特許7178162IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

RC造・SRC造における補強機構に係り、詳しくは例えば建築物・構築物を耐震補強もしくは構造物を後付け施工するにあたって、各々の外面に取り付けられる補強鉄骨の効果を高めるべく構造の一体性・力の伝達性改善の大幅な向上を期すようにした補強機構に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明はの問題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、RC造・SRC造の躯体に付設することが容易となり、通常のアンカーとしての棒鋼よりはるかに大きな曲げ剛性、せん断剛性に加えて大きなコンクリート支圧面積を確保できるようにし、躯体から間接接合部に作用する大きなせん断力を確実に補強鉄骨に伝達することができるようにしたRC造・SRC造における補強機構を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

補強鉄骨3が既存躯体2外面に固定されるRC造・SRC造であって、モルタル6充填の間接接合部7と既存梁4Aの間にPC板もしくはALC板が外壁12として躯体の外側に設置されている場合の補強機構に適用される。その特徴とするところは、図1を参照して、建物の既存梁4Aのみにあけられた水平孔5に先端部4aが挿入された肉厚/管外径が少なくとも0.1の厚肉管の厚肉鋼管シャーキー4が、その基端部4bを、補強鉄骨・・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る厚肉鋼管シャーキーは、その先端部が既存躯体にあけられた水平孔に挿入され、その基端部が補強鉄骨・既存躯体間に形成されるモルタル充填間接接合部に挿入深さを150mmとして水平を保って設置されるので、鋼管シャーキーの前後端を含む全長のアライメントを容易にとることができる。これは、鋼管シャーキーの先端部が既存躯体にあけられた水平孔に挿入されることによるが、水平孔の軸芯上およびその延長線上に配置された棒体によるところも大きく、厚肉鋼管シャーキーの両端部に設けた端板中央にあけられたガイド孔を介して棒体に案内されるようにして、既存躯体に向け移行して厚肉鋼管シャーキーが水平を保って配置することができる。したがって。鋼管シャーキーの姿勢は安定がとられ、工事に支障の出ることはなく、工事量の迅速化が図られるこのようなことより、補強鉄骨に対して直角に伸びる姿勢でRC造・SRC造の躯体に設置することが容易となり、厚肉鋼管キーは通常のアンカーとしての棒鋼よりはるかに大きな曲げ剛性、せん断剛性に加えて大きなコンクリート支圧面積を確保できるようになる。躯体から間接接合部に作用する大きなせん断力を確実に補強鉄骨に伝達することができる。それゆえ、補強のための投入資材点数の大幅な削減と、そのための工事量や工事時間の節減は目覚しいものがある。棒体10に鋼管シャーキー両端面の蓋部材にあけた穴をガイドに鋼管シャーキーを挿入するので水平孔による支持が得られるように適宜の深さ150mmとしておけば、鋼管シャーキーの姿勢は安定がとられ、工事に支障の出ることはなく、工事量の迅速化が図られる。

モルタル充填間接接合部と既存梁との間にPC板もしくはALC板が外壁として躯体の外側に設置されている場合、その外壁にも鋼管シャーキーのための挿通孔が開口されるから、鋼管シャーキーのアライメントが全長にわり確保される。挿通孔内縁にクッション材が配されるから、外壁板との間に力の伝達がなされないようになり、間接接合部に作用する大きなせん断力を外壁に及ぼすことなく確実に補強鉄骨に伝達することができる。

鋼管シャーキーは、肉厚/管外径が0.1以上の厚肉管としているので、市販の規定品を使用でき、鋼棒を使用する場合と同等かそれ以下の鉄材消費で済ますことができる。

モルタル充填の間接接合部と既存梁の間にPC板もしくはALC板が外壁として躯体の外側に設置されていない場合における補強鉄骨が既存躯体外面に固定されるRC造・SRC造補強機構においても、鋼管シャーキーの前後端を含む全長のアライメントを容易にとることができる。鋼管シャーキーの姿勢は安定がとられ、工事に支障の出ることはなく、工事量の迅速化が図られるこのようなことより、補強鉄骨に対して直角に伸びる姿勢でRC造・SRC造の躯体に設置することが容易となり、厚肉鋼管キーは通常のアンカーとしての棒鋼よりはるかに大きな曲げ剛性、せん断剛性に加えて大きなコンクリート支圧面積を確保できるようになる。躯体から間接接合部に作用する大きなせん断力を確実に補強鉄骨に伝達することができる。それゆえ、補強のための投入資材点数の大幅な削減と、そのための工事量や工事時間の節減は目覚しいものがある。この鋼管シャーキーによる補強は、集合住宅 学校等の建物さらには橋脚設置の工事用後付け基礎といった構造物にも適用できる。

鋼管シャーキーの先端部周囲の隙間がエポキシ樹脂で充填されるようにされているなら、鋼管シャーキーの姿勢安定は早まり工事量や工事時間の節減が図かられやすい。

鋼管シャーキーの先端部周囲の隙間がモルタルで充填されるようにされている場合も、鋼管シャーキーの姿勢安定は高まり工事量や工事時間の節減が図かられる。

鋼管シャーキー内に、モルタルが充填されるようにしておくから、鋼管シャーキーの内面まで防錆が図られるだけでなく、鋼管シャーキーのイナーシャの増大化もなされる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明に係るRC造・SRC造における補強機構が適用された間接接合部およびその周囲の建築要素構造図。
【図2】 鋼管シャーキーの一例の断面図および平面図や側面図。
【図3】 既設梁に対面して補強鉄骨を水平に配置された場合の鋼管シャーキーの採用部位を示す正面図、およびPC板外壁がある場合の鋼管シャーキーの採用部位を示す平面図。
【図4】 水平孔にエポキシ樹脂を充填させた場合の機構であって、注入パイプの設置例を含んだ構成図。
【図5】 鋼管シャーキー設置の他例図。
【図6】 鋼管シャーキーの内部および水平孔にモルタルを充満させた例の構造図。
【図7】 さらなる他例図。
【図8】 橋脚とその上の橋桁の全体図および地震により桁の動きを表した橋脚図。
【図9】 ジャッキ台や桁の摺動可能台(スライダブルサポート)を事後的に橋脚に取り付けた構造体の拡大図。
【図10】 先行技術における補強された建物および間接接合部の平面図。
【図11】 間接接合部におけるアンカー設置の一例図。

代表図 図1本件の代表的な図

2:既存構造物、3補強鉄骨(H形鋼)、3A:補強梁、3B:補強柱、4A:既存躯体の梁、4B:既存柱、4:厚肉鋼管シャーキー、4a:先端部、4b:基端部、5:水平孔、6:間接接合部モルタル、7:間接接合部、10:棒体(ボルト)、11:エポキシ樹脂、12:外壁、13:挿通孔、14:クッション材、22:あと付け構築物。26A,26B:端板(蓋部材)、26a,26b:ガイド穴。

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