(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-18
(45)【発行日】2022-11-29
(54)【発明の名称】負荷試験装置
(51)【国際特許分類】
G01R 31/34 20200101AFI20221121BHJP
【FI】
G01R31/34 E
(21)【出願番号】P 2022531458
(86)(22)【出願日】2022-01-31
(86)【国際出願番号】 JP2022003532
【審査請求日】2022-05-27
(31)【優先権主張番号】P 2021027169
(32)【優先日】2021-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】391028328
【氏名又は名称】株式会社辰巳菱機
(74)【代理人】
【識別番号】100127306
【氏名又は名称】野中 剛
(72)【発明者】
【氏名】近藤 豊嗣
【審査官】越川 康弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-025752(JP,A)
【文献】特開2016-024108(JP,A)
【文献】特開2000-121709(JP,A)
【文献】国際公開第2019/176643(WO,A1)
【文献】国際公開第2015/125181(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 31/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
試験対象電源と接続する端子部と、
メインリレー部と、
第1R相用抵抗器群と、第2R相用抵抗器群と、第1S相用抵抗器群と、第2S相用抵抗器群と、第1T相用抵抗器群と、第2T相用抵抗器群と、スイッチ群を含む抵抗部と、
前記端子部と前記抵抗部を収容する筐体とを備え、
前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群と前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群と前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群のそれぞれは、抵抗器を少なくとも1つ含み、
前記メインリレー部と前記スイッチ群は、前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替えるために使用され、
前記端子部を介して、前記試験対象電源のR相端子からの電力が、前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群に供給され、
前記端子部を介して、前記試験対象電源のS相端子からの電力が、前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群に供給され、
前記端子部を介して、前記試験対象電源のT相端子からの電力が、前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群に供給され、
前記筐体における第1収容領域と第2収容領域と第3収容領域は、前記筐体における第4収容領域と第5収容領域の間に位置し、
前記第2収容領域は、前記第1収容領域と前記第3収容領域の間に位置し、
前記第1収容領域は、前記第1R相用抵抗器群と、前記第2R相用抵抗器群を収容し、
前記第2収容領域は、前記第1S相用抵抗器群と、前記第2S相用抵抗器群を収容し、
前記第3収容領域は、前記第1T相用抵抗器群と、前記第2T相用抵抗器群を収容し、
前記第4収容領域は、前記端子部と、前記メインリレー部のリレーと、前記スイッチ群の一部のリレーとを収容し、
前記第5収容領域は、前記スイッチ群の残りのリレーを収容する、負荷試験装置。
【請求項2】
前記第1R相用抵抗器群の一方の端子と前記第2R相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第1S相用抵抗器群の一方の端子と前記第2S相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第1T相用抵抗器群の一方の端子と前記第2T相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記スイッチ群の残りのリレーは、前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群を並列に接続し、前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群を並列に接続し、前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、前記第1R相用抵抗器群の一方の端子と前記第1S相用抵抗器群の一方の端子と前記第1T相用抵抗器群の一方の端子を接続するためのリレーを含む、請求項1に記載の負荷試験装置。
【請求項3】
前記メインリレー部は、前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群を直列に接続し、前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群を直列に接続し、前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群を直列に接続する場合に、前記第2R相用抵抗器群の他方の端子と前記第2S相用抵抗器群の他方の端子と前記第2T相用抵抗器群の他方の端子を接続するためのリレーを含み、
前記メインリレー部は、前記第1R相用抵抗器群の他方の端子と前記第2R相用抵抗器群の他方の端子を接続し、前記第1S相用抵抗器群の他方の端子と前記第2S相用抵抗器群の他方の端子を接続し、前記第1T相用抵抗器群の他方の端子と前記第2T相用抵抗器群の他方の端子を接続するためのリレーを含む、請求項2に記載の負荷試験装置。
【請求項4】
前記第4収容領域と前記第1収容領域と前記第2収容領域と前記第3収容領域と前記第5収容領域は、第1の方向に並べられ、
前記第1収容領域の前記第1R相用抵抗器群を収容する領域と、前記第1収容領域の前記第2R相用抵抗器群を収容する領域は、前記第1の方向に垂直な第2の方向に並べられ、
前記第2収容領域の前記第1S相用抵抗器群を収容する領域と、前記第2収容領域の前記第2S相用抵抗器群を収容する領域は、前記第2の方向に並べられ、
前記第3収容領域の前記第1T相用抵抗器群を収容する領域と、前記第3収容領域の前記第2T相用抵抗器群を収容する領域は、前記第2の方向に並べられ、
前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群と前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群と前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群の抵抗器は、前記第1の方向に延びるように配置される、請求項1~請求項3のいずれかに記載の負荷試験装置。
【請求項5】
前記第4収容領域と前記第1収容領域と前記第2収容領域と前記第3収容領域と前記第5収容領域は、第1の方向に並べられ、
前記第1収容領域の前記第1R相用抵抗器群を収容する領域と、前記第1収容領域の前記第2R相用抵抗器群を収容する領域は、前記第1の方向に垂直な第2の方向に並べられ、
前記第2収容領域の前記第1S相用抵抗器群を収容する領域と、前記第2収容領域の前記第2S相用抵抗器群を収容する領域は、前記第2の方向に並べられ、
前記第3収容領域の前記第1T相用抵抗器群を収容する領域と、前記第3収容領域の前記第2T相用抵抗器群を収容する領域は、前記第2の方向に並べられ、
前記第1R相用抵抗器
群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され
、
前記第2R相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第1S相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第2S相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第1T相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第2T相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群と前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群と前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群の抵抗器のそれぞれは、前記第1の方向に延びるように配置され、
前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群の抵抗器は、前記第2の方向に並べられ、
前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群の抵抗器は、前記第2の方向に並べられ、
前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群の抵抗器は、前記第2の方向に並べられる、請求項1~請求項3のいずれかに記載の負荷試験装置。
【請求項6】
前記第4収容領域と前記第1収容領域と前記第2収容領域と前記第3収容領域と前記第5収容領域は、第1の方向に並べられ、
前記第1収容領域の前記第1R相用抵抗器群を収容する領域と、前記第1収容領域の前記第2R相用抵抗器群を収容する領域は、前記第1の方向に垂直な第2の方向に並べられ、
前記第2収容領域の前記第1S相用抵抗器群を収容する領域と、前記第2収容領域の前記第2S相用抵抗器群を収容する領域は、前記第2の方向に並べられ、
前記第3収容領域の前記第1T相用抵抗器群を収容する領域と、前記第3収容領域の前記第2T相用抵抗器群を収容する領域は、前記第2の方向に並べられ、
前記第1R相用抵抗器
群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され
、
前記第2R相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第1S相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第2S相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第1T相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第2T相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、
前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群と前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群と前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、且つ前記第2の方向に延びるように配置され、
前記第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群の抵抗器は、前記第1の方向に並べられ、
前記第1S相用抵抗器群と前記第2S相用抵抗器群の抵抗器は、前記第1の方向に並べられ、
前記第1T相用抵抗器群と前記第2T相用抵抗器群の抵抗器は、前記第1の方向に並べられる、請求項1~請求項3のいずれかに記載の負荷試験装置。
【請求項7】
試験対象電源と接続する端子部と、
メインリレー部と、
第11R相用抵抗器群と、第12R相用抵抗器群と、第11S相用抵抗器群と、第12S相用抵抗器群と、第11T相用抵抗器群と、第12T相用抵抗器群と、第1スイッチ群を含む第1抵抗部と、
第21R相用抵抗器群と、第22R相用抵抗器群と、第21S相用抵抗器群と、第22S相用抵抗器群と、第21T相用抵抗器群と、第22T相用抵抗器群と、第2スイッチ群を含む第2抵抗部と、
前記端子部と前記第1抵抗部と前記第2抵抗部を収容する筐体とを備え、
前記第11R相用抵抗器群と前記第12R相用抵抗器群と前記第11S相用抵抗器群と前記第12S相用抵抗器群と前記第11T相用抵抗器群と前記第12T相用抵抗器群と前記第21R相用抵抗器群と前記第22R相用抵抗器群と前記第21S相用抵抗器群と前記第22S相用抵抗器群と前記第21T相用抵抗器群と前記第22T相用抵抗器群のそれぞれは、抵抗器を少なくとも1つ含み、
前記メインリレー部と前記第1スイッチ群は、前記第11R相用抵抗器群と前記第12R相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、前記第11S相用抵抗器群と前記第12S相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、前記第11T相用抵抗器群と前記第12T相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替えるために使用され、
前記メインリレー部と前記第2スイッチ群は、前記第21R相用抵抗器群と前記第22R相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、前記第21S相用抵抗器群と前記第22S相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、前記第21T相用抵抗器群と前記第22T相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替えるために使用され、
前記端子部を介して、前記試験対象電源のR相端子からの電力が、前記第11R相用抵抗器群と前記第12R相用抵抗器群と前記第21R相用抵抗器群と前記第22R相用抵抗器群に供給され、
前記端子部を介して、前記試験対象電源のS相端子からの電力が、前記第11S相用抵抗器群と前記第12S相用抵抗器群と前記第21S相用抵抗器群と前記第22S相用抵抗器群に供給され、
前記端子部を介して、前記試験対象電源のT相端子からの電力が、前記第11T相用抵抗器群と前記第12T相用抵抗器群と前記第21T相用抵抗器群と前記第22T相用抵抗器群に供給され、
前記筐体における第1収容領域と第2収容領域と第3収容領域は、前記筐体における第4収容領域と第5収容領域の間に位置し、
前記第2収容領域は、前記第1収容領域と前記第3収容領域の間に位置し、
前記第1収容領域は、前記第11R相用抵抗器群と、前記第12R相用抵抗器群と、前記第21R相用抵抗器群と、前記第22R相用抵抗器群を収容し、
前記第2収容領域は、前記第11S相用抵抗器群と、前記第12S相用抵抗器群と、前記第21S相用抵抗器群と、前記第22S相用抵抗器群を収容し、
前記第3収容領域は、前記第11T相用抵抗器群と、前記第12T相用抵抗器群と、前記第21T相用抵抗器群と、前記第22T相用抵抗器群を収容し、
前記第4収容領域は、前記端子部と、前記メインリレー部のリレーと、前記第1スイッチ群
の一部のリレーと、前記第2スイッチ群
の一部のリレーとを収容し、
前記第5収容領域は、前記第1スイッチ群の残りのリレーと前記第2スイッチ群の残りのリレ
ーを収容する、負荷試験装置。
【請求項8】
前記第11R相用抵抗器群の一方の端子と前記第12R相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第11S相用抵抗器群の一方の端子と前記第12S相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第11T相用抵抗器群の一方の端子と前記第12T相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第21R相用抵抗器群の一方の端子と前記第22R相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第21S相用抵抗器群の一方の端子と前記第22S相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第21T相用抵抗器群の一方の端子と前記第22T相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第1スイッチ群の残りのリレーは、前記第11R相用抵抗器群と前記第12R相用抵抗器群を並列に接続し、前記第11S相用抵抗器群と前記第12S相用抵抗器群を並列に接続し、前記第11T相用抵抗器群と前記第12T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、前記第11R相用抵抗器群の一方の端子と前記第11S相用抵抗器群の一方の端子と前記第11T相用抵抗器群の一方の端子を接続するためのリレーを含み、
