(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-18
(45)【発行日】2022-11-29
(54)【発明の名称】保持特徴部を有する相互接続システム
(51)【国際特許分類】
H01R 24/60 20110101AFI20221121BHJP
H01R 12/71 20110101ALI20221121BHJP
H01R 13/46 20060101ALI20221121BHJP
H01R 13/639 20060101ALI20221121BHJP
【FI】
H01R24/60
H01R12/71
H01R13/46 D
H01R13/639 Z
(21)【出願番号】P 2020504295
(86)(22)【出願日】2018-04-10
(86)【国際出願番号】 US2018026860
(87)【国際公開番号】W WO2018191248
(87)【国際公開日】2018-10-18
【審査請求日】2021-04-07
(32)【優先日】2017-04-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2017-12-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2018-03-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512322069
【氏名又は名称】サムテック インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Samtec,Inc.
【住所又は居所原語表記】520 Park East Boulevard New Albany,IN 47151-1147 United States
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】ベットマン・アール・ブラッド
(72)【発明者】
【氏名】パークス・リアム
(72)【発明者】
【氏名】ツビンデン・エリック
(72)【発明者】
【氏名】ゲティグ・キース
(72)【発明者】
【氏名】シャー・ジグネシュ・エイチ
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアムズ・バーネット・ジーン・カルロ
(72)【発明者】
【氏名】フェイス・チャドリック・ポール
(72)【発明者】
【氏名】ロイ・エドウィン
【審査官】松永 謙一
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-232637(JP,A)
【文献】特開2004-063392(JP,A)
【文献】特開2001-126790(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0257360(US,A1)
【文献】国際公開第2009/050779(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 24/60
H01R 12/71
H01R 13/46
H01R 13/639
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気コネクタにおいて、
電気絶縁性のコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングによって支持され、第1の基板が前記電気コネクタに対して前方向に移動するときに前記第1の基板と嵌合するように構成された複数の電気接点と、
前記コネクタハウジングによって支持される、前記第1の基板を前記電気コネクタに固定するための固定部材であって、前記固定部材は、
前記電気コネクタを第2の基板に装着するために、前記第2の基板の装着アパーチャに受容されるように構成された少なくとも1つの装着突出部と、
基部と、
前記基部から延びる固定壁と、
前記固定壁から前記前方向とは反対の後方向に沿って延びる保持アームであって、前記保持アームは、前記第1の基板を前記電気接点と嵌合させるために前記電気接点に対して前記第1の基板を付勢するように構成された保持部材を画定する、保持アームと、を画定する、固定部材と、
を含み、
前記固定部材は、前記前方向および前記後方向に垂直な横断方向に沿って前記基部と前記保持アームとの間に基板受容間隙を画定し、前記基板受容間隙は、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されたときに前記第1の基板を受容するように構成されている、電気コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記コネクタハウジングに取り付けられている、電気コネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記コネクタハウジングとモノリシックである、電気コネクタ。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記電気コネクタは、前記前方向および前記後方向に平行な長さ方向と、前記長さ方向および前記横断方向に垂直な横方向と、を定め、
前記固定部材は、前記コネクタハウジングによって支持され、前記横方向に沿って互いからオフセットされた一対の固定部材を含む、電気コネクタ。
【請求項5】
請求項4に記載の電気コネクタにおいて、
前記一対の固定部材はそれぞれ、第1および第2の装着突出部を画定する、電気コネクタ。
【請求項6】
請求項5に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記第1の装着突出部は、第1の対に配列されている装着突出部を含み、前記第2の装着突出部は、前記長さ方向に沿って前記第1の対からオフセットされた第2の対に配列されている装着突出部を含む、電気コネクタ。
【請求項7】
請求項6に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列され、
前記第2の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列されている、電気コネクタ。
【請求項8】
請求項6または7に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記装着突出部は、前記横断方向に沿って下に突出する、電気コネクタ。
【請求項9】
請求項1に記載の電気コネクタにおいて、
前記電気コネクタは、前記前方向および前記後方向に平行な長さ方向と、前記長さ方向および前記横断方向に垂直な横方向と、を定め、
前記装着突出部は、前記横断方向に沿って下に延びる、電気コネクタ。
【請求項10】
請求項9に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは、一対の装着突出部をさらに含む、電気コネクタ。
【請求項11】
請求項10に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記一対の装着突出部は互いに、前記横方向に沿って整列されている、電気コネクタ。
【請求項12】
請求項11に記載の電気コネクタにおいて、
前記電気接点は、第1および第2の列をなして配列され、前記第1および第2の列はそれぞれ前記横方向に沿って延び、かつ前記第1の列と前記第2の列とは前記長さ方向に沿って互いにオフセットされている、電気コネクタ。
【請求項13】
請求項12に記載の電気コネクタにおいて、
前記横方向に沿って向きを定められた中心線が、前記第1および第2の列を二分する、電気コネクタ。
【請求項14】
請求項13に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記一対の装着突出部は、前記中心線に対して同じ方向に離間されている、電気コネクタ。
【請求項15】
請求項13または14に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記第1および第2の対の装着突出部は、前記中心線の両側に配されている、電気コネクタ。
【請求項16】
請求項15に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1および第2の対の装着突出部は、前記中心線から等距離に離間されている、電気コネクタ。
【請求項17】
請求項14~16のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記一対の装着突出部は、前記中心線の、前記固定部材の前記第1の対の装着突出部と同じ側にある、電気コネクタ。
【請求項18】
請求項17に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記一対の装着突出部および前記固定部材の前記第1の対の装着突出部は、前記固定部材の前記第2の対の装着突出部に対して、前記中心線の反対側にある、電気コネクタ。
【請求項19】
請求項17または18に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記一対の装着突出部の前記横断方向の中心は、前記固定部材の装着突出部のうちの前記第1の対の前記装着突出部の前記横断方向の中心に対して前記中心線に向かってオフセットされている、電気コネクタ。
【請求項20】
請求項4~19のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されると、前記保持アームに当接するように構成されている、電気コネクタ。
【請求項21】
請求項20に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、前記第1の基板が前記基板受容間隙内に受容されると、前記電気接点に対して前記第1の基板を付勢する力を前記第1の基板に提供するように構成されている、電気コネクタ。
【請求項22】
請求項20または21に記載の電気コネクタにおいて、
前記電気接点の第1の端部が、第1および第2の列をなして配列され、前記第1および第2の列はそれぞれ前記横方向に沿って延び、前記第1の列と前記第2の列とは前記長さ方向に沿って互いから離間され、
前記第1および第2の列は、前記横方向に沿って向きを定められるコネクタ中心線によって二分され、前記固定壁の前方表面および前記列のうちの第1の列は、前記列のうちの第2の列に対して前記コネクタ中心線の同じ側に配されている、電気コネクタ。
【請求項23】
請求項22に記載の電気コネクタにおいて、
前記列のうちの前記第1の列は、前記長さ方向に関して、前記コネクタ中心線と前記固定壁の前記前方表面との間に配されている、電気コネクタ。
【請求項24】
請求項22または23に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、前記固定壁から自由端部まで延び、前記自由端部は、前記列のうちの前記第2の列が前記自由端部と前記中心線との間に配されるように、配されている、電気コネクタ。
【請求項25】
請求項22~24のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記基部は前端部を画定し、前記前端部は、前記列のうちの前記第1の列が前記基部の前記前端部と前記中心線との間に配されるように、配されている、電気コネクタ。
【請求項26】
請求項4~25のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは、前記固定部材のうちの第1の固定部材から前記固定部材のうちの第2の固定部材までの内側長さを定め、
前記内側長さは、約14mm~約21mmである、電気コネクタ。
【請求項27】
請求項26に記載の電気コネクタにおいて、
前記内側長さは、約17.5mmである、電気コネクタ。
【請求項28】
請求項4~27のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記基部は、前記長さ方向に沿って約8mm~約12mmの長さを定める、電気コネクタ。
【請求項29】
請求項28に記載の電気コネクタにおいて、
前記基部の前記長さは、約10mmである、電気コネクタ。
【請求項30】
請求項4~29のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、前記長さ方向に沿って約6mm~約10mmの長さを有する、電気コネクタ。
【請求項31】
請求項30に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームの前記長さは、約8mmである、電気コネクタ。
【請求項32】
請求項4~31のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、約1.5mm~約2mmの距離だけ前記基部から離間している、電気コネクタ。
【請求項33】
請求項32に記載の電気コネクタにおいて、
前記距離は、約1.75mmである、電気コネクタ。
【請求項34】
請求項4~33のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、約4mm~約6mmの最大高さを定める、電気コネクタ。
【請求項35】
請求項34に記載の電気コネクタにおいて、
前記最大高さは、約5.3mmである、電気コネクタ。
【請求項36】
請求項4~33のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、約3mm~約4mmである、前記基部から前記保持アームまでの内側高さを定める、電気コネクタ。
【請求項37】
請求項36に記載の電気コネクタにおいて、
前記内側高さは、約3.8mmである、電気コネクタ。
【請求項38】
請求項4~37のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは、
前記電気接点と整列された位置において前記長さ方向に沿って約5mm~約9mmの幅を定める
、電気コネクタ。
【請求項39】
請求項38に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記幅は、約7mmである、電気コネクタ。
【請求項40】
請求項4~39のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは、前記横方向に沿って約16mm~約24mmの最大長さを有する、電気コネクタ。
【請求項41】
請求項40に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記最大長さは、約20mmである、電気コネクタ。
【請求項42】
相互接続システムにおいて、
請求項4~41のいずれか一項に記載の電気コネクタと、
前記第1の基板と、
を含む、相互接続システム。
【請求項43】
請求項42に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、第1および第2の横方向側面と、前記第1および第2の横方向側面における第1および第2のノッチと、をそれぞれ画定し、
前記ノッチは、前記保持アームの長さよりも長い前記長さ方向に沿った長さを有し、前記保持アームは、前記ノッチを通過するように構成されている、相互接続システム。
【請求項44】
請求項43に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1および第2のノッチはそれぞれ、約6mm~約10mmの長さを定める、相互接続システム。
【請求項45】
請求項44に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1および第2のノッチのそれぞれの前記長さは、約8.25mmである、相互接続システム。
【請求項46】
請求項43~45のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記ノッチは、前記第1の基板の後端部から約10mm~約20mmの距離だけ離間されている、相互接続システム。
【請求項47】
請求項46に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板の後端部からの前記距離は、約15mmである、相互接続システム。
【請求項48】
請求項43~47のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記横方向に沿って約15mm~約25mmの最大幅を定める、相互接続システム。
【請求項49】
請求項47に記載の相互接続システムにおいて、
前記最大幅は、約20mmである、相互接続システム。
【請求項50】
請求項43~49のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記第1のノッチから前記第2のノッチまでの内側幅を定め、
前記内側幅は、約14mm~約20mmである、相互接続システム。
【請求項51】
請求項50に記載の相互接続システムにおいて、
前記内側幅は、約17.3mmである、相互接続システム。
【請求項52】
請求項43~51のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
係合位置と係合解除位置との間でスライド可能なバックアウト防止ラッチをさらに含み、
前記第1の基板が前記電気接点と嵌合し、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記バックアウト防止ラッチは、前記第1の基板を前記電気コネクタから分離させるであろう十分な量だけ前記後方向に前記第1の基板が移動するのを防止するために、前記固定壁に干渉する、相互接続システム。
【請求項53】
請求項52に記載の相互接続システムにおいて、
前記バックアウト防止ラッチは、それぞれの第1および第2の前記固定壁に干渉するように構成された第1および第2のラッチを含む、相互接続システム。
【請求項54】
請求項53に記載の相互接続システムにおいて、
前記電気コネクタと電気通信させられるように構成された相互接続モジュールであって、前記第1の基板に装着されるか、または前記第1の基板によって支持されるモジュールハウジングを有する、相互接続モジュールをさらに含み、
前記バックアウト防止ラッチは、前記相互接続モジュールによって画定される凹部内で前記係合位置と前記係合解除位置との間で並進運動可能である、相互接続システム。
【請求項55】
請求項54に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含み、
前記凹部は、前記ヒートシンクの中に画定されている、相互接続システム。
【請求項56】
請求項43~51のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
係合位置と係合解除位置との間で旋回可能なバックアウト防止ラッチをさらに含み、
前記第1の基板が前記電気接点と嵌合し、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記バックアウト防止ラッチは、前記第1の基板を前記電気コネクタから分離させるであろう十分な量だけ前記後方向に前記第1の基板が移動するのを防止するために、前記固定壁に干渉する、相互接続システム。
【請求項57】
請求項56に記載の相互接続システムにおいて、
前記バックアウト防止ラッチは、それぞれの第1および第2の前記固定壁に干渉するように構成された第1および第2のラッチを含む、相互接続システム。
【請求項58】
請求項57に記載の相互接続システムにおいて、
前記電気コネクタと電気通信させられるように構成された相互接続モジュールであって、前記第1の基板に装着されるか、または前記第1の基板によって支持されるモジュールハウジングを有する、相互接続モジュールをさらに含み、
前記バックアウト防止ラッチは、前記係合位置と前記係合解除位置との間で旋回するように前記モジュールハウジングに旋回可能に装着されている、相互接続システム。
【請求項59】
請求項54に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含む、相互接続システム。
【請求項60】
請求項42~59のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記第2の基板に装着された第1の電気コネクタをさらに含み、
請求項1に記載の前記電気コネクタは、前記第2の基板に装着された第2の電気コネクタであり、
前記第1の基板は、前記第1の基板を前記第1および第2の電気コネクタのそれぞれに同時に嵌合させるように、前記第1および第2の電気コネクタに対して前記前方向に移動するように構成されている、相互接続システム。
【請求項61】
請求項1に記載の電気コネクタにおいて、
前記電気コネクタは、前記前方向および前記後方向に平行な長さ方向と、前記長さ方向および前記横断方向に垂直な横方向と、を定め、
前記保持部材が、前記コネクタハウジングから延出する保持ペグをさらに含む、電気コネクタ。
【請求項62】
請求項
61に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持ペグは、ヘッドを画定し、前記ヘッドは、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されたときに前記第1の基板を受容するように構成された前記基板受容間隙を前記ヘッドと前記コネクタハウジングとの間に画定するように、前記コネクタハウジングから離間されている、電気コネクタ。
【請求項63】
請求項
62に記載の電気コネクタにおいて、
前記ヘッドは、前記第1の基板を前記電気接点に対して付勢するように構成されている、電気コネクタ。
【請求項64】
請求項
62または
63に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持ペグは、前記コネクタハウジングと前記ヘッドとの間に延びるネックを画定し、
前記ネックは、前記ヘッドの断面寸法よりも小さい断面寸法を有する、電気コネクタ。
【請求項65】
請求項
62~64のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持ペグは、前記長さ方向に沿って約1mm~約3mmの長さを定める、電気コネクタ。
【請求項66】
請求項
65に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持ペグの前記長さは、約1.8mmである、電気コネクタ。
【請求項67】
請求項
62~66のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記ヘッドは、前記横方向に沿って約1.5mm~5mmの幅を定める、電気コネクタ。
【請求項68】
請求項
67に記載の電気コネクタにおいて、
前記ヘッドの前記幅は、約2.5mmである、電気コネクタ。
【請求項69】
請求項
62~68のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記ヘッドは、約1mm~約3mmの距離だけ前記コネクタハウジングから離間している、電気コネクタ。
【請求項70】
請求項
69に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングからの前記距離は、約1.8mmである、電気コネクタ。
【請求項71】
請求項
62~70のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定壁は前記基部から延出する、電気コネクタ。
【請求項72】
請求項
71に記載の電気コネクタにおいて、
前記基部は、前記コネクタハウジングによって支持されている、電気コネクタ。
【請求項73】
請求項
71または
72に記載の電気コネクタにおいて、
前記電気コネクタは、約3.5mm~約7mmである、前記基部の底面から前記ヘッドの上面までの高さを定める、電気コネクタ。
【請求項74】
請求項
73に記載の電気コネクタにおいて、
前記電気コネクタの前記高さは、約5.4mmである、電気コネクタ。
【請求項75】
請求項
73または
74に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されると、前記固定壁の後方表面に当接するように構成されている、電気コネクタ。
【請求項76】
請求項
73~75のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板が前記保持ペグを受容するように整列されると、前記固定壁の前方表面に当接するように構成されている、電気コネクタ。
【請求項77】
請求項
76に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定壁の前記前方表面は、前記前方向を向く第1の部分と、前記第1の部分から前記後方向に離間した第2の部分と、前記第1の部分と前記第2の部分との間の傾斜部とを含む、電気コネクタ。
【請求項78】
請求項
73~77のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記基部の底面から前記固定壁の上面までの高さを定め、
前記固定部材の前記高さは、約3.5mm~約7mmである、電気コネクタ。
【請求項79】
請求項
78に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記高さは、約4.9mmである、電気コネクタ。
【請求項80】
請求項
73~79のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定壁は、前記長さ方向に沿って約1mm~約4mmの長さを定める、電気コネクタ。
【請求項81】
請求項
80に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定壁の前記長さは、約2mmである、電気コネクタ。
【請求項82】
請求項4~41および請求項
61~81のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは、前記横方向に沿って約16mm~約24mmの最大長さを有する、電気コネクタ。
【請求項83】
請求項
82に記載の電気コネクタにおいて、
前記最大長さは、約20mmである、電気コネクタ。
【請求項84】
相互接続システムにおいて、
請求項
73~83のいずれか一項に記載の電気コネクタと、
前記第1の基板と、
を含む、相互接続システム。
【請求項85】
請求項
84に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板を通って延び、かつ前記保持ペグを受容するようにサイズ決めされたスロットを画定する、相互接続システム。
【請求項86】
請求項
85に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、前記第1の基板によって画定されている、閉じた連続周辺部を有する、相互接続システム。
【請求項87】
請求項
85または
86に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、挿入領域と、前記挿入領域から前記後方向に延びるガイド領域と、を画定し、
前記挿入領域は、前記ヘッドを受容するようにサイズ決めされ、前記ガイド領域は、前記ネックを受容し、前記ヘッドを受容しないようにサイズ決めされている、相互接続システム。
【請求項88】
請求項
87に記載の相互接続システムにおいて、
前記挿入領域は、前記ガイド領域の幅より大きい幅を有する、相互接続システム。
【請求項89】
請求項
87または
88に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヘッドは、前記挿入領域に受容されるように構成され、前記ネックは、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されるときに、前記ガイド領域に沿って移動するように構成されている、相互接続システム。
【請求項90】
請求項
89に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、第1および第2の横方向側面と、前記第1および第2の横方向側面における第1および第2のノッチと、をそれぞれ画定し、
前記ノッチは、前記保持アームの長さよりも長い長さを有し、前記保持アームは、前記ノッチを通過するように構成されている、相互接続システム。
【請求項91】
請求項
90に記載の相互接続システムにおいて、
前記ノッチのそれぞれの前端部は、前記ヘッドが前記挿入領域を通って挿入されるように整列されると、前記固定壁に当接するように構成されている、相互接続システム。
【請求項92】
請求項
87~91のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、約4mm~約9mmの長さを定める、相互接続システム。
【請求項93】
請求項
92に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットの前記長さは、約6.5mmである、相互接続システム。
【請求項94】
請求項
87~93のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記挿入領域は、約1.5mm~約4.5mmの幅を有する、相互接続システム。
【請求項95】
請求項
94に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヘッドの前記幅は、約3mmである、相互接続システム。
【請求項96】
請求項
87~95のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記横方向に沿って約16mm~約24mmの最大幅を有する、相互接続システム。
【請求項97】
請求項
96に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板の前記最大幅は、約20mmである、相互接続システム。
【請求項98】
請求項
90~97のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記第1のノッチから前記第2のノッチまでの内側幅を定めることができ、
前記内側幅は、約14mm~約22mmである、相互接続システム。
【請求項99】
請求項
98に記載の相互接続システムにおいて、
前記内側幅は、約18.7mmである、相互接続システム。
【請求項100】
請求項
90~99のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記ノッチはそれぞれ、前記長さ方向に沿って約4mm~約9mmの長さを有する、相互接続システム。
【請求項101】
請求項
100に記載の相互接続システムにおいて、
前記ノッチの前記長さは、約6.5mmである、相互接続システム。
【請求項102】
請求項
90~101のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
係合位置と係合解除位置との間でスライド可能なバックアウト防止ラッチをさらに含み、
前記第1の基板が前記電気接点と嵌合し、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記バックアウト防止ラッチは、前記第1の基板を前記電気コネクタから分離させるであろう十分な量だけ前記後方向に前記第1の基板が移動するのを防止するために、前記固定壁に干渉する、相互接続システム。
【請求項103】
請求項
102に記載の相互接続システムにおいて、
前記バックアウト防止ラッチは、それぞれの第1および第2の前記固定壁に干渉するように構成された第1および第2のラッチを含む、相互接続システム。
【請求項104】
請求項
103に記載の相互接続システムにおいて、
前記電気コネクタと電気通信させられるように構成された相互接続モジュールであって、前記第1の基板に装着されるか、または前記第1の基板によって支持されるモジュールハウジングを有する、相互接続モジュールをさらに含み、
前記バックアウト防止ラッチは、前記相互接続モジュールによって画定される凹部内で前記係合位置と前記係合解除位置との間で並進運動可能である、相互接続システム。
【請求項105】
請求項
104に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含み、
前記凹部は、前記ヒートシンクの中に画定されている、相互接続システム。
【請求項106】
請求項
90~101のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
係合位置と係合解除位置との間で旋回可能なバックアウト防止ラッチをさらに含み、
前記第1の基板が前記電気接点と嵌合し、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記バックアウト防止ラッチは、前記第1の基板を前記電気コネクタから分離させるであろう十分な量だけ前記後方向に前記第1の基板が移動するのを防止するために、前記固定壁に干渉する、相互接続システム。
【請求項107】
請求項
106に記載の相互接続システムにおいて、
前記バックアウト防止ラッチは、それぞれの第1および第2の前記固定壁に干渉するように構成された第1および第2のラッチを備える、相互接続システム。
【請求項108】
請求項
107に記載の相互接続システムにおいて、
前記電気コネクタと電気通信させられるように構成された相互接続モジュールであって、前記第1の基板に装着されるか、または前記第1の基板によって支持されるモジュールハウジングを有する、相互接続モジュールをさらに含み、
前記バックアウト防止ラッチは、前記係合位置と前記係合解除位置との間で旋回するように前記モジュールハウジングに旋回可能に装着されている、相互接続システム。
【請求項109】
請求項
108に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含む、相互接続システム。
【請求項110】
請求項
84~109のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記第2の基板に装着された第1の電気コネクタをさらに含み、
請求項4に記載の前記電気コネクタは、前記第2の基板に装着された第2の電気コネクタであり、
前記第1の基板は、前記第1の基板を前記第1および第2の電気コネクタのそれぞれに同時に嵌合させるように、前記第1および第2の電気コネクタに対して前記前方向に移動するように構成されている、相互接続システム。
【請求項111】
請求項
62~70のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記基部は、前記コネクタハウジングによって支持されている、電気コネクタ。
【請求項112】
請求項
111に記載の電気コネクタにおいて、
前記基部は、前記第1の基板を前記電気コネクタと嵌合させるように前記第1の基板が前記前方向に移動されるときに、前記第1の基板が前記基部上を並進運動するように構成されるように位置付けられている、電気コネクタ。
【請求項113】
相互接続システムにおいて、
請求項
111または
112に記載の電気コネクタと、
前記第1の基板と、
を含む、相互接続システム。
【請求項114】
請求項
113に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板を通って延び、かつ前記保持ペグを受容するようにサイズ決めされたスロットを画定する、相互接続システム。
【請求項115】
請求項
114に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、前記第1の基板によって画定されている、閉じた連続周辺部を有する、相互接続システム。
【請求項116】
請求項
114または
115に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、挿入領域と、前記挿入領域から前記後方向に延びるガイド領域と、を画定し、
前記挿入領域は、前記ヘッドを受容するようにサイズ決めされ、前記ガイド領域は、前記ネックを受容し、前記ヘッドを受容しないようにサイズ決めされている、相互接続システム。
【請求項117】
請求項
116に記載の相互接続システムにおいて、
前記挿入領域は、前記ガイド領域の幅より大きい幅を有する、相互接続システム。
【請求項118】
請求項
116または
117に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヘッドは、前記挿入領域に受容されるように構成され、前記ネックは、前記第1の基板が前記第1の電気コネクタと嵌合されるときに、前記ガイド領域に沿って移動するように構成されている、相互接続システム。
【請求項119】
請求項
