(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-09
(45)【発行日】2022-11-17
(54)【発明の名称】フェイスガード
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20221110BHJP
A62B 18/02 20060101ALI20221110BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A41D13/11 L
A62B18/02 A
(21)【出願番号】P 2022010505
(22)【出願日】2022-01-07
【審査請求日】2022-03-11
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522034907
【氏名又は名称】伊東 聖行貴
(72)【発明者】
【氏名】伊東 巖
【審査官】森本 哲也
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3229279(JP,U)
【文献】登録実用新案第3229578(JP,U)
【文献】登録実用新案第3233824(JP,U)
【文献】登録実用新案第3233910(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41D 13/11
A62B 18/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項11】
前記請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の自動開閉式フェイスガードにおいて、前記右側
可動部を左側にし、前記左側
駆動部を右側にして、左右の構成を入れ換えて左利き用にしたことを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動開閉式フェイスガードに関する。
【背景技術】
【0002】
フェイスガードは医療従事者が感染防止対策として着用するフェイスガードが公知である(特許文献1)。しかし特許文献1では飲食時にフェイスガード全面を上方に退避させることになるため利用が煩雑となる。特許文献2ではフェイスガード装着者が水分摂取する時フェイスガード(フェイスシールド)の一部だけを手動で開放することで水分を取れるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録 第3229578号公報
【文献】実用新案登録 第3229279号公報
【0004】
従来のフェイスガードでは、フェイスガードに触指するたびに、フェイスガードに付着した飛沫感染の病原体を手に付けることになる。特に文献2は水分摂取時フェイスガードの一部を手動で開放して水分を取ることができるとしているが、このフェイスガードを用いて食事を取ろうとすれば、食物を口に運ぶ度に、使用者がフェイスガードに触指してフェイスガードの一部を上へ退避させ、食事を口に入れ咀嚼状態になったら、またフェイスガードに触指してフェイスガードをもとの位置に戻さねばならず非常な労力を要する。同時にフェイスガードに触指するたびに、フェイスガードに付着した飛沫感染の病原体を手に付けることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、食物を口に運ぶ度に、使用者がフェイスガードに触指してフェイスガードの一部を上へ退避し、食べ物を口に入れた咀嚼時は再びフェイスガードに触指してフェイスガードをもとの位置に戻すことをフェイスガードに触指することなく、フェイスガードの開閉が自動的に行えるフェイスガードを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下の[1]~[11]に関する。
[1]眼鏡フレームと同様に、耳と鼻に固定点を求めた本体フレーム(1)に、右頬部から突出た補助フレーム(3)と左頬部から突出た補助フレーム(6)を設け、ジョイント4a、4bを用いて、本体フレーム1に接着接合し、前記補助フレーム3、6に設けた回転軸19、18を中心にアーム5、小歯車部7にジョイント20で可撤接合したシールド2が回転し、左側駆動部は前記補助フレームと内歯車からなる大歯車8と、小歯車部7と前記大歯車8と一体化した錘16から構成され、前記大歯車8と前記小歯車部7は噛み合い、飲食時に頭部(顔)を前傾すると、前記錘16は回転軸24を中心に回転し、前記錘16の位置エネルギーの変化を持って、前記小歯車部7を前記大歯車8と同じ回転方向に回転させ、前記小歯車部7に可撤接合された前記シールド2は、回転軸18を中心に回転挙上し、挙上量が前記大歯車8と前記小歯車部7の歯車比で調節できることを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
