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特許7177070タイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法及びこのための装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-14
(45)【発行日】2022-11-22
(54)【発明の名称】タイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法及びこのための装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 25/04 20060101AFI20221115BHJP
   G08B 25/08 20060101ALI20221115BHJP
   G08B 21/02 20060101ALI20221115BHJP
【FI】
G08B25/04 K
G08B25/08 A
G08B21/02
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2019541182
(86)(22)【出願日】2018-01-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-04-16
(86)【国際出願番号】 KR2018001174
(87)【国際公開番号】W WO2018139893
(87)【国際公開日】2018-08-02
【審査請求日】2021-01-26
(31)【優先権主張番号】10-2017-0012480
(32)【優先日】2017-01-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519269651
【氏名又は名称】チャン,クァンヨン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】チャン,クァンヨン
【審査官】西巻 正臣
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-123882(JP,A)
【文献】特開2012-221071(JP,A)
【文献】特開2005-286817(JP,A)
【文献】特表2008-537822(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B13/00-15/02
19/00-31/00
H03J9/00-9/06
H04M1/00
1/24-3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
99/00
H04Q9/00-9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバーがタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法において、
前記ユーザーによって設定された前記タイマーのカウントダウンのための時間範囲情報ユーザー端末から受信する段階;
前記ユーザー端末から前記タイマーのカウントダウンの実行要請を受信する場合、前記時間範囲の間前記タイマーのカウントダウンを実行する段階;および
前記カウントダウンが実行された時点から前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信しない場合、前記ユーザーの危険状態情報をあらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で共有する段階;を含
前記カウントダウンが実行された時点から前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信する場合、前記タイマーを終了するものの、前記ユーザーの危険解除を知らせる危険解除メッセージを前記ユーザー端末に表示する段階;をさらに含み、
前記危険状態解除要請は前記ユーザーの暗証番号情報または指紋情報のうち少なくとも一つ以上をさらに含んで行われるものの、
前記暗証番号情報は第1暗証番号情報または第2暗証番号情報のうちいずれか一つを含んで構成され、前記指紋情報は第1指紋情報または第2指紋情報のうちいずれか一つを含んで構成され、
前記危険状態解除要請に前記第1暗証番号情報または前記第1指紋情報のうち少なくとも一つが含まれた場合、前記タイマーを終了し前記危険解除メッセージを前記ユーザー端末に表示するものの、
前記危険状態解除要請に前記第2暗証番号情報または前記第2指紋情報のうち少なくとも一つが含まれた場合、前記あらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で前記ユーザーの危険状態情報を共有する、タイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法。
【請求項2】
前記カウントダウンが実行された時点から前記カウントダウンが終了する前まで、前記ユーザー端末から前記カウントダウンのための時間範囲情報の延長要請を前記第1暗証番号情報または前記第1指紋情報のうち少なくとも一つとともに受信する場合、前記時間範囲情報をあらかじめ定められた範囲の時間だけ延長することを特徴とする、請求項に記載のタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法。
【請求項3】
前記ユーザーの危険状態情報が共有される前記受信者端末は、警察署、消防署、医療機関のうち少なくとも一つ以上を含む安全機関の端末および前記ユーザーが既設定した少なくとも一つ以上の他のユーザー端末を含んで構成されることを特徴とする、請求項1に記載のタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法。
【請求項4】
前記カウントダウンが実行された時点から前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信しない場合、前記ユーザー端末の音声録音機能および映像録画機能を実行させるように制御することを特徴とする、請求項1に記載のタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法。
【請求項5】
前記タイマーのカウントダウンの実行要請は、前記ユーザーの入力またはあらかじめ定められた基準が満たされる場合に前記ユーザー端末によって伝送されるものであり、
前記あらかじめ定められた基準は、特定の時間、特定位置、あらかじめ定められた大きさの速力の変化、前記ユーザー端末で以前にタイマーが作動した時点の状態と同じ状態の到来またはあらかじめ定められた程度のユーザー身体状態変化を含んで構成されることを特徴とする、請求項1に記載のタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法。
【請求項6】
対話型インターフェースを利用して前記ユーザーにあらかじめ定められた少なくとも一つ以上の質問または案内情報を表示するものの、
前記ユーザーから入力された返答内容を利用して前記ユーザーの状況情報を収集し、前記収集した状況情報に基づいて前記タイマーのカウントダウンを実行することを特徴とする、請求項1に記載のタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法。
【請求項7】
前記カウントダウンが実行されると、前記ユーザー端末と前記受信者端末間のオンライン対話が遂行され得るオンラインチャットルームが開設され、
前記あらかじめ定められた時間が経過するまで前記ユーザー端末から安全状態情報が入力される場合、前記オンラインチャットルームは終了することを特徴とする、請求項1に記載のタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法。
【請求項8】
前記危険状態情報は、前記ユーザーの危険状態を表示するウェブページと連結されるようにするためのウェブリンク(web-link)情報を含むSMS(Shotr Message Service)メッセージであることを特徴とする、請求項1に記載のタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法。
【請求項9】
少なくとも一つ以上の指定項目からなる一つ以上のシナリオがあらかじめ設定されており、
前記ユーザーが前記シナリオのうちいずれか一つを選択する場合、前記選択されたシナリオに含まれた少なくとも一つ以上の指定項目により前記タイマーのカウントダウンの実行および前記危険状態情報の共有が遂行され、
前記指定項目は、タイマー作動時間範囲、ユーザーの安全状態確認周期、前記危険状態情報に含まれるユーザーの位置関連情報の内容および前記危険状態情報が伝送される受信者端末の情報を含んで構成されることを特徴とする、請求項1に記載のタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法。
【請求項10】
請求項1に記載のタイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する方法を実施するための、タイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する装置において、
一つ以上のユーザー端末とデータ通信を遂行する通信部;および
前記危険状態情報を共有する装置の動作を制御する制御部を含んで構成されるものの、
前記制御部は、前記ユーザーによって設定された前記タイマーのカウントダウンのための時間範囲情報を前記ユーザー端末から受信し、
前記ユーザー端末から前記タイマーのカウントダウンの実行要請を受信する場合、前記カウントダウンのための時間範囲の間前記タイマーのカウントダウンを実行し、
前記カウントダウンが実行された時点から前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信しない場合、あらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で前記ユーザーの危険状態情報を共有するように制御することを特徴とする、タイマーを利用してユーザーの危険状態情報を共有する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法およびその装置に関する。より具体的には、カウントダウンの実行要請が入力された場合、あらかじめ設定された時間範囲の間タイマーのカウントダウンを遂行するものの、前記タイマーが終了する前までユーザーから危険状態解除要請を受信しない場合、前記ユーザーの危険状態情報をあらかじめ定められた一つ以上の受信者端末で共有する方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、社会的弱者の範疇に属する女性、子供および老弱者を対象とする犯罪の発生率が急激に増加している。
