(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-10
(45)【発行日】2022-11-18
(54)【発明の名称】サービスオブジェクトを表示しかつマップデータを処理する方法、クライアント及びサーバ
(51)【国際特許分類】
G06F 16/29 20190101AFI20221111BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20221111BHJP
【FI】
G06F16/29
G06F3/0481
(21)【出願番号】P 2019538489
(86)(22)【出願日】2018-01-05
(86)【国際出願番号】 CN2018071528
(87)【国際公開番号】W WO2018133679
(87)【国際公開日】2018-07-26
【審査請求日】2020-12-17
(31)【優先権主張番号】201710033436.4
(32)【優先日】2017-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スーユー レン
【審査官】早川 学
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-78253(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105824898(CN,A)
【文献】特開2007-199979(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06F 3/0481
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスオブジェクトを表示する方法において、データベースが提供され、前記データベースは、サービスオブジェクトと様々な地理的区分の少なくとも1つのサブ区分との関連関係を格納する、方法であって、
マップ表示エリア及び地理的区分表示エリアを備えるフィルタリングインタフェースを提供することであって、前記地理的区分表示エリアは、少なくとも1つの地理的区分及び複数のサブ区分に対応する記述情報を表示し、目的の都市のマップが前記マップ表示エリアに表示され、前記目的の都市の前記マップは、前記複数のサブ区分に対応する地域範囲を表示する、前記提供することと、
ユーザが選択した地理的区分及びサブ区分の情報を受信することと、
前記ユーザが選択した前記サブ区分に関連するサービスオブジェクトを、前記サービスオブジェクトと前記サブ区分との前記関連関係にしたがって表示することとを含み、
前記マップ表示エリアに表示される地域範囲の数が予め設定された閾値より多いとき、さらに、
表示される地域範囲を少なくとも2つの地域範囲のサブセットに分割することであって、前記地域範囲のサブセットの各々に含まれる前記地域範囲の数は、予め設定された閾値以下である、前記分割することと、
前記マップ表示エリアに、前記地域範囲のサブセットのうち1つのサブセットの地域範囲を表示し、前記ユーザが発行したコンテンツリフレッシュ命令を受信した後で、別の地域範囲のサブセットの地域範囲を表示することとを含む、前記方法。
【請求項2】
フィルタリングコントロールを備えるサービスオブジェクトのリストページを提供することと、
前記フィルタリングコントロールがクリックされると、フィルタリングインタフェースを呼び出すこととをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サブ区分及び前記マップ表示エリアにおける前記サブ区分に対応する地域範囲が、同時に選択され、または、同時に選択解除される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記地域範囲及び前記複数のサブ区分が、それぞれの場所識別子を備え、同一の地理的地域を特定する地域範囲及びサブ区分は、同一の場所識別子を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記地域範囲が、少なくとも2つの背景色に関連付けられ、それに応じて、さらに、
前記マップ表示エリアにおいて前記ユーザが選択した地域範囲情報を受信することと、
予め設定された地域範囲が選択されると、前記予め設定された地域範囲を第1の背景色で提示することと、
前記予め設定された地域範囲が選択されないと、前記予め設定された地域範囲を第2の背景色で提示することとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
地域範囲の表示形態が、現在の地理的区分に関連付けられ、それに応じて、さらに、
前記ユーザから、第1の地理的区分から第2の地理的区分へ切り替えるための動作命令を受信することと、
前記動作命令にしたがって、前記マップ表示エリアにおける地域範囲を第1の表示形態から第2の表示形態へ切り替えることとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
各サブ区分が、フィルタリング識別子及び注釈情報を備え、前記注釈情報は、前記フィルタリング識別子の選択頻度パラメータ及び/または前記フィルタリング識別子に対応する検索結果パラメータを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記地理的区分表示エリアにおけるサブ区分が、前記選択頻度パラメータにしたがってソートされる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
さらに、
前記ユーザが選択した目的のサブ区分を受信することと、前記目的のサブ区分に対する検索結果ページを表示することであって、前記検索結果ページは、少なくとも1つのサービスオブジェクトを備え、各サービスオブジェクトは、サービスオブジェクト識別子及び前記目的のサブ区分に合わせられたコメント情報を備える、前記表示することとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記コメント情報が、コメントラベル及び前記コメントラベルに対応するコメント数を備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記サービスオブジェクトに表示されるコメント情報の量が、予め設定された閾値より多いとき、さらに、
各コメント情報を、前記コメント情報におけるそれぞれのコメント数に基づいて順序付けすることと、
目的のコメント情報の量を、前記順序付けされた、前記予め設定された閾値に対応するコメント情報から抽出することと、前記サービスオブジェクトに前記目的のコメント情報を表示することとを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記サービスオブジェクトが、さらに、前記コメント情報を公開しているユーザの数と前記サービスオブジェクトを用いているユーザの総数との比率を備える、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記記述情報が、前記地理的区分の名前情報及び前記サブ区分の名前情報を備え、前記地理的区分の前記名前情報は、前記サブ区分のタイプを表すのに用いられ、前記サブ区分の前記名前情報は、前記サブ区分の地理的位置を表すのに用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
サービスオブジェクトを表示する方法であって、
クライアントによって、マップ及び地理的区分表示エリアを含むフィルタリングインタフェースを表示することであって、前記マップは複数の地域範囲に分割され、前記地理的区分表示エリアは、少なくとも1つの地理的区分及び複数の対応するサブ区分を含み、前記サブ区分は、前記マップにおける前記複数の地域範囲のうちの1つに対応し、前記サブ区分の各々は、サービスオブジェクトセットを指し、各サービスオブジェクトセットにおけるサービスオブジェクトの地理的位置は、各サブ区分に対応する地域範囲に位置する、前記表示することを含み、
前記マップに表示される地域範囲の数が予め設定された閾値より多いとき、さらに、
表示される地域範囲を少なくとも2つの地域範囲のサブセットに分割することであって、前記地域範囲のサブセットの各々に含まれる前記地域範囲の数は、予め設定された閾値以下である、前記分割することと、
前記マップに前記地域範囲のサブセットのうちの1つのサブセットの地域範囲を表示することと、ユーザが発行したコンテンツリフレッシュ命令を受信した後で、別の地域範囲のサブセットの地域範囲を表示することとを含む、前記方法。
【請求項15】
フィルタリングコントロールを備えるサービスオブジェクトのリストページを前記クライアントによって提供することと、
前記フィルタリングコントロールがクリックされると、前記フィルタリングインタフェースを前記クライアントによって表示することとをさらに含む、請求項
14に記載の方法。
【請求項16】
前記地域範囲が、少なくとも2つの背景色に関連付けられ、それに応じて、さらに、
前記マップにおいてユーザが選択した地域範囲情報を受信することと、
予め設定された地域範囲が選択されると、前記予め設定された地域範囲を第1の背景色で表示することと、
前記予め設定された地域範囲が選択されないと、前記予め設定された地域範囲を第2の背景色で表示することとを含む、請求項
14に記載の方法。
【請求項17】
前記地域範囲の表示形態が、現在の地理的区分に関連付けられ、それに応じて、さらに、
ユーザから、第1の地理的区分から第2の地理的区分へ切り替えるための動作命令を受信することと、
前記動作命令にしたがって、前記マップにおける前記地域範囲を第1の表示形態から第2の表示形態へ切り替えることとを含む、請求項
14に記載の方法。
【請求項18】
ユーザが選択した目的のサブ区分を前記クライアントによって受信することと、前記目的のサブ区分に対する検索結果ページを表示することであって、前記検索結果ページは、少なくとも1つのサービスオブジェクトを備え、各サービスオブジェクトは、サービスオブジェクト識別子及び前記目的のサブ区分に合わせられたコメント情報を備える、前記表示することとをさらに含む、請求項
14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、その全体が参照により本明細書に援用される、「サービスオブジェクトを表示しかつマップデータを処理する方法、クライアント及びサーバ」と題された2017年1月18日に出願された中国特許出願第201710033436.4号に対して優先権を主張する。
【0002】
本出願は、コンピュータ技術の分野に関し、より詳細には、サービスオブジェクトを表示しかつマップデータを処理する方法、クライアント及びサーバに関する。
【背景技術】
【0003】
インテリジェントターミナルの継続的な開発と共に、スマートターミナル上で動作するアプリケーションは常に改良されている。現在、ユーザは、スマートターミナル上で動作するアプリケーションを介して、インスタントメッセージ、マップナビゲーション、メールチェック及びホテル予約などといった様々な動作を行うことができる。
【0004】
現在、ホテル予約機能を実装し得るアプリケーションは、一般に、フィルタリング条件にしたがって、ユーザが選択したフィルタリング条件を満たす様々な検索情報を表示することができる。例えば、ユーザは、アプリケーションにおいて、ホテルチェックイン及び出発の日を入力し、所望の滞在場所を選択することができる。
図1を参照すると、アプリケーションは、ユーザに、星価格、ホテルの場所などといったフィルタリングラベルを提供することができる。ユーザが、ホテルの場所に関連するフィルタリングラベルをクリックすると、対応するフィルタリングのフローティングウィンドウが現在のページ上に出現し得る。フィルタリングのフローティングウィンドウにおいて、例えば商業地区、行政区、地下鉄路線などといった個々の地理的地域の集合に区切ることができる。ユーザが地理的地域の集合の少なくとも1つのサブ規模を選択し、確認をクリックすると、アプリケーションは、少なくとも1つのサブ規模に合致する検索情報をユーザに表示し得る。
【0005】
上記から理解され得るように、現在、ホテル予約が行われるとき、アプリケーションは、通常、地理的地域を示す名前のみをユーザに提示する。ユーザが目的地に不案内である場合、選択された地理的地域が正確にはどこにあるのかを把握することができない場合が多い。この場合、ユーザは、ロケーションクエリを実行するためにマップアプリケーションに切り替える必要がある、または、ホテルの詳細ページでマップ上におけるホテルの実際の場所を確認する必要がある。理解され得るように、現在のアプリケーションによってユーザに提供されるフィルタリング情報はあまりにも単一であり、ユーザの実際のニーズを満たさない。
【発明の概要】
【0006】
本出願の実施形態は、ユーザの動作ステップを減らすように、より充実したフィルタリング情報をユーザに提供することができる、サービスオブジェクトを表示しかつマップデータを処理する方法、クライアント及びサーバを提供することを目的とする。
【0007】
