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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-10
(45)【発行日】2022-11-18
(54)【発明の名称】配分制御装置、及び配分設備
(51)【国際特許分類】
   B67D 1/08 20060101AFI20221111BHJP
   A47J 31/46 20060101ALI20221111BHJP
【FI】
B67D1/08 Z
A47J31/46
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2021537451
(86)(22)【出願日】2018-09-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-23
(86)【国際出願番号】 CN2018104557
(87)【国際公開番号】W WO2020047826
(87)【国際公開日】2020-03-12
【審査請求日】2021-03-05
(73)【特許権者】
【識別番号】521095776
【氏名又は名称】石榴進化有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUAVOLUTION LIMITED
【住所又は居所原語表記】Room 4, 3/F, Haiphong Mansion, 53-55 Haiphong Road, Tsim, Sha Tsui, Kowloon Hong Kong
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】劉 育衡
【審査官】高吉 統久
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0162713(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第103090636(CN,A)
【文献】特表2013-525221(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105902170(CN,A)
【文献】特開2005-335768(JP,A)
【文献】特開平04-128138(JP,A)
【文献】特開2000-357269(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/46
B67D 1/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
配分制御装置であって、
回転検知ユニットを含み、前記回転検知ユニットがジック制御回路に接続され、前記ロジック制御回路が配分装置に接続されることに用いられ、前記回転検知ユニットがマッチングした容器に取り外し可能に固定され、前記容器と同期して回転することに用いられ、
前記回転検知ユニットは、前記容器の開始位置からの回転に応じて回転情報を検出し、前記回転情報を前記ロジック制御回路に送信することに用いられ、
前記ロジック制御回路は、前記回転情報を受信し、前記回転情報及び所定の対応関係に応じて、前記配分装置を制御して材料を搬送させるための供給制御命令を前記配分装置に送信するとともに、前記回転情報に基づいて前記容器が前記開始位置に戻ったと検出したときに、前記配分装置を制御して材料搬送を停止させるための供給停止制御命令を前記配分装置に送信することに用いられ、
前記所定の対応関係は、回転情報と供給制御命令との間の対応関係である、ことを特徴とする配分制御装置。
【請求項2】
前記回転情報は、回転方向及び/又は回転範囲を含み、供給制御命令は材料温度制御命令及び/又は配分速度制御命令を含み、前記ロジック制御回路は前記回転方向及び所定の対応関係に応じて材料温度制御命令を前記配分装置に送信し、及び/又は前記回転範囲及び所定の対応関係に応じて配分速度制御命令を前記配分装置に送信することに用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の配分制御装置。
【請求項3】
前記取り外し可能な接続は、スナップ接続、係合接続及び吸着接続のうちの少なくとも1種を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の配分制御装置。
【請求項4】
前記回転検知ユニットの内面には溝が設けられ、前記容器の外面の対応位置には凸起が設けられ、又は
前記回転検知ユニットの内面には凸起が設けられ、前記容器の外面の対応位置には溝が設けられ、又は
前記回転検知ユニットの内面には凸起と溝が設けられ、前記容器の外面の対応位置には溝と凸起が設けられる、ことを特徴とする請求項3に記載の配分制御装置。
【請求項5】
前記回転検知ユニットはトレイ、磁気検知スイッチ集積回路及び磁石を含み、前記トレイが前記容器を取り外し可能に固定することに用いられ、前記磁石が前記トレイに設けられ、前記トレイ及び前記磁石が前記容器と同期して回転し、前記磁気検知スイッチ集積回路が前記ロジック制御回路に接続され、磁石が回転するときに検知した磁力の変化に応じて回転情報を生成して前記ロジック制御回路に送信することに用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の配分制御装置。
