IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ホシザキ電機株式会社の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-09
(45)【発行日】2022-11-17
(54)【発明の名称】貯氷検知装置
(51)【国際特許分類】
   F25C 5/187 20180101AFI20221110BHJP
   F25C 5/04 20060101ALI20221110BHJP
【FI】
F25C5/187 Z
F25C5/04 302B
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019016368
(22)【出願日】2019-01-31
(65)【公開番号】P2020122644
(43)【公開日】2020-08-13
【審査請求日】2021-09-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000194893
【氏名又は名称】ホシザキ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100076048
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 喜幾
(74)【代理人】
【識別番号】100141645
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 健司
(72)【発明者】
【氏名】富永 祐之
(72)【発明者】
【氏名】嘉藤 由秋
(72)【発明者】
【氏名】門脇 静馬
(72)【発明者】
【氏名】石富 邦彦
【審査官】庭月野 恭
(56)【参考文献】
【文献】実開平02-147775(JP,U)
【文献】実開昭60-018474(JP,U)
【文献】実開昭61-098961(JP,U)
【文献】特開2014-048015(JP,A)
【文献】特開2011-237080(JP,A)
【文献】特開2005-291621(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25C 5/187
F25C 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
製氷機から放出された多数の氷塊貯留する貯氷庫に配置され、所定の貯留量に達した氷塊検知レバーの検知板を押圧して揺動させることで、該検知レバーに連携する検知スイッチが貯氷完了を検知する貯氷検知装置において、
前記検知レバーにおける前記検知板の氷塊と接触する面の前方に、前記貯氷庫への氷放出経路と当該検知板との間に位置すると共に当該検知板を幅方向に横切るように延在して当該検知板に対する前記氷塊の接触を遮る遮蔽板を設けると共に、
前記貯氷庫に推積した氷塊が当該遮蔽板の上端を超えることで、前記検知レバーの検知板が押圧されるよう当該遮蔽板を配置した
ことを特徴とする貯氷検知装置。
【請求項2】
前記遮蔽は、前記検知レバーの揺動方向の前方に配置した板状部材であって、該遮蔽板に前記氷塊の通過を許容する開口窓が開設されており、
前記検知レバーにおける前記検知板の下端縁は、前記遮蔽における前記開口窓の下端縁よりも下方に位置しており、前記検知板の下端縁と前記開口窓の下端縁との間に所定寸法の間隔(t)が確保されている請求項1記載の貯氷検知装置。
【請求項3】
前記遮蔽の開口窓に裏側から対面する前記検知レバーの前記検知板は該開口窓を介して到来する氷塊を当該遮蔽板との間に貯める空間を形成するポケット部が形成されている請求項1または2記載の貯氷検知装置。
【請求項4】
前記氷塊の貯留検知を待機している状態において前記検知レバーの前記検知板は、前記遮蔽板の裏側に位置すると共に、当該検知板において前記遮蔽板に対向する氷塊に接触する面を、当該遮蔽板から離れるにつれて上向きに延在するよう傾斜させてある請求項1~3の何れか一項に記載の貯氷検知装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、貯氷検知装置に関するものであって、更に詳しくは、製氷機から供給される氷を貯留する貯氷庫に関連して配置され、必要量の氷が貯氷庫に堆積されたことを確実に検知し得る貯氷検知装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
