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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-16
(45)【発行日】2022-11-25
(54)【発明の名称】作業温度制御可能な磁気分離器結合体
(51)【国際特許分類】
   B03C 1/02 20060101AFI20221117BHJP
   B03C 1/00 20060101ALI20221117BHJP
【FI】
B03C1/02 Z
B03C1/00 C
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2020190105
(22)【出願日】2020-11-16
(65)【公開番号】P2021171756
(43)【公開日】2021-11-01
【審査請求日】2020-11-17
(31)【優先権主張番号】109114395
(32)【優先日】2020-04-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】520448773
【氏名又は名称】泰▲車▼實業有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】魏 仕誼
(72)【発明者】
【氏名】張 文成
(72)【発明者】
【氏名】林 肯▲徳▼
(72)【発明者】
【氏名】李 保定
(72)【発明者】
【氏名】謝 坤庭
【審査官】高橋 成典
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-148150(JP,A)
【文献】中国実用新案第203018189(CN,U)
【文献】特開2002-195212(JP,A)
【文献】国際公開第2014/098040(WO,A1)
【文献】特開2002-113386(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第102218371(CN,A)
【文献】特開平10-192619(JP,A)
【文献】米国特許第04457838(US,A)
【文献】特開2007-307578(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0056233(KR,A)
【文献】特開2004-255249(JP,A)
【文献】特開2001-009321(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B03C 1/00 - 1/32
B01D 35/06
43/00
57/00 - 57/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
非磁性桿状体および磁石セットを備え、
前記非磁性桿状体は、中空チャンバー、第一端、第二端前記第一端から前記第二端へ伸びる長軸の方向で有し、前記第一端は少なくとも一つの送気口を有し、前記第二端は少なくとも一つの排気口を有し、
前記磁石セットは、複数の磁石および複数のスペーサーを有し、複数の前記スペーサーはそれぞれ二つの隣り合う前記磁石の間に配置され、
前記磁石セットは、前記中空チャンバー内に配置されて気体流路を生成するため、外部の気流を前記送気口から吸い込んで前記気体流路へ流動させて前記排気口から流出させることができ
さらに非磁性スリーブ管を備え、
前記非磁性スリーブ管は前記非磁性桿状体より短く、前記非磁性桿状体の外側に被って前記非磁性桿状体の前記長軸の方向に沿って第一位置および第二位置の間を往復移動し、
前記非磁性桿状体の前記中空チャンバーは第一部分および第二部分を有し、
前記磁石セットは前記第二部分に配置されて磁性エリアを生成するのに対し、前記第一部分は第一非磁性エリアになり、
前記非磁性スリーブ管が前記第一位置に据えられる際、前記非磁性スリーブ管は前記非磁性桿状体の前記磁性エリアに対応するため、流動中の材料の磁性不純物は前記非磁性スリーブ管の表面に吸着し、
前記非磁性スリーブ管が前記第二位置に据えられる際、前記非磁性スリーブ管は前記非磁性桿状体の前記第一非磁性エリアに対応するため、前記非磁性スリーブ管の表面に吸着した磁性不純物は自動的に剥離し、
前記非磁性桿状体の前記中空チャンバーは第三部分を有し、前記第三部分は前記第二部分に接して第二非磁性エリアを形成し、前記第一部分、前記第二部分および前記第三部分は長さが同じであり、
前記非磁性スリーブ管は第一円筒部および第二円筒部を有し、
前記非磁性スリーブ管が前記第一位置に据えられる際、前記第一円筒部は前記非磁性桿状体の前記磁性エリアに対応し、前記第二円筒部は前記非磁性桿状体の前記第一非磁性エリアに対応し、
前記非磁性スリーブ管が前記第二位置に据えられる際、前記第一円筒部は前記非磁性桿状体の前記第二非磁性エリアに対応し、前記第二円筒部は前記非磁性桿状体の前記磁性エリアに対応し、
さらに筐体、第一固定板および第二固定板を備え、
