(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-18
(45)【発行日】2022-11-29
(54)【発明の名称】予約システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/02 20120101AFI20221121BHJP
【FI】
G06Q10/02
(21)【出願番号】P 2018150925
(22)【出願日】2018-08-10
【審査請求日】2021-03-06
(73)【特許権者】
【識別番号】510117528
【氏名又は名称】株式会社レザン
(74)【代理人】
【識別番号】100094617
【氏名又は名称】神崎 正浩
(72)【発明者】
【氏名】小嶋 整
【審査官】上田 威
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-344626(JP,A)
【文献】特開2018-032200(JP,A)
【文献】特開2015-092327(JP,A)
【文献】特開2009-237690(JP,A)
【文献】特開2002-007903(JP,A)
【文献】特開2007-328710(JP,A)
【文献】特開2007-072611(JP,A)
【文献】特開2006-244184(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字による会話を予め行い、予約を行うとスケジュールを予約画面に表示する予約システムであって、
文字画面に表示される文字を入力する第1の入力手段と、予約画面に日時と場所の予約内容を選択して入力する第2の入力手段とを有する入力手段と、
入力された文字を文字画面に表示し、または、選択する日時と場所の予約内容を予約画面に表示する表示手段と、
文字画面が表示されている画面に表示され予約画面を表示するための予約画面表示ボタンを表示する予約画面表示手段と、文字画面と切り替えて表示される予約画面で入力された予約内容を確認する予約内容確認ボタンを表示する予約内容確認手段とを有する予約手段と、
入力された文字情報と確認後の予約内容を送信する送信手段と、入力手段と表示手段と予約手段と送信手段とを制御する制御手段を有する第1の端末と、
文字画面に表示される文字を入力する第1の入力手段と、第1の端末で確認された日時と場所の予約内容に同意するか否かを予約画面で入力する第2の入力手段とを有する入力手段と、
入力された文字を文字画面に表示し、または、第1の端末の入力手段で入力された予約内容を予約画面に表示する表示手段と、
文字画面が表示されている画面に表示され予約画面を表示するための予約内容確認ボタンを表示する予約内容確認手段と、第1の端末の入力手段で入力された予約内容を画面に表示するときに、日時と場所の予約内容を確定するための予約内容確定ボタンを予約画面に表示する予約内容確定手段とを有する予約手段と、
入力された文字情報と第1の端末で入力された日時と場所が予約内容確定手段で確定されたことを示す予約確定情報を第1の端末に送信する送信手段と、入力手段と表示手段と予約手段と送信手段を制御する制御手段を有する第2の端末と、
第1の端末と第2の端末とをインターネットを介して通信可能に接続し、第1の端末および第2の端末に入力された文字と第1の端末から送信される予約内容と第2の端末から送信される予約確定情報を受信する受信手段と、
第1の端末と第2の端末のユーザ情報および第1の端末と第2の端末に入力された文字とを関連付けて記憶し管理するユーザ管理DBと、
第1の端末と第2の端末のユーザ情報と、第1の端末から送信された予約内容と、第2の端末から送信された予約確定情報とを関連付けて記憶し管理する予約管理DBと、
第1の端末から受信した文字と予約内容を第2の端末に送信し、第2の端末から受信した文字と予約確定情報を第2の端末に送信する送信手段とを有するサーバと、を備え、
第1の端末のユーザと第2の端末のユーザが、第1の端末の表示手段と第2の端末の表示手段との文字画面に表示される文字で会話を予め
行い、
サーバは、第1の端末から確認された予約内容を受信手段で受信すると、この確認された予約内容を第2の端末に送信手段で送信し、第2の端末から予約確定情報を受信手段で受信すると、予約管理DBに第1の端末と第2の端末のユーザ間で予約が確定したことを予約確定情報と関連付けて記憶し、第1の端末と第2の端末に予約が確定したことを送信手段で送信し、
