IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ストール マシーナリ カンパニー,エルエルシーの特許一覧

特許7174827支持アーム-ツールクレードルモジュール
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-09
(45)【発行日】2022-11-17
(54)【発明の名称】支持アーム-ツールクレードルモジュール
(51)【国際特許分類】
   B21D 51/26 20060101AFI20221110BHJP
   B21D 22/28 20060101ALI20221110BHJP
【FI】
B21D51/26 X
B21D22/28 L
【請求項の数】 8
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021186883
(22)【出願日】2021-11-17
(62)【分割の表示】P 2019557797の分割
【原出願日】2018-04-23
(65)【公開番号】P2022024086
(43)【公開日】2022-02-08
【審査請求日】2021-11-24
(31)【優先権主張番号】15/496,046
(32)【優先日】2017-04-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】505257497
【氏名又は名称】ストール マシーナリ カンパニー,エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Stolle Machinery Company,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001438
【氏名又は名称】特許業務法人 丸山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ショレイ,イアン ケー.
(72)【発明者】
【氏名】フレイシャー,カール エス.
(72)【発明者】
【氏名】クリーブランド,アラン ダブリュ.
【審査官】石川 健一
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-534883(JP,A)
【文献】特開昭52-010854(JP,A)
【文献】特表2019-527144(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B21D 51/26
B21D 22/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
缶ボディを製造するためのボディメーカ(10)において、ダイパック(16)及びカップフィーダ(20)を含む複数のコンポーネント(26)を取り付けるための一体型取付体(52)であって、
前記一体型取付体(52)は、略凹状のダイパックマウント台座(80)を含むクレードル部(54)と、第1の支持アーム部(56)と、第2の支持アーム部(58)とを含んでおり、
前記クレードル部(54)は、前側部分(60)、後側部分(62)、右側部分(64)、及び左側部分(66)を有しており、
前記第1の支持アーム部(56)が、前記クレードル部の右側部分(64)に配置され、
前記第2の支持アーム部(58)が、前記クレードル部の左側部分(66)に配置され、
前記一体型取付体(52)が、前記カップフィーダ(20)を支持するカップ送込みハウジングプレート(126)を含む、
一体型取付体。
【請求項2】
缶ボディを製造するためのボディメーカ(10)において、ダイパック(16)及びドーマアセンブリ(18)を含む複数のコンポーネント(26)を取り付けるための一体型取付体(52)であって、
前記一体型取付体(52)は、クレードル部(54)と、第1の支持アーム部(56)と、第2の支持アーム部(58)とを含んでおり、
前記クレードル部(54)は、前側部分(60)、後側部分(62)、右側部分(64)、及び左側部分(66)を有しており、
前記第1の支持アーム部(56)が、前記クレードル部の右側部分(64)に配置され、
前記第2の支持アーム部(58)が、前記クレードル部の左側部分(66)に配置され、
前記ダイパック(16)は、前記クレードル部(54)に直接連結され、
前記ドーマアセンブリ(18)は、前記第1の支持アーム部(56)及び前記第2の支持アーム部(58)に直接連結される、一体型取付体。
【請求項3】
缶ボディを製造するボディメーカ(10)用の一体型取付体(52)であって、
前記一体型取付体(52)は、クレードル部(54)と、第1の支持アーム部(56)と、第2の支持アーム部(58)とを含んでおり、
前記クレードル部(54)は、前側部分(60)、後側部分(62)、右側部分(64)、及び左側部分(66)を有しており、
前記第1の支持アーム部(56)が、前記クレードル部の右側部分(64)に配置され、
前記第2の支持アーム部(58)が、前記クレードル部の左側部分(66)に配置され、
前記一体型取付体(52)が、ダイパックマウント(70)、ドーマドアアセンブリマウント(72)、ストリッパ仕切りアセンブリマウント(74)、タレットサブアセンブリマウント(76)、及びカップ装填ステーションアセンブリマウント(78)を含んでおり、
前記クレードル部(54)が、前記ダイパックマウント(70)及び前記カップ装填ステーションアセンブリマウント(78)を画定し、
前記第1の支持アーム部(56)が、前記タレットサブアセンブリマウント(76)を画定し、
前記第1の支持アーム部(56)と前記第2の支持アーム部(58)が共同で、前記ドーマドアアセンブリマウント(72)を画定し、
前記クレードル部(54)、前記第1の支持アーム部(56)、及び前記第2の支持アーム部(58)が共同で、前記ストリッパ仕切りアセンブリマウント(74)を画定する、一体型取付体。
【請求項4】
前記一体型取付体(52)が、カップフィーダ(20)を支持するカップ送込みハウジングプレート(126)を含む、請求項2又は請求項3に記載の一体型取付体。
【請求項5】
前記クレードル部(54)と前記カップ送込みハウジングプレート(126)との間に、機械加工面が存在しない、請求項1又は請求項4に記載の一体型取付体。
【請求項6】
前記クレードル部(54)と前記第1の支持アーム部(56)又は前記第2の支持アーム部(58)のいずれかとの間に、機械加工面が存在しない、請求項1乃至5の何れかに記載の一体型取付体。
【請求項7】
前記クレードル部(54)と前記第1の支持アーム部(56)又は前記第2の支持アーム部(58)のいずれかとの間に、シムが配置されていない、請求項1乃至6の何れかに記載の一体型取付体。
【請求項8】
前記一体型取付体(52)が、鋳造体又は印刷体の一方である、請求項1乃至7の何れかに記載の一体型取付体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本願は、2017年4月25日に提出された米国特許出願第15/496,046号の利益を主張し、当該特許出願は、参照により全文を本明細書の一部となる。
【0002】
開示されて請求される概念は、ボディメーカの一体型前方取付アセンブリに関しており、特に、一体型前方取付体に関する。
【背景技術】
【0003】
一般的に、缶、限定ではないが、アルミニウム缶又はスチール缶などの缶は、金属シートとして始まって、そこから円状ブランクが切断される。以下では、缶がアルミニウム製として説明するが、材料の選択は、特許請求の範囲を限定するものではないことは理解される。ブランクは「カップ」に形成される。本明細書では、「カップ」は、底部と付随する側壁とを含む。更に、カップと結果として得られる缶ボディとは任意の断面形状を有することができるが、最も一般的な断面形状は略円形である。従って、カップと結果として得られる缶ボディとは任意の形状を有してよいが、以下の説明では、カップ、缶ボディ、パンチなどは略円形であるとして記載するものとする。
【0004】
カップは、往復ラムと複数のダイとを含むボディメーカに供給される。細長いラムは、遠位端にパンチを含む。カップは、パンチに配置され、ダイを通過して、薄く細長いカップとなる。つまり、ラムは、第1の後方位置と第2の前方位置との間を移動した。ラムの前進行程毎に、カップはまずラムの前方に配置される。カップはラムの前端を覆って配置され、より具体的には、ラムの前端のパンチに配置される。次に、カップはダイを通過し、更に缶ボディに形成される。第1のダイは再絞りダイである。つまり、カップは、結果として得られる缶よりも大きな直径を有している。再絞りダイは、結果として得られる缶ボディとほぼ同じ直径を有するようにカップを再成形する。再絞りダイは、カップの側壁の厚さを完全に薄くするものではない。再絞りダイを通過した後、ラムは複数のしごきダイを有するツールパックを通って移動する。しごきダイを通過するにつれて、カップは細長くなって、側壁が薄くなる。より具体的には、ダイパックは、相互に間隔をおいて配置された複数のダイを有しており、各ダイは概ね円状の開口を有する。各ダイの開口は、上流側にある直近のダイの開口よりもわずかに小さい。
【0005】
よって、パンチが第1のダイである再絞りダイにカップを引き込むと、アルミニウムカップは略円筒状のパンチ上で変形する。カップが再絞りダイ内を移動するにつれ、カップの直径、即ち、カップの底部の直径が低減する。ダイパックにおける次のダイの開口は、より小さな内径、即ち、小さな開口を有するため、ラムにより、ダイパックの残りを移動させられるにつれて、アルミニウムカップ、より具体的には、カップの側壁は薄くなる。カップの薄肉化は、カップを引き伸ばす。
【0006】
更に、パンチの遠位端は凹状になっている。ラムが最大に延びると「ドーマ(domer)」がある。ドーマは、ほぼ凸状のドームと、成形された周辺部とを有する。ラムが最大に延びると、カップの底部がドーマと係合する。カップの底部はドーム状に変形し、カップ底部の周辺部は所望に応じて成形され、典型的には、缶ボディの強度を高め、結果として生じる缶を積むことができるように内向きに曲げられる。カップは最後のしごきダイを通過し、ドーマに接触すると、缶ボディとなる。
【0007】
復帰行程において、缶ボディはパンチから取り外される。つまり、ラムがツールパックを通って後方に移動すると、缶ボディは固定されたストリッパと接触し、当該ストリッパは、缶ボディをツールパックへと後方に引き込まれるのを防止して、その結果、パンチから缶ボディを取り外す。ストリッパに加え、噴射空気が短期間パンチに導入されて、缶ボディの取外しを助ける。ラムが初期位置に復帰した後、新たなカップがラムの前方に配置されて、サイクルが繰り返される。例えば、装飾、洗浄、印刷などの追加の仕上げ作業後に缶ボディは充填機に送られて、製品が充填される。その後、蓋が連結され、缶ボディにシールされて、缶が完成する。
【0008】
ある種のボディメーカは、略水平のラムを含んでいる。つまり、ラム本体がほぼ水平に延びており、ほぼ水平に移動する。本構成では、ラム本体の第1の端部が駆動アセンブリに連結され、パンチは第2の端部に配置される。上述の形成動作はほぼ、ラム本体の第2の端部又はその近傍で行われる。形成作業を達成するため、ダイパック、ドーマアセンブリ、カップフィードアセンブリ、ストリッパアセンブリ、缶ボディ取出(take-away)アセンブリ、及びその他の要素が、前方取付アセンブリによってボディメーカに連結される。
【0009】
ボディメーカの速度と、ダイとラム間の許容範囲が狭いこととにより、ラム本体はダイパックに正確に位置合わせされなければならないことが理解される。同様に、前方取付アセンブリに連結される他の要素も、ボディメーカの他の要素に対して正確に位置合わせされなければならない。正確に位置合わせされない場合には、ラム/パンチは、ダイパック又は他の要素と接触することによって、衝撃に関係する全ての要素にダメージを与えることになる。
【0010】
一般的に、前方取付アセンブリは、ダイパックが配置されるクレードル要素を含む。2つの支持アームが、クレードル要素の前端に連結される。それら支持アームはドーマアセンブリを支持する。クレードル要素がラムに対して適切に位置付けられることを確保するため、クレードル要素及び支持アームの連結面、即ち、両要素の嵌合面は、特定の寸法を有するように機械加工される。クレードル要素のボディメーカへの装着は、位置合わせ作業を含む。つまり、クレードル要素が装着されて、選択された測定が行われる。クレードル要素が適切に位置合わせされていない場合、シム又は類似の構造体が連結面に装着される。測定が行われて、適切な位置合わせが達成されたかどうかが判定される。達成されていない場合には、位置合わせ作業が繰り返される。典型的には、この位置合わせ作業は、クレードル要素が適切に位置合わせされるまで何度も繰り返される。いったんクレードルが装着されれば、支持アームもクレードル要素に連結される。つまり、支持アームの機械加工連結面が、クレードル要素の機械加工連結面に連結される。支持アームの装着にも位置合わせ作業が必要とされる。典型的には、この位置合わせ作業も何度も繰り返される。