【0003】
特に、最近では強姦、強制わいせつのように、女性を対象とする犯罪が発生する確率の減少幅が他の犯罪に比べて最も少ないものと展望されており、最近行政自治部が公開した住民登録人口統計資料によると、1人暮らしの所帯主は総736万106人であって、このうち20~30代の女性が最も大きな比重を占めているため、社会的弱者のうち女性を対象とする犯罪の発生は今後も減らず引き続き発生するものと予想されているのが実情である。
【0004】
過去には前記社会的弱者を含むほとんどの人々の場合、日没以降の時間には外出をしないかあるいは家に帰宅する傾向を見せていたが、最近社会の発展につれて、繁華街のおもて看板および区画ごとに設置された街路灯の数が増加するようになった。このような現象は現代社会の生活パターンに大きな変化を呼び起こして、より多くの人々が遅い時間まで外部活動をする傾向を見せるようになった。
【0005】
前記のように、より多くの人々が遅い時間まで外部活動をするようになる現象は、人々の外部活動可能時間を増加させるという長所を提供したが、その反面、その人達に、外部で発生する犯罪の危険にさらされる確率もさらに増加させる原因として作用するようになった。
【0006】
その結果、現在の時代に住んでいる多くの人々は、暴力、強盗、殺人、性暴行、拉致などの威嚇的な犯罪事件の被害者として多様な危険に陥る可能性もある状況に直面している状態である。
【0007】
それに伴い、最近繁華街、道路の他にも、住宅街、路地などの地域の処々に多数のCCTVが設置されており、犯罪発生の予防にある程度寄与はしているものの、前記CCTVの場合、犯罪予防よりは犯罪が発生した以降の現場の分析などのために使われる場合がより多いため、実質的な犯罪予防の効果はまだ足りないのが現状である。一方、前記のような犯罪事件は主に深夜時間に発生するものの、必ずしもそのような時間的制限があるものではなく、特にエレベーター、路地、タクシー、公衆トイレ、住宅など、人々の視線から狭い露出範囲を有する場所では犯罪事件が具体的な時間に束縛されず頻繁に発生している。
【0008】
従来には、前記のような犯罪事件が発生した場合、危急状況に置かれた被害者が他人に助けを要請できるように、小型化された助け要請装置などが製作されて普及したこともあるが、犯罪事件が起きている緊迫で混乱な状況で被害者がこのような装置などを利用してリアルタイムで他人に助けを要請するということは現実的に困難であるため、その実効性が足りないという問題点が存在している。
【0009】
ところで、前記のように被害者が予想できない状況で発生する犯罪事件の場合にはその予防や対応が非常に困難であり得るが、もしある程度予想される状況、すなわち暗い路地を歩いていかなければならない状況、深夜タクシーに乗って家に帰宅しなければならない状況、住宅に正確な身元を確認し難い訪問者が訪ねてきた状況などのように、犯罪事件が起きる可能性があることをある程度予見できる状況の場合には、本人自ら特別に注意を払ったりあるいはあらかじめ自らを保護するための措置を取っておくと、前記のような犯罪事件の発生などを相当部分予防できるであろうし、あるいは迅速な保護要請を通じて迅速な対処が可能であり得る。
【0010】
もし、前述した通り、犯罪事件が起きる可能性がある程度予見され得る状況で、もし本人自ら単に注意を払うことの他に犯罪事件が発生しないことを解除条件として、あらかじめ外部に保護要請を遂行できるのであれば、犯罪事件が起きている緊迫な瞬間に被害者が別途の措置を取らずとも、あるいは他人に別途の保護要請を遂行せずとも前記のような犯罪事件が発生する確率を最大限減少させるものの、犯罪事件による被害を最小化できるはずである。したがって、前記の問題点を解決するための前記のような解決方案が要求されているのが実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、タイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法を提案するところにある。
【0012】
本発明のさらに他の目的は、あらかじめ定められた基準により実行されたタイマーのカウントダウンが終了する前まで、ユーザーの危険状態解除要請の入力を受けない場合、ユーザーの危険状態情報を外部装置で共有する方法を提案するところにある。
【0013】
本発明で達成しようとする技術的課題は前記技術的課題に制限されず、言及していないさらに他の技術的課題は下記の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前述した問題点を解決するための本発明の一実施例に係るサーバーがタイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法は、前記ユーザーによって設定された前記タイマーのカウントダウンのための時間範囲情報を前記ユーザー端末から受信する段階、前記ユーザー端末から前記タイマーのカウントダウンの実行要請を受信する場合、前記時間範囲の間前記タイマーのカウントダウンを実行する段階および前記カウントダウンが実行された時点から前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信しない場合、前記ユーザーの危険状態情報をあらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で共有する段階を含んで構成され得る。
【0015】
前述した問題点を解決するための本発明の一実施例に係るタイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する装置は、一つ以上のユーザー端末とデータ通信を遂行する通信部および前記危険状態情報を共有する装置の動作を制御する制御部を含んで構成されるものの、前記制御部は、前記ユーザーによって設定された前記タイマーのカウントダウンのための時間範囲情報を前記ユーザー端末から受信し、前記ユーザー端末から前記タイマーのカウントダウンの実行要請を受信する場合、前記カウントダウンのための時間範囲の間前記タイマーのカウントダウンを実行し、前記カウントダウンが実行された時点から前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信しない場合、あらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で前記ユーザーの危険状態情報を共有するように制御することができる。
【発明の効果】
【0016】
前記のような本発明によると、下記に記載された効果を得ることができる。ただし、本発明を通じて得ることができる効果はこれに制限されない。
【0017】
第1、本発明によると、タイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法が提案され得る効果がある。
【0018】
第2、本発明によると、あらかじめ定められた基準により実行されたタイマーのカウントダウンが終了する前まで、ユーザーの危険状態解除要請の入力を受けない場合、ユーザーの危険状態情報を外部装置で共有する方法が提案され得る効果がある。
【0019】
第3、本発明によると、あらかじめ定められた基準により実行されたタイマーのカウントダウンが終了する前まで、ユーザーの危険状態解除要請の入力を受けない場合、ユーザー端末の録音機能および録画機能を活性化させて、前記録音された音声および録画された映像を含むユーザーの危険状態情報を外部装置で共有する方法が提案され得る効果がある。
【0020】
第4、本発明によると、あらかじめ指定された第1暗証番号情報または第1指紋情報でない第2暗証番号情報または第2指紋情報が入力された場合、ユーザーの危険状態を外部装置で共有する方法が提供され得、危険状態に置かれたユーザーが加害者の圧迫にもかかわらず、ユーザーの危険状態を外部装置で共有できる効果がある。
【0021】
第5、本発明によると、あらかじめ定められた基準により実行されたタイマーの継続中にユーザーの要請がある場合、前記ユーザーの危険状態情報を外部装置で共有するようにすることによって、危険状態情報を外部装置に共有する前にタイマーが実行されていなければならないという前提条件が含まれているため、ユーザーが単純操作ミスで危険状態を外部装置に知らせる行為が発生することを防止できる効果がある。
【0022】
第6、本発明によると、タイマーのカウントダウンを実行させるための多様な方法が提案され得る効果がある。
【0023】
第7、本発明によると、前記のような方法を具現するための装置が提供され得る効果がある。
【0024】
本発明で達成しようとする技術的課題は前記技術的課題に制限されず、言及していないさらに他の技術的課題は下記の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明が適用され得る有無線通信ネットワーク環境を例示する図面である。
図2】本発明の一実施例に係るサーバー200のブロック図である。
図3】本発明の一実施例に係るタイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法を説明するためのフローチャートである。
図4】本発明の一実施例に係るタイマーの一例およびあらかじめ定められた条件によってタイマーが実行される一例を図示した図面である。
図5】本発明の他の一実施例によりあらかじめ定められた条件によってタイマーが実行される一例を図示した図面である。
図6】本発明のさらに他の一実施例によりあらかじめ定められた条件によってタイマーが実行される一例を図示した図面である。
図7】本発明の一実施例により危険状態を共有する対象を追加する一例を図示する図面である。
図8】本発明の一実施例によりタイマーの実行と共に開設されるオンラインチャットルームを説明するための図面である。
図9】本発明の一実施例によりユーザーが入力する安全状態情報を例示する図面である。
図10】本発明の一実施例により位置情報が含まれたユーザーの危険状態情報を外部装置で共有する方法を説明するための図面である。
図11】本発明の一実施例によりタイマーの継続中にユーザーの要請がある場合、前記ユーザーの危険状態情報を外部装置で共有する方法を説明するための図面である。
