IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クアルコム,インコーポレイテッドの特許一覧

特許7177084ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了
<>
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図1
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図2
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図3
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図4
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図5
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図6
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図7
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図8
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図9
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図10
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図11
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図12
  • 特許-ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-14
(45)【発行日】2022-11-22
(54)【発明の名称】ポーラ復号のための凍結ビットベースの経路プルーニングおよび早期終了
(51)【国際特許分類】
   H03M 13/13 20060101AFI20221115BHJP
【FI】
H03M13/13
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2019559359
(86)(22)【出願日】2018-05-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-07-02
(86)【国際出願番号】 US2018030534
(87)【国際公開番号】W WO2018204418
(87)【国際公開日】2018-11-08
【審査請求日】2021-04-14
(31)【優先権主張番号】62/502,154
(32)【優先日】2017-05-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/967,592
(32)【優先日】2018-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ジェイミー・メンジェイ・リン
(72)【発明者】
【氏名】ガビ・サルキス
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ヤン
【審査官】玉田 恭子
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-504527(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0192402(US,A1)
【文献】COHERENT LOGIX INC.,Early block discrimination with polar codes to further accelerate DCI blind detection[online],3GPP TSG RAN WG1 #88 R1-1701897,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88/Docs/R1-1701897.zip>,2017年02月07日
【文献】HUAWEI, HISILICON,Evaluation of channel coding schemes for control channel[online], 3GPP TSG-RAN WG1#86b R1-1608863,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86b/Docs/R1-1608863.zip>,2016年10月01日
【文献】COHERENT LOGIX INC.,Early block discrimination with polar codes for DCI blind detection[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1707686,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1707686.zip>,2017年05月07日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03M 13/13
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信のための方法であって、
通信チャネルを介して候補コードワードを受信するステップと、
前記候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、前記候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するステップであって、前記復号仮説が、複数の情報ビットに対応する前記ポーラ符号の複数の情報ビットロケーションと、複数の凍結ビットに対応する前記ポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションとに関連付けられる、ステップと、
前記識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、前記候補コードワードに対して復号プロセスを実行するステップであって、前記復号プロセスが、前記複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、
前記各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックと、前記複数の凍結ビットロケーションの前記少なくとも前記サブセットの先行するビットメトリックとに少なくとも部分的に基づいて、かつ前記複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路の前記セットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するステップであって、
凍結ビットメトリックまたは前記凍結ビット経路メトリックは、前記各凍結ビットロケーションに関する信頼性情報に基づいて正規化される、ステップと、
復号経路の前記セットの各々に関する前記凍結ビット経路メトリックと、しきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路の前記セットのサブセットを廃棄するステップと
を含む、ステップと、
前記復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、前記候補コードワードの前記情報ビットを処理すべきかどうかを判定するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記復号プロセスを実行するステップが、前記各凍結ビットロケーションに対して、
前記各凍結ビットロケーションに対する復号経路の前記セットに関する前記ビットメトリックと、しきい値ビットメトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路の前記セットの前記サブセットを廃棄するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
復号経路の前記セットに関する前記凍結ビット経路メトリックを前記判定するステップが、
前記各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび前記複数の凍結ビットロケーションの前記少なくとも前記サブセットの前記先行するビットロケーションの数、
前記各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび前記複数の凍結ビットロケーションの前記少なくとも前記サブセットの前記先行するビットロケーションに関する信頼性情報、または
前記候補コードワードに関する対数尤度比(LLR)絶対値の総計
に少なくとも部分的に基づいて、前記凍結ビット経路メトリックを判定するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記各凍結ビットロケーションに対して、前記凍結ビット経路メトリックが、前記各凍結ビットロケーションに関する前記ビットメトリックと、前記複数の凍結ビットロケーションの前記少なくとも前記サブセットの前記先行するビットメトリックとの和に少なくとも部分的に基づいて判定される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記復号プロセスを実行するステップが、前記各凍結ビットロケーションに対して、
廃棄されていない復号経路の前記セットの各々に関する第1の候補経路メトリックを判定するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記情報ビットを処理すべきかどうかを判定するステップが、
復号経路の前記セットのすべての復号経路が廃棄されていると判定するステップと、
前記候補コードワードの復号を終了するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記情報ビットを処理すべきかどうかを判定するステップが、
前記複数の凍結ビットロケーションのすべてに対する前記復号プロセスに続いて、復号経路の前記セットの少なくとも1つの復号経路が廃棄されていないと判定するステップと、
前記少なくとも1つの復号経路に少なくとも部分的に基づいて、前記情報ビットを識別するステップと、
前記識別に少なくとも部分的に基づいて、前記情報ビットを処理するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の凍結ビットロケーションの前記サブセットが、前記復号仮説、または前記複数の凍結ビットロケーションに関する信頼性情報に少なくとも部分的に基づいて、評価のために選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ワイヤレス通信のための装置であって、
通信チャネルを介して候補コードワードを受信するための手段と、
前記候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、前記候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するための手段であって、前記復号仮説が、複数の情報ビットに対応する前記ポーラ符号の複数の情報ビットロケーションと、複数の凍結ビットに対応する前記ポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションとに関連付けられる、手段と、
前記識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、前記候補コードワードに対して復号プロセスを実行するための手段であって、前記複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、
前記各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックと、前記複数の凍結ビットロケーションの前記少なくとも前記サブセットの先行するビットメトリッとクに少なくとも部分的に基づいて、かつ前記複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路の前記セットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するための手段であって、
凍結ビットメトリックまたは前記凍結ビット経路メトリックは、前記各凍結ビットロケーションに関する信頼性情報に基づいて正規化される、手段と、
復号経路の前記セットの各々に関する前記凍結ビット経路メトリックと、しきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路の前記セットのサブセットを廃棄するための手段と
を含む、手段と、
前記復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、前記候補コードワードの前記情報ビットを処理すべきかどうかを判定するための手段と
を含む、装置。
【請求項10】
前記復号プロセスを実行するための手段が、前記各凍結ビットロケーションに対する復号経路の前記セットに関する前記ビットメトリックと、しきい値ビットメトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路の前記セットの前記サブセットを廃棄する、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび前記複数の凍結ビットロケーションの前記少なくとも前記サブセットの前記先行するビットロケーションの数、
前記各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび前記複数の凍結ビットロケーションの前記少なくとも前記サブセットの前記先行するビットロケーションに関する信頼性情報、または
前記候補コードワードに関する対数尤度比(LLR)絶対値の総計
に少なくとも部分的に基づいて、前記凍結ビット経路メトリックを判定するための手段
をさらに含む、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記各凍結ビットロケーションに対して、前記凍結ビット経路メトリックが、前記各凍結ビットロケーションに関する前記ビットメトリックと、前記複数の凍結ビットロケーションの前記少なくとも前記サブセットの前記先行するビットメトリックとの和に少なくとも部分的に基づいて判定される、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記復号プロセスを実行するための手段が、
廃棄されていない復号経路の前記セットの各々に関する第1の候補経路メトリックを判定する、請求項9に記載の装置。
【請求項14】
前記復号プロセスを実行するための手段が、
復号経路の前記セットのすべての復号経路が廃棄されていると判定し、
前記候補コードワードの復号を終了する、請求項9に記載の装置。
【請求項15】
前記復号プロセスを実行するための手段が、
前記複数の凍結ビットロケーションのすべてに対する前記復号プロセスに続いて、復号経路の前記セットの少なくとも1つの復号経路が廃棄されていないと判定し、
前記少なくとも1つの復号経路に少なくとも部分的に基づいて、前記情報ビットを識別し、
前記識別に少なくとも部分的に基づいて、前記情報ビットを処理する、請求項9に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2018年4月30日に出願した、「Frozen Bits Based Pruning And Early Termination For Polar Decoding」と題するLinらによる米国特許出願第15/967,592号、および2017年5月5日に出願した、「Frozen Bits Based Pruning And Early Termination For Polar Decoding」と題するLINらによる米国仮特許出願第62/502,154号の利益を主張するものである。
【0002】
以下は、概して、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ポーラ復号(polar decoding)のための凍結ビット(frozen bit)ベースのプルーニングおよび早期終了に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であることがある。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)システム、またはニューラジオ(NR)システム)がある。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られることがある複数の通信デバイスのためのワイヤレス通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局またはアクセスネットワークノードを含み得る。
【0004】