113~118のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記固定部材の前記基部を受容するようにサイズ決めされたノッチをそれぞれ欠く第1および第2の横方向側面を画定する、相互接続システム。
【請求項120】
請求項
113~118のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板の後端部から前記第1の基板の前端部まで連続的かつ直線的に延びる第1および第2の横方向側面を画定する、相互接続システム。
【請求項121】
請求項
113~120のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記電気コネクタと電気通信させられるように構成された相互接続モジュールであって、前記第1の基板に装着されたモジュールハウジングを有する、相互接続モジュールをさらに含む、相互接続システム。
【請求項122】
請求項
121に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含む、相互接続システム。
【請求項123】
請求項
113~122のいずれか一項に記載の相互接続システムにおいて、
前記第2の基板に装着された第1の電気コネクタをさらに含み、
請求項1に記載の前記電気コネクタは、前記第2の基板に装着された第2の電気コネクタであり、
前記第1の基板は、前記第1の基板を前記第1および第2の電気コネクタのそれぞれに同時に嵌合させるように、前記第1および第2の電気コネクタに対して前記前方向に移動するように構成されている、相互接続システム。
【請求項124】
請求項4に記載の電気コネクタにおいて、
前記複数の電気接点はそれぞれ、前記第2の基板に装着されるように構成された装着端部を有し、前記装着端部は、横方向に沿って向きを定められた第1および第2の列をなして配列されており、前記前方向および前記後方向に平行で、前記横方向に対して実質的に垂直な長さ方向に沿って互いから離間されており、
前記少なくとも1つの装着突出部は、前記基板の対応する装着アパーチャに受容され、それによって前記電気コネクタを前記基板に固定するように前記横断方向に沿って延びる、第1、第2、および第3の対の装着突出部を含み、
1)前記第2および第3の対の装着突出部は、前記第1および第2の列から等距離に、前記横方向に沿って向きを定められた中心線の両側に配され、
2)前記第3の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列され、
3)前記第2の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列され、
4)前記第1の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列され、
5)前記第1の対の前記装着突出部のそれぞれの中心は、前記長さ方向に関して前記第2の対の前記装着突出部のそれぞれの中心と前記中心線との間に配されている、電気コネクタ。
【請求項125】
請求項
124に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記中心は、前記長さ方向に沿って前記中心線に対するより、前記第2の対の前記中心に近づいて、間隔をあけている、電気コネクタ。
【請求項126】
請求項
125に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記中心は、前記長さ方向に沿って第1の距離だけ前記第2の対の前記中心から離間され、前記長さ方向に沿って第2の距離だけ前記中心線から離間され、前記第2の距離は、前記第1の距離の5倍超である、電気コネクタ。
【請求項127】
請求項
126に記載の電気コネクタにおいて、
前記第2の距離は、前記第1の距離の10倍超である、電気コネクタ。
【請求項128】
請求項
124~127のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記装着突出部は、前記横方向に関して、前記第2の対の前記装着突出部間に配されている、電気コネクタ。
【請求項129】
請求項
124~128のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記第2の対の前記装着突出部は、前記長さ方向に沿って前記第3の対の前記装着突出部のうちのそれぞれ異なるものと整列されている、電気コネクタ。
【請求項130】
請求項
124~129のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1および第2の対の装着突出部のうち一方または両方の前記装着突出部は、前記長さ方向に関して前記列のうちの一方と前記中心線との間に配されている、電気コネクタ。
【請求項131】
請求項
130に記載の電気コネクタにおいて、
前記第3の対の装着突出部は、前記長さ方向に関して前記列のうちの他方と前記中心線との間に配されている、電気コネクタ。
【請求項132】
請求項
124~131のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記装着突出部は、前記第2および第3の対それぞれの前記装着突出部よりも小さい断面寸法を有する、電気コネクタ。
【請求項133】
請求項
124~132のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記第2および第3の対それぞれの前記装着突出部は、同じ断面寸法を有する、電気コネクタ。
【請求項134】
請求項4に記載の電気コネクタが装着されるように構成された基板であって、前記第2の基板である、基板において、
第1の表面、および前記横断方向に沿った厚さを定めるように前記第1の表面の反対側にある第2の表面と、
前記横断方向に実質的に垂直な横方向に沿った幅を定めるように、互いに対向する第1および第2の横方向側面であって、前記幅は前記厚さよりも大きい、第1および第2の横方向側面と、
前記前方向および前記後方向に平行で、前記横断方向および前記横方向のそれぞれに実質的に垂直な、長さ方向に沿った長さを定めるように、互いから離間された第1および第2の長さ方向端部であって、前記長さは前記幅よりも大きい、第1および第2の長さ方向端部と、
を含み、
前記装着アパーチャは、前記電気コネクタのそれぞれの装着突出部を受容するように構成され、それによって前記電気コネクタを前記基板に固定するように、前記横断方向に沿って少なくとも前記第2の基板の中に、または前記第2の基板を通って延びる、第1、第2、および第3の対の装着アパーチャを含み、
1)前記第2および第3の対の装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記第2および第3の対の装着アパーチャから等距離に前記横方向に沿って向きを定められた中心線の両側に配され、
2)前記第3の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
3)前記第2の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
4)前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
5)前記第1の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心は、前記長さ方向に関して前記第2の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心と前記中心線との間に配されている、基板。
【請求項135】
請求項
134に記載の基板において、
前記第1の対の前記中心は、前記長さ方向に沿って前記中心線に対するより、前記第2の対の前記中心に近づいて、間隔をあけている、基板。
【請求項136】
請求項
135に記載の基板において、
前記第1の対の前記中心は、前記長さ方向に沿って第1の距離だけ前記第2の対の前記中心から離間され、前記長さ方向に沿って第2の距離だけ前記中心線から離間され、前記第2の距離は、前記第1の距離の5倍超である、基板。
【請求項137】
請求項
136に記載の基板において、
前記第2の距離は、前記第1の距離の10倍超である、基板。
【請求項138】
請求項
134~137のいずれか一項に記載の基板において、
前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に関して、前記第2の対の前記装着アパーチャ間に配されている、基板。
【請求項139】
請求項
134~138のいずれか一項に記載の基板において、
前記第2の対の前記装着アパーチャは、前記長さ方向に沿って前記第3の対の前記装着アパーチャのうちのそれぞれ異なるものと整列されている、基板。
【請求項140】
請求項
134~139のいずれか一項に記載の基板において、
前記第2の基板は、前記電気コネクタの電気接点との電気接触を確立するように構成された接触位置を画定し、前記接触位置は、前記横方向に沿って向きを定められ、かつ前記長さ方向に沿って互いから離間された第1および第2の列をなして配列されている、基板。
【請求項141】
請求項
140に記載の基板において、
前記中心線は、前記長さ方向に沿って前記第1および第2の列から等距離に離間されている、基板。
【請求項142】
請求項
140または
141に記載の基板において、
前記第1および第2の対の装着アパーチャのうちの一方または両方の前記装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記列のうちの一方と前記中心線との間に配されている、基板。
【請求項143】
請求項
142に記載の基板において、
前記第3の対の装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記列のうちの他方と前記中心線との間に配されている、基板。
【請求項144】
請求項
134~143のいずれか一項に記載の基板において、
前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記第2および第3の対それぞれの前記装着アパーチャよりも小さい断面寸法を有する、基板。
【請求項145】
請求項
134~144のいずれか一項に記載の基板において、
前記第2および第3の対それぞれの前記装着アパーチャは、同じ断面寸法を有する、基板。
【請求項146】
請求項4に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、前記第1の基板を前記基板受容間隙内にガイドするように構成された、斜めの導入表面を画定する、電気コネクタ。
【請求項147】
請求項
146に記載の電気コネクタにおいて、
前記斜めの導入表面は、前記固定壁に向かって前記前方向に延びるにつれて、前記基部に向かって勾配がついている、電気コネクタ。
【請求項148】
請求項1に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記第1の基板の前方移動を制限する、電気コネクタ。
【請求項149】
請求項4~19の少なくともいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、内側コーナーを画定するように前記固定壁から延び、前記内側コーナーは、前記第1の基板が前記間隙内に受容されたときに前記第1の基板のコーナーを受容するように構成されたノッチを画定する、電気コネクタ。
【請求項150】
請求項
124~133のいずれか一項に記載の電気コネクタにおいて、
前記装着アパーチャは、前記電気コネクタの前記第1、第2、および第3の対の装着突出部をそれぞれ受容することによって、前記電気コネクタを前記第2の基板に固定するように構成されるよう、少なくとも前記第2の基板の中に、またはそれを通って延びる第1、第2、および第3の対の装着アパーチャを含む、電気コネクタ。
【請求項151】
請求項
150に記載の電気コネクタにおいて、
1)前記第2および第3の対の装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記第2および第3の対の装着アパーチャから等距離に前記横方向に沿って向きを定められた中心線の両側に配され、
2)前記第3の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
3)前記第2の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
4)前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
5)前記第1の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心は、前記長さ方向に関して前記第2の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心と前記中心線との間に配されている、電気コネクタ。
【請求項152】
相互接続システムにおいて、
請求項
124~133のいずれか一項に記載の電気コネクタと、
前記第2の基板と、を含み、
前記装着アパーチャは、前記電気コネクタの前記第1、第2、および第3の対の装着突出部をそれぞれ受容することによって、前記電気コネクタを前記第2の基板に固定するように構成されるよう、少なくとも前記第2の基板の中に、またはそれを通って延びる第1、第2、および第3の対の装着アパーチャを含む、相互接続システム。
【請求項153】
請求項
152に記載の相互接続システムにおいて、
1)前記第2および第3の対の装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記第2および第3の対の装着アパーチャから等距離に前記横方向に沿って向きを定められた中心線の両側に配され、
2)前記第3の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
3)前記第2の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
4)前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
5)前記第1の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心は、前記長さ方向に関して前記第2の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心と前記中心線との間に配されている、相互接続システム。
【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2017年4月10日出願の米国特許出願第62/483,932号、2017年12月6日出願の米国特許出願第62/595,579号、および2018年3月6日出願の米国特許出願第62/639,492号の優先権を主張し、これらそれぞれの開示は、全体が本明細書に記載されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
〔背景〕
米国特許第9,374,165号には、複数の相互接続システムが記載されている。米国特許第9,374,165号は、全体が本明細書に記載されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。米国特許第9,374,165号の
図5A~
図7Bに記載されているように、いくつかの実施形態のうちの1つの例として、トランシーバー115は、光学エンジン115aと、光学エンジン115aに接続されたケーブル116と、を含むことができる。光学エンジン115aの例は、それぞれの全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第7,329,054号、第7,648,287号、第7,766,559号、および第7,824,112号、ならびに米国特許出願公開第2008/0222351号、第2011/0123150号、および第2011/0123151号に開示されている。光学エンジン115aの例は、米国特許出願第61/562,371号にさらに開示されている。米国特許第7,329,054号は、付表Bにおいて本明細書にさらに添付され、したがって、本開示に含まれる。米国特許第7,648,287号は、付表Cにおいて本明細書にさらに添付され、したがって、本開示に含まれる。米国特許第7,766,559号は、付表Dにおいて本明細書にさらに添付され、したがって、本開示に含まれる。米国特許第7,824,112号は、付表Eにおいて本明細書にさらに添付され、したがって、本開示に含まれる。米国特許出願公開第2008/0222351号は、付表Fにおいて本明細書にさらに添付され、したがって、本開示に含まれる。米国特許出願公開第2011/0123150号は、付表Gにおいて本明細書にさらに添付され、したがって、本開示に含まれる。米国特許出願公開第2011/0123151号は、付表Hにおいて本明細書にさらに添付され、したがって、本開示に含まれる。米国特許出願第61/562,371号は、付表Iにおいて本明細書にさらに添付され、したがって、本開示に含まれる。
【0003】
米国特許第9,374,165号の
図9Cを参照すると、ケーブル116は、ただ1つまたはそれより多くの光ファイバーケーブルを単独で、または1つ以上の銅ケーブルと組み合わせて、含み得る。光学エンジン115aは、第1のプリント回路基板115bなどの第1の基板上に装着され得る。光学エンジン115aは、ケーブル116から光信号を受信し、光信号を電気信号に変換するように構成されている。さらに、光学エンジン115aは、電気信号を受信し、電気信号を光信号に変換し、光信号をケーブルに沿って送信するように構成されている。回路基板115bは、プロトコルに特化したデータ転送のために電気信号を調整することを含め、トランシーバーに、かつトランシーバーから送信された電気信号を送り、かつ/または修正するように構成された、ICチップ115f(
図6D)を含み得る
【0004】
図10Aに示すように、相互接続システムは、少なくとも1つの第2の基板118、例えば第2のプリント回路基板上に装着された、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154をさらに含む。
図9Cのトランシーバーは、
図10Cに示すように、第1の電気コネクタおよび第2の電気コネクタの両方と嵌合するように構成される。動作中、ケーブル116から、
図9Cのトランシーバーによって受信された光信号は、電気信号へと変換される。電気信号のうちの1つ(ones)は、第1の電気コネクタへと送られ、電気信号のうちの他のものは、第2の電気コネクタへと送られる。例えば、高速電気信号は第1の電気コネクタへと送られ得、低速電気信号は第2の電気コネクタへと送られ得る。電力もまた第2の電気コネクタへと送られ得る。逆に、第1および第2の電気コネクタから
図9Cのトランシーバーによって受信された電気信号は、光信号へと変換されて、ケーブル116の光ケーブルに沿って出力される。当然、ケーブルが導電性ケーブルを含む実施形態では、トランシーバーは、導電性ケーブルから電気信号を受信し、電気信号をケーブル116に送信するように構成されている。電気信号のうちのさまざまなものが、第1の電気コネクタへと送られ、電気信号のうちのさまざまな他のものが、第2の電気コネクタへと送られる。当然、ケーブル116が電気ケーブルのみを含む場合、トランシーバーは、光学エンジンなしで設けられ得る。
【0005】
第1の電気コネクタ152は、第2の電気コネクタ154が第2のプリント回路基板118に装着される位置から前方向に離間した位置において、第2のプリント回路基板118に装着され得る。同様に、第2の電気コネクタ154は、第1の電気コネクタ152から、前方向とは反対の後方向に離間する。よって、第1の電気コネクタ152は前方電気コネクタと呼ばれ得、第2の電気コネクタ154は後方電気コネクタと呼ばれ得る。米国特許第9,374,165号の
図10Cに例示する一例では、トランシーバー回路基板115bは、前方向において第1の電気コネクタ152に嵌合され、それによって、第1の電気コネクタの電気接点と第1の回路基板115bの導電性ランド(electrically conductive lands)との間に電気接続を確立させる。第1の電気コネクタ152は、直角電気コネクタとして構成され得る。次に、回路基板115bは、第1の回路基板115bの底部側の導電性ランドを、垂直コネクタとして構成され得る第2の電気コネクタ154の垂直圧迫電気接点上に持ってくることによって、第2の電気コネクタ154と嵌合され得る。
【0006】
〔概要〕
本開示の一態様によれば、電気コネクタは、電気絶縁性コネクタハウジングと、コネクタハウジングによって支持された複数の電気接点と、を含むことができる。電気接点は、第1の基板が電気コネクタに対して前方向に移動するときに、第1の基板と嵌合するように構成される。電気コネクタは、コネクタハウジングによって支持される固定部材をさらに含むことができる。固定部材は、電気コネクタを第2の基板に装着するように、第2の基板の装着アパーチャに受容されるように構成された少なくとも1つの装着突出部を画定することができる。
【0007】
以下の詳細な説明は、添付図面と併せて読むとより良く理解されるであろう。図面では、例示目的で、例としての実施形態が示されている。しかしながら、本開示は図示される厳密な配列および手段に制限されるものではないことを、理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】ホストモジュールに嵌合して示されている相互接続モジュールを含む相互接続システムの側面図である。
【
図1B】一実施形態による、
図1Aの相互接続モジュールの斜視図である。
【
図1C】別の実施形態による、
図1Aの相互接続モジュールの斜視図である。
【
図2A】相互接続モジュール、ホストモジュール、および係合位置で示された並進運動可能なバックアウト防止ラッチを含む、相互接続システムの斜視図である。
【
図2B】ホストモジュールの電気コネクタの上面斜視図である。
【
図2C】ヒートシンクを含む、
図2Aに示す相互接続システムの分解組立斜視図である。
【
図2D】
図2Bに示す電気コネクタの固定部材の側面図である。
【
図2E】
図2Aに示す相互接続モジュールのモジュール基板の平面図である。
【
図2F】相互接続モジュールがホストモジュールと嵌合されるよう整列している、
図2Aに示す相互接続モジュールの一部の斜視図である。
【
図2G】ホストモジュールと嵌合されて整列された相互接続モジュールを示す、
図2Fに示す相互接続モジュールの部分の斜視図である。
【
図2H】
図2Gに示す相互接続モジュールの部分の分解組立斜視図である。
【
図2I】係合解除位置にあるラッチ部材を示す、
図2Gに示す相互接続モジュールの斜視図である。
【
図2J】係合解除位置にあるラッチ部材を示す、
図2Fに示す相互接続モジュールの斜視図である。
【
図2K】一実施形態に従って構成された付勢部材の概略側面図である。
【
図2L】代替的な実施形態に従って構成された付勢部材の概略側面図である。
【
図2N】
図2Mに示す電気コネクタが装着されるように構成された、ホストモジュールのホスト基板の平面図である。
【
図3A】
図2Aに示される相互接続システムの電気コネクタの斜視図であり、電気コネクタは、
図2Bに示される電気コネクタと同様に構成されているが、代替的な実施形態に従って構成されている。
【
図3B】
図2Eに示す基板と同様であるが、代替的な実施形態に従って構成されている、相互接続モジュールのモジュール基板の平面図である。
【
図3C】
図3Aの電気コネクタを含むホストモジュールと嵌合するように整列された
図3Bのモジュール基板を示す相互接続システムの斜視図である。
【
図3D】
図3Cの相互接続システムの斜視図であるが、
図3Aの電気コネクタを含むホストモジュールと嵌合された
図3Bのモジュール基板を示している。
【
図3E】
図3Aに示す電気コネクタの固定部材の斜視図である。
【
図4A】相互接続モジュール、ホストモジュール、および係合位置で示された旋回可能なバックアウト防止ラッチを含む、別の実施形態に従って構成された相互接続システムの分解組立斜視図である。
【
図4C】ホストモジュールと嵌合された相互接続モジュール、および係合位置にあるラッチを示す、
図4Aに示す相互接続システムの斜視図である。
【
図4D】
図4Cに示す相互接続システムの一部の拡大斜視図である。
【
図4E】
図4Dと同様であるが、係合解除位置にあるラッチを示す、相互接続システムの一部の拡大斜視図である。
【
図4F】
図4Aに示すホストモジュールの電気コネクタの斜視図である。
【
図4G】
図4Fに示す電気コネクタの固定部材の側面図である。
【
図4H】
図2Gに示す電気コネクタが装着されるように構成された、
図4Aに示すホストモジュールのホスト基板の平面図である。
【
図4I】相互接続モジュールがホストモジュールと嵌合されるよう整列している、
図4Aに示す相互接続モジュールの一部の斜視図である。
【
図4J】相互接続モジュールのモジュールハウジングに取り付けられたヒートシンクを含む、
図4Aに示す相互接続モジュールの斜視図である。
【
図4K】モジュールハウジングへのヒートシンクの取り付けを示す、
図4Jに示す相互接続モジュールの斜視図である。
【
図4M】
図4Lに示す電気コネクタが装着されるように構成された、ホストモジュールのホスト基板の平面図である。
【
図5A】
図4Aに示される相互接続システムの電気コネクタの斜視図であり、電気コネクタは、
図4Fに示される電気コネクタと同様であるが、代替的な実施形態に従って構成される固定部材を有する。
【
図5B】
図4Hに示す基板と同様であるが、代替的な実施形態に従って構成されている、相互接続モジュールのモジュール基板の平面図である。
【
図5C】
図5Aの電気コネクタを含むホストモジュールと嵌合するように整列された
図5Bのモジュール基板を示す相互接続システムの斜視図である。
【
図5D】
図5Cの相互接続システムの斜視図であるが、
図5Aの電気コネクタを含むホストモジュールと嵌合された
図5Bのモジュール基板を示している。
【
図5E】
図5Aに示す電気コネクタの固定部材の斜視図である。
【
図6A】
図4Aに示される相互接続システムの電気コネクタの斜視図であり、電気コネクタは、
図5Aに示される電気コネクタと同様であるが、別の代替的な実施形態に従って構築される固定部材を含む。
【
図6B】
図6Aに示す電気コネクタと嵌合するように構成された相互接続モジュールのモジュール基板の平面図である。
【
図6C】相互接続システムのホストモジュールと嵌合するように整列された
図6Bのモジュール基板を示す相互接続システムの斜視図である。
【
図6D】
図6Cの相互接続システムの斜視図であるが、
図6Aの電気コネクタを含むホストモジュールと嵌合された
図6Bのモジュール基板を示している。
【
図6E】
図6Aに示す電気コネクタの固定部材の斜視図である。
【
図7A】ホストモジュールの電気コネクタの斜視図であり、電気コネクタは、代替的な実施形態に従って構成されている。
【
図7C】ホストモジュールのホスト基板の一部の平面図であり、ホスト基板は、
図7Aに示される電気コネクタがホスト基板に装着されるように構成されるよう、代替的な実施形態に従って構成されている。
【
図7D】代替的な実施形態に従って構成された固定部材の斜視図である。
【
図8A】ホストモジュールの電気コネクタの斜視図であり、電気コネクタは、代替的な実施形態に従って構成されている。
【
図8C】ホストモジュールのホスト基板の一部の平面図であり、ホスト基板は、
図8Aに示される電気コネクタがホスト基板に装着されるように構成されるよう、代替的な実施形態に従って構成されている。
【
図9A】ホストモジュールの電気コネクタの斜視図であり、電気コネクタは、代替的な実施形態に従って構成されている。
【
図9C】ホストモジュールのホスト基板の一部の平面図であり、ホスト基板は、
図9Aに示される電気コネクタがホスト基板に装着されるように構成されるよう、代替的な実施形態に従って構成されている。
【
図10A】ホストモジュールの電気コネクタの斜視図であり、電気コネクタは、代替的な実施形態に従って構成されている。
【
図10C】ホストモジュールのホスト基板の一部の平面図であり、ホスト基板は、
図10Aに示される電気コネクタがホスト基板に装着されるように構成されるよう、代替的な実施形態に従って構成されている。
【
図11A】相互接続モジュール、ホストモジュール、および係合解除位置で示されたバックアウト防止ラッチを含む、相互接続システムの分解組立斜視図である。
【
図11B】係合位置にあるバックアウト防止ラッチを示す、
図11Aに示された相互接続システムの一部の拡大斜視図である。
【
図11D】下にある基板に固定されるように構成された固定タブを示す、ホストモジュールの第1の電気コネクタの分解組立斜視図である。
【
図11E】下にある基板に固定されるように構成された固定タブを示す、ホストモジュールの第2の電気コネクタの分解組立斜視図である。
【
図12A】相互接続モジュール、ホストモジュール、および係合解除位置で示される別の実施形態に従って構成されたバックアウト防止ラッチを含む、相互接続システムの分解組立斜視図である。
【
図12B】係合位置にあるバックアウト防止ラッチを示す、
図12Aに示された相互接続システムの一部の拡大斜視図である。
【
図13A】相互接続モジュール、ホストモジュール、および係合位置で示される別の実施形態に従って構成されたバックアウト防止ラッチを含む、相互接続システムの斜視図である。
【
図13B】係合解除位置にあるバックアウト防止ラッチを示す、
図13Aに示された相互接続システムの斜視図である。
【
図13C】係合位置にあるバックアウト防止ラッチを示す、
図13Aに示された相互接続システムの一部の断面端面図である。
【
図14A】相互接続モジュール、ホストモジュール、および係合位置で示される別の実施形態に従って構成されたバックアウト防止ラッチを含む、相互接続システムの斜視図である。
【
図14B】バックアウト防止ラッチのない、相互接続モジュールおよびホストモジュールを含む、
図14Aの相互接続システムの斜視図である。
【
図14C】係合位置にあるバックアウト防止ラッチを示す、
図14Aに示された相互接続システムの一部の断面端面図である。
【
図14D】係合解除位置にあるバックアウト防止ラッチを示す、
図14Aに示された相互接続システムの一部の断面端面図である。
【0009】
〔詳細な説明〕
本開示は、トランシーバーのような相互接続モジュールなどの第3の電気コネクタが、第1および第2のコネクタに対して後方向に移動して、相互接続モジュールが第1および第2の電気コネクタの一方または両方から分離するのを防止することが望ましいと認識する。したがって、トランシーバーを第1および第2の電気コネクタのうちの一方または両方から分離させるのに十分な距離だけ後方向に相互接続モジュールが動くのをラッチが防ぐ係合位置まで動くように構成された、さまざまなラッチが開示される。本開示は、付表Jに含まれ、したがって本開示の一部を形成する、2016年8月15日に出願された米国特許出願第62/375,050号の開示を含む。本開示は、付表Kにおいて含まれ、したがって本開示の一部を形成する、2017年1月27日に出願された米国特許出願第62/451,566号の開示をさらに含む。
【0010】
最初に
図1Aを参照すると、第1のプリント回路基板として構成され得る、第1の基板またはモジュール基板115bが、第1の端部119aと、第1の端部119aの反対側の第2の端部119bと、を画定している。具体的には、第1の端部119aは、第2の端部119bから前方向に離間していてよい。同様に、第2の端部119bは、第1の端部119aから後方向に離間していると言える。よって、第1の端部119aは前端部と呼ぶことができ、第2の端部119bは後端部と呼ぶことができる。
【0011】
前方向および後方向は、長さ方向Lに沿って延びていると言える。第1のプリント回路基板115bは、第1の側面120aと、第1の側面120aの反対側の第2の側面120bと、をさらに画定する。第1の側面120aおよび第2の側面120bは、横断方向Tに沿って互いから離間している。横断方向Tは、長さ方向Lに実質的に垂直な向きである。第1の側面120aは、第2の側面120bから上方向に離間していると言える。同様に、第2の側面120bは、第1の側面120aから、上方向の反対側の下方向に離間していると言える。上方向および下方向はいずれも、横断方向Tに沿って延びていると言える。用語「上向き」、「上方」、「上」、およびそれらの派生語が、上方向に関して本明細書で使用される。用語「下向き」、「下方」、「下」、およびそれらの派生語が、下方向に関して本明細書で使用される。当然、トランシーバー115の実際の向きが使用中に変わり得ること、また、上向き、下向きという用語、およびそれらそれぞれの派生語が、使用中のトランシーバー115の向きに関わらず本明細書に記載されるように一貫して使用され得ることを、認識されたい。
【0012】
第1のプリント回路基板115bは、第1の側面120a上における第1の列の導電性ランド、および第2の側面120b上における第2の列の導電性ランドをさらに画定する。第1の列のランドは、横断方向Tおよび長さ方向Lのそれぞれに対して実質的に垂直な向きの横方向Aに沿って、互いから離間している。同様に、第2の列のランドは、横方向Aに沿って互いから離間している。
【0013】
第2のプリント回路基板として構成され得る、第2の基板またはホスト基板118は、第1の端部121aと、第1の端部の反対側の第2の端部121bと、を画定する。具体的には、第1の端部121aは、第2の端部121bから前方向に離間していてよい。同様に、第2の端部121bは、第1の端部121aから後方向に離間していると言える。よって、第1の端部121aは前端部と呼ぶことができ、第2の端部121bは後端部と呼ぶことができる。
【0014】
前述したように、トランシーバー115は、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合するように構成される。例えば、トランシーバー115は、第1のプリント回路基板115bの第1の端部119aが第1の電気コネクタ152と嵌合されるまでトランシーバー115を前方向に挿入することによって、第1の電気コネクタ152に嵌合されるように構成される。第1のプリント回路基板115bは、第2のプリント回路基板118に対して角度をなして向けられ得る。例えば、第1の端部119aは、横断方向Tに沿って第2のプリント回路基板118から第1の距離だけ離間してよく、第2の端部119bは、第2のプリント回路基板118から、第1の距離より大きい第2の距離だけ離間してよい。いったんトランシーバー115が第1の電気コネクタ152と嵌合されると、第1のプリント回路基板115bの第2の端部119bは次に、第2の電気コネクタ154上へと下ろされてよく、プリント回路基板115bの第2の側面120b上の電気的ランドが、第2の電気コネクタ154の電気接点と接触させられる。あるいは、第1のプリント回路基板115bは、第1の電気コネクタ152に嵌合されている間、第2のプリント回路基板118に平行な向きであってもよく、この場合、第1のプリント回路基板115bは、第1の電気コネクタ152に嵌合するのと実質的に同時に、第2の電気コネクタ154に嵌合され得る。
【0015】
第1の電気コネクタ152は高速電気信号を受信するように構成され得、第2の電気コネクタ154は低速電気信号、パワー信号(power signals)、またはその両方を受信するように構成され得るが、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154が代わりに所望のとおり構成されてもよいことを認識されたい。さらに、相互接続モジュール102は一実施形態によるとトランシーバー115として構成されるが、相互接続モジュール102は、代わりに、所望のとおりに、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154のそれぞれと電気通信させられるように構成された電気的構成要素として構成され得る。相互接続モジュール102は、相互接続モジュール102の1つ以上の構成要素を少なくとも部分的に取り囲み得るモジュールハウジング146をさらに含み得る。例えば、
図1Bに示すように、相互接続モジュール102が光学エンジン115aおよび光ケーブル116Aを含むトランシーバーとして構成された場合、モジュールハウジング146は、光学エンジン115aから熱を伝達するように構成された金属製のヒートシンクであってよい。
図1Cに示すように、ケーブル116が導電性ケーブルのみを含む場合、モジュールハウジング146は、トランシーバーの1つ以上の構成要素を少なくとも部分的に取り囲むプラスチックハウジングであってよい。モジュールハウジング146は、第1のプリント回路基板115bに装着されるか、または別様に第1のプリント回路基板115bによって支持され得る。一実施例では、例えば相互接続モジュール102が光学トランシーバーを含む場合、モジュールハウジング146は、ヒートシンクとして構成され得る。よって、