前記第2スイッチ群の残りのリレーは、前記第21R相用抵抗器群と前記第22R相用抵抗器群を並列に接続し、前記第21S相用抵抗器群と前記第22S相用抵抗器群を並列に接続し、前記第21T相用抵抗器群と前記第22T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、前記第21R相用抵抗器群の一方の端子と前記第21S相用抵抗器群の一方の端子と前記第21T相用抵抗器群の一方の端子を接続するためのリレーを含む、請求項7に記載の負荷試験装置。
【請求項9】
前記端子部を介した前記試験対象電源から前記第1抵抗部への電力供給が行われない状態で、前記第11R相用抵抗器群と前記第12R相用抵抗器群の接続状態
を直列と並列とで切り替え
ること、前記第11S相用抵抗器群と前記第12S相用抵抗器群の接続状態
を直列と並列とで切り替え
ること、前記第11T相用抵抗器群と前記第12T相用抵抗器群の
接続状態を直列と並列とで切り替え
ることが行われ、
前記端子部を介した前記試験対象電源から前記第2抵抗部への電力供給が行われない状態で、前記第21R相用抵抗器群と前記第22R相用抵抗器群の接続状態
を直列と並列とで切り替え
ること、前記第21S相用抵抗器群と前記第22S相用抵抗器群の接続状態
を直列と並列とで切り替え
ること、前記第21T相用抵抗器群と前記第22T相用抵抗器群の
接続状態を直列と並列とで切り替え
ることが行われる、請求項7または請求項8に記載の負荷試験装置。
【請求項10】
前記第11R相用抵抗器群の一方の端子と前記第12R相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第11S相用抵抗器群の一方の端子と前記第12S相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第11T相用抵抗器群の一方の端子と前記第12T相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第21R相用抵抗器群の一方の端子と前記第22R相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第21S相用抵抗器群の一方の端子と前記第22S相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第21T相用抵抗器群の一方の端子と前記第22T相用抵抗器群の一方の端子は接続され、
前記第1スイッチ群の残りのリレ
ーであって、前記第5収容領域に収容されるものは、前記第11R相用抵抗器群と前記第12R相用抵抗器群を並列に接続し、前記第11S相用抵抗器群と前記第12S相用抵抗器群を並列に接続し、前記第11T相用抵抗器群と前記第12T相用抵抗器群を並列に接
続する場合に、前記第11R相用抵抗器群の一方の端子と前記第11S相用抵抗器群の一方の端子と前記第11T相用抵抗器群の一方の端子を接
続するためのリレーを含
み、
前記第2スイッチ群の残りのリレーであって、前記第5収容領域に収容されるものは、前記第21R相用抵抗器群と前記第22R相用抵抗器群を並列に接続し、前記第21S相用抵抗器群と前記第22S相用抵抗器群を並列に接続し、前記第21T相用抵抗器群と前記第22T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、前記第21R相用抵抗器群の一方の端子と前記第21S相用抵抗器群の一方の端子と前記第21T相用抵抗器群の一方の端子を接続するためのリレーを含む、請求項7に記載の負荷試験装置。
【請求項11】
前記メインリレー部は、前記第11R相用抵抗器群と前記第12R相用抵抗器群を並列に接続し、前記第11S相用抵抗器群と前記第12S相用抵抗器群を並列に接続し、前記第11T相用抵抗器群と前記第12T相用抵抗器群を並列に接続し、前記第21R相用抵抗器群と前記第22R相用抵抗器群を並列に接続し、前記第21S相用抵抗器群と前記第22S相用抵抗器群を並列に接続し、前記第21T相用抵抗器群と前記第22T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、前記第11R相用抵抗器群の他方の端子と前記第12R相用抵抗器群の他方の端子を接続し、前記第11S相用抵抗器群の他方の端子と前記第12S相用抵抗器群の他方の端子を接続し、前記第11T相用抵抗器群の他方の端子と前記第12T相用抵抗器群の他方の端子を接続し、前記第21R相用抵抗器群の他方の端子と前記第22R相用抵抗器群の他方の端子を接続し、前記第21S相用抵抗器群の他方の端子と前記第22S相用抵抗器群の他方の端子を接続し、前記第21T相用抵抗器群の他方の端子と前記第22T相用抵抗器群の他方の端子を接続するためのリレーを含み、
前記メインリレー部は、前記第11R相用抵抗器群と前記第12R相用抵抗器群を直列に接続し、前記第11S相用抵抗器群と前記第12S相用抵抗器群を直列に接続し、前記第11T相用抵抗器群と前記第12T相用抵抗器群を直列に接続し、前記第21R相用抵抗器群と前記第22R相用抵抗器群を直列に接続し、前記第21S相用抵抗器群と前記第22S相用抵抗器群を直列に接続し、前記第21T相用抵抗器群と前記第22T相用抵抗器群を直列に接続する場合に、前記第12R相用抵抗器群の他方の端子と前記第12S相用抵抗器群の他方の端子と前記第12T相用抵抗器群の他方の端子と前記第22R相用抵抗器群の他方の端子と前記第22S相用抵抗器群の他方の端子と前記第22T相用抵抗器群の他方の端子を接続するためのリレーを含む、請求項10に記載の負荷試験装置。
【請求項12】
前記端子部を介した前記試験対象電源から前記第1抵抗部と前記第2抵抗部への電力供給が行われない状態で、前記第11R相用抵抗器群と前記第12R相用抵抗器群の接続状態
を直列と並列とで切り替え
ること、前記第11S相用抵抗器群と前記第12S相用抵抗器群
を直列と並列とで切り替え
ること、前記第11T相用抵抗器群と前記第12T相用抵抗器群の
接続状態を直列と並列とで切り替え
ること、前記第21R相用抵抗器群と前記第22R相用抵抗器群の接続状態
を直列と並列とで切り替え
ること、前記第21S相用抵抗器群と前記第22S相用抵抗器群の接続状態
を直列と並列とで切り替え
ること、前記第21T相用抵抗器群と前記第22T相用抵抗器群の
接続状態を直列と並列とで切り替え
ることが行われる、請求項10または請求項11に記載の負荷試験装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、負荷試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1のように、三相交流発電機の負荷試験を行う負荷試験装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、スイッチ(リレー)を負荷試験装置の筐体の中にどのように配置するかが考慮されていない。
【0005】
したがって本発明の目的は、高圧と低圧の試験対象電源に対応し、且つリレーと抵抗器群とを容易に配線することが可能な負荷試験装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る負荷試験装置は、試験対象電源と接続する端子部と、メインリレー部と、第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群と第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群と第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群とスイッチ群を含む抵抗部と、端子部と抵抗部を収容する筐体とを備える。
第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群と第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群と第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群のそれぞれは、抵抗器を少なくとも1つ含む。
メインリレー部とスイッチ群は、第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替えるために使用される。
端子部を介して、試験対象電源のR相端子からの電力が、第1R相用抵抗器群と前記第2R相用抵抗器群に供給される。
端子部を介して、試験対象電源のS相端子からの電力が、第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群に供給される。
端子部を介して、試験対象電源のT相端子からの電力が、第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群に供給される。
筐体における第1収容領域と第2収容領域と第3収容領域は、筐体における第4収容領域と第5収容領域の間に位置する。
第2収容領域は、第1収容領域と第3収容領域の間に位置する。
第1収容領域は、第1R相用抵抗器群と、第2R相用抵抗器群を収容する。
第2収容領域は、第1S相用抵抗器群と、第2S相用抵抗器群を収容する。
第3収容領域は、第1T相用抵抗器群と、第2T相用抵抗器群を収容する。
第4収容領域は、端子部と、メインリレー部のリレーと、スイッチ群の一部のリレーとを収容する。
第5収容領域は、スイッチ群の残りのリレーを収容する。
【0007】
2つの抵抗器群(第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群など)の接続状態を直列と並列とで切り替えることで、高圧の試験対象電源の負荷試験にも低圧の試験対象電源の負荷試験にも対応しやすくなる。一方で、抵抗器群の接続状態を切り替えるため、複数のリレー、リレー部を含むスイッチ群を用意する必要が生じる。
メインリレー部のリレー及びスイッチ群の一部のリレーを収容する領域(第4収容領域)と、スイッチ群の残りのリレーを収容する領域(第5収容領域)が、抵抗器群を収容する領域(第1収容領域~第3収容領域)を挟む。
すなわち、抵抗器群を収容する領域(第1収容領域~第3収容領域)の、当該抵抗器群を収容する領域が並べられる方向の両側にスイッチ群のリレーが配置される。
このため、抵抗器群を収容する領域(第1収容領域~第3収容領域)の片側にスイッチ群などのリレーを配置する形態に比べて、抵抗器群の抵抗器とリレーとを接続するケーブル、及びリレーを配線しやすく出来る。また、故障時などのメンテナンスも容易になる。
【0008】
好ましくは、第1R相用抵抗器群の一方の端子と第2R相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第1S相用抵抗器群の一方の端子と第2S相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第1T相用抵抗器群の一方の端子と第2T相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
スイッチ群の残りのリレーは、第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群を並列に接続し、第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群を並列に接続し、第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、第1R相用抵抗器群の一方の端子と第1S相用抵抗器群の一方の端子と第1T相用抵抗器群の一方の端子を接続するためのリレーを含む。
【0009】
さらに好ましくは、メインリレー部は、第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群を直列に接続し、第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群を直列に接続し、第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群を直列に接続する場合に、第2R相用抵抗器群の他方の端子と第2S相用抵抗器群の他方の端子と第2T相用抵抗器群の他方の端子を接続するためのリレーを含み、第1R相用抵抗器群の他方の端子と第2R相用抵抗器群の他方の端子を接続し、第1S相用抵抗器群の他方の端子と第2S相用抵抗器群の他方の端子を接続し、第1T相用抵抗器群の他方の端子と第2T相用抵抗器群の他方の端子を接続するためのリレーを含む。
【0010】
さらに好ましくは、第4収容領域と第1収容領域と第2収容領域と第3収容領域と第5収容領域は、第1の方向に並べられる。
第1収容領域の第1R相用抵抗器群を収容する領域と、第1収容領域の第2R相用抵抗器群を収容する領域は、第1の方向に垂直な第2の方向に並べられる。
第2収容領域の第1S相用抵抗器群を収容する領域と、第2収容領域の第2S相用抵抗器群を収容する領域は、前記第2の方向に並べられる。
前記第3収容領域の前記第1T相用抵抗器群を収容する領域と、前記第3収容領域の前記第2T相用抵抗器群を収容する領域は、前記第2の方向に並べられる。
第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群と第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群と第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群の抵抗器は、第1の方向に延びるように配置される。
【0011】
抵抗器を他の方向に延びるように配置する形態に比べて、抵抗器の端部と、第4収容領域若しくは第5収容領域のリレーとの間のケーブル長を短くし、配線を容易に出来る。
【0012】
また、好ましくは、第4収容領域と第1収容領域と第2収容領域と第3収容領域と第5収容領域は、第1の方向に並べられる。
第1収容領域の第1R相用抵抗器群を収容する領域と、第1収容領域の第2R相用抵抗器群を収容する領域は、第1の方向に垂直な第2の方向に並べられる。
第2収容領域の第1S相用抵抗器群を収容する領域と、第2収容領域の第2S相用抵抗器群を収容する領域は、第2の方向に並べられる。
第3収容領域の第1T相用抵抗器群を収容する領域と、第3収容領域の第2T相用抵抗器群を収容する領域は、第2の方向に並べられる。
第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群と第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群と第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、且つ第1の方向に延びるように配置される。
第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群の抵抗器は、第2の方向に並べられる。
第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群の抵抗器は、第2の方向に並べられる。
第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群の抵抗器は、第2の方向に並べられる。
【0013】
また、好ましくは、第4収容領域と第1収容領域と第2収容領域と第3収容領域と第5収容領域は、第1の方向に並べられる。
第1収容領域の第1R相用抵抗器群を収容する領域と、第1収容領域の第2R相用抵抗器群を収容する領域は、第1の方向に垂直な第2の方向に並べられる。
第2収容領域の第1S相用抵抗器群を収容する領域と、第2収容領域の第2S相用抵抗器群を収容する領域は、第2の方向に並べられる。
第3収容領域の第1T相用抵抗器群を収容する領域と、第3収容領域の第2T相用抵抗器群を収容する領域は、第2の方向に並べられる。
第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群と第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群と第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群の抵抗器は、奇数本が直列に接続され、且つ第2の方向に延びるように配置される。
第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群の抵抗器は、第1の方向に並べられる。