図12】本発明の一実施例を遂行するユーザー端末とサーバーの各構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明に係る好ましい実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。添付された図面と共に以下に開示される詳細な説明は本発明の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、本発明が実施され得る唯一の実施形態を示そうとしたものではない。
【0027】
ただし、本実施例は本発明の掲示を完全なものとし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によってのみ定義される。
【0028】
いくつかの場合、本発明の概念が曖昧となることを避けるために公知の構造および装置は省略されたり、各構造および装置の核心機能を中心としたブロック図の形式で図示され得る。また、本明細書の全体で同じ構成要素は同じ図面符号を使って説明する。
【0029】
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む(comprisingまたはincluding)」とする時、これは特に反対の記載がない限り他の構成要素を排除するものではなく他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0030】
また、明細書に記載された「…部」の用語は少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの結合で具現され得る。さらに、「一(aまたはan)」、「一つ(one)」、および類似関連語は、本発明を記述する文脈において本明細書に別途に指示されるか文脈によって明らかに反論されない限り、単数および複数の両方を含む意味で使われ得る。
【0031】
併せて、本発明の実施例で使われる特定の用語は本発明の理解を助けるために提供されたものであって、別途に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含んでここで使われるすべての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有している。このような特定用語の使用は本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更され得る。
【0032】
以下、本発明に係る好ましい実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。添付された図面と共に以下に開示される詳細な説明は本発明の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、本発明が実施され得る唯一の実施形態を示そうとするものではない。
【0033】
図1は、本発明が適用され得る有無線通信ネットワーク環境を例示する図面である。
【0034】
図1を参照すると、本発明が適用され得る有無線通信ネットワーク環境は、ユーザー端末100、サーバー200およびネットワーク300で構成され得る。
【0035】
ただし、以下で言及される有無線通信ネットワーク環境は図1に図示された構成要素のうち少なくとも一つを含むが必ずしもこれに限定されるものではなく、図1にはそれぞれ一つのユーザー端末、サーバーおよびネットワークだけが図示されているが、これとは異なり本発明が適用され得る有無線通信ネットワーク環境では、一つ以上のユーザー端末、一つ以上のサーバー(例えば、管理サーバー、仲介サーバー、中継サーバーまたはクライアントサーバー)および一つ以上のネットワークが存在することができ、それぞれのユーザー端末およびサーバー間は互いに異なるネットワークを通じて連結され得る。
【0036】
本発明で、前記ユーザー端末100は前記サーバー200を含む他の装置と通信信号を送受信できる装置を意味する概念で解釈され得る。
【0037】
この時、前記ユーザー端末100にはあらかじめ一つ以上のアプリケーション(Application)が設置されていてもよく、特に本発明に関連したAPI(Application Program Interface)またはエンベデッドソフトウェア(Embaded Software)を含むアプリケーションが設置されていてもよい。
【0038】
すなわち、以下で説明される本発明に係る方法は、前記ユーザー端末100にあらかじめ設置されたAPIまたはエンベデッドソフトウェアを含むアプリケーションまたはそれに含まれたタイマーを通じて行われ得るが、これに制限されず、ウェブサイト(WEBSITE)を通じて行われてもよい。
【0039】
一方、前記ユーザー端末100は自体的に前記サーバー200にデータまたは信号を伝送したり受信することができ、あるいは前記一つ以上のアプリケーションを通じて前記サーバー200にデータまたは信号を伝送したり受信することができる。
【0040】
この時、前記伝送されたり受信されたデータまたは信号は、本発明のために前記ユーザー端末に既設置されたアプリケーションであり得るが、これに制限されはしない。
【0041】
前記ユーザー端末100の一例としては、端末装置、ターミナル(Terminal)、MS(Mobile Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)、WT(Wireless terminal)、MTC(Machine-Type Communication)装置、M2M(Machine-to-Machine)装置、D2D装置(Device-to-Device)装置を含むことができる。
【0042】
もちろん、あくまでもこれは例示に過ぎず、本発明でのユーザー端末は前述した例示の他にも現在開発されて商用化されたかまたは今後開発されるデータ信号伝送が可能なすべての装置を含む概念として解釈されるべきである。
【0043】
再び図1を参照すると、サーバー200は有無線通信ネットワーク環境を通じて少なくとも一つ以上の他の装置とデータの送受信が可能な客体を意味し、本発明で前記サーバー200は追加的に仲介サーバーおよび/またはクライアントサーバーをさらに含むことができる。
【0044】
また、前記サーバー200の一例として、クラウド(Cloud)サーバー、IMS(IP Multimedia Subsystem)サーバー、テレフォニーアプリケーション(Telephony Application)サーバー、IM(Instant Messaging)サーバー、MGCF(Media Gateway Control Function)サーバー、MSG(Messaging Gateway)サーバー、CSCF(Call Session Control Function)サーバーを含むことができ、前記サーバー200はPC(Personal Computer)、ノートブックコンピュータ、タブレットPC(Tablet Personal Computer)等のデータを送受信できる客体を指し示す装置で具現されてもよい。
【0045】
一方、ネットワーク300は前記ユーザー端末100および前記サーバー200間のテキスト(Text)、デジタルイメージ、デジタル映像、デジタル音声情報などの多様な種類のデータを送受信するためのデータ通信網を意味し、その種類は特に制限されない。
【0046】
例えば、インターネットプロトコル(IP)を通じて大容量データの送受信サービスを提供するIP(IP:Internet Protocol)網または互いに異なるIP網を統合したオールIP(All IP)網であり得る。
【0047】
また、前記ネットワーク300は、有線網、Wibro(Wireless Broadband)網、WCDMA(登録商標)を含む移動通信網、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)網およびLTE(Long Term Evolution)網を含む移動通信網、LTE advanced(LTE-A)を含む移動通信網、衛星通信網およびWi-Fi(Wi-Fi)網のうち一つであるかまたはこれらのうち少なくとも一つ以上を結合して構成され得る。
【0048】
図2は、本発明の一実施例に係るサーバー200のブロック図である。
【0049】
図2を参照すると、ユーザーの危険状態の共有と関連して、前記サーバー200はインターネット網を通じてデータを送受信するデータ通信部201、ユーザー端末のタイマーの実行/終了の可否を判断するタイマー制御手段202、ユーザー端末に対話型インターフェースを提供してユーザーに一つ以上の質問または案内情報を表示するものの、それに対する応答として入力されたユーザーの返答内容を利用してユーザーの状況情報を収集する対話型インタフェース制御手段203、タイマーが実行される間ユーザー端末と受信者端末間のオンライン対話が実行され得るオンラインチャットルームを前記ユーザー端末に提供するためのオンラインチャットルーム制御手段204を含んでいてもよい。
【0050】
前記データ通信部201は専用線または有/無線インターネット網を通じてデータを送受信できる機能を含んでいる。インターネット網を通じて入力されるデータは、ユーザーの安全状態情報、タイマーの実行と関連したあらかじめ定められた条件と関連した情報、対話型インターフェースに入力されたユーザーの返答内容などのような情報であり、出力される情報はタイマー実行通知メッセージ、オンラインチャットルーム関連情報、危険状態共有メッセージなどである。
【0051】
その他に、本発明では前述した各構成によって収集または伝達されるデータを保存するデータベース(DB)205がさらに含まれ得る。これに対する詳細な説明は後述することにし、ここで、前記データベース205はそれらの全部または図示されてはいないが本発明と関連して必要な追加データベースをさらに含むことができる。
【0052】
図3は、本発明の一実施例に係るタイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法を説明するためのフローチャートである。
【0053】
図3を参照すると、本発明の一実施例に係るタイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法は、サーバーおよびユーザー端末によって行われ得る。
【0054】
本発明の実施のために、前記ユーザー端末には本発明に関連したAPI(Application Program Interface)またはエンベデッドソフトウェア(Embaded Software)を含むアプリケーションが設置されていてもよく、前記サーバーは前記アプリケーションを制御することができる。
