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特許7178161ユーザの接触を検知してヒータを活性化するエアロゾル生成装置及び作動方法
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  • 特許-ユーザの接触を検知してヒータを活性化するエアロゾル生成装置及び作動方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-16
(45)【発行日】2022-11-25
(54)【発明の名称】ユーザの接触を検知してヒータを活性化するエアロゾル生成装置及び作動方法
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/51 20200101AFI20221117BHJP
   A24F 40/57 20200101ALI20221117BHJP
【FI】
A24F40/51
A24F40/57
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021547673
(86)(22)【出願日】2020-12-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-29
(86)【国際出願番号】 KR2020018110
(87)【国際公開番号】W WO2021201375
(87)【国際公開日】2021-10-07
【審査請求日】2021-08-13
(31)【優先権主張番号】10-2020-0038564
(32)【優先日】2020-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ、ウォン キョン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ミン キョ
(72)【発明者】
【氏名】イ、チョン ソプ
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ピョン ソン
【審査官】西村 賢
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-511123(JP,A)
【文献】特表2020-503902(JP,A)
【文献】特表2018-520663(JP,A)
【文献】国際公開第2017/141979(WO,A1)
【文献】特表2019-520051(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/00-47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリ、静電容量センサ、制御部、第1伝導性素子、第2伝導性素子、及びヒータを含み、
前記制御部は、前記静電容量センサが前記第1伝導性素子を介してユーザの接触を検知した第1時点、及び前記静電容量センサが前記第2伝導性素子を介して前記ユーザの接触を検知した第2時点の順序に基づいて、前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成された、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記バッテリ、前記静電容量センサ、前記制御部、及び前記第1伝導性素子を含む本体と、
前記第2伝導性素子及び前記ヒータを含み、前記本体と分離可能に結合するように構成されたカートリッジと、をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記カートリッジの少なくとも一部は、マウスピースを構成し、
前記第2伝導性素子は、前記静電容量センサが前記第2伝導性素子によって前記マウスピースに前記ユーザの唇の接触を検知するように、前記マウスピースに配置され、
前記本体は、前記ユーザが手にするためのハウジングをさらに含み、
前記第1伝導性素子は、前記静電容量センサが前記第1伝導性素子によって前記ハウジングに前記ユーザの手の接触を検知するように、前記ハウジングに配置される、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記本体は、第1接触端子を含み、
前記カートリッジは、前記第2伝導性素子が前記静電容量センサと電気的に連結されるように、前記第1接触端子と電気的に連結されるように構成された第2接触端子を含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記第2接触端子は、突設され、
前記第1接触端子は、前記カートリッジが前記本体と結合することにより、前記第2接触端子によって少なくとも一部が押されることで、前記第2伝導性素子と前記静電容量センサとを電気的に連結させるように構成された、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記第2接触端子が配置された前記カートリッジの側壁は、少なくとも一部が前記第2接触端子よりもさらに突設される、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記本体は、前記カートリッジの少なくとも一部を収容するように構成された収容空間を含み、
