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  • 特許-表示台スプライス装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-14
(45)【発行日】2022-11-22
(54)【発明の名称】表示台スプライス装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 7/04 20060101AFI20221115BHJP
   G09F 13/04 20060101ALI20221115BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20221115BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20221115BHJP
【FI】
G09F7/04 D
G09F13/04 R
F21V19/00 410
F21V23/00 160
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021537129
(86)(22)【出願日】2020-01-02
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-21
(86)【国際出願番号】 CN2020070040
(87)【国際公開番号】W WO2020173221
(87)【国際公開日】2020-09-03
【審査請求日】2021-06-23
(31)【優先権主張番号】201910140927.8
(32)【優先日】2019-02-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521276205
【氏名又は名称】深セン市佛光照明有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】▲とう▼青平
(72)【発明者】
【氏名】于兆成
(72)【発明者】
【氏名】王洪
【審査官】金田 理香
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第02853819(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0146445(US,A1)
【文献】特許第5514374(JP,B1)
【文献】特開2015-220222(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107990221(CN,A)
【文献】実開昭54-114788(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21K 9/00- 9/90
F21S 2/00-45/70
F21V 19/00-19/06
23/00-99/00
G09F 7/00- 7/22
13/00-13/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示体、光体、および接続体から成り、当該光体を当該表示体上に立ててこれと電気接続し、当該接続体を隣接する表示体間で電気接続を行うために使用し、第一および第二の固定位置を各接続体の両端にそれぞれ形成し、第三および第四の固定位置を各表示体の両端にそれぞれ形成し、当該第一の固定位置が第三の固定位置と連携し、第二の固定位置が第四の固定位置と連携し、二つの表示体が相互に接続されている場合、一つの表示体の第三の固定位置がもう一つの表示体の第四固定位置と連携し、相互に引き合う第一の磁石および第二の磁石を、第一の各固定位置、第三の各固定位置、ならびに第二の各固定位置および第四の各固定位置に配置し、隣接する表示体間の電気接続に用いる導電性極板を当該第一の各磁石および当該第二の各磁石の外縁に埋め込み、少なくとも一つの当該表示体を電極線で外部の電気制御装置に電気接続し、第一のラグボスを前記各表示体の一端に配置し、第一の磁石を当該第一のラグボスの両端部間の中央部に埋め込み、また電導性極板を当該第一の各磁石の両端に埋め込んだ表示台スプライス装置。
【請求項2】
表示体がシェル、基部、正電極線、および負電極線から成り、当該正電極線および負電極線を当該シェルの孔に縦方向に配置し、両端に導電性極板を有する、請求項1に基づく表示台スプライス装置。
【請求項3】
光体をシェル上に配置し、電気接合により正極板と正電極線を電気接合し、負極板と負電極線を電気接合にする、請求項2に基づく表示台スプライス装置。
【請求項4】
各光体が表示シェル、回路基板、LEDランプーズ、および拡散ハウジングから成り、当該回路基板を表示シェル上に配置し、LEDランプビーズを回路基板上に均等に配布し、また当該拡散ハウジングが当該表示シェルを覆う、請求3に基づく表示台スプライス装置。
【請求項5】
一の凹部を前記各表示体の一端に配置し、当該第二の磁石を当該第一の凹部中間部に埋め込み、また電導性極板を当該第二の各磁石両端に埋め込んだ、請求項による本表示台スプライス装置。
【請求項6】
前記の接続体を扇形に配置し、第二のラグボスおよび第二の凹部をそれぞれ当該各接続体の両端に配置し、また前記第一の磁石を当該第二のラグボス内に配置した、請求項による本表示台スプライス装置。
