(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-17
(45)【発行日】2022-11-28
(54)【発明の名称】カメラモジュール及びカメラモジュール製造方法
(51)【国際特許分類】
H04N 5/225 20060101AFI20221118BHJP
G03B 15/00 20210101ALI20221118BHJP
G03B 17/00 20210101ALI20221118BHJP
G02B 7/02 20210101ALI20221118BHJP
G03B 17/02 20210101ALI20221118BHJP
G03B 17/08 20210101ALI20221118BHJP
【FI】
H04N5/225 100
H04N5/225 430
G03B15/00 V
G03B17/00 Q
G02B7/02 Z
G03B17/02
G03B17/08
H04N5/225 700
(21)【出願番号】P 2019518258
(86)(22)【出願日】2017-09-29
(86)【国際出願番号】 KR2017010908
(87)【国際公開番号】W WO2018066911
(87)【国際公開日】2018-04-12
【審査請求日】2020-09-17
(31)【優先権主張番号】10-2016-0128891
(32)【優先日】2016-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2016-0128892
(32)【優先日】2016-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100151448
【氏名又は名称】青木 孝博
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100203035
【氏名又は名称】五味渕 琢也
(74)【代理人】
【識別番号】100185959
【氏名又は名称】今藤 敏和
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【氏名又は名称】森山 正浩
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】パク,チェキョン
(72)【発明者】
【氏名】ムン,タヒン
(72)【発明者】
【氏名】チョン,チョンウォン
【審査官】鈴木 明
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2015-0104786(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0205186(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0104316(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/222-5/257
G03B 15/00
G03B 17/00
G02B 7/02
G03B 17/02
G03B 17/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズバレル収容部と、前記レンズバレル収容部から外周方向に延びる平面と、前記平面から下方に延びる鍔部を含むフロントボディー;
前記フロントボディーに配置されるレンズバレル;
前記レンズバレルに配置される少なくとも一つのレンズ;
前記フロントボディーに結合されるリアボディー;
前記フロントボディーと前記リアボディーとの間に配置されるガスケットであって、前記鍔部の前方端の後方面と接する前方面、前記リアボディーのガスケット支持部と接する後方面、及び前記鍔部の後方端の外側面と接する内側面を有し、前記フロントボディーと前記リアボディーの結合後、前記鍔部の前記前方端と前記ガスケット支持部の結合圧力によって圧着されるガスケット;及び
前記リアボディーに配置され、前記レンズバレルの下方に配置される基板部を含み、
前記平面は下面に形成される融着溝を含み、
前記リアボディーは上面で突出形成され、前記融着溝に配置される融着部を含み、
前記融着溝に、前記融着部が配置された状態で、前記平面を透過したレーザ
ーにより加熱された前記融着部と前記融着溝とが融着されることを特徴とする、カメラモジュール。
【請求項2】
前記ガスケットは、弾性ゴム材質であり、
前記融着部のうちレーザーが照射されるレーザー照射部と前記ガスケットの表面の最短距離は2mm以上であることを特徴とする、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記鍔部には上端と、前記上端より内側に配置される下端を含み、
前記ガスケットは、前記下端を覆うことを特徴とする、請求項1又は2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記ガスケット支持部は、前記リアボディーの内側で突出される、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記ガスケット支持部は前記鍔部の前記上端と光軸方向にオーバーラップされることを特徴とする、請求項3に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記ガスケット支持部は前記鍔部の前記下端と光軸方向に非オーバーラップされる ことを特徴とする、請求項3に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記ガスケットの上面は前記鍔部の前記上端の下面と接触し、下面は前記ガスケット支持部の上面と接触することを特徴とする、請求項5に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記ガスケットの側面は前記リアボディーの内側面と前記鍔部の前記下端の側面と隣接することを特徴とする、請求項7に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記平面の前記融着溝は前記鍔部より外側に配置されることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
前記融着溝の幅は前記融着部の幅より広いことを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項11】
前記融着部の上面は前記融着溝の内側面と接触することを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項12】
前記フロントボディーは、カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項13】
前記レーザーは前記フロントボディーの前記平面の上から照射されることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項14】
前記リアボディーは、カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項15】
前記融着溝は前記フロントボディーの前記平面の外周面と離隔されることを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項16】
前記ガスケットは、リング形態であることを特徴とする、請求項1乃至15のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項17】
前記ガスケットは、四角形態であることを特徴とする、請求項1乃至16のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項18】
前記レンズバレル収容部と、前記平面と、前記鍔部は一体に形成されることを特徴とする、請求項1乃至17のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項19】
前記フロントボディーの少なくとも一部は前記リアボディーの内部に配置されることを特徴とする、請求項1乃至18のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項20】
フロントボディーとガスケットを結合する段階;
リアボディーに基板部を収容する段階;
前記フロントボディーと前記リアボディーを整列して密着させる段階;
前記フロントボディーと前記リアボディーを融着してカメラモジュールを製造する段階を含み、
前記カメラモジュールは、
レンズバレル収容部と、前記レンズバレル収容部から外周方向に延び平面と、前記平面から下方に延びる鍔部を含むフロントボディー;
前記フロントボディーに配置されるレンズバレル;
前記レンズバレルに配置される少なくとも一つのレンズ;
前記フロントボディーに結合されるリアボディー;
前記フロントボディーと前記リアボディーとの間に配置されるガスケットであって、前記鍔部の前方端の後方面と接する前方面、前記リアボディーのガスケット支持部と接する後方面、及び前記鍔部の後方端の外側面と接する内側面を有し、前記フロントボディーと前記リアボディーの結合後、前記鍔部の前記前方端と前記ガスケット支持部の結合圧力によって圧着されるガスケット;及び
前記リアボディーに配置され、前記レンズバレルの下方に配置される基板部を含み、
前記平面の下面は融着溝を含み、
前記リアボディーは上面で突出形成され、前記融着溝に配置される融着部を含み、
前記融着溝に、前記融着部が配置された状態で、前記平面を透過したレーザ
ーにより加熱された前記融着部と前記融着溝とが融着されることを特徴とする、カメラモジュール製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、カメラモジュール及びカメラモジュール製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
以下で記述される内容は、本実施形態に対する背景情報を提供するだけで従来技術を記載したものではない。
【0003】
被写体を写真や動画で撮影するカメラモジュールは、様々な機器及び装置と結合することができる。特に、車両部品の高度化及び自動化などの影響で、カメラモジュールが結合した自動車が発売されている。カメラモジュールは、自動車で前方及び後方監視カメラとブラックボックスなどに内蔵されて使われる。
【0004】
このようなカメラモジュールは、自動車の外部に突出しているものが殆どであるため、耐久性、防水性(機密性)が確保されなければならない。さらに劣化による損傷を防止するために放熱性も確保されなければならない。
【0005】
車両用カメラモジュールのハウジングは、通常内部にレンズバレルが位置するフロントボディーと内部に基板部(PCB,Printed Circuit Board)及びイメージセンサーなど電子部品が位置するリアボディーが結合された形態である。車両用カメラモジュールのハウジングの材質としては金属やプラスチックが使われる。金属材質の場合、値段が高く(プラスチックの約10倍)、カバーとボディーをスクリュー締結するため、これのためのスクリュー溝が追加で必要で基板部を設置するための空間が足りない問題がある。
【0006】
一方、プラスチック材質は、材料費が定価で、フロントボディーとリアボディーを融着して結合するため、部品を収容できる空間を広く確保することができる長所がある。従って、近年、プラスチック材質を利用したハウジングに対する研究が盛んに行われている。しかし、プラスチック材質のハウジングは、カバーとボディーの融着部分に結露が発生して内部浸湿によって高価な電子部品が故障する問題がある。
【0007】
一方、車両用カメラモジュールは、レンズバレルが取り付けられるフロントボディーと内部に電子部品(例えば、基板ユニット)が収容されるリアボディーが結合して製作される。外装部材であるフロントボディーとリアボディーは、通常金属材質で形成される。従って、フロントボディーとリアボディーの結合時、スクリュー結合方式が利用される。スクリュー結合方式は、フロントボディーとリアボディーにスクリューを締結するためのスクリュー締結空間を要する。
【0008】
従ってリアボディーの内部に基板ユニットを収容するための空間が足りない問題がある。さらに金属材質を使えば、材料費(プラスチックの約10倍)が増加する問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本第1実施形態は、電子部品が収容される内部空間を十分に確保することができて、外部からの浸湿と結露(Dewing)を遮断して電子部品を保護できるカメラモジュールとカメラモジュール製造方法を提供する。
【0010】
本第2実施形態は、内部に電子部品を収容するための空間を最大限確保することができて、さらに内部空間の機密性を確保して防水されたカメラモジュールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本第1実施形態のカメラモジュールは、少なくとも一つのレンズを収容するレンズバレル;前記レンズバレルを収容して、側面には光軸に垂直方向に延びて形成された鍔部を含むフロントボディー;前記レンズバレルと光軸方向に離隔して前記フロントボディーの後方に配置される基板部;前記鍔部と結合して前記基板部を収容するリアボディー;前記鍔部と前記リアボディーとの間に配置されて、前記フロントボディーと前記リアボディーが結合する融着部;前記融着部と離隔して、前記フロントボディーと前記リアボディーとの間に配置されて、前記フロントボディー及び前記リアボディーと接触するガスケットを含み、前記融着部と対応する位置の前記鍔部の前方面は、平面を含むことができる。
【0012】
