(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-17
(45)【発行日】2022-11-28
(54)【発明の名称】ビデオ再生方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 21/488 20110101AFI20221118BHJP
H04N 21/442 20110101ALI20221118BHJP
H04N 5/93 20060101ALI20221118BHJP
【FI】
H04N21/488
H04N21/442
H04N5/93
(21)【出願番号】P 2021039857
(22)【出願日】2021-03-12
【審査請求日】2021-03-12
(31)【優先権主張番号】202010244919.0
(32)【優先日】2020-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512015127
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン チエンミン
【審査官】長谷川 素直
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-289364(JP,A)
【文献】特開2002-271771(JP,A)
【文献】特開2015-149030(JP,A)
【文献】特開2016-063525(JP,A)
【文献】特開2002-149884(JP,A)
【文献】特開平11-150707(JP,A)
【文献】特開2020-027358(JP,A)
【文献】特開2004-259335(JP,A)
【文献】特開2008-294496(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0373322(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
H04N 5/91-5/95
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ再生方法であって、
ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信し、要求されたビデオの再生を開始することと、
前記ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるとき、再生を一時停止し、前記対象ビデオコンテンツのビデオレベルが前記ユーザのプリセットビデオレベルよりも高いことと、
前記ユーザにリマインダ情報をプッシュし、前記リマインダ情報が、再生対象とする前記対象ビデオコンテンツが前記ユーザの視聴に適していないことを、前記ユーザにリマインダするために使用されることと、を含
み、
要求されたビデオの再生を開始する前に、前記ビデオ再生方法はさらに、
前記ビデオのファイル情報に指示情報が含まれるかどうかを確定し、前記指示情報が、前記ビデオに敏感ビデオコンテンツ及び前記敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが含まれるかどうかを指示するために使用されることと、
前記指示情報が含まれる場合、前記ユーザのプリセットビデオレベルに基づいて、前記敏感ビデオコンテンツに前記対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することと、
前記対象ビデオコンテンツが含まれる場合、前記ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるとき、再生を一時停止するステップを実行することと、を含む、ビデオ再生方法。
【請求項2】
前記ビデオのファイル情報にはまた、前記対象ビデオコンテンツ又は敏感ビデオコンテンツの開始再生時間が含まれ、
これに応じて、前記ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるとき、再生を一時停止することは、
前記ビデオが前記開始再生時間まで再生されるときに再生を一時停止することを含む、請求項
1に記載のビデオ再生方法。
【請求項3】
前記ビデオ再生方法はさらに、
前記ユーザが入力したビデオレベルの設定要求を受信して、第1設定インターフェースを表示することと、
前記ユーザが前記第1設定インターフェースで入力した設定情報を受信し、前記設定情報に前記ユーザのプリセットビデオレベルが含まれることと、を含む、請求項1
又は請求項
2に記載のビデオ再生方法。
【請求項4】
前記第1設定インターフェースには、前記ユーザの標識が含まれ、前記ユーザが前記第1設定インターフェースで入力した設定情報を受信することは、
前記ユーザが前記第1設定インターフェースで入力した前記プリセットビデオレベルを受信して、前記プリセットビデオレベルを前記ユーザのプリセットビデオレベルとすることを含む、請求項
3に記載のビデオ再生方法。
【請求項5】
前記第1設定インターフェースにはまた、追加コントロールが含まれ、前記追加コントロールは、他のユーザのプリセットビデオレベルの設定を追加することを指示し、前記
ビデオ再生方法はさらに、
前記追加コントロールに対する前記ユーザの選択指示を受信し、第2設定インターフェースを表示することと、
前記ユーザが前記第2設定インターフェースで入力した前記他のユーザの標識及びプリセットビデオレベルを受信することと、を含む、請求項
4に記載のビデオ再生方法。
【請求項6】
前記設定情報には、少なくとも1つのユーザの標識、及び各ユーザの標識に対応するプリセットビデオレベルが含まれ、前記方法はさらに、
前記ユーザの顔画像を取得することと、
前記顔画像に基づいて、前記ユーザの標識を確定することと、
前記ユーザの標識と前記設定情報に基づいて、前記ユーザのプリセットビデオレベルを確定することと、を含む、請求項
5に記載のビデオ再生方法。
【請求項7】
前記顔画像に基づいて、前記ユーザの標識を確定することは、
前記顔画像、及び顔画像とユーザの標識との対応関係に基づいて、前記ユーザの標識を確定することを含む、請求項
6に記載のビデオ再生方法。
【請求項8】
前記ユーザの標識は複数であり、前記ユーザの標識と前記設定情報に基づいて、前記ユーザのプリセットビデオレベルを確定することは、
前記ビデオを視聴する各ユーザの標識と前記設定情報に基づいて、前記ビデオを視聴する各ユーザのビデオレベルを確定することと、
前記ビデオを視聴するユーザにおける最も小さいビデオレベルを前記ユーザのプリセットビデオレベルとすることと、を含む、請求項
6又は請求項
7に記載のビデオ再生方法。
【請求項9】
前記ユーザにリマインダ情報をプッシュすることは、
リマインダインターフェースを表示し、前記リマインダインターフェースが、前記ユーザが前記対象ビデオコンテンツを視聴する権限情報を入力することを指示することを含む、請求項1~請求項
8のいずれか1項に記載のビデオ再生方法。
【請求項10】
前記権限情報は、検証パスワード又は前記ユーザの生物情報である、請求項
9に記載のビデオ再生方法。
【請求項11】
前記ビデオ再生方法はさらに、
前記ユーザが入力した権限情報を受信して、前記ユーザが入力した権限情報が正しいかどうかを検証することと、
正しい場合、前記対象ビデオコンテンツを再生することと、を含む、請求項
9又は請求項
10に記載のビデオ再生方法。
【請求項12】
前記ビデオ再生方法はさらに、
前記ユーザが入力した権限情報が誤ったと確定すれば、前記対象ビデオコンテンツの再生をスキップすることを含む、請求項
9又は請求項
10に記載のビデオ再生方法。
【請求項13】
前記リマインダインターフェースには、オフコントロールが表示され、前記オフコントロールは、前記対象ビデオコンテンツの再生をスキップすることを指示し、前記ビデオ再生方法はさらに、
前記オフコントロールに対する前記ユーザの選択指示を受信すれば、前記対象ビデオコンテンツの再生をスキップすることを含む、請求項
9又は請求項
10に記載のビデオ再生方法。
【請求項14】
要求されたビデオの再生を開始することは、
サーバに前記ビデオを要求することと、
前記サーバからの前記ビデオにおけるビデオフレームを受信して、ビデオフレームをキャッシュすることと、
キャッシュされたビデオフレームを再生することと、を含み、
これに応じて、前記ビデオに前記対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することは、
キャッシュされたビデオフレームに前記対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することを含む、請求項
1又は請求項
2に記載のビデオ再生方法。
【請求項15】
ビデオ再生装置であって、
ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信するための送受信モジュールと、
要求されたビデオの再生を開始するための表示モジュールと、
前記ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるとき、再生を一時停止するための処理モジュールであって、前記対象ビデオコンテンツのビデオレベルが前記ユーザのプリセットビデオレベルよりも高い処理モジュールと、を含み、
前記表示モジュールはまた、前記ユーザにリマインダ情報をプッシュするために使用され、前記リマインダ情報が、再生対象とする前記対象ビデオコンテンツが前記ユーザの視聴に適していないことを、前記ユーザにリマインダするために使用され
、
前記処理モジュールはまた、前記ビデオに敏感ビデオコンテンツ及び前記敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが含まれるかどうかを指示するための指示情報が前記ビデオのファイル情報に含まれるかどうかを確定し、前記指示情報が含まれる場合、前記ユーザのプリセットビデオレベルに基づいて、前記敏感ビデオコンテンツに前記対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定し、前記対象ビデオコンテンツが含まれる場合、前記ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるとき、再生を一時停止するステップを実行するために使用される、ビデオ再生装置。
【請求項16】
電子機器であって、
少なくとも1つのプロセッサ、及び
前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続されるメモリ、及び
出力装置を含み、
前記メモリには前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることにより、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~請求項
14のいずれか1項に記載の方法を実行し、前記出力装置は、ビデオを再生するために使用される、電子機器。
【請求項17】
コンピュータ命令を記憶する非一時的なコンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ命令が、コンピュータに請求項1~請求項
14のいずれか1項に記載の方法を実行させるために使用される、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項18】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されると、請求項1~請求項
