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特許7178060看板基盤の業務処理装置及び業務処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-16
(45)【発行日】2022-11-25
(54)【発明の名称】看板基盤の業務処理装置及び業務処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20120101AFI20221117BHJP
   G06Q 10/06 20120101ALI20221117BHJP
【FI】
G06Q10/10 310
G06Q10/06 302
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2021091773
(22)【出願日】2021-05-31
(65)【公開番号】P2022161785
(43)【公開日】2022-10-21
【審査請求日】2021-05-31
(31)【優先権主張番号】10-2021-0046707
(32)【優先日】2021-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0062822
(32)【優先日】2021-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517245442
【氏名又は名称】デルタ ピーディーエス カンパニー,リミテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】517245383
【氏名又は名称】チェ,ジェ ホ
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジェ ホ
【審査官】宮地 匡人
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-018526(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107886300(CN,A)
【文献】特開2021-018794(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2018-0081021(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサー、メモリー、使用者入出力部、及びネットワーク入出力部を含む業務処理装置であって、
前記プロセッサーが、所定のプログラムを実行することで機能する、看板ボード処理部、看板カード生成部、看板カード処理部、業務対話ルーム処理部、及びリマインダー管理部を含み、
前記看板ボード処理部は、全体プロジェクトに対応した看板ボードを生成し、
前記看板カード生成部は、前記 看板ボードで業務プロジェクトの生成を検出して看板カードを生成
前記看板カード処理部は、 前記看板カードに前記業務プロジェクトに関する業務対話ルーム専用コンテナを挿入
前記業務対話ルーム処理部は、 前記業務対話ルーム専用コンテナに業務対話ルームを生成して前記業務対話ルームを通じて業務参加者間で業務メッセージが共有されるように
前記リマインダー管理部は、 前記看板カードの業務内容に関するリマインダーメッセージを生成して前記業務対話ルームを通じて共有されるようにし、
前記業務処理装置は、前記看板ボードを通じて業務進行状態によって区分された前記看板カードを視覚化して表示ることを特徴とする看板基盤の業務処理装置。
【請求項2】
前記看板カード処理部は、
前記看板カードに前記業務プロジェクトに関する業務ノート専用コンテナを挿入することを特徴とする請求項1に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項3】
前記業務ノート専用コンテナに業務ノートを生成して前記業務参加者間で基本的な業務を共有する業務ノート処理部をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項4】
前記業務ノート処理部は、
前記業務対話ルームにアップロードされたファイルメッセージを検出して、前記ファイルメッセージ上のファイル基盤業務ノートを生成することを特徴とする請求項3に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項5】
前記業務対話ルーム処理部は、
前記業務ノートの生成を検出して前記業務対話ルーム専用コンテナに前記業務ノートに関連する業務ノート基盤業務対話ルームを生成し、前記業務参加者間で前記業務ノートに関する個別メッセージを共有できるようにすることを特徴とする請求項3に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項6】
前記業務対話ルーム処理部は、
前記業務ノート基盤業務対話ルームを通じて業務ノート基盤業務客体が生成されると、前記業務ノート基盤業務客体に関するシステムメッセージを自動で生成して前記業務ノート基盤業務対話ルームを通じて前記システムメッセージが共有されるようにすることを特徴とする請求項5に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項7】
前記看板カード処理部は、
前記看板カードに業務客体に関する業務客体専用コンテナを挿入することを特徴とする請求項1に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項8】
前記業務客体専用コンテナに前記業務メッセージにある業務指示者、業務処理者、及び業務内容で構成された業務客体を生成し、前記業務対話ルームに前記業務客体を提供して前記業務参加者間で指示的な業務が共有されるようにする業務客体処理部をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項9】
前記業務客体処理部は、
対話メッセージ、業務メッセージ、又はシステムメッセージの内、特定業務参加者を指定したメッセージに基づいて業務客体を生成することを特徴とする請求項8に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項10】
前記業務客体処理部は、
業務ノート基盤業務対話ルームを通じて生成された業務ノート基盤業務客体を前記業務客体専用コンテナに生成することを特徴とする請求項8に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項11】
前記業務対話ルーム処理部は、
前記看板カードの業務状態変更を検出してカード状態変更に関するシステムメッセージを自動で生成し、前記業務対話ルームを通じて共有されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項12】
前記業務対話ルーム処理部は、
アクセス権限のない外部使用者が前記業務対話ルームに招待された場合、前記外部使用者に前記業務対話ルームに関連する前記看板ボード、前記看板カード、又は前記業務ノートへの制限されたアクセス権限を与えることを特徴とする請求項に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項13】
前記リマインダー管理部は、
前記業務内容に関する業務日程に基づいてシステムメッセージとして前記リマインダーメッセージを生成し、前記業務対話ルームを通じて前記システムメッセージが共有されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項14】
前記リマインダー管理部は、
前記業務参加者の内の少なくとも一部に関して、業務ノートの周期的な生成要請又は業務客体の業務フロー基盤業務締切期限をリマインダー条件に設定して、前記リマインダーメッセージを生成することを特徴とする請求項1に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項15】
前記リマインダー管理部は、
前記業務ノートの生成によって生成周期を新規に設定して、前記業務ノートの生成周期ごとに同じリマインダーメッセージの進行回数を反映して前記リマインダーメッセージを更新することを特徴とする請求項14に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項16】
前記リマインダー管理部は、
前記看板カードが独立した業務締切期限をそれぞれ有する複数の業務を含む場合、前記複数の業務それぞれに関連するリマインダーメッセージを生成して前記業務対話ルームを通じて共有されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項17】
前記リマインダー管理部は、
前記複数の業務が業務順序によって順次連結された場合、前記業務順序を反映したリマインダーメッセージを統合的に生成して前記業務対話ルームを通じて共有されるようにすることを特徴とする請求項16に記載の看板基盤の業務処理装置。
【請求項18】
プロセッサー、メモリー、入出力手段、及びネットワーク入出力手段を含む業務処理装置において、
前記プロセッサーが、
全体プロジェクトに対応した看板ボードを生成する段階と、
前記看板ボードで業務プロジェクトの生成を検出して看板カードを生成する段階と、
前記看板カードに前記業務プロジェクトに関する業務対話ルーム専用コンテナを挿入する段階と、
前記業務対話ルーム専用コンテナに業務対話ルームを生成して前記業務対話ルームを通じて業務参加者間で業務メッセージが共有されるようにする段階と、
前記看板カードの業務内容に関するリマインダーメッセージを生成して前記業務対話ルームを通じて共有されるようにする段階と、を含み、
