(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-11
(45)【発行日】2022-11-21
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 15/02 20060101AFI20221114BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20221114BHJP
【FI】
G06F15/02 315Z
G06F15/02 360E
G06F15/02 360D
G06F3/0481
(21)【出願番号】P 2021180030
(22)【出願日】2021-11-04
【審査請求日】2021-11-04
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513040384
【氏名又は名称】株式会社マネーフォワード
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】石沢 舞
(72)【発明者】
【氏名】渋谷 亮
(72)【発明者】
【氏名】南立 拓矢
(72)【発明者】
【氏名】安西 佑介
【審査官】漆原 孝治
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-332930(JP,A)
【文献】特開2008-059314(JP,A)
【文献】特開平11-053318(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 15/02
G06F 3/0481
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
入力受付部と、表示情報生成部と、算出部と
、取得部とを備え、
前記入力受付部は、ユーザからの入力を受け付け可能に構成され、
前記表示情報生成部は、給与計算を行うための計算式を入力するための計算式入力欄を含む画面を生成し、
前記表示情報生成部は、前記計算式を構成する複数の変数であって前記計算式入力欄に入力される変数を複数の変数候補から選択可能な態様で表示する表示情報を生成し、前記入力受付部が前記計算式入力欄に対する入力を受け付けた場合に、前記画面に値入力欄を表示する表示情報を生成可能に構成され、
前記入力受付部は、前記ユーザによって前記変数候補から選択されて入力された前記変数を、前記計算式入力欄に対する入力として受け付け、
前記変数は、前記給与計算に関する項目に対応付けられたものであり、
前記値入力欄は、前記計算式入力欄に入力された前記計算式中の前記変数に代入する値を入力可能な欄であり、
前記算出部は、前記値入力欄に入力された前記値と前記計算式とに基づく解を算出可能に構成され
、
前記取得部は、変数の値を含む過去の給与データを取得可能に構成され、
前記入力受付部は、前記給与データに含まれる変数の値を前記値入力欄に対する入力として受け付ける
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記変数候補は変数リストによって表示されるものであり、
前記変数リストは、項目毎の複数のリストから構成され、
前記項目は、計算の基礎と、支給項目と、勤怠項目とを含む
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
前記表示情報生成部は、前記計算式入力欄と、前記値入力欄と、前記解とを同一画面に表示させる表示情報を生成する
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記表示情報生成部は、前記計算式入力欄に入力可能な関数の少なくとも一部に対応する関数入力オブジェクトを表示する表示情報を生成し、
前記入力受付部は、前記関数入力オブジェクトにより選択された関数を、前記計算式入力欄に対する入力として受け付ける
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記関数入力オブジェクトは、テンキーのキー配置に応じた位置に配置される
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記表示情報生成部は、前記計算式入力欄に入力可能な関係演算子の少なくとも一部に対応する関係演算子入力オブジェクトを表示する表示情報を生成し、
前記入力受付部は、前記関係演算子入力オブジェクトにより選択された関係演算子を、前記計算式入力欄に対する入力として受け付ける
情報処理装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記給与データは、検証済みの変数の値と、該変数の値により算出される解の値との組であり、
前記表示情報生成部は、前記算出部が算出した解の値が、前記給与データに含まれる解の値と一致しなかった場合に、警告を表示する表示情報を生成する
情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータを情報処理装置として動作させるプログラムであって、
コンピュータを請求項1乃至請求項
7のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させる
