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特許7179296サーベイ受診装置、プログラム及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-18
(45)【発行日】2022-11-29
(54)【発明の名称】サーベイ受診装置、プログラム及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20120101AFI20221121BHJP
   G16H 50/30 20180101ALI20221121BHJP
【FI】
G06Q10/06
G16H50/30
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2019079018
(22)【出願日】2019-04-18
(65)【公開番号】P2020177434
(43)【公開日】2020-10-29
【審査請求日】2022-03-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515114289
【氏名又は名称】株式会社ラフール
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(74)【代理人】
【識別番号】100200872
【弁理士】
【氏名又は名称】押谷 昌宗
(74)【代理人】
【識別番号】100210103
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 光平
(72)【発明者】
【氏名】三浦 康司
【審査官】新里 太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-164710(JP,A)
【文献】特開2014-086955(JP,A)
【文献】特開2003-203137(JP,A)
【文献】特開2002-149992(JP,A)
【文献】特開2015-064734(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0078674(US,A1)
【文献】特開2013-17660(JP,A)
【文献】特開2012-168586(JP,A)
【文献】特開2002-92291(JP,A)
【文献】特開2017-161783(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ログラムであって、
通信部と、表示部と、入力部と、を備えたコンピュータを、サーベイ受診装置のリスト表示制御部と、サーベイ表示制御部と、して機能させ、
記リスト表示制御部は、前記通信部を介してサーバからサーベイ一覧情報を取得して前記表示部にサーベイリストを表示可能に構成されるとともに、前記サーベイリストに応じて前記入力部に入力された選択指示に基づいて前記サーベイ表示制御部にサーベイの実行を指示可能に構成され、
記サーベイ表示制御部は、前記通信部を介して前記サーバからサーベイ情報を取得して前記表示部に設問を表示可能に構成されるとともに、前記設問に応じて前記入力部に入力された回答を受け付け可能に構成され、
記リスト表示制御部は、前記サーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイが含まれていた場合に、前記表示部への前記サーベイリスト表示を省略して、前記サーベイ表示制御部に前記未受診または受診中のサーベイの実行を指示する
プログラム。
【請求項2】
前記リスト表示制御部は、前記サーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイが複数含まれていた場合に、前記サーベイ表示制御部に前記未受診のサーベイの全ての実行を指示する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記サーベイ表示制御部は、複数のサーベイを実行する場合に、前記サーバから複数のサーベイ情報を取得し、前記表示部に表示させる設問を関連性に基づいて並び替えた後に表示させる
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記サーベイ表示制御部は、複数のサーベイを実行する場合に、前記サーバから複数のサーベイ情報を取得し、前記表示部に表示させる設問から重複する設問を削除した後に表示させる
請求項2または請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記サーベイ表示制御部は、前記表示部に表示させた全ての設問に応じた回答を受け付けた場合と、前記入力部にサーベイの中断指示が入力された場合とに、前記リスト表示制御部に前記サーベイリストの表示を実行させ、