上記の目的を達成するために、本出願の実施形態は、データベースが提供される、サービスオブジェクトを表示する方法を提供する。データベースは、サービスオブジェクトと様々な分割規模の少なくとも1つのサブ規模との関連関係を格納する。方法は、マップ表示エリア及び規模分割表示エリアを含むフィルタリングインタフェースを提供することであって、規模分割表示エリアは、少なくとも1つの分割規模及び複数のサブ規模に対応する記述情報を表示する、提供することと、複数のサブ規模に対応する地域範囲を表示している目的の都市のマップを、マップ表示エリアに表示することと、ユーザが選択した分割規模及びサブ規模の情報を受信することと、ユーザが選択したサブ規模に関連するサービスオブジェクトを、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係にしたがって表示することとを含む。
【0008】
上記の目的を達成するために、本出願の実施形態は、さらに、クライアントを提供する。クライアントは、メモリ、プロセッサ及びディスプレイを含み、メモリは、データベースを提供しかつプロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムを格納するように構成され、データベースは、サービスオブジェクトと様々な分割規模の少なくとも1つのサブ規模との関連関係を格納し、ディスプレイは、ページ情報を表示するように構成され、プロセッサは、コンピュータプログラムが実行されると、マップ表示エリア及び規模分割表示エリアを含むフィルタリングインタフェースをディスプレイを介して提供するステップであって、規模分割表示エリアは、少なくとも1つの分割規模及び複数のサブ規模に対応する記述情報を表示する、提供するステップと、複数のサブ規模に対応する地域範囲を表示している目的の都市のマップを、マップ表示エリアに表示するステップと、ユーザが選択した分割規模及びサブ規模の情報を受信するステップと、ユーザが選択したサブ規模に関連するサービスオブジェクトを、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係にしたがって、ディスプレイを介して表示するステップとを実装するように構成されている。
【0009】
上記の目的を達成するために、本出願の実施形態は、さらに、目的の都市のマップデータを提供する、マップデータを処理する方法を提供する。方法は、各々が少なくとも1つのサブ規模に対応する少なくとも1つの分割規模を提供することと、様々な分割規模にしたがって、目的の都市のマップ上で分割規模の少なくとも1つのサブ規模に対応する地域範囲を判定することと、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係を、サービスオブジェクトと地域範囲の地理的関係情報間の位置関係にしたがって判定することであって、サブ規模は、サブ規模がクライアントに提供されクリックされた後で、サブ規模に関連するサービスオブジェクトの情報を表示するのに用いられる、判定することとを含む。
【0010】
上記の目的を達成するために、本出願の実施形態は、さらに、サーバを提供する。サーバは、メモリ、プロセッサ及びネットワーク通信ポートを含み、ネットワーク通信ポートは、ネットワークデータ通信を行うように構成され、メモリは、目的の都市のマップデータを提供しかつプロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムを格納するように構成され、プロセッサは、コンピュータプログラムが実行されると、各々が少なくとも1つのサブ規模に対応する少なくとも1つの分割規模を提供するステップと、様々な分割規模にしたがって、目的の都市のマップ上で分割規模の少なくとも1つのサブ規模に対応する地域範囲を判定するステップと、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係を、サービスオブジェクトと地域範囲の地理的関係情報間の位置関係にしたがって判定するステップであって、サブ規模は、サブ規模がクライアントにネットワーク通信ポートを通して提供されクリックされた後で、サブ規模に関連するサービスオブジェクトの情報を表示するのに用いられる、判定するステップとを実装する。
【0011】
上記の目的を達成するために、本出願の実施形態は、さらに、サービスオブジェクトを表示する方法を提供する。方法は、マップ及び分割規模表示エリアを含むフィルタリングインタフェースをクライアントによって表示することであって、マップは、複数の地域範囲に分割され、分割規模表示エリアは、少なくとも1つの分割規模及び複数の対応するサブ規模を含み、サブ規模は、マップの複数の地域範囲の1つに対応し、サブ規模の各々は、サービスオブジェクトセットを指し、各サービスオブジェクトセットにおけるサービスオブジェクトの地理的位置は、各サブ規模に対応する地域範囲に位置する、表示することを含む。
【0012】
上記の目的を達成するために、本出願の実施形態は、さらに、クライアントを提供する。クライアントは、メモリ、プロセッサ及びディスプレイを含み、ディスプレイは、ページ情報を表示するように構成され、メモリは、プロセッサによって実行可能であるコンピュータプログラムを格納するように構成され、プロセッサは、コンピュータプログラムが実行されると、マップ及び分割規模表示エリアを含むフィルタリングインタフェースをディスプレイを介して表示するステップであって、マップは、複数の地域範囲に分割され、分割規模表示エリアは、少なくとも1つの分割規模及び複数の対応するサブ規模を含み、サブ規模は、マップの複数の地域範囲の1つに対応し、サブ規模の各々は、サービスオブジェクトセットを指し、各サービスオブジェクトセットにおけるサービスオブジェクトの地理的位置は、各サブ規模に対応する地域範囲に位置する、表示するステップを実装する。
【0013】
本出願の実施形態によって提供されるサービスオブジェクトを表示する方法、マップデータを処理する方法、クライアント及びサーバは、マップ表示エリア及び分割規模表示エリアを同時にユーザに提供することができる。かくして、ユーザは、マップ表示エリアにおいて地域範囲を選択することによって、または、分割規模表示エリアにおいてサブ規模を選択することによって、フィルタリング条件(複数可)を定義することができる。選択プロセス中に、ユーザは、ロケーションクエリの更なる動作を行う必要なく、選択された地理的地域が都市のどこに位置するかを把握することができる。
【0014】
本出願の実施形態または既存の技術の技術的な解決策をより明確に例示するために、実施形態または既存の技術の説明で用いられる添付の図面は、本明細書中で簡潔に記載される。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本出願に記載された一部の実施形態を表すにすぎない。これらの添付の図面に基づいて、当業者は、独創的に努力することなく、他の図面も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】既存の技術におけるホテル予約のページ表示図である。
【
図2】本出願の実施形態による、サービスオブジェクトを表示する方法の流れ図である。
【
図3】本出願の実施形態による地域範囲の一形態の表示図である。
【
図4】本出願の実施形態による地域範囲の別の形態の表示図である。
【
図5】本出願の実施形態による、分割規模表示エリアにおいてサブ規模をロードする概略図である。
【
図6】本出願の実施形態による、分割規模表示エリアにおいてサブ規模をロードする別の概略図である。
【
図7】本出願の実施形態による検索結果ページの概略図である。
【
図8】本出願の実施形態によるクライアントの概略構造図である。
【
図9】本出願の実施形態によるマップデータを処理する方法の流れ図である。
【
図10】本出願の実施形態によるサーバの概略構造図である。
【
図11】本出願の実施形態によるクライアントの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
当業者が本出願における技術的な解決策をより良く理解することを可能にするために、本出願の実施形態における技術的な解決策は、本出願の実施形態における添付図面を参照して、本明細書中以下に明確かつ完全に説明される。実施形態は、本出願の実施形態の全てではなく一部のみを表す。独創的に努力せずに本出願の実施形態に基づいて当業者によって得られる他の全ての実施形態は、本出願の保護範囲内にあるものとする。
【0017】
本出願の実施形態は、サービスオブジェクトを表示する方法を提供する。方法は、クライアントに適用することができる。本実施形態において、クライアントは、ページ情報を表示する電子デバイスであり得る。具体的には、クライアントは、例えば、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、スマートフォン、デジタル補助装置、スマートウェアラブルデバイス、ショッピングガイド端末、ネットワークアクセス機能付きテレビなどであり得る。代替として、クライアントは、上記の電子デバイスで動作可能なソフトウェアでもあり得る。具体的には、クライアントは、電子デバイスにおけるブラウザであり得、ブラウザは、ホテル予約プラットフォームによって提供されるアクセスポータルでロードされ得る。ホテル予約プラットフォームは、例えばCtripウェブサイト、Home Innウェブサイト、Hantingウェブサイトなどであり得る。アクセスポータルは、ホテル予約プラットフォームのホームページであり得る。クライアントは、ホテル予約プラットフォームによって提供される、スマートターミナル上で動作するアプリケーションでもあり得る。例えば、アプリケーションは、Ctripトラベル、モバイルHome Inn、Ivmamaトラベルなどであり得る。
【0018】
図2を参照すると、本出願の実施形態によるサービスオブジェクトを表示する方法が提供される。方法では、データベースが提供され得る。データベースは、サービスオブジェクトと様々な分割規模の少なくとも1つのサブ規模との関連関係を格納する。方法は、以下のステップを含み得る。
【0019】
ステップS1:マップ表示エリア及び分割規模表示エリアを含むフィルタリングインタフェースを提供し、少なくとも1つの分割規模及び複数のサブ規模に対応する記述情報が分割規模表示エリアに表示され、目的の都市のマップがマップ表示エリアに表示され、複数のサブ規模に対応する地域範囲が、目的の都市のマップに表示される。
【0020】
本実施形態において、ユーザが予備フィルタリング条件を入力後、クライアントは、サービスオブジェクトのリストページをユーザに提供し得る。予備フィルタリング条件は、滞在する都市、チェックイン期間などであり得る。例えば、ユーザは、クライアントにおいて、都市を北京、チェックイン期間を9月23日から9月24日と入力する。この方法で、クライアントは、サービスオブジェクトのリストページをユーザに提供することができる。サービスオブジェクトのリストページにおいて、距離、スコア、値段などといった因子にしたがって、各検索項目を順序付けすることができる。サービスオブジェクトのリストページには、複数のフィルタリングコントロールも含まれ得る。フィルタリングコントロールは、例えば、推薦ランキング、星評価、ホテルの場所などを含み得る。本実施形態において、フィルタリングコントロールがクリックされると、フィルタリングインタフェースが起動され得る。例えば、ホテルの場所がクリックされると、
図3及び4に示すようなフィルタリングインタフェースがクライアントにおいて表示され得る。
【0021】
図3及び
図4を参照すると、本実施形態において、マップ表示エリア及び分割規模表示エリアがフィルタリングインタフェースに含まれ得る。マップ表示エリアは、目的の都市のマップを表示するのに用いられるデータコンテナであり得る。マップ表示エリアに表示されるマップは、ユーザとインタラクトすることができる。具体的には、ユーザは、クリック、ドラッグ及び2本指でのスワイプなどの一般的なジェスチャによって、マップの表示位置及び表示サイズを調整することができる。
【0022】
本実施形態において、フィルタリングインタフェースは、さらに、分割規模表示エリアを含み得る。分割規模表示エリアは、目的の都市の様々な地理的地域に対するエントリを表示するのに用いることができる。具体的には、分割規模表示エリアには、少なくとも1つの分割規模が含まれ得る。分割規模は、例えば、行政区、地下鉄路線、観光名所ポイント、商業地区、病院、大学などを含み得る。各分割規模には、より具体的なサブ規模が含まれ得る。例えば、観光名所ポイントには、天安門広場、紫禁城及び北京動物園などといった具体的な観光名所ポイントが含まれ得る。
【0023】
本実施形態において、各分割規模及び対応するサブ規模は、記述情報を用いて表示され得る。記述情報は、分割規模の名前情報及びサブ規模の名前情報を含み得る。分割規模の名前情報は、サブ規模のタイプを表すのに用いられ得る。例えば、分割規模の名前情報は、学校、病院、商業地区などであり得る。サブ規模の名前情報は、サブ規模の地理的位置を表すのに用いられ得る。例えば、サブ規模の名前情報は、天安門、八達嶺、紫禁城などであり得る。
【0024】
本実施形態において、各サブ規模は、サービスオブジェクトセットを指し得る。サービスオブジェクトセットに含まれるサービスオブジェクトは、異なるアプリケーションに対してやはり異なり得る。例えば、現在のクライアントにおけるアプリケーションがホテル予約の機能を実装し得る場合、サービスオブジェクトセットは、各ホテルの情報を含み得る。別の例では、現在のクライアントにおけるアプリケーションが映画館検索の機能を実装し得る場合、サービスオブジェクトセットは、各映画館の情報を含み得る。したがって、本実施形態において、サービスオブジェクトセットは、地理的位置情報を有するサービスオブジェクトのセットであり得る。このようにして、サブ規模によって指されるサービスオブジェクトセットにおける各サービスオブジェクトは、サブ規模と関連関係を有し得る。この関連関係は、データベースに格納することができる。データベースは、独立したサーバに配置され得、または、ダウンロード及び更新によりクライアントに格納され得る。本出願は、データベースの実装の形態を限定しない。