前記鍔部には下端が上端より凹んだ端子が位置して、前記ガスケットは前記端子の下端を覆うことができる。
【0013】
前記リアボディーには前記リアボディーの内部に突出されたガスケット支持部が配置されて、前記ガスケットは、前記ガスケット支持部によって圧着されることができる。
【0014】
前記平面には前記融着部を収容する融着溝が配置されることができる。
【0015】
前記融着部は、レーザー融着により形成されて、前記融着部でレーザーが照射されるレーザー照射部と前記ガスケットの表面の最短距離は、2mm以上であり得る。
【0016】
前記フロントボディーと前記リアボディーは、プラスチック材質を含むことができる。
【0017】
前記フロントボディーと前記リアボディーは、カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことができる。
【0018】
前記ガスケットは、リング形態で、ゴム材質であり得る。
【0019】
本第1実施形態のカメラモジュール製造方法は、フロントボディーとガスケットを結合する段階;リアボディーに基板部を収容する段階;前記フロントボディーと前記リアボディーを整列して密着する段階;前記フロントボディーと前記リアボディーを融着して、カメラモジュールを製造する段階を含み、前記カメラモジュールは、少なくとも一つのレンズを収容するレンズバレル;前記レンズバレルを収容して、側面には光軸に垂直方向に延びて形成された鍔部を含む前記フロントボディー;前記レンズバレルと光軸方向に離隔して前記フロントボディーの後方に配置される前記基板部;前記鍔部と結合する前記リアボディー;前記鍔部と前記リアボディーとの間に配置されて、前記フロントボディーと前記リアボディーが結合する融着部;前記融着部と離隔して、前記フロントボディーと前記リアボディーとの間に配置されて、前記フロントボディー及び前記リアボディーと接触するガスケットを含み、前記融着部と対応して位置の前記鍔部の前方面は、平面を含むことができる。
【0020】
本第2実施形態のカメラモジュールは、少なくとも一つのレンズを収容するレンズバレル;前記レンズバレルが結合するフロントボディー;後方面と前記後方面から前方に延びた側壁部によって前方の開口と内部空間が形成されて、前記フロントボディーと結合して、前記フロントボディーによって前方の開口が閉鎖されるリアボディー;前記リアボディーの内部空間に収容された基板ユニット;前方面が前記フロントボディーの後方面と接して、後方面が前記リアボディーの側壁部の前方面と接して、前記リアボディーと前記フロントボディーとの間に介在するガスケットを含み、前記リアボディーは、前記側壁部の前方面の一部分から前方に延びた第1リブを含み、前記フロントボディーは、後方面に前記第1リブが収容される第1リブ溝を含み、前記第1リブと前記第1リブ溝の融着にて前記フロントボディーと前記リアボディーが結合することができる。
【0021】
前記第1リブは、前方部分が前記第1リブ溝に収容されて融着され、後方部分の内側面は前記ガスケットの外側面と接することができる。
【0022】
前記側壁部は、第1側壁と第2側壁;前記第1側壁と前記第2側壁を連結する第1コーナー側壁を含み、前記第1リブは、前記第1コーナー側壁から前方に延びて、前記第1コーナー側壁に沿って湾曲することができる。
【0023】
前記ガスケットは、第1側辺と第2側辺;前記第1側辺と前記第2側辺を連結する第1コーナー部を含み、前記第1コーナー部の外側面は、前記第1リブと対応するように湾曲して、前記第1リブの後方部分の内側面と接して、前記第1側辺と前記第2側辺の外側面は外部に露出することができる。
【0024】
前記第1コーナー部は、前記第1ガスケットコーナー部の一側は、前記第1側辺から内側に延びた第1連結部と連結されて、前記第1ガスケットコーナー部の他方は、前記第2側辺から内側に延びた第2連結部と連結されることができる。
【0025】
前記第1連結部と前記第2連結部は、内側に湾曲することができる。
【0026】
前記フロントボディーと前記リアボディーの材質は、プラスチックを含むことができる。
【0027】
前記フロントボディーと前記リアボディーの材質は、カーボンまたは金属が混合されたプラスチックを含むことができる。
【0028】
前記リブの前方面にレーザーが照射されて前記リブと前記リブ溝が融着できる。
【0029】
前記リブの前方面でレーザーが照射される部分と前記ガスケットの最短距離は、2mm以上であり得る。
【0030】
前記基板ユニットは、少なくとも一つ以上の基板;前記基板を収容するシールドカン;前記レンズバレルの光軸方向と整列して前記基板に実装されたイメージセンサーを含むことができる。
【発明の効果】
【0031】
本第1実施形態によるとプラスチック材質のフロントボディーとリアボディーが融着により結合するため、内部空間が広くて十分な電子部品を収容することができる。さらにフロントボディーとリアボディーとの間に介在して圧着されるガスケットが追加されるため、浸湿と結露(Dewing)を遮断することができる。さらにガスケットの表面と融着部との間に安全距離が確保されるため、融着時にガスケットが劣化によって破損するのを防止することができる。
【0032】
本第2実施形態によるとリアボディーとフロントボディーが融着により結合するため、スクリュー締結のための追加空間を要しない。また、部分融着を適用することによりリアボディーの内部空間を最大限確保することができる。さらにガスケットの配置構造によって機密性も確保して防水性を向上した。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本第1実施形態のカメラモジュールを示した斜視図である。
【
図2】本第1実施形態のカメラモジュールを示した分解斜視図である。
【
図3】本第1実施形態のカメラハウジングを示した垂直断面図である。
【
図4】本第1実施形態のカメラハウジングが融着されるのを示した垂直断面図である。
【
図5】本第1実施形態の基板部とシールドカンとコネクターを示した分解斜視図である。
【
図6】本第1実施形態のカメラハウジングの製造方法を示した概念図である。
【
図7】本第1実施形態のカメラハウジングの製造方法を示した概念図である。
【
図8】本第1実施形態のカメラハウジングの製造方法を示した概念図である。
【
図9】本第1実施形態のカメラハウジングの製造方法を示した純書道だ。
【
図10】本第2実施形態のカメラモジュールを示した斜視図である。
【
図11】本第2実施形態のカメラモジュールを示した分解斜視図である。
【
図12】本第2実施形態のカメラモジュールのレンズバレルとフロントボディーとガスケットを示した分解斜視図である。
【
図13】本第2実施形態のフロントボディーとガスケットを後方で眺めた斜視図である。
【
図14】本第2実施形態の基板ユニットを示した分解斜視図である。
【
図15】本第2実施形態のリアボディーを示した斜視図である。
【
図16】本第2実施形態のフロントボディーとリアボディーとガスケットが結合されたのを示した断面図である。
【
図17】比較例のリアボディーと本第2実施形態のリアボディーを示した断面図である。
【発明を実施するため形態】
【0034】
以下、本発明の一部実施形態を例示的な図面を持って説明する。各図面の構成要素に参照符号を記載するにあたり、同じ構成要素に対してはたとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同じ符号で表示する。また、本発明の実施形態を説明するにあたり、関連した公示構成または機能に対する具体的な説明が本発明の実施形態に対する理解を妨害すると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
【0035】
また、本発明の実施形態の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を用いることができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するだけのものであり、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などが限定されない。ある構成要素が別の構成要素に“連結”、“結合”または“接続”されると記載された場合、その構成要素はその別の構成要素に直接的に連結、結合または接続されることができるが、その構成要素とその別の構成要素との間にさらに別の構成要素が“連結”、“結合”または“接続”され得ると理解されなければならない。
【0036】
以下、“上下方向”は、図面で図示されたX軸方向と定義する。この場合、“上方”とはX軸の矢印方向である。また、“左右方向”は、図面で図示されたY軸方向と定義する。この場合、“左側”とは、Y軸の矢印方向である。また、“前後方向”は、図面で図示されたZ軸方向と定義する。この場合、“後方”とは、Z軸の矢印方向である。また、“光軸方向”は、レンズバレル100の光軸方向と定義する。一方、“光軸方向”は“前後方向”、Z軸方向などと混用されることができる。
【0037】
以下、本第1実施形態のカメラモジュール1000とカメラハウジング1100を図面を参照して説明する。
図1は、本第1実施形態のカメラモジュール1000を示した斜視図で、
図2は、本第1実施形態のカメラモジュール1000を示した分解斜視図で、
図3は、本第1実施形態のカメラハウジング1100を示した垂直断面図で、
図4は、本第1実施形態のカメラハウジング1100がレーザー融着されるのを示した垂直断面図で、
図5は、本第1実施形態の基板部500とシールドカン600とコネクター700を示した分解斜視図である。
【0038】
本第1実施形態に係るカメラモジュール1000は、レンズバレル100、フロントボディー200、ガスケット300、イメージセンサー400、基板部500、シールドカン600、コネクター700及びリアボディー800を含むことができる。本発明に係るカメラハウジング1100は、フロントボディー200、ガスケット300及びリアボディー800を含むことができる。
【0039】
レンズバレル100は、後述するフロントボディー200に位置することができる。レンズバレル100は、フロントボディー200のレンズバレル収容部210に位置することができる。レンズバレル100は、レンズバレル収容部210のレンズバレルホール211に位置することができる。レンズバレル100は、レンズバレル収容部210のレンズバレルホール211に収容されることができる。レンズバレル100は、レンズバレル収容部210とねじ結合するか接着されることができる。レンズバレル100には少なくとも一つのレンズが収容されることができる。従ってレンズバレル100は、光軸を持つことができる。レンズバレル100を通過した光は、後述するイメージセンサー400に照射されることができる。
【0040】
フロントボディー200は、外装材でカメラハウジング1100の構成要素であり得る。フロントボディー200は、後述するリアボディー800の上部に位置することができる。フロントボディー200は、リアボディー800の開口810を覆うことができる。フロントボディー200は、プラスチック材質を含むことができる。フロントボディー200は、カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことができる。フロントボディー200は、レーザー透過性プラスチック材質またはレーザー透過性カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことができる。プラスチックにカーボンまたは金属が追加されると放熱性、耐久性、電磁気遮蔽性が向上することができる。しかしカーボンまたは金属の比率が高過ぎると融着がうまくいなかい場合があるため、プラスチックとカーボンまたは金属の比率を適切にトレードオフ(trade-off)しなければならない。フロントボディー200とリアボディー800は、融着して結合することができる。この場合、融着は、加圧状態でレーザー融着によって行うことができる。
【0041】
フロントボディー200にはレンズバレル100が位置することができる。フロントボディー200にはガスケット300が位置することができる。フロントボディー200は、レンズバレル収容部210、平面220及び鍔部230を含むことができる。レンズバレル収容部210と平面220と鍔部230は、一体で形成されることができる。
【0042】
レンズバレル収容部210にはレンズバレルホール211が位置することができる。レンズバレル収容部210は、中空の円筒形態で中央にはこれを貫くレンズバレルホール211が形成されることができる。レンズバレルホール211にはレンズバレル100が位置して固定されることができる。レンズバレル収容部210の後方部には平面220が位置することができる。レンズバレル収容部210と平面220は、プラスチックまたはカーボンまたは金属が混合されたプラスチック射出物で一体で形成されることができる。
【0043】
平面220は、レンズバレル収容部210の後方終端に位置することができる。平面220は、後述する融着部830と対応する位置に配置されることができる。平面220は、四角プレート形態で中央にはレンズバレル収容部210から延びたレンズバレルホール211が形成されていることができる。つまり、レンズバレルホール211は、レンズバレル収容部210と平面220を貫くことができる。平面220は、後述するリアボディー800の前方に位置することができる。この場合、平面220はリアボディー800をカバーして(覆って)リアボディー800の開口810を遮断することができる。この場合、リアボディー800の内部空間は、開口810を介してレンズバレルホール211と連通することができる。但し、平面220の形態が上述したプレート形態に限定されない。つまり、平面220の形態としては、リアボディー800をカバーして、レンズバレルホール211と連通することができるのであれば、いかなる形態でも適用されることができる。従って平面220は、“カバー部材”と呼称されることができる。