図1Bに示すように、モジュールハウジング146は、金属、熱伝導性プラスチック、または任意の代替的な適切な熱伝導性材料であってよい。
図1Cのような他の実施形態では、例えばケーブル116が導電性ケーブルのみを含む場合、モジュールハウジング146は、プラスチックなどの電気絶縁性材料として構成され得る。モジュールハウジング146は、使用されるケーブル116、116Aの種類に関わらず、導電性または非導電性であってよい。
【0016】
ここで広く
図2A~
図6Gを参照すると、相互接続モジュール102が、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154それぞれの一方または両方から不注意に分離するのを防ぐことが望ましいと認識される。したがって、
図2Aに示すように、相互接続システム100は、前述したようなトランシーバー115などの相互接続モジュール102と、後方向への相互接続システム100のバックアウトを防ぐように構成されたバックアウト防止ラッチと、を含み得る。この点で、相互接続システム100が第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154の一方または両方をさらに含み得ることを、認識されたい。相互接続システム100は、第2のプリント回路基板118を、単独で、または、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154の一方もしくは両方と組み合わせて、さらに含み得る。さらに、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154の一方または両方は、前述したように、第2のプリント回路基板118上に装着され得る。第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154の少なくとも一方または両方が装着された第2のプリント回路基板118は、ホストモジュール104と呼ぶことができる。ラッチは、
図2A~
図10Cを参照して以下でさらに詳細に説明するものを含め、所望のとおりに任意の適切な実施形態に従って構成され得る。ラッチは、金属またはプラスチックなどの任意の適切な材料で作ることができる。
【0017】
図2A~
図6Gを参照して以下でさらに説明するように、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154が、下にあるホスト基板118に頑強に固定されることを確実にすることも望ましい。よって、相互接続システム100は、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154の一方または両方を下にあるホスト基板118にさらに固定するように構成された、固定部材を含み得る。
【0018】
次に
図2A~
図2Cを参照すると、相互接続システム100は、相互接続モジュール102と、ホストモジュール104と、を含み得る。ホストモジュール104は、ホスト基板118を含み得る。代わりに、またはさらに、ホストモジュール104は、少なくとも1つのホスト電気コネクタを含み得る。少なくとも1つのホスト電気コネクタは、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154のうちの一方または両方を含み得る。第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成され得る。あるいは、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着され得る。
【0019】
第1の電気コネクタ152は、第1の電気絶縁性コネクタハウジングと、このコネクタハウジングによって支持された第1の複数の電気接点と、を含む。第1のコネクタハウジングは、プラスチックで作られてよい。例えば、第1の複数の電気接点は、横方向Aに沿って向きを定められた列をなして配列され得る。第1の複数の電気接点は、電気信号接点(S)および電気接地接点(G)を画定することができる。接点は、それぞれの列に沿って任意の適切なパターンで配列され得る。例えば、電気接点は、それぞれの列に沿って反復S-S-Gパターンで配列され得る。列は、第1の信号接点S、第2の信号接点S、または接地接点Gから始まることができることを認識されたい。さらに、列は、第1の信号接点S、第2の信号接点S、または接地接点Gで終端することができる。第1のコネクタハウジングは、相互接続モジュール102を第1の電気コネクタ152と嵌合させるように、モジュール基板115bの第1の端部を受容するように構成された、レセプタクルを画定する。具体的には、モジュール基板115bの第1の端部は、第1のコネクタハウジングのレセプタクル内へと前方向に挿入されて、モジュール基板115bの導電性ランドを、第1の電気コネクタ152の第1の複数の電気接点のうちのそれぞれと嵌合させるように構成されている。前方向は、長さ方向Lに沿って向きを定められ得る。長さ方向Lは、前方向の反対側である後方向をさらに定める。
【0020】
第2の電気コネクタ154は、第2の電気絶縁性コネクタハウジング153と、このコネクタハウジングによって支持された第2の複数の電気接点155と、を含む。第2のコネクタハウジング153は、プラスチックで作られてよい。第2の複数の電気接点155は、ホスト基板118から離れて横断方向Tに沿って第2のコネクタハウジング153から延出し得る。よって、モジュール基板115bの第2の端部の下方表面上の導電性ランドは、第2の複数の電気接点155のうちのそれぞれと接触させられて、相互接続モジュール102を第2の電気コネクタ154と嵌合させることができる。電気接点155が、モジュール基板115bとの接触に応じて、下にあるホスト基板118に向けて圧迫される、圧迫接点として構成され得ることが、認識される。具体的には、電気接点155は、モジュール基板115bに接触して電気接点155をモジュール基板115bと電気通信させるように構成された、接触位置158を定める。例えば、接触位置158は、横断方向Tに沿った電気接点155の最上位置であってよい。一実施例では、電気接点155は、湾曲した嵌合端部を画定することができ、その頂点が接触位置158を定める。第2の複数の電気接点155は、横方向Aに沿って向きを定められた少なくとも1つの列156をなして、配列され得る。例えば、電気接点155は、長さ方向Lに沿って互いから離間した第1および第2の列156をなして配列され得る。接触位置158は、列156と整列され得る。第2の電気接点155は、電気信号接点(S)および電気接地接点(G)を画定することができる。接点は、それぞれの列に沿って任意の適切なパターンで配列され得る。例えば、電気接点は、それぞれの列に沿って反復S-S-Gパターンで配列され得る。列は、第1の信号接点S、第2の信号接点S、または接地接点Gから始まり得ることを認識されたい。さらに、列は、第1の信号接点S、第2の信号接点S、または接地接点Gで終端することができる。
【0021】
相互接続システム100は、相互接続モジュール102がホストモジュール104から不注意に分離するのを防ぐように設計された、バックアウト防止ラッチ160を含み得る。ラッチ160は、相互接続モジュール102と機械的に連絡させられるように構成された支持部材162と、支持部材162から、またはこれに対して垂直に延びており、ホストモジュール104と機械的に連絡させられるように構成された、少なくとも1つのフィンガー164と、を含み得る。例えば、少なくとも1つのフィンガー164は、支持部材162から横断方向Tに沿って下に延びることができる。あるいは、ラッチ160は、支持部材162から下に延びるアーム167を含んでよく、フィンガー164は、アーム167から下に延びることができる。フィンガー164はそれぞれ、アーム167の長さより短い、長さ方向Lに沿った長さを定めることができる。
【0022】
相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタと嵌合されると、ラッチ160は、係合解除位置と係合位置との間を移動可能となり得る。具体的には、ラッチ160は、横断方向Tに沿って、係合解除位置と係合位置との間を並進運動可能になり得る。例えば、ラッチ160は、ラッチ160を係合解除位置から係合位置へと移動させるように下方向に、また、ラッチ160を係合位置から係合解除位置へと移動させるように上方向に、並進運動可能であってよい。ラッチ160が係合位置にあるとき、第1の機械的干渉が、ラッチ160と相互接続モジュール102との間に定められ、これは、ラッチ160に対する後方向への相互接続モジュール102の後方移動を制限する。第1の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ160と相互接続モジュール102との間の当接(abutment)を含み得る。あるいは、ラッチ160は、第1の機械的干渉を定めるように、相互接続モジュール102とモノリシックであってよい。
【0023】
さらに、ラッチ160が係合位置にあるとき、第2の機械的干渉がラッチ160とホストモジュール104との間に定められ、これは、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ160の後方移動を制限する。具体的には、第2の機械的干渉は、ラッチフィンガー164とホストモジュール104との間に定められ得る。第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ160とホストモジュール104との間の当接を含み得る。後方移動が制限されると、相互接続モジュール102が、相互接続モジュール102をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するのに十分であろう距離だけ、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動するのを防ぐことができる。例えば、第1および第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ160に対する相互接続モジュール102の後方移動、およびホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ160の後方移動をそれぞれ実質的に防ぐことができる。ラッチ160が係合解除位置にあるとき、少なくとも第2の機械的干渉が除去され、相互接続モジュール102は、相互接続モジュール102をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するように十分な距離だけ、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動可能となる。
【0024】
ラッチ160は、横方向Aに沿って互いから離間していてよい一対の第1および第2のフィンガー164を含み得る。第1および第2のフィンガー164は、互いに平行な向きであってよい。支持部材162は、フィンガー164間に接続され得る。例えば、支持部材162は、横方向Aに沿ってフィンガー164間に接続され得る。支持部材162およびフィンガー164は、互いとモノリシックであってよい。あるいは、支持部材162およびフィンガー164は、所望のとおりに任意の適切な方法で互いに取り付けられ得る。支持部材162は、横方向Aに沿って細長い上方クロスバーとして構成され得る。フィンガー164は、支持部材162の横方向に相対する端部と共に下に延びることができる。例えば、フィンガー164は、横断方向Tに沿って細長くてよい。
【0025】
相互接続システム100、特にホストモジュール104は、ラッチが係合位置にあるときにラッチ160に係合するように構成された少なくとも1つの固定部材183を含み得る。例えば、第2の電気コネクタ154は、少なくとも1つの固定部材183を含み得る。固定部材183は、モジュール基板115bを第2の電気コネクタ154の電気接点に接して保持するようにさらに構成され得る。固定部材183は、横断方向Tに沿った分離に関して、モジュール基板115bを第2の電気コネクタ154に固定するように構成され得る。
【0026】
固定部材183は、第2のコネクタハウジング153によって支持され得る。例えば、固定部材183は、第2のコネクタハウジング153に取り付けられ得る。あるいは、固定部材183は、第2のコネクタハウジング153とモノリシックであってよい。この点について、固定部材183が、第2のコネクタハウジング153と同じ材料で、または、第2のコネクタハウジング153とは異なる材料で、作られ得ることを認識されたい。例えば、固定部材183は、プラスチックで作られてよい。代わりに、またはさらに、固定部材183は、金属で作られてよい。一実施例では、相互接続モジュール102は、横方向Aに沿って互いから離間した位置でコネクタハウジング153によって支持された第1および第2の固定部材183を含み得る。例えば、第1および第2の固定部材183は、コネクタハウジング153の横方向に相対する端部によって支持され得る。よって、第1および第2の固定部材183は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。
【0027】
固定部材183は、基部500と、横断方向Tに沿って基部500から上に延びる固定壁502と、を含む。固定壁502は、前方表面504を画定する。前方表面504は前方向を向いていてよい。固定部材183は、基板保持アーム506として構成され得る基板保持部材をさらに含み得る。基板保持アーム506は、横断方向Tに沿ったモジュール基板115bの厚さに少なくとも等しい距離だけ、横断方向Tに沿って基部500から離間している。よって、固定部材183は、モジュール基板115bの一部を受容するようなサイズの基板受容間隙508を画定し得る。基板受容間隙508は、横断方向Tに沿って保持アーム506と基部500との間に画定され得る。基板受容間隙508は、後方向に開いており、モジュール基板115bは、間隙508に前方向に挿入され得る。保持アーム506は、後方向に沿って固定壁502から延びることができる。保持アーム506は、モジュール基板115bを間隙508内へとガイドするように構成された、斜めの導入表面514(
図2Dを参照)を画定し得る。斜めの導入表面514は、固定壁502に向かって前方向に延びるにつれて、基部500に向かって勾配がついている。固定部材183は、モジュール基板115の前方移動を制限することができる。例えば、モジュール基板115bが間隙508内に受容されると、モジュール基板115bは、モジュール基板115bの前方移動を妨げるように、固定壁502の後方表面505に当接することができる。
【0028】
固定部材183は、第2のコネクタハウジング153に取り付けられるように構成され得る。例えば、固定部材183は、固定開口部510を画定することができ、これは、固定部材183を第2のコネクタハウジング153に固定するように、第2のコネクタハウジング153の突出部512を受容するようなサイズである。固定開口部510は、基部500によって画定されてよく、横方向Aに沿って基部500内へ、または基部500を通って延びることができる。突出部512は横方向Aに延出することができる。突出部512は、固定開口部510に圧入されるようなサイズであってよい。突出部512および固定開口部510はそれぞれ、非円形の形状を定め、固定部材183が横方向Aに沿って向きを定められた軸を中心として第2のコネクタハウジング153に対して回転するのを防ぐことができる。代わりに、またはさらに、固定部材183は、コネクタハウジング153の受容アパーチャ内へ横方向Aに沿って延びる1つ以上の突出部を含み得る。よって、突出部は、所望のとおりに円形または非円形の形状であってよい。
【0029】
次に
図2Bを参照すると、コネクタ中心線CLは、横方向Aに沿って向きを定められてよく、第2の電気コネクタ154を、長さ方向Lに沿って等しい半分に二分することができる。一実施例では、前方表面504および列156のうちの第1の列は、列156のうちの第2の列に対してコネクタ中心線CLの同じ側に配され得る。列156のうちの第1の列は、長さ方向Lに関してコネクタ中心線CLと前方表面504との間に配され得る。保持アーム506は、固定壁502から自由端部まで延びていてよく、この自由端部は、列156のうちの第2の列が、その自由端部とコネクタ中心線CLとの間に配されるように配されており、列156のうちの第2の列は、接触位置158が圧迫されていないときに接触位置158によって定められる。基部500は前端部を画定し、前端部は、列156のうちの第1の列が基部500の前端部と中心線CLとの間に配されるように配されている。
【0030】
次に
図2Eを参照すると、モジュール基板115bは、横方向Aに沿って互いから離間している、相対する第1の横方向側面117aおよび第2の横方向側面117bを画定する。モジュール基板115bは、第1の横方向側面117aおよび第2の横方向側面117bそれぞれの中に延びる第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bをそれぞれ画定する。ノッチ125aおよび125bは、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ52および第2の電気コネクタ54それぞれと嵌合されるように整列したときに、基板保持アーム506が横断方向Tに沿ってそれらのノッチを通過することができるように位置づけられ、サイズ決めされている。例えば、ノッチ125aおよび125bは、保持アーム506の長さより長い、長さ方向Lに沿った長さを有し得る。モジュール基板115bは、固定部材183の基板受容間隙508に受容されるように構成された、第1の保持領域127aおよび第2の保持領域127bをさらに画定し得る。第1の保持領域127aおよび第2の保持領域127bは、第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bそれぞれから、後方向に延びる。さらに、第1の保持領域127aおよび第2の保持領域127bは、長さ方向Lに沿って、第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bとそれぞれ整列され得る。よって、ノッチ125a~125bは、長さ方向に関して、保持領域127a~127bと前端部119aにおける電気接触パッドとの間に配される。前端部119aにおける電気接触パッドは、第1の電気コネクタ152の電気接点と嵌合するように構成されている。
【0031】
次に
図2Fを参照すると、動作中、相互接続モジュール102は、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合されるよう、整列されるように構成される。具体的には、モジュール基板115bは、少なくとも1つのノッチが横断方向Tに沿って、対応する固定部材183の保持アーム506と整列されるように、位置づけられる。よって、少なくとも1つのノッチと整列される保持領域は、保持アーム506に対して後方向にオフセットしている。一実施例では、第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bは、それぞれ、第1および第2の固定部材183の保持アーム506と、横断方向Tに沿って整列している。よって、少なくとも1つのノッチと整列される保持領域は、保持アーム506に対して後方向にオフセットしている。
図2Fでは、相互接続モジュール102は、モジュール基板115bおよび固定部材183を示すためにトランシーバーが除去された状態で図示されている。実際、トランシーバーハウジング146を含め、トランシーバーは、モジュール基板115bを第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154に嵌合させる間、モジュール基板115bに装着され得る。
【0032】
モジュール基板115bは次に、モジュール基板115bが長さ方向Lに沿って固定部材183の基板受容間隙508と整列するまで、第2の電気コネクタ154に向かって、よってホスト基板118に向かって、横断方向Tに沿って下方に並進運動する。具体的には、保持領域127aおよび127bは、長さ方向Lに沿って固定部材183の基板受容間隙508と整列する。例えば、保持領域127aおよび127bは、長さ方向Lに沿って斜めの導入表面514(
図2Dを参照)と整列し得る。この位置では、モジュール基板115bの前端部119aは、長さ方向に沿って第1の電気コネクタ152のレセプタクルと整列する。
図2Gおよび
図2Hに示すように、モジュール基板115bは次に、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合するまで、ホストモジュール104に対して前方向に並進運動する。さらに、モジュール基板115bが第1および第2の電気コネクタと嵌合すると、モジュール基板115bの保持領域127aおよび127bが、固定部材183の基板受容間隙508に受容される。
図2Gでは、相互接続モジュール102は、モジュール基板115bおよび固定部材183を示すためにトランシーバーが除去された状態で図示されている。実際、トランシーバーハウジング146を含め、トランシーバーは、モジュール基板115bを第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154に嵌合させる間、モジュール基板115bに装着され得る。
【0033】
前述したように、電気接点155は、モジュール基板115bが特に接触位置158において電気接点155と接触させられたときに、下にあるホスト基板118に向かって圧迫されるように構成される。よって、電気接点は、横断方向に沿って、第1の位置から圧迫位置まで圧迫される。基板保持アーム506は、電気接点155が第1の位置にあるときに横断方向Tに沿ってある距離だけ接触位置158からオフセットし得る。この距離は、モジュール基板115bの厚さより小さい。よって、モジュール基板115bが基板受容間隙508に挿入されると、固定部材183は、電気接点155を圧迫位置に保持する位置に、モジュール基板115bを維持することができる。したがって、基板保持アーム506は、横断方向Tにおいて電気接点155に抗してモジュール基板115bに圧迫力を加えるように構成された圧迫部材と呼ぶことができる。この点について、固定部材183は、モジュール基板115bが横断方向Tに沿って電気接点155から分離されるのを防ぐことができる。
【0034】
次に
図2Iを参照すると、いったんモジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合すると、ラッチ160は、係合解除位置(
図2I)から係合位置(
図2A)まで移動することができる。例えば、ラッチ160は、後方向に対して角度がオフセットした方向に沿って、係合解除位置と係合位置との間を並進運動するように構成される。角度がオフセットした方向は、横断方向Tであってよい。具体的には、ラッチ160は、横断方向Tに沿って相互接続システム100に挿入され得、フィンガー164は、それぞれの固定部材183の固定壁504の前方の位置まで挿入される。一実施例では、フィンガー164は、前方表面504に当接し得る。
【0035】
ラッチ160と相互接続モジュール102との間の当接は、ラッチ160が相互接続モジュール102に対して後方向に移動するのを防ぐ、第1の機械的干渉を定め得る。例えば、相互接続モジュール102と支持部材162およびフィンガー164のうちの一方または両方との間の当接は、ラッチ160が相互接続モジュール102に対して後方向に移動するのを防ぐ、第1の機械的干渉を定め得る。フィンガー164と固定部材183との間の当接は、第2の機械的干渉を定め得る。具体的には、フィンガー164と前方表面504との間の当接は、第2の機械的干渉を定め得る。よって、フィンガー164および前方表面504が、ラッチ160を第2の電気コネクタ154に取り付けるよう係合するように構成された、それぞれの相補的な係合部材を画定することを認識されたい。ラッチ160の係合部材は、相互接続モジュール102をホストモジュール104に取り付けるよう、相補的な係合部材と嵌合するように構成されるとさらに言うことができる。
【0036】
一実施例では、相互接続モジュール102は、モジュールハウジング146に取り付け可能なヒートシンク122を含み得る。相互接続モジュール102は、ヒートシンク122とモジュールハウジング146との間の熱伝達を促進するために、ヒートシンク122とモジュールハウジング146との間に、熱伝導性界面材料および熱伝導性接着剤またはエポキシのうちの少なくとも1つをオプションとして含むことができる。界面材料の例には、Fujipolyが製造するSarconXR-mなどのシート材料が含まれる(これに限定されない)。接着剤またはエポキシの例には、Lord Corporationが製造するThermosetMT-125が含まれる(これに限定されない)。あるいは、ヒートシンク122は、モジュールハウジング146とモノリシックであってよい。ラッチ160とヒートシンク122との間の当接は、第1の機械的干渉を定めることができる。
図2A~
図2Cを参照すると、ヒートシンク122は、熱を放散させるように構成された複数のフィン123を含む。一実施例では、フィン123は、横方向Aに沿って互いから離間し得る。ヒートシンク122は、フィン123内へと延びる複数の凹部124など、少なくとも1つの凹部124をさらに含み得る。少なくとも1つの凹部124は、横断方向Tに沿って、モジュールハウジング146に向かって、フィン123の中へと延びることができる。少なくとも1つの凹部124は、横方向Aに沿ってフィン123を通って延びることができる。相互接続モジュール102は、対応する少なくとももう1つの(one more)固定バンド128を含み得、これは、対応する凹部124の中に挿入され、モジュールハウジング146に取り付けられ、それによってヒートシンク122をモジュールハウジング146に取り付けるように構成されている。
【0037】
凹部124のうちの1つは、ラッチ160が係合位置にあるときにラッチ160を受容するようにさらに構成され得る。特に、ラッチ受容凹部124は、横断方向Tに沿ってフィン123内に延びるノッチ129によって部分的に画定され得る。当然、ラッチ160が、固定バンドを受容しないヒートシンク122の凹部によって受容され得ることを認識されたい。一実施例によると、ラッチ、特に支持部材162は、ノッチ129においてフィン123にもたれるように構成されている。よって、支持部材162は、横断方向Tに沿って固定バンド128から上方に離間し得る。支持部材162がラッチ受容凹部124に配されると、フィンガー164は、長さ方向に沿って対応する固定部材183と整列する位置まで延びる。例えば、フィンガー164は、前方表面504と当接していてよい。ラッチ160は第1の係合部を画定するようにヒートシンク122に当接し得るが、ラッチ160が、第1の係合部を画定するように、代わりに、モジュールハウジング146によって画定された凹部125に収容されてもよいことを、認識されたい。ラッチ160がヒートシンク122と当接しているか、モジュールハウジング146と当接しているかに関わらず、ヒートシンク122と相互接続モジュール102との間の当接が第1の機械的干渉を定め得ると言える。
【0038】
図2G~
図2Iに示すように、ヒートシンク122は、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合された後で、モジュールハウジング146に取り付けられ得る。あるいは、
図2Jに示すように、ヒートシンク122は、モジュール基板115bを第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合させる前に、モジュールハウジング146に取り付けられ得る。
【0039】
図2Iに示すように、ラッチ160は、ホストモジュール104から横断方向Tに沿って上方向へと係合解除位置まで動かされ、それによって、第2の干渉を除去することができる。具体的には、ラッチフィンガー164は、固定部材183と、特に固定壁502との整列から外され、第2の干渉を除去することができる。よって、ラッチ160が係合解除位置にあるとき、ラッチ160は、相互接続モジュール102が、相互接続モジュール102を第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154のうちの少なくとも一方または両方から分離するように十分な距離だけ、ホストモジュール104に対して後方向に並進運動するのを妨げない。ラッチ160は、ラッチ160をヒートシンク122のラッチ受容凹部124から除去するように上方向にさらに並進運動されて、それによって、第1の機械的干渉を除去することができる。
【0040】
次に
図2Kも参照すると、相互接続システム100は、付勢力を前方向にラッチ160に対して加えるように構成された、付勢部材437を含み得る。したがって、付勢力は、相互接続モジュール102を第1の電気コネクタ152と嵌合された状態に維持することができる。具体的には、付勢力は、モジュール基板113の前端部を第1の電気コネクタ152内に維持することができる。付勢部材437は、ラッチが係合位置にあるときにラッチ160に接触するように構成され得る。例えば、付勢部材437は、ラッチが係合位置にあるときにのみ、ラッチ160に接触するように構成され得る。付勢部材437は、ホストモジュール104によって支持され得る。一実施例では、付勢部材437は、第2の電気コネクタ154によって支持され得る。例えば、付勢部材437は、固定部材188から延出し得る。あるいは、付勢部材437は、第2のコネクタハウジングから延出し得る。ラッチ160は、片持ち脚部439を含み得、これは、ラッチ160の残部に対して、特にラッチ160のフィンガー164に対して、長さ方向Lに沿った偏向に対するばね定数を有する。片持ち脚部439は、長さ方向Lに沿ってフィンガー164から離間していてよい。あるいは、フィンガー164は、片持ち脚部439を画定することができる。片持ち脚部439は、ラッチ160が係合位置まで移動すると、付勢部材437に接触し得る。具体的には、片持ち脚部439の一部は、ラッチ160が係合解除位置において固定凹部124に受容されると、横断方向Tに沿って付勢部材437と整列され得る。よって、ラッチ160が係合位置まで移動するにつれて、付勢部材437は片持ち脚部439に当接し得る。付勢力により、片持ち脚部439は前方向に偏向することができ、これにより、相互接続モジュールを付勢して、ホストモジュールに対して前方向に移動させる。ラッチ160は、停止部材441を含み得、これは、片持ち脚部439が前方向にさらに偏向するのを防ぐために片持ち脚部439に当接するように構成されている。例えば、停止部材441は、アーム164から後方向に延びることができる。
【0041】
図2Lを参照して、別の実施例では、固定凹部124のチャネルは、第1のセクション443aと、第1のセクション443aの下端部から延びる、角度のついたセクション443bと、を有し得る。第1のセクション443aは、横断方向Tに沿って延びることができる。角度のついたセクション443bは、第1のセクション443aから下に延びるにつれて、後方向に延びることができる。ラッチ160は、前方表面445を画定することができ、これは、角度のついたセクション443bを画定する、ヒートシンク122の相補的表面447に沿って進むように構成されている。具体的には、前方表面445は、片持ち脚部439によって画定され得る。さらに、前方表面445は、ヒートシンク122の相補的表面447と表面接触していてよい。よって、前方表面445は、横断方向Tに沿って下に延びるにつれて、後方向に延びることができる。ラッチ160が固定凹部に沿って係合位置まで下に移動すると、ヒートシンク122の前方表面相補的表面447は、片持ち脚部439を付勢部材437に抗して後方向に偏向させる。よって、付勢部材437は、前向きの付勢力を片持ち脚部439に加え、これにより、相互接続モジュール102がホストモジュール104に対して前方向に付勢される。
【0042】
ここで
図2Mも参照すると、第2のコネクタハウジング153および固定部材183を含む第2の電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成される。例えば、第2のコネクタハウジング153は、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部163を含むことができる。一実施例では、第2のコネクタハウジング153は、横断方向に沿って下に延びる複数の装着突出部163を含み得る。例えば、第2のコネクタハウジング153は、第1および第2の装着突出部163を含み得る。第1および第2の装着突出部163は、横方向Aに沿って向きを定められ、かつ第2の電気コネクタ154を等しい長さ方向の半分に分割するコネクタ中心線CLに関して、同じ方向に離間され得る。代わりに、第1および第2の装着突出部163は、中心線CLの両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着突出部163は、中心線CL上に配され得る。装着突出部163は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着突出部163は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着突出部163は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。電気接点155の装着端部は、長さ方向Lに関して装着突出部163と中心線CLとの間に配され得る装着端部列157において整列され得る。あるいは、装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。
【0043】
固定部材183はまた、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部165を含み得る。一実施例では、固定部材183は、横断方向Tに沿って下に延びる複数の装着突出部165を含み得る。装着突出部165は、横断方向Tに沿って基部500から下に延びることができる。固定部材183は、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165を含むように組み合わせることができる。第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLの両側に配され得る。例えば、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから等距離に離間され得る。あるいは、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対165aの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対165bの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165は、中心線CLの同じ側に配され得る。さらに代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bのうちの一方または両方が、中心線CL上に位置してもよい。装着突出部165は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。装着端部列157は、長さ方向Lに関して装着突出部165と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。
【0044】
装着突出部163および165は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、固定部材183の装着突出部165は、コネクタハウジング153の装着突出部163の断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着突出部163の断面寸法は、装着突出部165の断面寸法よりも大きくてもよい。さらに代わりに、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法と等しくてもよい。
【0045】