【0025】
本実施形態において、各サービスオブジェクトセットは、少なくとも1つのサブ規模によって特定される地理的地域に位置するサービスオブジェクト(複数可)を含み得る。例えば、サブ規模が「天安門」である場合、そうしたサブ規模によって特定される地理的地域は、天安門から5キロメートル内のエリアであり得る。この場合、このサブ規模によって特定される地理的地域に位置するサービスオブジェクトは、天安門から5キロメートル内に位置するホテル、KTV、映画館、銀行などであり得る。
【0026】
本実施形態において、地理的地域を特定するのに用いられる少なくとも1つの地域範囲が、マップ表示エリアに表示され得る。マップ表示エリアにおける地域範囲は、分割規模表示エリアにおけるサブ規模に対応し得る。具体的には、分割規模表示エリアにおけるサブ規模が天安門である場合、マップ表示エリアも、天安門の地域範囲を有し得、地域範囲は、天安門のサブ規模に対応する。この種の対応関係は、サブ規模及びマップ表示エリアにおけるサブ規模に対応する地域範囲を同時に選択または同時に選択解除する機能に反映される。
【0027】
具体的には、本実施形態において、地域範囲は、マップ上に表示されユーザとインタラクト可能であるコントロールを指し得る。本実施形態において、地域範囲は、マップ上で地理的地域を特定するのに用いることができる。地域範囲による地理的地域の特定には、地理的地域の範囲に適合された地域範囲または地理的地域に位置している地域範囲の形状が含まれ得る。具体的には、地理的地域は、通常、マップ上で地域位置として出現するとき一定の被覆範囲を有する。このとき、地理的地域を特定する地域範囲は多角形として表され得、この多角形の形状は、地域位置の形状に合わせられ得る。例えば、行政区の分割規模は、東直門、前門及び鼓楼などといった地域位置を含み得る。この場合、これらの行政区を特定するエリアは、対応する行政区を概ね被覆することができる多角形であり得る。加えて、地理的地域がマップ上で点位置として出現するとき、そうした地理的地域を特定する地域範囲も点として表され得る。かくして、地域範囲は、対応する地理的地域に位置し得る。例えば、天安門、紫禁城及び北京動物園などの観光名所ポイントの分割規模において、天安門、紫禁城及び北京動物園などの観光名所ポイントは実際のところ一定のエリアを占めるが、これらの観光名所ポイントのサイズは、行政区と比較するとマップ上に点位置として出現し得る。したがって、これらの観光名所ポイントを特定するエリアは、相対的に小さなエリアを有するドット状の地域範囲であり得る。これらのドット状の地域範囲は、対応する観光名所ポイントに位置し得る。
【0028】
実用に際して、マップはユーザのインタラクティブなジェスチャにしたがってスケーリングされ得るので、各地理的地域の被覆エリアは、異なるスケーリング比率において異なることに留意すべきである。かくして、上述のような観光名所ポイントの位置が拡大されると、それによって占められる被覆エリアは、マップ表示エリアの大きな面積を占め得る。この場合、もともと観光名所ポイントを特定するのに用いられるドット状のエリアの範囲は、ブロック状の地域範囲に変換され得る。同様に、そうしたブロック状の地域範囲のサイズは、拡大された観光名所ポイントのエリアに合致され得る。同様に、マップ表示エリアにおけるマップが縮小されると、それに応じて、元のブロック状の地域範囲もドット状の地域範囲に変換することができる。
【0029】
本実施形態において、マップ表示エリア及び分割規模表示エリアは、同一ページに含まれ得る。マップ表示エリア及び分割規模表示エリアのサイズ及び位置は、このページで、前もって構成され得る。例えば、マップ表示エリアは、分割規模表示エリアの上部に配置され得る。分割規模表示エリアに当初表示されるサブ規模の数及びリフレッシュごとに新しく追加されるサブ規模の数もまた、前もって構成され得る。例えば、分割規模表示エリアに表示されるサブ規模の当初の数は5であってもよく、新しいサブ規模の数は5であってもよい。この方法では、フィルタリングインタフェースが当初表示されるとき、5つのサブ規模が、分割規模表示エリアに表示され得る。
図5を参照すると、ユーザは、フィルタリングインタフェースを上方にまたは下方にドラッグすることによって、より多くのサブ規模を分割規模表示エリア内にロードすることができる。明らかに、サブ規模を分割規模表示エリア内にロードする他の方法も存在し得る。例えば、
図6を参照すると、分割規模表示エリアの底部に、「さらにロード」という文字が表示され得る。ユーザがその文字をクリックすると、続きのサブ規模が表示され得る。したがって、本出願は、より多くのサブ規模を分割規模表示エリア内にロードする方法にいかなる限定も課さない。より多くのサブ規模がロードされた後、ユーザは、フィルタリングインタフェースをスライドダウンすることによって、これらの追加のサブ規模に目を通すことができる。
【0030】
ロードされたサブ規模の数が増えるにつれ、ユーザがフィルタリングインタフェースを下方にブラウズすると、マップ表示エリアに表示されるマップが、徐々に現在のページから消え得る。このことは、ユーザが、マップでサブ規模の実際の位置を判定するのにおいて不利益となり得る。よって、本出願の別の実施形態において、マップ表示エリア及び分割規模表示エリアは、異なるページにも配置され得る。マップ表示エリアは、クライアントのディスプレイにおいて常に固定位置に表示され得、分割規模表示エリアにおけるサブ規模の上方または下方ナビゲーションは、ページをスライドさせることによって行われ得る。分割規模表示エリアがスライドされている間、マップ表示エリアの位置は、常に同じであり得る。このようにして、ユーザが分割規模表示エリアをどのようにスライドさせても、マップ表示エリアを常にクライアントのディスプレイ上で見ることができ、かくして、ユーザが、マップにおいて各サブ規模の実際の位置を見ることが支援される。
【0031】
本実施形態において、マップ表示エリアにおける地域範囲及び分割規模表示エリアにおけるサブ規模は、関連関係を有し得る。具体的には、同一の地理的地域を特定する地域範囲及びサブ規模は、互いと関連付けられ得る。例えば、マップ表示エリアにおいて、東直門行政区を特定する地域範囲は、分割規模表示エリアにおける東直門の文字を含むサブ規模に関連付けられ得る。関連付けられている地域範囲及びサブ規模は、同時に選択され得、または、同時に選択解除され得る。
【0032】
本実施形態において、マップ表示エリアにおける地域範囲は、分割規模表示エリアにおけるサブ規模と1対1で対応し得る。例えば、分割規模表示エリアが5つのサブ規模を含む場合、それに対応する5つの地域範囲のみがマップ表示エリアに表示され得る。より多くのサブ規模が分割規模表示エリア内にロードされると、これらの新しくロードされたサブ規模に対応する地域範囲のみが、マップ表示エリアに表示され得る。代替として、ロードされている全てのサブ規模に対応する地域範囲も表示され得る。代替として、現在表示されている地域範囲の数が予め設定された限定値に達すると、現在表示されている地域範囲はクリアされ、新しくロードされたサブ規模に対応する地域範囲が表示される。
【0033】
ステップS3:ユーザが選択した分割規模及びサブ規模の情報を受信する。
【0034】
本実施形態において、ユーザが選択した分割規模及びサブ規模の情報は、ユーザがマップ表示エリアにおける地域範囲とインタラクトしている、または、分割規模表示エリアにおける分割規模及びサブ規模とインタラクトしていることを示し得る。マップ表示エリアにおける地域範囲が選択されると、地域範囲によって特定される同一の地理的地域のサブ規模も自動的に選択される。同様に、分割規模表示エリアにおけるサブ規模が選択解除されると、サブ規模と同一の地理的地域を特定する地域範囲も自動的に選択解除される。
【0035】
本実施形態において、マップ表示エリアにおける地域範囲の初期状態は選択解除されていてもよい。ユーザが地域範囲を一度クリックすると、地域範囲の状態を「選択済み」に変えることができる。ユーザが地域範囲を再度クリックすると、地域範囲の状態を「未選択」に再度変えることができる。このようにして、ユーザは、地域範囲をクリックすることによって、地域範囲に対応する状態を変えることができる。
【0036】
本実施形態において、ユーザは、分割規模表示エリアにおいて分割規模をクリックして、現在表示されるサブ規模のタイプを選択することができる。例えば、ユーザが「商業地区」をクリックすると、現在表示されるサブ規模は、目的の都市における各目的の商業地区の地理的位置の名前となり得る。さらに、ユーザは、サブ規模が選択され得るように、続けて現在の分割規模におけるサブ規模をクリックし得る。
【0037】
本実施形態において、地理的地域のテキスト記述を含むことに加え、サブ規模は、サブ規模が選択されているかどうかを示すのに用いられるコントロールも含み得る。サブ規模が選択されているかどうかを示すのに用いられるコントロールは、地理的地域のテキスト記述に対応するチェックボックスであり得る。各チェックボックスの初期状態は空白であり得、選択されていないことを示す。ユーザがチェックボックスを一度クリックすると、選択されていることを示す記号がチェックボックスに出現する。記号は、例えば、フック、フォークまたは他の定義済みの記号であり得る。ユーザがチェックボックスを再度クリックすると、チェックボックスにおける記号は消え、チェックボックスは再度空白になり、選択されていないことを示す。
【0038】
上記から理解され得るように、ホテルの位置を判定するとき、ユーザは、マップ表示エリアにおいて地域範囲をクリックすることによって、地理的地域を直接選択することができ、または、分割規模表示エリアにおいてサブ規模とインタラクトすることによって、地理的地域を選択することができる。このようにして、ユーザは、他のマップアプリケーションを用いて地理的地域の検索を行うことを必要とせず、選択された地理的地域が都市において正確にはどこに位置するかをリアルタイムで把握することができる。
【0039】
ステップS5:ユーザが選択したサブ規模に関連するサービスオブジェクト(複数可)を、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係にしたがって表示する。
【0040】
本実施形態において、各サブ規模は、サービスオブジェクトの各セットを指し得る。したがって、サブ規模が選択された後、選択されたサブ規模に関連するサービスオブジェクト(複数可)が、サービスオブジェクト(複数可)とサブ規模との関連関係にしたがってユーザに表示され得る。
【0041】
本実施形態において、フィルタリングインタフェースにおいて目的のサブ規模を選択した後で、ユーザは、検索に用いるボタンをクリックすることができる。検索に用いるボタンは、例えば、「確認」、「検索」、「クエリ」などであり得る。検索に用いるボタンをクリックした後、クライアントは、目的のサブ規模に対する検索結果ページを表示することができる。本実施形態において、目的のサブ規模に対する検索結果ページは、目的のサブ規模に適合する検索結果ページにおけるサービスオブジェクトを示し得る。例えば、ユーザがフィルタリングインタフェースにおいてサブ規模「天安門」を選択した場合、クライアントは、ユーザが検索に用いるボタンをクリックした後、「天安門」のサブ規模を満たすホテル検索結果ページをユーザに表示することができる。具体的には、天安門を中心として5キロメートル内の様々なホテルがホテル検索結果ページにおいてユーザに表示され得る。各サービスオブジェクトは、サービスオブジェクト識別子を含み得る。サービスオブジェクト識別子は、ホテル、KTV、映画館などといったそれぞれのサービスオブジェクトの名前であり得、サービスオブジェクト識別子は、サービスオブジェクトのマネージャによって前もって編集され得る。
【0042】
ホテルの問い合わせは、本出願の技術的な解決策を説明するにおいて上記で例として用いられることに留意すべきである。当業者は、この種の例は単に技術的な解決策を示すためであることを意図すること、及び本出願の技術的な解決策はホテルの問い合わせのそのような簡単なシナリオに限定されないことを理解すべきである。本出願の技術的な解決策はまた、本出願の保護範囲内にやはりある映画館の問い合わせ、ゲームルームの問い合わせ、KTVの問い合わせなどといった、地理的地域に関するクエリを含む任意のシナリオにも適用することができると考えられる。
【0043】
本出願の実施形態において、地域範囲及びサブ規模は、各々、場所識別子を含み得、場所識別子は、定義済みの数または文字であり得る。例えば、現在のマップ表示エリアは、計5つの地域範囲を有し、分割規模表示エリアもまた、5つのサブ規模を含む。この場合、5つの地域範囲の位置識別子は、それぞれ1~5であり得る。同様に、5つのサブ規模の位置識別子もまた、それぞれ1~5であり得る。本実施形態において、地理的地域の一貫性を確保するために、同一の地理的地域を特定する地域範囲及びサブ規模は、同一の場所識別子を有し得る。例えば、天安門の地理的地域及びサブ規模を特定する場所識別子は、bであり得る。