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、コンピュータとソフトウェアを用いて給与計算を行うことが一般的である。給与計算を行うシステムは、ローカルで行うものや、クラウドサービスとして提供されるものがある。特許文献1には、給与計算の仕方を決定する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、給与計算を行う計算式は、システムで用意されているものを利用するほか、カスタムの計算式を用いる場合がある。カスタムの計算式を用いる場合、計算式を設定し、かつ、設定した計算式が適切であるか否かを検算等により確認する必要があり、この計算式の設定と検算に、表計算ソフトウェアや電卓が用いられている。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、計算式の設定と、設定した計算式の確認とを容易に行うことのできる情報処理装置及びプログラムを提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、入力受付部と、表示情報生成部と、算出部とを備える。入力受付部は、ユーザからの入力を受け付け可能に構成される。表示情報生成部は、計算式入力欄を含む画面を表示する表示情報を生成し、入力受付部が計算式入力欄に対する入力を受け付けた場合に、画面に検算値入力欄を表示する表示情報を生成可能に構成される。検算値入力欄は、計算式入力欄に入力された計算式中の変数に代入する値を入力可能な欄である。算出部は、検算値入力欄に入力された値と計算式とに基づく解を算出可能に構成される。
【0007】
本発明の一態様によれば、容易に計算式の適否を確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置1の配置例を示した図である。
【
図3】情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。
【
図4】表示情報生成部102により生成された表示情報に基づいて、利用者端末2に表示される画面の例を示した図である。
【
図5】表示情報生成部102により生成された表示情報に基づいて、利用者端末2に表示される画面の例を示した図である。
【
図6】表示情報生成部102により生成された表示情報に基づいて、利用者端末2に表示される画面の例を示した図である。
【
図7】表示情報生成部102により生成された表示情報に基づいて、利用者端末2に表示される画面の例を示した図である。
【
図10】情報処理装置1の動作の流れを示すアクティビティ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置1の配置例を示した図である。同図に示すように、情報処理装置1は、複数の利用者端末2とネットワーク3を介して通信可能に接続されている。
【0014】
情報処理装置1は、給与計算に関する情報処理を行うものであり、特に、計算式の設定と、設定した計算式の適否の確認を行うことができる装置である。なお、情報処理装置1の詳細については後述する。
【0015】
利用者端末2は、利用者であるユーザが用いる端末であり、ウェブブラウザが動作するパーソナルコンピュータやタブレット、スマートフォン等である。なお、ユーザとは、企業等の給与関連の業務を行う担当者である。
【0016】
ネットワーク3は、情報処理装置1と、利用者端末2とを通信可能にするネットワークであり、例えば、インターネットを含むものである。
【0017】
2.情報処理装置の構成
次に、情報処理装置1の構成について説明する。
図2は、情報処理装置1の構成を示した図である。同図に示すように、情報処理装置1は、処理部11と、記憶部12と、一時記憶部13と、外部装置接続部14と、通信部15とを有しており、これらの構成要素が情報処理装置1の内部において通信バス16を介して電気的に接続されている。
【0018】
処理部11は、例えば、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)により実現されるもので、記憶部12に記憶された所定のプログラムに従って動作し、種々の機能を実現する。
【0019】
記憶部12は、様々な情報を記憶する不揮発性の記憶媒体である。これは、例えばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)やソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスにより実現される。なお、記憶部12は、情報処理装置1と通信可能な別の装置に配するようにすることも可能である。
【0020】
一時記憶部13は、揮発性の記憶媒体である。これは、例えばランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリにより実現され、処理部11が動作する際に一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶する。
【0021】
外部装置接続部14は、例えばユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)や高精細度マルチメディアインターフェース(High-Definition Multimedia Interface:HDMI)といった規格に準じた接続部であり、キーボード等の入力装置やモニタ等の表示装置を接続可能としている。
【0022】
通信部15は、例えばローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)規格に準じた通信手段であり、情報処理装置1とローカルエリアネットワークやこれを介したインターネット等のネットワーク3との間の通信を実現する。
【0023】
なお、情報処理装置1には、汎用のサーバ向けのコンピュータやパーソナルコンピュータ等を利用することが可能であり、複数のコンピュータを用いて情報処理装置1を構成することも可能である。
【0024】
3.情報処理装置1の機能
次に、情報処理装置1の機能について説明する。情報処理装置1は、給与計算に関する情報処理を行うもので、プログラムにしたがって動作することで、後述する各機能部を実現する。このプログラムは、コンピュータを情報処理装置として動作又は機能させるプログラムである。
【0025】
図3は、情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置1は、入力受付部101と、表示情報生成部102と、算出部103と、取得部104とを備える。
【0026】