【0011】
故に、既存の前方取付アセンブリには幾つかの問題が存在する。第1に、限定ではないが、例えばクレードル要素や支持アームなどの各種要素を嵌合し、位置合わせしなければならない。第2に、装着プロセスは時間を食い、位置合わせ作業の失敗は、ボディメーカに重大なダメージを及ぼす可能性がある。更に、ボディメーカで前方取付アセンブリを組み立てる工程は、他の労働者及び/又は他の機器が動作している工業区域の空間を占有する。これは最適な手順ではない。前方取付アセンブリを組み立てるのに必要な作業者と機器が他の作業を妨げるからである。従って、これらの問題を被らない前方取付アセンブリが必要とされている。
【発明の概要】
【0012】
開示及び請求される概念は、これらの問題を解決し、ボディメーカ用の一体型前方取付アセンブリを提供する。このアセンブリは、クレードル部と、第1の支持アーム部と、第2の支持アーム部とを備えた一体型前方取付体を含む。クレードル部は、前側部分、後側部分、右側部分、及び左側部分を有する。第1の支持アーム部は、クレードル部の右側部分に配置される。第2の支持アーム部は、クレードル部の左側部分に配置される。クレードル部、第1の支持アーム部、及び第2の支持アーム部は単体構造体の一部であるため、一体型前方取付アセンブリは上述の問題を解決する。つまり、支持アームはクレードルに嵌合されないため、機械加工連結面を必要とせず、支持アームをクレードルに位置合わせする必要もない。更に、開示される概念は、一体型前方取付アセンブリに結合される追加の構成要素が、一体型前方取付アセンブリをボディメーカフレームアセンブリに結合する前に配置及び位置合わせされる前方モジュールを提供する。この構成では、一体型前方取付アセンブリと関連するコンポーネントとを、ボディーメーカから離れた場所で組み立てることができる。よって、一体型前方取付アセンブリの構成は、上述の問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明は、添付図面と併せて、好適な実施形態に関する以下の説明から完全に理解することができる。
【0014】
図1図1は、ボディメーカの概略を示す側断面図である。
図2図2は、前方アセンブリの等角図である。
図3図3は、前方アセンブリの側面図である。
図4図4は、前方アセンブリの上面図である。
図5図5は、前方アセンブリの前面図である。
図6図6は、前方アセンブリの後面図である。
図7図7は、一体型前方取付アセンブリの等角図である。
図8図8は、一体型前方取付アセンブリの上面図である。
図9図9は、ダイパックマウントドアアセンブリの等角図である。
図10図10は、ダイパックマウントドアアセンブリの前面図である。
図11図11は、ボディメーカの等角図である。
図12図12は、スイングレバーアセンブリの等角図である。
図13図13は、スイングレバーアセンブリの側面図である。
図14図14は、スイングレバーアセンブリの前面図である。
図15図15は、接続ロッド連結アセンブリの等角図である。
図16図16は、接続ロッド連結アセンブリの側断面図である。
図17図17は、接続ロッド連結アセンブリの側面図である。
図18図18は、スイングレバーの第1の等角図である。
図19図19は、スイングレバーの第1の等角図である。
図20図20は、スイングレバーの側面図であって、第1の向きに配置された設定可能形状マウントラグと、第1の向きに配置されたスイングレバー本体の第1の端部のピボット継手とを有する。
図21図21は、スイングレバーの側面図であって、第2の向きに配置された設定可能形状マウントラグと、第1の向きに配置されたスイングレバー本体の第1の端部のピボット継手とを有する。
図22図22は、スイングレバーの側面図であって、第2の向きに配置された設定可能形状マウントラグと、第2の向きに配置されたスイングレバー本体の第1の端部のピボット継手とを有する。
図23図23は、前方アセンブリを装着する方法を示すフローチャートである。
図24図24は、前方アセンブリを装着する別の方法を示すフローチャートである。
図25図25は、ダイパックマウントにダイパックを装着する方法を示すフローチャートである。
図26図26は、ボディメーカのラムアセンブリの行程範囲を調節する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面に示されており、以下の説明に記載される具体的な要素は、単に開示される概念の例示的な実施形態に過ぎず、例示のためだけに非限定的な例として提供されると理解される。従って、特定の寸法、向き、アセンブリ、使用される構成要素の数、実施形態の構成、及び本明細書に開示される実施形態のその他の物理的特性は、開示される概念の範囲に関する限定とみなすべきではない。
【0016】
本明細書で使用される方向表現、例えば、時計回り、反時計回り、左、右、上、下、上方、下方、及びその派生語は、図示される要素の向きに関連しており、本明細書に明示されない限り請求項を限定するものではない。
【0017】
後述するように、ボディメーカ10は、細長往復ラムアセンブリ12とドーマアセンブリ18とを含む。本明細書では、ドーマアセンブリ18は、ボディメーカ10の「前(forward)」端に配置される。本明細書では、ラムアセンブリ12がドーマアセンブリ18に隣接する場合、ラムアセンブリ12は、行程の「前」端に位置する。本明細書では、ボディメーカ10の「後」又は「背」端は、「前」端の反対側に位置する。更に、本明細書では、ボディメーカ10は、後述するラムアセンブリ本体30の長軸に平行な「長手」方向と、「長手」方向にほぼ水平及び垂直な「横」方向とを有する。
【0018】
本明細書では、「ある」及び「その」の単数形は、文脈上特に明示されない限り、複数形を含む。
【0019】
本明細書では、「[動詞]するように構成された」は、特定された要素又はアセンブリが、特定された動詞を実行するように形成された、サイズ決めされた、配置された、連結された、及び/又は構成された構造を有することを意味する。例えば、「移動するように構成された」部材は、別の要素に移動可能に連結されて部材を移動させる要素を含む、又は部材は、別の要素又はアセンブリに応答して移動するように別の様式で構成される。よって、本明細書では、「[動詞]するように構成された」は、機能ではなく構造を指す。更に、本明細書では、「[動詞]するように構成された」は、特定された要素又はアセンブリが、特定された動詞を実行するように意図及び設計されることを意味する。よって、特定された動詞を単に実行できるだけで、特定された動詞を実行するように意図及び設計されていない要素は、「[動詞]するように構成されていない」。
【0020】
本明細書では、「関連付けられる」は、要素が同じアセンブリの一部である、及び/又は共に動作する、又は何らかの様式で相互に作用することを意味する。例えば、自動車は4つのタイヤと4つのハブキャップを有する。全ての要素が自動車の部品と連結されているが、各ハブキャップは特定のタイヤと「関連付けられる」と理解される。
【0021】
本明細書では、2つ以上の部品又はコンポーネントが「連結される」という表現は、連結が発生する限り、それらの部品が、直接的、又は間接的に、即ち、1つ以上の中間部品又はコンポーネントを通じて、共に接合される、又は動作することを意味するものとする。本明細書では、「直接連結される」は、2つの要素が互いに直接接触することを意味する。本明細書では、「固定的に連結される」又は「固定される」は、2つのコンポーネントが、相互に一定の向きを維持しながら移動するように連結されることを意味する。従って、2つの要素が連結されると、これらの要素の全ての部分が連結される。しかしながら、第1の要素の特定の部分が第2の要素に連結される、例えば、車軸の第1の端部が第1の車輪に連結されるというような記載は、第1の要素の特定の部分が、第1の要素の他の部分に比べて第2の要素により近く配置されることを意味する。更に、重力によってのみ別の物体上の適所に載置される物体は、上側の物体がそれ以外の方法でほぼ適所に保持されない限り、下側の物体に「連結」されていない。つまり、例えば、テーブル上の本はテーブルに連結されていないが、テーブルに糊付けされる本はテーブルに連結されている。
【0022】
本明細書では、「締結具」は、2つ以上の要素を連結するように構成された別個のコンポーネントである。よって、例えば、ボルトは「締結具」であるが、さねはぎ(tongue-and-groove)継ぎは「締結具」ではない。つまり、さねはぎ要素は、連結されている要素の一部であり、別個のコンポーネントではない。
【0023】
本明細書では、「着脱可能に連結される」又は「一時的に連結される」という表現は、あるコンポーネントが別のコンポーネントに実質上一時的に連結されることを意味する。つまり、2つのコンポーネントは、コンポーネントどうしの接合又は分離が容易であり、コンポーネントにダメージを及ぼさないように連結される。例えば、限られた数の、容易にアクセス可能な締結具、即ち、アクセスが難しくない締結具によって相互に固定された2つのコンポーネントは、「着脱可能に連結されており」、溶接された、又はアクセスが難しい締結具によって接合された2つのコンポーネントは、「着脱可能に連結されていない」。「アクセスが難しい締結具」は、締結具へのアクセス前に1又は複数の他のコンポーネントを取り外す必要がある締結具のことであり、「他のコンポーネント」は、限定はされないが、例えばドアなどのアクセス装置ではない。
【0024】
本明細書では、「一時的に配置される」は、第1の要素又はアセンブリが、第1の要素を分離する又はそれ以外の形で操作することなく、第1の要素/アセンブリを移動させることができるように、第2の要素又はアセンブリに載置されていることを意味する。例えば、テーブルに単に載っている本、即ち、テーブルに糊付け又は固定されていない本は、テーブルに「一時的に配置される」。
【0025】
本明細書では、「動作可能に連結される」は、第1の位置と第2の位置、又は第1の配置と第2の配置の間で移動可能な複数の要素又はアセンブリが、第1の要素が一方の位置/配置から他方の位置/配置に移動し、第2の要素も両者の位置/配置間で移動するように連結されることを意味する。なお、逆が成り立たないように、第1の要素が別の要素に「動作可能に連結され」てもよい。
【0026】
本明細書では、「連結アセンブリ」は、2つの又は2つを超える継手又は連結用コンポーネントを含む。連結アセンブリの継手又はコンポーネントは一般的には、同じ要素又は他のコンポーネントの一部ではない。よって、「連結アセンブリ」のコンポーネントは、以下の説明で同時に記載されないことがある。
【0027】
本明細書では、「継手」又は「連結用コンポーネント」は、連結アセンブリの1つ以上のコンポーネントである。つまり、連結アセンブリは、共に連結されるように構成された少なくとも2つのコンポーネントを含む。連結アセンブリのコンポーネントは、相互に適合可能であると理解される。例えば、連結アセンブリでは、一方の連結用コンポーネントがスナップソケットである場合には、他方の連結用コンポーネントはスナッププラグであって、一方の連結用コンポーネントがボルトである場合には、他方の連結用コンポーネントはナットである。
【0028】
本明細書では、「対応する」は、2つの構造コンポーネントが相互に類似したサイズと形状を有し、最小摩擦量で連結され得ることを示す。よって、部材に対応する開口は、部材が最小摩擦量で開口を通過できるように、部材よりもわずかに大きいサイズを有する。この定義は、2つのコンポーネントが「ぴったりと」嵌合する場合には変更される。かかる状況では、コンポーネント間の寸法差がはるかに小さくなるために、摩擦量が増加する。開口を画定する要素及び/又は開口に挿入されるコンポーネントが、変形可能又は圧縮可能な材料から作製される場合、開口は、開口に挿入されるコンポーネントよりもわずかに小さくてもよい。表面、形状、及び線に関して、2つ以上の「対応する」表面、形状、又は線はほぼ同一のサイズ、形状、及び輪郭を有する。
【0029】
本明細書では、「面状体」又は「面状部材」は、概ね薄い要素であって、対向する幅広の略平行面、即ち、面状部材の平面だけでなく、幅広平行面の間を延びる薄縁面も含む。つまり、本明細書では、「面状」要素は本来、2つの対向平面を有する。周辺部、ひいては縁面は、例えば、矩形面状部材のように略直線部を有してもよい、又はディスクのように湾曲していてよく、又は任意の他の形状を有してもよい。
【0030】
本明細書では、「移動経路」又は「経路」は、移動する要素と関連付けられる場合、移動中に要素が通る空間を含む。よって、移動する要素は本来、「移動経路」又は「経路」を有する。
