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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-14
(45)【発行日】2022-11-22
(54)【発明の名称】糸屑フィルタアセンブリ及び洗濯機
(51)【国際特許分類】
   D06F 39/10 20060101AFI20221115BHJP
【FI】
D06F39/10 B
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021505249
(86)(22)【出願日】2019-08-02
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-12
(86)【国際出願番号】 CN2019098967
(87)【国際公開番号】W WO2020038212
(87)【国際公開日】2020-02-27
【審査請求日】2021-06-28
(31)【優先権主張番号】201810971700.3
(32)【優先日】2018-08-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512128645
【氏名又は名称】青島海爾洗衣机有限公司
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.
(73)【特許権者】
【識別番号】520148792
【氏名又は名称】海爾智家股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HAIER SMART HOME CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1 Haier Road, Laoshan District Qingdao, Shandong 266101 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】程宝珍
(72)【発明者】
【氏名】王玲臣
(72)【発明者】
【氏名】孫广彬
【審査官】粟倉 裕二
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2006-0122256(KR,A)
【文献】特開2000-157777(JP,A)
【文献】実公昭50-000938(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 39/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着口が設けられたフィルタカバー及び、前記フィルタカバーの装着口に装着されるように構成されたフィルタを含む糸屑フィルタアセンブリであって、
前記フィルタの周縁には弾性伸縮可能な位置規制部が設けられており、前記位置規制部はフィルタをフィルタカバーに掛合及びロックし、
前記位置規制部は、前記フィルタの一方の側面と前記フィルタカバーとの間に設けられ、前記位置規制部は、前記フィルタカバーに面する一方の面に突出リブが設けられており、
前記位置規制部の他方の面には、軸方向に突出するよう延伸する第1スリーブが設けられており、前記フィルタには開口した凹溝が設けられており、前記凹溝内には、前記第1スリーブに対応して軸方向に突出するよう延伸する第2スリーブが設けられており、前記第1スリーブの軸線と前記第2スリーブの軸線は、同一の垂直線にあり、バネの両端が、それぞれ第1スリーブ及び第2スリーブの外周に覆設されており、
前記第1スリーブと前記第2スリーブとの間には、ユーザが位置規制部を押圧するための動作空間が設けられており、
前記位置規制部はバネの作用でフィルタカバーと密着し、突出リブがフィルタカバーに位置規制されるよう接触することを特徴とする糸屑フィルタアセンブリ。
【請求項2】
前記凹溝はフィルタの上端に位置し、位置規制部がバネを介して凹溝内に設置され、位置規制部に指を伸ばして押圧できるよう、前記凹溝のうち洗濯機の内槽の内部に面する側には開口が設けられていることを特徴とする請求項に記載の糸屑フィルタアセンブリ。
【請求項3】
凹溝の内壁にはスライドレールが設けられており、スライドレールは、凹溝の内壁に対し、凹溝の内部に向かって突出しており、前記位置規制部の側壁にはスライド溝が設けられており、スライド溝は、位置規制部の側壁に対し、位置規制部の中心方向に向かって凹陥しており、スライドレールはスライド溝に挿通されて相対的な移動を生じ得とを特徴とする請求項に記載の糸屑フィルタアセンブリ。
【請求項4】
前記スライドレール及びスライド経路はバネの伸縮方向と平行であることを特徴とする請求項3に記載の糸屑フィルタアセンブリ。
【請求項5】
前記位置規制部の周縁には、フィルタの側に屈曲し、突出するよう延伸するフランジが設けられており、前記フランジが凹溝の内壁に位置規制されるよう接触することで、位置規制部はバネの軸線方向に沿って移動するよう制御されることを特徴とする請求項1に記載の糸屑フィルタアセンブリ。
