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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-16
(45)【発行日】2022-11-25
(54)【発明の名称】商品情報提供システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20221117BHJP
   G10L 15/22 20060101ALI20221117BHJP
   G10L 13/00 20060101ALI20221117BHJP
   G06F 16/00 20190101ALI20221117BHJP
【FI】
G06Q30/02 470
G10L15/22 300Z
G10L13/00 100M
G06F16/00
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018182790
(22)【出願日】2018-09-27
(65)【公開番号】P2020052833
(43)【公開日】2020-04-02
【審査請求日】2021-07-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000002897
【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(72)【発明者】
【氏名】山田 雄幸
【審査官】塩田 徳彦
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/034028(WO,A1)
【文献】特開2014-109910(JP,A)
【文献】特開2018-106524(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0151352(US,A1)
【文献】中国実用新案第206711241(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G06F 16/90
G06F 16/00
G10L 15/22
G10L 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を取り扱う店内に設置され、前記店内に入店した ユーザが提示するサンプルに基づいて、前記ユーザとの間で対話をしながら前記ユーザに対して商品情報を提供する商品情報提供システムにおいて、
前記ユーザが提示する サンプルを撮影して画像データを得る撮影部と、音声を受けかつ発する音声部と、商品情報を表示する表示部とを有する商品検索端末と、
前記商品検索端末に接続されたサーバとを備え、
前記サーバは送受信部と、商品情報を格納する商品情報記憶部と、前記送受信部に接続され画像データおよび音声データを処理する画像、音声データ処理部と、前記画像、音声データ処理部で生成された画像データおよび音声データに基づいて、検索キーワードおよび特徴画像を生成するキーワード/特徴画像生成部とを有し、前記キーワード/特徴画像生成部で生成された検索キーワードおよび特徴画像に基づいて前記商品情報記憶部内の前記ユーザが提示するサンプルと同一の製造会社名および商品名を含む前記サンプルに対応する商品情報を読み出して前記画像、音声データ処理部へ送り、前記サンプルに対応する商品情報を前記表示部に表示する商品情報提供システム。
【請求項2】
前記商品検索端末の前記表示部は、3D表示部からなる、請求項1記載の商品情報提供システム。
【請求項3】
前記サーバに、前記サーバからの前記サンプルの画像データを受け、この画像データの解析結果を前記サーバに送る画像解析システムが接続される、請求項1または2記載の商品情報提供システム。
【請求項4】
前記サーバに、前記ユーザとの間の対話中の前記ユーザ側の会話文を受け、接客側の会話文を生成するチャットボットが接続される、請求項1乃至3のいずれか記載の商品情報提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、商品情報提供システムに係り、とりわけユーザが提示するサンプルに基づいて、ユーザとの間で対話をしながら商品情報を提供する商品情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
大型の書籍販売店には書籍の検索システムが導入され、この検索システムには、様々な書籍がジャンル別に分類して表示されている。そのため、ユーザがこの書籍の検索システムを用い、好みのジャンルを選択して書籍一覧を表示させることにより、好みに合った書籍を容易に探すことができるようになっている。
【0003】
また、書籍の検索システム上で、店内の情報をキーワードにより検索できるようになされた大型店も多い。このような書籍の検索システムを備えた大型店では、書籍に関連したキーワードを用いて店内を検索することにより、ユーザの好みに合った書籍をより簡単に探すことができるようになっている。
【0004】
しかしながら、上記の様な検索システムは様々な商品を販売しているモールのような大型店には導入されていない。また、キーワードにより商品情報を検索することは容易ではなく、特に不慣れなユーザにとっては検索が困難である。このような場合、ユーザとの間で対話をしながら商品情報を検索する技術も開発されている。しかしながら、この技術では対話の中味は定型の会話文からなり、ユーザとの間でスムーズな対話をすることはできない。