【0044】
本出願の実施形態において、いずれの地域範囲が選択されいずれの地域範囲が選択されていないかを明確に区別可能とするために、少なくとも2つの背景色が各地域範囲に対して関連付けられ得る。本実施形態において、マップ表示エリアにおいてユーザが選択した地域範囲情報が受信され得る。地域範囲情報は、ユーザが選択している地域範囲及び選択していない地域範囲を規定し得る。具体的には、予め設定された地域範囲が選択されると、予め設定された地域範囲は、第1の背景色で提示され得る。予め設定された地域範囲が選択されないと、予め設定された地域範囲は、第2の背景色で提示され得る。第1の背景色と第2の背景色は異なる。例えば、地域範囲は、選択されないと、マップ表示エリアにおいて青色であり得る。選択されると、地域範囲は赤色で示され得る。このようにして、ユーザがテキスト記述を含むサブ規模を選択すると、対応する地域範囲が赤色で示され得、ユーザは、現在選択されているサブ規模に対応する地理的地域が都市においてどこに位置するかを把握することができる。
【0045】
本出願の実施形態において、様々な地理的地域に対して、地域範囲の様々な表示形態が、マップ表示エリアにおいて地理的地域が占めるエリアにしたがって判定され得る。例えば、行政区における地理的地域の場合、マップ表示エリアにおけるそのエリアは通常大きい。したがって、このタイプの地理的地域の場合、ブロック状の地域範囲を利用することができる。ブロック状の地域範囲の輪郭は、地理的地域の輪郭と一致し得る。観光名所ポイントにおける地理的地域の場合、マップ表示エリアにおいてそれが占めるエリアは通常小さい。したがって、このタイプの地理的地域の場合、ドット状の地域範囲を利用することができる。ドット状の地域範囲は、対応する観光名所ポイントの位置に位置し得る。異なるタイプの地理的地域に対して、異なる分割規模を用いて区別をすることができる。分割規模は、例えば、行政区、観光名所ポイント、病院、大学などを含み得る。この場合、地域範囲の表示形態は、現在の分割規模に関連付けられ得る。
【0046】
本実施形態において、第1の分割規模から第2の分割規模へ切り替えるためのユーザの動作命令が受信され得る。この方法において、マップ表示エリアにおける地域範囲は、動作命令に応じて、第1の表示形態から第2の表示形態へ切り替えられ得る。第1の表示形態は、第1の分割規模と関連付けられ、第2の表示形態は、第2の分割規模と関連付けられる。例えば、行政区に関連するフィルタリング条件から観光名所ポイントに関連するフィルタリング条件へ切り替えるとき、マップ表示エリアにおける地域範囲は、ブロック状からドット状へ切り替えられ得る。
【0047】
本出願の実施形態において、マップ表示エリアに表示される地域範囲の数は、非常に多くなり得る。全てが表示されるとしたら、それは非常に煩雑なものとなり、ユーザが正確に選択を行うことは易くない。したがって、本実施形態において、マップ表示エリアに表示される地域範囲の数が予め設定された閾値より多いとき、表示される地域範囲は、少なくとも2つの地域範囲のサブセットに分割され得る。地域範囲のサブセットの各々に含まれる地域範囲の数は、予め設定された閾値以下である。本実施形態において、予め設定された閾値は、マップ表示エリアに同時に表示される地域範囲の最大数であり得る。表示される地域範囲の数がこの最大数より多いとき、地域範囲は、個別に分けて表示することができる。地域範囲の各まとまりは、地域範囲のサブセットに位置し得る。地域範囲のサブセットにおける各地域範囲を一度に表示することを可能にするために、地域範囲のサブセットが区切られるとき、各地域範囲のサブセットに含まれる地域範囲の数は、一度に表示するための、マップ表示エリアによって画定される地域範囲の最大数以下に設定され得る。
【0048】
本実施形態において、表示される地域範囲が少なくとも2つの地域範囲のサブセットに分割されるとき、各地域範囲のサブセットにおける地域範囲は、マップ表示エリアに1つずつ表示され得る。具体的には、地域範囲のサブセットのうち1つのサブセットの地域範囲がマップ表示エリアに表示され得、ユーザが発行したコンテンツリフレッシュ命令を受信すると、別の地域範囲のサブセットの地域範囲が表示される。
【0049】
本実施形態において、マップ表示エリアにおけるコンテンツをリフレッシュする方法は、分割規模表示エリアにおいてサブ範囲をリフレッシュすることによってリフレッシュを行うこと、または、マップ表示エリアにおけるリフレッシュボタンにしたがってリフレッシュを直接行うことを含み得る。具体的には、ユーザは、分割規模表示エリアをプルアップもしくはスライドダウンすることによって、または、分割規模表示エリアの底部の「さらにロード」という文字をクリックすることによって、より多くのサブ規模をロードする。例えば、5つの観光名所ポイントのサブ規模が、現在の分割規模表示エリアに表示され、同様に、対応する5つの地域範囲もマップ表示エリアに表示される。分割規模表示エリアがプルダウンされると、5つの残りの観光名所ポイントのサブ規模が、分割規模表示エリア内に続いてロードされ得、5つの当初の地域範囲は、マップ表示エリアからクリアされ得る。5つの最新のロードされた観光名所ポイントに対応する地域範囲のみが表示される。さらに、本実施形態において、リフレッシュボタンが、マップ表示エリアに前もって設定され得る。現在5つの観光名所ポイントの地域範囲がマップ表示エリアに表示される場合、ユーザがリフレッシュボタンをクリックすると、5つの観光名所ポイントの地域範囲をマップ表示エリアからクリアすることができ、5つの他の観光名所ポイントの地域範囲が表示される。リフレッシュされたコンテンツは、リフレッシュが分割規模表示エリアを通して行われようとも、リフレッシュがマップ表示エリアを通して行われようとも、マップ表示エリア及び分割規模表示エリアの両方で同期される必要があることに留意すべきである。例えば、マップ表示エリアにおいてリフレッシュボタンをクリックすることによって、5つの他の観光名所ポイントの地域範囲が表示される。この場合、これらの5つの観光名所ポイントに対応するサブ規模が、分割規模表示エリア内に自動的にロードされる。
【0050】
本実施形態において、表示される地域範囲は、様々な地理的地域にしたがって順序付けされ得る。具体的には、順序付けは、地理的地域のそれぞれの人気度、それぞれの訪問者の訪問数、観光名所ポイントのそれぞれのランキングレベルなどに基づいて行うことができる。この方法では、各まとまりの地域範囲及びサブ規模は、順序付けの結果にしたがって、マップ表示エリア及び分割規模表示エリアに順次表示することができる。明らかに、実用に際して、毎回のリフレッシュ後に、一定数の地域範囲及びサブ規模がランダムに表示され得るが、本出願で限定されるものではない。
【0051】
本出願の実施形態において、ユーザは、旅行計画を作成する際、所望の目的地を有するのみであり得、目的地における詳細なツーリング計画を有さない。この場合、ユーザにツーリング戦略をより良く提供するために、各サブ規模において地理的地域を示すのに用いられるフィルタリング識別子に加えて、各サブ規模に注釈情報も追加され得る。注釈情報は、フィルタリング識別子のそれぞれの選択頻度パラメータ及び/またはフィルタリング識別子の対応する検索結果パラメータを含み得る。
【0052】
本実施形態において、フィルタリング識別子は、地理的地域のテキスト記述であり得る。例えば、フィルタリング識別子は、天安門、紫禁城、北京動物園などであり得る。注釈情報は、フィルタリング識別子と共に表示されるテキスト情報であり得る。フィルタリング識別子の選択頻度パラメータは、フィルタリング識別子を含むサブ規模を選択するユーザ数とユーザ総数との比率であり得る。ユーザ総数は、現在選択されている目的地と同一の目的地を有するユーザの数を指し得る。例えば、現在選択されている目的地は北京であり、履歴データによれば北京を目的地とするユーザは150万人いる。例えば、140万人のユーザが天安門を含むサブ規模を選択しており、天安門の選択頻度パラメータは約93%であり得る。このようにして、フィルタリング識別子の選択頻度パラメータをサブ規模において追加することによって、ユーザは、目的地においていずれの場所が訪問者に相対的に人気があるかを直感的に理解することが可能になり、それによって、ユーザの地理的地域の選択が支援される。
【0053】
本実施形態において、フィルタリング識別子に対応する検索結果パラメータは、フィルタリング識別子に対応する位置エリアで利用可能なオプションの数及びオプションのそれぞれの価格情報を表し得る。例えば、ユーザは、ホテルの場所を選択するときに観光名所ポイントに関連する分割規模をクリックし、「計123のホテル、260ドルから」が、分割規模において紫禁城のフィルタリング識別子の下に表示され得、その「計123のホテル」は、選択が可能である紫禁城近くのホテルの数として用いることができ、「260ドルから」は、ホテルの価格情報を表すことができる。このようにして、フィルタリング識別子に対応する検索結果パラメータをサブ規模において追加することによって、ユーザに、最終的な検索を行うことなく、前もって一般的な検索情報を提供することができ、それによって、ユーザの地理的地域の選択がさらに支援される。
【0054】
本実施形態において、位置エリアにおいて利用可能なオプションの数は、位置エリアに含まれるオプションの数をカウントする、または、位置エリアを中心とした予め設定された半径の円形のエリアに含まれるオプションの数をカウントする方法でカウントされ得る。具体的には、位置エリアが、相対的に大きなエリアであるような行政区であるとき、位置エリアに含まれるオプションの数は直接カウントすることができる。位置エリアが紫禁城及び天安門のような観光名所である場合、含まれるオプションの数は、位置エリア近くの5キロメートルのエリアにおいてカウントすることができる。
【0055】
本出願の実施形態において、フィルタリング識別子の選択頻度パラメータがサブ規模において追加された後で、分割規模表示エリアにおけるサブ規模は、選択頻度パラメータにしたがって順序付けされ得る。具体的には、より高い選択頻度パラメータを有するサブ規模を、より目立つ位置に配置することができ、ユーザが、目的地のいずれのエリアがより人気があるのかを直感的に把握することができるようにする。
【0056】
具体的な適用シナリオでは、ユーザは、スマートフォンを用いてCtripトラベルを介してホテルの予約をする。Ctripトラベルを開いてから、ユーザは、ホームページ上でホテルラベルを選択することによってホテル予約システムに入ることができる。ホテル予約システムでは、ユーザは、目的の都市を北京、そして滞在期間を2016年9月26日から2016年9月28日と入力することができる。こうして、ユーザが確認ボタンをクリックすると、Ctripトラベルは、ホテルの予備検索ページにジャンプし得る。予備検索ページは、推薦での並び替え、星評価、ホテルの場所などに対するフィルタリングラベルを含み得る。ユーザは、ホテルの場所に関連するフィルタリングラベルをクリックすることができ、フィルタリングインタフェースのフローティングウィンドウが現在のページにポップアップされ得る。北京のマップ及びマップ下部の様々な場所のサブ規模が、フィルタリングインタフェースに表示される。各場所のサブ規模は、行政区、観光名所ポイント、商業地区、病院及び学校の分割規模にしたがってカテゴライズされる。ユーザは、観光名所ポイントに関連する分割規模をクリックし、このタイプは、天安門、紫禁城及び北京動物園などといった観光名所ポイントのサブ規模を含み得る。各観光名所ポイントは、マップにおいて、対応するドット状のエリアを有する。観光名所ポイントの各サブ規模はまた、「22%が選択、123のホテル、456ドルから」というある種の文字も有し得、北京を目的地とするユーザの22%がこの観光名所ポイントを選択しており、この観光名所ポイントの5km内に123のホテルがあり、ホテルの最低価格は456ドルであることを示す。こうして、ユーザは、興味のある観光名所ポイントのサブ規模を選択することができる。観光名所ポイントのサブ規模が選択されると、選択された観光名所ポイントが北京のどこに位置するかをユーザが分かるように、マップ上の観光名所ポイントに関連する地域範囲も同時に選択される。
【0057】
本出願の実施形態において、クライアントは、ユーザが選択した目的のサブ規模をさらに受信し得、その目的のサブ規模に対する検索結果ページを表示し得る。検索結果ページは、少なくとも1つのサービスオブジェクトを含み、各サービスオブジェクトは、サービスオブジェクト識別子及び目的のサブ規模に合わせられたコメント情報を含む。
【0058】
本実施形態において、ユーザが各サービスオブジェクトの詳細を直感的に把握することを容易にするために、目的のサブ規模に合わせられたコメント情報が、各サービスオブジェクトに追加され得る。
【0059】
本実施形態において、コメント情報は、目的のサブ規模に合わせられ、このことは、コメント情報を編集しているユーザが選択したサブ規模が目的のサブ規模と同一であることを意味し得る。例えば、現在のユーザは、「頤和園」を目的のサブ規模とする。検索ボタンをクリックすると、検索結果ページは、頤和園近くの様々なホテルを表示し、各ホテルエントリは、少なくとも1つのコメント情報を含み得る。これらのコメント情報は、以前のユーザによって滞在後に編集することができる。これらのコメント情報を自身のクライアント上で編集したこれらのユーザが選択したサブ規模も、頤和園のサブ規模である。このようにして、検索結果ページにおいて、同一の旅程を有する他のユーザのコメント情報を現在のユーザに直接提供することによって、現在のユーザが検索結果を迅速に選択することを支援し得、それによって、現在のユーザが、検索結果を1つずつクリックし、検索結果の詳細ページにおいてコメント情報のステータスを1つずつチェックする必要をなくす。
