(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-10
(45)【発行日】2022-11-18
(54)【発明の名称】情報処理システム、コンピュータおよびサーバ装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20221111BHJP
A63F 13/30 20140101ALI20221111BHJP
A63F 13/65 20140101ALI20221111BHJP
A63F 13/85 20140101ALI20221111BHJP
A63F 13/833 20140101ALI20221111BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20221111BHJP
【FI】
G06Q50/10
A63F13/30
A63F13/65
A63F13/85
A63F13/833
A63F13/79
(21)【出願番号】P 2020166343
(22)【出願日】2020-09-30
【審査請求日】2021-02-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000129149
【氏名又は名称】株式会社カプコン
(74)【代理人】
【識別番号】100131842
【氏名又は名称】加島 広基
(72)【発明者】
【氏名】木村 哲
(72)【発明者】
【氏名】川上 智司
(72)【発明者】
【氏名】北口 里英
(72)【発明者】
【氏名】津原 一成
【審査官】原 忠
(56)【参考文献】
【文献】再公表特許第2014/171373(JP,A1)
【文献】特開2008-246133(JP,A)
【文献】特開2001-145785(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
A63F 13/00 - 13/80
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
受付手段と、提示手段とを備えた情報処理システムであって、
前記受付手段は、互いに遠隔にいる少なくとも第1プレイヤと第2プレイヤとがマルチプレイのゲームを行うイベントのプレイヤ情報と、前記イベントの実施時間の情報と、前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤの場所に関する位置情報と、を受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記実施時間の情報および前記位置情報に基づいて、
ゲーム環境の改善に資する物品またはサービスの提供を行う第1店舗と第2店舗とを提示
し、
前記イベントは前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤの各々の任意の位置から参加できるものであり、前記提示手段は、前記任意の位置から前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤが参加する場合におけるゲーム環境の改善に資する物品またはサービスの提供を行う第1店舗と第2店舗とを提示する
、情報処理システム。
【請求項2】
ゲーム環境の改善に資する物品またはサービスの提供を行う店舗は、ゲームを行うのにより適した性能または通信環境のゲーム機器またはコンピュータを店内で使用可能な店舗、ゲーム機器またはコンピュータあるいはその付属品の貸し出しを行う店舗、ゲーム機器またはコンピュータあるいはその付属品の販売を行う店舗、第1プレイヤに飲食物を配達により提供する店舗、第1プレイヤが立ち寄り可能であり飲食物をテイクアウト可能な店舗、衣装の貸し出しを行う店舗のうち少なくともいずれかを含む、請求項1記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記受付手段は、前記ゲームに関する情報も受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記ゲームに関する情報も参照して前記第1店舗および前記第2店舗を提示する、請求項1
または2記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記ゲームに関する情報に基づいて前記第1プレイヤに提供する商品またはサービスを特定し、特定された前記商品または前記サービスを前記第1プレイヤに提供可能な前記第1店舗を提示する、請求項
3記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記ゲームに関する情報は、前記第1プレイヤが用いる第1キャラクタおよび前記第2プレイヤが用いる第2キャラクタに関する情報を含み、
前記提示手段は、更に、前記第1キャラクタおよび前記第2キャラクタに関する情報に基づいて前記第1店舗および前記第2店舗を提示する、請求項
3記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記提示手段は、前記第1キャラクタに関する情報に基づいて前記第1店舗を提示するとともに前記第2キャラクタに関する情報に基づいて前記第2店舗を提示する、請求項
5記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記提示手段は、前記第1キャラクタに関する情報に基づいて前記第1プレイヤに提供する商品またはサービスを特定し、特定された前記商品または前記サービスを前記第1プレイヤに提供可能な前記第1店舗を提示する、請求項
5または6記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記提示手段は、前記第1プレイヤの場所に関する前記位置情報に基づいて、前記第1店舗として、前記第1プレイヤが前記ゲームをプレイするのに適した店舗を提示する、請求項1乃至
7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第1プレイヤの場所に関する前記位置情報は、前記第1プレイヤの現在地の位置情報である現在地情報、および前記第1プレイヤが指定した位置の位置情報である指定位置情報を含み、
前記提示手段は、前記第1プレイヤの前記現在地情報、および前記指定位置情報に基づいて前記第1店舗を提示する、請求項
8記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記提示手段は、前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤとは異なる参加者に、前記イベントに関する情報を提示し、
前記受付手段は、前記参加者が前記イベントを指定したという指定情報および前記第1プレイヤのゲーム環境の改善に関する提案を前記参加者の通信端末から受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段が前記指定情報および前記提案を受け付けると、前記受付手段が受け付けた前記提案に基づいて前記第1店舗および前記第2店舗を提示する、請求項1乃至
7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記提示手段は、前記第1プレイヤの場所に関する前記位置情報、および前記参加者の場所に関する位置情報に基づいて、前記第1店舗を提示する、請求項
10記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記受付手段が受け付ける前記第1プレイヤに対する前記提案の数の上限値が予め設定されており、
前記受付手段は、前記第1プレイヤに対する前記提案の数が前記上限値を超えた場合には前記提案の受付を制限する、請求項