前記リスト表示制御部は、前記サーベイ表示制御部が前記表示部に表示させた全ての設問に応じた回答を受け付けた場合に、前記サーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイが含まれていた場合は、前記表示部に前記サーベイリストを表示させることなく、前記サーベイ表示制御部に前記未受診または受診中のサーベイの実行を指示する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記サーベイ表示制御部は、前記通信部を介して前記サーバから回答選択用の画像を複数取得して前記表示部に該画像を表示させ、該表示した画像の位置に応じた前記入力部への入力に基づいて前記回答を受け付ける
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記リスト表示制御部は、前記サーベイリストとともにメニュー指示欄を前記表示部に表示させ、
前記サーベイ表示制御部は、前記メニュー指示欄を前記表示部から消去させて前記設問を表示させる
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項8】
通信部と、表示部と、入力部と、リスト表示制御部と、サーベイ表示制御部と、を備え、
前記通信部は、サーバと通信可能に構成され、
前記表示部は、情報を表示可能に構成され、
前記入力部は、前記表示部が表示した情報に応じた操作を指示入力として受け付け可能に構成され、
前記リスト表示制御部は、前記通信部を介して前記サーバからサーベイ一覧情報を取得して前記表示部にサーベイリストを表示可能に構成されるとともに、前記サーベイリストに応じて前記入力部に入力された選択指示に基づいて前記サーベイ表示制御部にサーベイの実行を指示可能に構成され、
前記サーベイ表示制御部は、前記通信部を介して前記サーバからサーベイ情報を取得して前記表示部に設問を表示可能に構成されるとともに、前記設問に応じて前記入力部に入力された回答を受け付け可能に構成され、
前記リスト表示制御部は、前記サーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイが含まれていた場合に、前記表示部への前記サーベイリスト表示を省略して、前記サーベイ表示制御部に前記未受診または受診中のサーベイの実行を指示する
サーベイ受診装置。
【請求項9】
サーバと、サーベイ受診装置と、を備え、
前記サーバは、サーベイ一覧情報及びサーベイ情報を前記サーベイ受診装置に提供可能に構成され、
前記サーベイ受診装置は、通信部と、表示部と、入力部と、リスト表示制御部と、サーベイ表示制御部と、を備え、
前記通信部は、前記サーバと通信可能に構成され、
前記表示部は、情報を表示可能に構成され、
前記入力部は、前記表示部が表示した情報に応じた操作を指示入力として受け付け可能に構成され、
前記リスト表示制御部は、前記通信部を介して前記サーバからサーベイ一覧情報を取得して前記表示部にサーベイリストを表示可能に構成されるとともに、前記サーベイリストに応じて前記入力部に入力された選択指示に基づいて前記サーベイ表示制御部にサーベイの実行を指示可能に構成され、
前記サーベイ表示制御部は、前記通信部を介して前記サーバからサーベイ情報を取得して前記表示部に設問を表示可能に構成されるとともに、前記設問に応じて前記入力部に入力された回答を受け付け可能に構成され、
前記リスト表示制御部は、前記サーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイが含まれていた場合に、前記表示部への前記サーベイリスト表示を省略して、前記サーベイ表示制御部に前記未受診または受診中のサーベイの実行を指示する
システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーベイ受診装置、プログラム及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ストレスチェック制度が創設されるなど、職場におけるメンタルヘルス対策や過重労働対策等を支援するシステム等が多く提案されている。
【0003】
例えば、労働者の心の健康度を示す概念のひとつに、ワーク・エンゲイジメントがあり、これを診断するシステムが、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第6208911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1にも記載されているように、ワーク・エンゲイジメントの診断等を行う際には、サーベイを行うことが多い。
【0006】
しかしながら、現状のサーベイは、受診者の負担も大きく、サーベイ受診すること自体が受診者のストレスとなってしまうこともあった。
【0007】