第1の端末と第2の端末は予約が確定したことを受信手段で受信すると、第1の端末と第2の端末の予約手段がそれぞれ有する予約内容確認手段が画面に日時と場所の予約内容を予約画面に表示するための予約内容確認ボタンを表示し、予約確定後に文字による会話を行うと共に予約内容確認ボタンをタップすることで、スケジュールを予約画面に表示する事を特徴とする予約システム。
【請求項2】
第1の端末および第2の端末の予約手段は、予約画面に予約キャンセルボタンを表示する予約キャンセル手段を有する事を特徴とする請求項1に記載の予約システム。
【請求項3】
第1の端末の入力手段は、日時と場所と共に、複数のコースから任意のコースを選択して入力する事を特徴とする請求項1または請求項2に記載の予約システム。
【請求項4】
第1の端末の第2の入力手段は、日時と場所と共に、予約を自動でキャンセルするまでの時間を選択して入力し、第1の端末の送信手段は、日時と場所と共に、予約を自動でキャンセルするまでの時間をサーバに送信し、サーバは選択されたキャンセルするまでの時間までに第2の端末から予約確定情報を受信しないとき予約をキャンセルすることを第2の端末に送信する事を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の予約システム。
【請求項5】
第2の端末の予約内容確認手段は、第1の端末から予約内容とキャンセルするまでの時間を受信したとき、キャンセルするまでの時間が経過するまで第1の端末から受信した予約内容を表示するための予約内容確認ボタンを文字画面と共に表示する事を特徴とする請求項4に記載の予約システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文字による会話を予め行う予約システムであって、予約を行うとスケジュールを容易に予約画面に表示できる、予約システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の予約システムにおいては、相手と会う前に文字などで事前に連絡を取り合うシステムが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
【0003】
例えば、特許文献1は、人材派遣システムであって、個人でも事業体でも会員になれば、IDやパスワードをもらうことができ、ホームページ上で事前に派遣人材とメールで細かな打ち合わせができる人材派遣システムを開示している(特許文献1の段落0024を参照)。
【0004】
また、特許文献2は、結婚相手等の特定の相手に関する個人のプライバシーを含む情報を個人のプライバシーを保護しつつ提供する情報提供方法及び情報提供システムであって、メール文通により、見合いをする前にお互いのコミュニケーションをとることができる情報提供方法及び情報提供システムを開示している(特許文献2の段落0074を参照)。
【0005】
この他、予約後に予約受付通知を行うシステムも提案されている(特許文献3)。この特許文献3は、介護サービスシステム及びヘルパー検索方法であって、ケアマネジャーが検索結果から最適なホームヘルパー4を選択すると、そのホームヘルパーを確保するための予約を行い、これにより、予約処理部がホームヘルパーの予約を受け付け、スケジュール管理データベースを参照してスケジュールの仮予約を行い、ケアマネジャーに予約受付通知を行う介護サービスシステム及びヘルパー検索方法を開示している(特許文献3の段落0028を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2004-38644号公報
【文献】特開平11-96229号公報
【文献】特開2001-318990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記した特許文献1は、ホームページ上で事前に派遣人材とメールで細かな打ち合わせができる人材派遣システムを開示している。
【0008】
この人材派遣システムでは、告知手段10の一つである休暇取得計画書を、勤務者が事業体へ提出することによって告知し、この告知手段10には、その他に、電話、FAX等の手段が含まれることを開示している(段落0012)。
【0009】
しかし、休暇取得計画書を保管しておく必要があり、休暇取得計画書の保管管理に手間がかかるという問題があった。
【0010】
また、上記した特許文献2は、メール文通により、見合いをする前にお互いのコミュニケーションをとることができる情報提供方法及び情報提供システムを開示している。
【0011】
しかし、コミュニケーションをとることについての開示はあるが、いつどこでお見合いをするかの確認する方法については具体的な記載がなく、複数のメールから特定のメールを探したり、仲介業者に確認したりする必要があるという問題があった。
【0012】
