(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-18
(45)【発行日】2022-11-29
(54)【発明の名称】無線通信システムの情報伝送方法および機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20221121BHJP
H04W 28/06 20090101ALI20221121BHJP
【FI】
H04W72/04 131
H04W28/06 130
(21)【出願番号】P 2019571253
(86)(22)【出願日】2018-06-06
(86)【国際出願番号】 CN2018090107
(87)【国際公開番号】W WO2018233488
(87)【国際公開日】2018-12-27
【審査請求日】2019-12-23
【審判番号】
【審判請求日】2022-02-28
(31)【優先権主張番号】201710482718.2
(32)【優先日】2017-06-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(73)【特許権者】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】董 静
(72)【発明者】
【氏名】侯 雪▲穎▼
(72)【発明者】
【氏名】胡 ▲麗▼▲潔▼
(72)【発明者】
【氏名】夏 亮
(72)【発明者】
【氏名】徐 ▲暁▼▲東▼
(72)【発明者】
【氏名】柯 ▲ティン▼
【合議体】
【審判長】中木 努
【審判官】石田 紀之
【審判官】齋藤 哲
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson,NB-IoT - Remaining issues for UCI,3GPP TSG-RAN WG1#84b R1-162778,3GPP,2016年04月06日
【文献】Huawei, HiSilicon,Time reference for ACK/NACK transmission,3GPP TSG-RAN WG1#85 R1-164100,3GPP,2016年05月14日
【文献】Intel Corporation,Scheduling and UCI feedback for carrier aggregation,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1706 R1-1710578,3GPP,2017年06月17日
【文献】Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Timing aspects for downlink HARQ in NR,3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1708528,3GPP,2017年05月06日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24- 7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信相手から第1時間領域伝送ユニットで送信される第1情報を受信するステップと、
第2時間領域伝送ユニットで通信相手に第2情報を送信するステップとを含み、
ここで、各時間領域伝送ユニットは、アップリンク伝送リソースまたはダウンリンク伝送リソースに対応し、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースとは、異なるヌメロロジーを有し、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、参照ヌメロロジーに対応する単位粒度を単位に示され
、
前記時系列関係は、
第1時間領域伝送ユニットに対する第2時間領域伝送ユニットのシフト値を含み、
前記シフト値は、前記参照ヌメロロジーに対応する単位粒度を単位に示され、
前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、
前記参照ヌメロロジーに対応する単位粒度は、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットであり、
前記の第2時間領域伝送ユニットで通信相手に第2情報を送信するステップは、
前記第1情報が位置する参照ヌメロロジーに対応する単位粒度の第1番号および前記時系列関係に基づいて、第2番号を特定するステップと、
前記第2番号に対応する第2時間領域伝送ユニットで第2情報を送信するステップとを含む、
無線通信システムの伝送機器によって実行される情報伝送方法。
【請求項2】
前記ヌメロロジーは、
サブキャリア間隔、シンボル長、時間領域伝送ユニットの中のシンボル数のうちの少なくとも1つを含み、
前記参照ヌメロロジーは、
ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは異なり、
または、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとは異なり、
または、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信相手が基地局である場合、
前記時系列関係、アップリンク伝送リソースのヌメロロジー、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジー、時間領域伝送ユニットの伝送方向および前記参照ヌメロロジーに対応する単位粒度のうちの少なくとも1つを、予め前記端末に対し設定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットは、同じ時間領域長を有
する、
請求項1~
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい偶数)倍であり、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数のW倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号n(1より大きい整数)の参照ヌメロロジーに対応する単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0(1より大きい整数)の参照ヌメロロジーに対応する単位粒度に位置し、または、第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、前記時系列関係は、前記番号n+k0の参照ヌメロロジーに対応する単位粒度における前記第2時間領域伝送ユニットの位置指示情報をさらに含み、または、第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの参照ヌメロロジーに対応する単位粒度の終了位置から計時を開始し、
前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW倍であり、または、前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数のW倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号nの参照ヌメロロジーに対応する単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0の参照ヌメロロジーに対応する単位粒度に位置し、または、第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、番号nの参照ヌメロロジーに対応する単位粒度は、第1時間領域伝送ユニットの中の所定の第1位置に位置し、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの参照ヌメロロジーに対応する単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始し、第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、番号n+k0の参照ヌメロロジーに対応する単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの所定の第2位置に位置する、請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む無線通信システムの伝送機器において、
前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項1~
5のいずれか一項に記載の無線通信システムの情報伝送方法のステップが実現される、無線通信システムの伝送機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年6月22日に中国特許庁に提出された中国特許出願201710482718.2の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、移動通信技術分野に係り、具体的に無線通信システムの情報伝送方法および機器に係る。
【背景技術】
【0002】
LTEシステムにおいて、アップリンク/ダウンリンクサブフレームでサービスチャネルを伝送する際のスケジューリングサブフレームとフィードバックサブフレームが定義されている。たとえば、サブフレームnでアップリンクグラント(UL grant)を受信すると、サブフレームn+kでPUSCHを伝送し、サブフレームnで伝送されるPUSCHについて、サブフレームn+kPHICHでACK/NACKフィードバックを行う。ダウンリンクサブフレームn-kでPDSCH伝送が検出されると、UEは、アップリンクサブフレームnでACK/NACKを応答する。以上の時系列は、いずれも、アップリンクとダウンリンクサブフレームの同じヌメロロジーに基づいて定義されている。ここで、ヌメロロジー(numerology)は、具体的にサブキャリア間隔、単一OFDMシンボル長、シンボル数、CP(Cyclic Prefix)長、RB(Resource Block)サイズおよびサブフレームサイズなどを含む。