【0044】
平面220は、融着溝221を含むことができる。平面220の後方面外側周りに沿って融着溝221が形成されることができる。融着溝221は、後述するリアボディー800の融着部830と接する部分であり得る。従って融着溝221の凹んだ形状は、融着部830と一致するか類似することができる。融着溝221には融着部830が収容されることができる。融着溝221の内側面と融着部830の外側面は接することができる。この状態で後述するレーザー融着が行われてフロントボディー200とリアボディー800が結合することができる。
【0045】
鍔部230は、平面220の下部に位置することができる。鍔部230は、中空で、高さが低い四面体形態で中央にはこれを貫くレンズバレルホール211が形成されることができる。つまり、レンズバレルホール211は、レンズバレル収容部210、平面220及び鍔部230を順に貫くことができる。つまり、レンズバレルホール211は、フロントボディー200にコア形態で形成されることができる。この場合、リアボディー800の内部空間は、開口810を介してレンズバレルホール211と連通することができる。鍔部230は、端子を含むことができる。鍔部230には下端(後方端)が上端(前方端)よりも内側に入った端子が位置することができる。
【0046】
鍔部230にはガスケット300が嵌合することができる。この場合、鍔部230は、リング形態のガスケット300を貫くことができ、鍔部230の側面周りに沿ってガスケット300が位置することができる。また、鍔部230の端子の後方端にガスケット300が位置することができる。この場合、ガスケット300は、鍔部230の端子の後方端の側面周りに沿って位置することができる。つまり、ガスケット300は、鍔部230の端子の後方端を覆うことができる。さらにガスケット300の上面は、前方端の下面と接することができる。
【0047】
ガスケット300は、カメラハウジング1100の構成要素であり得る。ガスケット300は、弾性材質であり得る。ガスケット300は、ゴム材質であり得る。ガスケット300は、四角のリング形態で鍔部230に嵌合することができる。この場合、鍔部230は、ガスケット300を貫くことができる。さらにガスケット300は、鍔部230の端子の後方端に位置することができる。この場合、ガスケット300の前面は、鍔部230の端子の前方端の後方面と接することができる。ガスケット300は、フロントカバー200とリアボディー800の結合時、リアボディー800の内部空間に挿入されることができる。この場合、ガスケット300の後方面は、後述するフロントボディー800のガスケット支持部840に接して支持されることができる。
【0048】
フロントボディー200とリアボディー800の結合後、ガスケット300の前方面は、鍔部230の端子の前方端の後方面と接して、ガスケット300の後方面は、ガスケット支持部840と接して、ガスケット300の外側面は、ボディー800の内側面と接して、ガスケット300の内側面は、鍔部230の端子の後方端の外側面と接することができる。従ってガスケット300は、リアボディー800を密閉することができる。さらにフロントカバー200とリアボディー800は、前後方向に結合するため、ガスケット300は、特に鍔部230の端子の前端とガスケット支持部840の結合圧力によって圧着されることができる。その結果、ガスケット300の密閉性能が向上することができる。
【0049】
イメージセンサー400は、リアボディー800の内部空間に収容されることができる。イメージセンサー400は、後述する基板部500に実装されることができる。イメージセンサー400は、基板部500の前方部に位置した第1基板510の前方面に位置することができる。イメージセンサー400は、レンズバレル100と光軸が一致するように位置することができる。従ってイメージセンサー400は、レンズバレル100を通過した光を取得することができる。この場合、イメージセンサー400は、照射される光を映像で出力することができる。イメージセンサー400は、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPD及びCIDであり得る。但し、イメージセンサー400の種類がこれに制限されない。
【0050】
基板部500は、リアボディー800の内部空間に収容されることができる。基板部500は、フロントボディー200やリアボディー800とスクリュー結合して、リアボディー800の内部空間に位置することができる。基板部500は、フロントボディー200やリアボディー800と接着して、リアボディー800の内部空間に位置することができる。基板部500は、後述するシールドカン600に包まれてリアボディー800の内部空間に位置することができる。基板部500の前方端にはイメージセンサー400が実装されることができる。基板部500の後方端にはコネクター700が実装されることができる。基板部500は、互いに離隔して積層された第1基板510、第3基板530及び第1基板510と第3基板530を連結する第2基板520を含むことができる。
【0051】
第1基板510は、第3基板530と離隔して基板部500の最前方部に位置することができる。第1基板510は、第3基板530と第2基板520により連結されることができる。第1基板510の上面にはイメージセンサー400が実装されることができる。第1基板510は、シールドカン600によりカバーされることができる。この場合、第1基板510の四辺は、シールドカン600の内側面と接することができる。第1基板510は、後述する側面カン610の第1基板支持部611により支持されることができる。第1基板510の上の部分は、第1基板支持部611に接して支持されることができる。第1基板510は、フロントボディー200の後方部とスクリュー結合して固定されることができる。第1基板510は、フロントボディー200の後方部に接着して固定されることができる。第1基板510の前方面にはイメージセンサー400が実装されることができる。第1基板510の角中少なくとも一部には弧または円形態で削られたスクリュー溝511が形成されることができる。スクリュー(図示せず)は、スクリュー溝511を貫いて第1基板510をフロントボディー200の後方部に固定させることができる。第1基板510は、スクリューの結合圧力によってフロントボディー200に固定されることができる。第1基板510は、四角プレート形態のプリント基板(PCB,Printed Circuit Board)であり得る。第1基板510は、カメラモジュール1000を電子制御することができる。第1基板510の四辺中少なくとも一部には接地端(図示せず)が位置することができる。その結果、第1基板510の残留電磁気は、シールドカン600を介して外部に抜け出ることができる。
【0052】
第2基板520は、第1基板510と第3基板530との間に位置して、第1基板510と第3基板530を連結することができる。カメラモジュール1000の電子制御のためには一定面積以上の基板が必要であるが、車両用カメラの設計上の要請によってリアボディー800の内部空間の断面はこれより小さい。従って本発明の第1基板510と第3基板530のように、複数の基板を積層するのが一般的で、複数の基板を電気的に連結するために第2基板520のような連結機版を備える。一方、本発明のフロントボディー200とリアボディー800は、スクリューではなくレーザー融着により結合するため、基板部500が内蔵される内部空間を最大限備えることができる。第2基板520は、前後方向に立てられた四角プレート形態のフレキシブルプリント基板(FPCB,Flexible Printed Circuit Board)であり得る。その結果、第2基板520の前方辺には湾曲した第1基板連結部521が位置して、第2基板520の後方辺には湾曲した第3基板連結部522が位置することができる。第1基板連結部521は、第1基板510の下に位置した辺と電気的に連結されることができる。この場合、第1基板連結部521の端子と第1基板510の下に位置した辺に配置された端子がはんだ付けによって電気的に連結されることができる。第3基板連結部522は、第3基板530の下に位置した辺と電気的に連結されることができる。この場合、第3基板連結部522の端子と第3基板530の下に位置した辺に配置された端子がはんだ付けによって電気的に連結されることができる。第2基板520は、後述する側面カン610の第2基板係止部612を外側(下)に越えて位置することができる。従って第2基板は520の内側移動は、第2基板係止部612にて制限されることができる。
【0053】
第3基板530は、第1基板510と離隔して、基板部500の最後方部に位置することができる。第3基板530は、第1基板510と第2基板520により連結されることができる。第3基板530の下面には後述するコネクター700が実装されることができる。第3基板530は、シールドカン600によりカバーされることができる。この場合、第3基板530の四辺は、シールドカン600の内側面と接することができる。第3基板530は、第3基板突出部531が後述する側面カン610の第3基板係止溝613に嵌め込まれて、側面カン610に固定されることができる。第3基板突出部531は、第1基板510の右側辺と左側辺から外側に延びた突起形態であり得る。第3基板突出部531は、第3基板係止ホール613に挿入されて第3基板530に支持力を付与することができる。第3基板530は、四角プレート形態のプリント基板(PCB、Printed Circuit Board)であり得る。第3基板530は、カメラモジュール1000を電子制御することができる。第3基板530の四辺中少なくとも一部には接地端(図示せず)が位置することができる。その結果、第3基板530の残留電磁気は、シールドカン600を介して外部に抜け出ることができる。
【0054】
シールドカン600は、リアボディー800の内部空間に収容されることができる。この場合、シールドカン600の外側面は、リアボディー800の内側面と接することができる。シールドカン600の内部には基板部500が収容されることができる。シールドカン600の内部の最上部には基板部500に実装されたイメージセンサー400が位置することができる。シールドカン600の後方部にはシールドカン600の後方面を貫くコネクター700が位置することができる。シールドカン600は、前方が開放されたブロック形態であり得る。その結果、レンズバレル100を透過した光はイメージセンサー400に照射されることができる。シールドカン600は、金属材で形成されることができる。より詳細に、シールドカン600は、金属の板材で備えられる。この場合、シールドカン600は、電磁波妨害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。つまり、シールドカン600は、外部から発生する電波が基板部500に流入するのを遮断することができる。また、上述したように基板部500は、シールドカン600に接地されているため、基板部500に残っている残留電磁気は、シールドカン600を介して外部に抜け出ることができる。その結果、基板部500は、電磁気的に安定した状態を維持することができる。但し、シールドカン600の材質がこれに限定されない。シールドカン600は、側面カン610と後方カン620を含むことができる。この場合、側面カン610と後方カン620は組み立てられることができる。但し、側面カン610と後方カン620は、一体で形成(図示せず)されてもよい。
【0055】
側面カン610は、リアボディー800の内部空間に収容されることができる。この場合、側面カン610の外側面は、リアボディー800の内側面と接することができる。側面カン610の後方には後方カン620が位置することができる。側面カン610の内部には基板部500が収容されることができる。側面カン610は、中空の直方体であり得る。側面カン610の前方と後方は、開放されることができる。その結果、側面カン610は、シールドカン600の側面を形成することができる。側面カン610の上方向内側面には内側に突出された第1基板支持部611が位置することができる。第1基板支持部611は、第1基板510の後方面の上部分と接して、第1基板510を支持することができる。側面カン610の下に位置した面部分には第2基板係止部612が位置することができる。第2基板係止部612は、側面カン610の他の面より断面積が小さくてよい。つまり、第2基板係止部612は、平面形態のバー(Bar)であり得る。第2基板係止部612の外側(下方向)には第2基板520が位置することができる。その結果、不意の外力によって第2基板520が上に移動する場合、第2基板係止部612に止められて制動されることができる。側面カン610の左側面と右側面には第3基板係止ホール613と後方カン係止ホール614が形成されることができる。第3基板係止ホール613の形状は、上述した第3基板突出部531の形状と対応することができる。従って第3基板突出部531は、第3基板係止ホール613に挿入されることができる。その結果、第3基板530は、側面カン610に固定されることができる。一方、第3基板係止ホール613の位相は、第1基板支持部611の位相より低いため、第3基板530は第1基板510の後方に位置することができる。後方カン係止ホール614の形状は、後述する後方カン突出部621の形状と対応することができる。従って後方カン突出部621は、後方カン係止ホール614に挿入されることができる。その結果、後方カン620は、側面カン610に組み立てられて側面カン610の後方に固定されることができる。第3基板係止ホール613と後方カン係止ホール614は、一体で形成されることができる。