本発明は、かかる事情を鑑みてなされたものであり、受診者の負担を軽減することのできるサーベイ受診装置、プログラム及びシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、通信部と、表示部と、入力部と、を備えたコンピュータをサーベイ受診装置として動作させるプログラムであって、前記サーベイ受診装置は、リスト表示制御部と、サーベイ表示制御部と、を備え、前記リスト表示制御部は、前記通信部を介してサーバからサーベイ一覧情報を取得して前記表示部にサーベイリストを表示可能に構成されるとともに、前記サーベイリストに応じて前記入力部に入力された選択指示に基づいて前記サーベイ表示制御部にサーベイの実行を指示可能に構成され、前記サーベイ表示制御部は、前記通信部を介して前記サーバからサーベイ情報を取得して前記表示部に設問を表示可能に構成されるとともに、前記設問に応じて前記入力部に入力された回答を受け付け可能に構成され、前記リスト表示制御部は、前記サーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイが含まれていた場合に、前記表示部に前記サーベイリストを表示させることなく、前記サーベイ表示制御部に前記未受診または受診中のサーベイの実行を指示するプログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態に係るサーベイ受診装置3を含めたシステム1の構成を示した図である。
図2】リスト表示制御部33により表示部35に表示させられるサーベイのリストの表示画面例を示した図である。
図3】個別受診セル101の表示例を示した図である。
図4】サーベイ表示制御部34により表示部35に表示されるサーベイ実行画面の例を示した図である。
図5】サーベイのリストを表示する処理の流れを示すアクティビティ図である。
図6】サーベイの中断指示があった場合に、サーベイのリストを表示する処理の流れを示すアクティビティ図である。
図7】サーベイの実行指示があった場合の処理の流れを示すアクティビティ図である。
図8】サーベイが終了した場合に、サーベイのリストを表示する処理の流れを示すアクティビティ図である。
図9】サーベイが終了した場合に、サーベイのリストを表示する処理の流れの別例を示すアクティビティ図である。
図10】サーベイ処理の流れを示すアクティビティ図である。
図11】サーベイ処理の流れを示すアクティビティ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0011】
1.構成例
図1は、本発明の実施形態に係るサーベイ受診装置3を含めたシステム1の構成を示した図である。同図に示すように、システム1は、サーバ2とサーベイ受診装置3を含んで構成される。サーバ2とサーベイ受診装置3は、インターネット等のネットワークを介して相互に通信可能となっている。また、同図においては、サーベイ受診装置3を1台のみ示しているが、サーベイ受診装置3を複数台、システム1に含めるようにしてもよい。
【0012】
また、サーバ2は、通信部21と、サーベイ一覧情報保持部22と、サーベイ情報保持部23と、サーベイ結果情報保持部24とを有している。
【0013】
サーベイ一覧情報保持部22は、受診者が受診可能なサーベイと受診者が受診済みのサーベイの一覧情報を保持する。
【0014】
サーベイ情報保持部23は、サーベイに用いる複数の設問を保持している。サーベイに用いる各設問には、タグが付されており、各設問を分野等によって分類可能となっている。
【0015】
サーベイ結果情報保持部24は、受診者によるサーベイの回答結果を保持している。
【0016】
これらの構成により、サーバ2は、サーベイ一覧情報とサーベイ情報をサーベイ受診装置3に提供可能となり、また、サーベイ受診装置3からサーベイの回答結果を取得可能となる。
【0017】
一方、サーベイ受診装置3は、通信部31と、記憶部32と、リスト表示制御部33と、サーベイ表示制御部34と、表示部35と、入力部36とを有している。なお、サーベイ受診装置3は、コンピュータにプログラムを実行させることで実現されるもので、リスト表示制御部33とサーベイ表示制御部34は、プログラムにより実現される機能である。
【0018】
通信部31は、サーバ2の通信部21と通信を行い、サーバ2からサーベイ一覧情報とサーベイ情報を取得するとともに、サーバ2へサーベイの回答結果を提供する。
【0019】
記憶部32は、通信部31を介してサーバ2から取得したサーベイ一覧情報とサーベイ情報を記憶するとともに、サーベイの回答結果を記憶する。
【0020】
リスト表示制御部33は、通信部31を介してサーバ2からサーベイ一覧情報を取得し、取得したサーベイ一覧情報に基づいて、サーベイのリストを表示部35に表示する。また、リスト表示制御部33は、サーバ2から取得したサーベイ一覧情報を必要に応じて記憶部32に記憶させるとともに、記憶部32に記憶させたサーベイ一覧情報を取得してサーベイのリストを表示部35に表示する。
【0021】
表示部35にサーベイのリストを表示させると、リスト表示制御部33は、表示部35に表示させたサーベイのリストに基づいて、受診者が入力部36に入力した選択指示に基づいて、サーベイ表示制御部34にサーベイの実行を指示する。サーベイの実行の指示は、例えば、選択されたサーベイを示す情報を引数としてサーベイ表示制御部34に渡すことで行われる。