前記第1接触端子は、前記収容空間の開口部と反対となる前記収容空間の末端に配置される、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第2時点が前記第1時点以後であることに基づいて、前記ヒータが活性化されるように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成された、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記第1時点が、前記第2時点と同一であるか、それより以後であることに基づいて、前記ヒータが活性化されないように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成された、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記第2時点が前記第1時点以後であることに基づいて、前記静電容量センサが前記第1伝導性素子を介して前記第1時点から前記第2時点まで前記ユーザの接触が保持されることを検知したことに基づいて、前記ヒータが活性化されるように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成された、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記第2時点が前記第1時点より既設定の時間以後であることに基づいて、前記ヒータが活性化されるように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成された、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
エアロゾル生成装置によって、前記エアロゾル生成装置の第1伝導性素子を介してユーザの第1接触を検知する段階と、
前記エアロゾル生成装置によって、前記エアロゾル生成装置の第2伝導性素子を介して前記ユーザの第2接触を検知する段階と、
前記エアロゾル生成装置によって、前記第1接触及び前記第2接触を検知する順序に基づいて、バッテリからヒータに供給される電力を制御する段階と、を含む、エアロゾル生成装置の作動方法。
【請求項13】
前記制御する段階は、
前記第2接触が前記第1接触以後に検知されたことに基づいて、前記ヒータが活性化されるように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御する段階を含む、請求項12に記載のエアロゾル生成装置の作動方法。
【請求項14】
前記制御する段階は、
前記第1接触が前記第2接触と同時に、またはその後に検知されたことに基づいて、前記ヒータが活性化されないように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御する段階を含む、請求項12に記載のエアロゾル生成装置の作動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの接触を検知してヒータを活性化するエアロゾル生成装置及び作動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法に係わる需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成させる方法ではない、エアロゾル生成物質が加熱されることにより、エアロゾルが生成される方法に係わる需要が増加している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ユーザが喫煙以外の理由でエアロゾル生成装置をタッチする行為によるエアロゾル生成装置の活性化を防止する必要がある。
【0004】
技術的課題は、上述したところに限定されず、以下の例からさらに他の技術的課題が類推されうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ユーザの接触が特定方式で行われた場合、予熱を開始するか、活性化されるヒータを含むエアロゾル生成装置を提供する。
【0006】
上述した技術的課題を達成するための技術的手段として、本発明の第1側面は、バッテリ、静電容量センサ、制御部、第1伝導性素子、第2伝導性素子、及びヒータを含み、前記制御部は、前記静電容量センサが前記第1伝導性素子を介してユーザの接触を検知した第1時点及び前記静電容量センサが前記第2伝導性素子を介して前記ユーザの接触を検知した第2時点の順序に基づいて、前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するエアロゾル生成装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザが喫煙のためにエアロゾル生成装置と接触する場合にのみエアロゾル生成装置が活性化される。
【0008】
本発明の効果は、以上で例示された内容によって制限されず、さらに多様な効果が本明細書内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一実施例によるエアロゾル生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2】一実施例によるエアロゾル生成装置を説明するための図面である。
図3】一実施例によるカートリッジと本体の結合を説明するための図面である。
図4】一実施例によるエアロゾル生成装置がユーザの接触を検知した時点に基づいてヒータを活性化させる方法を説明するための図面である。
図5】一実施例によるエアロゾル生成装置の作動方法を示すフローチャートである。
図6】他の実施例によるエアロゾル生成装置を説明するための図面である。
図7】さらに他の実施例によるエアロゾル生成装置を説明するための図面である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1以上の実施例によって、エアロゾル生成装置が提供される。エアロゾル生成装置は、バッテリ、静電容量センサ、制御部、第1伝導性素子、第2伝導性素子、及びヒータを含み、前記制御部は、前記静電容量センサが前記第1伝導性素子を介してユーザの接触を検知した第1時点、及び前記静電容量センサが前記第2伝導性素子を介して前記ユーザの接触を検知した第2時点の順序に基づいて、前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成される。