【請求項6】
前記位置規制部のうちスライド溝が設けられている2つの側には、フィルタに向かって突出するよう延伸する延伸リブが設けられており、延伸リブの端部には掛合爪が設けられており、前記凹溝内には掛合爪を掛合するための掛合溝が然るべく設けられており、前記掛合溝には、掛合爪が動作するための空間が保持されていることを特徴とする請求項に記載の糸屑フィルタアセンブリ。
【請求項7】
前記位置規制部はフィルタの上端に設けられており、フィルタの下端には径方向に突出する位置規制リブが設けられており、フィルタカバーのうちフィルタの下端と接触する側には位置規制溝が設けられており、前記位置規制リブが位置規制溝内に挿入されて、フィルタの下端がフィルタカバーに然るべく挿接されることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の糸屑フィルタアセンブリ。
【請求項8】
前記フィルタには取り外し可能な装着部が設けられており、装着部のうちフィルタから離れた側には弾性伸縮可能な位置規制部が設けられていることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の糸屑フィルタアセンブリ。
【請求項9】
前記装着部には凹溝が設けられており、位置規制部が凹溝に然るべく装着され、位置規制部はバネを介して凹溝に接続されることを特徴とする請求項8に記載の糸屑フィルタアセンブリ。
【請求項10】
洗濯機であって、内槽を含み、内槽に上記請求項1~8のいずれか1項に記載の糸屑フィルタアセンブリが装着されており、前記内槽内にはフィルタカバーが装着されており、フィルタカバーには装着口が設けられており、前記フィルタは、位置規制部が弾性的に変位することで取り外し可能に装着口に装着される洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は洗濯機の分野に属し、具体的には糸屑フィルタアセンブリに関し、特に、当該糸屑フィルタアセンブリが装着された洗濯機にも関する。
【背景技術】
【0002】
洗濯機で衣類を洗浄する際には糸屑が発生する。糸屑が衣類に付着しないよう、通常は洗濯機の内槽壁に糸屑フィルタが設置されており、糸屑を収集することで衣類を清潔にするとの目的を達している。この場合には、糸屑フィルタが詰まらないよう、洗濯完了後に糸屑フィルタを取り外して掃除する必要がある。
【0003】
従来の洗濯機に使用されているフィルタアセンブリは、主としてフィルタカバーとフィルタの2部分から構成される。フィルタカバーはネジにより内槽壁に固定される。また、一般的に、フィルタは掛合フック構造によりフィルタカバーに装着される。しかし、掛合フック構造にはやや大きな組み付け隙間が存在するため、ぐらつきやすく、使用過程で騒音が発生する。
【0004】
現在、衣類や寝具等の多くは綿織物であり、洗濯時に比較的多くの糸屑が抜け落ちる。そのため、ユーザは糸屑フィルタを度々取り外して洗浄せねばならないが、これにより、掛合フック構造に弾性壁の陥没や弾性の低減といった不具合が生じる結果、糸屑フィルタを所定の位置に装着できなくなったり、着脱が困難になったりすることがある。且つ、糸屑フィルタの材質は主にプラスチックであり、それ自体が比較的大きく変形するため、組み付け精度を確保しにくい。糸屑フィルタは、所定の位置に装着できなかったり、サイズ精度をうまく制御できなかったりすると、衣類の回転過程で容易に脱落し、脱落後に衣類の攪拌に伴い破損して衣類を傷付けてしまう。
【0005】
以上に鑑みて、本発明を提案する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術の瑕疵を解消するために、何度も取り外すことで変形するとの問題を解決することで、使用時に脱落して衣類を傷付けるとの事態を回避する糸屑フィルタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の技術的課題を解決するために、本発明で採用する技術方案の基本思想は以下の通りである。
【0008】
糸屑フィルタアセンブリは、フィルタカバー及びフィルタカバーに装着されるフィルタを含む。前記フィルタの周縁には弾性伸縮可能な位置規制部が設けられており、前記位置規制部はフィルタをフィルタカバーに掛合及びロックする。
【0009】
更に、前記位置規制部は、フィルタの一方の側面とフィルタカバーの間に設けられるシート状構造をなしている。シート状構造は、一方の側がフィルタカバーに位置規制されるよう接触し、他方の側がバネを介してフィルタに接続される。好ましくは、前記位置規制部は、フィルタカバーに面する側に突出リブが設けられている。位置規制部はバネの作用でフィルタカバーと密着し、突出リブがフィルタカバーに位置規制されるよう接触する。
【0010】