【0031】
本明細書では、2つの又は2つを超える部品又はコンポーネントが相互に「係合する」という表現は、それらの要素が、直接的に、或いは、1又は複数の中間要素又はコンポーネントを介して相互に力を加えること、又は付勢することを意味する。更に、可動部品に関して本明細書では、可動部品は、ある位置から別の位置への移動中に別の要素に「係合し」てよく、及び/又はいったん記載される位置に至ったら別の要素に「係合し」てよい。よって、「要素Aは、要素の第1の位置まで移動すると、要素Bに係合する」と、「要素Aは、要素の第1の位置に至ると、要素Bに係合する」とは等価の表現であり、この表現は、要素Aは、要素の第1の位置に移動する間に要素Bに係合する、及び/又は要素の第1の位置にいる間、要素Bに係合することを意味すると理解される。
【0032】
本明細書では、「動作可能に係合する」は、「係合し、移動する」ことを意味する。つまり、「動作可能に係合する」は、移動可能又は回転可能な第2のコンポーネントを移動させるように構成された第1のコンポーネントと関連して使用されるとき、第1のコンポーネントが、第2のコンポーネントを移動させるのに十分な力を加えることを意味する。例えば、ねじ回しは、ねじと接触させて配置することができる。力がねじ回しに加えられないと、ねじ回しは単にねじに「連結される」だけである。軸方向力がねじ回しに加えられると、ねじ回しがねじを圧迫して、ねじに「係合する」。しかしながら、回転力がねじ回しに加えられると、ねじ回しは、ねじに「動作可能に係合して」、ねじを回転させる。更に、電子コンポーネントでは、「動作可能に係合する」は、あるコンポーネントが制御信号又は電流によって別のコンポーネントを制御することを意味する。
【0033】
本明細書では、「一体型」という文言は、単一の片又はユニットとして作製されているコンポーネントを意味する。つまり、別個に作製された後に共にユニットとして連結されるコンポーネントは、「一体型」コンポーネント又は「一体型」構造体ではない。
【0034】
本明細書では、「幾つかの」という用語は、1又はそれを超える整数(即ち、複数)を意味するものとする。
【0035】
本明細書では、「[x]が第1の位置と第2の位置との間を移動する」、又は「[y]が、第1の位置と第2の位置との間で[x]を移動させるように構成される」という表現において、「[x]」は、要素又はアセンブリの名称である。更に、[x]が複数の位置の間を移動する要素又はアセンブリである場合、「その」という代名詞は、「[x]」、即ち、「その」という代名詞の後に言及される要素又はアセンブリを意味する。
【0036】
本明細書では、「[要素、点、又は軸]を中心に配置される」、又は「[要素、点、又は軸]を中心に延びる」、又は「[要素、点、又は軸]を中心に[X]度」などの表現における「中心に」は、それを中心に包囲、延在、又は測定されることを意味する。測定又はそれに類似した状況で使用される場合、「約」は、「おおよそ」、即ち、当業者によって理解される、測定に関する近似的な範囲を意味する。
【0037】
本明細書では、円状又は円筒状の物体の「径方向側面/面」は、その中心又は中心を通過する高度線周りに延びる、或いはその中心又は中心を通過する高度線を包囲する側面/面である。本明細書では、円状又は円筒状本体の「軸方向側面/面」は、中心を通過する高度線にほぼ垂直に延びる面において延びる側面である。つまり、一般的には、円筒状スープ缶の場合、「径方向側面/面」は略円状側壁であり、「軸方向側面/面」はスープ缶の上部と底部である。
【0038】
本明細書では、「缶」及び「容器」という用語は、任意の既知の又は適切な容器を指すためにほぼ置換可能に使用され、物質(限定することなく、例えば、液体、食品、任意のその他の適切な物質)を収容するように構成され、限定はされないが、ビールやソーダ缶などの飲料缶だけでなく食料缶も明確に含む。
【0039】
本明細書では、「略曲線状」は、複数の湾曲部と、湾曲部と面状部の組合せと、相互に角度を成すことによって曲線を形成する複数の面状部分又はセグメントとを有する要素である。
【0040】
本明細書では、「輪郭」は、物体を画定する線又は表面を意味する。つまり、例えば、断面で見ると、3次元物体の表面は2次元物体の表面に変換される。よって、3次元の面の輪郭の一部は、2次元の線の輪郭によって表される。
【0041】
本明細書では、「周辺部」は、画定された領域、表面、又は輪郭の外縁の領域を意味する。
【0042】
本明細書では、「一般的に」は、当業者によって理解されるように、修飾される用語に関連して「一般的な方法で」を意味する。
【0043】
本明細書では、「略」は、当業者によって理解されるように、修飾される用語に関連して「概ね」を意味する。
【0044】
本明細書では、「にて」は用語に関して、当業者によって理解されるように、修飾される用語に関連して位置及びその近傍を意味する。
【0045】
図1に示されるように、缶ボディメーカ10は、カップ2を缶ボディ3に変換するように構成されている。後述するように、カップ2は、略円形であると仮定される。しかしながら、カップ2だけでなく、結果として得られる缶ボディ3と、カップ2又は缶ボディ3と相互作用する要素とは、略円形以外の形状もとり得ることは理解される。カップ2は底部部材を有し、付随する側壁が略密閉空間(図示せず)を画定する。底部とは反対側にあるカップ2の端部は開放している。例示的な一実施形態では、缶ボディメーカ10は、ハウジング又はフレームアセンブリ11(以下「フレームアセンブリ」11と称する)と、往復細長ラムアセンブリ12と、駆動機構14と、再絞りアセンブリ15と、ダイパック16と、ドーマアセンブリ18と、カップフィーダ20(概略的に示す)と、ストリッパアセンブリ22(概略的に示す)と、取出アセンブリ24とを含む。本明細書では、ダイパック16、ドーマアセンブリ18、カップフィーダ20、ストリッパアセンブリ22、及び取出アセンブリ24はまとめて、「連結されるコンポーネント」26として特定される。つまり、本明細書では、「連結されるコンポーネント」26は、上記で特定されており、後述の前方アセンブリ48に連結される、直接連結される、固定される、移動可能に連結される、又は一時的に連結される要素及びアセンブリである。フレームアセンブリ11は前端13を有する。駆動機構14はフレームアセンブリ11に連結され、ラムアセンブリ12に動作可能に連結される。駆動機構14は、ラムアセンブリ12を往復運動させて、ラムアセンブリ12の長軸にほぼ平行に又はそれに沿った方向に往復させるように構成され、実際にそれを実行する。
【0046】
知られているように、ラムアセンブリ12は、例示的な一実施形態では、本開示に関係しない複数の要素を、例えば、誘導アセンブリや冷却アセンブリ(いずれも図示せず)を含む。本開示の目的上、ラムアセンブリ12の要素は、細長ラムアセンブリ本体30、キャリッジ31、及びパンチ38である。つまり、ラムアセンブリ12は、近位端32と、遠位端34と、長手方向軸36とを備えた概ね円状の細長本体30を含む。パンチ38は、ラムアセンブリ本体の遠位端34に連結される、直接連結される、又は固定される。ラムアセンブリ本体30は、後述するように、駆動機構14に連結される。
【0047】
知られているように、各サイクルにおいて、カップフィーダ20は、ダイパック16の前方にカップ2を配置し、その開放端は、ラムアセンブリ12に向けられる。カップ2がダイパック16の前方に配置されると、再絞りアセンブリ15は、再絞りダイ(図示せず)に対してカップ2を付勢する。駆動機構14は、ラムアセンブリ本体30を往復運動させて、ラムアセンブリ本体30を長手方向軸36に沿って前後に移動させる。つまり、ラム本体30は、第1の後退位置と第2の伸長位置との間で往復運動するように構成されている。第1の後退位置において、ラムアセンブリ本体30は、ダイパック16から間隔をおいて配置される。第2の伸長位置において、ラムアセンブリ本体30はダイパック16を通って延びる。よって、往復ラムアセンブリ12は前進して(図では左へ)再絞りアセンブリ15を通過し、カップ2と係合する。カップ2は、ダイパック16内の再絞りダイ42及び複数のしごきダイ(参照符号なし)を通過する。カップ2は、ダイパック16内で缶ボディ3に変換される。ラムアセンブリ12が第1の位置に向かって移動すると、即ち、ラムアセンブリ12が駆動機構14に向かって移動すると、ストリッパアセンブリ22は、缶ボディ3をパンチ38から取り外す。ストリッパアセンブリ22は、復帰行程時に缶ボディ3をパンチ38から取り外すように構成されており、実際に取り外す。缶ボディ3をパンチ38から剥がすために、アクチュエータピストンは、ストリッパフィンガがパンチ38の周囲を閉じるように停止する。図2図6に示されるように、回転タレット40として示される取出アセンブリ24は、缶ボディ3がパンチ38から外されると、即ち、パンチ38から外されるのと略同時に、缶ボディ3と動作可能に係合する。取出アセンブリ24は、缶ボディ3をラムアセンブリ12の経路から取り出す。本明細書では、「サイクル」は、第1の後退位置におけるラムアセンブリ12で開始されるラムアセンブリ12のサイクルを意味すると理解される。
【0048】
前方アセンブリ48は、連結されるコンポーネント26と一体型前方取付アセンブリ50とを含む。つまり、連結される複数のコンポーネント26は、一体型前方取付アセンブリ50によってボディメーカフレームアセンブリ11に連結される。例示的な一実施形態では、一体型前方取付アセンブリ50は、一体型前方取付体52を含む。本明細書では、「一体型前方取付体」は、少なくともダイパック16及びドーマアセンブリ18用のマウント又は直接継手を含む、上述したような一体型構造体である。例示的な一実施形態では、ダイパックマウントドアアセンブリ82、ストリッパ仕切りアセンブリマウント74、タレットサブアセンブリマウント76、ドーマドアアセンブリマウント72、及びカップ装填ステーションアセンブリマウント78は、一体型構造体52の一部である。
【0049】
例示的な一実施形態では、一体型前方取付体52は、クレードル部54、第1の支持アーム部56、及び第2の支持アーム部58を含む。クレードル部54は、前側部分60、後側部分62、右側部分64、及び左側部分66を含む。第1の支持アーム部56は、クレードル部の右側部分64に配置される。第2の支持アーム部58は、クレードル部の左側部分66に配置される。本明細書では、「クレードル部」54は、後述される、ダイパック16を支持するように構成された一体型前方取付体の一部である。本明細書では、「第1の支持アーム部」56は、ドーマアセンブリ18を支持する、又は部分的に支持するように構成された一体型前方取付体の一部である。本明細書では、「第2の支持アーム部」58は、ドーマアセンブリ18を支持する、又は部分的に支持するように構成された一体型前方取付体52の一部である。例示的な一実施形態では、一体型前方取付体52は、鋳造体又は印刷体のいずれかである。本明細書では、「一体型鋳造体」は、熱及び電気の導体である、可鍛性かつ非毒性の軟質材料を意味している。つまり、本明細書では、「鋳造体」は、本体の特性を定義しており、「プロダクト・バイ・プロセス」を記載するものではない。例示的な一実施形態では、一体型前方取付体のクレードル部の後側部分62、クレードル部54、及び支持アーム部56、58は、一体型鋳造体52である。本明細書では、「印刷体」は、複数の薄層を含む本体を意味する。つまり、本明細書では、「印刷体」は、本体の特性を定義しており、「プロダクト・バイ・プロセス」を記載するものではない。なお、一体型前方取付体52は一体型構造体であるため、様々な部分の間に機械加工連結面が存在しない。更に、様々な部分を相互に連結する、又は様々な部分に関して位置合わせ作業を実行する必要がない。別の言い方をすると、クレードル部54と第1の支持アーム部56又は第2の支持アーム部58のいずれかとの間に、シムが配置されていない。これにより上述の問題が解決される。
【0050】
一体型前方取付体52は、ダイパックマウント70、ドーマドアアセンブリマウント72、ストリッパ仕切りアセンブリマウント74、タレットサブアセンブリマウント76、又はカップ装填ステーションアセンブリマウント78のうちの1つを、例示的な一実施形態では全てを含む。概して、「マウント」70、72、74、76、78はそれぞれ、「マウント」という用語を修飾するのに用いた要素又はアセンブリを支持するように構成される。
【0051】
