(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-16
(45)【発行日】2022-11-25
(54)【発明の名称】センサ反応型カプセルトイ
(51)【国際特許分類】
A63H 3/33 20060101AFI20221117BHJP
A63H 5/00 20060101ALI20221117BHJP
【FI】
A63H3/33 C
A63H5/00 C
(21)【出願番号】P 2021139466
(22)【出願日】2021-08-27
【審査請求日】2021-08-31
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和3年5月27日より販売開始
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519357811
【氏名又は名称】株式会社トイズスピリッツ
(74)【代理人】
【識別番号】100184240
【氏名又は名称】大庭 典仁
(72)【発明者】
【氏名】西村 圭太
【審査官】安田 明央
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-215723(JP,A)
【文献】実開昭61-094900(JP,U)
【文献】登録実用新案第3209995(JP,U)
【文献】特許第6450824(JP,B1)
【文献】登録実用新案第3174423(JP,U)
【文献】特開2003-334388(JP,A)
【文献】実開昭59-167596(JP,U)
【文献】特開平02-168980(JP,A)
【文献】特開2015-118398(JP,A)
【文献】登録実用新案第3058697(JP,U)
【文献】実開平05-029593(JP,U)
【文献】[今年の年越しはこれを108回つく!]本当に鳴る!煩悩退散!鐘つき堂マスコットKanetsukido,Youtube[online][video],2020年01月07日,インターネット: <URL:https://www.youtube.com/watch?v=F-UJjtJgkNo>,検索日2022年1月19日
【文献】静電容量タッチセンサTTP223をArduinoで使う,[online],2021年01月03日,インターネット: <URL:https://101010.fun/iot/arduino-touch-sensor.html>,検索日2022年1月20日
【文献】本当に鳴る!煩悩退散!鐘つき堂マスコット弐,Youtube[online][video],2020年10月26日,インターネット: <URL:https://www.youtube.com/watch?v=9sCSNleNTSI>,検索日2022年1月19日
【文献】ゆびのりポケモン,[online],インターネット: <URL:https://www.takaratomy-arts.co.jp/item.html?n=Y937606>,2005年6月中旬発売,検索日2022年1月20日
【文献】カプセルトイSquid lightレビュー,[online],2021年01月18日,インターネット: <URL:sumourobotto.livedoor.blog/archives/26018626.html>,検索日2022年1月20日
【文献】光る!ジーニアス辞書!!,[online],インターネット: <URL:https://www.ip4.co.jp/cupsuletoy/光る!ジーニアス辞書!!/>,2020年3月発売,検索日2022年1月20日
【文献】NEWS,トイジャーナル 2月号,東京玩具人形協同組合,2015年02月01日,p.129
【文献】NEWS,トイジャーナル 4月号,東京玩具人形協同組合,2014年04月01日,p.110
【文献】TJ SCOPE,トイジャーナル 2月号,東京玩具人形協同組合,2014年02月01日,p.127
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 3/33
A63H 5/00
A63H 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物形状のセンサ反応型カプセルトイであって、
プラスチック等の硬質な樹脂により形成された本体部と、
前記本体部は、頭部と、胴部と、から構成され、
前記頭部は、前面部と、背面部と、から構成され、
前記前面部は、動物の顔が形成されており、
前記背面部には、音声を出力する音声部が配置され、