しかしながら、ワイヤレス通信は、しばしば、雑音の多い通信チャネル上でデータを送ることを伴う。雑音に対抗するために、送信機は、送信誤りを検出および/または訂正することができるように、コードワード(codeword)に冗長性を導入するために、誤り訂正符号を使用してコードワードの形態でデータを符号化することができる。誤り訂正符号を伴う符号化アルゴリズムのいくつかの例は、畳み込み符号(CC: convolutional code)、低密度パリティ検査(LDPC: low-density parity-check)符号、およびポーラ符号(polar code)を含む。ポーラ符号は、線形ブロック誤り訂正符号の一例であり、符号長が無限大に接近するにつれて理論上のチャネル容量に接近するように示されている。ポーラ符号を使用して符号化されたコードワードを復号するために、受信デバイスは、符号長および情報ビット数の候補仮説を立て、候補仮説に従ってコードワードに対して逐次消去(SC)復号プロセスまたは逐次消去リスト(SCL)復号プロセスを使用して情報ビットの表現を生成し、復号が成功したかどうかを判定するために、情報ビットの表現に対して誤り検査動作を実行することができる。
【0005】
場合によっては、復号動作は失敗することがあるが、これは、コードワードが過度の破損を受けている(たとえば、コードワードが非常に低い信号対雑音比(SNR)を有するチャネルを介して送信された)ためであるため、候補仮説に対して送信されたコードワードが存在しない(たとえば、コードワードがランダム雑音を表している)ため、送信されたコードワードが異なるデバイス向けであるため、または候補仮説が不正確である(たとえば、不正確なコードワードサイズ、不正確な情報ビットサイズ、不正確なアグリゲーションレベルである)ためである。これらの状況のうちのいくつかまたはすべてにおいて、候補仮説に対する復号の早期(たとえば、すべての復号プロセスの完了に先立つ)終了は、復号が失敗することになる状況において電力消費を制限し得る。しかしながら、早期終了が適切である(たとえば、成功したであろう何らかの復号プロセスに対する復号の早期の終了を伴わない)状況を区別することは、既存の実装に課題を与える。早期終了を促すための他の知られている技法は、復号の複雑さを増大し、早期終了によって提供される利益を低減させる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
説明する技法は、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートする、改良された方法、システム、デバイス、または装置に関する。本明細書で説明する例は、候補復号経路のプルーニングおよび早期終了のために凍結ビットメトリックおよび凍結ビット経路メトリックを判定して使用するステップを含む。候補復号経路は復号経路メトリックに従って情報ビットロケーションにおける経路選択に対して評価可能であり、凍結ビットメトリックまたは凍結ビット経路メトリックは、プルーニングおよび早期終了のためにポーラ符号の識別された凍結ビットロケーションにおいて採用され得る。復号経路に対する凍結ビット経路メトリックは、復号経路に沿って識別された凍結ビットロケーションに対して判定された凍結ビットメトリックに基づき得る。
【0007】
凍結ビット経路メトリックおよび凍結ビットメトリックが判定されると、デコーダは、これらのメトリックをしきい値基準と比較し、比較に基づいて、復号経路を廃棄すべきかどうかを判定することができる。復号経路を廃棄するための、本明細書で説明する技法は、デコーダが、受信されたコードワードに関連付けられた、考えられる候補情報ビットベクトルの正確な表現を提供する可能性が低い何らかの復号経路を廃棄、プルーニング、または資格剥奪することを可能にし得る。したがって、デコーダは、情報ビットの正確に復号されたセットを提供する可能性が低い経路をプルーニングすることによって検出確率を増大させるか、またはすべての経路が廃棄、プルーニング、または資格剥奪される場合、復号プロセスを早期に終了すること(したがって、早期終了)によって電力を節約することが可能であり得る。
【0008】
ワイヤレス通信のための方法について説明する。この方法は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信するステップと、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するステップであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別するステップと、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行するステップであって、復号プロセスが、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するステップと、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄するステップとを含む、実行するステップと、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定するステップとを含み得る。
【0009】
ワイヤレス通信のための装置について説明する。この装置は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信するための手段と、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するための手段であって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別するための手段と、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行するための手段であって、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するための手段と、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄するための手段とを含む、実行するための手段と、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定するための手段とを含み得る。
【0010】
ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。この装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。これらの命令は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信することと、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行することであって、復号プロセスが、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定することと、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄することとを含む、実行することと、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定することとをプロセッサに行わせるように動作可能であり得る。
【0011】
ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。この非一時的コンピュータ可読媒体は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信することと、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行することであって、復号プロセスが、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定することと、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄することとを含む、実行することと、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定することとをプロセッサに行わせるように動作可能な命令を含み得る。
【0012】
上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスを実行するステップは、各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックとしきい値ビットメトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄するステップをさらに含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックは、各凍結ビットロケーションに関する信頼性情報または候補コードワードに関する対数尤度比(LLR)絶対値の総計(aggregate)に少なくとも部分的に基づき得る。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するステップは、各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットロケーションの数、各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットロケーションに関する信頼性情報、または候補コードワードに関するLLR絶対値の総計に少なくとも部分的に基づいて、凍結ビット経路メトリックを判定するステップをさらに含む。
【0013】
上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、各凍結ビットロケーションに対して、凍結ビット経路メトリックは、各凍結ビットロケーションに関するビットメトリックと複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックの和に少なくとも部分的に基づいて判定され得る。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスを実行するステップは、各凍結ビットロケーションに対して、廃棄され得ない復号経路のセットの各々に関する第1の候補経路メトリックを判定するステップをさらに含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスを実行するステップは、各凍結ビットロケーションに続く情報ビットロケーションに対して、第1の候補経路メトリックおよび情報ビットロケーションに関するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、復号経路の拡張セットに関する第2の候補経路メトリックを判定するステップをさらに含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の候補経路メトリックに少なくとも部分的に基づいて、復号経路の拡張セットのサブセットを選択するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0014】
上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、情報ビットを処理すべきかどうかを判定するステップは、復号経路のセットのすべての復号経路が廃棄され得ると判定するステップと、候補コードワードの復号を終了するステップとを含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、情報ビットを処理すべきかどうかを判定するステップは、複数の凍結ビットロケーションのすべてに対する復号プロセスに続いて、復号経路のセットの少なくとも1つの復号経路が廃棄されていないと判定するステップと、少なくとも1つの復号経路に少なくとも部分的に基づいて、情報ビットを識別するステップと、識別に少なくとも部分的に基づいて、情報ビットを処理するステップとを含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、複数の凍結ビットロケーションのサブセットは、復号仮説、または複数の凍結ビットロケーションに関する信頼性情報に少なくとも部分的に基づいて、評価のために選択される。
【0015】
ワイヤレス通信のための方法について説明する。この方法は、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信するステップと、候補コードワードが複数のビットロケーションを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するステップであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別するステップと、候補コードワードに対して復号プロセスを開始するステップであって、復号プロセスが、コードワード長および復号仮説に従って実行される、開始するステップと、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定するステップであって、複数のビットロケーションのサブセットが、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される、判定するステップとを含み得る。
【0016】
ワイヤレス通信のための装置について説明する。この装置は、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信するための手段と、候補コードワードが複数のビットロケーションを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するための手段であって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別するための手段と、候補コードワードに対して復号プロセスを開始するための手段であって、復号プロセスが、コードワード長および復号仮説に従って実行される、開始するための手段と、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定するための手段であって、複数のビットロケーションのサブセットが、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される、判定するための手段とを含み得る。
【0017】
ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。この装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。これらの命令は、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信することと、候補コードワードが複数のビットロケーションを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、候補コードワードに対して復号プロセスを開始することであって、復号プロセスが、コードワード長および復号仮説に従って実行される、開始することと、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定することであって、複数のビットロケーションのサブセットが、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される、判定することとをプロセッサに行わせるように動作可能であり得る。
【0018】
ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。この非一時的コンピュータ可読媒体は、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信することと、候補コードワードが複数のビットロケーションを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、候補コードワードに対して復号プロセスを開始することであって、復号プロセスが、コードワード長および復号仮説に従って実行される、開始することと、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定することであって、複数のビットロケーションのサブセットが、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される、判定することとをプロセッサに行わせるように動作可能な命令を含み得る。
【0019】
上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスは、複数のビットロケーションを逐次復号するステップを含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスは、逐次消去(SC)復号プロセスを含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスは、逐次消去リスト(SCL)復号プロセスを含む。
【0020】