例示的な一実施形態では、クレードル部54は、ダイパックマウント70を画定する。例示的な一実施形態では、ダイパックマウント70は、細長の略凹状の台座80(図7及び図8)と、細長の可動ドアアセンブリ82(図9及び図10、詳細に後述する)とを含む。本明細書では、「ダイパックマウント台座」は、ダイパック16の外側輪郭にほぼ対応するように構成された輪郭又は部分的輪郭を有する物体を意味する。つまり、「ダイパックマウント台座」は、ダイパック16が単一の向きで台座に配置され得るような形状と輪郭を有する。例示的な一実施形態では、ダイパックマウント台座80は、スペーサマウント83などの定位構造81を含む。つまり、ダイパックマウント70は、例示的な一実施形態では、スペーサ(図示せず)を含んでおり、当該スペーサは、ダイパックマウント台座80に連結され、直接連結され、又は固定されて、ラムアセンブリ12に対してダイパック16を向けるように構成されている。
【0052】
ダイパックマウントドアアセンブリ82は、ダイパックマウント台座80に動作自在に連結され、開いた第1の位置と閉じた第2の位置との間を移動する。ダイパックマウントドアアセンブリ82が第1の位置にある場合、ダイパックマウント70はほぼ開放されており、ダイパックマウント台座80へのアクセスを提供する。ダイパックマウントドアアセンブリ82が第2の位置にある場合、ダイパックマウントドアアセンブリ82はダイパックマウント台座80を覆って配置される。更に、ダイパックマウントドアアセンブリ82が第2の位置にある場合、ダイパックマウント70は、ダイパック16の外面にほぼ対応する内面86を有する略円筒状キャビティ84を画定する。後述するように、ダイパック16は、ダイパックマウントのキャビティ84に配置されて、連結される、直接連結される、又は一時的に連結される。別の言い方をすれば、ダイパック16は、クレードル部54に配置されて、連結される、直接連結される、又は一時的に連結される。
【0053】
更に、例示的な一実施形態では、クレードル部54は、複数の内部冷却液通路88を画定する。後述するように、クレードル部の流体通路88は、後述するダイパックマウント台座の冷却剤通路262と流体連通する。本構成では、クレードル部54にホース入口継手を有する必要がなく、よって、ホース入口継手が存在しない。
【0054】
ドーマドアアセンブリマウント72について論じる前に、例示的な一実施形態では、ドーマアセンブリ18は、略平らな取付プレート(以下「ドーマアセンブリドア」110と称される)と、略管状のハウジングアセンブリ112(以下「ドーマアセンブリハウジング」112と称する)と、を含むことに留意されたい。ドーマアセンブリハウジング112は、一端(ラムアセンブリ12に向いている)で開放しており、他端(参照符号なし)で閉じられている。知られているように、ドーマアセンブリハウジング112の内面は凸状ドーム(図示せず)を画定する。図示されるように、ドーマアセンブリハウジング112はドーマアセンブリドア110を通って延在しており、ドーマアセンブリハウジング112の軸は、ドーマアセンブリドア110によって画定される面にほぼ垂直である。ドーマアセンブリハウジング112は、この位置でドーマアセンブリドア110に連結される、直接連結される、又は固定される。例示的な一実施形態では、ドーマアセンブリドア110は、第1の横方向連結タブ114と第2の横方向連結タブ116とを含む。ドーマアセンブリドアタブ114、116は、ドーマアセンブリドア110の両側に配置され、限定はされないが、例えば、締結具又はその他の連結用コンポーネント118(以下「ドーマアセンブリドア継手」118と称する)用の通路(図示せず)などの連結用コンポーネントを含む。
【0055】
ドーマアセンブリ18及びドーマアセンブリドア110と共に、本構成では、第1の支持アーム部56及び第2の支持アーム部58が、ドーマドアアセンブリマウント72を画定する。図7及び図8に示されるように、第1の支持アーム部56及び第2の支持アーム部58は、約6.0インチ~18.0インチ又は約12.0インチの距離だけ、クレードル部の前側部分60から延びる。よって、第1の支持アーム部56と第2の支持アーム部58はそれぞれ、対応する近位端90、92と遠位端94、96を有する。支持アーム部の遠位端94、96はそれぞれ、関連付けられるドーマアセンブリドアタブ114、116に対応するサイズと形状のキャビティ98、100(以下、「支持アームのドーマアセンブリドアキャビティ」98、100と称する)を画定する。つまり、支持アームのドーマアセンブリドアキャビティ98、100はそれぞれ、関連付けられるドーマアセンブリドアタブ114、116を収容するように構成される。更に、支持アーム部の遠位端94、96はそれぞれ、限定されないが、ドーマアセンブリドア継手118に対応するねじ孔(図示せず)などの連結用コンポーネント(図示せず)を画定する。よって、後述するように、第1の支持アーム部56と第2の支持アーム部58は、ドーマアセンブリドア110(図2及び図4)、ひいては、例示的な本実施形態では、ドーマドアアセンブリマウント72を支持するように構成される。よって、ドーマアセンブリ18は、第1の支持アーム部56と第2の支持アーム部58の両方に、連結される、直接連結される、又は一時的に連結される。
【0056】
例示的な一実施形態では、ストリッパアセンブリ22は、略平らな仕切り部材120を含む。ストリッパアセンブリの仕切り部材120は、限定はされないが、例えば、締結具又はその他の連結用コンポーネント(いずれも図示せず)が延びる通路などの複数の連結用コンポーネントを含む。本実施形態の場合、一体型前方取付体52は、ストリッパ仕切りアセンブリマウント74を画定する。つまり、ストリッパ仕切りアセンブリマウント74は、例示的な一実施形態では、クレードル部の前側部分60に配置され、キャビティ122は、第1の支持アーム部56と第2の支持アーム部58間に広がっている。ストリッパアセンブリ22又はその一部は、ストリッパ仕切りアセンブリマウントのキャビティ122に嵌合するように構成され、実際に嵌合する。ストリッパ仕切りアセンブリマウントのキャビティ122を画定するクレードル部の前側部分60、第1の支持アーム部56、及び第2の支持アーム部58の表面は、限定はされないが、例えば、ねじ孔(参照符号なし)などの連結用コンポーネントを含む。本構成では、ストリッパ仕切りアセンブリマウント74は、一体型前方取付体52と一体化される。よって、ストリッパ仕切りアセンブリマウント74を他のコンポーネントに連結する必要がない。これにより上述の課題が解決される。
【0057】
上述したように、一実施形態では、取出アセンブリ24は、回転タレット40を含む。タレット40は、ラムアセンブリ12の移動経路に隣接して配置しなければならない。従って、例示的な一実施形態では、第1の支持アーム部56は、タレットサブアセンブリマウント76を画定する。つまり、第1の支持アーム部56は、略円筒状面130又は略円筒面が配置されるベアリング面(図示せず)を含む。回転タレット40は略円筒状内面(参照符号なし)を含む。回転タレット40は、第1の支持アーム部56に回転可能に連結される。本構成では、タレットサブアセンブリマウント76は一体型前方取付体52と一体化されるため、上述の問題が解決される。つまり、タレットサブアセンブリマウント76を一体型前方取付体52と連結して位置合わせする必要がないことから、上述の問題が解決される。
【0058】
例示的な一実施形態では、一体型前方取付体52は、カップ送込みハウジングプレート126を更に含む。つまり、カップ送込みハウジングプレート126は、クレードル部54と一体化される。上述したように、カップ送込みハウジングプレート126を含む一体型前方取付体52の一体性が上記の問題を解決する。つまり、一体型前方取付体52の一部として、カップ送込みハウジングプレート126を組み付けて位置合わせする必要がないために、上述の問題が解決される。カップ送込みハウジングプレート126は、図示される実施形態では、クレードル部の後側部分62で、再絞りアセンブリ15に隣接して配置される略面状部材128である。カップ送込みハウジングプレート面状部材128の面は、ラムアセンブリ12の長軸にほぼ直角、即ち垂直である。カップ送込みハウジングプレート126は、カップフィーダ20を支持するように構成され、実際に支持する。よって、一体型前方取付体52、そして、本実施形態においてはカップ送込みハウジングプレート126は、カップ装填ステーションアセンブリマウント78を画定する。
【0059】
例示的な一実施形態では、一体型前方取付体52と、連結される複数のコンポーネント26とは、「位置合わせ済み前方モジュール」150として組み合わせられる。本明細書では、「位置合わせ済み前方モジュール」は、連結される複数のコンポーネント26が連結されて一体型前方取付体52上の選択されたポイントに対して位置合わせされているアセンブリを意味する。更に、「位置合わせ済み前方モジュール」150は特定の構造体であり、選択されるプロセスによって作製される構造体ではない。更に、本明細書では、「一体型前方取付体上の選択点に対して位置合わせされる」とは、一体型前方取付体52がフレームアセンブリ11に連結された後、連結される複数のコンポーネント26が、ラムアセンブリ12を含むボディメーカ10の他の要素に対して更に位置合わされる必要がないことを意味する。加えて、本明細書では、「完全位置合わせ済み前方モジュール」152は「位置合わせ済み前方モジュール」150に類似するが、連結されるコンポーネント26は、ダイパック16、ドーマアセンブリ18、カップフィーダ20、ストリッパアセンブリ22、及び取出アセンブリ24を含む。
【0060】
よって、例示的な一実施形態では、ボディメーカ10は、フレームアセンブリ11、ラムアセンブリ12、駆動機構14、及び位置合わせ済み前方モジュール150を含む。つまり、一体型前方取付体52と連結される複数のコンポーネント26とは、位置合わせ済み前方モジュール150として構成される。位置合わせ済み前方モジュール150は、フレームアセンブリの前端13に連結される、直接連結される、着脱可能に連結される、又は固定される。位置合わせ済み前方モジュール150は、装着中にラムアセンブリ12と位置合わせされると理解される。しかしながら、その後、連結される複数のコンポーネント26は、ラムアセンブリ12又はボディメーカの他の任意の要素と位置合わせされる又は調節される必要はないため、位置合わせも調節も行われない。更に、例示的な一実施形態では、位置合わせ済み前方モジュール150は、完全位置合わせ済み前方モジュール152である。
【0061】
前方アセンブリ48は、後述する様々な方法によって装着される。開示される第1の方法は、位置合わせ済み前方モジュール150を含まない。つまり、後述する第1の方法においては、一体型前方取付体52は、連結される複数のコンポーネント26を連結する前に、フレームアセンブリ11に連結される。後述する第2の方法は、位置合わせ済み前方モジュール150を利用する。しかしながら、上述の問題はまず、従来技術において必要とされる各種ステップを排除することによって解決されることに留意されたい。よって、本方法の複数の開示及び請求される要素は、選択された作業を省略する。つまり、図23に示されるように、前方アセンブリ48をボディメーカフレームアセンブリ11に装着する方法は、クレードル部54と、第1の支持アーム部56と、第2の支持アーム部58とを含む一体型前方取付体52を用意する工程1000であって、クレードル部が前側部分60、後側部分62、右側部分64、及び左側部分66を有し、第1の支持アーム部56がクレードル部の右側部分64に配置され、第2の支持アーム部58がクレードル部の左側部分66に配置される、工程と(以下、「一体型前方取付体52を用意する工程1000」と称する)、ダイパック16、ドーマアセンブリ18、カップフィーダ20、ストリッパアセンブリ22、及び取出アセンブリ24を含む群から選択される連結される複数のコンポーネント26を用意する工程1002と、一体型前方取付体52をボディメーカフレームアセンブリ11に連結する工程1004と、連結されるコンポーネント26を取り付けるために一体型前方取付体52を準備する工程1006と、連結されるコンポーネント26のうちの少なくとも1つを一体型前方取付体52に連結する工程1008と、を含む。
【0062】
一体型前方取付体52をボディメーカフレームアセンブリ11に連結する工程1004は、一体型前方取付体52をラムアセンブリ12に対して位置合わせする工程1010を含む。一体型前方取付体52をラムアセンブリ12に対して位置合わせする工程1010は、ボディメーカフレームアセンブリ11と一体型前方取付体52との間に複数のシム(図示せず)を装着する工程1012を含む。なお、従来技術では、クレードル(図示せず)がボディメーカフレームアセンブリ11に連結され、支持アーム(図示せず)がそこに連結される。かかる支持アームは、シム又は類似の構造体を有して位置合わせされる。しかしながら、一体型前方取付体52を提供することによって、開示及び請求される方法は、シムと要素を位置合わせすることを含まない。よって、連結されるコンポーネント26を取り付けるために一体型前方取付体52を準備する工程1006は、クレードル部54と第1の支持アーム部56又は第2の支持アーム部58のいずれかとを位置合わせすることを含まない。本明細書では、「含まない」という記載は、記載される動作が、特定された動作の一部でも、装着作業の任意の他の動作中でも行われないことを意味する。よって、例えば、「連結されるコンポーネント26を取り付けるために一体型前方取付体52を準備する工程1006」が、「クレードル部54と第1の支持アーム部56又は第2の支持アーム部58のいずれかとを相互に位置合わせする工程」を含まないとは、装着プロセス中のどの時点でも、クレードル部54と第1の支持アーム部56又は第2の支持アーム部58のいずれかが相互に位置合わせされないことを意味する。同様に、一体型前方取付体52をボディメーカフレームアセンブリ11に連結する工程1004は、クレードル部54と第1の支持アーム部56又は第2の支持アーム部58のいずれかとの間にシムを装着することを含まない。
