(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-15
(45)【発行日】2022-11-24
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/69 20140101AFI20221116BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20221116BHJP
【FI】
A63F13/69 510
A63F13/79
(21)【出願番号】P 2022030910
(22)【出願日】2022-03-01
【審査請求日】2022-07-05
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】及川 晋平
【審査官】宮本 昭彦
(56)【参考文献】
【文献】特許第5817900(JP,B1)
【文献】特開2020-130263(JP,A)
【文献】特開2021-115112(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00 - 13/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える情報処理装置であって、
前記第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1タイミングが前記第2タイミングより早い場合、第1グループに含まれるゲーム媒体の中から前記ユーザに付与する前記第2ゲーム媒体を決定する一方、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合、前記第1グループに含まれるゲーム媒体よりも所定パラメータの低いゲーム媒体を含む第2グループの中から、前記ユーザに付与する前記第2ゲーム媒体を決定する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記第1抽選実行部は、前記所定パラメータが異なる複数のゲーム媒体の中から前記ユーザに付与する前記第1ゲーム媒体を決定し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行で前記ユーザに付与された前記第1ゲーム媒体の前記所定パラメータに応じて、前記第1グループに含まれるゲーム媒体を決定する、
請求項
1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第2抽選実行部は、前記第1ゲーム媒体より前記所定パラメータが高いゲーム媒体を前記第1グループに含ませる一方、前記第1ゲーム媒体より前記所定パラメータが高いゲーム媒体を前記第2グループに含ませない、
請求項
2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える情報処理装置であって、
前記第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
前記ゲームプレイ条件は、複数のミッションを含み、
前記第2抽選実行部は、前記第2タイミング前における前記ミッションの達成状況に応じて、前記第2抽選の抽選条件の有利度合いを変更する、
情報処理装置。
【請求項5】
前記第2抽選実行部は、前記複数のミッションのうち前記第2タイミング前に達成した前記ミッションの数が第1回数である場合、前記第1回数よりも少ない1以上の第2回数である場合と比べて、前記第2抽選の抽選条件の有利度合いを高くする、
請求項
4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える情報処理装置であって、
前記第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
ゲームプレイ条件通知部をさらに備え、
前記ゲームプレイ条件通知部は、前記第1抽選の実行後に第1条件に基づいて決定される前記ゲームプレイ条件を、前記ユーザに通知する、
情報処理装置。
【請求項7】
第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える情報処理装置であって、
前記第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
抽選条件通知部をさらに備え、
前記抽選条件通知部は、前記第1抽選の実行後に第2条件に基づいて決定される前記有利な抽選条件を、前記ユーザに通知する、
情報処理装置。
【請求項8】
第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える情報処理装置であって、
前記第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記ユーザの第1パラメータに応じて前記ゲームプレイ条件を変更する、
情報処理装置。
【請求項9】
第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える情報処理装置であって、
前記第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記ユーザの第2パラメータに応じて前記第2タイミングを変更する、
情報処理装置。
【請求項10】
第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える情報処理装置であって、
前記第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行で前記ユーザに付与された前記第1ゲーム媒体の所定パラメータに応じて前記ゲームプレイ条件を変更する、
情報処理装置。
【請求項11】
第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える情報処理装置であって、
前記第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第2タイミング前において、第1時点における前記ゲームプレイ条件と比べて、前記第1時点より後の第2時点における前記ゲームプレイ条件が成立しやすくなるように前記ゲームプレイ条件を変更する、
情報処理装置。
【請求項12】
前記第2抽選実行部は、前記第1時点における前記第2抽選の抽選条件と比べて、前記第2時点における前記第2抽選の抽選条件の有利度合いを低下させる、
請求項
11に記載の情報処理装置。
【請求項13】
コンピュータが、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
コンピュータが、前記第2抽選において、前記第1タイミングが前記第2タイミングより早い場合、第1グループに含まれるゲーム媒体の中から前記ユーザに付与する前記第2ゲーム媒体を決定する一方、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合、前記第1グループに含まれるゲーム媒体よりも所定パラメータの低いゲーム媒体を含む第2グループの中から、前記ユーザに付与する前記第2ゲーム媒体を決定する、
情報処理方法。
【請求項14】
コンピュータが、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
前記ゲームプレイ条件は、複数のミッションを含み、
コンピュータが、前記第2タイミング前における前記ミッションの達成状況に応じて、前記第2抽選の抽選条件の有利度合いを変更する、