【0055】
ただし、本発明の一実施例に係る方法は、その方法の実施のために別途に製作された移動式装置によっても具現され得る。ただし、以下では、説明の便宜のために、本発明に係る方法をサーバーおよびユーザー端末によって行うことを前提として説明することにするが、これに制限されず、前述した通り後述する内容は前記移動式装置によっても具現され得る。
【0056】
前記移動式装置では、少なくとも一つ以上のハードウェア/ソフトウェアで具現された入力ボタンが含まれていてもよく、前記入力ボタンをクリックする回数乃至クリックする時間により後述する本発明の多様な機能を設定することができる。
【0057】
再び図3を参照すると、本発明の実施のためにユーザーは、まず前記ユーザー端末を通じてタイマーのカウントダウンのための時間範囲情報を入力することができ、このとき、前記時間範囲情報は時(hour)、分(minute)、秒(second)等の多様な範囲で設定することが可能である。理解の便宜のために図4を参照すると、タイマーの一例が図示されており、図4aには前記時間範囲情報が10分に設定されたタイマーの姿が図示されていることを確認することができる。
【0058】
一方、前記サーバーは前記ユーザーによって設定された時間範囲情報を前記ユーザー端末から受信することができ、前記時間範囲情報は前記タイマーのカウントダウンのためのものであり得る。
【0059】
前記入力された時間範囲がタイマーに設定された後、前記サーバーが前記ユーザー端末から前記タイマーのカウントダウンの実行要請を受信すれば、前記サーバーは前記時間範囲の間前記タイマーのカウントダウンを実行することができる(S301~S302)。
【0060】
この時、前記カウントダウンは、もし前記時間範囲が10分に設定されている場合、10:00から始めて09:59、09:58、09:57、09:56のように1秒単位で差し引かれながら00:00になるまで進行され得る。
【0061】
一方、前記カウントダウンが実行されるために必要な前記カウントダウンの実行要請は、前記ユーザーがそれに対する別途の入力を遂行した場合、前記ユーザー端末から前記サーバーに伝送され得、その他にもあらかじめ定められた基準が満たされる場合には前記ユーザーの別途入力がなくても前記ユーザー端末によって前記サーバーに伝送され得る。
【0062】
すなわち、前記カウントダウンの実行要請は、前記ユーザーの入力により前記サーバーに伝送され得るが、これは前記ユーザーがまもなく犯罪事件が発生し得る気がした状況で、前記ユーザーが自らを保護するための措置として前記タイマーを実行させる場合であると見なすことができる。
【0063】
例えば、暗い路地を歩いていかなければならない状況、深夜タクシーに乗って家に帰宅しなければならない状況、公衆トイレに入らなければならない状況、誰か後についてきているという事実を認知した状況、人影が少ないところに位置した車に乗ったりおりなければならない状況、住宅に正確な身元を確認し難い訪問者が訪ねてきた状況などと言える。
【0064】
一方、ユーザーが前記ユーザー端末を通じて前記タイマーのカウントダウンを実行させるための入力をすると、前記カウントダウンの実行要請が前記サーバーに伝送され得、それにより前記サーバーは前記タイマーを実行させて前記ユーザーが既入力した時間範囲の間カウントダウンを遂行するように制御することができる。
【0065】
また、前記カウントダウンの実行要請は、以下で説明するように、あらかじめ定められた基準が満たされる場合にも前記サーバーに伝送され得る。
【0066】
図5(a)を参照すると、本発明の一実施例によりタイマーのカウントダウンを実行させるための方法として、前記カウントダウンの実行要請が伝送され得るあらかじめ定められた基準を設定する画面が図示されている。ただし、このような画面は設定により変わり得、重要なことはタイマーのカウントダウンを実行させるための多様な条件の設定が可能であるということである。
【0067】
すなわち、図5(a)に図示された通り、本発明では前記ユーザーが所定の危険予測瞬間に別途の入力を加えなくても自動で前記カウントダウンの実行要請が伝送されるように基準乃至条件をあらかじめ設定することができる。
【0068】
この時、設定できるあらかじめ定められた基準は、(1)既設定された特定の時間になった場合501、(2)前記ユーザー端末が既設定された特定の場所に進入した場合(あるいは既設定された特定の場所を基準点とする時、前記基準点から一定範囲内に進入した場合、502)、(3)既設定された外部装置と前記ユーザー端末間の連動がなされた後に両者の間隔が所定範囲だけ遠くなった場合、(4)既設定された外部装置の信号(例えば、beacon(Beacon)、ブルートゥース(登録商標)信号、QRコード(登録商標)認識など)を前記ユーザー端末が受信する場合503、(5)急な速度変化(例えば、1分間に時速50km以上の速度変化が発生した場合等)が起きた場合、(6)前記ユーザー端末をあらかじめ定められた回数および/またはあらかじめ定められた方向に揺さぶる場合、(7)前記ユーザー端末に設置されたアプリケーション内で前記ユーザーと友達関係を結んでいる他のユーザーの要請がある場合のうちいずれか一つを含んで構成され得る。ただし、これは例示的な形態であって、さらに他の方法によって前記カウントダウンの実行要請が伝送され得るようにするための基準乃至条件を設定できることは言うまでもない。
【0069】
この時、前記外部装置はエレベーター、路地、タクシー、公衆トイレ、住宅などの人々の視線から狭い露出範囲を有する特定の場所あるいはあらかじめ設定された特定の領域に設置された装置であり得、前記外部装置はブルートゥース(登録商標)、beaconまたはQRコード(登録商標)などの通信信号を通じて前記ユーザー端末とデータ通信を遂行できる装置乃至道具であり得る。
【0070】
したがって、前記外部装置が設置されている例えば、危険地域に分類された特定の場所に前記ユーザー端末のユーザーが進入することになって、前記ユーザー端末が前記外部装置から通信信号を受信することになる場合には、前記ユーザー端末に、前記カウントダウンの実行要請が自動で伝送されるように設定され得る。
【0071】
また、危険地域に分類された場所への進入が予想され得る特定の領域を前記ユーザー端末のユーザーが通り過ぎることになる時、前記特定の領域に設置された前記外部装置と前記ユーザー端末間の連動がなされるようにした後、その後に前記ユーザー端末と前記外部装置との間隔が所定範囲だけ遠くなる場合、前記ユーザー端末を通じて前記カウントダウンの実行要請が自動で伝送されるように設定され得る。
【0072】
これは、前記ユーザー端末と前記外部装置との間隔が所定範囲だけ遠くなったとすれば、前記ユーザー端末のユーザーが危険地域に分類された特定の場所への進入が行われ得るものと予想され得るためである。
【0073】
この時、本発明の一実施例によると、前記外部装置は固有の識別番号を含んでいてもよい。例えば、前記外部装置がエレベーターに付着されている場合であれば、図5(b)に図示された通り、エレベーターの固有番号504が前記外部装置の固有識別番号に設定され得る。
【0074】
したがって、本発明では、前記タイマーが終了する前までユーザーの危険状態解除要請が入力されないため前記ユーザーの危険状態情報が少なくとも一つ以上の受信者端末で共有される場合、前記外部装置の固有識別番号が前記ユーザーの危険状態情報とともに前記一つ以上の受信者端末に伝送され得る。
【0075】
このように、外部装置の固有識別番号が含まれている理由は次の通りである。
【0076】
例えば、タイマーが終了する前までユーザーの危険状態解除要請が入力されない状況、すなわち、ユーザー(またはユーザー端末)が危険状態に置かれた状況で、前記ユーザーの位置が室外(outside)であれば、GPS等を通して識別された前記ユーザー端末の位置情報が前記ユーザーの危険状態情報に含まれて一つ以上の受信者端末で共有され得るのであり、このような場合には前記受信者端末側で前記ユーザーの現在の位置を容易に把握できるはずである。
【0077】
しかし、もし危険状態に置かれた前記ユーザーの位置が室内(inside)であれば、GPS等を通じては前記ユーザー端末の位置情報を正確に確認することが難しいため、このような場合には前記一つ以上の受信者端末が前記ユーザーの危険状態情報を受信しても、前記受信者端末側で前記ユーザーの現在の位置を容易に把握することが困難であり得る状況が発生し得る。
【0078】
したがって、本発明では前記外部装置の固有識別番号が前記ユーザーの危険状態情報とともに伝送されるようにすることによって、これを通じて危険状態に置かれた前記ユーザー(またはユーザー端末)が室内にある場合でも、受信者端末側でその位置を正確に把握することができる。
【0079】
つまり、本発明では前記ユーザーが所定の危険予測瞬間に別途の入力をしなくても自動で前記カウントダウンの実行要請が伝送され得るように基準乃至条件をあらかじめ設定することができ、これは本発明を利用する一つ以上のユーザーのそれぞれごとに個別的に互いに異なるように設定することができる。
【0080】
一方、再び図4を参照すると、図4(b)にはユーザーが着用できるウェアラブル装置400(例えば、生体信号測定装置など)が図示されている。
【0081】
本発明の生体信号測定装置400は、図4(b)に個別的に図示してはいないが、生体信号測定部、無線通信部、位置測定部、制御部および手動入力部を含んで構成され得、前記生体信号測定装置400をユーザーの身体に着用(Be worn)させるためのフレームをさらに含んで構成されてもよい。また、発明の実施例により前記生体状態測定装置400には前記構成要素を省略してもよくあるいはさらに他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0082】
一方、前記生体信号測定装置400の生体信号測定部は、前記ユーザーの生体信号をセンシングまたは感知することができ、このためにセンシングのための信号を発生させることができる。
【0083】
ここで、ユーザーの生体信号とは、前記ユーザーの心拍数、体温、皮膚状態(Skin Condition)、体内酸素量などを含むことができ、センシング部が測定できるすべての生体信号をさらに含むことができる。
【0084】