【0011】
実施例において、エアロゾル生成装置は、前記バッテリ、前記静電容量センサ、前記制御部、及び前記第1伝導性素子を含む本体;及び前記第2伝導性素子及び前記ヒータを含み、前記本体と分離可能に結合するように構成されたカートリッジ;をさらに含む。
【0012】
実施例において、前記カートリッジの少なくとも一部は、マウスピースを構成し、前記第2伝導性素子は、前記静電容量センサが前記第2伝導性素子によって前記マウスピースへの前記ユーザの唇の接触を検知するように、前記マウスピースに配置され、前記本体は、前記ユーザが手にするためのハウジングをさらに含み、前記第1伝導性素子は、前記静電容量センサが前記第1伝導性素子によって前記ハウジングに前記ユーザの手の接触を検知するように、前記ハウジングに配置される。
【0013】
実施例において、前記本体は、第1接触端子を含み、前記カートリッジは、前記第2伝導性素子が前記静電容量センサと電気的に連結されるように、前記第1接触端子と電気的に連結されるように構成された第2接触端子を含む。
【0014】
実施例において、前記第2接触端子は、突設され、前記第1接触端子は、前記カートリッジが前記本体と結合することにより、前記第2接触端子によって少なくとも一部が押されることで、前記第2伝導性素子と前記静電容量センサを電気的に連結させるように構成される。
【0015】
実施例において、前記第2接触端子が配置された前記カートリッジの側壁は、少なくとも一部が前記第2接触端子よりもさらに突設される。
【0016】
実施例において、前記本体は、前記カートリッジの少なくとも一部を収容するように構成された収容空間を含み、前記第1接触端子は、前記収容空間の開口部と反対となる前記収容空間の末端に配置される。
【0017】
実施例において、前記制御部は、前記第2時点が前記第1時点以後であることに基づいて、前記ヒータが活性化されるように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成される。
【0018】
実施例において、前記制御部は、前記第1時点が、前記第2時点と同一であるか、それより以後であることに基づいて、前記ヒータが活性化されないように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成される。
【0019】
実施例において、前記制御部は、前記第2時点が前記第1時点以後であることに基づいて、前記静電容量センサが前記第1伝導性素子を介して前記第1時点から前記第2時点まで前記ユーザの接触が保持されることを検知したことに基づいて、前記ヒータが活性化されるように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成される。
【0020】
実施例において、前記制御部は、前記第2時点が前記第1時点より既設定の時間以後であることに基づいて、前記ヒータが活性化されるように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御するように構成される。
【0021】
1以上の実施例によって、エアロゾル生成装置の作動方法が提供される。エアロゾル生成装置の作動方法は、エアロゾル生成装置によって、前記エアロゾル生成装置の第1伝導性素子を介してユーザの第1接触を検知する段階;前記エアロゾル生成装置によって、前記エアロゾル生成装置の第2伝導性素子を介して前記ユーザの第2接触を検知する段階;及び前記エアロゾル生成装置によって、前記第1接触及び前記第2接触を検知する順序に基づいて、バッテリからヒータに供給される電力を制御する段階;を含む。
【0022】
実施例において、前記制御する段階は、前記第2接触が前記第1接触以後に検知されたことに基づいて、前記ヒータが活性化されるように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御する段階を含む。
【0023】
実施例において、前記制御する段階は、前記第1接触が前記第2接触と同時に、またはその後に検知されたことに基づいて、前記ヒータが活性化されないように前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を制御する段階を含む。
【0024】
実施例で使用される用語は、本発明での機能を考慮しながら可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当分野に従事する技術者の意図または判例、新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。したがって、本発明で使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有する意味と本発明の全般にわたる内容とに基づいて定義されねばならない。
【0025】
本明細書で使用されたように、「少なくともいずれか1つの」のような表現が配列された構成要素の前にあるとき、配列されたそれぞれの構成ではない全体構成要素を修飾する。例えば、「a、b、及びcのうち、少なくともいずれか1つ」という表現は、a、b、c、またはaとb、aとc、bとc、またはaとbとcを含むと解釈せねばならない。
【0026】
構成要素またはレイヤが他の構成要素またはレイヤの「上方の」、「上部の」、「連結された」、または「結合された」と言及されるとき、構成要素またはレイヤは、他の構成要素またはレイヤの直上にあるか、上方にあるか、連結されるか、結合されるか、または、間の構成要素またはレイヤが存在しうる。対照的に、構成要素が他の構成要素またはレイヤの「直ぐ上の」、「直上の」、「直接連結された」、または「直接結合された」と言及されるとき、中間の構成要素またはレイヤが存在しない。同じ参照番号は、全体として同じ構成要素を指称する。
