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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-18
(45)【発行日】2022-11-29
(54)【発明の名称】眼鏡用遮閉器
(51)【国際特許分類】
   A61B 3/00 20060101AFI20221121BHJP
   G02C 11/00 20060101ALI20221121BHJP
【FI】
A61B3/00
G02C11/00
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019548185
(86)(22)【出願日】2018-10-09
(86)【国際出願番号】 JP2018037524
(87)【国際公開番号】W WO2019073950
(87)【国際公開日】2019-04-18
【審査請求日】2021-09-09
(31)【優先権主張番号】P 2017196631
(32)【優先日】2017-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】399086263
【氏名又は名称】学校法人帝京大学
(74)【代理人】
【識別番号】240000327
【弁護士】
【氏名又は名称】弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 翔
【審査官】増渕 俊仁
(56)【参考文献】
【文献】実開昭55-73914(JP,U)
【文献】特開平10-165552(JP,A)
【文献】特開2004-212901(JP,A)
【文献】米国特許第5818565(US,A)
【文献】米国特許第4253745(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 3/00
G02C 1/00-13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対のレンズ及びこれらレンズを支持するフレームを有する眼鏡の一方の前記レンズの一面に近接して配置され、前記眼鏡の装着者に対して前記レンズのみの場合と異なる光学特性を付与する本体部と、この本体部から前記レンズの前記一面側に突出して前記フレームのリム上端部または前記レンズの上端部に係止可能な係止部とを有することを特徴とする眼鏡用遮閉器。
【請求項2】
前記本体部は一方の前記レンズを遮閉することを特徴とする請求項1に記載の眼鏡用遮閉器。
【請求項3】
前記係止部は一対設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の眼鏡用遮閉器。
【請求項4】
前記係止部は前記レンズの上下方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の眼鏡用遮閉器。
【請求項5】
前記本体部の前記レンズの前記一面側に設けられ、一方の前記レンズの前記一面に当接可能な滑り止め部を有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の眼鏡用遮閉器。
【請求項6】
前記本体部の上端部から上方に突設されたバランサー部を有することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の眼鏡用遮閉器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視力検査時に適用される眼鏡用遮閉器に関する。
【背景技術】
【0002】
眼科における視力検査では、眼鏡等の矯正を行わない状態での裸眼視力及び眼鏡等による矯正を行った状態での屈折矯正視力をそれぞれ測定する。特に、患者の日常生活での視機能を評価するためには、患者本人が眼鏡を装用した際の視力(以下、眼鏡視力と称する)を測定することが必須である。
【0003】
眼鏡視力の測定の際には、患者の片目ずつの眼鏡視力を測定するために、測定対象ではない側の目の視界を遮閉する眼鏡用遮閉器が用いられる。
【0004】
一般的に用いられている眼鏡用遮閉器(非特許文献1参照)の一例を図5及び図6を参照して説明する。
【0005】
眼鏡用遮閉器30は、図5A及び図5Bに示すように、黒色板状の略楕円形の本体部31と、この本体部31から図中上方に突出するつまみ部32と、本体部31の裏面(図5Bにおいて正面)に取り付けられた挟持部33とを有する。挟持部33は、つまみ部32の裏側(図5Bにおいて正面側)に設けられたつまみ部34と、このつまみ部34から図中下方に二又に分かれて延びる一対の押さえ部35と、このつまみ部34及び押さえ部35を本体部31に対して離接自在に支持するとともに、つまみ部34及び押さえ部35を図5Bにおいて紙面の裏側に向かって付勢する板バネからなる支持部(図略)とを有する。押さえ部35には、レンズ保護のためのゴム、プラスチック等の弾性部材からなるチューブ36が被せられている。