【0056】
後方カン620は、リアボディー800の内部空間に収容されることができる。この場合、後方カン620の外側面は、リアボディー800の内側面と接することができる。後方カン620の前方には側面カン610が位置することができる。後方カン620の後方には後方カン620の後方面を貫いたコネクター700が位置することができる。後方カン620の後方面にはコネクター貫通ホール622が形成されることができて、コネクター700は、コネクター貫通ホール622を介して後方カン620の後方面を貫くことができる。後方カン620は、平板プレートとこれの四辺各々から前方に延びた側面を備えることができる。従って後方カン620の前方部と前後方向の角は開放されることができる。後方カン620の左右の側面上端中央には内側に延びた後方カン突出部621が形成されることができる。後方カン突出部621は、後方カン係止ホール614に挿入されることができる。従って後方カン620の側面は、側面カン610に固定されて、側面カン610の後方端部をカバーすることができる。その結果、後方カン620は、シールドカン600の後方面を形成することができる。
【0057】
コネクター700は、リアボディー800の内部空間に収容されることができる。コネクター700は、基板部500に実装されることができる。コネクター700は、第3基板530の後方面に実装されることができる。コネクター700は、円筒形態で前面に端子が位置することができる。コネクター700の端子は、第3基板530の後方面に形成された端子とはんだ付けされて結合することができる。コネクター700は、コネクター貫通ホール622を介して後方カン620を貫くことができる。後方カン620を貫いたコネクター700は、後述するリアボディー800のコネクター収容部850に収容されることができる。コネクター700は、ケーブル(図示せず)と電気的に連結されることができる。ケーブルは、外部の電子機器とカメラモジュール1000を連結する導電ラインであり得る。従ってカメラモジュール1000から出力されたイメージ信号は、ケーブルを介して外部の電子機器に転送されることができる。従ってカメラモジュール1000が撮影したイメージ信号は、外部の電子機器によって保存されることもでき、ディスプレーされることもできる。また、外部の電子機器は、ケーブルを介してカメラモジュール1000に電力を供給することができる。また、外部の電子機器は、ケーブルを介してカメラモジュール1000に制御信号を送って、カメラモジュール1000を制御することができる。
【0058】
リアボディー800は、外装材でカメラハウジング1100の構成要素であり得る。リアボディー800は、後述するフロントボディー200の後方に位置することができる。リアボディー800は、後方面から前方に延びた側壁820により前方が開口された中空の直方体形態であり得る。リアボディー800の開口810は、フロントボディー200によりカバーされることができる。但し、フロントボディー200のレンズバレルホール211は、リアボディー800の内部空間と連通することができる。リアボディー800は、プラスチック材質を含むことができる。リアボディー800は、カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことができる。リアボディー800は、レーザー吸水性プラスチック材質またはレーザー吸水性カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことができる。リアボディー800とフロントボディー200は、融着して結合することができる。この場合、融着は、加圧状態でレーザー融着により行うことができる。
【0059】
リアボディー800の内部空間にはフロントボディー200の下部が収容されることができる。つまり、フロントボディー200の一部分は、リアボディー800の内部空間に挿入されることができる。この場合、フロントボディー200の鍔部230が挿入されることができる。従ってガスケット300の内側面は、鍔部230と接して、ガスケット300の外側面は、リアボディー800の側壁820の前方内側面と接することができる。その結果、リアボディー800の内部空間は、ガスケット300により密閉されることができる。
【0060】
リアボディー800の側壁820の前面の内側には、側壁820周りに沿って上に突出された、融着部830が位置することができる。融着部830は、直方体が側壁820の周りに沿って形成された形態であり得る。融着部830は、融着溝221と対応する形態であり得る。従って融着部830は、リアボディー800とフロントボディー200の結合時に融着溝221に収容されることができる。
【0061】
リアボディー800にはリアボディー800の内部に突出されたガスケット支持部840が位置することができる。リアボディー800の側壁820には内側に突出されたガスケット支持部840が位置することができる。ガスケット支持部840は、段差のような形態であり得る。ガスケット支持部840は、ガスケット300の後面と接して、ガスケット300を支持することができる。従ってガスケット300の前面は、鍔部230の端子の前端の後面と接して、ガスケット300の後方面は、ガスケット支持部840の前方面と接することができる。上述したようにリアボディー800とフロントボディー200は、加圧状態で結合することができる。その結果、前記結合時ガスケット300は、鍔部230の端子の前端とガスケット支持部840により圧着されることができる。この場合、ガスケット300には前後方圧着によって上下左右方向の膨張圧力が発生する。ガスケット300の内側面は、鍔部230と接して、ガスケット300の外側面は、側壁820の前方部内側面と接する状態であるため、上述した上下左右方向膨張圧力によってガスケット300の接合力が向上する。その結果、ガスケット300の密閉能力が向上することができる。
【0062】
リアボディー800の後方面にはコネクター収容部850が位置することができる。コネクター収容部850は、リアボディー800の後方面から後方に延びた中空の直方体形態であり得る。コネクター収容部850にはコネクター700が収容されて、外力から保護されることができる。
【0063】
リアボディー800の融着部830にはレーザー照射部860が位置することができる。後述するが、レーザー融着器900は、前方から後方にレーザーを照射することができる。この場合、レーザーは、平面220を透過して融着部830に照射される。レーザー照射部860は、融着部830で平面220を透過したレーザーが最初に到達する地点である。より詳細にレーザー照射部860の位置を特定すると、融着部830の前面で幅方向中央地点であり得る。さらに後述するレーザー融着器900は、融着部830に沿って移動しながらレーザーを照射するため、融着部830の前面で融着部830に沿って位置する融着部830の幅方向中央地点であり得る。レーザー照射部860に照射されたレーザーは、融着部830を加熱して融着部830と融着部830に対向する平面220中少なくとも一部分を融着させる。本実施形態では、融着部830と融着溝221であり得る。このような融着は、融着部830のレーザー照射部860と融着溝221でレーザー照射部860と対向する地点から始まる。
【0064】
一方、レーザー融着とは、レーザーを透過材(本発明では平面220、より詳細には融着溝221)に照射するとレーザーが吸収材(本発明では融着部830)に透過して発熱する。この場合、吸収材の溶融熱が透過材の表面を加熱溶融するようになって透過材と吸収材の素材が互いに溶融しながら両材料が融合する。さらにこのような過程が加圧状態で進むと融着強度が高まる。
【0065】
レーザー融着過程中レーザー照射部860から発生する熱は、近くのガスケット300に伝達されることができる。ガスケット300は、弾性ゴム材質で耐熱性が落ちる。その結果、ガスケット300が劣化によって損傷して密閉性能が落ちる間題が発生する可能性がある。このような間題を解決するために、本発明ではレーザー照射部860とガスケット300の表面の最短距離(a、
図4参照)は、2mm以上であり得る。つまり、融着部830の端子を確保してガスケット300が劣化によって損傷するのを防止した。
【0066】
以下、本第1実施形態のカメラモジュール1000の製造方法を図面を参照して説明する。
図6、
図7、
図8は、本第1実施形態のカメラモジュールの製造方法を示した概念図で、
図9は、本第1実施形態のカメラモジュールの製造方法を示したフローチャートである。
【0067】
本実施形態のカメラモジュール1000の製造方法は、フロントボディー200とガスケット300を結合する段階(S1、第1段階)とリアボディー800に基板部500を収容する段階(S2、第2段階)とフロントボディー200とリアボディー800を整列して密着させる段階(S3、第3段階)とフロントボディー200とリアボディー800を融着してカメラモジュール1000を製造する段階(S4、第4段階)を含むことができる。
【0068】
図6は、第1段階(S1)を示した概念図である。第1段階(S1)は、カバー200にガスケット300を結合する段階で鍔部230にガスケット300を嵌合することができる。より詳細に説明すると、鍔部230の端子の後端にガスケット300を嵌合することができる。この場合、ガスケット300は、後方から前方に鍔部230に進入することができる。その結果、鍔部230は、ガスケット300を貫いて挿入されて、ガスケット300は、鍔部230の端子の後端の周りに沿って位置することができる。従ってガスケット300の内側面は、鍔部230の外側面に接することができる。また、ガスケット300の前面は、鍔部230の端子の前端の後方面に接することができる。
【0069】
第2段階(S2)は、リアボディー800に基板部500を収容する段階で、リアボディー800の内部空間に基板部500を内蔵することができる。この場合、基板部500は、リアボディー800と嵌合することができる。また、基板部500は、リアボディー800と接着することができる。また、基板部500をインサートモルディングして基板部500が密着したリアボディー800を製作することができる。一方、本実施形態の変形例では、基板部500がフロントボディー200にスクリュー結合することができる。この場合、第2段階(S2)は、フロントボディー200に基板部500を結合する段階であり得る。
【0070】
図7は、第3段階(S3)を示した概念図である。第3段階(S3)は、フロントボディー200とリアボディー800を整列して密着させる段階で、まず、フロントボディー200の融着溝221とリアボディー800の融着部830が対向するように整列させる。その後、フロントボディー200及び/またはリアボディー800を前後方向に移動させて、リアボディー800の融着部830が、フロントボディー200の融着溝221に挿入されて嵌合するようにすることができる。その結果、フロントボディー200は、リアボディー800の開口810をカバーすることができる。また、融着部830は、融着溝221に接することができる。また、ガスケット300の外側面は、リアボディー800の側面820の内側面に接することができる。また、ガスケット300の後面は、リボディー800のガスケット支持部840に接することができる。この場合、ガスケット300は、フロントボディー200とリアボディー800の結合圧力に影響される。つまり、ガスケット300は、平面220の鍔部230の端子の前端とガスケット支持部840により圧着されることができる。
【0071】
図8は、第4段階(S4)を示した概念図である。第4段階(S4)は、フロントボディー200とリアボディー800をレーザー融着させる段階である。レーザー融着器900は、高出力ダイオードレーザー(High Power Diode Laser,HPDL)を出射することができる。レーザー融着器900は、上部から下部方向にレーザーを出射することができる。レーザー融着器900は、フロントボディー200の前方からレーザーを出射することができる。レーザー融着器900は、融着部830に沿って移動しながらレーザーを出射することができる。レーザ
ーは、フロントボディー200を透過して融着部830のレーザー照射部860に照射されることができる。従って融着部830とこれと対向する平面220(本実施形態では、融着溝221)は融着される。
【0072】
以下、本第2実施形態のカメラモジュール2000を図面を参照して説明する。
図10は、本第2実施形態のカメラモジュールを示した斜視図で、
図11は、本第2実施形態のカメラモジュールを示した分解斜視図で、
図12は、本第2実施形態のカメラモジュールのレンズバレルとフロントボディーとガスケットを示した分解斜視図で、
図13は、本第2実施形態のフロントボディーとガスケットを後方から見た斜視図で、
図14は、本第2実施形態の基板ユニットを示した分解斜視図で、
図15は、本第2実施形態のリアボディーを示した斜視図で、
図16は、本第2実施形態のフロントボディーとリアボディーとガスケットが結合されたのを示した断面図で、
図17は、比較例のリアボディーと本第2実施形態のリアボディーを示した断面図である。
【0073】
本第2実施形態に係るカメラモジュール2000は、レンズバレル2100、フロントボディー2200、ガスケット2300、基板ユニット2400及びリアボディー2500を含むことができる。
【0074】