10または11記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記提示手段により提示された前記第1店舗に関する情報を前記第1プレイヤの第1通信端末に表示させる第1指示を前記第1通信端末に送信し、前記提示手段により提示された前記第2店舗に関する情報を前記第2プレイヤの第2通信端末に表示させる第2指示を前記第2通信端末に送信する送信手段を更に備えた、請求項1乃至
12のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項14】
コンピュータを、受付手段と、提示手段として機能させるプログラムであって、
前記受付手段は、互いに遠隔にいる少なくとも第1プレイヤと第2プレイヤとがマルチプレイのゲームを行うイベントのプレイヤ情報と、前記イベントの実施時間の情報と、前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤの場所に関する位置情報と、を受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記実施時間の情報および前記位置情報に基づいて、
ゲーム環境の改善に資する物品またはサービスの提供を行う第1店舗と第2店舗とを提示
し、
前記イベントは前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤの各々の任意の位置から参加できるものであり、前記提示手段は、前記任意の位置から前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤが参加する場合におけるゲーム環境の改善に資する物品またはサービスの提供を行う第1店舗と第2店舗とを提示する
、プログラム。
【請求項15】
プログラムを実行することにより、受付手段と、提示手段として機能するコンピュータを備えたサーバ装置であって、
前記受付手段は、互いに遠隔にいる少なくとも第1プレイヤと第2プレイヤとがマルチプレイのゲームを行うイベントのプレイヤ情報と、前記イベントの実施時間の情報と、前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤの場所に関する位置情報と、を受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記実施時間の情報および前記位置情報に基づいて、
ゲーム環境の改善に資する物品またはサービスの提供を行う第1店舗と第2店舗とを提示
し、
前記イベントは前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤの各々の任意の位置から参加できるものであり、前記提示手段は、前記任意の位置から前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤが参加する場合におけるゲーム環境の改善に資する物品またはサービスの提供を行う第1店舗と第2店舗とを提示する
、サーバ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、コンピュータおよびサーバ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、インターネットなどの通信ネットワークを介して、対戦ゲームを行うことが可能なゲームシステムが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、近年では、マルチプレイのゲームを行うイベントの動画を通信ネットワークを介して観客に配信するサービスが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
インターネットなどの通信ネットワークを介して対戦ゲーム等のゲームを行うことが可能なゲームシステムでは、プレイヤはイベント会場ではなく自宅等でゲームを行うため、ゲーム環境の改善が求められている。
【0005】
本開示は、プレイヤのゲーム環境の改善を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の側面は、
受付手段と、提示手段とを備えた情報処理システムであって、
前記受付手段は、互いに遠隔にいる少なくとも第1プレイヤと第2プレイヤとがマルチプレイのゲームを行うイベントのプレイヤ情報と、前記イベントの実施時間の情報と、前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤの場所に関する位置情報と、を受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記実施時間の情報および前記位置情報に基づいて、第1店舗と第2店舗とを提示する、情報処理システムである。
【0007】
また、第1の側面において、
前記受付手段は、前記ゲームに関する情報も受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記ゲームに関する情報も参照して前記第1店舗および前記第2店舗を提示することができる。
【0008】
また、第1の側面において、
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記ゲームに関する情報に基づいて前記第1プレイヤに提供する商品またはサービスを特定し、特定された前記商品または前記サービスを前記第1プレイヤに提供可能な前記第1店舗を提示することができる。
【0009】
また、第1の側面において、
前記ゲームに関する情報は、前記第1プレイヤが用いる第1キャラクタおよび前記第2プレイヤが用いる第2キャラクタに関する情報を含み、
前記提示手段は、更に、前記第1キャラクタおよび前記第2キャラクタに関する情報に基づいて前記第1店舗および前記第2店舗を提示することができる。
【0010】
また、第1の側面において、
前記提示手段は、前記第1キャラクタに関する情報に基づいて前記第1店舗を提示するとともに前記第2キャラクタに関する情報に基づいて前記第2店舗を提示することができる。
【0011】
また、第1の側面において、
前記提示手段は、前記第1キャラクタに関する情報に基づいて前記第1プレイヤに提供する商品またはサービスを特定し、特定された前記商品または前記サービスを前記第1プレイヤに提供可能な前記第1店舗を提示することができる。
【0012】
また、第1の側面において、
前記提示手段は、前記第1プレイヤの場所に関する前記位置情報に基づいて、前記第1店舗として、前記第1プレイヤが前記ゲームをプレイするのに適した店舗を提示することができる。
【0013】
また、第1の側面において、
前記第1プレイヤの場所に関する前記位置情報は、前記第1プレイヤの現在地の位置情報である現在地情報、および前記第1プレイヤが指定した位置の位置情報である指定位置情報を含み、
前記提示手段は、前記第1プレイヤの前記現在地情報、および前記指定位置情報に基づいて前記第1店舗を提示することができる。
【0014】
また、第1の側面において、
前記提示手段は、前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤとは異なる参加者に、前記イベントに関する情報を提示し、
前記受付手段は、前記参加者が前記イベントを指定したという指定情報および前記第1プレイヤのゲーム環境の改善に関する提案を前記参加者の通信端末から受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段が前記指定情報および前記提案を受け付けると、前記受付手段が受け付けた前記提案に基づいて前記第1店舗および前記第2店舗を提示することができる。
【0015】
また、第1の側面において、