第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群の抵抗器は、第1の方向に並べられる。
第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群の抵抗器は、第1の方向に並べられる。
【0014】
偶数本の抵抗器を直列に接続させた場合に比べて、第4収容領域に近い側の抵抗器の端子を第4収容領域のリレーとの配線、第5収容領域に近い側の抵抗器の端子を第5収容領域のリレーとの配線を容易に出来る。
【0015】
本発明に係る負荷試験装置は、試験対象電源と接続する端子部と、メインリレー部と、第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群と第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群と第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群と第1スイッチ群を含む第1抵抗部と、第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群と第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群と第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群と第2スイッチ群を含む第2抵抗部と、端子部と第1抵抗部と第2抵抗部を収容する筐体とを備える。
第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群と第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群と第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群と第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群と第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群と第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群のそれぞれは、抵抗器を少なくとも1つ含む。
メインリレー部と第1スイッチ群は、第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替えるために使用される。
メインリレー部と第2スイッチ群は、第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替えるために使用される。
端子部を介して、試験対象電源のR相端子からの電力が、第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群と第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群に供給される。
端子部を介して、試験対象電源のS相端子からの電力が、第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群と第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群に供給される。
端子部を介して、試験対象電源のT相端子からの電力が、第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群と第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群に供給される。
筐体における第1収容領域と第2収容領域と第3収容領域は、筐体における第4収容領域と第5収容領域の間に位置する。
第2収容領域は、第1収容領域と第3収容領域の間に位置する。
第1収容領域は、第11R相用抵抗器群と、第12R相用抵抗器群と、第21R相用抵抗器群と、第22R相用抵抗器群を収容する。
第2収容領域は、第11S相用抵抗器群と、第12S相用抵抗器群と、第21S相用抵抗器群と、第22S相用抵抗器群を収容する。
第3収容領域は、第11T相用抵抗器群と、第12T相用抵抗器群と、第21T相用抵抗器群と、第22T相用抵抗器群を収容する。
第4収容領域は、端子部と、メインリレー部と、第1スイッチ群の少なくとも一部のリレーと、第2スイッチ群の少なくとも一部のリレーとを収容する。
第5収容領域は、第1スイッチ群の残りのリレーと第2スイッチ群の残りのリレーの少なくとも一方を収容する。
【0016】
好ましくは、第11R相用抵抗器群の一方の端子と第12R相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第11S相用抵抗器群の一方の端子と第12S相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第11T相用抵抗器群の一方の端子と第12T相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第21R相用抵抗器群の一方の端子と第22R相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第21S相用抵抗器群の一方の端子と第22S相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第21T相用抵抗器群の一方の端子と第22T相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第1スイッチ群の残りのリレーは、第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群を並列に接続し、第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群を並列に接続し、第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、第11R相用抵抗器群の一方の端子と第11S相用抵抗器群の一方の端子と第11T相用抵抗器群の一方の端子を接続するためのリレーを含む。
第2スイッチ群の残りのリレーは、第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群を並列に接続し、第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群を並列に接続し、第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、第21R相用抵抗器群の一方の端子と第21S相用抵抗器群の一方の端子と第21T相用抵抗器群の一方の端子を接続するためのリレーを含む。
【0017】
さらに好ましくは、端子部を介した試験対象電源から第1抵抗部への電力供給が行われない状態で、第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群の接続状態の切り替え、第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群の接続状態の切り替え、第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群の接続状態の切り替えが行われる。
端子部を介した試験対象電源から第2抵抗部への電力供給が行われない状態で、第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群の接続状態の切り替え、第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群の接続状態の切り替え、第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群の接続状態の切り替えが行われる。
【0018】
電力供給を遮断した状態で、リレーの切り替えが行われるため、誤って電力供給すべきでない抵抗器群などに電力供給が行われることを防止することが出来る。
【0019】
また、好ましくは、第11R相用抵抗器群の一方の端子と第12R相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第11S相用抵抗器群の一方の端子と第12S相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第11T相用抵抗器群の一方の端子と第12T相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第21R相用抵抗器群の一方の端子と第22R相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第21S相用抵抗器群の一方の端子と第22S相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第21T相用抵抗器群の一方の端子と第22T相用抵抗器群の一方の端子は接続される。
第1スイッチ群の残りのリレーと第2スイッチ群の残りのリレーの少なくとも一方であって、第5収容領域に収容されるものは、第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群を並列に接続し、第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群を並列に接続し、第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群を並列に接続し、第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群を並列に接続し、第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群を並列に接続し、第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、第11R相用抵抗器群の一方の端子と第11S相用抵抗器群の一方の端子と第11T相用抵抗器群の一方の端子を接続し、第21R相用抵抗器群の一方の端子と第21S相用抵抗器群の一方の端子と第21T相用抵抗器群の一方の端子を接続するためのリレーを含む。
【0020】
さらに好ましくは、メインリレー部は、第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群を並列に接続し、第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群を並列に接続し、第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群を並列に接続し、第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群を並列に接続し、第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群を並列に接続し、第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群を並列に接続する場合に、第11R相用抵抗器群の他方の端子と第12R相用抵抗器群の他方の端子を接続し、第11S相用抵抗器群の他方の端子と第12S相用抵抗器群の他方の端子を接続し、第11T相用抵抗器群の他方の端子と第12T相用抵抗器群の他方の端子を接続し、第21R相用抵抗器群の他方の端子と第22R相用抵抗器群の他方の端子を接続し、第21S相用抵抗器群の他方の端子と第22S相用抵抗器群の他方の端子を接続し、第21T相用抵抗器群の他方の端子と第22T相用抵抗器群の他方の端子を接続するためのリレーを含む。
メインリレー部は、第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群を直列に接続し、第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群を直列に接続し、第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群を直列に接続し、第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群を直列に接続し、第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群を直列に接続し、第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群を直列に接続する場合に、第12R相用抵抗器群の他方の端子と第12S相用抵抗器群の他方の端子と第12T相用抵抗器群の他方の端子と第22R相用抵抗器群の他方の端子と第22S相用抵抗器群の他方の端子と第22T相用抵抗器群の他方の端子を接続するためのリレーを含む。
【0021】
スター結線の中性点接続するための短絡用のリレーを共用することで、第1抵抗部における中性点接続するための短絡用のリレーと第2抵抗部の中性点接続するための短絡用のリレーを別々に設ける形態に比べて、リレーの数を少なくすることが可能になる。
【0022】
さらに好ましくは、端子部を介した試験対象電源から第1抵抗部と第2抵抗部への電力供給が行われない状態で、第11R相用抵抗器群と第12R相用抵抗器群の接続状態の切り替え、第11S相用抵抗器群と第12S相用抵抗器群の接続状態の切り替え、第11T相用抵抗器群と第12T相用抵抗器群の接続状態の切り替え、第21R相用抵抗器群と第22R相用抵抗器群の接続状態の切り替え、第21S相用抵抗器群と第22S相用抵抗器群の接続状態の切り替え、第21T相用抵抗器群と第22T相用抵抗器群の接続状態の切り替えが行われる。
【発明の効果】
【0023】
以上のように本発明によれば、高圧と低圧の試験対象電源に対応し、且つスイッチと抵抗器群とを容易に配線することが可能な負荷試験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】第1実施形態における負荷試験装置の斜視図である。
【
図2】第1実施形態における負荷試験装置の構成を示す模式図である。
【
図3】第1実施形態における第1メインリレー部~第3メインリレー部と、第1抵抗部、第2抵抗部、第10抵抗部、第20抵抗部、冷却部の斜視図である。
【
図4】
図3の第1メインリレー部~第3メインリレー部と第1抵抗部と第2抵抗部がある領域を拡大した斜視図である。
【
図5】
図3の第10抵抗部と第20抵抗部と冷却部がある領域を拡大した斜視図である。
【
図6】第1抵抗部、第2抵抗部、第10抵抗部、第20抵抗部の回路図である。
【
図7】y方向に隣接する抵抗器群が直列に接続され、第1抵抗部に電力供給が行われている状態の、第1抵抗部、第2抵抗部、第10抵抗部、第20抵抗部の回路図である。
【
図8】y方向に隣接する抵抗器群が並列に接続され、第1抵抗部に電力供給が行われている状態の、第1抵抗部、第2抵抗部、第10抵抗部、第20抵抗部の回路図である。
【
図9】y方向に隣接する抵抗器群が直列に接続され、第1抵抗部と第2抵抗部に電力供給が行われている状態の、第1抵抗部、第2抵抗部、第10抵抗部、第20抵抗部の回路図である。
【
図10】y方向に隣接する抵抗器群が並列に接続され、第1抵抗部と第2抵抗部に電力供給が行われている状態の、第1抵抗部、第2抵抗部、第10抵抗部、第20抵抗部の回路図である。
【
図11】y方向に隣接する抵抗器群が直列に接続され、第1抵抗部と第2抵抗部と第10抵抗部に電力供給が行われている状態の、第1抵抗部、第2抵抗部、第10抵抗部、第20抵抗部の回路図である。
【
図12】y方向に隣接する抵抗器群が並列に接続され、第1抵抗部と第2抵抗部と第10抵抗部に電力供給が行われている状態の、第1抵抗部、第2抵抗部、第10抵抗部、第20抵抗部の回路図である。
【
図13】第1抵抗部と第2抵抗部と第10抵抗部の半分の抵抗器群にだけ電力供給が行われている状態の、第1抵抗部、第2抵抗部、第10抵抗部、第20抵抗部の回路図である。
【
図14】第2実施形態における負荷試験装置の構成を示す模式図である。
【
図15】第2実施形態における第1メインリレー部~第3メインリレー部と、第1抵抗部~第7抵抗部、第10抵抗部~第50抵抗部、冷却部の斜視図である。
【
図16】第2実施形態における第1抵抗部~第4の回路図である。
【
図17】第2実施形態における第5抵抗部~第7抵抗部、第10抵抗部の回路図である。
【
図18】第2実施形態における第20抵抗部~第50抵抗部の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、第1実施形態について、図を用いて説明する。
なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。また、各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることが出来る。
【0026】
第1実施形態における乾式の負荷試験装置1は、筐体2、メインリレー部(第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7)、第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9、第1抵抗部10、第2抵抗部20、第10抵抗部100、第20抵抗部200、冷却部80、操作部91、端子部93を備える(
図1~
図13参照)。
【0027】
なお、方向を説明するために、筐体2の第1収容領域2aと第2収容領域2bが並べられる水平方向(前後方向)をx方向、x方向に垂直な水平方向(左右方向)をy方向、x方向とy方向に垂直な鉛直方向をz方向として説明する。
図1、
図3~
図5、及び第2実施形態の
図15において、xyz軸のそれぞれの矢印が指し示す方向をそれぞれ、前方向、右方向、上方向と定義する。
また、
図3~
図5は、第1抵抗部10、第2抵抗部20、第10抵抗部100、第20抵抗部200の構成を示すために、z方向の間隔を広げた状態で図示している。
また、第2実施形態の
図15は、第1抵抗部10~第7抵抗部70、第10抵抗部100~第50抵抗部500の構成を示すために、z方向の間隔を広げた状態で図示している。
【0028】
(筐体2)
筐体2は、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9、第1抵抗部10、第2抵抗部20、第10抵抗部100、第20抵抗部200、冷却部80、操作部91、端子部93を収容する。
筐体2は、第1収容領域2a、第2収容領域2b、第3収容領域2c、第4収容領域2d、第5収容領域2eを有する(
図1~
図5参照)。
x方向前側から、第4収容領域2d、第1収容領域2a、第2収容領域2b、第3収容領域2c、第5収容領域2eが並べられる。
すなわち、筐体2における第1収容領域2aと第2収容領域2bと第3収容領域2cは、筐体2における第4収容領域2dと第5収容領域2eの間に位置する。
第2収容領域2bは、第1収容領域2aと第3収容領域2cの間に位置する。
【0029】
(第1収容領域2a)
第1収容領域(R相用抵抗器群収容領域)2aは、第11収容領域2a1と第12収容領域2a2を有する。
第12収容領域2a2は、第11収容領域2a1のy方向左側に設けられる。
第11収容領域(第1R相用抵抗器群収容領域)2a1は、上段に第1抵抗部10の第11R相用抵抗器群11a、第2抵抗部20の第21R相用抵抗器群21a、第10抵抗部100の第110R相用抵抗器群110a、第20抵抗部200の第210R相用抵抗器群210aを収容し、下段に冷却部80の第1R相用冷却部81aを収容する。
第12収容領域(第2R相用抵抗器群収容領域)2a2は、上段に第1抵抗部10の第12R相用抵抗器群12a、第2抵抗部20の第22R相用抵抗器群22a、第10抵抗部100の第120R相用抵抗器群120a、第20抵抗部200の第220R相用抵抗器群220aを収容し、下段に冷却部80の第2R相用冷却部82aを収容する。
【0030】
第11収容領域2a1の下部には、第1R相用吸気口2a11(不図示)が設けられる。
第12収容領域2a2の下部には、第2R相用吸気口2a12が設けられる。
第11収容領域2a1の上部には、第1R相用排気口2a21が設けられる。
第12収容領域2a2の上部には、第2R相用排気口2a22が設けられる。
冷却部80の第1R相用冷却部81aによって、第1R相用吸気口2a11から取り込まれた空気は、第210R相用抵抗器群210a、第110R相用抵抗器群110a、第21R相用抵抗器群21a、第11R相用抵抗器群11aを冷却し、第1R相用排気口2a21を介して排出される。
冷却部80の第2R相用冷却部82aによって、第2R相用吸気口2a12から取り込まれた空気は、第220R相用抵抗器群220a、第120R相用抵抗器群120a、第22R相用抵抗器群22a、第12R相用抵抗器群12aを冷却し、第2R相用排気口2a22を介して排出される。
【0031】
第1R相用吸気口2a11、第2R相用吸気口2a12、第1R相用排気口2a21、第2R相用排気口2a22には、不使用時、すなわち負荷試験を行わない時に閉じる蓋が設けられる。ただし、これらの蓋が省略されてもよい。
【0032】
第2収容領域(S相用抵抗器群収容領域)2bは、第21収容領域2b1と第22収容領域2b2を有する。
第22収容領域2b2は、第21収容領域2b1のy方向左側に設けられる。
第21収容領域(第1S相用抵抗器群収容領域)2b1は、上段に第1抵抗部10の第11S相用抵抗器群11b、第2抵抗部20の第21S相用抵抗器群21b、第10抵抗部100の第110S相用抵抗器群110b、第20抵抗部200の第210S相用抵抗器群210bを収容し、下段に冷却部80の第1S相用冷却部81bを収容する。
第22収容領域(第2S相用抵抗器群収容領域)2b2は、上段に第1抵抗部10の第12S相用抵抗器群12b、第2抵抗部20の第22S相用抵抗器群22b、第10抵抗部100の第120S相用抵抗器群120b、第20抵抗部200の第220S相用抵抗器群220bを収容し、下段に冷却部80の第2S相用冷却部82bを収容する。
【0033】
第21収容領域2b1の下部には、第1S相用吸気口2b11(不図示)が設けられる。
第22収容領域2b2の下部には、第2S相用吸気口2b12が設けられる。
第21収容領域2b1の上部には、第1S相用排気口2b21が設けられる。
第22収容領域2b2の上部には、第2S相用排気口2b22が設けられる。
冷却部80の第1S相用冷却部81bによって、第1S相用吸気口2b11から取り込まれた空気は、第210S相用抵抗器群210b、第110S相用抵抗器群110b、第21S相用抵抗器群21b、第11S相用抵抗器群11bを冷却し、第1S相用排気口2b21を介して排出される。
冷却部80の第2S相用冷却部82bによって、第2S相用吸気口2b12から取り込まれた空気は、第220S相用抵抗器群220b、第120S相用抵抗器群120b、第22S相用抵抗器群22b、第12S相用抵抗器群12bを冷却し、第2S相用排気口2b22を介して排出される。
【0034】
第1S相用吸気口2b11、第2S相用吸気口2b12、第1S相用排気口2b21、第2S相用排気口2b22には、不使用時、すなわち負荷試験を行わない時に閉じる蓋が設けられる。ただし、これらの蓋が省略されてもよい。
【0035】
第3収容領域(T相用抵抗器群収容領域)2cは、第31収容領域2c1と第32収容領域2c2を有する。
第32収容領域2c2は、第31収容領域2c1のy方向左側に設けられる。
第31収容領域(第1T相用抵抗器群収容領域)2c1は、上段に第1抵抗部10の第11T相用抵抗器群11c、第2抵抗部20の第21T相用抵抗器群21c、第10抵抗部100の第110T相用抵抗器群110c、第20抵抗部200の第210T相用抵抗器群210cを収容し、下段に冷却部80の第1T相用冷却部81cを収容する。
第32収容領域(第2T相用抵抗器群収容領域)2c2は、上段に第1抵抗部10の第12T相用抵抗器群12c、第2抵抗部20の第22T相用抵抗器群22c、第10抵抗部100の第120T相用抵抗器群120c、第20抵抗部200の第220T相用抵抗器群220cを収容し、下段に冷却部80の第2T相用冷却部82cを収容する。
【0036】
第31収容領域2c1の下部には、第1T相用吸気口2c11(不図示)が設けられる。
第32収容領域2c2の下部には、第2T相用吸気口2c12が設けられる。
第31収容領域2c1の上部には、第1T相用排気口2c21が設けられる。
第32収容領域2c2の上部には、第2T相用排気口2c22が設けられる。
冷却部80の第1T相用冷却部81cによって、第1T相用吸気口2c11から取り込まれた空気は、第210T相用抵抗器群210c、第110T相用抵抗器群110c、第21T相用抵抗器群21c、第11T相用抵抗器群11cを冷却し、第1T相用排気口2c21を介して排出される。
冷却部80の第2T相用冷却部82cによって、第2T相用吸気口2c12から取り込まれた空気は、第220T相用抵抗器群220c、第120T相用抵抗器群120c、第22T相用抵抗器群22c、第12T相用抵抗器群12cを冷却し、第2T相用排気口2c22を介して排出される。
【0037】
第1T相用吸気口2c11、第2T相用吸気口2c12、第1T相用排気口2c21、第2T相用排気口2c22には、不使用時、すなわち負荷試験を行わない時に閉じる蓋が設けられる。ただし、これらの蓋が省略されてもよい。
【0038】
第11収容領域2a1と第21収容領域2b1と第31収容領域2c1は、x方向に並べられる。
第12収容領域2a2と第22収容領域2b2と第32収容領域2c2は、x方向に並べられる。
第11収容領域2a1と第12収容領域2a2は、一体的に構成されてもよいし、別体で離れて構成されてもよい。
第21収容領域2b1と第22収容領域2b2は、一体的に構成されてもよいし、別体で離れて構成されてもよい。
第31収容領域2c1と第32収容領域2c2は、一体的に構成されてもよいし、別体で離れて構成されてもよい。
【0039】
第4収容領域2dは、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9、第1抵抗部10の第13リレー部13と第15リレー部15、第2抵抗部20の第23リレー部23と第25リレー部25、第10抵抗部100の第150R相用リレー150aと第150S相用リレー150bと第150T相用リレー150c、第20抵抗部200の第250R相用リレー250aと第250S相用リレー250bと第250T相用リレー250c、操作部91、端子部93を収容する。
【0040】
第5収容領域2eは、第1抵抗部10の第14リレー部14、第2抵抗部20の第24リレー部24、第10抵抗部100の第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140c、第20抵抗部200の第240R相用リレー240aと第240S相用リレー240bと第240T相用リレー240cを収容する。
【0041】
(第1メインリレー部5)
第1メインリレー部5は、真空遮断器(VCB:Vacuum Circuit Breaker)で構成され、試験対象電源から、第1抵抗部10、第2抵抗部20、第10抵抗部100、第20抵抗部200への電力供給のオンオフ制御するために使用される(
図6参照)。
【0042】
第1メインリレー部5の一方のR相端子は、端子部93を介して、試験対象電源のR相端子と接続される。
第1メインリレー部5の他方のR相端子は、第2メインリレー部6の一方のR相端子、第1微調整用リレー部8の一方のR相端子、第13リレー部13の一方のR相端子、第23リレー部23の一方のR相端子と接続される。
【0043】
第1メインリレー部5の一方のS相端子は、端子部93を介して、試験対象電源のS相端子と接続される。
第1メインリレー部5の他方のS相端子は、第2メインリレー部6の一方のS相端子、第1微調整用リレー部8の一方のS相端子、第13リレー部13の一方のS相端子、第23リレー部23の一方のS相端子と接続される。
【0044】
第1メインリレー部5の一方のT相端子は、端子部93を介して、試験対象電源のT相端子と接続される。
第1メインリレー部5の他方のT相端子は、第2メインリレー部6の一方のT相端子、第1微調整用リレー部8の一方のT相端子、第13リレー部13の一方のT相端子、第23リレー部23の一方のT相端子と接続される。
【0045】
(第2メインリレー部6)
第2メインリレー部6は、3連の電磁接触器(VCS:Vacuum Circuit Switch)で構成される。第2メインリレー部6は、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aなど、y方向で隣接する抵抗器群を並列で接続するために使用される。
【0046】
第2メインリレー部6の一方のR相端子は、第1メインリレー部5の他方のR相端子などと接続される。
第2メインリレー部6の他方のR相端子は、第3メインリレー部7の一方のR相端子、第2微調整用リレー部9の一方のR相端子、第15リレー部の一方のR相端子、第25リレー部の一方のR相端子と接続される。
【0047】
第2メインリレー部6の一方のS相端子は、第1メインリレー部5の他方のS相端子などと接続される。
第2メインリレー部6の他方のS相端子は、第3メインリレー部7の一方のS相端子、第2微調整用リレー部9の一方のS相端子、第15リレー部の一方のS相端子、第25リレー部の一方のS相端子と接続される。
【0048】
第2メインリレー部6の一方のT相端子は、第1メインリレー部5の他方のT相端子などと接続される。
第2メインリレー部6の他方のT相端子は、第3メインリレー部7の一方のT相端子、第2微調整用リレー部9の一方のT相端子、第15リレー部の一方のT相端子、第25リレー部の一方のT相端子と接続される。
【0049】
(第3メインリレー部7)
第3メインリレー部7は、3連の電磁接触器(VCS:Vacuum Circuit Switch)で構成される。第3メインリレー部7は、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aなど、y方向で隣接する抵抗器群を直列で接続する際の中性点接続のために使用される。
【0050】
第3メインリレー部7の一方のR相端子は、第2メインリレー部6の他方のR相端子などと接続される。
第3メインリレー部7の一方のS相端子は、第2メインリレー部6の他方のS相端子などと接続される。
第3メインリレー部7の一方のT相端子は、第2メインリレー部6の他方のT相端子などと接続される。
第3メインリレー部7の他方のR相端子と、第3メインリレー部7の他方のS相端子と、第3メインリレー部7の他方のT相端子は、短絡される。
【0051】
(第2メインリレー部6と第3メインリレー部7の連動切り替え制御)
第2メインリレー部6を介して、試験対象電源からの電力が第3メインリレー部7に供給されないようにする必要がある。このため、第2メインリレー部6がオフ状態の時にだけ第3メインリレー部7のオン状態への切り替えを可能にする(第2メインリレー部6がオン状態の時は第3メインリレー部7のオン状態への切り替えを不能にする)制御が行われるのが望ましい。また、第3メインリレー部7のオン状態の切り替えを行う前に、第2メインリレー部6をオフ状態にする制御が行われてもよい。
【0052】
(第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9)
第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9は、3連の電磁接触器(VCS:Vacuum Circuit Switch)で構成される。第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9は、負荷量の微調整を行うため、すなわち、試験対象電源から、第10抵抗部100、第20抵抗部200への電力供給のオンオフ制御するために使用される。
【0053】
第1微調整用リレー部8の一方のR相端子は、第1メインリレー部5の他方のR相端子などと接続される。
第1微調整用リレー部8の他方のR相端子は、第110R相用抵抗器群110aの他方の端子、第210R相用抵抗器群210aの他方の端子と接続される。なお、第110R相用抵抗器群110aの一方の端子は、第120R相用抵抗器群120aの一方の端子と接続される。
第1微調整用リレー部8の一方のS相端子は、第1メインリレー部5の他方のS相端子などと接続される。
第1微調整用リレー部8の他方のS相端子は、第110S相用抵抗器群110bの他方の端子、第210S相用抵抗器群210bの他方の端子と接続される。なお、第110S相用抵抗器群110bの一方の端子は、第120S相用抵抗器群120bの一方の端子と接続される。
第1微調整用リレー部8の一方のT相端子は、第1メインリレー部5の他方のT相端子などと接続される。
第1微調整用リレー部8の他方のT相端子は、第110T相用抵抗器群110cの他方の端子、第210T相用抵抗器群210cの他方の端子と接続される。なお、第110T相用抵抗器群110cの一方の端子は、第120T相用抵抗器群120cの一方の端子と接続される。
【0054】
第2微調整用リレー部9の一方のR相端子は、第2メインリレー部6の他方のR相端子などと接続される。
第2微調整用リレー部9の他方のR相端子は、第150R相用リレー150aの一方の端子、第250R相用リレー250aの一方の端子と接続される。