【請求項6】
前記回転検知ユニットはトレイ、電流検知集積回路及び導電ユニットを含み、前記トレイが前記容器を取り外し可能に固定することに用いられ、前記導電ユニットが前記トレイに設けられ、前記トレイ及び前記導電ユニットが前記容器と同期して回転し、前記電流検知積回路が前記ロジック制御回路に接続され、前記導電ユニットが回転するときに検知した電流の変化に応じて回転情報を生成して前記ロジック制御回路に送信することに用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の配分制御装置。
【請求項7】
前記回転検知ユニットは、トレイ、押しユニット、及び圧電検知集積回路を含み、前記トレイが前記容器を取り外し可能に固定することに用いられ、前記押しユニットが前記トレイに設けられ、前記トレイ及び前記押しユニットが前記容器と同期して一定の位置まで回転したときに、前記圧電検知積回路は前記ロジック制御回路に接続され、前記圧電検知スイッチ集積回路は、前記押しユニットが回転して押し下げられたときに検知した電圧又は電流の変化に応じて回転情報を生成して前記ロジック制御回路に送信することに用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の配分制御装置。
【請求項8】
前記回転検知ユニットはトレイ、回転ユニット、及び回路スイッチを含み、前記トレイが前記容器を取り外し可能に固定することに用いられ、前記回転ユニットが前記トレイに設けられ、前記トレイ及び前記回転ユニットが前記容器と同期して回転し、前記回路スイッチが前記ロジック制御回路に接続され、前記回転ユニットが回転するときの回路のオンオフ状態の変化に応じて対応する回転情報を生成して前記ロジック制御回路に送信することに用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の配分制御装置。
【請求項9】
配分設備であって、
配分装置と、請求項1~8のいずれか1項に記載の配分制御装置とを含み、前記配分制御装置は前記配分装置に接続され、
前記配分装置は、供給制御命令を受信し、前記供給制御命令にしたがって材料を取り出して搬送するとともに、供給停止制御命令を受信し、前記供給停止制御命令にしたがって材料取り出しを停止することに用いられる、ことを特徴とする配分設備。
【請求項10】
前記配分装置は、材料貯蔵容器と供給制御装置を含み、前記材料貯蔵容器が前記供給制御装置に接続され、前記供給制御装置が前記配分制御装置に通信可能に接続され、
前記供給制御装置は、供給制御命令を受信し、前記供給制御命令にしたがって前記材料貯蔵容器から材料を取り出して搬送するとともに、供給停止制御命令を受信し、前記供給停止制御命令にしたがって材料取り出しを停止することに用いられる、ことを特徴とする請求項9に記載の配分設備。
【請求項11】
前記供給制御装置は、ポンプ及び/又は量配分装置を含み、
前記供給制御装置がポンプと量配分装置を含む場合、前記材料貯蔵容器は、液体/半液体材料貯蔵容器と固体材料貯蔵容器を含み、前記配分装置は材料搬送装置をさらに含み、前記液体/半液体材料貯蔵容器が前記材料搬送装置を介して前記ポンプに接続され、前記固体材料貯蔵容器が前記量配分装置に接続され、前記ポンプ及び前記量配分装置が前記配分制御装置に接続され、
前記供給制御装置がポンプである場合、前記材料貯蔵容器は液体/半液体材料貯蔵容器であり、前記配分装置は材料搬送装置をさらに含み、前記液体/半液体材料貯蔵容器が前記材料搬送装置を介して前記ポンプに接続され、前記ポンプが前記配分制御装置に接続され、
前記供給制御装置が量配分装置である場合、前記材料貯蔵容器は固体材料貯蔵容器であり、前記固体材料貯蔵容器が前記量配分装置を介して前記配分制御装置に接続される、ことを特徴とする請求項10に記載の配分設備。
【請求項12】
前記供給制御装置がポンプである場合、前記配分制御装置に通信可能に接続された流量検出装置をさらに含み、
前記流量検出装置は、材料の流量を検出して、前記流量を前記配分制御装置に送信することに用いられ、
前記配分制御装置は、前記流量を受信し、前記流量が所定の流量と一致しないと検出すると、前記流量検出装置からフィードバックされる前記流量が所定の流量と一致するまで、流量制御命令を前記ポンプに送信し、
前記ポンプは、受信した前記流量制御命令にしたがって配分速度を制御することに用いられる、ことを特徴とする請求項11に記載の配分設備。
【請求項13】
温度制御装置をさらに含み、前記材料搬送装置は前記温度制御装置を介して前記流量検出装置に接続され、
前記ポンプは、供給制御命令を受信し、前記供給制御命令にしたがって前記材料貯蔵容器から材料を取り出して搬送することは、
前記ポンプは前記供給制御命令を受信し、前記供給制御命令にしたがって、前記液体/半液体材料貯蔵容器から材料を取り出して前記温度制御装置に搬送するように材料搬送装置を制御することと、