前記提示手段は、前記第1プレイヤの場所に関する前記位置情報、および前記参加者の場所に関する位置情報に基づいて、前記第1店舗を提示することができる。
【0016】
また、第1の側面において、
前記受付手段が受け付ける前記第1プレイヤに対する前記提案の数の上限値が予め設定されており、
前記受付手段は、前記第1プレイヤに対する前記提案の数が前記上限値を超えた場合には前記提案の受付を制限することができる。
【0017】
また、第1の側面において、
前記提示手段により提示された前記第1店舗に関する情報を前記第1プレイヤの第1通信端末に表示させる第1指示を前記第1通信端末に送信し、前記提示手段により提示された前記第2店舗に関する情報を前記第2プレイヤの第2通信端末に表示させる第2指示を前記第2通信端末に送信する送信手段を更に備えることができる。
【0018】
第2の側面は、
コンピュータを、受付手段と、提示手段として機能させるプログラムであって、
前記受付手段は、互いに遠隔にいる少なくとも第1プレイヤと第2プレイヤとがマルチプレイのゲームを行うイベントのプレイヤ情報と、前記イベントの実施時間の情報と、前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤの場所に関する位置情報と、を受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記実施時間の情報および前記位置情報に基づいて、第1店舗と第2店舗とを提示する、プログラムである。
【0019】
第3の側面は、
プログラムを実行することにより、受付手段と、提示手段として機能するコンピュータを備えたサーバ装置であって、
前記受付手段は、互いに遠隔にいる少なくとも第1プレイヤと第2プレイヤとがマルチプレイのゲームを行うイベントのプレイヤ情報と、前記イベントの実施時間の情報と、前記第1プレイヤおよび前記第2プレイヤの場所に関する位置情報と、を受け付け、
前記提示手段は、前記受付手段により受け付けた前記実施時間の情報および前記位置情報に基づいて、第1店舗と第2店舗とを提示する、サーバ装置である。
【発明の効果】
【0020】
本開示によれば、プレイヤのゲーム環境の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本実施形態における情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】2人のプレイヤのマッチングが行われるときのサーバ装置および各通信端末の間での情報の送受信を示すチャート図である。
【
図3】2人のプレイヤによりゲームのプレイが行われるときのサーバ装置および各通信端末の間での情報の送受信を示すチャート図である。
【
図4】2人のプレイヤのマッチングが行われるときの一連の動作の流れを表すフロー図である。
【
図5】イベント前に第1プレイヤのゲーム環境の改善が行われるときの一連の動作の流れを表すフロー図である。
【
図6】2人のプレイヤによりゲームのプレイが行われるときの一連の動作の流れを表すフロー図である。
【
図7】イベント中に第1プレイヤのゲーム環境の改善が行われるときの一連の動作の流れを表すフロー図である。
【
図8】通信端末のディスプレイに表示される、参加態様の選択画面である。
【
図9】プレイヤの通信端末のディスプレイに表示される、対戦相手の選択画面である。
【
図10】プレイヤの通信端末のディスプレイに表示される、マッチング成立画面である。
【
図11】プレイヤの通信端末のディスプレイに表示される、ゲームのイベントの詳細を示す画面である。
【
図12】プレイヤの通信端末のディスプレイに表示される、プレイヤのゲーム環境の改善を提供可能な店舗の提示画面である。
【
図13】実況者の通信端末のディスプレイに表示される、実況申し込み画面である。
【
図14】実況者の通信端末のディスプレイに表示される、プレイヤのゲーム環境の改善を提供可能な店舗の提示画面である。
【
図15】観戦者の通信端末のディスプレイに表示される、プレイヤのゲーム環境の改善を提供可能な店舗の提示画面である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
〔実施形態〕
本開示の実施形態の情報処理システム1について、図面を参照して説明する。
【0023】
<情報処理システム1の説明>
図1に示す情報処理システム1では、サーバ装置2(コンピュータ)、第1プレイヤの第1通信端末5、第2プレイヤの第2通信端末6、観戦者の第3通信端末7、実況者の第4通信端末8が通信ネットワーク9を介して互いに通信可能に接続されている。
【0024】
第1通信端末5および第2通信端末6の各々は、例えばスマートフォン、タブレット端末、携帯電話、コンピュータ、据え置き型のゲーム機、持ち運び型のゲーム機等を含む。また、第3通信端末7および第4通信端末8の各々は、例えばスマートフォン、タブレット端末、携帯電話、コンピュータ等を含む。
【0025】
<情報処理システム1の概要>
サーバ装置2(コンピュータ)は、ゲームプログラムおよびゲームデータを記憶しており、第1通信端末5および第2通信端末6の各々に対してゲームに関する制御信号の送受信を行うことにより第1通信端末5および第2通信端末6の各々でゲームを行わせる。
【0026】
第1通信端末5および第2通信端末6の各々は、第1プレイヤおよび第2プレイヤの操作に基づいて所定のゲームを実行する。そのために、第1通信端末5および第2通信端末6の各々は、通信ネットワーク9を介して、サーバ装置2からゲームプログラムおよびゲームデータを受信(具体的には、ダウンロードおよびインストール)する。
【0027】
第1プレイヤおよび第2プレイヤには、第1通信端末5および第2通信端末6の各々に対応づけて、識別情報およびパスワードを含むアカウント情報が、プレイヤごとに割り当てられている。このアカウント情報は、ログイン時、第1通信端末5および第2通信端末6の各々からサーバ装置2に送信され、サーバ装置2におけるプレイヤの認証に利用される。
【0028】
プレイヤの認証を経て、サーバ装置2と第1通信端末5および第2通信端末6の各々との相互通信が可能となる。ログイン後、第1通信端末5および第2通信端末6の各々は、ゲーム進行に必要なデータ(ゲーム進行状況に関するデータ)をサーバ装置2から受信すると、プレイヤの操作に基づいてゲーム画像や音声をディスプレイ57およびスピーカ59に出力しながら、ゲームを進行させる。
【0029】
本実施形態では、サーバ装置2が2人以上のプレイヤをマッチングする。2人以上のプレイヤをマッチングするとは、2人以上のプレイヤが第1通信端末5および第2通信端末6の各々により同一のゲームをマルチプレイで行えるようにすることをいう。以下では、2人のプレイヤが同一のゲームをマルチプレイで行う場合を例示するが、3人以上のプレイヤが同一のゲームをマルチプレイで行う場合にも本実施形態が適用される。
【0030】
<情報処理システム1の構成>
以下、
図1を参照して、サーバ装置2および各通信端末5、6、7、8の各ハードウェア構成について説明する。
【0031】
<サーバ装置2の構成>
図1に示すように、サーバ装置2は、ネットワークインターフェース21、制御部22および記憶部23を有する。ネットワークインターフェース21および記憶部23は、バス24を介して制御部22と電気的に接続されている。
【0032】
ネットワークインターフェース21は、インターネットおよびLANなどの通信ネットワーク9を介して各通信端末5、6、7、8と通信可能に接続されている。
【0033】
制御部22は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、サーバ装置2の動作を制御する。
【0034】