情報処理方法。
【請求項15】
コンピュータが、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後に第1条件に基づいて決定される前記ゲームプレイ条件を、前記ユーザに通知する、
情報処理方法。
【請求項16】
コンピュータが、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後に第2条件に基づいて決定される前記有利な抽選条件を、前記ユーザに通知する、
情報処理方法。
【請求項17】
コンピュータが、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
コンピュータが、前記ユーザの第1パラメータに応じて前記ゲームプレイ条件を変更する、
情報処理方法。
【請求項18】
コンピュータが、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
コンピュータが、前記ユーザの第2パラメータに応じて前記第2タイミングを変更する、
情報処理方法。
【請求項19】
コンピュータが、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行で前記ユーザに付与された前記第1ゲーム媒体の所定パラメータに応じて前記ゲームプレイ条件を変更する、
情報処理方法。
【請求項20】
コンピュータが、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行し、
コンピュータが、前記第2タイミング前において、第1時点における前記ゲームプレイ条件と比べて、前記第1時点より後の第2時点における前記ゲームプレイ条件が成立しやすくなるように前記ゲームプレイ条件を変更する、
情報処理方法。
【請求項21】
コンピュータに、
ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する処理と、
前記第2抽選において、前記第1タイミングが前記第2タイミングより早い場合、第1グループに含まれるゲーム媒体の中から前記ユーザに付与する前記第2ゲーム媒体を決定する一方、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合、前記第1グループに含まれるゲーム媒体よりも所定パラメータの低いゲーム媒体を含む第2グループの中から、前記ユーザに付与する前記第2ゲーム媒体を決定する処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
【請求項22】
コンピュータに、
ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する処理とを実行させ、
前記ゲームプレイ条件は、複数のミッションを含み、
前記第2タイミング前における前記ミッションの達成状況に応じて、前記第2抽選の抽選条件の有利度合いを変更する処理を、
を実行させる情報処理プログラム。
【請求項23】
コンピュータに、
ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する処理と、
コンピュータが、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行後に第1条件に基づいて決定される前記ゲームプレイ条件を、前記ユーザに通知する処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
【請求項24】
コンピュータに、
ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行後に第2条件に基づいて決定される前記有利な抽選条件を、前記ユーザに通知する処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
【請求項25】
コンピュータに、
ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する処理と、
前記ユーザの第1パラメータに応じて前記ゲームプレイ条件を変更する処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
【請求項26】
コンピュータに、
ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する処理と、
前記ユーザの第2パラメータに応じて前記第2タイミングを変更する処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
【請求項27】
コンピュータに、
ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行で前記ユーザに付与された前記第1ゲーム媒体の所定パラメータに応じて前記ゲームプレイ条件を変更する処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
【請求項28】
コンピュータに、
ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する処理と、
前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する処理と、
前記第2タイミング前において、第1時点における前記ゲームプレイ条件と比べて、前記第1時点より後の第2時点における前記ゲームプレイ条件が成立しやすくなるように前記ゲームプレイ条件を変更する処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ゲーム内で、ガチャと呼ばれる抽選を行うことが可能なゲームが知られている。抽選を行うことで、ユーザは、新たなキャラクタやアイテムを入手することができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、ユーザの入力操作に応じてゲームを進行させ、予め定められた項目がユーザのゲームプレイにより達成されることにより、達成された項目に応じてゲームポイントをユーザに付与し、ユーザに付与されるゲームポイントが一定量に到達する都度、抽選権をユーザに付与するゲームが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、どのタイミングでゲームポイントが一定量に到達しても同じ条件での抽選となってしまうため、抽選の実行条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザに促すことができないという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、抽選の実行条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザに促すことが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る情報処理装置は、
第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える情報処理装置であって、
前記第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、
