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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-17
(45)【発行日】2022-11-28
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/20 20060101AFI20221118BHJP
   G03G 21/16 20060101ALI20221118BHJP
【FI】
G03G21/20
G03G21/16 104
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018243506
(22)【出願日】2018-12-26
(65)【公開番号】P2020106615
(43)【公開日】2020-07-09
【審査請求日】2021-11-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(74)【代理人】
【識別番号】100141298
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 文典
(74)【代理人】
【識別番号】100187492
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 元啓
(74)【代理人】
【識別番号】100097386
【弁理士】
【氏名又は名称】室之園 和人
(72)【発明者】
【氏名】山下 和也
【審査官】市川 勝
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-244010(JP,A)
【文献】特開2010-181815(JP,A)
【文献】特開2010-020090(JP,A)
【文献】特開2015-230323(JP,A)
【文献】特開2008-180831(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 21/20
G03G 21/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷却対象からの熱を吸熱する受熱部と、該受熱部で吸熱した熱を放熱する放熱部と、冷却液が循環される循環パイプと、冷却液を貯留する貯留タンクと、冷却液を上記循環パイプを通じて上記受熱部と上記放熱部と上記貯留タンクとの間で循環させるポンプとを備えた画像形成装置であって、
上記ポンプは、上記貯留タンクの上面に載置され
上記貯留タンクは、上下方向に伸縮自在に構成された蛇腹部を有している、画像形成装置。
【請求項2】
冷却対象からの熱を吸熱する受熱部と、該受熱部で吸熱した熱を放熱する放熱部と、冷却液が循環される循環パイプと、冷却液を貯留する貯留タンクと、冷却液を上記循環パイプを通じて上記受熱部と上記放熱部と上記貯留タンクとの間で循環させるポンプとを備えた画像形成装置であって、
上記ポンプは、上記貯留タンクの上面に載置され、
上記貯留タンクの上面における上記ポンプが載置される面部は、他の部分よりも一段低い位置に形成されている、画像形成装置
【請求項3】
請求項1又は2記載の画像形成装置において、
上記貯留タンクは、少なくとも上下方向に弾性変形可能な弾性材料からなる、画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、電子写真方式の画像形成装置は、現像装置、定着装置などの発熱を伴う機器を有している。これらの機器の温度が所定温度以上に上昇すると、印刷画像の品質に悪影響を及ぼす虞がある。
【0003】
そこで、最近では、液体の冷媒(冷却液)を装置内に循環させて、冷媒に蓄熱された各機器から発せられた熱を放熱部(熱交換器)を介して装置外に放熱する冷却装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この冷却装置は、冷却対象である機器の近傍に設けた冷却プレートと、冷却液が循環される循環パイプと、放熱部と、循環パイプを通じて受熱部と放熱部との間で冷却液を循環させるポンプと、冷却液が貯蔵される貯蔵タンクとを有している。そして、循環パイプは、各冷却プレート内を通るように配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2015-014651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示す機器の冷却装置では、ポンプの振動が現像装置等に伝わることにより画像不良が発生するという問題がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、機器を冷却するための冷却液を循環させるポンプを備えた画像形成装置において、ポンプの振動に起因する画像不良の発生を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像形成装置は、冷却対象からの熱を吸熱する受熱部と、該受熱部で吸熱した熱を放熱する放熱部と、冷却液が循環される循環パイプと、冷却液を貯留する貯留タンクと、冷却液を上記循環パイプを通じて受熱部と放熱部とタンクとの間で循環させるポンプとを備えている。