前記業務処理装置は、前記看板ボードを通じて業務進行状態によって区分された前記看板カードを視覚化して表示させることを特徴とする看板基盤の業務処理装置で遂行される業務処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務処理及び管理技術に関し、より詳細には、看板ボード又は看板ボード内の看板カードに対する業務対話ルームなどの業務参加者間のコミュニケーション手段を提供して業務遂行を効果的に支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、インターネットメッセンジャーは、使用者間の文字又はグラフィックを含むメッセージを伝達するアプリケーションに該当し、複数の使用者が参加するチャットルームで具現される。一実施形態において、インターネットメッセンジャーは、モバイル環境(例えば、携帯電話)で遂行されるモバイルメッセンジャーを含み、例えば、カカオトーク(登録商標)、LINE(登録商標)、ウィーチャット、フェイスブック(登録商標)メッセンジャーなどを含む。そして業務の管理と進行において、このようなインターネットメッセンジャーが多様に活用されている状況である。
【0003】
看板ボード(Kanban board)は、個人的又は組織的なレベルで作業を管理するための看板を具現するために使用される道具の中の1つである。また、看板ボードは、各業務段階及び各業務段階の下位業務を平面状に羅列して視覚化したボードである。看板ボードは、上位業務の全体プロセスの各段階を一方向に羅列して作業項目表現のためにカードを使用する。看板ボードに用いられるカードを看板カードと言う。例えば、看板カードが業務段階別に左側から右側に移動するにつれて業務の進行状況を示す。
【0004】
ここで、「看板」は、ソフトウェア開発プロセスの1つであって、開発者に過度な負荷を与えることなく、適時に商品を市場に出荷するようにする開発方法論に由来した概念である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】韓国公開特許第10-2017-0040928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、業務の進行に合わせて生成及び共有されるシステムメッセージとリマインダーを通じて業務フローを容易に把握することで業務の効率性を向上させる看板基盤の業務処理装置及び業務処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による看板基盤の業務処理装置は、看板ボードで業務プロジェクトの生成を検出して看板カードを生成する看板カード生成部と、前記看板カードに前記業務プロジェクトに関する業務対話ルーム専用コンテナを挿入する看板カード処理部と、前記業務対話ルーム専用コンテナに業務対話ルームを生成して前記業務対話ルームを通じて業務参加者間で業務メッセージが共有されるようにする業務対話ルーム処理部と、前記看板カードの業務内容に関するリマインダーメッセージを生成して前記業務対話ルームを通じて共有されるようにするリマインダー管理部と、を含むことを特徴とする。
【0008】
前記看板カード処理部は、前記看板カードに前記業務プロジェクトに関する業務ノート専用コンテナを挿入し得る。
前記業務処理装置は、前記業務ノート専用コンテナに業務ノートを生成して前記業務参加者間で基本的な業務を共有する業務ノート処理部をさらに含むことが好ましい。
前記業務ノート処理部は、前記業務対話ルームにアップロードされたファイルメッセージを検出して前記ファイルメッセージ上のファイル基盤業務ノートを生成し得る。
前記業務対話ルーム処理部は、前記業務ノートの生成を検出して前記業務対話ルーム専用コンテナに前記業務ノートに関連する業務ノート基盤業務対話ルームを生成し、前記業務参加者間で前記業務ノートに関する個別メッセージを共有できるようにし得る。
前記業務対話ルーム処理部は、前記業務ノート基盤業務対話ルームを通じて業務ノート基盤業務客体が生成されると、前記業務ノート基盤業務客体に関するシステムメッセージを自動で生成して前記業務ノート基盤業務対話ルームを通じて前記システムメッセージが共有されるようにし得る。
【0009】
前記看板カード処理部は、前記看板カードに業務客体に関する業務客体専用コンテナを挿入し得る。
前記業務処理装置は、前記業務客体専用コンテナに前記業務メッセージにある業務指示者、業務処理者、及び業務内容で構成される業務客体を生成し、前記業務対話ルームに前記業務客体を提供して前記業務参加者間で指示的な業務が共有されるようにする業務客体処理部をさらに含むことが好ましい。
前記業務客体処理部は、対話メッセージ、業務メッセージ、又はシステムメッセージの内の特定業務参加者を指定したメッセージに基づいて業務客体を生成し得る。
前記業務客体処理部は、業務ノート基盤業務対話ルームを通じて生成された業務ノート基盤業務客体を前記業務客体専用コンテナに生成し得る。
【0010】
前記業務対話ルーム処理部は、前記看板カードの業務状態変更を検出してカード状態変更に関するシステムメッセージを自動で生成し、前記業務対話ルームを通じて共有されるようにし得る。
前記業務対話ルーム処理部は、アクセス権限のない外部使用者が前記業務対話ルームに招待された場合、前記外部使用者に前記業務対話ルームに関連する前記看板ボード、前記看板カード、又は前記業務ノートへの制限されたアクセス権限を与え得る。
前記リマインダー管理部は、前記業務内容に関する業務日程に基づいてシステムメッセージとして前記リマインダーメッセージを生成し、前記業務対話ルームを通じて前記システムメッセージが共有されるようにし得る。
前記リマインダー管理部は、前記業務参加者の内の少なくとも一部に関して、業務ノートの周期的な生成要請又は業務客体の業務フロー基盤業務締切期限をリマインダー条件に設定して、前記リマインダーメッセージを生成し得る。
前記リマインダー管理部は、前記業務ノートの生成によって生成周期を新規で設定して、前記業務ノートの生成周期ごとに同じリマインダーメッセージの進行回数を反映して前記リマインダーメッセージを更新し得る。
【0011】
前記リマインダー管理部は、前記看板カードが独立した業務締切期限をそれぞれ有する複数の業務を含む場合、前記複数の業務それぞれに関連するリマインダーメッセージを生成して前記業務対話ルームを通じて共有されるようにし得る。
前記リマインダー管理部は、前記複数の業務が業務順序によって順次連結された場合、前記業務順序を反映したリマインダーメッセージを統合的に生成して前記業務対話ルームを通じて共有されるようにし得る。
【0012】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による、看板基盤の業務処理装置で遂行される業務処理方法は、看板ボードから業務プロジェクトの生成を検出して看板カードを生成する段階と、前記看板カードに前記業務プロジェクトに関する業務対話ルーム専用コンテナを挿入する段階と、前記業務対話ルーム専用コンテナに業務対話ルームを生成して前記業務対話ルームを通じて業務参加者間で業務メッセージが共有されるようにする段階と、前記看板カードの業務内容に関するリマインダーメッセージを生成して前記業務対話ルームを通じて共有されるようにする段階と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、使用者は看板ボードを通じて進行中であるプロジェクトに対する経過を一目で把握でき、看板カードに関連する固有対話ルームと業務ノートに関連する個別対話ルームを通じて、各業務に対するフィードバックと補完を効果的に遂行することができ、業務進行によって生成されて共有されるシステムメッセージとリマインダーを通じて業務フローを容易に把握することで業務の効率を向上させることができる。
【0014】
特に、このような過程を通じて看板カードに関連する対話ルーム内で共有されるシステムメッセージとリマインダーは業務の進行に合せて状態変更や遅延に関する情報を適時に提供して業務参加者の業務遂行が円滑に行われるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態による業務処理システムを説明する図である。
図2図1の業務処理装置のシステム構成を説明する図である。
図3図1の業務処理装置の機能的構成を説明する図である。
図4】本発明の一実施形態による看板基盤の業務処理方法を説明するフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態による看板ボードの一例を説明する図である。
図6】本発明の一実施形態による看板カードの一例を説明する図である。
図7a】本発明の一実施形態による業務対話ルーム及びリマインダー共有過程を説明する図である。
図7b】本発明の一実施形態による業務対話ルーム及びリマインダー共有過程を説明する図である。
図8】本発明の一実施形態による看板基盤の業務処理方法の一例を説明するフローチャートである。
図9】本発明の一実施形態によるリマインダー共有過程の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明に関する説明は構造的乃至機能的説明のための実施形態に過ぎないので、本発明の技術範囲は本明細書で説明する実施形態によって限定されない。即ち、実施形態は多様に変更が可能で多様な形態を有することができるので、本発明の技術範囲は技術的思想を実現できる均等物を含む。また、本明細書で示される目的又は効果は特定の実施形態がそれを全部含むか、そのような効果だけを含むという意味ではなく、本発明の技術範囲はこれにより限定されない。
【0017】
一方、本明細書に記載される用語の意味は次のように理解されるべきである。
「第1」、「第2」などの用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別するためのものであって、これらの用語により技術範囲は限定されない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名され、これと同様に第2構成要素も第1構成要素と命名される。