前記第2抽選実行部は、前記第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、前記第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、前記第1タイミングが前記第2タイミング以降である場合と比べて、前記ユーザにとって有利な抽選条件で前記ユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、抽選の実行条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザに促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本実施形態におけるゲームシステムの構成を示す図である。
【
図2】ユーザ端末の表示部に表示されるホーム画面の一例である。
【
図3】ユーザ端末の表示部に表示される抽選結果画面の一例である。
【
図4】本実施形態におけるサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図5】本実施形態におけるユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図6】本実施形態におけるサーバの機能構成例を示すブロック図である。
【
図7】第1および第2抽選における抽選対象を説明する図である。
【
図8】ユーザ端末の表示部に表示される抽選結果画面の一例である。
【
図9】サーバが行う抽選処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一または同様の構成を有する。
【0011】
(ゲームシステム1の構成)
図1は、本実施形態におけるゲームシステム1の構成を示す。
図1に示すゲームシステム1は、サーバ10(ゲームサーバ)と、複数のユーザ端末20(ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c)とを備える。サーバ10およびユーザ端末20は、インターネット、イントラネット、無線LANまたは移動通信等の通信回線5を介して互いに通信可能に接続されている。なお、サーバ10は、本発明の「情報処理装置」として機能する。
【0012】
本実施形態において、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20cを使用するユーザをそれぞれユーザU1、ユーザU2、ユーザU3とする。ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3をそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3をそれぞれユーザUと表現する。
【0013】
また、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20cをそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20cをそれぞれユーザ端末20と表現する。
【0014】
なお、ゲームシステム1が備えるユーザ端末20の数は3つに限られず、少なくとも1つ以上のユーザ端末20を備えていれば良い。
【0015】
ユーザ端末20は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の情報処理端末であり、ユーザUにゲームを提供する。ユーザUは、ユーザ端末20を操作することによって、ゲームにログインして当該ゲームを実行することができる。ユーザ端末20は、例えば携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器等、どのような端末が用いられても良い。ユーザ端末20は、GPS(Global Positioning System)等を用いて検出した自身の位置をサーバ10に通知するようにしても良い。
【0016】
サーバ10は、例えば、ユーザUに関する各種情報を管理したり、ゲームの一部の処理を実行したりする等、ユーザ端末20がゲームを提供する上でその一部の機能を担う装置である。サーバ10は、1または複数の情報処理装置から構成されていても良いし、仮想的なサーバ(クラウドサーバ等)を用いて構成されていても良い。
【0017】
(ゲーム概要)
次に、ゲームシステム1が提供するゲームの概要を説明する。ゲームシステム1が提供するゲームでは、ユーザUは、所有している複数のキャラクタの中から選択したキャラクタでデッキを編成し、編成したデッキを用いてクエストをクリアすることで、新たなキャラクタやアイテムを入手することができる。また、ユーザUは、入手した複数のキャラクタを合成することでより強いキャラクタに成長させたり、アイテムを用いてキャラクタの属性を強化したりすることで、より難易度の高いクエストに挑戦することができる。
【0018】
ここで、クエストとは、予め定められた一定の条件を満たすことでクリア可能な課題を意味する用語である。クエストは、一般的には、探索、課題およびミッションと呼ばれることもある。クエストに参加したユーザUは、当該一定の条件を満たすことでクエストをクリアすることができ、クエストをクリアすると、ユーザUに報酬が与えられたり、本ゲームのストーリーが進行したりする。
【0019】
デッキとは、複数のキャラクタを組み合わせたグループを意味する用語である。ユーザUは、クエストを実行する際、当該クエストをクリアするために適した能力を持つキャラクタを選択してデッキを編成してクエストを実行する。本実施形態では、ユーザUがクエスト等を「実行」することを、「クエストプレイ」と称しても良い。ユーザUは、ゲームを実行することで、例えばクエストのクリア回数等に応じて増えるユーザUのステータス値であるユーザランクが付与される。
【0020】
クエストは、複数のユーザUにより共同で実行することができる。以下、クエストを複数のユーザUにより共同で実行することを「マルチプレイ」と言う。マルチプレイでは、各ユーザUは、デッキを編成する複数のキャラクタのうち、自身に割り当てられたキャラクタを操作する。マルチプレイを招集したユーザUは、ホストと呼ばれる。
【0021】
ユーザUは、ゲーム中の様々な場面(例えばクエストをクリアした場合等)でキャラクタを入手することができる。また、ユーザUは、名ゲームの中で、任意のゲーム媒体(キャラクタまたはアイテム)が当たる抽選を行う(くじを引く)ことができる。ユーザUは、抽選を行うことで、任意のゲーム媒体を受け取る(獲得する)ことができる。任意のゲーム媒体が当たる抽選を行う(くじを引く)ことは、「ガチャ」とも呼ばれる。ユーザUは、ゲーム内価値(通貨)を消費すること、または、ゲームにて受け取れるゲーム内アイテムである抽選券を消費すること等で、当該抽選を行うことができる。例えばゲーム内価値の単位が「オーブ」である場合、1オーブの消費で1回の抽選を行うことができる。
【0022】
本実施形態において、各ゲーム媒体には、抽選で当選する確率に対応したレアリティ度(希少性)が付与されている。レアリティ度は例えばレベル1からレベル3まで設定されており、レベル1が最も当選する確率が高く、レベル2、レベル3の順に当選する確率が低くなる。
【0023】
図2は、ユーザ端末20の表示部24に表示されるホーム画面の一例を示す図である。
図2に示すホーム画面は、ユーザUがゲームにログインした後のゲーム開始時等に表示される。以下で説明する各画面は、サーバ10からユーザ端末20に送信されたゲーム画面表示データに基づいて表示される。
【0024】
