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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-11
(45)【発行日】2022-11-21
(54)【発明の名称】プログラム及びゲーム装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/69 20140101AFI20221114BHJP
   A63F 13/45 20140101ALI20221114BHJP
【FI】
A63F13/69
A63F13/69 510
A63F13/45
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2021215055
(22)【出願日】2021-12-28
【審査請求日】2022-04-19
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】福岡 麗南
(72)【発明者】
【氏名】赤井 雅俊
(72)【発明者】
【氏名】黒田 理人
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 亜以子
(72)【発明者】
【氏名】衣川 航平
【審査官】早川 貴之
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-073048(JP,A)
【文献】ログイン報酬,Township攻略wiki [online],2020年12月17日,https://web.archive.org/web/20210118205706/https://wikiwiki.jp/township/%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%A0%B1%E9%85%AC,[検索日:2022年6月8日]
【文献】ドラマティックU.C.ミッション,ガンダムトライエイジ まとめWiki [online],2017年09月10日,https://seesaawiki.jp/try-age/d/%A5%C9%A5%E9%A5%DE%A5%C6%A5%A3%A5%C3%A5%AF%A3%D5%A1%A5%A3%C3%A1%A5%A5%DF%A5%C3%A5%B7%A5%E7%A5%F3,[検索日:2022年6月8日]
【文献】調査任務,アリスギア - アリス・ギア・アイギス 攻略 Wiki [online],2021年10月05日,https://web.archive.org/web/20211022092049/https://wikiwiki.jp/alicegear/%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E4%BB%BB%E5%8B%99,[検索日:2022年6月8日]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/24,13/00-13/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲームのプレイ体験を提供可能なコンピュータに、
プレイヤに対してゲーム要素を提供する提供処理と、
デフォルトの提供順序に基づいて、前記提供処理において提供されるゲーム要素を決定する制御処理と、
を実行させるプログラムであって、
前記制御処理は、
前記デフォルトの提供順序に基づいて所定数のゲーム要素が前記プレイヤに提供された後の次の提供回において、前記デフォルトの提供順序で提供された前記所定数のゲーム要素とは異なるゲーム要素を、前記提供されるゲーム要素として決定し、
前記異なるゲーム要素が前記プレイヤに提供された後は、前記デフォルトの提供順序に基づかずに、前記デフォルトの提供順序で提供された前記所定数のゲーム要素のうちから前記提供されるゲーム要素を決定するプログラム。
【請求項2】
前記制御処理は、前記異なるゲーム要素が前記プレイヤに提供された後は、抽選処理に応じて前記所定数のゲーム要素のうちから前記提供されるゲーム要素を決定する請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記制御処理は、前記異なるゲーム要素が前記プレイヤに提供された後は、別の提供順序に基づいて前記所定数のゲーム要素のうちから前記提供されるゲーム要素を決定する請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記デフォルトの提供順序は、当該提供順序に基づく前記所定数のゲーム要素の提供により、規定された提供回が一巡する態様である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項5】
ーム要素が前記プレイヤに提供された場合に、次の提供回で提供されるゲーム要素を提示する処理を、前記コンピュータにさらに実行させる請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