【0063】
例示的な一実施形態では、一体型前方取付体52は、カップ送込みハウジングプレート126を含む。よって、一体型前方取付体52を用意する工程1000は、一体型前方取付体にカップ送込みハウジングプレート126を設ける工程1020を含む。本実施形態では、一体型前方取付体52をボディメーカのフレームアセンブリ11に連結する工程1004は、クレードル部54とカップ送込みハウジングプレート126とを位置合わせすることを含まない。同様に、一体型前方取付体52をボディメーカのフレームアセンブリ11に連結する工程1004は、クレードル部54とカップ送込みハウジングプレート126との間にシムを装着することを含まない。
【0064】
別の実施形態では、図24に示されるように、前方アセンブリ48をボディメーカフレームアセンブリ11に装着する方法は、前方アセンブリ48を、位置合わせ済み前方モジュール150又は完全位置合わせ済み前方モジュール152として提供する。本実施形態では、位置合わせ済み前方モジュール150を組み合わせることと、位置合わせ済み前方モジュール150をボディメーカ10から離れた位置で組み合わせることによって、上述の問題が解決される。
【0065】
本実施形態は、クレードル部54と、第1の支持アーム部56と、第2の支持アーム部58とを含む一体型前方取付体52を用意する工程2000であって、クレードル部が前側部分60、後側部分62、右側部分64、及び左側部分66を有し、第1の支持アーム部56がクレードル部の右側部分64に配置され、第2の支持アーム部58がクレードル部の左側部分66に配置される、工程(以下、「一体型前方取付体52を用意する工程2000」と称する)と、ダイパック16、ドーマアセンブリ18、カップフィーダ20、ストリッパアセンブリ22、及び取出アセンブリ24を含む群から選択された連結される複数のコンポーネント26を用意する工程2002と、連結されるコンポーネント26を取り付けるために一体型前方取付体52を準備する工程2004と、位置合わせ済み前方モジュール150を組み合わせる工程2006と、位置合わせ済み前方モジュール150をボディメーカフレームアセンブリ11に連結する工程2008と、を含む。
【0066】
本実施形態では、位置合わせ済み前方モジュール150を組み合わせる工程2006は、アセンブリカート6(概略的に示す)を用意する工程2020と、位置合わせ済み前方モジュール150をアセンブリカート6に配置する工程2022と、連結されるコンポーネント26のうちの少なくとも1つを一体型前方取付体52に連結する工程2024と、連結されるコンポーネント26のいずれかを一体型前方取付体52の基準位置に対して位置合わせする工程2026と、を含む。なお、連結されるコンポーネント26が連結され、一体型前方取付体52の基準位置に対して位置合わせされると、一体型前方取付体52と連結されるコンポーネント26とが、位置合わせ済み前方モジュール150を形成する。つまり、「基準位置に対して位置合わせする工程」は、本明細書では、一体型前方取付体52がフレームアセンブリ11に連結されると、連結されるコンポーネント26がラムアセンブリ12に対して位置合わせされるように、さもなければ適切に位置付けられるように配置されることを意味すると理解される。更に、位置合わせ済み前方モジュール150を組み合わせる工程2006は、クレードル部54と第1の支持アーム部56又は第2の支持アーム部58のいずれかとの間にシムを装着することを含まない。
【0067】
本明細書では、「アセンブリカート」は、一体型前方取付体52を支持するように構成されたカートである。例示的な一実施形態では、アセンブリカート6は、支持マウント7と複数の位置合わせツール8とを含む(図2に、概略的に示す)。アセンブリカート支持マウント7は、装着向き(即ち、フレームアセンブリ11に連結される際の一体型前方取付体52の向き)で一体型前方取付体52を支持するように構成される。アセンブリカート位置合わせツール8は、一体型前方取付体52の選択点に対して所望の向きで連結されるコンポーネント26を位置合わせするのに必要なツールである。
【0068】
更に、一実施形態では、連結されるコンポーネント26のうちの少なくとも1つを一体型前方取付体52に連結する工程2024は、連結されるコンポーネント26の全てを一体型前方取付体52に連結する工程2025を含む。本実施形態では、位置合わせ済み前方モジュール150は、完全位置合わせ済み前方モジュール152である。
【0069】
位置合わせ済み前方モジュール150をボディメーカフレームアセンブリ11に連結する工程2008は、ラムアセンブリ12に対して一体型前方取付体52を位置合わせする工程2010を含む。ラムアセンブリ12に対して一体型前方取付体52を位置合わせする工程2010は、ボディメーカフレームアセンブリ11と一体型前方取付体52との間に複数のシム(図示せず)を装着する工程2012を含む。なお、従来技術では、クレードル(図示せず)がボディメーカフレームアセンブリ11に連結され、支持アーム(図示せず)がそこに連結される。かかる支持アームは、シム又は類似の構造体を用いて位置合わせされる。しかしながら、開示及び請求される方法では、一体型前方取付体52を提供することによって、追加の構造体とシムとを位置合わせすることを含まない。よって、ラムアセンブリ12に対して一体型前方取付体52を位置合わせする工程2010は、クレードル部54と第1の支持アーム部56又は第2の支持アーム部58のいずれかとの間にシムを装着することを含まない。
【0070】
例示的な一実施形態では、一体型前方取付体52は、カップ送込みハウジングプレート126を含む。よって、一体型前方取付体52を用意する工程2000は、一体型前方取付体にカップ送込みハウジングプレート126を設ける工程2030を含む。本実施形態では、連結されるコンポーネント26を取り付けるために一体型前方取付体52を準備する工程2004は、クレードル部54とカップ送込みハウジングプレート126とを位置合わせすることを含まない。同様に、連結されるコンポーネント26を取り付けるために一体型前方取付体52を準備する工程2004は、クレードル部54とカップ送込みハウジングプレート126との間にシムを装着することを含まない。
【0071】
更に、例示的な一実施形態では、位置合わせ済み前方モジュール150を組み合わせる工程2006は、遠隔場所で行われる。本明細書では、「遠隔場所」は、ボディメーカフレームアセンブリ11に隣接していない位置である。つまり、位置合わせ済み前方モジュール150は、別の場所、例えば作業室で組み付けられる。つまり、ボディメーカ10の周囲の空間は、一体型前方取付体52と連結されるコンポーネント26とを組み合わせる技術者によって占有されない。これにより、上記の問題が解決される。更に、本実施形態では、位置合わせ済み前方モジュール150を組み合わせる工程2006は、遠隔場所からボディメーカ10に位置合わせ済み前方モジュール150を運ぶ工程2040を含む。
【0072】
更に、例示的な一実施形態では、ダイパックマウント70は、ダイパック16が「メンテナンス配置」にあるような作業空間を提供するように構成される。本明細書では、「メンテナンス配置」は、要素又はアセンブリが床又はその他の支持体から38.0インチ超上方で支持される場合に、技術者が要素又はアセンブリの大半の部分に容易にアクセスできるように、要素又はアセンブリがほぼ露出しており、即ち、ほぼ包囲されていない。例示的な一実施形態では、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、ダイパックマウント台座80に移動可能に連結され、ダイパックマウントドアアセンブリ82がメンテナンス配置でダイパック16を支持するように構成された開いた第1の位置と、ダイパックマウントドアアセンブリ82が選択位置でダイパック16を固定する閉じた第2の位置との間で移動するように構成され、実際に移動する。別の言い方をすれば、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。
【0073】
図11に示されるように、ボディメーカ10は、「動力取出し側」200と「オペレータ側」202とを有する。一般的に、作業者は、ボディメーカ10の「動力取出し側」200ではなく、「オペレータ側」202で作業するように意図されている。「動力取出し側」200は、ボディメーカ10の、防護されたフライホイール又は類似の保護された可動要素を含む側である。「オペレータ側」202は、ボディメーカ10の、制御装置、ディスプレイ、又はオペレータが相互作用するその他の要素を含む側である。「動力取出し側」200及び「オペレータ側」202は、ラムアセンブリ12の長軸と同空間に延びる長軸に沿ったボディメーカ10の両側にある。「動力取出し側」200と「オペレータ側」202という名称は、ボディメーカ10の他の要素にも適用可能であり、例えば、フレームアセンブリ11は、「動力取出し側」200と「オペレータ側」202を有する。
【0074】
例示的な一実施形態では、図7に示されるように、ダイパックマウント台座80は、「動力取出し側」210と「オペレータ側」212とを更に含む。ダイパックマウント台座80は、ダイパックマウント台座のオペレータ側212に配置されたダイパックマウントヒンジの第1のコンポーネント220を含む。図示されるように、ダイパックマウントヒンジの第1のコンポーネント220は、ダイパックマウント台座のオペレータ側212に配置される。図9及び図10に示されるように、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、ダイパックマウントヒンジの第1のコンポーネント220に移動可能/回転可能に連結されるように構成されたダイパックマウントヒンジの第2のコンポーネント222を含む。連結されると、ダイパックマウントヒンジの第1のコンポーネント220と、ダイパックマウントヒンジの第2のコンポーネント222とは、ダイパックマウントヒンジアセンブリ224を形成する。ダイパックマウントヒンジアセンブリ224は、ラム長軸にほぼ平行な回転軸を有する。
【0075】
本構成では、ダイパックマウントドアアセンブリ82が第2の位置にある場合、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、ダイパックマウント台座のオペレータ側212に配置される。つまり、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、ダイパックマウント台座の動力取出し側210に配置されず、ダイパックマウント70に挿入される前にダイパック16を支持するように構成される作業台として使用されるべく配置される。つまり、本構成では、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、メンテナンス配置でダイパック16を支持するように構成される。これにより上述の問題が解決される。
【0076】
例示的な一実施形態では、ラムアセンブリ12の長軸に沿って見ると、ダイパックマウント70は略六角形の形状を有する。本実施形態では、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、六角形の2つの側面部を画定する。つまり、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、略平らで矩形の第1の部分232と略平らで略矩形の第2の部分234とを備えた本体230を含む。ダイパックマウントドアアセンブリの本体230は、前側部233及び後側部235も有する。ダイパックマウントドアアセンブリの本体230は、例示的な一実施形態では、一体型構造体である。ダイパックマウントドアアセンブリ本体の第1の部分232とダイパックマウントドアアセンブリ本体の第2の部分234は、共通の長手方向側を共有する。ダイパックマウントドアアセンブリ本体の第1の部分232の面と、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の第2の部分234の面は、約60度の角度を成す。