前記筐体は、第一末端壁と、第二末端壁と、前記第一末端壁および前記第二末端壁の間に位置する第一側壁および第二側壁と、前記第一末端壁、前記第二末端壁、前記第一側壁および前記第二側壁からなる収容空間とを有し、
前記第一固定板および前記第二固定板は、相互に所定の距離を置いて前記第一側壁および前記第二側壁に固定され、かつ前記収容空間を中央材料流入エリア、第一清掃エリアおよび第二清掃エリアに分割し、磁性不純物を含有した材料は前記中央材料流入エリアから流入し、前記第一清掃エリアおよび前記第二清掃エリアは前記中央材料流入エリアの両側に位置し、
前記非磁性桿状体は前記第一固定板および前記第二固定板を貫通し、かつ両端が前記筐体の前記第一末端壁および前記第二末端壁に別々に固定されて前記磁性エリアを前記中央材料流入エリアに対応させ、前記第一非磁性エリアを前記第一清掃エリアに対応させ、前記第二非磁性エリアを前記第二清掃エリアに対応させ、
前記非磁性スリーブ管は前記第一固定板および前記第二固定板を貫通して前記第一位置および前記第二位置の間を往復移動し、
前記非磁性スリーブ管が前記第一位置に据えられる際、前記第一円筒部は前記中央材料流入エリアに対応し、前記第二円筒部は前記第二清掃エリアに対応し、
前記非磁性スリーブ管が前記第二位置に据えられる際、前記第一円筒部は前記第一清掃エリアに対応し、前記第二円筒部は前記中央材料流入エリアに対応することを特徴とする作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項2】
複数の前記磁石はそれぞれ第一貫通孔を有し、複数の前記スペーサーはそれぞれ第二貫通孔を有し、複数の前記第一貫通孔および複数の前記第二貫通孔は前記気体流路の一部分になることを特徴とする請求項1に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項3】
前記非磁性桿状体は、第一平坦面、前記第一平坦面と交差して所定の角度θをなす第二平坦面、および両側端が前記第一平坦面および前記第二平坦面に別々に繋がる円弧面を有し、
前記磁石セットは、複数の磁石およびスペーサーを有し、前記磁石は断面が円形であり、
前記磁石セットが前記非磁性桿状体内に配置される際、前記第一平坦面および前記第二平坦面の間に気体流路が生じることを特徴とする請求項1に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項4】
さらに第一非磁性内管を備え、
前記第一非磁性内管は前記非磁性桿状体の前記中空チャンバーの前記第一部分に配置されて前記磁石セットの一端に当接することを特徴とする請求項に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項5】
さらに第一非磁性内管および第二非磁性内管を備え、
前記第一非磁性内管は前記非磁性桿状体の前記中空チャンバーの前記第一部分に配置されて前記磁石セットの一端に当接し、前記第二非磁性内管は前記非磁性桿状体の前記中空チャンバーの前記第三部分に配置されて前記磁石セットの別の一端に当接することを特徴とする請求項に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項6】
さらに気体輸送装置を備え、
前記気体輸送装置は気体注入部材、気体放出部材および作動制御部材を有し、前記気体注入部材は外部の冷却気流を導入し、前記気体放出部材は前記非磁性桿状体の前記送気口に接続されて冷却気流を前記非磁性桿状体に送り込み、前記気体流路へ流動させて前記排気口から流出させ、前記作動制御部材は冷却気流を導入する前記気体輸送装置の作動を制御することを特徴とする請求項に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項7】
さらに温度センサーを備え、
前記温度センサーは作業環境温度を検知するために、前記気体輸送装置の前記作動制御部材に接続するように前記筐体に装着され、
前記作業環境温度が第一設定温度の範囲に達する際、前記温度センサーは前記気体輸送装置の前記作動制御部材に起動信号を発信し、外部の冷却気流を導入させ、
前記作業環境温度が第二設定温度の範囲まで下がる際、前記温度センサーは前記気体輸送装置の前記作動制御部材に停止信号を発信し、冷却気流の導入作業を停止させることを特徴とする請求項に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項8】
さらに第一連動部材、第二連動部材および駆動装置を備え、
前記第一連動部材は、前記非磁性スリーブ管の一端に接続され、かつ前記第一清掃エリアに位置付けられ、
前記第二連動部材は、前記非磁性スリーブ管の別の一端に接続され、かつ前記第二清掃エリアに位置付けられ、
前記駆動装置は、前記筐体に固定され、前記第一連動部材および前記第二連動部材に接続されて前記非磁性スリーブ管を前記第一位置および前記第二位置の間に往復移動させることを特徴とする請求項に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項9】
さらに制御装置を備え、