更に、前記位置規制部には軸方向に突出するよう延伸する第1スリーブが設けられている。また、前記フィルタには開口した凹溝が設けられている。凹溝内には、第1スリーブに対応して軸方向に突出するよう延伸する第2スリーブが設けられている。バネの両端は、それぞれ第1スリーブ及び第2スリーブの外周に覆設される。また、第1スリーブと第2スリーブの間には、ユーザが位置規制部を押圧する際の可動隙間が設けられている。好ましくは、前記第1スリーブの軸線と第2スリーブの軸線は、同一の垂直線に沿って重なるように設置される。
【0011】
更に、前記凹溝はフィルタの上端に位置し、位置規制部がバネを介して凹溝内に設置される。また、位置規制部に指を伸ばして押圧できるよう、前記凹溝のうち洗濯機の内槽の内部に面する側には開口が設けられている。好ましくは、前記開口にはスライド蓋が設けられている。
【0012】
更に、凹溝の内壁にはスライドレールが設けられている。スライドレールは、凹溝の内壁に対し凹溝の内部に向かって突出している。また、前記位置規制部の側壁にはスライド溝が設けられている。スライド溝は、位置規制部の側壁に対し、位置規制部の中心方向に向かって凹陥している。スライドレールは、スライド溝に挿通されて相対的な移動を生じ得る。好ましくは、前記スライドレール及びスライド経路はバネの伸縮方向と平行である。更に好ましくは、前記凹溝の内壁における対応する2つの側にスライドレールがそれぞれ設けられ、各側にスライドレールが2つずつ設けられている。
【0013】
更に、前記位置規制部の周縁には、フィルタの側に屈曲し、突出するよう延伸するフランジが設けられている。前記フランジが凹溝の内壁に位置規制されるよう接触することで、位置規制部はバネの軸線方向に沿って移動するよう制御される。
【0014】
更に、前記位置規制部のうちスライド溝が設けられている2つの側には、フィルタに向かって突出するよう延伸する延伸リブが設けられている。延伸リブの端部には掛合爪が設けられており、前記凹溝内には掛合爪を掛合するための掛合溝が然るべく設けられている。前記掛合溝には、掛合爪が動作するための空間が保持されている。好ましくは、2つの側の掛合爪はそれぞれ反対側に向かって径方向に突出している。
【0015】
更に、前記位置規制部はフィルタの上端に設けられている。また、フィルタの下端には径方向に突出する位置規制リブが設けられている。フィルタカバーのうちフィルタの下端と接触する側には位置規制溝が設けられており、前記位置規制リブが位置規制溝内に挿入される。フィルタの下端はフィルタカバーに然るべく挿接される。
【0016】
更に、前記フィルタには取り外し可能な装着部が設けられている。装着部のうちフィルタから離れた側には弾性伸縮可能な位置規制部が設けられている。好ましくは、前記装着部には凹溝が設けられており、位置規制部が凹溝に然るべく装着される。また、位置規制部はバネを介して凹溝に接続される。
【0017】
洗濯機は内槽を含む。前記内槽内にはフィルタカバーが装着されており、フィルタカバーには装着口が設けられている。前記フィルタは、位置規制部が弾性的に変位することで取り外し可能に装着口に装着される。
【発明の効果】
【0018】
上記の技術方案を用いることで、本発明は従来技術と比較して以下の有益な効果を有する。
【0019】
前記フィルタの周縁には弾性伸縮可能な位置規制部が設けられている。フィルタは、位置規制部によって弾性的に変位するようフィルタカバーに固定可能である。このような装着方式は簡単である。また、組み付け中に大きな隙間が発生しないため、何度も繰り返し使用してもぐらつきは生じず、使用時に糸屑フィルタが脱落して衣類を傷付けるとの事態が回避される。また、前記凹溝のうち洗濯機の内槽の内部に面する側には開口が設けられている。これにより、位置規制部とフィルタカバーの間に空間が保持されるため、ユーザは空間内に指を伸ばして位置規制部を押圧しやすい。また、前記開口にはスライド蓋が設けられている。これにより、位置規制部をフィルタの凹溝内に封止することで、衣類の洗浄時にフィルタが衣類を傷付けるとの事態が防止される。また、前記位置規制部には掛合爪が設けられている。凹溝内には掛合溝が設けられており、掛合爪が掛合溝内に掛合する。これにより、フィルタを取り外したあと、位置規制部はフィルタに掛合する。また、掛合溝には掛合爪が動作するための空間が保持されているため、位置規制部は押圧されたときに下方に向かって移動可能である。前記フィルタは、取り外し可能な装着部を介して位置規制部に弾性的に接続される。このような分離可能な構造によって、ユーザはいずれかの破損部材を単独で交換できるため、コストの節約となる。
【0020】
以下に、図面を組み合わせて、本発明の具体的実施形態につき更に詳細に述べる。
【0021】
図面は、本発明の一部として本発明の更なる理解のために用いられる。また、本発明の概略的実施例及びその説明は本発明の解釈のために用いられるが、本発明を不当に限定するものではない。なお、言うまでもなく、以下で記載する図面は実施例の一部にすぎず、当業者であれば、創造的労働を要することなく、これらの図面から更にその他の図面を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本発明の実施例におけるフィルタの装着構造の分解図である。
