存在する認証ポリシーが複数回実行されることを回避するために、例えば、認証ポリシーグループB及び認証ポリシーグループCの正常な運用は、いずれも認証ポリシーグループAの認証処理結果に依存し、この場合、認証ポリシーグループAの重複実行を回避し、認証ポリシーグループAの認証処理結果をキャッシュすることができ、さらに、他の認証ポリシーグループがそれを必要とする場合、キャッシュした認証処理結果を直接呼出すことができ、例えば、認証ポリシーグループAの認証処理結果をキャッシュし、且つ、認証ポリシーグループB及び認証ポリシーグループCはそれぞれ実行中に、当該認証ポリシーグループAの認証処理結果を呼び出し、このようにして、認証処理Cの正常な運用を確保するとともに、認証処理の効率をさらに向上させ、アプリケーションシナリオを豊富にし、後続の工程化に基盤を築いた。具体的には、図2に示すように、前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果を取得した後、
【0020】
前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果をキャッシュして、前記認証すべき情報に必要な他の認証ポリシーグループにキャッシュした前記認証処理結果を呼び出させ、前記認証すべき情報に対する認証処理を完了させるステップS104を実行する。
【0021】
こうすると、本開示は、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて認証ポリシーグループを決定することができ、且つ、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループを決定した後、グループ内の認証ポリシーが並行で前記認証すべき情報に対して認証処理を行うようにすることができるため、必然的に認証処理の効率を向上させることができ、特に、認証ポリシーが多い場合、本開示の効率向上の優位性がより顕著になる。
【0022】
以下、具体的な例示を参照しながら、本開示についてさらに詳細に説明する。具体的には、本例示は、スマート認証ポリシースケジューリング解決手段を提供し、当該解決手段は、認証ポリシーに対する配置とスケジューリングによって、認証ポリシーの自動ローディング、及び統一スケジューリングと管理を実現する。当該解決手段により、認証処理の効率を向上させることができ、また、各々の認証ポリシーを開発及びアップグレードすることを必要とせず、新しく増加した認証ポリシーに迅速に応答することができるため、認証ポリシーの起動周期を短縮させ、効率の研究開発を向上させ、認証ポリシーの反復効率を向上させた。
【0023】
また、本開示は、認証ポリシープラットホーム(例えば認証システムにおける認証ポリシーモジュール等)によって認証ポリシーを統一に管理するなどのように、認証ポリシーに対して統一管理することができるため、認証ポリシーを迅速に配置し、且つカスタマイズ化プラグインをサポートすることができ、認証ポリシースケジューリングの個人化ニーズを満たし、且つ、認証ポリシーのグループ化及びパラメータの再ロードによってポリシー間のパラメータの割り当てを実現することもでき、このようにして、呼び出しに必要な時間を最大限に低下させ、ポリシーのローディング速度を向上させる。
【0024】
スケジューリングプロセスを実行する前に、まず、ポリシーを配置し、例えば、認証ポリシーのカテゴリ、処理関数又はユニフォームリソース識別子(URI、Uniform Resource Identifier)、必要なパラメータ名、結果フォーマットのマッピング関係等を配置し、その後、各グループ内の認証ポリシーが互いに独立して、並行に実行できるように、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて認証ポリシーに対してグループ化を行うとともに、対応する依存関係を設定するなどのようにルール定義を行い、このようにして、認証処理時間を短縮させ、認証処理の効率を向上させる。また、認証依存関係を持つ認証ポリシーを異なるグループに割り当て、こうすると、グループ同士は、認証依存関係に基づいて順番に実行され、さらにパラメータが再ロードされ、認証ポリシーグループ間のパラメータの割り当てが実現され、認証ポリシーの重複実行を回避する。
【0025】
図3に示すように、スケジューリングプロセスは次のとおりである。まず、認証要求に基づいて配置をローディングし、認証ポリシーグループを取得した後、ポリシーが実行され、即ち、1番目の認証ポリシーグループから対応する認証ポリシーが実行され始め、ここで、解析して認証ポリシーグループに対応する運用結果(即ち、呼び出し結果)を取得するように、同じグループ内の認証ポリシーが並行に呼び出され、配置された結果フォーマットのマッピング関係に基づいて運用結果をフォーマットするとともに、フォーマットされた運用結果をキャッシュする。ルール定義における認証依存関係に基づいてフォーマット後の運用結果を次のグループ(即ち、認証依存関係が存在する認証ポリシーグループ)の入力パラメータに割り当て、それにより、次のグループがパラメータの再ロードを実現することができるとともに、実行結果を取得し、後続の依存呼び出しを容易にするために、続いてフォーマット処理後に実行結果をキャッシュし、全てのグループが順番に実行を完了した後、最終認証結果を出力するまで、順番に循環する。当然のことながら、運用プロセス全体における運用結果に対して、プリセットのフォーマット処理を行うことができ、カスタマイズ化プラグインによって運用結果のカスタマイズ処理を行うこともでき、このようにして、運用結果を必要なフォーマットのデータに転換する。
【0026】
ここで、認証ポリシーの実行が完了し、且つ、パラメータの再ロードが開始されるときに、カスタマイズ化プラグインがサポートされ、例えば公式データの比較など個人化ロジックが実現できる。
【0027】
したがって、本開示は、認証ポリシーの起動周期を短縮させ、研究開発の効率を向上させることができる一方、グループ化して並行に呼び出す方法により、認証ポリシーのローディング速度を向上させることもでき、それによりユーザ認証の待ち時間が短縮され、ユーザ体験が最適化される。最後に、本開示は、カスタマイズ化プラグインをサポートすることもできるため、良好な拡張性を有し、異なる個人化ニーズを満たすことができる。