そして、上記ポンプは、上記貯留タンクの上面に載置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、機器を冷却するための冷却液を循環させるポンプを備えた画像形成装置において、ポンプの振動に起因する画像不良の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態における画像形成装置を示す概略構成図である。
図2図2は、画像形成装置内に設けられた現像装置の冷却装置全体を示す斜視図である。
図3図3は、冷却装置の構成要素である貯留タンクとポンプとを示す側面図である。
図4図4図3のIV方向矢視図である。
図5図5図3のV-V線断面図である。
図6図6は変形例を示す図5相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0011】
《実施形態》
図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成図を示す。この画像形成装置1は、タンデム方式のカラープリンターであって、箱形のケーシング2内に画像形成部3を備えている。
【0012】
この画像形成部3は、ネットワーク接続等がされたコンピューター等の外部機器から伝送されてくる画像データーに基づき画像を記録紙Pに転写形成する。
【0013】
画像形成部3の下方には、レーザー光を照射する露光装置4が配置され、画像形成部3の上方には、転写ベルト5が配置されている。
【0014】
画像形成部3と露光装置4との間には、画像形成部3を構成する機器(本実施形態では現像装置13)を冷却するための冷却装置30が設けられている。冷却装置30の詳細は後述する。
【0015】
露光装置4の下方には、記録紙Pを貯留する用紙貯留部6が配置され、用紙貯留部6の側方には、手差し給紙部7が配置されている。転写ベルト5の側方上部には、記録紙Pに転写形成された画像に定着処理を施す定着部8が配置されている。符号9は、ケーシング2上部に配置され、定着部8で定着処理が施された記録紙Pを排出する用紙排出部である。
【0016】
画像形成部3は、転写ベルト5に沿って一列に配置された4つの画像形成ユニット10を備えている。これら画像形成ユニット10は、感光体ドラム11を有している。各感光体ドラム11の直下には、帯電器12が配置され、各感光体ドラム11の一側方には、現像装置13が配置され、各感光体ドラム11の直上には、1次転写ローラー14が配置され、各感光体ドラム11の他側方には、感光体ドラム11の周面をクリーニングするクリーニング部(以下、クリーニング装置という)15が配置されている。
【0017】
そして、各感光体ドラム11は、帯電器12によって周面が一様に帯電され、当該帯電後の感光体ドラム11の周面に対して、上記コンピューター等から入力された画像データーに基づく各色に対応したレーザー光が露光装置4から照射され、各感光体ドラム11の周面に静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置13から現像剤が供給されて、各感光体ドラム11の周面にイエロー、マゼンタ、シアン、又はブラックのトナー像が形成される。これらトナー像は、1次転写ローラー14に印加された転写バイアスにより転写ベルト5にそれぞれ重ねて転写される。
【0018】
符号16は、定着部8の下方に転写ベルト5と当接した状態で配置された2次転写ローラーであり、用紙貯留部6又は手差し給紙部7から用紙搬送路17を搬送される記録紙Pを2次転写ローラー16と転写ベルト5とで挟持し、2次転写ローラー16に印加された転写バイアスにより転写ベルト5上のトナー像を記録紙Pに転写するようにしている。
【0019】
定着部8は、加熱ローラー18と加圧ローラー19とを備え、これら加熱ローラー18と加圧ローラー19とにより記録紙Pを挟持して加熱及び加圧し、記録紙Pに転写されたトナー像を記録紙Pに定着させるようにしている。定着処理後の記録紙Pは、用紙排出部9に排出される。符号20は、両面印刷時に定着部8から排出された記録紙Pを反転させるための反転搬送路である。
【0020】
[冷却装置30の構成]
次に、各現像装置13を冷却する冷却装置30の構成を説明する。冷却装置30は、図1に示すように、水平板金20の上面に固定されている。水平板金20は、露光装置4の上側に水平に配置されている。水平板金20には、露光装置4から各感光体ドラム11に向けて出射される光ビームが通過する四つの光通過開口20aが形成されている。
【0021】
図2に示すように、冷却装置30は、各現像装置13からの熱を吸熱する四つの受熱部31と、各受熱部31で吸熱した熱を放熱する放熱部32と、冷却液が循環される循環パイプ33と、冷却液を貯留する貯留タンク34と、冷循液を循環させるポンプ35とを有している。
【0022】