ゲーム要素の種別ごとに前記プレイヤへの累積提供数を提示する処理を、前記コンピュータにさらに実行させる請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記デフォルトの提供順序は、各提供回において異なるゲーム要素の提供を規定する請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記デフォルトの提供順序において、初回に提供が規定されたゲーム要素は、他の提供回で提供が規定されたゲーム要素よりも、前記ゲームにおける使用価値が低く設定されている請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記デフォルトの提供順序と、前記デフォルトの提供順序の各提供回で提供されるゲーム要素と、前記異なるゲーム要素とを提示する処理を、前記コンピュータにさらに実行させる請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項10】
前記制御処理は、前記異なるゲーム要素を1回のみ、前記提供されるゲーム要素として決定する請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記異なるゲーム要素は、前記デフォルトの提供順序で提供された前記所定数のゲーム要素よりも、前記ゲームにおける使用価値が高く設定されている請求項乃至10のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項12】
前記ゲームのプレイ体験の提供を伴うゲーム処理を、前記コンピュータにさらに実行させ、
前記提供処理は、前記ゲーム処理の実行後にゲーム要素を提供する
請求項1乃至11のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項13】
ゲームのプレイ体験を提供可能なゲーム装置であって、
プレイヤに対してゲーム要素を提供する提供手段と、
デフォルトの提供順序に基づいて、前記提供手段により提供されるゲーム要素を決定する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記デフォルトの提供順序に基づいて所定数のゲーム要素が前記プレイヤに提供された後の次の提供回において、前記デフォルトの提供順序で提供された前記所定数のゲーム要素とは異なるゲーム要素を、前記提供されるゲーム要素として決定し、
前記異なるゲーム要素が前記プレイヤに提供された後は、前記デフォルトの提供順序に基づかずに、前記デフォルトの提供順序で提供された前記所定数のゲーム要素のうちから前記提供されるゲーム要素を決定するゲーム装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム及びゲーム装置に関し、特に、プレイヤへのゲーム要素の提供を含む電子ゲームに関する。
【背景技術】
【0002】
電子ゲームの中には、プレイヤのゲームに対する関心を高めるべく、繰り返しのゲームプレイに誘導するための施策がなされている。特許文献1には、抽選ゲームの実行結果に応じてポイントを付与し、当該ポイントの蓄積量に応じて、高レアリティのキャラクタ等を追加でプレイヤに提供せしめるイベントの実行権を付与する電子ゲームが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021-062098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、プレイヤ間の公平性を担保するとの観点では、追加で提供可能とするゲーム要素については、条件を達成したプレイヤであれば、全種類を確実に入手可能とすることが好ましい。例えば、各ゲーム要素の提供数を1つと定め、未提供のゲーム要素を順次提供する態様とすることで、公平性を担保した提供は実現できる。
【0005】
一方で、1人のプレイヤに対する各ゲーム要素の提供数を限定すると、早期に条件達成したプレイヤのゲームに対する関心が低減する可能性があった。
【0006】
本発明は、プレイヤ間の公平性を担保しつつ、プレイヤの関心を持続させるプログラム及びゲーム装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のプログラムは、ゲームのプレイ体験を提供可能なコンピュータに、プレイヤに対してゲーム要素を提供する提供処理と、デフォルトの提供順序に基づいて、提供処理において提供されるゲーム要素を決定する制御処理と、を実行させるプログラムであって、制御処理は、デフォルトの提供順序に基づいて所定数のゲーム要素がプレイヤに提供された後は、デフォルトの提供順序に基づかずに提供されるゲーム要素を決定する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、プレイヤ間の公平性を担保しつつ、プレイヤの関心を持続させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態及び変形例に係るゲームシステムのシステム構成を例示した図