【0022】
また、リスト表示制御部33は、サーバ2から取得したサーベイ一覧情報に、受診者が未受診のサーベイや受診中、例えば、前回の受診途中で中断されているサーベイが存在した場合は、表示部35へのサーベイのリストの表示を省略して、サーベイ表示制御部34にサーベイの実行を指示する。
【0023】
サーベイ表示制御部34は、通信部31を介してサーバ2からサーベイ情報を取得し、取得したサーベイ情報に基づいて、サーベイの設問を表示部35に表示してサーベイを実行する。また、サーベイ表示制御部34は、サーバ2から取得したサーベイ情報を必要に応じて記憶部32に記憶させるとともに、記憶部32に記憶させたサーベイ情報を取得してサーベイを実行する。
【0024】
また、サーベイ表示制御部34は、表示部35に表示させた設問に対して、受診者が入力部36に入力した回答を受け付け、通信部31を介して受け付けた回答をサーバ2へ提供する。なお、サーベイの回答は、必要に応じて、記憶部32に記憶する。
【0025】
2.画面表示
次に、表示部35に表示される表示画面の例について説明する。
【0026】
図2は、リスト表示制御部33により表示部35に表示させられるサーベイのリストの表示画面例を示した図である。
【0027】
同図に示すように、リスト表示画面100には、個別受診セル101とメニュー指示欄102が表示される。個別受診セル101は、サーバ2から取得したサーベイ一覧情報に含まれる個々のサーベイを表すものであり、サーベイの受診期間等を含む情報である。この個別受診セル101は、受診期間の降順(受診期間の新しい順)に並べられ、受診期間前のものは非表示、受診期間後のものはグレーアウトで表示し、いずれも、選択ができないようにしている。個別受診セル101のうち、受診者が選択できるものは、受診期間中のものである。
【0028】
また、メニュー指示欄102は、受診者がサーベイ以外の処理の実行を指示するためのメニューが表示されるものである。
【0029】
図3は、個別受診セル101の表示例を示した図である。同図に示すように、個別受診セル101には、受診期間情報110と、未受診バッジ111と、タグ112とが表示される。
【0030】
受診期間情報110は、サーベイの受診期間を示す情報である。未受診バッジ111は、受診者が未受診のサーベイまたは受診中のサーベイを表すものであり、受信済みのサーベイに対応する個別受診セル101には、未受診バッジ111は、表示されない。タグ112は、サーベイの設問内容の分野等を示すものである。
【0031】
図4は、サーベイ表示制御部34により表示部35に表示されるサーベイ実行画面の例を示した図である。同図に示すように、サーベイ実行画面200には、設問表示欄201と、回答候補表示欄202と、中断指示ボタン203とが表示される。
【0032】
設問表示欄201は、サーベイ情報に含まれる設問が順次表示される欄である。例えば、サーベイ表示制御部34により、設問表示欄201に設問211が表示された状態で、この設問211に対して受診者が回答候補表示欄202に表示されている回答候補画像のいずれかを選択すると、選択された回答候補画像と同じ画像が回答画像212として、設問表示欄201に追加表示されるとともに、設問213が設問表示欄201に表示される。
【0033】
なお、設問表示欄201に表示される設問、つまり、サーベイ情報に含まれる設問は、「会社で自分が中心となって何かを成し遂げたことがある?」、「会社の成長や発展に自分が役に立ったことがある?」、「会社が行うメンタルヘルスケア対策に満足している?」、「今後もこの会社は安泰だと思う?」等のように、肯定的に表現されたものである。
【0034】
また、回答候補表示欄202は、サーベイの質問に対する回答の候補を画像で表示する欄であり、ここに表示される回答候補画像は、例えば、「晴れ」、「晴れ時々曇り」、「曇り」、「弱雨」、「強雨」等のように、受診者が直感的に選択可能な画像である。
【0035】
中断指示ボタン203は、受診者が実行中のサーベイの中断を指示するためのボタンであり、ブラウザ等の「戻るボタン」と同様のデザインにより、直感的な操作が可能となるようにしている。
【0036】
また、サーベイ実行画面200には、リスト表示画面100に表示していたメニュー指示欄102に相当するものは表示しない。これは、サーベイ実行中に、誤操作によりサーベイを中断させないための措置である。つまり、受診者は、中断指示ボタン203を押下することによってのみ、サーベイの中断を指示することができる。
【0037】
なお、リスト表示画面100から受診期間中であって、受診済みのサーベイが選択された場合には、サーベイ表示制御部34により表示部35に表示されるサーベイ実行画面では、全ての設問に対して回答画像が表示された状態となるが、この回答画像を受診者が選択、例えば、タップする操作を行うと、回答画像を別のものに変更する、つまり、回答を修正することが可能である。