【0006】
眼鏡視力の測定の際には、図6A及び図6Bに示すように、眼鏡用遮閉器30の一対のつまみ部32、34を互いに近接させる方向に付勢することで、押さえ部35を本体部31から離間させる方向に移動させ、この状態で、本体部31を眼鏡40の測定対象ではない側の目に対応するレンズ41(図6Aにおいて右側のレンズ41)の前方に配置し、さらにつまみ部32、34に作用させていた付勢力を解除すると、支持部の付勢力によりレンズ41が本体部31と押さえ部35との間に挟持されて固定される。これにより、測定対象ではない側の目(図6において左目)の視界を眼鏡用遮閉器30により遮閉することができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【文献】“メガネ用遮閉器|取扱商品|株式会社双葉”,[online],[平成29年9月22日検索],インターネット<URL: https://www.futaba-ltd.co.jp/item/eyesight04/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した眼鏡用遮閉器30は、付勢部材の付勢力によりレンズ41を本体部31と押さえ部35との間に挟持する構成であったので、適用できる眼鏡40のフレームが限定されるという課題があった。
【0009】
一例として、図7に示すように、レンズ41がフレーム42の一部(図示例ではブリッジ43付近)でのみ固定され、それ以外はレンズ41がフレーム42の前方に突出する構成の眼鏡40に眼鏡用遮閉器30を適用しようとすると、支持部の付勢力によりレンズ41にフレーム42に接近する方向への力が作用し、フレーム42やレンズ41が変形するおそれがある。かかる状態であると、眼鏡用遮閉器30を装用することが実際には困難である可能性すらあった。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、種々のフレームやレンズの形状に装用可能な眼鏡用遮閉器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達成するために、本発明の眼鏡用遮閉器は、一対のレンズ及びこれらレンズを支持するフレームを有する眼鏡の一方のレンズの一面に近接して配置され、眼鏡の装着者に対してレンズのみの場合と異なる光学特性を付与する本体部と、この本体部からレンズの一面側に突出してフレームのリム上端部またはレンズの上端部に係止可能な係止部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
このように構成された本発明の眼鏡用遮閉器は、一対のレンズ及びこれらレンズを支持するフレームを有する眼鏡の一方のレンズの一面に近接して配置され、眼鏡の装着者に対してレンズのみの場合と異なる光学特性を付与する本体部と、この本体部からレンズの一面側に突出してフレームのリム上端部またはレンズの上端部に係止可能な係止部とを有する。
【0013】
従って、この係止部をフレームのリム上端部またはレンズの上端部に係止させることで眼鏡用遮閉器を装用することができるので、眼鏡のレンズやフレームの形状や支持構造にかかわらず、種々のフレームやレンズの形状に装用可能な眼鏡用遮閉器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1A】本開示の一側面である眼鏡用遮閉器を示す正面図である。
図1B】本開示の一側面である眼鏡用遮閉器を示す右側面図である。
図1C】本開示の一側面である眼鏡用遮閉器を示す裏面図である。
図2A】本開示の一側面である眼鏡用遮閉器を眼鏡に装用した状態を示す正面図である。
図2B】本開示の一側面である眼鏡用遮閉器を眼鏡に装用した状態を示す斜視図である。
図3】バランサー部の作用を説明するための図である。
図4A】係止部の動作を説明するための図である。
図4B】係止部の動作を説明するための図である。
図5A】一般的な眼鏡用遮閉器の一例を示す正面図である。
図5B】一般的な眼鏡用遮閉器の一例を示す裏面図である。
図6A】一般的な眼鏡用遮閉器の一例を眼鏡に装用した状態を示す正面図である。
図6B】一般的な眼鏡用遮閉器の一例を眼鏡に装用した状態を示す裏面図である。
図7】眼鏡の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本開示の一側面である眼鏡用遮閉器を、図1A図4Bを参照して説明する。
【0016】
図1Aは本開示の一側面である眼鏡用遮閉器を示す正面図、図1Bは右側面図、図1Cは裏面図である。
【0017】
これら図において、本開示の一側面である眼鏡用遮閉器10は本体部11を有する。本体部11は外形略楕円形状に形成された板状の部材から構成され、後に詳述するように、眼鏡用遮閉器10が眼鏡に装用された際に、眼鏡の一方のレンズの一面に近接して配置され、このレンズを遮蔽する。従って、本体部11は、通常市販されている眼鏡のレンズの寸法(特に天地及び玉形)を考慮し、レンズより十分大きい形状に形成されることが好ましい。