【0005】
他方、ユーザとしては自ら持ち込んだサンプルに基づいて商品情報を検索したい要望もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2014-182548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、ユーザとの間で自由な対話をしながら、かつユーザが提示するサンプルに基づいて商品情報を確実に検索することができる商品情報提供システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、ユーザが提示するサンプルに基づいて、前記ユーザとの間で対話をしながら前記ユーザに対して商品情報を提供する商品情報提供システムにおいて、サンプルを撮影して画像データを得る撮影部と、音声を受けかつ発する音声部と、商品情報を表示する表示部とを有する商品検索端末と、前記商品検索端末に接続されたサーバとを備え、前記サーバは送受信部と、商品情報を格納する商品情報記憶部と、前記送受信部に接続され画像データおよび/又は音声データを処理する画像、音声データ処理部と、前記画像、音声データ処理部で生成された画像データおよび/又は音声データに基づいて、検索キーワードおよび/又は特徴画像を生成するキーワード/特徴画像生成部とを有し、前記キーワード/特徴画像生成部で生成された検索キーワードおよび/又は特徴画像に基づいて前記商品情報記憶部内の商品情報を読み出して前記画像、音声データ処理部へ送る、商品情報提供システムである。
【0009】
本開示は、前記商品検索端末の前記表示部は、3D表示部からなる、商品情報提供システムである。
【0010】
本開示は、前記サーバに、前記サーバからの前記サンプルの画像データを受け、この画像データの解析結果を前記サーバに送る画像解析システムが接続される、商品情報提供システムである。
【0011】
本開示は、前記サーバに、ユーザとの間の対話中のユーザ側の会話文を受け、接客側の会話文を生成するチャットボットが接続される、商品情報提供システムである。
【発明の効果】
【0012】
本開示によれば、ユーザとの間で自由な対話をしながら、かつユーザが提示するサンプルに基づいて商品情報を容易かつ確実に検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は本実施形態による商品情報提供システムの機能構成例を示すブロック図。
図2図2は本実施形態による商品検索端末を示す図。
図3図3は本実施形態による商品情報提供システムの作用を示す図。
図4図4は本実施形態による商品情報提供システムの他の作用を示す図。
図5図5(a)(b)(c)は商品検索端末の表示部を示す図。
図6図6は本実施形態による商品情報提供システムの作用を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して商品情報提供システムについて説明する。
【0015】
ここで図1乃至図6は本実施の形態による商品情報提供システムを示す図である。
【0016】
まず図1により商品情報提供システムの概略について述べる。図11に示すように、商品情報提供システム10は、大型店内に設置され、ユーザPが提示するサンプルに基づいて、ユーザPとの間で対話をしながらユーザPに対して商品情報を提供するものである。
【0017】
このような商品情報提供システム10は、サンプル5を撮影して画像データ5aを得る撮影部(カメラ)12と、音声を発する音声部13と、商品情報を表示する表示部14とを有する商品検索端末11と、この商品検索端末11に接続されたサーバ20とを備えている。
【0018】
このうち商品検索端末11は図2に示すように商品検索端末本体11aと、商品検索端末本体11aの上方部に設けられたカメラからなる撮影部12を有し、商品検索端末本体11aの中央部に3D表示部からなる表示部14が設けられている。また商品検索端末本体11aの下方部に音声部13が設けられ、この音声部13は音声を発するスピーカと音声を受けるマイクとを含む。
【0019】
また商品検索端末11にはインターネット1を介してサーバ20が接続され、このサーバ20は送受信部21と、商品情報を格納する商品情報記憶部24と、サンプル画像の画像データおよび対話中の音声データを処理する画像、音声データ処理部22とを有する。またサーバ20は、画像、音声データ処理部22で生成された画像データおよび音声データに基づいて、検索キーワードおよび特徴画像を生成するキーワード/特徴画像生成部23を有する。またキーワード/特徴画像生成部23で生成された検索キーワードおよび特徴画像に基づいて、データ読み出し部25が商品情報記憶部24内の商品情報を読み出して画像、音声データ処理部22へ送るようになっている。
【0020】
またサーバ20には、インターネット1を介してサーバ20からのサンプル5の画像データ5aを受けて画像データ5aを画像解析し、画像データ5aの解析結果をサーバ20へ送る画像解析システム30が接続され、この画像解析システム30は外部サーバ30aを含む。
【0021】
さらにサーバ20には、インターネット1を介してユーザPとの間の対話中のユーザP側の会話文を受け、接客側の会話文を生成するチャットボットシステム32が接続され、このチャットボットシステム32は外部サーバ32aを含む。
【0022】