【0060】
本出願の実施形態において、サービスオブジェクトのサイズは一般に予め定義されるので、コメント情報全体がサービスオブジェクトに表示されるとしたら、表示することができるコメント情報の数は通常少なくなる。かくして、ユーザに提供される情報量も少なくなる。したがって、本実施形態では、コメント情報のコメントラベルのみをサービスオブジェクトに表示し得る。コメントラベルは、各コメント情報から、そのコメント情報の意味を示すために抽出されたフレーズであり得る。例えば、「ホテルはリノベーションされたばかりで、特に清潔であり、非常に満足した」といったコメント情報の場合、「特に清潔」などのコメントラベルをそこから抽出することができる。具体的には、セグメンテーション、特徴抽出、センチメント分析などといった分析をコメント情報に関して行うことができる。加えて、ユーザが異なれば言語習慣は異なるので、同一の意味に対する表現のし方は人によって異なり得る。本実施形態において、抽出されたフレーズはまた、クラスタ化かつ分析され得、同一の意味を有するフレーズは、1つのクラスタへと区切られる。代表的なフレーズが各クラスタに割り当てられ、各代表的なフレーズを、それぞれのコメント情報のコメントラベルとして用いることができるようにする。例えば、「コスト効率の高い」、「低価格、高品質」及び「環境良し、このような価格は非常に有益」というフレーズに対して、「コスト効率の高い」を、統合されたコメントラベルとして用いることができる。本実施形態において、各コメントタグに対応するコメント数もカウントされ得、コメントタグのコメント数は、コメント情報に追加される。かくして、
図7を参照すると、コメント情報は、コメントタグ及びコメントタグに対応するコメント数を含み得る。
【0061】
本出願の実施形態において、サービスオブジェクトのサイズは一般に予め定義されるので、表示することができるコメント情報の量は制限される。本実施形態において、表示することができるコメント情報に対する予め設定された閾値は、前もって設定され得る。サービスオブジェクトに表示されるコメント情報の量が予め設定された閾値より多いとき、相対的に多くのコメント数を有するコメント情報が優先的に表示され得る。具体的には、本実施形態において、各コメント情報は、それぞれのコメント情報におけるコメント数にしたがってソートされ得、その後、予め設定された閾値に対応する目的のコメント情報の量が、ソートされたコメント情報から抽出され得、サービスオブジェクトに表示される。本実施形態において、目的のコメント情報を抽出する方法は、予め設定された閾値に対応する目的の閾値の情報の量を、コメント数の降順にしたがって順次抽出することを含み得る。実用に際して、サービスオブジェクトはまた、コメント情報に対するリフレッシュボタンを含むように構成され得る。ユーザがコメント情報に対するリフレッシュボタンをクリックすると、クライアントは、続きの量のコメント情報を表示することができ、この量は、予め設定された閾値に対応する。
【0062】
本出願の実施形態において、コメント情報を公開しているユーザ数とサービスオブジェクトを用いるユーザの総数との比率もサービスオブジェクトに追加され得る。サービスオブジェクトを用いるとは、サービスオブジェクト経由で注文を完了する動作を指し得る。例えば、サービスオブジェクトは「北京帝豪酒店」である。ユーザがサービスオブジェクトをクリックし注文を完了すると、ユーザはサービスオブジェクトを用いたことになる。このサービスオブジェクトを用いるユーザの一部によるコメント情報がサービスオブジェクトに表示される。サービスオブジェクトには、制限された量のコメント情報のみが含まれ得るが、各コメント情報は複数のコメントに対応し得、各コメントは1人のユーザを表し得る。かくして、各コメント情報は、コメント情報をポストする複数のユーザに対応し得る。このようにして、サービスオブジェクトに表示されたコメント情報に対応するユーザ数をカウントすることができ、カウントされたユーザ数とサービスオブジェクトを用いるユーザ総数との比率を計算することができる。比率は、サービスオブジェクトに表示される。実際の適用シナリオにおいて、予め編集されたステートメントフォーマットが追加され得る。ステートメントフォーマットは、例えば、「あなたが入力した旅程と同様の旅程を有するユーザの22%」であり得る。22%は、計算された比率であり得る。
【0063】
本実施形態において、サービスオブジェクトに表示されたコメント情報に対応するユーザ数をカウントするとき、各コメントラベルに対応するコメント数が追加されて、表示されるコメント情報に対応するユーザ数を取得し得る。比率は、サービスオブジェクトにおける全コメント情報の数でユーザ数を割ることによって、取得することができる。
【0064】
本出願の実施形態において、ユーザは、フィルタリングインタフェースにおいて1つより多いサブ規模を選択し得る。例えば、ユーザは、観光名所ポイントに関連する分割規模において、3つの観光名所ポイント、すなわち「天安門」、「紫禁城」及び「北京動物園」を選択し、これらの3つの観光名所ポイントを選択した後で検索ボタンをクリックすることができる。このとき、クライアントは、各サブ規模に対応するサービスオブジェクト(複数可)を、サブ規模ごとに、上記方法にしたがって判定し、そして3つのサブ規模に対応するサービスオブジェクトを、検索結果ページに表示し得る。具体的には、3つのサブ規模に対応するサービスオブジェクトは、交互に順次表示され得る。例えば、「天安門」にしたがって、第1のホテル、第2のホテル、第3のホテルなどといったサービスオブジェクトを取得することができる。「紫禁城」にしたがって、第4のホテル、第5のホテル、第6のホテルなどといったサービスオブジェクトを取得することができる。「北京動物園」にしたがって、第7のホテル、第8のホテル、第9のホテルなどといったサービスオブジェクトを取得することができる。このとき、検索結果ページにおける一連のサービスオブジェクトは、第1のホテル、第4のホテル、第7のホテル、第2のホテル、第5のホテル、第8のホテルなどであり得る。このようにして、ユーザに、交互にサービスオブジェクトを順次表示することによって、バランスの取れた情報を提供することができる。本実施形態において、様々なサブ規模に対応するサービスオブジェクトは、価格、評価スコア、稼働率などにしたがってソートされ得、または、サブ規模に対応する場所との間のそれぞれの距離にしたがってソートされ得るが、本出願において限定されるものではない。
【0065】
図8を参照すると、本出願の実施形態は、さらにクライアントを提供する。クライアントは、メモリ100、プロセッサ200及びディスプレイ300を含む。
【0066】
メモリ100は、データベースを提供しかつプロセッサが実行可能なコンピュータプログラムを格納するように構成され、データベースは、サービスオブジェクトと様々な分割規模の少なくとも1つのサブ規模との関連関係を格納する。
【0067】
ディスプレイ300は、ページ情報を表示するように構成されている。
【0068】
プロセッサ200は、コンピュータプログラムが実行されると、マップ表示エリア及び規模分割表示エリアを含むフィルタリングインタフェースをディスプレイ300を介して提供するステップであって、規模分割表示エリアは、少なくとも1つの分割規模及び複数のサブ規模に対応する記述情報を表示する、提供するステップと、複数のサブ規模に対応する地域範囲を表示している目的の都市のマップを、マップ表示エリアに表示するステップと、ユーザが選択した分割規模及びサブ規模の情報を受信するステップと、ユーザが選択したサブ規模に関連するサービスオブジェクトを、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係にしたがって、ディスプレイ300を介して表示するステップとを実装するように構成されている。
【0069】
本実施形態において、メモリ100は、情報を格納するのに用いられるメモリデバイスであり得る。デジタルシステムにおいて、バイナリデータを格納可能なデバイスがメモリであり得る。集積回路において、例えば、RAM、FIFOなどといった物理的形状なきメモリ機能を有する回路もまた、メモリであり得る。システムにおいて、メモリスティック、TFカードなどといった物理的形状を有するストレージデバイスもまたメモリと呼ばれ得る。
【0070】
本実施形態において、ディスプレイ300は、特定の電子ファイルを具体的な送信デバイスを介してスクリーンに表示し、そしてそれを人間の目に反射させるディスプレイツールであり得る。ディスプレイは、液晶LCDディスプレイ、陰極線管CRTディスプレイ、発光ダイオードLEDディスプレイなどを含み得る。
【0071】
本実施形態において、プロセッサ200は、任意の適切な方法で実装され得る。例えば、プロセッサは、例えばマイクロプロセッサまたはプロセッサ、及びある形態のコンピュータ可読媒体、ロジックゲート、スイッチ、特定用途向け集積回路(ソフトウェアまたはフォームウェアなど)、プログラマブルロジックコントローラ、及び(マイクロ)プロセッサが実行可能なコンピュータ可読プログラムコードを格納する組み込みマイクロコントローラなどを用い得る。本出願は、それにいかなる限定も課さない。
【0072】
前述の実施形態で開示されたクライアントのメモリ100、プロセッサ200及びディスプレイ300によって実装される具体的な機能は、本出願におけるクライアント側にサービスオブジェクトを表示する方法の実施形態をもって参照され得る。具体的な機能は、本出願におけるサービスオブジェクトを表示する方法の実施形態を実装可能であり、方法の実施形態の技術的効果を達成する。
【0073】
図9を参照すると、本出願の実施形態は、さらにマップデータを処理する方法を提供する。方法は、サーバ(複数可)に適応され得る。サーバ(複数可)は、データ処理、格納及びネットワークインタラクションの機能を有する電子デバイスであり得る。代替として、サーバは、データ処理、格納及びネットワークインタラクションへのサポートを提供するための電子デバイスで動作するソフトウェアであり得る。サーバ(複数可)の数は、本実施形態において具体的に限定されない。サーバ(複数可)は、単一サーバであってもよく、または複数のサーバであってもよく、または複数のサーバから形成されるサーバクラスタであってもよい。本実施形態において、サーバ(複数可)は、eコマースウェブサイトプラットフォームのサービスサーバであり得る。サービスサーバは、eコマースウェブサイトプラットフォームに関するデータを格納し得る。例えば、サービスサーバは、eコマースウェブサイトプラットフォームにおけるユーザの登録情報、eコマースウェブサイトのページに表示される様々な広告、及びランタイム中にeコマースウェブサイトプラットフォームによって生成されるログを格納し得る。本実施形態では、方法は、目的の都市のマップデータを提供し、方法は、以下のステップを含み得る。
【0074】
S21:少なくとも1つの分割規模を提供する。各分割規模は、少なくとも1つの対応するサブ規模を有する。
【0075】
本実施形態において、マップ及び分割規模表示エリアは、クライアントのフィルタリングインタフェースに表示され得る。分割規模表示エリアは、目的の都市の様々な地理的地域のエントリを表示するのに用いられ得る。具体的には、分割規模表示エリアに、少なくとも1つの分割規模が含まれ得る。分割規模は、例えば、行政区、地下鉄路線、観光名所ポイント、商業地区、病院、大学などを含み得る。各分割規模には、より具体的なサブ規模が含まれ得る。例えば、観光名所ポイントは、天安門、紫禁城及び北京動物園などといった具体的な観光名所ポイントを含み得る。
【0076】
本実施形態において、各サブ規模は、それぞれのタイプによって、様々な分割規模に区切られ得る。同一の分割規模に位置するサブ規模は、同一の規模IDを有し得る。加えて、異なるサブ規模を区別するために、同一の分割規模における各サブ規模も、一意のサブ識別子を有し得る。このようにして、規模識別子とサブ識別子の組み合わせによって、サブ規模を一意に判定することができる。
【0077】
本実施形態において、クライアントがフィルタリングインタフェースを表示するとき、クライアントは、インタフェース表示リクエストをサーバに送信し得る。インタフェース表示リクエストは、表示される分割規模の識別子を含み得る。このようにして、分割規模の識別子にしたがって、サーバは、分割規模の識別子を含むサブ規模(複数可)の情報をクライアントに戻し得る。現在、インタフェース表示リクエストは、規模識別子と各サブ規模のサブ識別子の組み合わせも含み得る。サーバは、規模識別子とサブ識別子の組み合わせにしたがって、少なくとも1つのサブ規模の情報もクライアントに送信し得る。
【0078】
サブ規模(複数可)の情報は、記述情報を用いて表示することができる。記述情報は、分割規模及びサブ規模(複数可)の名前情報を含み得、分割規模の名前情報は、サブ規模(複数可)のタイプ(複数可)を表すのに用いられ得る。例えば、分割規模の名前情報は、学校、病院、商業地区などであり得る。サブ規模の名前情報は、サブ規模の地理的位置を特徴付けるのに用いられ得る。例えば、サブ規模の名前情報は、天安門、八達嶺、紫禁城などであり得る。