ホーム画面には、ゲームボタン40および抽選ボタン42等が表示される。ユーザUによってゲームボタン40が押下されると、ゲームを実行するための画面(図示しない)が表示され、ユーザUはゲームを実行することができる。ユーザUによって抽選ボタン42が押下されると、ユーザUは抽選を実行することができる。具体的には、抽選ボタン42が押下されると、抽選が実行され、抽選結果を表示するための画面が表示される。
【0025】
図3は、ユーザ端末20の表示部24に表示される抽選結果画面の一例を示す図である。
図3に示す抽選結果画面は、
図2に示すホーム画面で抽選ボタン42が押下されて抽選が実行されたときに表示される。抽選結果画面には、取得キャラクタ(ゲーム媒体)の画像50、名前およびレアリティ度52、抽選ボタン42、戻るボタン44等が表示される。
【0026】
画像50、名前およびレアリティ度52として、抽選によりユーザUが取得した取得キャラクタの画像、名前およびそのキャラクタのレアリティ度が表示される。ユーザUによって抽選ボタン42が押下されると、再度抽選が実行され、抽選結果を表示するための画面が表示される。ユーザUによって戻るボタン44が押下されると、
図2に示すホーム画面が表示される。
【0027】
(サーバ10のハードウェア構成)
図4は、本実施形態におけるサーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4に示すように、サーバ10は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15を備えて構成される。
【0028】
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、サーバ10の全体の動作を制御する。
【0029】
記憶部12の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部11による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0030】
また、記憶部12の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部11の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部12は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0031】
記憶部12に記憶されるプログラムは、例えば、サーバ10の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等であって、本発明の「情報処理プログラム」として機能するプログラムを含む。
【0032】
通信部13は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部13は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。サーバ10は、通信回線5を介してユーザ端末20等と接続され、ユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0033】
操作入力部14は、キーボードおよびマウス等で構成され、サーバ10を使用するユーザによる各種操作の入力を受け付ける。モニタ15は、例えば液晶ディスプレイ装置等であり、各種画像を表示する。
【0034】
制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15は、システムバス16を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部11は、記憶部12へのアクセス、モニタ15に対する画像の表示、ユーザによる操作入力部14に対する操作状態の把握、および通信部13を介した各種通信網やユーザ端末20へのアクセス等を行うことができる。
【0035】
(ユーザ端末20のハードウェア構成)
図5は、本実施形態におけるユーザ端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5に示すように、ユーザ端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28を備えて構成される。
【0036】
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、ユーザ端末20の全体の動作を制御する。
【0037】
記憶部22の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部21による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0038】
また、記憶部22の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部21の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部22は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0039】
記憶部22に記憶されるプログラムは、例えば、ユーザ端末20の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等を含む。
【0040】
通信部23は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部23は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。ユーザ端末20は、通信回線5を介してサーバ10や他のユーザ端末20等と接続され、サーバ10や他のユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0041】
表示部24は、タッチパネルディスプレイ等であり、画像等を表示し、ユーザUによる操作を受け付けることが可能である。
【0042】
スピーカ25は、制御部21の制御を受けて各種の音を出力する。マイク26は、制御部21の制御を受けて各種の音を入力する。カメラ27は、制御部21の制御を受けて被写体を撮像する。
【0043】
操作ボタン28は、ユーザ端末20の例えば側面等に設けられ、ユーザ端末20を起動または停止させるための電源ボタンや、スピーカ25から出力される音のボリューム(音量)を調整するためのボタン等である。
【0044】
制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28は、システムバス29を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部21は、記憶部22へのアクセス、表示部24に対する画像の表示、ユーザUによるタッチパネルディスプレイ(表示部24)や操作ボタン28に対する操作状態の把握、マイク26への音の入力、スピーカ25からの音の出力、カメラ27に対する制御、および通信部23を介した各種通信網、サーバ10や他のユーザ端末20等へのアクセス等を行うことができる。
【0045】
図6は、本実施形態におけるサーバ10が備える制御部11の機能構成例を示すブロック図である。