【0077】
更に、ダイパックマウントドアアセンブリ本体230とダイパックマウントドアアセンブリ本体の第1の部分232は、内面236及び外面238を有する(つまり、参照符号236及び238は、本明細書では、ダイパックマウントドアアセンブリ本体230とダイパックマウントドアアセンブリ本体の第1の部分232の両方の内側/外側をまとめて特定する)。図示された例示的な実施形態では、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の第1の部分の内面236は、ダイパックマウントドアアセンブリ82が第2の位置にある場合、ダイパックマウント台座80に向く、又はほぼ下方に向く面である。ダイパックマウントドアアセンブリ82が第1の位置にある場合、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の第1の部分の内面236は、第2の位置に対して約180度回転している。よって、ダイパックマウントドアアセンブリ82が第1の位置にある場合、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の第1の部分の内面236はほぼ上方に向き、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の第1の部分232の面はほぼ水平である。上述したように、この構成では、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、メンテナンス配置でダイパック16を支持するように構成される。
【0078】
例示的な一実施形態では、ダイパック16は外側輪郭を有する。本明細書では、ダイパック16の「外側輪郭」は、ダイパック16の本体の大まかな輪郭であり、局所的な突出部や定位特徴を含まない。図示された実施形態では、ダイパック16は、略円筒状の外側輪郭を有する。例示的な一実施形態では、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の内面236又はダイパックマウントドアアセンブリ本体の外面238のうちの少なくとも一方は、メンテナンス輪郭である。本明細書では、「メンテナンス輪郭」は、ダイパック16の外側輪郭にほぼ対応するような形状のダイパックマウントドアアセンブリ82の一部である。更に、本明細書では、「メンテナンス輪郭」は、略平坦又は平らな表面を除外する。よって、ダイパック16の外側輪郭が略平坦である場合、「メンテナンス輪郭」は、ダイパック16の外側輪郭に対応するサイズ及び形状の凹部又はキャビティを含む。よって、ダイパック16が「メンテナンス輪郭」に配置されると、ダイパック16は重力によって適所に配置され、横方向の力でダイパック16が「メンテナンス輪郭」から離れることを回避できる。
【0079】
例示的な一実施形態では、ダイパックマウントドアアセンブリ82は弾性部材250を含む。図示されるように、ダイパックマウントドアアセンブリの弾性部材250は、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の内面236に配置される。更に、ダイパックマウントドアアセンブリの弾性部材250は、メンテナンス輪郭を画定する。よって、例えば、ダイパック16の外側輪郭が略円筒状である場合、ダイパックマウントドアアセンブリの弾性部材250はメンテナンス輪郭を画定し、このメンテナンス輪郭は、ダイパック16の略円筒状の外側輪郭にほぼ対応する曲率を備えた円弧である。なお、ダイパックマウントドアアセンブリ82が第2の位置にある場合、ダイパックマウントドアアセンブリの弾性部材250は、ダイパックマウント台座80及びスペーサ(図示せず)などの任意の定位要素に対してダイパック16を付勢するように構成され、実際に付勢する。
【0080】
更に、例示的な一実施形態では、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、流体フィッティングを含まない。本明細書では、「流体フィッティング」は、流体通路又はホースに連結されるように構成された継手である。ダイパックマウントドアアセンブリ82と、図示されるように、ダイパックマウントドアアセンブリ本体230とは、複数の冷却剤通路260を画定する。知られているように、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の冷却剤通路260は、ダイパック16の冷却剤通路(図示せず)と流体連通するように構成される。ダイパックマウントドアアセンブリ82での流体フィッティングの使用を避けるため、ダイパックマウント台座80は、複数の冷却剤通路262(図7)も画定する。ダイパックマウントドアアセンブリ本体の冷却剤通路260とダイパックマウントの冷却剤通路262はそれぞれ、入口270及び出口272を有する。つまり、参照符号270及び272は、関連付けられる冷却剤通路260、262の入口270又は出口272を特定する。各ダイパックマウントドアアセンブリ本体の冷却剤通路の出口272は、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の内面236に配置される。
【0081】
図示されるように、例示的な一実施形態では、複数のダイパックマウントドアアセンブリ本体の冷却剤通路260は、ダイパックマウントヒンジアセンブリ224の回転軸にほぼ垂直な方向に延びる。本構成では、複数のダイパックマウントドアアセンブリ本体の冷却剤通路の入口270は、ダイパックマウント台座80に当接するダイパックマウントドアアセンブリの本体230の表面に配置される。更に、複数のダイパックマウントの冷却剤通路の出口272は、ダイパックマウントドアアセンブリ82が第2の位置にある場合、各ダイパックマウントの冷却剤通路の出口272が、関連付けられるダイパックマウントドアアセンブリ本体の冷却剤通路の入口270と流体連通するように位置付けられる。本構成では、冷却剤は、ダイパックマウントドアアセンブリ82の流体フィッティングを通らずに、ダイパックマウントの冷却剤通路262とダイパックマウントドアアセンブリ本体の冷却剤通路260とを通ってダイパック16に流れ込むことができる。これにより上述の問題が解決される。
【0082】
図示されるように、例示的な一実施形態では、ダイパックマウントドアアセンブリ本体の冷却剤通路260は、ダイパックマウントドアアセンブリ本体230に、ほぼ直線状の通路を機械加工又は穿孔することによって形成される。本構成では、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、機械加工ポータル(portals)276を更に含む。図示されるように、ダイパックマウントドアアセンブリの各機械加工ポータル276は、ダイパックマウントドアアセンブリプラグ278によってシールされる。つまり、ダイパックマウントドアアセンブリ82は複数のプラグ278を含み、各プラグ278が、関連付けられた冷却剤通路機械加工ポータル276に配置される。限定はされないが、例えば3D印刷やロストワックス工程などの他の製造手法を使用して、ダイパックマウントドアアセンブリの機械加工ポータル276(実施形態は図示せず)を備えないダイパックマウントドアアセンブリ82を作製することもできると理解される。
【0083】
更に、図25に示されるように、ダイパックマウント70、即ちボディメーカ10にダイパック16を装着する方法は、ダイパックマウント台座80と、ダイパックマウント台座80に移動可能に連結されるダイパックマウントドアアセンブリ82とを含むダイパックマウント70をボディメーカに用意する工程3000であって、ダイパックマウントドアアセンブリ82は、ダイパックマウントドアアセンブリ82がダイパック16をメンテナンス配置で支持するように構成される開いた第1の位置とダイパックマウントドアアセンブリ82がダイパック16を選択位置に固定する閉じた第2の位置との間で移動可能である、工程と、ダイパック16を用意する工程3002と、ダイパックマウントドアアセンブリ82を第1の位置に配置する工程3004と、ダイパック16をダイパックマウントドアアセンブリ82に配置する工程3006と、装着するためにダイパック16を準備する工程3008と、ボディメーカ10にダイパックを装着する工程3010と、を含む。更に、ダイパックをボディメーカ10に装着する工程3010は、流体ホースをダイパックマウントドアアセンブリ82に連結することを含まない。本明細書では、「ホース」は、ボディメーカ10の他の要素から独立した可撓体によって画定される通路である。つまり、ボディメーカ10の剛体要素、限定はされないが、例えば一体型前方取付体52によって画定される通路は、「ホース」ではない。
【0084】
更に、例示的な一実施形態では、ラムアセンブリ12は、複数のコンポーネントを実質上取り外さずに、ラムアセンブリ本体30の到達距離、つまり、ラムアセンブリ本体30(又はパンチ38)のダイパック16への最大貫通距離を調節するように構成される。つまり、本明細書では、ラムアセンブリ本体の「到達距離」は、ラムアセンブリ本体30(又はパンチ38)のダイパック16への最大貫通距離、即ち、ラムアセンブリ本体30(又はパンチ38)の遠位端がダイパック16の端部を超えてどの程度延びるかを意味する。つまり、本明細書では、ラムアセンブリ本体30の「到達距離」は、往復する際にラムアセンブリ本体が移動する距離を意味するものではない。
【0085】
本実施形態では、駆動機構14の要素はまた、ラムアセンブリ12の要素であるとみなされる。つまり、知られているように、駆動機構14は、限定はされないが、出力軸及び/又はフライホイール(参照符号なし)などの回転要素を含む。ラムアセンブリ12は、一次接続ロッド300(図1)、細長スイングレバー302(なお、後述するように、スイングレバー302はアセンブリである)、及び二次接続ロッド304(以下、「接続ロッド」304とも称される)を含む。駆動機構14は、一次接続ロッド300に回転可能かつ動作可能に連結される。一次接続ロッド300は、スイングレバー302に回転可能かつ動作可能に連結される。スイングレバー302は、フレームアセンブリ11に枢動可能に連結される。つまり、図12に示されるように、スイングレバー302は、第1の端部310と、中間部312と、第2の端部314とを備えた細長の一体型構造体308(詳細に後述する)を含む。スイングレバー302は、下端であるスイングレバー本体の第1の端部310からほぼ垂直に延びる。スイングレバー本体の第1の端部310は、ラムアセンブリ本体の長手方向軸36にほぼ垂直に延びるピボット継手回転軸で、フレームアセンブリ11に枢動可能に連結される。よって、スイングレバー本体第1の端部310は、ピボット継手316を画定する。一次接続ロッド300は、スイングレバー本体の中間部312に回転可能かつ動作可能に連結される。よって、スイングレバー本体の中間部312は、回転継手317を画定する。一次接続ロッド300が移動するにつれ、一次接続ロッド300は、スイングレバー302を往復枢動又は揺動運動させる。つまり、スイングレバー302は、第1の後退位置と第2の前進位置との間を移動する。
【0086】
スイングレバー本体の第2の端部314は、位置合わせされた2つの開口を備えた、回転継手320であるヨーク319を画定する。つまり、本明細書では、「ヨーク」は、間隔をおいて配置された2つの要素を含み、各要素が開口を有し、開口が共通軸を中心に位置合わせされた構造体である。例示的な一実施形態では、スイングレバー本体の第2の端部のヨーク319は、第1の側方タイン(tine)322と第2の側方タイン324を含み、各タインは対応する開口326、328(以下、「スイングレバー本体の第2の端部のヨーク開口」326、328と称する)を有する。
【0087】
二次接続ロッド304は、第1の端部332及び第2の端部334を備えた本体330を含む。二次接続ロッド本体の第1及び第2の端部332、334はそれぞれ、対応する開口336、338を有する。ラムアセンブリのキャリッジ31は、位置合わせされた2つの開口を備えており、回転継手340(図1)であるヨークだけでなく、ラムアセンブリ本体マウント342も画定する。スイングレバー本体の第2の端部314は、第1の接続ロッドの回転継手アセンブリ350(以下、「接続ロッド連結アセンブリ」350と称する)によって、二次接続ロッドの第1の端部332に回転可能かつ動作可能に連結される。同様に、二次接続ロッドの第2の端部334は、第2の接続ロッド回転継手アセンブリ350Aによって、ラムアセンブリのキャリッジ31に回転可能かつ動作可能に連結される。以下、スイングレバー本体の第2の端部314と二次接続ロッドの第1の端部332との間の接続ロッド連結アセンブリ350について説明する。ただし、同じ説明が、二次接続ロッド第2の端部334とラムアセンブリのキャリッジ31との間の第2の接続ロッド連結アセンブリ350Aにも適用可能であると理解される。更に、個々の二次接続ロッド開口336、338とヨーク開口320、340も、接続ロッド連結アセンブリ350、350Aの一部であると理解される。