制御部22は、後述する記憶部23に記憶されている各種プログラムを実行することにより、受付手段221、マッチング手段222、提示手段223および送信手段224として機能する。
【0035】
受付手段221は、各通信端末5、6、7、8からそれぞれ情報を受け付ける。また、プレイヤのゲーム環境の改善が行われる際に、受付手段221は、互いに遠隔にいる少なくとも第1プレイヤと第2プレイヤとがマルチプレイのゲームを行うイベントのプレイヤ情報と、イベントの実施時間の情報と、第1プレイヤおよび第2プレイヤの場所に関する位置情報とを受け付ける。また、受付手段221は、ゲームに関する情報を更に受け付ける。
【0036】
プレイヤ情報は、プレイヤの氏名、ハンドルネーム、アカウント情報のうち少なくともいずれか一つを含む。また、プレイヤ情報はプレイヤの性別、年齢、熟練度、嗜好情報(例えば、好みの飲食物)に関する情報を更に含んでいてもよい。イベントの実施時間の情報は、イベントの開始時間、終了時間等を含む。
【0037】
プレイヤの場所に関する位置情報は、プレイヤの現在地の情報である現在地情報、およびプレイヤが指定した位置の位置情報である指定位置情報を含む。例えば、プレイヤが帰宅途中である場合、現在地情報は例えば第1通信端末5に設けられているGPSにより検知される第1通信端末5の位置情報となり、指定位置情報は例えばプレイヤの自宅の位置情報となる。
【0038】
ゲームに関する情報は、ゲームを特定する情報およびゲームの特性に関する情報を含む。ゲームを特定する情報は、ゲームのジャンル、タイトル、開発メーカーの情報等を含む。ゲームの特性に関する情報は、ゲームのモード(対戦型、協力型、タイムアタック等)、キャラクタ等の情報を含む。
【0039】
マッチング手段222は、同一のゲームをマルチプレイで行う第1プレイヤおよび第2プレイヤをマッチングする。
【0040】
提示手段223は、受付手段221により受け付けた実施時間の情報および位置情報に基づいて、第1プレイヤのゲーム環境の改善を提供可能な第1店舗と第2プレイヤのゲーム環境の改善を提供可能な第2店舗とを提示する。また、提示手段223は、実施時間の情報および位置情報に加えて、ゲームに関する情報も参照して、第1店舗と第2店舗とを提示する場合がある。第1店舗と第2店舗は、関連するプレイヤが第1プレイヤか第2プレイヤかで異なる以外は基本的に同様であるので、以下では第1店舗の内容について主に説明する。
【0041】
第1プレイヤのゲーム環境の改善は、プレイヤによるゲームプレイ自体を有利にすることや、不利になる現象を排除することを含み、例えばゲームを行うのにより適した性能や通信環境のゲーム機器やコンピュータを使用可能な場所の紹介、ゲームに使用されるゲーム機器やコンピュータ等またはその付属品をより性能の良いものにすることである。また、第1プレイヤのゲーム環境の改善は、当該ゲームプレイに関する画像を配信する場合において、プレイヤや実況者、視聴者をより楽しませることを資することを含み、例えば第1プレイヤに飲食物を提供すること、第1プレイヤに衣装を提供すること等を含む。その他、プレイヤが気持ちよくゲームをプレイすることができるようにするゲーム、または、現実空間における改善を含む。
【0042】
第1プレイヤのゲーム環境の改善を提供可能な店舗とは、上記のようなゲーム環境の改善に資する物品やサービスの提供を行う店舗である。例えば、ゲームを行うのにより適した性能や通信環境のゲーム機器やコンピュータを使用可能なEスポーツカフェやインターネットカフェ、ゲーム機器やコンピュータ等またはその付属品の貸し出しを行うレンタル店、ゲーム機器やコンピュータ等またはその付属品の販売を行う家電量販店、第1プレイヤに飲食物を配達により提供する飲食店、第1プレイヤが立ち寄り可能であるテイクアウト可能な飲食店、衣装の貸し出しを行う貸衣装店等を含む。
【0043】
提示手段223は、受付手段221がゲームに関する情報を受け付けた場合、この受け付けたゲームに関する情報に基づいて第1プレイヤに提供する商品またはサービスを特定し、特定された商品またはサービスを第1プレイヤに提供可能な第1店舗を提示する。第1プレイヤに提供する商品は、第1プレイヤによるゲームプレイ自体を有利にする商品、不利になる事象を排除する商品、プレイヤをより楽しませる商品等を含み、具体的には、飲食物、衣装、ゲームが行われるゲーム機やコンピュータの付属品等を含む。第1プレイヤに提供するサービスは、第1プレイヤによるゲームプレイ自体を有利にするサービス、不利になる事象を排除するサービス、プレイヤをより楽しませるサービス等を含み、具体的には、ゲーム機器やコンピュータを使用可能なEスポーツカフェやインターネットカフェの使用を含む。
【0044】
ゲームに関する情報が、第1プレイヤが用いる第1キャラクタおよび第2プレイヤが用いる第2キャラクタに関する情報を含んでいる場合は、提示手段223は、更に、第1キャラクタおよび第2キャラクタに関する情報に基づいて第1店舗および第2店舗を提示する。この際に、提示手段223は、第1キャラクタに関する情報に基づいて第1店舗を提示するとともに第2キャラクタに関する情報に基づいて第2店舗を提示する。
【0045】
第1プレイヤの場所に関する位置情報が、第1プレイヤの現在地の位置情報である現在地情報、および第1プレイヤが指定した位置の位置情報である指定位置情報を含む場合、提示手段223は、第1プレイヤの現在地情報、および指定位置情報に基づいて第1店舗を提示する。
【0046】
具体的には、第1プレイヤが帰宅途中である場合、現在地情報は当該第1プレイヤが現在位置する場所の位置情報であり、指定位置情報はプレイヤの自宅の位置情報である。この場合、提示手段223は帰宅途中にある第1プレイヤが現在地から自宅に移動する移動経路を加味し、容易にアクセス可能な位置に存在する第1店舗を提示する。このことにより、第1プレイヤは帰宅途中で第1店舗に寄り、ゲーム環境を改善するための物品またはサービスの提供を受けた後に、自宅でゲームをプレイすることが可能となる。
【0047】
提示手段223は、第1プレイヤおよび第2プレイヤとは異なる参加者に、イベントに関する情報を提示する。第1プレイヤおよび第2プレイヤとは異なる参加者はゲームをプレイすることなく当該ゲームに関与する人を含む。具体的には、参加者は、ゲームのプレイ動画の配信等に関するイベントのスタッフ、当該ゲームのイベントを観戦する観戦者、ゲームの実況を行う実況者を含む。イベントに関する情報は、プレイヤ情報、イベントの実施時間の情報およびゲームに関する情報を含む。
【0048】
受付手段221は、参加者がイベントを指定したという指定情報および第1プレイヤのゲーム環境の改善に関する提案を参加者の通信端末(具体的には、例えば観戦者の第3通信端末7または実況者の第4通信端末8)から受け付ける。提示手段223は、受付手段221が指定情報および提案を受け付けると、受付手段221が受け付けた提案に基づいて第1店舗を提示する。
【0049】
受付手段221が受け付ける第1プレイヤに対する提案の数の上限値が予め設定されていてもよい。受付手段221は、各プレイヤや参加者からそれぞれ受け付けた第1プレイヤに対する提案の数の合計値が上限値を超えた場合には、提案の受付を制限する。提案の受付を制限するとは、上限値を超えた提案の受付を不可能とすることや、上限値を超えた提案については提案の内容を制限すること、第1プレイヤに対する提案の数が上限値を超えたことを各プレイヤや観戦者、実況者が認識できるように情報を提供させることによって、更なる提案を実行することを思いとどまらせることを含む。提案の内容の制限は、例えば飲食物の量を減らすことや、ゲームプレイ動画の配信中に当該衣装をプレイヤが着用する時間が短くなり得ることを警告することを含む。
【0050】