更に、上記した特許文献3は、予約後に予約受付通知を行うシステムを開示している。この特許文献3は、ホームヘルパーのスケジュールを確認して予約できることを開示しているが、予約したスケジュール(日時、場所)を介護者側が容易に確認する方法については具体的な記載がなく、予約したスケジュールをメモしたり、派遣事業者に確認したりしなければならない必要があるという問題があった。
【0013】
そこで、本発明は、文字による会話を予め行う予約システムであって、予約を行うとスケジュールを容易に予約画面に表示できる、予約システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の予約システムに係る発明は、例えば、
図6~
図7に示すように、
文字による会話を予め行い、予約を行うとスケジュールを予約画面に表示する予約システムであって、
文字画面に表示される文字を入力する第1の入力手段と、予約画面に日時と場所の予約内容を選択して入力する第2の入力手段とを有する入力手段と、
入力された文字を文字画面に表示し、または、選択する日時と場所の予約内容を予約画面に表示する表示手段と、
文字画面が表示されている画面に表示され予約画面を表示するための予約画面表示ボタンを表示する予約画面表示手段と、文字画面と切り替えて表示される予約画面で入力された予約内容を確認する予約内容確認ボタンを表示する予約内容確認手段とを有する予約手段と、
入力された文字情報と確認後の予約内容を送信する送信手段と、入力手段と表示手段と予約手段と送信手段とを制御する制御手段を有する第1の端末と、
文字画面に表示される文字を入力する第1の入力手段と、第1の端末で確認された日時と場所の予約内容に同意するか否かを予約画面で入力する第2の入力手段とを有する入力手段と、
入力された文字を文字画面に表示し、または、第1の端末の入力手段で入力された予約内容を予約画面に表示する表示手段と、
文字画面が表示されている画面に表示され予約画面を表示するための予約内容確認ボタンを表示する予約内容確認手段と、第1の端末の入力手段で入力された予約内容を画面に表示するときに、日時と場所の予約内容を確定するための予約内容確定ボタンを予約画面に表示する予約内容確定手段とを有する予約手段と、
入力された文字情報と第1の端末で入力された日時と場所が予約内容確定手段で確定されたことを示す予約確定情報を第1の端末に送信する送信手段と、入力手段と表示手段と予約手段と送信手段を制御する制御手段を有する第2の端末と、
第1の端末と第2の端末とをインターネットを介して通信可能に接続し、第1の端末および第2の端末に入力された文字と第1の端末から送信される予約内容と第2の端末から送信される予約確定情報を受信する受信手段と、
第1の端末と第2の端末のユーザ情報および第1の端末と第2の端末に入力された文字とを関連付けて記憶し管理するユーザ管理DBと、
第1の端末と第2の端末のユーザ情報と、第1の端末から送信された予約内容と、第2の端末から送信された予約確定情報とを関連付けて記憶し管理する予約管理DBと、
第1の端末から受信した文字と予約内容を第2の端末に送信し、第2の端末から受信した文字と予約確定情報を第2の端末に送信する送信手段とを有するサーバと、を備え、
第1の端末のユーザと第2の端末のユーザが、第1の端末の表示手段と第2の端末の表示手段との文字画面に表示される文字で会話を予め
行い、
サーバは、第1の端末から確認された予約内容を受信手段で受信すると、この確認された予約内容を第2の端末に送信手段で送信し、第2の端末から予約確定情報を受信手段で受信すると、予約管理DBに第1の端末と第2の端末のユーザ間で予約が確定したことを予約確定情報と関連付けて記憶し、第1の端末と第2の端末に予約が確定したことを送信手段で送信し、
第1の端末と第2の端末は予約が確定したことを受信手段で受信すると、第1の端末と第2の端末の予約手段がそれぞれ有する予約内容確認手段が画面に日時と場所の予約内容を予約画面に表示するための予約内容確認ボタンを表示し、予約確定後に文字による会話を行うと共に予約内容確認ボタンをタップすることで、スケジュールを予約画面に表示する事を特徴とする。
【0017】
請求項1に記載の予約システムに係る発明によれば、第1の端末の表示手段と第2の端末の表示手段との文字画面に表示される文字で会話を予め行うことができ、第1の端末と第2の端末は予約が確定したことを受信手段で受信すると、第1の端末と第2の端末の予約手段がそれぞれ有する予約内容確認手段が日時と場所の予約内容を予約画面に表示するための予約内容確認ボタンを文字画面と共に表示するので、予約確定後に文字による会話を行うと共に予約内容確認ボタンをタップすることで、スケジュール(日時、場所)を容易に予約画面に表示できる。