ワイヤレス通信のための方法について説明する。この方法は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信するステップと、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するステップであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別するステップと、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行するステップであって、復号プロセスが、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するステップと、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄するステップとを含む、実行するステップと、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定するステップとを含み得る。
【0021】
ワイヤレス通信のための装置について説明する。この装置は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信するための手段と、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するための手段であって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別するための手段と、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行するための手段であって、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するための手段と、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄するための手段とを含む、実行するための手段と、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定するための手段とを含み得る。
【0022】
ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。この装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。これらの命令は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信することと、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行することであって、復号プロセスが、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定することと、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄することとを含む、実行することと、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定することとをプロセッサに行わせるように動作可能であり得る。
【0023】
ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。この非一時的コンピュータ可読媒体は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信することと、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行することであって、復号プロセスが、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定することと、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄することとを含む、実行するステップと、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定することとをプロセッサに行わせるように動作可能な命令を含み得る。
【0024】
上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスを実行するステップは、各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックとしきい値ビットメトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄するステップをさらに含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックは、各凍結ビットロケーションに関する信頼性情報または候補コードワードに関する対数尤度比(LLR)絶対値の総計に少なくとも部分的に基づき得る。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するステップは、各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットロケーションの数、各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットロケーションに関する信頼性情報、または候補コードワードに関するLLR絶対値の総計に少なくとも部分的に基づいて、凍結ビット経路メトリックを判定するステップをさらに含む。
【0025】
上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、各凍結ビットロケーションに対して、凍結ビット経路メトリックは、各凍結ビットロケーションに関するビットメトリックと複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックの和に少なくとも部分的に基づいて判定され得る。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスを実行するステップは、各凍結ビットロケーションに対して、廃棄され得ない復号経路のセットの各々に関する第1の候補経路メトリックを判定するステップをさらに含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスを実行するステップは、各凍結ビットロケーションに続く情報ビットロケーションに対して、第1の候補経路メトリックおよび情報ビットロケーションに関するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、復号経路の拡張セットに関する第2の候補経路メトリックを判定するステップをさらに含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の候補経路メトリックに少なくとも部分的に基づいて、復号経路の拡張セットのサブセットを選択するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0026】
上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、情報ビットを処理すべきかどうかを判定するステップは、復号経路のセットのすべての復号経路が廃棄され得ると判定するステップと、候補コードワードの復号を終了するステップとを含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、情報ビットを処理すべきかどうかを判定するステップは、複数の凍結ビットロケーションのすべてに対する復号プロセスに続いて、復号経路のセットの少なくとも1つの復号経路が廃棄されていないと判定するステップと、少なくとも1つの復号経路に少なくとも部分的に基づいて、情報ビットを識別するステップと、識別に少なくとも部分的に基づいて、情報ビットを処理するステップとを含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、複数の凍結ビットロケーションのサブセットは、復号仮説、または複数の凍結ビットロケーションに関する信頼性情報に少なくとも部分的に基づいて、評価のために選択される。
【0027】
ワイヤレス通信のための方法について説明する。この方法は、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信するステップと、候補コードワードが複数のビットロケーションを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するステップであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別するステップと、候補コードワードに対して復号プロセスを開始するステップであって、復号プロセスが、コードワード長および復号仮説に従って実行される、開始するステップと、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定するステップであって、複数のビットロケーションのサブセットが、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される、判定するステップとを含み得る。
【0028】
ワイヤレス通信のための装置について説明する。この装置は、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信するための手段と、候補コードワードが複数のビットロケーションを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別するための手段であって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別するための手段と、候補コードワードに対して復号プロセスを開始するための手段であって、復号プロセスが、コードワード長および復号仮説に従って実行される、開始するための手段と、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定するための手段であって、複数のビットロケーションのサブセットが、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される、判定する手段とを含み得る。
【0029】
ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。これらの命令は、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信することと、候補コードワードが複数のビットロケーションを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、候補コードワードに対して復号プロセスを開始することであって、復号プロセスが、コードワード長および復号仮説に従って実行される、開始することと、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定することであって、複数のビットロケーションのサブセットが、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される、判定することとをプロセッサに行わせるように動作可能であり得る。
【0030】
ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。この非一時的コンピュータ可読媒体は、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信することと、候補コードワードが複数のビットロケーションを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、候補コードワードに対して復号プロセスを開始することであって、復号プロセスが、コードワード長および復号仮説に従って実行される、開始することと、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定することであって、複数のビットロケーションのサブセットが、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される、判定することとをプロセッサに行わせるように動作可能な命令を含み得る。
【0031】
上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスは、複数のビットロケーションを逐次復号するステップを含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスは、逐次消去(SC)復号プロセスを含む。上記で説明した方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号プロセスは、逐次消去リスト(SCL)復号プロセスを含む。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
図2】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
図3】本開示の様々な態様による、ポーラ符号のサブチャネルの例示的な図である。
図4】本開示の様々な態様による、復号プロセスにおける複数の復号経路の一例を示す図である。
図5】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートする流れ図の一例を示す図である。
図6】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするデバイスのブロック図である。
図7】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするデバイスのブロック図である。
図8】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするデバイスのブロック図である。
図9】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするユーザ機器(UE)を含むシステムのブロック図である。
図10】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートする基地局を含むシステムのブロック図である。
図11】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了のための方法を示す図である。
図12】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了のための方法を示す図である。
図13】本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了のための方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
説明する技法は、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートする、改良された方法、システム、デバイス、または装置に関する。ポーラ符号は、線形ブロック誤り訂正符号の一例であり、符号長が無限大に接近するにつれて理論上のチャネル容量に接近するように示されている。エンコーダは、符号化のための情報ビットを含む情報ベクトルを受信し、コードワードを生成するためにポーラ符号を使用して情報ビットを符号化し、ワイヤレス通信チャネルを介してコードワードを送信することができる。
【0034】
デコーダは、コードワードを受信し、コードワードから情報ビットの取出しを試行する復号プロセスを使用することができる。場合によっては、コードワードを復号するために、逐次取消しリスト(SCL)復号が使用され得る。SCL復号において、デコーダは、符号のサブチャネルの符号木を通して候補経路を判定し、符号木を通して経路のリストサイズL数を各復号レベルに維持することができる。候補経路は、本明細書では復号経路と呼ばれることもある。
【0035】
一例では、復号の間、候補経路は、「0」または「1」の硬判定値を通して符号木の各サブチャネルにおいて拡張され得る。L個の候補経路を1つの追加ビットだけ拡張することは、2L個の可能な経路をもたらす。SCL復号では、デコーダは、各候補経路に関する経路メトリックを計算し、最善の経路メトリックを有する2L個の可能な経路のL個の経路を選択することができる。経路メトリックは、候補経路に沿ったビット値からビット値への移行に対するコストの和であり得る。候補経路に特定の値を有するビットを追加することは、ビット値の確率を表すコストが正確であることに関連し得る。
【0036】
場合によっては、デバイスは、破損した送信を受信する場合があり、デバイスが復号プロセスを早期に終了すること(すなわち、早期終了)は適切であり得る。早期終了を促すために、エンコーダは、デコーダに送信されるコードワードに外符号の形態で追加のビット(たとえば、巡回冗長検査(CRC)ビットまたはパリティチェックビット)を添付することができる。デコーダは、その場合、これらのビットを計算された値と比較して、特定の復号経路を維持すべきかどうかを判定することができる。それに応じて、デコーダがすべての復号経路を廃棄すべきと判定した場合、デコーダは、復号を早期に終了することによって電力を節約することができる。
【0037】