前記温度制御装置は、受け取った材料の温度を所定温度に制御した後、搬送することと、を含む、ことを特徴とする請求項12に記載の配分設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、配分の技術分野に関し、特に配分制御装置及び配分設備に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、市場でのレストラン、コーヒハウスなどはほとんど配分器具や設備を用いて飲料やデザートなどを販売している。
【0003】
従来の配分設備、配分器などは、手動で作動表面(たとえば指定のボタンやタッチスクリーンなど)をタッチすることで操作する必要があり、特に公共の場所では共用することがあり、使用者は、多くの使用者により接触した操作インターフェースの表面に必ず接触するため、細菌の拡散の原因となり、衛生上の問題を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上に鑑み、上記技術的課題に対して、衛生上の問題を改善することができ、使用者が共用位置の表面にタッチしなくてもよい配分制御装置及び配分設備を提供することが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
配分制御装置であって、
回転検知ユニットとロジック制御回路を含み、前記回転検知ユニットが前記ロジック制御回路に接続され、前記ロジック制御回路が配分装置に接続されることに用いられ、前記回転検知ユニットがマッチングした容器に取り外し可能に固定され、前記容器と同期して回転することに用いられ、
前記回転検知ユニットは、前記容器の開始位置からの回転に応じて回転情報を検出し、前記回転情報を前記ロジック制御回路に送信することに用いられ、
前記ロジック制御回路は、前記回転情報を受信し、前記回転情報及び所定の対応関係に応じて、前記配分装置を制御して材料を搬送させるための供給制御命令を前記配分装置に送信するとともに、前記回転情報に基づいて前記容器が前記開始位置に戻ったと検出したときに、前記配分装置を制御して材料搬送を停止させるための供給停止制御命令を前記配分装置に送信することに用いられ、
前記所定の対応関係は、回転情報と供給制御命令との間の対応関係である。
【0006】
配分設備であって、
配分装置と、上記配分制御装置とを含み、前記配分制御装置は前記配分装置に接続され、
前記配分装置は、供給制御命令を受信し、前記供給制御命令にしたがって材料を取り出して搬送するとともに、供給停止制御命令を受信し、前記供給停止制御命令にしたがって材料取り出しを停止することに用いられる。
【発明の効果】
【0007】
上記配分制御装置及び配分設備では、回転検知ユニットは、容器の開始位置からの回転に応じて回転情報を検出し、回転情報をロジック制御回路に送信することに用いられ、ロジック制御回路は、回転情報を受信し、回転情報及び所定の対応関係に応じて、配分装置を制御して材料を搬送させるための供給制御命令を配分装置に送信するとともに、回転情報に基づいて容器が開始位置に戻ったと検出したときに、配分装置を制御して材料搬送を停止させるための供給停止制御命令を配分装置に送信することに用いられ、所定の対応関係は、回転情報と供給制御命令との間の対応関係である。容器は、回転検知ユニットに取り外し可能に接続されて、回転検知ユニットを同期して回転駆動し、それにより、使用者が共用位置の表面にタッチすることなく、自分の容器に接触して回転させるだけで、配分操作を達成することができ、衛生上の問題を効果的に改善する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本出願の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明するが、明らかなように、以下の説明における図面は本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な努力を必要とせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1】一実施例に係る配分制御装置の構造ブロック図である。
図2】一実施例に係る配分制御装置が回転信号を検知した後、配分命令を実行する制御模式図である。
図3】一実施例に係る配分制御装置が回転信号を検知した後、配分命令が終了したときの制御模式図である。
図4】一実施例に係る回転検知ユニットの部分構造模式図である。
図5】一実施例に係る容器が回転検知ユニットと同期して回転するときの模式図である。
図6】一実施例に係る回転検知ユニットの作動原理模式図である。
図7】別の実施例に係る回転検知ユニットの作動原理模式図である。
図8】さらなる実施例に係る回転検知ユニットの作動原理模式図である。
図9】一実施例に係る配分設備の構造ブロック図である。
図10】別の実施例に係る配分設備の構造ブロック図である。
図11】さらなる実施例に係る配分設備の構造ブロック図である。
図12】さらなる実施例に係る配分設備の構造ブロック図である。
図13】一実施例に係る材料搬送装置の上部分構造模式図である。
図14】一実施例に係る材料搬送装置の下部分構造模式図である。