【0003】
TD-LTEにおいて、同じ長さのサブフレーム(Sub-frame)構造が用いられる。1msである各サブフレームは、0.5msのスロットを2つ含み、10個のサブフレームから10msの無線フレーム(Radio Frame)を構成する。TD-LTEシステムの基本的スケジューリング/伝送周期(TTI:Transport Time Interval)は、1つのサブフレームであり、すなわち1msである。対応して、フィードバックTTIとデータ伝送TTIとの間のTTI間隔は、データ伝送遅延および機器のデータ処理時間などの要素に基づいて設定され、通常4つのTTIの長さである。
【0004】
5G NRの設計において、ダウンリンク伝送とアップリンク伝送では、異なるヌメロロジー(numerology)の採用が可能であり、たとえばアップリンクカバレッジ向上のために、アップリンクにおいて、より小さいヌメロロジーが用いられる。また、たとえば、ダウンリンク伝送とアップリンク伝送では同じヌメロロジーが用いられるが、異なる大きさのスケジューリング時間粒度(たとえばアップリンク伝送サービスの緊急度とダウンリンク伝送サービスの緊急度とは異なる)が用いられる。よって、アップリンク(UL)スケジューリングの時系列またはPUSCH/PDSCHのACK/NACKフィードバック時系列を端末に指示する必要があり、具体的な指示は、設計する必要がある。アップリンクとダウンリンクサブフレームでは異なるヌメロロジーが用いられる場合、端末は、スケジューリング時間粒度とHARQ時系列を特定することができない。よって、アップリンクとダウンリンクサブフレームで異なるヌメロロジーが用いられる場合にスケジューリング時系列またはフィードバック時系列を特定可能な方法が必要となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例で解決しようとする技術課題は、アップリンクとダウンリンクで異なるヌメロロジーが用いられる場合にスケジューリング時系列またはフィードバック時系列を特定可能な無線通信システムの情報伝送方法および機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の技術課題を解決するために、本開示の実施例における無線通信システムの情報伝送方法は、通信相手から第1時間領域伝送ユニットで送信される第1情報を受信するステップと、第2時間領域伝送ユニットで通信相手に第2情報を送信するステップとを含む。ここで、各時間領域伝送ユニットは、アップリンク伝送リソースまたはダウンリンク伝送リソースに対応し、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースとは、異なるヌメロロジーを有し、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、参照ヌメロロジーに対応する単位粒度を単位に示される。
【0007】
本開示の実施例において、通信相手から第1時間領域伝送ユニットで送信される第1情報を受信する受信ユニットと、第2時間領域伝送ユニットで通信相手に第2情報を送信する送信ユニットとを含む無線通信システムの伝送機器をさらに提供する。ここで、各時間領域伝送ユニットは、アップリンク伝送リソースまたはダウンリンク伝送リソースに対応し、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースとは、異なるヌメロロジーを有し、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、参照ヌメロロジーに対応する単位粒度を単位に示される。
【0008】
本開示の実施例において、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む無線通信システムの伝送機器をさらに提供する。前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、以上記載した無線通信システムの情報伝送方法のステップが実現される。
【0009】
本開示の実施例において、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、以上記載した方法のステップが実現される。
【発明の効果】
【0010】
従来技術に対し、本開示の実施例において、無線通信システムの情報伝送方法および機器を提供する。本開示の実施例の無線通信システムの情報伝送方法において、アップリンクとダウンリンクで異なるヌメロロジーが用いられる場合の単位粒度が与えられ、当該単位粒度を単位に、対応する時系列関係を与え、5G NRのスケジューリング設計の基本となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例の記載に必要とされる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の記載に関する図面は、単に本開示の一部の実施例である。当業者にとって、創造性のある作業をしない前提で、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
【0012】
【
図1】本開示の実施例における無線通信システムの情報伝送方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の実施例における例2の時系列関係の概略図である。
【
図3】本開示の実施例における例3のシーンAでの時系列関係の概略図である。
【
図4】本開示の実施例における例3のシーンBでの時系列関係の概略図である。
【
図5】本開示の実施例における例4のシーンAでの時系列関係の概略図である。
【
図6】本開示の実施例における例4のシーンBでの時系列関係の概略図である。
【
図7】本開示の実施例における例5のシーンAでの時系列関係の概略図である。
【
図8】本開示の実施例における例5のシーンBでの時系列関係の概略図である。
【
図9】本開示の実施例における例6の時系列関係の概略図である。
【
図10】本開示の実施例における無線通信システムのデータ伝送装置の構造図である。
【
図11】本開示の実施例における電子機器の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本開示の解決しようとする技術課題、技術手段及び利点をより明確にするために、以下、図面および具体的な実施例を通じて詳細に記載する。以下の記載において、本開示の実施例に対する全面的理解へのほう助だけの目的で、具体的な構成や構成部品の特定な細部を提供する。よって、本開示の範囲や精神を逸脱することなく、ここに記載の実施例に対し様々な変更や修正を行うことができることは、当業者にとって自明である。また、明確化と簡潔化のために、周知されている機能や構造に関する記載を省略している。
【0014】
なお、明細書の全文にわたって言及されている「1つの実施例」や「一実施例」とは、実施例に関連する特定の特徴、構造または特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。従って、明細書の各箇所に記載されている「1つの実施例において」や「一実施例において」とは、必ずしも同一の実施例を指すとは限らない。また、これらの特定の特徴、構造または特性は、任意かつ適切な方式で1つまたは複数の実施例に組み入れられることができる。
【0015】
本開示の各実施例において、下記各プロセスの番号の大きさは、実行順の前後を意味するのではなく、各プロセスの実行順は、その機能および内在的な論理によって確定されるものであり、本開示の実施例の実施プロセスに対しいっさい限定を構成しないと理解すべきである。また、本文において、「システム」と「ネットワーク」は、常に互換して使用することができる。本文において、「および/または」との用語は、関連対象の関連関係を表現するものに過ぎず、存在可能な3種類の関係を示す。例えば、Aおよび/またはBの場合、Aのみ、AとBの両方、Bのみの3種類の場合を示す。また、本文において、「/」の記号は、通常、前後の関連対象が「または」の関係であることを示す。
【0016】
本開示の実施例において、基地局は、形態が限定されず、マクロ基地局(Macro Base Station)、ピコ基地局(Pico Base Station)、Node B(3Gモバイル基地局の呼称)、eNB(Enhanced Node B)、家庭強化型基地局(Femto eNBまたはHome eNode BまたはHome eNBまたはHeNB)、中継局、アクセスポイント、RRU(Remote Radio Unit)、RRH(Remote Radio Head)、gNB(5G移動基地局の呼称)、5Gシステムにおけるネットワーク側ノードのCU(Central Unit)やDU(Distributed Unit)などである。端末は、モバイル電話(または携帯電話)や、無線信号の送受信が可能な機器であり、ユーザ機器(UE)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線モデム、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、無線ローカルループ(WLL)局、移動信号をWiFi信号に変換可能なCPE(Customer Premise Equipment)やモバイルワイファイホットスポット、スマート家電、またはそれ以外の人の操作によらずに自発的に移動通信ネットワークと通信可能な機器などが含まれる。
【0017】
図1を参照する。本開示の実施例における無線通信システムの情報伝送方法は、通信自側に応用される。当該通信自側は、基地局または端末である。
図1に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0018】
ステップ11において、通信相手から第1時間領域伝送ユニットで送信される第1情報を受信する。