送信手段224は、各通信端末5、6、7、8に情報を送信する。プレイヤのゲーム環境の改善が行われる際に、送信手段224は、提示手段223により提示された第1店舗に関する情報を第1プレイヤの第1通信端末5に表示させる第1指示を第1通信端末5に送信する。送信手段224は、提示手段223により提示された第2店舗に関する情報を第2プレイヤの第2通信端末6に表示させる第2指示を第2通信端末6に送信する。
【0051】
送信手段224は、提示手段223により提示された第1店舗や第2店舗の情報を、観戦者の第3通信端末7や実況者の第4通信端末8に送信してもよい。
【0052】
記憶部23は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびSSD(Solid State Drive)などで構成されている。記憶部23には、本実施形態にかかるゲームプログラムの一部を含む各種プログラムの他、ゲームデータなどの各種データなどが記憶されている。
【0053】
<第1通信端末5の構成>
図1に示すように、第1通信端末5は、ディスプレイ57、タッチパッド58およびスピーカ59を有する。第1通信端末5は、ネットワークインターフェース51、制御部52、グラフィック処理部53、操作部54、オーディオ処理部55および記憶部56を有する。ネットワークインターフェース51、グラフィック処理部53、操作部54、オーディオ処理部55および記憶部56は、バス60を介して制御部52と電気的に接続されている。
【0054】
ネットワークインターフェース51は、第1通信端末5とサーバ装置2との間で各種データを送受信するために、通信ネットワーク9に通信可能に接続される。
【0055】
グラフィック処理部53は、後述する制御部52から出力されるゲーム画像情報に従って、キャラクタおよび仮想ゲーム空間に関する各種オブジェクトを含むゲーム画像を、動画形式で描写する。グラフィック処理部53は、例えばディスプレイ57と接続されており、動画形式に描写されたゲーム画像は、ゲーム画面としてディスプレイ57上に表示される。
【0056】
操作部54は、タッチパッド58と接続され、タッチパッド58への操作入力に関するデータをタッチパッド58との間で送受信する。第1プレイヤは、タッチパッド58をタッチすることで、第1通信端末5に操作信号を入力する。
【0057】
オーディオ処理部55は、スピーカ59と接続され、後述する制御部52の指示に従ってゲーム音声を再生および合成すると、これをスピーカ59から出力させる。
【0058】
制御部52は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、第1通信端末5の動作を制御する。
【0059】
制御部52は、後述する記憶部56に記憶されている各種プログラムを実行することにより、通信手段521、ゲーム実行手段522および報知制御手段523として機能する。
【0060】
通信手段521は、ネットワークインターフェース51を介してサーバ装置2との通信を行う機能である。
【0061】
通信手段521は、操作部54がタッチパッド58から受信した各種操作信号に応じて、サーバ装置2が把握可能な情報を生成して送信する。例えば、通信手段521は、アカウント情報、新たなゲームデータのダウンロード要求情報などを、サーバ装置2に送信する。通信手段521は、ダウンロード要求情報に応じてサーバ装置2から送られてきた新たなゲームデータなどを受信する。
【0062】
ゲーム実行手段522は、第1プレイヤによるディスプレイ57の操作に従って、ゲームデータに含まれる仮想ゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャなどのデータを後述する記憶部56から読み出すかまたはサーバ装置2から受信したデータを用いて、ゲームプログラムを実行しつつ、2次元または3次元のゲーム画像情報を生成する。ゲーム画像情報がグラフィック処理部53によって処理されることにより、ディスプレイ57には処理後のゲーム画像が逐次表示される。
【0063】
そして、ゲーム実行手段522は、ゲーム画像上に、第1プレイヤの操作に従ってキャラクタを配置させ、第1プレイヤの操作およびゲームの進行状況に応じて仮想ゲーム空間におけるキャラクタの行動を制御する。
【0064】
報知制御手段523は、ゲームの実行にあたり、第1プレイヤの操作などに応じてディスプレイ57の表示制御およびスピーカ59の音声出力制御を行う。
【0065】
記憶部56は、HDD、RAM、ROMおよびSSDなどで構成されている。記憶部56には、サーバ装置2からダウンロードしたゲームデータ、ゲームプログラムの一部を含む各種プログラム、第1通信端末5のアカウント情報などが格納されている。
【0066】
第2通信端末6は上述した第1通信端末5と略同一の構成を有している。このため、第2通信端末6の詳細の構成の説明を繰り返さない。第3通信端末7や第4通信端末8についても同様である。
【0067】
<マルチプレイのゲームが行われる前の準備>
情報処理システム1の動作の流れを説明するにあたり、まず、マルチプレイのゲームが行われる前の準備について説明する。最初に、マッチング手段222により第1プレイヤおよび第2プレイヤのマッチングを行う動作について
図2、
図4および
図8乃至
図10を用いて説明する。
【0068】
スマートフォン等の通信端末においてユーザがゲームアプリを起動させると、通信端末には
図8に示す画面が表示される。
図8は、通信端末のディスプレイ(例えば、第1通信端末5のディスプレイ57)に表示される、ゲームに対する参加態様の選択画面である。この画面において、ユーザはプレイヤとしてゲームに参加するか、実況者としてゲームに参加するか、ゲームを観戦するかを選択することができる。
【0069】
図8の画面は、プレイヤボタン571と、実況者ボタン572と、観戦ボタン573とを含む。ユーザがプレイヤボタン571を選択すると、プレイヤとしてゲームに参加することが選択され、更にゲーム選択ボタン571a、対戦希望日時ボタン571b、ライブ配信希望ボタン571cが表示される。ユーザがゲーム選択ボタン571aを選択するとゲームの選択を実行可能な画面に遷移し、プレイするゲームのタイトルを選択することができる。ユーザが対戦希望日時ボタン571bを選択すると、対戦希望日時の選択を実行可能な画面に遷移し、プレイする日時を選択することができる。更に、ユーザがライブ配信希望ボタン571cを選択すると、ライブ配信を希望するか否かの設定を行うことが可能な画面に遷移し、ゲームプレイ中にライブ配信を行うか否かを設定できる。
【0070】
ユーザが実況者ボタン572を選択すると、実況者としてゲームの実況に参加することが選択され、更にゲーム選択ボタン572aおよび対戦希望日時ボタン572bが表示される。ユーザがゲーム選択ボタン572aを選択するとゲームの選択を実行可能な画面に遷移し、実況するゲームのタイトルを選択することができる。ユーザが対戦希望日時ボタン572bを選択すると、対戦希望日時の選択を実行可能な画面に遷移し、ゲームを実況する日時を選択することができる。
【0071】
ユーザが観戦ボタン573を選択すると、ゲームを観戦することが選択され、更にゲーム選択ボタン573aが表示される。ユーザがゲーム選択ボタン573aを選択するとゲームの選択を実行可能な画面に遷移し、観戦するゲームのタイトルを選択することができる。
【0072】
ユーザがプレイヤボタン571を選択し、ゲーム選択ボタン571a、対戦希望日時ボタン571b、ライブ配信希望ボタン571cによりプレイするゲームのタイトル、日時およびライブ配信の有無を選択すると、ゲームのイベントの詳細情報の入力画面に遷移する。ゲームのイベントの詳細情報は、プレイヤ情報、ゲームに関する情報および位置情報を含む。この入力画面でユーザはプレイヤ情報として例えばハンドルネームおよびアカウント情報を入力し、ゲームに関する情報として例えばゲームで使用するキャラクタ等を入力し、位置情報として現在地の位置情報および指定位置情報を入力する。なお、第1通信端末5にGPSが設けられている場合は、現在地の位置情報の入力を省略することができる。