【0079】
本実施形態において、クライアントのフィルタリングインタフェースは、マップ表示エリアを含み得、サーバによって提供されたマップデータが、マップ表示エリアに表示され得る。
【0080】
S23:様々な分割規模にしたがって、目的の都市のマップ上で分割規模の少なくとも1つのサブ規模に対応する地域範囲を判定する。
【0081】
本実施形態において、地理的地域を特定するための少なくとも1つの地域範囲が、フィルタリングインタフェースのマップ表示エリアに表示され得る。マップ表示エリアにおける地域範囲は、分割規模表示エリアにおけるサブ規模に対応し得る。具体的には、分割規模表示エリアにおけるサブ規模が天安門である場合、マップ表示エリアも、天安門の地域範囲を有し得、それは天安門のサブ規模に対応する。
【0082】
本実施形態において、サブ規模と地域範囲との対応関係は、サーバに格納され得る。このようにして、サーバがマップデータ及びサブ規模情報をクライアントに提供するとき、分割規模の少なくとも1つのサブ規模に対応する地域範囲が、目的の都市のマップ上で判定され得る。
【0083】
本実施形態において、地域範囲は、マップ上に表示されユーザとインタラクト可能であるコントロールを指し得る。本実施形態において、地域範囲は、マップ上で地理的地域を特定するのに用いることができる。地域範囲による地理的地域の特定には、地理的地域の範囲に適合された地域範囲または地理的地域に位置している地域範囲の形状が含まれ得る。具体的には、地理的地域は、通常、マップ上に地域位置として出現するとき一定の被覆範囲を有する。このとき、地理的地域を特定する地域範囲は、多角形として表され得、この多角形の形状は、地域位置の形状に合わせられ得る。例えば、行政区の分割規模は、東直門、前門及び鼓楼などといった地域位置を含み得る。この場合、これらの行政区を特定するエリアは、対応する行政区を概ね被覆することができる多角形であり得る。加えて、地理的地域がマップ上で点位置として出現するとき、そうした地理的地域を特定する地域範囲も点として表され得る。かくして、地域範囲は、対応する地理的地域に位置し得る。例えば、天安門、紫禁城及び北京動物園などの観光名所ポイントの分割規模において、天安門、紫禁城及び北京動物園などの観光名所ポイントは実際のところ一定のエリアを占めるが、これらの観光名所ポイントのサイズは、行政区と比較するとマップ上に点位置として出現し得る。したがって、これらの観光名所ポイントを特定するエリアは、相対的に小さなエリアを有するドット状の地域範囲であり得る。これらのドット状の地域範囲は、対応する観光名所ポイントに位置し得る。
【0084】
S25:サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係を、サービスオブジェクトと地域範囲の地理的位置情報間の位置関係にしたがって判定する。サブ規模は、サブ規模がクライアントに提供されクリックされた後で、サブ規模に関連するサービスオブジェクトの情報を表示するのに用いられる。
【0085】
本実施形態において、各地域範囲は、サービスオブジェクトセットを指し得る。サービスオブジェクトセットに含まれるサービスオブジェクトは、異なるアプリケーションに対してやはり異なり得る。例えば、現在のアプリケーションがホテル予約の機能を実装し得る場合、サービスオブジェクトセットは、各ホテルの情報を含み得る。別の例として、現在のアプリケーションが映画館検索の機能を実装し得る場合、サービスオブジェクトセットは、各映画館の情報を含み得る。したがって、本実施形態において、サービスオブジェクトセットは、地理的位置情報を有するサービスオブジェクトのセットであり得る。このようにして、サービスオブジェクト及び地域範囲の両方は地理的位置に関連し、かつ、サブ規模も地理的位置に関連するので、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係を、サービスオブジェクトの地理的位置と地域範囲との位置関係に基づいて判定することができる。かくして、各サービスオブジェクトセットは、少なくとも1つのサブ規模によって特定される地理的地域に位置するサービスオブジェクト(複数可)を含み得る。例えば、サブ規模が「天安門」である場合、そうしたサブ規模によって特定される地理的地域は、天安門から5キロメートル内のエリアであり得る。この場合、このサブ規模によって特定される地理的地域に位置するサービスオブジェクトは、天安門から5キロメートル内に位置するホテル、KTV、映画館、銀行などであり得る。
【0086】
本実施形態において、サブ規模がクライアントに提供された後、サブ規模がクリックされた場合、このことは、サブ規模がユーザによって選択されたことを示す。このとき、サブ規模に関連するサービスオブジェクトの情報を、クライアントにおいて表示することができる。具体的には、フィルタリングインタフェースにおいて目的のサブ規模を選択した後で、ユーザは、検索に用いるボタンをクリックすることができる。検索に用いるボタンは、例えば、「確認」、「検索」、「クエリ」などであり得る。検索に用いるボタンをクリックした後で、クライアントは、目的のサブ規模に対する検索結果ページを表示することができる。本実施形態において、目的のサブ規模に対する検索結果ページは、目的のサブ規模に適合する検索結果ページにおけるサービスオブジェクトを指し得る。例えば、ユーザがフィルタリングインタフェースにおいてサブ規模「天安門」を選択した場合、クライアントは、ユーザが検索に用いるボタンをクリックした後で、「天安門」のサブ規模を満たすホテル検索結果ページをユーザに表示することができる。具体的には、天安門を中心として5キロメートル内の様々なホテルが、ホテル検索結果ページにおいてユーザに表示され得る。各サービスオブジェクトは、サービスオブジェクト識別子を含み得る。サービスオブジェクト識別子は、ホテル、KTV、映画館などといったそれぞれのサービスオブジェクトの名前であり得、サービスオブジェクト識別子は、サービスオブジェクトのマネージャによって前もって編集され得る。
【0087】
本出願の実施形態において、分割規模の違いに応じて、マップ上に地域範囲に対応するサブ規模を表示する方法も異なり得る。具体的には、地理的地域は、マップ上で地域位置として出現するとき、通常、一定の被覆範囲を有する。このとき、地理的地域を特定する地域範囲は、多角形として表され得、この多角形の形状は、地域位置の形状に合わせられ得る。例えば、行政区の分割規模は、東直門、前門及び鼓楼などといった地域位置を含み得る。この場合、これらの行政区を特定するエリアは、対応する行政区を概ね被覆することができる多角形であり得る。加えて、地理的地域がマップ上で点位置として出現するとき、そうした地理的地域を特定する地域範囲も点として表され得る。かくして、地域範囲は、対応する地理的地域に位置し得る。例えば、天安門、紫禁城及び北京動物園などの観光名所ポイントの分割規模において、天安門、紫禁城及び北京動物園などの観光名所ポイントは実際のところ一定のエリアを占めるが、これらの観光名所ポイントのサイズは、行政区と比較すると、マップ上で点位置として出現し得る。したがって、これらの観光名所ポイントを特定するエリアは、相対的に小さなエリアを有するドット状の地域範囲であり得る。これらのドット状の地域範囲は、対応する観光名所ポイントに位置し得る。
【0088】
本実施形態において、分割規模は商業地区を含み得、サブ規模は商業団体地区の名前であり得る。すると、目的の都市のマップ上で分割規模の少なくとも1つのサブ規模に対応する地域範囲を判定するとき、目的の都市のマップにおける少なくとも1つの商業地区の名前に対応する地域範囲を、商業地区に応じて判定することができる。
【0089】
本実施形態において、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係を判定するとき、商業地区に地理的位置を有するサービスオブジェクトが、サブ規模に関連するサービスオブジェクトとして判定され得る。
【0090】
本出願の別の実施形態において、分割規模は観光名所ポイントを含み得、サブ規模は、観光名所ポイントの名前であり得る。すると、目的の都市のマップ上で分割規模の少なくとも1つのサブ規模に対応する地域範囲を判定するとき、目的の都市のマップにおける少なくとも1つの観光名所ポイントの名前に対応する地域範囲を、観光名所ポイントに応じて判定することができる。
【0091】
本実施形態において、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係を判定するとき、観光名所ポイントの位置から予め設定された範囲内の地理的位置を有するサービスオブジェクトが、サブ規模に関連するサービスオブジェクトとして判定され得る。
【0092】
図10を参照すると、本出願は、さらにサーバを提供する。サーバは、メモリ110、プロセッサ210及びネットワーク通信ポート310を含む。
【0093】
ネットワーク通信ポート310は、ネットワークデータ通信を行うように構成されている。
【0094】
メモリ110は、目的の都市のマップデータを提供しかつプロセッサが実行可能なコンピュータプログラムを格納するように構成されている。
【0095】
プロセッサ210は、コンピュータプログラムが実行されると、各々が少なくとも1つのサブ規模に対応する少なくとも1つの分割規模を提供するステップと、様々な分割規模にしたがって、目的の都市のマップ上で分割規模の少なくとも1つのサブ規模に対応する地域範囲を判定するステップと、サービスオブジェクトとサブ規模との関連関係を、サービスオブジェクトと地域範囲の地理的関係情報間の位置関係にしたがって判定するステップであって、サブ規模は、サブ規模がクライアントにネットワーク通信ポートを介して提供されクリックされた後、サブ規模に関連するサービスオブジェクトの情報を表示するのに用いられる、判定するステップとを実装するように構成されている。
【0096】
本実施形態において、ネットワーク通信ポート310は、様々なデータが送信または受信され得るように様々な通信プロトコルに結合されている仮想ポートであり得る。例えば、ネットワーク通信ポートは、ウェブデータ通信の実行に関与するポート80、FTPデータ通信の実行に関与するポート21、またはメールデータ通信の実行に関与するポート25であり得る。さらに、ネットワーク通信ポートはまた、物理通信インタフェースまたは通信チップでもあり得る。例えば、ネットワーク通信ポートは、GSM、CDMAなど、WifiチップまたはBluetoothチップといった無線モバイルネットワーク通信チップであり得る。
【0097】
本実施形態において、メモリ110は、情報を格納するのに用いられるメモリデバイスであり得る。デジタルシステムにおいて、バイナリデータを格納可能なデバイスがメモリであり得る。集積回路において、例えばRAM、FIFOなどといった物理的形状なきメモリ機能を有する回路もまたメモリであり得る。システムにおいて、メモリスティック、TFカードなどといった物理的形状を有するストレージデバイスもまたメモリと呼ばれ得る。
【0098】
プロセッサ210は、任意の適切な方法で実装され得る。例えば、プロセッサは、例えばマイクロプロセッサまたはプロセッサ、及びある形態のコンピュータ可読媒体、ロジックゲート、スイッチ、特定用途向け集積回路(ソフトウェアまたはフォームウェアなど)、プログラマブルロジックコントローラ、及び(マイクロ)プロセッサが実行可能なコンピュータ可読プログラムコードを格納する組み込みマイクロコントローラなどを用い得る。本出願は、それにいかなる限定も課さない。
【0099】
前述の実施形態で開示されたサーバのネットワーク通信ポート310、メモリ110及びプロセッサ210によって実装される具体的な機能は、本出願においてマップデータを処理する方法の実施形態をもって参照され得る。具体的な機能は、本出願におけるマップデータを処理する方法の実施形態を実装可能であり、方法の実施形態の技術的効果を達成する。
【0100】
本出願の実施形態は、サービスオブジェクトを表示する方法をさらに提供し、方法は以下のステップを含む。
【0101】
クライアントは、マップ及び分割規模表示エリアを含むフィルタリングインタフェースを表示し、マップは複数の地域範囲に分割され、分割規模表示エリアは、少なくとも1つの分割規模及び複数の対応するサブ規模を含み、サブ規模は、マップにおける複数の地域範囲のうちの1つに対応し、サブ規模の各々は、サービスオブジェクトセットを指し、各サービスオブジェクトセットにおけるサービスオブジェクトの地理的位置は、各サブ規模に対応する地域範囲に位置する。
【0102】
本実施形態において、ユーザが予備フィルタリング条件を入力後、クライアントは、サービスオブジェクトのリストページをユーザに提供し得る。予備フィルタリング条件は、滞在都市、チェックイン期間などであり得る。例えば、ユーザは、クライアントにおいて、都市を北京、チェックイン期間を9月23日から9月24日と入力する。そうして、クライアントは、サービスオブジェクトのリストページをユーザに提供することができる。各検索項目は、サービスオブジェクトのリストページにおいて、距離、スコア、値段などといった因子にしたがって順序付けすることができる。サービスオブジェクトのリストページには、複数のフィルタリングコントロールも含まれ得る。フィルタリングコントロールは、例えば推薦ランキング、星評価、ホテルの場所などを含み得る。本実施形態において、フィルタリングコントロールがクリックされると、フィルタリングインタフェースが起動され得る。例えば、ホテルの場所がクリックされると、