【0038】
3.処理の流れ
次に、サーベイ受診装置3の処理の流れについて説明する。
【0039】
図5は、サーベイのリストを表示する処理の流れを示すアクティビティ図である。
【0040】
(S301)
サーベイ受診装置3は、受診者よりサーベイ起動の指示があると処理を開始する。
【0041】
(S302)
続いて、リスト表示制御部33がサーバ2にサーベイ一覧情報を要求する。
【0042】
(S303)
このサーベイ一覧情報の要求に対して、サーバ2がサーベイ一覧情報を送信する。
【0043】
(S304)
リスト表示制御部33は、サーバ2からサーベイ一覧情報を受信すると、これを記憶部32に保存する。ただし、既に保存済みのサーベイ一覧情報がある場合には、その差分を保存する。
【0044】
(S305)
そして、受信したサーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイがあると、リスト表示制御部33は、未受診または受診中のサーベイを識別する情報を引数として、サーベイ表示制御部34にサーベイの実行を指示する。なお、リスト表示制御部33は、未受診または受診中のサーベイが複数あった場合には、サーベイ表示制御部34に全てのサーベイの実行を指示するようにしてもよく、1つのサーベイの実行、例えば、最も受診期間の終了が近いサーベイの実行を指示するようにしてもよい。
【0045】
(S306)
リスト表示制御部33からサーベイの実行指示を受けると、サーベイ表示制御部34は、サーベイを実行する。
【0046】
(S307)
一方、受信したサーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイが無い場合は、リスト表示制御部33は、表示部35にサーベイのリストを表示する。
【0047】
図6は、サーベイの中断指示があった場合に、サーベイのリストを表示する処理の流れを示すアクティビティ図である。
【0048】
(S401)
サーベイ受診装置3は、受診者よりサーベイの中断指示があると処理を開始する。
【0049】
(S402)
受診者よりサーベイの中断指示があると、まず、サーベイ表示制御部34がサーベイの実行を終了する。
【0050】
(S403)
続いて、リスト表示制御部33がサーバ2にサーベイ一覧情報を要求する。
【0051】
(S404)
このサーベイ一覧情報の要求に対して、サーバ2がサーベイ一覧情報を送信する。
【0052】
(S405)
リスト表示制御部33は、サーバ2からサーベイ一覧情報を受信すると、これを記憶部32に保存する。ただし、既に保存済みのサーベイ一覧情報がある場合には、その差分を保存する。
【0053】
(S406)
そして、リスト表示制御部33は、表示部35にサーベイのリストを表示する。
【0054】
図7は、サーベイの実行指示があった場合の処理の流れを示すアクティビティ図である。
【0055】
(S501)
リスト表示制御部33が表示部35に表示させたサーベイ一覧情報から、個別受診セル101を選択してサーベイの起動を指示すると、サーベイ表示制御部34は、サーベイの実行を開始する。
【0056】
(S502)
受診者からのサーベイの起動指示を受けると、リスト表示制御部33は、選択された個別受診セル101に対応するサーベイを識別する情報を引数として、サーベイ表示制御部34にサーベイの実行を指示する。
【0057】
(S503)
リスト表示制御部33からサーベイの実行指示を受けると、サーベイ表示制御部34は、サーベイを実行する。
【0058】
図8は、サーベイが終了した場合に、サーベイのリストを表示する処理の流れを示すアクティビティ図である。
【0059】
(S601)
サーベイ表示制御部34がサーベイを終了する。
【0060】
(S602)
続いて、リスト表示制御部33がサーバ2にサーベイ一覧情報を要求する。
【0061】
(S603)
このサーベイ一覧情報の要求に対して、サーバ2がサーベイ一覧情報を送信する。
【0062】
(S604)
リスト表示制御部33は、サーバ2からサーベイ一覧情報を受信すると、これを記憶部32に保存する。ただし、既に保存済みのサーベイ一覧情報がある場合には、その差分を保存する。
【0063】
(S605)
そして、リスト表示制御部33は、表示部35にサーベイのリストを表示する。
【0064】
図9は、サーベイが終了した場合に、サーベイのリストを表示する処理の流れの別例を示すアクティビティ図である。なお、ここで説明する例は、未受診または受診中のサーベイが複数あった場合に、リスト表示制御部33がサーベイ表示制御部34に1つのサーベイの実行を指示した場合の処理の例である。
【0065】
(S701)
サーベイ表示制御部34がサーベイを終了する。
【0066】
(S702)
続いて、リスト表示制御部33がサーバ2にサーベイ一覧情報を要求する。
【0067】
(S703)