図2】本発明の実施形態及び変形例に係るゲーム装置100の機能構成を例示したブロック図
図3】本発明の実施形態及び変形例に係るサーバ200の機能構成を例示したブロック図
図4】本発明の実施形態及び変形例に係るデフォルトの提供順序に係り提供されるゲーム要素を例示した図
図5】本発明の実施形態及び変形例に係る提供されるゲーム要素を示す通知を例示した図
図6】本発明の実施形態及び変形例に係るゲーム装置100で実行される提供処理を例示したフローチャート
図7】本発明の実施形態及び変形例に係るゲーム装置100で実行される要素提供処理を例示したフローチャート
図8】本発明の実施形態及び変形例に係るゲームシステムで用いられる各種情報のデータ構成を例示した図
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施形態]
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0011】
以下に説明する一実施形態は、ゲーム装置の一例としての、プレイヤへのゲームのプレイ体験の提供に際してゲーム要素を提供可能なゲーム装置に、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、ゲーム要素を提供することが可能な任意の機器に適用可能である。
【0012】
〈ゲームシステムの構成〉
図1は、本実施形態に係るゲームシステムのシステム構成を示した図である。図示されるように、ゲームシステムは、ネットワーク300を介することで、サーバ200と1以上のゲーム装置100の各々とが通信可能に構成される。
【0013】
本実施形態では、このようなシステム構成により、サーバ200及びネットワーク300を介して、複数のゲーム装置100を利用するプレイヤ間での対戦ゲームが実現可能に構成されるものとする。また、ゲーム装置100においてプレイ体験が提供されるゲームは、プレイヤ間の対戦ゲームに限られるものではなく、1人用に構成されたゲームを含むものであってよい。
【0014】
本実施形態に係るゲーム装置100は、図示されるような外観を有する。ゲーム装置100は、利用可能にある状態において代価の支払いを検出可能に構成されており、代価の支払いが検出された場合に、利用者(プレイヤ)に、少なくとも1つのゲーム要素の提供を含む、ゲームのプレイ体験のサービスを提供する。代価の支払いは、例えば不図示の投入口への所定額の硬貨が投入されたことに応じて検出される。
【0015】
またゲーム装置100の外観には、プレイヤの識別するためのプレイヤカードを含む、所定のカードを載置可能な載置部130が設けられている。詳細は後述するが、プレイヤは、ゲーム装置100の利用時にプレイヤカードを載置部130に載置することで、プレイヤの進行状況を反映させた状態で、ゲームプレイを行うことができる。プレイヤの進行状況は、サーバ200において管理され、ゲーム装置100の利用に際してプレイヤが識別された場合、即ち、いずれのプレイヤであるかが識別された状態でゲームのプレイ体験が提供された場合に、各プレイヤについて管理された情報が更新される。
【0016】
〈ゲーム装置の機能構成〉
図2は、本実施形態に係るゲーム装置100の機能構成を示したブロック図である。
【0017】
制御部101は、例えばCPUであり、ゲーム装置100が有する各機能ブロックの動作を制御する。具体的には制御部101は、例えば記憶装置102に記録されている各機能ブロックに係る動作プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより各機能ブロックの動作を実現する。
【0018】
記憶装置102は、例えば不揮発性メモリやHDD等の、恒久的にデータを保持可能な記録装置である。記憶装置102は、ゲーム装置100が有する各機能ブロックに係る動作プログラムに加え、各機能ブロックの動作において必要となるパラメータの情報や、ゲーム装置100が実行するゲームに使用される各種のグラフィックスデータ等を記憶する。メモリ103は、例えば揮発性メモリ等の一時的なデータ記憶に使用される記憶装置である。メモリ103は、各ブロックの動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力されたデータ等を一時的に記憶する格納領域としても用いられる。
【0019】
支払検出部104は、ゲーム装置100において代価の支払いがなされたことを検出する。代価の支払いは、例えばゲーム装置100が有する投入口に所定の金額の硬貨や相当するコインが投入されたこと、あるいは所定の電子マネーに係るチップとの通信に基づく決済処理の完了等を検出することにより判断されるものであってよい。本実施形態のゲーム装置100は、サービス提供開始に係る代価の支払いに基づいて、ゲームのプレイ体験の提供を含むサービスの提供を開始するものとして説明する。
【0020】