【0019】
ここで、前記第1情報は、具体的にサービスデータまたはスケジューリンググラント情報を含む。各時間領域伝送ユニットは、アップリンク伝送リソースまたはダウンリンク伝送リソースに対応する。具体的に、時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、1msの時間領域リソース、スロット(slot)、ミニスロット(mini-slot)、少なくとも1つのOFDMシンボルからなるシンボル群、および、少なくとも1つのslotからなるスロット群(slot group)のうちのいずれか1つである。本開示の実施例において、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースとは、異なるヌメロロジー(Numerology)を有する。前記ヌメロロジー(Numerology)は、サブキャリア間隔、シンボル長、時間領域伝送ユニットの中のシンボル数のうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
ステップ12において、第2時間領域伝送ユニットで通信相手に第2情報を送信する。ここで、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、参照ヌメロロジー(Numerology)に対応する単位粒度を単位に示される。
【0021】
ここで、前記参照ヌメロロジーは、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは異なり、または、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとは異なり、または、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは異なる。すなわち、参照ヌメロロジーは、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーのうちの少なくとも1つとは異なる。
【0022】
前記単位粒度は、参照ヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットを指す。具体的に、当該時間領域伝送ユニットの長さは、参照ヌメロロジーのサブキャリア間隔、シンボル長、時間領域伝送ユニットの中のシンボル数などによって決められる。
【0023】
前記第2情報は、前記サービスデータの受信フィードバック情報または前記スケジューリンググラント情報によってスケジューリングされるサービスデータである。前記第1情報がサービスデータ(たとえばPUSCH/PDSCH)である場合、前記第2情報は、前記サービスデータの受信フィードバック情報であり、すなわちACK/NACKフィードバック情報である。前記第1情報がスケジューリンググラント情報(たとえばUL grant)である場合、前記第2情報は、PUSCHである。対応して、以上のステップは、ネットワーク側で実現されてもよく、端末側で実現されてもよい。たとえば、ネットワーク側の基地局で実現される場合、前記第1情報は、PUSCHであり、第2情報は、PUSCHのACK/NACKフィードバック情報である。端末で実現される場合、前記第1情報は、PDSCHであり、第2情報は、PDSCHのACK/NACKフィードバック情報である。または、前記第1情報は、UL grantであり、第2情報は、PUSCHである。
【0024】
以上のステップによって、本開示の実施例において、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係を、参照ヌメロロジーに対応する単位粒度を単位に示すため、通信自側は、上記時系列関係に基づいて第2情報が位置する時間領域位置を特定することができ、さらに第2情報を送信することによって、アップリンクとダウンリンクで異なるヌメロロジーが用いられる場合、スケジューリング時系列またはフィードバック時系列の特定および第2情報の送信が実現される。
【0025】
具体的に、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、第1時間領域伝送ユニットに対する第2時間領域伝送ユニットのシフト値k0(1より大きい整数)として示し、前記シフト値k0は、前記単位粒度を単位に示される。たとえば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号n(1より大きい整数)の単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0の単位粒度に位置する。
【0026】
本開示の実施例において、ネットワーク側は、前記時系列関係、アップリンク伝送リソースのヌメロロジー、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジー、時間領域伝送ユニットの伝送方向(たとえばアップリンクまたはダウンリンク)および前記単位粒度のうちの少なくとも1つのパラメータを、予め前記端末に対し設定する。具体的な設定方式として、ネットワーク側からシステムメッセージ、ダウンリンク制御情報、ハイレイヤシグナリング(たとえばRRCシグナリング)などの方式のうちの1つまたは複数種類のメッセージによって上記少なくとも1つの種類のパラメータの一部またはすべてを付帯して端末に送信する。端末は、受信したメッセージに基づいて、その中に付帯されるパラメータを取得し、上記設定を実現する。
【0027】
たとえば、RRCシグナリングに前記時系列関係、アップリンク伝送リソースのヌメロロジー、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジー、時間領域伝送ユニットの伝送方向および前記単位粒度などのパラメータのうちの少なくとも1つを付帯して端末に送信する。また、たとえば、システムメッセージに前記時系列関係などのパラメータを付帯して端末に送信し、またRRCシグナリングに前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジー、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジー、時間領域伝送ユニットの伝送方向および前記単位粒度などのパラメータのうちの少なくとも1つを付帯して端末に送信したりする。
【0028】
このように、上記ステップ12において、端末は、第1情報が位置する単位粒度の第1番号および前記時系列関係に基づいて第2番号を特定し、さらに、前記第2番号に対応する第2時間領域伝送ユニットで第2情報を送信する。
【0029】
以下、さらに図面を参照しながら、具体例を通じて本開示の実施例の上記手段を詳細に紹介する。以下の例は、時間領域伝送ユニットがスロットであることを例として記載するが、本開示に対する限定を構成せず、時間領域伝送ユニットが前記のほかの形態であってもよい。
【0030】
<例1>
アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とサブキャリア間隔との第1乗算値と、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とサブキャリア間隔との第2乗算値とは、等しい。この場合、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットを、同じ時間領域長を有するように設定する。たとえば、アップリンクとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル数が同じであれば、サブキャリア間隔が大きいほど、時間領域での単一シンボルの長さが短くなり、時間領域伝送ユニットの長さも短くなる。ここで、本明細書に記載のシンボル長は、単一シンボルの時間領域の長さを指す。前記単位粒度は、アップリンク伝送リソースまたはダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットである。
【0031】
例1において、アップリンクとダウンリンクのヌメロロジー(numerology)は、時間上、同じ長さを有するように整合される。たとえば、
a)アップリンクのサブキャリア間隔は、15KHzであり、アップリンクslotの長さは、7つのシンボルであり、ダウンリンクのサブキャリア間隔は、30KHzであり、ダウンリンクslotの長さは、14個のシンボルである。
b)アップリンクのサブキャリア間隔は、30KHzであり、アップリンクslotの長さは、14個のシンボルであり、ダウンリンクのサブキャリア間隔は、15KHzであり、ダウンリンクslotの長さは、7つのシンボルである。
【0032】
伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間上の長さは、サブキャリア間隔に反比例し、シンボル長に比例する。上記のa)またはb)のヌメロロジーを採用することによって、アップリンクとダウンリンク伝送リソースは、異なるヌメロロジーを有するものの、対応する時間上の長さが同じである。すなわち、ダウンリンク伝送リソースまたはダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットは、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットとは、時間領域長が同じである。
【0033】
<例2>
前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。
【0034】