しかしながら、場合によっては、これらの追加のビットの使用は、デコーダにおける復号の複雑さを増大させ得る。たとえば、デコーダは、復号ビット仮説に関するこれらのビットに対する動作、およびこれらのビットに関するリスト管理およびビットフィードバックにおける動作を実行する場合があり、これは複雑さを増大させ得る。さらに、これらの追加のビットは、符号の1つのロケーションにおいて一緒に置かれるのではなく、ビットシーケンス全体にわたって分散され得る。結果として、デコーダは、早期終了を達成するために、たとえば、分散型CRCまたはパリティ導出を実行する場合があり、これは、ランタイム復号の間の処理レイテンシを増大させ得る。したがって、デコーダにおける早期終了を促すために追加のビットを利用するための技法は非効率的であり得る。
【0038】
本明細書で説明するように、デコーダは、復号の複雑さ、レイテンシ、およびデバイスにおける電力消費を制限するために早期終了をサポートするための効率的な技法をサポートし得る。ポーラ符号は、異なるレベルの信頼性を有する複数のサブチャネルで構成され得る。サブチャネルの信頼性は、符号化されたコードワードの一部として情報を搬送するためのサブチャネルの容量を表し得る。より高い信頼性を有するポーラ符号のサブチャネルは、情報ビットを符号化するために使用され、残りのサブチャネルは凍結ビットを符号化するために使用される。N個のサブチャネルの場合、K個の情報ビットがK個の最も信頼できるサブチャネルにロードされてよく、N-K個の凍結ビットがN-K個の最も信頼できないサブチャネルにロードされてよく、この場合、K<Nである。
【0039】
凍結ビットはデコーダに知られている値を有するビットであり、概して、「0」と設定される。しかしながら、凍結ビットの値は、デコーダが知る限り、または前に受信された情報ビット(たとえば、コードワードの復号順序に基づいて早期に復号されているビット)から凍結ビットの値を計算することができる限り、任意の値であってよい。本明細書で説明する技法は、デコーダが凍結ビットの知られている値を使用して早期終了をサポートすることを可能にする。具体的には、デコーダは、凍結ビット経路メトリックおよび凍結ビットメトリックを判定することができ、デコーダは、これらのメトリックとしきい値基準との比較に基づいて、復号経路を廃棄すべきかどうかを判定することができる。これらのメトリックのうちの1つまたは複数が復号経路をプルーニングするためのしきい値基準を満たす場合、デコーダは、復号経路を廃棄すると判定することができる。それに応じて、デコーダは、ポーラ符号内に追加のCRCまたはパリティビットを必要とせずに、早期終了をサポートすることが可能であり得る。
【0040】
上記で紹介した本開示の態様について、以下でワイヤレス通信システムの文脈で説明する。次いで、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするプロセスおよびシグナリング交換の例について説明する。本開示の態様について、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了に関する装置図、システム図、流れ図にさらに示すとともに、それらを参照しながら説明する。
【0041】
図1は、本開示の様々な態様による、凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTEアドバンストプロネットワーク、またはニューラジオ(NR)ネットワークであり得る。場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(すなわち、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、および低コストで低複雑度のデバイスとの通信をサポートしてもよい。
【0042】
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信することができる。各基地局105は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供することができる。ワイヤレス通信システム100において示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含んでもよい。制御情報およびデータは、様々な技法に従ってアップリンクチャネルまたはダウンリンクチャネル上で多重化され得る。制御情報およびデータは、たとえば、時分割多重(TDM)技法、周波数分割多重(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクチャネル上で多重化され得る。いくつかの例では、ダウンリンクチャネル上の送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)の間に送信される制御情報は、異なる制御領域の間で(たとえば、共通制御領域と1つまたは複数のUE固有制御領域との間で)カスケード方式で分散され得る。
【0043】
UE115は、ワイヤレス通信システム100の全体にわたって分散されることがあり、各UE115は、固定またはモバイルであり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、パーソナル電子デバイス、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、アプライアンス、車両などであり得る。
【0044】
基地局105は、コアネットワーク130と通信し、互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通じてコアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク134(たとえば、X2など)上で、直接または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通じて)のいずれかで互いと通信し得る。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポットなどであってよい。基地局105は、発展型ノードB(eNB)105と呼ばれることもある。
【0045】
ワイヤレス通信システム100では、基地局105およびUE115は、雑音のある通信チャネル上で通信する場合がある。雑音に対抗するために、送信機は、送信誤りを検出および訂正することができるように、コードワードに冗長性を導入するために、誤り訂正符号を使用してコードワードを符号化することができる。誤り訂正符号を伴う符号化アルゴリズムのいくつかの例は、畳み込み符号(CC:convolutional code)、低密度パリティ検査(LDPC:low-density parity-check)符号、およびポーラ符号を含む。場合によっては、受信デバイスは、破損した送信(たとえば、破損したポーラ符号化されたコードワード)、存在しない候補送信、または異なるデバイスを対象とする候補送信の復号を試行している場合がある。これらの状況のうちのいくつかまたはすべてにおいて、復号の早期(たとえば、すべての復号プロセスの完了に先立つ)終了は、復号が失敗することになる状況において電力消費を制限し得る。しかしながら、早期終了を促す既存の実装形態は、復号の複雑さを増大させる場合があり、これはプルーニングおよび早期終了の利益を制限する。
【0046】
ワイヤレス通信システム100は、復号の複雑さ、レイテンシ、およびデバイスにおける電力消費を制限するために早期終了をサポートするための効率的な復号技法をサポートし得る。本明細書で説明する技法は、デコーダが凍結ビットの知られている値を使用して早期終了をサポートすることを可能にする。具体的には、デコーダはポーラ符号の凍結ビットロケーションにおける凍結ビットメトリックまたは凍結ビット経路メトリックを判定することができ、デコーダは、これらのメトリックとしきい値基準との比較に基づいて、復号経路を廃棄すべきかどうかを判定することができる。これらのメトリックのうちの1つまたは複数が復号経路をプルーニングするためのしきい値基準を満たす場合、デコーダは、復号経路を廃棄すると判定することができる。
【0047】
図2は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム200は、基地局105-aとUE115-aとを含む。基地局105-aは、図1の基地局105の一例であり、UE115-aは、図1のUE115の一例である。
【0048】
図2の例では、基地局105-aは、通信チャネル235を介してUE115-aに送信するための情報ビットを符号化するためにポーラ符号化を使用することができる。他の例では、UE115-aは、これらの同じ技法を使用して、基地局105-aまたは別のUE115に送信するためのデータを符号化することができる。さらなる例では、基地局105-aは、これらの同じ技法を使用して、別の基地局105に送信するためのデータを符号化することができる。その上、デバイスは基地局105-a以外であってよく、UE115-aは、ポーラ符号を使用して符号化されたコードワードを復号するために本明細書で説明する技法を使用することができる。
【0049】
示した例では、基地局105-aは、データソース205と、凍結ビット生成器210と、ポーラエンコーダ215とを含み得る。データソース205は、符号化されてUE115-aに送信されることになるk個の情報ビットの情報ベクトルを提供することができる。データソース205は、ネットワーク、ストレージデバイスなどに結合され得る。データソース205は、情報ベクトルを凍結ビット生成器210に出力することができる。凍結ビット生成器210は、(たとえば、情報ビットに基づいて、または情報ビットに依存せずに)UE115-aに送信されることになるコードワードを符号化するために使用されるポーラ符号に対して凍結ビットを生成することができる。凍結ビット生成器210は、生成された凍結ビットをポーラエンコーダ215に渡すことができ、ポーラエンコーダ215は、情報ビットおよび凍結ビットを符号化して、UE115-aに送信するためのコードワードを取得することができる。上述のように、ポーラエンコーダ215は、ポーラ符号の最も信頼できるサブチャネルを情報ビットに割り振り、ポーラ符号の最も信頼できないサブチャネルを凍結ビットに割り振ることができる。
【0050】
図3は、本開示の様々な態様による、ポーラ符号の例示的な図300を示す。図300は、サブチャネル0が上部にあり、その後に、サブチャネル1、連続的にサブチャネルN-1へと続く復号順序でN個のサブチャネルを含むコードワード320を符号化または復号するためのポーラ符号を示す。復号順序は、どのサブチャネルが情報ビットを含み、どのサブチャネルが凍結ビットを含むかを示すことができ、デコーダ225がポーラ符号のサブチャネルを復号する順序に対応し得る。ポーラエンコーダ215およびデコーダ225は、復号順序を判定することができるか、またはさもなければ、復号順序を認識すること(たとえば、復号順序を含むメモリ内のテーブルにアクセスすること)ができる。
【0051】
生成行列315は、コードワードサブチャネルx[0:N-1]を生成するためのサブチャネルu[0:N-1]に入力された凍結ビットおよび情報ビットを符号化するためにエンコーダ(たとえば、ポーラエンコーダ215)によって使用されてよく、サブチャネルu[0:N-1]上の情報ビットおよび凍結ビットの表現を取得するために、コードワードサブチャネルx[0:N-1]上で受信される情報を復号するためにデコーダによって使用されてよい。凍結ビットに対応するサブチャネル305は、破線を使用して示され、情報ビットに対応するサブチャネル310は、実線を使用して示されている。復号順序内のサブチャネルの示されるロケーションは、例であり、任意の特定のサブチャネルのロケーションは、ポーラ符号の他のサブチャネルに対するその信頼性に依存し得る。
【0052】
符号化の後で、ポーラエンコーダ215は、UE115-aに送信するための符号化されたビットをリソースのセットにレートマッチングするために、符号化されたビットをレートマッチャ(図示せず)に渡すことができる。レートマッチングが採用されるとき、N個のビットのサブセットが送信され得るか、またはN個のビットのサブセットが送信において反復され得る。いくつかの例では、サブチャネル信頼性が各M:N:K結合に対して計算され、この場合、Mは、送信されるコードワードのNビットの数であり、Mは、N未満(パンクチャリング)であってよく、またはNを超えて(反復)もよい。レートマッチャは、次いで、UE115-aに送信するのに先立って、変調のために、レートマッチングされたビットを変調器(図示せず)に入力することができる。基地局105-aは、次いで通信チャネル235上でコードワードをUE115-aに送信することができる。
【0053】
UE115-aは、候補仮説(たとえば、復号されたリソース、M:N:K仮説)に基づいて、候補コードワードを識別することができる。たとえば、UE115-aは、候補仮説のいずれかに対して実行される復号が成功したかどうかを判定するために、探索空間内の複数の候補仮説(すなわち、復号仮説)が試験されるブラインド復号プロセスを採用し得る。復調器220は、候補コードワードを復調することができ、これは、コードワードの表現を取得するためにリソースのセットに関連付けられた受信シンボルをデマッピングすることを含み得る。復調器220は、次いで、コードワードから取得された情報ビットに対して最も可能性の高い1つまたは複数の候補経路を識別するために、コードワードの表現をデコーダ225に渡すことができる。復調信号は、たとえば、受信ビットが「0」または「1」である確率値を表す対数尤度比(LLR)値のシーケンスであってよい。デコーダは、LLR値に対してリスト復号アルゴリズム(たとえば、SCL復号)を実行することができ、出力を提供することができる。デコーダがポーラ符号化されたコードワードを成功裏に復号することができる場合、デコーダは、使用するため、記憶するため、別のデバイスに通信するためなどに、情報ベクトルのビットシーケンス(たとえば、K個の情報ビット)を出力することができる。
【0054】
本明細書で説明する様々な態様によれば、デコーダ225は、復号プロセスの複雑さを制限しながら、早期終了を促す復号技法をサポートし得る。具体的には、デコーダは、ビットのシーケンスに対応する復号経路を判定することができ、デコーダは、符号化されたコードワード内で基地局105-aによって送信された情報ビットを正確に表す可能性が低い復号経路を廃棄することができる。図4は、本開示の様々な態様による、復号プロセスの間にデコーダによって維持される複数の復号経路400の一例を示す。デコーダ225は、基地局105-aから受信された情報ビットを正確に表す可能性が高い復号経路を維持することができる。図3および図4に示す復号プロセスのレベルは、図3の情報ビットロケーションおよび凍結ビットロケーションと図4の復号経路との間の関係を示すために使用される。
【0055】
ポーラ符号化されたコードワードを受信するとすぐに、UE115-aは、コードワード内に含まれた情報ビットを識別するために復号経路400を生成することができる。復号経路400は、図3に示したような、サブチャネルjからj+6に対するリスト復号を示す。いくつかの例では、サブチャネルjは、ポーラ符号の復号順序における第1の情報ビットのロケーションである。しかしながら、図4に示す動作は、ポーラ符号のサブチャネルの様々なセクションにおいて実行され得ることを理解されたい。サブチャネルjに先立って、デコーダ225は、1つの復号経路のみを維持することができるが、これはすべての前のサブチャネルが、「0」の値を有することをデコーダが知っている凍結ビットであるためである。
【0056】
サブチャネルjにおいて、デコーダ225は、図3の情報ビットロケーションに関連付けられたノード405からの復号経路を情報ビットに対する2つの可能な値に対する2つの復号経路に分割することができる。場合によっては、デコーダ225は、復号プロセスの間に維持される復号経路の数を制限することができる(たとえば、各サブチャネルに対するSCL動作の後で最大でL個の復号経路を維持することができる)。図4の例では、デコーダ225は、最大で4(4)つの経路(すなわち、L=4)を維持することができる。したがって、図4においてサブチャネルjを処理した後の経路の数は4(4)未満(すなわち、2(2))であるため、デコーダ225は、これらの復号経路のいずれも廃棄せずに、リスト復号プロセスを継続することができる。
【0057】
デコーダ225は処理を継続するための経路の数を選択しなくてもよいが、デコーダ225は、各復号経路に対して情報ビットが「0」または「1」である確率に基づいて、各復号経路に関する経路メトリックを判定することができる。デコーダは、符号木を移動するにつれてこれらの経路メトリックを維持し、各復号経路に対する各サブチャネルに関して計算されたビットメトリックに基づいて、各サブチャネルに対するL個の復号経路の各々に関する経路メトリック(たとえば、凍結ビットおよび情報ビット)を更新することができる。復号経路の数が情報ビットロケーションにおける復号分岐によりリストサイズを超えるとき、デコーダ225は、継続される処理に対する経路メトリックに基づいて、L個の最善の復号経路を選択することができる。
【0058】