14のいずれか1項に記載の方法が実現されるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、データ処理の分野に関し、特にビデオ再生技術におけるビデオ再生方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの急速な発展に伴い、ユーザは、端末機器のビデオアプリケーション又はブラウザアプリケーションなどを介してビデオを見ることができる。ビデオの種類は様々であり、血生臭い、暴力的な画面などのビデオにおける衝撃的な画面は、ユーザの不快感を引き起こす可能性がある。
【0003】
従来技術において、ビデオ審査部門は、事前にビデオを審査し、ビデオを見るのに適したユーザの年齢層を確定した後、ビデオのアプリケーションでのオンライン再生を許可する。ユーザがアプリケーションに入ってビデオを見るとき、アプリケーションは、ユーザに大人モード又は青少年モードの選択を促すことにより、ユーザの選択とビデオに適したユーザの年齢層に応じて、ユーザの視聴に適したビデオをプッシュして、ユーザがビデオを見る過程で衝撃的な画面を見るのを避けることができる。
【0004】
しかし、各ユーザのビデオレベルに対する許容度は異なり、従来技術におけるアプリケーションは、ビデオを大人ユーザの視聴に適したビデオと青少年の視聴に適したビデオに区分し、ビデオのレベル区分の精度は低い。例えば、大人ユーザの視聴に適したビデオと等級付けても、当該ビデオで再生される画面は、一部の大人ユーザに不快感を与える可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、ビデオ再生方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供し、ビデオレベル区分の精度が高く、ユーザが衝撃的な画面を見るのを避けることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の第1の態様は、ビデオ再生方法を提供し、前記方法は、ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信し、要求されたビデオの再生を開始することと、前記ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるとき、再生を一時停止し、前記対象ビデオコンテンツのビデオレベルが前記ユーザのプリセットビデオレベルよりも高いことと、前記ユーザにリマインダ情報をプッシュし、前記リマインダ情報が、再生対象とする前記対象ビデオコンテンツが前記ユーザの視聴に適していないことを、前記ユーザにリマインダするために使用されることと、を含む。
【0007】
本願の実施例におけるビデオ再生方法は、ビデオ内のビデオコンテンツのビデオレベルを区分し、ビデオに対するユーザの受容程度を組み合わせて、ユーザの視聴に適しないビデオコンテンツが再生されるとき、再生を一時停止してユーザにリマインダ情報をプッシュすることができ、ビデオレベル区分の精度が高く、ユーザが衝撃的な画面を見るのを避けることができ、ユーザの個性的なニーズを満たすことができ、ユーザ体験を向上させる。
【0008】
本願の第2の態様は、ビデオ再生装置を提供し、前記装置は、ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信するための送受信モジュールと、要求されたビデオの再生を開始するための表示モジュールと、前記ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるとき、再生を一時停止するために使用される処理モジュールであって、前記対象ビデオコンテンツのビデオレベルが前記ユーザのプリセットビデオレベルよりも高い処理モジュールと、を含む。
【0009】
前記表示モジュールは、前記ユーザにリマインダ情報をプッシュするためにさらに使用され、前記リマインダ情報は、再生対象とする前記対象ビデオコンテンツが前記ユーザの視聴に適していないことを、前記ユーザにリマインダするために使用される。
【0010】
上記の第2の態様で提供されたビデオ再生装置の有益な効果は、上記の第1の態様による有益な効果を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0011】
本願の第3の態様は、電子機器を提供し、前記電子機器は、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ及び出力装置を含み、前記メモリには、コンピュータ実行命令が記憶され、前記少なくとも1つのプロセッサが前記メモリに記憶されるコンピュータ実行命令を実行することにより、前記電子機器に上記の第1の態様の方法を実行させ、前記出力装置は、ビデオを再生するために使用される。
【0012】
本願の第4の態様は、コンピュータ実行命令を記憶するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ実行命令がプロセッサによって実行されるとき、上記の第1の態様の方法が実現される。
【0013】
本願の第5の態様は、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されると、上記の第1の態様に記載の方法が実現される。
【発明の効果】
【0014】
本願は、ビデオ再生方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供し、ビデオ内のビデオコンテンツのビデオレベルを区分することができ、すべてのユーザに同じ基準で区別するのではなく、ビデオに対するユーザの受容程度、即ちユーザのプリセットビデオレベルに合わせて、ユーザの視聴に適しないビデオコンテンツが再生されるとき、再生を一時停止してユーザにリマインダ情報をプッシュし、ビデオレベル区分の精度が高く、ユーザが衝撃的な画面を見るのを避けて、ユーザの個性的なニーズを満たすことができ、ユーザ体験を向上させる。
【0015】
上記の形態が有する他の効果は、以下に具体的な実施例に関連して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
添付の図面は、本案をよりよく理解するために使用されており、本願を限定するものではない。
【0017】
【
図1】ビデオ再生のインターフェース変化概略図である。
【
図2】本願で提供されるビデオ再生方法の実施例1のフローチャートである。
【
図3】本願で提供されるインターフェース変化概略
図1である。
【
図4】インターフェース303における別の実現形態の概略図である。
【
図5】本願で提供されるビデオ再生方法の実施例2のフローチャートである。
【
図6】本願で提供されるインターフェース変化概略
図2である。
【
図7】本願で提供されるインターフェース601の別の実現形態の概略図である。
【
図8】本願で提供されるインターフェース変化概略
図3である。
【
図9】本願で提供されるビデオ再生方法の実施例3のフローチャートである。
【
図10】本願で提供されるインターフェース変化概略
図4である。
【
図11】本願で提供されるビデオ再生装置の構造概略図である。
【
図12】本願で提供される電子機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して本願の例示的な実施例を説明するが、本願の実施例の様々な詳細が理解を容易にするために含まれており、単なる例示的なものと考えられるべきである。したがって、当業者は、本願の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書に記載された実施例に様々な変更及び修正を加えることができることを理解するはずである。同様に、明確かつ簡潔にするために、以下の説明において、よく知られている機能及び構造の説明は省略されている。
【0019】
本願で提供されるビデオ再生方法をより明確に説明するために、まず
図1に関連して、関連技術におけるビデオ再生方法を説明する。
図1は、ビデオ再生のインターフェース変化概略図である。例えば、インターフェース101は、ユーザがビデオアプリケーションを開くインターフェースであり、当該インターフェースでは、精選、見るのが大好き、ドラマ、バラエティなどのビデオの異なる種類が表示されてもよい。インターフェース101に示すのは、ユーザがビデオアプリケーションを開いた後に表示されるデフォルトインターフェース、例えば、精選種類のビデオに対応するインターフェースであり、当該インターフェースでは、複数のビデオの標識を表示することができる。理解すべきものとして、アプリケーションにおけるオンラインで再生できるビデオは、いずれもビデオ審査部門の審査を経てオンラインで再生されるものであり、ビデオ審査部門は、ビデオにおけるコンテンツに応じて、ビデオを見るのに適したユーザの年齢層、例えば大人又は青少年を確定する。
【0020】
関連技術において、より視聴に適したビデオをユーザに推薦できるように、ユーザがビデオアプリケーションを開くとき、ユーザがビデオを見るのに適したモードを推薦することができる。上記のインターフェース101はインターフェース102にジャンプし、インターフェース102に示すように、当該インターフェースには、ユーザが選択できる2つのビデオを見るモード、例えば大人モードや青少年モードが表示されている。ここで、ユーザが青少年モードを選択するとき、ビデオに適したユーザの年齢層に応じて、青少年の視聴に適したビデオ、例えば教育系や知識系などのビデオをユーザに推薦することができる。ユーザが大人モードを選択するとき、ビデオに適したユーザの年齢層に応じて、大人の視聴に適したビデオをユーザに推薦することができる。
【0021】
関連技術におけるビデオ再生方法は、ビデオの区分が粗く、ビデオレベル区分の精度が低く、大人ユーザの視聴に適したビデオと青少年の視聴に適したビデオにのみ区分することができる。しかし、各ユーザのビデオに対する受容程度は異なり、関連技術における形態は、ユーザの個性的なニーズを満たすことができない。
【0022】
上記の技術的問題を解決するために、本願は、ビデオ再生方法を提供し、ユーザは、自分の視聴に適したビデオレベルを予め設定することができ、さらにビデオを再生するときにユーザの視聴に適したビデオレベルに合わせて、ユーザの視聴に適しないコンテンツをリマインダすることができ、ユーザが衝撃的な画面を突然見て、ユーザに不快感を与える問題を避けることができ、ユーザ体験を向上させる。
【0023】
本願でビデオ再生方法を実行するための主体は、ビデオ再生装置であり、当該ビデオ再生装置は、端末機器、又は端末機器におけるチップ、プロセッサなどであってもよい。ここで、本願における端末機器は、移動端末機器又は固定端末機器を含むことができるが、これらに限定されない。移動端末機器は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDAと略称する)、タブレットコンピュータ、ポータブル機器(例えば、ポータブルコンピュータ、ポケットコンピュータ又はハンドヘルドコンピュータ)、ウェアラブル機器などを含むことができるが、これらに限定されない。固定端末機器は、デスクトップコンピュータ、テレビなどを含むことができるが、これらに限定されない。理解すべきものとして、以下の実施例では、端末機器が携帯電話であるのを例にとって説明する。
