(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-14
(45)【発行日】2022-11-22
(54)【発明の名称】ガスケット及び密封装置
(51)【国際特許分類】
F16J 15/10 20060101AFI20221115BHJP
【FI】
F16J15/10 N
(21)【出願番号】P 2021015696
(22)【出願日】2021-02-03
(62)【分割の表示】P 2016151564の分割
【原出願日】2016-08-01
【審査請求日】2021-03-05
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000004385
【氏名又は名称】NOK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】柳 得徳
(72)【発明者】
【氏名】中川 侑己
【審査官】山田 康孝
(56)【参考文献】
【文献】実開昭60-134967(JP,U)
【文献】実開昭48-067155(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16J 15/00-15/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シール対象である二部材間に装着されて密封装置を構成するガスケットであって、
前記二部材間の間隙をシールするための締め代部を有するゴム状弾性材料からなる
とともに、当該ガスケットを前記二部材間に取り付けるためのボルトが挿通されるボルト孔が形成されたボルトスリーブが設けられている環状のガスケット本体が、前記二部材のうちの一方の部材の被シール端面よりも外周側及び内周側に幅広に設けられて外周延設部及び内周延設部を有し、
前記外周延設部及び前記内周延設部は、前記一方の部材の前記被シール端面に隣接する外周面及び内周面のそれぞれに当接するように外周側壁及び内周側壁を有し、
前記外周延設部及び前記内周延設部は、それぞれに前記二部材のうちの他方の部材に当接させるリップ部を有することを特徴とするガスケット。
【請求項2】
前記外周延設部に設けられる前記リップ部が外周側に傾斜し、前記内周延設部に設けられる前記リップ部が内周側に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のガスケット。
【請求項3】
前記外周延設部のうち外周側且つ前記他方の部材側の角部から、前記リップ部が突出し、
前記内周延設部のうち内周側且つ前記他方の部材側の角部から、前記リップ部が突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスケット。
【請求項4】
前記リップ部は、前記外周延設部及び前記内周延設部のうち前記他方の部材側の面から突出し、当該他方の部材側の面は、前記他方の部材に当接可能であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のガスケット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスケット及び密封装置に関し、より詳しくは、取付け溝がなくても安定にシールでき、塩水や高圧洗車水等の水侵入を防止できるガスケット及び密封装置を提供することにある。
【背景技術】
【0002】
ガスケットは、例えば、自動車、産業機械器具等において、二部材間の間隙をシールするために用いられる。
【0003】
従来、このようなガスケットとして、全体がゴム状弾性材料により構成されたラバーガスケットや、金属板にゴム層を積層してなるゴム金属積層体ガスケットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2005-146909号公報
【文献】特開2010-121715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
まず、ラバーガスケットの装着状態について
図9(a)を参照して説明する。
【0006】
ラバーガスケット100は、全体がゴム状弾性材料により構成されている。そのため、二部材110、120間における所定の装着位置からの位置ずれを防止するために、一方の部材110側に該ラバーガスケットを装着するための取付け溝111を加工する必要がある。
【0007】
取付け溝111の幅は、部材110の幅によって制約される。その結果、取付け溝111に装着されるラバーガスケット100の幅も制約され、接触シール面の幅を広くすることが困難である。そのため、被接触面に例えば1mmφを超える大きな鋳巣が存在するような場合においても安定にシールする観点で、更なる改善の余地が見出される。
【0008】
次に、ゴム金属積層体ガスケットについて説明する。
【0009】
ゴム金属積層体ガスケットとして、ゴム金属積層体を湾曲させて形成したビードによりシールするものがある。
【0010】
ビードによりシールするゴム金属積層体ガスケットの装着状態について
図9(b)を参照して説明する。
【0011】
ゴム金属積層体ガスケット200は、ガスケット本体201に設けられたビード202によってシール性を発揮する。そのため、被接触面に鋳巣が存在していたとしても、接触幅以下の2mmφ程度の大きさまでであれば対応できる。
【0012】
しかし、振動等によって二部材210、220間の面開きが変化する場合に、金属板はこの面開きに追従することが困難である。そのため、安定にシールする観点で、更なる改善の余地がある。
【0013】
ゴム金属積層体を用いた他の従来技術として、特許文献1には、ビードを有しないゴム金属積層体ガスケットが開示されている。この技術は、ゴム金属積層体からなる平坦なガスケット本体を二部材間に挟持してシールするものである。この場合も、上述した面開きに追従することが困難であり、安定にシールする観点で、更なる改善の余地がある。
【0014】
なお、特許文献1は、ゴム金属積層体からなる平坦なガスケット本体の周端部において、密封対象の相手部材に向けてゴムを突出させて局部面圧を高くすることも提案している。しかし、本体が金属板により形成されるものである以上、面開きへの追従を本質的に改善するものではなく、シールの安定化の観点で限界がある。
【0015】
一方、特許文献2には、金属フレーム(金属板)の内周部にゴムからなるシール部を設けたガスケットが開示されている。かかるガスケットもまた、金属板を用いているという点で、面開きへの追従性に改善の余地がある。
【0016】
また、特許文献2の技術は、内周部に設けられたシール部によって、密封側(内周側)からのリークを防止できるが、大気側(外周側)から、ガスケットを介して対向する二部材間の間隙に、塩水や高圧洗車水等の水が侵入することを防止することができない。
【0017】
そこで、本発明の課題は、取付け溝がなくても安定にシールでき、塩水や高圧洗車水等の水侵入を防止できるガスケット及び密封装置を提供することにある。
【0018】
本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
【0020】
1.