【0018】
請求項
2に記載の予約システムに係る発明は、例えば、
図2、
図3、
図5に示すように、第1の端末および第2の端末の予約手段は、予約画面に予約キャンセルボタンを表示する予約キャンセル手段を有する事を特徴とする。
【0019】
請求項2に記載の予約システムに係る発明によれば、第1の端末および第2の端末の予約手段は、予約画面に予約キャンセルボタンを表示する予約キャンセル手段を有するので、第1の端末からの予約を第1の端末または第2の端末で容易にキャンセルすることができる。
【0020】
請求項
3に記載の予約システムに係る発明は、例えば、
図1に示すように、第1の端末の入力手段は、日時と場所と共に、複数のコースから任意のコースを選択して入力する事を特徴とする。
【0021】
請求項3に記載の予約システムに係る発明によれば、第1の端末の入力手段は、日時と場所と共に、複数のコースから任意のコースを選択して入力することができるので、第2の端のユーザは予めコースと費用を把握することができる。
【0022】
請求項
4に記載の予約システムに係る発明は、例えば、
図1に示すように、第1の端末の第2の入力手段は、日時と場所と共に、予約を自動でキャンセルするまでの時間を選択して入力し、第1の端末の送信手段は、日時と場所と共に、予約を自動でキャンセルするまでの時間をサーバに送信し、サーバは選択されたキャンセルするまでの時間までに第2の端末から予約確定情報を受信しないとき予約をキャンセルすることを第2の端末に送信する事を特徴とする。
【0023】
請求項4に記載の予約システムに係る発明によれば、第1の端末の第2の入力手段は、日時と場所と共に、予約を自動でキャンセルするまでの時間を選択して入力することができるので、第1の端末のユーザは約確定までの時間を任意に決めることでき、かつ、第1の端末の送信手段は、日時と場所と共に、予約を自動でキャンセルするまでの時間をサーバに送信し、サーバは選択されたキャンセルするまでの時間までに第2の端末から予約確定情報を受信しないとき予約をキャンセルすることを第2の端末に送信するので、第2の端末のユーザは予約がキャンセルされたことを知ることができる。
【0024】
請求項
5に記載の予約システムに係る発明は、例えば、
図3に示すように、第2の端末の予約内容確認示手段は、第1の端末から予約内容とキャンセルするまでの時間を受信したとき、キャンセルするまでの時間が経過するまで第1の端末から受信した予約内容を表示するための予約内容確認ボタンを文字画面と共に表示する事を特徴とする。
【0025】
請求項5に記載の予約システムに係る発明によれば、第2の端末の予約内容確認手段は、第1の端末から予約内容とキャンセルするまでの時間を受信したとき、キャンセルするまでの時間が経過するまで第1の端末から受信した予約内容を表示するための予約内容確認ボタンを文字画面と共に表示するので、第2の端末はキャンセルするまでの時間が経過するまで予約内容確認ボタンを表示し、時間経過後に予約内容確認ボタンを非表示にすることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、文字による会話を予め行う予約システムであって、予約を行うとスケジュールを容易に予約画面に表示できる、予約システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明に係る予約システムの第1の端末の表示画面の一例を示す図であり、予約ボタンをタップすると予約内容を入力するための予約画面に遷移する例を示す図である。
【
図2】本発明に係る予約システムの第1の端末の表示画面の一例を示す図であり、予約OKボタンをタップすると予約申請をしたことを表示する画面に遷移する例を示す図である。
【
図3】本発明に係る予約システムの第2の端末の表示画面の一例を示す図であり、第1の端末から予約申請があったことを知らせる画面から予約内容を確認する予約画面に遷移する例を示す図である。
【
図4】本発明に係る予約システムの第1の端末および第2の端末の表示画面の一例を示す図であり、予約が完了したことを示す画面から予約内容を表示する予約画面に遷移する例を示す図である。
【
図5】本発明に係る予約システムの第1の端末および第2の端末の表示画面の一例を示す図であり、第1の端末から予約のキャンセルがあったとき、第1の端末および第2の端末に予約のキャンセルがあったことを知らせる画面に遷移する例を示す図である。
【
図6】本発明に係る予約システムの構成例を示す図であり、第1の端末~第Nの端末nがインターネットを介してサーバに接続されている例を示す模式図である。