【請求項7】
前記第一のラグボスを前記第二の凹部に挿入し、また前記第二のラグボスを第一の凹部に挿入した、請求項による本表示台スプライス装置。
【請求項8】
前記第一のラグボスを前記第一の凹部に挿入した、請求項による本表示台スプライス装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示の技術分野、特に表示台スプライス装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、宣伝広告の文字は基部および当該基部上に立てた光体で構成されている。当該光体を複数取り付ける場合、基部を延長するか又は複数の基部に電極線を用いて電気接続することで、通常、光体の設計要件を満たすことができる。ただし、その場合、必要なスプライス構造が存在しないために解体・組立が不便であり、接続安定性が低く、また便宜的にかつフレキシブルに複数の光体を取り付けるための要件を効果的に満たすことができない。
【0003】
本発明の目的は、簡単な構造で便宜的にかつフレキシブルに複数の表示体をスプライスすることが可能な表示台スプライス装置を提供することである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の目的を達成するため、本発明が採用する技術体系は、以下の通りとする。
【0005】
表示体、光体、および接続体から成り、当該光体を表示体上に立ててこれと電気接続し、上記接続体を、隣接する表示体間を高速接続するために使用し、第一および第二の固定位置をそれぞれ各接続体の両端に形成し、第三および第四の固定位置をそれぞれ各表示体の両端に形成し、当該第一の固定位置が当該第三の固定位置と連携し、当該第二の固定位置が当該第四の固定位置と連携し、二つの表示体を相互に接続した場合、一つの表示体の第三の固定位置がもう一つの表示体の第四の固定位置と連携し、相互に引き合う第一の磁石と第二の磁石を第一および第三の各固定位置に、ならびに第二および第四の各固定位置に配置し、隣接する表示体間の電気接続に使用する導電性極板が、第一および第二の磁石の外縁に埋め込み、また、少なくとも一つの表示体を電極線で外部の電気制御装置と接続した、表示台スプライス機器。
【0006】
本発明の各表示体は、シェル、基部、正電極線、負電極線があり、当該正電極線および負電極線が当該シェルの孔の中に縦方向に配置してあり、両端にはそれぞれ電導性極板を付す。
【0007】
本発明の光体を上記シェル上に配置し、正電極線と電気接続した正極板ならびに負電極線と電気接続した負極板を付す。
【0008】
本発明の各光体は、表示シェル、回路基板、LED ライトビーズ、および拡散ハウジングを有し、当該回路基板を表示シェル内に配置し、当該LED ライトビーズを当該回路基板上に均一に配分し、また当該拡散ハウジングで当該表示シェルを覆う。
【0009】
本発明では、第一のラグボスを各表示体の一端に配置し、前記第一の磁石は当該第一のラグボスの中間部に埋め込む。
【0010】
本発明では、第一の凹部を各表示体の他方の一端に配置し、前記第二の磁石を当該第一の凹部の中間部に埋め込み、また前記導電性極板を第二の各磁石の両端に埋め込む。
【0011】
本発明では、接続体を扇形に配置し、第二のラグボスおよび第二の凹部をそれぞれ各接続体の両端に配置し、前記第一の磁石を第二のラグボス内に配置し、また前記第二の磁石を第二の凹部内に配置する。
【0012】
本発明では、前記第一のラグボスを前記第二の凹部内に挿入した。
【0013】
本発明では、前記第一のラグボスを前記第一の凹部内に挿入した。
【0014】
本発明は以下の有益な効果を有する。表示体、光体、および接続体から成り、当該光体は当該表示体上に立ててこれと電気接続し、当該接続体を隣接する表示体間の高速電気接続のために使用し、前記第一および第二の固定位置を各接続体の両端にそれぞれ形成し、前記第三および第四の固定位置を各表示体の両端にそれぞれ形成し、当該第一の固定位置が当該第三の固定位置と連携し、また当該第二の固定位置が当該第四の固定位置と連携し、二つの表示体を相互に接続した場合、一つの表示体の第三の固定位置がもう一つの表示体の第四の固定位置と連携し、相互に引き合う前記第一の磁石と第二の磁石を第一および第三の各固定位置に、さらに第二および第四の各固定位置に配置し、隣接する表示体間の電気接続に使用する導電性極板を第一および第二の磁石の外縁に埋め込み、また、少なくとも一つの表示体を外部の電気制御装置と接続した、本発明による表示台スプライス装置。上記の構造仕様による表示装置を採用した場合、第一、第二、第三および第四の固定位置で複数の表示体を便宜的にかつフレキシブルにスプライスすることができることから、作業効率を効果的に改善し、隣接する表示体間の接続安定性も改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、表示台スプライス装置を示す不等角投影図である。
図2図2は、図1から接続体を除去した不等角投影図である。
図3図3は、図2の一部を拡大した図である。
図4図4は、図1の接続体の一つを示す不等角投影図である。