第2微調整用リレー部9の一方のS相端子は、第2メインリレー部6の他方のS相端子などと接続される。
第2微調整用リレー部9の他方のS相端子は、第150S相用リレー150bの一方の端子、第250S相用リレー250bの一方の端子と接続される。
第2微調整用リレー部9の一方のT相端子は、第2メインリレー部6の他方のT相端子などと接続される。
第2微調整用リレー部9の他方のT相端子は、第150T相用リレー150cの一方の端子、第250T相用リレー250cの一方の端子と接続される。
【0055】
次に、第1抵抗部10、第2抵抗部20、第10抵抗部100、第20抵抗部200の構成について説明する。
第1抵抗部10と第2抵抗部20は、負荷試験における主の負荷として用いられる。
第10抵抗部100と第20抵抗部200は、負荷試験における負荷量の微調整用に用いられる。
第10抵抗部100と第20抵抗部200の抵抗器群は、第1抵抗部10と第2抵抗部20の抵抗器群よりも容量が小さいものが用いられる。
【0056】
(第1抵抗部10)
第1抵抗部10は、第11R相用抵抗器群11a、第11S相用抵抗器群11b、第11T相用抵抗器群11c、第12R相用抵抗器群12a、第12S相用抵抗器群12b、第12T相用抵抗器群12c、第1スイッチ群(第13リレー部13、第14リレー部14、第15リレー部15)を有する。
【0057】
第11R相用抵抗器群11aは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を空けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第12R相用抵抗器群12aは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を開けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第12R相用抵抗器群12aは、第11R相用抵抗器群11aのy方向左側に設けられる。
第11R相用抵抗器群11aの一方の端子は、第12R相用抵抗器群12aの一方の端子と接続される。
第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aは、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1スイッチ群を介して接続された三相交流発電機などの試験対象電源のR相の負荷試験を行うために用いられる。
第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aは、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第14リレー部14の操作状態により、直列と並列の切り替えが可能な状態で接続される。
第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aの抵抗器Rは、負荷試験のため、疑似負荷として、試験対象電源からの電力供給を受けて熱を発する。
第1実施形態では、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aのそれぞれが、複数の抵抗器Rを有する例を示すが、1つの抵抗器Rで構成されてもよい。
【0058】
例えば、第3メインリレー部7がオン状態にされ、第2メインリレー部6と第14リレー部14がオフ状態にされると、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aは、直列に接続される。
また、第3メインリレー部7がオフ状態にされ、第2メインリレー部6と第14リレー部14がオン状態にされると、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aは、並列に接続される。
【0059】
第11S相用抵抗器群11bは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を空けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第12S相用抵抗器群12bは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を開けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第12S相用抵抗器群12bは、第11S相用抵抗器群11bのy方向左側に設けられる。
第11S相用抵抗器群11bの一方の端子は、第12S相用抵抗器群12bの一方の端子と接続される。
第11S相用抵抗器群11bは、第11R相用抵抗器群11aのx方向後方に位置する。
第12S相用抵抗器群12bは、第12R相用抵抗器群12aのx方向後方に位置する。
第11S相用抵抗器群12aと第12S相用抵抗器群12bは、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1スイッチ群を介して接続された三相交流発電機などの試験対象電源のS相の負荷試験を行うために用いられる。
第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bは、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第14リレー部14の操作状態により、直列と並列の切り替えが可能な状態で接続される。
第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bの抵抗器Rは、負荷試験のため、疑似負荷として、試験対象電源からの電力供給を受けて熱を発する。
第1実施形態では、第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bのそれぞれが、複数の抵抗器Rを有する例を示すが、1つの抵抗器Rで構成されてもよい。
【0060】
例えば、第3メインリレー部7がオン状態にされ、第2メインリレー部6と第14リレー部14がオフ状態にされると、第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bは、直列に接続される。
また、第3メインリレー部7がオフ状態にされ、第2メインリレー部6と第14リレー部14がオン状態にされると、第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bは、並列に接続される。
【0061】
第11T相用抵抗器群11cは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を空けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第12T相用抵抗器群12cは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を開けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第12T相用抵抗器群12cは、第11T相用抵抗器群11cのy方向左側に設けられる。
第11T相用抵抗器群11cの一方の端子は、第12T相用抵抗器群12cの一方の端子と接続される。
第11T相用抵抗器群11cは、第11S相用抵抗器群11bのx方向後方に位置する。
第12T相用抵抗器群12cは、第12S相用抵抗器群12bのx方向後方に位置する。
第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cは、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1スイッチ群を介して接続された三相交流発電機などの試験対象電源のT相の負荷試験を行うために用いられる。
第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cは、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第14リレー部14の操作状態により、直列と並列の切り替えが可能な状態で接続される。
第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cの抵抗器Rは、負荷試験のため、疑似負荷として、試験対象電源からの電力供給を受けて熱を発する。
第1実施形態では、第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cのそれぞれが、複数の抵抗器Rを有する例を示すが、1つの抵抗器Rで構成されてもよい。
【0062】
例えば、第3メインリレー部7がオン状態にされ、第2メインリレー部6と第14リレー部14がオフ状態にされると、第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cは、直列に接続される。
また、第3メインリレー部7がオフ状態にされ、第2メインリレー部6と第14リレー部14がオン状態にされると、第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cは、並列に接続される。
【0063】
第1実施形態では、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aと第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bと第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cの抵抗器Rは、x方向(第1の方向)に延びる。第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aの抵抗器Rは、y方向(第2の方向)に並べられる。第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bの抵抗器Rは、y方向(第2の方向)に並べられる。第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cの抵抗器Rは、y方向(第2の方向)に並べられる。
ただし、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aと第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bと第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cの抵抗器Rは、y方向(第2の方向)に延びてもよい。この場合、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aの抵抗器Rは、x方向(第1の方向)に並べられる。第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bの抵抗器Rは、x方向(第1の方向)に並べられる。第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cの抵抗器Rは、x方向(第1の方向)に並べられる。
【0064】
第13リレー部13と第15リレー部15は、3連の電磁接触器(VCS:Vacuum Circuit Switch)で構成される。第13リレー部13と第15リレー部は、第1メインリレー部5から第11R相用抵抗器群11a、第11S相用抵抗器群11b、第11T相用抵抗器群11c、第12R相用抵抗器群12a、第12S相用抵抗器群12b、第12T相用抵抗器群12cへの電力供給のオンオフ制御するために使用される。
【0065】
第13リレー部13の一方のR相端子は、第1メインリレー部5の他方のR相端子などと接続される。
第13リレー部13の他方のR相端子は、第11R相用抵抗器群11aの他方の端子と接続される。
第13リレー部13の一方のS相端子は、第1メインリレー部5の他方のS相端子などと接続される。
第13リレー部13の他方のS相端子は、第11S相用抵抗器群11bの他方の端子と接続される。
第13リレー部13の一方のT相端子は、第1メインリレー部5の他方のT相端子などと接続される。
第13リレー部13の他方のT相端子は、第11T相用抵抗器群11cの他方の端子と接続される。
【0066】
第15リレー部15の一方のR相端子は、第2メインリレー部6の他方のR相端子などと接続される。
第15リレー部15の他方のR相端子は、第12R相用抵抗器群12aの他方の端子と接続される。
第15リレー部15の一方のS相端子は、第2メインリレー部6の他方のS相端子などと接続される。
第15リレー部15の他方のS相端子は、第12S相用抵抗器群12bの他方の端子と接続される。
第15リレー部15の一方のT相端子は、第2メインリレー部6の他方のT相端子などと接続される。
第15リレー部15の他方のT相端子は、第12T相用抵抗器群12cの他方の端子と接続される。
【0067】
第14リレー部14は、3連の電磁接触器(VCS:Vacuum Circuit Switch)で構成される。第14リレー部14は、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aを並列に接続し、第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bを並列に接続し、第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cを並列に接続する際の中性点接続のために使用される。
すなわち、第14リレー部14は、第11R相用抵抗器群11aの一方の端子、第11S相用抵抗器群11bの一方の端子、第11T相用抵抗器群11cの一方の端子の短絡をオンオフ制御するために使用される。
【0068】
第14リレー部14の一方のR相端子は、第11R相用抵抗器群11aの一方の端子、及び第12R相用抵抗器群12aの一方の端子と接続される。
第14リレー部14の一方のS相端子は、第11S相用抵抗器群11bの一方の端子、及び第12S相用抵抗器群12bの一方の端子と接続される。
第14リレー部14の一方のT相端子は、第11T相用抵抗器群11cの一方の端子、及び第12T相用抵抗器群12cの一方の端子と接続される。
第14リレー部14の他方のR相端子と、第14リレー部14の他方のS相端子と、第14リレー部14の他方のT相端子は、短絡される。
【0069】
第4収容領域2dに収容されたリレー(第13リレー部13など)と、第11収容領域2a1と第21収容領域2b1と第31収容領域2c1に収容された抵抗器群(第11T相用抵抗器群11cなど)とをつなぐケーブルは、z方向から見て、当該抵抗器群よりも外側で、第12収容領域2a2と第22収容領域2b2と第32収容領域2c2を含む領域と反対側に設けられるのが望ましい。
第4収容領域2dに収容されたリレー(第15リレー部15など)と、第12収容領域2a2と第22収容領域2b2と第32収容領域2c2に収容された抵抗器群(第12T相用抵抗器群12cなど)とをつなぐケーブルは、z方向から見て、当該抵抗器群よりも外側で、第11収容領域2a1と第21収容領域2b1と第31収容領域2c1を含む領域と反対側に設けられるのが望ましい。
第5収容領域2eに収容されたリレー(第14リレー部14など)と、第11収容領域2a1と第21収容領域2b1と第31収容領域2c1と第12収容領域2a2と第22収容領域2b2と第32収容領域2c2に収容された抵抗器群(第11R相用抵抗器群11aなど)とをつなぐケーブルは、z方向から見て、y方向右側の抵抗器群(第11T相用抵抗器群11cなど)とy方向左側の抵抗器群(第12T相用抵抗器群12cなど)との間に設けられるのが望ましい。
【0070】
例えば、z方向から見て、第11収容領域2a1における抵抗器群がある領域の外側であって、第12収容領域2a2がある領域の反対側に、第13リレー部13の他方のS相端子と第11S相用抵抗器群11bの他方の端子をつなぐケーブルと、第13リレー部13の他方のT相端子と第11T相用抵抗器群11cの他方の端子をつなぐケーブルとが位置するように、配線される。
【0071】
第21収容領域2b1における抵抗器群がある領域の外側であって、第22収容領域2b2がある領域の反対側に、第13リレー部13の他方のT相端子と第11T相用抵抗器群11cの他方の端子をつなぐケーブルが位置するように、配線される。
【0072】
z方向から見て、第12収容領域2a2における抵抗器群がある領域の外側であって、第11収容領域2a1がある領域の反対側に、第15リレー部15の他方のS相端子と第12S相用抵抗器群12bの他方の端子をつなぐケーブルと、第15リレー部15の他方のT相端子と第12T相用抵抗器群12cの他方の端子をつなぐケーブルとが位置するように、配線される。
【0073】