すなわち、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とは異なり、かつ両者の時間領域伝送ユニットに対応するシンボル数が等しく、かつアップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔とダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔とは異なる。または、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とは等しく、かつアップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔とダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔とは等しいが、時間領域伝送ユニットに対応するシンボル数が異なる。
【0035】
本例において、前記単位粒度は、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットおよびアップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットを含む。
【0036】
具体的に、例2において、ULスケジューリングの時系列またはPUSCH/PDSCHのACK/NACKフィードバック時系列は、(n+k)*granualityによって指示される。単位粒度granualityは、アップリンクとダウンリンク各自のヌメロロジーに関連する。すなわち、前記単位粒度は、アップリンク時間領域伝送ユニットとダウンリンク伝送ユニットについて、異なる時間領域長を有し、それぞれアップリンクとダウンリンクのヌメロロジーに基づいて決められる。
【0037】
図2は、例2における単位粒度の概略図である。
図2~
図9における各ブロックは、1つのアップリンク時間領域伝送ユニットまたはダウンリンク時間領域伝送ユニットを示し、具体的にアップリンクスロットまたはダウンリンクスロットである。ここで、斜線付きのブロックは、アップリンク時間領域伝送ユニットを示し、斜線なしのブロックは、ダウンリンク時間領域伝送ユニットを示す。ブロックの中の数字は、単位粒度で番号を付ける際に当該時間領域伝送ユニットの具体的な番号を示す。
図2では、アップリンク時間領域伝送ユニットの時間領域長は、ダウンリンク時間領域伝送ユニットの時間領域長の2倍であることが分かる。アップリンク時間領域伝送ユニットに対応する単位粒度も、ダウンリンク時間領域伝送ユニットに対応する単位粒度の時間領域長の2倍である。
図2では、アップリンクとダウンリンクの異なる長さの2種類の単位粒度に基づいて、各時間領域伝送ユニットに対し順に番号を付ける。
【0038】
例2において、ネットワーク側は、時間領域伝送ユニットの伝送方向、アップリンクとダウンリンクのヌメロロジーおよび単位粒度の時間領域長をハイレイヤシグナリングによって端末に対し設定する。
【0039】
動的TDDを考慮すると、アップリンクとダウンリンクの異なるヌメロロジーは、番号に影響を及ぼす。よって、第1時間領域伝送ユニットと第2伝送ユニットが動的に変更する場合、本実施例において、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係を指示する場合、第1時間領域伝送ユニットに対する第2時間領域伝送ユニットのシフト値(すなわち第2時間領域伝送ユニットの開始位置)を指示するほか、別途の指示情報によって第2時間領域伝送ユニットの終了位置を指示する。たとえば、
図2の点線ブロックに異なるアップリンク/ダウンリンク伝送ユニットが用いられると、番号が異なり、番号n+4の時間領域伝送ユニットは、異なる終了位置を有する。よって、終了位置を別途で指示することによって、端末が第2時間領域伝送ユニットの具体的な位置を特定することに寄与する。
【0040】
<例3>
前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。
【0041】
すなわち、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とは異なり、かつ両者の時間領域伝送ユニットに対応するシンボル数が等しく、かつアップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔とダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔とは異なる。または、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とは等しく、かつアップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔とダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔とは等しいが、時間領域伝送ユニットに対応するシンボル数が異なる。
【0042】
本例において、前記単位スケジューリング粒度は、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットである。
【0043】
たとえば、ULスケジューリングの時系列またはPUSCH/PDSCHのACK/NACKフィードバック時系列は、(n+k)*granualityによって指示される。単位粒度granualityは、DLのヌメロロジー、シンボル長(7OS slot or 14 OS slot)などに関連する。ここで、各単位粒度granualityを1つのTTIと称する。
【0044】
A)前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい整数であり、偶数であることが好ましい)倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号nの単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、番号n+k0の単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの中の所定位置に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始する。上記所定位置は、前記第2時間領域伝送ユニットの開始位置である。すなわち、関連のパラメータ値を設定し、番号n+k0の単位粒度を常に第2時間領域伝送ユニットの中の特定位置に位置させることによって、受信処理を簡単化する。
【0045】
図3の図示を例とし、仮にアップリンクのサブキャリア間隔は、15KHzであり、ダウンリンクのサブキャリア間隔は、30KHzである。
1)UL grantとスケジューリング対象のPUSCHとの間の時系列について、第n個のTTIでUL grantを送信することを考慮すると、対応するPUSCHは、第n+k
1個のTTIで送信される。本明細書において、常に時間領域伝送ユニットの番号が0から始まると仮定する。処理を簡単化するために、本実施例において、PUSCH伝送がアップリンクslotの開始位置に現れることのみを許容し、ハーフslotによるPUSCH伝送を許容しない。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、n+k
1が偶数であることを満たす必要がある。
2)PDSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n個のTTIでPDSCHを送信することを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+k
1個のTTIで送信される。簡単化のために、ACK/NACKフィードバックがアップリンクslotの開始位置に現れることのみを許容し、ハーフslotにおるフィードバックを許容しない。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、n+k
1が偶数であることを満たす必要がある。
3)PUSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n+k
1個のTTIでPUSCHを送信し、ACK/NACKフィードバックとの間の時間間隔を算出する際に、UL slotの終了位置から計時を開始しなければならないことを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+k
1+1+k
2個のTTIで送信される。この場合、ハイレイヤで設定されるk
2は、遅延要件を満たせばよく、ほかの制限がない。ここで、n、k
1、k
2は、いずれも1より大きい整数である。
【0046】
B)前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい整数であり、偶数であることが好ましい)倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号n(1より大きい整数)の単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0(1より大きい整数)の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、前記時系列関係は、前記番号n+k0の単位粒度における前記第2時間領域伝送ユニットの位置指示情報をさらに含み、かつ第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの単位粒度の終了位置から計時を開始する。
【0047】
図4の図示を例とし、アップリンクのサブキャリア間隔は、30KHzであり、ダウンリンクのサブキャリア間隔は、15KHzである。
1)UL grantとスケジューリング対象のPUSCHとの間の時系列について、第n個のTTIでUL grantを送信することを考慮すると、対応するPUSCHは、第n+k
1個のTTIで送信される。アップリンクスロットの長さがダウンリンクスロットの長さより小さいため、この場合、PUSCH伝送がどのアップリンクslotで行われるかを特定するために、1bitの指示を追加する必要がある。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、遅延要件を満たせばよく、ほかの制限がない。