前記制御装置は前記駆動装置の作動を制御することを特徴とする請求項に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項10】
さらに少なくとも一つの桿状誘導部を備え、
前記桿状誘導部は前記非磁性桿状体に平行するように前記筐体の前記第一側壁または前記第二側壁に固定され、
前記第一連動部材および前記第二連動部材は前記桿状誘導部に連結され、かつ前記桿状誘導部によって往復移動することを特徴とする請求項に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項11】
前記駆動装置は空気圧シリンダーであることを特徴とする請求項に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項12】
前記空気圧シリンダーのピストンは前記第一連動部材または前記第二連動部材に接続されることを特徴とする請求項11に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項13】
前記非磁性スリーブ管は環状凸部を有し、前記環状凸部は前記非磁性スリーブ管の前記第一円筒部および前記第二円筒部の間に配置されることを特徴とする請求項に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項14】
前記非磁性スリーブ管は表面に複数の突起部を有し、複数の前記突起部は前記非磁性スリーブ管の表面に間隔を置いて配置されて複数の収容エリアを形成することを特徴とする請求項13に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【請求項15】
複数の前記突起部の外径は前記環状凸部の外径より小さいことを特徴とする請求項14に記載の作業温度制御可能な磁気分離器結合体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流動中の材料から磁性不純物を除去する設備に関し、詳しく言えば作業温度制御可能な磁気分離器結合体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
先行技術において、特許文献1により提示された磁性不純物を持続除去する分離装置(Continuous cleaning tramp metal separation device)はワイパープレート(wiper plate)を有するチャンバーにおいて若干のリニアアクチュエーター(linear actuators)を介して列になる磁気棒(series of bars)を往復運動させ、磁性不純物を持続除去する。しかし、前記装置は磁気棒とワイパープレートの摩擦が持続するとともに磁気棒の作業温度を上昇させることが原因で磁気棒の磁性が低下するか消えてしまうことが主な欠点である。
【0003】
特許文献2により提示された自動除鉄機は磁気棒および磁気棒の両端に位置するシャフトからなる複数の磁気棒セット、筐体およびスリーブ管を備える。それぞれの磁気棒セットは筐体に固定される。スリーブ管は磁気棒セットに被さって磁気棒の軸方向に沿って往復移動し、スリーブ管の表面に積み重なる磁性不純物を除去する。該案はスリーブ管が磁気棒セットの表面に接触しながら往復移動するとともに磁気棒の作業温度を上昇させることが原因で磁気棒の磁性が低下するか消えてしまうことが主な欠点である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】米国特許公開8,132,674号公報
【文献】中国実用新案204602393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は作業温度制御可能な磁気分離器結合体を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は前記先行技術の欠点に鑑み、流動中の材料から磁性不純物を持続除去できるだけでなく、作業環境温度を自動調節し、磁気部材の効果的な作動を持続させることができる作業温度制御可能な磁気分離器結合体を提供することを主な目的とする。
【0007】
本発明は流動中の材料から磁性不純物を除去する作業を妨害せず、作業温度を単独で調節できる作業温度制御可能な磁気分離器結合体を提供することを別の一つの目的とする。
【0008】
言い換えれば、本発明による作業温度制御可能な磁気分離器結合体は流動中の材料から磁性不純物を持続除去できるだけでなく、作業環境温度が上昇しても磁性部材の磁性を降下させないことが特徴である。
【0009】
上述した課題を解決するため、作業温度制御可能な磁気分離器結合体は少なくとも一つの非磁性桿状体および磁石セットを備える。非磁性桿状体は中空チャンバー、第一端、第二端および長軸を有する。第一端は少なくとも一つの送気口を有する。第二端は少なくとも一つの排気口を有する。磁石セットは複数の磁石および複数のスペーサーを有する。複数のスペーサーはそれぞれ二つの隣り合う磁石の間に配置される。磁石セットは中空チャンバー内に配置されて非磁性桿状体の長軸に沿って気体流路を生成する。上述した構造特徴により、外部の冷却気流は送気口から効果的に吸い込まれ、気体流路を流れて排気口から流出することができるため、作業温度制御可能な磁気分離器結合体は作業温度を一定に保ったうえで流動中の材料から磁性不純物を除去することができる。