【0028】
本開示は、スケジューリング装置を更に提供し、図4に示すように、認証すべき情報が指示される認証要求を取得するための要求取得ユニット401と、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループであって、少なくとも2つの認証ポリシーが含まれ、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて決定される前記認証ポリシーグループを決定するためのポリシー決定ユニット402と、前記認証ポリシーグループにおける認証ポリシーを並行に呼び出し、前記認証すべき情報に対して並行認証処理を行って、前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果を取得するためのポリシースケジューリングユニット403と、を備える。
【0029】
本開示の具体的な一例示において、前記認証ポリシーグループのうちの各認証ポリシーの認証プロセスは互いに独立しており、このようにして、前記認証ポリシーグループのうちの各認証ポリシーが並行且つ効果的に実行できることを保証し、つまり、認証ポリシーグループのうちの各認証ポリシーの認証プロセスは互いに無関係であり、このようにして、並行運用のために基盤を築くとともに、認証処理の効率を向上させるためにも基盤を築いた。
【0030】
本開示の具体的な一例示において、異なる前記認証ポリシーグループ間の認証ポリシーには、認証依存関係が存在する、又は、異なる前記認証ポリシーグループ間の認証ポリシーの認証プロセスは、互いに独立している。ここで、実際のシナリオにおいて、認証ポリシー間に、呼び出し順番の依存などのような相互依存関係が存在する可能性があることを考慮すると、例えば、認証ポリシーAの認証結果は認証ポリシーBの入力パラメータであり、即ち、認証ポリシーBの正常な運用は認証ポリシーAの認証結果に依存し、この場合、単純に認証ポリシーを並行に起動することで既存の効率が低いという問題を解決することができなく、これに鑑み、認証ポリシーのグループ化を行う際に、認証依存関係を持つ認証ポリシーを異なるグループに割り当てることができ、即ち、異なる認証ポリシーグループ間の認証ポリシーには認証依存関係があり、このようにして、認証処理プロセスの効率的かつ正常な実行を確保し、当然のことながら、異なる前記認証ポリシーグループ間の認証ポリシーの認証プロセスは互いに独立してもよい。
【0031】
本開示の具体的な一例示において、前記ポリシースケジューリングユニットは、さらに、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループが少なくとも2つ存在すると決定した後、プリセットの依存関係にしたがって、前記認証すべき情報に必要な認証ポリシーグループを順次に呼び出して、前記認証すべき情報に対して認証処理を順次行うために用いられる。つまり、認証処理の前に、先に、全ての認証ポリシーを取得するなどのように、認証処理プロセスに要する認証ポリシーを取得することができ、その後、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて認証ポリシーに対してグループ化処理を行って、前記認証ポリシーグループを取得し、ただし、前記認証ポリシーグループのうちの各認証ポリシーの認証プロセスは互いに独立しており、異なる前記認証ポリシーグループ間の認証ポリシーの認証プロセスには、認証依存関係が存在する場合も存在しない場合もあり、このようにして、認証ポリシーグループのうちの認証処理プロセスが並行に実行されることを確保して、認証処理の効率を効果的に向上させる。
【0032】
本開示の具体的な一例示において、図5に示すように、さらに、前記認証すべき情報に基づいて前記認証ポリシーグループ間の認証依存関係を決定して、前記認証すべき情報的プリセットの依存関係を取得するための依存関係決定ユニット404を含む。
【0033】
ここで、実際のシナリオにおいて、認証ポリシー間に相互依存関係が存在する可能性があることを考慮すると、本開示が、認証ポリシー同士が互いに独立しているシナリオ、又は認証ポリシー間に依存関係が存在するシナリオなどのような様々なシナリオに適用できることを確保し、この場合、前記依存関係決定ユニット404は、認証ポリシーのグループ化を行う際に、認証ポリシーグループ間のプリセットの依存関係を予め決定することができ、このようにして、認証プロセスの正常且つ効率的な運用を確保する。当然のことながら、前記依存関係決定ユニット404は、さらに、認証すべき情報を決定することができ、且つ、当該認証すべき情報の認証プロセスは少なくとも2つの認証ポリシーグループを必要とすることを知り、この場合、前記認証すべき情報に基づいて前記認証ポリシーグループ間の認証依存関係を決定して、前記認証すべき情報的プリセットの依存関係を取得する。さらに、プリセットの依存関係に基づいて前記認証すべき情報に必要な認証ポリシーグループを順次に呼び出して、認証ポリシーグループの間で順番にしたって前記認証すべき情報に対する認証処理を行う。
【0034】
本開示の具体的な一例示において、図6に示すように、結果キャッシュユニット405をさらに含む。
【0035】
結果キャッシュユニット405は、前記認証ポリシーグループに対応する認証処理結果をキャッシュして、前記認証すべき情報に必要な他の認証ポリシーグループにキャッシュした前記認証処理結果を呼び出させ、前記認証すべき情報に対する認証処理を完了させるために用いられる。当該例示において、認証処理の効率をさらに向上させ、認証依存関係が存在する認証ポリシーが複数回実行されることを回避するために、例えば、認証ポリシーグループB及び認証ポリシーグループCの正常な運用は、いずれも認証ポリシーグループAの認証処理結果に依存し、この場合、認証ポリシーグループAの重複実行を回避し、認証ポリシーグループAの認証処理結果をキャッシュすることができ、さらに、他の認証ポリシーグループがそれを必要とする場合、キャッシュした認証処理結果を直接呼出すことができ、例えば、認証ポリシーグループAの認証処理結果をキャッシュし、且つ、認証ポリシーグループB及び認証ポリシーグループCはそれぞれ実行中に、当該認証ポリシーグループAの認証処理結果を呼び出し、このようにして、認証処理Cの正常な運用を確保するとともに、認証処理の効率をさらに向上させ、アプリケーションシナリオを豊富にし、後続の工程化に基盤を築いた。