レンズバレル2100は、少なくとも一つのレンズを収容することができる。レンズバレル2100は、光軸を持つことができる。この場合、レンズは、レンズバレル2100とねじ結合するか接着されて整列することができる。レンズが複数の場合、レンズは、前後方向に離隔して整列することができる。従ってレンズバレル2100は、光軸を持つことができる。レンズバレル2100は、フロントボディー2200に位置することができる。レンズバレル2100は、フロントボディー2200のレンズバレルホルダー2210と結合して固定されることができる。この場合、レンズバレル2100は、レンズバレルホルダー2210に後方に挿入されることができる。また、レンズバレル2100は、レンズバレルホルダー2210のレンズバレルホルダーホール2211を閉鎖することができる。この場合、レンズバレル2100の外側面は、レンズバレルホルダーホール2211と接することができる。この場合、レンズバレル2100は、レンズバレルホルダーホール2211とねじ結合するか接着することができる。但し、本変形例(図示せず)では、レンズバレル2100が省略されてもよい。この場合、少なくとも一つのレンズが、直接レンズバレルホルダーホール2211とねじ結合するか接着することができる。レンズバレル2100を通過した光は、後述するイメージセンサー2400に照射されることができる。
【0075】
フロントボディー2200は、上述したようにレンズバレル2100と結合することができる。フロントボディー2200は、リアボディー2500の前方に配置されることができる。フロントボディー2200は、リアボディー2500と結合することができる。この場合、フロントボディー2200は、リアボディー2500の開口2510を覆うことができる。フロントボディー2200は、プラスチック材質を含むことができる。フロントボディー2200は、カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことができる。フロントボディー2200は、レーザー透過性プラスチック材質またはレーザー透過性カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことができる。プラスチックにカーボンまたは金属が追加されると放熱性、耐久性、電磁気遮蔽性が向上することができる。しかしカーボンまたは金属の比率が高過ぎると融着がうまくいかない場合がある。従ってフロントボディー2200の材質を選択時、プラスチックとカーボンまたは金属の比率を適切にトレードオフ(trade-off)することができる。フロントボディー2200とリアボディー2500は、融着して結合することができる。この場合、融着は、加圧状態でレーザー融着により行われる。フロントボディー2200の後方にはガスケット2300が配置されることができる。この場合、フロントボディー2200の後方面とガスケット2300の前方面が接することができる。フロントボディー2200は、レンズバレルホルダー2210、鍔部2220及びガスケットホルダー2230を含むことができる。この場合、レンズバレルホルダー2210、鍔部2220及びガスケットホルダー2230は、一体で形成されることができる。
【0076】
レンズバレルホルダー2210は、中空の円筒形態で内部にはレンズバレルホール2211が形成されることができる。レンズバレルホルダー2210にはレンズバレル2100が配置されて固定されることができる。この場合、レンズバレル2100の外側面とレンズバレルホール2211の内側面が、接して固定されることができる。レンズバレルホルダー2210の後方には鍔部2220が配置されることができる。
【0077】
鍔部2220は、レンズバレル収容部2210の後方から外側に延びた形態であり得る。鍔部2220は、レンズバレルホール2211により貫通されることができる。鍔部2220の中央にはレンズバレルホール2211が形成されることができる。つまり、鍔部2220までレンズバレルホール2211が延びることができる。鍔部2220は、プレート形態であり得る。鍔部2220は、四角プレート形態であり得る。鍔部2220は、リアボディー2500の前方に配置されることができる。鍔部2220は、ブロック形態のリアボディー2500の開口2590を閉鎖することができる。鍔部2220の後方にはガスケットホルダー2230が配置されることができる。鍔部2220の形態が上述したプレート形態に限定されない。つまり、鍔部2220は、リアボディー2500をカバーしたレンズバレルホール2211が貫いた形態であればいかなる形態であってもよい。従って鍔部2220は、“カバー部材”と呼称されることができる。
【0078】
鍔部2200の後方面には第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224が形成されることができる。第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224は、鍔部2200の後方面で前方に凹んだ溝であり得る。第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224は、鍔部2200の後方面の外側に配置されることができる。第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224は、鍔部2200のコーナーの部分に配置されることができる。第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224各々にはこれと対向する各々の第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580が収容されることができる。従って第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224各々は、これと対向する第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580と対応する形状を持つことができる。第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224と第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の融着によりフロントボディー2200とリアボディー2500が結合することができる。より詳細に第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224と第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の前方部分の融着によりフロントボディー2200とリアボディー2500が結合することができる。
【0079】
鍔部2200の中心にはレンズバレルホール2211が形成されることができる。また、鍔部2200の後方面にはレンズバレルホール2211の外側でレンズバレルホール2211の周りに沿って後方に突出された四角リング形態のガスケットホルダー2230が配置されることができる。従ってレンズバレル2100を透過した光は、レンズバレルホール2211とガスケットホルダー2230の内側を順に通って後述する基板ユニット2400の第1基板2430に実装されたイメージセンサー2410に照射されることができる。
【0080】
ガスケットホルダー2230は、鍔部2200の後方面に位置することができる。ガスケットホルダー2230は、中空の四角リング形態で鍔部2200の後方面で後方に突出された形態であり得る。ガスケットホルダー2230の内側にはレンズバレルホール2211が配置されることができる。ガスケットホルダー2230には後述するガスケット2300が嵌合することができる。この場合、ガスケットホルダー2230は、ガスケット2300を貫くことができる。
【0081】
フロントボディー2200とガスケット2300の結合時、ガスケットホルダー2230の外側面とガスケット2300の内側面は、接することができる。また、鍔部2220の後方面とガスケット2300の上面は、接することができる。この場合、第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224は、ガスケット2300の外側に配置されることができる。
【0082】
ガスケット2300は、弾性材質であり得る。ガスケット2300は、ゴム材質であり得る。ガスケット2300は、フロントボディー2200とリアボディー2500との間に介在することができる。従って本第2実施形態のカメラモジュール2000は、ガスケット2300によりリアボディー2500の内部空間の機密性(防水性)を維持することができる。その結果、リアボディー2500に内蔵される基板部2400が保護されることができる。
【0083】
ガスケット2300は、第1、2、3、4側辺2310、2320、2330、2340とこれを連結する第1、2、3、4コーナー部2311、2321、2331、2341を含む四角リング形態であり得る。この場合、第1、2、3、4側辺2310、2320、2330、2340とこれを連結する第1、2、3、4コーナー部2311、2321、2331、2341は、第1、2、3、4、5、6、7、8連結部2312、2313、2322、2323、2332、2333、2342、2343により連結されることができる。
【0084】
第1、2側辺2310、2320は、ガスケット2300の上側と左側に配置される辺であり得る。第1、2側辺2310、2320は、互いに傾斜するように配置されることができる。第1、2側辺2310、2320は、互いに直角に配置されることができる。第1、2側辺2310、2320との間には第1ガスケットコーナー部2311が配置されて、コーナーが形成されることができる。従って第1ガスケットコーナー部2311は、湾曲するか折り曲げられることができる。第1ガスケットコーナー部2311は、外側に湾曲するか折り曲げられることができる。第1ガスケットコーナー部2311は、第1連結部2312により第1側辺2310と連結されることができる。第1ガスケットコーナー部2311は、第2連結部2313により第2側辺2320と連結されることができる。第1、2連結部2312、2313は、内側に湾曲するか折り曲げられることができる。より詳細には第1ガスケットコーナー部2311は、外側に湾曲するか折り曲げられて、第1ガスケットコーナー部2311から右側に延びる部分は、第1側辺2310から内側に延びた第1連結部2312により第1側辺2310と連結されることができて、第1ガスケットコーナー部2311から下側に延びる部分は、第2側辺2320から内側に延びた第2連結部2313により第2側辺2320と連結されることができる。さらに第1連結部2312と第2連結部2313は、内側に湾曲するか折り曲げられることができる。その結果、第1コーナー部2311は、四角リング形態のガスケット2300の一方の角で内側に入って配置されることができる。この場合、内側に入った第1コーナー部2311と内側に延びた第1、2連結部2312、2313により形成された空間には後述する第1リブ2550の後方部分が配置されることができる。また、第1コーナー部2311の外側面と第1リブ2550の後方部分の内側面は、接することができる。従って第1コーナー部2311の外側面と第1リブ2550の後方部分の内側面は対応するように湾曲するか折り曲げられることができる。上述することをまとめると、フロントボディー2200とリアボディー2500の結合時に第1コーナー部2311は、第1リブ2550によりカバーされて、第1、2側辺2310、2320の外側面は、外部に露出することができる。
【0085】
第2、3側辺2320、2330は、ガスケット2300の左側と下側に配置される辺であり得る。第2、3側辺2320、2330は、互いに傾斜するように配置されることができる。第2、3側辺2320、2330は、互いに直角に配置されることができる。第2、3側辺2320、2330との間には第2ガスケットコーナー部2321が配置されて、コーナーが形成されることができる。従って第2ガスケットコーナー部2321は、湾曲するか折り曲げられることができる。第2ガスケットコーナー部2321は、外側に湾曲するか折り曲げられることができる。第2ガスケットコーナー部2321は、第3連結部2322により第2側辺2320と連結されることができる。第2ガスケットコーナー部2321は、第4連結部2313により第3側辺2330と連結されることができる。第3、4連結部2322、2323は、内側に湾曲するか折り曲げられることができる。より詳細には第2ガスケットコーナー部2321は、外側に湾曲するか折り曲げられて、第2ガスケットコーナー部2321から上側に延びる部分は、第2側辺2320から内側に延びた第3連結部2322により第2側辺2320と連結されることができて、第2ガスケットコーナー部2321から右側に延びる部分は、第2側辺2320から内側に延びた第4連結部2323により第3側辺2330と連結されることができる。さらに第3連結部2322と第4連結部2323は、内側に湾曲するか折り曲げられることができる。その結果、第2コーナー部2321は、四角リング形態のガスケット2300の一方の角で内側に入って配置されることができる。この場合、内側に凹んだ第2コーナー部2321と内側に延びた第3、4連結部2322、2323により形成された空間には後述する第2リブ2560の後方部分が配置されることができる。また、第2コーナー部2321の外側面と第2リブ2560の後方部分の内側面は、接することができる。従って第2コーナー部2321の外側面と第2リブ2560の後方部分の内側面は、対応するように湾曲するか折り曲げられることができる。上述することをまとめると、フロントボディー2200とリアボディー2500の結合時に第2コーナー部2321は、第2リブ2560によりカバーされて、第2、3側辺2320、2330の外側面は、外部に露出することができる。
【0086】