【0010】
一つの実施形態において、非磁性桿状体の中空チャンバーは第一部分および第二部分を有する。磁石セットは第二部分に配置されて非磁性桿状体に磁性エリアを生成するのに対し、第一部分は第一非磁性エリアになる。作業温度制御可能な磁気分離器結合体はさらに非磁性スリーブ管を備える。非磁性スリーブ管は非磁性桿状体より短く、非磁性桿状体の外側に被って非磁性桿状体の長軸に沿って第一位置および第二位置の間を往復移動する。非磁性スリーブ管が第一位置に据えられる際、非磁性スリーブ管は非磁性桿状体の磁性エリアに対応するため、流動中の材料の磁性不純物は非磁性スリーブ管の表面に吸着する。非磁性スリーブ管が第二位置に据えられる際、非磁性スリーブ管は非磁性桿状体の第一非磁性エリアに対応するため、非磁性スリーブ管の表面に吸着した磁性不純物は自動的に剥離する。
【0011】
一つの実施形態において、非磁性桿状体の中空チャンバーはさらに第二部分に接する第三部分を有する。第三部分は非磁性桿状体の第二非磁性エリアになる。言い換えれば、磁性エリアの両側は非磁性エリアである。第一部分、第二部分および第三部分は長さが同じである。非磁性スリーブ管は第一円筒部および第二円筒部を有する。非磁性スリーブ管が第一位置に据えられる際、第一円筒部は非磁性桿状体の磁性エリアに対応する。第二円筒部は非磁性桿状体の第一非磁性エリアに対応する。非磁性スリーブ管が第二位置に据えられる際、第一円筒部は非磁性桿状体の第二非磁性エリアに対応する。第二円筒部は非磁性桿状体の磁性エリアに対応する。
【0012】
一つの実施形態において、作業温度制御可能な磁気分離器結合体はさらに筐体、第一固定板および第二固定板を備える。筐体は第一末端壁と、第二末端壁と、第一末端壁および第二末端壁の間に位置する第一側壁および第二側壁と、第一末端壁、第二末端壁、第一側壁および第二側壁からなる収容空間とを有する。第一固定板および第二固定板は収容空間を中央材料流入エリア、第一清掃エリアおよび第二清掃エリアに分割する。第一清掃エリアおよび第二清掃エリアは中央材料流入エリアの両側に位置する。磁性不純物を含有した材料は中央材料流入エリアから流入する。非磁性桿状体は両端が筐体の第一末端壁および第二末端壁に別々に固定され、かつそれぞれ第一固定板および第二固定板を貫通することによって磁性エリアを中央材料入流エリアに対応させ、第一非磁性エリアを第一清掃エリアに対応させ、第二非磁性エリアを第二清掃エリアに対応させる。非磁性スリーブ管は第一固定板および第二固定板を貫通して第一位置および第二位置の間を往復移動する。非磁性スリーブ管が第一位置に据えられる際、第一円筒部は中央材料流入エリアに対応する。第二円筒部は第一清掃エリアに対応する。非磁性スリーブ管が第二位置に据えられる際、第一円筒部は第二清掃エリアに対応する。第二円筒部は中央材料流入エリアに対応する。
【0013】
作業温度制御可能な磁気分離器結合体はさらに気体輸送装置および温度センサーを備える。気体輸送装置は気体注入部材、気体放出部材および作動制御部材を有する。気体注入部材は外部の冷却気流を導入する。気体放出部材は非磁性桿状体の送気口に接続されて冷却気流を非磁性桿状体に送り込み、気体流路へ流動させて排気口から流出させる。作動制御部材の役割は冷却気流を導入する気体輸送装置の作動を制御することである。温度センサーの役割は気体輸送装置の動作制御部材に効果的に接続するように筐体に装着されて作業温度制御可能な磁気分離器結合体の作業環境温度を検知することである。作業環境温度が第一設定温度の範囲に達する際、温度センサーは気体輸送装置の作動制御部材に起動信号を発信し、外部の冷却気流を導入させる。作業環境温度が第二設定温度の範囲まで下がる際、温度センサーは気体輸送装置の作動制御部材に停止信号を発信し、冷却気流の導入作業を停止させる。
【0014】
作業温度制御可能な磁気分離器結合体はさらに第一連動部材、第二連動部材および駆動装置を備える。第一連動部材は非磁性スリーブ管の一端に接続され、かつ第一清掃エリアに位置付けられる。第二連動部材は非磁性スリーブ管の別の一端に接続され、かつ第二清掃エリアに位置付けられる。駆動装置は筐体に固定され、第一連動部材および第二連動部材に接続されて非磁性スリーブ管を第一位置および第二位置の間に往復移動させる。
【0015】
作業温度制御可能な磁気分離器結合体はさらに制御装置を備える。制御装置の役割は駆動装置の作動を制御することである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態による作業温度制御可能な磁気分離器結合体を軸方向に沿って切断してみた断面図である。
図2】本発明の別の一実施形態による作業温度制御可能な磁気分離器結合体を軸方向に沿って切断してみた断面図である。
図3】本発明のもう一つの実施形態による作業温度制御可能な磁気分離器結合体において材料流出口および不純物排出口が筐体と分離した状態を示す斜視図である。