図6に示すように、制御部11は、機能構成として、第1抽選実行部11a、第2抽選実行部11b、ゲームプレイ条件通知部11cおよび抽選条件通知部11dを備える。なお、一般的にサーバ10の制御部11は、上記以外にも種々の機能を有しているが、ここでは、本実施形態におけるゲームシステム1において特徴的な機能のみを説明することとし、その他の既知の機能等については図示および説明を省略する。
【0046】
第1抽選実行部11aは、
図2に示すホーム画面で抽選ボタン42が押下された場合、ユーザUに付与する第1ゲーム媒体(例えば、キャラクタ)を決定する第1抽選(ガチャ)の実行要求を受け付ける。そして、第1抽選実行部11aは、ユーザUに付与する第1ゲーム媒体(例えば、キャラクタ)を決定する第1抽選(ガチャ)を実行する。本実施形態では、第1抽選実行部11aは、抽選ボタン42が押下された後、ユーザUに第1抽選における1連(ソロ)または10連(1連の10倍)の付与数を選択させ、選択された付与数に応じたゲーム内価値(オーブ)を消費させることによって、第1抽選の実行要求を受け付ける。そして、第1抽選実行部11aは、1連(ソロ)の付与数が選択された場合、ユーザUに付与する1体の第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する。一方、第1抽選実行部11aは、10連の付与数が選択された場合、ユーザUに付与する10体の第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する。
【0047】
第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行後、
図2に示すホーム画面で抽選ボタン42が押下された場合、ユーザUに付与する第2ゲーム媒体(例えば、キャラクタ)を決定する第2抽選(ガチャ)の実行要求を受け付ける。そして、第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミング(例えば、第1の抽選を実行した翌日の0時~24時)が、第1抽選の実行時期に基づく第2タイミング(例えば、第1の抽選を実行した翌日の24時)より早い場合、第1タイミングが第2タイミング以降である場合と比べて、ユーザUにとって有利な抽選条件で第2抽選を実行する。第2タイミングは、例えば第1抽選の実行時期から起算して設定される。なお、ゲームプレイ条件としては、第2抽選の実行、ゲームへのログイン、クエストプレイが挙げられる。
【0048】
本実施形態では、第2抽選実行部11bは、抽選ボタン42が押下された後、ユーザUに第1抽選における1連(ソロ)または10連(1連の10倍)の付与数を選択させ、選択された付与数に応じたゲーム内価値(オーブ)を消費させることによって、第2抽選の実行要求を受け付ける。そして、第2抽選実行部11bは、1連(ソロ)の付与数が選択された場合、ユーザUに付与する1体の第1ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する。一方、第2抽選実行部11bは、10連の付与数が選択された場合、ユーザUに付与する10体の第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する。
【0049】
本実施形態では、第1抽選と第2抽選との実行間隔が短い場合、第2抽選実行部11bは、ユーザUにとって有利な抽選条件で第2抽選を実行する。また、第1抽選の実行後、ゲームへのログインやクエストプレイが行われたタイミングが早い場合、第2抽選実行部11bは、ユーザUにとって有利な抽選条件で第2抽選を実行する。
【0050】
ユーザUにとって有利な抽選条件で第2抽選を実行する例として、例えば、第1抽選で付与された第1ゲーム媒体よりも所定パラメータ(例えば、レアリティ度)が高い第2ゲーム媒体が付与されるように第2抽選を実行すること、第1抽選で付与された第1ゲーム媒体よりも所定パラメータ(例えば、レアリティ度)が高い第2ゲーム媒体が付与される確率が高くなるように第2抽選を実行すること、第1抽選で付与された第1ゲーム媒体よりも所定パラメータ(例えば、レアリティ度)が低い第2ゲーム媒体が付与されないように第2抽選を実行すること、第1抽選で抽選対象となっていないゲーム媒体が第2抽選の抽選対象に追加されて第2抽選を実行すること、第1抽選の抽選対象となっているゲーム媒体の数よりも多い数のゲーム媒体を抽選対象として第2抽選を実行すること等が挙げられる。ユーザUに第1抽選における10連の付与数が選択された場合、例えば、第1抽選で付与された10体の第1ゲーム媒体のうち最も所定パラメータが高い第1ゲーム媒体よりも当該所定パラメータが高い第2ゲーム媒体が付与されるように第2抽選を実行する。また、ユーザUに第1抽選における10連の付与数が選択された場合、第1抽選で付与された10体の第1ゲーム媒体のうち最も所定パラメータが低い第1ゲーム媒体よりも当該所定パラメータが高い第2ゲーム媒体が付与されるように第2抽選を実行する。また、ユーザUに第1抽選における10連の付与数が選択された場合、第1抽選で付与された10体の第1ゲーム媒体のうちN番目(N:0より大きい自然数)の抽選結果として付与された第1ゲーム媒体よりも所定パラメータが高い第2ゲーム媒体が付与されるように第2抽選を実行する。
【0051】
第1抽選実行部11aは、
図7Aに示すように、所定パラメータ(レアリティ度)が異なる複数のゲーム媒体(レアリティ度1、レアリティ度2、レアリティ度3)の中からユーザUに付与する第1ゲーム媒体を決定する。
【0052】
第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、
図7Bに示すように、第1グループ(レアリティ度3)に含まれるゲーム媒体の中からユーザUに付与する第2ゲーム媒体を決定する。一方、第2抽選実行部11bは、第1タイミングが第2タイミング以降である場合、
図7Cに示すように、第1グループ(レアリティ度3)に含まれるゲーム媒体よりも所定パラメータ(レアリティ度)の低いゲーム媒体を含む第2グループ(レアリティ度1、レアリティ度2)の中から、ユーザUに付与する第2ゲーム媒体を決定する。
【0053】
つまり、第2抽選実行部11bは、第1ゲーム媒体(レアリティ度2)より所定パラメータ(レアリティ度)が高いゲーム媒体(レアリティ度3)を第1グループに含ませる一方、第1ゲーム媒体より所定パラメータが高いゲーム媒体(レアリティ度3)を第2グループに含ませない。
【0054】
第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行でユーザUに付与された第1ゲーム媒体の所定パラメータ(レアリティ度)に応じて、第1グループに含まれるゲーム媒体を決定する。
図7に示す例では、第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行でユーザUに付与された第1ゲーム媒体の所定パラメータ(レアリティ度)がレアリティ度2である場合(
図7Aを参照)、第1ゲーム媒体よりもレアリティ度が高い第2ゲーム媒体(レアリティ度3)が付与されるよう第2抽選を実行する(
図7Bを参照)。
【0055】