2)PDSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n個のTTIでPDSCHを送信することを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+k
1個のTTIで送信される。アップリンクスロットの長さがダウンリンクスロットの長さより小さいため、この場合、ACK/NACKフィードバックがどのアップリンクslotで行われるかを特定するために、1bitの指示を追加する必要がある。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、遅延要件を満たせばよく、ほかの制限がない。
3)PUSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n+k
1個のTTIでPUSCHを送信し、PUSCHが第n+k
1個のTTIのどのslotで送信されるかにかかわらず、ACK/NACKフィードバックとの間の時間間隔を算出する際に、2つ目のslotの終了位置から計時を開始することを考慮し、第n+k
1+k
2個のTTIでACK/NACKフィードバックを行う。この場合、ハイレイヤで設定されるk
2は、遅延要件を満たせばよく、ほかの制限がない。
【0048】
<例4>
前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。
【0049】
本例において、前記単位粒度は、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットである。
【0050】
たとえば、ULスケジューリングの時系列またはPUSCH/PDSCHのACK/NACKフィードバック時系列は、(n+k)*granualityによって指示される。単位粒度granualityは、ULのヌメロロジー、単位粒度の大きさ(7OS slot or 14 OS slot)などに関連する。ここで、各単位粒度granualityを1つのTTIと称する。
【0051】
A)前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい整数であり、偶数であることが好ましい)倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号n(1より大きい整数)の単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0(1より大きい整数)の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、前記時系列関係は、前記番号n+k0の単位粒度における前記第2時間領域伝送ユニットの位置指示情報をさらに含む。かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの単位粒度の終了位置から計時を開始する。
【0052】
図5の図示を例とし、アップリンクのサブキャリア間隔は、15KHzであり、ダウンリンクのサブキャリア間隔は、30KHzである。
1)UL grantとスケジューリング対象のPUSCHとの間の時系列について、第n個のTTIでUL grantを送信し、UL grantが第n個のTTIのどのslotで送信されるかにかかわらず、PUSCHとの間の時間間隔を算出する際に、2つ目のslotの終了位置から計時を開始することを考慮すると、第n+k
1個のTTIでPUSCH伝送を行う。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、遅延要件を満たせばよく、ほかの制限がない。
2)PDSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n個のTTIでPDSCHを送信し、PDSCHが第n個のTTIのどのslotで送信されるかにかかわらず、ACK/NACKとの間の時間間隔を算出する際に、2つ目のslotの終了位置から計時を開始することを考慮すると、第n+k
1個のTTIでACK/NACKフィードバックを行う。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、遅延要件を満たせばよく、ほかの制限がない。
3)PUSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n+k
1個のTTIでPUSCHを送信することを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+k
1+k
2個のTTIで送信される。ダウンリンクスロットの長さがアップリンクスロットの長さより小さいため、この場合、ACK/NACKフィードバックがどのダウンリンクslotで行われるかを特定するために、1bitの指示を追加する必要がある。この場合、ハイレイヤで設定されるk
2は、遅延要件を満たせばよく、ほかの制限がない。
【0053】
B)前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい整数であり、偶数であることが好ましい)倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号n(1より大きい整数)の単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0(1より大きい整数)の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、番号nの単位粒度は、第1時間領域伝送ユニットの中の所定の第1位置に位置し、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始する。第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、番号n+kの単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの所定の第2位置に位置する。
【0054】
図6の図示を例とし、アップリンクのサブキャリア間隔は、30KHzであり、ダウンリンクのサブキャリア間隔は、15KHzである。
1)UL grantとスケジューリング対象のPUSCHとの間の時系列について、第n個のTTIでUL grantを送信し、簡単化のために、UL grantがダウンリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでスケジューリング指示を送信することが許容されない。この場合、ハイレイヤによって、スケジューリングが行われるTTInが偶数でなければならないと設定する。PUSCHとの間の時間間隔を算出する際に、DL slotの終了位置から計時を開始しなければならない。これを考慮すると、対応するPUSCH伝送は、第n+1+k
1個のTTIで送信される。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、遅延要件を満たせばよく、ほかの制限がない。
2)PDSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n個のTTIでPDSCHを送信し、簡単化のために、PDSCHがダウンリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでPDSCHを伝送することが許容されない。この場合、ハイレイヤによって、PDSCHが位置するTTInが偶数でなければならないと設定する。ACK/NACKフィードバックとの間の時間間隔を算出する際に、DL slotの終了位置から計時を開始しなければならない。これを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+1+k
1個のTTIで送信される。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、遅延要件を満たせばよく、ほかの制限がない。
3)PUSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n+1+k
1個のTTIでPUSCHを送信することを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+1+k
1+k
2個のTTIで送信される。簡単化のために、ACK/NACKフィードバックがダウンリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでACK/NACKをフィードバックすることが許容されない。この場合、ハイレイヤで設定されるk2は、n+1+k
1+k
2が偶数であることを満たさなければならない。
【0055】
<例5>
前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。
【0056】
本例において、前記単位粒度は、参照ヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットであり、かつアップリンクとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットの時間領域長は、ともに前記参照ヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットの整数倍である。
【0057】
たとえば、ULスケジューリングの時系列またはPUSCH/PDSCHのACK/NACKフィードバック時系列は、(n+k)*granualityによって指示される。単位粒度granualityは、ある参照ヌメロロジー(reference numerology)およびこの参照ヌメロロジーでのスケジューリング粒度に関連する。参照ヌメロロジーが60KHzとし、各単位粒度granualityを1つのTTIと称する。
【0058】