前記背面部の後方には、前記音声部の音声が伝えやすいように、前記背面部内部にまで貫通し、複数の点状に形成された孔部孔部領域と、を有し、
前記胴部は、天地方向に対して分離形成された、
動物のしっぽ形状である尾が形成された上胴体部と、
天地方向地方向側に動物の4本足形状にほぼ同等の長さで突出した4本の足部が形成された下胴体部と、から構成され、
前記頭部と前記胴部、前記頭部の前記前面部と前記背面部、前記胴部の前記上胴体部と前記下胴体部は、互いに分離不可能に固定され、
前記本体部は、水平面に載置すると前記4本の足部が水平面に対して、同等に接し、4本足の動物の立ち姿の形状をしており、
前記上胴体部には、前記頭部を
分離不可能に固定するための取付孔と、前記上胴体部外部からの接触を検出する静電反応型センサであるセンサ部と、前記センサ部の指令を受信する制御部とが一体化されたセンサ・制御部が取り付けやすいように前記センサ・制御部の取り付け時にガイドとなるセンサ・制御部ガイド部
が、前記上胴体部内部の天地方向天方向側に形成され、
前記センサ・制御部ガイド部は、前記センサ・制御部の基盤の形状に合わせた形状であり、前記基盤のサイズより若干大きめな壁形状で形成されており、前記センサ・制御部を前記センサ・制御部ガイド部にセットした状態で固定され、
前記下胴体部には、各部が動作するための電力を供給する電池部を有し、前記電池部が取り付けやすいように前記電池部の取り付け時にガイドとなる電池ガイド部
が前記下胴体部内部の天地方向地方向側に形成され、
前記電池ガイド部は、前記電池部の形状に合わせ、前記電池部より若干大きく前記電池部を囲う壁形状で形成されており、
かつ、前記電池ガイド部外側の両端に突出形成されたビス孔を有し、電池部を前記電池ガイド部にセットした状態で、前記電池部上に前記電池部を前記下胴体部に固定するため
に前記ビス孔にビス止めされる板状体と、を有し、
前記センサ・制御部の前記センサ部は、単一のセンサ部であり、その単一のセンサ部が反応を検出し、前記センサ・制御部の前記制御部からの指令があった場合に、前記音声部は単一の音声を出力することを特徴とする動物形状のセンサ反応型カプセルトイ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体部の外部を指で撫でるなどの動作にセンサ部が反応して、作用部が作用するセンサ反応型カプセルトイの発明である。
【背景技術】
【0002】
従来は、特許文献1に記載のように、布状のぬいぐるみの各部に複数の静電気反応型センサを配置し、この各部に配置された静電気反応型センサへの部位や反応の強弱により、鳴き声などの音声を変えて出力する玩具があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、静電気反応型センサを複数必要とする部品の多さ、及び、静電気反応型センサへの部位や反応の強弱により、鳴き声などの音声を変えるという制御の複雑さがあり、玩具として大型となりやすく、かつ、高額となる傾向があった。
【0005】
また、特許文献1に記載の発明は、所定の大きさを有したぬいぐるみであり、置き場所を考えると手軽に購入できるものではなかった。加えて、電子部品を内蔵していながら、汚れやすい布製のぬいぐるみであったため、清潔な状態で維持することが困難であった。
【0006】
そこで、本願発明は、カプセルトイ(以下、登録商標:ガチャガチャ、ガチャポン、ガシャポン、ガチャ、ピーカップ)であるため手軽に購入でき、小型で、センサの数が少なく、制御が複雑ではなく、かつ、本体部が樹脂により形成されていることにより拭き掃除など簡単に清潔な状態を保つことができるセンサ反応型カプセルトイを提供することを目的とする。
【発明の効果】
【0007】
本願発明により、カプセルトイは多種の場所に販売場所を設けることができるため、本願発明であるセンサ反応型カプセルトイを販売できる場所が増え、お客様への購入機会が増えた。また、カプセルに入るサイズであり小型化されたため、本棚に飾るなど場所を選ばず置くことができ、子供のみならず、大人へも購買欲が得られるものとなった。また、センサの数が少なく、制御が複雑ではないため、安価に提供できるようになった。加えて、本体部が樹脂で形成されていることにより、拭き掃除などにより簡単に清潔な状態を保つことができ、子供の衛生環境に貢献する、ディスプレイとして綺麗な状態を保つことができるようになった。本願発明は上記の効果を奏するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、センサ反応型カプセルトイであって、少なくとも1構成要素以上からなり、樹脂により形成された本体部と、本体部内に配置され、本体部外部からの接触の反応を検出するセンサ部と、本体部内に配置され、センサ部の指令を受信する制御部と、本体部内に配置され、センサ部で反応を検出し、制御部からの指令があった場合に所定の作用を行う作用部と、本体部内に配置され、少なくとも前記作用部を動作するために電力を供給する電池部と、を有することを特徴とするセンサ反応型カプセルトイである。