【
図7】本発明に係る予約システムの構成例を示す図であり、第1の端末、第2の端末、サーバの概略構成を示すブロック図である。
【
図8】本発明に係る予約システムの第1の端末および第2の端末の予約手段の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0029】
<実施の形態>
図1~
図8は、本発明に係る予約システムの一実施の形態を示す。
【0030】
図6に示すように、本発明に係る予約システム1は、第1の端末3および第2の端末5から第Nの端末nと、各端末の情報を管理するサーバ7と、各端末とサーバ7間を有線または無線で接続するインターネット9から構成されている。
【0031】
第1の端末3から第Nの端末nの概略構成はそれぞれ同じであるが、予約を申し込む側と確定する側で動作が異なる。本実施の形態では、第1の端末3のユーザと第2の端末5のユーザ間のやり取りを例に説明する。
【0032】
具体的には、第1の端末3のユーザと第2の端末5のユーザが文字で会話をして、その後、第1の端末3のユーザが第2の端末5のユーザに予約申請をして、第2の端末5のユーザが予約内容を確認および確定し、第1の端末3のユーザと第2の端末5のユーザ間で予約が確定した後に、日時と場所の予約内容を予約画面に表示するための予約内容確認ボタンを表示する例について説明する。
【0033】
第1の端末3は、
図1、
図2、
図7、
図8に示すように、文字画面11に表示される文字を入力しサーバ7に送信する第1の入力手段13と、予約画面15に日時と場所の予約内容を選択して入力する第2の入力手段17とを有する入力手段19と、入力された文字を文字画面11に表示し、または、選択する日時と場所およびコースの予約内容を予約画面15に表示する表示手段21と、入力された文字や受信した文字などの情報を記憶する記憶手段23と、文字画面11が表示されている画面に表示され予約画面15を表示するための予約画面表示ボタン25を表示する予約画面表示手段27と文字画面11と切り替えて表示される予約画面15で入力された予約内容を確認する予約内容確認ボタン29を表示する予約内容確認手段31とを有する予約手段33と、会話相手が迷惑行為を行った場合に通報する通報ボタン35を画面に表示する通報手段37と、サーバ7から各種情報を受信する受信手段39と、入力された文字と確認後の予約内容を送信する送信手段41と、入力手段19と表示手段21と記憶手段23と予約手段33と受信手段39と送信手段41とを制御し、サーバ7との通信を制御する制御手段43を有する。
【0034】
第2の端末5は、
図3、
図7、
図8に示すように、文字画面11に表示される文字を入力する第1の入力手段13と、第1の端末3で確認された日時と場所の予約内容に同意するか否かを予約画面15で入力する第3の入力手段18とを有する入力手段19と、入力された文字を文字画面11に表示し、または、第1の端末3の入力手段19で入力された予約内容を予約画面15に表示する表示手段21と、入力された文字や受信した文字などの情報を記憶する記憶手段23と、文字画面11が表示されている画面に表示され予約画面15を表示するための予約内容確認ボタン29を表示する予約内容確認手段31と、第1の端末3の入力手段19で入力された予約内容を表示手段21で表示するときに、日時と場所の予約内容を確定するための予約内容確定ボタン45を予約画面15に表示する予約内容確定手段47とを有する予約手段33と、会話相手が迷惑行為を行った場合に通報する通報ボタン35を画面に表示する通報手段37とサーバ7から各種情報を受信する受信手段39と、入力された文字情報と第1の端末3で入力された日時と場所が予約内容確定手段47で確定されたことを示す予約確定情報を第1の端末3に送信する送信手段41と、入力手段19と表示手段21と記憶手段23と予約手段33と受信手段39と送信手段41とを制御し、サーバ7との通信を制御する制御手段43を有する。
【0035】
第1の端末3および第2の端末5の予約手段33は、
図3、
図5、
図8に示すように、予約画面15に予約キャンセルボタン49を表示する予約キャンセル手段51を更に有し、第1の端末3のユーザおよび第2の端末5のユーザのどちらからもがキャンセルすることができる。
【0036】
また、第1の端末3の入力手段19は、日時と場所と共に、複数のコースから任意のコースを選択して入力することができるので、
図3に示すように、第2の端末5のユーザは予め費用を把握することができる。
【0037】
更に、第1の端末3の第2の入力手段17は、