【0088】
第2の接続ロッド連結アセンブリ350Aは、ラムアセンブリ12を駆動機構14に調節可能に連結するように構成され、実際に連結する。本明細書では、「調節可能に連結する」は、ラムアセンブリ本体30の到達距離を、複数のコンポーネントを実質上分離させずに変更できることを意味する。本明細書では、「複数のコンポーネントを分離させずに」は、第2の接続ロッド連結アセンブリ350Aによって連結される要素が完全に分離されないことを意味する。即ち、後述されるベアリングアセンブリ372は、二次接続ロッド304から完全に取り外されない。
【0089】
スイングレバー本体の第2の端部314は更に、ヨーク319にて、設定可能形状マウントの第1のコンポーネント360を画定する。本明細書では、「設定可能形状マウントの[]コンポーネント」は、「回転合同形状」を有するコンポーネントを含むマウントを意味する。本明細書では、「回転合同形状」は、軸を中心に360度未満回転させて、元の向きと同じ向きに現れ得る形状を意味する。例えば、第1の向きの正三角形は、第1の向きと同じに見える第2の向きまで、三角形中心を中心として120度回転させることができる。全ての「回転合同形状」は中心を有する。例示的な一実施形態では、設定可能形状マウントの第1のコンポーネント360は、それぞれが回転合同形状を有する複数のキャビティ362を含む。一実施形態では、設定可能形状マウントの第1のコンポーネント360はヨーク319の一部であり、設定可能形状マウントの第1のコンポーネントのキャビティ362は、スイングレバー本体の第2の端部のヨーク開口326、328を中心に配設される。別の言い方をすれば、スイングレバー本体の第2の端部のヨーク開口326、328はそれぞれ、対応する設定可能形状マウントの第1のコンポーネントのキャビティ362を有する。設定可能形状マウントの第1のコンポーネントのキャビティ362は、例示的な一実施形態では、スイングレバー本体の第2の端部のヨーク開口326、328よりも浅い。設定可能形状マウントの第1のコンポーネント360は、スイングレバー本体の第2の端部314の一部であることに加えて、接続ロッド連結アセンブリ350の一部でもある。
【0090】
例示的な一実施形態では、図15~17に示されるように、接続ロッド連結アセンブリ350Aは、設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370と、ベアリングアセンブリ372とを更に含む。設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370は、主横断軸374を含む。本明細書では、「主横断軸」は、水平であって、ラムアセンブリ本体の長手方向軸36に平行な線に対して垂直に延び、設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370の中心を通って延びる線である。ベアリングアセンブリ372は、略円筒状外面382と中心軸384とを有する本体380を含む。ベアリングアセンブリ本体の中心軸384は、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントの主軸374に対してオフセットされる。本明細書では、「オフセット」は、ほぼ平行だが、同じ線上にないことを意味する。更に、別の要素に対して異なる構成で位置付けられるように構成された「オフセット」要素は、「偏心」要素である。つまり、例示的な一実施形態では、ベアリングアセンブリ372は、スイングレバー本体の第2の端部314に対して異なる構成で位置付けられるように構成されるため、「偏心」要素である。更に、設定可能形状マウントの第1のコンポーネント360と設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370とは、対応する回転合同形状を有すると理解される。つまり、設定可能形状マウントの第1のコンポーネント360が三角形である場合、設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370も三角形である。
【0091】
本構成では、ベアリングアセンブリ本体380は、設定可能形状マウントの第1のコンポーネント360に対して様々な位置に位置付けられるように構成される。つまり、例示的な一実施形態では、設定可能形状マウントの第1のコンポーネント360及び第2のコンポーネント370は、「+」形状を有する。本構成では、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントの主軸374は、交差する線の交点に位置する。更に、例示的な本実施形態では、ベアリングアセンブリ本体380は、線の一方の遠位端に隣接して配置される。よって、ベアリングアセンブリ本体の中心軸384は、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントの主軸374に位置合わせされない。更に、第1の向きでは、ベアリングアセンブリ本体380は、「+」形状の最上端に配置される。設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370は90度回転させて、ベアリングアセンブリ本体380を、「+」形状の最左端に配置することができる。よって、ベアリングアセンブリ本体380の位置は、設定可能形状マウントの第2のコンポーネント主軸374に対して「設定」されるように構成され、設定される。よって、本明細書では、「設定」は、例えば、ベアリングアセンブリ本体380などの要素の位置が、例えば、設定可能形状マウントの第2のコンポーネント主軸374などの別の要素に対して選択可能であることを意味する。よって、本明細書では、「設定可能」は、「設定」されるように構成されることを意味する。
【0092】
スイングレバー本体の第2の端部314がヨーク319を画定する例示的な一実施形態では、設定可能形状マウントの第1のコンポーネント360は、ヨークの両側に1つずつ、設定可能形状マウントの第1のコンポーネントの第1のキャビティ362を計2つ含む。よって、設定可能形状マウントの第1のコンポーネントの第1のキャビティ362Aと設定可能形状マウントの第1のコンポーネントの第2のキャビティ362Bが、スイングレバー本体の第2の端部314の各側に配置される、即ち、ヨークの各側に1つのキャビティ362A、362Bが配置される。本実施形態では、設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370は、第1のラグ(lug)390及び第2のラグ392(まとめて「設定可能形状マウントラグ」390、392と称する)を含む。更に、例示的な一実施形態では、設定可能形状マウントラグ390、392は、ほぼ平らである。本実施形態では、設定可能形状マウントラグ390、392の面はそれぞれ、ラムアセンブリ本体の長手方向軸36にほぼ平行である。
【0093】
更に、接続ロッド連結アセンブリ350は、ボディメーカ10の動作中、応力を受ける。よって、「+」状の回転合同形状の枝部などの薄い延在要素は、摩耗や破断に遭う可能性が高く、問題となる。従って、例示的な一実施形態では、設定可能形状マウントラグ390、392は、限定はされないが、三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形、及び十角形などの凸状の正多角形である。かかる形状は、薄い要素の摩耗や引裂きの問題を解決する。上述したように、設定可能形状マウントの第1のコンポーネントのキャビティ362は、設定可能形状マウントラグ390、392の形状に対応する。よって、設定可能形状マウントの第1のコンポーネントのキャビティ362は、限定はされないが、三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形、及び十角形などの凸状の正多角形として形成される。本明細書では、取付ラグ390、392及び設定可能形状マウントの第1のコンポーネントのキャビティ362の「形状」は、取付ラグ390、392が設定可能形状マウントの第1のコンポーネントのキャビティ362に挿入される方向に対して垂直な面における要素の断面形状を意味すると理解される。
【0094】
よって、例示的な一実施形態では、図15に示されるように、接続ロッド連結アセンブリ350は、ベアリングマウント400によって離間して配置された八角形の略平らな2つの設定可能形状マウントラグ390、392を含む。つまり、設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370は、ベアリングマウント400を含む。本実施形態では、ベアリングマウントは、例示的な一実施形態では、第1の部分402と第2の部分404を含む。設定可能形状マウントの第2のコンポーネントのベアリングマウントの第1の部分402は、細長い略円筒状部材406である。ベアリングマウントの第1の部分の円筒状部材406の長軸は、設定可能形状マウントの第1ラグ390の面にほぼ垂直に延びる。設定可能形状マウントの第2のコンポーネントのベアリングマウントの第2の部分404も、細長い略円筒状部材408である。ベアリングマウントの第2の部分の円筒状部材408の長軸は、設定可能形状マウントの第2のラグ392の面にほぼ垂直に延びる。ベアリングアセンブリ本体380は、ベアリングマウント400に回転可能に連結される。
【0095】
つまり、例示的な一実施形態では、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントのベアリングマウントの第1の部分402は通路410を画定し、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントのベアリングマウントの第2の部分404はねじ孔412を画定する。更に、設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370は、ねじ締結具414を含む。ねじ締結具414は、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントのベアリングマウントの第1の部分の通路410に部分的に配置され、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントのベアリングマウントの第2の部分のねじ孔412にねじ込まれる。よって、設定可能形状マウントラグ390、392は、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントの締結具414によって連結される。更に、ベアリングアセンブリ本体380は、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントのベアリングマウント400に連結される、又は回転可能に連結される。つまり、設定可能形状マウントラグ390、392が設定可能形状マウントの第2のコンポーネントの締結具414によって連結される前に、ベアリングアセンブリ本体380は、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントのベアリングマウントの第1の部分402、及び/又は、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントのベアリングマウントの第2の部分404にわたって配置される。
【0096】
例示的な一実施形態では、図20図22に示されるように、スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手316は、エキセン軸又はベアリングアセンブリ377を更に含む。つまり、スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手316は、設定可能でない形状マウントの第1のコンポーネント371、即ち、略円状ラグ373と共に示されている。略円状ラグ373は中心375を有すると理解される。更に、スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手316は、円状ラグ中心375に対してオフセット又は偏心したベアリングアセンブリ377を含む。つまり、スイングレバー本体第1の端部のピボット継手のベアリングアセンブリ377は、円状ラグ中心375に対してオフセット又は偏心した長軸を有する。