第3、4側辺2330、2340は、ガスケット2300の下側と右側に配置される辺であり得る。第3、4側辺2330、2340は、互いに傾斜するように配置されることができる。第3、4側辺2330、2340は、互いに直角に配置されることができる。第3、4側辺2330、2340との間には第3ガスケットコーナー部2331が配置されて、コーナーが形成されることができる。従って第3ガスケットコーナー部2331は、湾曲するか折り曲げられることができる。第3ガスケットコーナー部2331は、外側に湾曲するか折り曲げられることができる。第3ガスケットコーナー部2331は、第5連結部2332により第3側辺2330と連結されることができる。第3ガスケットコーナー部2331は、第6連結部2333により第4側辺2340と連結されることができる。第5、6連結部2332、2333は、内側に湾曲するか折り曲げられることができる。より詳細には第3ガスケットコーナー部2331は、外側に湾曲するか折り曲げられて、第3ガスケットコーナー部2331から左側に延びる部分は、第3側辺2330から内側に延びた第5連結部2332により第3側辺2330と連結されることができて、第3ガスケットコーナー部2331から上側に延びる部分は、第3側辺2330から内側に延びた第6連結部2333により第4側辺2340と連結されることができる。さらに第5連結部2332と第6連結部2333は、内側に湾曲するか折り曲げられることができる。その結果、第3コーナー部2331は、四角リング形態のガスケット2300の一方の角で内側に入って配置されることができる。この場合、内側に入った第3コーナー部2331と内側に延びた第5、6連結部2332、2333により形成された空間には後述する第3リブ2570の後方部分が配置されることができる。また、第3コーナー部2331の外側面と第3リブ2570の後方部分の内側面は、接することができる。従って第3コーナー部2331の外側面と第3リブ2570の後方部分の内側面は、対応するように湾曲するか折り曲げられることができる。上述することをまとめると、フロントボディー2200とリアボディー2500の結合時に第3コーナー部2331は、第3リブ2570によりカバーされて、第3、4側辺2330、2340の外側面は、外部に露出することができる。
【0087】
第1、4側辺2310、2340は、ガスケット2300の上側と右側に配置される辺であり得る。第1、4側辺2310、2340は、互いに傾斜するように配置されることができる。第1、4側辺2310、2340は、互いに直角に配置されることができる。第1、4側辺2310、2340との間には第4ガスケットコーナー部2341が配置されて、コーナーが形成されることができる。従って第4ガスケットコーナー部2341は、湾曲するか折り曲げられることができる。第4ガスケットコーナー部2341は、外側に湾曲するか折り曲げられることができる。第4ガスケットコーナー部2341は、第8連結部2343により第1側辺2310と連結されることができる。第4ガスケットコーナー部2341は、第7連結部2342により第4側辺2340と連結されることができる。第7、8連結部2342、2343は、内側に湾曲するか折り曲げられることができる。より詳細には第4ガスケットコーナー部2341は、外側に湾曲するか折り曲げられて、第4ガスケットコーナー部2341から前方に延びる部分は、第4側辺2340から内側に延びた第7連結部2342により第4側辺2340と連結されることができて、第4ガスケットコーナー部2341から左側に延びる部分は、第4側辺2340から内側に延びた第8連結部2343により第1側辺2310と連結されることができる。さらに第7連結部2342と第8連結部2343は、内側に湾曲するか折り曲げられることができる。その結果、第4コーナー部2341は、四角リング形態のガスケット2300の一方の角で内側に入って配置されることができる。この場合、内側に入った第4コーナー部2341と内側に延びた第7、8連結部2342、2343により形成された空間には後述する第4リブ2580の後方部分が配置されることができる。また、第4コーナー部2341の外側面と第4リブ2580の後方部分の内側面は、接することができる。従って第4コーナー部2341の外側面と第4リブ2580の後方部分の内側面は、対応するように湾曲するか折り曲げられることができる。上述することをまとめると、フロントボディー2200とリアボディー2500の結合時に第4コーナー部2341は、第4リブ2580によりカバーされて、第1、4側辺2310、2340の外側面は、外部に露出することができる。
【0088】
ガスケット2300の上面は、フロントボディー2200の底面と接することができる。ガスケット2300の上面は、鍔部2220の底面と接することができる。ガスケット2300の底面は、リアボディー2500の側壁部2501の上面と接することができる。ガスケット2300の底面は、第1、2、3、4側壁2510、2520、2530、2540と第1、2、3、4コーナー側壁2511、2521、2531、2541の上面と接することができる。従ってガスケット2300は、フロントボディー2200とリアボディー2500の結合時に前後方向に圧縮力を受けることができる。その結果、ガスケット2300による機密性が向上することができる。
【0089】
上述したことをまとめると、ガスケット2300の内側面は、ガスケットホルダー2230の外側面と接することができる。ガスケット2300の第1、2、3、4コーナー部2311、2321、2331、2341の外側面は、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の後方部分の内側面と接することができる。ガスケット2300の第1、2、3、4コーナー部2311、2321、2331、2341の外側面は、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580によりカバーされて、外部に露出されない。ガスケット2300の第1、2、3、4側辺2310、2320、2330、2340の外側面は、外部に露出することができる。
【0090】
基板ユニット2400は、リアボディー2500の内部空間に収容されることができる。基板ユニット2400は、フロントボディー2200とスクリュー結合してリアボディー2500の内部空間に位置することができる。基板ユニット2400は、フロントボディー2200やリアボディー2500と接着して、リアボディー2500の内部空間に位置することができる。基板ユニット2400は、イメージセンサー2410、第1基板2420、第2基板2430、第3基板2440、側面カン2450、後方カン2460及びコネクター2470を含むことができる。
【0091】
イメージセンサー2410は、リアボディー2500の内部空間に収容されることができる。イメージセンサー2410は、後述する第1基板2420に実装されることができる。イメージセンサー2410は、基板ユニット2400の上部に位置した第1基板2420の前方面に位置することができる。イメージセンサー2410は、レンズバレル2100と光軸が一致するように配置されることができる。従ってイメージセンサー2410は、レンズバレル2100を通過した光を取得することができる。この場合、イメージセンサー2410は、照射される光を映像で出力することができる。イメージセンサー2410は、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPD及びCIDであり得る。但し、イメージセンサー2410の種類がこれに制限されない。
【0092】
基板ユニット2400は、少なくとも一つ以上の基板を含むことができる。本第2実施形態では、計三つの第1、2、3基板2420、2430、2440を含む。
【0093】
第1基板2420は、第3基板2440と離隔して、基板ユニット2400の最上部に位置することができる。第1基板2420は、第3基板2440と第2基板2430により連結されることができる。第1基板2420の前方面にはイメージセンサー2410が実装されることができる。第1基板2420は、シールドカンによってカバーされることができる。この場合、第1基板2420の四辺は、シールドカンの内側面と接することができる。第1基板2420は、後述する側面カン2450の第1基板支持部2451により支持されることができる。第1基板2420の上の部分は、第1基板支持部2451に接して支持されることができる。第1基板2420は、フロントボディー2200の後方部とスクリュー結合して固定されることができる。第1基板2420の角の少なくとも一部には弧または円形態で削られたスクリュー溝2421が形成されることができる。スクリュー2422は、スクリュー溝2421を貫いて第1基板2420をフロントボディー2200の後方部に固定させることができる。第1基板2420は、スクリューの結合圧力によってフロントボディー2200に固定されることができる。第1基板2420は、四角プレート形態のプリント基板(PCB,Printed Circuit Board)であり得る。第1基板2420は、カメラモジュール2000を電子制御することができる。第1基板2420の四辺中少なくとも一部にはシールドカンと接する接地端(図示せず)が位置することができる。その結果、第1基板2420の残留電磁気は、シールドカンを介して外部に抜け出ることができる。
【0094】
第2基板2430は、第1基板2420と第3基板2440との間に位置して、第1基板2420と第3基板2440を連結することができる。カメラモジュール2000の電子制御のためには一定面積以上の基板が必要であるが、車両用カメラの設計上の要請によってリアボディー2500の内部空間の断面はこれより小さい。従って本発明の第1基板2420と第3基板2440のように、複数の基板を積層することが一般的で、複数の基板を電気的に連結するために、第2基板2430のような連結基板を備える。一方、本発明のフロントボディー2200とリアボディー2500は、スクリューではなくレーザー融着により結合するため、基板部2400が内蔵される内部空間を最大限で備えることができる。第2基板2430は、前後方向に立てられた四角プレート形態のフレキシブルプリント基板(FPCB,Flexible Printed Circuit Board)であり得る。その結果、第2基板2430の前方辺には湾曲した第1基板連結部2431が配置されて、第2基板2430の後方辺には湾曲した第3基板連結部2432が配置されることができる。第1基板連結部2431は、第1基板2420の下に位置した辺と電気的に連結されることができる。この場合、第1基板連結部2431の端子と第1基板2420の下に位置した辺に配置された端子が、はんだ付けによって電気的に連結されることができる。第3基板連結部2432は、第3基板2440の下に位置した辺と電気的に連結されることができる。この場合、第3基板連結部2432の端子と第3基板2440の下に位置した辺に配置された端子が、はんだ付けによって電気的に連結されることができる。第2基板2430は、後述する側面カン2450の第2基板係止2452を外側に越えて位置することができる。従って第2基板は2430の内側移動は、第2基板係止部2452により制限されることができる。
【0095】
第3基板2440は、第1基板2420と離隔して、基板ユニット2400の最下部に位置することができる。第3基板2440は、第1基板2420と第2基板2430により連結されることができる。第3基板2440の下面には後述するコネクター2470が実装されることができる。第3基板2440は、シールドカンによってカバーされることができる。この場合、第3基板2440の四辺は、シールドカンの内側面と接することができる。第3基板2440は、第3基板突出部2441が、後述する側面カン2450の第3基板係止溝2453に嵌め込まれて、側面カン2450に固定されることができる。第3基板突出部2441は、第3基板2440の右側辺と左側辺から外側に延びた突起形態であり得る。第3基板突出部2441は、第3基板係止ホール2453に挿入されて第3基板2440に支持力を付与することができる。第3基板2440は、四角プレート形態のプリント基板(PCB,Printed Circuit Board)であり得る。第3基板2440は、カメラモジュール2000を電子制御することができる。第3基板突出部2441は、接地端機能を行うことができる。その結果、第3基板2440の残留電磁気はシールドカンを介して外部に抜け出ることができる。
【0096】
シールドカンは、リアボディー2500の内部空間に収容されることができる。この場合、シールドカンの外側面は、リアボディー2500の内側面と接することができる。シールドカンの内部にはイメージセンサー2410、第1、2、3基板2420、2430、2440及びコネクター2470が収容されることができる。シールドカンの内部の最上側には第1基板2420に実装されたイメージセンサー2410が位置することができる。シールドカンの後方部にはシールドカンの下面を貫くコネクター2470が位置することができる。シールドカンは、前方が開放されたブロック形態であり得る。その結果、レンズバレル2100を透過した光は、イメージセンサー2410に照射されることができる。シールドカンは、金属材で形成されることができる。より詳細に、シールドカンは、金属の板材で備えることができる。この場合、シールドカンは、電磁波妨害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。つまり、シールドカンは、外部から発生する電波が内部に流入するのを遮断することができる。また、上述したように第1、3基板2420、2440は、シールドカンに接地されており、第2基板2430は、第1、3基板2420、2440と電気的に連結されているため、第1、2、3基板2420、2430、2440に残っている残留電磁気は、シールドカンを介して外部に抜け出ることができる。但し、シールドカンの材質がこれに限定されない。シールドカンは、側面カン2450と後方カン2460を含むことができる。この場合、側面カン2450と後方カン2460は、組み立てられることができる。但し、本実施形態の比較例(図示せず)では、側面カンと後方カンは、一体で形成されることもできる。