一実施例では、装着突出部163は、中心線CLの、第1の対165aの装着突出部165と同じ側にあり、中心線CLの、第2の対165bの装着突出部とは反対の側にある。装着突出部163および165は、横断方向Tに沿って向きを定められた幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着突出部163の横断方向中心線は、第1の対165aの装着突出部165の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。代わりに、第1の対165aの装着突出部165の横断方向中心線は、装着突出部163の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、第1の対165aの装着突出部165の横断方向中心線は、中心線CLから、装着突出部163の中心線と等距離に離間され得る。装着突出部163および165は、第2の電気コネクタ154のフットプリントを画定すると言うことができる。
【0046】
この点に関して、装着突出部163の中心は、長さ方向Lに沿って中心線に対するより、第1の対165aの装着突出部165の中心に近づいて、間隔をあけていてよいことを認識されたい。例えば、装着突出部163の中心は、第1の対165aの装着突出部165の中心から、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ離間し、長さ方向に沿って第2の距離だけ中心線から離間することができる。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超である。装着突出部163は、横方向Aに関して、第1の対165aの装着突出部165間に配され得る。装着突出部のうちの第1の対165aの装着突出部は、長さ方向に沿って、装着突出部165のうちの第2の対165bの装着突出部のうちそれぞれ異なるものと整列され得る。装着端部列157のうちの一方は、装着突出部163および第1の対165aの装着突出部165のうちの少なくとも一方または両方が、長さ方向Lに関して装着端部列157のうちの一方と中心線CLとの間に配されるように、配され得る。第2の対165bの装着突出部165は、長さ方向Lに関して、装着端部列157のうちの他方と中心線CLとの間に配され得る。第1の電気コネクタ152は、同様に、ホスト基板118の対応する装着アパーチャによって受容されるように構成された複数の装着突出部を含むことができる。
【0047】
コネクタハウジング153の一対の装着突出部163は、第2の電気コネクタの第1の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の第1の対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第2の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の第2の対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第3の対の装着突出部と呼ぶことができる。一実施例では、第2の電気コネクタ154は、第1、第2、および第3の対の装着突出部以外に、電気コネクタをホスト基板118に固定するように構成された装着突出部を有さない。
【0048】
同様に、ここで
図2Mを参照すると、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154のフットプリントに対応するフットプリントを画定することができる。具体的には、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165を受容するように寸法決めされ、位置づけられた、複数の装着アパーチャを画定することができる。一実施例では、装着アパーチャは、装着突出部163および165が装着アパーチャに挿入されて、電気接点155の装着端部がホスト基板の電気接触位置177のそれぞれと整列されるようなサイズにすることができる。代わりに、またはさらに、装着突出部163および165は、装着アパーチャに圧入されるか、または別様に装着アパーチャによって受容され得る。ホスト基板118は、第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた複数の装着アパーチャをさらに画定することができる。第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165を受容するように寸法決めされ、位置づけられた装着アパーチャによって画定されるフットプリントの外側に配され得る。
【0049】
例えば、ホスト基板118は、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはそれを通って延びる少なくとも1つの第1の装着アパーチャ169を含むことができる。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第1の装着アパーチャ169を含み得る。例えば、ホスト基板118は、一対の第1の装着アパーチャ169を含むことができる。第1の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163を受容するようにサイズ決めされ、構成されている。例えば、第2の電気コネクタ154の装着突出部163は、第1の装着アパーチャ169に圧入されるか、または別様に第1の装着アパーチャ169によって受容されるようなサイズにすることができる。ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の電気接点155の装着端部と物理的かつ電気的に接触するように配置されるように構成された電気接触位置177を含むことができる。例えば、電気接触位置177は、第2の電気コネクタ154に面するホスト基板118の上方表面における接触パッドとして構成され得る。
【0050】
接触位置177は、横方向Aに沿って向きを定め、かつ長さ方向Lに沿って互いから離間された、それぞれの第1および第2の列179に沿って整列され、向きを定められ(aligned oriented)得る。装着アパーチャ169は、横方向Aに沿って向きを定められ、かつ第1および第2の列179から等距離に離間された基板中心線CL1に関して、同じ方向に離間され得る。代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1の両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1上に配され得る。装着アパーチャ169は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着アパーチャ169は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着アパーチャ169は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169は、長さ方向Lに関して列179と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ169と中心線CLとの間に配され得る。
【0051】
ホスト基板118は、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはその中を通って延びる少なくとも1つの第2の装着アパーチャ171も含み得る。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第2の装着アパーチャ171を含み得る。第2の装着アパーチャ171は、固定部材183の装着突出部165を受容するようにサイズ決めされ、構成されている。例えば、固定部材183の装着突出部165は、第2の装着アパーチャ171に圧入されるか、または別様に第2の装着アパーチャ171によって受容されるようなサイズにすることができる。例えば、ホスト基板118は、第1の対171aおよび第2の対171bの第2の装着アパーチャ171を含み得る。第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1の両側に配され得る。例えば、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1から等距離に離間され得る。あるいは、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CLの同じ側に配され得る。さらに代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの一方または両方が、中心線CL上に位置してもよい。装着アパーチャ171は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関して列179と中心線CL1との間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ171と中心線CL1との間に配され得る。
【0052】
装着アパーチャ169および171は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、装着アパーチャ169は、装着アパーチャ171の断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着アパーチャ171の断面寸法は、装着アパーチャ169の断面寸法よりも大きくてもよい。さらに代わりに、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171の断面寸法と等しくてもよい。
【0053】
一実施例では、装着アパーチャ169は、中心線CL1の、第1の対171aの装着アパーチャ171と同じ側にあり、中心線CL1の、第2の対171bの装着アパーチャ171とは反対の側にある。装着アパーチャ169および171は、横断方向Tに沿って向きを定められた幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着アパーチャ169の横断方向中心線は、第1の対171aの装着アパーチャ171の中心線に対して基板中心線CL1に向かってオフセットされ得る。代わりに、第1の対171aの装着アパーチャ171の横断方向中心線は、装着アパーチャ169の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、第1の対171aの装着アパーチャ171の横断方向中心線は、中心線CLから、装着アパーチャ169の中心線と等距離に離間され得る。装着アパーチャ169および171は、ホスト基板118のフットプリントを画定すると言うことができる。
【0054】
ホスト基板118は、第1の表面と、横断方向Tに沿った厚さを定めるように第1の表面の反対側にある第2の表面と、を画定することが認識される。ホスト基板118は、横方向Aに沿った幅を定めるように、互いに対向する第1および第2の横方向側面をさらに画定し、幅は厚さよりも大きい。ホスト基板は、長さ方向Lに沿った長さを定めるように互いから離間された第1および第2の長さ方向端部をさらに画定し、長さは幅よりも大きい。第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CL1の両側に配され得る。中心線CL1は、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171から等距離に離間され得る。第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171も、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169も、横方向に沿って互いと整列され得る。
【0055】
装着アパーチャ169のそれぞれの中心は、長さ方向Lに関して第1の対171aの装着アパーチャ171のそれぞれの中心と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169の中心は、長さ方向Lに沿って中心線CL1に対するより、第1の対171aの装着アパーチャ171の中心に近づいて、間隔をあけていてよい。例えば、装着アパーチャ169の中心は、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ、第1の対171aの装着アパーチャ171の中心から離間され、長さ方向Lに沿って第2の距離だけ、中心線CL1から離間され得る。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超であってよい。装着アパーチャ169は、横方向Aに関して第1の対171aの装着アパーチャ171間に配され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171は、長さ方向Lに沿って、第2の対171bの装着アパーチャ171のうちのそれぞれ異なるものと整列され得る。
【0056】
ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の電気接点155との電気的接触を確立するように構成された接触位置177を画定することができる。接触位置177は、接触パッド、めっきされた貫通孔、または任意の適切な代替的に構成された接触位置として、所望に応じて構成することができる。接触位置177は、横方向Aに沿って向けられ、かつ長さ方向Lに沿って互いから離間された、第1および第2の列に、配列され得る。中心線CL1は、長さ方向Lに沿って第1および第2の列から等距離に離間され得る。装着アパーチャ169および第1の対171aの装着アパーチャのうちの一方または両方は、長さ方向Lに関して列のうちの一方と中心線CL1との間に配され得る。第2の対171bの装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関して列のうちの他方と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169は、第1の対171aおよび第2の対171bそれぞれの装着アパーチャ171のそれぞれの装着アパーチャよりも小さい断面寸法を有することができる。例えば、第1の対171aおよび第2の対171bのそれぞれの装着アパーチャ171は、同じ断面寸法であってよい。
【0057】
装着アパーチャ169は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第1の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。第1の対171aの装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第2の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。第2の対171bの装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第3の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成され得ることが理解されるであろう。したがって、少なくとも基板118の中に、またはそれを通って延びる第1の対169、第2の対171a、および第3の対171bの装着アパーチャは、電気コネクタ154の第1の対、第2の対、および第3の対の装着突出部をそれぞれ受容するように構成され、それによって、電気コネクタ154を基板118に固定することができる。一実施例では、ホスト基板118は、第1、第2、および第3の対の装着アパーチャ以外に、第2の電気コネクタ154をホスト基板118に固定するために第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された装着アパーチャを有さない。
【0058】
相互接続システム100は、本開示に従って企図されるさまざまな寸法を定め得ることが認識される。当然、別段の指示がない限り、相互接続システム100を代替的に寸法決めし得ることを認識されたい。例えば、
図2Bを参照すると、第2のコネクタハウジング153は、長さ方向Lに沿って電気接点155と整列された位置に幅を有することができる。幅は、約5mm~約9mmとすることができる。例えば、幅は約7mmとすることができる。寸法に関する「約」という単語は、寸法が開示されたものとわずかに異なり得ることを認めるものである。例えば、製造公差は、寸法の変動を引き起こし得る。さらに、数値丸め(numerical rounding)も、寸法の変動を引き起こし得る。第2のコネクタハウジング153は、横方向Aに沿って約16mm~約24mmの最大長さを定めることができる。例えば、最大長さは約20mmとすることができる。第2のコネクタハウジング153は、固定部材183を受容するそれぞれの凹部間に、横方向Aに沿った内側長さを定め得る。内側長さは、約14mm~約21mmとすることができる。例えば、内側長さは、約17.5mmとすることができる。
【0059】
ここで
図2Dを参照すると、固定部材183の基部500は、長さ方向Lに沿って約8mm~約12mmの長さを定め得る。例えば、基部500の長さは、約10mmとすることができる。保持アーム506は、長さ方向Lに沿って約6mm~約10mmの長さを有することができる。例えば、保持アーム506の長さは、約8mmとすることができる。保持アーム506は、長さ方向Lに関して基部500に対して中心に置くことができる。保持アーム506の下方表面は、基部500の上方表面から、横断方向Tに沿って約1.5mm~約2mmの距離だけ離間することができる。例えば、保持アーム506の下方表面は、基部500の上方表面から、横断方向Tに沿って約1.75mmの距離だけ離間することができる。したがって、横断方向に沿った基板受容間隙は、約1.5mm~約2mmとすることができる。例えば、横断方向Tに沿った基板受容間隙は、約1.75mmとすることができる。固定部材183は、横断方向Tに沿って、基部500の下方表面から保持アーム506の上方表面までの最大高さを定めることができる。最大高さは、約4mm~約6mmとすることができる。例えば、最大高さは約5.3mmとすることができる。固定部材183は、横断方向Tに沿って、基部500の下方表面から保持アーム506の下方表面までの内側高さを定めることができる。内側高さは、約3mm~約4mmとすることができる。例えば、内側高さは、約3.8mmとすることができる。
【0060】
ここで
図2Eを参照すると、モジュール基板115bの第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bは、長さ方向Lに沿って約6mm~約10mmの長さを定め得る。例えば、長さ方向Lに沿った第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bの長さは、約8.25mmとすることができる。ノッチ125aおよび125bは、モジュール基板115bの後端部119bから長さ方向Lに沿って約10mm~約20mmの距離だけ離間され得る。例えば、ノッチ125aおよび125bは、モジュール基板115bの後端部119bから長さ方向Lに沿って約15mmの距離だけ離間され得る。モジュール基板115bは、横方向Aに沿って約15mm~約25mmの最大幅を定め得る。例えば、最大幅は約20mmとすることができる。最大幅は、保持領域127aおよび127bによって定められ得る。モジュール基板115bは、横方向Aに沿って約14mm~約20mmの内側幅を定め得る。例えば、内側幅は、約17.3mmとすることができる。内側幅は、ノッチ125aおよび125bにおいて定められ得る。
【0061】
ここで広く
図3A~
図3Eを参照すると、
図2A~
図2Mに関して前述したように、ホストモジュール104、したがって相互接続システム100は、モジュール基板115bが横断方向Tに沿って第2の電気コネクタ154から分離されるのを防止するように構成された保持部材を含むことができる。
図2A~
図2Mで前述したように、保持部材は、第2の電気コネクタ154によって画定され得る。具体的には、第2の電気コネクタ154は固定部材183を含むことができ、これが、保持アーム506として構成された保持部材を画定する。
【0062】
ここで
図3Aを参照すると、相互接続システム100が並進運動可能なラッチ160を含む場合、保持部材は、代わりにまたはさらに、横断方向Tに沿ってコネクタハウジング153から延出する保持ペグ185として構成され得る。具体的には、保持ペグ185は、電気接点155の装着端部から離れる方向に、横断方向Tに沿ってコネクタハウジング153から上に延びる。保持ペグ185は、コネクタハウジング153とモノリシックであってよい。代わりに、保持ペグ185は、コネクタハウジング153から分離され、コネクタハウジング153に取り付けられ得る。保持ペグ185は、コネクタ中心線CL上の中心に配され得る。代わりに、保持ペグ185は、長さ方向Lに沿ってコネクタ中心線CLに対してオフセットされ得る。
【0063】
保持ペグ185は、モジュール基板115bを電気接点155に接して、特に横断方向Tに関して接触位置158に接して保持するように構成される。保持ペグ185は、ネック186およびヘッド188を画定することができる。ネック186は、コネクタハウジング153から延出することができ、ヘッド188は、ヘッド188がコネクタハウジング153から離間するような位置でネック186から延びることができる。ネック186は、ヘッド188の断面寸法よりも小さい断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aによって定められ得る。別の言い方をすれば、ヘッド188は、横方向Aに沿ってネック186より幅広くてよい。したがって、ヘッド188は、長さ方向Lおよび横断方向Tのそれぞれに対して、横方向Aに沿って細長いと言うことができる。
【0064】
よって、第2の電気コネクタ154は、モジュール基板115bの一部を受容するようなサイズの基板受容間隙190を画定し得る。基板受容間隙190は、ヘッド188とコネクタハウジング153の上方表面との間に画定され得る。基板収容間隙190は、モジュール基板115bが前方向に間隙190内に挿入されるとモジュール基板115bを受容するように構成される。ヘッド188は、モジュール基板115bを間隙190内へとガイドするように、所望のとおり、斜めの導入表面を画定し得る。斜めの導入表面は、前方向に延びるにつれて、コネクタハウジング153に向かって勾配がついていてよい。保持ペグ185は、中心線CL上に位置し得る。保持ペグ185は、さらに、横方向Aに関してコネクタハウジング153の中央に配され得る。第2の電気コネクタ154が、所望のとおりに任意の数の保持ペグ185を含み得ることを認識されたい。
【0065】
ここで
図3Bを参照すると、モジュール基板115bは、第1の側面120aから第2の側面120bまで横断方向に沿ってモジュール基板を通って延びるスロット192を画定する。スロット192は、モジュール基板115bによって画定される閉じた連続周辺部を画定することができる。スロット192は、第1の挿入領域194と、挿入領域194から後方向に延びる第2のガイド領域196と、を画定する。第2のガイド領域196は、長さ方向Lに沿って細長くなっている。第1の挿入領域194は、保持ペグ185のヘッド188を受容するようなサイズにされている。ガイド領域196は、横方向Aに沿ってヘッド188よりも狭いサイズにされている。したがって、ヘッド188は、ガイド領域196に受容されるようなサイズにはなっていない。ガイド領域196は、横方向Aに沿ってネック186と実質的に等しいかまたはそれより大きいサイズである。このように、ガイド領域196は、ネック186を受容するようなサイズにされている。したがって、動作中、モジュール基板115bは、ヘッド188が横断方向に沿ってスロット192の挿入領域194と整列されるように、第2の電気コネクタ154の上に配置される。
【0066】
図3Cを参照すると、基板115bは、次に第2の電気コネクタ154上に降ろされ、それによって、ネック186がスロット192のガイド領域196と整列するまで、ヘッド188がスロット192の挿入領域194を通して挿入される。次に、
図3Dに示すように、モジュール基板115bは、第2の電気コネクタ154に対して前方向に並進運動され、これにより、ネック186をガイド領域196内でスライドさせる。この点に関して、ガイド領域196は、第2の電気コネクタ154に対するモジュール基板115bの前方移動をガイドする。ガイド領域196は、ネック186がガイド領域196の後端部でモジュール基板115bに当接したときに、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154の両方と嵌合するような長さを有することができる。ヘッド188は、電気接点155が第1の位置にあるときに横断方向Tに沿ってある距離だけ接触位置158からオフセットし得る。この距離は、モジュール基板115bの厚さより小さい。よって、モジュール基板115bが基板受容間隙190に挿入されると、保持ペグ185は、電気接点155を圧迫位置に保持する位置に、モジュール基板115bを保持することができる。この点に関して、保持ペグは、モジュール基板115bを電気接点155に対して圧迫する圧迫部材を画定することができる。
【0067】
ここで
図3C~
図3Eを参照すると、前述したように、固定部材183は、ラッチが係合位置にあるときにラッチ160に係合するように構成されている。例えば、第2の電気コネクタ154は、少なくとも1つの固定部材183を含み得る。固定部材183は、第2の電気コネクタ154をモジュール基板115bに固定するように構成され得る。この実施形態では、保持ペグ185が、横断方向Tに沿って第2の電気コネクタ154の電気接点155に接してモジュール基板115bを保持するように構成されるので、固定部材183は、横断方向Tに沿ってモジュール基板115bに圧迫力を加えないように構成され得る。
【0068】
前述したように、固定部材183は、基部500と、横断方向Tに沿って基部500から上に延びる固定壁502と、を含み得る。固定壁502は、前方表面504を画定する。前方表面504は前方向を向いていてよい。固定壁502は、前方表面504の反対側に後方表面505を画定することができる。基部500は、横方向内側表面および横方向外側表面を含むことができる。固定壁502は、基部500の横方向内側表面に対して横方向外向きにオフセットされ得る。さらに、固定壁502は、基部500の横方向外側表面と実質的に同一平面であり得る。保持ペグ185は、前述したように横断方向Tに沿って電気接点155に接してモジュール基板115bを保持するように構成されているので(
図3A参照)、固定部材183は、
図2Dに示す基板保持アーム506なしで構成され得る。代わりに、一実施例では、固定部材183は、基板保持アーム506を含むことができ、第2の電気コネクタ154は、保持ペグ185を含むことができる。
【0069】
図3Bに示すように、また前述したように、モジュール基板115bは、第1の横方向側面117aおよび第2の横方向側面117bにそれぞれ第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bを画定することができる。第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bはそれぞれ、前端部131aおよび後端部131bを画定する。後端部131bは、前端部131aから後方向に離間している。逆に、前端部131aは、後端部131bから前方向に離間している。固定壁502は、横方向Aに沿って、互いと、かつ保持ペグ185と整列され得る。ノッチ125aおよび125bならびに固定壁502は、ヘッド188がスロット192の挿入領域194に挿入されたときに、前方表面504がノッチ125aおよび125bの前端部131aに当接するように位置付けられ得る。したがって、動作中、第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bが横方向Aに関してそれぞれの固定壁502の間に配されると、ヘッド188は、横方向Aに関して挿入領域194と整列される。さらに、ノッチ125aおよび125bの前端部131aが前方表面504と整列すると、ヘッド188は、
図3Cに示すように、長さ方向Lに関して挿入領域194と整列する。したがって、モジュール基板115bは、ヘッド188および挿入領域194が視界から隠されていてもヘッド188が挿入領域194と整列されるように、第2の電気コネクタ154と確実に整列され得る。
図3Dに示すように、モジュール基板115bは、ノッチ125aおよび125bの後端部131bが固定壁502の後方表面505に当接するまで前方向に並進運動され得、この時点で、モジュール基板115bは、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154のそれぞれと嵌合する。したがって、保持ペグ185がスロット192の後端部に到達すると、ノッチ125aおよび125bの後端部131bは固定壁502の後方表面505に当接することができる。
【0070】
図3A~
図3Eに示される相互接続システム100は、本開示に従って企図されるさまざまな寸法を定め得ることが認識される。当然、別段の指示がない限り、相互接続システム100を代替的に寸法決めし得ることを認識されたい。例えば、
図3Aを参照すると、第2のコネクタハウジング153は、横方向Aに沿って約16mm~約24mmの最大長さを定めることができる。例えば、最大長さは約20mmとすることができる。保持ペグ185は、長さ方向Lに沿って約1mm~約3mmの長さを定め得る。例えば、保持ペグの長さは、約1.8mmとすることができる。保持ペグ185のヘッド188は、横方向Aに沿って約1.5mm~5mmの幅を定め得る。例えば、幅は約2.5mmとすることができる。ヘッド188は、コネクタハウジング153の上端部から、横断方向Tに沿って約1mm~約3mmの距離だけ離間することができる。例えば、距離は、約1.8mmとすることができる。固定部材183は、基部500の底面から固定壁502の上面まで横断方向Tに沿った高さを定め得る。高さは、約3.5mm~約7mmとすることができる。例えば、高さは約4.9mmとすることができる。第2の電気コネクタ154は、基部500の底面から保持ペグ185のヘッド188の上面まで横断方向Tに沿った高さを定め得る。高さは、約3.5mm~約7mmとすることができる。例えば、高さは約5.4mmとすることができる。固定壁502は、長さ方向Lに沿って約1mm~約4mmの長さを定め得る。例えば、長さは約2mmとすることができる。
【0071】
次に
図3Bを参照すると、スロット192は、長さ方向Lに沿って約4mm~約9mmの長さを定め得る。例えば、長さは約6.5mmとすることができる。挿入領域194は、横方向Aに沿った幅を有し得る。幅は、約1.5mm~約4.5mmとすることができる。例えば、幅は約3mmとすることができる。モジュール基板115bは、横方向Aに沿って約16mm~約24mmの最大幅を定め得る。例えば、最大幅は約20mmとすることができる。モジュール基板115bは、固定部材183を受容するノッチ125aおよび125b間に横方向Aに沿った内側幅を定め得る。内側幅は、約14mm~約22mmとすることができる。例えば、内側幅は、約18.7mmとすることができる。
図3Bの基板115bの内側幅は、
図2Eの基板115bの内側幅よりも大きくてもよいことが認識される。ノッチ125aおよび125bはそれぞれ、長さ方向Lに沿って約4mm~約9mmの長さを有し得る。例えば、長さは約6.5mmとすることができる。
【0072】
ここで
図4A~
図4Eを参照すると、相互接続システム100は、代替的な実施形態に従って構成された旋回可能なバックアウト防止ラッチ200を含むことができる。ラッチ160に関して前述したように、ラッチ200は、相互接続モジュール102が不注意にホストモジュール104から分離するのを防止するように設計されている。しかしながら、ラッチ160は、係合位置と係合解除位置との間で横断方向Tに沿って並進運動可能であり、ラッチ200は、係合位置と係合解除位置との間で旋回可能である。
【0073】
ラッチ200は、相互接続モジュール102と機械的に連絡させられるように構成された支持部材202と、支持部材202から延出し、ホストモジュール104と機械的に連絡させられるように構成されたフィンガー204と、を含み得る。フィンガー204は、支持部材202と連続していてよく、または、支持部材202に対する出っ張り(jog)を画定し得る。フィンガー204は、ラッチ200が係合位置にあるとき、ホストモジュール104に固定されるように構成され、第2の機械的干渉を定めることができる。例えば、フィンガー204は、ラッチ200が係合位置にあるとき、第2の電気コネクタ154に固定されるように構成され、第2の機械的干渉を定めることができる。一実施例では、ラッチ200は、モジュールハウジング146によって旋回可能に支持され、第1の機械的干渉を定める。例えば、ラッチ200は、モジュールハウジング146に旋回可能に取り付けられ得る。具体的には、支持部材202は、モジュールハウジング146によって旋回可能に支持され、例えば、これに取り付けられ得る。あるいは、ラッチ200は、第1の機械的干渉を定めるように、モジュール146とモノリシックであってよい。
【0074】
相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタと嵌合されると、ラッチ200は、係合位置(
図4C~
図4D)と係合解除位置(
図4E)との間を移動可能となり得る。具体的には、ラッチ200は、係合解除位置と係合位置との間を、旋回軸を中心として旋回可能であってよい。旋回軸は、横断方向Tに沿って向きを定められてよい。よって、旋回軸は、それぞれが長さ方向Lおよび横方向Aによって定められるそれぞれの平面に沿って向きを定められた、ホスト基板118およびモジュール基板115bの両方に垂直に向けられ得る。例えば、ラッチ200は、ラッチ200を係合解除位置から係合位置まで移動させるために旋回軸を中心として第1の方向に、またラッチ200を係合位置から係合解除位置まで移動させるために旋回軸を中心として第1の方向とは反対の第2の方向に、旋回可能であってよい。
図11Aに示すように、旋回軸は、第1の電気コネクタ152から後方向に離間していてよい。旋回軸は、さらに、第2の電気コネクタ154から後方向に離間していてよい。少なくとも1つのフィンガー204は、ラッチ200が係合位置にあるとき、横方向Aに沿って支持部材202から内側に延びることができる。例えば、少なくとも1つのフィンガー204は、横方向Aに沿って第2の電気コネクタ154に向かって内側に延びる、かかり205を含み得る。よって、フィンガー204は、長さ方向Lおよび横方向Aを含む平面内に位置する方向に沿って、支持部材202から延びることができる。
【0075】
ラッチ200が係合位置にあるとき、第1の機械的干渉が、ラッチ200と相互接続モジュール102との間に定められ、これは、ラッチ200に対する後方向への相互接続モジュール102の後方移動を制限する。第1の機械的干渉は、相互接続モジュール102へのラッチ200の旋回可能な取り付けによって定められ得る。例えば、第1の機械的干渉は、ラッチ200をモジュールハウジング146に旋回可能に取り付けることによって定められ得る。
【0076】
さらに、ラッチ200が係合位置にあるとき、第2の機械的干渉がフィンガー204とホストモジュール104との間に定められ、これは、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ200の後方移動を制限する。第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ200とホストモジュール104との間の当接を含み得る。例えば、第2の機械的干渉は、フィンガー204とホストモジュール104との間の当接を含み得る。一実施例では、第2の機械的干渉は、フィンガー204と第2の電気コネクタ154との間の当接を含み得る。特に、第2の機械的干渉は、かかり205と第2の電気コネクタ154との間の当接によって定められ得る。
【0077】
後方移動が制限されると、相互接続モジュール102が、相互接続モジュール102をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するのに十分であろう距離だけ、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動するのを防ぐことができる。例えば、第1および第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ200に対する相互接続モジュール102の後方移動、およびホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ200の後方移動をそれぞれ実質的に防ぐことができる。ラッチ200が係合解除位置にあるとき、第2の機械的干渉が除去され、相互接続モジュール102は、相互接続モジュール102をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するように十分な距離だけ、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動可能となる。