【0073】
サーバ装置2の制御部22は、プレイヤ情報、イベントの実施時間の情報、ゲームに関する情報および位置情報を第1通信端末5から受付手段221により受け付けると(ステップst1のYES)、送信手段224は対戦相手候補情報を第1通信端末5に送信する(ステップst2)。このことにより、第1通信端末5のディスプレイ57には
図9に示す画面が表示される。
図9の画面は、選択したゲームで対戦を希望する複数のプレイヤ情報574および対戦申し込みボタン575を含む。プレイヤ情報574は、各プレイヤのハンドルネーム、ゲーム希望日時および使用予定キャラクタを含む。
【0074】
図9に示す画面で複数のプレイヤ情報574からある1つのプレイヤ情報574を選択してから対戦申し込みボタン575を選択すると、サーバ装置2の制御部22は、対戦相手選択情報を第1通信端末5から受付手段221により受け付ける(ステップst3のYES)。そして、サーバ装置2の制御部22は、対戦相手候補情報(具体的には、第1プレイヤのプレイヤ情報)を送信手段224により第2プレイヤの第2通信端末6に送信する(ステップst4)。
【0075】
その後、第2プレイヤが対戦相手として第1プレイヤを承認すると、サーバ装置2の制御部22は、対戦相手承認情報を第2通信端末6から受付手段221により受け付ける(ステップst5のYES)。このことにより、マッチング手段222は、第1プレイヤと第2プレイヤとをマッチングする(ステップst6)。
【0076】
そして、サーバ装置2の制御部22は、対戦相手決定情報を送信手段224により第1プレイヤの第1通信端末5に送信する(ステップst7)。このことにより、第1プレイヤの第1通信端末5には
図10に示すマッチング成立画面が表示される。
図10の画面は、対戦相手情報576および詳細確認ボタン577を含む。対戦相手情報576は、第2プレイヤ(対戦相手)のハンドルネームおよび使用予定キャラクタを含む。
【0077】
図10に示す画面において第1プレイヤが詳細確認ボタン577を選択すると、
図11に示す画面に遷移する。
図11に示す画面は、ゲームのイベントの詳細情報578および改善要望ボタン579を含む。ゲームのイベントの詳細情報578は、プレイする日時の情報(イベントの実施時間)、ゲーム情報(プレイするゲームのタイトルおよび使用キャラクタ)、対戦相手の情報(対戦相手のハンドルネームおよび使用キャラクタ)および現在の位置情報を含む。
【0078】
図11に示す画面において、第1プレイヤは改善要望ボタン579を選択することによりゲーム環境の改善に関する要望を行うことができる。改善要望ボタン579が選択されると、第1プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望に関する情報が第1通信端末5からサーバ装置2に送信される。
【0079】
サーバ装置2の受付手段221が第1プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望を受け付けると(ステップst11のYES)、提示手段223は、実施時間の情報、第1プレイヤの位置情報、ゲームに関する情報等に基づいて第1店舗を提示する(ステップst12)。そして、送信手段224は、提示手段223により提示された第1店舗の情報を第1通信端末5に送信する(ステップst13)。このことにより、第1通信端末5には第1店舗の情報が表示される。
【0080】
具体的には、
図11に示す画面で改善要望ボタン579が選択されると
図12に示す画面に遷移する。
図12に示す画面は、飲食物ボタン580、施設ボタン581およびゲーム機/周辺機器ボタン582を含む。第1プレイヤが飲食物ボタン580を選択すると、更に料理選択ボタン580aが表示される。第1プレイヤが料理選択ボタン580aを選択すると、料理の種類を選択したり、ゲームで使用する予定のキャラクタに応じた料理の選択を行ったりすることができるようになる。ゲームのキャラクタに応じた料理は、例えばキャラクタの国籍に応じたその国になじみのある料理を含む。例えばキャラクタの国籍がインドである場合はゲームのキャラクタに応じた料理はカレー等を含む。第1プレイヤにより料理の種類等が選択されると、複数の店舗情報583aおよび発注ボタン583bが表示される。店舗情報583aは、店舗名、料理の種類および料金を含む。複数の店舗情報583aからある1つの店舗情報583aを選択してから発注ボタン583bを選択すると、料理の注文に関する指示が第1通信端末5からサーバ装置2に送信され、更にサーバ装置2から店舗のコンピュータ等に料理の注文に関する指示が送信される。このことにより、第1プレイヤはイベントが行われる時間に先立って飲食物の注文を行うことができる。
【0081】
第1プレイヤが施設ボタン581を選択すると、更に施設の種別の選択ボタン584が表示される。第1プレイヤが選択ボタン584により施設の種別(Eスポーツカフェまたはインターネットカフェ)を選択すると、店舗情報の表示画面に遷移する。店舗情報は、ゲームのタイトルに応じて当該ゲームを行うのにより適した性能や通信環境のゲーム機器やコンピュータを使用可能なEスポーツカフェやインターネットカフェ等の情報を含む。ゲームを行うのにより適した性能や通信環境とは、プレイヤによるゲームプレイ自体をより有利にしたり不利になる事象をより排除したりする性能や通信環境を含む。
【0082】
第1プレイヤがゲーム機/周辺機器ボタン582を選択すると、更に機器選択ボタン585が表示される。第1プレイヤが機器選択ボタン585により機器の種類(ゲーム機本体またはコントローラ)を選択すると、店舗情報の表示画面に遷移する。店舗情報は、ゲームのタイトルに応じて当該ゲームを行うのに適した性能のゲーム機本体やコントローラを販売する家電量販店や貸し出し可能なレンタル店等の情報を含む。
【0083】
本実施形態では、
図12に示す画面において第1プレイヤが飲食物ボタン580、施設ボタン581またはゲーム機/周辺機器ボタン582を選択すると、提示手段223は、実施時間の情報に基づいて、イベントが行われる時間に先立って、商品またはサービスを提供可能な第1店舗を提示する。また、提示手段223は、第1プレイヤの位置情報に基づいて、現在地または指定位置から容易にアクセス可能な店舗、あるいは現在地から指定位置に移動する移動経路に基づいて容易にアクセス可能な店舗を優先的に提示する。このことにより、第1通信端末5には、イベントが行われる時間に先立って、商品またはサービスを提供可能な店舗のうち、現在地または指定位置から容易にアクセス可能な店舗や現在地から指定位置に移動するときに容易にアクセス可能な店舗が優先的に表示される。
【0084】
また、
図8に示す通信端末の画面においてユーザが実況者ボタン572を選択し、ゲーム選択ボタン572aおよび対戦希望日時ボタン572bにより実況するゲームのタイトルおよび日時を選択すると、
図13に示す画面が表示される。
図13に示す画面は、選択したゲームおよび日時で行われるゲームのイベントの情報871、実況申し込みボタン872および改善要望ボタン873を含む。ゲームのイベントの情報871は、ゲームのタイトル、ゲームのイベントの実施時間、およびゲームを行うプレイヤ情報(具体的には、第1プレイヤおよび第2プレイヤのハンドルネームおよび使用予定キャラクタの情報)を含む。ユーザが
図13に示す画面でゲームのイベントの情報871を選択してから実況申し込みボタン872を選択すると、ユーザは実況者としてこのイベントでゲームの実況を行うことを予約することができる。
【0085】
また、実況者が