サブチャネルj+1において、デコーダ225は、凍結ビットロケーションを識別することができ、凍結ビットの値は、事前に「0」であると知られている場合がある。デコーダ225は、次いで、凍結ビットの値が「0」である確率に基づいて、サブチャネルj+1における凍結ビットに関連付けられた凍結ビットメトリックを生成することができる。いくつかの例では、凍結ビットの値が「0」である確率は、凍結ビットに割り振られたサブチャネルに関連付けられたLLRに依存し得る。凍結ビットメトリックを使用して、デコーダ225は、次いで、復号経路の各々に関する凍結ビット経路メトリックを生成することができる。たとえば、サブチャネルj+1において生成される凍結ビットメトリックは、復号経路410-aおよび410-bに対して異なってよく、復号経路の各々に対する凍結ビット経路メトリックは、それぞれの凍結ビットメトリックに依存し得る。場合によっては、凍結ビットメトリックおよび凍結ビット経路メトリックは、ポーラ符号のすべての凍結ビットロケーションに依存しなくてもよい。代わりに、凍結ビットメトリックおよび凍結ビット経路メトリックは、ポーラ符号の凍結ビットロケーションのサブセットに依存し得る。すなわち、ポーラ符号の凍結ビットロケーションのサブセットは、早期終了に対して評価され得る。
【0059】
一例では、評価されることになる凍結ビットロケーションのサブセットは、凍結ビットの各凍結ビットロケーションに関連付けられた信頼性情報に基づいて選択され得る。たとえば、(たとえば、信頼性しきい値を超える)最高信頼性に関連付けられた凍結ビットロケーションが評価のために選択され得る。別の例では、評価されることになる凍結ビットロケーションのサブセットは、復号のために識別された復号仮説に基づいて選択され得る。異なるコードワード(たとえば、異なるダウンリンク制御情報(DCI)メッセージフォーマットを有する異なるメッセージ)に関する情報ビットの数は異なり得るため、第1のコードワードの凍結ビットロケーションは、第2のコードワードの情報ビットロケーションに対応し得る。したがって、第1のコードワードに対応する復号仮説に関して、デコーダが第1のコードワードと第2のコードワードとを区別することができるように、デコーダは、第2のコードワードの情報ビットロケーションに対応する、第1のコードワードの凍結ビットロケーションを評価することができる。
【0060】
凍結ビットメトリックまたは凍結ビット経路メトリックが判定されると、デコーダ225は、経路プルーニングに関する凍結ビット基準に基づいて、いくつかの復号経路を廃棄すべきかどうかを判定することができる。具体的には、デコーダ225は、凍結ビットメトリックをしきい値凍結ビットメトリックと比較し、比較の結果がプルーニングに関する基準を満たす(たとえば、より低いメトリックがより大きな復号確度に関連付けられる場合、凍結ビットメトリックはしきい値凍結ビットメトリックよりも大きい)場合、復号経路プルーニングマネージャ230は、凍結ビットメトリックに関連付けられた復号経路を廃棄(または、プルーニング)することができる。同様に、デコーダ225は、凍結ビット経路メトリックをしきい値凍結ビット経路メトリックと比較し、所与の復号経路に関する凍結ビット経路メトリックが経路プルーニングに関する凍結ビット経路基準を満たす(たとえば、より低いメトリックがより大きな復号確度に関連付けられる場合、凍結ビット経路メトリックはしきい値凍結ビット経路メトリックよりも大きい)場合、復号経路プルーニングマネージャ230は、凍結ビット経路メトリックに関連付けられた復号経路を廃棄する(または、プルーニングする)ことができる。
【0061】
図4の例では、デコーダ225は、サブチャネルj+1における復号経路の各々に関する凍結ビットメトリックおよび凍結ビット経路メトリックがプルーニングに関する基準を満たすことに失敗したと判定する場合があり、デコーダ225は、したがって、これらの復号経路の両方を維持することを判定することができる。サブチャネルj+2において、デコーダ225は、4(4)つの復号経路を生成するために、復号経路の各々を2(2)つの復号経路に分割することができる。図4においてサブチャネルj+2を処理した後の経路の数は4(4)のリストサイズ以下であるため、デコーダ225は、これらの復号経路のいずれも廃棄せずに、リスト復号プロセスを継続することができる。その後、サブチャネルj+3において、デコーダ225は、復号経路410-aに関するメトリックが、経路が基地局105-aから受信された情報ビットを正確に表す可能性が低いことを示すと判定する場合があり、デコーダ225は、復号経路410-aを廃棄する(または、プルーニングする)ことができる。たとえば、デコーダ225は、復号プロセスのサブチャネルj+3において復号経路410-aに関する凍結ビットメトリックまたは凍結ビット経路メトリックのどちらも経路プルーニングに関する基準を満たす(たとえば、しきい値を超える)と判定する場合があり、デコーダ225は、したがって、復号経路410-aを廃棄する(または、プルーニングする)と判定することができる。
【0062】
サブチャネルj+4において、デコーダ225は、残りの復号経路を拡張し、生成された復号経路の数(すなわち、6(6)つの復号経路)がL(すなわち、4(4))よりも大きいと判定することができる。それに応じて、デコーダ225は、維持するために、6(6)つの復号経路のうち4(4)つを選択することができる。サブチャネルj+4における復号経路は、復号経路の各々に関連付けられた候補経路メトリックに基づいて選択され得る(たとえば、復号経路410-bは選択されなくてよい)。上記で論じたように、復号経路に関する候補経路メトリックは、復号経路に沿って判定された情報ビットメトリックおよび凍結ビットメトリックに基づいて生成され得る。対照的に、凍結ビット経路メトリックは、復号経路に沿って判定された凍結ビットメトリックに基づいて生成され得、ポーラ符号によるビットフィードバック動作を介した前のビットロケーションに対する各復号経路に関するハードビットに依存するが、凍結ビット経路メトリックは、復号経路に沿った情報ビットサブチャネルに関して判定されたビットメトリックとは無関係であり得る。言い換えれば、凍結ビット経路メトリックは、(すなわち、現在の凍結ビットロケーション、および復号経路上の先行する凍結ビットロケーションの少なくともサブセットに関する)凍結ビットロケーションの少なくともサブセットに対する復号経路に沿って判定される凍結ビットメトリックの蓄積に基づいて生成され得るが、復号経路に沿った情報ビットロケーションに関するビットメトリックを除く。さらに、(たとえば、情報ビットロケーションにおける)経路選択のために情報ビットメトリックおよび凍結ビットメトリックに基づいて判定された候補経路メトリックが使用されるが、(たとえば、凍結ビットロケーションにおける)復号経路を廃棄する(または、プルーニングする)べきかどうかを判定するために、情報ビットのビットメトリックに依存せずに判定された凍結ビットメトリックおよび凍結ビット経路メトリックが使用される。図4は、プルーニングに関する基準を満たす経路がリスト復号プロセスにおいて廃棄されることを説明するが、デコーダ225は、各凍結ビットロケーションにおけるすべての経路を維持することができるが、プルーニングに関する基準を満たす経路を誤りとして標示する場合がある。したがって、デ
コーダ225は、すべての復号経路がプルーニングに関する基準を満たすまで、最高の候補経路メトリックを有する候補経路を維持し続けることができる。中間経路を廃棄しないことは、フォールスアラームレートを低減させる場合がある。
【0063】
いくつかの復号動作において、すべての残りの復号経路は、特定のレベルにおけるプルーニングに関する基準を満たす場合があり、廃棄されて(または、プルーニングされて)よく、デコーダ225は、UE115-aにおける電力消費を制限するために復号プロセスを早期に終了することができる。異なる入力コードワードまたは異なるN:K値を使用する他の復号動作では、少なくとも1つの復号経路は、すべての評価された凍結ビットロケーションに関する凍結ビットメトリックおよび/または凍結経路メトリック評価によってこれを実行することができる。デコーダ225は、次いで、残りの復号経路(たとえば、図4の例では、最高で4(4)つの復号経路)に基づいて、基地局105-aから受信されたコードワードに関する情報ビットの候補セットを識別することができる。具体的には、復号経路のビットの数は、CRCビットおよび情報ビットを含んでよく、デコーダ225は、CRCビットを検査して、情報ビットの候補セットのうちの1つが、情報を処理するための情報ビットの成功裏に復号されたセットと見なされるように、CRC検査に合格するかどうかを識別することができる。
【0064】
図5は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートする流れ図500の一例を示す。流れ図500は、デコーダがいくつかの復号経路を廃棄する(または、プルーニングする)べきかどうかを判定することを可能にし得る、ポーラ符号の凍結ビットロケーションの処理を示す。いくつかの態様では、流れ図500は、(たとえば、制御情報の)ブラインド復号においてUE115-aによって使用され得る。たとえば、デコーダ225は、複数のN:K仮説をブラインド復号プロセスの一部として試験すると判定することができ、流れ図500は、各N:K仮説に対して繰り返されてよい。
【0065】
場合によっては、N-K個の凍結ビットは、インデックスiを用いた事前符号化ビットランキングに従って索引付けされてよく、この場合、
i∈{0,1,…,N-K-1} (1)
である。
図4を参照しながら説明したように、デコーダ225は、索引付けされた凍結ビットの各々に関して凍結ビットメトリックを生成することができる。デコーダ225は、凍結ビットのベクトル(I)の索引付けされた凍結ビットの各々に関する凍結ビットメトリックを使用して凍結ビット経路メトリックを生成することもでき、この場合、
I⊂{0,1,…,N-K-1} (2)である。
場合によっては、本明細書で説明する復号技法は、すべての凍結ビットロケーションではなく、凍結ビットロケーションのサブセットに適用され得る(たとえば、その長さがN-K未満である凍結ビットのベクトル(I))。加えて、L個の復号候補は、インデックスjを用いて索引付けされてよく、この場合、
j∈{0,1,…,L-1} (3)
である。
上記のインデックスは、復号経路を廃棄する(または、プルーニングする)べきかどうかを判定するために使用される、復号経路の特定の凍結ビットメトリックまたは凍結ビット経路メトリックを識別するために使用される。
【0066】
流れ図500は、ブロック505において開始し、ブロック510に進む。ブロック510において、UE115-aは、凍結ビットロケーション(たとえば、第i番目の凍結ビットロケーション)を識別することができる。ブロック515において、UE115-aは、凍結ビットロケーションに基づいて、1つまたは複数の復号経路に関する凍結ビットメトリック(Fi, j)を生成することができる。一例として、デコーダ225は、ビットは凍結している(たとえば、「0」に等しいとして知られる)ため、経路候補jに関する凍結ビットロケーションにおける凍結ビットは「0」に等しい(すなわち、f_i=0)という条件付き確率(Pf_i, j)を判定することができる。デコーダ225は、次いで、凍結ビットに関連付けられた条件付き確率(Pf_i, j)に基づいて、凍結ビットメトリックを判定することができる。具体的には、デコーダ225は、以下に基づいて凍結ビットメトリックを判定することができる:
【0067】
【数1】
【0068】
その後、ブロック520において、デコーダ225は、凍結ビットのシーケンスにわたって凍結ビット経路メトリック(FI, j)を判定することができる。たとえば、復号経路に関して、凍結ビット経路メトリックは、第i番目の凍結ビットに関する凍結ビットメトリックおよび第i番目の凍結ビットに先行する凍結ビットに関する凍結ビットメトリックに基づいて判定され得る。いくつかの例では、デコーダ225は、凍結ビットロケーションの第1のサブセットに関する凍結ビット経路メトリック(たとえば、凍結ビットロケーションベクトルI)を評価することができ、凍結ビット経路メトリックは、凍結ビットロケーション(第i番目の凍結ビットロケーションに先行する第2のサブセット内のロケーション)の第2のサブセットに基づいて判定される。すなわち、凍結ビット経路メトリック評価に関するビットロケーションは、凍結ビット経路メトリックを計算するために使用されるビットロケーションと同じでなくてよい。具体的には、デコーダ225は、(たとえば、最高で第i番目の凍結ビットまでの、かつ第i番目の凍結ビットを含む、すべての凍結ビットに関する)以下の方程式に基づいて、凍結ビット経路メトリックを判定することができる:
【0069】
【数2】
【0070】
復号経路に関する凍結ビットメトリックおよび凍結経路メトリックが第i番目の凍結ビットに関して判定されると、デコーダ225は、1つまたは複数のメトリックをしきい値基準と比較して、復号経路を廃棄する(または、プルーニングする)べきかどうかを判定することができる。すなわち、ブロック525において、デコーダ225が、すべての復号経路に関する凍結ビットメトリックまたは凍結経路メトリックのいずれかがプルーニングに関するそれぞれのしきい値基準を満たすと判定した場合、デコーダ225は、すべての復号経路を廃棄し(または、プルーニングし)、復号を早期に終了することができる(すなわち、ブロック530における早期終了)。さもなければ、ブロック535において、デコーダ225は、そのメトリックがそれぞれのしきい値基準を満たす復号経路のサブセットを廃棄することができ、デコーダ225は、残りの復号経路の処理を続けることができる。代替として、デコーダ225は、すべての復号経路がプルーニングに関するしきい値基準を満たすまで、何らかの復号経路も廃棄しなくてよいか、または、プルーニングされた復号経路を標示するが、候補経路メトリックに従って標示された経路の拡張を続けることができる。したがって、525において、デコーダ225は、すべての復号経路が、プルーニングに関するしきい値基準を満たすか、または前に基準を満たさなかったと標示されているかのいずれかである場合、復号を早期に終了することができる。上記で説明したように、方程式1は、凍結ビット経路メトリックを計算するためにすべての凍結ビットロケーションを使用するシナリオについて説明するが、場合によっては、サブセットのみが使用されてよい。サブセットは、たとえば、最高信頼性(たとえば、最高偏波重み(polarization weight))または最高生成器重み(generator weight)(所与のサブチャネルに対する「G」動作の数)を有する凍結ビットロケーションに従って判定され得る。追加または代替として、凍結ビット経路メトリックは、凍結ビットロケーションの(凍結ビット経路メトリックを判定するために使用されるサブセットと同じかまたはそのサブセットであり得る)サブセットにおける経路プルーニングに関するしきい値基準に対してのみ評価され得る。サブセットは、復号仮説、または
複数の凍結ビットロケーションに関する信頼性情報に少なくとも部分的に基づいて選択され得る。
【0071】
場合によっては、デコーダ225は、凍結ビットメトリック値または凍結ビット経路メトリック値をそれぞれのしきい値を比較する前に、これらの値を正規化することができる。特に、凍結ビットメトリックまたは凍結ビット経路メトリックの比較のために使用されるしきい値は、すべての評価された凍結ビットロケーションに関して同じであってよく、デコーダ225は、1つまたは複数の要因に基づいて、凍結ビットメトリックまたは凍結ビット経路メトリックを正規化することができる。一例では、デコーダ225は、サイズN-Kの事前定義されたスカラーアレイに基づいて凍結ビットメトリックを正規化することができ、この場合、アレイ内の各値は、対応する凍結ビットロケーションにおいて計算された凍結ビットメトリックまたは凍結経路メトリックを正規化するために使用される。場合によっては、凍結ビットロケーションに対応するスカラーアレイ内の各値は、凍結ビットロケーションに関する信頼性情報に依存し得る。したがって、デコーダ225は、ポーラ符号の各凍結ビットロケーションに関する信頼性情報に基づいて凍結ビットメトリックを正規化することができ、正規化はNおよびKの値に基づき得る。信頼性情報は、たとえば、偏波重み、生成器重みなどであってよい。
【0072】
別の例では、デコーダ225は、受信されたポーラ符号化されたコードワードに関するLLR絶対値の総計に基づいて、凍結ビットメトリックまたは凍結ビット経路メトリックを正規化することができる。さらに別の例では、デコーダ225は、(たとえば、評価された凍結ビットロケーション、および凍結ビット経路メトリックの生成のために使用された先行する凍結ビットロケーションを含めて)凍結ビット経路メトリックの生成のために使用される凍結ビットロケーションの数に基づいて、凍結ビット経路メトリックを正規化することができる。すなわち、正規化は、凍結ビット経路メトリックがベクトルI内の各凍結ビットロケーションに関して更新されるにつれて、凍結ビットメトリックの蓄積を明らかにすることができる。さらに、凍結ビットメトリックまたは凍結ビット経路メトリックは、上記の要因の組合せに基づいて正規化され得る。
【0073】