A)前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい整数であり、偶数であることが好ましい)倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号n(1より大きい整数)の単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0(1より大きい整数)の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、番号nの単位粒度は、第1時間領域伝送ユニットの中の所定の第3位置に位置し、番号n+k0の単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの中の所定の第4位置に位置し、かつ、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、番号nの単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始する。第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、番号n+k0の単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの中の所定の第5位置に位置し、かつ、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、番号nの単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始する。ここで、Wは、1より大きい偶数であり、n、k0は、ともに1より大きい整数である。
【0059】
図7の図示を例とし、アップリンクのサブキャリア間隔は、15KHzであり、ダウンリンクのサブキャリア間隔は、30KHzである。
1)UL grantとスケジューリング対象のPUSCHとの間の時系列について、第n個のTTIでUL grantを送信し、簡単化のために、UL grantがダウンリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでスケジューリング指示を送信することが許容されない。この場合、ハイレイヤによって、スケジューリングが行われるTTInが偶数でなければならないと設定する。PUSCHとの間の時間間隔を算出する際に、DL slotの終了位置から計時を開始しなければならない。これを考慮すると、対応するPUSCH伝送は、第n+1+k
1個のTTIで送信される。同時に、簡単化のために、PUSCH伝送がアップリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでPUSCHを伝送することが許容されない。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、n+1+k
1が4の倍数であることを満たさなければならない。
2)PDSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n個のTTIでPDSCHを送信し、簡単化のために、PDSCHがダウンリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでPDSCHを伝送することが許容されない。この場合、ハイレイヤによって、スケジューリングが行われるTTInが偶数でなければならないと設定する。対応するACK/NACKフィードバックとの間の時間間隔を算出する際に、DL slotの終了位置から計時を開始しなければならない。これを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+1+k
1個のTTIで送信される。同時に、簡単化のために、ACK/NACKフィードバックがアップリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでACK/NACKをフィードバックすることが許容されない。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、n+1+k
1が4の倍数であることを満たさなければならない。
3)PUSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n+1+k
1個のTTIでPUSCHを送信し、ACK/NACKフィードバックとの間の時間間隔を算出する際に、UL slotの終了位置から計時を開始しなければならないことを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+1+k
1+3+k
2個のTTIで送信される。簡単化のために、ACK/NACKフィードバックがダウンリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでACK/NACKをフィードバックすることが許容されない。この場合、ハイレイヤで設定されるk
2は、n+1+k
1+3+k
2が偶数であることを満たさなければならない。
【0060】
B)前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい整数であり、偶数であることが好ましい)倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号n(1より大きい整数)の単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0(1より大きい整数)の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、番号nの単位粒度は、第1時間領域伝送ユニットの中の所定の第3位置に位置し、番号n+k0の単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの中の所定の第4位置に位置し、かつ、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、番号nの単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始する。
【0061】
図8の図示を例とし、アップリンクのサブキャリア間隔は、30KHzであり、ダウンリンクのサブキャリア間隔は、15KHzである。
1)UL grantとスケジューリング対象のPUSCHとの間の時系列について、第n個のTTIでUL grantを送信し、簡単化のために、UL grantがダウンリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ダウンリンクslotのほかの位置でスケジューリング指示を送信することが許容されない。この場合、ハイレイヤによって、スケジューリングが行われるTTInが4の倍数でなければならないと設定する。PUSCHとの間の時間間隔を算出する際に、DL slotの終了位置から計時を開始しなければならない。これを考慮すると、対応するPUSCH伝送は、第n+3+k
1個のTTIで送信される。同時に、簡単化のために、PUSCH伝送がアップリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでPUSCHを伝送することが許容されない。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、n+3+k
1が偶数であることを満たさなければならない。
2)PDSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n個のTTIでPDSCHを送信し、簡単化のために、PDSCHがダウンリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ダウンリンクslotのほかの位置でPDSCHを送信することが許容されない。この場合、ハイレイヤによって、スケジューリングが行われるTTInが4の倍数でなければならないと設定する。対応するACK/NACKフィードバックとの間の時間間隔を算出する際に、DL slotの終了位置から計時を開始しなければならない。これを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+3+k
1個のTTIで送信される。同時に、簡単化のために、ACK/NACKフィードバックがアップリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、ハーフslotでACK/NACKをフィードバックすることが許容されない。この場合、ハイレイヤで設定されるk
1は、n+3+k
1が偶数であることを満たさなければならない。
3)PUSCH伝送と、対応するACK/NACKフィードバックとの間の時系列について、第n+3+k
1個のTTIでPUSCHを送信し、ACK/NACKフィードバックとの間の時間間隔を算出する際に、UL slotの終了位置から計時を開始しなければならないことを考慮すると、対応するACK/NACKフィードバックは、第n+3+k
1+1+k
2個のTTIで送信される。簡単化のために、ACK/NACKフィードバックがダウンリンクslotの開始位置に現れることしか許容せず、slotのほかの位置でACK/NACKをフィードバックすることが許容されない。この場合、ハイレイヤで設定されるk
2は、n+3+k
1+1+k
2が4の倍数であることを満たさなければならない。ここで、n、k
1、k
2は、いずれも1より大きい整数である。
【0062】
<例6>
前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。
【0063】
本例において、2段階粒度の表現方式が用いられる。具体的に、前記時系列関係は、第1時間領域伝送ユニットに対する第2時間領域伝送ユニットの第1レベル粒度単位のシフト値k3(1より大きい整数)と、前記第1レベル粒度における第2時間領域伝送ユニットの第1レベル粒度単位のシフト値k4(1より大きい整数)を含む。
【0064】