図15】一実施例に係る配分設備の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本出願の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、図面及び実施例によって本出願をさらに詳しく説明する。なお、ここで説明する具体的な実施例は本出願を解釈するために過ぎず、本出願を限定するものではない。
【0010】
一実施例では、図1に示すように、配分制御装置は、回転検知ユニット110とロジック制御回路120を含み、回転検知ユニット110がロジック制御回路120に接続され、ロジック制御回路120が配分装置に接続されることに用いられ、回転検知ユニット110がマッチングした容器に取り外し可能に固定され、容器と同期して回転することに用いられ、回転検知ユニット110は、容器の開始位置からの回転に応じて回転情報を検出し、回転情報をロジック制御回路120に送信することに用いられ、ロジック制御回路120は回転情報を受信し、回転情報及び所定の対応関係に応じて、配分装置を制御して材料を搬送させるための供給制御命令を配分装置に送信するとともに、回転情報に基づいて容器が開始位置に戻ったと検出したときに、配分装置を制御して材料搬送を停止させるための供給停止制御命令を配分装置に送信することに用いられ、所定の対応関係は、回転情報と供給制御命令との間の対応関係である。
【0011】
具体的には、ロジック制御回路120はロジック操作回路であり、回転検知ユニットにより検出された回転情報に基づいて配分装置を操作し、ロジック制御回路120には、回転情報と供給制御命令との対応関係が予め設定されており、回転情報は複数あってもよく、特に限定されるものではなく、実際のニーズに応じて設定することができ、たとえば、配分速度、所定の対応関係すなわち回転情報に対応する材料タイプの選択、配分容量、速度などが挙げられ、使用者は、まず、対応する回転情報を予め設定することで、配分する材料のタイプ、この容量、量、速度の実行規格を定義し、材料の種類については特に限定がなく、水、飲料などの液体類であってもよく、アイスクリームなどの半液体類であってもよく、アイスキューブなどの固体類であってもよく、このようにして、ロジック制御回路120は所定の条件に従って所定の操作命令を実行することができ、一例として、図2に示すように、第2レンジ位置にまで回転すると、配分速度が1秒あたり50mLであり、使用者は容器をマッチングした回転検知ユニット110に置き、容器の底部を回転検知ユニット110に取り外し可能に接続し、回転検知ユニット110が容器により回転させられるようにし、たとえば、回転検知ユニット110が容器に連動して第2レンジに回転し、このとき、ロジック制御回路120が回転検知ユニット110から対応する信号を取得し、使用者により予め設定された条件に従って配分速度は1秒あたり50mLであり、図3に示すように、使用者は容器を開始位置に戻して、回転検知ユニット110も開始位置に回転させられ、それで、配分実行動作は停止する。
【0012】
上記配分制御装置では、現代社会では衛生意識が高まったり、細菌拡散の原因を大幅に減少させたりすることを考慮し、公共の場所である配分設備、配分器を共用する場合、使用者が他の使用者によりタッチされ得る表面にタッチすることなく、手で自分の容器だけに接触するだけでよく、手で容器を回転させることで配分動作を行うようにする。その利点としては、衛生の点では、個別の使用者が指定の共用操作インターフェースの表面にタッチすることで細菌やウイルスの拡散を引き起こすことを大幅に減らし、コミュニティの衛生環境を改善し、使用者が安心して使用できるように特定の配分設備、配分器の衛生性を確保し、ビジネスの点では、商店などにおいて(たとえば、レストランでの水セルフサービス、飲み物のセルフサービスなどで)は、顧客が衛生上の配慮をせずに安心して使用できるようにし、衛生についてよいイメージを作り出す。
【0013】
一実施例では、回転情報は回転方向及び/又は回転範囲を含み、供給制御命令は材料温度制御命令及び/又は配分速度制御命令を含み、ロジック制御回路120は回転方向及び所定の対応関係に応じて材料温度制御命令を配分装置に送信し、及び/又は回転範囲及び所定の対応関係に応じて配分速度制御命令を配分装置に送信する。
【0014】
具体的には、本実施例では、回転情報は回転方向と回転範囲を含み、回転方向は、たとえば、開始位置に対して反時計回りで回転したり、開始位置に対して時計回りで回転したりするなど、開始位置に対する回転方向であり、回転範囲は、回転するレンジ、たとえば1レンジ、2レンジ、3レンジなどであり、回転方向を定義することは、材料温度を制御するためであり、たとえば、時計回りで回転する場合は、常温の水が配分され、反時計回りで回転する場合は、お湯が配分され、回転範囲は配分速度を制御するものであり、たとえば、1レンジは、1秒あたり50mL、2レンジは1秒あたり80mLであり、なお、使用者は、実際のニーズに応じて所定の対応関係を設定することができる。
【0015】
一実施例では、取り外し可能接続は、スナップ接続、係合接続、及び吸着接続のうちの少なくとも1種を含む。
【0016】