【0018】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いると記載された場合、その他の構成要素に直接的に連結されるか、中間に他の構成要素が存在する。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いると記載された場合、中間に他の構成要素は存在しない。一方、構成要素間の関係を説明する他の表現、即ち、「~間」と「~直に~間に」又は「~に隣り合う」と「~に直接隣り合う」なども同様に解釈される。
【0019】
単数の表現は文脈上明白に異なると定義しない限り、複数の表現を含み、「含む」又は「有する」などの用語は実施された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しない。
【0020】
各段階において識別符号(例えば、a、b、cなど)は、説明の便宜のために用いられるものであって、識別符号は各段階の順序を示すものではなく、各段階は文脈上明白に特定の順序で記載されない限り、明記された順序と異なって行われ得る。即ち、各段階は明記された順序と同様に行われるか、実質的に同時に行われるか、逆の順序で行われる。
【0021】
本発明は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体にコンピュータが読み取れるコードとして具現され、コンピュータ読み取利可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取れるデータが保存される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータが読み取れる記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ保存装置などがある。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータが読み取れるコードが保存されて実行される。
【0022】
本明細書で用いられる全ての用語は特に定義されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者にとって一般的に理解されるものと同様の意味を有する。一般的に用いられる、事前に定義されている用語は関連技術の文脈上有する意味と一致するものであり、本明細書中で明白に定義しない限り、理想的であるか、過度に形式的な意味を有するものであると解釈されない。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態による業務処理システムを説明する図である。
【0024】
図1を参照すると、業務処理システム(100)は、複数の使用者端末(110)及び業務処理装置(130)を含む。
【0025】
本発明の一実施形態において、複数の使用者は1つ以上の使用者グループに含まれる。1つ以上の使用者グループは、第1使用者グループ、第2使用者グループなどと称される。一人の使用者が1つ以上の使用者グループに含まれる。
【0026】
第1使用者端末(110a)は、第1使用者の端末である。第2使用者端末(110b)は第2使用者の端末、第3使用者端末(110c)は第3使用者の端末、第4使用者端末(110d)は第4使用者の端末にそれぞれ対応する。
【0027】
ここで、第1使用者~第4使用者は、業務参加者として1つ以上の看板ボード(Kanban board)に共同で参加する。1つの看板ボードを通じて進行される業務に対して、第1使用者~第4使用者の内の1人以上の使用者は業務指示者であり、他の1人以上の使用者は業務処理者である。業務指示者と業務処理者を除いた業務参加者は業務関連者に分類される。
【0028】
第1使用者~第4使用者が参加する共同の全体プロジェクトがあり、全体プロジェクトは看板ボードを通じて段階別に進行される。そして、全体プロジェクトに含まれるか、又は従属する多数の業務プロジェクトが存在する。また、各業務プロジェクトに含まれるか、又は従属する下位の業務が1つ以上存在し、このような下位業務として業務プロジェクトを推進する過程で発生する大小の業務は本発明の実施形態では業務客体(又はタスク)と称される。
【0029】
このような業務客体(task object)は、看板カードにアップロードされて管理される。即ち、看板カードを通じて1つの業務プロジェクトがそれぞれ段階的に進行され、業務プロジェクトに従属する個々の業務客体は看板カードにアップロードされる業務ノートを通じて遂行されて管理される。そして、ここで業務プロジェクトの進行経過や状態などを段階的に分類したものを業務進行段階と称する。
【0030】
業務進行段階は、例えば、PDCAサイクルによって進行中、確認中、補完中、補完完了などに区分される。PDCAサイクル(PDCA cycle)は、業務遂行と成果を高めるための体系的かつ効率的な業務管理手法として知られている。Pは、プラン(plan)設定、即ち、プロジェクト(又は業務)の目標を設定してその実現のための具体的な戦略と活動計画を設定することを意味する。そして、Dは、業務遂行(do)、即ち、計画が設定された事項に対して、規定、指針、標準などに従って実際に業務を処理することを意味する。そして、Cは、確認(check)、即ち、Dの業務遂行結果を確認した後、それを分析して評価して、初めに設定された目標との差を点検して、改善するか、是正する部分を探す段階である。そして、Aは、実行(act)を意味し、前のC段階で確認された問題点と改善点などを反映して既存の業務遂行結果を修正するか、業務内容を再度処理するなど、改善と補完のために必要な事項を実行する段階である。
【0031】
即ち、業務指示者によって看板カードに業務指示内容がアップロードされると(Plan、P)、看板カードの業務進行段階は「進行中」となる。また、業務指示内容に従って業務処理者が業務を処理した後、その結果として業務処理内容をアップロードすると(Do、D)、看板カードの業務進行段階は「確認中」となる。この時、業務指示者又は業務処理者により入力される業務関連内容は、業務ノートとして記録されて、看板カードにアップロードされ、それぞれ看板カードのカード状態を変更させる。また、業務ノートに従属する業務関連内容は、業務客体、即ち、タスクとして生成されて業務ノートに関連付けて管理され、業務客体の更新はそれぞれ関連付けられた業務ノートと看板カードの更新に継続される。
【0032】
さらに、「確認中」である看板カードに対して、業務指示者が業務処理内容を確認して(Check、C)、業務を終了させる。この場合、看板カードの業務進行段階は「終了」となる。一方、業務指示者が業務処理内容を確認した後、業務処理内容に対して業務補完を要請する。このように業務補完要請又は業務補完指示が業務指示者により看板カードにアップロードされると、看板カードの業務進行段階は「補完中」となって、看板カードのカード状態も共に変更される。
【0033】
業務処理者が業務補完指示の内容に従って業務処理内容を補完して(Act、A)、業務補完内容が業務処理者により看板カードにアップロードされた場合、又はアップロードされた業務補完内容が業務指示者により確認された場合、看板カードの業務進行段階は「補完完了」に設定される。そして、それぞれの看板カードは業務進行段階によって分類されて看板ボード内に配列される。
【0034】
業務処理装置(130)は、少なくとも1つの使用者端末(110)にネットワークを通じて連結されるコンピュータ装置に該当する。一実施形態において、業務処理装置(130)は、1人の使用者と関連する他の使用者が構成員、即ち、業務参加者として含まれる少なくとも1つ以上の使用者グループを管理する。
【0035】
一実施形態において、業務処理装置(130)は、使用者端末(110)に設置された(installed)共有フォルダーエージェントを通じて使用者端末(110)に連結される。ここで、共有フォルダーエージェントは、使用者端末(110)に設置されると、使用者端末(110)の承認の下で使用者端末(110)と業務処理装置(130)が相互連動するようにするソフトウェアであるエージェントプログラムに該当する。
【0036】
共有の対象となるフォルダーやファイルは、業務処理装置(130)が提供する共有フォルダー内に位置するが、これに限定されない。共有の対象となるフォルダーやファイルは、業務処理装置(130)が提供する共有フォルダー又はファイル共有者の個人フォルダーに位置する。
【0037】
使用者端末(110)は、業務処理装置(130)にネットワークを通じて連結されるコンピュータ装置に該当し、例えば、デスクトップ、ノートパソコン、タブレットPC、又はスマートフォンなどで具現された端末である。
【0038】
一実施形態において、使用者端末(110)の内の少なくとも1つはモバイル端末であり、業務処理装置(130)にセルラー通信又はワイファイ通信を通じて連結される。他の実施形態において、使用者端末(110)の内の少なくとも1つはデスクトップであり、業務処理装置(130)にインターネットを通じて連結される。
【0039】
図2は、図1の業務処理装置のシステム構成を説明する図である。
【0040】
図2を参照すると、業務処理装置(130)は、プロセッサー(210)、メモリー(230)、使用者入出力部(250)、及びネットワーク入出力部(270)を含む。
【0041】
プロセッサー(210)は、本発明の一実施形態による業務日程表示プロシージャを実行し、この過程で読み取られるか又は作成される(書き込まれる)メモリー(230)を管理し、メモリー(230)にある揮発性メモリーと不揮発性メモリーとの間の同期化時間をスケジューリングする。
【0042】