図4図3に示した構造を示す平面図である。
図5図3に示した構造において非磁性桿状と磁石セットが結合したうえで体軸方向に沿って切断してみた断面図である。
図6図3に示した構造においての非磁性スリーブ管を軸方向に沿って切断してみた断面図である。
図7図3に示した構造において非磁性桿状体と非磁性スリーブ管が分離した状態を示す斜視図である。
図8図3に示した構造の一部分を示す斜視図である。
図9図8に示した一部分の構造において非磁性スリーブ管が第一位置に据えられた状態を示す側面図である。
図10図8に示した一部分の構造において非磁性スリーブ管が第二位置に据えられた状態を示す側面図である。
図11図9中の11-11に沿った断面図である。
図12】本発明のまた別の一実施形態による作業温度制御可能な磁気分離器結合体を軸方向に沿って切断してみた断面図である。
図13図12中の13-13に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(一実施形態)
図1に示すように、本発明の一実施形態による作業温度制御可能な磁気分離器結合体10は非磁性桿状体12および磁石セット14を備える。非磁性桿状体12はステンレス鋼、チタン合金、銅合金、アルミニウム合金などの非磁性材料から製作され、中空チャンバー120、第一閉鎖端122、第二閉鎖端124および長軸X-X'を有する。第一閉鎖端122は送気口126を有する。第二閉鎖端124は排気口128を有する。磁石セット14は複数の磁石140および複数のスペーサー142を有する。複数のスペーサー142はそれぞれ二つの隣り合う磁石140の間に配置される。磁石セット14は中空チャンバー120内に配置されて非磁性桿状体12の長軸X-X'に沿って気体流路16を生成する。本実施形態において、気体流路16は同軸上に配置された複数の磁石140の第一貫通孔160および複数のスペーサー142の第二貫通孔162から構成される。図1の矢印に示すように、外部の気流は第一閉鎖端122に繋がる気体注入部材18、例えばダクトコネクターを介して送気口126から流入し、気体流路16を流れて排気口128から流出することができる。上述した構造特徴により、稼働中の作業温度制御可能な磁気分離器結合体10は外部の冷却気流によって作業環境に降温を行うことができる。
【0018】
(別の一実施形態)
図2に示すように、本発明の一実施形態による作業温度制御可能な磁気分離器結合体20は非磁性桿状体22、磁石セット24、非磁性スリーブ管26および非磁性内管28を備える。
【0019】
非磁性桿状体22は中空チャンバー220、第一閉鎖端222、第二閉鎖端224および長軸Y-Y'を有する。第一閉鎖端222は送気口226を有する。第二閉鎖端224は排気口228を有する。中空チャンバー220は第一部分230および第二部分232を有する。磁石セット24は複数の磁石240および複数のスペーサー242を有する。複数のスペーサー242はそれぞれ二つの隣り合う磁石240の間に配置される。磁石セット24は中空チャンバー220の第二部分232に配置されて磁性エリア204を生成するのに対し、中空チャンバー220の第一部分230は非磁性エリア202になる。複数の磁石240はそれぞれ第一貫通孔270を有する。複数のスペーサー242はそれぞれ第二貫通孔272を有する。非磁性スリーブ管26は非磁性桿状体22の外側に被って非磁性桿状体22の長軸Y-Y'に沿って第一位置および第二位置の間を往復移動する。非磁性スリーブ管26の長さd1は非磁性桿状体22の長さd2より小さい。本実施形態において、非磁性スリーブ管26の長さd1は非磁性桿状体22の長さd2の半分である。非磁性スリーブ管26が第一位置に据えられる際、非磁性スリーブ管26は磁性エリア204に対応するため、流動中の材料の磁性不純物は非磁性スリーブ管26の表面に吸着する。非磁性スリーブ管26が第二位置に据えられる際、非磁性スリーブ管26は非磁性エリア202に対応するため、非磁性スリーブ管26の表面に吸着した磁性不純物は自動的に剥離する。非磁性内管28は非磁性桿状体22の中空チャンバー220の第一部分230に配置されて磁石セット24の一端に当接するため、磁石セット24を固定できるだけでなく、非磁性桿状体22を補強できる。本実施形態において、作業温度制御可能な磁気分離器結合体20は気体流路27を備える。気体流路27は複数の磁石240の第一貫通孔270、複数のスペーサー242の第二貫通孔272および中空状芯280から構成される。上述した構造特徴により、外部の気流は第一閉鎖端222に繋がる気体注入部材29を介して送気口226から流入し、気体流路27を流れて排気口228から流出することができるため、作業温度制御可能な磁気分離器結合体20は作業温度を一定に保つことができる。
【0020】
(別の一実施形態)
図3から図11に示すように、本発明の一実施形態による作業温度制御可能な磁気分離器結合体30は筐体40、複数の非磁性桿状体60、複数の磁石セット70、複数の非磁性スリーブ管90、制御装置200、気体輸送装置300、温度センサー400および空気圧シリンダー500を備える。
【0021】