【0027】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいは、ハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
【0028】
以下、添付図面に基づいて本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施するように詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態によって具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
【0029】
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説明する。
【0030】
図1は、一実施例によるエアロゾル生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0031】
図1を参照すれば、エアロゾル生成装置10000は、バッテリ11000、ヒータ12000、少なくとも1つのセンサ13000、ユーザインターフェース14000、メモリ15000、及び制御部16000を含んでもよい。しかし、エアロゾル生成装置10000の内部構造は、図1に図示されたところに限定されない。エアロゾル生成装置10000の実施例によって、図1に図示されたハードウェア構成のうち、一部が省略されるか、新たな構成がさらに追加されるということを、本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
【0032】
一実施例において、エアロゾル生成装置10000は、本体だけで構成され、その場合、エアロゾル生成装置10000に含まれたハードウェア構成は、本体に位置する。他の実施例において、エアロゾル生成装置10000は、本体及びカートリッジで構成され、エアロゾル生成装置10000に含まれたハードウェア構成は、本体及びカートリッジに分けられて位置することができる。または、エアロゾル生成装置10000に含まれたハードウェア構成のうち、少なくとも一部は、本体及びカートリッジそれぞれに位置することもできる。
【0033】
以下では、エアロゾル生成装置10000の特定空間での位置に限らず、各構成の動作を説明する。
【0034】
バッテリ11000は、エアロゾル生成装置10000の動作に用いられる電力を供給する。すなわち、バッテリ11000は、ヒータ12000が加熱されるように電力を供給することができる。また、バッテリ11000は、エアロゾル生成装置10000内に備えられた他のハードウェアの構成、すなわち、少なくとも1つのセンサ13000、ユーザインターフェース14000、メモリ15000、及び制御部16000の動作に必要な電力を供給することができる。バッテリ11000は、充電が可能なバッテリでも、使い捨てバッテリでもある。例えば、バッテリ11000は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリでもあるが、それに制限されない。
【0035】
ヒータ12000は、制御部16000の制御によってバッテリ11000から電力を供給される。ヒータ12000は、バッテリ11000から電力を供給されてエアロゾル生成装置10000に挿入されたシガレットを加熱するか、エアロゾル生成装置10000に装着されたカートリッジを加熱することができる。
【0036】
ヒータ12000は、エアロゾル生成装置10000の本体に位置することができる。または、エアロゾル生成装置10000が本体及びカートリッジで構成される場合、ヒータ12000は、カートリッジに位置することができる。ヒータ12000がカートリッジに位置する場合、ヒータ12000は、本体及びカートリッジのうち、少なくともいずれか1箇所に位置したバッテリ11000から電力を供給されうる。
【0037】
ヒータ12000は、任意の好適な電気抵抗性物質で形成されうる。例えば、好適な電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、錫、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属または金属合金でもあるが、それらに制限されない。また、ヒータ12000は、金属熱線(wire)、導電性トラック(track)が配置された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによって具現されるが、それらに制限されない。
【0038】
一実施例において、ヒータ12000は、カートリッジに含まれた構成でもある。カートリッジは、ヒータ12000、液体伝達手段及び液体保存部を含んでもよい。液体保存部に収容されたエアロゾル生成物質は、液体伝達手段に移動して、ヒータ12000は、液体伝達手段に吸収されたエアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを発生させうる。例えば、ヒータ12000は、ニッケルクロムのような素材を含み、液体伝達手段に巻き取られるか、液体伝達手段に隣接して配置されうる。
【0039】
他の実施例において、ヒータ12000は、エアロゾル生成装置10000の収容空間に挿入されたシガレットを加熱することができる。エアロゾル生成装置10000の収容空間にシガレットが収容されることにより、ヒータ12000は、シガレットの内部及び/または外部に位置する。これにより、ヒータ12000は、シガレット内のエアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを発生させうる。
【0040】