ブロック540において、デコーダ225は、追加の凍結ビットがポーラ符号内に残っているかどうかを判定することができ、残りの凍結ビットが存在する場合、デコーダ225は、ブロック545において次の凍結ビットのビットロケーションを識別し、ブロック510で開始して、上記で説明した手順を繰り返すことができる。ポーラ符号内にそれ以上の凍結ビットが存在しない場合、デコーダ225は、ブロック550において凍結ビット処理を終了することができる。本明細書で説明する技法は、デコーダ225が、破損した送信が受信された場合、またはデバイスが純粋な雑音を受信する場合、復号手順を早期に終了することを可能にし得る。
【0074】
図6は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするワイヤレスデバイス605のブロック図600を示す。ワイヤレスデバイス605は、本明細書で説明するUE115または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス605は、受信機610と、通信マネージャ615と、送信機620とを含み得る。ワイヤレスデバイス605はプロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
【0075】
受信機610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびにポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了に関する情報など)のような情報を受信することができる。情報は、デバイスの他の構成要素に渡されてもよい。受信機610は、図9を参照しながら説明するトランシーバ935の態様の一例であり得る。受信機610は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを使用し得る。
【0076】
通信マネージャ615は、図9を参照しながら説明する通信マネージャ915の態様の一例であり得る。通信マネージャ615および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、通信マネージャ615および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0077】
通信マネージャ615および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分配されることを含めて、様々な場所に物理的に配置されてもよい。いくつかの例では、通信マネージャ615および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による別個のおよび異なる構成要素であってもよい。他の例では、通信マネージャ615、および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はしないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされてもよい。
【0078】
通信マネージャ615は、受信機610と組み合わせて、通信チャネルを介して候補コードワードを受信することができる。通信マネージャ615は、次いで、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行することであって、復号プロセスが、凍結ビットロケーションのセットの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび凍結ビット情報のセットの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに基づいて、かつ情報ビットロケーションのセットに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定することと、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄することとを含む、実行することと、復号プロセスの結果に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定することとを行うことができる。
【0079】
さらに、通信マネージャ615は、受信機610と組み合わせて、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信することができる。通信マネージャ615は、次いで、候補コードワードが複数のビットロケーションを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することであって、復号仮説が、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる、識別することと、候補コードワードに対して復号プロセスを開始することであって、復号プロセスが、コードワード長および復号仮説に従って実行される、開始することと、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定することであって、複数のビットロケーションのサブセットが、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される、判定することとを行うことができる。
【0080】
送信機620は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機620は、トランシーバモジュールにおいて受信機610と一緒に置かれてもよい。たとえば、送信機620は、図9を参照しながら説明するトランシーバ935の態様の一例であり得る。送信機620は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0081】
図7は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするワイヤレスデバイス705のブロック図700を示す。ワイヤレスデバイス705は、図6を参照しながら説明したような、ワイヤレスデバイス605、もしくはUE115、または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス705は、受信機710と、通信マネージャ715と、送信機720とを含み得る。ワイヤレスデバイス705はプロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
【0082】
受信機710は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびにポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了に関する情報など)のような情報を受信することができる。情報は、デバイスの他の構成要素に渡されてもよい。受信機710は、図9を参照しながら説明するトランシーバ935の態様の一例であり得る。受信機710は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを使用し得る。
【0083】
通信マネージャ715は、図9を参照しながら説明する通信マネージャ915の態様の一例であり得る。通信マネージャ715は、デコーダ725と情報ビットプロセッサ745とを含み得る。デコーダ725は、復号仮説識別子730と、復号メトリック構成要素735と、復号経路マネージャ740とを含み得る。通信マネージャ715は、受信機710と組み合わせて、通信チャネルを介して候補コードワードを受信することができる。復号仮説識別子730は、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することができ、復号仮説は、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる。
【0084】
デコーダ725は、次いで、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行することができる。場合によっては、復号プロセスは、(たとえば、凍結ビットロケーションのセットの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して)復号メトリック構成要素735および復号経路マネージャ740によって実行される機能を含み得る。特に、復号メトリック構成要素735は、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび凍結ビットロケーションのセットの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに基づいて、かつ情報ビットロケーションのセットに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定することができる。
【0085】
復号経路マネージャ740は、次いで、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄することができる。場合によっては、復号経路マネージャ740は、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックとしきい値ビットメトリックとの比較に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄することができる。場合によっては、各凍結ビットロケーションに対して、凍結ビット経路メトリックは、各凍結ビットロケーションに関するビットメトリックと凍結ビットロケーションのセットの少なくともサブセットの先行するビットメトリックの和に基づいて判定される。情報ビットプロセッサ745は、次いで、復号プロセスの結果に基づいて、情報ビットを処理すべきかどうかを判定することができる。
【0086】
通信マネージャ715は、受信機710と組み合わせて、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信することもできる。復号仮説識別子730は、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することができ、復号仮説は、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる。デコーダ725は、次いで、候補コードワードに対して復号プロセスを開始することができ、復号プロセスは、コードワード長および復号仮説に従って実行される。通信マネージャ715は、次いで、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定することができ、複数のビットロケーションのサブセットは、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される。
【0087】
送信機720は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機720は、トランシーバモジュールにおいて受信機710と一緒に置かれてもよい。たとえば、送信機720は、図9を参照しながら説明するトランシーバ935の態様の一例であり得る。送信機720は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0088】
図8は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートする通信マネージャ815のブロック図800を示す。通信マネージャ815は、図6図7、および図9を参照しながら説明する通信マネージャ615、通信マネージャ715、または通信マネージャ915の態様の一例であり得る。通信マネージャ815は、デコーダ820と、情報ビットプロセッサ840と、ビットメトリック正規化構成要素845と、経路メトリック正規化構成要素850と、経路選択器855と、早期終了マネージャ860とを含み得る。デコーダ820は、復号仮説識別子825と、復号メトリック構成要素830と、復号経路マネージャ835とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
【0089】
通信マネージャ815は、受信機と組み合わせて、通信チャネルを介して候補コードワードを受信することができる。復号仮説識別子825は、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することができ、復号仮説は、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる。
【0090】
デコーダ820は、次いで、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行することができる。場合によっては、復号プロセスは、(たとえば、凍結ビットロケーションのセットの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して)復号メトリック構成要素830および復号経路マネージャ835によって実行される機能を含み得る。特に、復号メトリック構成要素830は、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび凍結ビットロケーションのセットの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに基づいて、かつ情報ビットロケーションのセットに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定することができる。復号経路マネージャ835は、次いで、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄することができる。場合によっては、復号経路マネージャ835は、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックとしきい値ビットメトリックとの比較に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄することができる。
【0091】
場合によっては、各凍結ビットロケーションに対して、凍結ビット経路メトリックは、各凍結ビットロケーションに関するビットメトリックと凍結ビットロケーションのセットの少なくともサブセットの先行するビットメトリックの和に基づいて判定され得る。場合によっては、復号メトリック構成要素830は、廃棄されていない復号経路のセットの各々に関する第1の候補経路メトリックを判定することができる。場合によっては、復号メトリック構成要素830は、各凍結ビットロケーションに続く情報ビットロケーションに対して、第1の候補経路メトリックおよび情報ビットロケーションに関するビットメトリックに基づいて、復号経路の拡張セットに関する第2の候補経路メトリックを判定することができる。そのような場合、経路選択器855は、第2の候補経路メトリックに基づいて、復号経路の拡張セットのサブセットを選択することができる。場合によっては、複数の凍結ビットロケーションのサブセットが、復号仮説、または複数の凍結ビットロケーションに関する信頼性情報に少なくとも部分的に基づいて、評価のために選択される。
【0092】
情報ビットプロセッサ840は、次いで、復号プロセスの結果に基づいて、情報ビットを処理すべきかどうかを判定することができる。場合によっては、情報ビットプロセッサ840は、凍結ビットロケーションのセットのすべてに対する復号プロセスに続いて、復号経路のセットの少なくとも1つの復号経路が廃棄されていないと判定し、少なくとも1つの復号経路に少なくとも部分的に基づいて、情報ビットを識別し、識別に基づいて、情報ビットを処理することができる。他の場合には、情報ビットプロセッサ840は、復号経路のセットのすべての復号経路が廃棄されていると判定することができ、早期終了マネージャ860は、コードワードの復号を終了することができる。
【0093】
ビットメトリック正規化構成要素845は、復号メトリック構成要素830によって判定されるビットメトリックを正規化することができる。たとえば、ビットメトリック正規化構成要素845は、各凍結ビットロケーションに関する信頼性情報、またはコードワードに関するLLR絶対値の総計に基づいて、復号メトリック構成要素830によって判定されるビットメトリックを正規化することができる。経路メトリック正規化構成要素850は、復号メトリック構成要素830によって判定される経路メトリックを正規化することができる。たとえば、経路メトリック正規化構成要素850は、各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび凍結ビットロケーションのセットの少なくともサブセットの先行するビットロケーションの数、各凍結ビットロケーションに対応するビットロケーションおよび凍結ビットロケーションのセットの少なくともサブセットの先行するビットロケーションに関する信頼性情報、またはコードワードに関するLLR絶対値の総計に基づいて、凍結ビット経路メトリックを正規化することができる。
【0094】