取得部105は、本実施形態のゲーム装置100が備える、カードからの情報取得に係るインタフェースである。具体的には取得部105は、載置部130に載置されたカードに付された情報を取得可能に構成されたリーダを具備している。ゲーム装置100で利用可能(取得部105が情報取得可能)なカードには、上述のゲーム装置100の利用に係りプレイヤを識別させる情報ためのプレイヤカードが含まれる。本実施形態のゲーム装置100では、プレイヤのゲームの進行状況を保存し、次回利用時に、保存した進行状況からの再開を実現できるよう構成されている。このため、プレイヤカードは、少なくともプレイヤを一意に特定可能な識別情報(プレイヤID:プレイヤの識別情報)が付されている。プレイヤは、載置部130にプレイヤカードを載置して取得部105に当該情報を取得させることで、過去の利用に係る進行状況を反映した状態でサービス提供を受けることができる。ここで、進行状況とは、例えば経験値、レベル、ランク等のゲームに係るプレイヤの評価値や、機能解放状況、ゲーム要素の提供状況等のプレイヤに対して段階的に提供される興趣要素のようにゲーム装置100の利用を重ねるにつれて増大・拡張されていく興趣要素の情報を含む。また、進行状況は、次回以降のゲームプレイにおいて使用可能なゲーム要素(アイテムやスキル)等のように、一時的にプレイヤに提供される興趣要素の情報も含む。
【0021】
なお、本実施形態ではプレイヤカードからの情報取得によってプレイヤを識別するものとして説明するが、プレイヤの識別方法はこれに限られるものではない。例えば、プレイヤカード以外の物品から取得部105が情報を取得することにより行われるものであってもよいし、他の装置を介したプレイヤの認識処理に代えられるものであってもよい。
【0022】
提供制御部106は、ゲーム装置100の利用に対して、プレイヤへのゲーム要素の提供を制御する。本実施形態のゲーム装置100で提供されるゲーム要素は、ゲームの進行状況に直接的に反映される無体物であるものとして説明する。提供制御部106は、1回のゲーム装置100の利用ごとにプレイヤに1種類のゲーム要素を提供するよう提供制御を行う。提供制御部106により提供されるゲーム要素は、複数種類存在し、各種類の情報は後述の提供要素DB107に管理されている。
【0023】
提供要素DB107は、プレイヤに提供可能な複数種類のゲーム要素の各々についての情報(要素情報)を管理するデータベースである。1つのゲーム要素について管理される要素情報は、例えば図8(a)に示されるように、当該ゲーム要素を一意に特定する要素ID801に関連付けて、当該ゲーム要素が提供される提供回を示すデフォルト提供回情報802、当該ゲーム要素の提供時に発生する効果を記述した発生効果情報803、及び、当該ゲーム要素の提供時に表示される提供時画像804を含む。
【0024】
詳細は後述するが、本実施形態のゲームシステムではプレイヤ間の公平性を担保すべく、プレイヤがゲーム装置100を所定回数利用すれば、提供要素DB107に管理される全種類のゲーム要素が当該プレイヤに提供されるよう構成される。各ゲーム要素の提供順序は予め定められており、デフォルト提供回情報802は、このうちのいずれの提供回で提供要素が提供されるかを規定する。また発生効果情報803に記述されるゲーム要素により発生する効果は、当該ゲーム要素が提供された場合に、プレイヤの進行状況に生じる変化を規定したものである。あるいは、発生効果情報803は、ゲーム要素の提供後、当該ゲーム要素が使用された場合に生じる効果を記述するものであってもよい。提供時画像804は、各ゲーム要素に割り当てられた外観や、当該ゲーム要素についての発生効果情報803に対応するテキストが含まれる2次元画像であってよい。
【0025】
提示制御部108は、ゲーム装置100における提示部120を介したプレイヤへの各種情報提示の制御を司る。情報提示を実現する提示部120は、本実施形態では、画像(ゲーム画面、メニュー画面等)表示を行う、例えば液晶ディスプレイ等の視覚的情報提示が可能な表示装置であるものとして説明する。しかしながら、情報提示の手段はこれに限られるものではなく、代替あるいは追加が可能であることは言うまでもない。提示部120は、例えば聴覚的情報提示を行うスピーカ等を含むものであってもよい。
【0026】
提示部120が表示装置である態様において、提示制御部108は、例えばGPU等の描画装置を含み、提示部120に表示させる画面を生成する所定の描画処理を行う。具体的には提示制御部108は、ゲーム装置100の起動中(サービス提供中やスタンバイ状態中)において、制御部101により行われた処理や命令に基づいて必要な描画用オブジェクト(グラフィックスデータ)に対して必要な演算処理を実行し、画面の描画を行う。生成した画面は、提示部120に出力され、所定の表示領域中に表示されることでプレイヤに提示される。
【0027】
操作入力部109は、例えば決定入力用の操作部材や各種センサ等の、ゲーム装置100が有するユーザインタフェースである。操作入力部109は、操作部材に対する操作入力がなされたことを検出すると、該操作入力に対応する制御信号を制御部101に出力する。なお、提示部120が表示画面上になされたタッチ入力を検出可能に構成される態様では、操作入力部109はタッチ入力検出センサ等を含むものであってよい。