【0097】
側面カン2450は、リアボディー2500の内部空間に収容されることができる。この場合、側面カン2450の外側面は、リアボディー2500の内側面と接することができる。側面カン2450の後方には後方カン2460が位置することができる。側面カン2450の内部には第1、2、3基板2420、2430、2440が収容されることができる。側面カン2450は、中空の直方体であり得る。側面カン2450の前方と後方は、開放されることができる。その結果、側面カン2450は、シールドカンの側面を形成することができる。側面カン2450の上方向内側面には内側に突出された第1基板支持部2451が位置することができる。第1基板支持部2451は、第1基板2420の後方面の上部と接して、第1基板2420を支持することができる。側面カン2450の下に位置した面部分には第2基板係止部2452が位置することができる。第2基板係止部2452は、側面カン2450の他の面より断面積が小さくてよい。つまり、第2基板係止部2452は、平面形態のバー(Bar)であり得る。第2基板係止部2452の外側(下方向)には第2基板2430が位置することができる。その結果、不意の外力によって第2基板2430が上に移動する場合、第2基板係止部2452に止められて制動されることができる。側面カン2450の左側面と右側面には第3基板係止ホール2453と後方カン係止ホール2454が形成されることができる。第3基板係止ホール2453の形状は、上述した第3基板突出部2441の形状と対応することができる。従って第3基板突出部2441は、第3基板係止ホール2453に挿入されることができる。その結果、第3基板2440は、側面カン2450に固定されることができる。一方、第3基板係止ホール2453の位相は、第1基板支持部2451の位相より低いため、第3基板2440は、第1基板2420の後方に位置することができる。後方カン係止ホール2454の形状は、後述する後方カン突出部2461の形状と対応することができる。従って後方カン突出部2461は、後方カン係止ホール2454に挿入されることができる。その結果、後方カン2460は、側面カン2450に組み立てられて、側面カン2450の後方に固定されることができる。第3基板係止ホール2453と後方カン係止ホール2454は、一体で形成されることができる。
【0098】
後方カン2460は、リアボディー2500の内部空間に収容されることができる。この場合、後方カン2460の外側面は、リアボディー2500の内側面と接することができる。後方カン2460の前方には側面カン2450が位置することができる。後方カン2460の後方には後方カン2460の後方面を貫くコネクター2470が位置することができる。後方カン2460の後方面にはコネクター貫通ホール2462が形成されることができて、コネクター2470は、コネクター貫通ホール2462を介して後方カン2460の後方面を貫くことができる。後方カン2460は、平板プレートとこの四辺各々から前方に延びた側面を備えることができる。従って後方カン2460の前方部と前後方向の角は、開放されることができる。後方カン2460の左右の側面上端中央には内側に延びた後方カン突出部2461が形成されることができる。後方カン突出部2461は、後方カン係止ホール2454に挿入されることができる。従って後方カン2460の側面は、側面カン2450に固定されて、側面カン2450の後方端部をカバーすることができる。その結果、後方カン2460は、シールドカンの後方面を形成することができる。
【0099】
コネクター2470は、リアボディー2500の内部空間に収容されることができる。コネクター2460は、第3基板2440に実装されることができる。コネクター2470は、第3基板2440の後方面に実装されることができる。コネクター2470は、円筒形態で前面に端子が位置することができる。コネクター2470の端子は、第3基板2440の後方面に形成された端子とはんだ付けされて結合することができる。コネクター2470は、コネクター貫通ホール2462を介して後方カン2460を貫くことができる。後方カン2460を貫いたコネクター2470は、後述するリアボディー2500のコネクター収容部2592に収容されることができる。コネクター2470は、ケーブル(図示せず)と電気的に連結されることができる。ケーブルは、外部の電子機器とカメラモジュール2000を連結する導電ラインであり得る。従ってカメラモジュール2000から出力されたイメージ信号は、ケーブルを介して外部の電子機器に転送されることができる。従ってカメラモジュール2000が撮影したイメージ信号は、外部の電子機器によって保存されることもでき、ディスプレーされることもできる。また、外部の電子機器は、ケーブルを介してカメラモジュール2000に電力を供給することができる。また、外部の電子機器は、ケーブルを介してカメラモジュール2000に制御信号を送ってカメラモジュール2000を制御することができる。
【0100】
リアボディー2500は、フロントボディー2200の後方に配置されることができる。リアボディー2500は、後方面と後方面から前方に延びた側壁部を含むことができる。リアボディー2500は、後方面と側壁部によって前方が開口されて、内部空間2590が形成されることができる。リアボディー2500の前方開口は、フロントボディー2200により閉鎖されることができる。この場合、フロントボディー2200のレンズバレルホール2211は、リアボディー2500の内部空間2590と連通することができる。その結果、レンズバレル2100を透過した光は、レンズバレルホール2211を過ぎてリアボディー2500の内部空間2590に位置したイメージセンサー2410に照射されることができる。リアボディー2500は、プラスチック材質を含むことができる。リアボディー2500は、カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことができる。リアボディー2500は、レーザー吸水性プラスチック材質またはレーザー吸水性カーボンまたは金属が混合されたプラスチック材質を含むことができる。リアボディー2500とフロントボディー2200は、結合することができる。リアボディー2500の第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580は、フロントボディー2200の第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224に収容されて融着されることによりリアボディー2500とフロントボディー2200が結合することができる。この場合、リアボディー2500とフロントボディー2200との間にはガスケット2300が介在することができる。その結果、リアボディー2500の内部空間2590は、密閉されることができる。
【0101】
側壁部は、リアボディー2500の四角プレート形態の後方面から前方に延びて、前方開口が形成された形態であり得る。側壁部は、第1、2、3、4側壁2510、2520、2530、2540、第1、2、3、4コーナー側壁2511、2521、2531、2541及び第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580を含むことができる。
【0102】
第1、2、3、4側壁2510、2520、2530、2540は、第1、2、3、4コーナー側壁2511、2521、2531、2541により互いに連結されていることができる。第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580各々は、第1、2、3、4コーナー側壁2511、2521、2531、2541各々の前方面から前方に突出された形態であり得る。この場合、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580は、1、2、3、4コーナー側壁2511、2521、2531、2541に沿って湾曲するか折り曲げられることができる。
【0103】
第1側壁2510は、側壁部の上側に配置されることができる。第2側壁2520は、側壁部の左側に配置されることができる。第1、2側壁2510、2520は、互いに傾斜するように配置されることができる。第1、2側壁2510、2520は、互いに垂直に配置されることができる。第1、2側壁2510、2520は、第1コーナー側壁2511により連結されることができる。従って第1コーナー側壁2511は、外側に湾曲するか折り曲げられた側壁形態であり得る。第1コーナー側壁2511の前方面には第1リブ2550が前方に突出して形成されることができる。
【0104】
第1コーナー側壁2511に第1リブ2550が形成されることによって、第1コーナー側壁2511では、ガスケット2300が支持される部分がなくなる。また、第1コーナー側壁2511は、構造的強度及び融着のため補強される必要性がある。従って第1コーナー側壁2511は、第1補強部2512を含むことができる。第1補強部2512は、第1コーナー側壁2511の内側に配置されて、補強する形態であり得る。従って第1コーナー側壁2511は、第1補強部2512の厚さだけ第1、2側壁2510、2520より厚い壁体を持つことができる。第1補強部2512は、側壁部と前後方向に同じ長さを持つことができる。第1補強部2512の前方面は、ガスケット2300の第1ガスケットコーナー部2311及び第1、2連結部2312、2313の後方面と対応する形状を持つことができる。従って第1補強部2512の前方面とガスケット2300の第1ガスケットコーナー部2311及び第1、2連結部2312、2313の後方面は、互いに接することができる。その結果、第1コーナー側壁2511の前方面も、ガスケット2300の後方面と接して、ガスケット2300を支持することができる。
【0105】
第1リブ2550の前方部分は、第1リブ溝2221に収容されることができる。第1リブ2550の後方部分は、第1リブ溝2221に収容されず外部に露出することができる。第1リブ2550の内側面は、ガスケット2300の第1ガスケットコーナー部2311の外側面と対応するように湾曲するか折り曲げられることができる。従って第1リブ2550の内側面は、第1ガスケットコーナー部2311と接することができる。従って第1リブ2550の後方部分によって第1ガスケットコーナー部2311は、カバーされることができる。その結果、第1ガスケットコーナー部2311は、外部に露出されない。
【0106】
第2側壁2520は、側壁部の左側に配置されることができる。第3側壁2530は、側壁部の下側に配置されることができる。第2、3側壁2520、2530は、互いに傾斜するように配置されることができる。第2、3側壁2520、2530は、互いに垂直に配置されることができる。第2、3側壁2520、2530は、第2コーナー側壁2521により連結されることができる。従って第2コーナー側壁2521は、外側に湾曲するか折り曲げられた側壁形態であり得る。第2コーナー側壁2521の前方面には第2リブ2560が前方に突出して形成されることができる。
【0107】
第2コーナー側壁2521に第2リブ2560が形成されることによって、第2コーナー側壁2521では、ガスケット2300が支持される部分がなくなる。また、第2コーナー側壁2521は、構造的強度及び融着のため補強される必要性がある。従って第2コーナー側壁2521は、第2補強部2522を含むことができる。第2補強部2522は、第2コーナー側壁2521の内側に配置されて補強する形態であり得る。従って第2コーナー側壁2521は、第2補強部2522の厚さだけ第2、3側壁2520、2530より厚い壁体を持つことができる。第2補強部2522は、側壁部と前後方向に同じ長さを持つことができる。第2補強部2522の前方面は、ガスケット2300の第2ガスケットコーナー部2321及び第3、4連結部2322、2323の後方面と対応する形状を持つことができる。従って第2補強部2522の前方面とガスケット2300の第2ガスケットコーナー部2321及び第3、4連結部2322、2323の後方面は、互いに接することができる。その結果、第2コーナー側壁2521の前方面も、ガスケット2300の後方面と接して、ガスケット2300を支持することができる。
【0108】
第2リブ2560の前方部分は、第2リブ溝2222に収容されることができる。第2リブ2560の後方部分は、第2リブ溝2222に収容されず外部に露出することができる。第2リブ2560の内側面は、ガスケット2300の第2ガスケットコーナー部2321の外側面と対応するように湾曲するか折り曲げられることができる。従って第2リブ2560の内側面は、第2ガスケットコーナー部2321と接することができる。従って第2リブ2560の後方部分によって第2ガスケットコーナー部2321は、カバーされることができる。その結果、第2ガスケットコーナー部2321は、外部に露出されない。
【0109】
第3側壁2530は、側壁部の下側に配置されることができる。第4側壁2540は、側壁部の右側に配置されることができる。第3、4側壁2530、2540は、互いに傾斜するように配置されることができる。第3、4側壁2530、2540は、互いに垂直に配置されることができる。第3、4側壁2530、2540は、第3コーナー側壁2531により連結されることができる。従って第3コーナー側壁2531は、外側に湾曲するか折り曲げられた側壁形態であり得る。第3コーナー側壁2531の前方面には第3リブ2570が前方に突出して形成されることができる。