【0009】
本発明は、センサ部は、制御部の制御基板上に設けられており、センサ部と制御部を併せて、センサ・制御部を構成していることを特徴とするセンサ反応型カプセルトイである。
【0010】
本発明は、本体部の、センサ部、又は、センサ・制御部が本体部外部からの接触の反応を検出する部分には、センサが反応しやすいように本体部の他の部分より薄くされた薄肉部を有することを特徴とするセンサ反応型カプセルトイである。
【0011】
本発明は、本体部には、電池部の外形より若干大きく電池部を配置する際のガイドとなるガイド部が設けてあることを特徴とするセンサ反応型カプセルトイである。
【0012】
本発明は、本体部には、センサ・制御部の外形より若干大きくセンサ・制御部を配置する際のガイドとなるガイド部が設けてあることを特徴とするセンサ反応型カプセルトイである。
【0013】
本発明は、作用部は、音声を出力する音声部、又は、動作する動作部であることを特徴とするセンサ反応型カプセルトイである。
【0014】
本発明は、センサ部は、ひとつのセンサ部であり、そのひとつのセンサ部の反応に対して、作用部はひとつの動作をすることを特徴とするセンサ反応型カプセルトイである。
【0015】
本発明は、センサ部は、静電気反応型センサであることを特徴とするセンサ反応型カプセルトイである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの内部を示す平面図である。
【
図3】本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す背面図である。
【
図4】本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す斜視分解図(頭部)である。
【
図5】本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す斜視分解図(頭部)である。
【
図6(b)】は、本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す斜視分解図(胴部:電池ガイド部)である。
【
図7】本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す斜視分解図(胴部:センサ・制御部ガイド部)である。
【
図8】センサ部に対応した本体部の薄肉部の拡大平面図である。
【
図9】本発明の他の実施例のセンサ型カプセルトイの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す斜視図である。
図2は、本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの内部を示す平面図である。
以下、
図1~2について説明する。
図1に示すように、センサ反応型カプセルトイの外形、すなわち本体部1は猫型をしている。そして、
図1~2に示すように、本体部1の背中部2を撫でると、本体部1に内蔵されたセンサ部20が反応し、センサ部20の反応が制御部30に受信され、制御部は、作用部40、すなわちスピーカーからなる音声部41に作用するように指令を出す。この指令を受けて音声部41は猫の「ニャー」という鳴き声を出力する。音声部での鳴き声は「ニャーニャー」と2回以上の複数回でもよい。
上記のセンサ部20の反応から作用部40すなわちスピーカーからなる音声部41の出力までの一連の流れに対する電力は電池部50により供給している。
【0018】
図3は、本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す背面図である。
図3に示すように、スピーカーである音声部41の音声が伝えやすいように、音声部41が設けてある本体部1の頭部3の背面部5には、内部に貫通し、複数の点状の孔部からなる孔部領域6が設けられている。
【0019】
図4、及び、