喫茶店やレストランその他の厨房等では、各種の氷を自動的に製造する製氷機が広く使用されている。この製氷機には、製氷機構で製造された氷を貯留する貯氷庫が付帯的に設けられている。すなわち前記貯氷庫には、製氷機で製造された立方体状の角氷や断面が半月状の半月氷(これらを氷塊と総称する)が、各除氷サイクルごとに放出されて順次堆積して行く。そして、次第に堆積される氷塊が必要量貯留されたことを検知する貯氷検知装置が前記貯氷庫に関連して配設され、製氷機の製氷運転を停止させたり、後述する氷クラッシャーの回転を停止させたりする制御を行うようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-291621号公報
【文献】実開平5-94673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、貯氷検知装置に関するものであるので、一般的な氷塊を製造する製氷機における貯氷検知装置の課題と、氷クラッシャーを有する貯氷庫における貯氷検知装置の課題とに分けて、以下個別に説明する。
【0005】
(氷塊製氷機に関する課題)
先ず、立方体状の氷塊(角氷)を多数製造する製氷機に配置される従来の貯氷検知装置を説明する。図18は、クローズドセル式の製氷機構10および冷凍機構12を備える製氷ユニット14を、内部に貯氷室16が画成された貯氷庫18に載置したスタックオンタイプの製氷機20を示している。前記貯氷庫18は、内箱と外箱との間に断熱材を充填した断熱箱体から構成され、その上部は開放されて、上方から落下する氷塊22を受容し得るよう構成される。また貯氷庫18の前面側には、氷塊取り出し用の開口が開設されると共に、該開口は開閉扉24により常には閉成されている。
【0006】
前記製氷ユニット14は、枠状本体の各面にパネルを配設して構成された筐体26の内部に、第1室28と第2室30とが左右に分かれて形成され、図18において左側に形成された第1室28に前記製氷機構10が配置されると共に、右側に形成された第2室30に、凝縮器、圧縮機その他ファンモータ等を備える前記冷凍機構12が配置されている。そして、この製氷ユニット14を前記貯氷庫18の上部に載置した状態で、前記第1室28と下方の貯氷室16とが空間的に連通する。なお、前記製氷機構10と冷凍機構12との間に、該製氷機構10から放出された氷塊22を前記貯氷室16に通過させる氷放出通路32が画成されている。また、前記貯氷室16の天井面には、該貯氷室16の内方に垂下する検知レバー34を備える貯氷検知装置36が配設され、該検知レバー34に対する氷塊22の接離に伴う該検知レバー34の揺動変位によって氷塊22の有無を判断し、検知状態に応じて前記製氷機構10の運転制御が行なわれる(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
図19に示すように、前記貯氷検知装置36は、前記貯氷室16の天井面でかつ氷放出通路の近傍に配設された本体部38と、この本体部38に揺動自在に枢支され、該貯氷室16の内方に垂下した前記検知レバー34と、該本体部38に配設され、この検知レバー34の揺動変位により接点40aが開閉する検知スイッチ40とから構成されている。氷塊22の貯蔵量が少なくて前記検知レバー34に当接していない場合、該検知レバー34は、前記本体部38から垂下した通常位置にあり、前記検知スイッチ40の接点40aは開放している。しかし製氷運転の反復によって、前記貯氷室16に氷塊22が次第に堆積すると、この氷塊22が前記検知レバー34を押圧して、該検知レバー34を斜め上方(揺動方向前側)に揺動変位させる。これにより、検知レバー34の上端部が前記検知スイッチ40を押して、接点40aを閉成する。すなわち、前記検知レバー34が通常位置から検知位置に揺動変位することで、前記貯氷室16の所定位置まで氷塊22が貯蔵した満氷状態になったと判断し、所要の制御手段が前記製氷機構10の製氷運転を停止させている。
【0008】
ところで、氷塊22を貯氷室16からスコップ等で取り出した際や、氷のアーチングやブロッキングをなくすため氷塊22を掻き混ぜた際に、前記検知レバー34が揺動変位する通過径路に氷塊22が偏在してしまうことがある。この場合、前記検知レバー34は、揺動径路に存在する氷塊22に阻まれて揺動変位できなくなってしまう。このため、氷塊22が貯氷室16の所定位置まで堆積しているにも拘らず、前記貯氷検知装置36が満氷状態を検出しないことになり、前記製氷機構10の製氷運転が継続してしまうことになる。すなわち、前記貯氷検知装置36が氷塊22の満氷状態を確実に検出しないと、過貯留された氷塊22による氷放出通路32の閉塞や、製氷機構10の過負荷による破損等に繋がってしまう問題がある。これを防止するため、例えば特開2005-291621号公報には、例えば図19に破線で示す如く、前記検知レバー36における揺動方向の後ろ側に遮蔽板75を設けることで、該検知レバー34の揺動軌跡を確保する対策が開示されている。