具体的には、取り外し可能接続は、スナップ接続、係合接続、及び吸着接続を含むが、これらに制限されず、回転検知ユニット110が容器と同期して回転することを可能とする取り外し可能接続であれば、使用可能である。このように、使用者は、容器を回転検知ユニット110に取り外し可能に接続して回転検知ユニット110を回転駆動し、配分装置をトリガーして配分動作を実行させると、容器を簡便にピックアップすることができ、それにより、利便性をさらに向上させる。
【0017】
一実施例では、回転検知ユニット110の内面には溝が設けられ、容器の外面の対応位置には凸起が設けられ、又は、回転検知ユニット110の内面には凸起が設けられ、容器の外面の対応位置には溝が設けられ、又は、回転検知ユニット110の内面には凸起と溝が設けられ、容器の外面の対応位置には溝と凸起が設けられる。
【0018】
具体的には、凸起部は容器の底部又は容器の側辺に設けられ、凹部は容器の底部又は容器の側辺に設けられるようにしてもよく、回転検知ユニット110の底部には、容器の底部の凸起部と嵌合し自体の応答により所望の材料のカテゴリー、配分容量、量、速度を識別するために設けられた凹部が容器の底部の凸起部に対応して設けられ、このように、回転検知ユニット110の底部には、容器の底部の凹部と嵌合し自体の応答により所望の材料のカテゴリー、配分容量、量、速度を識別するために設けられた凸起部が容器の底部の凹部に対応して設けられ、回転検知ユニット110の側辺には、容器の側辺の凹部と嵌合し自体の応答により所望のカテゴリー、配分容量、量、速度を識別するために設けられた凸起部が容器の側辺の凹部に対応して設けられ、回転検知ユニット110の側辺には、容器側辺の凸起部と嵌合し自体の応答により所望の材料のカテゴリー、配分容量、量、速度を識別するために設けられた凹部が容器側辺の凸起部に対応して設けられる。図4、5に示すように、回転検知ユニット110の回転ユニット111は容器の底部(又は側辺)の凸起部(又は凹部)を収容しており、回転させられることができ、回転動作をするときに信号がロジック制御回路120に伝送され、配分装置が制御されて対応する配分操作を行い、さらに、回転ユニット111は、回転検知ユニット110の底部(又は側辺)に設けられた凸起部(又は凹部)を含む。たとえば、使用者が容器を嵌合対象となる回転検知ユニット110に置き、容器の底部の凸起部を回転検知ユニット110の凹部に固定し、回転検知ユニット110を容器と同期して回転させ、反時計回りで回転する場合お湯を配分し、第2レンジ位置にまで回転すると配分速度を1秒あたり50mLとするように設定する。さらに、容器は特製の容器であってもよく、普通の容器であってもよく、普通の容器である場合、普通容器の対応位置に、回転検知ユニット110とマッチングしたデバイスを取り外し可能に固定し、回転検知ユニット110が容器と同期して回転するようにすることができる。
【0019】
さらに、上記の容器の凹凸部分の配置位置、形状や量、及び回転検知ユニット110の凹凸部分の配置位置、形状や量は、説明に記載の例に制限されず、実際の設計及び応用の環境のニーズに応じて、嵌合位置の凹又は凸、凹凸部分の嵌合量、及び容器や回転検知ユニット110における凹凸部位の位置を設定することができ、凹凸部位の形状については制限がない。
【0020】
一実施例では、図6に示すように、回転検知ユニット110は、トレイ、磁気検知スイッチ集積回路112、及び磁石113を含み、トレイが容器を取り外し可能に固定することに用いられ、磁石113がトレイに設けられ、トレイ及び磁石113が容器と同期して回転し、磁気検知スイッチ集積回路112はロジック制御回路120に接続され、磁石113が回転するときに検知した磁力の変化に応じて回転情報を生成してロジック制御回路120に送信することに用いられる。
【0021】
具体的には、トレイ及び磁石は容器と同期して回転し、磁石が磁気検知スイッチ集積回路の電子素子に近くなるまで回転すると、磁石の磁力が増大して、磁気検知スイッチ集積回路素子により十分な磁力が検知されたときに、磁気検知スイッチ集積回路素子の出力に電圧の変化が生じて回転情報に変換され、それにより、ロジック制御回路は状態の変化を識別し、受信した回転情報に基づいて配分装置を制御して、対応する操作を実行させる。
【0022】
一実施例では、図7に示すように、回転検知ユニット110は、トレイ、電流検知集積回路114、及び導電ユニット115を含み、トレイが容器を取り外し可能に固定することに用いられ、導電ユニット115がトレイに設けられ、トレイ及び導電ユニット115が容器と同期して回転し、電流検知集積回路114はロジック制御回路120に接続され、導電ユニット115が回転させられるときに検知した電流の変化に応じて回転情報を生成してロジック制御回路120に送信することに用いられる。
【0023】
具体的には、トレイ及び導電ユニットは容器と同期して回転し、回転させられた導電ユニットにタッチして(容器を回転させるときに接触した導電部分に)接触し、押し下げられると電流導通部分を発生させ、指定の位置部分まで回転させられて電流を導通させると、電流検知集積回路は電流の変化を回転情報に変換し、それにより、ロジック制御回路は状態の変化を識別して、受信した回転情報に基づいて配分装置を制御して、対応する操作を実行させる。