なお、第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行でユーザUに付与された第1ゲーム媒体の所定パラメータがレアリティ度3(第1抽選で付与可能なゲーム媒体の所定パラメータの中で最も高い値)である場合、第2の抽選では同等のレアリティ度3で第1グループを構成して第2抽選を実行しても良い。また、第2抽選実行部11bは、ユーザUに第2抽選における10連の付与数が選択された場合、第2抽選でN番目(N:0より大きい自然数)の抽選結果として付与される第2ゲーム媒体のレアリティ度を、第1抽選で付与された第1ゲーム媒体のレアリティ度より高くなるよう第2抽選を実行しても良い。また、第2抽選実行部11bは、ユーザUに第2抽選における10連の付与数が選択された場合、第2抽選で付与される10体の第2ゲーム媒体のうち少なくとも1体の第2ゲーム媒体のレアリティ度を、第1抽選で付与された第1ゲーム媒体のレアリティ度より高くなるよう第2抽選を実行しても良く、第2抽選で付与される10体の第2ゲーム媒体全てのレアリティ度を、第1抽選で付与された第1ゲーム媒体のレアリティ度より高くなるよう第2抽選を実行しても良い。
【0056】
ゲームプレイ条件通知部11cは、第1抽選の実行後に第1条件(例えば、第1ゲーム媒体のレアリティ度、ユーザUのユーザランク)に基づいて決定されるゲームプレイ条件を、ユーザ端末20ひいてはユーザUに通知する。これにより、ゲームプレイ条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザUに促すことができる。本実施形態では、第1条件としての第1ゲーム媒体のレアリティ度が所定値より高い場合、第1ゲーム媒体のレアリティ度が所定値よりも高くない場合と比べて、ゲームプレイ条件が難しくなるように決定される。ゲームプレイ条件通知部11cは、ユーザ端末20の表示部24に表示される抽選結果画面(
図8を参照)において、表示メッセージ54としてゲームプレイ条件(
図8に示す例では、△△を行うこと)を表示させる。
【0057】
抽選条件通知部11dは、第1抽選の実行後に第2条件(例えば、第1ゲーム媒体のレアリティ度、ユーザUのユーザランク)に基づいて決定される第2抽選の有利な抽選条件を、ユーザ端末20ひいてはユーザUに通知する。これにより、ゲームプレイ条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザUに促すことができる。本実施形態では、第2条件としての第1ゲーム媒体のレアリティ度が高い場合、第1ゲーム媒体のレアリティ度が高くない場合と比べて、第2抽選の抽選条件の有利度合いが小さくなるように決定される。
【0058】
図9は、本実施形態において、サーバ10が行う抽選処理(本発明の「情報処理方法」に相当)の一例を示すフローチャートである。
【0059】
まず、第1抽選実行部11aは、ユーザUに付与する第1ゲーム媒体(例えば、キャラクタ)を決定する第1抽選の実行要求を受け付ける(ステップS100)。
【0060】
次に、第1抽選実行部11aは、ユーザUに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する(ステップS110)。
【0061】
次に、第1抽選実行部11aは、第1抽選の実行結果として決定した第1ゲーム媒体を、ゲームにログイン中のユーザUに付与する(ステップS120)。
【0062】
次に、ゲームプレイ条件通知部11cは、第1条件(例えば、第1ゲーム媒体のレアリティ度、ユーザUのユーザランク)に基づいて決定されるゲームプレイ条件を、ユーザ端末20ひいてはユーザUに通知する(ステップS130)。
【0063】
次に、抽選条件通知部11dは、第2条件(例えば、第1ゲーム媒体のレアリティ度、ユーザUのユーザランク)に基づいて決定される第2抽選の有利な抽選条件を、ユーザ端末20ひいてはユーザUに通知する(ステップS140)。
【0064】
次に、第2抽選実行部11bは、ユーザUに付与する第2ゲーム媒体(例えば、キャラクタ)を決定する第2抽選の実行要求を受け付ける(ステップS150)。次に、第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早いか否かについて判定する(ステップS160)。
【0065】
判定の結果、第1タイミングが第2タイミングより早い場合(ステップS160、YES)、第2抽選実行部11bは、第1タイミングが第2タイミング以降である場合と比べて、ユーザUにとって有利な抽選条件で第2抽選を実行する(ステップS170)。
【0066】
最後に、第2抽選実行部11bは、ステップS170における第2抽選の実行結果として決定した第2ゲーム媒体を、ゲームにログイン中のユーザUに付与する(ステップS180)。ステップS180の処理が完了することによって、サーバ10は
図9に示す抽選処理を終了する。
【0067】
一方、第1タイミングが第2タイミング以降である場合(ステップS160、NO)、第2抽選実行部11bは、通常の抽選条件(すなわち、第1タイミングが第2タイミングより早い場合と比べて、ユーザUにとって有利でない抽選条件)で第2抽選を実行する(ステップS190)。なお、第2抽選の抽選条件が通常の抽選条件である例としては、第1の抽選において抽選対象となる複数のゲーム媒体を含むゲーム媒体群と抽選確率が同じである例(ガチャ台が第1の抽選と同じ場合)が挙げられ、第2の抽選が第1の抽選と異なるゲーム媒体群を抽選対象として含む場合は、第1の抽選の実行よりも前に第2の抽選に設定されているゲーム媒体群から変更しない例が挙げられる。また、第2抽選の抽選条件が有利な抽選条件であるとは、通常の抽選条件と比べて有利であり、その具体例としては、第2の抽選(通常)の抽選対象となるゲーム媒体群、各ゲーム媒体の抽選確率が第1の抽選と同じである場合、
図7のようにゲーム媒体群のうち所定のレアリティ度のゲーム媒体群で構成するグループでの抽選とする例や、第2の抽選が第1の抽選と異なるゲーム媒体群を抽選対象として含む場合は、第1の抽選の実行よりも前に第2の抽選に設定されているゲーム媒体群の中から所定のレアリティ度のゲーム媒体群で構成するグループでの抽選とする例が挙げられる。
【0068】
最後に、第2抽選実行部11bは、ステップS190における第2抽選の実行結果として決定した第2ゲーム媒体を、ゲームにログイン中のユーザUに付与する(ステップS200)。ステップS200の処理が完了することによって、サーバ10は
図9に示す抽選処理を終了する。
【0069】
以上詳しく説明したように、本実施形態では、サーバ10(情報処理装置)は、第1抽選実行部11aと第2抽選実行部11bとを備える。第1抽選実行部11aは、ユーザUに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する。第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、第1タイミングが第2タイミング以降である場合と比べて、ユーザUにとって有利な抽選条件でユーザUに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する。
【0070】
このように構成した本実施形態によれば、第2抽選の抽選条件が有利になることを目当てにして、第1抽選の実行後、ゲームプレイ条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザUに促すことができる。
【0071】