【0024】
以下では、具体的な実施例に関連して、本願で提供されるビデオ再生方法を説明する。以下のいくつかの実施例を、互いに組み合わせてもよく、同じ又は類似の概念又は過程については、いくつかの実施例で繰り返さない可能性がある。
図2は、本願で提供されるビデオ再生方法の実施例1のフローチャートである。
図2に示すように、本実施例で提供されるビデオ再生方法は、
ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信し、要求されたビデオの再生を開始するS201と、
ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止し、対象ビデオコンテンツのビデオレベルがユーザのプリセットビデオレベルよりも高いS202と、
ユーザにリマインダ情報をプッシュし、リマインダ情報が、再生対象とする対象ビデオコンテンツがユーザの視聴に適しないことをユーザにリマインダするために使用されるS203と、を含む。
【0025】
上記のS201において、ユーザがビデオを見るとき、ビデオ再生装置にビデオ再生要求を入力することをトリガするために、ビデオを選択することができる。ここで、ビデオ再生装置が携帯電話であることを例にとって、ユーザがビデオ再生要求を入力する形態は、ユーザが携帯電話で表示されるビデオのアイコンをクリックするか、又はユーザが音声の形でビデオの名前を入力することであってもよい。又は、ビデオ再生装置がテレビであることを例にとって、ユーザがビデオ再生要求を入力する形態は、ユーザがリモコンを介してテレビで表示されるビデオのアイコンを選択するか、又はユーザが音声の形でビデオの名前を入力することであってもよい。本実施例では、ユーザがビデオ再生要求を入力する形態は限定されず、異なるビデオ再生装置に対して、ユーザは、異なるビデオ再生要求の形態を有することができる。
【0026】
本実施例では、ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信するとき、要求されたビデオの再生を開始することができる。例示的に、
図3は、本願で提供されるインターフェース変化概略
図1である。
図3において、インターフェース301は、上記の
図1におけるインターフェース101と同じであり、ここで、ユーザが当該インターフェース301でビデオAを選択すると、ユーザが要求するビデオAの再生を開始するために、当該インターフェース301は、インターフェース302にジャンプすることができる。理解すべきものとして、ユーザがビデオAを見ていることを特徴づけるために、
図3では、端末機器を水平に配置する。
【0027】
理解すべきものとして、ユーザが要求するビデオは、ローカルビデオ又はオンラインビデオであってもよい。ここで、ビデオがオンラインビデオであるとき、当該ユーザが要求するビデオをサーバに要求し、さらに当該ビデオをキャッシュして再生することができる。
【0028】
上記のS202において、ユーザのプリセットビデオレベルは、ユーザが予め設定した自分の納得できるビデオコンテンツのビデオレベルであってもよい。例示的に、ビデオがホラービデオコンテンツを含む場合、ホラービデオコンテンツのビデオレベルは、レベル1、レベル2、レベル3などであってもよい。ここで、ビデオレベルが高いほど、ビデオコンテンツはより怖く、ユーザに与える衝撃はより大きいことを表す。ユーザのプリセットビデオレベルがレベル2であれば、ユーザが、ビデオレベル2のホラービデオコンテンツを受容できることを表す。理解できるものとして、ビデオにおけるホラービデオコンテンツがレベル3であれば、ユーザは、当該レベル3のホラービデオコンテンツを視聴するときに大きな衝撃を受け、即ち当該レベル3のホラービデオコンテンツは、ユーザの視聴に適しない。
【0029】
考えられることとして、同じビデオについて、他のユーザのプリセットビデオレベルがレベル3であれば、当該ユーザにとって、当該レベル3のホラービデオコンテンツを受容することができ、当該ユーザが当該同じビデオの再生を要求するとき、上記のS202におけるステップを実行せずに、当該対象ビデオコンテンツを直接再生する。
【0030】
本実施例において、ビデオで対象ビデオコンテンツが存在すると、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止することができる。理解すべきものとして、当該対象ビデオコンテンツのレベルがユーザのプリセットビデオレベルよりも高く、つまり、当該対象ビデオコンテンツは、ユーザの視聴に適しないビデオコンテンツである。
【0031】
選択的に、本願の実施例におけるビデオは、ビデオコンテンツのビデオレベルを予め標識してもよく、当該ビデオコンテンツのビデオレベルは、ビデオ審査部門がビデオを等級付けるときに確定されてもよい。ビデオの再生を開始するとき、当該ビデオにおけるビデオコンテンツのビデオレベルに応じて、当該ビデオで対象ビデオコンテンツがあるかどうかを確定し、さらにビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止することができる。
【0032】
上記のS203において、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止する場合、ユーザにリマインダ情報を推薦することができる。ここで、当該リマインダ情報が、再生対象とする対象ビデオコンテンツがユーザの視聴に適しないことを、ユーザにリマインダするために使用される。理解すべきものとして、上記のS202とS203は、前後の順番の区分を持たず、両者が同時に実行されてもよい。
【0033】
例示的に、上記のS203を実行するとき、インターフェース302は、インターフェース303にジャンプすることができ、当該インターフェース303には、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止するときのビデオAにおける画面が表示され、且つ当該インターフェース303にはさらに、リマインダ情報が表示される。理解すべきものとして、
図3に示すように、当該リマインダ情報は、ビデオ再生の上部にリマインダボックスをポップアップする形で表示されてもよいし、又はビデオ再生インターフェースでリマインダボックスをポップアップする形で表示されてもよい。インターフェース303において、例示的に、リマインダ情報が、ビデオ再生インターフェースでリマインダボックスをポップアップする形で表示されることを例にとって説明する。
図4は、インターフェース303における別の実現形態の概略図であり、
図4で表示されるインターフェースでは、リマインダ情報は、ビデオ再生の上部にリマインダボックスをポップアップする形で表示されることができる。理解すべきものとして、以下の実施例では、インターフェース303を例にとって説明する。本実施例では、リマインダボックスの表示位置を限定しない。ここで、インターフェース303に示すように、当該インターフェース303には、「ホラーレベルが3であるビデオコンテンツがまもなく再生されますが、貴方の視聴に適していません」などの文字リマインダ情報が表示されている。
【0034】
選択的に、当該インターフェース303にはまた、「スキップ」コントロールが表示されてもよい。ここで、「スキップ」コントロールは、再生対象ビデオコンテンツをスキップすることを指示し、ユーザが当該対象ビデオコンテンツを見るのに適しないので、ユーザは、「スキップ」コントロールを選択することができ、対象ビデオコンテンツの再生をスキップし、さらにユーザが衝撃的な画面を見るのを避ける。
【0035】
選択的に、当該インターフェース303にはまた、「再生」コントロールが表示されてもよい。ここで、「再生」コントロールは、当該対象ビデオコンテンツを再生することを指示し、ユーザは、心の準備ができたという前提で、当該対象ビデオコンテンツの視聴を試してもよい。理解すべきものとして、当該「再生」コントロールは、選択的なコントロールであり、ここでの説明は、本実施例における可能な実現形態を特徴づけ、ユーザの個性的なニーズを満たすためである。
【0036】
本実施例で提供されたビデオ再生方法は、ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信し、要求されたビデオの再生を開始し、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止し、ユーザにリマインダ情報をプッシュし、対象ビデオコンテンツのビデオレベルがユーザのプリセットビデオレベルよりも高く、リマインダ情報が、再生対象とする対象ビデオコンテンツがユーザの視聴に適しないことをユーザにリマインダするために使用されることを含む。本実施例において、ビデオ内のビデオコンテンツのビデオレベルを区分することができ、すべてのユーザに同じ基準で区別するのではなく、ビデオに対するユーザの受容程度、即ちユーザのプリセットビデオレベルに合わせて、ユーザの視聴に適しないビデオコンテンツが再生されるとき、再生を一時停止してユーザにリマインダ情報をプッシュし、ビデオレベル区分の精度が高く、ユーザが衝撃的な画面を見るのを避け、ユーザの個性的なニーズを満たすことができ、ユーザ体験を向上させる。
【0037】
上記の実施例に基づいて、
図5に関連して本願で提供されるビデオ再生方法をさらに詳細に説明する。
図5は、本願で提供されるビデオ再生方法の実施例2のフローチャートである。
図5に示すように、本実施例で提供されるビデオ再生方法は、
ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信し、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定し、要求されたビデオの再生を開始するS501と、
ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれる場合、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止するS502と、
リマインダインターフェースを表示し、リマインダインターフェースが、ユーザが対象ビデオコンテンツの権限情報を入力することを指示するS503と、を含む。
【0038】
上記のS501において、ユーザが入力したビデオ再生要求を受信するとき、ユーザが要求するビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定し、さらに要求されたビデオの再生を開始することができる。ここで、ユーザが要求するビデオがローカルビデオであるとき、当該ローカルビデオが対象ビデオコンテンツを含むかどうかを確定することができる。ユーザが要求するビデオがオンラインビデオであるとき、サーバに当該ビデオを要求し、さらに当該ビデオをキャッシュして、キャッシュされたビデオが対象ビデオコンテンツを含むかどうかを確定することができる。
【0039】