【0018】
好ましくは、本体部11は、発泡プラスチック、スポンジ等の軽量の板状部材の両面に黒色の硬質紙、硬質プラスチック板等を貼り付けて構成されて、全体として不透明な黒色板状に形成されている。
【0019】
本体部11の上部中央部には、その厚み方向に貫通する長穴状の貫通孔11aが形成され、この貫通孔11aには、略直方体状の連結部材12が挿入されている。この連結部材12の図1Aにおいて表面側(手前の面側)には、本体部11の表面に沿って延びるガイド部13a及びこのガイド部13aから図1Aにおいて手前側(図1Bにおいて左側)に立ち上がるつまみ部13bを有するスライドつまみ13が連結されている。
【0020】
一方、連結部材12の図1Aにおいて裏面側(図1Cにおいて表面側)には、本体部11の裏面に沿って延びるガイド板14が連結されている。そして、このガイド板14の左右両端部には、図1Cにおいて上方に、図1Bにおいて右方に突出する一対の係止部15が取り付けられている。
【0021】
この係止部15は、後に詳述するように、眼鏡用遮閉器10が眼鏡に装用され、本体部11が眼鏡の一方のレンズの一面に近接して配置された際に、このレンズの一面側に突出して眼鏡のフレームのリム上端部またはレンズの上端部に係止可能に構成されている。
【0022】
係止部15は、図1Bに最もよく示すように、この図1Bにおいて下方に湾曲するかぎ状に形成されている。係止部15は、好ましくはスポンジ等の軟質部材から構成され、本体部11による遮閉効果を高めるために、黒色に形成されている。係止部15は、連結部材16によりガイド板14に連結されている。
【0023】
以上の構成により、図4Aに示すように、スライドつまみ13を上下方向にスライドさせることにより、このスライドつまみ13のスライドに連れて係止部15が上下方向に移動可能に構成されている。従って、例えば天地の狭い眼鏡であれば図4Bに示すように係止部15を下方移動させることで、天地の狭い眼鏡から天地の広い眼鏡まで対応することができる。
【0024】
図1A図1Cに戻って、本体部11の上端には、連結棒17を介してバランサー部18が取り付けられている。このバランサー部18は本体部11より小径の外形略楕円形状に形成された板状の部材から構成されている。バランサー部18は、図1Bに最もよく示すように、本体部11に対して図1Bにおいて前傾して取り付けられている。これにより、眼鏡用遮閉器10全体としての重心は、係止部15が本体部11の上部に設けられていることとあいまって、本体部11の中心よりもやや上で、かつ、図1Bにおいてやや左方に位置することとなる。
【0025】
図1Cに最もよく示すように、本体部11の裏面(図1Cにおいて表面)の下部には、発泡プラスチックやスポンジ等からなる、滑り止め効果を有する材質からなる滑り止め部19が取り付けられている。この滑り止め部19は、後に詳述するように、眼鏡用遮閉器10が眼鏡に装用され、本体部11が眼鏡の一方のレンズの一面に近接して配置された際に、この本体部11の眼鏡のレンズの一面側に設けられ、このレンズの一面に当接可能に設けられている。
【0026】
以上説明した構成を有する眼鏡用遮閉器10を眼鏡に装用する手順について図2A及び図2Bを参照して説明する。図2Aは、本開示の一側面である眼鏡用遮閉器10を眼鏡に装用した状態を示す正面図、図2Bは同斜視図である。
【0027】
本開示の一側面である眼鏡用遮閉器10を眼鏡20に装用するには、フレーム21により支持された眼鏡20の一対のレンズ22のうち、一方のレンズ(図2A及び図2Bに示す例では左目用レンズ22)の図中前面に眼鏡20の本体部11を配置し、この状態で係止部15を、レンズ22の上方に相当するフレーム21のリム23上端部に載置し、眼鏡用遮閉器10をこの係止部15により眼鏡20に係止する。あるいは、いわゆるリムレスのフレーム(リム23を省略してレンズを直接支持するタイプのフレーム)であれば、レンズ22の上端部に係止部15を載置して係止させる。
【0028】
そして、スライドつまみ13をスライドさせることで係止部15を眼鏡20に対して相対的に上下動させ、本体部11によりレンズ22全体を遮閉させる。これにより、眼鏡用遮閉器10を眼鏡20に装用させることができる。
【0029】
この時、上述のように眼鏡用遮閉器10全体の重心は、図2Bにおいて本体部11よりやや左前方に位置するので、係止部15により眼鏡用遮閉器10を眼鏡20に係止させると、本体部11が反時計回りにわずかに回転し、滑り止め部19がレンズ22の前面に軽く当接した状態で停止する。これにより眼鏡用遮閉器10と眼鏡20(特にレンズ22)との相対的移動が抑制される。
【0030】
さらに、図3に示すように、眼鏡20の装着者、つまり患者が前傾姿勢を取ることにより眼鏡20が図中反時計回りに回転すると、上述したように眼鏡用遮閉器10の重心位置が図中やや左方に位置することから、本体部11が反時計回りに回転する力がより作用し、滑り止め部19がレンズ22の前面にさらに強く当接する。これにより眼鏡用遮閉器10と眼鏡20(特にレンズ22)との相対的移動がさらに抑制される。