通信マネージャ815は、受信機と組み合わせて、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信することもできる。復号仮説識別子825は、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することができ、復号仮説は、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる。デコーダ820は、次いで、候補コードワードに対して復号プロセスを開始することができ、復号プロセスは、コードワード長および復号仮説に従って実行される。早期終了マネージャ860は、複数のビットロケーションのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、複数の情報ビットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定することができ、複数のビットロケーションのサブセットは、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、複数の凍結ビットロケーションから選択される。場合によっては、復号プロセスは、複数のビットロケーションを逐次復号するステップを含む。そのような場合、復号プロセスは、逐次取消し(SC)復号プロセスまたはSCL復号プロセスを含み得る。
【0095】
図9は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするデバイス905を含むシステム900の図を示す。デバイス905は、たとえば、図6および図7を参照しながら上記で説明したような、ワイヤレスデバイス605、ワイヤレスデバイス705、またはUE115の構成要素の一例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス905は、UE通信マネージャ915と、プロセッサ920と、メモリ925と、ソフトウェア930と、トランシーバ935と、アンテナ940と、I/Oコントローラ945とを含めて、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス910)を介して電子通信していてもよい。デバイス905は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレス通信し得る。
【0096】
プロセッサ920は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ920は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ920内に統合されてよい。プロセッサ920は、様々な機能(たとえば、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートする機能またはタスク)を実行するために、メモリ内に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0097】
メモリ925は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ925は、実行されると、本明細書で説明する様々な機能をプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア930を記憶し得る。場合によっては、メモリ925は、特に、周辺構成要素もしくはデバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
【0098】
ソフトウェア930は、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア930は、システムメモリまたは他のメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。場合によっては、ソフトウェア930は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させることができる。
【0099】
トランシーバ935は、上記で説明したような1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信することができる。たとえば、トランシーバ935は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信することができる。トランシーバ935はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含んでもよい。
【0100】
場合によっては、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ940を含んでもよい。しかしながら、他の場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ940を有し得る。
【0101】
I/Oコントローラ945は、デバイス905のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ945はまた、デバイス905内に統合されていない周辺装置を管理し得る。場合によっては、I/Oコントローラ945は、外部周辺装置への物理接続またはポートを表すことがある。場合によっては、I/Oコントローラ945は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ945は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表し、またはそれと対話することがある。場合によっては、I/Oコントローラ945は、プロセッサの一部として実装されてもよい。場合によっては、ユーザは、I/Oコントローラ945を介して、またはI/Oコントローラ945によって制御されたハードウェア構成要素を介して、デバイス905と対話することがある。
【0102】
図10は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするデバイス1005を含むシステム1000の図を示す。デバイス1005は、たとえば図6および図7を参照しながら上記で説明した、ワイヤレスデバイス605、ワイヤレスデバイス705、または基地局105の構成要素の一例であり得るかまたはそれを含み得る。デバイス1005は、基地局通信マネージャ1015と、プロセッサ1020と、メモリ1025と、ソフトウェア1030と、トランシーバ1035と、アンテナ1040と、ネットワーク通信マネージャ1045と、局間通信マネージャ1050とを含めて、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含んでもよい。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1010)を介して電子通信することができる。デバイス1005は、1つまたは複数のUE115とワイヤレスに通信することができる。
【0103】
プロセッサ1020は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含んでよい。場合によっては、プロセッサ1020は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1020内に統合されてよい。プロセッサ1020は、様々な機能(たとえば、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートする機能またはタスク)を実行するために、メモリ内に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0104】
メモリ1025は、RAMとROMとを含んでもよい。メモリ1025は、実行されると、本明細書で説明する様々な機能をプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1030を記憶し得る。場合によっては、メモリ1025は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0105】
ソフトウェア1030は、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1030は、システムメモリまたは他のメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。場合によっては、ソフトウェア1030は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させることができる。
【0106】
トランシーバ1035は、上記で説明したような1つもしくは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信することができる。たとえば、トランシーバ1035は、ワイヤレストランシーバを表してよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1035はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムも含んでもよい。
【0107】
場合によっては、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1040を含んでもよい。しかしながら、他の場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ1040を有し得る。
【0108】
ネットワーク通信マネージャ1045は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理してもよい。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1045は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理してもよい。
【0109】
局間通信マネージャ1050は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協調してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1050は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉軽減技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させてもよい。いくつかの例では、局間通信マネージャ1050は、基地局105同士の間の通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0110】
図11は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了のための方法1100を示す流れ図を示す。方法1100の動作は、本明細書で説明したような、UE115、もしくは基地局105、またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1100の動作は、図6図8を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115または基地局105は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115または基地局105は、専用ハードウェアを使用して以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0111】
ブロック1105で、UE115または基地局105は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信することができる。ブロック1105の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1105の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、受信機によって実行され得る。
【0112】
ブロック1110において、UE115または基地局105は、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することができ、復号仮説は、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる。ブロック1110の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1110の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、復号仮説識別子によって実行され得る。
【0113】
ブロック1115において、UE115または基地局105は、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行することができ、復号プロセスは、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するステップと、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄するステップとを含む。ブロック1115の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1115の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、デコーダ、復号メトリック構成要素、および復号経路マネージャによって実行され得る。
【0114】
ブロック1120において、UE115または基地局105は、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定することができる。ブロック1120の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1120の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、通信マネージャによって実行され得る。
【0115】
図12は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了のための方法1200を示す流れ図を示す。方法1200の動作は、本明細書で説明したような、UE115、もしくは基地局105、またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1200の動作は、図6図8を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115または基地局105は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115または基地局105は、専用ハードウェアを使用して以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0116】
ブロック1205で、UE115または基地局105は、通信チャネルを介して候補コードワードを受信することができる。ブロック1205の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1205の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、受信機によって実行され得る。
【0117】
ブロック1210において、UE115または基地局105は、候補コードワードがポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することができ、復号仮説は、複数の情報ビットに対応するポーラ符号の複数の情報ビットロケーションおよび複数の凍結ビットに対応するポーラ符号の複数の凍結ビットロケーションに関連付けられる。ブロック1210の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1210の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、復号仮説識別子によって実行され得る。
【0118】
ブロック1215において、UE115または基地局105は、識別された復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードに対して復号プロセスを実行することができ、復号プロセスは、複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの各凍結ビットロケーションに対して、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックおよび複数の凍結ビットロケーションの少なくともサブセットの先行するビットメトリックに少なくとも部分的に基づいて、かつ複数の情報ビットロケーションに関するビットメトリックに依存せずに、復号経路のセットに関する凍結ビット経路メトリックを判定するステップと、各凍結ビットロケーションに対する復号経路のセットに関するビットメトリックとしきい値ビットメトリックとの比較に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄するステップと、復号経路のセットの各々に関する凍結ビット経路メトリックとしきい値凍結ビット経路メトリックとの比較に少なくとも部分的に基づいて、復号経路のセットのサブセットを廃棄するステップとを含む。ブロック1215の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1215の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、デコーダ、復号メトリック構成要素、および復号経路マネージャによって実行され得る。