[2]前記大歯車8と前記小歯車部7のギヤ比は3:1~4:1である[1]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[3]大ホイール11と小ホイール部10を備え、前記大ホイール11は一体化された錘17を備え、前記大ホイール11と前記小ホイール部10は、前記糸12で小ホイール部10、大ホイール11の外周溝に固定点13、14、15で点状固定され、前記錘17は回転軸26を中心に回転し、その回転は糸12によって小ホイール部10に伝達され、左右の補助フレーム9、3に設けた回転軸25、19を中心に、前記小ホイール部10、前記アーム5に前記ジョイント20で可撤接合した前記シールド2が回転し、飲食時に頭部(顔)が前傾することにより前記錘17が回転すると、その回転によって前記小ホイール部10も同じ回転方向に回転して前記シールド2を回転挙上させ、挙上量が前記大ホイール11と前記小ホイール部10の直径比で調節できることを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
[4]前記大ホイール11と前記小ホイール部10の直径比は3:1~4:1であることを特徴とする[2]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[5]三連の平歯車で左側駆動部を構成したことを特徴とする[1]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[6]眼鏡と同じく鼻と耳を固定点とする前記本体フレーム1は鼻骨から小鼻方向に下降し、頬骨下部を通って耳に至り、前記本体フレーム1は視野を妨げない形態をとり、本体フレーム1は左側口角の外側で駆動部の前記補助フレーム6、または9と右側口角の外側で前記補助フレーム3と係合し、本体フレーム1と補助フレーム3、6または9はジョイント4a、4bで係合することを特徴とする、[1]から[5]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[7][5]に記載の前記補助フレーム3の、前記回転軸19に前記アーム5を装着し、前記アーム5に可撤接合した前記シールド2の重心に対して、前記回転軸19を通り、180°の位置に、前記アーム5の重心を設け、その質量をもって回転モーメントを打ち消すようにしたことを特徴とする[1]から[6]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[8]前記補助フレーム3、6、または9及び前記アーム5、前記小歯車部7、前記小ホイール部10に、前記シールド2の過回転による装置損傷を防ぐストッパー面21a、21bを設けたことを特徴とする[1]から[7]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[9]前記シールド2を自動開閉式から固定式にするため、前記補助フレーム3にストッパー22を設けた[1]から[8]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[10]前記本体フレーム1に顔面上部(目粘膜)を保護するための固定式シールド2aを本体フレーム1に装着するためのジョイント部27を設けたことを特徴とする[1]から[9]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[11][1]から[10]のいずれか1項に記載の自動開閉式フェイスガードにおいて、前記右側駆動部を左側にし、前記左側可動部を右側にして、左右の構成を入れ換えて左利き用にしたことを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、食事中にマスク、フェイスガードに触れることもなく、フェイスガードに指を接触させることで発生する、フェイスガードから指への接触感染を防止できる。また飲食及び会話中は顔の前にフェイスガードがあり、飛沫を防ぐことができる。コロナ感染症だけでなく今後の食事中の飛沫感染症に非常に有効である。フェイスガードは著しい消耗品であるが、安価で強度に富み、アルコール、次亜塩素酸ナトリウム等による消毒再利用が可能であり、フェイスガード自体が交換可のため長期使用が可能で且つ安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】口周辺を保護している状態の自動開閉式フェイスガード左側側面図。
【
図4】歯車を駆動部に用いた自動開閉式フェイスガード駆動部左側側面図。
【
図5】別の実施形態であるホイールを駆動部に用いた自動開閉式フェイスガード駆動部左側側面図。
【
図6】シールド部質量打ち消し用アームの右側側面図。
【
図7】シールド部のフレーム取り付用ジョイント部の側面図。
【
図8】自動開閉式フェイスガード駆動部左側側面図。
【
図10】駆動部に三連の歯車を用いた自動開閉式フェイスガード駆動部左側側面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態の自動開閉式フェイスガードは