【0009】
前述したように、製氷機で製造されて貯氷庫18へ落下する多数の氷塊22は、図20の概略平面に示すように、検知レバー34の検知板44に当接して該検知レバー34を揺動させる。しかし氷塊22が小さかったり、氷塊放出時の勢いがなかったりすると前記検知レバー34を押す力が充分でなく、前記検知スイッチ40を作動させ得ない場合がある。これを放置すると、図20に略示する如く、やがて氷塊22が検知レバー34における検知板44の後ろ側に回り込んで、該検知板44の動きを規制して、貯氷検知が不能になることがある。このときは、製氷機の製氷運転が継続して氷塊を作り続け、前述した故障に至る原因になる。
【0010】
また、製氷機構10からの氷塊22が貯氷庫18に落下して堆積する挙動は極めて多様である。すなわち庫内に落下した氷塊群は、検知レバー34における検知板44の下部まで山状に次第に堆積する。そして図21に示すように、庫内における氷塊22の堆積状態の如何によっては、前記検知板44が揺動方向の前側から到来する氷塊に引っ掛かって動作不能になる場合もある。このような場合は、前述した遮蔽板75により検知板後方の揺動軌跡を確保しても有効でなく、適切な貯氷検知をなし得ないことがある。
【0011】
(氷クラッシャーを備える貯氷庫に関する課題)
氷塊の需要によっては、製氷機で製造された氷塊を上部(第1)貯氷庫に貯留し、この氷塊を氷クラッシャーで砕いて砕氷(クラッシュドアイス)とし、得られた砕氷を下部(第2)貯氷庫に貯留する製氷設備が存在する。この場合、前記貯氷検知装置は氷クラッシャーの付近に配設される。例えば、図22はスタックオン式の貯氷庫を示すもので、上部に載置した製氷部(図示せず)から落下する氷塊22を貯留する上段の第1貯氷庫46と、氷塊22を破砕する氷クラッシャー48を備えて中段に位置する氷破砕部50と、該氷クラッシャー48で破砕した砕氷を貯留する下段の第2貯氷庫52とから基本的に構成されている。そして前記氷破砕部50には、図24に示すように、前記第2貯氷庫52に貯留されている砕氷の堆積状況を検知する貯氷検知装置54が付設されている。
【0012】
すなわち図22に示すように、前記上段の第1貯氷庫46の頂部は全面的に開放していて、上方の製氷機で製造されて放出される氷塊(角氷)を回収して貯留する。また図23および図24に示すように、中段に位置する前記氷破砕部50は、斜め下方に傾斜するホッパー56を有し、上段の第1貯氷庫46からの氷塊群を該ホッパー56に集積するようになっている。前記ホッパー56の底部には、図24に示す如く矩形状で横方向に延在する開口部58が形成され、この開口部58に臨ませた氷クラッシャー48によりホッパー下部の氷塊を破砕して砕氷とし、得られた砕氷を前記第2貯氷庫52へ落下供給するようになっている。前記氷クラッシャー48は、図24に示すモータ60により回転駆動される横長の円筒体62と、該円筒体62の表面に突設した多数の回転刃64と、前記ホッパー56の開口部58に沿って配置した固定刃66とからなる。そして前記円筒体62の回転により、ホッパー下部の氷塊は前記回転刃64と固定刃66との間で破砕され、砕氷になって前記第2貯氷庫52へ山状に堆積して行く(図25参照)。
【0013】
図24(b)は、図24(a)の一点鎖線Xで囲んだ部位の拡大図であって、従来例の貯氷検知装置54を示している。この貯氷検知装置54は、製氷機の制御回路に貯氷検知信号を送る検知スイッチ(マイクロスイッチ)68と、該マイクロスイッチ68の近くに枢支ピン70で枢支されて揺動可能な検知レバー72とからなる。前記検知レバー72の一方は枢支部位から垂下して、前記円筒体62における片側端部(図24(b)の右側)の下方に臨んでいる。また、前記検知レバー72の他方は前記マイクロスイッチ68の検出片68aを押圧可能な状態で位置している。
【0014】
前記氷クラッシャー48で破砕された砕氷は、図25に示すように、第2貯氷庫52に落下して堆積し、次第に山形状に積み重なって前記検知レバー72を押圧するに至る。これにより検知レバー72は前記枢支ピン70を中心に反時計方向へ回動し、前記マイクロスイッチ68の検出片68aを押し上げて、第2貯氷庫52で砕氷が満杯になった旨の信号を制御部に送り前記氷クラッシャー48の回転を停止させる。ここで第2貯氷庫52における砕氷の堆積状態を観察すると、図25に示す如く、氷クラッシャー48が位置している前記ホッパー56の開口部58は横長になっているが、該氷クラッシャー48で氷塊を破砕しているのは主として中央部分であって、前記開口部58の約半分程度の部位である。その理由は、前記ホッパー56の下部から送られる氷塊の多くが氷クラッシャー48の中央部へ集中し易い構造になっているためである。