なお、上記実施形態において、ゲームプレイ条件は、複数のミッションを含み、第2抽選実行部11bは、第2タイミング前におけるミッションの達成状況(例えば、達成回数、達成割合)に応じて、第2抽選の抽選条件の有利度合いを変更しても良い。例えば、第2抽選実行部11bは、第2タイミング前におけるミッションの達成回数または達成割合が多くなるにつれて、第2抽選の抽選条件の有利度合いを高く変更する。さらに、第2抽選実行部11bは、複数のミッションのうち第2タイミング前に達成したミッションの数が第1回数(例えば、3回)である場合、第1回数よりも少ない1以上の第2回数(例えば、2回)である場合と比べて、第2抽選の抽選条件の有利度合いを高くしても良い。また、第2抽選実行部11bは、第2タイミング前に1つのミッションを達成した数が第1回数(例えば、3回)である場合、第1回数よりも少ない1以上の第2回数(例えば、2回)である場合と比べて、第2抽選の抽選条件の有利度合いを高くしても良い。
【0072】
また、上記実施形態において、第2抽選実行部11bは、ユーザUの第1パラメータ(例えば、ユーザランク、所有するオーブ数)に応じてゲームプレイ条件を変更しても良い。例えば、第2抽選実行部11bは、クエスト毎に難易度(低、中、高)の情報を対応付けて記憶部12に記憶しておき、ユーザUのユーザランクが高い場合、ゲームプレイ条件としてクエストプレイが示す難易度を高くする一方、ユーザUのユーザランクが低い場合、ゲームプレイ条件としてクエストが示す難易度を低くする。また、第2抽選実行部11bは、ユーザUが所有するオーブ数(第2抽選を実行するために必要なゲーム内価値(資産))が所定値以上である場合、ゲームプレイ条件としての第2抽選における抽選連続数を例えば10回とする一方、ユーザUが所有するオーブ数が所定値未満である場合、ゲームプレイ条件としての第2抽選における抽選連続数を例えば1回とする。
【0073】
また、上記実施形態において、第2抽選実行部11bは、ユーザUの第2パラメータ(例えば、ユーザランク)に応じて第2タイミング(有利な抽選条件となるか否かの基準タイミング)を変更しても良い。例えば、第2抽選実行部11bは、ユーザUのユーザランクが所定ランク以上である場合、第2タイミングを例えば、第1抽選の実行時期から起算して1日後に変更する(ゲームプレイ条件を成立しにくくする)一方、ユーザUのユーザランクが所定ランク未満である場合、第2タイミングを例えば、第1抽選の実行時期から起算して2日後に変更する(ゲームプレイ条件を成立しやすくする)。
【0074】
また、上記実施形態において、第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行でユーザUに付与された第1ゲーム媒体の所定パラメータ(例えば、レアリティ度)に応じてゲームプレイ条件を変更しても良い。例えば、第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行でユーザUに付与された第1ゲーム媒体のレアリティ度が高い場合、ゲームプレイ条件の難易度を高くする(ゲームプレイ条件を成立しにくくする)一方、第1ゲーム媒体のレアリティ度が低い場合、ゲームプレイ条件の難易度を低くする(ゲームプレイ条件を成立しやすくする)。
【0075】
また、上記実施形態において、第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行時期に基づく第2タイミング前において、第1時点(例えば、第1抽選の実行時期から起算して半日以内)におけるゲームプレイ条件と比べて、第1時点より後の第2時点(例えば、第1抽選の実行時期から起算して半日以降)におけるゲームプレイ条件が成立しやすくなるようにゲームプレイ条件を変更しても良い。つまり、第1抽選が実行された後、後の時間の方がゲームプレイ条件を成立しやすくする。例えば、第2抽選実行部11bは、第2タイミング前において、第1時点におけるゲームプレイ条件(クエストプレイのクリア)と比べて、第1時点より後の第2時点におけるゲームプレイ条件(クエストプレイのクリア)が成立しやすくなるようにゲームプレイ条件(クエストプレイ)の難易度を変更しても良い。その代わり、ゲームプレイ条件の成立容易性とのバランスをとる観点から、第2抽選実行部11bは、第1時点におけるゲームプレイ条件の成立に基づく第2抽選の抽選条件と比べて、第2時点におけるゲームプレイ条件の成立に基づく第2抽選の抽選条件の有利度合いを低下させても良い。つまり、第1抽選が実行された後、後の時間の方が第2抽選の抽選条件の有利度合いを低下させる。なお、第2抽選実行部11bは、第1時点までにユーザがゲームプレイ条件に挑戦し達成できなかった場合、ゲームプレイ条件を変更(例えば、ゲームプレイ条件が示すクエストの難易度を下げる等)しても良い。第2抽選実行部11bは、第1時点までにユーザがゲームプレイ条件に挑戦しなかった(対象のクエストをプレイしていない)場合は、ゲームプレイ条件を変更しなくても良い。また、第2抽選実行部11bは、第1時点までにユーザがゲームプレイ条件を達成できなかった場合に、ゲームプレイ条件に挑戦した回数に応じて、ゲームプレイ条件の変更度合いが変わるようにしても良く、挑戦した回数が多い場合の方が少ない場合よりもゲームプレイ条件を緩和(例えば、ゲームプレイ条件が示すクエストの難易度を下げる等)させても良い。
【0076】
また、上記実施形態において、ゲームプレイ条件通知部11cは、ユーザUにゲームプレイ条件をリマインドして積極的なゲームプレイをユーザUに促す観点から、第2タイミングから所定時間(例えば、1時間)前のタイミングにおいて、ゲームプレイ条件をユーザ端末20ひいてはユーザUに通知しても良い。
【0077】
なお、上記実施形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0078】
以下、上記実施形態における特徴的な機能およびその効果をまとめる。
【0079】
情報処理装置(サーバ10)は、第1抽選実行部11aと第2抽選実行部11bとを備える。第1抽選実行部11aは、ユーザUに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する。第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、第1タイミングが第2タイミング以降である場合と比べて、ユーザUにとって有利な抽選条件でユーザUに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する。
【0080】
このような構成とすることにより、第2抽選の抽選条件が有利になることを目当てにして、第1抽選の実行後、ゲームプレイ条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザUに促すことができる。
【0081】
第2抽選実行部11bは、第1タイミングが第2タイミングより早い場合、第1グループに含まれるゲーム媒体の中からユーザUに付与する第2ゲーム媒体を決定する一方、第1タイミングが第2タイミング以降である場合、第1グループに含まれるゲーム媒体よりも所定パラメータの低いゲーム媒体を含む第2グループの中から、ユーザUに付与する第2ゲーム媒体を決定する。
【0082】
このような構成とすることにより、第1タイミングが第2タイミングより早いか否かに応じて、ユーザUに付与する第2ゲーム媒体について所定パラメータで違いを与えることができる。
【0083】
第1抽選実行部11aは、所定パラメータが異なる複数のゲーム媒体の中からユーザUに付与する第1ゲーム媒体を決定する。第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行でユーザUに付与された第1ゲーム媒体の所定パラメータに応じて、第1グループに含まれるゲーム媒体を決定する。
【0084】