【0028】
通信部110は、ゲーム装置100が有する外部装置との通信インタフェースである。通信部110は、インターネット等の通信網や機器間を接続するケーブルであってもよいネットワーク300(有線・無線を問わない)を介して外部装置と接続し、データの送受信を可能とすることができる。通信部110は、例えば送信対象として入力された情報を所定の形式のデータに変換し、ネットワーク300を介してサーバ200等の外部装置に送信する。また通信部110は、例えばネットワーク300を介して外部装置から情報を受信すると、該情報を復号し、メモリ103に格納する。本実施形態ではゲーム装置100は、少なくともプレイヤの進行状況を反映したサービスの提供時に、通信部110を介して情報の送受信がなされる。
【0029】
〈サーバの構成〉
次に、本実施形態に係るサーバ200の機能構成について、図3のブロック図を用いて説明する。なお、サーバ200の機能構成の説明において、ゲーム装置100が有する構成と同様の機能を実現する構成については、ゲーム装置100の構成と峻別するために、「サーバ」との接頭語を付して示すものとする。
【0030】
サーバ制御部201は、例えばCPUであり、サーバ200が有する各機能ブロックの動作を制御する。具体的にはサーバ制御部201は、例えばサーバ記憶装置202に記録されている各機能ブロックに係る動作プログラムを読み出し、サーバメモリ203に展開して実行することにより各機能ブロックの動作を制御する。
【0031】
サーバ記憶装置202は、例えば不揮発性メモリやHDD等の、恒久的にデータを保持可能な記録装置である。サーバ記憶装置202は、サーバ200が有する各機能ブロックに係る動作プログラムに加え、各機能ブロックの動作において必要となるパラメータ等の情報を記録する。サーバメモリ203は、例えば揮発性メモリ等の一時的なデータ記憶に使用される記憶装置である。サーバメモリ203は、各機能ブロックに係る動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各機能ブロックの動作において出力されたデータ等を一時的に記憶する格納領域としても用いられる。
【0032】
プレイヤDB204は、本実施形態のゲームシステムのゲーム装置100においてプレイ体験が提供されるゲームについて、各利用者(プレイヤ)についての種々の情報(プレイヤ情報)を管理するデータベースである。プレイヤ情報は、ゲーム装置100においてプレイヤカードからの情報取得が行われてゲームのプレイ体験の提供がなされる場合に参照され、提供された当該プレイ体験に応じて順次変更され得る。
【0033】
プレイヤ情報は、例えば図8(b)に示されるように、プレイヤを一意に特定するプレイヤID811に関連付けて、該プレイヤについての表示名、生年月日、アバター構成等のプレイヤ個別設定を含む設定情報812、該プレイヤのゲームの進行状況を示す進行状況情報813、及び該プレイヤのゲームのプレイ履歴やゲーム装置100の利用履歴等を示す履歴情報814を含むものであってよい。1人のプレイヤに係るプレイヤ情報は、当該プレイヤによるプレイヤカードを使用した初回のゲーム装置100の利用時に登録されるものであってよい。なお、設定情報812に含まれる情報は、当該利用時にゲーム装置100において入力され、サーバ200に送信されて格納されればよい。
【0034】
サーバ通信部205は、サーバ200が有する外部装置との通信インタフェースである。サーバ通信部205は、インターネット等の通信網や機器間を接続するケーブルであってもよいネットワーク300(有線・無線を問わない)を介して外部装置と接続し、データの送受信を可能とすることができる。サーバ通信部205は、例えば送信対象として入力された情報を所定の形式のデータに変換し、ネットワーク300を介してゲーム装置100等の外部装置に送信する。またサーバ通信部205は、例えばネットワーク300を介して外部装置から情報を受信すると、該情報を復号し、サーバメモリ203に格納する。
【0035】
〈ゲーム要素提供の概要〉
以下、本実施形態のゲーム装置100において、プレイヤによる1回の利用に対して行われるゲーム要素の提供について、その概要を説明する。ゲーム要素の提供は、プレイヤの各々について管理されるため、少なくともプレイヤカードからの情報取得により、プレイヤが識別された状態でゲーム装置100が利用される場合に限って行われる。プレイヤに対して提供されたゲーム要素の情報は、サーバ200に伝送され、当該プレイヤに係るプレイヤ情報に反映されて管理される。
【0036】