二部材間の間隙をシールするための締め代部を有するゴム状弾性材料からなる環状のガスケット本体が、前記二部材のうちの一方の部材の被シール端面よりも外周側及び内周側に幅広に設けられて外周延設部及び内周延設部を有し、
前記外周延設部及び前記内周延設部に、前記一方の部材の前記被シール端面に隣接する外周面及び内周面のそれぞれに当接するように外周側壁及び内周側壁を有することを特徴とするガスケット。
2.
前記外周延設部及び前記内周延設部のそれぞれに、前記二部材のうちの他方の部材に当接させるリップ部を有することを特徴とする前記1記載のガスケット。
3.
前記ガスケット本体にボルトスリーブが焼付けされていることを特徴とする前記1又は2記載のガスケット。
4.
前記1~3の何れかに記載のガスケットを前記二部材間に装着してなることを特徴とする密封装置。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、取付け溝がなくても安定にシールでき、塩水や高圧洗車水等の水侵入を防止できるガスケット及び密封装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明に係るガスケットの一実施形態を示す平面図
【
図2】
図1中の(ii)-(ii)線に沿う拡大断面図
【
図3】
図1中の(iii)-(iii)線に沿う拡大断面図
【
図5】本発明に係る密封装置のボルトスリーブ部の部分断面図
【
図6】本発明に係るガスケット及び密封装置の他の実施形態を示す断面図
【
図7】
図6に係る実施形態におけるボルトスリーブ部の断面図
【
図8】
図6に係る他の実施形態におけるボルトスリーブ部の断面図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0024】
図1は本発明に係るガスケットの一実施形態を示す平面図、
図2は
図1中の(ii)-(ii)線に沿う断面図、
図3は
図1中の(iii)-(iii)線に沿う断面図である。また、
図4及び
図5は、
図1~
図3に示したガスケットの使用状態を示している。
図4は
図2に示した部分の装着状態を示した拡大断面図、
図5は
図3に示した部分の装着状態を示した拡大断面図である。
【0025】
図1~
図3に示すガスケット1は、シール対象である二部材4、5間に装着して、
図4及び
図5に示す密封装置10を構成する。
【0026】
ガスケット1は、環状に形成された板状のゴム状弾性材料からなるガスケット本体2により構成されている。
【0027】
ガスケット本体2は、二部材4、5間の間隙をシールするための締め代部21を有する。締め代部21は、環状のガスケット本体2の周方向に沿って連続的に設けられている。締め代部21は、ガスケット1を二部材4、5の相対する端面41、51間に挟持したときに、端面41、51を押圧するシール部として機能する。シールの安定化の観点で、図示するようにガスケット本体2の両面に、締め代部21、21を設けることが好ましい。
【0028】
ガスケット本体2は、二部材4、5のうちの一方の部材4の被シール端面41よりも外周側及び内周側に幅広に設けられて外周延設部2a及び内周延設部2bを有している。なお、本明細書において、外周側/内周側というのは、環状のガスケット本体2を環と見たときの外周側/内周側を意味する。外周延設部2a及び内周延設部2bは、環状のガスケット本体2の周方向に沿って連続的に設けられている。
【0029】
外周延設部2a及び内周延設部2bには、一方の部材4の被シール端面41に隣接する外周面42及び内周面43のそれぞれに当接するように外周側壁22及び内周側壁23が設けられている。外周側壁22及び内周側壁23は、環状のガスケット本体2の周方向に沿って連続的に設けられている。
【0030】
外周側壁22及び内周側壁23は、一方の部材4に対してガスケット1を掛止する掛止部として機能する。これにより、ガスケット1の所定の取付け位置からの位置ずれを防止できる。そのため、取付け溝を設ける必要がなくなり、取付け溝の幅に制約されることなく、接触シール面の幅を十分に確保できる。これにより、例えば被接触面に3mmφ程度の大きな鋳巣が存在する場合においても、安定にシールできる。
【0031】