【0078】
支持部材202は、相互接続モジュール102に旋回可能に取り付けられた旋回部材206を含み得る。具体的には、旋回部材206は、モジュールハウジング146に旋回可能に取り付けられ得る。ラッチ200は、横断方向Tに沿って旋回部材206を通って延び、それぞれの旋回ピン208を受容するようなサイズである、旋回アパーチャ207を含み得る。旋回ピン208は、ラッチ200の旋回軸を定めることができる。例えば、旋回部材206は、旋回ピン208に摩擦嵌めされ得る。一実施例では、旋回ピン208は、相互接続モジュール102に回転可能に固定され得る。例えば、旋回ピン208は、モジュールハウジング146に回転可能に固定され得る。よって、ラッチ200は、旋回ピン208を中心として旋回可能であってよい。具体的には、支持壁210は、旋回ピン208を中心として旋回可能であってよい。あるいは、ラッチ200は、旋回ピン208に回転可能に固定され得る。よって、旋回ピン208は、その長軸を中心として相互接続モジュール102に対して回転可能であってよい。例えば、旋回ピン208は、その長軸を中心としてモジュールハウジング146に対して回転可能であってよい。一実施例では、ラッチ200は、旋回ピン208とモノリシックであってよい。あるいは、ラッチ200は、任意の所望の方法で旋回ピン208に固定され得る。
【0079】
支持壁210は、ハンドル部分201と、取り付け部分213と、を含み得る。フィンガー204は、横方向Aに沿って、取り付け部分213から内側に延び得る。取り付け部分213は、ラッチ200がモジュールハウジング146に旋回可能に取り付けられると、ハンドル部分201から前方向に離間し得る。旋回アパーチャ207は、長さ方向Lに関してハンドル部分201と取り付け部分213との間に配され得る。ハンドル部分201は、支持部材202の後端部に配され得る。旋回アパーチャ207は、支持部材202をモジュールハウジング146に旋回可能に取り付けるよう、モジュールハウジング146によって支持された旋回ピン208のそれぞれを受容するようなサイズであってよい。よって、旋回ピン208は、その長軸に沿って旋回軸を定めることができる。旋回軸は、横断方向Tに沿って向きを定められてよい。旋回部材206は旋回ピン208を所望のとおりに含み得ることを認識されたい。さらに、旋回ピン208、および本明細書に記載するその他の旋回ピンは、モジュールハウジング146のアパーチャ内に配され得るか、または、所望のとおりにモジュールハウジング146とモノリシックであってよいことを認識されたい。
【0080】
ラッチ200は、バックアウト防止ラッチ200が係合位置にあるときに支持部材202が旋回軸から前方向および後方向の両方に延びるように、モジュールハウジング146に装着され得る。具体的には、ハンドル部分201は、旋回軸から後方向に延びてよく、取り付け部分213は、旋回軸から前方向に延びてよい。よって、旋回軸は、取り付け部分213から後方向に離間し得る。ハンドル部分201は、ラッチ200を係合位置から係合解除位置まで移動させる係合解除力を受け取るように構成され得る。
【0081】
ラッチ200は、ラッチ200を係合位置に向かって付勢する付勢力を加えるように構成された、少なくとも1つの付勢部材217をさらに含み得る。一実施例では、付勢部材217は、ハンドル部分201から延びてよく、付勢力を提供するよう、相互接続モジュール102に当接するように構成され得る。具体的には、付勢部材217は、ハンドル部分201から内側に、横方向Aに沿ってモジュールハウジング146に向かって延びることができる。付勢部材217は、付勢力を提供するようにモジュールハウジング146の横方向側面に当接するように構成され得る。付勢部材217は、支持部材202から延びる弾性ばねアーム209によって画定され得る。具体的には、ばねアーム209は、横方向Aに沿って支持部材202から離れて延びるにつれて後方向に延びる。よって、ばねアーム209は支持部材202から長さ方向Lに沿ってハンドル部分201に向かって延び得ると言える。ばねアーム219は平坦であってよい。あるいは、ばねアーム219は、支持部材202から延びるにつれて、横方向Aに沿って湾曲される。ばねアーム219は、ラッチ200が係合位置にあるとき、モジュールハウジング146に当接するように構成されている。旋回軸は、付勢部材217から前方向に離間していてよい。フィンガー204もまた、付勢部材217および旋回軸から前方向に離間していてよい。したがって、旋回軸は、長さ方向Lに関してフィンガー204と付勢部材217との間に配され得る。
【0082】
以下の説明から認識されるように、係合解除力は、ラッチ200を係合位置から係合解除位置まで作動させるよう、付勢力に対抗してフィンガー204をホストモジュール104から遠ざけるように構成されている。例えば、横方向への内向き係合解除力は、旋回軸から後方に離間した位置においてラッチ200のハンドル部分201に加えられ、それによって、付勢力に対抗してラッチ200を係合位置から係合解除位置まで移動させることができる。係合解除力は、モジュールハウジング146に向かってハンドル部分201に加えられ得る。さらに代わりに、ラッチ200は、横方向Aに沿ってモジュールハウジング146から離れる外向きの力が、旋回軸から前方向に離間した位置においてラッチ200に加えられ得るように構成され、それによって、ラッチ200を係合位置から係合解除位置まで移動させ得る。
【0083】
相互接続システム100は、相互接続モジュール102の横方向に相対する側面にそれぞれが取り付けられる一対のラッチ200を含み得る。例えば、一対のラッチ200はそれぞれ、相互接続ハウジング146の横方向に相対する側面に取り付けられ得る。よって、ラッチ200は、互いに向かって押しつぶされて、ラッチ200をそれらの係合位置から係合解除位置へと作動させることができる。具体的には、ハンドル部分201は、互いに向かって押しつぶされて、ラッチ200をそれらの係合位置から係合解除位置へと作動させることができる。ラッチ200は、横方向に沿って互いと整列され得る。
【0084】
図2A~
図2Mに関して前述したように、またここで
図4F~
図4Gも参照すると、相互接続システム100、特にホストモジュール104は、少なくとも1つの固定部材183を含むことができる。少なくとも1つの固定部材183は、ラッチが係合位置にあるときにラッチ200に係合するように構成されている。例えば、第2の電気コネクタ154は、少なくとも1つの固定部材183を含み得る。固定部材183は、モジュール基板115bを第2の電気コネクタ154の電気接点に接して保持するようにさらに構成され得る。固定部材183は、横断方向Tに沿った分離に関して、モジュール基板115bを第2の電気コネクタ154に固定するように構成され得る。
【0085】
固定部材183は、第2のコネクタハウジング153によって支持され得る。例えば、固定部材183は、第2のコネクタハウジング153に取り付けられ得る。代わりに、固定部材183は、第2のコネクタハウジング153とモノリシックであってよい。この点について、固定部材183は、第2のコネクタハウジング153と同じ材料で、または、第2のコネクタハウジング153とは異なる材料で、作られ得ることを認識されたい。例えば、固定部材183は、プラスチックで作られてよい。代わりに、またはさらに、固定部材183は、金属で作られてよい。一実施例では、相互接続モジュール102は、横方向Aに沿って互いから離間した位置でコネクタハウジング153によって支持された第1および第2の固定部材183を含み得る。例えば、第1および第2の固定部材183は、コネクタハウジング153の横方向に相対する端部によって支持され得る。よって、第1および第2の固定部材183は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。
【0086】
前述したように、固定部材183は、基部500と、横断方向Tに沿って基部500から上に延びる固定壁502と、を含む。固定壁502は、前方表面504を画定する。前方表面504は前方向を向いていてよい。固定部材183は、基板保持アーム506として構成され得る基板保持部材をさらに含み得る。基板保持アーム506は、横断方向Tに沿ったモジュール基板115bの厚さに少なくとも等しい距離だけ、横断方向Tに沿って基部500から離間している。よって、固定部材183は、モジュール基板115bの一部を受容するようなサイズの基板受容間隙508を画定し得る。基板受容間隙508は、横断方向Tに沿って保持アーム506と基部500との間に画定され得る。基板受容間隙508は、後方向に開いており、モジュール基板115bは、前方向に間隙508に挿入され得る。保持アーム506は、後方向に沿って固定壁502から延びることができる。保持アーム506は、モジュール基板115bを間隙508内へとガイドするように構成された、斜めの導入表面514(
図4Gを参照)を画定し得る。斜めの導入表面514は、固定壁502に向かって前方向に延びるにつれて、基部500に向かって勾配がついている。固定部材183は、モジュール基板115の前方移動を制限することができる。例えば、モジュール基板115bが間隙508内に受容されると、モジュール基板115bは、モジュール基板115bの前方移動を妨げるように、固定壁502の後方表面505に当接することができる。
【0087】
保持アーム506は、内側コーナーを画定するように固定壁502から延びることができる。いくつかの実施例では、固定壁502と保持アーム506との間の内側コーナーは、ノッチ509を画定することができる。ノッチ509は、後方向に沿って間隙508へと開いていてよい。ノッチ159は、モジュール基板115bが間隙508内に受容されるとモジュール基板115bの上方コーナーを受容するように構成され得る。ノッチ509は、モジュール基板115bの上方コーナーと固定部材183の内側コーナーとの間の干渉を防止するように、モジュール基板115bの上方コーナーを受容するようなサイズにすることができ、それによって、基板の縁部が固定壁502の後方表面505に当接することを可能にする。固定壁502は、内側コーナーを画定するように基部500から延びることができる。いくつかの実施例では、基部500と固定壁502との間の内側コーナーは、ノッチ(不図示)を画定することができる。ノッチは、ノッチ509と同様とすることができ、モジュール基板115bの下方コーナーと固定部材183の内側コーナーとの間の干渉を防止するように、モジュール基板115bの下方コーナーを受容するようなサイズにすることができ、それによって、モジュール基板115bの前端部119aが固定壁502の後方表面505に当接することを可能にする。
【0088】
固定部材183は、第2のコネクタハウジング153に取り付けられるように構成され得る。例えば、固定部材183は、固定開口部510を画定することができ、これは、固定部材183を第2のコネクタハウジング153に固定するように、第2のコネクタハウジング153の突出部512を受容するようなサイズである。固定開口部510は、基部500によって画定されてよく、横方向Aに沿って基部500内へ、または基部500を通って延びることができる。突出部512は横方向Aに延出することができる。突出部512は、固定開口部510に圧入されるようなサイズであってよい。突出部512および固定開口部510はそれぞれ、非円形の形状を定め、固定部材183が横方向Aに沿って向きを定められた軸を中心として第2のコネクタハウジング153に対して回転するのを防ぐことができる。代わりに、またはさらに、固定部材183は、コネクタハウジング153の受容アパーチャ内へ横方向Aに沿って延びる1つ以上の突出部を含み得る。よって、突出部は、所望のとおりに円形または非円形の形状であってよい。いくつかの実施例では、
図4Fに示すように、固定部材183が第2のコネクタハウジング153に取り付けられると、基部500の上方表面は、横断方向Tに関して第2のコネクタハウジング153の上方表面から下方にオフセットされ得る。よって、モジュール基板115bが固定部材183の間隙508に受容され、モジュール基板115bの下方表面が第2のコネクタハウジング153の上方表面に当接すると、モジュール基板115bの下方表面は基部500の上方表面から離間する。したがって、間隙508は、モジュール基板115bの下方表面と基部500の上方表面との間に空間を画定するように、モジュール基板115bの高さよりも大きい、横断方向に沿った高さを定め得る。
【0089】
コネクタ中心線CLは、横方向Aに沿って向きを定められてよく、第2の電気コネクタ154を、長さ方向Lに沿って等しい半分に分割することができる。一実施例では、前方表面504および列156のうちの第1の列は、列156のうちの第2の列に対してコネクタ中心線CLの同じ側に配され得る。列156のうちの第1の列は、長さ方向Lに対してコネクタ中心線CLと前方表面504との間に配され得る。保持アーム506は、固定壁502から自由端部まで延びていてよく、この自由端部は、列156のうちの第2の列が、その自由端部とコネクタ中心線CLとの間に配されるように配されており、列156のうちの第2の列は、接触位置158が圧迫されていないときに接触位置158によって定められる。基部500は前端部を画定し、前端部は、列156のうちの第1の列が基部500の前端部と中心線CLとの間に配されるように配されている。
【0090】
次に
図4Hを参照すると、モジュール基板115bは、横方向Aに沿って互いから離間している、相対する第1の横方向側面117aおよび第2の横方向側面117bを画定する。モジュール基板115bは、第1の横方向側面117aおよび第2の横方向側面117bそれぞれの中に延びる第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bをそれぞれ画定する。ノッチ125aおよび125bは、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ52および第2の電気コネクタ54それぞれと嵌合されるように整列したときに、基板保持アーム506が横断方向Tに沿ってそれらのノッチを通過することができるように位置づけられ、サイズ決めされている。例えば、ノッチ125aおよび125bは、保持アーム506の長さより長い、長さ方向Lに沿った長さを有し得る。モジュール基板115bは、固定部材183の基板受容間隙508に受容されるように構成された、第1の保持領域127aおよび第2の保持領域127bをさらに画定し得る。第1の保持領域127aおよび第2の保持領域127bは、第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bそれぞれから、後方向に延びる。さらに、第1の保持領域127aおよび第2の保持領域127bは、長さ方向Lに沿って、第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bとそれぞれ整列され得る。よって、ノッチ125a~125bは、長さ方向に関して、保持領域127a~127bと前端部119aにおける電気接触パッドとの間に配される。前端部119aにおける電気接触パッドは、第1の電気コネクタ152の電気接点と嵌合するように構成されている。
【0091】
次に
図4Iを参照すると、動作中、相互接続モジュール102は、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合されるよう、整列されるように構成される。具体的には、モジュール基板115bは、少なくとも1つのノッチが横断方向Tに沿って、対応する固定部材183の保持アーム506と整列されるように、位置づけられる。よって、少なくとも1つのノッチと整列される保持領域は、保持アーム506に対して後方向にオフセットしている。一実施例では、第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bは、それぞれ、第1および第2の固定部材183の保持アーム506と、横断方向Tに沿って整列している。よって、長さ方向Lに沿って対応するノッチ125aおよび125bとそれぞれ整列する保持領域127aおよび127bは、保持アーム506に対して後方向にオフセットされる。
【0092】
モジュール基板115bは次に、
図4Iに示すように、モジュール基板115bが長さ方向Lに沿って固定部材183の基板受容間隙508と整列するまで、第2の電気コネクタ154に向かって、よってホスト基板118に向かって、横断方向Tに沿って下に並進運動する。具体的には、保持領域127aおよび127bは、長さ方向Lに沿って固定部材183の基板受容間隙508と整列する。例えば、保持領域127aおよび127bは、長さ方向Lに沿って斜めの導入表面514(
図4Gを参照)と整列し得る。この位置では、モジュール基板115bの前端部119aは、長さ方向に沿って、第1の電気コネクタ152のレセプタクルと整列する。
図4C~
図4Dに示すように、モジュール基板115bは次に、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合するまで、ホストモジュール104に対して前方向に並進運動する。さらに、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合すると、モジュール基板115bの保持領域127aおよび127bが、固定部材183の基板受容間隙508に受容される。
【0093】
前述したように、電気接点155は、モジュール基板115bが特に接触位置158において、電気接点155と接触させられたときに、下にあるホスト基板118に向かって圧迫されるように構成される。よって、電気接点は、横断方向に沿って、第1の位置から圧迫位置まで圧迫される。基板保持アーム506は、電気接点155が第1の位置にあるときに横断方向Tに沿ってある距離だけ接触位置158からオフセットし得る。この距離は、モジュール基板115bの厚さより小さい。よって、モジュール基板115bが基板受容間隙508に挿入されると、固定部材183は、電気接点155を圧迫位置に保持する位置に、モジュール基板115bを維持することができる。したがって、基板保持アーム506は、横断方向Tにおいて電気接点155に抗してモジュール基板115bに圧迫力を加えるように構成された圧迫部材と呼ぶことができる。この点について、固定部材183は、モジュール基板115bが横断方向Tに沿って電気接点155から分離されるのを防ぐことができる。
【0094】
引き続き
図4Iを参照すると、モジュール基板115bが、前方向に第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合するように整列されると、ラッチ200のかかり205(
図2B参照)は、長さ方向Lに沿って固定部材183と整列され得る。例えば、かかり205は、長さ方向に沿って基板保持アーム206と整列し得る。したがって、ここで
図4C~
図4Dも参照すると、モジュールハウジング115bが前方向に並進運動すると、かかり205は、固定部材183、特に保持アーム206を乗り越えることができ、それによって、ラッチ200は、モジュールハウジング146に対して圧迫するばねアーム209の付勢力に抗して第2の方向に旋回軸を中心として旋回する。モジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合されると、かかり205は前方表面504を越えて並進運動することができ、それによってばねアーム209の付勢力がラッチ200を第1の方向に旋回させる。ラッチ200が第1の方向に旋回すると、かかり205は、モジュールハウジングに向かって横方向内側に、前方表面205との干渉位置に付勢される。具体的には、かかり205は、長さ方向Lに沿って前方表面と整列し得る。例えば、かかり205、ひいてはフィンガー204、ひいてはラッチ200は、前方表面205に当接することができる。かかり205が前方表面504と長さ方向に整列または当接しているとき、相互接続モジュール102は、ホストモジュール104から相互接続モジュール102を分離させるのに十分な距離だけホストモジュール104に対して後方向に並進運動することができない。よって、かかり205(よってフィンガー204)および前方表面504が、ラッチ200を第2の電気コネクタ154に取り付けるように係合するよう構成された、それぞれの相補的な係合部材を画定することを認識されたい。さらに、ラッチ200の係合部材は、相互接続モジュール102をホストモジュール104に取り付けるよう、相補的な係合部材と嵌合するように構成されると言える。
【0095】
代替的な実施形態では、固定部材183は、突出部を画定してよく、ラッチ200は、ラッチ200が係合位置にあるときに固定部材の突出部に係合する前方表面を画定し得る。よって、相補的な係合部材は、固定部材183の突出部およびラッチ200の前方表面によって画定され得る。したがって、ラッチ200および固定部材183のうちの一方が突出部を画定し、ラッチ200および固定部材183のうちのもう一方が、係合位置においてラッチ200を第2の電気コネクタ154に取り外し可能に固定するように突出部に当接するようサイズが決められ位置づけられた前方表面を画定すると言える。
【0096】
図4Eに示すように、ラッチ160は、係合位置から係合解除位置に移動することができる。ラッチ200が相補的な係合部材から係合解除されると、相互接続モジュール102はホストモジュール104から除去され得る。特に、ラッチ160は、ラッチ200と固定部材183、特に固定壁502との間の第2の干渉を除去するように、第2の方向に旋回軸を中心として旋回するように構成される。よって、ラッチ160が係合解除位置にあるとき、ラッチ200と固定部材183との間の干渉は、相互接続モジュール102を第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154のうちの少なくとも一方または両方から分離するように十分な距離だけ、相互接続モジュール102がホストモジュール104に対して後方向に並進運動するのを妨げない。
【0097】
次に
図4J~
図4Kを参照すると、
図2A~
図2Mに関して前述したように、相互接続モジュール102は、モジュールハウジング146に取り付け可能なヒートシンク122を含むことができる。相互接続モジュール102は、ヒートシンク122とモジュールハウジング146との間の熱伝達を促進するために、ヒートシンク122とモジュールハウジング146との間に、熱伝導性界面材料および熱伝導性接着剤またはエポキシのうちの少なくとも1つをオプションとして含むことができる。界面材料の例としては、Fujipolyが製造するSarconXR-mなどのシート材料が挙げられる(これに限定されない)。接着剤またはエポキシの例には、Lord Corporationが製造するThermoset MT-125が含まれる(これに限定されない)。あるいは、ヒートシンク222は、モジュールハウジング146とモノリシックであってよい。ラッチ200は、代わりにヒートシンク220に旋回可能に取り付けることができ、ラッチ160およびヒートシンク122が第1の機械的干渉を定めることを認識されたい。ヒートシンク122は、熱を放散させるように構成された複数のフィン123を含む。一実施例では、フィン123は、横方向Aに沿って互いから離間し得る。ヒートシンク122は、フィン123内へと延びる複数の凹部124など、少なくとも1つの凹部124をさらに含み得る。少なくとも1つの凹部124は、横断方向Tに沿って、モジュールハウジング146に向かって、フィン123の中へと延びることができる。少なくとも1つの凹部124は、横方向Aに沿ってフィン123を通って延びることができる。相互接続モジュール102は、対応する少なくとも1つ以上の固定バンド(one more securement bands)128を含み得、これは、対応する凹部124の中に挿入され、モジュールハウジング146に取り付けられ、それによってヒートシンク122をモジュールハウジング146に取り付けるように構成されている。
【0098】
ラッチ200は、モジュールハウジング146に旋回可能に取り付けられているので、ヒートシンク122は、凹部124のいずれも、
図2A~
図2Mに関して前述した方法でラッチを受容するように構成されないように構成され得る。よって、凹部124はそれぞれ、ヒートシンク122をモジュールハウジング146に固定するバンド128のみを受容するように構成され得る。ヒートシンク122は、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合された後で、モジュールハウジング146に取り付けられ得ることを認識されたい。あるいは、ヒートシンク122は、モジュール基板115bを第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154と嵌合させる前に、モジュールハウジング146に取り付けられ得る。
【0099】
相互接続システム100は、第1および第2のラッチ200など、任意の数のラッチ200を所望のとおりに含み得ることを認識されたい。ラッチ200は、横方向Aに沿って互いから離間し得る。具体的には、ラッチ200は、それぞれの旋回軸が横方向Aに沿って互いと整列するように位置づけられ得る。さらに、フィンガー204は、互いから離間し、かつ横方向Aに沿って互いと整列し得る。したがって、フィンガー204は、ラッチ200が係合解除位置から係合位置まで移動すると、互いに向かって移動し得る。同様に、フィンガー204は、ラッチ200が係合位置から係合解除位置まで移動するにつれて、互いから離れて、またそれぞれの突出部193から離れて移動することができる。さらになお、付勢部材217は、横方向Aに沿って互いに整列され得る。相互接続システム100は、第1および第2のラッチ200と、第1および第2の固定部材188と、を含むラッチシステムを含むと言えることを認識されたい。よって、
図2A~
図2Mに示す実施形態、および
図4A~
図4Mに示す実施形態の両方で、少なくとも1つのラッチは、ラッチが係合位置にあるときに第2の機械的干渉を定めるように固定部材183と係合するようにそれぞれが構成された一対のフィンガーを画定することができる。フィンガーは、横方向Aに沿って互いと整列され得る。
【0100】
ここで
図4Lも参照すると、
図2A~
図2Mに関して前述したように、第2のコネクタハウジング153および固定部材183を含む第2の電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成される。例えば、第2のコネクタハウジング153は、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部163を含み得る。一実施例では、第2のコネクタハウジング153は、横断方向に沿って下に延びる複数の装着突出部163を含み得る。例えば、第2のコネクタハウジング153は、第1および第2の装着突出部163を含み得る。第1および第2の装着突出部163は、横方向Aに沿って向きを定められ、かつ第2の電気コネクタ154を等しい長さ方向の半分に二分するコネクタ中心線CLに関して、同じ方向に離間され得る。代わりに、第1および第2の装着突出部163は、中心線CLの両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着突出部163は、中心線CL上に配され得る。装着突出部163は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着突出部163は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着突出部163は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。電気接点155の装着端部は、長さ方向Lに関して装着突出部163と中心線CLとの間に配され得る装着端部列157において整列され得る。あるいは、装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。
【0101】
固定部材183はまた、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部165を含み得る。一実施例では、固定部材183は、横断方向Tに沿って下に延びる複数の装着突出部165を含み得る。装着突出部165は、横断方向Tに沿って基部500から下に延びることができる。固定部材183は、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165を含むように組み合わせることができる。第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLの両側に配置され得る。例えば、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから等距離に離間され得る。代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対165aの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対165bの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165は、中心線CLの同じ側に配置され得る。さらに代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bのうちの一方または両方が、中心線CL上に位置してもよい。装着突出部165は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。装着端部列157は、長さ方向Lに関して装着突出部165と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。
【0102】
装着突出部163および165は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、固定部材183の装着突出部165は、コネクタハウジング153の装着突出部163の断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着突出部163の断面寸法は、装着突出部165の断面寸法よりも大きくてもよい。さらに代わりに、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法と等しくてもよい。
【0103】
一実施例では、装着突出部163は、中心線CLの、第1の対165aの装着突出部165と同じ側にあり、中心線CLの、第2の対165bの装着突出部とは反対の側にある。装着突出部163および165は、横断方向Tに沿って向きを定められた幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着突出部163の横断方向中心線は、第1の対165aの装着突出部165の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。代わりに、第1の対165aの装着突出部165の横断方向中心線は、装着突出部163の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、第1の対165aの装着突出部165の横断方向中心線は、中心線CLから、装着突出部163の中心線と等距離に離間され得る。装着突出部163および165は、第2の電気コネクタ154のフットプリントを画定すると言うことができる。
【0104】
この点に関して、装着突出部163の中心は、長さ方向Lに沿って中心線に対するより、第1の対165aの装着突出部165の中心に近づいて、間隔をあけていてよいことを認識されたい。例えば、装着突出部163の中心は、第1の対165aの装着突出部165の中心から、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ離間し、長さ方向に沿って第2の距離だけ中心線から離間することができる。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超である。装着突出部163は、横方向Aに関して第1の対165aの装着突出部165の間に配され得る。装着突出部のうちの第1の対165aの装着突出部は、長さ方向に沿って、装着突出部165のうちの第2の対165bの装着突出部のうちそれぞれ異なるものと整列され得る。装着端部列157のうちの一方は、装着突出部163および第1の対165aの装着突出部165のうちの少なくとも一方または両方が、長さ方向Lに関して装着端部列157のうちの一方と中心線CLとの間に配されるように、配され得る。第2の対165bの装着突出部165は、長さ方向Lに関して、装着端部列157のうちの他方と中心線CLとの間に配され得る。第1の電気コネクタ152は、同様に、ホスト基板118の対応する装着アパーチャによって受容されるように構成された複数の装着突出部を含むことができる。
【0105】
コネクタハウジング153の一対の装着突出部163は、第2の電気コネクタの第1の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の第1の対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第2の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の第2の対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第3の対の装着突出部と呼ぶことができる。一実施例では、第2の電気コネクタ154は、第1、第2、および第3の対の装着突出部以外に、電気コネクタをホスト基板118に固定するように構成された装着突出部を有さない。
【0106】
同様に、ここで
図4Mを参照すると、
図2A~
図2Mに関して前述したように、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154のフットプリントに対応するフットプリントを画定することができる。具体的には、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165を受容するように寸法決めされ、位置づけられた複数の装着アパーチャを画定することができる。一実施例では、装着アパーチャは、装着突出部163および165が装着アパーチャに挿入されて、電気接点155の装着端部がホスト基板の電気接触位置177のそれぞれと整列されるようなサイズにすることができる。代わりに、またはさらに、装着突出部163および165は、装着アパーチャに圧入されるか、または別様に装着アパーチャによって受容され得る。ホスト基板118は、第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた複数の装着アパーチャをさらに画定することができる。第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165を受容するように寸法決めされ、位置づけられた装着アパーチャによって画定されるフットプリントの外側に配され得る。
【0107】
例えば、ホスト基板118は、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはそれを通って延びる少なくとも1つの第1の装着アパーチャ169を含むことができる。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第1の装着アパーチャ169を含み得る。例えば、ホスト基板118は、一対の第1の装着アパーチャ169を含むことができる。第1の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163を受容するようにサイズ決めされ、構成されている。例えば、第2の電気コネクタ154の装着突出部163は、第1の装着アパーチャ169に圧入されるか、または別様に第1の装着アパーチャ169によって受容されるようなサイズにすることができる。ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の電気接点155の装着端部と物理的かつ電気的に接触するように配置されるように構成された電気接触位置177を含むことができる。例えば、電気接触位置177は、第2の電気コネクタ154に面するホスト基板118の上方表面における接触パッドとして構成され得る。
【0108】