このような構成とすることにより、第1抽選の実行でユーザUに付与された第1ゲーム媒体の所定パラメータに応じて、第1グループ(有利な抽選条件)に含まれるゲーム媒体を好適に決定することができる。
【0085】
第2抽選実行部11bは、第1ゲーム媒体より所定パラメータが高いゲーム媒体を第1グループに含ませる一方、第1ゲーム媒体より所定パラメータが高いゲーム媒体を第2グループに含ませない。
【0086】
このような構成とすることにより、第1抽選の実行で付与された第1ゲーム媒体より所定パラメータが高いゲーム媒体を、第1グループ(有利な抽選条件)に含めて第2抽選を実行することができる。
【0087】
ゲームプレイ条件は、複数のミッションを含む。第2抽選実行部11bは、第2タイミング前におけるミッションの達成状況に応じて、第2抽選の抽選条件の有利度合いを変更する。
【0088】
このような構成とすることにより、第2タイミング前におけるミッション(ゲームプレイ条件)の達成状況に応じて、第2抽選の抽選条件の有利度合いを好適に変更することができる。
【0089】
第2抽選実行部11bは、複数のミッションのうち第2タイミング前に達成したミッションの数が第1回数である場合、第1回数よりも少ない1以上の第2回数である場合と比べて、第2抽選の抽選条件の有利度合いを高くする。
【0090】
このような構成とすることにより、第2タイミング前に達成したミッションの数が所定回数(第2回数)より多い場合、第2抽選の抽選条件の有利度合いを好適に高くすることができる。
【0091】
情報処理装置(サーバ10)は、ゲームプレイ条件通知部11cをさらに備える。ゲームプレイ条件通知部11cは、第1抽選の実行後に第1条件に基づいて決定されるゲームプレイ条件を、ユーザUに通知する。
【0092】
このような構成とすることにより、第1抽選の実行後にゲームプレイ条件をユーザUに通知し、ゲームプレイ条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザUに促すことができる。
【0093】
情報処理装置(サーバ10)は、抽選条件通知部11dをさらに備える。抽選条件通知部11dは、第1抽選の実行後に第2条件に基づいて決定される有利な抽選条件を、ユーザUに通知する。
【0094】
このような構成とすることにより、第1抽選の実行後に有利な抽選条件をユーザUに通知し、ゲームプレイ条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザUに促すことができる。
【0095】
第2抽選実行部11bは、ユーザUの第1パラメータに応じてゲームプレイ条件を変更する。
【0096】
このような構成とすることにより、ユーザUの第1パラメータに応じて第2抽選の実行条件(ゲームプレイ条件)を好適に変更することができる。
【0097】
第2抽選実行部11bは、ユーザUの第2パラメータに応じて第2タイミングを変更する。
【0098】
このような構成とすることにより、ユーザUの第2パラメータに応じて、第2タイミング(有利な抽選条件となるか否かの基準タイミング)を好適に変更することができる。
【0099】
第2抽選実行部11bは、第1抽選の実行でユーザUに付与された第1ゲーム媒体の所定パラメータに応じてゲームプレイ条件を変更する。
【0100】
このような構成とすることにより、第1抽選の実行でユーザUに付与された第1ゲーム媒体の所定パラメータに応じて、ゲームプレイ条件を好適に変更することができる。
【0101】
第2抽選実行部11bは、第2タイミング前において、第1時点におけるゲームプレイ条件と比べて、第1時点より後の第2時点におけるゲームプレイ条件が成立しやすくなるようにゲームプレイ条件を変更する。
【0102】
このような構成とすることにより、第2タイミング前において、第1時点におけるゲームプレイ条件と比べて、第1時点より後の第2時点におけるゲームプレイ条件を好適に成立しやすくすることができる。
【0103】
第2抽選実行部11bは、第1時点における第2抽選の抽選条件と比べて、第2時点における第2抽選の抽選条件の有利度合いを低下させる。
【0104】
このような構成とすることにより、ゲームプレイ条件の成立容易性とのバランスをとる観点から、第1時点における第2抽選の抽選条件と比べて、第1時点より後の第2時点における第2抽選の抽選条件の有利度合いを好適に低下させることができる。
【0105】
情報処理装置で実行される情報処理方法では、コンピュータが、ユーザUに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行し、コンピュータが、第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、第1タイミングが第2タイミング以降である場合と比べて、ユーザUにとって有利な抽選条件でユーザUに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する。
【0106】
このような構成とすることにより、第2抽選の抽選条件が有利になることを目当てにして、第1抽選の実行後、ゲームプレイ条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザUに促すことができる。
【0107】
情報処理装置で実行される情報処理プログラムは、コンピュータに、ユーザUに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する処理と、第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、第1タイミングが第2タイミング以降である場合と比べて、ユーザUにとって有利な抽選条件でユーザUに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する処理とを実行させる。
【0108】
このような構成とすることにより、第2抽選の抽選条件が有利になることを目当てにして、第1抽選の実行後、ゲームプレイ条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザUに促すことができる。
【符号の説明】
【0109】
1:投票システム、10:サーバ、11:制御部、11a:第1抽選実行部、11b:第2抽選実行部、11c:ゲームプレイ条件通知部、11d:抽選条件通知部、12:記憶部、13:通信部、14:操作入力部、15:モニタ、16:システムバス、20,20a,20b,20c:ユーザ端末、21:制御部、22:記憶部、23:通信部、24:表示部、25:スピーカ、26:マイク、27:カメラ、28:操作ボタン、29:システムバス、40:ゲームボタン、42:抽選ボタン、44:戻るボタン、50:画像、52:名前およびレアリティ度、54:表示メッセージ、U,U1,U2,U3:ユーザ
【要約】
【課題】抽選の実行条件を成立させるための積極的なゲームプレイをユーザに促すことが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、第1抽選実行部と第2抽選実行部とを備える。第1抽選実行部は、ユーザに付与する第1ゲーム媒体を決定する第1抽選を実行する。第2抽選実行部は、第1抽選の実行後にゲームプレイ条件が成立した第1タイミングが、第1抽選の実行時期に基づく第2タイミングより早い場合、第1タイミングが第2タイミング以降である場合と比べて、ユーザにとって有利な抽選条件でユーザに付与する第2ゲーム媒体を決定する第2抽選を実行する。
【選択図】
図6