【0119】
ブロック1220において、UE115または基地局105は、復号プロセスの結果に少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードの情報ビットを処理すべきかどうかを判定することができる。ブロック1220の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1220の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、通信マネージャによって実行され得る。
【0120】
図13は、本開示の様々な態様による、ポーラ復号のための凍結ビットベースのプルーニングおよび早期終了のための方法1300を示す流れ図を示す。方法1300の動作は、本明細書で説明したような、UE115、もしくは基地局105またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図6図8を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115または基地局105は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115または基地局105は、専用ハードウェアを使用して以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0121】
ブロック1305において、UE115または基地局105は、通信チャネルを介して、コードワード長を有する候補コードワードを受信することができる。ブロック1305の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1305の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、受信機によって実行され得る。
【0122】
ブロック1310において、UE115または基地局105は、候補コードワードがビットロケーションのセットを有するポーラ符号を使用して符号化されていることに少なくとも部分的に基づいて、候補コードワードを復号するための復号仮説を識別することができ、復号仮説は、情報ビットのセットに対応するポーラ符号の情報ビットロケーションのセットおよび凍結ビットのセットに対応するポーラ符号の凍結ビットロケーションのセットに関連付けられる。ブロック1310の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1310の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、復号仮説識別子によって実行され得る。
【0123】
ブロック1315において、UE115または基地局105は、候補コードワードに対して復号プロセスを開始することができ、復号プロセスは、コードワード長および復号仮説に従って実行される。ブロック1315の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1315の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、デコーダによって実行され得る。
【0124】
ブロック1320において、UE115または基地局105は、ビットロケーションのセットのサブセットに関連付けられたビットメトリック情報の評価に少なくとも部分的に基づいて、情報ビットのセットの取得に失敗したとして復号プロセスを終了すべきかどうかを判定することができ、ビットロケーションのセットのサブセットは、復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、凍結ビットロケーションのセットから選択される。ブロック1320の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1320の動作の態様は、図6図8を参照しながら説明したように、早期終了マネージャによって実行され得る。
【0125】
上述の方法は、可能な実装形態について説明しており、動作およびステップは、再構成されるか、または他の方法で修正されてもよく、他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、上記の方法のうちの2つ以上における態様が組み合わされてもよい。
【0126】
本明細書で説明した技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば、互換的に使用される。符号分割多元接続(CDMA)システムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することがある。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000リリースは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。
【0127】
OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)の一部である。LTEおよびLTE-Aは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、NR、およびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明した技法は、上述のシステムおよび無線技術ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。LTEまたはNRシステムの態様について例として説明することがあり、説明の大部分においてLTEまたはNR用語が使用されることがあるが、本明細書で説明した技法はLTEまたはNR適用例以外に適用可能である。
【0128】
本明細書で説明したそのようなネットワークを含むLTE/LTE-Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局を表すために使用され得る。本明細書で説明した1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレッジを提供する異種LTE/LTE-AまたはNRネットワークを含み得る。たとえば、各eNB、次世代NodeB(gNB)、または基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局と関連付けられるキャリアもしくはコンポーネントキャリア、またはキャリアもしくは基地局のカバレッジエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る。
【0129】
基地局は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、gNB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含むことがあるか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。基地局のための地理的カバレッジエリアは、カバレッジエリアの一部分のみを構成するセクタに分割されてもよい。本明細書で説明した1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含んでもよい。本明細書で説明したUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能である場合がある。異なる技術向けの地理的カバレージエリアが重複する場合がある。
【0130】
マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にしてもよい。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内でマクロセルとして動作する場合がある低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含む場合がある。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーしてもよく、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にしてもよい。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)の中のUE、自宅の中のユーザ用のUEなど)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセル用のeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセル用のeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートすることがある。
【0131】
本明細書で説明した1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、類似のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有する場合があり、異なる基地局からの送信は、時間的に整合されない場合がある。本明細書で説明した技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用されてもよい。
【0132】
本明細書で説明したダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。たとえば、図1および図2のワイヤレス通信システム100および200を含む、本明細書で説明した各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含んでもよく、各キャリアは、複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)から構成される信号であってもよい。
【0133】
添付の図面に関して本明細書に記載した説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として役立つ」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味するものではない。詳細な説明は、説明した技法を理解することを目的とした具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細を伴うことなく実践されてもよい。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示されている。
【0134】
添付の図面において、類似の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有することができる。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、類似の構成要素を区別するダッシュおよび第2のラベルを参照ラベルに続けることによって区別され得る。本明細書において第1の参照ラベルのみが使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0135】
本明細書で説明した情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表されてもよい。たとえば、上記の説明全体にわたって言及される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてもよい。
【0136】
本明細書の本開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0137】
本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装されてもよい。プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されてもよい。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、上述された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、様々な物理的位置に機能の一部が実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に配置されてもよい。また、特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用する、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句が後置される項目のリスト)において使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的リストを示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合を指すものと解釈されるべきではない。たとえば、「条件Aに基づいて」と記載された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づいてもよい。言い換えれば、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同じように解釈されるべきである。
【0138】
コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を担持または記憶するために使用され得、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の非一時的媒体を備え得る。また、任意の接続が、適正にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のもの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0139】
本明細書での説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な修正は、当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されず、本明細書で開示した原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【符号の説明】
【0140】
100 ワイヤレス通信システム
105 基地局
105-a 基地局
110 地理的カバレッジエリア
115 UE
115-a UE
125 通信リンク
130 コアネットワーク
132 バックホールリンク
134 バックホールリンク
200 ワイヤレス通信システム
205 データソース
210 凍結ビット生成器
215 ポーラエンコーダ
220 復調器
225 デコーダ
230 復号経路プルーニングマネージャ
235 通信チャネル
300 図
305 サブチャネル
310 サブチャネル
315 生成行列
320 コードワード
400 復号経路
405 ノード
410-a 復号経路
410-b 復号経路
500 流れ図
600 ブロック図
605 ワイヤレスデバイス
610 受信機
615 通信マネージャ
620 送信機
700 ブロック図
705 ワイヤレスデバイス
710 受信機
715 通信マネージャ
720 送信機
725 デコーダ
730 復号仮説識別子
735 復号メトリック構成要素
740 復号経路マネージャ
745 情報ビットプロセッサ
800 ブロック図
815 通信マネージャ
820 デコーダ
825 復号仮説識別子
830 復号メトリック構成要素
835 復号経路マネージャ
840 情報ビットプロセッサ
845 ビットメトリック正規化構成要素
850 経路メトリック正規化構成要素
855 経路選択器
860 早期終了マネージャ
900 システム
905 デバイス
910 バス
915 UE通信マネージャ、通信マネージャ
920 プロセッサ
925 メモリ
930 ソフトウェア、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア9
935 トランシーバ
940 アンテナ
945 I/Oコントローラ
1000 システム
1005 デバイス
1010 バス
1015 基地局通信マネージャ
1020 プロセッサ
1025 メモリ
1030 ソフトウェア、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア
1035 トランシーバ
1040 アンテナ
1045 ネットワーク通信マネージャ
1050 局間通信マネージャ
1100 方法
1200 方法
1300 方法
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13