接触位置177は、横方向Aに沿って向きを定め、かつ長さ方向Lに沿って互いから離間された、それぞれの第1および第2の列179に沿って整列され、向きを定められ(aligned oriented)得る。装着アパーチャ169は、横方向Aに沿って向きを定められ、かつ第1および第2の列179から等距離に離間された基板中心線CL1に関して、同じ方向に離間され得る。代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1の両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1上に配され得る。装着アパーチャ169は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着アパーチャ169は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着アパーチャ169は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169は、長さ方向Lに関して列179と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ169と中心線CLとの間に配され得る。
【0109】
ホスト基板118はまた、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはそれを通って、延びる、少なくとも1つの第2の装着アパーチャ171を含み得る。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第2の装着アパーチャ171を含み得る。第2の装着アパーチャ171は、固定部材183の装着突出部165を受容するようにサイズ決めされ、構成されている。例えば、固定部材183の装着突出部165は、第2の装着アパーチャ171に圧入されるか、または別様に第2の装着アパーチャ171によって受容されるようなサイズにすることができる。例えば、ホスト基板118は、第1の対171aおよび第2の対171bの第2の装着アパーチャ171を含み得る。第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1の両側に配され得る。例えば、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1から等距離に離間され得る。代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CLの同じ側に配置され得る。さらに代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの一方または両方が、中心線CL上に位置してもよい。装着アパーチャ171は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関して列179と中心線CL1との間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ171と中心線CL1との間に配され得る。
【0110】
装着アパーチャ169および171は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、装着アパーチャ169は、装着アパーチャ171の断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着アパーチャ171の断面寸法は、装着アパーチャ169の断面寸法よりも大きくてもよい。さらに代わりに、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171の断面寸法と等しくてもよい。
【0111】
一実施例では、装着アパーチャ169は、中心線CL1の、第1の対171aの装着アパーチャ171と同じ側にあり、中心線CL1の、第2の対171bの装着アパーチャ171とは反対の側にある。装着アパーチャ169および171は、横断方向Tに沿って向きを定められた幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着アパーチャ169の横断方向中心線は、第1の対171aの装着アパーチャ171の中心線に対して基板中心線CL1に向かってオフセットされ得る。代わりに、第1の対171aの装着アパーチャ171の横断方向中心線は、装着アパーチャ169の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、第1の対171aの装着アパーチャ171の横断方向中心線は、中心線CLから、装着アパーチャ169の中心線と等距離に離間され得る。装着アパーチャ169および171は、ホスト基板118のフットプリントを画定すると言うことができる。
【0112】
ホスト基板118は、横断方向Tに沿った厚さを定めるように、第1の表面と、第1の表面とは反対側の第2の表面と、を画定することが認識される。ホスト基板118は、横方向Aに沿った幅を定めるように、互いに対向する第1および第2の横方向側面をさらに画定し、幅は厚さよりも大きい。ホスト基板は、長さ方向Lに沿った長さを定めるように互いから離間された第1および第2の長さ方向端部をさらに画定し、長さは幅よりも大きい。第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CL1の両側に配され得る。中心線CL1は、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171から等距離に離間され得る。第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171も、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169も、横方向に沿って互いと整列され得る。
【0113】
装着アパーチャ169のそれぞれの中心は、長さ方向Lに関して第1の対171aの装着アパーチャ171のそれぞれの中心と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169の中心は、長さ方向Lに沿って中心線CL1に対するより、第1の対171aの装着アパーチャ171の中心に近づいて、間隔をあけていてよい。例えば、装着アパーチャ169の中心は、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ、第1の対171aの装着アパーチャ171の中心から離間され、長さ方向Lに沿って第2の距離だけ、中心線CL1から離間され得る。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超であってよい。装着アパーチャ169は、横方向Aに関して第1の対171aの装着アパーチャ171間に配され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171は、長さ方向Lに沿って、第2の対171bの装着アパーチャ171のうちのそれぞれ異なるものと整列され得る。
【0114】
ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の電気接点155との電気的接触を確立するように構成された接触位置177を画定することができる。接触位置177は、接触パッド、めっきされた貫通孔、または任意の適切な代替的に構成された接触位置として、所望に応じて構成することができる。接触位置177は、横方向Aに沿って向けられ、かつ長さ方向Lに沿って互いから離間された、第1および第2の列に、配列され得る。中心線CL1は、長さ方向Lに沿って第1および第2の列から等距離に離間され得る。装着アパーチャ169および第1の対171aの装着アパーチャのうちの一方または両方は、長さ方向Lに関して列のうちの一方と中心線CL1との間に配され得る。第2の対171bの装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関して列のうちの他方と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169は、第1の対171aおよび第2の対171bそれぞれの装着アパーチャ171のそれぞれの装着アパーチャよりも小さい断面寸法を有することができる。例えば、第1の対171aおよび第2の対171bのそれぞれの装着アパーチャ171は、同じ断面寸法であってよい。
【0115】
装着アパーチャ169は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第1の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。第1の対171aの装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第2の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。第2の対171bの装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第3の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成され得ることが理解されるであろう。したがって、少なくとも基板118の中に、またはそれを通って延びる第1の対169、第2の対171a、および第3の対171bの装着アパーチャは、それぞれ、電気コネクタ154の第1の対、第2の対、および第3の対の装着突出部を受容するように構成され、それによって、電気コネクタ154を基板118に固定することができる。一実施例では、ホスト基板118は、第1、第2、および第3の対の装着アパーチャ以外に、第2の電気コネクタ154をホスト基板118に固定するために第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された装着アパーチャを有さない。
【0116】
相互接続システム100は、本開示に従って企図されるさまざまな寸法を定め得ることが認識される。当然、別段の指示がない限り、相互接続システム100を代替的に寸法決めし得ることを認識されたい。例えば、
図4Fを参照すると、第2のコネクタハウジング153は、長さ方向Lに沿って電気接点155と整列された位置に幅を有することができる。幅は、約5mm~約9mmとすることができる。例えば、幅は約7mmとすることができる。寸法に関する「約」という単語は、寸法が開示されたものとわずかに異なり得ることを認めるものである。例えば、製造公差は、寸法の変動を引き起こし得る。さらに、数値丸めも、寸法の変動を引き起こし得る。第2のコネクタハウジング153は、横方向Aに沿って約16mm~約24mmの最大長さを定めることができる。例えば、最大長さは約20mmとすることができる。第2のコネクタハウジング153は、固定部材183を受容するそれぞれの凹部間に横方向Aに沿った内側長さを定めることができる。内側長さは、約14mm~約21mmとすることができる。例えば、内側長さは、約17.5mmとすることができる。
【0117】
ここで
図4Gを参照すると、固定部材183の基部500は、長さ方向Lに沿って約8mm~約12mmの長さを定め得る。例えば、基部500の長さは、約10mmとすることができる。保持アーム506は、長さ方向Lに沿って約6mm~約10mmの長さを有することができる。例えば、保持アーム506の長さは、約8mmとすることができる。保持アーム506は、長さ方向Lに関して基部500に対して中心に置くことができる。保持アーム506の下方表面は、基部500の上方表面から、横断方向Tに沿って約1.5mm~約2mmの距離だけ離間することができる。例えば、保持アーム506の下方表面は、基部500の上方表面から、横断方向Tに沿って約1.75mmの距離だけ離間することができる。したがって、横断方向に沿った基板受容間隙は、約1.5mm~約2mmとすることができる。例えば、横断方向Tに沿った基板受容間隙は、約1.75mmとすることができる。固定部材183は、横断方向Tに沿って、基部500の下方表面から保持アーム506の上方表面までの最大高さを定めることができる。最大高さは、約4mm~約6mmとすることができる。例えば、最大高さは約5.3mmとすることができる。固定部材183は、横断方向Tに沿って、基部500の下方表面から保持アーム506の下方表面までの内側高さを定めることができる。内側高さは、約3mm~約4mmとすることができる。例えば、内側高さは、約3.8mmとすることができる。
【0118】
ここで
図4Hを参照すると、モジュール基板115bの第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bは、長さ方向Lに沿って約6mm~約10mmの長さを定め得る。例えば、長さ方向Lに沿った第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bの長さは、約8.25mmとすることができる。ノッチ125aおよび125bは、モジュール基板115bの後端部119bから長さ方向Lに沿って約10mm~約20mmの距離だけ離間され得る。例えば、ノッチ125aおよび125bは、モジュール基板115bの後端部119bから長さ方向Lに沿って約15mmの距離だけ離間され得る。モジュール基板115bは、横方向Aに沿って約15mm~約25mmの最大幅を定め得る。例えば、最大幅は約20mmとすることができる。最大幅は、保持領域127aおよび127bによって定められ得る。モジュール基板115bは、横方向Aに沿って約14mm~約20mmの内側幅を定め得る。例えば、内側幅は、約17.3mmとすることができる。内側幅は、ノッチ125aおよび125bにおいて定められ得る。
【0119】
ここで広く
図5A~
図5Eを参照すると、
図4A~
図4Mに関して前述したように、ホストモジュール104、したがって相互接続システム100は、モジュール基板115bが横断方向Tに沿って第2の電気コネクタ154から分離されるのを防止するように構成された保持部材を含むことができる。
図4A~
図4Mで前述したように、保持部材は、第2の電気コネクタ154によって画定され得る。具体的には、第2の電気コネクタ154は固定部材183を含むことができ、これが、保持アーム506として構成された保持部材を画定する。
【0120】
ここで
図5Aを参照すると、相互接続システム100が旋回可能なラッチ160を含む場合、保持部材は、代わりにまたはさらに、横断方向Tに沿ってコネクタハウジング153から延出する保持ペグ185として構成され得る。具体的には、保持ペグ185は、電気接点155の装着端部から離れる方向に、横断方向Tに沿ってコネクタハウジング153から上に延びる。保持ペグ185は、コネクタハウジング153とモノリシックであってよい。代わりに、保持ペグ185は、コネクタハウジング153から分離され、コネクタハウジング153に取り付けられ得る。保持ペグ185は、コネクタ中心線CL上の中心に配され得る。代わりに、保持ペグ185は、長さ方向Lに沿ってコネクタ中心線CLに対してオフセットされ得る。
【0121】
保持ペグ185は、モジュール基板115bを電気接点155に接して、特に横断方向Tに関して接触位置158に接して保持するように構成される。保持ペグ185は、ネック186およびヘッド188を画定することができる。ネック186は、コネクタハウジング153から延出することができ、ヘッド188は、ヘッド188がコネクタハウジング153から離間するような位置でネック186から延びることができる。ネック186は、ヘッド188の断面寸法よりも小さい断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aによって定められ得る。別の言い方をすれば、ヘッド188は、横方向Aに沿ってネック186より幅広くてよい。したがって、ヘッド188は、長さ方向Lおよび横断方向Tのそれぞれに関して横方向Aに沿って細長いと言うことができる。
【0122】
よって、第2の電気コネクタ154は、モジュール基板115bの一部を受容するようなサイズの基板受容間隙190を画定し得る。基板受容間隙190は、ヘッド188とコネクタハウジング153の上方表面との間に画定され得る。基板収容間隙190は、モジュール基板115bが前方向に間隙190に挿入されるとモジュール基板115bを受容するように構成される。ヘッド188は、モジュール基板115bを間隙190内へとガイドするように、所望のとおり、斜めの導入表面を画定し得る。斜めの導入表面は、前方向に延びるにつれて、コネクタハウジング153に向かって勾配がついていてよい。保持ペグ185は、中心線CL上に位置し得る。保持ペグ185は、さらに、横方向Aに関してコネクタハウジング153の中央に配され得る。第2の電気コネクタ154が、所望のとおりに任意の数の保持ペグ185を含み得ることを認識されたい。
【0123】
ここで
図5Bを参照すると、モジュール基板115bは、第1の側面120aから第2の側面120bまで横断方向に沿ってモジュール基板を通って延びるスロット192を画定する。スロット192は、モジュール基板115bによって画定される閉じた連続周辺部を画定することができる。スロット192は、第1の挿入領域194と、挿入領域194から後方向に延びる第2のガイド領域196と、を画定する。第2のガイド領域196は、長さ方向Lに沿って細長くなっている。第1の挿入領域194は、保持ペグ185のヘッド188を受容するようなサイズにされている。ガイド領域196は、横方向Aに沿ってヘッド188よりも狭いサイズにされている。したがって、ヘッド188は、ガイド領域196に受容されるようなサイズにはなっていない。ガイド領域196は、横方向Aに沿ってネック186と実質的に等しいかまたはそれより大きいサイズである。このように、ガイド領域196は、ネック186を受容するようなサイズにされている。したがって、動作中、モジュール基板115bは、ヘッド188が横断方向に沿ってスロット192の挿入領域194と整列されるように、第2の電気コネクタ154の上に配置される。
【0124】
図5Cを参照すると、基板115bは、次に第2の電気コネクタ154上に降ろされ、それによって、ネック186がスロット192のガイド領域196と整列するまで、ヘッド188がスロット192の挿入領域194を通して挿入される。次に、
図5Dに示すように、モジュール基板115bは、第2の電気コネクタ154に対して前方向に並進運動され、これにより、ネック186をガイド領域196内でスライドさせる。この点に関して、ガイド領域196は、第2の電気コネクタ154に対するモジュール基板115bの前方移動をガイドする。ガイド領域196は、ネック186がガイド領域196の後端部でモジュール基板115bに当接したときに、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154の両方と嵌合するような長さを有することができる。ヘッド188は、電気接点155が第1の位置にあるときに横断方向Tに沿ってある距離だけ接触位置158からオフセットし得る。この距離は、モジュール基板115bの厚さより小さい。よって、モジュール基板115bが基板受容間隙190に挿入されると、保持ペグ185は、電気接点155を圧迫位置に保持する位置に、モジュール基板115bを保持することができる。この点に関して、保持ペグは、モジュール基板115bを電気接点155に対して圧迫する圧迫部材を画定することができる。
【0125】
ここで
図5C~
図5Eを参照すると、前述したように、固定部材183は、ラッチが係合位置にあるときにラッチ160に係合するように構成されている。例えば、第2の電気コネクタ154は、少なくとも1つの固定部材183を含み得る。固定部材183は、第2の電気コネクタ154をモジュール基板115bに固定するように構成され得る。この実施形態では、保持ペグ185が、横断方向Tに沿って第2の電気コネクタ154の電気接点155に接してモジュール基板115bを保持するように構成されるので、固定部材183は、横断方向Tに沿ってモジュール基板115bに圧迫力を加えないように構成され得る。
【0126】
前述したように、固定部材183は、基部500と、横断方向Tに沿って基部500から上に延びる固定壁502と、を含み得る。固定壁502は、前方表面504を画定する。前方表面504は前方向を向いていてよい。固定壁502は、前方表面504の反対側に後方表面505を画定することができる。基部500は、横方向内側表面および横方向外側表面を含むことができる。固定壁502は、基部500の横方向内側表面に対して横方向外向きにオフセットされ得る。さらに、固定壁502は、基部500の横方向外側表面と実質的に同一平面であり得る。保持ペグ185は、前述したように横断方向Tに沿って電気接点155に接してモジュール基板115bを保持するように構成されているので(
図5A参照)、固定部材183は、
図4Gに示す基板保持アーム506なしで構成され得る。代わりに、一実施例では、固定部材183は、基板保持アーム506を含むことができ、第2の電気コネクタ154は、保持ペグ185を含むことができる。
【0127】
図5Bに示すように、また前述したように、モジュール基板115bは、第1の側面117aおよび第2の側面117bにそれぞれ第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bを画定することができる。第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bはそれぞれ、前端部131aおよび後端部131bを画定する。後端部131bは、前端部131aから後方向に離間している。逆に、前端部131aは、後端部131bから前方向に離間している。固定壁502は、横方向Aに沿って、互いと、かつ保持ペグ185と整列され得る。ノッチ125aおよび125bならびに固定壁502は、ヘッド188がスロット192の挿入領域194に挿入されたときに、前方表面504がノッチ125aおよび125bの前端部131aに当接するように位置付けられ得る。したがって、動作中、第1のノッチ125aおよび第2のノッチ125bが横方向Aに関してそれぞれの固定壁502の間に配されると、ヘッド188は、横方向Aに関して挿入領域194と整列される。さらに、ノッチ125aおよび125bの前端部131aが前方表面504と整列すると、ヘッド188は、
図5Cに示すように、長さ方向Lに関して挿入領域194と整列する。したがって、モジュール基板115bは、ヘッド188および挿入領域194が視界から隠されていてもヘッド188が挿入領域194と整列されるように、第2の電気コネクタ154と確実に整列され得る。
図5Dに示すように、モジュール基板115bは、ノッチ125aおよび125bの後端部131bが固定壁502の後方表面505に当接するまで前方向に並進運動され得、この時点で、モジュール基板115bは、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154のそれぞれと嵌合する。したがって、保持ペグ185がスロット192の後端部に到達すると、ノッチ125aおよび125bの後端部131bは固定壁502の後方表面505に当接することができる。
【0128】
図5A~
図5Eに示される相互接続システム100は、本開示に従って企図されるさまざまな寸法を定め得ることが認識される。当然、別段の指示がない限り、相互接続システム100を代替的に寸法決めすることができることを認識されたい。例えば、
図5Aを参照すると、第2のコネクタハウジング153は、横方向Aに沿って約16mm~約24mmの最大長さを定め得る。例えば、最大長さは約20mmとすることができる。保持ペグ185は、長さ方向Lに沿って、約1mm~約3mmの長さを定め得る。例えば、保持ペグの長さは、約1.8mmとすることができる。保持ペグ185のヘッド188は、横方向Aに沿って、約1.5mm~5mmの幅を定め得る。例えば、幅は約2.5mmとすることができる。ヘッド188は、コネクタハウジング153の上端部から、横断方向Tに沿って約1mm~約3mmの距離だけ離間することができる。例えば、距離は、約1.8mmとすることができる。固定部材183は、基部500の底面から固定壁502の上面まで横断方向Tに沿った高さを定め得る。高さは、約3.5mm~約7mmとすることができる。例えば、高さは約4.9mmとすることができる。第2の電気コネクタ154は、基部500の底面から保持ペグ185のヘッド188の上面まで横断方向Tに沿った高さを定め得る。高さは、約3.5mm~約7mmとすることができる。例えば、高さは約5.4mmとすることができる。固定壁502は、長さ方向Lに沿って、約1mm~約4mmの長さを定め得る。例えば、長さは約2mmとすることができる。
【0129】
次に
図5Bを参照すると、スロット192は、長さ方向Lに沿って、約4mm~約9mmの長さを定め得る。例えば、長さは約6.5mmとすることができる。挿入領域194は、横方向Aに沿った幅を有し得る。幅は、約1.5mm~約4.5mmとすることができる。例えば、幅は約3mmとすることができる。モジュール基板115bは、横方向Aに沿って、約16mm~約24mmの最大幅を定め得る。例えば、最大幅は約20mmとすることができる。モジュール基板115bは、固定部材183を受容するノッチ125aおよびノッチ125b間に横方向Aに沿った内側幅を定めることができる。内側幅は、約14mm~約22mmとすることができる。例えば、内側幅は、約18.7mmとすることができる。
図5Bの基板115bの内側幅は、
図4Hの基板115bの内側幅よりも大きくてもよいことが認識される。ノッチ125aおよび125bはそれぞれ、長さ方向Lに沿って、約4mm~約9mmの長さを有し得る。例えば、長さは約6.5mmとすることができる。
【0130】
ここで
図6A~
図6Fを参照すると、相互接続システムは、前述したタイプの保持ペグ185を備えるが、スライド可能なラッチ160および旋回可能なラッチ200に関して前述したタイプのバックアウト防止ラッチなしで構成され得ることが認識される。保持ペグ185は、前述したように、第2の電気コネクタ154の電気接点155に抗してモジュール基板115bに圧迫力を加えるように構成され得る。圧迫力は、モジュール基板115bを第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154から分離するのに十分な量だけホストモジュール104に対して相互接続モジュール102が後方向へ不注意に移動することに対する摩擦抵抗を生成することができる。
【0131】
さらに、モジュール基板115bは、前述のノッチ125aおよび125bを欠いていてもよい。よって、モジュール基板115bは、モジュール基板115bが前方向および後方向に沿って並進運動するにつれて、固定部材183の上方表面を乗り越えることができる(
図6C~
図6Dを参照)。したがって、第1の横方向側面117aおよび第2の横方向側面117bは、横断方向Tに沿って固定部材183を受容するようなサイズにされたそれぞれのノッチを欠いていてよい。例えば、第1の横方向側面117aおよび第2の横方向側面117bは、モジュール基板115bの第1の端部または前端部119aからモジュール基板115bの第2の端部または後端部119bまで直線的かつ連続的に延在することができる。
【0132】
動作中、前述したように、モジュール基板115bは、ヘッド188が横断方向Tに沿ってスロット192の挿入領域194と整列されるように、第2の電気コネクタ154の上に配置され得る。次に、基板115bは、第2の電気コネクタ154上に降ろされ、それによって、ネック186がスロット192のガイド領域196と整列するまで、ヘッド188がスロット192の挿入領域194を通して挿入される。次に、モジュール基板115bが第2の電気コネクタ154に対して前方向に並進運動され、これにより、ネック186をガイド領域196内でスライドさせる。この点に関して、ガイド領域196は、第2の電気コネクタ154に対するモジュール基板115bの前方移動をガイドする。ガイド領域196は、ネック186がガイド領域196の後端部でモジュール基板115bに当接したときに、モジュール基板115bが第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154の両方と嵌合するような長さを有することができる。ヘッド188は、電気接点155が第1の位置にあるときに横断方向Tに沿ってある距離だけ接触位置158からオフセットし得る。この距離は、モジュール基板115bの厚さより小さい。よって、モジュール基板115bが基板受容間隙190に挿入されると、保持ペグ185は、電気接点155を圧迫位置に保持する位置に、モジュール基板115bを保持することができる。この点に関して、保持ペグは、モジュール基板115bを電気接点155に対して圧迫する圧迫部材を画定することができる。
【0133】
前述したように、固定部材183は、第2の電気コネクタ154をホスト基板118に固定するように構成され得る。しかしながら、固定部材183は、前述の固定壁および保持アームの両方を欠いていてもよい。したがって、固定部材183は、第2の電気コネクタ154に向かって横断方向Tに沿ってモジュール基板115bに圧迫力を加えないように構成され得る。さらに、固定部材183は、相互接続モジュール104から延びるラッチと係合しないように構成され得、相互接続モジュール104が、後方向に移動するのを防止する。
【0134】
この点に関して、
図6C~
図6Eに示すように、固定部材183は、第2のコネクタハウジング153に取り付けられるように構成された基部500を含むことができる。例えば、固定部材183は、固定開口部510を画定することができ、これは、固定部材183を第2のコネクタハウジング153に固定するように、第2のコネクタハウジング153の突出部512を受容するようなサイズである。固定開口部510は、基部500によって画定されてよく、横方向Aに沿って基部500内へ、または基部500を通って延びることができる。突出部512は横方向Aに延出することができる。突出部512は、固定開口部510に圧入されるようなサイズであってよい。突出部512および固定開口部510はそれぞれ、非円形の形状を定め、固定部材183が横方向Aに沿って向きを定められた軸を中心として第2のコネクタハウジング153に対して回転するのを防ぐことができる。代わりに、またはさらに、基部500は、コネクタハウジング153の受容アパーチャ内へ横方向Aに沿って延びる1つ以上の突出部を含み得る。よって、突出部は、所望のとおりに円形または非円形の形状であってよい。
【0135】
ここで
図6Fも参照すると、前述のように、第2のコネクタハウジング153および固定部材183を含む第2の電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成される。例えば、第2のコネクタハウジング153は、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部163を含み得る。一実施例では、第2のコネクタハウジング153は、横断方向に沿って下に延びる複数の装着突出部163を含み得る。例えば、第2のコネクタハウジング153は、第1および第2の装着突出部163を含み得る。第1および第2の装着突出部163は、横方向Aに沿って向きを定められ、かつ第2の電気コネクタ154を等しい長さ方向の半分に二分するコネクタ中心線CLに関して、同じ方向に離間され得る。代わりに、第1および第2の装着突出部163は、中心線CLの両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着突出部163は、中心線CL上に配され得る。装着突出部163は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着突出部163は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着突出部163は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。電気接点155の装着端部は、長さ方向Lに関して装着突出部163と中心線CLとの間に配され得る装着端部列157において整列され得る。あるいは、装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。
【0136】
固定部材183はまた、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部165を含み得る。一実施例では、固定部材183は、横断方向Tに沿って下に延びる複数の装着突出部165を含み得る。装着突出部165は、横断方向Tに沿って基部500から下に延びることができる。固定部材183は、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165を含むように組み合わせることができる。第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLの両側に配され得る。例えば、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから等距離に離間され得る。代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対165aの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対165bの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165は、中心線CLの同じ側に配され得る。さらに代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bのうちの一方または両方が、中心線CL上に位置してもよい。装着突出部165は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。装着端部列157は、長さ方向Lに関して装着突出部165と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。
【0137】
装着突出部163および165は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、固定部材183の装着突出部165は、コネクタハウジング153の装着突出部163の断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着突出部163の断面寸法は、装着突出部165の断面寸法よりも大きくてもよい。さらに代わりに、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法と等しくてもよい。
【0138】
一実施例では、装着突出部163は、中心線CLの、第1の対165aの装着突出部165と同じ側にあり、中心線CLの、第2の対165bの装着突出部とは反対の側にある。装着突出部163および165は、横断方向Tに沿って向きを定められた幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着突出部163の横断方向中心線は、第1の対165aの装着突出部165の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。代わりに、第1の対165aの装着突出部165の横断方向中心線は、装着突出部163の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、第1の対165aの装着突出部165の横断方向中心線は、中心線CLから、装着突出部163の中心線と等距離に離間され得る。装着突出部163および165は、第2の電気コネクタ154のフットプリントを画定すると言うことができる。
【0139】
この点に関して、装着突出部163の中心は、長さ方向Lに沿って中心線に対するより、第1の対165aの装着突出部165の中心に近づいて、間隔をあけていてよいことを認識されたい。例えば、装着突出部163の中心は、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ、第1の対165aの装着突出部165の中心から離間され、長さ方向に沿って第2の距離だけ、中心線から離間され得る。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超である。装着突出部163は、横方向Aに関して第1の対165aの装着突出部165間に配され得る。装着突出部のうちの第1の対165aの装着突出部は、長さ方向に沿って、装着突出部165のうちの第2の対165bの装着突出部のうちそれぞれ異なるものと整列され得る。装着端部列157のうちの一方は、装着突出部163および第1の対165aの装着突出部165のうちの少なくとも一方または両方が、長さ方向Lに関して装着端部列157のうちの一方と中心線CLとの間に配されるように、配され得る。第2の対165bの装着突出部165は、長さ方向Lに関して装着端部列157の他方と中心線CLとの間に配され得る。第1の電気コネクタ152は、同様に、ホスト基板118の対応する装着アパーチャによって受容されるように構成された複数の装着突出部を含むことができる。
【0140】