【0110】
第3コーナー側壁2531に第3リブ2570が形成されることによって、第3コーナー側壁2531では、ガスケット2300が支持される部分がなくなる。また、第3コーナー側壁2531は、構造的強度及び融着のため補強される必要性がある。従って第3コーナー側壁2531は、第3補強部2532を含むことができる。第3補強部2532は、第3コーナー側壁2531の内側に配置されて補強する形態であり得る。従って第3コーナー側壁2531は、第3補強部2532の厚さだけ第3、4側壁2530、2540より厚い壁体を持つことができる。第3補強部2532は、側壁部と前後方向に同じ長さを持つことができる。第3補強部2532の前方面は、ガスケット2300の第3ガスケットコーナー部2331及び第5、6連結部2332、2333の後方面と対応する形状を持つことができる。従って第3補強部2532の前方面とガスケット2300の第3ガスケットコーナー部2331及び第5、6連結部2332、2333の後方面は、互いに接することができる。その結果、第3コーナー側壁2531の前方面も、ガスケット2300の後方面と接してガスケット2300を支持することができる。
【0111】
第3リブ2570の前方部分は、第3リブ溝2223に収容されることができる。第3リブ2570の後方部分は、第3リブ溝2223に収容されず外部に露出することができる。第3リブ2570の内側面は、ガスケット2300の第3ガスケットコーナー部2331の外側面と対応するように湾曲するか折り曲げられることができる。従って第3リブ2570の内側面は、第3ガスケットコーナー部2331と接することができる。従って第3リブ2570の後方部分によって第3ガスケットコーナー部2331は、カバーされることができる。その結果、第3ガスケットコーナー部2331は、外部に露出されない。
【0112】
第1側壁2510は、側壁部の上側に配置されることができる。第4側壁2540は、側壁部の右側に配置されることができる。第1、4側壁2510、2540は、互いに傾斜するように配置されることができる。第1、4側壁2510、2540は、互いに垂直に配置されることができる。第1、4側壁2510、2540は、第4コーナー側壁2541により連結されることができる。従って第4コーナー側壁2541は、外側に湾曲するか折り曲げられた側壁形態であり得る。第4コーナー側壁2541の前方面には第4リブ2580が前方に突出して形成されることができる。
【0113】
第4コーナー側壁2541に第4リブ2580が形成されることによって、第4コーナー側壁2541では、ガスケット2300が支持される部分がなくなる。また、第4コーナー側壁2541は構造的強度及び融着のため補強される必要性がある。従って第4コーナー側壁2541は、第4補強部2542を含むことができる。第4補強部2542は、第4コーナー側壁2541の内側に配置されて、補強する形態であり得る。従って第4コーナー側壁2541は、第4補強部2542の厚さだけ第1、4側壁2510、2540より厚い壁体を持つことができる。第4補強部2542は、側壁部と前後方向に同じ長さを持つことができる。第4補強部2542の前方面は、ガスケット2300の第4ガスケットコーナー部2341及び第7、8連結部2342、2343の後方面と対応する形状を持つことができる。従って第4補強部2542の前方面とガスケット2300の第4ガスケットコーナー部2341及び第7、8連結部2342、2343の後方面は、互いに接することができる。その結果、第4コーナー側壁2541の前方面も、ガスケット2300の後方面と接して、ガスケット2300を支持することができる。
【0114】
第4リブ2580の前方部分は、第4リブ溝2224に収容されることができる。第4リブ2580の後方部分は、第4リブ溝2224に収容されず外部に露出することができる。第4リブ2580の内側面は、ガスケット2300の第4ガスケットコーナー部2341の外側面と対応するように湾曲するか折り曲げられることができる。従って第4リブ2580の内側面は、第4ガスケットコーナー部2341と接することができる。従って第4リブ2580の後方部分によって第4ガスケットコーナー部2341は、カバーされることができる。その結果、第4ガスケットコーナー部2341は、外部に露出されない。
【0115】
第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の前方部分は、各々これに対向する第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224に収容されることができる。フロントボディー2200は、レーザー透過性プラスチック材質を含み、リアボディー2500は、レーザー吸水性プラスチック材質を含むことができる。従ってフロントボディー2200の前方から後方にレーザーを照射する場合、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580にレーザーが照射されて、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の前方部分と第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224が融着できる。このような部分融着によりフロントボディー2200とリアボディー2500は、結合することができる。
【0116】
第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580でレーザーが照射される部分は、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の前方面であり得る。さらに第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の前方面で幅方向中央地点であり得る。一方、レーザー融着過程中第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580でレーザーが照射される部分から発生する熱は、近くのガスケット2300に伝達されることができる。ガスケット2300は、弾性ゴム材質で耐熱性が落ちる。その結果、ガスケット2300が劣化によって損傷して、密閉性能が落ちる間題が発生する可能性がある。このような間題を解決するために、本第2実施形態では、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580でレーザーが照射される部分とガスケット2300の表面の最短距離は、2mm以上であり得る。つまり、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の前方の長さを確保して、ガスケット2300が劣化によって損傷するのを防止した。
【0117】
リアボディー2500の後方面にはコネクター収容部2592が位置することができる。コネクター収容部2592は、リアボディー2500の後方面から後方に延びた中空の直方体形態であり得る。コネクター収容部2592にはコネクター2470が収容されて、外力から保護されることができる。
【0118】
以下、本実施形態のカメラモジュール2000の効果について説明する。本実施形態のカメラモジュール2000は、フロントボディー2200とリアボディー2500が融着により結合するため、スクリューによって結合する通常のカメラモジュール2000と比較して、リアボディー2500の内部空間2590を広く確保することができる。
【0119】
また、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の部分的配置による部分融着方式を適用して、比較例の融着方式よりもより広いリアボディー2500の内部空間2590を確保することができる。さらに第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580とガスケット2300の配置によって機密性(防水性)と耐久性を確保することができる。
【0120】
より詳細に説明すると、本第2実施形態の第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580は、第1、2、3、4コーナー側壁2511、2521、2531、2541の前方面にだけ部分的に配置されることができる。これに対して、本比較形態の一体型リブ(R)は、側壁部の前面に沿って四角形形態に配置される。従って本第2実施形態のリアボディー2500は、第1、2、3、4側壁2510、2520、2530、2540の内側に位置した追加空間(S)を確保することができる。従って本第2実施形態のカメラモジュール2000は、基板ユニット2400を内蔵できる内部空間を広く備えることができる。
【0121】
さらに本第2実施形態で、ガスケット2300は、フロントボディー2200とリアボディー2500との間に配置される。この場合、ガスケット2300の前方面は、フロントボディー2200の鍔部2220の後方面と接することができる。また、ガスケット2300の後方面は、リアボディー2500の側壁部の前面と接することができる。その結果、ガスケット2300は、フロントボディー2200とリアボディー2500の結合圧力によって圧着されて、機密性(防水性)が向上することができる。
【0122】
また、ガスケット2300の第1、2、3、4ガスケットコーナー部2311、2321、2331、2341は、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の内側に配置されることができる。この場合、第1、2、3、4ガスケットコーナー部2311、2321、2331、2341の外側面は、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580の内側面と接することができる。従って第1、2、3、4ガスケットコーナー部2311、2321、2331、2341は、第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580によりカバーされて、外部に露出されない。ガスケット2300で第1、2、3、4ガスケットコーナー部2311、2321、2331、2341は、外力による摩擦が起きやすい部分で、摩耗されるため注意を要する。本第2実施形態のカメラモジュール2000では、ガスケット2300で外力に脆弱な第1、2、3、4ガスケットコーナー部2311、2321、2331、2341を第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580によりカバーすることによってガスケット2300の損失を最小化した。
【0123】
また、レーザー融着が起きる第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580が、リアボディー2500の第1、2、3、4コーナー側壁2511、2521、2531、2541に配置されることによって、フロントボディー2200とリアボディー2500の四角の角の部分が堅固に結合する。その結果、フロントボディー2200が、リアボディー2500から簡単に剥離されることはない。より詳細に説明すると、リアボディー2500の第1、2、3、4コーナー側壁2511、2521、2531、2541に配置された第1、2、3、4リブ2550、2560、2570、2580とフロントボディー2200の鍔部2220に配置された第1、2、3、4リブ溝2221、2222、2223、2224の融着により、第1、2、3、4側壁2510、2520、2530、2540の前方面全部とフロントボディー2200の鍔部2220は、フロントボディー2200とリアボディー2500が結合する方向に結合力を受けるようになる。その結果、カメラモジュール2000の耐久性が向上する。
【0124】
以上、本発明の実施形態を構成するすべての構成要素が一つで結合するか結合して動作すると説明されたといって、本発明が必ずしもこのような実施形態に限定されるものではない。つまり、本発明の目的範囲内でなら、そのすべての構成要素が一つ以上で選択的に結合して動作することもできる。さらに、以上で記載された“含む”、“構成する”または“持つ”等の用語は、特に反対の記載がない限り、該当構成要素が内在する可能性があることを意味するため、他の構成要素を除くのではなく他の構成要素をさらに包含できると解釈されなければならない。技術的や科学的な用語を含んだすべての用語は、異なるように定義されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同じ意味がある。予め定義された用語と共に一般的に使われる用語は、関連技術の文脈上の意味と一致すると解釈されるべきで、本発明で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味と解釈されない。
【0125】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者なら本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で様々な修正及び変更が可能であろう。従って、本発明に開示された実施形態は、本発明の技術思想を限定するためのものでなく説明するためのもので、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されるのではない。本発明の保護範囲は、下記の請求範囲によって解釈されるべきで、その同等な範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれると解釈されなければならない。