一方、ヒータ12000は、誘導加熱式ヒータでもある。ヒータ12000は、シガレットまたはカートリッジを誘導加熱方式で加熱するための導電性コイルを含み、シガレットまたはカートリッジには、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタが含まれる。
【0041】
エアロゾル生成装置10000は、少なくとも1つのセンサ13000を含んでもよい。少なくとも1つのセンサ13000でセンシングされた結果は、制御部16000に伝達され、センシング結果によって制御部16000は、ヒータ12000の動作制御、喫煙の制限、シガレット(または、カートリッジ)挿入有/無の判断、お知らせ表示のような多様な機能が行われるように、エアロゾル生成装置10000を制御することができる。
【0042】
例えば、少なくとも1つのセンサ13000は、パフ検知センサを含んでもよい。パフ検知センサは、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化及び圧力変化のうち、いずれか1つに基づいてユーザのパフを検知することができる。
【0043】
また、少なくとも1つのセンサ13000は、温度検知センサを含んでもよい。温度検知センサは、ヒータ12000(または、エアロゾル生成物質)が加熱される温度を検知することができる。エアロゾル生成装置10000は、ヒータ12000の温度を検知する別途の温度検知センサを含むか、別途の温度検知センサを含む代わりに、ヒータ12000自体が温度検知センサの役割を行うことができる。または、ヒータ12000が温度検知センサの役割を行うと共に、エアロゾル生成装置10000に別途の温度検知センサがさらに含まれる。
【0044】
また、少なくとも1つのセンサ13000は、静電容量センサを含んでもよい。静電容量センサは、静電容量を用いて近接した物体を検知する近接センサまたは物体の接触を検知するタッチセンサなどでもあるが、これに制限されるものではない。
【0045】
ユーザインターフェース14000は、ユーザにエアロゾル生成装置10000の状態に係わる情報を提供する。ユーザインターフェース14000は、視覚情報を出力するディスプレイまたはランプ、触覚情報を出力するモータ、音情報を出力するスピーカ、ユーザから入力された情報を受信するか、ユーザに情報を出力する入/出力(I/O)インターフェーシング手段(例えば、ボタンまたはタッチスクリーン)とデータ通信を行うか、充電電力を供給されるための端子、外部デバイスと無線通信(例えば、WI-FI, WI-FI Direct, Bluetooth, NFC(Near-Field Communication)など)を行うための通信インターフェーシングモジュールなどの多様なインターフェーシング手段を含んでもよい。
【0046】
但し、実施例によれば、エアロゾル生成装置10000には、上の例示された多様なユーザインターフェース14000例示のうち、一部のみ取捨選択して具現されうる。
【0047】
メモリ15000は、エアロゾル生成装置10000内で処理される各種データを保存するハードウェアであって、メモリ15000は、制御部16000で処理されたデータ及び処理されるデータを保存することができる。メモリ15000は、RAM(random access memory)(例えば、DRAM(dynamic random access memory), SRAM(static random access memory)など), ROM(read-only memory), EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)などの多様な種類によっても具現される。
【0048】
メモリ15000には、エアロゾル生成装置10000の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、及びユーザの喫煙パターンに係わるデータなどが保存されうる。
【0049】
制御部16000は、エアロゾル生成装置10000の全般的な動作を制御するハードウェアである。制御部16000は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアによっても具現されるということを、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
【0050】
制御部16000は、少なくとも1つのセンサ13000によってセンシングされた結果を分析し、後続して行われる処理を制御する。
【0051】
制御部16000は、少なくとも1つのセンサ13000によってセンシングされた結果に基づいて、ヒータ12000の動作が開始または終了するように、ヒータ12000に供給される電力を制御することができる。また、制御部16000は、少なくとも1つのセンサ13000によってセンシングされた結果に基づいて、ヒータ12000が所定の温度まで加熱されるか、適切な温度を保持するようにヒータ12000に供給される電力の量及び電力が供給される時間を制御することができる。
【0052】
一実施例において、制御部16000は、静電容量センサを通じてユーザの接触を検知した後、ヒータ12000の動作を開始するために、ヒータ12000のモードを予熱モードに設定することができる。また、制御部16000は、パフ検知センサを用いてユーザのパフを検知した後、ヒータ12000のモードを予熱モードから動作モードに切換えられる。また、制御部16000は、パフ検知センサを用いてパフ回数をカウントした後、パフ回数が既設定の回数に到逹すれば、ヒータ12000に電力供給を中断することができる。
【0053】
制御部16000は、少なくとも1つのセンサ13000によってセンシングされた結果に基づいて、ユーザインターフェース14000を制御することができる。例えば、パフ検知センサを用いてパフ回数をカウントした後、パフ回数が既設定の回数に到逹すれば、制御部16000は、ランプ、モータ及びスピーカのうち、少なくともいずれか1つを用いてユーザにエアロゾル生成装置10000がすぐ終了することを予告することができる。