入力受付部101は、ユーザからの入力を受け付け可能に構成される。ユーザからの入力は、利用者端末2において、キーボードやマウス等のポインティングデバイスが操作されることにより行われるもので、文字や数値、オブジェクトに対する操作等を入力として受け付ける。
【0027】
表示情報生成部102は、例えば、
図4乃至
図7に示す画面を利用者端末2に表示させるための表示情報を生成する。
図4乃至
図7は、表示情報生成部102により生成された表示情報に基づいて、利用者端末2に表示される画面の例を示した図である。
【0028】
表示情報生成部102は、まず、
図4に示す画面501を表示する表示情報を生成する。画面500は、計算式入力欄511を含む。また、表示情報生成部102は、入力受付部101が計算式入力欄511に対する入力を受け付けた場合に、
図5に示す画面502のように検算値入力欄571、検算値入力欄572等を表示する表示情報を生成する。検算値入力欄571、検算値入力欄572は、計算式入力欄511に入力された計算式中の変数に代入する値を入力可能な欄である。また、表示情報生成部102は、検算値入力欄571、検算値入力欄572の検算値入力欄に、値が入力されると、
図6に示す画面503のように、検算指示オブジェクト581や検算結果表示582、保存指示オブジェクト591を表示する。検算指示オブジェクト581は、検算を実行させる指示を行うためのオブジェクト、例えば、ボタンであり、検算結果表示582は、検算結果を表示する領域である。保存指示オブジェクト591は、計算式入力欄511に入力された計算式の保存を指示するためのオブジェクト、例えば、ボタンである。なお、表示情報生成部102は、計算式入力欄511に計算式が入力された際に、画面502ではなく、画面503を表示するようにしてもよい。
【0029】
また、表示情報生成部102は、計算式入力欄511に入力可能な変数を一覧で視認可能な変数リスト521、数値入力オブジェクト531、演算子入力オブジェクト541、計算式入力欄に入力可能な関係演算子の少なくとも一部に対応する関係演算子入力オブジェクト551、計算式入力欄に入力可能な関数の少なくとも一部に対応する関数入力オブジェクト561を表示する表示情報を生成する。変数リスト521、数値入力オブジェクト531、演算子入力オブジェクト541、関係演算子入力オブジェクト551、関数入力オブジェクト561は、いずれも、ポインティングデバイスで操作可能なオブジェクトであり、これらが操作されると、入力受付部101は、変数リスト521等から選択された変数、数値入力オブジェクト531等に対応する数値、演算子入力オブジェクト541等に対応する演算子、関係演算子入力オブジェクト551等から選択された関係演算子、関数入力オブジェクト561等から選択された関数を、計算式入力欄に対する入力として受け付ける。また、変数リストは、変数リスト521と、変数リスト522のように項目毎の複数のリストから構成されるようにしてもよい。
【0030】
算出部103は、検算値入力欄571等に入力された値と、計算式入力欄511に入力された計算式とに基づく解を算出する。
【0031】
取得部104は、検算データを取得可能に構成される。例えば、
図7に示す画面504のように、表示情報生成部102が生成する表示情報により、取得指示オブジェクト573を表示した場合、この取得指示オブジェクト573が押下されると、取得部104は検算データを取得する。検算データは、検証済みの変数の値と、該変数の値により算出される解の値との組であり、例えば、過去の給与データ等から取得するものである。情報処理装置1が給与データを管理している場合には、情報処理装置1の内部から給与データを取得する。給与データは、CSV(Comma Separated Value)ファイル等から読み込むようにしてもよい。取得部104が検算データを取得した場合には、入力受付部101は、検算データに含まれる変数の値を検算値入力欄571等に対する入力として受け付ける。取得部104が検算データを取得した場合には、算出部103は、その検算データに基づいて検算を行うが、算出部103が算出した解の値が、検算データに含まれる解の値と一致しなかった場合には、表示情報生成部102
は、警告を表示する表示情報を生成するようにしてもよい。なお、取得部104は、省略することも可能である。
【0032】
ところで、数値入力オブジェクト531、演算子入力オブジェクト541、関係演算子入力オブジェクト551、関数入力オブジェクト561は、テンキーのキー配置に応じた位置に配置するようにしてもよい。例えば、
図8及び
図9に示すように、数値入力オブジェクト531、演算子入力オブジェクト541、関係演算子入力オブジェクト551、関数入力オブジェクト561を配置する。
図8及び
図9は、オブジェクトの配置例を示した図である。このように、数値入力オブジェクト531、演算子入力オブジェクト541、関係演算子入力オブジェクト551、関数入力オブジェクト561を配置した場合、例えば、テンキーのNumLockキーを切替キーSとして動作させ、
図8に示した配置と
図9に示した配置とを切り替えるようにする。この場合、テンキーの各キーの押下が、数値入力オブジェクト531、演算子入力オブジェクト541、関係演算子入力オブジェクト551、関数入力オブジェクト561等の操作に対応するように、テンキーによる入力を変換する。
【0033】
4.情報処理装置1の動作
次に、情報処理装置1の動作のうち主要な動作について説明する。
図10は、情報処理装置1の動作の流れを示すアクティビティ図である。なお、ここでは、取得部104による検算データの取得については省略して説明する。
【0034】