図5は、本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す斜視分解図(頭部)である。
図4に示すように、本体部1の頭部3は、前面部4と背面部5とに分離されている。そして、
図5に示すように頭部3の背面部5は、胴体部7と分離されている。
頭部3の前面部4または背面部5に、作用部40、すなわちスピーカーからなる音声部41が取り付けやすいように、図示しない音声部41より少し大きな形状の壁部を設けること、音声部がパチンと嵌め込み可能な突出したツメをもつこと、あるいは、その逆で、音声部41より少し大きな形状の凹部を設けること、音声部にパチンと嵌め込み可能な突出したツメをもち、そのツメと係合する凹部を設けることなど、音声部41が取り付けやすく、取り付け時にガイドとなるガイド部を有していてもよい。また、ガイド部にて仮位置決めした音声部41をビス止めや接着など固定する方式にしてもよい。このようにすることによって、音声部41の取り付けが容易となるため、本願発明のセンサ反応型カプセルトイの製造が容易となり、コストダウンを図ることができる。
【0020】
図4に示す頭部3の前面部4と背面部5との分離、および、
図5に示す頭部3の背面部5の胴体部7との分離は、組み立て終了時に、再度分離可能であっても、分離不可能であってもよい。分離不可能とするために、嵌め込み各部に嵌め込み処理、または、接着を行ってもよい。
【0021】
図6(a)、(b)は、本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す斜視分解図(胴部:電池ガイド部)である。
図6(a)に示すとおり、本体部1の胴体部7は、天地方向に対して、半分に分離され、上胴体部8と、下胴体部9とに分離されている。この分離の態様としては、上記0020と同様でよい。
【0022】
そして、下胴体部9には、電池部50が取り付けやすいように電池部50の取り付け時にガイドとなる電池ガイド部10を有している。
図6(a)、(b)に示すとおり、電池ガイド部10は、電池部50の形状に合わせ、電池部50より若干大きな壁形状で形成されており、電池部50を電池ガイド部10にセットした状態で、電池部50の上に板状体11を積置し、この板状体11のビス孔12と下胴体部9から突出形成されたビス孔13とを位置合わせし、ビス14によりビス止めすることにより、電池部50を固定する。
【0023】
なお、電池部50の電池ガイド部10への取り付け態様や固定態様は、上記0019に記載した方式を採用してもよい。
【0024】
図7は、本発明の一実施例のセンサ反応型カプセルトイの外形を示す斜視分解図(胴部:センサ・制御部ガイド部)である。
図7に示すとおり、本体部1の胴体部7は、天地方向に対して、半分に分離され、上胴体部8と、下胴体部9とに分離されている。この分離の態様としては、上記0020と同様でよい。
【0025】
そして、上胴体部8には、センサ部20が制御部30と一体化されたセンサ・制御部60が取り付けやすいようにセンサ・制御部60の取り付け時にガイドとなるセンサ・制御部ガイド部15を有している。
センサ・制御部ガイド部15は、センサ・制御部60の基盤の形状に合わせ、基盤のサイズより若干大きめな壁形状で形成されており、センサ・制御部60をセンサ・制御部ガイド部15にセットした状態で固定されている。固定の態様は、ビス止めや接着剤などが用いられる。
【0026】
なお、センサ・制御部60のセンサ・制御部ガイド部15への取り付け態様や固定態様は、上記0019に記載した方式を採用してもよい。
【0027】
また、0025~0026の説明では、センサ部20と制御部30とを一体化したセンサ・制御部60の態様で説明したが、本体部1の形状やコスト面などを考慮し、センサ部20と制御部30とが分離したものを用いて、上述したガイドや取り付け態様を用いてもよい。
【0028】
図8には、センサ部20に対応した本体部1の薄肉部15の拡大平面図である。
図8に示すとおり、本体部1の、センサ部20が配置される位置、又は、センサ・制御部60のセンサ部分が配置される位置の本体部1は、センサの反応(感度)が向上するように厚みを薄く形成された薄肉部16を設けてもよい。薄肉部16の形状は、図示されたようにコの字型の凹溝、あるいは、円弧状の凹溝など薄肉形状であれば全ての態様が含まれるものとする。
【0029】