【0015】
また、砕氷は一般に寸法が小さく重量も少いために、砕氷が検知レバーを押し切る前に砕氷群が該検知レバーを覆ってしまい揺動不能になって、貯氷検知動作をしないことがあった。そこで在来の検知レバー式の貯氷検知装置に換えて、電極間の導電度で検出する手段もある。すなわち、2本の電極の間に導電体である砕氷が介在すると電極間に電流が流れるので、該電極の設置レベルまで砕氷の山が達して予定の貯氷量になったと判断するものである。しかし、砕氷のもとになる氷塊は一般に製氷室に製氷水を噴射供給して作られるので、不純物が除去されて純度が極めて高い。このときは氷塊の導電性は小さいので、導電度の高低で検出する電極方式では誤動作する場合がある。更に、発光素子と受光素子による光センサで氷を検出する方式もあるが、発光部や受光部が庫内の湿度により結露して光の透過を妨げ同じく誤動作することがある。
【0016】
すなわち、図25に小さな矢印と大きな矢印とで示すように、氷クラッシャー48で破砕されて落下する砕氷の多くは中央部に偏在する。このため第2貯氷庫52に落下した砕氷は山形状に堆積され、その山は前述した開口部58の半分程度の幅を中心に形成される。そして、砕氷がAの実線で表した山形状に堆積されたところで、前記貯氷検知装置54の検知レバー72が砕氷に押されて前記検知スイッチ68を作動させるのが理想的である。しかし実際は、前記検知レバー72の下端は実線Aで示す堆積位置に到達していない。この検知レバー72が揺動可能になるのは、堆積される氷塊の山が一点鎖線Bで示す位置へ到達したときである。従って、前記検知レバー72が作動し得る一点鎖線Bの位置まで砕氷の山を形成するには、氷クラッシャー48で破砕された砕氷が実線Aの位置を越えても、これら氷塊の破砕を継続しなければならない。このため砕氷の山の頂部は、図25に示すように、実線Aの頂部を超えて前記ホッパー56の開口部(下部開口)58に入り込み、更に前記氷クラッシャー48の中まで侵入することになる。このため、この部分で氷塊の破砕と、砕氷の再破砕とが同時に行われてしまう。また、氷クラッシャー48の下方で推積した砕氷群によりブロックされて行き場を失った砕氷は、前述した主たる破砕幅の両側へ押し出されながら前記第2貯氷庫52内に堆積し、その山形状の裾野を拡大させて行く。
【0017】
このような状態が続くと、氷クラッシャー48の開口部58で堆積した砕氷の山が上方から圧縮されることになり、遂にはその圧縮力が貯氷検知装置54の検知レバー72を押して前記マイクロスイッチ68を作動させ、これにより氷クラッシャー48の回転が停止する。しかし、氷クラッシャー48の氷塊破砕時に大きな圧縮力が加わるために、前記円筒体62を駆動するモータ60に過電流が流れ、制御回路の保護装置が働いて該氷クラッシャー48を停止させてしまうことがある。また、氷クラッシャー48の開口部58に圧縮状態で詰まった砕氷と、第2貯氷庫52に山形状に堆積した砕氷の頂部との間にアーチングが出来易くなる。このアーチングが生じると、第2貯氷庫52の砕氷の取り出しにより堆積レベルが低下しても、貯氷検知装置54における検知レバー72が原位置に復帰せず、氷クラッシャー48の回転を再開しないという不都合も指摘される。
【0018】
そこで本発明は、製氷機や氷クラッシャーから放出される氷塊や砕氷を貯留する貯氷庫に関して、該貯氷庫に堆積した氷のレベルを誤作動することなく正確に検知し得る貯氷検知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため請求項1に記載の発明は、
製氷機から放出された多数の氷塊を貯留する貯氷庫に配置され、所定の貯留量に達した氷塊が検知レバーの検知板を押圧して揺動させることで、該検知レバーに連携する検知スイッチが貯氷完了を検知する貯氷検知装置において、
前記検知レバーにおける前記検知板の氷塊と接触する面の前方に、前記貯氷庫への氷放出経路と当該検知板との間に位置すると共に当該検知板を幅方向に横切るように延在して当該検知板に対する前記氷塊との接触を遮る遮蔽を設けると共に、
前記貯氷庫に推積した氷塊が当該遮蔽板の上端を超えることで、前記検知レバーの検知板が押圧されるよう当該遮蔽板を配置したことを要旨とする。
この構成によれば、検知レバーの揺動方向の前方に遮蔽カバーが存在するので、落下放出された氷塊は該遮蔽カバーにより遮られる。このため、放出された氷塊が検知レバーに直接当って、検知スイッチを誤作動させる不都合がない。
【0020】
また本願には次の様に技術的思想が含まれている。
上方に配設した製氷機から放出される氷塊を貯留する上部貯氷庫と、
上部貯氷庫から氷塊の供給を受けるホッパーを備え、該ホッパーの下部開口に設けた氷クラッシャーにより該ホッパー中の氷塊を破砕して下方へ砕氷として落下させる氷破砕部と、