本実施形態のゲーム装置100では、ゲームのプレイ体験を提供するゲーム処理の実行後にプレイヤに対するゲーム要素の提供が行われる。提供されるゲーム要素は、プレイヤ間の公平性が担保されるよう、実行されたゲームの進行内容に依らず、プレイヤによるゲーム装置100の利用回数に応じて決定される。例えば、ゲーム要素の提供を取り決めた所定の期間の開始以後になされたプレイヤによるゲーム装置100の利用に対して、その利用回数に応じたゲーム要素が選択され、プレイヤに提供される。本実施形態では、図4に示されるデフォルトの提供順序(1~7回目の提供回の提供内容を規定)に基づいて、7種類のゲーム要素401~407が順次提供されるよう構成されているものとして説明する。即ち、プレイヤは、デフォルトの提供順序に係るゲーム要素の提供が一巡することで、全種類のゲーム要素を入手することが可能である。また各提供回で提供されるゲーム要素はいずれも異なっており、プレイヤに対して異なる興趣要素の提供を実現する。従って、これら7種類のゲーム要素の要素情報が、提供要素DB107には管理されている。
【0037】
また、デフォルトの提供順序で7種類全てのゲーム要素が提供された後(即ち、プレイヤによる7回のゲーム装置100の利用がなされた後)は、プレイヤによるゲーム装置100の利用に対してゲーム要素の提供がなされなくなるのではなく、7種類のゲーム要素のうちから決定された1種類のゲーム要素が提供されるよう構成される。即ち、1~7回目までの提供回では、デフォルトの提供順序に従って、各提供回に規定されたゲーム要素が提供されるのに対し、8回目以降の提供回では、デフォルトの提供順序に従わずに決定されたゲーム要素が提供される。このようにすることで、既に全種類のゲーム要素を入手したプレイヤにも、継続的に興趣要素の提供を実現できる。本実施形態では、8回目以降の提供回で提供されるゲーム要素は、抽選処理によって図4の7種類のゲーム要素のうちから決定されるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではなく、デフォルトの提供順序に基づかずに決定するものであればいずれの手法が採用されてもよい。
【0038】
このようなゲーム要素の提供は、単にゲーム装置100を利用時のプレイヤが得る興趣要素を増大させる側面だけでなく、次回以降の利用にプレイヤを促す側面でも有効である。本実施形態では、後者の効果をより増大させるべく、デフォルトの提供順序に基づいてゲーム要素がプレイヤに提供される期間では、次回の提供回で提供されるゲーム要素が事前に提示されるよう構成される。例えば、プレイヤに対して2回目の提供回に係るゲーム要素402の提供がなされた際には、図5に示されるように、次回のゲーム装置100の利用時に、3回目の提供回に係るゲーム要素403の提供がなされる旨の通知が提示される。なお、7回目の提供回に係るゲーム要素407の提供がなされた際には、8回目の提供回に提供されるゲーム要素はその時点で確定していないが、例えばゲーム要素401~407のうちのいずれかが提供される旨の通知が提示されればよい。
【0039】
ここで、ゲーム装置100の継続的な利用にプレイヤを促すとの観点では、初回のゲーム装置100の利用時に、より有用なゲーム要素が次回以降の提供回において提供されることを提示することが好ましい。従って、本実施形態のゲームシステムでは、初回に提供が規定されるゲーム要素401は、他の提供回に提供が規定されるゲーム要素402~407よりも、ゲームにおいて使用した場合の価値(以下、使用価値として言及)が低く設定される。ここで、使用価値とは、例えば、当該ゲーム要素を使用した場合にゲームの進行を有利にせしめる度合い(有利なほど使用価値が高い)に基づいて定められるものであってよい。
【0040】
また、ゲーム要素の提供に係る情報提示は、ゲーム装置100の利用回数が多いプレイヤの関心を高めるべく、提供可能なゲーム要素の種類ごとに、プレイヤに対して提供された数(累積提供数)を示すものを含んでよい。各プレイヤに係る累積提供数の情報は、例えばプレイヤ情報の進行状況情報813あるいは履歴情報814に含められて管理されるものであってよい。
【0041】
〈提供処理〉
以下、本実施形態のゲーム装置100において、プレイヤへのサービス提供(プレイヤによる今回のゲーム装置100の利用)に係り実行される提供処理について、図6のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記憶装置102に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。なお、本提供処理は、例えば支払検出部104が代価の支払いを検出した際に開始されるものとして説明する。
【0042】
S601で、制御部101は、今回の利用に際してプレイヤが識別されるか否かを判断する。本ステップの判断は、プレイヤ識別用に設けられた所定の期間内に、取得部105によりプレイヤカードからの情報取得がなされたか否かに基づいて行われる。制御部101は、今回の利用に際してプレイヤが識別されると判断した場合は処理をS602に移し、識別されないと判断した場合は処理をS603に移す。
【0043】