理解すべきものとして、本実施例において、サーバに当該ビデオを要求する場合、サーバは、ビデオフレームの形で当該ビデオを送信し、例えば、サーバは、当該ビデオにおける0s~60sのビデオフレームを送信し、さらに当該0s~60sのビデオフレームをキャッシュし、続いてサーバが送信した当該ビデオにおける61s~120sのビデオフレームを受信し、さらに当該61s~120sのビデオフレームをキャッシュする。サーバからのビデオにおけるビデオフレームを受信すると、ビデオフレームをキャッシュすることができ、且つキャッシュされたビデオフレームに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することができる。これに応じて、ビデオを再生することは、キャッシュされたビデオフレームを再生することである。理解すべきものとして、ユーザが要求するのがローカルビデオであろうと、オンラインビデオあろうと、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定する形態は、同じであってもよい。ここで、キャッシュされたビデオフレームに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定する形態も、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定する形態と同じである。以下、本願において、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定する3つの可能な実施形態から説明する。
【0040】
第1の形態において、本実施例では、ビデオコンテンツ識別モデルが予め記憶され、ビデオを予め訓練されたビデオコンテンツ識別モデルに入力して、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することができる。
【0041】
ビデオコンテンツ識別モデルを用いてビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを識別するのは、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを迅速かつ正確に確定することができる。
【0042】
ここで、当該ビデオコンテンツ識別モデルは、ビデオにおける敏感ビデオコンテンツ、及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを識別するために使用される。理解すべきものとして、敏感ビデオコンテンツは、暴力、エロ、血生臭いなどのビデオであってもよく、敏感ビデオコンテンツのビデオレベルは、例えば暴力レベル、暴力レベル1、暴力レベル2、暴力レベル3などであってもよい。
【0043】
理解すべきものとして、当該ビデオコンテンツ識別モデルを訓練する訓練パラメータは、異なるビデオレベルの敏感ビデオコンテンツであってもよく、当該敏感ビデオコンテンツは、敏感画像又は敏感ビデオフレームであってもよい。敏感ビデオコンテンツが敏感画像であるのを例にとって、訓練パラメータは、異なるタイプの敏感画像であってもよく、同じタイプの敏感画像には、異なるビデオレベルの敏感画像が含まれる。例示的に、例えば、訓練パラメータは、暴力画像レベルが1、2、3である暴力画像、及び血生臭い画像レベルが1、2、3である血生臭い画像、及びエロ画像レベルが1、2、3であるエロ画像などを含むことができ、当該ビデオコンテンツ識別モデルの訓練を容易にする。本実施例において、当該ビデオコンテンツ識別モデルを訓練する訓練形態は限定されず、関連技術における訓練形態を参照してもよい。
【0044】
選択的に、本実施例におけるビデオコンテンツ識別モデルは、複数のサブビデオコンテンツ識別モデルを含んでもよく、複数のサブビデオコンテンツ識別モデルを用いて、ビデオにおける敏感ビデオコンテンツ、及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルの識別を容易にすることができる。ここで、例えば、暴力画像レベルが1、2、3である暴力画像を訓練パラメータとして訓練し、暴力ビデオを識別するビデオコンテンツ識別モデルを取得し、他のタイプの訓練画像も同じである。当該複数のサブビデオコンテンツ識別モデルを使用して、ビデオにおける敏感ビデオコンテンツ、及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを識別することもできる。
【0045】
ここで、本実施例では、ビデオを予め訓練されたビデオコンテンツ識別モデルに入力して、ビデオに含まれる敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを得、さらにユーザのプリセットビデオレベルに応じて、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することができる。
【0046】
例示的に、ビデオAを予め訓練されたビデオコンテンツ識別モデルに入力して、ビデオAに含まれる敏感ビデオコンテンツが暴力コンテンツであり、及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルがレベル3であることを得、しかし、ユーザのプリセットビデオレベルが2であり、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれるのを確定することができる。
【0047】
当該形態において、ビデオコンテンツ識別モデルを用いて、敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを識別するのは、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することができる。ここで、ビデオコンテンツ識別モデルは、多くの訓練データを用いて訓練されて得られたものであり、ビデオにおける敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルの確定に対して、高い精度を持つ。
【0048】
第2の形態において、本実施例におけるビデオは、対応するファイル情報を携帯する。ファイル情報は、当該ビデオの情報、例えばビデオの簡単な紹介、ビデオのダウンロード時間、ビデオのオンライン時間などを含んでもよい。ここで、ローカルビデオについて、当該ビデオのファイル情報は、サーバに当該ビデオを要求するときにサーバから送信されるものであり、当該ファイル情報を当該ローカルビデオに対応して記憶することができる。オンラインビデオについて、当該ビデオのファイル情報は、サーバに当該ビデオを要求するときにサーバから送信されるものである。
【0049】
1つの可能な実現形態において、サーバに当該ビデオを要求する場合、サーバにユーザのプリセットビデオレベルを送信することができる。これに応じて、サーバは、ユーザのプリセットビデオレベルに応じて、ビデオに対象ビデオコンテンツがあるかどうかを確定することができ、サーバが、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定するとき、ビデオのファイル情報で指示情報を携帯することができ、指示情報は、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを指示するために使用される。サーバが、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれないと確定するとき、ビデオのファイル情報で指示情報を携帯しなくてもよい。これに応じて、ビデオのファイル情報に指示情報が含まれるかどうかを確定して、ビデオに対象ビデオコンテンツがあるかどうかを確定することができる。ここで、ビデオのファイル情報に指示情報が含まれる場合、当該ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定し、ビデオのファイル情報に指示情報が含まれない場合、当該ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれないと確定する。
【0050】
理解すべきものとして、サーバはまず、ビデオに敏感ビデオコンテンツがあるかどうかを確定し、敏感ビデオコンテンツが含まれる場合、敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを確定し、さらに敏感ビデオコンテンツのビデオレベル、及びユーザのプリセットビデオレベルに基づいて、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定する。ここで、敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが、ユーザのプリセットビデオレベルよりも大きい場合、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定し、敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが、ユーザのプリセットビデオレベル以下である場合、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれないと確定する。理解すべきものとして、サーバが、要求されたビデオに敏感ビデオコンテンツがあるかどうかを確定し、及び敏感ビデオコンテンツが含まれる場合、敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを確定する形態は、第1の形態と第3の形態の関連した説明を参照することができる。
【0051】
当該可能な実現形態において、サーバは、ユーザのプリセットビデオレベル、及びビデオコンテンツに基づいて、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定し、さらにビデオのファイル情報において指示することができ、さらにビデオ再生装置は、ユーザが要求するビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することができる。
【0052】
1つの可能な実現形態において、サーバに当該ビデオを要求する場合、サーバにユーザのプリセットビデオレベルを送信しなくてもよい。サーバは、要求されたビデオに敏感ビデオコンテンツがあるかどうかを確定し、及び敏感ビデオコンテンツが含まれる場合、敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを確定することができる。理解すべきものとして、サーバは、要求されたビデオに敏感ビデオコンテンツがあるかどうかを確定し、及び敏感ビデオコンテンツが含まれる場合、敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを確定する形態は、第1の形態と第3の形態の関連した説明を参照することができる。
【0053】
ここで、サーバがビデオに敏感ビデオコンテンツがあると確定すると、敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを確定して、敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを、ビデオのファイル情報で携帯する。サーバがビデオに敏感ビデオコンテンツが含まれないと確定すると、ビデオのファイル情報で敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを携帯しない。
【0054】
これに応じて、ビデオのファイル情報に指示情報が含まれるかどうかを確定することにより、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することができる。ここで、当該可能な実現形態において、指示情報は、ビデオに敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが含まれるがどうかを指示するために使用される。