たとえば、ULスケジューリングの時系列またはPUSCH/PDSCHのACK/NACKフィードバック時系列は、(n+k)*granualityによって指示される。単位粒度granualityは、2段階に分けられる。第1レベル粒度は、1つのサブフレームの長さであり、すなわち1msである。第2レベル粒度は、アップリンクとダウンリンクの各自のヌメロロジーの具体的な指示である。
【0065】
このようなスケジューリング方式は、従来のLTEにおける1msの一定のサブフレーム長を利用し、各サブフレームで各自のヌメロロジーに対し、スロットの独自的番号付けを行うことによって、オーバヘッドを減少する。
図9を例とすると、第n(1より大きい整数)個のサブフレームでUL grantを送信することを考慮すると、PUSCHは、サブフレームn+k
3、スロットk
4で伝送される。
【0066】
以上の例3~例6において、動的TDDを考慮する場合、現在のアップリンクとダウンリンクのヌメロロジーと時間領域伝送ユニットの伝送方向をダウンリンク制御情報(DCI)で端末に通知することによって、端末が対応するHARQ時系列を特定することに寄与する。
【0067】
以上の記載によれば、本開示の実施例の無線通信システムの情報伝送方法において、アップリンクとダウンリンクで異なるヌメロロジーが用いられる場合の単位粒度が与えられ、当該単位粒度を単位に、対応する時系列関係を与え、5G NRのスケジューリング設計の基本となる。
【0068】
以上提供された方法に基づいて、本開示の実施例は、上記方法を実施する機器をさらに提供する。
図10を参照し、本開示の実施例は、無線通信システムの伝送機器を提供する。当該機器は、基地局または端末である。
図10に示すように、当該機器は、通信相手から第1時間領域伝送ユニットで送信される第1情報を受信する受信ユニット101と、第2時間領域伝送ユニットで通信相手に第2情報を送信する送信ユニット102とを含む。ここで、各時間領域伝送ユニットは、アップリンク伝送リソースまたはダウンリンク伝送リソースに対応し、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースとは、異なるヌメロロジーを有し、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、参照ヌメロロジーに対応する単位粒度を単位に示される。
【0069】
ここで、前記ヌメロロジーは、サブキャリア間隔、シンボル長、時間領域伝送ユニットの中のシンボル数のうちの少なくとも1つを含む。前記参照ヌメロロジーは、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは異なり、または、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとは異なり、または、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは異なる。
【0070】
選択可能に、前記時系列関係は、第1時間領域伝送ユニットに対する第2時間領域伝送ユニットのシフト値k0を含み、前記シフト値k0は、前記単位粒度を単位に示される。
【0071】
選択可能に、前記通信相手が端末である場合、前記装置は、前記時系列関係、アップリンク伝送リソースのヌメロロジー、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジー、時間領域伝送ユニットの伝送方向および前記単位粒度のうちの少なくとも1つを、予め前記端末に対し設定する設定ユニットをさらに含む。
【0072】
選択可能に、前記送信ユニットは、第1情報が位置する単位粒度の第1番号および前記時系列関係に基づいて第2番号を特定する特定ユニットと、前記第2番号に対応する第2時間領域伝送ユニットで第2情報を送信する送信処理ユニットとを含む。
【0073】
上記例1に対応し、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とサブキャリア間隔との第1乗算値と、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のシンボル長とサブキャリア間隔との第2乗算値とは、等しく、かつ、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットは、同じ時間領域長を有する。前記単位粒度は、アップリンク伝送リソースまたはダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットである。
【0074】
上記例2に対応し、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。前記単位粒度は、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットおよびアップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットを含む。第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットが動的に変更する場合、前記時系列関係は、第2時間領域伝送ユニットの終了位置の指示情報をさらに含むことが好ましい。
【0075】
上記例3に対応し、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。前記単位スケジューリング粒度は、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットである。
【0076】
選択可能に、前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい整数であり、偶数であることが好ましい)倍であり、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数のW倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号nの単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、番号n+k0の単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの中の所定位置に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始する。前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW倍であり、または、前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数のW倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号nの単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、前記時系列関係は、前記番号n+k0の単位粒度における前記第2時間領域伝送ユニットの位置指示情報をさらに含み、かつ第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの単位粒度の終了位置から計時を開始する。
【0077】
上記例4に対応し、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。前記単位粒度は、アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットである。
【0078】
選択可能に、前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい整数であり、偶数であることが好ましい)倍であり、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数のW倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号nの単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、前記時系列関係は、前記番号n+k0の単位粒度における前記第2時間領域伝送ユニットの位置指示情報をさらに含み、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの単位粒度の終了位置から計時を開始する。前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW倍であり、または、前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数のW倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号nの単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、番号nの単位粒度は、第1時間領域伝送ユニットの中の所定の第1位置に位置し、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係として、番号nの単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始し、第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、番号n+k0の単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの所定の第2位置に位置する。
【0079】
上記例5に対応し、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。前記単位粒度は、参照ヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットであり、かつアップリンクとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットの時間領域長は、ともに前記参照ヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットの整数倍である。