図3及び4に示すようなフィルタリングインタフェースがクライアントにおいて表示され得る。
【0103】
図3及び
図4を参照すると、本実施形態において、マップ及び分割規模表示エリアがフィルタリングインタフェースに含まれ得る。ユーザはマップとインタラクトすることができる。具体的には、ユーザは、クリック、ドラッグ及び2本指でのスワイプなどの一般的なジェスチャを用いて、マップの表示位置及び表示サイズを調整することができる。
【0104】
本実施形態において、フィルタリングインタフェースは、さらに、分割規模表示エリアを含み得る。分割規模表示エリアは、目的の都市の様々な地理的地域に対するエントリを表示するのに用いることができる。具体的には、分割規模表示エリアに、少なくとも1つの分割規模が含まれ得る。分割規模は、例えば、行政区、地下鉄路線、観光名所ポイント、商業地区、病院、大学などを含み得る。各分割規模に、より具体的なサブ規模が含まれ得る。例えば、観光名所ポイントに、天安門広場、紫禁城及び北京動物園などといった具体的な観光名所ポイントが含まれ得る。
【0105】
本実施形態において、各分割規模及び対応するサブ規模は、記述情報を用いて表示され得る。記述情報は、分割規模の名前情報及びサブ規模の名前情報を含み得る。分割規模の名前情報は、サブ規模のタイプを表すのに用いられ得る。例えば、分割規模の名前情報は、学校、病院、商業地区などであり得る。サブ規模の名前情報は、サブ規模の地理的位置を表すのに用いられ得る。例えば、サブ規模の名前情報は、天安門、八達嶺、紫禁城などであり得る。
【0106】
本実施形態において、各サブ規模は、サービスオブジェクトセットを指し得る。サービスオブジェクトセットに含まれるサービスオブジェクトは、異なるアプリケーションに対してやはり異なり得る。例えば、現在のクライアントにおけるアプリケーションがホテル予約の機能を実装し得る場合、サービスオブジェクトセットは、各ホテルの情報を含み得る。別の例としては、現在のクライアントにおけるアプリケーションが映画館検索の機能を実装し得る場合、サービスオブジェクトセットは、各映画館の情報を含み得る。したがって、本実施形態において、サービスオブジェクトセットは、地理的位置情報を有するサービスオブジェクトのセットであり得る。このようにして、サブ規模によって指されるサービスオブジェクトセットにおける各サービスオブジェクトは、サブ規模と関連関係を有し得る。
【0107】
本実施形態において、各サービスオブジェクトセットは、少なくとも1つのサブ規模によって特定される地理的地域に位置するサービスオブジェクト(複数可)を含み得る。例えば、サブ規模が「天安門」である場合、そうしたサブ規模によって特定される地理的地域は、天安門から5キロメートル内のエリアであり得る。この場合、このサブ規模によって特定される地理的地域に位置するサービスオブジェクトは、天安門から5キロメートル内に位置するホテル、KTV、映画館、銀行などであり得る。
【0108】
本実施形態において、地理的地域を特定するのに用いられる少なくとも1つの地域範囲が、マップに表示され得る。マップにおける地域範囲は、分割規模表示エリアにおけるサブ規模に対応し得る。具体的には、分割規模表示エリアにおけるサブ規模が天安門である場合、マップも天安門の地域範囲を有し得、地域範囲は、天安門のサブ規模に対応する。この種の対応関係は、サブ規模及びマップにおけるサブ規模に対応する地域範囲を同時に選択または同時に選択解除する機能に反映される。
【0109】
具体的には、本実施形態において、地域範囲は、マップ上に表示されユーザとインタラクト可能であるコントロールを指し得る。本実施形態において、地域範囲は、マップ上で地理的地域を特定するのに用いることができる。地域範囲による地理的地域の特定には、地理的地域の範囲に適合された地域範囲または地理的地域に位置している地域範囲の形状が含まれ得る。具体的には、地理的地域は、マップ上で地域位置として出現するとき、通常、一定の被覆範囲を有する。このとき、地理的地域を特定する地域範囲は、多角形として表され得、この多角形の形状は、地域位置の形状に合わせられ得る。例えば、行政区の分割規模は、東直門、前門及び鼓楼などといった地域位置を含み得る。この場合、これらの行政区を特定するエリアは、対応する行政区を概ね被覆することができる多角形であり得る。加えて、地理的地域がマップ上で点位置として出現するとき、そうした地理的地域を特定する地域範囲も点として表され得る。かくして、地域範囲は、対応する地理的地域に位置し得る。例えば、天安門、紫禁城及び北京動物園などの観光名所ポイントの分割規模において、天安門、紫禁城及び北京動物園などの観光名所ポイントは実際のところ一定のエリアを占めるが、これらの観光名所ポイントのサイズは、行政区と比較して、マップ上で点位置として出現し得る。したがって、これらの観光名所ポイントを特定するエリアは、相対的に小さなエリアを有するドット状の地域範囲であり得る。これらのドット状の地域範囲は、対応する観光名所ポイントに位置し得る。
【0110】
実用に際して、マップはユーザのインタラクティブなジェスチャにしたがってスケーリングされ得るので、各地理的地域の被覆エリアは、異なるスケーリング比率において異なることに留意すべきである。かくして、上述のような観光名所ポイントの位置が拡大されると、それによって占められる被覆エリアは、マップ表示エリアの大面積を占め得る。この場合、観光名所ポイントを特定するのにもともと用いられるドット状のエリアの範囲は、ブロック状の地域範囲に変換され得る。同様に、そうしたブロック状の地域範囲のサイズは、拡大された観光名所ポイントのエリアに合致され得る。同様に、マップ表示エリアにおけるマップが縮小されると、元のブロック状の地域範囲も、それに応じてドット状の地域範囲に変換され得る。
【0111】
本実施形態において、マップ及び分割規模表示エリアは、同一ページに含まれ得る。マップ及び分割規模表示エリアのサイズ及び位置は、このページにおいて前もって構成され得る。例えば、マップは、分割規模表示エリアの上部に配置され得る。分割規模表示エリアに当初表示されるサブ規模の数及びリフレッシュごとに新しく追加されるサブ規模の数もまた、前もって構成され得る。例えば、分割規模表示エリアに表示されるサブ規模の当初の数は5であってもよく、新しいサブ規模の数は5であってもよい。このようにして、フィルタリングインタフェースが当初表示されるとき、5つのサブ規模が分割規模表示エリアに表示され得る。
図5を参照すると、ユーザは、フィルタリングインタフェースを上方または下方にドラッグすることによって、より多くのサブ規模を分割規模表示エリア内にロードすることができる。明らかに、サブ規模を分割規模表示エリア内にロードする他の方法も存在し得る。例えば、
図6を参照すると、分割規模表示エリアの底部に、「さらにロード」という文字が表示され得る。ユーザがその文字をクリックすると、続きのサブ規模が表示され得る。したがって、本出願は、より多くのサブ規模を分割規模表示エリア内にロードする方法にいかなる限定も課さない。より多くのサブ規模がロードされた後、ユーザは、フィルタリングインタフェースをスライドダウンすることによって、これらの追加のサブ規模に目を通すことができる。
【0112】
ロードされたサブ規模の数が増えるにつれて、ユーザがフィルタリングインタフェースを下方にブラウズすると、マップが現在のページから徐々に消え得る。このことは、ユーザがマップにおいてサブ規模の実際の位置を判定するのに不利益となり得る。よって、本出願の別の実施形態において、マップ及び分割規模表示エリアは、異なるページに配置もされ得る。マップは、クライアントのディスプレイにおいて常に固定位置に表示することができ、分割規模表示エリアにおけるサブ規模の上方または下方のナビゲーションは、ページをスライドさせることによって行うことができる。分割規模表示エリアがスライドされている間、マップの位置は常に同じであり得る。このようにして、ユーザが分割規模表示エリアをどのようにスライドしようとも、マップは、クライアントのディスプレイ上で常に見ることができ、かくして、ユーザが、マップにおいて各サブ規模の実際の位置を見ることが支援される。
【0113】
本実施形態において、マップにおける地域範囲及び分割規模表示エリアにおけるサブ規模は、関連関係を有し得る。具体的には、同一の地理的地域を特定する地域範囲及びサブ規模は、互いと関連付けられ得る。例えば、マップにおいて、東直門行政区を特定する地域範囲は、分割規模表示エリアにおいて東直門の文字を含むサブ規模に関連付けられ得る。関連付けられている地域範囲及びサブ規模は、同時に選択され得、または、同時に選択解除され得る。
【0114】
本実施形態において、マップにおける地域範囲は、分割規模表示エリアにおけるサブ規模と1対1で対応し得る。例えば、分割規模表示エリアが5つのサブ規模を含む場合、それに対応する5つの地域範囲のみがマップに表示され得る。より多くのサブ規模が分割規模表示エリア内にロードされると、これらの新しくロードされたサブ規模に対応する地域範囲のみが、マップに表示され得る。代替として、ロードされている全てのサブ規模に対応する地域範囲も表示され得る。代替として、現在表示されている地域範囲の数が予め設定された限定値に達すると、現在表示されている地域範囲はクリアされ、新しくロードされたサブ規模に対応する地域範囲が表示される。
【0115】
本出願の実施形態において、いずれの地域範囲が選択されいずれの地域範囲が選択されていないかを明確に区別可能とするために、少なくとも2つの背景色が各地域範囲に対して関連付けられ得る。本実施形態において、マップ表示エリアにおいてユーザが選択した地域範囲情報が受信され得る。地域範囲情報は、ユーザが選択した地域範囲及び選択していない地域範囲を規定し得る。具体的には、予め設定された地域範囲が選択されると、予め設定された地域範囲は、第1の背景色で提示され得る。予め設定された地域範囲が選択されないと、予め設定された地域範囲は、第2の背景色で提示され得る。第1の背景色と第2の背景色は異なる。例えば、地域範囲は、選択されないと、マップ表示エリアにおいて青色であり得る。選択されると、地域範囲は、赤色で示され得る。このようにして、ユーザがテキスト記述を含むサブ規模を選択すると、対応する地域範囲が赤色で示され得、ユーザは、現在選択されているサブ規模に対応する地理的地域が都市のどこに位置するかを把握することができる。
【0116】
本出願の実施形態において、様々な地理的地域に対して、地域範囲の様々な表示形態が、マップ表示エリアにおいて地理的地域が占めるエリアにしたがって判定され得る。例えば、行政区における地理的地域の場合、マップ表示エリアにおけるそのエリアは通常大きい。したがって、このタイプの地理的地域の場合、ブロック状の地域範囲を利用することができる。ブロック状の地域範囲の輪郭は、地理的地域の輪郭と一致し得る。観光名所ポイントにおける地理的地域の場合、マップ表示エリアにおいてそれが占めるエリアは通常小さい。したがって、このタイプの地理的地域の場合、ドット状の地域範囲を利用することができる。ドット状の地域範囲は、対応する観光名所ポイントの位置に位置し得る。異なるタイプの地理的地域に対して、異なる分割規模を用いて区別を行うことができる。分割規模は、例えば、行政区、観光名所ポイント、病院、大学などを含み得る。この場合、地域範囲の表示形態は、現在の分割規模に関連付けられ得る。
【0117】
本実施形態において、第1の分割規模から第2の分割規模へ切り替えるためのユーザの動作命令が受信され得る。このようにして、動作命令に応じて、マップ表示エリアにおける地域範囲は、第1の表示形態から第2の表示形態へ切り替えられ得る。第1の表示形態は、第1の分割規模に関連付けられ、第2の表示形態は、第2の分割規模に関連付けられる。例えば、行政区に関連するフィルタリング条件から観光名所ポイントに関連するフィルタリング条件へ切り替えると、マップ表示エリアにおける地域範囲は、ブロック状からドット状へ切り替えられ得る。
【0118】
本出願の実施形態において、マップ表示エリアに表示される地域範囲の数は、非常に多くなり得る。全てが表示されるとしたら、それは非常に煩雑となり、ユーザが正確に選択を行うことは易くない。したがって、本実施形態において、マップ表示エリアに表示される地域範囲の数が予め設定された閾値より多いとき、表示される地域範囲は、少なくとも2つの地域範囲のサブセットに分割され得る。地域範囲のサブセットの各々に含まれる地域範囲の数は、予め設定された閾値以下である。本実施形態において、予め設定された閾値は、マップ表示エリアに同時に表示される地域範囲の最大数であり得る。表示される地域範囲の数がこの最大数より多いとき、地域範囲は、個別に分けて表示することができる。地域範囲の各まとまりは、地域範囲のサブセットに位置し得る。地域範囲のサブセットにおける各地域範囲を一度に表示することを可能にするために、地域範囲のサブセットが区切られるとき、各地域範囲のサブセットに含まれる地域範囲の数は、一度に表示するための、マップ表示エリアによって画定される地域範囲の最大数以下に設定され得る。
【0119】
本実施形態において、表示される地域範囲が少なくとも2つの地域範囲のサブセットに分割されるとき、各地域範囲のサブセットにおける地域範囲は、マップ表示エリアに1つずつ表示され得る。具体的には、地域範囲のサブセットのうちの1つのサブセットの地域範囲がマップ表示エリアに表示され得、ユーザが発行したコンテンツリフレッシュ命令を受信すると、別の地域範囲のサブセットの地域範囲が表示される。