【0024】
一実施例では、図8に示すように、回転検知ユニット110は、トレイ、押しユニット、及び圧電検知集積回路116を含み、トレイが押しユニットを取り外し可能に固定することに用いられ、押しユニットがトレイに設けられ、トレイ及び導電ユニットが容器と同期して回転し、圧電検知集積回路116はロジック制御回路120に接続され、圧電検知集積回路は、押しユニットが回転させられたときに検知した電圧又は電流の変化に応じて、対応する回転情報を生成してロジック制御回路120に送信することに用いられる。
【0025】
具体的には、回転検知ユニットは容器と同期して回転し、押しユニット(即ち、圧電検知回路を押すユニットであって、容器を回転させるときに押し下げられた導電部分)は、指定の位置部分に回転させられて、圧電検知回路に押して圧力を印加すると、この圧電検知集積回路は、印加された圧力により一定の出力(電圧/電流)の変化を発生させて回転情報に変換し、それにより、ロジック制御回路は状態の変化を識別して、受信した回転情報に基づいて配分装置を制御して、対応する操作を実行させる。
【0026】
一実施例では、回転検知ユニット110は、トレイ、回転ユニット、及び回路スイッチを含み、トレイが容器を取り外し可能に固定することに用いられ、回転ユニットがトレイに設けられ、トレイ及び回転ユニットが容器と同期して回転し、回路スイッチはロジック制御回路120に接続され、回転ユニットが回転するときの回路のオンオフ状態の変化に応じて、対応する回転情報を生成してロジック制御回路120に送信することに用いられる。
【0027】
具体的には、回転検知ユニット110は容器と同期して回転し、回転ユニットは指定の位置部分に回転させられると、回路のオンオフ状態の変化をトリガーし、回路スイッチの変化を回転情報に変換し、それにより、ロジック制御回路120は状態の変化を識別して、受信した回転情報に基づいて配分装置を制御して、対応する操作を実行させる。
【0028】
一実施例では、回転検知ユニット110は、トレイ、導電ユニット、及び一般的な回路であってもよく、導電ユニットは、容器に接触して同期回転することで回路を導通させ、指定の位置部分に回転させられて回路を接続して導通させると、回路は通電し、それにより、ロジック制御回路120は状態の変化を識別して、受信した回転情報に基づいて配分装置を制御して、対応する操作を実行させる。
【0029】
以上に挙げられた電子検知方式は、挙げられた例に制限されるものでなく、特に電子検知方式は様々であり、他の電子検知方式で実行してもよい。
【0030】
一実施例では、図9に示すように、配分設備は、配分装置300と上記配分制御装置100とを含み、配分制御装置100は配分装置300に接続され、配分装置300は、供給制御命令を受信し、供給制御命令にしたがって材料を取り出して搬送するとともに、供給停止制御命令を受信し、供給停止制御命令にしたがって材料取り出しを停止することに用いられる。
【0031】
具体的には、配分装置300は、配分制御装置100によって送信された供給制御命令に従って、対応する材料を取り出して容器に搬送し、配分制御装置100によって送信された供給停止制御命令に従って、対応する材料を取り出して容器に搬送することを停止し、両方を組み合わせることにより、材料配分過程は行われる
【0032】
一実施例では、図10に示すように、配分装置300は、材料貯蔵容器310と供給制御装置320を含み、材料貯蔵容器310が供給制御装置320に接続され、供給制御装置320が配分制御装置100に通信可能に接続され、供給制御装置320は、供給制御命令を受信し、供給制御命令にしたがって材料貯蔵容器310から材料を取り出して搬送するとともに、供給停止制御命令を受信し、供給停止制御命令にしたがって材料取り出しを停止することに用いられる。
【0033】
具体的には、材料貯蔵容器310は、液体、半液体又は固体の貯蔵容器であり、1つの配分設備は複数の材料貯蔵容器310を含むことができ、各材料貯蔵容器310は、対応する供給制御装置320にマッチングし、実際のニーズに応じて組み合わせることができ、たとえば、1つの半液体貯蔵容器と1つの固体貯蔵容器の両方を含むことができ、材料の種類については特に限定がなく、水、飲料などの液体類であってもよく、アイスクリーム、スムージーのような飲み物、ソフトクリームなどの半液体類であってもよく、アイスキューブ、砂糖顆粒などの固体類であってもよい。
【0034】
一実施例では、図11、12に示すように、供給制御装置320は、ポンプ322及び/又は量配分装置324を含み、供給制御装置320がポンプ322と量配分装置324を含む場合、材料貯蔵容器310は、液体/半液体材料貯蔵容器312と固体材料貯蔵容器314を含み、配分装置は材料搬送装置330をさらに含み、液体/半液体材料貯蔵容器312が材料搬送装置330を介してポンプ322に接続され、固体材料貯蔵容器314が量配分装置324に接続され、ポンプ322及び量配分装置324が配分制御装置に接続され、供給制御装置320がポンプ322である場合、材料貯蔵容器310は液体/半液体材料貯蔵容器312であり、配分装置は材料搬送装置330をさらに含み、液体/半液体材料貯蔵容器312が材料搬送装置330を介してポンプ322に接続され、ポンプ322が配分制御装置に接続され、供給制御装置320が量配分装置324である場合、材料貯蔵容器310は固体材料貯蔵容器314であり、固体材料貯蔵容器314が量配分装置324を介して配分制御装置に接続される。
