特許7177440IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

有機セレン化合物を有効成分として含有する組成物に関する。より具体的には、本発明は、酸化ストレス低減と虚血性疾患予防、脂肪肝改善、耐糖能異常改善、脂質代謝異常を含むメタボリックシンドローム改善、メタボリックシンドロームに伴う障害の保護改善、発がん抑制、全身免疫能低下抑制、動脈硬化抑制、認知症予防と脳機能改善、角膜上皮細胞保護とドライアイ改善、および/または炎症抑制のための組成物、食品、食品組成物、および医薬組成物

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、有機セレン化合物であるセレノネインの健康機能性研究として、哺乳類細胞およびげっ歯類を用いて実際の生体への有効性を解析し、抗メタボリックシンドローム、発がん予防、虚血性疾患防御、認知症予防、ドライアイ改善、炎症抑制などの生体内で生じる酸化ストレス障害の改善やストレスの軽減効果を実証することを目的とする。それにより、セレノネインを含有する抗メタボリックシンドローム作用などの新規食品機能性を有するセレン化合物含有組成物を提供する。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、セレノネインの健康機能性を生化学的に解析したところ、セレン化合物含有組成物の摂取が、脳虚血に起因する脳障害から保護するストレス軽減とストレスによる障害の予防効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の有機セレン化合物は、従来、ラジカル消去活性に基づく抗酸化剤としての過酸化物やラジカルの発生を抑制する抗酸化能が知られているが、これまでに哺乳類の生体を用いた有効性の実証は公表されていなかった。ヒト細胞や生体への投与による有効性試験により抗がん、抗動脈硬化などが実証されつつあり、生活習慣病や老化による疾患の予防および改善などの新規用途に利用することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 セレノネイン標準品のセレン82のクロマトグラム(A)及び実施例1で得られたセレノネイン含有魚エキスのクロマトグラム(B)を示す。
【図2】 スナネズミに虚血ストレスを負荷後、自発運動量測定を行い、脳虚血再灌流の影響を検討し、このモデルにおける被験物質のセレン含有組成物(セレノネイン含有魚エキス)の効果を評価した図である。
【図3】 スナネズミに脳虚血再灌流を負荷後、Y字迷路試験を行い、脳虚血再灌流(7日目)の影響を検討し、このモデルにおける被験物質のセレン含有組成物(セレノネイン含有魚エキス)の効果を評価した図である。
【図4】 スナネズミに脳虚血再灌流を負荷後、Y字迷路試験を行い、脳虚血再灌流(14日目)の影響を検討し、このモデルにおける被験物質(のセレン含有組成物セレノネイン含有魚エキス)の効果を評価した図である。
【図5】 糖代謝異常のマウスにおけるセレン含有組成物の摂取によるメタボリックシンドロームの改善効果を検討した図である。
【図6】 糖代謝異常のマウスにおけるセレン含有組成物の摂取によるメタボリックシンドロームに伴う傷害からの改善効果を検討した図である。
【図7】 大腸がん原発巣モデルを用いたセレン含有組成物の摂取による抗がんおよび全身免疫能低下抑制の効果を検討した図である。
【図8】 大腸がん原発巣モデルを用いたセレン含有組成物の摂取による全身免疫能低下抑制の効果を検討した図である。
【図9】 Treg細胞の抑制に基づく、セレン含有組成物の摂取によるがんの再発を予防する効果を検討した図である。
【図10】 平滑筋細胞の遊走性の抑制に基づく、セレン含有組成物の摂取によるアテローム性動脈硬化の促進を抑制する効果を検討した図である。
【図11】 アミロイドβの毒性から細胞を防御するセレン含有組成物の摂取による効果を検討した図である。
【図12】 セレン含有組成物の摂取による乾燥ストレス後の生細胞数の変化を検討した図である。
【図13】 セレン含有組成物の摂取によるムチン遺伝子発現の変化を検討した図である。
【図14】 セレン含有組成物の摂取によるNFκ-B活性化を抑制する効果を検討した図である。

代表図 図1本件の代表的な図

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