コネクタハウジング153の一対の装着突出部163は、第2の電気コネクタの第1の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の第1の対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第2の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の第2の対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第3の対の装着突出部と呼ぶことができる。一実施例では、第2の電気コネクタ154は、第1、第2、および第3の対の装着突出部以外に、電気コネクタをホスト基板118に固定するように構成された装着突出部を有さない。
【0141】
同様に、ここで
図6Gを参照すると、前述のように、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154のフットプリントに対応するフットプリントを画定することができる。具体的には、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165を受容するように寸法決めされ、位置づけられた複数の装着アパーチャを画定することができる。一実施例では、装着アパーチャは、装着突出部163および165が装着アパーチャに挿入されて、電気接点155の装着端部がホスト基板の電気接触位置177のそれぞれと整列されるようなサイズにすることができる。代わりに、またはさらに、装着突出部163および165は、装着アパーチャに圧入されるか、または別様に装着アパーチャによって受容され得る。ホスト基板118は、第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた複数の装着アパーチャをさらに画定することができる。第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165を受容するように寸法決めされ、位置づけられた装着アパーチャによって画定されるフットプリントの外側に配され得る。
【0142】
例えば、ホスト基板118は、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはそれを通って延びる少なくとも1つの第1の装着アパーチャ169を含み得る。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第1の装着アパーチャ169を含み得る。例えば、ホスト基板118は、一対の第1の装着アパーチャ169を含み得る。第1の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163を受容するようにサイズ決めされ、構成されている。例えば、第2の電気コネクタ154の装着突出部163は、第1の装着アパーチャ169に圧入されるか、または別様に第1の装着アパーチャ169によって受容されるようなサイズにすることができる。ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の電気接点155の装着端部と物理的かつ電気的に接触するように配置されるように構成された電気接触位置177を含むことができる。例えば、電気接触位置177は、第2の電気コネクタ154に面するホスト基板118の上方表面における接触パッドとして構成され得る。
【0143】
接触位置177は、横方向Aに沿って向きを定め、かつ長さ方向Lに沿って互いから離間された、それぞれの第1および第2の列179に沿って整列され、向きを定められ(aligned oriented)得る。装着アパーチャ169は、横方向Aに沿って向きを定められ、かつ第1および第2の列179から等距離に離間された基板中心線CL1に関して、同じ方向に離間され得る。代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1の両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1上に配され得る。装着アパーチャ169は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着アパーチャ169は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着アパーチャ169は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169は、長さ方向Lに関して列179と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ169と中心線CLとの間に配され得る。
【0144】
ホスト基板118は、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはそれを通って延びる少なくとも1つの第2の装着アパーチャ171も含み得る。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第2の装着アパーチャ171を含み得る。第2の装着アパーチャ171は、固定部材183の装着突出部165を受容するようにサイズ決めされ、構成されている。例えば、固定部材183の装着突出部165は、第2の装着アパーチャ171に圧入されるか、または別様に第2の装着アパーチャ171によって受容されるようなサイズにすることができる。例えば、ホスト基板118は、第1の対171aおよび第2の対171bの第2の装着アパーチャ171を含み得る。第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1の両側に配され得る。例えば、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1から等距離に離間され得る。代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CLの同じ側に配され得る。さらに代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの一方または両方が、中心線CL上に位置してもよい。装着アパーチャ171は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関して列179と中心線CL1との間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ171と中心線CL1との間に配され得る。
【0145】
装着アパーチャ169および171は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、装着アパーチャ169は、装着アパーチャ171の断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着アパーチャ171の断面寸法は、装着アパーチャ169の断面寸法よりも大きくすることができる。さらに代わりに、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171の断面寸法に等しくてもよい。
【0146】
一実施例では、装着アパーチャ169は、中心線CL1の、第1の対171aの装着突出部171と同じ側にあり、中心線CL1の、第2の対171bの装着突出部171とは反対の側にある。装着アパーチャ169および171は、横断方向Tに沿って向きを定められた幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着アパーチャ169の横断方向中心線は、第1の対171aの装着アパーチャ171の中心線に対して基板中心線CL1に向かってオフセットされ得る。代わりに、第1の対171aの装着アパーチャ171の横断方向中心線は、装着アパーチャ169の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、第1の対171aの装着アパーチャ171の横断方向中心線は、中心線CLから、装着アパーチャ169の中心線と等距離に離間され得る。装着アパーチャ169および171は、ホスト基板118のフットプリントを画定すると言うことができる。
【0147】
ホスト基板118は、横断方向Tに沿った厚さを定めるように、第1の表面と、第1の表面とは反対側の第2の表面と、を画定することが認識される。ホスト基板118は、横方向Aに沿った幅を定めるように、互いに対向する第1および第2の横方向側面をさらに画定し、幅は厚さよりも大きい。ホスト基板は、長さ方向Lに沿った長さを定めるように互いから離間された第1および第2の長さ方向端部をさらに画定し、長さは幅よりも大きい。第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CL1の両側に配され得る。中心線CL1は、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171から等距離に離間され得る。第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171も、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169も、横方向に沿って互いと整列され得る。
【0148】
装着アパーチャ169のそれぞれの中心は、長さ方向Lに関して第1の対171aの装着アパーチャ171のそれぞれの中心と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169の中心は、長さ方向Lに沿って中心線CL1に対するより、第1の対171aの装着アパーチャ171の中心に近づいて、間隔をあけていてよい。例えば、装着アパーチャ169の中心は、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ、第1の対171aの装着アパーチャ171の中心から離間され、長さ方向Lに沿って第2の距離だけ、中心線CL1から離間され得る。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超であってよい。装着アパーチャ169は、横方向Aに関して第1の対171aの装着アパーチャ171間に配され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171は、長さ方向Lに沿って、第2の対171bの装着アパーチャ171のうちのそれぞれ異なるものと整列され得る。
【0149】
ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の電気接点155との電気的接触を確立するように構成された接触位置177を画定することができる。接触位置177は、接触パッド、めっきされた貫通孔、または任意の適切な代替的に構成された接触位置として、所望に応じて構成することができる。接触位置177は、横方向Aに沿って向きを定められ、かつ長さ方向Lに沿って互いから離間された、第1および第2の列に、配列され得る。中心線CL1は、長さ方向Lに沿って第1および第2の列から等距離に離間され得る。装着アパーチャ169および第1の対171aの装着アパーチャのうちの一方または両方は、長さ方向Lに関して列のうちの一方と中心線CL1との間に配され得る。第2の対171bの装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関して列のうちの他方と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169は、第1の対171aおよび第2の対171bそれぞれの装着アパーチャ171のそれぞれの装着アパーチャよりも小さい断面寸法を有することができる。例えば、第1の対171aおよび第2の対171bのそれぞれの装着アパーチャ171は、同じ断面寸法であってよい。
【0150】
装着アパーチャ169は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第1の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。第1の対171aの装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第2の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。第2の対171bの装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第3の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成され得ることが理解されるであろう。したがって、少なくとも基板118の中に、またはそれを通って延びる第1の対169、第2の対171a、および第3の対171bの装着アパーチャは、それぞれ、電気コネクタ154の第1の対、第2の対、および第3の対の装着突出部を受容するように構成され、それによって、電気コネクタ154を基板118に固定することができる。一実施例では、ホスト基板118は、第1、第2、および第3の対の装着アパーチャ以外に、第2の電気コネクタ154をホスト基板118に固定するために第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された装着アパーチャを有さない。
【0151】
図6A~
図6Gに示される相互接続システム100は、本開示に従って企図されるさまざまな寸法を定め得ることが認識される。当然、別段の指示がない限り、相互接続システム100を代替的に寸法決めし得ることを認識されたい。例えば、
図5Aを参照すると、第2のコネクタハウジング153は、横方向Aに沿って、約16mm~約24mmの最大長さを定め得る。例えば、最大長さは約20mmとすることができる。保持ペグ185は、長さ方向Lに沿って、約1mm~約3mmの長さを定め得る。例えば、保持ペグの長さは、約1.8mmとすることができる。保持ペグ185のヘッド188は、横方向Aに沿って、約1.5mm~5mmの幅を定め得る。例えば、幅は約2.5mmとすることができる。ヘッド188は、コネクタハウジング153の上端部から、横断方向Tに沿って約1mm~約3mmの距離だけ離間することができる。例えば、距離は、約1.8mmとすることができる。固定部材183は、基部500の底面から固定壁502の上面まで横断方向Tに沿った高さを定め得る。高さは、約3.5mm~約7mmとすることができる。例えば、高さは約4.9mmとすることができる。第2の電気コネクタ154は、基部500の底面から保持ペグ185のヘッド188の上面まで横断方向Tに沿った高さを定め得る。高さは、約3.5mm~約7mmとすることができる。例えば、高さは約5.4mmとすることができる。固定壁502は、長さ方向Lに沿って、約1mm~約4mmの長さを定め得る。例えば、長さは約2mmとすることができる。
【0152】
ここで
図5Bを参照すると、スロット192は、長さ方向Lに沿って、約4mm~約9mmの長さを定め得る。例えば、長さは約6.5mmとすることができる。挿入領域194は、横方向Aに沿った幅を有し得る。幅は、約1.5mm~約4.5mmとすることができる。例えば、幅は約3mmとすることができる。モジュール基板115bは、横方向Aに沿って、約16mm~約24mmの最大幅を定め得る。例えば、最大幅は約20mmとすることができる。
【0153】
ここで広く
図7A~
図10Cを参照すると、第2の電気コネクタ154は、所望に応じて任意の適切な実施形態に従って構成され得ることを認識されたい。よって、ホスト基板118は、少なくとも第2の電気コネクタ154がホスト基板118に装着され得るように、所望に応じて任意の適切な実施形態に従って同様に構成され得る。第1の電気コネクタは、前述の方法でホスト基板118にさらに装着され得る。
【0154】
ここで
図7A~
図8Aを参照すると、前述したように、第2の電気コネクタ154は、第2の電気絶縁性コネクタハウジング153と、このコネクタハウジングによって支持された第2の複数の電気接点155と、を含む。電気接点155は、所望に応じて任意の適切な列ピッチで横方向に沿って互いから離間され得る。例えば、列ピッチは、実質的に(すなわち、製造公差以内で)0.6mmとすることができる。列ピッチは、実質的に0.4mmから実質的に1.5mmまでの範囲で、その間が実質的に0.1mmの増分であり得ることを認識されたい。よって、列ピッチは、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、0.9mm、1.0mm、1.1mm、1.2mm、1.3mm、1.4mm、および1.5mmとすることができる。これらの記載された列ピッチは、ほんの一例として提示されており、列ピッチは、所望に応じて任意の適切な代替的な列ピッチであってもよいことを認識されたい。
【0155】
第2のコネクタハウジング153は、プラスチックで作られてよい。第2の複数の電気接点155は、ホスト基板118から離れて横断方向Tに沿って第2のコネクタハウジング153から延出する、嵌合部分を含み得る。よって、モジュール基板115bの第2の端部の下方表面上の導電性ランドは、第2の複数の電気接点155の嵌合部分のうちのそれぞれと接触させられて、相互接続モジュール102を第2の電気コネクタ154と嵌合させることができる。嵌合部分、よって電気接点155は、モジュール基板115bとの接触に応じて、下にあるホスト基板118に向けて圧迫される、圧迫接点として構成され得ることが、認識される。具体的には、嵌合部分、よって電気接点155は、モジュール基板115bに接触して電気接点155をモジュール基板115bと電気通信させるように構成された、接触位置158を定める。例えば、接触位置158は、横断方向Tに沿った電気接点155の最上位置であってよい。一実施例では、電気接点155は、頂点が接触位置158を定める、湾曲した嵌合端部を画定することができる。第2の複数の電気接点155は、横方向Aに沿って向きを定められた少なくとも1つの列をなして、配列され得る。例えば、電気接点155は、長さ方向Lに沿って互いから離間した第1の列156aおよび第2の列156bをなして配列され得る。第1の列156aの接触位置158は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の列156bの接触位置158は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。
【0156】
コネクタ中心線CLは、横方向Aに沿って向きを定められてよく、第2の電気コネクタを、長さ方向Lに沿って第1および第2の部分に分割することができる。例えば、コネクタ中心線CLは、第2の電気コネクタ154を、長さ方向Lに沿って等しい半分に二分することができる。一実施例では、固定表面504および第1の列156aは、第2の列156bに対してコネクタ中心線CLの同じ側に配され得る。第1の列156は、長さ方向Lに関してコネクタ中心線CLと固定表面504との間に配され得る。保持アーム506は、固定壁502から自由端部まで延びていてよく、この自由端部は、第2の列156bが、その自由端部とコネクタ中心線CLとの間に配されるように配されており、第2の列156bは、接触位置158が圧迫されていないときに接触位置158によって定められる。基部500は前端部を画定し、前端部は、第1の列156aが基部500の前端部と中心線CLとの間に配されるように配されている。
図7Dに示されるように、固定部材118は、固定部材118がコネクタハウジング153に取り付けられるとき、横方向Aに沿ってコネクタハウジング153のそれぞれの開口部に受容される1つ以上の固定ピン517を含み得る。固定ピン517は、固定部材118がコネクタハウジング153にその適切な向きで取り付けられることを確実にするために、互いに異なるサイズまたは形状にすることができる。
【0157】
図7Aに示すように、第2の電気コネクタ154は、第1の列156aに沿った第1の数の電気接点と、第1の数とは異なる、第2の列156bに沿った第2の数の電気接点とを有することができる。例えば、電気コネクタ154は、第1の列156aに沿った接点を第2の列に沿った接点よりも少なくすることができる。よって、第1の列156aの横方向Aに沿った最外端部の少なくとも一方または両方は、横方向Aに関して第2の列156bの最外端部に対して内側に陥凹することができる。一実施例では、第1の列156aは、13個の電気接点を含むことができ、第2の列156bは、14個の電気接点を含むことができる。あるいは、電気コネクタ154は、第2の列156bに沿った接点を第1の列156aに沿った接点よりも少なくすることができる。当然、電気接点の数は、所望に応じて変えることができることを認識されたい。一実施例では、
図8Aに示すように、第1の列156aに沿った第1の数の電気接点156は、第2の列156bに沿った第2の数の電気接点156に等しくすることができる。したがって、第1の列156aの最外端部は、長さ方向Lに沿って第2の列156bの最外端部のそれぞれと整列され得る。一実施例では、第1および第2の数の電気接点156は、一実施例では14個であってよい。
【0158】
ここで
図7Bおよび
図8Bも参照すると、第2のコネクタハウジング153および固定部材183を含む第2の電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成されている。例えば、第2のコネクタハウジング153は、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部163を含み得る。一実施例では、第2のコネクタハウジング153は、横断方向に沿って下に延びる複数の装着突出部163を含み得る。例えば、第2のコネクタハウジング153は、第1および第2の装着突出部163を含み得る。第1および第2の装着突出部163は、横方向Aに沿って向きを定められ、かつ第2の電気コネクタ154を等しい長さ方向の半分に二分するコネクタ中心線CLに関して、同じ方向に離間され得る。代わりに、第1および第2の装着突出部163は、中心線CLの両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着突出部163は、中心線CL上に配され得る。装着突出部163は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着突出部163は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着突出部163は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。電気接点155の装着端部は、装着端部列157において整列され得る。例えば、第1の列156aに沿って整列された電気接点155の装着端部は、第1の装着端部列157aに沿って整列され得る。同様に、第1の列156aに沿って整列された電気接点155の装着端部は、第2の装着端部列157bに沿って整列され得る。装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。代わりに、装着端部列167は、長さ方向Lに関して装着突出部163と中心線CLとの間に配され得る。
【0159】
固定部材183はまた、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部165を含み得る。一実施例では、固定部材183は、横断方向Tに沿って下に延びる複数の装着突出部165を含み得る。装着突出部165は、横断方向Tに沿って基部500から下に延びることができる。固定部材183は、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165を含むように組み合わせることができる。第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLの両側に配され得る。例えば、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから等距離に離間され得る。代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対165aの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対165bの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165は、中心線CLの同じ側に配され得る。さらに代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bのうちの一方または両方が、中心線CL上に位置してもよい。装着突出部165は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。一実施例では、装着突出部165のうちの1つは、コネクタ154がその適切な向きでホスト基板に装着されることを確実にするために、装着突出部165のうちの別の1つとは異なるサイズまたは形状を有することができる。装着端部列157は、長さ方向Lに関して装着突出部165と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。
【0160】
装着突出部163および165は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、固定部材183の装着突出部165は、コネクタハウジング153の装着突出部163の断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着突出部163の断面寸法は、装着突出部165の断面寸法よりも大きくてもよい。さらに代わりに、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法と等しくてもよい。
【0161】
一実施例では、装着突出部163は、中心線CLの、第1の対165aおよび第2の対165bのうちの選択された対の装着突出部165と同じ側にあり、第1の対165aおよび第2の対165bのうちの他方の対の装着突出部165に対して、中心線CLの反対側にある。一実施例では、選択された対の装着突出部165は、第2の対165bによって画定され得、他方の対は、第1の対165aによって画定され得る。あるいは、選択された対の装着突出部165は、第1の対165aによって画定され得、他方の対は、第2の対165bによって画定され得る。したがって、一実施例では、装着突出部163は、中心線CLの、第2の対165bの装着突出部165と同じ側にあってよく、中心線CLの、第1の対165aの装着突出部とは反対の側にあってよい。よって、装着突出部165は、中心線CLの、第2の列156bおよび第2の装着端部列157bと同じ側にあってよい。あるいは、装着突出部163は、中心線CLの、第1の対165bの装着突出部165と同じ側、かつ、中心線CLの、第2の対165bの装着突出部とは反対の側にあってよい。よって、装着突出部165は、中心線CLの、第1の列156aおよび第1の装着端部列157aと同じ側にあってよい。
【0162】
装着突出部163および165は、横断方向Tに沿って向きを定められた幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着突出部163の横断方向中心線は、第2の対165bの装着突出部165の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。代わりに、第2の対165bの装着突出部165の横断方向中心線は、装着突出部163の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、第2の対165bの装着突出部165の横断方向中心線は、中心線CLから、装着突出部163の中心線と等距離に離間され得る。装着突出部163および165は、単独で、または電気接点155の装着端部と組み合わせて、第2の電気コネクタ154のフットプリントを画定すると言うことができる。
【0163】
装着突出部163の中心は、長さ方向Lに沿って中心線に対するより、選択された対の装着突出部165の中心に近づいて、間隔をあけていてよい。例えば、装着突出部163の中心は、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ、選択された対の装着突出部165の中心から離間され、長さ方向に沿って第2の距離だけ、中心線CLから離間され得る。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超である。装着突出部163は、横方向Aに関して選択された対の装着突出部165間に配され得る。選択された対の装着突出部は、長さ方向Lに沿って、装着突出部165のうちの他方の対の装着突出部165のうちそれぞれ異なるものと整列され得る。装着端部列157のうちの一方は、装着突出部163および選択された対の装着突出部165のうちの少なくとも一方または両方が、長さ方向Lに関して、装着端部列157のうちの一方と中心線CLとの間に配されるように、配され得る。他方の一対の装着突出部165は、長さ方向Lに関して、他方の装着端部列157と中心線CLとの間に配置することができる。第1の電気コネクタ152は、同様に、ホスト基板118の対応する装着アパーチャによって受容されるように構成された複数の装着突出部を含むことができる。
【0164】
コネクタハウジング153の一対の装着突出部163は、第2の電気コネクタの第1の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の選択された対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第2の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の他方の対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第3の対の装着突出部と呼ぶことができる。一実施例では、第2の電気コネクタ154は、第1、第2、および第3の対の装着突出部以外に、電気コネクタをホスト基板118に固定するように構成された装着突出部を有さない。
【0165】
ここで
図7Cおよび
図8Cを参照すると、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154のフットプリントに対応するフットプリントを画定することができる。具体的には、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165のそれぞれを受容するように寸法決めされ、位置づけられた複数の装着アパーチャを画定することができる。一実施例では、装着アパーチャは、装着突出部163および165が装着アパーチャに挿入されて、電気接点155の装着端部がホスト基板の電気接触位置177のそれぞれと整列されるようなサイズにすることができる。代わりに、またはさらに、装着突出部163および165は、装着アパーチャに圧入されるか、または別様に装着アパーチャによって受容され得る。具体的には、第2の電気コネクタ154の装着突出部163は、電気接点155の装着端部を横断方向Tに沿って電気接触位置177のそれぞれと整列させるように、装着アパーチャ内に受容され得る。ホスト基板118は、第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた複数の装着アパーチャをさらに画定することができる。第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165を受容するように寸法決めされ、位置づけられた装着アパーチャによって画定されるフットプリントの外側に配され得る。
【0166】
例えば、ホスト基板118は、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはそれを通って延びる少なくとも1つの第1の装着アパーチャ169を含み得る。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第1の装着アパーチャ169を含み得る。例えば、ホスト基板118は、一対の第1の装着アパーチャ169を含み得る。第1の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163のそれぞれを受容するようにサイズ決めされ、構成されている。例えば、第2の電気コネクタ154の装着突出部163は、第1の装着アパーチャ169に圧入されるか、または別様に第1の装着アパーチャ169によって受容されるようなサイズにすることができる。具体的には、第2の電気コネクタ154の装着突出部163は、電気接点155の装着端部を横断方向Tに沿って電気接触位置177のそれぞれと整列させるように、第1の装着アパーチャ169内に受容され得る。ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の電気接点155との電気的接触を確立するように構成された電気接触位置177を含むことができる。具体的には、接触位置177は、電気接点155の装着端部のそれぞれに接触するように構成される。接触位置177は、接触パッド、めっきされた貫通孔、または任意の適切な代替的に構成された接触位置として、所望に応じて構成することができる。
【0167】
接触位置177は、第1の列179aおよび第2の列179bに沿って配列され得る。第1の列179aおよび第2の列179bのうちの選択された列の接触位置177は、中心線CL1の、第1の装着アパーチャ169および選択された対の第2の装着アパーチャ171と同じ側にあってよい。第1の対171aおよび第2の対171bのうちの他方の列は、中心線CL1の、装着アパーチャ169および選択された対の装着アパーチャ171とは反対の側にあってよい。一実施例では、選択された列の接触位置は、第1の列179aによって画定され得、他方の列の接触位置は、第2の列179bによって画定され得る。あるいは、選択された列の接触位置は、第2の列179bによって画定され得、他方の列の接触位置177は、第1の列179aによって画定され得る。
【0168】
図7Cに示すように、ホスト基板118は、選択された列の接触位置177に沿った第1の数の電気接触位置と、第1の数とは異なる、他方の列177に沿った第2の数の電気接点と、を有することができる。例えば、ホスト基板118は、選択された列の接触位置177に沿った接点を、他方の列に沿った接点よりも少なくすることができる。よって、接触位置177の選択された列の最外端部の少なくとも一方または両方は、横方向Aに関して、接触位置177の他方の列の最外端部に対して内側に陥凹することができる。一実施例では、接触位置177の選択された列は、13個の電気接点を含むことができ、他方の列177は、14個の電気接点を含むことができる。あるいは、ホスト基板118は、他方の列の接触位置177に沿った接点を、選択された列に沿った接点よりも少なくすることができる。当然、電気接触位置の数は、所望に応じて変えることができることを認識されたい。一実施例では、
図8Cに示すように、第1の列179aに沿った電気接触位置177の第1の数は、第2の列179bに沿った電気接触位置177の第2の数に等しくすることができる。よって、接触位置177の選択された列の最外端部は、長さ方向Lに沿って接触位置の他方の列の最外端部のそれぞれと整列され得る。例えば、接触位置の第1および第2の数は、一実施例では14個であってよい。
【0169】
再び
図7Cおよび
図8Cを参照すると、第1の列179aおよび第2の列179bは、横方向Aに沿って向けられ、長さ方向Lに沿って互いから離間され得る。装着アパーチャ169はそれぞれ、基板中心線CL1に関して他方の装着アパーチャと同じ方向に離間され得る。基板中心線CL1は、横方向Aに沿って向きを定められ、第1の列179aおよび第2の列179bから等距離に離間される。代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1の両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1上に配され得る。装着アパーチャ169のうちの1つ以上は、所望に応じて、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着アパーチャ169は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着アパーチャ169は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169は、長さ方向Lに関して列179と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ169と中心線CLとの間に配され得る。
【0170】