図2図2は、本発明の実施例における位置規制部の構造を示す図である。
図3図3は、本発明の実施例におけるフィルタの装着構造の組付図である。
図4図4は、本発明の実施例におけるフィルタをフィルタカバーに装着した構造を示す図である。
図5図5は、本発明の実施例における位置規制部とフィルタの組み付けを示す図である。
図6図6は、本発明の実施例における装着部の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
説明すべき点として、これらの図面及び文字記載は何らかの方式で本発明の構想の範囲を制限するとの意図ではなく、特定の実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するためのものである。
【0024】
本発明における実施例の目的、技術方案及び利点をより明確とすべく、以下では、本発明の実施例にかかる図面を組み合わせて、実施例の技術方案につき明瞭簡潔に述べる。なお、以下の実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
【0025】
本発明の記載において、説明すべき点として、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「内」、「外」等の用語で示される方向又は位置関係は、図示に基づく方向又は位置関係であって、本発明の記載の便宜上及び記載の簡略化のためのものにすぎず、対象となる装置又は部材が特定の方向を有し、且つ特定の方向で構成及び操作されねばならないことを明示又は暗示するものではない。よって、本発明を制限するものと理解すべきではない。
【0026】
本発明の記載において、説明すべき点として、別途明確に規定及び限定しない限り、「装着する」、「連なる」、「接続する」との用語は広義に解釈すべきである。例えば、固定接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、一体的な接続であってもよい。また、機械的な接続であってもよいし、電気的な接続であってもよい。更には、直接的な連なりであってもよいし、中間媒体を介した間接的な連なりであってもよい。当業者であれば、具体的状況に応じて本発明における上記用語の具体的意味を解釈可能である。
【0027】
図1図6に示すように、本発明の実施例で記載する糸屑フィルタ2のアセンブリは、フィルタカバー1及びフィルタカバー1に装着されるフィルタ2を含む。前記フィルタ2の周縁には弾性伸縮可能な位置規制部21が設けられており、前記位置規制部21によってフィルタ2をフィルタカバー1に掛合及びロックする。このような装着方式は簡単であり、ユーザによる操作が容易である。また、組み付け中に大きな隙間が発生しないため、何度も繰り返し使用してもぐらつきは生じず、使用時に糸屑フィルタ2が脱落して衣類を傷付けるとの事態が回避される。
【0028】
本発明の実施例では、糸屑フィルタ2のアセンブリが、フィルタカバー1及びフィルタカバー1に装着されるフィルタ2を含んでいる。前記フィルタ2の上端には弾性伸縮可能な位置規制部21が設けられている。前記位置規制部21は、フィルタ2の一方の側面とフィルタカバー1の間に設けられるシート状構造をなしている。シート状構造は、一方の側がフィルタカバー1に位置規制されるよう接触し、他方の側がバネ23を介してフィルタ2に接続される。好ましくは、前記位置規制部21は、フィルタカバー1に面する側に突出リブ211が設けられている。位置規制部21はバネ23の作用でフィルタカバー1と密着し、突出リブ211がフィルタカバー1に位置規制されるよう接触する。バネ23の弾性作用によって装着過程が実現されるため、フィルタ2を繰り返し着脱することで変形するとの問題が回避される。
【0029】
本発明の実施例では、糸屑フィルタ2のアセンブリが、フィルタカバー1及びフィルタカバー1に装着されるフィルタ2を含んでいる。前記フィルタカバー1には装着口11が設けられている。前記フィルタ2は、位置規制部21が弾性的に変位することで取り外し可能に装着口11に装着されるため、装着が簡単である。また、ユーザはフィルタ2を取り外して掃除しやすい。
【0030】
本発明の実施例において、前記フィルタ2には、フィルタ2に対して弾性的に変位可能な位置規制部21が設けられている。前記位置規制部21とフィルタ2は弾性的に接続されており、位置規制部21がフィルタ2の軸方向に沿って移動可能である。位置規制部21がフィルタ2に対し弾性的に変位することで、フィルタ2をフィルタカバー1に対し位置規制及び装着することが可能である。
【0031】
本発明の実施例において、前記位置規制部21はフィルタ2の上端に設けられている。また、フィルタ2の下端には、径方向に突出する位置規制リブ25が設けられている。フィルタカバー1のうちフィルタ2の下端と接触する側には位置規制溝12が設けられており、前記位置規制リブ25が位置規制溝12内に挿入される。フィルタ2の下端をフィルタカバー1に然るべく挿接することで、洗濯機の運転過程におけるフィルタ2の脱落が防止される。