S602で、制御部101は、プレイヤに対応するプレイヤ情報をゲーム装置100から取得する。具体的には制御部101は、プレイヤカードから取得されたプレイヤIDを通信部110に伝送し、プレイヤ情報の送信要求とともにサーバ200に送信させる。その後、制御部101は、サーバ200からプレイヤIDに対応するプレイヤ情報を受信するとメモリ103に格納し、格納した当該プレイヤ情報(以下、利用プレイヤ情報として言及)に基づいて今回の利用に係る各種パラメータを変更して処理をS603に移す。
【0044】
S603で、制御部101は、ゲームのプレイ体験を提供するゲーム処理を実行する。本ゲーム処理は、S602において利用プレイヤ情報が取得されている場合には、プレイヤの過去のゲームの進行状況が反映された状態で実行されることになる。制御部101は、実行したゲーム処理が終了すると、処理をS604に移す。
【0045】
S604で、制御部101は、プレイヤが識別されているか否かを判断する。制御部101は、プレイヤが識別されていると判断した場合は処理をS605に移し、識別されていないと判断した場合は本ゲーム処理を完了する。
【0046】
S605で、制御部101は、ゲーム要素の提供に係る要素提供処理を実行する。
【0047】
〈要素提供処理〉
ここで、本実施形態のゲーム装置100で実行される要素提供処理について、図7のフローチャートを用いて詳細を説明する。
【0048】
S701で、制御部101は、今回のゲーム要素の提供がプレイヤに対する何回目の提供であるかを導出する。具体的には、制御部101は、例えば利用プレイヤ情報の履歴情報814に含まれる累計提供回数の情報を参照し、当該累計提供回数の情報をインクリメント(+1回)することで、今回のゲーム要素の提供に対応する提供回数Nを導出する。
【0049】
S702で、制御部101は、S701において導出した提供回数Nがデフォルトの提供順序に規定されるゲーム要素の総数より大きいか否かを判断する。本実施形態では、図4に示したようにデフォルトの提供順序として7種類のゲーム要素の提供が規定されているため、制御部101は本ステップで、提供回数Nが7を上回る、即ち、今回のゲーム要素の提供が8回目以降の提供回に該当するか否かを判断する。制御部101は、提供回数Nがデフォルトの提供順序に規定されるゲーム要素の総数より大きいと判断した場合は処理をS705に移し、大きくないと判断した場合は処理をS703に移す。
【0050】
S703で、提供要素DB107は制御部101の制御の下、デフォルトの提供順序の該当の提供回に規定されたゲーム要素(要素情報のデフォルト提供回情報802が提供回数Nであるゲーム要素)をプレイヤに対して提供する。プレイヤに対するゲーム要素の提供は、利用プレイヤ情報の進行状況情報813を変更することで実現されるものであってよい。例えば、提供回数Nが2である場合、提供要素DB107はデフォルトの提供順序の2回目に規定されるゲーム要素402をプレイヤに提供するよう制御する。このとき、制御部101は、利用プレイヤ情報を、ゲーム要素402について提供要素DB107で管理されている要素情報(以下、対象要素情報として言及)の発生効果情報803に記述された効果が反映された状態に更新する。また提示制御部108は制御部101の制御の下、今回提供されたゲーム要素に係る提供時画像を提示部120に提示させる。例えば、提供回数Nが2である場合、提示制御部108は、デフォルト提供回情報802が2である要素情報の提供時画像804を、今回提供されたゲーム要素の情報として提示部120に提示させる。
【0051】
S704で、提示制御部108は制御部101の制御の下、次の提供回において提供されるゲーム要素に係る提供時画像を提示部120に提示させ、本提供処理を完了する。提示制御部108は、提供回数Nが6以下である場合には、デフォルト提供回情報802が提供回数N+1である要素情報の提供時画像804を、次回のゲーム装置100の利用時に提供されるゲーム要素の情報として提示部120に提示させる。また提示制御部108は、提供回数Nが7である場合には、提供要素DB107で要素情報が管理されているゲーム要素のいずれかが次回に提供される旨の通知を、提示部120に提示させる。
【0052】
一方、S702において提供回数Nがデフォルトの提供順序に規定されるゲーム要素の総数より大きいと判断した場合、提供要素DB107は制御部101の制御の下、S705で、提供するゲーム要素を決定する抽選処理を実行する。即ち、提供要素DB107は、図4に示した7種類のゲーム要素401~407のうちから1つのゲーム要素を抽選処理で選択し、今回提供するゲーム要素として決定する。
【0053】
S706で、提供要素DB107は制御部101の制御の下、S705の抽選結果に対応するゲーム要素をプレイヤに対して提供する。
【0054】
このようにすることで、本実施形態のゲーム装置によれば、プレイヤ間の公平性を担保しつつ、プレイヤの関心を持続させることができる。
【0055】
[変形例1]