【0097】
本構成によると、ベアリングアセンブリ本体380の位置は、スイングレバー302の特定のポイントに対して調節可能に構成され、調節可能である。つまり、図20図22に示されるように、設定可能形状マウントラグ390、392とスイングレバー本体の第1の端部のピボット継手316とは、スイングレバー302に対して選択可能に向きづけられる。図20では、設定可能形状マウントラグ390、392は、ベアリングアセンブリ372が左に配置されるように(図示されるように)向きづけられる。逆に、図21及び22に示されるように、設定可能形状マウントラグ390、392は、ベアリングアセンブリ372が右に配置されるように(図示されるように)向きづけられる。設定可能形状マウントラグ390、392が他の向きをとる場合、ベアリングアセンブリ372は他の位置をとると理解される。更に、スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手316は、スイングレバー302に対して選択可能に向きづけられる。図20及び21では、スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手316は、スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手ベアリングアセンブリ377が左に配置されるように(図示されるように)向きづけられる。図22では、スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手316は、スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手ベアリングアセンブリ377が右に配置されるように(図示されるように)向きづけられる。更に、図20図22に示されるように、ラム行程、即ち、ラムアセンブリ本体30がフレームアセンブリ11上の固定点、例えば、駆動機構14の軸の中心(図示されるように)に対して移動する距離は、接続ロッド継手350とスイングレバー本体の第1の端部のピボット継手ベアリングアセンブリ377との向きに応じて変化する。
【0098】
よって、上述したように、スイングレバー本体の第2の端部314は、接続ロッド連結アセンブリ350によって二次接続ロッドの第1の端部332に回転可能かつ動作可能に連結される。よって、スイングレバー本体の第2の端部314に対するベアリングアセンブリ本体380の位置によって、ラムアセンブリ本体30の到達距離が変更する。つまり、ダイパック16が図20図22において左方に配置される場合、ベアリングアセンブリ372が左方に配置されるように設定可能形状マウントラグ390、392を向きづけると(図22)、ラムアセンブリ本体30は第1の到達距離をとる。逆に、ベアリングアセンブリ372が右方に配置されるように設定可能形状マウントラグ390、392を向きづけると(図20)、ラムアセンブリ本体30は、第1の到達距離と異なる到達距離、この場合、第1の到達距離よりも小さな第2の到達距離をとる。
【0099】
従って、図26に示されるように、ボディメーカラムアセンブリの行程の到達距離を調節する方法は、第1の枢動端部及び第2の移動端部を含む往復スイングレバーと、細長ラムアセンブリ本体、キャリッジ、及び接続ロッドを含むラムアセンブリとを含むボディメーカを用意する工程4000であって、スイングレバーの第2の端部が設定可能形状マウントの第1のコンポーネントを含み、ラムアセンブリ本体が遠位端を含み、キャリッジが回転継手とラムアセンブリ本体マウントとを含み、ラムアセンブリ本体がキャリッジのラムアセンブリ本体マウントに固定され、接続ロッドが第1の端部と第2の端部を含み、接続ロッドの第1の端部が第1の回転継手を含み、接続ロッドの第2の端部が第2の回転継手を含み、接続ロッドの第2の端部の第2の回転継手がキャリッジ回転継手と接続ロッド連結アセンブリに回転可能に連結され、接続ロッド連結アセンブリが設定可能形状マウントの第2のコンポーネントとベアリングアセンブリを含み、設定可能形状マウントの第2のコンポーネントが主横断軸を有し、ベアリングアセンブリがベアリングアセンブリ本体を含み、ベアリングアセンブリ本体が略円筒状外面及び中心軸を含み、ベアリングアセンブリ本体の中心軸が設定可能形状マウントの第2のコンポーネントの主軸に対してオフセットしており、接続ロッド連結アセンブリが接続ロッドの第1の端部の第1の回転継手をスイングレバーの第2の端部に調節可能に連結する、工程と、複数のコンポーネントを分離させずに、ラムアセンブリ本体の行程距離を調節する工程4002と、を含む。
【0100】
例示的な一実施形態では、複数のコンポーネントを分離させずにラムアセンブリ本体の行程距離を調節する工程4002は、設定可能形状マウントの第1及び第2のコンポーネントを分離させる工程4010と、設定可能形状マウントの第1のコンポーネントに対して設定可能形状マウントの第2のコンポーネントを回転させる工程4012と、設定可能形状マウントの第1及び第2のコンポーネントを再連結する工程4014と、を含む。つまり、上述の実施形態では、接続ロッド連結アセンブリ350が動作又は装着構成にあると仮定すると、複数のコンポーネントを分離させずにラムアセンブリ本体30の到達距離を調節して、ラムアセンブリ本体の行程距離を調節する工程4002は、以下を含む。設定可能形状マウントの第2のコンポーネント締結具414を緩める4020。即ち、ねじ孔412から分離させずに設定可能形状マウントの第2のコンポーネント締結具414を緩めることで、設定可能形状マウントラグ390、392を、関連付けられた設定可能形状マウントのキャビティ362の外へ移動させる4022。設定可能形状マウントの第2のコンポーネント370とベアリングアセンブリ372を異なる向きに回転させる4024、設定可能形状マウントの第2のコンポーネント締結具414を締め付ける4026。よって、どの時点でも、ベアリングアセンブリ本体380はスイングレバー302から分離されない。本方法は、上述の問題を解決する。
【0101】
上述したように、スイングレバー302はアセンブリ(本明細書では「スイングレバーアセンブリ302」とも称される)である。例示的な一実施形態では、上述したように、スイングレバーアセンブリ302は、第1の端部310と、中間部312と、第2の端部314とを備えた細長の一体型構造体308を含む。スイングレバーアセンブリ302は、冷却システム450及び複数のベアリング452も含む。本実施形態では、スイングレバーアセンブリ302は、限られた数のコンポーネントを含む。つまり、「限られた数のコンポーネント」は、60個未満のコンポーネント及びサブアセンブリを意味する。この限られた数のコンポーネントは、製造及び保守を必要とするコンポーネント及びサブアセンブリの数を低減し、上述の問題を解決する。更に、本明細書では、スイングレバーアセンブリ302をボディメーカの他の要素に連結するために使用される要素及びサブアセンブリは、スイングレバーアセンブリ302に含まれ、「装着コンポーネント」と称される。「装着コンポーネント」は、継手、ベアリング452、スペーサ、シムを含み、スイングレバー本体308と冷却システム450の要素を除外する。例示的な一実施形態では、「限られた数の装着コンポーネント」が存在する。本明細書では、「限られた数の装着コンポーネント」は、50個未満の装着コンポーネント及びサブアセンブリを意味する。更に、別の例示的な実施形態では、装着コンポーネントはシムを含まない。
【0102】
例示的な一実施形態では、図12図14に示されるように、スイングレバーアセンブリ本体308は、2つの側面である第1の側壁440及び第2の側壁442と、横断壁444と、を画定する。スイングレバーアセンブリ本体の横断壁444は、スイングレバーアセンブリ本体の第1及び第2の側壁440、442の周辺部から両側壁間を延びる。本構成では、スイングレバーアセンブリ本体の横断壁444は、スイングレバーアセンブリ本体の第1及び第2の側壁440、442間の空間を保持する。つまり、例示的な一実施形態では、スイングレバーアセンブリ本体308は、ほぼ中空である。スイングレバーアセンブリ本体横断壁444は、一次接続ロッドポータル446及び二次接続ロッドポータル448を含む。一次接続ロッドポータル446は、ボディメーカ10の使用中、一次接続ロッド300を内部に通して、移動経路にわたって移動させることができるようなサイズに設定される。同様に、二次接続ロッドポータル448も、ボディメーカ10の使用中、二次接続ロッド304を内部に貫通させ、移動経路にわたって移動させることができるようなサイズに設定される。
【0103】
スイングレバーアセンブリ本体の第1の端部310は、ブレース(brace)456を画定する。つまり、スイングレバーアセンブリ本体の第1の端部は、後述の環状体464間でほぼ中実である。しかしながら、スイングレバーアセンブリ本体の第1の端部のブレース456は、冷却流体、例示的な一実施形態では、冷却液を、スイングレバーアセンブリ本体の第1の端部のブレース456を通じて環状体464の内面まで通過させることができるように構成された冷却剤通路458を更に画定する。
【0104】
例示的な一実施形態では、スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手316は、複数の延出環状部460、462(以下「スイングレバー本体の第1の端部のピボット継手環状部」460、462と称する)を含む。つまり、スイングレバーアセンブリ(一体型)本体308は、略水平かつ略横方向に延びる延出管状体464(以下「環状体」464)を含む。更に、ピボットベアリング470は、各環状体464に配置される。各ピボットベアリング470は、略円筒状内面を含む。フレームアセンブリ11又は駆動機構14は、ピボットベアリング470の内面に対応するようなサイズと形状の略円筒状軸ラグ(図示せず)を含む。軸ラグがピボットベアリング470に配置され、スイングレバーアセンブリ本体308が、第1の後退位置と第2の前進位置との間で枢動するように構成されるとき、スイングレバーアセンブリ302は、ボディメーカ10の他の要素及び/又はフレームアセンブリ11に枢動可能に連結される。
【0105】
スイングレバーアセンブリ本体の中間部312は、ヨーク480を画定する。つまり、スイングレバーアセンブリ本体の中間部312は、スイングレバーアセンブリ本体の第1及び第2の側壁440、442に配置される2つの開口482、484を含む。スイングレバーアセンブリ本体の中間部のヨーク開口482、484は、スイングレバー本体の中間部312の回転継手317の一部である。スイングレバーアセンブリ本体の中間部のヨーク開口482、484は、ほぼ水平に位置合わせされている。スイングレバーアセンブリ本体の中間部のヨーク480は、一次接続ロッド300に回転可能に連結されるように構成され、実際に回転可能に連結される。例示的な一実施形態では、スイングレバーアセンブリ302は、一次接続ロッドベアリング486を含み、このベアリングは、スイングレバーアセンブリ本体の中間部のヨーク480に配置され、一次接続ロッド300に更に連結される。
【0106】
スイングレバーアセンブリ本体の中間部312は、内部支持環状部490を更に含む。スイングレバー本体308に関して本明細書では、「内部」は、一体型スイングレバー本体308によって画定される中空空間内を意味する。つまり、スイングレバーアセンブリ本体の中間部312は、スイングレバーアセンブリ本体の中間部のヨーク開口482、484の周囲に配置された環状部490を含む。スイングレバーアセンブリ本体の中間部の支持環状部490は、スイングレバーアセンブリ本体の第1及び第2の側壁440、442間の略中心に一次接続ロッドベアリング486を配置するように構成され、実際に配置する。
【0107】
スイングレバーアセンブリ本体の第2の端部314はまた、内部支持環状部500を含む。つまり、スイングレバーアセンブリ本体の第2の端部314は、スイングレバーアセンブリ本体の第2の端部のヨーク開口326、328の周囲に配置された環状部500を含む。スイングレバーアセンブリ本体の第2の端部の支持環状部490は、スイングレバーアセンブリ本体の第1及び第2の側壁440、442間の略中心に接続ロッド連結アセンブリベアリングアセンブリ372を配置するように構成され、実際に配置する。
【0108】
本発明の特定の実施形態について詳細に説明したが、当業者であれば、それらの詳細に対する様々な修正や代替を、本開示の教示全体に鑑み開発することができると認識されるであろう。従って、開示される特定の構成は、単に例示であることを意図し、添付の特許請求の範囲及びその全ての均等物の全範囲を、提供される発明の範囲に関して限定するものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26