また、位置ずれ防止のために金属板を用いる必要もないため、ゴム状弾性材料からなるガスケット本体2の弾性変形によって、上述した面開きへの追従性を向上できる。そのため、例えば振動下での使用においても安定にシールできる。
【0032】
更に、外周側壁22及び内周側壁23によって、ガスケット本体2の下面と一方の部材4との接触部が被覆される。同時に、外周側壁22及び内周側壁23によって、ガスケット本体2の外周延設部2a及び内周延設部2bが一方の部材4側に傾斜することも防止される。かかる傾斜が防止されることで、ガスケット本体2の上面と他方の部材5との間に間隙が生じることが防止される。これらの相乗効果によって、大気側(外周側)から、ガスケット1を介して対向する二部材4、5間の間隙に、塩水や高圧洗車水等の水が侵入することを防止できる。
【0033】
本発明の効果を顕著に発揮する観点で、締め代部21、外周延設部2a及び内周延設部2b、並びに、外周側壁22及び内周側壁23は、環状のガスケット本体2の全周に亘って設けられることが好ましい。
【0034】
ガスケット1の材質は、ゴム状弾性材料であれば格別限定されず、例えば、エチレンプロピレンジエン三元共重合体(略称EPDM)、フッ素ゴム(略称FKM)、水素化ニトリルゴム(略称HNBR)、ニトリルゴム(略称NBR)、天然ゴム(略称NR)、アクリル酸エステルゴム(略称ACM)等を挙げることができる。ガスケット1を構成するガスケット本体2、締め代部21、外周延設部2a及び内周延設部2b、並びに、外周側壁22及び内周側壁23は、ゴム状弾性材料によって一体に成形することができる。
【0035】
ガスケット本体2にはボルトスリーブ3を設けることができる。ボルトスリーブ3は、ガスケット本体2の周方向に所定間隔で複数設けることができる。
【0036】
ボルトスリーブ3は、中心に、ガスケット1を二部材4、5間に取付けるための図示しないボルトが挿通されるボルト孔31が形成された、筒状体あるいはリング状体等を用いることができる。ボルトスリーブ3は、例えば、アルミ、ステンレス等の金属又はポリアミド等の合成樹脂等の硬質材料によって形成することができる。
【0037】
ボルトスリーブ3は、ガスケット本体2に焼付けされていることが好ましい。これにより、特に小断面のガスケット1においても、ボルトスリーブ3の脱落を確実に防止できる。そのため、密封装置の小サイズ化が可能であり、また、ガスケット装着部が低剛性であっても好適に用いることができる。焼付けには、例えばフェノール樹脂系等の加硫接着剤を用いることができる。
【0038】
本実施形態では、ボルトスリーブ3の外周面をガスケット本体2に焼付けて固定し、ボルトスリーブ3の上面及び下面はゴム状弾性材料によって被覆されていないが、ボルトスリーブ3の上面及び下面の少なくとも一部がゴム状弾性材料で被覆されてもよい。
【0039】
ボルトスリーブ3の厚みの設定によって、二部材4、5間の間隙の幅、即ちガスケット1の締め付け量(圧縮変形量)を設定することができる。これにより、ガスケット1によるシール圧を調整することができる。このような調整を精度よく行う観点で、ボルトスリーブ3はガスケット本体2を貫通するように設けられ、ボルトスリーブ3の上面及び下面はゴム状弾性材料によって被覆されていないことが好ましい。
【0040】
ボルトスリーブ3は、外周側壁22よりも内周側に配置することが好ましい。これにより、ボルトスリーブ3を、大気側(外周側)からの塩水や高圧洗車水等の水から好適にシールできる。また、ボルトスリーブ3は、内周側壁23よりも外周側に配置することが好ましい。最も好ましいのは、図示するように、ボルトスリーブ3を、外周側壁22と内周側壁23の間に配置することである。
【0041】
本実施形態では、ボルトスリーブ3の外周側に締め代部21を設けると共に、ボルトスリーブ3の内周側にも締め代部21を設けている。この場合、環状のガスケット本体2に沿って設けられる締め代部21を、ボルトスリーブ3近傍で、ボルトスリーブ3を囲むように分岐及び結合させて、連続的に形成することが好ましい。
【0042】
本実施形態では、ボルトスリーブ3の外周側及び内周側に締め代部21、21を設ける場合について示したが、外周側及び内周側の何れか一方の側のみに締め代部21を設けるようにしてもよい。
【0043】