また、前記生態信号測定部はジャイロセンサ、加速度センサ、近接センサ(Proximity Sensor)、圧力センサ、モーションセンサ、指紋認識センサ、虹彩認識センサ、心拍測定センサ(心拍検出センサ)、体温測定センサ、皮膚状態測定センサ(皮膚温度センサ)、皮膚抵抗センサ、心電図センサ、体内酸素測定センサ(酸素量測定センサ)などをすべて含むことができる。
【0085】
ただし、説明の便宜のために以下では、前記生態信号測定部は前記ユーザーの心拍数を測定する心拍測定センサ、前記ユーザーの移動の有無及びその移動速度を測定するための加速度センサ、前記ユーザーの体温を測定する体温測定センサ、前記ユーザーの皮膚状態を測定する皮膚状態測定センサを含むものと仮定する。
【0086】
本発明の一実施例において前記生体信号測定装置400は生体信号測定部を通じて前記生体状態測定装置を着用しているユーザーの生体信号を測定することができる。
【0087】
例えば、前記生体信号測定装置を着用しているユーザーが犯罪現場に露出しているのであれば、前記生体信号測定装置の心拍測定センサは前記犯罪によって変化するユーザーの心拍の変化を測定することができ、前記心拍測定センサは前記犯罪に起因した前記ユーザーの心拍数の変化を抵抗値の変化を判断して測定することが可能である。
【0088】
また、前記酸素量測定センサは前記犯罪によって前記ユーザーの呼吸が息苦しくなったりあるいは犯罪行為によってユーザーが呼吸困難となって前記ユーザーの体内に存在している酸素量に急激な変化が発生した場合、前記酸素変化量を測定することができる。
【0089】
また、前記生体信号測定装置内の皮膚状態測定装置は、前記ユーザーの皮膚に傷害が加えられたり過多出血などが起きる場合、これを測定することもできる。
【0090】
一方、前記生体信号測定装置400は前記測定したユーザーの生体信号を利用して前記ユーザーの生体状態を決定することができる。
【0091】
より具体的には、前記生体状態測定装置は一般の状態におけるユーザーの生体状態の結果が表す値と所定の周期ごとに測定されたユーザーの生体信号が表す値を比較して、前記ユーザーの生体信号が表す値が前記一般の状態の生体状態の結果が表す値とあらかじめ定められた特定値以上の差を有するかの可否を判断して前記ユーザーの生体状態を決定することができる。
【0092】
ここで前記ユーザーの生体状態を決定するとは、前記ユーザーが正常状態にいる場合に測定され得る前記ユーザーの体温、心拍数、皮膚状態などが、前記ユーザー周辺の環境の変化によりあらかじめ定められた危険水準に達するほど変化したかどうかを決定する過程を意味し、前記ユーザーの生体状態の決定は前記生体信号測定装置の制御部によって具現され得る。
【0093】
一方、前記ユーザーの生体状態を決定した前記ユーザー生体信号測定装置は、前記センシングまたは測定されたユーザーの生体信号の変化が感知された場合、前記ユーザーの生体信号を含むアラーム信号(alarm signal)を生成することができる。
【0094】
前記生成されたアラーム信号は無線通信部(または通信モデム)を通じて外部機器(例えば、本発明のサーバーまたはユーザー端末のように前記生体信号測定装置と有無線通信に連結され得るすべての装置を意味する。)に伝送することができ、このとき前記伝送は近距離通信モジュールまたは無線インターネットモジュールを利用して実行され得、特に前記生体状態測定装置に含まれたbeacon(BLE)(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等を通して伝送され得る。
【0095】
また、前記生体信号測定装置は位置測定部を含むことができ、前記位置測定部は制御部の制御によりGPS(Global Positioning System)またはBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)を利用して前記生体信号測定装置ユーザーの位置測定を遂行することができ、無線通信部を通じてその結果を外部機器に伝送することができる。
【0096】
前記のような過程を経て外部機器に伝送されたユーザーの生体信号を含むアラーム信号および位置情報は、本発明の一実施例によりタイマーの実行をトリガリング(triggering)することができる。
【0097】
一方、本発明の一実施例に係る生体信号測定装置は、手首バンド形態のウェアラブル装置あるいはグラス形態のウェアラブル装置、外装型リモコン、腕輪、指輪などの多様な形態で具現され得、これは例示に過ぎず、形態を問わずに具現され得ることは言うまでもない。
【0098】
一方、前述した通り、あらかじめ定められた条件が達成された場合、前記タイマーを実行させるための前記ユーザーの命令が入力されなくても前記サーバーによって自動でタイマーが実行され得、本発明の一実施例によると、前記あらかじめ定められた条件は2個以上に設定されてもよいため、設定された少なくとも一つ以上の条件がすべて達成された場合に限り、前記タイマーが実行されるように設定され得る。
【0099】
一方、本発明の一実施例によると、前記サーバーは対話型インターフェースを利用して前記ユーザーにあらかじめ定められた少なくとも一つ以上の質問または案内情報を表示することができる。
【0100】
図6を参照すると、前記サーバーは対話型インタフェース(例えば、チャットボット)をユーザー端末に提供することができ、ここで前記対話型インターフェースはチャットするロボットであり得る。図6の対話の窓のうち左側は対話型インターフェースで提供される質問または案内情報であり、右側はユーザー端末を通じて入力されたユーザーの返答内容である。
【0101】
前記対話型インターフェースは定められた質問または案内情報をユーザー端末に提供し、前記ユーザーの返答に対して定められた応答規則に沿って応答できるように作られたシステムである。
【0102】
前記対話型インターフェースは、前記対話型インターフェースを提供するサーバーと前記ユーザー端末間の「要請と応答(Request-Response)」構造に従って、前記サーバーあるいはユーザーがメッセンジャー対話の窓に特定のメッセージを入力すると、その相手方は該当メッセージに適合した応答を遂行する方式で行われ得る。
【0103】
一方、前記対話型インターフェースを通じては、単純テキストのみを伝達する方式の他にも映像、イメージ、ウェプアドレス(URL)等が単独であるいは結合されて送受信され得る。
【0104】
本発明で前記サーバーは前記対話型インターフェースを通じて前記ユーザーから入力された返答内容を利用して前記ユーザーの状況情報を収集し、前記収集した状況情報に基づいて前記タイマーの実行の有無を決定することができる。
【0105】
一方、前述した多様な方法により前記タイマーが実行されると、前記サーバーは前記ユーザー端末によって既設定された保護者端末に前記ユーザーのタイマーが実行されたことを知らせる通知メッセージを伝送することができる。
【0106】
本発明で、前記ユーザー端末は前記通知メッセージおよび後述する危険状態メッセージが伝送される受信者端末を少なくとも一つ以上設定することができる。
【0107】
前記受信者端末は図7に図示された通り、前記ユーザー端末のユーザーが電話帳に保存された特定ユーザーを検索して入力することによって設定することができ、これとは異なり他のユーザー端末を特定できる多様な方法で設定され得る。
【0108】
また、前記のように決定された受信者端末に伝送される前記通知メッセージは、前記タイマーの実行が行われた時間情報(例えば、午後11:03)、前記タイマーの作動時間範囲情報(例えば、10分)または前記タイマーの終了時間情報(例えば、午後11:09)のうち少なくとも一つ以上を含むことができる。
【0109】
一方、前述した多様な方法により前記タイマーが実行されると、前記サーバーは前記受信者端末に前記ユーザーのタイマーが実行されたことを知らせる通知メッセージを伝送することができる。
【0110】
本発明で、前記ユーザー端末は前記通知メッセージおよび後述する危険状態メッセージが伝送される受信者端末を少なくとも一つ以上設定することができ、設定された受信者端末に伝送される前記通知メッセージは、前記タイマーの実行が行われた時間情報(例えば、午後11:03)、前記タイマーの作動時間範囲情報(例えば、10分)または前記タイマーの終了時間情報(例えば、午後11:09)のうち少なくとも一つ以上を含むことができる。
【0111】
本発明で前記タイマーが実行されると、図8に図示された通り前記サーバーは前記ユーザー端末と前記受信者端末間のオンライン対話が遂行され得るオンラインチャットルームを開設することができる。
【0112】
前記ユーザー端末と前記受信者端末のそれぞれは、前記開設されたオンラインチャットルームを通じてチャットを遂行することができ、前記オンラインチャットルームを通じて前記受信者端末からメッセージを受信した前記ユーザー端末は、ボタンのクリックまたは返答メッセージを前記受信者端末に伝送することによって応答を遂行できる。
【0113】
一方、本発明によると、前述した通りユーザーの入力またはあらかじめ定められた基準により危険が予測される瞬間にあらかじめタイマーが実行され得、前記タイマーが終了するまで前記ユーザーの危険状態解除要請がない場合、第三者に前記ユーザーの危険状態情報が共有され得る。
【0114】
一般的に、犯罪事件が起きている急迫で混乱した状況では、被害者が他人に助けを要請するということは現実的に困難でありえるが、本発明によると、犯罪事件が起きている緊迫な状況の中でユーザーが特定の行動(例えば、大声を出すこと、電話申告、助け要請装置のボタンクリック、助け要請など)をせずともあるいはできなくても、犯罪事件が発生しないことを解除条件として外部に助け要請をリアルタイムで遂行できるようになるという格別の効果が存在し得る。
【0115】
一方、前記タイマーのカウントダウンを実行した後、前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信しない場合、前記サーバーは前記ユーザーの危険状態情報をあらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で共有することができる。(S309)
【0116】
この時、前記ユーザーの危険状態情報が共有される前記受信者端末は、警察署、消防署、医療機関のうち少なくとも一つ以上を含む安全機関の端末であり得る。それだけでなく前記受信者端末は図7を通じて説明した通り、前記ユーザーが既設定した少なくとも一つ以上の他のユーザー端末(例えば、家族、友達、親戚、ボーイフレンドなど)をさらに含んで構成されてもよい。
【0117】
すなわち、本発明では前記ユーザーの危険状態情報が共有され得る受信者端末として、前記安全機関の端末および前記ユーザーの知人などを前記ユーザーがあらかじめ登録することが可能であり得る。