図5図5は、図1の接続体一つのシェルの一部を除去した不等角投影図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の技術体系の詳細を、図や実施例を用いて以下に説明する。
【0017】
図1および図5に示す通り、本実施例は、表示体1、光体2、および接続体3から成り、当該光体 2を表示体1上に立ててこれと電気接続し、接続体3を隣接する表示体1間の高速電気接続のために使用し、第一の固定位置31と第二の固定位置32を各接続体3の両端にそれぞれ形成し、第三の固定位置11および第四の固定位置12を各表示体1の両端にそれぞれ形成し、第一の固定位置31を第三の固定位置11と連携し、第二の固定位置32を第四の固定位置12と連携し、二つの表示体1が相互に接続されている場合、一つの表示体1の第三の固定位置11は、もう一つの表示体1の第四の固定位置12と連携し、相互に引き合う第一の磁石41と第二の磁石42を、第一の各固定位置31、第三の各固定位置11、および第二の各固定位置32および第四の各固定位置12内に配置し、隣接する表示体1間の電気接続に使用する導電性極板51および52を第一の磁石41および第二の磁石42の外縁に埋め込み、また少なくとも一つの表示体1を、電極線6で外部の電気制御装置と電気接続した、表示台スプライス装置により実現する。
【0018】
本実施例においては、特に、表示体1間を便宜的にスプライスするため、第一のラグボス111を一つずつ各表示体1の一端に配置し、第一の磁石41を第一のラグボス111の中間部に埋め込み、導電性極板51および52を第一の各磁石41の両端に埋め込み、第一の凹部を各表示体1のもう一方の端に配置し、第二の磁石42を第一の凹部中間部に埋め込み、導電性極板51および52を第二の各磁石42の両端に埋め込んだ。最初の接続を以下の方法で行う。隣接する二つの表示体1を接続して一つにする場合、一つの表示体1の第一のラグボス111をもう一つの表示体の第一の凹部121に挿入し、次に、強く引き合う対応する第一の磁石41と対応する第二の磁石42により、隣接する二つの表示体を接続して一つにする。接続後、対応する第一のラグボス111および対応する第一の凹部121にそれぞれ配置した導電性極板51および52の接触させることにより、隣接する二つの表示体1を電気接続する。上記の場合、このスプライスは効果が高く、電極線はんだ付け、釘打ち等の操作手順が省略でき、接続の安定性および信頼性を改善することができる。
【0019】
本実施例の第二の接続は、以下の方法で行う。一定の経路に沿って一定の形にスプライスする必要がある場合、接続体3により複数の表示体1を接続することができる。本実施例では、四角形のスプライス経路を例として使用しており、接続体 3を扇形に配置し、各接続体3と表示体1の間で便宜的かつ迅速にスプライスするため、第二のラグボス321および第二の凹部311を各接続体3の両端にそれぞれ配置し、第一の磁石41を第二のラグボス321に配置し、第二の磁石42を第二の凹部311に配置した。上記の接続法と同様に、第一のラグボス111を第二の凹部311に挿入し、第二のラグボス321を第一の凹部121に挿入し、接続体3の両側にある各接続体3および表示体1を、第一の各ラグボス111および第二の各凹部311、ならびに、第二の各ラグボス321および第一の各凹部121内に配置した電導性極板51および52の接触させることで電気接続した。
【0020】
図3および図4に示す通り、第一のラグボス111および第二のラグボス321は構造が似ており、フランジで囲んである。対応する第一の凹部121および対応する第二の凹部311も構造が似ており、溝形を形成し、フランジと連携した切り込みを溝として形成した。
【0021】
更に、本実施例においては、各表示体1が、シェル13、基部14、正電極線15、負電極線16から成り、当該正電極線15および当該負電極線16をシェル13の孔の縦方向に配置し、その両端に導電性極板51と52をそれぞれ有し、光体2をシェル13上に配置し、正電極線15および負電極線16と電気接続した正極板を有する。更に、各光体2は、表示シェル21、回路基板、LEDランプビーズ、および拡散ハウジング22から成り、当該回路基板を表示シェル21内に配置し、当該LEDランプビーズを回路基板上に均等に配布し、拡散ハウジング22で表示シェル21を覆った。本構造仕様では、表示体1とシェル13の間で安全かつ信頼性のある接続を持つために、クランプまたは接着の手段で表示体1および光体2を固定することができる。
【0022】
上記の構造仕様に基づく表示装置を採用することで、表示体1上に立てた光体2は、異なる経路に沿って表示体1を迅速にスプライスすることにより、全方向にまた角度を変えて表示することができる。本実施例では、光体2の表示シェル21を、文字、漢字、模様等に形成することができるため、表示効果を高めることができる。
【0023】
本発明の技術原理は、一定の実施例を用いて前記の通り説明した。これらの説明は本発明の原理を説明する目的でのみ使用するものであり、いかなる形においても本発明の保護範囲に対する制限であると解釈してはならない。本書の説明に基づき、当該分野の当業者は、創造的労働無しで本発明のその他一定の実施例を連携することができ、また、これらのすべての実施例は本発明の保護範囲内に収めるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5