ところで商品情報提供システム10のサーバ20が備える画像、音声データ生成部22、キーワード/特徴画像生成部23、およびデータ読み出し部25の各機能は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、これらの各機能は、実際にはサーバ20内の記憶部26内に格納された、コンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶された商品情報提供用プログラムが動作することによって実現される。
【0023】
また商品情報記憶部24は、ユーザに提案する商品の情報を記憶する。商品情報記憶部24に記憶する商品情報は、例えば、商品名、商品属性(色、サイズ、男性用か女性用かの性別など)、商品画像、商品の説明文、価格などを含んでいる。
【0024】
またキーワード/特徴画像生成部23は、画像、音声データ処理部22で生成された画像データおよび音声データに基づいて検索キーワードおよび特徴画像を生成する。そしてキーワード/特徴画像生成部23で生成された検索キーワードおよび特徴画像に基づいて商品情報記憶部24内の商品情報がデータ読み出し部25により読み出される。そして、データ読み出し部25で読み出された商品情報は画像、音声データ処理部22へ送られて、表示部14で表示される画像データおよび音声部13から発せられる音声データが生成される。
【0025】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について図3、および図6のフローチャートにより説明する。
【0026】
まず大型店内に入ったユーザPは商品検索端末11の前に立ち、商品検索端末11との間で対話を開始する。
【0027】
具体的には、商品検索端末11にはサーバ20が接続され、このサーバ20にチャットボットシステム32が接続されている。ユーザPは対話中のユーザ側会話文を音声部13のマイクから商品検索端末11に送る。次にユーザ側会話文は商品検索端末11からサーバ20の送受信部21から画像、音声データ処理部22へ送られ、この画像、音声データ処理部22において音声データが生成されてチャットボットシステム32へ送られる。次にチャットボットシステム32では、ユーザ側会話文に回答する接客側会話文の音声データを生成し、この接客側会話文の音声データは画像、音声データ処理部22から送受信部21を介して商品検索端末11へ送られて、音声部13のスピーカからユーザPあてに接客側会話文が発せられる。
【0028】
このような手順を繰り返すことにより、ユーザPと商品検索端末11との間で対話が実行されて進められる。
【0029】
ところでユーザPと商品検索端末11との間で進行する対話文としては以下のものが挙げられる。
【0030】
ユーザP「ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」
商品検索端末11「いらっしゃいませ。どのようなご用件でしょうか?」(このとき表示部14に店員のアバター35が表示される(図5(a)参照))。
【0031】
ユーザP「これが壊れたんだけど、同一商品は売っている?」
このときユーザPはサンプル5を商品検索端末11の撮影部12に提示する。
【0032】
次に商品検索端末11は「少々お待ちください。」と音声を発して、対話を続ける。
【0033】
その後撮影部12はサンプル5を撮影して画像データ5aを得るとともに、撮影部12からの画像データ5aはサーバ20に送られる。画像データ5aは、次にサーバ20の送受信部21から画像、音声データ処理部22へ送られる。さらに画像データ5aはサーバ20から画像解析システム30に送られ、送られた画像データが解析されて特定の商品が特定される。画像解析システム30で解析結果はサーバ20の画像、音声データ処理部22へ送られる。
【0034】
次に画像、音声データ処理部22からユーザPと商品検索端末11との間の対話中におけるユーザ側会話文と、画像解析システム30で解析された画像データがキーワード/特徴画像生成部23へ送られ、このキーワード/特徴画像生成部23において検索キーワードおよび特徴画像が生成される。
【0035】
次にサーバ20のキーワード/特徴画像生成部23において生成されたキーワードに基づいて、データ読み出し部25により、商品情報記憶部24内の商品情報が読み出され、商品情報記憶部24内から読み出された商品情報が画像、音声データ処理部22へ送られる。次に画像、音声データ処理部22において、商品情報記憶部24内から読み出された商品情報に基づいて、商品情報に関する音声データおよび画像データが作成される。
【0036】
次にサーバ20の画像、音声データ処理部22で作成された商品情報に関する音声データおよび画像データは、サーバ20から商品検索端末11へ送られる。そして音声データは商品検索端末11の音声部13のスピーカから音声として外方へ発せられる。
【0037】
この場合、商品検索端末11は、音声部13のスピーカから「○○社製の××-△△ですね。生産終了してますが、後継商品があります。」と対話する。同時に商品検索端末11の表示部14から商品情報の画像データ5b、例えが商品の外観が外部へ表示される(図5(b)参照)。
【0038】
その後、ユーザPは「そうなんだ。ありがとう。」と言って対話を終了する。
【0039】
以上のように本実施の形態によれば、ユーザPは商品検索端末11との間でチャットボットシステム32により作成された対話を続けながら、サンプル5を撮影部12で撮影することにより得られた画像データを用いて必要な商品情報を容易かつ確実に得ることができる。
【0040】