【0055】
理解すべきものとして、ビデオのファイル情報に指示情報が含まれる場合、ユーザのプリセットビデオレベルに応じて、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定する。ここで、指示情報が指示する敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが、ユーザのプリセットビデオレベルよりも大きい場合、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれると確定し、指示情報が指示する敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが、ユーザのプリセットビデオレベル以下である場合、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれないと確定する。これに応じて、ビデオのファイル情報に指示情報が含まれない場合、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれないと確定する。
【0056】
当該可能な実現形態において、ビデオにおける敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを、サーバによって確定し、さらにビデオのファイル情報において指示することができ、さらにビデオ再生装置は、ユーザのプリセットビデオレベルと当該ビデオのファイル情報に基づいて、ユーザが要求するビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することができる。
【0057】
当該形態において、サーバが、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定し、さらにビデオのファイル情報において指示するか、又はサーバが、ビデオに敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが含まれるかどうかを確定し、さらにビデオ再生装置により、ユーザが要求するビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することにより、どちらも対象ビデオコンテンツを確定する目的を達成することができ、ビデオの再生を制御するのに便利である。
【0058】
第3の形態において、本実施例では、ビデオに含まれるビデオフレームの画面色彩を識別することにより、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することができる。ここで、ビデオに対象ビデオフレームが含まれる場合、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定する。理解すべきものとして、当該対象ビデオフレームは、対象色彩の画面の比率が、比率閾値よりも大きいビデオフレームである。
【0059】
ここで、対象色彩は、肌色や血色である。本実施例において、ビデオに含まれるビデオフレームの画面色彩を識別するとき、ビデオフレームの画面色彩が肌色又は血色であると確定すれば、ビデオにおける肌色又は血色の画面比率を確定し、当該画面比率が比率閾値よりも大きい場合、当該ビデオフレームを対象ビデオフレームとする。理解すべきものとして、比率閾値は、予め定められたものであってもよく、ユーザで設定されてもよい。異なるユーザが受容することができる対象色彩の面積が異なるため、あるユーザは、小さい面積の血色を受容することができるが、画面いっぱいの血色を受容することができず、さらにユーザが比率閾値を設定するとき、ユーザの個性的なニーズを満たすことができる。
【0060】
当該形態において、ビデオフレームの画面色彩に基づいて、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを識別することができ、ビデオの再生を制御するのに便利である。
【0061】
選択的に、本実施例では、上記のビデオフレームの画面色彩を識別する上で、ビデオに対象ビデオフレームが含まれると確定するとき、対象ビデオフレームが連続して出現する時間の長さが、時間の長さの閾値よりも大きいかどうかを確定し、対象ビデオフレームが連続して出現する時間の長さが、時間の長さの閾値よりも大きい場合、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定する。理解すべきものとして、時間の長さの閾値は、予め定められたものであってもよく、ユーザで設定されてもよい。
【0062】
理解すべきものとして、異なるユーザが対象ビデオフレームに対する時間の長さの受容程度は、異なることができ、例えば、あるユーザは、短い対象ビデオフレームを受容することができるが、対象ビデオフレームを長時間視聴すると不快感を引き起こすので、当該形態では、対象ビデオフレームが連続して出現する時間の長さに基づいて、当該時間の長さが時間の長さの閾値よりも大きい場合、当該ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定し、ユーザの個性的なニーズを満たすことができる。
【0063】
理解すべきものとして、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれる場合、上記のS502における操作を実行することができ、ここで、上記のS502における実施形態は、上記の実施例におけるS202の関連説明を参照してもよいので、ここでは繰り返さない。注意すべきものとして、上記のS501における3つの形態のいずれかを用いて、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定するとき、更に対象ビデオコンテンツの開始再生時間も取得することができ、さらに上記のS502における「ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止する」を実行するとき、ビデオが開始再生時間まで再生されるときに再生を一時停止することができる。
【0064】
これに応じて、以下では、上記3つのビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定するとき、対象ビデオコンテンツの開始再生時間を取得する形態について説明する。
【0065】
第1の形態において、理解すべきものとして、ビデオを予め訓練されたビデオコンテンツ識別モデルに入力するとき、入力されたのは、ビデオにおけるビデオフレームとビデオフレームの標識であってもよく、ビデオフレームの標識は、例えばビデオフレームの番号であり、ビデオフレームの番号は、ビデオフレームのビデオでの再生時間に対応する。
【0066】
ビデオコンテンツ識別モデルは、ビデオにおける各フレームビデオフレームに敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが含まれるかどうかを識別することができる。選択的に、ビデオコンテンツ識別モデルは、敏感ビデオコンテンツを含むビデオフレームを確定する場合、ビデオフレームの標識、例えばビデオフレームの番号を出力することができる。これに応じて、本実施例では、対象ビデオコンテンツを含むビデオフレームを確定した後、対象ビデオコンテンツを含むビデオフレームの番号を取得でき、さらにビデオフレームの番号、及びビデオフレームの番号とビデオフレームのビデオでの再生時間との対応関係に基づいて、対象ビデオコンテンツを含むビデオフレームのビデオでの再生時間を確定することができ、当該再生時間を対象ビデオコンテンツのビデオでの開始再生時間とする。これに応じて、本実施例において、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止し、即ちビデオが開始再生時間まで再生されるときに再生を一時停止する。
【0067】
第2の形態において、ビデオのファイル情報には、対象ビデオコンテンツの開始再生時間も含まれ、又は、ビデオのファイル情報には、敏感ビデオコンテンツの開始再生時間も含まれる。理解すべきものとして、サーバは、上記第1の形態又は第3の形態における形態に従って、ビデオに敏感ビデオコンテンツが含まれると確定するとき、敏感ビデオコンテンツのビデオでの開始再生時間を取得することができる。
【0068】
これに応じて、当該形態では、ビデオのファイル情報に敏感ビデオコンテンツの開始再生時間も含まれる場合、サーバは、ユーザのプリセットビデオレベルに基づいて、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれると確定するとき、敏感ビデオコンテンツのビデオでの開始再生時間に基づいて、対象ビデオコンテンツの開始再生時間を確定することができ、さらに当該ビデオのファイル情報で対象ビデオコンテンツの開始再生時間を携帯する。
【0069】
これに応じて、当該形態では、ビデオのファイル情報に敏感ビデオコンテンツの開始再生の開始再生時間も含まれる場合、上記の敏感ビデオコンテンツのビデオでの開始再生時間を取得した後、当該ビデオのファイル情報で敏感ビデオコンテンツの開始再生時間を携帯することにより、ビデオ再生装置は、ユーザのプリセットビデオレベルに応じて、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれると確定するとき、敏感ビデオコンテンツのビデオでの開始再生時間に基づいて、対象ビデオコンテンツの開始再生時間を確定することができる。
【0070】
これに応じて、上記のいずれの態様においても、本実施例では、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止し、即ちビデオが開始再生時間まで再生されるときに再生を一時停止する。
【0071】
第3の形態において、本実施例では、ビデオに含まれるビデオフレームの画面色彩を分析して、対象ビデオフレームが対象ビデオコンテンツを含むビデオフレームであるのを得るので、対象ビデオフレームの標識、及びビデオフレームの標識とビデオフレームのビデオでの開始再生時間との対応関係に基づいて、対象ビデオフレームのビデオでの開始再生時間を確定する。これに応じて、本実施例では、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止し、即ちビデオが開始再生時間まで再生されるときに再生を一時停止する。理解すべきものとして、対象ビデオフレームの標識は、対象ビデオフレームの番号、例えばフレーム番号であってもよい。
【0072】
上記のS503において、本実施例では、ユーザにリマインダ情報をプッシュする形態は、リマインダインターフェースを表示することであり、当該リマインダインターフェースは、ユーザが対象ビデオコンテンツを視聴する権限情報を入力することを指示する。つまり、ユーザが正しい権限情報を入力するとき、ユーザは、当該対象ビデオコンテンツを視聴することができ、他のユーザの誤操作により、当該対象ビデオコンテンツを視聴して、他のユーザの不快感を引き起こすのを避けることができる。
【0073】
例示的に、
図6は、本願で提供されるインターフェース変化概略
図2であり、
図6におけるインターフェース601に示すように、当該インターフェース601は、上記の
図3におけるインターフェース303又は