【実施例1】
【0032】
図1図5に示すように、本実施例で記載する糸屑フィルタ2のアセンブリは、フィルタカバー1及びフィルタカバー1に装着されるフィルタ2を含む。前記フィルタ2の周縁には弾性伸縮可能な位置規制部21が設けられており、前記位置規制部21によってフィルタ2をフィルタカバー1に掛合及びロックする。
【0033】
本実施例では、糸屑フィルタ2のアセンブリが、フィルタカバー1及びフィルタカバー1に装着されるフィルタ2を含んでいる。前記フィルタカバー1には、フィルタ2を装着するための装着口11が設けられている。また、フィルタ2にはバネ23が設けられており、位置規制部21が弾性的に変位することで、フィルタ2が取り外し可能に装着口11に装着される。このような装着方式は簡単である。また、組み付け中に大きな隙間が発生しないため、何度も繰り返し使用してもぐらつきは生じず、洗濯機の運転時に糸屑フィルタ2が脱落して衣類を傷付けるとの事態が回避される。
【0034】
本実施例において、フィルタ2には、フィルタ2に対して弾性的に変位可能な位置規制部21が設けられている。前記位置規制部21は、フィルタ2の一方の側面とフィルタカバー1の間に設けられるシート状構造をなしている。シート状構造は、一方の側がフィルタカバー1に位置規制されるよう接触し、他方の側がバネ23を介してフィルタ2に接続される。前記位置規制部21は、フィルタカバー1に面する側に突出リブ211が設けられている。位置規制部21はバネ23の作用でフィルタカバー1と密着し、突出リブ211がフィルタカバー1に位置規制されるよう接触する。
【0035】
本実施例において、前記位置規制部21には、軸方向に突出するよう延伸する第1スリーブ212が設けられている。また、前記フィルタ2には開口した凹溝22が設けられている。凹溝22内には、第1スリーブ212に対応して軸方向に突出するよう延伸する第2スリーブ221が設けられている。バネ23の両端は、それぞれ第1スリーブ212及び第2スリーブ221の外周に覆設される。また、第1スリーブ212と第2スリーブ221の間には、ユーザが位置規制部21を押圧する際の可動隙間が設けられている。前記第1スリーブ212の軸線と第2スリーブ221の軸線は、同一の垂直線に沿って重なるように設置される。
【0036】
本実施例において、前記位置規制部21には、フィルタ2の軸方向に沿って外側に突出するよう延伸する第1スリーブ212が設けられている。前記位置規制部21は、バネ23を第1スリーブ212に覆設することでフィルタ2に接続される。また、前記フィルタ2には開口した凹溝22が設けられており、凹溝22内に第1スリーブ212に対応する第2スリーブ221が設けられている。前記第2スリーブ221は、フィルタ2の軸方向に沿って外側へ突出するよう延伸している。前記フィルタ2は、バネ23を第2スリーブ221に覆設することでフィルタ2に接続される。前記バネ23の一端を位置規制部21の第1スリーブ212に覆設し、他端をフィルタ2の第2スリーブ221に覆設することで、位置規制部21とフィルタ2を弾性的に接続する。
【0037】
本実施例において、前記凹溝22はフィルタ2の上端に位置し、位置規制部21がバネ23を介して凹溝22内に設置される。また、位置規制部21に指を伸ばして押圧できるよう、前記凹溝22のうち洗濯機の内槽の内部に面する側には開口24が設けられている。
【0038】
本実施例において、前記凹溝22はフィルタ2の上端に位置し、位置規制部21がバネ23を介して凹溝22内に設置される。また、前記凹溝22のうち洗濯機の内槽の内部に面する側には開口24が設けられている。ユーザは、当該開口24を通じて指を位置規制部21の上側まで伸ばし、位置規制部21を押圧すればよいため、ユーザの操作が容易となる。前記開口24にはスライド蓋(図示しない)が設けられている。前記スライド蓋は位置規制部21の移動方向に沿ってスライド可能である。フィルタ2をフィルタカバー1に装着すると、スライド蓋は凹溝22内に滑り込む。そして、前記スライド蓋の上側面と凹溝22の開口側が面一になるとともに、その他の側面が凹溝22の内壁に位置規制されるよう接触する。これにより、位置規制部21をフィルタ2の凹溝22内に封止することで、衣類の洗浄時にフィルタ2が衣類を傷付けるとの事態が防止される。
【0039】
本実施例では、凹溝22の内壁にスライドレール223が設けられている。スライドレール223は、凹溝22の内壁に対し、凹溝22の内部に向かって突出している。また、前記位置規制部21の側壁にはスライド溝213が設けられている。スライド溝213は、位置規制部21の側壁に対し、位置規制部21の中心方向に向かって凹陥している。スライドレール223は、スライド溝213に挿通されて相対的な移動を生じ得る。前記スライドレール223及びスライド経路はバネ23の伸縮方向と平行である。スライドレール223は、前記凹溝22の内壁における対応する2つの側にそれぞれ設けられ、各側にスライドレール223が2つずつ設けられている。
【0040】