プロセッサー(210)は、業務処理装置(130)の動作全般を制御し、メモリー(230)、使用者入出力部(250)、及びネットワーク入出力部(270)に電気的に連結されて、これらの間のデータの流れを制御する。プロセッサー(210)は、業務処理装置(130)のCPU(Central Processing Unit)として具現される。プロセッサー(210)のより具体的な動作内容については下記の図3を参照して詳細に説明する。
【0043】
メモリー(230)は、SSD(Solid State Disk)又はHDD(Hard Disk Drive)のような不揮発性メモリーで具現されて、業務処理装置(130)に必要なデータ全般を保存するのに用いられる補助記憶装置を含み、RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリーで具現された主記憶装置を含む。このように、メモリー(230)は、揮発性及び不揮発性メモリーで具現され、もし不揮発性メモリーで具現される場合は、ハイパーリンクによって連結される。
【0044】
使用者入出力部(250)は、使用者入力を受信するための環境及び使用者に特定情報を出力するための環境を含み、例えば、マウス、トラックボール、タッチパッド、グラフィックタブレット、スキャナー、タッチスクリーン、キーボード、又はポインティング装置のようなアダプターを含むか、これに連結される入力装置及びモニター又はタッチスクリーンのようなアダプターを含む出力装置を含む。一実施形態において、使用者入出力部(250)は、リモートアクセスを通じてアクセスされるコンピュータ装置に該当し、そのような場合、業務処理装置(130)はサーバーとしての役割を遂行する。
【0045】
ネットワーク入出力部(270)は、ネットワークを通じて使用者端末(110)に連結するための環境を含み、例えば、LAN(Local Area Network)通信のためのアダプターを含む。
【0046】
図3は、図1の業務処理装置の機能的構成を説明する図である。
【0047】
図3を参照すると、業務処理装置(130)のプロセッサー(210)は、看板ボード処理部(310)、看板カード生成部(320)、看板カード処理部(330)、業務ノート処理部(340)、業務対話ルーム処理部(350)、業務客体処理部(360)、リマインダー管理部(370)、及び制御部(図3に図示されない)を含む。
【0048】
但し、本発明の実施形態によるプロセッサー(210)は、上記の構成部を同時に全部含むものはなく、それぞれの実施形態によって上記の構成部の内の一部を省略することができ、プロセッサー(210)は上記の構成部の内の一部又は全部を選択的に含む。
【0049】
看板ボード処理部(310)は、使用者基盤の看板ボードを生成する。即ち、看板ボードは、全体プロジェクトに対応して生成され、全体プロジェクトの進行に合わせて生成される多様な業務プロジェクトを、業務進行段階に従って分類して管理する。この時、各業務プロジェクトは看板カードに対応して生成されて、看板ボードに挿入される。
【0050】
また、看板ボード処理部(310)は、1人以上の使用者を含む使用者グループによりアクセスされて、使用者端末(110)を通じて提供される看板ボード又は看板ボード内の1つ以上の看板カードに対する使用者選択信号を使用者端末(110)から受信する。
【0051】
より具体的に、看板ボード処理部(310)は、1人以上の使用者に対する使用者情報を使用者端末(110)から使用者入出力部(250)を通じて受信して、看板ボードに参加する使用者の使用者情報を保存、管理、及びアップデートする。看板ボード処理部(310)は、看板ボード生成のために収集された使用者情報を、以後、看板カードの処理、業務ノートの生成、業務客体の生成、業務対話ルームの生成、及びリマインダーメッセージの生成などプロジェクト管理に必要な多様な動作段階に提供する。
【0052】
また、看板ボード処理部(310)は、看板ボード生成のために収集された使用者情報を、看板ボードや看板カードに関連する業務に対する日程を管理する過程で必要な場合に提供する。看板ボード処理部(310)は、業務対話ルームを生成又は駆動時にも必要な使用者情報を提供する。
【0053】
また、看板ボード処理部(310)は、業務対話ルームのための使用者グループの生成が必要な場合、使用者グループを生成し、各使用者グループの名称や使用者グループの分類基準、構成員などに関する情報、使用者グループ別にマッチされる対話ルームの識別情報、使用者のグループ別の分類又は所属、各使用者又は各使用者グループの権限管理などに関する情報を保存して管理する。
【0054】
即ち、使用者の所属や職位などによって当該使用者の使用者グループが変わる場合、看板ボード処理部(310)は、所属、部署、又は職位によってマッチされる使用者グループの識別情報を設定するか、個別使用者各自に対して使用者グループを指定する場合、指定された使用者グループに関する情報を保存する。
【0055】
また、看板ボード処理部(310)は、各使用者別に対話ルーム、ファイル、看板カード、又は看板ボードなどに対してアクセス、オープン、及び編集などが可能な権限に関する情報も共に設定するか保存する。ここで、看板ボードは、特定使用者グループに属する使用者だけがアクセスできるように具現される。この場合、看板ボードに対するアクセス権限を有する使用者だけが、看板ボード、看板カード、及び業務ノートに関連する業務対話ルームの参加者に指定される。
【0056】
もし、看板ボードに対するアクセス権限のない外部使用者が、業務対話ルームの参加者として招待されると、外部使用者は看板ボード、看板カード、又は業務ノートに対するアクセス権限を獲得する。このような場合、看板ボード、看板カード、又は業務ノートに対するアクセス権限は制約的になる。例えば、業務対話ルームによるアクセスだけが可能であり、特定看板カードに関連する業務対話ルームを通じて獲得したアクセス権限では同じ看板ボード内の他の看板カードへのアクセスは制限される。これと同様に、業務ノートに関連する業務対話ルームを通じて獲得したアクセス権限では同じ看板カード内の他の業務ノートへのアクセスは制限される。
【0057】
一実施形態において、看板ボード処理部(310)は、業務資料や看板ボードに関連する使用者信号を受信するための使用者インターフェースを使用者端末(110)に提供する。看板ボード処理部(310)は、使用者インターフェースを通じて使用者端末(110)から入力される全体プロジェクト生成要請信号や期限設定信号の内の1つ以上を含む使用者信号を受信する。
【0058】
看板ボード処理部(310)は、看板ボードに関連して生成された業務対話ルームが1つ以上である場合、関連する業務対話ルームの目録(又はリスト)を看板ボードと共に表示する。そして、看板ボード処理部(310)は、看板ボードに対する業務対話ルームの目録などを提供する時、ハイパーリンク情報として業務対話ルームへのアクセス経路を共に提供する。
【0059】
また、看板ボードは、多数の看板カードに関連して生成される業務ノート、業務対話ルーム、及び業務客体を統合して管理する第1~第3統合コンテナを含む。即ち、各看板カードに関連して生成された業務ノートは、第1統合コンテナに挿入されて統合管理され、業務対話ルームと業務客体も、第2及び第3統合コンテナにそれぞれ挿入されて統合管理される。結果的に、第1統合コンテナは業務ノート統合コンテナ、第2統合コンテナは業務対話ルーム統合コンテナ、第3統合コンテナは業務客体統合コンテナに対応する。一実施形態において、第1~第3統合コンテナは、業務進行段階に応じた管理のためにDO、CHECK、及びACTタブにそれぞれ対応する。
【0060】
また、看板ボード処理部(310)の動作に関する上記の説明は他の構成、即ち、看板カード処理部(330)、業務ノート処理部(340)、業務対話ルーム処理部(350)、及び業務客体処理部(360)にも同様に適用され、以下では重複する説明は省略する。
【0061】
看板カード生成部(320)は、看板ボードから業務プロジェクトの生成を検出し、業務プロジェクトの管理のための看板カードを自動で生成する。即ち、看板カードは、全体プロジェクトの進行によって生成される個別業務プロジェクトごとに生成され、看板カードのカード状態は、業務プロジェクトの進行段階に同期化して更新される。看板カード生成部(320)は、看板ボード処理部(310)から看板ボード生成のために収集された使用者情報の提供を受ける。一実施形態において、看板カード生成部(320)は、看板カード処理部(330)に含まれて具現される。
【0062】
一実施形態において、看板カード生成部(320)は、業務プロジェクトが新規に生成される時ごとに新規の看板カードを生成して看板ボードに挿入する。即ち、看板カードは、業務プロジェクトに対応して生成されて、業務プロジェクトの進行管理のために用いられる。看板ボードに挿入された看板カードは、業務進行段階に従って分類されて管理され、業務進行段階は、進行中、確認中、補完中、及び補完完了の中の何れか1つに該当する。
【0063】
看板カード処理部(330)は、看板ボードに特定業務プロジェクトの管理のために看板カードを挿入する。即ち、看板カード処理部(330)は、看板カード生成部(320)に連動して看板カードの生成、修正、及び削除などの基本的な管理機能と共に看板カードに関連する動作の遂行を制御して処理する。看板カード生成部(320)により生成された看板カードは、看板ボードに挿入され、看板カード処理部(330)により業務プロジェクトの遂行及び記録を管理するのに用いられる。
【0064】
一方、看板カードは、業務ノート、業務対話ルーム、及び業務客体のそれぞれを専用に管理する少なくとも1つの専用コンテナを含んで具現される。ここで、第1専用コンテナは業務ノート専用コンテナ、第2専用コンテナは業務対話ルーム専用コンテナ、第3専用コンテナは業務客体専用コンテナに対応する。即ち、業務ノートは第1専用コンテナに挿入されて管理され、業務対話ルームは第2専用コンテナに挿入されて管理され、業務客体は第3専用コンテナに挿入されて管理される。