前記氷破砕部の下方に配置され、前記氷クラッシャーで破砕されて落下する砕氷を貯留する下部貯氷庫と、
前記氷クラッシャーに近接して配置され、前記下部貯氷庫で砕氷が所定の貯留量に達したことを検知レバーで検知する貯氷検知装置とを備える貯氷庫において、
前記検知レバーは前記氷クラッシャーから砕氷が落下する経路に臨むよう配置されて、前記落下した砕氷が該検知レバーを押圧するごとに検知スイッチをオン・オフさせるようになっており、
前記砕氷の落下により前記検知スイッチがオン・オフを繰り返している間は、前記第2貯氷庫に砕氷を貯留中と判定し、
前記検知スイッチがオン・オフを繰り返さなくなって、オン状態またはオフ状態を所定時間継続した場合は、前記下部貯氷庫に砕氷が必要量貯留されたと判定して、前記氷クラッシャーの運転を停止させるよう構成したことを要旨とする。
この構成によれば、落下する砕氷が検知レバーに当たるたびに検知スイッチがオン・オフを繰り返し、所定時間だけオン状態またはオフ状態が継続することで貯氷検知を行うため、従来のように貯氷庫に推積した氷の山の頂上で検知レバーを押す必要がなく、確実に貯氷検知ができる。
【0021】
また本願には次の様に技術的思想が含まれている。
上方に配設した製氷機から放出される氷塊を貯留する上部貯氷庫と、
上部貯氷庫から氷塊の供給を受けるホッパーを備え、該ホッパーの下部開口に設けた氷クラッシャーにより該ホッパー中の氷塊を破砕して下方へ砕氷として落下させる氷破砕部と、
前記氷破砕部の下方に配置され、前記氷クラッシャーで破砕されて落下する砕氷を貯留する下部貯氷庫と、
前記氷クラッシャーに近接して配置され、前記下部貯氷庫で砕氷が所定の貯留量に達したことを検知レバーで検知する貯氷検知装置とを備える貯氷庫において、
前記検知レバーは、前記氷クラッシャーによる砕氷放出方向の斜め下方でかつ山形状に推積される砕氷の頂上となる付近に配設されると共に、
放出された砕氷が前記検知レバーの検知板に直接当たるのを防ぐ遮蔽板が配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、氷クラッシャーからの砕氷の放出方向に遮蔽カバーを設けることで、放出された砕氷が検知レバーに直接当ることを防止し得ると共に、該遮蔽カバーを乗り越えた氷によってのみ検知レバーが作動するようにしたので、誤作動することなく貯氷検知の精度を向上させることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明に係る貯氷検知装置によれば、貯氷庫に貯留された氷塊や砕氷の堆積レベルを確実に検知することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施例に係る貯氷検知装置の概略斜視図であって、(a)は左右に側板を有し中央に開口窓を設けた遮蔽カバーを示し、(b)は検知板の前方に水平に延在する横長の遮蔽カバーを示している。
図2図1に示す貯氷検知装置の一部断面図である。
図3図2に示す貯氷検知装置の一部断面図であって、氷塊が検知レバーを揺動させる状態を示している。
図4図2に示す貯氷検知装置の変形例を示す一部断面図である。
図5図2に示す貯氷検知装置において、検知レバーの検知板が氷塊に押される際の挙動を示す説明図である。
図6図2に示す貯氷検知装置の一部断面図であって、検知板が遮蔽カバーの裏面に密着している状態を示している。
図7図1に示す貯氷検知装置における検知レバーの変形例を示す斜視図である。
図8図7の変形例に係る検知レバーが遮蔽カバーの裏面に接触している状態を示す一部断面図である。
図9】本発明の別の実施例に係る氷クラッシャーを備えた氷破砕部の断面図であって、貯氷検知装置の検知レバーを砕氷の落下経路に位置させた状態を示している。
図10図9に示す検知レバーと砕氷の山との関係を示す説明図である。
図11図10に示す関係において、検知レバーに氷の塊が接触して揺動不能になった状態を示す説明図である。
図12図9に示す検知レバーの動作を示すフローチャートである。
図13図15に示す氷破砕部と第2貯氷庫との縦断面図である。
図14図13に一点鎖線Yで示す部分の拡大図である。
図15】本発明の更に別の実施例に係る貯氷検知装置を示すもので、氷クラッシャーを有する氷破砕部と、該氷破砕部を載置した第2貯氷庫との後方を示す斜視図である。
図16図15の氷破砕部に配設される氷クラッシャーと貯氷検知装置との位置関係を示す斜視図である。
図17図14に示す貯氷検知装置と、これに関連して配設される遮蔽カバーとの一部切欠斜視図である。
図18】従来技術に係る氷塊を製造する製氷機の一部破断正面図である。
図19図18の製氷機に使用される従来公知の貯氷検知装置の概略図である。