【0054】
以下、省略された内容であっても、図1で説明された内容は、以下で説明するエアロゾル生成装置及びその作動方法にも適用されうる。
【0055】
図2は、一実施例によるエアロゾル生成装置を説明するための図面である。
【0056】
一実施例において、エアロゾル生成装置100は、本体110及びカートリッジ120を含んでもよい。カートリッジ120は、本体110と分離可能に結合することができる。
【0057】
本体110は、第1伝導性素子111、バッテリ112、静電容量センサ113、制御部114、及びハウジング115を含んでもよい。他の実施例において、静電容量センサ113は、カートリッジ120に配置されうる。
【0058】
第1伝導性素子111は、ハウジング115の外部に配置されうる。第1伝導性素子111は、ハウジング115においてユーザが手にする部分に配置されうる。
【0059】
ユーザがエアロゾル生成装置100を把持すれば、ユーザの手と第1伝導性素子111とが接触することで、静電容量センサ113は、ユーザの接触を検知することができる。カートリッジ120は、第2伝導性素子121及びヒータ122を含んでもよい。カートリッジ120の少なくとも一部は、マウスピース123を構成することができる。
【0060】
第2伝導性素子121は、マウスピース123に配置されうる。すなわち、第2伝導性素子121は、ユーザがカートリッジ120を口にする部分に配置されうる。
【0061】
第2伝導性素子121は、カートリッジ120の一面に配置されうる。または、第2伝導性素子121は、ユーザの上唇及び下唇といずれも接触するようにカートリッジ120の両面に配置されうる。
【0062】
ユーザがマウスピース123を口にすれば、ユーザの唇と第2伝導性素子121が接触することで、静電容量センサ113は、ユーザの接触を検知することができる。
【0063】
第1伝導性素子111及び第2伝導性素子121の大きさ、形態、色相、及び構成する物質などは、制限されない。例えば、第1伝導性素子111及び第2伝導性素子121は、ユーザが視認可能な形態及び色相で構成されうる。例えば、第1伝導性素子111及び第2伝導性素子121は、ユーザが接触しやすいサイズで構成されうる。例えば、第1伝導性素子111及び第2伝導性素子121は、銅、鉄、アルミニウムのように伝導性を有する物質で構成されうる。
【0064】
制御部114は、静電容量センサ113が第1伝導性素子111を通じてユーザの接触を検知した第1時点及び静電容量センサ113が第2伝導性素子121を通じてユーザの接触を検知した第2時点の順序に基づいて、バッテリ112からヒータ122に供給される電力を制御することができる。
【0065】
図3は、一実施例によるカートリッジと本体との結合を説明するための図面である。
【0066】
本体110は、第1接触端子117を含んでもよい。カートリッジ120は、第2伝導性素子121が静電容量センサ113と電気的に連結されるように、第1接触端子117と電気的に連結されるように構成された第2接触端子124を含んでもよい。
【0067】
本体110は、カートリッジ120の少なくとも一部が挿入される収容空間116を含んでもよい。第1接触端子117は、収容空間116の開口部と反対となる末端に(下側壁1eに近く)配置されうる。第2接触端子124は、収容空間116に挿入されるカートリッジ120の末端に(下側壁2eに近く)配置されうる。図3には、カートリッジ120の側壁2sに配置された第2接触端子124が図示されているが、他の実施例において、第2接触端子124は、カートリッジ120の下側壁2eに配置されうる。同様に、図3には、収容空間116の側壁1sに配置された第1接触端子117が図示されているが、他の実施例において、第1接触端子117は、収容空間116の下側壁1eに配置されうる。第1接触端子117が収容空間116の開口部と反対となる末端に配置されることで、第1接触端子117が収容空間116の開口部近傍置される場合と対比して、カートリッジ120との摩擦による第1接触端子117の損傷を防止することができる。
【0068】
第2接触端子124は、カートリッジ120のボディーから突設されうる。第1接触端子117は、カートリッジ120が本体110と結合することにより、第2接触端子124によって少なくとも一部が押されることにより、第2伝導性素子121と静電容量センサ113を電気的に連結させうる。例えば、第1接触端子117は、c-clip型接触端子でもあるが、これに制限されるものではない。
【0069】
第2接触端子124が配置されたカートリッジ120の側壁2sは、一部が第2接触端子124よりもさらに突設されうる。すなわち、カートリッジ120の側壁2sの一部の突出長d1は、第2接触端子124のカートリッジ120のボディーからの突出長d2よりも長い。カートリッジ120の側壁2sの一部を第2接触端子124よりもさらに突設することで、第2接触端子124によってカートリッジ120と収容空間116の側壁1sとの間に発生した空間116sを外部から遮断することができる。
【0070】
第2接触端子124が配置されたカートリッジ120の側壁2sの一部の突出長d1は、反対側壁2aの一部の突出長d3よりも長い。他の実施例において、第2接触端子124が配置されたカートリッジ120の側壁2sは、一部が突設され、反対側壁2aは、突出部分のない平面になるように形成されうる。第2接触端子124が配置されたカートリッジ120の側壁2sと反対側壁2aを非対称的に形成することで、ユーザが容易にカートリッジ120を正しい方向に収容空間116に挿入することができる。
【0071】
図4は、一実施例によるエアロゾル生成装置(例えば、エアロゾル生成装置100)がユーザの接触を検知した時点に基づいてヒータを活性化させる方法を説明するための図面である。