筐体40は第一末端壁42、第二末端壁44、第一末端壁42と第二末端壁44との間に位置する第一側壁46および第二側壁48、第一固定板52および第二固定板54を有する。第一末端壁42、第二末端壁44、第一側壁46および第二側壁48は収容空間50を構成する。第一固定板52および第二固定板54は収容空間50を中央材料流入エリア56、第一清掃エリア57および第二清掃エリア58に分割する。中央材料流入エリア56は底面に材料流出口560を有する。第一清掃エリア57は底面に第一不純物排出口570を有する。第二清掃エリア58は底面に第二不純物排出口580を有する。材料は中央材料流入エリア56に流れ込んで材料流出口560から流出する。磁性不純物は第一清掃エリア57および第二清掃エリア58によって収集される。
【0022】
非磁性桿状体60はステンレス鋼、チタン合金、銅合金、アルミニウム合金などの非磁性材料から製作され、中空チャンバー62、第一閉鎖端63、第二閉鎖端64および長軸Z-Z'を有する。第一閉鎖端63は送気口630を有する。第二閉鎖端64は排気口640を有する。非磁性桿状体60はボルトなどの締結部材(図中未表示)によって両端が筐体40の第一末端壁42および第二末端壁44に別々に固定される。中空チャンバー62は第一部分620、第二部分622および第三部分624を有する。本実施形態において、第一部分620および第三部分624は長さが同じである。磁石セット70は第二部分622に配置されて磁性エリア702を生成する。つまり、第二部分622は磁性エリア702になる。第一部分620は第一非磁性エリア704になる。第三部分624は第二非磁性エリア706になる。磁石セット70は複数の永久磁石72および複数のスペーサー74を有する。複数の永久磁石72はそれぞれ第一貫通孔720を有する。複数のスペーサー74はそれぞれ二つの隣り合う永久磁石72の間に配置され、第二貫通孔740を有する。
【0023】
非磁性桿状体60の中空チャンバー62は第一部分620に第一非磁性内管100を有し、第三部分624に第二非磁性内管102を有する。第一非磁性内管100および第二非磁性内管102は磁石セット70の両側に当接すると同時に非磁性桿状体60を補強する。言い換えれば、磁石セット70は第一非磁性内管100および第二非磁性内管102によって非磁性桿状体60の中空チャンバー62の第二部分622に固定される。
【0024】
本実施形態において、作業温度制御可能な磁気分離器結合体30は気体流路32を備える。気体流路32は第一非磁性内管100の中空状芯104、複数の永久磁石72の第一貫通孔720、複数のスペーサー74の第二貫通孔740および第二非磁性内管102の中空状芯106から構成される。上述した構造特徴により、外部の気流は気体輸送装置300を介して送気口630から流入し、気体流路32を流れて排気口640から流出することができるため、作業温度制御可能な磁気分離器結合体30は作業温度を一定に保つことができる。
【0025】
図6から図11に示すように、非磁性スリーブ管90は非磁性材料から製作され、非磁性桿状体60の外側、即ち非磁性桿状体60の表面に被さって非磁性桿状体60の長軸Z-Z'に沿って第一位置と第二位置との間を往復移動する。本実施形態において、非磁性スリーブ管90の長さは非磁性桿状体60の磁性エリア702の長さおよび一つの非磁性エリア(即ち第一非磁性エリア704または第二非磁性エリア706)の長さの合計である。非磁性スリーブ管90は中央の環状凸部92によって長さが同じ第一円筒部902および第二円筒部904に分割される。図9に示すように、非磁性スリーブ管90が第一位置に据えられる際、第一円筒部902は非磁性桿状体60の磁性エリア702に対応する。第二円筒部904は非磁性桿状体60の第二非磁性エリア706に対応する。図10に示すように、非磁性スリーブ管90が第二位置に据えられる際、第二円筒部904は非磁性桿状体60の磁性エリア702に対応する。第一円筒部902は非磁性桿状体60の第一非磁性エリア704に対応する。本実施形態において、非磁性スリーブ管90は複数の突起部94を有する。複数の突起部94は非磁性スリーブ管90の表面に間隔を置いて配置され、複数の収容エリア96を形成する。突起部94は幅および外径が中央の環状凸部92より小さい。上述した構造特徴により、非磁性スリーブ管90は非磁性桿状体60の磁性エリア702に対応する部位によって磁性不純物を均等に吸引することができる。非磁性スリーブ管90が往復移動する際、非磁性スリーブ管90に吸着した磁性不純物は第一固定板52および第二固定板54によって剥がされることがない。非磁性スリーブ管90は両端にソケット906、908を別々に有する。非磁性桿状体60が非磁性スリーブ管90内に差し込まれる際、ソケット906、908は非磁性桿状体60を非磁性スリーブ管90の軸の中心に位置し、両者をスムーズに相対的に移動させる。
【0026】