各受熱部31は、各現像装置13の直下に設けられた一対の冷却プレート31aにより構成さている。一対の冷却プレート31aは、熱伝導性に優れた金属(例えばアルミや鉄)により構成されている。一対の冷却プレート31aは、循環パイプ33を上下から挟み込んだ状態で接合されている。上側の冷却プレート31aは、現像装置13の下面に当接するように配置されている。そして、一対の冷却プレート31aは、現像装置13から放熱された熱を受熱するとともに、受熱した熱を循環パイプ33内を流れる冷却液に伝達する。
【0023】
循環パイプ33は、大別して、供給管部33Aと受熱管部33Bと戻り管部33Cとで構成されている。
【0024】
供給管部33Aは、ポンプ35から後側に向かって延びた後に、左側に屈曲して最も左側の受熱部31付近にて前側に屈曲して平面視コ字状に形成されている。そして、供給管部33Aは、ポンプ35から排出される冷却液を、四つの受熱部31を含む受熱部群Rに供給する。図中の白矢印は、この供給管部33Aによる冷却液の流通経路を示している。
【0025】
受熱管部33Bは、供給管部33Aの下流側端部と放熱部32とを接続して平面視で櫛形状に形成されている。受熱管部33Bの途中には、各受熱部31を構成する一対の冷却プレート31a間を前後方向に往復するU字状部が形成されている。図中の黒矢印は、受熱管部33Bによる冷却液の流通経路を示している。受熱管部33B内を流通する冷却液は、各受熱部31を通過する際に各現像装置13から受け取った熱を放熱部32にて放熱する。放熱部32は、その内部に設けられた蛇行流路に沿って冷却液を流通させることで冷却液の保有熱を放熱させる。
【0026】
戻り管部33C、放熱部32と貯留タンク34とを接続して屈曲管状に形成されている。戻り管部33Cは、放熱部32から排出された放熱後の冷却液を貯留タンク34に戻す。図中の破線矢印は、この戻り管部33Cによる冷却液の流通経路を示している。
【0027】
貯留タンク34内に戻された冷却液は、ポンプ35によって汲上げパイプ36を通じて汲み上げられた後、循環パイプ33の供給管部33A内に送出される。そうして、ポンプ35は、冷却液を受熱部31と放熱部32と貯留タンク34との間で循環させる。
【0028】
[貯留タンク34及びポンプ35の詳細]
次に、図3及び図4を参照して貯留タンク34及びポンプ35の詳細を説明する。
貯留タンク34は、少なくとも上下方向に弾性変形可能な弾性材料で構成されている。本実施形態では、この弾性材料として例えばゴム部材が採用されている。
【0029】
貯留タンク34は、後側部分が前側部分に比べて一段低くなる側面視L字状に形成されている。より具体的には、貯留タンク34は、前側タンク部34aと、前側タンク部34aよりも高さが低い後側タンク部34bとを有している。前側タンク部34aと後側タンク部34bとは、外観状の区別はあっても内部では互いに連通している。
【0030】
前側タンク部34aの上面には、貯留タンク34内に冷却水を補給するための補給部34eが設けられている。補給部34eは、円筒状の注入部にキャップを被せて構成されている。
【0031】
前側タンク部34aの後側面には、循環パイプ33の戻り管部33Cが接続される戻り管34cが突設されている。冷却液はこの戻り管34cを通じて貯留タンク34内に戻される。
【0032】
一方、後側タンク部34bの上面には上記ポンプ35が載置されている。前側タンク部34aと後側タンク部34bとの高さの差Hは、ポンプ35の上下寸法よりもやや小さい。
【0033】
後側タンク部34bの後側面には、貯留タンク34内の冷却液を外部に排出するための排出管34dが突設されている。この排出管34dは、汲上げパイプ36を介してポンプ35の吸込口351aに接続されている。ポンプ35は、汲上げパイプ36及び吸込口351aを通じて冷却液を吸込んだ後、該冷却液を吐出口351bから吐出して循環パイプ33内に供給する。
【0034】
ポンプ35の構造形式として、本実施形態ではダイヤフラム式を採用している、ダイヤフラム式を採用することで、ポンプ35の小型化及び低コスト化を図っている。
【0035】
具体的には、ポンプ35は、内部に可動式のダイヤフラムを有する円筒状のポンプ本体351と、ポンプ本体351の下端部に形成された取付プレート部352とを有している。
【0036】
ポンプ本体351は、軸心方向が前後方向を向く状態で配置されている。ポンプ本体351の後側面の中心部には、上記吸込口351aが形成されている。ポンプ本体351の後側面の周端部には上記吐出口351bが形成されている。
【0037】
取付プレート部352は、ポンプ本体351の下端部の軸方向の中間部に一体形成されている。取付プレート部352は、左右方向に長い矩形板状に形成されている。取付プレート部352は、例えばプラスチック等の樹脂材料で構成されている。取付プレート部352は、例えば接着剤により後側タンク部34bの上面34fに固定されている。
【0038】
図3図5に示すように、貯留タンク34の前後左右の側壁面には、上下方向に伸縮可能な蛇腹部34gが形成されている。蛇腹部34gは、貯留タンク34の左右方向及び前後方向の全体に亘って形成されている。蛇腹部34gは、後側タンク部34bの上面34f(ポンプ35の載置面)よりも下側に形成されている。
【0039】