図13に示す画面で改善要望ボタン873を選択すると、各プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望に関する情報が第4通信端末8からサーバ装置2に送信される。
【0086】
そして、サーバ装置2の受付手段221が各プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望を第4通信端末8から受け付けると、提示手段223は、実施時間の情報、各プレイヤの位置情報、ゲームに関する情報等に基づいて第1店舗、第2店舗または第4店舗を提示する。その後、送信手段224は、提示手段223により提示された第1店舗、第2店舗または第4店舗の情報を第4通信端末8に送信する。
【0087】
第4店舗は、第1プレイヤや第2プレイヤのゲーム環境の改善に資する商品またはサービスを実況者に提供可能な店舗である。実況者に提供される商品またはサービスは、実況者が使用することにより実況環境の改善を図ることができる商品またはサービスを含み、具体的にはマイクやスピーカ等の実況用機材、通信環境を改善できる通信機器等を含む。
【0088】
提示手段223が第4店舗を提示するに先立って、実況者の第4通信端末8からサーバ装置2には実況者の位置情報、具体的には実況者の現在地情報および指定位置情報のうち少なくとも何れか一方が送信される。そして、提示手段223は、実況者に商品またはサービスを提供可能な店舗のうち、現在地または指定位置から容易にアクセス可能な店舗や現在地から指定位置に移動するときに容易にアクセス可能な店舗を優先的に提示する。
【0089】
第4店舗から提供される商品やサービスを実況者が使用することにより実況環境の改善が図られると、観戦者に配信されるゲームプレイの動画の品質が向上する。このことにより、観戦者の満足度が向上するためゲームプレイの動画の視聴数が増える。この場合は、第1プレイヤおよび第2プレイヤの満足度も向上するため、第1プレイヤや第2プレイヤのゲーム環境の改善が提供されることになる。
【0090】
また、第4通信端末8のディスプレイ87には、各プレイヤのゲーム環境の改善を提供可能な第1店舗および第2店舗の情報が表示される。具体的には、第4通信端末8のディスプレイ87には
図14に示す画面が表示される。
図14に示す画面は、飲食物ボタン874および配信映えグッズボタン875を含む。飲食物ボタン874は
図12に示す飲食物ボタン580と同じであるため詳細な説明を繰り返さない。
【0091】
実況者が配信映えグッズボタン875を選択すると、実況者は、各プレイヤ毎に、プレイヤがゲームで使用するゲームのキャラクタに応じた衣装の選択を行うことができるようになる。ゲームのキャラクタに応じた衣装は、例えばキャラクタの国籍に応じたその国になじみのある衣装を含む。ゲームのキャラクタに応じた衣装が選択されると、複数の店舗情報586aおよび発注ボタン586bが表示される。店舗情報586aは、店舗名、衣装の種類および料金を含む。複数の店舗情報586aからある1つの店舗情報586aを選択して発注ボタン586bを選択すると、衣装の注文に関する指示が第4通信端末8からサーバ装置2に送信され、更にサーバ装置2から店舗のコンピュータ等に衣装の注文に関する指示が送信される。このことにより、実況者はイベントが行われる時間に先立って配信映えグッズとして各プレイヤの衣装の注文を行うことができる。
【0092】
また、
図8に示す通信端末の画面においてユーザが観戦ボタン573を選択し、ゲーム選択ボタン573aにより観戦するゲームのタイトルを選択すると、観戦者の第3通信端末7には、ゲームのイベントの情報が表示される。ゲームのイベントの情報は、例えば、ゲームのタイトル、ゲームのイベントの実施時間、およびゲームを行うプレイヤ情報(具体的には、第1プレイヤおよび第2プレイヤのハンドルネームおよび使用予定キャラクタの情報)を含む。このような第3通信端末7の画面でゲームのイベントの情報を選択してから観戦申し込みボタンを選択すると、観戦者はこのイベントでゲームの観戦を行うことを予約することができる。
【0093】
また、観戦者が第3通信端末7の画面でゲーム改善ボタンを選択すると、各プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望に関する情報が第3通信端末7からサーバ装置2に送信される。
【0094】
サーバ装置2の受付手段221が各プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望を第3通信端末7から受け付けると、提示手段223は、実施時間の情報、各プレイヤの位置情報、ゲームに関する情報等に基づいて第1店舗および第2店舗を提示する。そして、送信手段224は、提示手段223により提示された第1店舗および第2店舗の情報を第3通信端末7に送信する。
【0095】
このことにより、第3通信端末7には第1店舗および第2店舗の情報が表示される。具体的には、第3通信端末7のディスプレイ77には
図15に示す画面が表示される。
図15に示す画面は、飲食物ボタン771および配信映えグッズボタン772を含む。飲食物ボタン771および配信映えグッズボタン772は
図14に示す飲食物ボタン874および配信映えグッズボタン875と同じであるため詳細な説明を繰り返さない。
【0096】
なお、実況者や観戦者が各プレイヤに対する飲食物や衣装の提供の提案の数の上限数が予め設定されている。そして、サーバ装置2の受付手段221は、各プレイヤに対する提案の数が上限値を超えた場合には、提案の受付を制限する。このことにより、例えば「実況者や観戦者から受注済み」というメッセージ773、774が実況者や観戦者の通信端末7、8に表示される。
【0097】
<マルチプレイのゲームが行われる最中の動作の流れ>
次に、マルチプレイのゲームが行われる最中の動作の流れについて
図3、
図6および
図7を用いて説明する。なお、以下の説明では、第1プレイヤまたは第2プレイヤがゲームを行うにあたりEスポーツカフェ等にあるゲーム機器やコンピュータを選択した場合でも、便宜上これらのゲーム機器やコンピュータを第1プレイヤの第1通信端末5や第2プレイヤの第2通信端末6として表記する。
【0098】
まず、第1プレイヤおよび第2プレイヤによりマルチプレイのゲームが行われるときの動作について
図3(a)および
図6を用いて説明する。ゲームのプレイ中にサーバ装置2の制御部22は、第1通信端末5および第2通信端末6からゲーム操作情報を受付手段221により受け付ける(ステップst21)。ゲーム操作情報は、第1通信端末5や第2通信端末6のタッチパッド58への操作入力に関するデータである。
【0099】
制御部22は、第1通信端末5や第2通信端末6から受け付けたゲーム操作情報に基づいてゲーム進行状況を演算する(ステップst22)。ゲーム進行状況は、ゲームにおける各キャラクタの位置やパラメータ(例えば、残体力)等の情報である。
【0100】
また、ゲームのプレイ中にサーバ装置2の制御部22は、実況者の第4通信端末8からゲーム実況情報を受付手段221により受け付ける(ステップst23)。ゲーム実況情報は、第4通信端末8のマイクにより取得された実況者の音声を含む。
【0101】
送信手段224は、ゲーム進行状況およびゲーム実況情報に基づいて、ゲーム表示情報(音声を含む)を第1通信端末5、第2通信端末6、第3通信端末7および第4通信端末8にそれぞれ送信する(ステップst24)。ゲーム表示情報は、各通信端末5、6、7、8のディスプレイ57に表示される情報である。また、ゲーム表示情報には音声情報も含まれるが、この音声情報は各通信端末5、6、7、8のスピーカ59により出力される。このことにより、観戦者は、各プレイヤによるゲームを、実況者による実況を聞きながら楽しむことができる。このような動作はゲームが終了するまで行われる(ステップst25)。