図3図8から図10に示すように、作業温度制御可能な磁気分離器結合体30において、非磁性桿状体60は7本、即ち第一列の4本および第二列の3本である。第一列の4本の非磁性桿状体60は第一平面に位置付けられ、相互に所定の距離を置いて平行する。第二列の3本の非磁性桿状体60は第二平面に位置付けられ、相互に所定の距離を置いて平行する。第一平面と第二平面は上下に配置される。第一列の4本の非磁性桿状体60と第二列の3本の非磁性桿状体60は交差するように配置される。それぞれの非磁性桿状体60は両端が別々に第一固定板52および第二固定板54を貫通して第一末端壁42および第二末端壁44に固定され、磁性エリア702を中央材料流入エリア56に対応させ、第一非磁性エリア704を第一清掃エリア57に対応させ、第二非磁性エリア706を第二清掃エリア58に対応させる。それぞれの非磁性スリーブ管90は第一固定板52および第二固定板54を貫通して第一位置および第二位置の間を往復移動する。図9に示すように、非磁性スリーブ管90が第一位置に据えられる際、非磁性スリーブ管90の第一円筒部902は中央材料流入エリア56および非磁性桿状体60の磁性エリア702に対応するため、中央材料流入エリア56に流入した材料中の磁性不純物は非磁性スリーブ管90の表面の収容エリア96に均等に吸着する。非磁性スリーブ管90の第二円筒部904は第二清掃エリア58および非磁性桿状体60の第二非磁性エリア706に対応する。図10に示すように、暫く経ってから非磁性スリーブ管90を第二位置に移動させれば、非磁性スリーブ管90の第一円筒部902は第一清掃エリア57に対応する。非磁性スリーブ管90の第二円筒部904は中央材料流入エリア56に対応する。詳しく言えば、非磁性スリーブ管90の第一円筒部902は第一清掃エリア57および非磁性桿状体60の第一非磁性エリア704に対応するため、非磁性スリーブ管90の表面の収容エリア96に吸着した磁性不純物は自動的に剥離する。非磁性スリーブ管90の第二円筒部904は中央材料流入エリア56および非磁性桿状体60の磁性エリア702に対応するため、中央材料流入エリア56に流入した材料中の磁性不純物は非磁性スリーブ管90の表面の収容エリア96に均等に吸着する。上述した構造特徴により、非磁性スリーブ管90が第一位置および第二位置の間を往復移動すれば、流動中の材料に磁性不純物の吸引および除去を自動的かつ持続的に行うことができる。
【0027】
図3図4図8から図11に示すように、作業温度制御可能な磁気分離器結合体30はさらに第一連動部材80、第二連動部材82、駆動装置および二つの桿状誘導部84を備える。第一連動部材80はソケット906によって非磁性スリーブ管90の一端に接続され、かつ第一清掃エリア57に位置付けられる。第二連動部材82はソケット908によって非磁性スリーブ管90の別の一端に接続され、かつ第二清掃エリア58に位置付けられる。本実施形態において、駆動装置は二つの空気圧シリンダー500から構成される。二つの空気圧シリンダー500は筐体40の第一側壁46および第二側壁48に別々に固定され、それぞれのピストン502が第一連動部材80に接続されるため、非磁性スリーブ管90は二つの空気圧シリンダー500の駆動力によって第一位置および第二位置の間を往復移動することができる。二つの桿状誘導部84は非磁性桿状体60に平行するように第一連動部材80の穿孔802および第二連動部材82の穿孔822を貫通し、二つのソケット86によって筐体40の第一側壁46および第二側壁48に固定される。ソケット86はプラスチック材から製作され、摩擦を減らすことができる。上述した構造特徴により、第一連動部材80および第二連動部材82は二つの空気圧シリンダー500の駆動力によって非磁性スリーブ管90を二つの桿状誘導部84に沿って往復移動させることができる。作業温度制御可能な磁気分離器結合体30は制御装置200によって二つの空気圧シリンダー500の作動を制御する。制御装置200は筐体40に装着される。本実施形態において、制御装置200は二つの空気圧シリンダー500を間欠的に作動させるプログラマブルロジックコントローラ(programmable logic controller、PLC)であるが、これに限定されない。制御装置200は入力モジュール、タイミングモジュール、実行モジュールおよび電磁弁などの制御部材を有する。
【0028】
作業温度制御可能な磁気分離器結合体30は気体流路32によって温度制御機能を生じる。気体流路32は第一非磁性内管100の中空状芯104、複数の永久磁石72の第一貫通孔720、複数のスペーサー74の第二貫通孔740および第二非磁性内管102の中空状芯106から構成される。上述した構造特徴により、外部の気流は気体輸送装置300を介して送気口630から流入し、気体流路32を流れて排気口640から流出することができるため、作業温度制御可能な磁気分離器結合体30は作業温度を一定に保つことができる。詳しく言えば、図3および図4に示すように、気体輸送装置300は気体注入部材302、気体放出部材304および作動制御部材306を有する。気体注入部材302は外部の気流導入装置(図中未表示)に接続されて外部の冷却気流を導入する。気体放出部材304は非磁性桿状体60の送気口630に接続されて冷却気流を気体流路36へ流動させて排気口640から流出させる。作動制御部材306の役割は冷却気流を導入する気体輸送装置300の作動を制御することである。