【0065】
また、看板カード処理部(330)は、看板カードに業務指示内容又は業務補完指示がアップロードされると、業務指示内容又は業務補完指示がアップロードされた看板カードを、業務指示内容又は業務補完指示がアップロードされる前の看板カードとは区別されるように表示する。この場合、使用者は、看板カードの表示状態だけで新しい業務指示内容や業務補完指示がアップロードされたか否かが直観的に分かる。
【0066】
一実施形態において、看板カードは、業務ノートの周期的な生成又は業務フロー基盤の業務締切期限をリマインダー条件として含んで具現される。看板カードは、業務プロジェクトの類型によって既設定された業務条件を含んで定義される。即ち、リマインダー条件は、業務進行状況により業務対話ルームを通じて提供されるリマインダーメッセージの生成動作を開始する条件に該当し、業務参加者により遂行されなければならない所定の動作がリマインダー条件として設定される。例えば、看板カードは、業務進行によって業務ノートを周期的に生成する業務条件を含むか、又は業務フローによって設定された業務締切期限内に遂行されなければならない業務条件を含む。
【0067】
また、看板カードは、業務参加者間の基本的な業務を共有するための業務ノート、業務参加者間の指示的な業務を共有するための業務客体及び看板カード、又は業務ノートに関連する複数の業務対話ルームを含んで具現される。
【0068】
この場合、看板カードは、複数の業務ノート、業務対話ルーム、及び業務客体をそれぞれリスト形態で管理し、そのための専用コンテナを含んで具現される。基本的に、看板カードに関連する業務対話ルームは、業務プロジェクトに参加する業務参加者に制限的にアクセスを許容する。即ち、看板カードは、業務プロジェクトごとに進行過程全般を記録して管理する手段として用いられ、看板ボード内では全体プロジェクトの業務管理のための手段として用いられる。
【0069】
一実施形態において、看板カード処理部(330)は、看板カードが生成された場合、業務プロジェクトに関する業務対話ルーム専用コンテナ(第2専用コンテナ)を基本的に挿入する。即ち、看板カードには固有の業務対話ルームが連結され、これを通じて業務プロジェクトに参加する多様な業務参加者間でメッセージ共有を提供する。
【0070】
一実施形態において、看板カード処理部(330)は、看板カードに業務プロジェクトに関する業務ノート専用コンテナ(第1専用コンテナ)を選択的に挿入する。この場合、業務ノート専用コンテナには看板カードに関連付けられて生成される業務ノートが挿入されて管理される。
【0071】
一実施形態において、看板カード処理部(330)は、看板カードに業務プロジェクトに関する業務客体専用コンテナ(第3専用コンテナ)を選択的に挿入する。この場合、業務客体専用コンテナには看板カードに関連付けられて生成される業務客体が挿入されて管理される。この時、業務客体は看板カードに関連付けられて生成されるか、又は業務ノートに関連付けられて生成される。
【0072】
業務ノート処理部(340)は、業務ノート専用コンテナに業務ノートを生成し、これにより、特定業務プロジェクトに参加する業務参加者間で業務に関する基本的な内容が共有されるようにする。業務参加者は、看板カードに関連する第1業務対話ルーム及び業務ノート専用コンテナ(又は看板カードのDOタブ)のそれぞれに提供される専用インターフェースを通じて業務ノートを生成する。生成された業務ノートは、看板カードに関連付けられて保存され、看板ボードの第1統合コンテナに追加されて全体プロジェクトの業務参加者間で基本的な業務内容として共有される。業務ノートには業務プロジェクトの進行に関する基本的な業務内容が含まれ、情報伝達目的の簡単なメモなどが記録される。
【0073】
一実施形態において、業務ノート処理部(340)は、業務対話ルームにアップロードされたファイルメッセージを検出して、ファイルメッセージ上のファイル基盤業務ノートを生成する。即ち、業務ノートはファイル形態で生成され、業務参加者によって生成されるか又はアップロードされたファイル自体も、独立した業務ノートとして定義されて看板カードに追加される。例えば、看板カード基盤の第1業務対話ルーム又は業務ノート専用コンテナは、業務ノートの生成のための専用インターフェースを提供し、業務参加者によってファイルを含むファイルメッセージがアップロードされた場合、ファイルメッセージ上のファイルは業務ノートに変換されて他の業務参加者に共有される。
【0074】
一実施形態において、業務ノート処理部(340)は、業務対話ルームに業務ノートに対するパーマネントリンクを含む業務メッセージを提供する。ここで、業務対話ルームは、基本的に看板ボードの第2統合コンテナを通じて共有される業務対話ルームに該当する。即ち、業務ノートに関する記録(log)は、看板カードに固有に連結される業務対話ルームを通じて業務メッセージ(又はシステムメッセージ)として共有され、仮に、外部共有が設定されて業務ノートにパーマネントリンクが挿入された場合、業務ノートに関連にする業務メッセージにもパーマネントリンクが挿入される。業務メッセージが共有される業務対話ルームは、第2統合コンテナを通じて看板カードの外部に共有されるので、業務プロジェクトに参加しない他の人も業務メッセージのパーマネントリンクを通じて業務ノートにアクセスできる。
【0075】
業務対話ルーム処理部(350)は、看板カードが生成されると、業務対話ルーム専用コンテナに看板カードに関連付けられた第1業務対話ルームを生成し、業務参加者間で看板カードに関する対話、業務メッセージ、及びシステムメッセージが共有されるようにする。即ち、第1業務対話ルームは、特定看板カードに固有に連結される業務対話ルームに該当する。ここで、システムメッセージは、看板カードに関連付けられたメッセージとして看板カードの状態変化に関するメッセージに該当する。システムメッセージは業務メッセージの一部に重畳され、必要によって業務メッセージから区分される独立した通知メッセージとして定義される。
【0076】
例えば、第1業務対話ルームは、看板カードに関連するノート記録、対話内容、タスク記録などに関する情報をメッセージ形態に提供する。それにより、業務参加者は、業務メッセージ又はシステムメッセージの照会を通じて業務プロジェクトの全ての活動に関する記録を確認し、時系列順、業務処理者又は業務指示者別に整列されたメッセージ記録を確認する。
【0077】
また、業務対話ルーム処理部(350)は、業務ノートが生成されると、業務対話ルーム専用コンテナに業務ノートに関連する第2業務対話ルームを生成して業務参加者間で業務ノートに関する個別メッセージが共有されるようにする。ここで、個別メッセージは、対話メッセージ、業務メッセージ、及びシステムメッセージを含む。即ち、第2業務対話ルームは、特定業務ノートと固有に連結される業務ノート基盤業務対話ルームに該当する。したがって、業務対話ルーム処理部(350)は、1つの看板カード内で新規の業務ノートが生成される度に第2業務対話ルームを生成して業務対話ルーム専用コンテナに挿入し、業務ノートに関連する業務参加者は、第2業務対話ルームに参加して業務ノート関連対話を共有することができる。
【0078】
一方、第1及び第2業務対話ルームのそれぞれは、看板カード及び業務ノートに関する対話メッセージや業務メッセージだけではなく、システムメッセージを共有することができ、業務客体に関する生成機能を独立的に提供する。即ち、看板カードに関連して生成される業務客体(又はタスク)は、第1業務対話ルーム内で提供される専用インターフェースを通じて生成され、業務ノートに関連して生成される業務客体(又はタスク)は、第2業務対話ルーム内で提供される専用インターフェースを通じて生成される。
【0079】
したがって、1つの看板カードに関連する多数の業務客体に関する記録(生成、修正、及び削除を含む)は、業務メッセージ又はシステムメッセージとして第1業務対話ルームを通じて他の業務参加者に共有される。また、1つの業務ノートに関連する多数の業務客体に関する記録(生成、修正及び削除を含む)は、業務メッセージ又はシステムメッセージとして第2業務対話ルームを通じて他の業務参加者に共有される。
【0080】
一実施形態において、業務対話ルーム処理部(350)は、看板カードの業務状態の変更を検出し、カード状態変更に関するシステムメッセージを自動で生成して第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする。この時、看板カードの業務状態は、業務の進行による業務内容の変化を反映して更新され、看板カードのカード状態を変更させる。
【0081】
また、看板カードのカード状態は、時間の経過による状態に定義される第1類型と業務の進行による状態に定義される第2類型とに区分されて定義される。例えば、カード状態は、第1類型として「予定された(scheduled)」、「進行中(in progress)」、「過ぎた(overdue)」、及び「確認された(confirmed)」に定義される。また、カード状態は、第2類型として「新しい(new)」、「実行している(doing)」、「完了(done)」、及び「確認された(confirmed)」に定義される。但し、看板カードのカード状態は、必要によって状態定義と状態個数を多様な組み合わせに変更して定義される。
【0082】
一実施形態において、業務対話ルーム処理部(350)は、業務メッセージ又はシステムメッセージの生成過程で業務客体に直ぐにアクセス可能な業務リンクを生成して業務メッセージ又はシステムメッセージに挿入する。このように生成された業務メッセージ又はシステムメッセージは、業務対話ルームを通じて共有され、業務対話ルームに参加した業務参加者は業務メッセージ又はシステムメッセージに含まれた業務リンクを通じて別途のアクセス動作を通じなくても業務客体に直接アクセスして関連業務内容を容易に確認することができる。