以上の説明では、二部材4、5のうちの一方の部材4に当接するように、ガスケット1に一対の外周側壁22及び内周側壁23を設ける場合について示したが、これに限定されない。図示しないが、例えば、前記一対の外周側壁22及び内周側壁23に加えて、他方の部材5に当接するように、ガスケット1の反対面に更なる一対の外周側壁及び内周側壁を設けてもよい。
【0044】
次に、リップ部を備えた他の実施形態に係るガスケット及び密封装置について、
図6及び
図7を参照して説明する。
【0045】
図6は本発明に係るガスケット及び密封装置の他の実施形態を示す断面図であり、
図7は
図6に係る実施形態のガスケットにおけるボルトスリーブ部の断面図、
図8は
図6に係る他の実施形態におけるボルトスリーブ部の断面図である。
図6及び
図7において、
図1~
図5と同一符号の部位は同一構成の部位を示しているため、それらの詳細な説明は上記説明を援用し、ここでは省略する。
【0046】
本実施形態のガスケット1は、
図1~
図5を参照して説明したガスケットにおける外周延設部2a及び内周延設部2bのそれぞれに、二部材4、5のうちの他方の部材5に当接させるための、外周側のリップ部24及び内周側のリップ部25を有する。
【0047】
リップ部24、25は、他方の部材5側に向けて、外周延設部2a及び内周延設部2bのそれぞれから突出している。
【0048】
リップ部24、25が締め代部21と共にシール部を形成し、更に安定なシールが実現し、塩水や高圧洗車水等の水侵入もより確実に防止される。
【0049】
また、リップ部24、25は、締め代部21より、他方の部材5側に向けて突出していることが好ましい。これにより圧縮時に外周リップ部24、内周リップ部25の変形量が締め代部21より大きくなるため、塩水シール性が向上する。
【0050】
特に、リップ部24、25を外周延設部2a及び内周延設部2bに設けることによって、リップ部24、25が他方の部材5に当接したときに、外周延設部2a及び内周延設部2bに弾性応力が生じる。この応力によって、ガスケット1の外周側壁22及び内周側壁23が、一方の部材4の被シール端面41に隣接する外周面42及び内周面43に対して押圧される。この押圧によって、ガスケット1の位置ずれや水浸入が更に防止される効果が得られる。この効果をより顕著に発揮する観点で、図示するように、外周延設部2aに設けられるリップ部24は外周側に傾斜していることが好ましく、内周延設部2bに設けられるリップ部24は内周側に傾斜していることが好ましい。
【0051】
以上の説明では、リップ部24、25を、ガスケット本体2の外周側及び内周側に計2つ設ける場合について示したが、リップ部の数及び位置はこれに限定されない。例えば、ガスケット本体の外周側及び内周側の何れか一側のみにリップ部を設けてもよい。
【0052】
次に、リップ部を備えた他の実施形態に係るガスケット及び密封装置について、
図6及び
図7を参照して説明する。
【0053】
図8は本発明に係るガスケット及び密封装置の他の実施形態を示す断面図である。
図8において、
図1~
図7と同一符号の部位は同一構成の部位を示しているため、それらの詳細な説明は上記説明を援用し、ここでは省略する。
図8において、ガスケット本体2には、ボルトスリーブ3を取り付ける取り付け孔26が設けられている。そして、取り付け孔26の内壁面には、係合溝27が設けられている。
また、ボルトスリーブ3は、中心に、ガスケット1を二部材4、5間に取付けるための図示しないボルトが挿通されるボルト孔31を備えている。ボルトスリーブ3は、外周側に、係合溝27に係合するように、係合凸部32が設けられている。
これにより、接着しなくても保持することができる。
【0054】
本発明に係るガスケットは、自動車、産業機械器具等において、二部材間の間隙をシールする用途に広く用いることができ、特にインバーターケース用ガスケット等として好適に用いることができる。
【符号の説明】
【0055】
1:ガスケット
2:ガスケット本体
2a:外周延設部
2b:内周延設部
21:締め代部
22:外周側壁
23:内周側壁
24、25:リップ部
3:ボルトスリーブ
31:ボルト孔
4:部材
41:端面
42:外周面
43:内周面
5:部材
51:端面
10:密封装置