【0120】
本実施形態において、マップ表示エリアにおいてコンテンツをリフレッシュする方法は、分割規模表示エリアにおいてサブ規模をリフレッシュすることによってリフレッシュを行うこと、または、マップ表示エリアにおけるリフレッシュボタンに応じてリフレッシュを直接行うことを含み得る。具体的には、ユーザは、分割規模表示エリアをプルアップもしくはスライドダウンすることによって、または、分割規模表示エリアの底部の「さらにロード」という文字をクリックすることによって、より多くのサブ規模をロードする。例えば、5つの観光名所ポイントのサブ規模が現在の分割規模表示エリアに表示され、同様に、対応する5つの地域範囲もマップ表示エリアに表示される。分割規模表示エリアがプルダウンされた後、5つの残りの観光名所ポイントのサブ規模が、続いて分割規模表示エリア内にロードされ得、5つの当初の地域範囲は、マップ表示エリアからクリアされ得る。5つの最新のロードされた観光名所ポイントに対応する地域範囲のみが表示される。さらに、本実施形態において、リフレッシュボタンは、マップ表示エリアに前もって設定され得る。5つの観光名所ポイントの地域範囲がマップ表示エリアに現在表示される場合、ユーザがリフレッシュボタンをクリックすると、5つの観光名所ポイントの地域範囲をマップ表示エリアからクリアすることができ、5つの他の観光名所ポイントの地域範囲が表示される。リフレッシュされたコンテンツは、リフレッシュが分割規模表示エリアを介して行われようと、リフレッシュがマップ表示エリアを介して行われようと、マップ表示エリア及び分割規模表示エリアの両方で同期される必要があることに留意すべきである。例えば、マップ表示エリアにおいてリフレッシュボタンをクリックすることによって、5つの他の観光名所ポイントの地域範囲が表示される。この場合、これらの5つの観光名所ポイントに対応するサブ規模は、分割規模表示エリア内に自動的にロードされる。
【0121】
本実施形態において、表示される地域範囲は、様々な地理的地域にしたがって順序付けされ得る。具体的には、順序付けは、地理的地域のそれぞれの人気度、それぞれの訪問者の訪問数、観光名所ポイントのそれぞれのランキングレベルなどに基づいて行うことができる。このようにして、各まとまりの地域範囲及びサブ規模は、順序付けの結果にしたがって、マップ表示エリア及び分割規模表示エリアに順次表示することができる。明らかに、実用に際して、毎回のリフレッシュ後に、一定数の地域範囲及びサブ規模がランダムに表示され得るが、本出願で限定されるものではない。
【0122】
本出願の実施形態において、クライアントは、さらに、ユーザが選択した目的のサブ規模を受信し、その目的のサブ規模に対する検索結果ページを表示し得る。検索結果ページは、少なくとも1つのサービスオブジェクトを含み、各サービスオブジェクトは、サービスオブジェクト識別子及び目的のサブ規模に合わせられたコメント情報を含む。
【0123】
本実施形態において、ユーザが各サービスオブジェクトの詳細を直感的に把握することを容易にするために、目的のサブ規模に合わせられたコメント情報が、各サービスオブジェクトに追加され得る。
【0124】
本実施形態において、コメント情報は、目的のサブ規模に合わせられ、このことは、コメント情報を編集しているユーザが選択したサブ規模が目的のサブ規模と同一であることを意味し得る。例えば、現在のユーザは、「頤和園」を目的のサブ規模とする。検索ボタンをクリック後、検索結果ページは、頤和園近くの様々なホテルを表示し、各ホテルエントリは、少なくとも1つのコメント情報を含み得る。これらのコメント情報は、以前のユーザによって滞在後に編集することができる。これらのコメント情報を自身のクライアント上で編集したこれらのユーザによって選択されたサブ規模も、頤和園のサブ規模である。このようにして、現在のユーザに、検索結果ページにおいて、同一の旅程を有する他のユーザのコメント情報を直接提供することによって、現在のユーザが迅速に検索結果を選択することを支援し得、それによって、現在のユーザが、検索結果を1つずつクリックし、検索結果の詳細ページにおけるコメント情報のステータスを1つずつチェックする必要をなくす。
【0125】
図11を参照すると、本出願の実施形態は、さらにクライアントを提供する。クライアントは、メモリ120、プロセッサ220及びディスプレイ320を含む。
【0126】
ディスプレイ320は、ページ情報を表示するように構成されている。
【0127】
メモリ120は、プロセッサが実行可能なコンピュータプログラムを格納するように構成されている。
【0128】
プロセッサ220は、コンピュータプログラムが実行されると、マップ及び分割規模表示エリアを含むフィルタリングインタフェースをディスプレイを介して表示するステップであって、マップは複数の地域範囲に分割され、分割規模表示エリアは、少なくとも1つの分割規模及び複数の対応するサブ規模を含み、サブ規模は、マップにおける複数の地域範囲のうちの1つに対応し、サブ規模の各々は、サービスオブジェクトセットを指し、各サービスオブジェクトセットにおけるサービスオブジェクトの地理的位置は、各サブ規模に対応する地域範囲に位置する、表示するステップを実装するように構成されている。
【0129】
本実施形態において、メモリ120は、情報を格納するのに用いられるメモリデバイスであり得る。デジタルシステムにおいて、バイナリデータを格納可能なデバイスがメモリであり得る。集積回路において、例えば、RAM、FIFOなどといった物理的形状なきメモリ機能を有する回路もまたメモリであり得る。システムにおいて、メモリスティック、TFカードなどといった物理的形状を有するストレージデバイスもまたメモリと呼ばれ得る。
【0130】
本実施形態において、ディスプレイ320は、特定の電子ファイルを具体的な送信デバイスを介してスクリーンに表示し、そしてそれを人間の目に反射させるディスプレイツールであり得る。ディスプレイは、液晶LCDディスプレイ、陰極線管CRTディスプレイ、発光ダイオードLEDディスプレイなどを含み得る。
【0131】
本実施形態において、プロセッサ220は、任意の適切な方法で実装され得る。例えば、プロセッサは、例えばマイクロプロセッサまたはプロセッサ、及びある形態のコンピュータ可読媒体、ロジックゲート、スイッチ、特定用途向け集積回路(ソフトウェアまたはフォームウェアなど)、プログラマブルロジックコントローラ、及び(マイクロ)プロセッサが実行可能なコンピュータ可読プログラムコードを格納する組み込みマイクロコントローラなどを用い得る。本出願は、それにいかなる限定も課さない。
【0132】
前述の実施形態で開示されたクライアントのメモリ120、プロセッサ220及びディスプレイ320によって実装される具体的な機能は、本出願におけるサービスオブジェクトを表示する方法の実施形態をもって参照され得、本出願におけるサービスオブジェクトを表示する方法の実施形態を実装可能であり、ならびに方法の実施形態の技術的効果を達成する。
【0133】
一方、本出願の実施形態によって提供されるサービスオブジェクトを表示しかつマップデータを処理する方法、クライアント及びサーバは、マップ表示エリア及び分割規模表示エリアを同時にユーザに提供することができ、したがって、ユーザは、マップ表示エリアで地域範囲を選択することによって、または、規模表示エリアでサブ規模(複数可)を選択することによって、フィルタリング条件(複数可)を設定することができるようになる。選択プロセス中に、ユーザは、追加のロケーションクエリ動作を行う必要なしに、選択された地理的地域が都市のどこに位置するかを把握することができる。その一方、本出願の実施形態において、検索結果ページがユーザに提供されるとき、ユーザのフィルタリング条件(複数可)に合わせられたそれぞれのコメント情報が各検索オプションに追加され得る。このようにして、ユーザは、検索結果ごとにユーザの旅行と同様の旅行をする旅行者のコメントを直感的に把握することができ、それによって、ユーザは、各ユーザのコメント情報をクエリするのに各検索結果を1つずつクリックする必要なく、迅速な決定をすることが可能になる。
【0134】
1990年代において、技術の改良は、ハードウェアの改良(例えば、ダイオード、トランジスタ、スイッチなどといった回路構造の改良)またはソフトウェアの改良(方法プロセスの改良に対する)として明確に区別することができる。しかしながら、技術の進歩に伴って、方法プロセスの多くの近年の改良は、ハードウェア回路構造における直接的な改良として見ることができる。設計者は、改良された方法プロセスをハードウェア回路内にプログラミングすることによって、対応するハードウェア回路構造をほとんどの場合取得することができる。したがって、方法プロセスの改良はハードウェアエンティティモジュール(複数可)によって実装され得ないとは言えない。例えば、プログラマブルロジックデバイス(PLD)(フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの)は、その論理関数がユーザによってデバイスのプログラミングを通して決められる集積回路である。設計者は、チップ製造者に専用集積回路チップ2を設計及び製造を依頼することなく、単一のPLD上にデジタルシステムを「統合する」ようにプログラムを自身で書く。さらに、今日では、集積回路チップをマニュアルで生成する代わりに、この種のプログラミングは大抵、プログラミング開発及び書き込みで用いられるソフトウエアコンパイラと同様の「論理コンパイラ」ソフトウェアを用いて実装される。コンパイル前の元のコードはまた、ハードウェア記述言語(HDL)と称される特定のプログラミング言語で書かれる必要がある。HDLは、1種類のみではなく、複数種類、例えばABEL(高度なブール表現言語)、AHDL(アルテラハードウェア記述言語)、コンフルエンス、CUPL(コーネル大学プログラミング言語)、HDCal、JHDL(Javaハードウェア記述言語)、Lava、Lola、MyHDL、PALASM、RHDL(Rubyハードウェア記述言語)などを含む。現在、最もよく使われているものは、VHDL(超高速高集積回路ハードウェア記述言語)及びVerilog2である。当業者には、論理方法プロセスを実装するハードウェア回路は、単に、上述のようないくつかのハードウェア記述言語を用いて集積回路内に方法フローを論理的にプログラミングすることによって容易に取得され得ることが明確とされるべきである。
【0135】
実施形態の上記の説明から理解され得るように、当業者は、本出願がソフトウェアに加えて必要な一般的なハードウェアプラットフォームによって実装され得ることを明確に理解することができる。そうした理解に基づいて、本出願の技術的な解決策または現行の技術への貢献をなす部分の本質は、ソフトウェア製品の形態で具現化することができる。そうしたコンピュータソフトウェア製品は、ROM/RAM、磁気ディスク、光学ディスクなどといったストレージ媒体に格納され得、コンピューティングデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであり得る)に本出願の様々な実施形態または実施形態の一部に記載された方法を実行させる命令を含む。
【0136】
本明細書における様々な実施形態は、漸進的に記載され、様々な実施形態の間の同一のまたは同様の部分は互いに参照され得る。各実施形態は、他の実施形態の態様と異なる態様に焦点を当てる。特に、クライアント及びサーバの実装に対して、方法の実装の前述の説明を参照することができる。
【0137】
本出願は、各種汎用のまたは特殊目的のコンピュータシステム環境または構成、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドまたはポータブルデバイス、タブレットデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、セットトップボックス、プログラマブル消費者電子デバイス、ネットワークPC、小型コンピュータ、メインフレームコンピュータ、上記のシステムまたはデバイスのいずれかを含む分散型コンピューティング環境などで用いることができる。
【0138】
本出願は、プログラムモジュールなどの、コンピュータによって実行されるコンピュータ実行可能命令の一般的な文脈で記載され得る。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するまたは特定の抽象データ型を実装するルーティン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。本出願はまた、分散型コンピューティング環境で実施され得る。これらの分散型コンピューティング環境において、タスクは、通信ネットワークを通して接続される遠隔処理デバイスによって行われる。分散型コンピューティング環境において、プログラムモジュールは、ストレージデバイスを含むローカルかつリモートコンピュータストレージ媒体の両方に置かれ得る。
【0139】
本出願は実施形態を用いて説明されたが、当業者であれば、本出願は、本出願の趣旨から逸脱することなく、多数の修正及び変形を有することを理解する。これらの修正及び変形は、本出願の趣旨から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内に包含されることが意図される。