z方向から見て、第22収容領域2b2における抵抗器群がある領域の外側であって、第21収容領域2b1がある領域の反対側に、第15リレー部15の他方のT相端子と第12T相用抵抗器群12cの他方の端子をつなぐケーブルが位置するように、配線される。
【0074】
z方向から見て、第21収容領域2b1における抵抗器群がある領域と第22収容領域2b2における抵抗器群がある領域の間に、第14リレー部14の一方のR相端子と第11R相用抵抗器群11aの一方の端子及び第12R相用抵抗器群12aの一方の端子をつなぐケーブルが位置するように、配線される。
【0075】
z方向から見て、第31収容領域2c1における抵抗器群がある領域と第32収容領域2c2における抵抗器群がある領域の間に、第14リレー部14の一方のR相端子と第11R相用抵抗器群11aの一方の端子及び第12R相用抵抗器群12aの一方の端子をつなぐケーブルと、第14リレー部14の一方のS相端子と第11S相用抵抗器群11bの一方の端子及び第12S相用抵抗器群12bの一方の端子をつなぐケーブルとが位置するように、配線される。
【0076】
これにより、y方向に隣接する抵抗器群の間の空間を使って、第5収容領域2eに収容する短絡用スイッチ(第14リレー部14など)との配線を効率良く行うことが可能になる。
【0077】
第1実施形態では、第11R相用抵抗器群11a、第11S相用抵抗器群11b、第11T相用抵抗器群11c、第12R相用抵抗器群12a、第12S相用抵抗器群12b、第12T相用抵抗器群12cそれぞれは、抵抗器Rが、y方向に7本並べられ、直列に接続された抵抗器列が、z方向に1段並べられたものである。ただし、各抵抗器列に並べられる抵抗器Rの本数や、抵抗器列が積み重ねられる段数は、これに限るものではない。また、当該抵抗器列の抵抗器Rは並列に接続されてもよい。
【0078】
(第2抵抗部20)
第2抵抗部20は、第21R相用抵抗器群21a、第21S相用抵抗器群21b、第21T相用抵抗器群21c、第22R相用抵抗器群22a、第22S相用抵抗器群22b、第22T相用抵抗器群22c、第2スイッチ群(第23リレー部23、第24リレー部24、第25リレー部25)を有する。
【0079】
第2抵抗部20の第21R相用抵抗器群21aの構成は、第1抵抗部10の第11R相用抵抗器群11aの構成と同様である。
第2抵抗部20の第21S相用抵抗器群21bの構成は、第1抵抗部10の第11S相用抵抗器群11bの構成と同様である。
第2抵抗部20の第21T相用抵抗器群21cの構成は、第1抵抗部10の第11T相用抵抗器群11cの構成と同様である。
第2抵抗部20の第23リレー部23の構成は、第1抵抗部10の第13リレー部13の構成と同様である。
第2抵抗部20の第24リレー部24の構成は、第1抵抗部10の第14リレー部14の構成と同様である。
第2抵抗部20の第25リレー部25の構成は、第1抵抗部10の第15リレー部15の構成と同様である。
【0080】
(第10抵抗部100)
第10抵抗部100は、第110R相用抵抗器群110a、第110S相用抵抗器群110b、第110T相用抵抗器群110c、第120R相用抵抗器群120a、第120S相用抵抗器群120b、第120T相用抵抗器群120c、第10スイッチ群(第140R相用リレー140a、第140S相用リレー140b、第140T相用リレー140c、第150R相用リレー150a、第150S相用リレー150b、第150T相用リレー150c)を有する。
【0081】
第110R相用抵抗器群110aは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を空けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第120R相用抵抗器群120aは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を開けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第120R相用抵抗器群120aは、第110R相用抵抗器群110aのy方向左側に設けられる。
第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群12aは、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9、第10スイッチ群を介して接続された三相交流発電機などの試験対象電源のR相の負荷試験を行うために用いられる。
第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aは、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第140R相用リレー140a、第140S相用リレー140b、第140T相用リレー140cの操作状態により、直列と並列の切り替えが可能な状態で接続される。
第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aの抵抗器Rは、負荷試験のため、疑似負荷として、試験対象電源からの電力供給を受けて熱を発する。
第1実施形態では、第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aのそれぞれが、複数の抵抗器Rを有する例を示すが、1つの抵抗器Rで構成されてもよい。
【0082】
例えば、第3メインリレー部7と第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9がオン状態にされ、第2メインリレー部6と第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140cがオフ状態にされると、第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aは、直列に接続される。
また、第3メインリレー部7がオフ状態にされ、第2メインリレー部6と第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9と第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140cがオン状態にされると、第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aは、並列に接続される。
【0083】
第110S相用抵抗器群110bは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を空けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第120S相用抵抗器群120bは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を開けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第120S相用抵抗器群120bは、第110S相用抵抗器群110bのy方向左側に設けられる。
第110S相用抵抗器群110bは、第110R相用抵抗器群110aのx方向後方に位置する。
第120S相用抵抗器群120bは、第120R相用抵抗器群120aのx方向後方に位置する。
第110S相用抵抗器群120aと第120S相用抵抗器群120bは、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9、第10スイッチ群を介して接続された三相交流発電機などの試験対象電源のS相の負荷試験を行うために用いられる。
第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bは、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第140R相用リレー140a、第140S相用リレー140b、第140T相用リレー140cの操作状態により、直列と並列の切り替えが可能な状態で接続される。
第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bの抵抗器Rは、負荷試験のため、疑似負荷として、試験対象電源からの電力供給を受けて熱を発する。
第1実施形態では、第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bのそれぞれが、複数の抵抗器Rを有する例を示すが、1つの抵抗器Rで構成されてもよい。
【0084】
例えば、第3メインリレー部7と第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9がオン状態にされ、第2メインリレー部6と第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140cがオフ状態にされると、第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bは、直列に接続される。
また、第3メインリレー部7がオフ状態にされ、第2メインリレー部6と第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9と第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140cがオン状態にされると、第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bは、並列に接続される。
【0085】
第110T相用抵抗器群110cは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を空けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第120T相用抵抗器群120cは、x方向に平行な棒状の抵抗器Rがy方向に所定の間隔を開けて複数本並べられた抵抗器列を含む。
第120T相用抵抗器群120cは、第110T相用抵抗器群110cのy方向左側に設けられる。
第110T相用抵抗器群110cは、第110S相用抵抗器群110bのx方向後方に位置する。
第120T相用抵抗器群120cは、第120S相用抵抗器群120bのx方向後方に位置する。
第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cは、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9、第10スイッチ群を介して接続された三相交流発電機などの試験対象電源のT相の負荷試験を行うために用いられる。
第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cは、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第140R相用リレー140a、第140S相用リレー140b、第140T相用リレー140cの操作状態により、直列と並列の切り替えが可能な状態で接続される。
第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cの抵抗器Rは、負荷試験のため、疑似負荷として、試験対象電源からの電力供給を受けて熱を発する。
第1実施形態では、第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cのそれぞれが、複数の抵抗器Rを有する例を示すが、1つの抵抗器Rで構成されてもよい。
【0086】
例えば、第3メインリレー部7と第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9がオン状態にされ、第2メインリレー部6と第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140cがオフ状態にされると、第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cは、直列に接続される。
また、第3メインリレー部7がオフ状態にされ、第2メインリレー部6と第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9と第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140cがオン状態にされると、第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cは、並列に接続される。
【0087】
第1実施形態では、第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aと第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bと第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cの抵抗器Rは、x方向(第1の方向)に延びる。第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aの抵抗器Rは、y方向(第2の方向)に並べられる。第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bの抵抗器Rは、y方向(第2の方向)に並べられる。第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cの抵抗器Rは、y方向(第2の方向)に並べられる。
ただし、第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aと第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bと第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cの抵抗器Rは、y方向(第2の方向)に延びてもよい。この場合、第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aの抵抗器Rは、x方向(第1の方向)に並べられる。第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bの抵抗器Rは、x方向(第1の方向)に並べられる。第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cの抵抗器Rは、x方向(第1の方向)に並べられる。
【0088】
第150R相用リレー150aは、第1メインリレー部5から第110R相用抵抗器群110a、第120R相用抵抗器群120aへの電力供給のオンオフ制御するために使用される。
第150R相用リレー150aの一方の端子は、第2微調整用リレー部9の他方のR相端子などと接続される。
第150R相用リレー150aの他方の端子は、第120R相用抵抗器群120aの他方の端子と接続される。
【0089】
第150S相用リレー150bは、第1メインリレー部5から第110S相用抵抗器群110b、第120S相用抵抗器群120bへの電力供給のオンオフ制御するために使用される。
第150S相用リレー150bの一方の端子は、第2微調整用リレー部9の他方のS相端子などと接続される。
第150S相用リレー150bの他方の端子は、第120S相用抵抗器群120bの他方の端子と接続される。
【0090】
第150T相用リレー150cは、第1メインリレー部5から第110T相用抵抗器群110c、第120T相用抵抗器群120cへの電力供給のオンオフ制御するために使用される。
第150T相用リレー150cの一方の端子は、第2微調整用リレー部9の他方のT相端子などと接続される。
第150T相用リレー150cの他方の端子は、第120T相用抵抗器群120cの他方の端子と接続される。
【0091】
第140R相用リレー140a、第140S相用リレー140b、第140T相用リレー140cは、第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aを並列に接続し、第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bを並列に接続し、第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cを並列に接続する際の中性点接続のために使用される。
すなわち、第140R相用リレー140a、第140S相用リレー140b、第140T相用リレー140cは、第110R相用抵抗器群110aの一方の端子、第110S相用抵抗器群110bの一方の端子、第110T相用抵抗器群110cの一方の端子の短絡をオンオフ制御するために使用される。
【0092】