図4におけるインターフェースを置き換えることができる。インターフェース601に示すように、当該インターフェースには、「ホラーレベルが3であるビデオコンテンツがまもなく再生されますが、貴方の視聴に適していないので、当該ビデオコンテンツを視聴する権限情報を入力してください」の文字情報が表示される。選択的に、権限情報は、検証パスワード又はユーザの生物情報であってもよい。例示的に、インターフェース601が権限情報を検証パスワードとするのを例にとって説明し、例えば当該文字情報の下には、検証パスワードを入力する入力ボックスが表示される。理解すべきものとして、
図7は、本願で提供されるインターフェース601の別の実現形態の概略図であり、
図7に示すように、当該権限情報は、ユーザの生物情報、例えばユーザの指紋情報であれば、ユーザは、インターフェースで指紋を入力することができる。
【0074】
本実施例において、ユーザが入力した権限情報を受信し、ユーザが入力した権限情報が正しいかどうかを検証することができる。ここで、ユーザが入力した権限情報が正しい場合、対象ビデオコンテンツを再生することができる。例示的に、インターフェース601でユーザが正しい検証パスワードを入力すると、インターフェース601は、インターフェース602にジャンプし、当該インターフェースで再生されるのは、対象ビデオコンテンツである。ここで、ユーザが入力した権限情報が誤った場合、対象ビデオコンテンツの再生をスキップすることができる。
【0075】
理解すべきものとして、対象ビデオコンテンツの再生をスキップするとは、対象ビデオコンテンツの再生の終了再生時間に対応するビデオコンテンツを意味する。例示的に、対象ビデオコンテンツがビデオにおける30s~40sのビデオであれば、対象ビデオコンテンツの終了再生時間は、第41sである。例示的に、インターフェース601でユーザが誤った検証パスワードを入力すると、インターフェース601は、インターフェース603にジャンプし、当該インターフェース603で表示されるのは、対象ビデオコンテンツの再生をスキップした後のビデオコンテンツである。具体的に、インターフェース602とインターフェース603の違いをさらに特徴づけるために、再生時間で表示される。例示的に、対象ビデオコンテンツの再生時間が30s~40sであれば、インターフェース602で表示されるのは、ビデオにおける第30sの対象ビデオコンテンツであり、インターフェース603で表示されるのは、第41sのビデオコンテンツである。
【0076】
図8は、本願で提供されるインターフェース変化概略
図3である。
図8におけるインターフェース801に示すように、当該インターフェース801は、インターフェース601の別の実現形態である。本実施例において、リマインダインターフェースでは、リマインダインターフェースにオフコントロールが表示されることを表示でき、オフコントロールは、対象ビデオコンテンツの再生をスキップすることを指示する。インターフェース801に示すように、当該インターフェース801には、オフコントロールが表示される。ここで、オフコントロールに対してユーザの選択指示を受信すると、対象ビデオコンテンツの再生をスキップする。これに対応して、図面においてインターフェース801に示すように、ユーザがオフコントロールを選択すれば、当該インターフェース801は、インターフェース802にジャンプし、これに対応して、当該インターフェース802で表示されるのは、第41sのビデオコンテンツである。
【0077】
本実施例において、ユーザが要求するビデオに、対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定し、さらに対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止して、リマインダインターフェースを表示し、ユーザが衝撃的な画面を見て、ユーザの不快感を引き起こす問題を避けることができる。本実施例のリマインダインターフェースでは、ユーザは、正しい権限情報を入力して、対象ビデオコンテンツを視聴することを選択でき、又は当該リマインダインターフェースをオフにして、当該対象ビデオコンテンツの再生をスキップすることができ、ユーザの個性的なニーズを満たすことができる。
【0078】
本実施例において、ユーザは、プリセットビデオレベルを予め設定することができ、以下、
図9に関連して、本願のユーザがビデオレベルを設定するプロセス、及びユーザのプリセットビデオレベルを確定するプロセスについて説明する。
図9は、本願で提供されるビデオ再生方法の実施例3のフローチャートである。
図9に示すように、本実施例で提供されるビデオ再生方法は、
ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信し、ユーザのプリセットビデオレベルを取得し、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定し、要求されたビデオの再生を開始するS901と、
ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれる場合、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止するS902と、
リマインダインターフェースを表示し、リマインダインターフェースが、ユーザが対象ビデオコンテンツを視聴する権限情報を入力することを指示するS903と、を含んでもよい。
【0079】
理解すべきものとして、S902~S903における実施形態は、上記の実施例におけるS502~S503の関連説明を参照してもよく、ここでは繰り返さない。
【0080】
上記のS901において、ユーザのプリセットビデオレベルを取得するのは、ユーザの設定情報を取得して、ユーザの設定情報におけるユーザのプリセットビデオレベルをユーザのプリセットビデオレベルとする。理解すべきものとして、当該設定情報は、ユーザがプリセットビデオレベルを設定するときの設定情報であり、当該設定情報には、ユーザのプリセットビデオレベルを含む。
【0081】
図10は、本願で提供されるインターフェース変化概略
図4である。
図10に示すように、当該インターフェース1001は、上記のインターフェース601と同じであってもよく、当該インターフェース1001には、「パーソナルセンター」コントロールが含まれ、ユーザが当該「パーソナルセンター」コントロールを選択すると、ユーザのプリセットビデオレベルを設定するインターフェースに入ることができ、対応するインターフェース1001は、インターフェース1002にジャンプすることができ、当該インターフェース1002には、「設定」コントロールが表示されてもよく、ユーザが当該「設定」コントロールをクリックすることは、ユーザが入力したビデオレベルの設定要求であり、これに対応して、ユーザが入力したビデオレベルの設定要求を受信するとき、第1設定インターフェースを表示し、ユーザは、第1設定インターフェースに設定情報を入力することができる。
【0082】
ここで、上記のインターフェース1002は、インターフェース1003にジャンプすることができ、当該インターフェース1003は、第1設定インターフェースである。当該インターフェース1003には、ユーザの標識、例えば「ユーザA」、及びプリセットビデオレベルの設定領域aが表示される。ここで、ユーザは、当該プリセットビデオレベルの設定領域でプリセットビデオレベルを入力することができ、又は、ユーザは、当該プリセットビデオレベルの設定領域でビデオレベルを選択することができる。例えば、インターフェース1003では、ユーザが当該プリセットビデオレベルの設定領域でビデオレベルを選択することを例にとって説明することができる。
【0083】
例示的に、インターフェース1003におけるプリセットビデオレベルの設定領域は、ブロックに示す1、2及び3のように、選択対象ビデオレベルを表示することができ、ユーザがレベル2を選択すれば、ユーザのプリセットレベルは、2であることができる。
図10では、灰色の陰影でユーザのプリセットレベルが2であると標識する。考えられることとして、当該インターフェース1003には、複数の種類のビデオコンテンツのプリセットビデオレベル、例えば暴力的なコンテンツのビデオレベル、血生臭いコンテンツのビデオレベルなどが表示されてもよく、
図10は単なる例である。
【0084】
本実施例において、ユーザが第1設定インターフェースに入力したプリセットビデオレベルを受信し、プリセットビデオレベルをユーザのプリセットビデオとすることができる。例えば、ビデオレベル2をユーザのプリセットビデオレベルとすることができる。
【0085】
1つの可能な実現形態において、当該第1設定インターフェースにはまた、追加コントロールが含まれ、追加コントロールは、他のユーザのプリセットビデオレベルの設定を追加することを指示し、即ち本実施例において、ユーザは、複数のユーザのプリセットビデオレベルを設定することにより、他のユーザが端末機器を使用してビデオを再生するとき、現在ビデオを視聴しているユーザの正確なプリセットビデオレベルを確定することができる。
【0086】
これに対応して、当該インターフェース1003には、追加コントロールが表示されてもよく、追加コントロールに対するユーザの選択指示を受信すると、第2設定インターフェースが表示されてもよい。これに対応して、当該インターフェース1003は、インターフェース1004にジャンプし、当該インターフェース1004は、ユーザが他のユーザの標識及びプリセットビデオレベルを入力することを指示する。ここで、インターフェース1004に示すように、ユーザは、ユーザBの標識「ユーザB」、及びユーザBのプリセットビデオレベルが3であることを入力することができ、かつユーザは、ユーザCの標識「ユーザC」、及びユーザCのプリセットビデオレベルが1であることを入力することができる。これに対応して、ビデオ再生装置は、ユーザが第2設定インターフェースに入力された他のユーザの標識及びプリセットビデオレベルを受信することができる。
【0087】
考えられることとして、第2設定インターフェースには、記憶コントロールが表示されることにより、ユーザの設定情報を記憶する。これに対応して、ユーザの設定情報には、ユーザAの標識、及びユーザAに対応するプリセットビデオレベル、ユーザBの標識、及びユーザBに対応するプリセットビデオレベル、ユーザCの標識、及びユーザCに対応するプリセットビデオレベルが含まれることができる。
【0088】
理解すべきものとして、設定情報には、1つのユーザの標識、及びユーザに対応するプリセットビデオレベルのみがあれば、当該プリセットビデオレベルを、現在ビデオを視聴するユーザのプリセットビデオレベルとすることができる。本実施例における設定情報には、少なくとも1つのユーザの標識、及び各ユーザの標識に対応するプリセットビデオレベルが含まれる。
【0089】
これに応じて、当該場面では、本実施例におけるユーザのプリセットビデオレベルを確定する形態は、以下のようにすることができる。
【0090】
ユーザの顔画像を取得し、顔画像に基づいて、ユーザの標識を確定し、本実施例におけるビデオ再生装置には、顔画像とユーザの標識との対応関係が記憶される。ここで、ユーザの顔画像、及び顔画像とユーザの標識との対応関係に基づいて、ユーザの標識を確定することができる。さらにユーザの標識と設定情報に基づいて、ユーザのプリセットビデオレベルを確定する。
【0091】