【0080】
選択可能に、前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW(1より大きい整数であり、偶数であることが好ましい)倍であり、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数のW倍であり、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔が前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーの中のサブキャリア間隔のW倍であり、または、前記ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数が前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーに対応する時間領域伝送ユニットのシンボル数のW倍であれば、前記第1時間領域伝送ユニットが番号nの単位粒度に位置する場合、前記第2時間領域伝送ユニットは、番号n+k0の単位粒度に位置し、かつ第1時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースである場合、番号nの単位粒度は、第1時間領域伝送ユニットの中の所定の第3位置に位置し、番号n+k0の単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの中の所定の第4位置に位置し、かつ、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、番号nの単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始する。第1時間領域伝送ユニットがアップリンク伝送リソースであり、第2時間領域伝送ユニットがダウンリンク伝送リソースである場合、番号n+k0の単位粒度は、前記第2時間領域伝送ユニットの中の所定の第5位置に位置し、かつ、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、番号nの単位粒度が位置する前記第1時間領域伝送ユニットの終了位置から計時を開始する。
【0081】
上記例6に対応し、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、異なるシンボル長、同じシンボル数および異なるサブキャリア間隔を有し、または、前記アップリンク伝送リソースのヌメロロジーとダウンリンク伝送リソースのヌメロロジーとは、同じシンボル長、同じサブキャリア間隔および異なるシンボル数を有する。前記時系列関係は、第1時間領域伝送ユニットに対する第2時間領域伝送ユニットの第1レベル粒度単位のシフト値k1と、前記第1レベル粒度における第2時間領域伝送ユニットの第1レベル粒度単位のシフト値k2を含む。
【0082】
図11を参照する。
図11は、本開示の実施例における無線通信システムの伝送機器の構造図である。当該電子機器は、端末または基地局である。当該電子機器は、プロセッサ1100と、バスインタフェースを介して前記プロセッサ1100に接続されるメモリ1120と、バスインタフェースを介してプロセッサ1100に接続されるトランシーバ1110とを含む。前記メモリ1120は、前記プロセッサの操作実行に用いられるプログラムとデータを記憶する。前記トランシーバ1110によってデータ情報またはパイロットを送信し、さらに前記トランシーバ1110によってアップリンク制御チャネルを受信する。プロセッサ1100は、前記メモリ1120に記憶されているプログラムとデータを呼び出して実行する。
【0083】
具体的に、プロセッサ1100は、メモリ1120からプログラムを読み取ることによって、具体的に、通信相手から第1時間領域伝送ユニットで送信される第1情報を受信する機能と、第2時間領域伝送ユニットで通信相手に第2情報を送信する機能とを実行する。ここで、各時間領域伝送ユニットは、アップリンク伝送リソースまたはダウンリンク伝送リソースに対応し、アップリンク伝送リソースとダウンリンク伝送リソースとは、異なるヌメロロジーを有し、第1時間領域伝送ユニットと第2時間領域伝送ユニットとの間の時系列関係は、参照ヌメロロジーに対応する単位粒度を単位に示される。
【0084】
ここで、前記時系列関係は、第1時間領域伝送ユニットに対する第2時間領域伝送ユニットのシフト値k0を含み、前記シフト値k0は、前記単位粒度を単位に示される。
【0085】
トランシーバ1110は、プロセッサ1100の制御によってデータを送受信する。
【0086】
ここで、
図11において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ1100をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ1120をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ1110は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。プロセッサ1100は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ1120は、プロセッサ1100による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0087】
具体的に、プロセッサ1100は、さらに、前記時系列関係、アップリンク伝送リソースのヌメロロジー、ダウンリンク伝送リソースのヌメロロジー、時間領域伝送ユニットの伝送方向および前記単位粒度のうちの少なくとも1つを、予め前記端末に対し設定する。
【0088】
具体的に、プロセッサ1100は、さらに、第1情報が位置する単位粒度の第1番号および前記時系列関係に基づいて第2番号を特定し、前記第2番号に対応する第2時間領域伝送ユニットで第2情報を送信する。
【0089】
本開示の実施例において、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記いずれか1つの方法実施例における方法のステップが実現される。
【0090】
本明細書に開示された実施例に記載の各例のユニットおよびアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現可能であることは、当業者が理解できる。これらの機能がいったいハードウェアによって実行されるか、それともソフトウェアによって実行されるかは、技術手段の特定な応用や設計の制限条件によって決められる。当業者は、各特定な応用に対し、異なる方法によって記載の機能を実現することができるが、これらの実現は、本開示の範囲を超えたものとされるべきではない。
【0091】
記載の便利や簡潔化のために、以上記載したシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前記方法実施例における対応プロセスを参照されたく、ここでは繰り返して記載しない。これは、当業者にとって自明である。
【0092】
本願で提供されるいくつかの実施例において、開示された装置および方法は、他の方式で実施され得ることを理解されたい。以上記載した装置実施例は、単に例示的なものである。例えば、記載したユニットの区分は、単に論理機能の区分であり、実際に実現する際に別の区分方式がある。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わせてもよく、別のシステムに一体化されてもよく、または、一部の特徴は、無視されてもよく、または実行されなくてもよい。また、示されておりまたは議論されている各構成部分の相互間の結合や直接結合や通信接続は、インタフェース、装置またはユニットを介した間接結合や通信接続であってもよく、電気的、機械的、または他の形式であってもよい。
【0093】
以上個別部品として説明したユニットは、物理的に離間したものであってもよく、そうでなくてもよい。ユニットとして示した部品は、物理ユニットであってもよく、そうでなくてもよい。すなわち、一箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに位置してもよい。実際の必要に応じてそのうちの一部またはすべてのユニットを選択して本開示の実施例の目的を実現する。
【0094】
また、本開示の各実施例における各機能的ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されていてもよいし、物理的に別々に設けられていてもよいし、2つ以上が一体化されてもよい。
【0095】
前記一体化ユニットは、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現され独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本開示の技術手段の実質的または従来技術に貢献した部分、または当該技術手段の部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例に記載の方法のすべてまたは一部のステップをコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置であってもよい)に実行させるいくつかの指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる様々な媒体を含む。
【0096】
以上の記載は、単に本開示の具体的な実施形態であるが、本開示の保護範囲は、これらに限定されない。当業者が本開示によって開示されている技術範囲内で容易に想到できる変化や置換は、すべて本開示の保護範囲内に含まれる。よって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲を基準とするべきである。