第140R相用リレー140aの一方の端子は、第110R相用抵抗器群110aの一方の端子、及び第120R相用抵抗器群120aの一方の端子と接続される。
第140S相用リレー140bの一方の端子は、第110S相用抵抗器群110bの一方の端子、及び第120S相用抵抗器群120bの一方の端子と接続される。
第140T相用リレー140cの一方の端子は、第110T相用抵抗器群110cの一方の端子、及び第120T相用抵抗器群120cの一方の端子と接続される。
第140R相用リレー140aの他方の端子と、第140S相用リレー140bの他方の端子と、第140T相用リレー140cの他方の端子は、短絡される。
【0093】
第4収容領域2dに収容されたリレー(第1微調整用リレー部8など)と、第11収容領域2a1と第21収容領域2b1と第31収容領域2c1に収容された抵抗器群(第110T相用抵抗器群110cなど)とをつなぐケーブルは、z方向から見て、当該抵抗器群よりも外側で、第12収容領域2a2と第22収容領域2b2と第32収容領域2c2を含む領域と反対側に設けられるのが望ましい。
第4収容領域2dに収容されたリレー(第2微調整用リレー部9など)と、第12収容領域2a2と第22収容領域2b2と第32収容領域2c2に収容された抵抗器群(第120T相用抵抗器群120cなど)とをつなぐケーブルは、z方向から見て、当該抵抗器群よりも外側で、第11収容領域2a1と第21収容領域2b1と第31収容領域2c1と反対側に設けられるのが望ましい。
第5収容領域2eに収容されたリレー(第140R相用リレー140aなど)と、第11収容領域2a1と第21収容領域2b1と第31収容領域2c1と第12収容領域2a2と第22収容領域2b2と第32収容領域2c2に収容された抵抗器群(第110R相用抵抗器群110aなど)とをつなぐケーブルは、z方向から見て、y方向右側の抵抗器群(第110T相用抵抗器群110cなど)とy方向左側の抵抗器群(第120T相用抵抗器群120cなど)との間に設けられるのが望ましい。
【0094】
例えば、z方向から見て、第11収容領域2a1における抵抗器群がある領域の外側であって、第12収容領域2a2がある領域の反対側に、第1微調整用リレー部8の他方のS相端子と第110S相用抵抗器群110bの他方の端子をつなぐケーブルと、第1微調整用リレー部8の他方のT相端子と第110T相用抵抗器群110cの他方の端子をつなぐケーブルとが位置するように、配線される。
【0095】
z方向から見て、第21収容領域2b1における抵抗器群がある領域の外側であって、第22収容領域2b2がある領域の反対側に、第1微調整用リレー部8の他方のT相端子と第110T相用抵抗器群110cの他方の端子をつなぐケーブルが位置するように、配線される。
【0096】
z方向から見て、第12収容領域2a2における抵抗器群がある領域の外側であって、第11収容領域2a1がある領域の反対側に、第2微調整用リレー部9の他方のS相端子と第120S相用抵抗器群120bの他方の端子をつなぐケーブルと、第2微調整用リレー部9の他方のT相端子と第120T相用抵抗器群120cの他方の端子をつなぐケーブルとが位置するように、配線される。
【0097】
z方向から見て、第22収容領域2b2における抵抗器群がある領域の外側であって、第21収容領域2b1がある領域の反対側に、第2微調整用リレー部9の他方のT相端子と第120T相用抵抗器群120cの他方の端子をつなぐケーブルが位置するように、配線される。
【0098】
z方向から見て、第21収容領域2b1における抵抗器群がある領域と第22収容領域2b2における抵抗器群がある領域の間に、第140R相用リレー140aの一方の端子と第110R相用抵抗器群110aの一方の端子及び第120R相用抵抗器群120aの一方の端子をつなぐケーブルが位置するように、配線される。
【0099】
z方向から見て、第31収容領域2c1における抵抗器群がある領域と第32収容領域2c2における抵抗器群がある領域の間に、第140R相用リレー140aの一方の端子と第110R相用抵抗器群110aの一方の端子及び第120R相用抵抗器群120aの一方の端子をつなぐケーブルと、第140S相用リレー140bの一方の端子と第110S相用抵抗器群110bの一方の端子及び第120S相用抵抗器群120bの一方の端子をつなぐケーブルとが位置するように、配線される。
【0100】
これにより、y方向に隣接する抵抗器群の間の空間を使って、第5収容領域2eに収容する短絡用スイッチ(第140R相用リレー140aなど)との配線を効率良く行うことが可能になる。
【0101】
第1実施形態では、第110R相用抵抗器群110a、第110S相用抵抗器群110b、第110T相用抵抗器群110c、第120R相用抵抗器群120a、第120S相用抵抗器群120b、第120T相用抵抗器群120cそれぞれは、抵抗器Rが、y方向に7本並べられ、直列に接続された抵抗器列が、z方向に1段並べられたものである。ただし、各抵抗器列に並べられる抵抗器Rの本数や、抵抗器列が積み重ねられる段数は、これに限るものではない。また、当該抵抗器列の抵抗器Rは並列に接続されてもよい。
【0102】
(第20抵抗部200)
第20抵抗部200は、第210R相用抵抗器群210a、第210S相用抵抗器群210b、第210T相用抵抗器群210c、第220R相用抵抗器群220a、第220S相用抵抗器群220b、第220T相用抵抗器群220c、第20スイッチ群(第240R相用リレー240a、第240S相用リレー240b、第240T相用リレー240c、第250R相用リレー250a、第250S相用リレー250b、第250T相用リレー250c)を有する。
【0103】
第20抵抗部200の第210R相用抵抗器群210aの構成は、第10抵抗部100の第110R相用抵抗器群110aの構成と同様である。
第20抵抗部200の第210S相用抵抗器群210bの構成は、第10抵抗部100の第110S相用抵抗器群110bの構成と同様である。
第20抵抗部200の第210T相用抵抗器群210cの構成は、第10抵抗部100の第110T相用抵抗器群110cの構成と同様である。
第20抵抗部200の第240R相用リレー240aの構成は、第10抵抗部100の第140R相用リレー140aの構成と同様である。
第20抵抗部200の第240S相用リレー240bの構成は、第10抵抗部100の第140S相用リレー140bの構成と同様である。
第20抵抗部200の第240T相用リレー240cの構成は、第10抵抗部100の第140T相用リレー140cの構成と同様である。
第20抵抗部200の第250R相用リレー250aの構成は、第10抵抗部100の第150R相用リレー150aの構成と同様である。
第20抵抗部200の第250S相用リレー250bの構成は、第10抵抗部100の第150S相用リレー150bの構成と同様である。
第20抵抗部200の第250T相用リレー250cの構成は、第10抵抗部100の第150T相用リレー150cの構成と同様である。
【0104】
(冷却部80)
冷却部80は、第1R相用冷却部81a、第2R相用冷却部82a、第1S相用冷却部81b、第2S相用冷却部82b、第1T相用冷却部81c、第2T相用冷却部82cを有する。
第1R相用冷却部81aは、第11R相用抵抗器群11a、第21R相用抵抗器群21a、第110R相用抵抗器群110a、第210R相用抵抗器群210aを冷却する。
第2R相用冷却部82aは、第12R相用抵抗器群12a、第22R相用抵抗器群22a、第120R相用抵抗器群120a、第220R相用抵抗器群220aを冷却する。
第1S相用冷却部81bは、第11S相用抵抗器群11b、第21S相用抵抗器群21b、第110S相用抵抗器群110b、第210S相用抵抗器群210bを冷却する。
第2S相用冷却部82bは、第12S相用抵抗器群12b、第22S相用抵抗器群22b、第120S相用抵抗器群120b、第220S相用抵抗器群220bを冷却する。
第1T相用冷却部81cは、第11T相用抵抗器群11c、第21T相用抵抗器群21c、第110T相用抵抗器群110c、第210T相用抵抗器群210cを冷却する。
第2T相用冷却部82cは、第12T相用抵抗器群12c、第22T相用抵抗器群22c、第120T相用抵抗器群120c、第220T相用抵抗器群220cを冷却する。
【0105】
(操作部91)
操作部91は、負荷試験装置1のオンオフの操作、試験対象の電源の種類の選択(モード切り替えする)、及び負荷量の選択のために使用される。
操作部91の操作状態に応じて、第13リレー部13などのスイッチのオンオフ状態が制御される。
【0106】
(負荷試験装置1のオンオフ操作)
負荷試験装置1をオン状態にする操作が行われると、第1メインリレー部5がオン状態にされ、端子部93を介して接続された試験対象電源からの電力供給が可能な状態にされる。また、冷却部80が駆動する。
【0107】
(モード切り替え)
モード切り替えに関する操作が行われると、モード切り替えの操作状態に対応して、スイッチ(第13リレー部13)などのオンオフ制御が行われる。
例えば、高圧の試験対象電源に対応するモードが選択された場合には、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aなど、y方向に隣接する2つの抵抗器群が直列に接続されるようにスイッチのオンオフ制御が行われる。
具体的には、第2メインリレー部6と第14リレー部14と第24リレー部24と第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140cと第240R相用リレー240aと第240S相用リレー240bと第240T相用リレー240cがオフ状態にされ、第3メインリレー部7がオン状態にされる(
図7参照)。
【0108】
また、低圧の試験対象電源に対応するモードが選択された場合には、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aなど、y方向に隣接する2つの抵抗器群が並列に接続されるようにスイッチのオンオフ制御が行われる。
具体的には、第2メインリレー部6と第14リレー部14と第24リレー部24と第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140cと第240R相用リレー240aと第240S相用リレー240bと第240T相用リレー240cがオン状態にされ、第3メインリレー部7がオフ状態にされる(
図8参照)。
ただし、第14リレー部14と第24リレー部24と第140R相用リレー140aと第140S相用リレー140bと第140T相用リレー140cと第240R相用リレー240aと第240S相用リレー240bと第240T相用リレー240cのうち、電力供給を行わない抵抗部に含まれるものについては、オフ状態にされてもよい。
【0109】
これらのリレーの切り替えの際に誤って、抵抗器群などに電力供給が行われないようにするため、第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9、第13リレー部13、第15リレー部15、第23リレー部23、第25リレー部25はオフ状態にされた状態で、第14リレー部14などのオンオフ切り替えが行われる。
【0110】
すなわち、端子部93を介した試験対象電源から第1抵抗部10への電力供給が行われない状態で、第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aの接続状態の切り替え、第11S相用抵抗器群11bと第12S相用抵抗器群12bの接続状態の切り替え、第11T相用抵抗器群11cと第12T相用抵抗器群12cの接続状態の切り替えが行われる。
また、端子部93を介した試験対象電源から第2抵抗部20への電力供給が行われない状態で、第21R相用抵抗器群21aと第22R相用抵抗器群22aの接続状態の切り替え、第21S相用抵抗器群21bと第22S相用抵抗器群22bの接続状態の切り替え、第21T相用抵抗器群21cと第22T相用抵抗器群22cの接続状態の切り替えが行われる。
また、端子部93を介した試験対象電源から第10抵抗部100への電力供給が行われない状態で、第110R相用抵抗器群110aと第120R相用抵抗器群120aの接続状態の切り替え、第110S相用抵抗器群110bと第120S相用抵抗器群120bの接続状態の切り替え、第110T相用抵抗器群110cと第120T相用抵抗器群120cの接続状態の切り替えが行われる。
また、端子部93を介した試験対象電源から第20抵抗部200への電力供給が行われない状態で、第210R相用抵抗器群210aと第220R相用抵抗器群220aの接続状態の切り替え、第210S相用抵抗器群210bと第220S相用抵抗器群220bの接続状態の切り替え、第210T相用抵抗器群210cと第220T相用抵抗器群220cの接続状態の切り替えが行われる。
【0111】
(負荷量の選択)
負荷量の選択に関する操作が行われると、選択した負荷量に応じて、リレー(第13リレー部13など)のオンオフ制御が行われる。
例えば、負荷量の微調整を行わずに、2段階中で第1の負荷量が選択された場合には、第13リレー部13と第15リレー部15がオン状態にされ、第23リレー部23と第25リレー部25がオフ状態にされる(
図7、
図8参照)。また、第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9はオフ状態にされる。
この場合、第1抵抗部10には、試験対象電源からの電力供給が行われ、第2抵抗部20と第10抵抗部100と第20抵抗部200には、試験対象電源からの電力供給が行われない。
【0112】
また、負荷量の微調整を行わずに、2段階中で第2の負荷量が選択された場合には、第13リレー部13と第15リレー部15と第23リレー部23と第25リレー部25がオン状態にされる(
図9、
図10参照)。また、第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9はオフ状態にされる。
この場合、第1抵抗部10と第2抵抗部20には、試験対象電源からの電力供給が行われ、第10抵抗部100と第20抵抗部200には、試験対象電源からの電力供給が行われない。
【0113】
また、負荷量の微調整を行い、2段階中で第2の負荷量が選択された場合には、第13リレー部13と第15リレー部15と第23リレー部23と第25リレー部25がオン状態にされる(
図11、
図12参照)。
また、第1微調整用リレー部8と第2微調整用リレー部9と第150R相用リレー150aと第150S相用リレー150bと第150T相用リレー150cはオン状態にされ、第250R相用リレー250aと第250S相用リレー250bと第250T相用リレー250cはオフ状態にされる。
この場合、第1抵抗部10と第2抵抗部20と第10抵抗部100には、試験対象電源からの電力供給が行われ、第20抵抗部200には、試験対象電源からの電力供給が行われない。
ただし、微調整の度合いに応じて、第250R相用リレー250aと第250S相用リレー250bと第250T相用リレー250cがオン状態にされてもよい。この場合、第1抵抗部10と第2抵抗部20と第10抵抗部100と第20抵抗部200に、試験対象電源からの電力供給が行われる。
【0114】
また、小さな負荷量を設定する場合に、抵抗部の一部の抵抗器群への電力供給だけを行ってもよい(
図13参照)。
図13は、第11収容領域2a1、第21収容領域2b1、第31収容領域2c1に含まれる抵抗器群に電力供給を行い、第12収容領域2a2、第22収容領域2b2、第32収容領域2c2に含まれる抵抗器群に電力供給を行わない例を示す。
具体的には、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第2微調整用リレー部9、第15リレー部15、第25リレー部25、第150R相用リレー150a、第150S相用リレー150b、第150T相用リレー150c、第250R相用リレー250a、第250S相用リレー250b、第250T相用リレー250cは、オフ状態にされる。
また、設定する負荷量に応じて、第1微調整用リレー部8、第13リレー部13、第14リレー部14、第23リレー部23、第24リレー部24、第140R相用リレー140a、第140S相用リレー140b、第140T相用リレー140c、第240R相用リレー240a、第240S相用リレー240b、第240T相用リレー240cのオンオフ状態が制御される。
図13は、第1微調整用リレー部8、第13リレー部13、第14リレー部14、第23リレー部23、第24リレー部24、第140R相用リレー140a、第140S相用リレー140b、第140T相用リレー140cがオン状態にされ、第240R相用リレー240a、第240S相用リレー240b、第240T相用リレー240cがオフ状態にされた状態を示す。
【0115】
端子部93は、試験対象電源を接続するための端子である。