なお、商品検索端末11の表示部14から商品情報の画像データ5bを表示する例を示したが、これに限らず商品検索端末11の表示部14から商品情報の画像データ5bを他の背景5cと組み合わせてAR表示(Argumented Reality表示)の形態で表示してもよい(図5(c)参照)。
【0041】
次にこのような構成からなる本実施の形態の他の作用について図4、および図6のフローチャートにより説明する。
【0042】
まず大型店内に入ったユーザPは商品検索端末11の前に立ち、商品検索端末11との間で対話を開始する。
【0043】
具体的には、商品検索端末11にはサーバ20が接続され、このサーバ20にチャットボットシステム32が接続されている。ユーザPは対話中のユーザ側会話文を音声部13のマイクから商品検索端末11に送る。次にユーザ側会話文は商品検索端末11からサーバ20の送受信部21から画像、音声データ処理部22へ送られ、この画像、音声データ処理部22において音声データが生成されてチャットボットシステム32へ送られる。次にチャットボットシステム32では、ユーザ側会話文に回答する接客側会話文の音声データを生成し、この接客側会話文の音声データは画像、音声データ処理部22から送受信部21を介して商品検索端末11へ送られて、音声部13のスピーカからユーザPあてに接客側会話文が発せられる。
【0044】
このような手順を繰り返すことにより、ユーザPと商品検索端末11との間で対話が実行されて進められる。
【0045】
ところでユーザPと商品検索端末11との間で進行する対話文としては以下のものが挙げられる。
【0046】
ユーザP「ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」
商品検索端末11「いらっしゃいませ。どのようなご用件でしょうか?」(このとき表示部14に店員のアバター35が表示される(図5(a)参照))。
【0047】
ユーザP「この商品の裏側がみたいんだけど。」
このときユーザPはサンプル5を商品検索端末11の撮影部12に提示する。
【0048】
次に商品検索端末11は「少々お待ちください。」と音声を発して、対話を続ける。
【0049】
その後撮影部12はサンプル5を撮影して画像データ5aを得るとともに、撮影部12からの画像データ5aはサーバ20に送られる。画像データ5aは、次にサーバ20の送受信部21から画像、音声データ処理部22へ送られる。さらに画像データ5aはサーバ20から画像解析システム30に送られ、送られた画像データが画像解析システム30内で解析されて特定の商品が特定される。画像解析システム30で解析結果はサーバ20の画像、音声データ処理部22へ送られる。
【0050】
次に画像、音声データ処理部22からユーザPと商品検索端末11との間の対話中におけるユーザ側会話文と、画像解析システム30で解析された画像データがキーワード/特徴画像生成部23へ送られ、このキーワード/特徴画像生成部23において検索キーワードおよび特徴画像が生成される。
【0051】
次にサーバ20のキーワード/特徴画像生成部23において生成されたキーワードに基づいて、データ読み出し部25により、商品情報記憶部24内の商品情報が読み出され、商品情報記憶部24内から読み出された商品情報が画像、音声データ処理部22へ送られる。次に画像、音声データ処理部22において、商品情報記憶部24内から読み出された商品情報に基づいて、商品情報に関する音声データおよび画像データが作成される。
【0052】
次にサーバ20の画像、音声データ処理部22で作成された商品情報に関する音声データおよび画像データは、サーバ20から商品検索端末11へ送られる。そして音声データは商品検索端末11の音声部13のスピーカから音声として外方へ発せられる。
【0053】
この場合、商品検索端末11は、音声部13のスピーカから「○○社製の××-△△ですね。マニュアル表示します。」と対話する。同時に商品検索端末11の表示部14から商品情報の画像データ5b、例えが商品のマニュアルが外部へ表示される。
【0054】
その後、ユーザPは「そうなんだ。ありがとう。」と言って対話を終了する。
【0055】
以上のように本実施の形態によれば、ユーザPは商品検索端末11との間でチャットボットシステム32により作成された対話を続けながら、サンプル5を撮影部12で撮影することにより得られた画像データを用いて必要な商品情報を容易かつ確実に得ることができる。なお、上記の実施の形態において、画像、音声データ処理部22で生成された画像データおよび音声データに基づいて、検索キーワードおよび特徴画像を生成し、この検索キーワードおよび特徴画像に基づいて商品情報記憶部24内の商品情報を検索して読み出し画像、音声データ処理部22へ送る例を示したが、これに限らず、画像、音声データ処理部22で生成された画像データ及び音声データのいずれかのデータに基づいて、検索キーワード又は特徴画像を生成し、この検索キーワード又は特徴画像に基づいて前記商品情報記憶部24内の商品情報を検索して読み出し、前記画像、音声データ処理部22へ送ってもよい。
【符号の説明】
【0056】
1 インターネット
5 サンプル
5a、5b 画像データ
10 商品情報提供システム
11 商品検索端末
12 撮影部
13 音声部
14 表示部
20 サーバ
21 送受信部
22 画像、音声データ処理部
23 キーワード/特徴画像生成部
24 商品情報記憶部
25 データ読み出し部
26 記憶部
30 画像解析システム
32 チャットボットシステム
図1
図2
図3
図4
図5
図6