図20図19に示す貯氷検知装置において、検知レバーにおける検知板の後方へ氷塊が回り込む状況を説明する概略平面図である。
図21図20に示す検知レバーに対する氷塊の挙動を示す概略側面図である。
図22】従来技術に係る氷クラッシャーを備える貯氷庫の斜視図である。
図23図22において中段に載置される氷破砕部の斜視図であって、ホッパーの下部開口に氷クラッシャーが配置されている状態を示している。
図24図23に示す氷破砕部の縦断面図であって、氷クラッシャーの長手方向端部に近接して従来公知の貯氷検知装置が配置されている状態を示している。
図25図24に示す氷破砕部と、該氷破砕部を載置した第2貯氷庫との概略断面図であって、砕氷の推積状態を実線Aおよび2点鎖線Bで示している。
【発明を実施するための形態】
【0024】
次に本発明に係る貯氷検知装置につき、その好適な実施例を挙げて、図面を参照しながら説明する。この貯氷検知装置は、解決すべき課題で述べたように、角氷等の氷塊を製造する製氷機に設ける場合と、氷塊を破砕した砕氷を貯留する貯氷庫に設ける場合とで構造が異なるので、以下に場合を分けて説明する。なお、先の従来技術に係る製氷機や貯氷庫にして説明した部材と同一の部材については、同じ符号で示して説明を省略する。
【0025】
(氷塊製氷機について)
図18に関して説明した氷塊の製氷機20に関して、本発明の実施例では、図1および図2に示すように、前記貯氷庫18に配設される貯氷検知装置36の前方(氷塊22が放出される側)に遮蔽カバー76が設けられる。
【0026】
例えば図2に示すように、検知レバー34が枢支ピン77を中心に前後に揺動する軌跡の前方、すなわち貯氷庫18の貯氷室16へ氷塊22が放出されてくる側に、所定幅の板材からなる遮蔽カバー76が、その上端を貯氷庫18の天井面78に固定して他端を垂下させてある。このため図2に示す如く、前記遮蔽カバー76は検知レバー34における検知板44(氷塊と接触する面)を離間的に遮ることになり、該検知レバー34の揺動軌跡が確実に確保される。従って、製氷機構10から貯氷庫18へ落下放出される氷塊22が貯氷室16に推積していく際に、氷塊群の一部が検知レバー34の検知板44より後ろ側へ回り込むことがなく、確実な貯氷検知を達成し得る。また、先に図21に関して述べたように、検知板44の下部まで氷塊22が堆積して該検知板44をブロックし、検知レバー34が揺動不能になる恐れもなくなる。
【0027】
前記遮蔽カバー76としては、少くとも検知レバー34における検知板44が揺動する方向の前方で、かつ該領域の長手方向(横方向)に延在する板材であればよい。このときは、図1(b)に示すように、前記検知板44が揺動する領域の下方を遮る横長の遮蔽カバー76を、例えばその左側でL字状のステー42により支持する構造とすることが好ましい。また、図1(b)に示す遮蔽カバー76の幅(長手方向の長さ)は、図20に平面で示す検知板44の幅よりも大きくなるよう寸法設定されている。これは、氷塊22が検知レバー34の検知板44の裏側に回り込むのを前記遮蔽カバー76が防止するためである。なお、前述した検知レバー34(における検知板44)の揺動方向の前方とは、製氷機20から放出された氷塊22が貯氷室16へ落下して堆積して行く側をいう。
【0028】
また、図1に示す前記遮蔽カバー76は、その左右に側板76a、76bが設けられているので、前記検知板44の三方(前面、左右)を覆うことになり氷塊22に対し揺動軌跡が確実に確保される。
【0029】
更に前記遮蔽カバー76には、図1および図2に示すように、貯氷室16に推積した氷塊22が前方から通過して前記検知板44を押圧し得るように、矩形状の開口窓79が開設してある。すなわち前記開口窓79は、図3に示すように、推積されている氷塊22の山から一部の氷塊22が遮蔽カバー76の裏側へ通過するのを許容して、前記検知板44を押圧作動させるものである。
【0030】
前記遮蔽カバー76に開口窓79を開設した際に、図4に示す如く、該開口窓79の下端縁79aと前記検知板44の下端縁44aとの間に所定寸法の間隔tを確保しておくのが好ましい。ここで、前記検知レバー34における検知板44の下端縁44aは、前記遮蔽カバー76における開口窓79の下端縁よりも下方に位置させてある。このように、前記検知板44と開口窓79との各下端縁の間に間隔tを設けることで、図5(a)および(b)に示すように、前記一部の氷塊22が前記開口窓79を乗り越えて落下する際の勢い(落下エネルギー)を利用して、前記検知レバー34を揺動させ易くなり貯氷検知が確実になされる。
【0031】