本実施形態において、気体輸送装置300は気流分流器であってもよい。気体放出部材304はダクトコネクターであってもよい。作動制御部材306は電磁弁であってもよい。温度センサー400は温度プローブまたはそれに類似した部品であってもよい。作業温度制御可能な磁気分離器結合体30において、温度センサー400は筐体40に装着される。本実施形態において、温度センサー400は筐体40の中央材料流入エリア56の第一側壁46に装着される。温度センサー400は気体輸送装置300の作動制御部材306に効果的に接続される。作業環境温度が第一設定温度の範囲に達する際、温度センサー400は気体輸送装置300の作動制御部材306に起動信号を発信し、外部の冷却気流を導入させる。作業環境温度が第二設定温度の範囲まで下がる際、温度センサー400は気体輸送装置300の作動制御部材306に停止信号を発信し、冷却気流の導入作業を停止させる。第一設定温度および第二設定温度の数値は永久磁石72の材質によって異なる。永久磁石72がNdFeB磁石から製作される際、第一設定温度を40℃から110℃の間、第二設定温度を30℃から100℃の間に設定することができる。つまり、第一設定温度を40℃、第二設定温度を30℃に設定すればよい。
【0029】
(別の一実施形態)
図12および図13に示すように、本発明の一実施形態による作業温度制御可能な磁気分離器結合体98は一つの非磁性桿状体980を有する。非磁性桿状体980は第一平坦面981、第二平坦面982および円弧面983を有する。第一平坦面981と第二平坦面982は交差して所定の角度θをなす。円弧面983は両端が第一平坦面981および第二平坦面982の開放端に繋がる。本実施形態において、所定の角度θは63度である。円弧面983の円弧度は180度である。非磁性桿状体980は内部に複数の磁石984および複数のスペーサー985を有する。磁石984は断面が円形である。複数のスペーサー985はそれぞれ隣り合う磁石984の間に配置されて第一平坦面981と第二平坦面982との間に気体流路986を形成する。上述した構造特徴により、外部の気流は送気口987から流入し、気体流路986を流れて排気口988から流出することができるため、作業温度制御可能な磁気分離器結合体98は作業温度を一定に保つことができる。
【符号の説明】
【0030】
10:作業温度制御可能な磁気分離器結合体、
100:第一非磁性内管、
102:第二非磁性内管、
104、106:中空状芯、
12、22:非磁性桿状体、
120:中空チャンバー、
122:第一密封端、
124:第二密封端、
126:送気口、
128:排気口、
14:磁石セット、
140:磁石、
142:スペーサー、
16:気体流路、
160:第一貫通孔、
162:第二貫通孔、
18:気体注入部材、
20:作業温度制御可能な磁気分離器結合体、
200:制御装置、
202:非磁性エリア、
204:磁性エリア、
22:非磁性桿状体、
220:中空チャンバー、
222:第一密封端、
224:第二密封端、
226:送気口、
228:排気口、
230:第一部分、
232:第二部分、
24:磁石セット、
240:磁石、
242:スペーサー、
26:非磁性スリーブ管、
27:気体流路、
270:第一貫通孔、
272:第二貫通孔、
28:非磁性内管、
280:中空状芯、
29:気体注入部材、
30:作業温度制御可能な磁気分離器結合体、
32:気体流路、
300:気体輸送装置、
302:気体注入装置、
304:気体排出装置、
306:作動制御部材、
40:筐体、
42:第一末端壁、
44:第二末端壁、
46:第一側壁、
48:第二側壁、
400:温度センサー、
50:収容空間、
52:第一固定板、
54:第二固定板、
56:中央材料流入エリア、
560:材料流出口、
57:第一清掃エリア、
570:不純物排出口、
58:第二清掃エリア、
580:不純物排出口、
500:空気圧シリンダー、
502:ピストン、
60:非磁性桿状体、
62:中空チャンバー、
620:第一部分、
622:第二部分、
624:第三部分、
63:第一閉鎖端、
630:送気口、
64:第二閉鎖端、
640:排気口、
70:磁石セット、
702:磁性エリア、
704:第一非磁性エリア、
706:第二非磁性エリア、
72:磁石、
720:第一貫通孔、
74:スペーサー、
740:第二貫通孔、
80:第一連動部材、
82:第二連動部材、
802、822:穿孔、
84:桿状誘導部、
86:ソケット、
90:非磁性スリーブ管、
902:第一円筒部、
904:第二円筒部、
906、908:ソケット、
92:環状凸部、
94:突起部、
96:収容エリア、
98:作業温度制御可能な磁気分離器結合体、
980:非磁性桿状体、
981:第一平坦面、
982:第二平坦面、
983:円弧面、
984:磁石、
985:スペーサー、
986:気体流路、
987:送気口、
988:排気口、
X-X'、Y-Y'、Z-Z':長軸、
d1、d2:長さ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13