本実施例において、前記位置規制部21の周縁には、フィルタ2の側に屈曲し、突出するよう延伸するフランジ214が設けられている。前記フランジ214が凹溝22の内壁に位置規制されるよう接触することで、位置規制部21はバネ23の軸線方向に沿って移動するよう制御される。
【0041】
本実施例において、前記位置規制部21のうちスライド溝213が設けられている2つの側には、フィルタ2に向かって突出するよう延伸する延伸リブ215が設けられている。延伸リブ215の端部には掛合爪216が設けられており、前記凹溝22内には掛合爪216を掛合するための掛合溝222が然るべく設けられている。前記掛合溝222には、掛合爪216が動作するための空間が保持されている。好ましくは、2つの側の掛合爪216は、それぞれ反対側に向かって径方向に突出している。
【0042】
本実施例において、前記凹溝22には掛合溝222が設けられており、掛合溝222と位置規制部21の掛合爪216が然るべく掛合及び接続される。位置規制部21が押圧されていない場合、掛合爪216は掛合溝222に係入されると、掛合溝222の底部との間に一定の隙間を隔てる。これにより、掛合爪216は掛合溝222沿って動作可能となる。好ましくは、掛合爪216が押圧状態となった場合、掛合爪216は掛合溝222の底部と接触する。
【0043】
本実施例において、前記位置規制部21はフィルタ2の上端に設けられている。また、フィルタ2の下端には、径方向に突出する位置規制リブ25が設けられている。フィルタカバー1のうちフィルタ2の下端と接触する側には位置規制溝12が設けられており、前記位置規制リブ25が位置規制溝12内に挿入される。フィルタ2の下端をフィルタカバー1に然るべく挿接することで、洗濯機の運転過程におけるフィルタ2の脱落が防止される。
【0044】
本実施例において、前記フィルタ2には取り外し可能な装着部27が設けられている。装着部27のうちフィルタ2から離れた側には弾性伸縮可能な位置規制部21が設けられている。好ましくは、前記装着部27には凹溝22が設けられており、位置規制部21が凹溝22に然るべく装着される。また、位置規制部21はバネ23を介して凹溝22に接続される。
【0045】
本実施例において、前記フィルタ2はフィルタ本体25及び装着部27を含む。前記装着部27におけるフィルタ本体25との接触面には掛合フック271が設けられている。また、フィルタ本体25には上方へ突出するよう延伸する装着プレート261が設けられており、装着プレート261における掛合フック271に対応する位置に掛合フック271の溝262が設けられている。装着部27の掛合フック271が掛合フック271の溝262に係入することで、装着部27をフィルタ本体25に掛合及び固定することができる。また、前記フィルタ本体25には、突出するよう延伸する位置決めピラー263が上方に向かって設けられている。また、装着部27の対応位置には位置決め溝272が設けられており、位置決めピラー263が位置決め溝272に挿入される。位置決めピラー263と位置決め溝272は、掛合フック271を掛合フック271の溝262に係入する際の案内及び位置決めのために設計されている。
【0046】
本実施例において、前記位置規制部21上の突出リブ211は、洗濯機の内槽から離れた側において、フィルタカバー1に位置規制されるよう接触する。また、前記フィルタカバー1のうち開口24に対応する側には、下方に向かって突出するよう延伸する位置規制プレート13が設けられている。前記位置規制部21は、径方向において位置規制プレート13に位置規制されるよう接触することで、洗濯機の動作時におけるフィルタ2の脱落を防止する。
【0047】
本実施例において、前記位置規制部21におけるフィルタカバー1に面する側は、指で押圧するために下方に窪んでいる。これにより、ユーザは押圧時により良好なエクスペリエンスを得られる。
【0048】
本実施例において、前記装着部27は、ボルトでフィルタ本体25に固定接続してもよい。
【0049】
上記のように設置することで、装着部27は、掛合フック271を掛合フック271の溝262に係入することで取り外し可能にフィルタ本体25に固定される。このように分離式で設置することで、一部が破損した場合にはその部分を単独で交換できるため、コストの節約となる。
【実施例2】
【0050】
図1図6に示すように、洗濯機は内槽を含み、前記内槽内に糸屑フィルタ2のアセンブリが装着されている。前記糸屑フィルタ2のアセンブリはフィルタカバー1とフィルタ2を含む。前記フィルタ2は、位置規制部21が弾性的に変位することで、取り外し可能に装着口11に装着される。
【0051】
本実施例において、前記フィルタ2の取り外し及び装着のステップは次の通りである。
【0052】
ステップS1:洗濯機をオフにして、洗濯機の回転を停止させる。
【0053】
ステップS2:フィルタ2の位置規制部21を押下する。
【0054】
ステップS3:フィルタ2を取り出す。
【0055】
ステップS4:フィルタ2を洗浄する。
【0056】
ステップS5:フィルタ2の位置規制部21を押下する。
【0057】