なお、前述した如く遮蔽カバー76に開口窓79を開設し、更に開口窓79および検知板44の両下端部の間に前記間隔tを設けることに加えて、例えば図2に示すように、該検知板44の検知面には、貯氷検知の待機状態において遮蔽カバー76の裏面に対し上向きになる若干の傾斜を付しておくことが好ましい。これは、前記検知レバー34が貯氷検知を待機している状態において、仮に図6に示す如く検知板44と遮蔽カバー76の裏面が面接触した状態になっていると、貯氷室内の水分のために該検知板44と遮蔽カバー76との間に表面張力が働き、検知レバー34が揺動できず貯氷検知が不能になったり、検知精度が低下したりするからである。
【0032】
前記両部材44、76の密着による表面張力の問題をより確実に解消するため、本発明の変形例として、図7および図8に示す如く、両部材44、76が線接触となる構造にすることが提案される。例えば図7の斜視図に示すように、検知レバー34における検知板44の両側に、該検知板44に対し交差方向でかつ前記遮蔽カバー76の裏面に指向し得る側板44b、44cを形成する。すなわち、前記遮蔽カバー76における開口窓79に裏側から対面する前記検知レバー34の検知板44に、該開口窓79を介して到来する氷塊22を受け入れるポケット部80を設けたものである。このように、検知板44の両側に側板44b、44cを設けたことで、図8に示すように氷塊22の検知待機中は、該側板44b、44cの前端縁が遮蔽カバー76の裏面に線接触する。つまり両部材44,76は面でなく線で接触するので、前述した表面張力による両部材44、76の密着が解消され、確実に検知レバー34が揺動し検知動作が行われる。更に、検知板44は側部44b、44cにより囲まれたポケット部80を有しているから、遮蔽カバー76の開口窓79を介して到来した氷塊22は該ポケット部80に貯まり、貯まった氷塊群の重みで検知レバー34は容易に揺動する利点がある。
【0033】
(氷クラッシャーを有する貯氷庫について)
砕氷の貯氷庫に付設される貯氷検知装置に関して、その好適な実施例を図9図12を参照して説明する。
【0034】
図22図25に説明した従来技術に係る砕氷の貯氷庫では、貯氷検知装置54における検知レバー72を氷クラッシャー48の開口部側方に臨ませていたため、第2貯氷庫52に推積された砕氷が上昇して該氷クラッシャー48により圧縮されないと貯氷を検出できない、という前述の難点があった。
【0035】
そこで本実施例では、図9に示すように、前記貯氷検知装置54における検知レバー72を、前記氷クラッシャー48の開口部58から砕氷が放出されて第2貯氷庫52へ落下する経路に臨んで位置させたものである。すなわち、開口部58から砕氷が次々と落下する経路に検知レバー72を位置させることで、砕かれて寸法が小さくなり、かつ質量も少ない砕氷であっても、該砕氷が該検知レバー72に衝突するたび容易に検知レバー72は揺動する。このため前記検知スイッチ68は、接点のオン・オフ(ON・OFF)を繰り返すことになる。
【0036】
そして、前記検知スイッチ68が接点のオン・オフを繰り返している間は、前記氷クラッシャー48から砕氷が第2貯氷庫52へ放出されて推積しつつある状態と判定する。しかし、前記検知スイッチ68がオン・オフを繰り返さなくなり、オン状態またはオフ状態を所定時間(例えば5秒間)継続するようになった場合は、第2貯氷庫52が砕氷で満杯になって前記検知レバー72が揺動しなくなったものと判定して、前記氷クラッシャー48の回転を停止させる。すなわち、前記検知スイッチ68がオン(ON)したか、オフ(OFF)したかで貯氷検知を行うのではなく、オン(ON)・オフ(OFF)を繰り返す状態であるか、またはオン・オフを繰り返さない状態になったか、により貯氷検知を行うので、誤検知を未然に防止することができる。
【0037】
なお、図10に示すように、第2貯氷庫52に推積した砕氷の山は、次第に上昇して検知レバー72を押し上げるので、該検知レバー72に連携する検知スイッチ68はオン(ON)動作の状態を継続することになる。しかし図11に示すように、前記砕氷の山の推積具合によっては、検知レバー72の後ろ側に幾つかの砕氷が固まって氷玉81ができることがある。このときは、検知レバー72の両側が砕氷でブロックされることになり、状況によっては該検知レバー72が貯氷検知の待機状態で止まってしまい、前記検知スイッチ68はオフ(OFF)状態を維持することになる。このため、先に述べたように、検知スイッチ68がオン状態またはオフ状態の何れであっても、その状態を所定時間継続することで貯氷完了を判定することにしたものである。ちなみに、氷クラッシャー48による氷塊の破砕が進んで第1貯氷庫46の氷塊が少なくなると、別途手段がこの状態を検知して、製氷機(図示せず)を製氷運転させて氷塊を第1貯氷庫46へ補給する。
【0038】