上記センサ反応型カプセルトイの本体部1の形状は猫型とし、背中部2を撫でることにより鳴き声を出力するものとしたが、形状は猫型に限らず、例えば、人、犬、パンダなどの哺乳類、カエル、蛇などの爬虫類、カブトムシなどの昆虫などあらゆる生物が含まれているものとする。また、センサを反応させる部分は、背中部2に限らず、腹部や足や腕などあらゆる部分が含まれるものとする。そして、本体部1にセンサ部20をひとつ持ち、ひとつの作用をする構成が好ましいが、複数のセンサ部20を持ち、複数の作用をする構成も含まれるものとする。
【0030】
本体部1は、樹脂により構成されているものであり、硬質な樹脂、例えばプラスチック系樹脂で構成されているものが好ましいが、例えば、軟質な樹脂、例えばシリコン系樹脂で構成されているものも含まれるものとする。
【0031】
上記に記載したセンサ部20は、本体部1の厚みを超えて反応を可能とする静電気反応型センサが好ましいが、その他、接触に反応するのであれば、静電反応型センサに限らずあらゆるセンサが含まれるものとする。
【0032】
上記作用部40、すなわち音声部41はスピーカーを示したが、例えば、機械的にベルを鳴らす構成や、機械的に作動音を鳴らす構成など、あらゆる音を鳴らす構成が含まれるものとする。
【0033】
なお、いうまでもなく、センサ部20、制御部30、又は、センサ・制御部60と、作用部40と、電池部50とは配線17により電気的に接続されている。
【0034】
次に
図9に基づいて、実施の第二の形態(他の実施例)について説明する。
0017~0032に記載した実施の形態と同じ構成は符号の番号を同一とする。また、本実施例の各構成や動作・作用に0017~0032に記載の内容が適宜採用できるものとする。
【0035】
図9に示すとおり、本体部1の形状は、自動車である。
【0036】
センサ部20、または、センサ・制御部60の配置された本体部1の天井部18を撫でる、または、触ることにより、作用部40であるモータ42が駆動し、自動車が走り走りだすものである。この実施例において、作用部40は動作部であるモータ42と図示しない音声部41の2つを持ち、天井部18を撫でる、または、触ることによりモータ42により駆動すると同時に、音声部42により自動車のエンジン音が出力される態様でもよい。この作用部40を2つ有する態様は、例えば、動作と音声が出力される態様は、上述した動物型のセンサ反応型カプセルトイにも、動作と鳴き声などとして採用することができる。
【0037】
図9の実施例では車両として自動車を例示したが、電車、ショベルカーなどの建設車両など様々な態様が含まれるものとする。
【0038】
他には、図示しない本体部1がビックリ箱であり、センサ部20、または、センサ・制御部60の配置された本体部1の部分を撫でる、または、触ることにより、作用部40が駆動し、例えばお化け、動物などのキャラクターが飛び出すものでもよい。
【0039】
作用部40の構成としては、音声を出力するもののみならず、実施の第2の形態に記載のように、動作部としてモータ、アクチュエータなどの動作する構成でもよい。
【0040】
上記に記載した、例えば、センサ部20、制御部30、または、センサ・制御部60と、作用部40と、電池部50と、をガイド部の構成により簡単かつコンパクトに簡単に取り付ける構造や、本体部の各部の組みつけ構造などによって、本願発明のセンサ反応型カプセルトイは、カプセルに入る小型のサイズ、かつ、安価に製造できるセンサ反応型の玩具を実現している。
【0041】
なお、本願発明に記載されたセンサ反応型カプセルトイの技術思想内においてあらゆる態様が含まれるものとする。
【符号の説明】
【0042】
1 本体部
2 背中部
3 頭部
4 前面部
5 背面部
6 孔部領域
7 胴体部
8 上胴体部
9 下胴体部
10 電池ガイド部
11 板状体
12 ビス孔
13 ビス孔
14 ビス
15 センサ・制御部ガイド部
16 薄肉部
17 配線
18 天井部
20 センサ部
30 制御部
40 作用部
41 音声部
42 モータ
50 電池部
60 センサ・制御部
【要約】
【課題】本体部を触ることにより、センサが反応して、鳴き声をなどを出力することができるセンサ反応型カプセルトイを提供する。
【解決手段】センサ反応型カプセルトイであって、少なくとも1構成要素以上からなり、樹脂により形成された本体部1と、本体部内に配置され、本体部外部からの接触の反応を検出するセンサ部20と、本体部内に配置され、センサ部の指令を受信する制御部30と、本体部内に配置され、前記センサ部20で反応を検出し、制御部からの指令があった場合に所定の作用を行う作用部40と、本体部内に配置され、少なくとも作用部を動作するために電力を供給する電池部50と、を有する発明である。
【選択図】
図2