上述した実施形態では、デフォルトの提供順序に基づいてゲーム要素の提供が行われた場合に、次回のゲーム装置100の利用時に提供されるゲーム要素を示す通知が提示されるものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、このような通知に代えて、あるいは、このような通知に加えて、図4に示したようなデフォルトの提供順序(提供回がいずれまで規定されているか)を示す情報と、当該提供順序の各提供回においていずれのゲーム要素が提供されるかを示す情報とを提示するよう制御してもよい。このようにすることで、プレイヤを、次回のゲーム装置100の利用だけでなく、デフォルトの提供順序に規定される提供回数分の利用に誘導することができる。
【0056】
[変形例2]
上述した実施形態及び変形例では、デフォルトの提供順序に規定される回数のゲーム要素の提供が完了した後は、抽選処理を実行することで、デフォルトの提供順序に規定されるゲーム要素のうちの1つのゲーム要素を選択する態様について説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。即ち、本発明は、デフォルトの提供順序に規定される回数のゲーム要素の提供が完了した後は、当該デフォルトの提供順序に基づかないゲーム要素を選択して提供するものであればよく、例えばデフォルトの提供順序の逆順や、デフォルトの提供順序とは別に定められた異なる提供順序に基づいて選択するものであってもよい。
【0057】
[変形例3]
上述した実施形態及び変形例では、デフォルトの提供順序に規定される回数のゲーム要素の提供が完了した後は、デフォルトの提供順序に規定されるゲーム要素のうちの1つのゲーム要素が提供される態様について説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、デフォルトの提供順序に規定される回数のゲーム要素の提供が完了した次の提供回に、デフォルトの提供順序には規定されない異なるゲーム要素(以下、特別ゲーム要素)を提供するよう構成してもよい。そして、デフォルトの提供順序に規定された回数(7回目)のゲーム要素の提供時には、次回(8回目)のゲーム装置100の利用時に特別ゲーム要素が提供される旨の通知が提示されればよい。あるいは、少なくともデフォルトの提供順序に規定される回数のゲーム要素の提供が完了するまで、デフォルトの提供順序を示す情報、当該提供順序の各提供回においていずれのゲーム要素が提供されるかを示す情報、及び、デフォルトの提供順序に規定の全てのゲーム要素の提供後に特別ゲーム要素が提供される旨を示す情報を提示するよう制御してもよい。
【0058】
ここで、特別ゲーム要素を、デフォルトの提供順序に規定されるいずれのゲーム要素よりも使用価値の高いものとすることで、プレイヤを8回のゲーム装置100の利用に好適に誘導することができる。なお、特別ゲーム要素の提供は、プレイヤ間の公平性を担保すべく、各プレイヤにつき1回のみとして制限してもよい。あるいは、利用数の多いプレイヤをより優遇すべく、所定の回数間隔で特別ゲーム要素を提供可能にしてもよい。
【0059】
また、本変形例では、デフォルトの提供順序に規定された回数のゲーム要素の提供後の、次回のゲーム装置100の利用時に特別ゲーム要素を提供するものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではなく、例えば、デフォルトの提供順序に規定された回数のゲーム要素の提供時に特別ゲーム要素を追加で提供するものとし、次回のゲーム装置100の利用時には上述の実施形態と同様にデフォルトの提供順序に規定されるいずれかのゲーム要素を提供するものとしてもよい。
【0060】
[変形例4]
上述した実施形態及び変形例では、提供されるゲーム要素は無体物であるものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、ゲーム装置100がカードやフィギュア等の有体物を提供可能に構成される態様では、提供されるゲーム要素に有体物を含んでもよい。
【0061】
[その他の実施形態]
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0062】
100:ゲーム装置、101:制御部、102:記憶装置、103:メモリ、104:支払検出部、105:取得部、106:提供制御部、107:提供要素DB、108:提示制御部、109:操作入力部、110:通信部、120:提示部、130:載置部、200:サーバ、201:サーバ制御部、202:サーバ記憶装置、203:サーバメモリ、204:プレイヤDB、205:サーバ通信部、300:ネットワーク
【要約】
【課題】プレイヤ間の公平性を担保しつつ、プレイヤの関心を持続させる。
【解決手段】プログラムは、ゲームのプレイ体験を提供可能なコンピュータに、プレイヤに対してゲーム要素を提供する提供処理と、デフォルトの提供順除に基づいて、提供処理において提供されるゲーム要素を決定する制御処理と、を実行させるプログラムであって、制御処理は、デフォルトの提供順序に基づいて所定数のゲーム要素がプレイヤに提供された後は、デフォルトの提供順除に基づかずに提供されるゲーム要素を決定する。
【選択図】図7
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8