【0035】
具体的には、材料が液体又は半液体類である場合、対応する材料貯蔵容器310は液体/半液体材料貯蔵容器312であり、対応する供給制御装置320はポンプ322であり、材料が固体類である場合、対応する材料貯蔵容器310は固体材料貯蔵容器314であり、対応する供給制御装置320は量配分装置324である。供給制御装置320がポンプ322を含む場合、材料搬送装置330をさらに含み、ポンプ322は、材料貯蔵容器310から材料を取り出して搬送するように材料搬送装置330を制御する。
【0036】
一実施例では、図14、15に示すように、材料搬送装置330は、上部分(10)、下部分(20)を含み、上部分(10)が固定部材(12)、昇降部材(11)を含み、固定部材(12)が上部分(10)の内底面に固設され、昇降部材(11)が固定部材(12)の内部に上下移動可能に設けられ、昇降部材(11)の側壁には流通孔(16)が設けられ、昇降部材(11)の中央部には、上部分(10)の底部を通り抜ける注入流通チャンネル(15)を有し、下部分(20)はカバー(21)、剛性カラム(22)を含み、カバー(21)が剛性カラム(22)に固定して接続され、剛性カラム(22)の内部にはチャンネルを有し、カバー(21)の外側壁が昇降部材(11)の内側壁と係合し得る。
【0037】
さらに、上部分10は固定部材12、昇降部材11を含み、固定部材12が上部分10の内底面に固設され、昇降部材11が固定部材12の内部に上下移動可能に設けられ、本実施例では、固定部材12、昇降部材11はともにリング状であるが、もちろん、他の形状としてもよく、昇降部材11の側壁には、注入するための流通孔16が設けられ、昇降部材11の中央部には、上部分10の底部を通り抜ける注入流通チャンネル15を有する。
【0038】
下部分20は、カバー21、剛性カラム22、外側伸縮管24、内側伸縮管26、内部チャンネル28、及び接続ホース29を含み、外側伸縮管24が、天板24a、底板24b、及び両方を接続するための側壁24cを含み、天板24aと底板24bとの間にはばね25が設けられ、天板24aと底板24bとの間にはばね25が設けられ、剛性カラム22は、天板24aに設けられ、支持作用を果たせる丈夫な材料を使用すればよく、たとえば、ステンレス鋼材料であり、ステンレス鋼材料を使用すると錆びにくい。剛性カラム22は内部にチャンネルを有し、内側伸縮管26は外側伸縮管24の内部に設けられ、剛性カラム22と連通し、内側伸縮管26は、コストが低く、弾性に優れ、耐用年数が長いことから、ゴム材料などの弾性材料を用いる。ばね25は内側伸縮管26の外部に位置し、剛性カラム22と天板24aとの接続箇所には第2の漏れ防止リング212が設けられ、底板24bには支持基部27が設けられ、支持基部27には、内側伸縮管26を通り抜けて剛性カラム22内に延びている支持柱23が設けられ、支持柱23のトップにはカバー21が固設され、カバー21は剛性カラム22のトップに固定して接続され、カバー21と剛性カラム22との接続箇所には第1の漏れ防止リング211が設けられ、剛性カラム22は昇降部材11の内部に位置し、カバー21の外側壁と昇降部材11のトップの内側壁が、係止部14と凸起部210との嵌合により係合され、本実施例では、係止部14は昇降部材11のトップの内側壁に設けられ、凸起部210はカバー21の外側壁に設けられる。内部チャンネル28は底板24bに固定して接続され、剛性カラム22と連通し、接続ホース29は内部チャンネル28の底部と連通する。
【0039】
具体的には、材料搬送装置330が供給制御装置320と組み合わせて使用され、上部分を押し下げ、固定部材が上部分に連動して下方へ移動し、剛性カラムがカバーを介して昇降部材を駆動して上方へ移動させ、流通孔を露出させる。このとき、液体/半液体が下部分から上部分へ流れて、流通孔から吐出することができ、このように、注入作動が実現される。この材料搬送装置330は、様々な水、飲料、又は他の液体/半液体、及びアイスクリームやスムージーの注入に適用できるが、これらに制限されず、注入速度が高く、効率が高く、安全性能に優れ、高温液体の搬送時の飛散を防止し、さらには使用者に火傷を負わせるという問題を回避し、また、下部から上部へ注入するような方式により、注入する際に漏れたりこぼれたりすることを防止し、炭酸液体を注入するときに生じる泡を大幅に減らし、液体の還流を回避し、自然水流のような簡単な原理を利用して、液体供給源から本装置の上部分に注入し、このような設計により、飲料、飲み物などの液体、及び半液体状態の材料などを上部から下部へ注入するような従来の方式を変えて、操作を簡便にすることができる。
【0040】