【0083】
一方、業務対話ルームに参加して業務リンクが含まれた業務メッセージ又はシステムメッセージを確認できる場合であっても、業務客体に対するアクセス権限のない場合には、業務リンクによるアクセスが遮断される。例えば、業務リンクが含まれた業務メッセージ又はシステムメッセージは、第1業務対話ルームを通じて看板カードに関連する業務参加者に共有され、業務客体に関連しない業務参加者の場合、第1業務対話ルームに対するアクセスとは別個に該業務客体へのアクセスが遮断される。
【0084】
一実施形態において、業務対話ルーム処理部(350)は、特定業務客体に関して特定業務参加者との一対一業務対話要請を受信した場合、業務対話ルーム専用コンテナに一対一業務対話ルームを生成する。業務対話ルーム専用コンテナに挿入された一対一業務対話ルームは、看板カードに関連する第1業務対話ルーム及び業務ノートに関連する第2業務対話ルームと共に、看板カードのCHECKタブでリスト形態で照会される。業務対話ルーム処理部(350)は、基本的に看板カード又は業務ノートが新規で生成される度に関連する業務対話ルームを生成し、業務参加者の一対一業務対話要請によって制限された業務参加者だけ選択的に参加する一対一業務対話ルームを生成する。また、一対一業務対話ルームは、看板ボードの第2統合コンテナに追加され、看板カードの業務対話ルーム専用コンテナとは別個に管理される。
【0085】
一実施形態において、業務対話ルーム処理部(350)は、業務対話ルームを通じてファイルがアップロードされると、業務参加者の制御によってファイルを業務ノート又は業務客体として処理する。業務対話ルーム処理部(350)は、ファイルアップロードのためのインターフェースを業務対話ルーム内に提供する。業務参加者は、これを通じてファイルアップロードと共にファイルの業務ノート又は業務客体への転換を制御する。
【0086】
一実施形態において、業務対話ルーム処理部(350)は、第2業務対話ルームを通じて業務客体が生成されると、第2業務対話ルーム及び第1業務対話ルームを通じて業務客体に関するシステムメッセージをそれぞれ共有されるようにする。これについては、図7においてさらに詳細に説明する。
【0087】
業務客体処理部(360)は、業務客体専用コンテナに、業務メッセージに含まれる業務指示者、業務処理者、及び業務内容で構成された業務客体を生成し、業務参加者間で指示的な業務が共有されるように業務対話ルームに業務客体を提供する。また、業務客体処理部(360)は、第1及び第2業務対話ルームのそれぞれを通じて業務客体の生成機能を提供する。したがって、業務参加者は、各業務対話ルームに参加した状態で専用インターフェースを通じて業務客体(又はタスク)を生成し、業務対話ルーム内で業務客体が生成されると、業務対話ルームを通じて該業務客体に関するシステムメッセージ及びリマインダーメッセージがそれぞれ共有される。
【0088】
また、生成された業務客体は、業務ノート及び看板カードにそれぞれ関連して保存され、看板ボードの第3統合コンテナに追加されて全体プロジェクトの業務参加者間で指示的な業務内容として共有される。一方、業務客体には、業務プロジェクトの進行に関連して業務指示者が業務処理者に新規遂行を指示する遂行指示業務、業務指示者が業務処理内容を確認して追加補完を指示する補完指示業務などが含まれる。
【0089】
一実施形態において、業務客体処理部(360)は、業務指示者及び業務処理者間の業務フロー基盤業務客体を生成する。この時、業務客体は、業務締切期限をさらに含み、業務締切期限は、業務開始日及び業務締め切り日を含む。即ち、業務客体は、業務プロジェクトの進行に必要な多様な業務として定義され、生成時点を基準に業務フローの他の業務との先後関係によって業務締切期限(又は業務締め切り日)が自動で設定される。また、業務客体は、業務処理を指示した業務指示者と業務遂行を処理する業務処理者がそれぞれ指定されて含まれる。
【0090】
一実施形態において、業務客体処理部(360)は、業務フロー基盤業務客体を業務状態として管理する。この時、業務客体は業務状態をさらに含む。例えば、業務プロジェクトの進行に対応されて生成された業務客体は業務状態として、新しい、実行している、完了、及び確認された、の内の何れか1つを含む。他の例として、業務状態は、業務進行段階によって、進行中、確認中、補完中、及び補完完了に定義される。
【0091】
即ち、業務客体処理部(360)は、業務客体の進行をモニターリングし、進行経過によって業務客体の業務状態を更新して業務客体の進行状況に関する情報を提供する。業務参加者は、看板カードの業務客体専用コンテナを通じて業務プロジェクトに関連する業務客体の目録を確認し、各業務客体にアクセスして個別業務状態を確認し、看板ボードの第3統合コンテナを通じて全体プロジェクトに関連する業務客体の現況と業務状態を確認する。
【0092】
一実施形態において、業務客体処理部(360)は、対話メッセージ、業務メッセージ、又はシステムメッセージの内、特定業務参加者を指定したメッセージに基づいて業務客体を生成する。より具体的に、業務客体処理部(360)は、業務対話ルームを通じて共有される多様なメッセージに基づいて業務客体を生成する。例えば、対話メッセージ、業務メッセージ、又はシステムメッセージは、特定業務参加者を指定して生成され、業務客体処理部(360)は、各メッセージから指定された業務参加者の情報を獲得して業務参加者に関連する業務客体を生成する。この時、指定された業務参加者は、業務客体に関連する業務指示者又は業務処理者に該当する。
【0093】
リマインダー管理部(370)は、看板カードの業務内容に関するリマインダーメッセージを生成し、第1業務対話ルームを通じて共有できるようにする。即ち、看板カードは、業務プロジェクトに対応されて生成され、業務プロジェクトの業務進行段階によってリマインダーメッセージが生成されて第1業務対話ルームを通じて共有されることで、業務プロジェクトに参加する業務参加者にとって業務進行状況を認知して業務を円滑に処理するようにする。一方、リマインダーメッセージは、業務内容に関する業務日程に基づいてシステムメッセージとして生成されて第1及び第2業務対話ルームを通じて共有される。
【0094】
一実施形態において、リマインダー管理部(370)は、業務参加者の内の少なくとも一部に関して業務ノートの周期的な生成要請又は業務客体の業務フロー基盤業務締切期限をリマインダー条件に設定してリマインダーメッセージを生成する。看板カードは、業務内容によって業務ノートを周期的に生成する業務条件を含むか又は業務フローによって設定された業務締切期限内に遂行されるべきという業務条件を含む。この時、業務フローは、業務進行によるカード状態に関連付けられて定義される。例えば、業務フローは「予定された」、「進行中」、「過ぎた」、「確認された」に定義され、業務フロー基盤の業務締切期限は各状態ごとに設定された期限に該当する。
【0095】
一実施形態において、リマインダー管理部(370)は、リマインダー条件の業務ノート生成周期ごとにリマインダーメッセージを生成し、第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする。この時、リマインダーメッセージは、生成周期の進行及び業務ノートの生成によって内容が更新される。例えば、業務処理者が特定生成周期内に業務ノートを記録するか又はファイルをアップロードする場合、リマインダーメッセージの内容は更新されて次の生成周期によって生成される。また、業務ノートの記録(生成)によって看板カードのカード状態も更新され、これに関するシステムメッセージが生成されて第1業務対話ルームを通じて共有される。この時、看板カードのカード状態は、予定された、進行中、過ぎた、及び確認された、に変更される。
【0096】
一実施形態において、リマインダー管理部(370)は、リマインダー条件の業務締切期限によってリマインダーメッセージを生成し、第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする。看板カードは、業務客体に対応するタスク形態に定義されて生成され、業務締切期限が設定された場合、業務締切期限によるリマインダーメッセージが生成されて第1業務対話ルームを通じて提供される。例えば、リマインダー管理部(370)は、看板カードの業務締切期限から一週間前、3日前、又は1日前など既設定された期限が渡来した場合、リマインダーメッセージを生成し、第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする。この時、リマインダーメッセージは、業務内容、業務締切期限などが含まれる。
【0097】
一実施形態において、リマインダー管理部(370)は、業務ノートの生成によって生成周期を新規で設定して、業務ノートの生成周期ごとに同じリマインダーメッセージの進行回数を反映してリマインダーメッセージを更新する。即ち、業務ノートの生成によって業務ノートの生成に関する生成周期が新しく設定され、生成周期の更新と関係なくリマインダーメッセージの生成による進行回数は累積的に適用される。リマインダー管理部(370)は、リマインダーメッセージの進行回数を反映してリマインダーメッセージを更新する。
【0098】
一実施形態において、リマインダー管理部(370)は、カード状態が第2類型に該当し、カード状態が所定の期間の間一定に維持される場合、状態変更に関するリマインダーメッセージを生成し、第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする。即ち、看板カードがタスク形態に定義されて生成されて所定の期間の間カード状態に変更のない場合、カード状態変更を要求するリマインダーメッセージを生成して第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする。例えば、看板カードのカード状態はタスク進行によって、新しい、実行している、完了、及び確認された、に変更される。