図5に示すように、蛇腹部34gは、高さ方向に隣接して並ぶ断面三角形状の複数の突条部34hを有している。図5は、蛇腹部34gに対して上下方向の外力が作用していない中立状態を示している。ポンプ35が作動して振動が蛇腹部34gに伝わると、各突条部34hの頂角が増減して蛇腹部34g全体が上下に伸縮する。これにより、ポンプ35から貯留タンク34を介して画像形成装置本体(ケーシング2)に伝わる振動が低減される
【0040】
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態では、ポンプ35は貯留タンク34の上面に載置されている。
【0041】
これによれば、貯留タンク34がポンプ35の振動を吸収する吸振部材として機能する。したがって、例えばポンプ35を水平板金20の上面に直接載置するようにした場合に比べて、ポンプ35から画像形成部3や露光装置4等に伝わる振動を減衰することができる。よって、ポンプ35の振動に起因する画像不良の発生を抑制することができる。
【0042】
また、貯留タンク34は、少なくとも上下方向に弾性変形可能な弾性材料により構成されている。
【0043】
これにより、ポンプ35から貯留タンク34に伝わる上下方向の振動を十分に低減することができる。
【0044】
そして、貯留タンク34には、上下方向に伸縮自在に構成された蛇腹部34gが形成されている。
【0045】
これによれば、ポンプ35より貯留タンク34に伝達された振動を、蛇腹部34gの伸縮動作により効率良く吸収することができる。
【0046】
また、貯留タンク34の上面のうちポンプ35が載置される面部(後側タンク部34bの上面34f)は他の面部よりも一段低い位置に形成されている。
【0047】
この構成によれば、貯留タンク34とポンプ35とを含む振動系全体の重心位置を低くすることができる。延いては、この振動系全体の振動を極力抑制することができる。また、ポンプ35が貯留タンク34の上面から上側に大きく張り出してスペース効率が低下するのを防止することができる。
【0048】
《変形例》
図6は、上記実施形態の変形例を示す図5相当図である。この変形例は、貯留タンク34に対するポンプ35の固定構造が上記実施形態とは異なっている。尚、図5と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0049】
すなわち、本変形例では、後側タンク部34bの上面に樹脂製の固定用プレート40が接着剤により予め強固に固定されている。固定用プレートは例えばプラスチック材料により構成されている。
【0050】
固定用プレート40の左右方向の両端端部にはそれぞれ螺子孔40aが二つずつ形成されている。ポンプ35の取付プレート部352には、各螺子孔40aに対向する位置に貫通孔352aが形成されている。そして、各貫通孔352aに螺子を挿通して各螺子孔40aに螺合させることで、ポンプ35が固定用プレート40に固定されている。この螺子として例えば樹脂螺子が採用される。
【0051】
この構成によれば、貯留タンク34を例えばゴム部材で構成する等して貯留タンク34に直接螺子孔を形成することが困難になった場合でも、ポンプ35を貯留タンク34に強固に固定することができる。
【0052】
《他の実施形態》
本発明は、上記実施形態1について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態は、前側タンク部34aと後側タンク部34bとの高さの差Hは、ポンプ35の上下寸法よりもやや小さく設定されているが、これに限ったものではない。この高さの差Hをポンプ35の上下寸法と一致させるようにしてもよい。これにより、ポンプ35の上端位置を貯留タンク34の上端位置と一致させることができる。よって、ポンプ35をスペース効率良くコンパクトに配置することができる。
【0053】
また、上記実施形態では、貯留タンク34にポンプ35を固定するために接着剤や螺子を使用するようにしているが、これに限ったものではない。ポンプ35と貯留タンク34とをインシュロック等の結束バンドにより一体で縛って固定するようにしてもよい。
【0054】
上記実施形態では、画像形成装置1は、感光体ドラム11を左右方向に並列に配置したタンデム方式とされているが、これに限ったものではなく、感光体ドラム11を一つだけ有するモノクロ方式であってもよい。
【0055】
上記実施形態では、冷却装置30による冷却対象は現像装置13とされているが、これに限ったものではない。冷却装置30による冷却対象は、例えば定着部8等であってもよい。すなわち、冷却装置30による冷却装置は、画像形成装置1内の発熱機器であれば如何なるものであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0056】
以上説明したように、本発明は、画像形成装置について有用であり、特に、プリンター、複写機、ファクシミリー又は複合機(MFP)について有用である。
【符号の説明】
【0057】
P :記録紙
1 :画像形成装置
13 :現像装置(冷却対象)
31 :受熱部
32 :放熱部
33 :循環パイプ
34 :貯留タンク
34f :貯留タンクの上面
34g :蛇腹部
35 :ポンプ
図1
図2
図3
図4
図5
図6