【0072】
制御部(例えば、制御部114)は、静電容量センサ(例えば、静電容量センサ113)が第1伝導性素子(例えば、第1伝導性素子111)を通じてユーザの接触を検知した第1時点t及び静電容量センサ(例えば、第2伝導性素子121)が第2伝導性素子を介してユーザの接触を検知した第2時点tの順序に基づいて、バッテリ(例えば、バッテリ112)からヒータ(例えば、ヒータ122)に供給される電力を制御することができる。
【0073】
制御部は、第1時点tが第2時点tより以前である場合、ヒータが予熱を開始するか、活性化されるようにバッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。その場合、ユーザがエアロゾル発生装置を把持した後、マウスピースを口にする方式に対応しうる。したがって、制御部は、ユーザがエアロゾル発生装置を把持した後、マウスピースを口にした場合、予熱を開始するか、ヒータを活性化させうる。
【0074】
また、制御部は、第1時点tが第2時点tと同一であるか、それより以後である場合、ヒータが予熱を開始するか、活性化されないように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。その場合、エアロゾル発生装置の把持する部分と口にする部分で同時に接触がなされるか、口にする部分に接触がなされた後、把持する部分に接触がなされた場合に対応しうる。その場合、一般的にユーザが喫煙のためにエアロゾル発生装置を用いる方式であるとは認められないので、制御部は、その場合に予熱を開始することか、ヒータが活性化されることを制限することができる。
【0075】
また、制御部は、第1時点tが第2時点tより以前であり、静電容量センサが第1時点tから第2時点tまで第1伝導性素子を介して前記ユーザの接触が保持されることを検知した場合、ヒータが予熱を開始するか、活性化されるように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。その場合、ユーザがエアロゾル発生装置を続けて把持した状態で、マウスピースを口にする方式に対応する。したがって、制御部は、ユーザがエアロゾル発生装置を続けて把持した状態で、マウスピースを口にした場合に予熱を開始するか、ヒータを活性化させうる。
【0076】
また、制御部は、第1時点tが第2時点tより以前であり、第2時点tが第1時点tより既設定の期間p1以後である場合、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。その場合は、ユーザがエアロゾル発生装置を把持して口に向かって移動させた後、マウスピースを口にする方式に対応する。既設定の期間p1は、ユーザがエアロゾル発生装置を把持した後、口までの移動にかかる平均的な期間に対応する。例えば、既設定の期間p1は、数秒または数十秒でもあるが、これに制限されるものではない。
【0077】
他の実施例において、制御部は、静電容量センサが第1伝導性素子を介してユーザの接触を検知した第1時点t、静電容量センサが2個の第2伝導性素子それぞれを通じてユーザの接触を検知した第2時点t、及び第3時点tの順序に基づいて、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。
【0078】
エアロゾル生成装置は、ユーザの上唇及び下唇それぞれと接触する2個の第2伝導性素子を含んでもよい。2個の第2伝導性素子は、カートリッジの両面に配置されうる。第2時点t及び第3時点tは、ユーザの上唇及び下唇がそれぞれ2個の第2伝導性素子と接触する時点をそれぞれ示す。
【0079】
制御部は、第1時点tが第2時点t及び第3時点tより以前であり、第2時点tと第3時点tとが同一である場合、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。その場合は、ユーザがエアロゾル発生装置を把持した後、上唇及び下唇をいずれもマウスピースに接触させる方式に対応する。ユーザがマウスピースを口にするとき、ユーザの上唇及び下唇がマウスピースと同時(または無視できるほどの差)に接触する。したがって、制御部は、ユーザがエアロゾル発生装置を把持した後、両唇をいずれもマウスピースに接触させた場合に予熱を開始するか、ヒータを活性化させうる。
【0080】
制御部が第1時点t、第2時点t、及び第3時点tの順序に基づいて、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように制御することで、ユーザが喫煙のためにエアロゾル生成装置と接触する場合にのみエアロゾル生成装置が活性化されうる。
【0081】
図5は、一実施例によるエアロゾル生成装置の作動方法を示すフローチャートである。
【0082】
510段階において、エアロゾル生成装置の制御部は、静電容量センサが第1伝導性素子を介してユーザの接触を検知した第1時点を獲得することができる。第1時点は、ユーザがエアロゾル生成装置を把持する時点に対応する。
【0083】
520段階において、エアロゾル生成装置の制御部は、静電容量センサが第2伝導性素子を介してユーザの接触を検知した第2時点を獲得することができる。第2時点は、ユーザがエアロゾル生成装置を口にした時点に対応する。
【0084】
530段階において、エアロゾル生成装置の制御部は、第1時点と第2時点の順序に基づいて、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。制御部は、第1時点が第2時点より以前である場合(ユーザがエアロゾル発生装置を把持した後、マウスピースを口にする方式に対応)、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。また、制御部は、第1時点が前記第2時点と同一であるか、以後である場合(一般的にユーザが喫煙のためにエアロゾル発生装置を用いる方式であるとは認められない場合)、ヒータが予熱を開始するか、活性化されないように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。