理解すべきものとして、ユーザの顔画像に基づいて、ユーザの標識が1つであると確定するとき、設定情報における当該ユーザの標識に対応するプリセットビデオレベルをユーザのプリセットビデオレベルとすることができる。例示的に、ビデオを視聴するユーザがユーザAであれば、ユーザAの顔画像に基づいて、ユーザAの標識が「ユーザA」であると確定でき、ユーザAのプリセットビデオレベル2をユーザのプリセットビデオレベルとすることができる。
【0092】
ここで、ユーザの顔画像に基づいて、ユーザの標識が複数であると確定するとき、ビデオを視聴する各ユーザの標識と設定情報に基づいて、ビデオを視聴する各ユーザのビデオレベルを確定し、且つビデオを視聴するユーザにおける最も小さいビデオレベルをユーザのプリセットビデオレベルとすることができる。
【0093】
例示的に、ビデオを視聴するユーザがユーザA、ユーザB及びユーザCであれば、ユーザA、ユーザB及びユーザCの顔画像に基づいて、ユーザA、ユーザB及びユーザCの標識がそれぞれ「ユーザA」、「ユーザB」及び「ユーザC」であると確定することができ、ユーザA、ユーザB及びユーザCにおける最も小さいビデオレベル1をユーザのプリセットビデオレベルとすることができる。
【0094】
理解すべきものとして、本実施例では、ユーザのプリセットビデオレベルを確定した後、上記の実施例S501における関連説明に従って、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定して、要求されたビデオの再生を開始する操作を実行する。
【0095】
本実施例において、ユーザは、プリセットビデオレベルを予め設定してもよく、さらにユーザのプリセットビデオレベルに基づいて、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定することができる。本実施例では、ユーザはまた、複数のユーザのプリセットビデオレベルを設定してもよく、複数のユーザが一緒にビデオを視聴するとき、ビデオを視聴するユーザの中の最も小さいビデオレベルをユーザのプリセットビデオレベルとすることができ、さらに各ユーザの視聴体験を保証して、ユーザ体験を向上させる。
【0096】
図11は、本願で提供されるビデオ再生装置の構造概略図である。
図11に示すように、当該ビデオ再生装置1100は、送受信モジュール1101、処理モジュール1102及び表示モジュール1103を含む。
【0097】
送受信モジュール1101は、ユーザから入力されたビデオ再生要求を受信するために使用される。
【0098】
表示モジュール1103は、要求されたビデオの再生を開始するために使用される。
【0099】
処理モジュール1102は、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止するために使用され、対象ビデオコンテンツのビデオレベルは、ユーザのプリセットビデオレベルよりも高い。
【0100】
表示モジュール1103はまた、ユーザにリマインダ情報をプッシュするために使用され、リマインダ情報は、再生対象とする対象ビデオコンテンツがユーザの視聴に適しないことをユーザにリマインダするために使用される。
【0101】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102はまた、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定し、含まれる場合、ビデオが対象ビデオコンテンツに再生されるときに再生を一時停止するステップを実行するために使用される。
【0102】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102は、具体的に、ビデオを予め訓練されたビデオコンテンツ識別モデルに入力して、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定するために使用される。
【0103】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102は、具体的に、ビデオを予め訓練されたビデオコンテンツ識別モデルに入力して、ビデオに含まれる敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルを得、ユーザのプリセットビデオレベルに基づいて、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定するために使用される。
【0104】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102はまた、対象ビデオコンテンツのビデオでのビデオフレームの標識を取得し、ビデオフレームの標識に基づいて、対象ビデオコンテンツのビデオでの開始再生時間を確定するために使用される。これに応じて、処理モジュール1102は、具体的に、ビデオが開始再生時間まで再生されるときに再生を一時停止するために使用される。
【0105】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102は、具体的に、ビデオのファイル情報に指示情報が含まれるかどうかを確定するために使用され、指示情報は、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを指示するために使用される。
【0106】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102は、具体的に、ビデオのファイル情報に指示情報が含まれるかどうかを確定し、指示情報が、ビデオに敏感ビデオコンテンツ及び敏感ビデオコンテンツのビデオレベルが含まれるかどうかを指示するために使用され、指示情報が含まれる場合、ユーザのプリセットビデオレベルに基づいて、敏感ビデオコンテンツに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定するために使用される。
【0107】
1つの可能な設計において、ビデオのファイル情報にはまた、対象ビデオコンテンツ又は敏感ビデオコンテンツの開始再生時間が含まれる。これに応じて、処理モジュール1102は、具体的に、ビデオが開始再生時間まで再生されるときに再生を一時停止するために使用される。
【0108】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102は、具体的に、ビデオに含まれるビデオフレームの画面色彩を識別し、対象ビデオフレームが存在すれば、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定するために使用され、ここで、対象ビデオフレームは、対象色彩の画面比率が比率閾値よりも大きいビデオフレームである。
【0109】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102は、具体的に、対象ビデオフレームが連続して出現する時間の長さが、時間の長さの閾値よりも大きいかどうかを確定し、時間の長さの閾値よりも大きい場合、ビデオに対象ビデオコンテンツが含まれると確定するために使用される。
【0110】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102はまた、対象ビデオフレームのビデオでの開始再生時間を確定するために使用される。これに応じて、処理モジュール1102は、具体的に、ビデオが開始再生時間まで再生されるときに再生を一時停止するために使用される。
【0111】
1つの可能な設計において、対象色彩は、肌色又は血色である。
【0112】
1つの可能な設計において、送受信モジュール1101はまた、ユーザが入力したビデオレベルの設定要求を受信するために使用される。
【0113】
これに応じて、表示モジュール1103はまた、第1設定インターフェースを表示するために使用される。送受信モジュール1101はまた、ユーザが第1設定インターフェースで入力した設定情報を受信するために使用され、設定情報には、ユーザのプリセットビデオレベルが含まれる。
【0114】
1つの可能な設計において、第1設定インターフェースには、ユーザの標識が含まれる。送受信モジュール1101は、具体的に、ユーザが第1設定インターフェースで入力したプリセットビデオレベルを受信して、プリセットビデオレベルをユーザのプリセットビデオレベルとするために使用される。
【0115】
1つの可能な設計において、第1設定インターフェースには、追加コントロールが含まれ、追加コントロールは、他のユーザのプリセットビデオレベルの設定を追加することを指示する。送受信モジュール1101はまた、追加コントロールに対するユーザの選択指示を受信するために使用される。
【0116】
これに応じて、表示モジュール1103はまた、第2設定インターフェースを表示するために使用される。送受信モジュール1101はまた、ユーザが第2設定インターフェースで入力した他のユーザの標識及びプリセットビデオレベルを受信するために使用される。
【0117】
1つの可能な設計において、設定情報には、少なくとも1つのユーザの標識、及び各ユーザの標識に対応するプリセットビデオレベルが含まれる。
【0118】
これに応じて、処理モジュール1102はまた、ユーザの顔画像を取得し、顔画像に基づいて、ユーザの標識を確定し、ユーザの標識と設定情報に基づいて、ユーザのプリセットビデオレベルを確定するために使用される。
【0119】
1つの可能な設計において、処理モジュール1102は、具体的に、顔画像、及び顔画像とユーザの標識の対応関係に基づいて、ユーザの標識を確定するために使用される。
【0120】
1つの可能な設計において、ユーザの標識は複数である。
【0121】
処理モジュール1102は、具体的に、ビデオを視聴する各ユーザの標識と設定情報に基づいて、ビデオを視聴する各ユーザのビデオレベルを確定し、ビデオを視聴するユーザにおける最も小さいビデオレベルをユーザのプリセットビデオレベルとするために使用される。
【0122】
1つの可能な設計において、表示モジュール1103は、具体的に、リマインダインターフェースを表示するために使用され、リマインダインターフェースは、ユーザが対象ビデオコンテンツを視聴する権限情報を入力することを指示する。
【0123】
1つの可能な設計において、権限情報は、検証パスワード又はユーザの生物情報である。
【0124】
1つの可能な設計において、送受信モジュール1101はまた、ユーザが入力した権限情報を受信するために使用され、処理モジュール1102はまた、ユーザが入力した権限情報が正しいかどうかを検証するためにも使用される。これに応じて、ユーザが入力した権限情報が正しい場合、表示モジュール1103は、対象ビデオコンテンツを再生するために使用される。
【0125】
これに応じて、ユーザが入力した権限情報が誤った場合、表示モジュール1103はまた、対象ビデオコンテンツの再生をスキップするために使用される。
【0126】
1つの可能な設計において、リマインダインターフェースには、オフコントロールが表示され、オフコントロールは、対象ビデオコンテンツの再生をスキップすることを指示する。これに応じて、表示モジュール1103はまた、オフコントロールに対するユーザの選択指示を受信すれば、対象ビデオコンテンツの再生をスキップするために使用される。
【0127】
1つの可能な設計において、送受信モジュール1101はまた、サーバにビデオを要求し、及びサーバからのビデオにおけるビデオフレームを受信し、ビデオフレームをキャッシュするために使用される。
【0128】