一実施例では、図12に示すように、供給制御装置320がポンプ322である場合、配分設備は配分制御装置100に通信可能に接続された流量検出装置350をさらに含み、流量検出装置350は、材料の流量を検出して、流量を配分制御装置100に送信することに用いられ、配分制御装置100は、流量を受信し、流量が所定の流量と一致しないと検出すると、流量検出装置350からフィードバックされる流量が所定の流量と一致するまで、流量制御命令をポンプ322に送信し、ポンプ322は、受信した流量制御命令にしたがって配分速度を制御することに用いられる。
【0041】
具体的には、流量検出装置350のタイプについて特に限定はなく、材料の種類に応じて調整することができ、対応する流量検出装置350は、配分速度又は量の正確性を確保するために材料の流量をロジック制御回路にフィードバックする。本出願が適用可能な範囲は、各種の液体の配分(たとえば飲料水、飲料の容量)、各種の半液体の配分(たとえば、スムージー類飲み物、ソフトクリームの容量)や各種の固体の配分(たとえば、アイスキューブ、砂糖顆粒の量)を含むが、これらに制限されない。
【0042】
一実施例では、図12に示すように、配分設備は、温度制御装置340をさらに含み、材料搬送装置は温度制御装置340に接続され、
ポンプ322は供給制御命令を受信し、供給制御命令にしたがって材料貯蔵容器から材料を取り出して搬送することは、ポンプ322は供給制御命令を受信し、供給制御命令にしたがって、材料貯蔵容器310から材料を取り出して温度制御装置340に搬送することと、温度制御装置340は、受け取った材料の温度を所定温度に制御した後、搬送することと、を含む。
【0043】
具体的には、材料が液体又は半液体である場合、配分設備は、液体又は半液体材料の温度を制御するための温度制御装置340をさらに含み、配分設備が温度制御装置340を含む場合、制御命令には、対応する温度制御情報が含まれ、たとえば、反時計回りで回転する場合、お湯が配分され、時計回りで回転する場合、常温の水が配分され、ポンプ322は、供給制御命令を受信し、供給制御命令にしたがって、材料貯蔵容器310から材料を取り出して温度制御装置340に搬送するように材料搬送装置330を制御し、温度制御装置340は、受け取った材料の温度を所定温度に制御した後、搬送する。
【0044】
一実施例では、温度制御装置340は、温度制御装置340を介して配分制御装置100及び流量検出装置350に接続されたヒータ及び/又はクーラーを含む。
【0045】
具体的には、ヒータは、材料を加熱することに用いられ、クーラーは材料を冷却することに用いられ、このように、材料の温度が制御される。
【0046】
以上に挙げられた配分材料の吐出口が制限されたり、量が指定されたりすることはなく、回転のレンジ量、配分速度などもここで説明された例に制限されず、個人のニーズに応じて設定することができ、本出願では、回転レンジだけを距離とし、回転の検知単位を回転範囲としてもよい。
【0047】
実際に使用する際に、図15に示すように、液体/半液体配分を例として、具体的な手順を以下のように説明する。1、容器の底部の凸起部が配分設備の対応する凹部に合わせるように、容器を配分設備の指定の位置に置く。2、使用者は、容器を反時計回りで第2レンジ位置まで回転させ(反時計回りの場合は、お湯が配分され、第2レンジ位置では、配分速度=50mL/SECである)、設定された検知方式により、対応する信号(対応制御命令)をロジック制御回路に送信する。3、このとき、ロジック制御回路は、容器を回転させた状態の信号に従って操作を行い、お湯を配分する水ポンプのモータ(供給制御装置220に対応する)を起動させて、水ポンプのモータの配分速度を(50mL/SEC)に制御する。4、指定の水ポンプのモータが起動されながら、対応する流量計が水流速度をロジック制御回路にフィードバックし、それにより、配分速度の正確性を確保する。5、配分設備の吐水口が、指定の配分命令に従って、お湯を50mL/SECの速度で配分する。
【0048】
上記配分設備は、各種の液体、飲料、又は他の液体/半液体/固体などの、配分可能な材料に適用できるが、これらに制限されず、特に公共の場所(たとえば、銀行、オフィス、空港、展示会など、複数の人が共用する環境)に適用でき、使用者が、容器を適切な配置位置に置き、手で容器を回転させることで、特定カテゴリーの材料の配分開始、又は配分容量、配分量、又は対象材料の配分速度などの選択操作を行うだけでよく、他人が接触した任意の共用の表面(たとえばボタン)にタッチせずに配分操作を行うことができ、それにより、多数の人がタッチし得る表面にタッチすることを回避し、衛生性を向上させる。
【0049】
以上の実施例の各技術的特徴は任意に組み合わせることができ、説明の便宜のため、上記実施例の各技術的特徴のすべての可能な組み合わせを網羅して説明していないが、このような技術的特徴の組み合わせは、矛盾がない限り、本明細書の記載範囲とみなすべきである。
【0050】
以上の実施例は、本出願のいくつかの実施形態だけを示しており、具体的かつ詳細に説明しているが、発明特許範囲を制限すると理解してはならない。当業者であれば、本出願の構想を逸脱することなく、いくつかの変形及び改良を行うことができ、これらは、すべて本出願の保護範囲に属する。したがって、本出願特許の保護範囲は添付の特許請求の範囲に準じるべきである。
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