次に、図9による貯氷検知装置54の動きを図12のフローチャートで説明する。図12で氷クラッシャー48のモータ60を起動(電源オン)すると、ステップS1で該氷クラッシャー48が回転を開始し、ステップS2に示す如く氷塊を破砕して砕氷を第2貯氷庫52へ放出する。放出された砕氷は、図9に示すように検知レバー72に衝突するたびに該レバーを揺動させて検知スイッチ68のオン・オフを繰り返す。
【0039】
また、ステップS3においてタイマが予め設定した時間(例えば5秒間)の計時を開始する。このタイマは、設定時間の計時がアップすると、同じ設定時間の計時を開始するモードを繰り返すようになっている。そしてステップS4で検知スイッチ68の接点にオン・オフの切り替えがあったか否か、の確認を常に行い、その確認結果がYES(肯定)であればステップS5で氷クラッシャー48の回転を継続し、再び前記ステップS3に戻ってタイマの計時開始を繰り返す。しかし、ステップS4の確認結果がNO(否定)であれば、ステップS6で前記タイマの計時がアップしたか否かを確認する。ステップS6の確認結果がNO(否定)であれば計時を継続し、確認結果がYES(肯定)であれば、ステップS7に移行して氷クラッシャー48の回転を停止し、ステップS8で第2貯氷庫52の貯氷を完了する。
【0040】
図13図17は、図22図25に関して説明した氷クラッシャー48を備える貯氷庫に使用される貯氷検知装置54の別実施例を示すものである。
【0041】
殊に図14(図13に円Yで囲んだ部位)に示すように、貯氷検知装置54の検知レバー72は、前記氷クラッシャー48で破砕された砕氷が放出される方向の斜め下方に該検知レバー72の検知板74を臨ませると共に、図13に示すように、第2貯氷庫52に山形状に推積される砕氷群の頂上となる付近に位置させてある。
【0042】
また、氷破砕部50における氷クラッシャー48で砕かれた砕氷は、該氷クラッシャー48が反時計方向へ回転するので、図13の後方へ勢いよく落下する。このため破砕時の勢いで砕氷の一部が、検知レバー72の検知板44へ向けて飛び込んでくることがある。このように砕氷の一部が飛んできて検知レバー72を直接押圧すると、前記検知スイッチ68が揺動し誤って貯氷完了を検知してしまう。そこで、氷クラッシャー48で砕かれた砕氷が検知レバー72に向け直接飛び込んでくるのを防止するために、図17に示す遮蔽板82が、該氷クラッシャー48からの砕氷放出経路と検知レバー72の検知板74との間に配設されている。
【0043】
ここで、前述した位置に貯氷検知装置54の検知レバー72を配設した理由を、更に説明する。図13および図14において、氷クラッシャー48の円筒体62は反時計方向に回転し、その回転刃64と固定刃66とによりホッパー56からの氷塊を砕くことで砕氷になる。破砕された砕氷群は、前記回転刃64の回転方向(反時計回り)に影響されて、図14の右側になるやや後方へ落下する。そして砕かれた砕氷の中でも大粒な氷は前記後方へ集まり易く、また小さな粒の氷や破砕時にシャーベット状になった氷は前記円筒体62の真下方向へ落下する。このため、前記検知レバー72は、氷クラッシャー48で破砕される大粒な砕氷の落下方向である前記後方に配設した方が、より確実に砕氷の落下を検知することができる。また前記検知レバー72は、第2貯氷庫52に推積されて山形状になる砕氷の頂上付近に位置している。従って、第2貯氷庫52に山形状に推積されて成長した氷塊群の頂上が前記遮蔽板82の上端レベルに達すると、一部の砕氷が該遮蔽板82を越えて検知レバー72を押すことになる。これにより、前記検知スイッチ68がオン作動して第2貯氷庫52における砕氷の満杯を検知する。
【0044】
また、前記氷クラッシャー48で破砕された砕氷の多くは前述したようにやや後方へ落下するが、砕かれた勢いで一部の砕氷が検知レバー72へ飛んでくる場合がある。この勢いで飛んできた砕氷で検知レバー72が検知動作しないように、殊に図17および図14に示すように、砕氷が飛び込んでくる経路を遮るために遮蔽板82を配置したことは前述した通りである。
【符号の説明】
【0045】
18 貯氷庫,20 製氷機,22 氷塊,34 検知レバー,36 貯氷検知装置,
40 検知スイッチ,44 検知板,44a 下端縁,
46 第1貯氷庫(上部貯氷庫),48 氷クラッシャー,50 氷破砕部,
52 第2貯氷庫(下部貯氷庫),54 貯氷検知装置,56 ホッパー,
58 開口部(下部開口),68 検知スイッチ,72 検知レバー,74 検知板,
76 遮蔽カバー,79 開口窓,79a 下端縁,80 ポケット部,
82 遮蔽板,t 間隔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25