ステップS6:フィルタ2をフィルタカバー1の装着口11に配置し、フィルタ2の位置規制リブ25をフィルタカバー1の位置規制溝12内に挿入する。
【0058】
ステップS7:フィルタ2の位置規制部21を解放し、位置規制部21をフィルタカバー1上にロックする。
【0059】
ステップS8:装着が完了する。
【0060】
上記の装着過程は簡単なため、ユーザ自身で着脱しやすい。且つ、繰り返し使用することができ、フィルタ2の使用寿命が延びる。これにより、糸屑フィルタ2を度々交換することで脱落しやすくなるとの問題が解決される。
【0061】
本実施例において、洗濯機は内槽を含み、前記内槽内にフィルタカバー1が装着されている。また、フィルタカバー1には装着口11が設けられている。前記フィルタ2の周縁には弾性伸縮可能な位置規制部21が設けられており、前記位置規制部21によってフィルタ2をフィルタカバー1に掛合及びロックする。
【0062】
本実施例において、フィルタ2には、フィルタ2に対して弾性的に変位可能な位置規制部21が設けられている。前記位置規制部21は、フィルタ2の一方の側面とフィルタカバー1の間に設けられるシート状構造をなしている。シート状構造は、一方の側がフィルタカバー1に位置規制されるよう接触し、他方の側がバネ23を介してフィルタ2に接続される。前記位置規制部21は、フィルタカバー1に面する側に突出リブ211が設けられている。位置規制部21はバネ23の作用でフィルタカバー1と密着し、突出リブ211がフィルタカバー1に位置規制されるよう接触する。
【0063】
本実施例において、前記位置規制部21上の突出リブ211は、洗濯機の内槽から離れた側において、フィルタカバー1に位置規制されるよう接触する。フィルタカバー1の装着口11が下方に向かって突出リブ211と接触することで、フィルタ2がフィルタカバー1に掛合及びロックされる。
【0064】
本実施例において、前記位置規制部21には、軸方向に突出するよう延伸する第1スリーブ212が設けられている。また、前記フィルタ2には開口した凹溝22が設けられている。凹溝22内には、第1スリーブ212に対応して軸方向に突出するよう延伸する第2スリーブ221が設けられている。バネ23の両端は、それぞれ第1スリーブ212及び第2スリーブ221の外周に覆設される。また、第1スリーブ212と第2スリーブ221の間には、ユーザが位置規制部21を押圧する際の可動隙間が設けられている。前記第1スリーブ212の軸線と第2スリーブ221の軸線は、同一の垂直線に沿って重なるように設置される。
【0065】
本実施例において、前記位置規制部21には、フィルタ2の軸方向に沿って外側に突出するよう延伸する第1スリーブ212が設けられている。前記位置規制部21は、バネ23を第1スリーブ212に覆設することでフィルタ2に接続される。また、前記フィルタ2には開口した凹溝22が設けられており、凹溝22内に第1スリーブ212に対応する第2スリーブ221が設けられている。前記第2スリーブ221は、フィルタ2の軸方向に沿って外側へ突出するよう延伸している。前記フィルタ2は、バネ23を第2スリーブ221に覆設することでフィルタ2に接続される。前記バネ23の一端を位置規制部21の第1スリーブ212に覆設し、他端をフィルタ2の第2スリーブ221に覆設することで、位置規制部21とフィルタ2を弾性的に接続する。
【0066】
本実施例において、前記凹溝22はフィルタ2の上端に位置し、位置規制部21がバネ23を介して凹溝22内に設置される。また、位置規制部21に指を伸ばして押圧できるよう、前記凹溝22のうち洗濯機の内槽の内部に面する側には開口24が設けられている。
【0067】
本実施例において、前記凹溝22はフィルタ2の上端に位置し、位置規制部21がバネ23を介して凹溝22内に設置される。また、前記凹溝22のうち洗濯機の内槽の内部に面する側には開口24が設けられている。ユーザは、当該開口24を通じて指を位置規制部21の上側まで伸ばし、位置規制部21を押圧すればよいため、ユーザの操作が容易となる。前記開口24にはスライド蓋(図示しない)が設けられている。前記スライド蓋は位置規制部21の移動方向に沿ってスライド可能である。フィルタ2をフィルタカバー1に装着すると、スライド蓋は凹溝22内に滑り込む。そして、前記スライド蓋の上側面と凹溝22の開口側が面一になるとともに、その他の側面が凹溝22の内壁に位置規制されるよう接触する。これにより、位置規制部21をフィルタ2の凹溝22内に封止することで、衣類の洗浄時にフィルタ2が衣類を傷付けるとの事態が防止される。
【0068】
本実施例では、凹溝22の内壁にスライドレール223が設けられている。スライドレール223は、凹溝22の内壁に対し、凹溝22の内部に向かって突出している。また、前記位置規制部21の側壁にはスライド溝213が設けられている。スライド溝213は、位置規制部21の側壁に対し、位置規制部21の中心方向に向かって凹陥している。スライドレール223は、スライド溝213に挿通されて相対的な移動を生じ得る。前記スライドレール223及びスライド経路はバネ23の伸縮方向と平行である。スライドレール223は、前記凹溝22の内壁における対応する2つの側にそれぞれ設けられ、各側にスライドレール223が2つずつ設けられている。