【0118】
また、本発明の一実施例によると、前記サーバーは前記カウントダウンが実行された時点から前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信しない場合、前記ユーザー端末の音声録音機能および映像録画機能を実行させるように制御することができる。(S308)
【0119】
この場合、あらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で共有される前記ユーザーの危険状態情報は、前記音声録音機能および前記映像録画機能の実行により生成された音声情報および映像情報(例えば、動画情報および/または写真情報)とともに前記ユーザー端末の位置情報を含んで構成され得る。
【0120】
ここで、前記ユーザー端末の位置情報は、前述した通り前記ユーザー端末のGPS情報などを利用して測定された情報であり得るが、これに制限されず、前記ユーザー端末に連結中のAP(Access Point)等を通して測定された情報でもよい。
【0121】
本発明の一実施例によると、前記ユーザー端末の位置情報は一つ以上の位置情報を含んで構成され得、本発明の一実施例によると、前記ユーザー端末の位置情報は、(1)前記ユーザー端末のタイマーが実行される時点に測定されたユーザー端末の位置情報と(2)前記危険状態情報が前記ユーザー端末から前記一つ以上の受信者端末に伝送される時点(あるいは伝送される直前)に測定されたユーザー端末の位置情報であり得る。
【0122】
本発明で前記一つ以上の位置情報のそれぞれは、設定により互いに異なる測定方法により測定された位置情報であり得る。また、前記一つ以上の位置情報のそれぞれは、その測定が行われる時ごとに個別的にあらかじめ定められた一つ以上の受信者端末に伝送が行われてもよいが、これとは異なり前記危険状態情報が前記ユーザー端末から前記一つ以上の受信者端末に伝送される時点に前記測定された一つ以上の位置情報がすべて含まれて一度に伝送されてもよい。
【0123】
また、前記一つ以上の位置情報のそれぞれは、その測定および伝送時点のそれぞれごとに、全部または一部が互いに同じ受信者端末あるいは互いに異なる受信者端末に伝送されるように設定してもよい。
【0124】
本発明で受信者端末に一つ以上の位置情報が伝送されるように設定できる理由は次の通りである。
【0125】
例えば、ユーザーの危険状態情報が共有される特定の時点に測定されたユーザー端末の位置情報だけを前記受信者端末に伝送されるようにする場合、もし前記ユーザー端末(またはユーザー)が正確な位置測定が難しい場所(例えば、室内、エレベーター、地下駐車場など)にある状況であるとすれば、前記受信者端末で共有されるユーザー端末の位置情報はその正確度が落ちるため救助行為などの円滑な後続措置が行われることが困難であり得る。
【0126】
また、図10に図示された通り、ユーザーが最初に危険状態を認知したりあるいは最初に危険状態に置かれるようになった場所1001と実際のユーザーの危険状態情報が共有される場所1002間には、多様な外部状況(例えば、自動車を利用した拉致など)により一定の距離間隔が存在し得る。
【0127】
したがって、本発明の一実施例のように(1)前記ユーザー端末のタイマーが実行される時点に測定されたユーザー端末の位置情報と(2)前記危険状態情報が前記ユーザー端末から前記一つ以上の受信者端末に伝送される時点(あるいは伝送される直前)に測定されたユーザー端末の位置情報皆が前記受信者端末に伝送される場合、より正確に前記ユーザー端末の位置把握が可能であり、危険状態に置かれた前記ユーザー端末(またはユーザー)の移動速度、移動経路などを追跡することができるため、救助行為などの後続措置が円滑に行われ得る。
【0128】
また、本発明の一実施例によると、前記サーバーは前記カウントダウンが実行された時点から前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信しない場合、あらかじめ定められた強度の危険通知の音(例えば、サイレンの音など)が前記ユーザー端末を通じて鳴るように制御することができる。
【0129】
この時、前記危険通知の音のあらかじめ定められた強度は86デシベル(dB)以上の強度に設定されることが好ましいか、これに制限されず、ユーザーの設定により変わり得る。
【0130】
一方、本発明の一実施例によると、前記タイマーのカウントダウンを実行すれば、前記サーバーは前記ユーザーがあらかじめ設定した他のユーザーの端末で前記タイマーのカウントダウンが始まったことを知らせる情報を伝送することができる。
【0131】
前記タイマーのカウントダウンが始まったことを知らせる情報を受信した前記他のユーザー端末は、前記サーバーを通じてあるいは前記ユーザー端末に直接、状態共有要請メッセージを伝送したりあるいはオンラインチャットルームを開設してメッセージを伝送することができ、この場合、所定の時間範囲が追加的に設定されていてもよい。
【0132】
この時、前記状態共有要請メッセージあるいはオンラインチャットルームを通じてのメッセージを受信した前記ユーザー端末は、ボタンのクリックまたは返答メッセージを前記他のユーザー端末に伝送することによって前記状態共有要請に対する応答を遂行できる。
【0133】
しかし、もし前記所定の時間が経過するまで前記ユーザー端末から何の応答も伝送されない場合、前記サーバーは前記他のユーザー端末を含む少なくとも一つ以上の受信者端末に前記ユーザーの危険状態情報を共有することができる。
【0134】
一方、本発明の一実施例によると、前記タイマーのカウントダウンを実行した後、前記タイマーの前記カウントダウンが終了する前に前記ユーザー端末から危険状態情報共有要請(または危険状態情報通知要請)を受信する場合、前記サーバーは前記ユーザーの危険状態情報をあらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で共有することができる。
【0135】
すなわち、ユーザーがタイマーのカウントダウンを実行した後、前記タイマーのカウントダウンが終了する前にすでに危険状態に置かれることを認知したり確信する場合には、より速かに危険状態情報が共有される必要があるため、まだタイマーのカウントダウンが終了する前であっても前記ユーザーの要請がある場合であれば、あらかじめ定められた一つ以上の受信者端末で前記ユーザーの危険状態情報が共有されるようにするのである。
【0136】
例えば、図11に図示された通り、前記タイマーが、12時の時針の位置1101から始まって再び12時の時針の位置1101に戻ってくるのにかかる時間である1分に時間が設定された場合を想定すると、前記タイマーのカウントダウンを実行した後、前記タイマーのカウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信しない場合に限り、前記ユーザーの危険状態情報が前記一つ以上の受信者端末で共有されるように設定できるだけでなく、まだタイマーのカウントダウンが終了する前、すなわちタイマーが2時の時針の位置1102に近接して、まだカウントダウンの終了まで50秒の時間が残っている状況であっても、もし前記ユーザーの要請がある場合であれば、あらかじめ定められた一つ以上の受信者端末で前記ユーザーの危険状態情報が共有され得るのである。
【0137】
従来にも前記のように危急状況に置かれたユーザー(または被害者)が外部の他人に助けを要請できるようにするための小型化された助け要請装置などが存在したが、このような装置は前記ユーザーが救助要請のためのボタンなどを誤って押した場合にも外部の受信者端末で救助要請などが行われ、誤った救助要請が伝送される状況をたびたび発生させたりしたし、それに伴い、何度かの過ちが発生した後、本当に救助要請をした時にもこれを過ちによる救助要請として取り扱い、実際に救助が必要な状況でも救助を受けることができない深刻な問題が発生する場合が存在した。
【0138】
しかし、本発明の一実施例では、前記タイマーの継続中に前記ユーザーが別途に危険状態情報共有要請をすると、その時に前記ユーザーの危険状態情報を外部の受信者端末で共有するようにすることによって、ユーザーの要請により危険状態情報を外部装置に共有する前にタイマーが実行されていなければならないという前提条件がさらに含まれ得る。
【0139】
したがって、ユーザーが単純操作ミスで危険状態を外部の受信者端末に知らせる行為が発生することを防止できる効果があり、これを通じてタイマー機能が存在しなかった従来の助け要請装置などと比べてエラーを減らすことができる効果がある。
【0140】
また、本発明の一実施例に従う時、前記タイマーが実行されている状態で前記ユーザーが別途に危険状態情報共有要請をするための方法としては、あらかじめ設定されたボタンをクリックする場合、前記ユーザー端末をあらかじめ定められた回数および/またはあらかじめ定められた方向に揺さぶる場合、あらかじめ定められた単語(例えば、助けて、助けて、助けてなど)に対する音声表現がある場合、前記タイマーの実行時に設定可能なあらかじめ定められた経路を離脱する場合等の多様な方法が存在し得、その他に設定により多様な方法によって行われ得る。
【0141】
一方、前記タイマーのカウントダウンを実行した後、前記カウントダウンが終了する前まで前記ユーザー端末から危険状態解除要請を受信する場合、前記サーバーは前記ユーザー端末のタイマーを終了するように制御することができる。この時、前記サーバーは前記タイマーの終了とともに危険状態が無事に解除されたことを知らせる危険解除メッセージを前記ユーザー端末に共に表示してもよい。
【0142】
また、本発明で、前記危険状態解除要請は、図9(a)および図9(b)に図示された通り、前記ユーザーの暗証番号情報または指紋情報のうち少なくとも一つ以上をさらに含んで行われ得、本発明の一実施例によると、前記暗証番号情報は第1暗証番号情報または第2暗証番号情報のように複数個の暗証番号が設定され得、前記指紋情報も第1指紋情報または第2指紋情報のように複数個の指紋が設定され得る。
【0143】
理解の便宜を助けるために以下でより具体的な例を挙げて説明することにする。もし、ユーザーが第1暗証番号情報は1004、第1指紋情報は左側親指の指紋を設定したと仮定し、第2暗証番号情報は2580、第2指紋情報は右側人差し指の指紋を設定したと仮定する。
【0144】