図1に示すように、日時と場所と共に、予約を自動でキャンセルするまでの時間を選択して入力することができるので、第1の端末3のユーザは約確定までの時間を任意に決めることでき、かつ、第1の端末3の送信手段41は、日時と場所と共に、予約を自動でキャンセルするまでの時間をサーバ7に送信し、サーバ7は選択されたキャンセルするまでの時間までに第2の端末5から予約確定情報を受信しないとき予約をキャンセルすることを第2の端末5に送信するので、第2の端末5のユーザは予約がキャンセルされたことを知ることができる。
【0038】
また、第2の端末5の予約内容確認手段31は、
図3に示すように、第1の端末3から予約内容とキャンセルするまでの時間を受信したとき、キャンセルするまでの時間が経過するまで第1の端末3から受信した予約内容を表示するための予約内容確認ボタン29を文字画面11と共に表示するので、第2の端末5はキャンセルするまでの時間が経過するまで予約内容確認ボタン29を表示し、時間経過後に予約内容確認ボタン29を非表示にすることができる。
【0039】
サーバ7は、第1の端末3と第2の端末5とをインターネット9を介して通信可能に接続し、第1の端末3と第2の端末5のユーザ情報(ユーザID)および第1の端末3と第2の端末5に入力された文字とを関連付けて記憶し管理し、第1の端末3および第2の端末5それぞれの管理画面にログインするためのユーザIDおよびパスワード記憶しているユーザ管理DB53(ユーザ管理データベース)と、第1の端末3と第2の端末5のユーザ情報と、第1の端末3から送信された予約内容と、第2の端末5から送信された予約確定情報とを関連付けて記憶し管理する予約管理DB55(予約管理データベース)と、第1の端末3および第2の端末5に入力された文字と第1の端末3から送信される予約内容と第2の端末5から送信される予約確定情報を受信するサーバ受信手段57と、第1の端末3から受信した文字と予約内容を第2の端末5に送信し、第2の端末5から受信した文字と予約確定情報を第2の端末5に送信するサーバ送信手段59と、ユーザ管理DB53と予約管理DB55とサーバ受信手段57とサーバ送信手段59とを制御するサーバ制御手段60を有する。
【0040】
サーバ7は、第1の端末3から確認された予約内容を受信手段39で受信すると、この確認された予約内容を第2の端末5に送信手段41で送信する。次に、サーバ7は、第2の端末5から予約確定情報を受信手段39で受信すると、予約管理DB55に第1の端末3と第2の端末5のユーザ間で予約が確定したことを予約確定情報と関連付けて記憶し、第1の端末3と第2の端末5に予約が確定したことをサーバ送信手段59で送信する。
【0041】
また、第1の端末3と第2の端末5は予約が確定したことを受信手段39で受信すると、
図4に示すように、第1の端末3と第2の端末5の予約手段33がそれぞれ有する予約内容確認手段31が日時と場所の予約内容を予約画面15に表示するための予約内容確認ボタン29を表示する。
【0042】
次に、
図1から
図5までの表示画面を参照して、第1の端末3と第2の端末5間の予約手順について説明する。
【0043】
図1から
図5までの表示画面は、第1の端末3のユーザと第2の端末5のユーザがユーザIDとパスワードで管理画面にログインした状態で行われる画面操作を示している。本発明における第1の端末3と第2の端末5は、携帯端末の画面を例に説明する。携帯端末は、液晶画面等からなるタッチパネル式の入力手段19で、文字の入力欄61をタップすると、タッチパネル式のキーボードなどが表示され、文字の入力が可能となる。また、表示されるボタンをタップ(液晶画面をペン先や指先などで押す(突く)動作のこと)すると、画面が切り替わり遷移する。
【0044】
図1には、第1の端末3のユーザのうめみーさんが第2の端末5のユーザのニーテスト2さんと文字で会話している画面を示している。文字画面11の右側にうめみーさんの文字が表示され、左側にニーテスト2さんの文字が表示されている。
【0045】
文字画面11の下には、文字を入力し送信する第1の入力手段13が表示され、第1の入力手段13の下には、通報ボタン35と予約ボタン(予約画面表示ボタン25)が表示されている。
【0046】
うめみーさんが予約ボタンをタップすると、画面の上からアコーディオン式で出現する予約画面15が表示される。予約画面15上の×をタップすると逆再生で予約画面15が上に隠れる。予約画面15には、予約番号A1-A1と、会話の相手の情報として、お客様の名前がニーテスト2様、ID:XXXXXX44666、が表示されている。
【0047】
その下に、予約画面15の予約日として、西暦、月、日が選択され表示されている。また、時間帯として17:00から22:00と選択した時間が表示され、待ち合わせ場所として池袋駅のいけふくろう前と選択した場所が表示され、コース選択としてロイヤルリストLと選択したコースが表示されている。