情報処理装置1は、まず、表示情報生成部102が計算式入力欄511を含む表示情報を生成し、利用者端末2に計算式入力欄511を表示させる(A101)。そして、入力受付部101が利用者端末2から入力を受け付ける(A102)。この入力が、計算式入力欄511に対するものであれば、計算式入力欄511の計算式を変更する(A103)。この変更は、計算式が無い状態から、入力された計算式を設定することを含む。そして、計算式入力欄511の計算式に、新規の変数が含まれていた場合には、検算値入力欄571、検算値入力欄572等を含む表示情報を生成し、利用者端末2に計算式入力欄511を表示させる(A104)。計算式入力欄511の計算式に含まれている変数が新規のものでない場合、つまり、すでに対応する検算値入力欄571等が表示されている場合には、A104の処理は省略する。
【0035】
また、入力受付部101が利用者端末2から入力を受け付け(A102)、この入力が、検算値入力欄571に対するものであれば、検算値入力欄571の値を変更する(A105)。この変更は、値が存在しない状態から、入力された値を設定することを含む。そして、表示している全ての検算値入力欄に対して値が入力されると、表示情報生成部102が取得指示オブジェクト573を表示する表示情報を生成し、利用者端末2に検算指示オブジェクト581を表示させる。
【0036】
また、入力受付部101が利用者端末2から入力を受け付け(A102)、この入力が、検算指示オブジェクト581の操作であった場合には、算出部103が検算値入力欄571等に入力された値を計算式入力欄511に入力されている計算式に代入して、検算を行う(A107)。そして、表示情報生成部102が検算結果表示582を表示させる表示情報を生成し、利用者端末2に検算結果表示582を表示させる(A108)。
【0037】
また、入力受付部101が利用者端末2から入力を受け付け(A102)、この入力が、保存指示オブジェクト591の操作であった場合には、計算式入力欄511に入力されている計算式を保存し、情報処理装置1は、処理を終了する。
【0038】
なお、ここで説明した動作の流れは、一例である。
【0039】
5.その他
本発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記表示情報生成部は、前記計算式入力欄に入力可能な変数を一覧で視認可能な変数リストを表示する表示情報を生成し、前記入力受付部は、前記変数リストから選択された変数を、前記計算式入力欄に対する入力として受け付ける情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記変数リストは、項目毎の複数のリストから構成される情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記表示情報生成部は、前記計算式入力欄に入力可能な関数の少なくとも一部に対応する関数入力オブジェクトを表示する表示情報を生成し、前記入力受付部は、前記関数入力オブジェクトにより選択された関数を、前記計算式入力欄に対する入力として受け付ける情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記関数入力オブジェクトは、テンキーのキー配置に応じた位置に配置される情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記表示情報生成部は、前記計算式入力欄に入力可能な関係演算子の少なくとも一部に対応する関係演算子入力オブジェクトを表示する表示情報を生成し、前記入力受付部は、前記関係演算子入力オブジェクトにより選択された関係演算子を、前記計算式入力欄に対する入力として受け付ける情報処理装置。
前記情報処理装置において、取得部を備え、前記取得部は、検算データを取得可能に構成され、前記検算データは、検証済みの変数の値と、該変数の値により算出される解の値との組であり、前記入力受付部は、前記検算データに含まれる変数の値を前記検算値入力欄に対する入力として受け付ける情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記表示情報生成部は、前記算出部が算出した解の値が、前記検算データに含まれる解の値と一致しなかった場合に、警告を表示する表示情報を生成する情報処理装置。
コンピュータを情報処理装置として動作させるプログラムであって、コンピュータを前記情報処理装置として機能させるプログラム。
もちろん、この限りではない。
【符号の説明】
【0040】
1 :情報処理装置
1 :情報処理装置
2 :利用者端末
2 :利用者端末
3 :ネットワーク
11 :処理部
12 :記憶部
13 :一時記憶部
14 :外部装置接続部
15 :通信部
16 :通信バス
101 :入力受付部
101 :入力受付部
102 :表示情報生成部
102 :表示情報生成部
103 :算出部
103 :算出部
104 :取得部
104 :取得部
500 :画面
501 :画面
502 :画面
503 :画面
504 :画面
511 :計算式入力欄
511 :計算式入力欄
521 :変数リスト
521 :変数リスト
522 :変数リスト
531 :数値入力オブジェクト
541 :演算子入力オブジェクト
551 :関係演算子入力オブジェクト
551 :関係演算子入力オブジェクト
561 :関数入力オブジェクト
561 :関数入力オブジェクト
571 :検算値入力欄
571 :検算値入力欄
572 :検算値入力欄
573 :取得指示オブジェクト
581 :検算指示オブジェクト
582 :検算結果表示
591 :保存指示オブジェクト
S :切替キー
【要約】
【課題】計算式の設定と、設定した計算式の確認とを容易に行うことのできる情報処理装置及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、入力受付部と、表示情報生成部と、算出部とを備える。入力受付部は、ユーザからの入力を受け付け可能に構成される。表示情報生成部は、計算式入力欄を含む画面を表示する表示情報を生成し、入力受付部が計算式入力欄に対する入力を受け付けた場合に、画面に検算値入力欄を表示する表示情報を生成可能に構成される。検算値入力欄は、計算式入力欄に入力された計算式中の変数に代入する値を入力可能な欄である。算出部は、検算値入力欄に入力された値と計算式とに基づく解を算出可能に構成される。
【選択図】
図1