このサーベイ一覧情報の要求に対して、サーバ2がサーベイ一覧情報を送信する。
【0068】
(S704)
リスト表示制御部33は、サーバ2からサーベイ一覧情報を受信すると、これを記憶部32に保存する。ただし、既に保存済みのサーベイ一覧情報がある場合には、その差分を保存する。
【0069】
(S705)
そして、受信したサーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイがあると、リスト表示制御部33は、未受診または受診中のサーベイを識別する情報を引数として、サーベイ表示制御部34にサーベイの実行を指示する。なお、リスト表示制御部33は、未受診または受診中のサーベイが複数あった場合には、サーベイ表示制御部34に全てのサーベイの実行を指示するようにしてもよく、1つのサーベイの実行、例えば、最も受診期間の終了が近いサーベイの実行を指示するようにしてもよい。
【0070】
(S706)
リスト表示制御部33からサーベイの実行指示を受けると、サーベイ表示制御部34は、サーベイを実行する。
【0071】
(S707)
一方、受信したサーベイ一覧情報に未受診または受診中のサーベイが無い場合は、リスト表示制御部33は、表示部35にサーベイのリストを表示する。
【0072】
図10及び図11は、サーベイ処理の流れを示すアクティビティ図である。
【0073】
(S801)
受診者が、リスト表示制御部33により表示部35に表示されたサーベイのリストから、個別受診セル101を選択する。なお、受診者による個別受診セル101の選択ではなく、リスト表示制御部33によるサーベイの実行指示があった場合も同様である。
【0074】
(S802)
サーベイ表示制御部34は、サーベイの実行を開始すると、引数で指定されたサーベイ情報が記憶部32に未保存であれば、サーバ2にサーベイ情報を要求する。
【0075】
(S803)
このサーベイ情報の要求に対して、サーバ2がサーベイ情報を送信する。
【0076】
(S804)
サーベイ表示制御部34は、サーバ2からサーベイ情報を受信すると、これを記憶部32に保存する。
【0077】
(S805)
続いて、サーベイ表示制御部34は、サーバ2に回答候補画像を要求する。
【0078】
(S806)
このサーベイ情報の要求に対して、サーバ2が回答候補画像を送信する。
【0079】
(S807)
サーベイ表示制御部34は、サーバ2から回答候補画像を受信すると、これを記憶部32に保存する。
【0080】
(S808)
続いて、サーベイ表示制御部34は、サーベイ情報に含まれる設問の編集を行う。設問の編集は、タグ112を利用して設問を関連性に基づいて並び替えたり、重複する設問を削除したりする処理である。この設問の編集は、複数のサーベイを実行する場合に行う処理である。なお、複数のサーベイを実行する場合でも設問の編集を行わなくてもよい。
【0081】
(S809)
サーベイ表示制御部34は、サーベイ情報に含まれる設問に基づいて、表示部35に受診者に対する質問を表示させる。
【0082】
(S810)
続いて、サーベイ表示制御部34は、表示部35に回答候補画像を表示させる。
【0083】
(S811)
表示部35に回答候補画像が表示されると、受診者が回答を選択する。
【0084】
(S812)
受診者により回答が選択されると、サーベイ表示制御部34は、表示部35に選択結果を回答候補画像で表示する。
【0085】
(S813)
同時に、サーベイ表示制御部34は、サーバ2に受診者による回答の選択結果を通知する。
【0086】
(S814)
サーベイ表示制御部34から通知を受けると、サーバ2は、その選択結果をサーベイ結果情報保持部24に格納する。
【0087】
これらS809からS814までの処理は、サーベイ情報に未回答の設問がある間繰り返される。
【0088】
(S815)
サーベイ情報から未回答の設問がなくなると、サーベイ表示制御部34は、表示部35に終了メッセージを表示し、サーベイを終了する。
【0089】
以上説明した構成と処理により、サーベイ受診装置3は、受診者に簡易で直感的な操作によるサーベイを行わせることができ、サーベイの実施率を向上させることができるといった効果をも得ることができる。
【符号の説明】
【0090】
1 :システム
2 :サーバ
3 :サーベイ受診装置
21 :通信部
22 :サーベイ一覧情報保持部
23 :サーベイ情報保持部
24 :サーベイ結果情報保持部
31 :通信部
32 :記憶部
33 :リスト表示制御部
34 :サーベイ表示制御部
35 :表示部
36 :入力部
100 :リスト表示画面
101 :個別受診セル
102 :メニュー指示欄
110 :受診期間情報
111 :未受診バッジ
112 :タグ
200 :サーベイ実行画面
201 :設問表示欄
202 :回答候補表示欄
203 :中断指示ボタン
211 :設問
212 :回答画像
213 :設問
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11