【0036】
ここで、一例示において、本開示に記載のスケジューリング装置は、スマート認証システムに運用され、例えば、スマート認証システムにおける独立したサーバであるか、又は,スマート認証システムのサーバにおける機能グループ部材であり、対応して、スマート認証システムにおけるサーバはクラウドサーバであってもよく、この場合、本開示は、クラウドサーバによって実現されてもよい。
【0037】
こうすると、本開示は、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて認証ポリシーグループを決定することができ、且つ、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループを決定した後、グループ内の認証ポリシーが並行で前記認証すべき情報に対して認証処理を行うようにすることができるため、必然的に認証処理の効率を向上させることができ、特に、認証ポリシーが多い場合、本開示の効率向上の優位性がより顕著になる。
【0038】
ここで、以上の装置の実施形態項目の説明は、上記方法の説明と類似するものであり、方法の実施形態と同じ有益な効果を有するため、詳細な説明を省略することは説明しておく必要がある。本開示の設備の実施形態に開示されていない技術の詳細については、当業者は、本開示の方法の実施形態の説明を参照して理解することができ、簡略のために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0039】
本開示の実施形態によれば、本開示は、電子設備及び可読記憶媒体をさらに提供する。
【0040】
図7に示すように、本開示の実施形態に係るスケジューリング方法の電子設備のブロック図である。電子設備は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子設備は、パーソナルデジタルプロセッサ、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、他の類似するコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイルデバイスを表すこともできる。本明細書で示されるコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であり、本明細書の説明及び/又は要求される本開示の実現を制限することを意図したものではない。
【0041】
図7に示すように、当該電子設備は、1つ又は複数のプロセッサ701と、メモリ702と、高速インターフェース及び低速インターフェースを含む各コンポーネントを接続するためのインターフェースと、を含む。各コンポーネントは、異なるバスで相互に接続され、共通のマザーボードに取り付けられるか、又は必要に応じて他の方式で取り付けることができる。プロセッサは、電子設備内で実行される命令を処理することができ、当該命令は、外部入力/出力装置(例えば、インターフェースに結合されたディスプレイデバイスなど)にGUIの図形情報をディスプレイするためにメモリ内又はメモリに記憶されている命令を含む。他の実施方式では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスを、複数のメモリと一緒に使用することができる。同様に、複数の電子設備を接続することができ、各電子設備は、一部の必要な操作(例えば、サーバアレイ、1グループのブレードサーバ、又はマルチプロセッサシステムとする)を提供することができる。図7では、1つのプロセッサ701を例とする。
【0042】
メモリ702は、本開示にて提供される非一時的なコンピュータ可読記憶媒体である。ここで、前記メモリには、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記少なくとも1つのプロセッサが本開示にて提供されるブスケジューリング方法を実行するようにする。本開示の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータに、本開示にて提供されるスケジューリング方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶されている。
【0043】
メモリ702は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体として、本開示の実施形態におけるスケジューリング方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図5又は6に示す要求取得ユニット401、ポリシー決定ユニット402、ポリシースケジューリングユニット403、依存関係決定ユニット404、及び結果キャッシュユニット405)のような、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能なプログラム及びモジュールを記憶する。プロセッサ701は、メモリ702に記憶されている非一時的なソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することによって、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、上記の方法の実施形態におけるスケジューリング方法を実現する。
【0044】
プログラム記憶エリアとデータ記憶エリアとを含み、ただし、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、スケジューリング方法に基づく電子設備の使用によって作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ702は、高速ランダムアクセスメモリを含んで、非一時的なメモリを含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドストレージデバイスである。一部の実施形態において、メモリ702は、プロセッサ701に対して遠隔に設定されたメモリを選択的に含むことができ、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してスケジューリング方法の電子設備に接続されることができる。上記のネットワークの例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0045】