【0085】
図6は、他の実施例によるエアロゾル生成装置を説明するための図面である。
【0086】
エアロゾル生成装置200は、本体210及びカートリッジ220を含んでもよい。
【0087】
本体210は、入力インターフェーシング手段211、バッテリ212、静電容量センサ213、及び制御部214を含んでもよい。入力インターフェーシング手段211は、ボタン、スライディングスイッチ、タッチスクリーン、ノブ(knob)などでもあるが、これらに制限されるものではない。
【0088】
カートリッジ220は、伝導性素子221及びヒータ222を含んでもよい。カートリッジ220の少なくとも一部は、マウスピース223を構成することができる。伝導性素子221は、マウスピース223に配置されうる。すなわち、伝導性素子221は、ユーザがカートリッジ220を口にする部分に配置されうる。
【0089】
制御部214は、入力インターフェーシング手段211を通じてユーザ入力を受信した後静電容量センサ213が伝導性素子221を通じてユーザの接触を検知すれば、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。
【0090】
逆に、制御部214は、静電容量センサ213が伝導性素子221を通じてユーザの接触を検知した後、入力インターフェーシング手段211を通じてユーザ入力を受信すれば、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。
【0091】
ユーザが入力インターフェーシング手段211を操作する動作及びユーザがエアロゾル生成装置に接触する動作に基づいて、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように制御することで、ユーザが喫煙のために、エアロゾル生成装置と接触する場合にのみエアロゾル生成装置が活性化されうる。
【0092】
図7は、さらに他の実施例によるエアロゾル生成装置を説明するための図面である。
【0093】
エアロゾル生成装置300は、本体310及びカートリッジ320を含んでもよい。他の実施例において、エアロゾル生成装置300は、本体310だけ含んでもよい。
【0094】
本体310は、複数の伝導性素子311、バッテリ312、静電容量センサ313、及び制御部314を含んでもよい。
【0095】
カートリッジ320は、ヒータ322を含んでもよい。他の実施例でカートリッジ320は、伝導性素子をさらに含んでもよい。
【0096】
制御部314は、静電容量センサ313が複数の伝導性素子311を通じてユーザの接触を検知する順序に基づいて、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。
【0097】
制御部314は、静電容量センサ313が複数の伝導性素子311を通じてユーザの接触を検知する順序が既設定の順序である場合、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。その場合は、ユーザがパスワードを入力するように、複数の伝導性素子311を特定順序で接触する方式に対応する。例えば、ユーザが既設定の順序と同一に、第1伝導性素子311a、第3伝導性素子311c、第2伝導性素子311b、第4伝導性素子311dの順序で伝導性素子311と接触した場合、制御部314は、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように、バッテリからヒータに供給される電力を制御することができる。
【0098】
ロック解除のための命令のように複数の伝導性素子311を特定順序で接触する動作に基づいて、ヒータが予熱を開始するか、活性化させるように制御することで、ユーザが喫煙のために、エアロゾル生成装置と接触する場合にのみエアロゾル生成装置が活性化されうる。
【0099】
一実施例は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態によっても具現されうる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータによってアクセスされる任意の可用媒体でもあり、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体をいずれも含む。また、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含んでもよい。コンピュータ記録媒体は、コンピュータ可読命令語、データ構造、プログラムモジュール、またはその他データのような情報の保存のための任意の方法または技術によって具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型媒体をいずれも含む。通信媒体は、典型的にコンピュータ可読命令語、データ構造、プログラムモジュールのような変調されたデータ信号のその他データ、または、その他伝送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0100】
上述した実施例に係わる説明は、例示に過ぎず、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば、それにより多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解できるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7