この場合、前記第1暗証番号または前記第1指紋情報のそれぞれについては、前記ユーザーに特別な犯罪状況が発生していないことを示すための解釈と認識されるようにあらかじめ設定され得、前記第2暗証番号または前記第2指紋情報のそれぞれについては前記ユーザーに犯罪状況が発生したが、前記ユーザーが加害者から威嚇を受けている状況であるため、前記ユーザーの危険状態情報を外部の受信者端末で共有することを要請するための解釈と認識されるようにあらかじめ設定され得る。ただし、これはあくまでも例示に過ぎず、設定により変わり得、より多くの数の暗証番号情報乃至指紋情報を設定してもよい。
【0145】
したがって、本発明の一実施例によると、前記第1暗証番号情報または前記第1指紋情報のうち少なくとも一つが前記危険状態解除要請に含まれて前記サーバーに伝送された場合、前記サーバーは前記ユーザーに特別な犯罪状況が発生していないものと認識/取り扱い、前記ユーザー端末のタイマーを終了するように制御するものの、前記ユーザー端末に危険状態が無事に解除されたことを知らせる危険解除メッセージを表示することができる。
【0146】
一方、本発明の一実施例により、前記カウントダウンが終了する前まで前記カウントダウンのための時間範囲情報の延長要請が前記サーバーに伝送された場合、前記サーバーは前記ユーザーに特別な犯罪状況が発生していないものと認識/取り扱い、前記タイマーのカウントダウンのための時間範囲情報を延長することができる。この場合、前記時間範囲情報の延長要請が前記第1暗証番号情報または前記第1指紋情報のうち少なくとも一つとともに伝送された場合に限り、前記時間範囲情報を延長するものと設定されてもよい。
【0147】
また、前記延長される時間範囲はあらかじめ設定された範囲だけの時間(例えば、1分)であり得るが、もし、ユーザーが前記延長要請に自分が所望する延長時間範囲(例えば、3分)を含ませて伝送する場合、それに対応する時間範囲だけ(3分)前記時間範囲を延長してもよい。
【0148】
しかし、前記第2暗証番号情報または前記第2指紋情報のうち少なくとも一つが前記危険状態解除要請に含まれて前記サーバーに伝送された場合、前記サーバーは前記ユーザーに犯罪状況が発生したものと認識/取り扱い、あらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で前記ユーザーの危険状態情報を共有するように設定され得る。
【0149】
この場合、前記サーバーは前記ユーザーの危険状態情報をあらかじめ定められた一つ以上の受信者端末で共有するものの、前記ユーザー端末のタイマーは終了するように制御することができ、ひいては危険状態が無事に解除されたことを知らせる危険解除メッセージを前記ユーザー端末に表示するように制御することができる。
【0150】
このように、本発明で危険状態解除要請に含まれ得るユーザーの暗証番号情報または指紋情報が複数個で構成されるものの、それぞれにより互いに異なる処理が実行されるように設定した理由は次の通りである。
【0151】
すなわち、犯罪事件が発生した場合を想定してみると、前記ユーザー端末のユーザーは被害者に該当するため、前記犯罪事件の加害者に身体的あるいは精神的に威嚇を受けている状況であり得る。
【0152】
この時、もし前記加害者が前記タイマーが実行されていることを認知し、前記ユーザーに前記危険状態解除要請を入力することを押し付けるのであれば、前記ユーザーとしてはやむを得ず危険状態解除要請を入力するしかないであろう。また、このような場合、前記ユーザーは外部に助けの要請を遂行することもできないであろうし、その結果、前記加害者から危害を受けるしかないであろう。
【0153】
しかし、本発明の一実施例のように、前記危険状態解除要請に含まれ得るユーザーの暗証番号情報または指紋情報が複数個で構成されるものの、それぞれにより互いに異なる処理を遂行するように設定され得る場合であれば、前記のような問題点を解決することができるという効果が存在する。
【0154】
すなわち、前記ユーザーが前述した通り、加害者から危険状態解除要請を入力することを押し付けられる場合であっても、第2暗証番号情報または第2指紋情報を入力することによって前記加害者を安心させるものの、同時に前記加害者に露出することなく自分の危険状態情報をあらかじめ定められた少なくとも一つ以上の受信者端末で共有することができるという効果が存在することになる。
【0155】
本発明で、前記タイマーが作動した後、前記タイマーが動作するあらかじめ定められた時間が経過するまで、前記ユーザー端末から安全状態情報が入力されないため前記タイマーが継続して作動する場合、前記サーバーは既設定された保護者端末に前記ユーザーの危険状態情報を知らせる危険状態共有メッセージを伝送することができる。(S304、S305)
【0156】
しかし、前記タイマーが動作するあらかじめ定められた時間が経過するまで前記ユーザー端末から安全状態情報が入力される場合、前記サーバーは前記オンラインチャットルームが終了するように設定することができ、前記ユーザー端末が安全状態にあると判断した後、前記タイマーを終了させてもよい。(S306)
【0157】
ただし、もし前記あらかじめ定められた時間が経過するまで前記ユーザー端末から安全状態情報が入力されない場合、前記サーバーは前記保護者端末を含む少なくとも一つ以上の受信者端末に前記ユーザーの危険状態メッセージを伝送することができる。(S305)
【0158】
この時、前記保護者端末と共に前記ユーザーの危険状態メッセージが共有される前記一つ以上の受信者端末は、警察署、消防署、医療機関のうち少なくとも一つ以上を含む安全機関の端末および前記ユーザーが既設定した少なくとも一つ以上の他の保護者端末を含むことができる。
【0159】
一方、本発明で前記タイマーが動作するあらかじめ定められた時間が経過するまで前記ユーザー端末から安全状態情報が入力される場合、前記サーバーは前記オンラインチャットルームが終了するように設定することができる。
【0160】
前記安全状態情報は、前記ユーザーの暗証番号情報(例えば、4桁の数字の暗証番号など)で構成され得、これとは異なり指紋情報などの多様な手段が含まれ得る。
【0161】
本発明の一実施例によると、前記暗証番号情報は第1暗証番号情報または第2暗証番号情報のように複数個の暗証番号が設定され得、前記指紋情報も第1指紋情報または第2指紋情報のように複数個の指紋が設定され得る。
【0162】
理解の便宜を助けるために以下でより具体的な例を挙げて説明することにする。もし、ユーザーが第1暗証番号情報は1004、第1指紋情報は左側親指の指紋を設定したと仮定し、第2暗証番号情報は2580、第2指紋情報は右側の人差し指の指紋を設定したと仮定する。
【0163】
この場合、前記第1暗証番号または前記第1指紋情報のそれぞれについては、前記ユーザーに特別な犯罪状況が発生していないことを示すための解釈に認識されるようにあらかじめ設定され得、前記第2暗証番号または前記第2指紋情報のそれぞれについては、前記ユーザーに犯罪状況が発生したが、前記ユーザーが加害者から威嚇を受けている状況であるため、前記ユーザーの危険状態メッセージを保護者端末で共有することを要請するための解釈に認識されるようにあらかじめ設定され得る。ただし、これはあくまでも例示に過ぎず、設定により変わり得、より多くの数の暗証番号情報乃至指紋情報を設定してもよい。
【0164】
したがって、本発明の一実施例によると、前記第1暗証番号情報または前記第1指紋情報のうち少なくとも一つが前記安全状態情報として入力されて前記サーバーに伝送された場合、前記サーバーは前記ユーザーに特別な犯罪状況が発生していないものと認識/取り扱り、前記ユーザー端末のタイマーおよび/またはオンラインチャットルームを終了するように制御するものの、前記ユーザー端末に危険状態が無事に解除されたことを知らせる危険解除メッセージを表示することができる。
【0165】
このように、本発明で安全状態情報に含まれ得るユーザーの暗証番号情報または指紋情報が複数個で構成されるものの、それぞれにより互いに異なる処理が遂行され得るように設定した理由は次の通りである。
【0166】
すなわち、犯罪事件が発生した場合を想定してみると、前記ユーザー端末のユーザーは被害者に該当するため、前記犯罪事件の加害者に身体的あるいは精神的に威嚇を受けている状況であり得る。
【0167】
この時、もし前記加害者が前記タイマーが実行されていることを認知し、前記ユーザーに前記安全状態情報を入力することを押し付けるのであれば、前記ユーザーとしてはやむを得ず安全状態情報を入力するしかないであろう。また、このような場合、前記ユーザーは外部に助けの要請を遂行することもできないであろうし、 その結果、前記加害者から危害を受けるしかないであろう。
【0168】
しかし、本発明の一実施例のように、前記安全状態情報に含まれ得るユーザーの暗証番号情報または指紋情報が複数個で構成されるものの、それぞれにより互いに異なる処理を遂行するように設定され得る場合であれば、前記のような問題点を解決することができるという効果が存在する。
【0169】
すなわち、前記ユーザーが前述した通り、加害者から安全状態情報を入力することを押し付けられる場合であっても、第2暗証番号情報または第2指紋情報を入力することによって前記加害者を安心させるものの、同時に前記加害者に露出することなく自分の危険状態をあらかじめ定められた少なくとも一つ以上の保護者端末で共有することができるという効果が存在することになる。
【0170】
一方、本発明の一実施例によると、前記危険状態共有メッセージは、前記ユーザーの危険状態情報を表示するウェブページと連結されるようにするためのウェブリンク(web-link)情報を含むSMS(Shotr Message Service)メッセージであり得る。
【0171】
したがって、本発明によると、前記危険状態情報をウェブリンク(web-link)情報を含むSMS(Shotr Message Service)メッセージの形態で保護者端末に提供することができ、この場合、サービスに加入していない保護者端末またはモバイルインスタントメッセージが伝送され得ない2世代移動通信技術(2nd Generation Mobile Telecommunication)が適用された保護者端末にも、前記ユーザーの危険状態情報が無事に共有され得る効果がある。
【0172】
本発明では、保護者または保護対象者を追加したり、保護対象者がタイマーを実行したり、タイマーを実行後に保護対象者が安全確認をしたり、保護対象者がタイマーを実行後終了するまで安全確認をすることができなかったり、危険通知後に保護対象者が安全確認をする場合と関連して、これらのそれぞれの場合に対するメッセージの伝送は、前記保護者および/または保護対象者が本発明が適用され得るアプリケーションまたはサービスの加入者または未加入者であるかどうかによりプッシュ通知またはSMSの形態で提供され得る。