スケジューリング方法の電子設備は、入力装置703と出力装置704とをさらに含む。プロセッサ701、メモリ702、入力装置703、及び出力装置704は、バス又は他の方式を介して接続することができ、図7では、バスを介して接続することを例とする。
【0046】
入力装置703は、入力された数字又は文字情報を受信し、スケジューリング方法の電子設備のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、1つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置である。出力装置704は、ディスプレイデバイス、補助照明装置(例えば、LED)、及び触覚フィードバックデバイス(例えば、振動モータ)などを含むことができる。当該ディスプレイデバイスは、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、及びプラズマディスプレイを含むことができるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態で、ディスプレイデバイスは、タッチスクリーンであってもよい。
【0047】
本明細書で説明されるシステムと技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムで実施され、当該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び/又は解釈されることができ、当該プログラマブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該ストレージシステム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0048】
これらのコンピューティングプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含むことができ、高レベルのプロセス及び/又は対象指向プログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械言語でこれらのコンピューティングプログラムを実施することができる。本明細書に使用されるような、「機械可読媒体」及び「コンピュータ可読媒体」の用語は、機械命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、設備、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を指し、機械可読信号である機械命令を受信する機械可読媒体を含む。「機械可読信号」の用語は、機械命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を言う。
【0049】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータ上で、ここで説明されているシステム及び技術を実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形態(音響入力と、音声入力と、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0050】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータであり、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施形態とインタラクションする)、又はこのようなバックエンドコンポーネントと、ミドルウェアコンポーネントと、フロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットとを含む。
【0051】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバとを含み得る。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常、通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、かつ互いにクライアント-サーバの関係を有するコンピュータプログラムによって、クライアントとサーバとの関係が生成される。サーバは、クラウドサーバであってもよく、クラウドコンピューティングサーバクラウドホストマシンとも呼ばれ、クラウドコンピューティングサービスシステムのホストマシン製品であり、従来の物理ホストマシンと仮想プライベートサーバ(VPS)サービスに存在する管理難易度が大きく、業務の拡張性が弱い欠陥を解決したものである。
【0052】
こうすると、本開示は、認証ポリシー間の認証依存関係に基づいて認証ポリシーグループを決定することができ、且つ、前記認証すべき情報の認証処理プロセスに要する認証ポリシーグループを決定した後、グループ内の認証ポリシーが並行で前記認証すべき情報に対して認証処理を行うようにすることができるため、必然的に認証処理の効率を向上させることができ、特に、認証ポリシーが多い場合、本開示の効率向上の優位性がより顕著になる。
【0053】
上記に示される様々な形態のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができる。例えば、本開示に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順番で実行されてもよいが、本開示で開示されている技術案が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定しない。
【0054】
上記の具体的な実施方式は、本開示の保護範囲を制限するものではない。当業者は、設計要件と他の要因に基づいて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができる。本開示の精神と原則内で行われる任意の修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7