図1に示すように、本体フレーム1(装着部)とシールド2、左側駆動部の一例であるシールド駆動部(補助フレーム6、大歯車8、錘16、小歯車部7または(補助フレーム9、大ホイール11、錘17、小ホイール部10から構成される。この構成は右利き用で、左利き用は左右の構成が逆になる。本体フレーム1は
図1に示すように眼鏡と同じようなつる状の形状をもち簡単に耳鼻にかけることができる。
図1は本発明の自動開閉式フェイスガードを顔に装着し、頭部(顔)を前傾していない基本状態を示し、シールド2が口の前にあって、会話時や食物の咀嚼時の位置である。右側可動部の一例である
図2はフェイスガード右側部分の上面図であり、シールド2は本体フレーム1の取り付部4aに接合した補助フレーム3に回転軸19を介してアーム5が取り付けられ、アーム5の先に可撤接合したシールド2の質量を打ち消すようバランサー5a、シールド2の重心に対し回転軸19の180°の位置にアーム5の重心を設けている。このためシールド2はこの効果で、少しの力で回転軸の周りを回転可能となっている。同時に軸受け部の材質を低摩擦な材料、例えばフッ素樹脂で構成することで、更に小さな力で回転可能になっている。
図3は低摩擦材料、で作製されたフェイスガード左側駆動部の正面図であり、1は本体フレーム、2はシールド、8は大歯車、16は錘である。
図4は左側駆動部に二つの歯車を用いた実施形態1の駆動部の分解図であり、6は補助フレーム、7は小歯車部、8は大歯車、16は錘、24は回転軸である。
【0010】
図5は駆動部に二つのホイールを用いた実施形態2の左側駆動部の分解図である。9はホイールを用いた糸駆動方式の左側駆動部の本体部、11は大ホイール、12は大ホイールと小ホイール部をつなぐ糸、10は小ホイール部、17は錘、26は回転軸である。
【0011】
歯車駆動方式の自動開閉式フェイスガードの、左頬側に設けられた左側駆動部分解図を
図4に示す。分解
図Aは本体フレーム1に駆動部である補助フレーム6を取り付けるためのジョイント4bを示している。分解
図Bは回転軸18に装着される平歯車からなる小歯車部7である。この小歯車部7にはシールドを可撤接合するジョイント20(20a及び20b)が一体化されており、ジョイント20で可撤接合されたシールド2は小歯車部が回転することで、回転軸18を中心に回転挙上する。分解
図Cは回転軸24に装着される大歯車8と一体化された錘16である。大歯車8は内歯車として小歯車部7と噛み合い、頭部(顔)前傾に伴ってシールド2を回転挙上させる。大歯車8と小歯車部のギヤ比は3:1から4:1が好ましく、4:1がさらに好ましい。食物を口に運ぶため頭部(顔)を前傾させると、
図8に示すように、錘16は傾斜角度だけ方向に回転する。すると大歯車8も同じように回転して、大歯車8に噛み合った小歯車部7を同じ方向に回転させる。小歯車部7はシールド2に直結されているので、大歯車8と小歯車部7のギヤ比でシールド2を
図8のように回転挙上させ、食物を口に入れられる空間が顔の前面に形成される。食物が口に入って咀嚼状態になると、使用者は頭部(顔)をもとの
図1の位置にもどすと、
図8で示した錘16が←と反対方向に回転するため、食物を口に入れるために頭部(顔)を前傾した時とは逆に大歯車8と小歯車部7のギヤ比でフェイスガード2を
図1の位置に戻す。食事が終わるまで、この動きが繰り返される。
【0012】
図5実施形態2である駆動機構を歯車からホイール方式に変えた自動開閉式フェイスガードの駆動部を示す。大ホイール11と小ホイール部10の円周外縁部には滑車状の溝が形成され、その溝に入れられた糸12で結ばれ、錘17の動きに対応した大ホイール11の動きが、この糸12を通して小ホイール部10に伝えられる。糸は例えば釣り糸に用いられる、ナイロン糸が好ましい。食物を口に運ぶため頭部(顔)を前傾させると、
図8に示す歯車を用いた時と同じように、錘17と一体化された大ホイール11は←方向に傾斜角度だけ回転する。大ホイール11が回転すると、糸12で結ばれた小ホイール部10も同じ方向に回転し、シールド2を回転挙上させる。その結果、
図8に示す歯車駆動方式の自動開閉式フェイスガードのシールド2と同じように両ホイールの直径比でシールド2を
図8のように上に跳ね上げて、食物を口に入れられる空間が顔の前面に形成される。両ホイールの直径比はシールド2の挙動量から3:1~4:1が好ましく、更には4:1が好ましい。食物が口に入って咀嚼状態になり、使用者が頭部(顔)をもとの位置にもどすと、
図5で示した錘17の付いた大ホイール1が←と反対方向に回転するため、食物を口に入れるために頭部(顔)を前傾した時とは逆に大ホイール11も同様に回転し、滑車状に糸で回転可能に結ばれた小ホイール部10を同方向に回転させ、食物を口に入れるために頭部(顔)を前傾した時とは逆に
図1のような位置にシールド2は戻る。食事が終わるまで、この動きが繰り返される。
【0013】