【0099】
一実施形態において、リマインダー管理部(370)は、看板カードにそれぞれが独立した業務締切期限を有する複数の業務が含まれる場合、複数の業務のそれぞれに関連するリマインダーメッセージを生成し、第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする。例えば、看板カードに関連するやるべきことが複数の業務に定義されて各業務に独立した業務締切期限が設定された場合、リマインダー管理部(370)は各業務締切期限の渡来によってリマインダーメッセージを生成して共有されるようにする。
【0100】
一実施形態において、リマインダー管理部(370)は、複数の業務が業務順序によって順次連結された場合、業務順序に関連するリマインダーメッセージを統合的に生成し、第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする。例えば、看板カードに関連するやるべきことが複数の業務に定義されて互いに順次連結された場合、リマインダー管理部(370)は連結順序によってリマインダーメッセージを生成して共有されるようにする。仮に、先行業務が完了した場合、リマインダー管理部(370)は、次の後行業務に関するリマインダーメッセージを生成して共有されるようにする。
【0101】
一実施形態において、リマインダー管理部(370)は、第2業務対話ルームを通じて業務客体が生成されると、業務客体に関連するリマインダーメッセージを生成し、第2業務対話ルーム及び第1業務対話ルームを通じてそれぞれ共有されるようにする。業務客体は、第1及び第2業務対話ルーム内でそれぞれ独立的に生成され、第2業務対話ルーム内で生成された場合は第2業務対話ルームだけではなく関連する第1業務対話ルームにもリマインダーメッセージを生成して共有されるようにする。これについては、図7でさらに詳細に説明する。
【0102】
図4は、本発明の一実施形態による看板基盤の業務処理方法を説明するフローチャートである。
【0103】
図4を参照すると、業務処理装置(130)は、看板ボード処理部(310)を通じて全体プロジェクトの管理のための使用者基盤の看板ボードを生成する。この時、看板ボードは各業務プロジェクトに関連する業務ノート、業務対話ルーム、及び業務客体のそれぞれを統合して管理するための第1~第3統合コンテナを含み、第1~第3統合コンテナはそれぞれDO、CHECK、及びACTタブに対応する。
【0104】
以後、業務処理装置(130)は、使用者端末(110)からの使用者信号に応答して業務プロジェクトを生成し、看板カード生成部(320)を通じて看板ボードに業務プロジェクトの管理のための看板カードを生成して挿入する(段階S410)。この時、看板カードには業務プロジェクトの業務対話ルームを専用して管理するための業務対話ルーム専用コンテナ(又は第2専用コンテナ)が生成されて挿入される(段階S430)。
【0105】
一実施形態において、看板カードには業務プロジェクトの業務ノート及び業務客体をそれぞれ専用して管理するための業務ノート専用コンテナ及び業務客体専用コンテナ(又は第1及び第3専用コンテナ)が生成されて追加で挿入される。第1~第3専用コンテナの生成及び看板カードへの挿入動作は看板カード処理部(330)によって遂行され、第1~第3専用コンテナはそれぞれDO、CHECK、及びACTタブに対応する。
【0106】
また、業務処理装置(130)は、業務対話ルーム処理部(350)を通じて業務対話ルーム専用コンテナに看板カードに関連する第1業務対話ルームを生成し、業務参加者間で業務プロジェクトに関する対話メッセージ、業務ノートに関する業務メッセージ及びシステムメッセージが共有されるようにする(段階S450)。
【0107】
以後、業務処理装置(130)は、業務ノート処理部(340)を通じて業務ノート専用コンテナ(又は第1専用コンテナ)に業務ノートを生成して特定業務プロジェクトに参加する業務参加者間で基本的な業務が共有されるようにし、業務客体専用コンテナ(又は第3専用コンテナ)に業務指示者、業務処理者、及び業務内容を含む業務客体を生成して業務参加者間で指示的な業務が共有されるようにする。この時、業務客体の生成のためのインターフェースは、第1業務対話ルーム及び第2業務対話ルームを通じてそれぞれ提供される。即ち、業務客体は、看板カードに関連する第1業務対話ルーム又は業務ノートに関連する第2業務対話ルーム内で独立して生成され、それにより看板カード又は該業務ノートとの連結関係を形成する。
【0108】
また、業務処理装置(130)は、リマインダー管理部(370)を通じて看板カードに関連する業務プロジェクトの進行によってリマインダーメッセージを生成して第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする(段階S470)。例えば、リマインダー管理部(370)により生成されるリマインダーメッセージは看板カードの業務ノートに関する生成周期又は業務締切期限によって生成されて関連する業務参加者に提供される。即ち、リマインダー管理部(370)は、業務参加者の内の少なくとも一部に関して業務ノートの周期的な生成要請又は業務客体の業務フロー基盤業務締切期限をリマインダー条件に設定してリマインダーメッセージを生成する。
【0109】
図5は、本発明による看板ボードの一実施形態を説明する図である。
【0110】
図5を参照すると、業務処理装置(130)は、看板ボード(500)を通じて業務進行状態(510)による看板カード(530)を視覚化して提供する。ここで、看板カード(530)は、業務進行状態(510)によって区分されて配列されるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、担当部署、業務指示者、業務処理者、業務締切期限、及び業務フローなどの多様な基準によって整列される。
【0111】
一実施形態によれば、「進行中」である看板カード(530)には業務指示内容がアップロードされて、「確認中」である看板カード(530)には業務処理内容がアップロードされる。そして、業務処理者又は業務指示者が看板カード(530)の内の1つを選択すると、業務処理装置(130)は、看板カードのための使用者インターフェースを提供する。この場合、使用者インターフェースは、看板カード(530)に関連する多様な機能(例えば、WRITE、UPLOAD、DELETE及びCREAT CHAT-ROOMなど)を提供する。
【0112】
例えば、使用者は、これを通じて看板カード(530)の詳細画面にアクセスし、業務プロジェクトに関連する業務ノート、業務対話ルーム、及び業務客体にアクセスする。また、業務指示者の場合、看板カード(530)に関連する業務対話ルームを通じて業務処理内容に対する業務補完指示を入力する。この時、業務指示者は、より具体的な指示のために特定業務ノートに関連する業務対話ルームを通じて業務補完指示を入力し、この場合、業務補完指示に関する新しい業務客体が生成されて看板カード(530)にアップロードされる。そして、新しい業務客体の生成で更新された看板カード(530)は、新しいイシューのない他の看板カードに比べて看板ボード(500)上で太さ、明るさ、色相などが区別されるように表示される。
【0113】
一方、看板ボード(500)は、看板カード(530)が見られる看板カード領域(520)以外に多様なタブを含む。例えば、看板ボード(500)は、D(DO)、C(CHECK)、及びA(ACT)タブを含み、各タブには看板ボード(500)に属する業務ノートリスト(又はファイルリスト)、業務対話ルームリスト、及び業務客体リスト(又はタスクリスト)が表示される。
【0114】
また、看板ボード(500)のD、C、及びAタブは、第1~第3統合コンテナにそれぞれ対応する。即ち、Dタブで照会可能な業務ノートは第1統合コンテナに挿入されて管理され、Cタブで照会可能な業務対話ルームは第2統合コンテナに挿入されて管理され、Aタブで照会可能な業務客体は第3統合コンテナに挿入されて管理される。
【0115】
また、各タブで表示されるリスト上で業務ノート、業務対話ルーム、及び業務客体(又はタスク)のそれぞれには関連する看板カード(530)で連結されるリンクが含まれる。即ち、使用者は、リスト上で特定個体を選択するだけで看板カード(530)に速くアクセスすることができる。また、業務ノート、業務対話ルーム、及び業務客体のそれぞれには外部共有のためのパーマネントリンクが含まれる。この場合、使用者はリスト上で個体を選択して直接アクセスする。
【0116】
図6は、本発明による看板カードの一実施形態を説明する図である。
【0117】
図6を参照すると、業務処理装置(130)は、看板ボードに新規業務プロジェクトが生成されると、業務プロジェクトの管理のための看板カード(530)を生成して挿入する。生成された看板カード(530)は、看板ボード上に視覚化されて表示され、業務参加者は特定看板カード(530)を選択して詳細画面へ移動する。
【0118】
看板カード(530)の詳細画面には、プラン領域(600)、DOタブ(610)、CHECKタブ(620)、及びACTタブ(630)などが含まれる。この時、DOタブ(610)は第1専用コンテナ、CHECKタブ(620)は第2専用コンテナ、ACTタブ(630)は第3専用コンテナに対応する。ここで、プラン領域(600)には看板カード(530)に関する簡単な説明が表示される。例えば、プラン領域(600)には看板カード(530)の業務内容、業務遂行期限、参加者、看板ボードなどに関する情報が表示される。
【0119】
また、看板カード(530)は、各タブを通じて照会情報をリスト(640)の形態で提供する。例えば、DOタブ(610)は業務ノートリストを提供する。業務ノートリストは、業務プロジェクトの進行過程で登録された業務ノートに対する目録に該当する。業務ノートリストは、業務ノートだけではなく業務ノートとして登録されたファイルに関する情報を含む。