【0173】
一方、本発明の一実施例によると、下記の表1に示されたように、少なくとも一つ以上の指定項目からなる一つ以上のシナリオがあらかじめ設定されていてもよい。
【0174】
【表1】
【0175】
本発明で、前記ユーザーが前記シナリオのうちいずれか一つを選択する場合、あるいは前記それぞれのシナリオに対応して設定された条件が達成される場合、前記選択されたシナリオあるいは前記達成された条件に対応するシナリオに含まれた少なくとも一つ以上の指定項目により、前記タイマーの作動および前記危険状態共有メッセージの伝送が遂行され得る。
【0176】
この時、前記指定項目は表1に示された通り、タイマー作動時間範囲、ユーザーの安全状態確認周期、前記危険状態共有メッセージに含まれるユーザーの位置関連情報の内容および前記危険状態共有メッセージが伝送される保護者端末の情報を含むことができるが、これはあくまでも例示に過ぎず、設定により変わり得る。
【0177】
一方、前述した本発明の技術的特徴は、前記ユーザー端末が既設置されたAPI(Application Program Interface)またはエンベデッドソフトウェア(Embaded Software)を含むアプリケーションを通じて行われ得る。
【0178】
この時、前記ユーザー端末のユーザーが本発明を利用するためには、必要に応じて前記ユーザーが前記サーバーによって制御されるアプリケーションに対して、あらかじめ会員加入を遂行しなければならないことが前提となり得るが、これは設定により変わり得る。
【0179】
この時、前記会員加入は前記アプリケーションで要請する少なくとも一つ以上の情報(例えば、ID、暗証番号を含む個人のプロフィールなど)を入力/認証する過程を含んで構成され得、これとは異なり前記会員加入は前記ユーザーの選択により前記アプリケーションとあらかじめ連携されたソーシャルネットワークサービス(Social Network Service)またはポータルサービス(Portal Service)の既加入したユーザー情報を直/間接的に連動させて、前記少なくとも一つ以上の情報が自動で入力されるようにする方法で構成されてもよい。
【0180】
一方、前記ユーザーが前記アプリケーションに会員加入を遂行する場合、前記ユーザーにタイマーのカウントダウンのための時間範囲情報を入力できる基本時間(例えば、60分)が提供され得る。
【0181】
前述した通り、本発明の実施のためにユーザーは、タイマーのカウントダウンのための時間範囲情報を前記ユーザー端末(または前記ユーザー端末に設置されたアプリケーションなど)を通じて前記サーバーに入力できるが、この時、前記時間範囲情報は前記基本時間の範囲内で入力することができる。
【0182】
もし、前記ユーザーが前記基本時間を越える範囲だけ前記時間範囲情報を入力するためには、前記アプリケーション内で別途の決済を遂行して追加時間を購入したり(例えば、10分に1ドル、10分に1,000ウォンなど)、あるいは前記アプリケーションに加入した他のユーザーから追加時間の提供(例えば、プレゼントするなど)を受けなければならないように設定され得、その他にも前記ユーザーが特定のミッション(例えば、前記アプリケーションで提供されるコンテンツ(広告など)を視聴する場合、あらかじめ定められた周期ごとに前記アプリケーションを実行させることによって出席が認められる場合、他のユーザーを推薦して前記他のユーザーが前記アプリケーションに対する会員加入を遂行する場合等)を完了する場合、所定の追加時間が提供されるように設定されてもよい。
【0183】
一方、前述した通り、前記サーバーが前記ユーザー端末から前記タイマーのカウントダウンの実行要請を受信すると、前記サーバーは前記時間範囲の間前記タイマーのカウントダウンを実行することができ、このとき、カウントダウンされた時間範囲に対応して前記基本時間乃至追加時間が差し引かれ得る。
【0184】
ただし、前記カウントダウンが終了する前まで前記カウントダウンのための時間範囲情報の延長要請が前記サーバーに伝送された場合、前記タイマーのカウントダウンのための時間範囲情報を延長することができるが、この場合、前記延長される時間範囲である延長時間については、前記基本時間乃至追加時間の差し引きがないように設定され得る。
【0185】
一方、前記ユーザー端末に設置されたアプリケーション内で前記ユーザーは前記アプリケーションに加入した他のユーザーと一定の関係(例えば、友達関係、親友等、フォロイング、フォローなど)を形成することができ、前記ユーザーは前記一定の関係を結んだ他のユーザーを探索してこれらのうち少なくとも一つ以上を前記ユーザーの危険状態情報が共有され得る受信者端末として設定することもでき、相互間の基本時間乃至追加時間などの残余量、使用内訳などを確認するものの、これを共有してもよい。
【0186】
図12は、本発明の一実施例が適用され得るユーザー端末およびサーバーの構成を説明するためのブロック図である。
【0187】
図12を参照すると、本発明で適用され得るユーザー端末100およびサーバー200が図示されている。
【0188】
前記サーバー200は有線または無線接続に必要な接続情報を送受信できる送信部および受信部を含む有無線通信部(Radio Communication unit、1220)とメモリ部1221、ディスプレイ部(1222)および制御部(またはプロセッサ、1223)を含むことができ、これは例示に過ぎず、図12に図示された構成以外に他の構成をさらに含むことができ、これとは異なり図12に図示された構成のうち一部を省略して具現されてもよい。
【0189】
また、サーバー200の信号処理、階層処理などのユーザー端末100とのデータ通信に対する全般的な過程はメモリ1221および制御部1223により制御され、前記メモリ部1221、有無線通信部1220および制御部1223間には連結関係が形成され得る。
【0190】
サーバー200に含まれた有無線通信部1220は、前述した通り送信部および受信部を含むことができ、送信部および受信部はユーザー端末100、サーバー200または図12に図示されてはいないが少なくとも一つ以上の外部装置とデータまたは信号を送信および受信するように構成され得る。
【0191】
制御部1223は有無線通信部1220内の送信部および受信部と機能的に連結され得、これに伴い、ユーザー端末100およびサーバー200間のデータまたは信号を送受信する過程を前記送信部および受信部が制御するように構成され得る。
【0192】
また、制御部1223は伝送するデータに対する各種前処理を遂行した後に送信部に伝送することができ、その他に受信部が受信したデータに対する後処理を遂行できる。
【0193】
必要な場合、制御部1223は送受信されたデータに含まれた情報をメモリ部1221に保存することもできる。このような構造を有してサーバー200は前述した本発明の多様な実施形態の方法を遂行できる。
【0194】
図12のユーザー端末100を参照すると、前記ユーザー端末100は、送信部および受信部を含む有無線通信部1210、メモリ部1211、ディスプレイ部1212および制御部1213を含んで構成され得、ユーザー端末100の構成については前記にて図2を通じて詳細に説明したため以下では省略することにする。
【0195】
ユーザー端末100およびサーバー200の制御部1213、1223は、ユーザー端末100およびサーバー200の動作を指示(例えば、制御、調整、管理など)することができ、それぞれの制御部1213、1223はプログラムコードおよびデータを保存することが可能なメモリ1211、1221とも連結され得る。
【0196】
メモリ1211、1221は制御部1213、1223に連結されてオペレーティングシステム(operating system)、アプリケーション、および一般ファイル(general files)を保存することができる。
【0197】
本発明の制御部1213、1223はプロセッサ(Processor)、コントローラ(controller)、マイクロコントローラ(microcontroller)、マイクロ・プロセッサ(microprocessor)、マイクロ・コンピュータ(microcomputer)等とも呼称され得る。一方、制御部1213、1223はハードウェア(hardware)またはファームウェア(firmware)、ソフトウェア、またはこれらの結合によって具現され得る。
【0198】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は以上で説明された機能または動作を遂行するモジュール、手続き、関数などの形態で具現され得る。ソフトウェアコードはメモリ部1211、1221に保存されて制御部1213、1223により駆動され得る。
【0199】
この時、メモリ部は前記ユーザー端末100およびサーバー200の内部または外部に位置することができ、すでに公知とされている多様な手段によって前記制御部1213、1223とデータをやり取りすることができる。
【0200】
一方、前述した方法は、コンピュータで実行され得るプログラムで作成可能であり、コンピュータ読み取り可能媒体を利用して前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現され得る。また、前述した方法で使われたデータの構造はコンピュータ読み取り可能媒体に多様な手段を通じて記録され得る。本発明の多様な方法を遂行するための実行可能なコンピュータコードを保存するコンピュータ読み取り可能媒体は、マグネチック保存媒体(例えば、ロム、フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光学的読み取り媒体(例えば、CD-ROM、DVDなど)のような保存媒体を含む。
【0201】
本願発明の実施例と関連した技術分野で通常の知識を有する者は、前記記載の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現され得ることを理解できるはずである。したがって、開示された方法は限定的な観点ではなく説明的観点で考慮されるべきである。本発明の範囲は発明の詳細な説明ではなく特許請求の範囲に示され、それと同等な範囲内にあるすべての差異点は本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【0202】
本発明のタイマーを利用してユーザーの危険状態を共有する方法およびそのための装置は、危険状態を共有する多様な方法および装置に利用することが可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12