これに応じて、表示モジュール1103はまた、キャッシュされたビデオフレームを再生するために使用される。
【0129】
これに応じて、処理モジュール1102は、具体的に、キャッシュされたビデオフレームに対象ビデオコンテンツが含まれるかどうかを確定するために使用される。
【0130】
本実施例で提供されるビデオ再生装置は、上記のビデオ再生方法と類似の実現原理と技術的効果を有し、ここでは繰り返されない。
【0131】
本願の実施例に基づいて、本願はさらに、電子機器と読み取り可能な記憶媒体を提供する。
図12は、本願で提供される電子機器の構造概略図である。電子機器は、上記の実施例に示す端末機器であってもよい。本明細書に示す部品、それらの接続と関係、及びそれらの機能は、単なる例であり、本明細書で記載及び/又は要求される本願の実現を制限することを意図しない。
【0132】
図12に示すように、当該電子機器は、1つ又は複数のプロセッサ1201、メモリ1202、及び高速インターフェースと低速インターフェースを含む各部品を接続するためのインターフェースを含む。各部品は、異なるバスを使用して相互に接続され、共通のマザーボードに取り付けられてもよいし、又は必要に応じて他の形態で取り付けられてもよい。プロセッサは、電子機器で実行された命令を処理することができ、前記命令は、GUIのグラフィック情報を外部入力/出力装置(例えばインターフェースに結合された表示機器など)に表示するための、メモリ内又はメモリ上に記憶された命令を含む。他の実施形態において、必要に応じて、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスを、複数のメモリと共に使用してもよい。同様に、複数の電子機器を接続してもよく、各機器は、いくつかの必要な操作を提供する(例えば、サーバ配列、ブレードサーバのグループ、又はマルチプロセッサシステムとする)。
図12では、1つのプロセッサ1201を例に取る。
【0133】
メモリ1202は、本願で提供される非一時的なコンピュータで読み取り可能な記憶媒体である。ここで、前記メモリには、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記少なくとも1つのプロセッサに本願で提供されるビデオ再生方法を実行させる。本願の非一時的なコンピュータで読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータ命令が記憶され、当該コンピュータ命令は、コンピュータに本願で提供されるビデオ再生方法を実行させるために使用される。
【0134】
メモリ1202は、非一時的なコンピュータで読み取り可能な記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータで実行可能なプログラム及びモジュール、例えば、本願の実施例におけるビデオ再生方法に対応するプログラム命令/モジュールを記憶するために使用できる。プロセッサ1201は、メモリ1202に記憶される非一時的なソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することにより、サーバの様々な機能応用及びデータ処理を実行し、即ち、上記の方法実施例におけるビデオ再生方法を実現する。
【0135】
メモリ1202は、プログラム記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム記憶領域は、操作システムと少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶領域は、ビデオ再生方法の電子機器の使用に基づいて作成されたデータなどを記憶することができる。なお、メモリ1202は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、また、非一時的なメモリ、例えば、少なくとも1つの磁気メモリ、フラッシュメモリ、又は他の非一時的な固体メモリを含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ1202は、プロセッサ1201に対してリモートに設定されたメモリを選択的に含み、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して、ビデオ再生方法を実行するための電子機器に接続することができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、企業イントラネット、ローカルネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0136】
ビデオ再生方法の電子機器は、入力装置1203と出力装置1204及び通信装置1205をさらに含んでもよい。通信装置1205は、上記送受信モジュール1101の操作を実行するために、サーバとの通信を実現するために使用される。ここで、プロセッサ1201、メモリ1202、入力装置1203、出力装置1204及び通信装置1205は、バス又は他の形態で接続されてもよいが、
図12では、バスによる接続を例とする。
【0137】
入力装置1203は、入力されたデジタル又はキャラクタ情報を受信し、及びビデオ再生方法を実行するための電子機器のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチスクリーン、リモコン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、指示棒、1つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、操縦棒などの入力装置である。出力装置1204は、表示機器、補助照明装置(例えば、発光ダイオード(LED))及び触覚フィードバック装置(例えば、振動モーター)などを含んでもよい。当該表示機器は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ及びプラズマディスプレイを含むことができるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、表示機器はタッチスクリーンであってもよい。
【0138】
本願の実施例に従って、本願は、コンピュータプログラムを提供し、当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行されると、本願の実施例における様々な方法で実現される対応するプロセスが実行される。
【0139】
本明細書で説明するシステムと技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実施されることができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムで実施されてもよく、当該1つ又は複数コンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び/又は解釈されることができ、当該プログラム可能なプロセッサは、専用又は汎用プログラム可能なプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該記憶システム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置に送信することができる。
【0140】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェア応用、又はコードとも呼ばれる)は、プログラム可能なプロセッサの機械命令を含み、高級過程及び/又はオブジェクトに向けたプログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械言語を用いてこれらの計算プログラムを実施することができる。本明細書で使用されるように、「機械で読み取り可能な媒体」及び「コンピュータで読み取り可能な媒体」という用語は、機械命令及び/又はデータをプログラム可能なプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラム可能な論理装置(PLD))を指し、機械で読み取り可能な信号としての機械命令を受信する機械で読み取り可能な媒体を含む。「機械で読み取り可能な信号」という用語は、機械命令及び/又はデータをプログラム可能なプロセッサに提供するための任意の信号を指す。
【0141】
ユーザとの対話を提供するために、ここで説明されるシステム及び技術をコンピュータに実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)、及びユーザがコンピュータに入力を提供できるキーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)を有する。他のタイプの装置は、さらにユーザとの対話を提供するために使用されてもよく、例えば、ユーザに提供されるフィードバックが、任意の形式の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力、音声入力、又は触覚入力を含む)を使用して、ユーザからの入力を受信することができる。
【0142】
本明細書で説明するシステム及び技術は、バックグラウンド部品を含む計算システム(例えば、データサーバとして)、又はミドルウェア部品を含む計算システム(例えば、応用サーバ)、又はフロントエンド部品を含む計算システム(例えば、グラフィカルユーザインターフェース又はWebブラウザを備えたユーザコンピュータ、ユーザが、当該グラフィカルユーザインターフェース又は当該Webブラウザを通じて本明細書で説明するシステム及び技術の実施形態と対話できる)、又はこのようなバックグラウンド部品、ミドルウェア部品、又はフロントエンド部品の任意の組合せを含む計算システムに実施されてもよい。任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)を通じて、システムの部品を相互に接続してもよい。通信ネットワークの例は、ローカルネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)及びインターネットを含む。
【0143】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバを含んでもよい。通常、クライアントとサーバは、互いに離れており、通信ネットワークを介して相互作用する。クライアントとサーバとの関係は、対応するコンピュータで実行し、互いにクライアント-サーバ関係を持つコンピュータプログラムによって生成される。
【0144】
理解すべきものとして、上記のさまざまな形式のフローを使用して、ステップの順序を変更、追加、又は削除してもよい。例えば、本願に記載された各ステップは、本願に開示された技術の解決手段の所望の結果が達成され得る限り、並列、順次、又は異なる順序で実行されてもよく、本明細書に限定されない。
【0145】
上記の具体的な実施形態は、本願の保護範囲に対する制限を構造しない。当業者は、設計要件及び他の要素によって、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせ、及び置換を行うことができることを理解すべきである。本願の精神と原則の範囲内で行われた修正、同等の代替、及び改善などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。