【0069】
本実施例において、前記位置規制部21の周縁には、フィルタ2の側に屈曲し、突出するよう延伸するフランジ214が設けられている。前記フランジ214が凹溝22の内壁に位置規制されるよう接触することで、位置規制部21はバネ23の軸線方向に沿って移動するよう制御される。
【0070】
本実施例において、前記位置規制部21のうちスライド溝213が設けられている2つの側には、フィルタ2に向かって突出するよう延伸する延伸リブ215が設けられている。延伸リブ215の端部には掛合爪216が設けられており、前記凹溝22内には掛合爪216を掛合するための掛合溝222が然るべく設けられている。前記掛合溝222には、掛合爪216が動作するための空間が保持されている。好ましくは、2つの側の掛合爪216は、それぞれ反対側に向かって径方向に突出している。
【0071】
本実施例において、前記凹溝22には掛合溝222が設けられており、掛合溝222と位置規制部21の掛合爪216が然るべく掛合及び接続される。位置規制部21が押圧されていない場合、掛合爪216は掛合溝222に係入されると、掛合溝222の底部との間に一定の隙間を隔てる。これにより、掛合爪216は掛合溝222沿って動作可能となる。好ましくは、掛合爪216が押圧状態となった場合、掛合爪216は掛合溝222の底部と接触する。
【0072】
本実施例において、前記位置規制部21はフィルタ2の上端に設けられている。また、フィルタ2の下端には、径方向に突出する位置規制リブ25が設けられている。フィルタカバー1のうちフィルタ2の下端と接触する側には位置規制溝12が設けられており、前記位置規制リブ25が位置規制溝12内に挿入される。フィルタ2の下端をフィルタカバー1に然るべく挿接することで、洗濯機の運転過程におけるフィルタ2の脱落が防止される。
【0073】
本実施例において、前記フィルタ2には取り外し可能な装着部27が設けられている。装着部27のうちフィルタ2から離れた側には弾性伸縮可能な位置規制部21が設けられている。好ましくは、前記装着部27には凹溝22が設けられており、位置規制部21が凹溝22に然るべく装着される。また、位置規制部21はバネ23を介して凹溝22に接続される。
【0074】
本実施例において、前記フィルタ2はフィルタ本体25及び装着部27を含む。前記装着部27におけるフィルタ本体25との接触面には掛合フック271が設けられている。また、フィルタ本体25には上方へ突出するよう延伸する装着プレート261が設けられており、装着プレート261における掛合フック271に対応する位置に掛合フック271の溝262が設けられている。装着部27の掛合フック271が掛合フック271の溝262に然るべく係入することで、装着部27をフィルタ本体25に掛合及び固定することができる。また、前記フィルタ本体25には、突出するよう延伸する位置決めピラー263が上方に向かって設けられている。また、装着部27の対応位置には位置決め溝272が設けられており、位置決めピラー263が位置決め溝272に挿入される。位置決めピラー263と位置決め溝272は、掛合フック271を掛合フック271の溝262に係入する際の案内及び位置決めのために設計されている。
【0075】
上記のように設置することで、装着部27は、掛合フック271を掛合フック271の溝262に係入することで取り外し可能にフィルタ本体25に固定される。このように分離式で設置することで、一部が破損した場合にはその部分を単独で交換できるため、コストの節約となる。
【0076】
以上は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を何らかの形式に制限するものではない。本発明については好ましい実施例によって上記のように開示したが、本発明を限定するとの主旨ではない。本発明の技術方案を逸脱しない範囲において、当業者が上記で提示した技術内容を用いて実施可能なわずかな変形或いは補足は、同等に変形された等価の実施例とみなされ、いずれも本発明の技術方案の内容を逸脱するものではない。また、本発明の技術的本質に基づいて上記の実施例に加えられる任意の簡単な修正、同等の変形及び補足は、いずれも本発明の方案の範囲に属する。
【符号の説明】
【0077】
1 フィルタカバー
11 装着口
12 位置規制溝
13 位置規制プレート
2 フィルタ
21 位置規制部
211 突出リブ
212 第1スリーブ
213 スライド溝
214 フランジ
215 延伸リブ
216 掛合爪
22 凹溝
221 第2スリーブ
222 掛合溝
223 スライドレール
23 バネ
24 開口
25 位置規制リブ
26 フィルタ本体
261 装着プレート
262 掛合フックの溝
263 位置決めピラー
27 装着部
271 掛合フック
272 位置決め溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6