【0102】
また、マルチプレイのゲームが行われる最中でも、各プレイヤ、実況者および観戦者は各プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望を行うことができる。このような動作について、第1プレイヤのゲーム環境の改善を例にして、
図3(b)および
図7を用いて説明する。例えば、第1プレイヤは、第1通信端末5に表示される画面において、改善要望ボタンを選択すると、第1プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望に関する情報が第1通信端末5からサーバ装置2に送信される。
【0103】
サーバ装置2の受付手段221が第1プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望を受け付けると(ステップst31のYES)、提示手段223は、実施時間の情報、第1プレイヤの位置情報、ゲームに関する情報等に基づいて第1店舗を提示する(ステップst32)。そして、送信手段224は、提示手段223により提示された第1店舗の情報を第1通信端末5に送信する。このことにより、第1通信端末5には第1店舗の情報が表示される(ステップst33)。このような画面で、第1プレイヤは飲食物等の店舗を選択して発注することができるようになる。
【0104】
同様に、第1プレイヤおよび第2プレイヤによりマルチプレイのゲームが行われる最中に、観戦者や実況者は第3通信端末7や第4通信端末8に表示される画面において、改善要望ボタンを選択すると、各プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望に関する情報が第3通信端末7や第4通信端末8からサーバ装置2に送信される。
【0105】
サーバ装置2の受付手段221が例えば第1プレイヤのゲーム環境の改善に関する要望を第3通信端末7または第4通信端末8から受け付けると(ステップst31のYES)、提示手段223は、実施時間の情報、第1プレイヤの位置情報、ゲームに関する情報等に基づいて第1店舗を提示する(ステップst32)。そして、送信手段224は、提示手段223により提示された第1店舗の情報を第3通信端末7または第4通信端末8に送信する(ステップst33)。
【0106】
このことにより、第3通信端末7または第4通信端末8には、
図14または
図15に示すような第1店舗の情報が表示される。このような画面で、観戦者や実況者は第1プレイヤに提供される飲食物等の店舗を選択して発注することができるようになる。
【0107】
マルチプレイのゲームが行われる最中に、第2プレイヤのゲーム環境の改善を行う場合も、上述した
図3(b)に示すような第1プレイヤのゲーム環境の改善と行う場合と同様の動作が行われる。
【0108】
以上をまとめると、情報処理システム1は、受付手段221と、提示手段223とを備えており、受付手段221は、互いに遠隔にいる少なくとも第1プレイヤと第2プレイヤとがマルチプレイのゲームを行うイベントのプレイヤ情報と、イベントの実施時間の情報と、第1プレイヤおよび第2プレイヤの場所に関する位置情報と、を受け付ける。また、提示手段223は、受付手段221により受け付けた実施時間の情報および位置情報に基づいて第1店舗と第2店舗とを提示する。
【0109】
<効果>
本実施形態によれば、実施時間の情報および位置情報に基づいて第1店舗と第2店舗とが提示されるため、第1プレイヤおよび第2プレイヤのゲーム環境の改善を図ることができる。
【0110】
〔他の実施形態〕
前記実施形態において説明した各種制御手段および処理手順は一例であり、本発明、その適用物またはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。各種制御手段および処理手順は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
【0111】
例えば、受付手段221は、マルチプレイのゲームを行う第1プレイヤおよび第2プレイヤのうち何れか一方のみのプレイヤ情報と、イベントの実施時間の情報と、第1プレイヤおよび第2プレイヤのうち何れか一方のみのプレイヤの場所に関する位置情報と、を受け付けるようになっていてもよい。この場合は、提示手段223は、受付手段221により受け付けた実施時間の情報および位置情報に基づいて、第1プレイヤおよび第2プレイヤのうち何れか一方のみのゲーム環境の改善を提供可能な店舗を提示する。
【0112】
具体的には、マルチプレイのゲームを行う第1プレイヤおよび第2プレイヤのうち何れか一方がゲーム環境の改善の提示を拒否する設定を行っている場合は、提示手段223は、改善の提示を拒否する設定を行っていないプレイヤに対してのみゲーム環境の改善を提供可能な店舗を提示する。
【0113】
また、提示手段223により提示された各店舗に関する情報を送信手段224が各通信端末5、6、7、8に送信する際に、当該送信手段224は各店舗の地図に関する情報も各通信端末5、6、7、8に送信してもよい。この場合には、各通信端末5、6、7、8に店舗の地図を表示させることが可能となるため、利便性をより向上させることができる。
【0114】
また、提示手段223は、観戦者や実況者以外にも、第1プレイヤおよび第2プレイヤとは異なる参加者として、イベントのスタッフに対して第1店舗と第2店舗とをそれぞれ提示してもよい。このことにより、イベントのスタッフは、提示手段223により提示された各店舗の情報に基づいて、各プレイヤに提供される飲食物や衣装の発注を行うことができる。
【0115】
また、各プレイヤに関する位置情報は、各プレイヤの現在地の位置情報である現在地情報、および各プレイヤが指定した位置の位置情報である指定位置情報の両方を含むことに限定されない。各プレイヤに関する位置情報が、各プレイヤの現在地の位置情報である現在地情報のみを含んでいてもよい。また、別の例として、各プレイヤに関する位置情報が、各プレイヤが指定した位置の位置情報である指定位置情報のみを含んでいてもよい。
【0116】
また、提示手段223は、第1店舗を提示する際に、第1プレイヤの場所に関する位置情報、および参加者(具体的には、観戦者や実況者)の場所に関する位置情報に基づいて、第1店舗を提示してもよい。この場合は、参加者が第1店舗に行ってこの第1店舗で第1プレイヤに提供される飲食物や衣装を発注する際に、第1プレイヤの場所に関する位置および参加者の場所に関する位置の両方から容易にアクセス可能な店舗を選択することができるようになる。
【0117】
また、上述したように、実況者が第4通信端末8からサーバ装置2にこの実況者の場所に関する位置情報を送信すると、受付手段221が実況者の場所に関する位置情報を受け付ける。この場合には、提示手段223は、実況者の場所に関する位置情報に基づいて第4店舗を提示する。このことにより、実況者は、第1プレイヤや第2プレイヤのゲーム環境の改善に資する商品またはサービスを実況者に提供可能な店舗を認識することができる。
【0118】
また、第1プレイヤおよび第2プレイヤ以外の参加者、具体的には観戦者や実況者が第3通信端末7や第4通信端末8によりサーバ装置2にこの参加者の場所に関する位置情報を送信すると、受付手段221が参加者の場所に関する位置情報を受け付ける。この場合には、提示手段223は、参加者の場所に関する位置情報に基づいて、参加者に提供される飲食物等の店舗を提示してもよい。このことにより、観戦者や実況者等の参加者は、この参加者の場所に関する位置から容易にアクセス可能な店舗を認識することができる。
【符号の説明】
【0119】
1 情報処理システム
2 サーバ装置(コンピュータ)
5 第1通信端末
6 第2通信端末
221 受付手段
223 提示手段
224 送信手段