図6に示すように、右側補助フレーム3の変形例を示す。これまで自動開閉式フェイスガードについて説明してきたが、食事以外の例えば会話時に、従来の固定式フェイスガードして使えるようにフレーム3にストッパー22を設けて、飲食時以外はシールドが回転できないようにして、従来の固定式のフェイスガードとしても使用できる。ストッパー22は円筒形の樹脂製であり、自動開閉式フェイスガードとして使用している時は右側補助フレーム3内に収納され、固定式で使用する時は押し出して使用する。
【0014】
製作材料は、頭部の動きによってフェイスガードが簡単に動くように、軽量そして低摩擦、強度(弾力性)が求められる。大歯車8(大ホイール11)及び小歯車部7(小ホイール部10)の材料は低摩擦の樹脂を用いることができる。具体的にはフッ素樹脂やナイロン樹脂等があげられる。あるいはアルミ等の軽量金属のコーティングによる低摩擦化処理したものも使用可能である。回転軸19、24、25、26の摩擦抵抗を下げるには、フッ素樹脂やナイロン樹脂等の使用やベアリングの使用も可能である。あるいは樹脂コーティングによる低摩擦化処理も可能である。
【0015】
シールド部2の材質はPET等を用い、凹凸面やリブ等を設けることで強度向上図り、軽量化がさらに可能である。
図7の分解
図Iは右側の補助フレーム3や左側固定された補助フレーム6、9の端部に設けられたシールド2交換時に用いるシールド固定用のジョイント部分20(20a,20b)である。
図7の分解
図Jは分解
図Iの側面図であり、ジョイント部分2の形状を示す。
【0016】
シールド2は消耗品であるので、
図4、
図5、
図6のジョイント部20(20a,20b)を使って交換可能な構成にできる。シールド2は耐薬品性の強いPET等の材料が使えるので、アルコールや次亜塩素酸ナトリウム等の消毒薬で消毒再使用が可能であり、長期使用が可能となって経済的である。
【0017】
図8は本発明の自動開閉式フェイスガードを顔に装着し、食物を口に運ぶため、頭部(顔)を前傾した状態を表す図である。食事中は
図1に示した、頭部を前傾していない、シールドが口前面を保護している位置と、
図8に示している食物を口に運ぶため、頭部(顔)を前傾し、シールドが額方向へ跳ね上がった位置の両位置を繰り返すことによって、会話を伴う飲食時の唾液の飛沫を防ぐことが可能となる。
【0018】
図9は本体フレーム1に顔面上部(目粘膜)を保護するための固定式シールド2aを、シールド2を装着した本体フレーム1に嵌合するためのジョイント27を用いて固定した正面図であり、本体フレーム1、補助フレーム3と本体フレーム接合用のジョイント4a、シールド固定用ジョイント20(20a,20b)、大歯車8、錘16をそれぞれ示す。
【0019】
図9は三連の歯車を用いたフェイスガード駆動部を示す二つの歯車を用いた駆動部を
図4、
図8に示したが、歯車を三連にすることでも、
図4、
図5に示した2連の歯車を用いた駆動方法、2連のホイールを用いた駆動方法と同じ動作をする駆動部が実現可能である。
【符号の説明】
【0020】
1.本体フレーム
2.シールド
2a.固定式シールド.
3.補助フレーム:アーム5の接続部分
4a.本体フレームと補助フレームの接続用ジョイント凹部
4b.本体フレームと補助フレームの接続用ジョイント凸部
5.アーム
6.補助フレーム
7.小歯車部(取り付け部一体型シールド取り付け部)
7a,中間歯車
8.大歯車
9.ホイールを用いた糸駆動方式の自動開閉式フェイスガードの左側駆動部本体部分
10.小ホイール部(取り付け部一体型シールド取り付け部)
11.大ホイール
12.大ホイールと小ホイール部をつなぐ糸
13、14、15.大ホイールと小ホイール部をつなぐ糸の大ホイールと小ホイール部外周上の固定点
16、17.錘
18.小歯車部(取り付け部一体型シールド取り付け部)の回転軸
20.シールドのジョイント部
21a、21b.シールドのストッパー面
22.シールドを固定式で使用するためのストッパー
22a,L型シールドジョイント部
22b.楕円形シールドジョイント部
24、25、26、27.回転軸
【要約】 (修正有)
【課題】飛沫感染症下において飲食時に一切手を触れずに飛沫を防止する自動開閉式フェイスガードを提供する。
【解決手段】耳と鼻に固定点を求めた本体フレーム1に、右頬部から突出た補助フレーム3と左頬部から突出た補助フレームを設け、ジョイントを用いて、本体フレーム1に接着接合し、前記補助フレーム3に設けた回転軸を中心にアーム5、小歯車部にジョイントで可撤接合したシールド2が回転し、左側駆動部は前記補助フレームと内歯車からなる大歯車と、小歯車部と前記大歯車と一体化した錘から構成され、飲食時に頭部(顔)を前傾すると、前記錘は回転軸を中心に回転し、前記錘の位置エネルギーの変化を持って、前記小歯車部を前記大歯車と同じ回転方向に回転させ、前記小歯車部に可撤接合された前記シールド2は、回転軸を中心に回転挙上し、挙上量が前記大歯車と前記小歯車部の歯車比で調節できることを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
【選択図】
図1