【0031】
このように構成された本開示の一側面である眼鏡用遮閉器10は、一対のレンズ22及びこれらレンズ22を支持するフレーム21を有する眼鏡20の一方のレンズ22の一面に近接して配置された本体部11と、この本体部11からレンズ22の一面側に突出してフレーム21のリム23上端部またはレンズ22の上端部に係止可能な係止部15とを有する。
【0032】
従って、この係止部15をフレーム21のリム23上端部またはレンズ22の上端部に係止させることで眼鏡用遮閉器10を装用することができるので、眼鏡20のレンズ22やフレーム21の形状や支持構造にかかわらず、種々のフレーム21やレンズ22の形状に装用可能な眼鏡用遮閉器を提供することができる。
【0033】
すなわち、本開示の一側面である眼鏡用遮閉器10は、一般的な眼鏡用遮閉器30のように挟持する構成ではないので、例えば図7に示すような立体的なフレーム42であってもレンズ41に過度な力が作用することなく装用可能である。
【0034】
また、係止部15が図1Bに最もよく示すように下方に湾曲するかぎ状に形成されているので、フレーム21の厚みによらず確実に眼鏡用遮閉器10を係止させることができ、フレーム21が細枠から太枠まで、さらには図7に示すような立体的なフレーム42まで広範囲な形状のフレーム21にも適用可能である。
【0035】
ここで、本体部11は一方のレンズ22を遮閉するので、眼鏡用遮閉器10による遮閉効果を十分期待することができる。
【0036】
また、係止部15が一対設けられているので、眼鏡用遮閉器10の眼鏡への係止を確実なものとすることができる。
【0037】
さらに、係止部15がレンズ22の上下方向に移動可能に設けられているので、レンズ22の天地方向の寸法に応じてこの係止部15を上下方向に移動させることで、天地の狭い眼鏡から広い眼鏡まで対応することができる。
【0038】
さらに、本体部11のレンズ22の一面側に設けられ、一方のレンズ22の一面に当接可能な滑り止め部19を有するので、この滑り止め部19がレンズの一面に当接することにより眼鏡用遮閉器10と眼鏡20との相対的移動を抑制することができ、よって、眼鏡20の装着者が顔を動かしても眼鏡用遮閉器10がこれに十分追従することができる。
【0039】
そして、本体部11の上端部から上方に突設されたバランサー部18を有するので、このバランサー部18により眼鏡用遮閉器10の重心が上方に移動され、これにより、仮に眼鏡20の装着者が前傾姿勢を取った場合でも本体部11がよりレンズ22側に近付く方向に回転することで、眼鏡用遮閉器10と眼鏡20との相対的移動を抑制することができる。特に、手元の視力(近見視力)を測定する際には患者が前傾姿勢を取るので、かかる場合に眼鏡用遮閉器10と眼鏡20との相対的移動を抑制できることは好ましい。
【0040】
以上、図面を参照して、本開示の側面について詳述してきたが、具体的な構成は、上述した開示の一側面に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
【0041】
一例として、上述した本開示の一側面である眼鏡用遮閉器10では、本体部11を全体として不透明な黒色板状に形成することで、レンズ22を完全に遮閉していたが、本体部の構成はこれに限定されず、眼鏡の装着者に対してレンズのみの場合と異なる光学特性を付与しうるものであれば、限定はない。このような本体部の一例として、サングラスのような黒色透明なもの、すりガラスのような半透明なもの、度の強い凸レンズ、ピンホールレンズ、さらには眼鏡のレンズと異なる光学特性を有するレンズが挿入可能なレンズホルダなどが挙げられる。
【0042】
また、本体部11を全体として不透明な黒色板状に形成した場合であっても、レンズ22と反対側(図1Aにおいて表面側)が黒色である必要はなく、例えば子供が喜ぶキャラクター等をプリントしてもよい。
【0043】
さらに、係止部の個数及び形状も上述した開示の一側面のそれに限定されず、種々の変形例が可能である。一例として、上述の開示の一側面である眼鏡用遮閉器10では、図1Cに最もよく示すように、係止部15の先端15a(図中下端)は互いに近接する方向に曲げられていた。いわば、一対の係止部15は、図1Cにおいて水平方向に延びる曲線の弧の上に配置されていると考えることができる。従って、この曲線の弧に対応する曲線状の係止部を1個設けることであっても眼鏡に係止可能である。但し、本開示の一側面のように一対の係止部15を設けることにより、これら係止部15によりバランスを取って眼鏡20に係止させることができるという利点はある。
【関連出願の相互参照】
【0044】
本出願は、2017年10月10日に日本国特許庁に出願された特願2017-196631に基づいて優先権を主張し、その全ての開示は完全に本明細書で参照により組み込まれる。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図7