【0048】
コース選択の下には、自動キャンセルタイマーの選択画面が表示されている。説明の都合上、予約画面15の右側に自動キャンセルタイマーの選択画面を抜き出して、表示している。自動キャンセルタイマーの設定例として、10分、30分、60分、時間を決めない、の4つから選択可能である。
【0049】
うめみーさんが予約内容確認ボタン29をタップすると、
図2に示す入力確認の予約画面15が表示される。うめみーさんが予約内容を確認して、「確認した」ことをチェックボックスにチェクした後に、予約OKボタン(予約内容確定ボタン45)をタップし予約申請するとサーバ7に予約内容が送信され、第1の端末3は「予約の確定をお待ちください。クリックしてキャンセルすることもできます。」と予約キャンセルボタン49を表示する。サーバ7は、予約管理データベースにうめみーさんのIDとニーテストさんのIDと関連付けてうめみーさんが確認した予約内容を書き込み、第2の端末5に予約内容を送信する。
【0050】
第2の端末5は、
図3に示すように、文字画面11の下に「クリックして予約を確定してください」と予約内容確認ボタン29を表示する。
【0051】
ニーテスト2さんが予約内容確認ボタン29をタップすると、画面の上からアコーディオン式で出現する予約画面15が表示される。予約画面15上の×をタップすると逆再生で予約画面15が上に隠れる。予約画面15には、予約番号A1-B1と、うめみーさんからの予約内容として、お客様の名前がニーテスト2様、ID:XXXXXX44666、が表示される。その下に、予約画面15の予約日として2018年1月24日(水)と表示され、時間帯として17:00から22:00と時間が表示され、待ち合わせ場所として池袋駅のいけふくろう前と表示され、コース選択としてロイヤルリストLとが表示される。
【0052】
ニーテスト2さんが予約内容確認ボタン29をタップすると、
図3に示すうめみーさんが入力した内容を示す予約画面15が表示される。ニーテスト2さんが予約内容を確認して、「同意した」ことをチェックボックスにチェクした後に、予約確定ボタンをタップし予約申請する(第3の入力手段18)とCONFIRM画面で最終確認をし、「OK」ボタン(予約内容確定ボタン45)をタップするとサーバ7に予約内容が確定されたこと(予約確定情報)が送信される。
【0053】
サーバ7は、第2の端末5から送信される予約確定情報を受信すると、予約管理DB55にうめみーさんのIDとニーテストさんのIDと関連付けて予約確定情報と関連付けて記憶し、第1の端末3と第2の端末5に予約が確定したことを送信手段41で送信し、第1の端末3と第2の端末5は予約が確定したことを受信手段39で受信すると、
図4に示すように、第1の端末3と第2の端末5の予約手段33がそれぞれ有する予約内容確認手段31が日時と場所、コース選択の予約内容を予約画面15に表示するための予約内容確認ボタン29「予約完了!詳細はこちらからご確認いただけます」を文字画面11と共に表示する。第1の端末3のユーザのうめみーさんと第2の端末5のユーザのニーテスト2さんは、予約完了後に、予約内容確認ボタン29をタップすることで、予約画面15を表示して予約内容をいつでも容易に確認することができる。
【0054】
<変形例1>
上記実施の形態においては、携帯端末の画面を例に説明した。
【0055】
しかし、これに限られず、デスクトップパソコンであってもよい。また、管理画面にログインできる環境であれば、第1の端末3と第2の端末5のそれぞれが携帯端末でもデスクトップパソコンのいずれであってもよい。
【0056】
また、上記実施の形態における文字による会話は、メール、ライン、チャット等の会話形式の全てを含むものである。
【符号の説明】
【0057】
1 予約システム
3 第1の端末
5 第2の端末
n 第Nの端末
7 サーバ
9 インターネット
11 文字画面
13 第1の入力手段
15 予約画面
17 第2の入力手段
18 第3の入力手段
19 入力手段
21 表示手段
23 記憶手段
25 予約画面表示ボタン
27 予約画面表示手段
29 予約内容確認ボタン
31 予約内容確認手段
33 予約手段
35 通報ボタン
37 通報手段
39 受信手段
41 送信手段
43 制御手段
45 予約内容確定ボタン
47 予約内容確定手段
49 予約キャンセルボタン
51 予約キャンセル手段
53 ユーザ管理DB
55 予約管理DB
57 サーバ受信手段
59 サーバ送信手段
60 サーバ制御手段
61 文字の入力欄