【0120】
CHECKタブ(620)は、業務対話ルームリストを提供する。業務対話ルームリストは、業務プロジェクトの進行過程で生成された業務対話ルームに対する目録に該当する。例えば、業務対話ルームリストには看板カード(530)に固有に関連する第1業務対話ルーム、業務ノート別に生成される第2業務対話ルーム、及び一対一業務対話要請によって生成される一対一業務対話ルームが含まれる。
【0121】
ACT(630)タブは、業務客体リストを提供する。業務客体リストは、業務プロジェクトの進行過程で生成された業務客体に対する目録に該当する。この時、業務客体リストは、業務客体を業務進行段階によって区分して表示する。例えば、業務客体は、業務客体リスト上で、新しい(S1)、実行している(S2)、完了(S3)、及び確認された(S4)に分類されて表示される。
【0122】
また、業務処理装置(130)は、看板カード(530)の各タブを通じて固有のインターフェース(650)を提供する。各インターフェース(650)はタブで管理する個体に対する命令を含む。例えば、各インターフェース(650)は個体生成、修正、及び削除などのための命令を含む。
【0123】
また、各タブを通じて遂行される動作は、業務メッセージ(又はシステムメッセージ)として業務対話ルームを通じて共有される。例えば、DOタブで業務ノートが生成される場合、業務ノート生成に関する業務メッセージ(又はシステムメッセージ)が生成されて第1業務対話ルームを通じて共有される。ACTタブで業務客体が生成される場合、業務客体生成に関する業務メッセージ(又はシステムメッセージ)が生成されて第1業務対話ルーム又は第2業務対話ルームを通じて共有される。
【0124】
図7a及び図7bは、本発明の一実施形態による業務対話ルーム及びリマインダー共有過程を説明する図である。
【0125】
図7aを参照すると、業務処理装置(130)は、業務対話ルーム処理部(350)を通じて特定看板カード(530)に対応して1つの第1業務対話ルーム(710)を生成する。即ち、看板カード処理部(330)により看板ボード上に新規の看板カード(530)が生成される場合、業務対話ルーム処理部(350)は看板カード(530)に関連する第1業務対話ルーム(710)を生成して業務対話ルーム専用コンテナに挿入する。
【0126】
第1業務対話ルーム(710)内ではノート記録(即ち、業務ノートの生成)、ファイルアップロード、及び対話などが遂行される。そのために、第1業務対話ルーム(710)内には多様な機能のための独立したインターフェースが提供される。結果的に、第1業務対話ルーム(710)は、看板カード(530)に関連する全ての活動に関する記録を対話ルーム内の業務メッセージとシステムメッセージとして時系列順に提供し、これを通じて業務参加者は業務プロジェクトに関する進行を容易に把握することができる。
【0127】
また、業務処理装置(130)は、業務対話ルーム処理部(350)を通じて特定業務ノート(730)に関連する第2業務対話ルーム(720)を生成する。即ち、業務ノート処理部(340)により看板カード上に新規の業務ノート(730)が生成される場合、業務対話ルーム処理部(350)は、業務ノート(730)に関連する第2業務対話ルーム(720)を生成して業務対話ルーム専用コンテナに挿入する。
【0128】
図7aにおいて、第1業務対話ルーム(710)内のインターフェースを通じて業務客体xが生成され、リマインダー管理部(370)を通じて業務客体xに関連する第1リマインダー(740)が生成されて共有される。また、第2業務対話ルーム(720)内のインターフェースを通じて業務客体yが生成され、リマインダー管理部(370)を通じて業務客体yに関連する第2リマインダー(750)が生成されて共有される。
【0129】
一方、図7bにおいて、第2業務対話ルーム(720)内のインターフェースを通じて業務客体zが生成され、リマインダー管理部(370)を通じて業務客体zに関連する第3リマインダー(761)が生成されて第2業務対話ルーム(720)を通じて共有されると同時に業務客体zに関連する第3リマインダー(762)が生成されて第1業務対話ルーム(710)を通じて共有される。
【0130】
図8は、本発明による看板基盤の業務処理方法の一実施形態を説明するフローチャートである。
【0131】
図8を参照すると、業務処理装置(130)は、基本的に看板カード(530)ごとに1つの第1業務対話ルーム(710)を提供する。業務参加者は、第1業務対話ルーム(710)を通じて業務プロジェクトに関連する多様なコミュニケーションを遂行する。
【0132】
例えば、業務指示者により業務指示内容が看板カードにアップロードされる場合、看板カードのカード状態が変更され、これに関するシステムメッセージが生成されて第1業務対話ルーム(710)を通じて共有される(段階S810)。
【0133】
また、業務指示内容によって業務ノート生成周期又は業務締切期限が進行する。仮に、業務ノート生成に関する第1周期内に業務処理者による業務ノート記録が発生すると、業務ノート記録がアップロードされて看板カードのカード状態が変更され、これに関するシステムメッセージが生成されて第1業務対話ルーム(710)を通じて共有される(段階S820)。
【0134】
仮に、次の第2周期内に業務ノート記録が発生しない場合、特定時点でこれに関するリマインダーが生成されて第1業務対話ルーム(710)を通じて共有される(段階S830)。従って、業務参加者は、第1業務対話ルーム(710)内のシステムメッセージ及びリマインダーを順次確認することで、業務プロジェクト又は各業務の流れを時系列順で確認し、業務進行に関する通知の適正時点に提供を受ける。
【0135】
図9は、本発明による看板基盤の業務処理方法の一実施形態を説明するフローチャートである。
【0136】
図9を参照すると、業務処理装置(130)は、全体プロジェクトの管理のための看板ボードを生成する。看板ボードには業務プロジェクトの管理のための看板カードが生成され、看板カードの生成によって固有に関連する第1業務対話ルームが生成される。この時、生成された第1業務対話ルームは、看板ボードの第2統合コンテナに挿入されて管理される。
【0137】
看板カードの生成によって関連する業務プロジェクトの業務が開始され、看板カード、業務ノート、及び業務客体ごとに所定の業務締切期限が設定される。
【0138】
業務処理装置(130)は、業務期限が差し迫った場合(例えば、業務締切期限の3日前)(段階S910)、関連するリマインダーを生成して提供する。例えば、業務処理装置(130)は、業務期限が看板カードに関連する場合であるか否かを検出する(段階S920)、看板カードに関連する場合であると、第1リマインダーを生成して第1業務対話ルームを通じて共有されるようにする(段階S930)。仮に業務期限が業務ノートに関連する場合であると、第2リマインダーを生成して第2業務対話ルームを通じて共有されるようにする(段階S940)。一方、業務期限が業務ノートと関連する場合は、業務ノートに含まれた業務客体の業務期限が差し迫った場合が含まれる。
【0139】
例えば、業務指示内容に業務遂行期限が決まっている場合、即ち業務ノートの周期的記録に関する業務遂行期限が設定された状態で期限の経過にも関わらず業務ノートの記録がない場合、業務処理装置(130)は業務遂行に関するリマインダー(又は第1リマインダー)を生成する。この時、看板カードは業務遂行期限に関する情報を含む。
【0140】
結果的に、業務処理装置(130)は業務の進行に関連して期限が差し迫った場合又は徒過した場合、リマインダーを生成して業務対話ルームを通じて共有されるようにし、これを通じて業務参加者に業務処理の緊急性を効果的に知らせる。
【0141】
本発明による業務処理装置(130)は、看板ボード及び看板カードを通じてプロジェクト進行及び管理のための効果的な道具(tool)を提供する。また、業務処理装置(130)は、看板ボード及び看板カードのそれぞれに対するダッシュボード(dash board)を提供する。より具体的に、看板ボードのダッシュボードを通じて、看板ボードに属する看板カード(PLAN)、D(DO)、C(CHECK)、及びA(ACT)に対する統計分析を提供し、看板カードのダッシュボードを通じて、看板カード(P)に対する分析情報と看板カードに属するD、C、及びAに対する統計分析を提供する。
【0142】
以上、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、本技術分野の熟練した当業者には本発明の思想及び技術範囲から逸脱しない範囲内で本発明を多様に変更実施することができることが理解される。
【符号の説明】
【0143】
100 業務処理システム
110 使用者端末
110a、110b、110c、110d (第1、第2、第3、第4)使用者端末
130 業務処理装置
210 プロセッサー
230 メモリー
250 ユーザ入出力部
270 ネットワーク入出力部
310 看板ボード処理部
320 看板カード生成部
330 看板カード処理部
340 業務ノート処理部
350 業務対話ルーム処理部
360 業務客体処理部
370 リマインダー管理部
500 看板ボード
510 業務進行状態
520 看板カード領域
530 看板カード
600 プラン領域
610 DOタブ
620 CHECKタブ
630 ACTタブ
640 リスト
650 インターフェース
710 第1業務対話ルーム
720 第2業務対話ルーム
730 業務ノート
740 第1リマインダー
750 第2リマインダー
761、762 第3リマインダー

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7a
図7b
図8
図9