端子部93を介して、試験対象電源と第1メインリレー部5は、電気的に接続される。
【0116】
(スイッチ、冷却部などを駆動する電源)
第13リレー部13、第1R相用冷却部81aなど、負荷試験装置1を構成する電気機器であって、第11R相用抵抗器群11aなど抵抗器群以外のものは、試験対象電源とは別の電源(例えば商用電源など)からの電力供給に基づいて駆動してもよいし、試験対象電源からの電力供給に基づいて駆動してもよい。
【0117】
(短絡スイッチの応用例)
第1実施形態では、y方向に隣接する抵抗器群を並列に接続する際の中性点接続用の短絡スイッチ(第14リレー部14、第24リレー部24、第140R相用リレー140a、第140S相用リレー140b、第140T相用リレー140c、第240R相用リレー240a、第240S相用リレー240b、第240T相用リレー240c)が段ごとに別々に設けられる例を説明した。
しかしながら、1つの短絡スイッチ(例えば、第14リレー部14)が、他の段でy方向に隣接する抵抗器群を並列に接続する際の中性点接続用に共用されてもよい。
【0118】
また、y方向に隣接する抵抗器群を直列に接続する際の中性点接続用の短絡スイッチ(第3メインリレー部7)が、他の段でy方向に隣接する抵抗器群を直列に接続する際の中性点接続用に共用される例を説明した。
しかしながら、y方向に隣接する抵抗器群を直列に接続する際の中性点接続用の短絡スイッチが、段ごとに別々に設けられてもよい。
【0119】
(負荷量の段数の応用例)
第1実施形態では、4つの抵抗部(第1抵抗部10、第2抵抗部20、第10抵抗部100、第20抵抗部200)を使って、2段階の負荷量の調整、及び2段階の負荷量の微調整が出来る例を説明した。
しかしながら、負荷量を調整する段数は4つに限るものではない。
例えば、7段階の負荷量の調整、及び5段階の負荷量の微調整が出来る形態が考えられる(第2実施形態、
図14~
図18参照)。
【0120】
第2実施形態における乾式の負荷試験装置1は、筐体2、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9、第1抵抗部10~第7抵抗部70、第10抵抗部100~第50抵抗部500、冷却部80、操作部91、端子部93を備える。
【0121】
第2実施形態の筐体2、第1メインリレー部5、第2メインリレー部6、第3メインリレー部7、第1微調整用リレー部8、第2微調整用リレー部9、第1抵抗部10、第2抵抗部20、第10抵抗部100、第20抵抗部200、冷却部80、操作部91、端子部93の構成は、第1実施形態のものと同様である。
【0122】
(第3抵抗部30)
第3抵抗部30は、第31R相用抵抗器群31a、第31S相用抵抗器群31b、第31T相用抵抗器群31c、第32R相用抵抗器群32a、第32S相用抵抗器群32b、第32T相用抵抗器群32c、第3スイッチ群(第33リレー部33、第34リレー部34、第35リレー部35)を有する。
第3抵抗部30の構成は、第1抵抗部10の構成と同様である。
【0123】
(第4抵抗部40)
第4抵抗部40は、第41R相用抵抗器群41a、第41S相用抵抗器群41b、第41T相用抵抗器群41c、第42R相用抵抗器群42a、第42S相用抵抗器群42b、第42T相用抵抗器群42c、第4スイッチ群(第43リレー部43、第44リレー部44、第45リレー部45)を有する。
第4抵抗部40の構成は、第1抵抗部10の構成と同様である。
【0124】
(第5抵抗部50)
第5抵抗部50は、第51R相用抵抗器群51a、第51S相用抵抗器群51b、第51T相用抵抗器群51c、第52R相用抵抗器群52a、第52S相用抵抗器群52b、第52T相用抵抗器群52c、第5スイッチ群(第53リレー部53、第54リレー部54、第55リレー部55)を有する。
第5抵抗部50の構成は、第1抵抗部10の構成と同様である。
【0125】
(第6抵抗部60)
第6抵抗部60は、第61R相用抵抗器群61a、第61S相用抵抗器群61b、第61T相用抵抗器群61c、第62R相用抵抗器群62a、第62S相用抵抗器群62b、第62T相用抵抗器群62c、第6スイッチ群(第63リレー部63、第64リレー部64、第65リレー部65)を有する。
第6抵抗部60の構成は、第1抵抗部10の構成と同様である。
【0126】
(第7抵抗部70)
第7抵抗部70は、第71R相用抵抗器群71a、第71S相用抵抗器群71b、第71T相用抵抗器群71c、第72R相用抵抗器群72a、第72S相用抵抗器群72b、第72T相用抵抗器群72c、第7スイッチ群(第73リレー部73、第74リレー部74、第75リレー部75)を有する。
第7抵抗部70の構成は、第1抵抗部10の構成と同様である。
【0127】
(第30抵抗部300)
第30抵抗部300は、第310R相用抵抗器群310a、第310S相用抵抗器群310b、第310T相用抵抗器群310c、第320R相用抵抗器群320a、第320S相用抵抗器群320b、第320T相用抵抗器群320c、第30スイッチ群(第340R相用リレー340a、第340S相用リレー340b、第340T相用リレー340c、第350R相用リレー350a、第350S相用リレー350b、第350T相用リレー350c)を有する。
第30抵抗部300の構成は、第10抵抗部100の構成と同様である。
【0128】
(第40抵抗部400)
第40抵抗部400は、第410R相用抵抗器群410a、第410S相用抵抗器群410b、第410T相用抵抗器群410c、第420R相用抵抗器群420a、第420S相用抵抗器群420b、第420T相用抵抗器群420c、第40スイッチ群(第440R相用リレー440a、第440S相用リレー440b、第440T相用リレー440c、第450R相用リレー450a、第450S相用リレー450b、第450T相用リレー450c)を有する。
第40抵抗部400の構成は、第10抵抗部100の構成と同様である。
【0129】
(第50抵抗部500)
第50抵抗部500は、第510R相用抵抗器群510a、第510S相用抵抗器群510b、第510T相用抵抗器群510c、第520R相用抵抗器群520a、第520S相用抵抗器群520b、第520T相用抵抗器群520c、第50スイッチ群(第540R相用リレー540a、第540S相用リレー540b、第540T相用リレー540c、第550R相用リレー550a、第550S相用リレー550b、第550T相用リレー550c)を有する。
第50抵抗部500の構成は、第10抵抗部100の構成と同様である。
【0130】
(リレーを含む2つの領域が、抵抗器群を含む領域を挟むことの効果)
2つの抵抗器群(第11R相用抵抗器群11aと第12R相用抵抗器群12aなど)の接続状態を直列と並列とで切り替えることで、高圧の試験対象電源の負荷試験にも低圧の試験対象電源の負荷試験にも対応しやすくなる。一方で、2つの抵抗器群の接続状態を切り替えるため、複数のリレー、リレー部を含むスイッチ群を用意する必要が生じる。
メインリレー部(第3メインリレー部7など)のリレー及びスイッチ群の一部のリレー(第13リレー部13など)を収容する領域(第4収容領域2d)と、スイッチ群の残りのリレー(第14リレー部14など)を収容する領域(第5収容領域2e)が、抵抗器群を収容する領域(第1収容領域2a~第3収容領域2c)を挟む。
すなわち、抵抗器群を収容する領域(第1収容領域2a~第3収容領域2c)の、当該抵抗器群を収容する領域が並べられる方向(x方向)の両側にスイッチ群のリレーが配置される。
このため、抵抗器群を収容する領域(第1収容領域2a~第3収容領域2c)の片側にスイッチ群などのリレーを配置する形態に比べて、抵抗器群の抵抗器Rとリレーとを接続するケーブル、及びリレーを配線しやすく出来る。また、故障時などのメンテナンスも容易になる。
【0131】
(抵抗器Rをx方向に延びるように配置する(x方向に平行な棒状の抵抗器Rを設ける)ことの効果)
抵抗器Rをy方向に延びるように配置する形態に比べて、抵抗器Rの端部と、第4収容領域2d若しくは第5収容領域2eのリレーとの間のケーブル長を短くし、配線を容易に出来る。
【0132】
(奇数本の抵抗器Rを直列に接続させたことの効果)
偶数本の抵抗器Rを直列に接続させた場合に比べて、第4収容領域2dに近い側の抵抗器Rの端子を第4収容領域2dのリレーとの配線、第5収容領域2eに近い側の抵抗器Rの端子を第5収容領域2eのリレーとの配線を容易に出来る。
【0133】
(電力供給をオフ状態にしてリレーの切り替えすることの効果)
第13リレー部13など電磁接触器を使って、電力供給を遮断した状態で、第14リレー部14などの切り替えが行われるため、誤って電力供給すべきでない抵抗器群などに電力供給が行われることを防止することが出来る。
【0134】
(短絡用のリレーを共用することの効果)
スター結線の中性点接続するための短絡用のリレー(第3メインリレー部7)を共用することで、第1抵抗部10における中性点接続するための短絡用のリレーと第2抵抗部20の中性点接続するための短絡用のリレーとを別々に設ける形態に比べて、リレーの数を少なくすることが可能になる。
【0135】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0136】
1 負荷試験装置
2 筐体
2a 第1収容領域(R相用抵抗器群収容領域)
2a1 第11収容領域(第1R相用抵抗器群収容領域)
2a2 第12収容領域(第2R相用抵抗器群収容領域)
2a11 第1R相用吸気口
2a12 第2R相用吸気口
2a21 第1R相用排気口
2a22 第2R相用排気口
2b 第2収容領域(S相用抵抗器群収容領域)
2b1 第21収容領域(第1S相用抵抗器群収容領域)
2b2 第22収容領域(第2S相用抵抗器群収容領域)
2b11 第1S相用吸気口
2b12 第2S相用吸気口
2b21 第1S相用排気口
2b22 第2S相用排気口
2c 第3収容領域(T相用抵抗器群収容領域)
2c1 第31収容領域(第1T相用抵抗器群収容領域)
2c2 第32収容領域(第2T相用抵抗器群収容領域)
2c11 第1T相用吸気口
2c12 第2T相用吸気口
2c21 第1T相用排気口
2c22 第2T相用排気口
2d 第4収容領域 (第1リレー部収容領域)
2e 第5収容領域 (第2リレー収容領域)
5 第1メインリレー部
6 第2メインリレー部(低圧接続用)
7 第3メインリレー部(高圧接続、中性点接続用)
8 第1微調整用リレー部
9 第2微調整用リレー部
10 第1抵抗部
11a 第11R相用抵抗器群
11b 第11S相用抵抗器群
11c 第11T相用抵抗器群
12a 第12R相用抵抗器群
12b 第12S相用抵抗器群
12c 第12T相用抵抗器群
13 第13リレー部
14 第14リレー部(第1抵抗部低圧中性点接続用)
15 第15リレー部
20 第2抵抗部
21a 第21R相用抵抗器群
21b 第21S相用抵抗器群
21c 第21T相用抵抗器群
22a 第22R相用抵抗器群
22b 第22S相用抵抗器群
22c 第22T相用抵抗器群
23 第23リレー部
24 第24リレー部(第2抵抗部低圧中性点接続用)
25 第25リレー部
30 第3抵抗部
31a 第31R相用抵抗器群
31b 第31S相用抵抗器群
31c 第31T相用抵抗器群
32a 第32R相用抵抗器群
32b 第32S相用抵抗器群
32c 第32T相用抵抗器群
33 第33リレー部
34 第34リレー部(第3抵抗部低圧中性点接続用)
35 第35リレー部
40 第4抵抗部
41a 第41R相用抵抗器群
41b 第41S相用抵抗器群
41c 第41T相用抵抗器群
42a 第42R相用抵抗器群
42b 第42S相用抵抗器群
42c 第42T相用抵抗器群
43 第43リレー部
44 第44リレー部(第4抵抗部低圧中性点接続用)
45 第45リレー部
50 第5抵抗部
51a 第51R相用抵抗器群
51b 第51S相用抵抗器群
51c 第51T相用抵抗器群
52a 第52R相用抵抗器群
52b 第52S相用抵抗器群
52c 第52T相用抵抗器群
53 第53リレー部
54 第54リレー部(第5抵抗部低圧中性点接続用)
55 第55リレー部
60 第6抵抗部
61a 第61R相用抵抗器群
61b 第61S相用抵抗器群
61c 第61T相用抵抗器群
62a 第62R相用抵抗器群
62b 第62S相用抵抗器群
62c 第62T相用抵抗器群
63 第63リレー部
64 第64リレー部(第6抵抗部低圧中性点接続用)
65 第65リレー部
70 第7抵抗部
71a 第71R相用抵抗器群
71b 第71S相用抵抗器群
71c 第71T相用抵抗器群
72a 第72R相用抵抗器群
72b 第72S相用抵抗器群
72c 第72T相用抵抗器群
73 第73リレー部
74 第74リレー部(第7抵抗部低圧中性点接続用)
75 第75リレー部
80 冷却部
81a 第1R相用冷却部
82a 第2R相用冷却部
81b 第1S相用冷却部
82b 第2S相用冷却部
81c 第1T相用冷却部
82c 第2T相用冷却部
91 操作部
93 端子部
100 第10抵抗部
110a 第110R相用抵抗器群
110b 第110S相用抵抗器群
110c 第110T相用抵抗器群
120a 第120R相用抵抗器群
120b 第120S相用抵抗器群
120c 第120T相用抵抗器群
140a 第140R相用リレー(第10抵抗部低圧中性点接続用)
140b 第140S相用リレー(第10抵抗部低圧中性点接続用)
140c 第140T相用リレー(第10抵抗部低圧中性点接続用)
150a 第150R相用リレー
150b 第150S相用リレー
150c 第150T相用リレー
200 第20抵抗部
210a 第210R相用抵抗器群
210b 第210S相用抵抗器群
210c 第210T相用抵抗器群
220a 第220R相用抵抗器群
220b 第220S相用抵抗器群
220c 第220T相用抵抗器群
240a 第240R相用リレー(第20抵抗部低圧中性点接続用)
240b 第240S相用リレー(第20抵抗部低圧中性点接続用)
240c 第240T相用リレー(第20抵抗部低圧中性点接続用)
250a 第250R相用リレー
250b 第250S相用リレー
250c 第250T相用リレー
300 第30抵抗部
310a 第310R相用抵抗器群
310b 第310S相用抵抗器群
310c 第310T相用抵抗器群
320a 第320R相用抵抗器群
320b 第320S相用抵抗器群
320c 第320T相用抵抗器群
340a 第340R相用リレー(第30抵抗部低圧中性点接続用)
340b 第340S相用リレー(第30抵抗部低圧中性点接続用)
340c 第340T相用リレー(第30抵抗部低圧中性点接続用)
350a 第350R相用リレー
350b 第350S相用リレー
350c 第350T相用リレー
400 第40抵抗部
410a 第410R相用抵抗器群
410b 第410S相用抵抗器群
410c 第410T相用抵抗器群
420a 第420R相用抵抗器群
420b 第420S相用抵抗器群
420c 第420T相用抵抗器群
440a 第440R相用リレー(第40抵抗部低圧中性点接続用)
440b 第440S相用リレー(第40抵抗部低圧中性点接続用)
440c 第440T相用リレー(第40抵抗部低圧中性点接続用)
450a 第450R相用リレー
450b 第450S相用リレー
450c 第450T相用リレー
500 第50抵抗部
510a 第510R相用抵抗器群
510b 第510S相用抵抗器群
510c 第510T相用抵抗器群
520a 第520R相用抵抗器群
520b 第520S相用抵抗器群
520c 第520T相用抵抗器群
540a 第540R相用リレー(第50抵抗部低圧中性点接続用)
540b 第540S相用リレー(第50抵抗部低圧中性点接続用)
540c 第540T相用リレー(第50抵抗部低圧中性点接続用)
550a 第550R相用リレー
550b 第550S相用リレー
550c 第550T相用リレー
【要約】
リレーと抵抗器群とを容易に配線することが可能な負荷試験装置を提供する。
負荷試験装置は、端子部と、メインリレー部と、抵抗部と、筐体とを備える。メインリレー部とスイッチ群は、第1R相用抵抗器群と第2R相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、第1S相用抵抗器群と第2S相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替え、第1T相用抵抗器群と第2T相用抵抗器群の接続状態を直列と並列とで切り替えるために使用される。第1収容領域~第3収容領域は、第4収容領域と第5収容領域の間に位置する。第2収容領域は、第1収容領域と第3収容領域の間に位置する。第1収容領域は、第1R相用抵抗器群と、第2R相用抵抗器群を収容する。第4収容領域は、端子部と、メインリレー部のリレーと、スイッチ群の一部のリレーとを収容する。第5収容領域は、スイッチ群の残りのリレーを収容する。