ホスト基板118は、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはそれを通って延びる少なくとも1つの第2の装着アパーチャ171も含み得る。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第2の装着アパーチャ171を含み得る。第2の装着アパーチャ171は、固定部材183の装着突出部165を受容するようにサイズ決めされ、構成されている。例えば、固定部材183の装着突出部165は、第2の装着アパーチャ171に圧入されるか、または別様に第2の装着アパーチャ171によって受容されるようなサイズにすることができる。具体的には、装着突出部165は、電気接点155の装着端部を横断方向Tに沿って電気接触位置177のそれぞれと整列させるように、第2の装着アパーチャ171内に受容され得る。例えば、ホスト基板118は、第1の対171aおよび第2の対171bの第2の装着アパーチャ171を含み得る。第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1の両側に配され得る。例えば、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1から等距離に離間され得る。代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CLの同じ側に配され得る。さらに代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの一方または両方が、中心線CL上に位置してもよい。装着アパーチャ171は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関して列179と中心線CL1との間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ171と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ171は、選択された対の装着アパーチャ171と、他方の対の装着アパーチャと、を画定することができる。選択された対の第2の装着アパーチャ171は、第2の対171bによって画定され得、他方の対の第2の装着アパーチャ171は、第1の対171aによって画定され得る。あるいは、選択された対の第2の装着アパーチャ171は、第1の対171aによって画定され得、他方の対の第2の装着アパーチャ171は、第2の対171bによって画定され得る。
【0171】
装着アパーチャ169および171は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、装着アパーチャ169は、装着アパーチャ171の断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着アパーチャ171の断面寸法は、装着アパーチャ169の断面寸法よりも大きくてもよい。さらに代わりに、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171の断面寸法と等しくてもよい。
【0172】
一実施例では、装着アパーチャ169は、中心線CL1の、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの選択された対の装着アパーチャ171と同じ側にあり、中心線CL1の、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの他方の対の装着アパーチャ171とは反対の側にある。一実施例では、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの選択された対の装着アパーチャ171は、第2の対171bによって画定され得、他方の対は、第1の対171aによって画定され得る。あるいは、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの選択された対の装着アパーチャ171は、第1の対171aによって画定され得、他方の対は、第2の対171bによって画定され得る。装着アパーチャ169および171は、横断方向Tに沿って向きを定められた幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着アパーチャ169の横断方向中心線は、選択された対の装着アパーチャ171の中心線に対して基板中心線CL1に向かってオフセットされ得る。代わりに、選択された対の装着アパーチャ171の横断方向中心線は、装着アパーチャ169の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、選択された対の装着アパーチャ171の横断方向中心線は、中心線CLから、装着アパーチャ169の中心線と等距離に離間され得る。装着アパーチャ169および171は、単独で、または接触位置177と組み合わせて、ホスト基板118のフットプリントを画定すると言うことができる。
【0173】
ホスト基板118は、横断方向Tに沿った厚さを定めるように、第1の表面と、第1の表面とは反対側の第2の表面と、を画定することが認識される。ホスト基板118は、横方向Aに沿った幅を定めるように、互いに対向する第1および第2の横方向側面をさらに画定し、幅は厚さよりも大きい。ホスト基板118は、長さ方向Lに沿った長さを定めるように互いから離間された第1および第2の長さ方向端部をさらに画定し、長さは幅よりも大きい。第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CL1の両側に配され得る。中心線CL1は、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171から等距離に離間され得る。第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171も、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169も、横方向に沿って互いと整列され得る。
【0174】
装着アパーチャ169のそれぞれの中心は、長さ方向Lに関して選択された対の装着アパーチャ171のそれぞれの中心と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169の中心は、長さ方向Lに沿って中心線CL1に対するより、装着アパーチャ171のうちの選択された対の装着アパーチャ171の中心に近づいて、間隔をあけていてよい。例えば、装着アパーチャ169の中心は、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ、選択された対の装着アパーチャ171の中心から離間され、長さ方向Lに沿って第2の距離だけ、中心線CL1から離間され得る。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超であってよい。装着アパーチャ169は、横方向Aに関して装着アパーチャ171のうちの選択された対の装着アパーチャ171間に配され得る。選択された対の装着アパーチャ171は、長さ方向Lに沿って、他方の対の装着アパーチャ171のうちのそれぞれ異なるものと整列され得る。
【0175】
中心線CL1は、長さ方向Lに沿って第1および第2の列の接触位置177から等距離に離間され得る。装着アパーチャ169および選択された対の装着アパーチャ171のうちの一方または両方は、長さ方向Lに関して接触位置177の選択された列と中心線CL1との間に配され得る。他方の対の装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関して接触位置177の他方の列と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169は、第1の対171aおよび第2の対171bそれぞれの装着アパーチャ171のそれぞれの装着アパーチャよりも小さい断面寸法を有することができる。第1の対171aおよび第2の対171bのそれぞれの装着アパーチャ171は、同じ断面寸法であってよい。
【0176】
装着アパーチャ169は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第1の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。選択された対の装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第2の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。他方の対の装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第3の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。一実施例では、ホスト基板118は、第1、第2、および第3の対の装着アパーチャ以外に、第2の電気コネクタ154をホスト基板118に固定するために第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された装着アパーチャを有さない。一実施例では、ホスト基板118の第1の対の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の第1の対の装着突出部のそれぞれを受容するように構成され得る。ホスト基板118の第2の対の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の第2の対の装着突出部のそれぞれを受容するように構成され得る。ホスト基板118の第3の対の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の第3の対の装着突出部のそれぞれを受容するように構成され得る。
【0177】
いったん第2の電気コネクタ154の装着突出部がホスト基板118の装着アパーチャに受容されると、電気接点155の装着端部は、接触パッドとして構成することができる接触位置177のそれぞれにはんだ付けすることができる。代わりに、電気接点の装着端部は、接触位置177によって画定される接触パッドに対して圧迫されるJ字形リードとして構成することができる。さらに代わりに、電気接点の装着端部は、接触位置177によって画定されるホスト基板118のビア内に圧入される圧入テールとして構成することができる。
【0178】
相互接続システム100は、本開示に従って企図されるさまざまな寸法を定め得ることが認識される。当然、別段の指示がない限り、相互接続システム100を代替的に寸法決めし得ることを理解されたい。例えば、第2のコネクタハウジング153は、長さ方向Lに沿って電気接点155と整列された位置に幅を有することができる。幅は、約5mm~約9mmとすることができる。例えば、幅は約7mmとすることができる。寸法に関する「約」という単語は、寸法が開示されたものとわずかに異なり得ることを認めるものである。例えば、製造公差は、寸法の変動を引き起こし得る。さらに、数値丸めも、寸法の変動を引き起こし得る。第2のコネクタハウジング153は、横方向Aに沿って、約16mm~約24mmの最大長さを定め得る。例えば、最大長さは約20mmとすることができる。第2のコネクタハウジング153は、固定部材183を受容するそれぞれの凹部間に、横方向Aに沿った内側長さを定め得る。内側長さは、約14mm~約21mmとすることができる。例えば、内側長さは、約17.5mmとすることができる。
【0179】
ここで
図9A~
図10Cを参照すると、第2の電気コネクタ154およびホスト基板118は、代替的な実施形態に従って構成され得ることを認識されたい。
図9Aおよび
図10Aに示すように、また前述したように、第2の電気コネクタ154は、第2の電気絶縁性コネクタハウジング153と、このコネクタハウジングによって支持された第2の複数の電気接点155と、を含む。電気接点155は、所望に応じて任意の適切な列ピッチで横方向に沿って互いから離間され得る。例えば、列ピッチは、実質的に(すなわち、製造公差以内で)0.6mmとすることができる。列ピッチは、実質的に0.4mmから実質的に1.5mmまでの範囲で、その間が実質的に0.1mmの増分であり得ることを認識されたい。よって、列ピッチは、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、0.9mm、1.0mm、1.1mm、1.2mm、1.3mm、1.4mm、および1.5mmとすることができる。これらの記載された列ピッチは、ほんの一例として提示されており、列ピッチは、所望に応じて任意の適切な代替的な列ピッチであってもよいことを認識されたい。
【0180】
第2のコネクタハウジング153は、プラスチックで作られてよい。第2の複数の電気接点155は、ホスト基板118から離れて横断方向Tに沿って第2のコネクタハウジング153から延出する、嵌合部分を含み得る。具体的には、嵌合部分は、コネクタハウジング153の上方表面から延出することができる。よって、モジュール基板115bの第2の端部の下方表面上の導電性ランドは、第2の複数の電気接点155の嵌合部分のうちのそれぞれと接触させられて、相互接続モジュール102を第2の電気コネクタ154と嵌合させることができる。嵌合部分、よって電気接点155は、モジュール基板115bとの接触に応じて、下にあるホスト基板118に向けて圧迫される、圧迫接点として構成され得ることが、認識される。具体的には、嵌合部分、よって電気接点155は、モジュール基板115bに接触して電気接点155をモジュール基板115bと電気通信させるように構成された、接触位置158を定める。例えば、接触位置158は、横断方向Tに沿った電気接点155の最上位置であってよい。一実施例では、電気接点155は、頂点が接触位置158を定める、湾曲した嵌合端部を画定することができる。
【0181】
第2の複数の電気接点155は、横方向Aに沿って向きを定められた少なくとも1つの列をなして、配列され得る。例えば、電気接点155は、長さ方向Lに沿って互いから離間した第1の列156aおよび第2の列156bをなして配列され得る。第1の列156aの接触位置158は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の列156bの接触位置158は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。さらに、第2の電気コネクタは、第1の列156aおよび第2の列156bのそれぞれの第1および第2の部分を画定することができる。したがって、第1の列156aは、第1の部分159aおよび第2の部分159bを画定することができる。同様に、第2の列156bは、第1の部分161aおよび第2の部分161bを画定することができる。第1の部分159aは、第2の部分159bと同数の電気接点155を画定することができる。あるいは、第1の部分159aは、第2の部分159bとは異なる数の電気接点155を画定することができる。同様に、第1の部分161aは、第2の部分161bと同数の電気接点155を画定することができる。あるいは、第1の部分161aは、第2の部分161bとは異なる数の電気接点155を画定することができる。
【0182】
コネクタハウジング153は、第1の部分159aを第2の部分159bから分離し、さらに第1の部分161aを第2の部分161bから分離する中間部分153aを画定することができる。中間部分153aは、電気接点を欠いていてもよい。さらに、中間部分153aは、横方向Aに沿って、列ピッチの少なくとも2倍の距離を延びることができる。例えば、中間部分153aは、横方向Aに沿って、列ピッチの2倍から列ピッチの10倍の距離を延びることができる。例えば、中間部分153aは、横方向Aに沿って、列ピッチの4倍から列ピッチの7倍の距離を延びることができる。中間部分153aは、横方向Aに沿って電気接点155の第1の列156aおよび第2の列156bを二分する中央部分を画定することができる。さらに、中間部分153aは、電気コネクタを横方向Aに沿って等しい半分に二分する電気コネクタ154の中心部分を画定することができる。相互接続システム、特にホストモジュールは、中間部分153aにおけるコネクタハウジング153の上方表面の開口部187に挿入される整列部材184を含むことができる。開口部187は、中間部分153cの凹部158によって画定することができる。整列部材184は、第1の整列脚部189aおよび第2の整列脚部189b(
図9Bおよび
図10B参照)それぞれと、取付脚部189aおよび189b間に延びるアーム191と、を含むことができる。整列脚部189a~189bは、長さ方向Lに沿って互いから離間し得る。さらに、整列脚部189a~189bは、長さ方向Lに沿って互いと整列され得る。整列脚部189a~189bは、横方向に沿って列156aおよび156bを等しい半分に分岐させることができる。したがって、第1の部分159aおよび161aは、横方向Aに関して、第2の部分159bおよび161bに対して、整列脚部189a~189bの反対側に配され得る。しかしながら、整列脚部189aおよび189bは、代わりに、横断方向Tに垂直な任意の適切な代替方向に沿って、互いと整列され得ることを認識されたい。例えば、整列脚部189aおよび189bは、代わりに、横方向Aに沿って互いと整列され得る。
【0183】
コネクタ中心線CLは、横方向Aに沿って向きを定められてよく、第2の電気コネクタ154を、長さ方向Lに沿って第1および第2の部分に分割することができる。例えば、コネクタ中心線CLは、第2の電気コネクタ154を、長さ方向Lに沿って等しい半分に二分することができる。一実施例では、固定表面504および第1の列156aは、第2の列156bに対してコネクタ中心線CLの同じ側に配され得る。第1の列156aは、長さ方向Lに関してコネクタ中心線CLと固定表面504との間に配され得る。保持アーム506は、固定壁502から自由端部まで延びていてよく、この自由端部は、第2の列156bが、その自由端部とコネクタ中心線CLとの間に配されるように配されており、第2の列156bは、接触位置158が圧迫されていないときに接触位置158によって定められる。基部500は前端部を画定し、前端部は、第1の列156aが基部500の前端部と中心線CLとの間に配されるように配されている。固定部材118は、
図7Dに関して前述したように、1つ以上の固定ピン517を含むことができる。
【0184】
図9Aに示すように、第2の電気コネクタ154は、第1の列156aに沿った第1の数の電気接点と、第1の数とは異なる、第2の列156bに沿った第2の数の電気接点とを有することができる。同様に、第1の部分159aおよび第2の部分159bのうちの一方または両方は、第1の部分161aおよび第2の部分161bの一方または両方とは異なる数の電気接点を有することができる。例えば、電気コネクタ154は、第1の列156aに沿った接点を第2の列に沿った接点よりも少なくすることができる。よって、横方向Aに沿った第1の列の最外端部の少なくとも一方または両方は、横方向Aに関して、第2の列156bの最外端部に対して内側に陥凹することができる。さらに、第1の部分159aおよび第2の部分159bはそれぞれ、第1の部分161aおよび第2の部分161bよりも少ない電気接点を有することができる。よって、横方向Aに沿った第1の部分159aの少なくとも一方または両方の最外端部は、横方向に沿った第1の部分161aの最外端部に対して内側に陥凹することができる。同様に、横方向Aに沿った第2の部分159bの少なくとも一方または両方の最外端部は、横方向Aに沿った第1の部分161bの最外端部に対して内側に陥凹することができる。一実施例では、第1の列156aは、26個の電気接点を含むことができ、第2の列156bは、28個の電気接点を含むことができる。よって、第1の部分159aおよび第2の部分159bはそれぞれ、13個の電気接点を含むことができる。第1の部分161aおよび第2の部分161bはそれぞれ、14個の電気接点を含むことができる。あるいは、電気コネクタ154は、第2の列156bに沿った接点を第1の列156aに沿った接点よりも少なくすることができる。当然、電気接点の数は、所望に応じて変えることができることを認識されたい。
【0185】
一実施例では、
図10Aに示すように、第1の列156aに沿った電気接点156の第1の数は、第2の列156bに沿った電気接点156の第2の数に等しくすることができる。一実施例では、第1の列156aおよび第2の列156bのそれぞれにおける電気接点の数は、28個であってよい。さらに、第1の部分159a、第2の部分159b、第1の部分161a、および第2の部分161bのそれぞれにおける電気接点155の数は、すべて互いに等しくすることができる。よって、第1の部分159a、第2の部分159b、第1の部分161a、および第2の部分161bのそれぞれにおける電気接点155の数は、14個であってよい。したがって、第1の列156aの最外端部は、長さ方向Lに沿って第2の列156bの最外端部のそれぞれと整列され得ることを認識されたい。さらに、第1の部分159aの最外端部は、長さ方向Lに沿って第1の部分161aの最外端部のそれぞれと整列され得る。さらになお、第2の部分159bの最外端部は、長さ方向Lに沿って第2の部分161bの最外端部のそれぞれと整列され得る。
【0186】
ここで
図9Bおよび
図10Bも参照すると、第2のコネクタハウジング153、固定部材183、および整列部材184を含む第2の電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成されている。例えば、整列脚部189aおよび189bは、横断方向Tに沿って下に延び得る。整列脚部189aおよび189bは、横方向Aに沿って向きを定められ、かつ第2の電気コネクタ154を長さ方向Lに沿って等しい半分に二分する、コネクタ中心線CLの両側に配され得る。具体的には、整列脚部189aおよび189bは、長さ方向Lに沿って中心線CLから等距離に離間し得る。代わりに、整列脚部189aおよび189bは、長さ方向Lに沿って異なる距離に離間し得る。以下の説明から認識されるように、整列脚部189aおよび189bは、下にあるホスト基板118に挿入されるように構成される。この点に関して、第1の整列脚部189aおよび第2の整列脚部189bは、第2の電気コネクタ154がホスト基板118に装着されるとホスト基板118に受容されるように構成された装着突出部と呼ぶことができる。
【0187】
さらに、第2のコネクタハウジング153は、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部163を含み得る。一実施例では、第2のコネクタハウジング153は、横断方向に沿って下に延びる複数の装着突出部163を含み得る。例えば、第2のコネクタハウジング153は、第1および第2の装着突出部163を含み得る。第1および第2の装着突出部163は、コネクタ中心線CLに関して、同じ方向に離間され得る。あるいは、第1および第2の装着突出部163は、中心線CLの両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着突出部163は、中心線CL上に配され得る。装着突出部163は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着突出部163は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着突出部163は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。電気接点155の装着端部は、装着端部列157において整列され得る。例えば、第1の列156aに沿って整列された電気接点155の装着端部は、第1の装着端部列157aに沿って整列され得る。同様に、第1の列156aに沿って整列された電気接点155の装着端部は、第2の装着端部列157bに沿って整列され得る。装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。代わりに、装着端部列167は、長さ方向Lに関して装着突出部163と中心線CLとの間に配され得る。
【0188】
固定部材183はまた、横断方向Tに沿って下に延びる少なくとも1つの装着突出部165を含み得る。一実施例では、固定部材183は、横断方向Tに沿って下に延びる複数の装着突出部165を含み得る。装着突出部165は、横断方向Tに沿って基部500から下に延びることができる。固定部材183は、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165を含むように組み合わせることができる。第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLの両側に配され得る。例えば、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから等距離に離間され得る。代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対165aの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対165bの装着突出部165は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bの装着突出部165は、中心線CLの同じ側に配され得る。さらに代わりに、第1の対165aおよび第2の対165bのうちの一方または両方が、中心線CL上に位置してもよい。装着突出部165は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。一実施例では、装着突出部165のうちの1つは、コネクタ154がその適切な向きでホスト基板に装着されることを確実にするために、装着突出部165のうちの別の1つとは異なるサイズまたは形状を有することができる。装着端部列157は、長さ方向Lに関して装着突出部165と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、装着突出部163は、長さ方向Lに関して装着端部列157と中心線CLとの間に配され得る。
【0189】
装着突出部163および165は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、固定部材183の装着突出部165は、コネクタハウジング153の装着突出部163の断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着突出部163の断面寸法は、装着突出部165の断面寸法よりも大きくてもよい。さらに代わりに、装着突出部165の断面寸法は、装着突出部163の断面寸法と等しくてもよい。
【0190】
一実施例では、装着突出部163は、中心線CLの、第1の対165aおよび第2の対165bのうちの選択された対の装着突出部165と同じ側にあり、第1の対165aおよび第2の対165bのうちの他方の対の装着突出部165に対して、中心線CLの反対側にある。一実施例では、選択された対の装着突出部165は、第2の対165bによって画定され得、他方の対は、第1の対165aによって画定され得る。あるいは、選択された対の装着突出部165は、第1の対165aによって画定され得、他方の対は、第2の対165bによって画定され得る。したがって、一実施例では、装着突出部163は、中心線CLの、第2の対165bの装着突出部165と同じ側にあってよく、中心線CLの、第1の対165aの装着突出部とは反対の側にあってよい。よって、装着突出部165は、中心線CLの、第2の列156bおよび第2の装着端部列157bと同じ側にあってよい。あるいは、装着突出部163は、中心線CLの、第1の対165bの装着突出部165と同じ側、かつ、中心線CLの、第2の対165bの装着突出部とは反対の側にあってよい。よって、装着突出部165は、中心線CLの、第1の列156aおよび第1の装着端部列157aと同じ側にあってよい。
【0191】
さらに、装着突出部163は、中心線CLの、第1の整列脚部189aおよび第2の整列脚部189bの選択された整列脚部と同じ側にあり、第1の整列脚部189aおよび第2の整列脚部189bのうちの他方に対して中心線CLの反対側にある。したがって、整列脚部189aおよび189bのうちの選択された一方は、中心線CLの、選択された対の装着突出部165と同じ側にあってよい。一実施例では、選択された整列脚部は、第2の整列脚部189bによって画定され得、他方の整列脚部は、第1の整列脚部189aによって画定され得る。あるいは、選択された整列脚部は、第1の整列脚部189aによって画定され得、他方の整列脚部は、第2の整列脚部189aによって画定され得る。
【0192】
装着突出部163および165、ならびに第1の整列脚部189aおよび第2の整列脚部189bによって画定される装着突出部は、横断方向Tに沿って向きを定められる幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着突出部163の横断方向中心線は、第2の対165bの装着突出部165の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。代わりに、第2の対165bの装着突出部165の横断方向中心線は、装着突出部163の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、第2の対165bの装着突出部165の横断方向中心線は、中心線CLから、装着突出部163の中心線と等距離だけ離間され得る。選択された整列脚部の横断方向中心線は、長さ方向Lに関して中心線CLと装着突出部163の中心線との間に配される。さらに、選択された整列脚部の横断方向中心線は、長さ方向Lに関して中心線CLと選択された対の装着突出部165との間に配され得る。同様に、他方の整列脚部の横断方向中心線は、長さ方向Lに関して中心線CLと他方の対の装着突出部165の横断方向中心線との間に配され得る。装着突出部163および165、ならびに整列脚部189a~189bは、単独で、または電気接点155の装着端部と組み合わせて、第2の電気コネクタ154のフットプリントを画定すると言える。
【0193】
装着突出部163の横断方向中心は、長さ方向Lに沿って中心線に対するより、選択された対の装着突出部165の中心に近づいて、間隔をあけていてよい。例えば、装着突出部163の中心は、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ、選択された対の装着突出部165の中心から離間され、長さ方向に沿って第2の距離だけ、中心線CLから離間され得る。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超である。装着突出部163は、横方向Aに関して選択された対の装着突出部165間に配され得る。選択された対の装着突出部は、長さ方向Lに沿って、装着突出部165のうちの他方の対の装着突出部165のうちそれぞれ異なるものと整列され得る。装着端部列157のうちの一方は、装着突出部163および選択された対の装着突出部165のうちの少なくとも一方または両方が、長さ方向Lに関して装着端部列157のうちの一方と中心線CLとの間に配されるように、配され得る。他方の対の装着突出部165は、長さ方向Lに関して装着端部列157の他方と中心線CLとの間に配され得る。第1の電気コネクタ152は、同様に、ホスト基板118の対応する装着アパーチャによって受容されるように構成された複数の装着突出部を含むことができる。
【0194】
コネクタハウジング153の一対の装着突出部163は、第2の電気コネクタの第1の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の選択された対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第2の対の装着突出部と呼ぶことができる。固定部材183の他方の対の装着突出部165は、第2の電気コネクタ154の第3の対の装着突出部と呼ぶことができる。一対の整列脚部189aおよび189bは、第2の電気コネクタ154の第4の対の装着突出部と呼ぶことができる。一実施例では、第2の電気コネクタ154は、第1、第2、第3、および第4の対の装着突出部以外に、電気コネクタをホスト基板118に固定するように構成された装着突出部を有さない。
【0195】
ここで
図9Cおよび
図10Cを参照すると、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154のフットプリントに対応するフットプリントを画定することができる。具体的には、ホスト基板118は、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165、ならびに第1の整列脚部189aおよび第2の整列脚部189bのそれぞれを受容するように寸法決めされ、位置づけられた複数の装着アパーチャを画定することができる。一実施例では、装着アパーチャは、装着突出部163および165ならびに整列脚部189a~189bが装着アパーチャに挿入されて、電気接点155の装着端部をホスト基板118の電気接触位置177のそれぞれと整列させるようなサイズにすることができる。代わりにまたはさらに、装着アパーチャは、装着突出部163および165ならびに整列脚部189a~189bが装着アパーチャ内に圧入されるようなサイズにすることができる。具体的には、装着突出部163および165ならびに整列脚部189a~189bは、電気接点155の装着端部を横断方向Tに沿って電気接触位置177のそれぞれと整列させるように、装着アパーチャ内に受容され得る。ホスト基板118は、第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた複数の装着アパーチャをさらに画定することができる。第1の電気コネクタ152の装着突出部を受容するようなサイズおよび形状にされた装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163および165を受容するように寸法決めされ、位置づけられた装着アパーチャによって画定されるフットプリントの外側に配され得る。
【0196】
例えば、ホスト基板118は、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはそれを通って延びる少なくとも1つの第1の装着アパーチャ169を含み得る。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第1の装着アパーチャ169を含み得る。例えば、ホスト基板118は、一対の第1の装着アパーチャ169を含み得る。第1の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の装着突出部163のそれぞれを受容するようにサイズ決めされ、構成されている。例えば、第2の電気コネクタ154の装着突出部163は、第1の装着アパーチャ169に圧入されるか、または別様に第1の装着アパーチャ169によって受容されるようなサイズにすることができる。特に、第2の電気コネクタ154の装着突出部163は、電気接点155の装着端部を横断方向Tに沿って電気接触位置177のそれぞれと整列させるように、第1の装着アパーチャ169内に受容され得る。ホスト基板118の電気接触位置177は、第2の電気コネクタ154の電気接点155との電気的接触を確立するように構成される。具体的には、接触位置177は、電気接点155の装着端部のそれぞれに接触するように構成される。接触位置177は、接触パッド、めっきされた貫通孔、または任意の適切な代替的に構成された接触位置として、所望に応じて構成することができる。
【0197】
接触位置177は、第1の列179aおよび第2の列179bに沿って配列され得る。接触位置177は、第1の列179aおよび第2の列179bのうちの選択された列、ならびに第1の列179aおよび第2の列179bのうちの他方の列を画定することができる。一実施例では、選択された列の接触位置は、第1の列179aによって画定され得、他方の列の接触位置は、第2の列179bによって画定され得る。あるいは、選択された列の接触位置は、第2の列179bによって画定され得、他方の列の接触位置177は、第1の列179aによって画定され得る。
【0198】
さらに、ホスト基板は、第1の列179aおよび第2の列179bのそれぞれの第1および第2の部分を画定することができる。よって、第1の列179aは、第1の部分181aおよび第2の部分181bを画定することができる。同様に、第2の列179bは、第1の部分182aおよび第2の部分182bを画定することができる。第1の部分181aは、第2の部分181bと同数の電気接触位置177を画定することができる。あるいは、第1の部分181aは、第2の部分181bとは異なる数の電気接触位置177を画定することができる。同様に、第1の部分182aは、第2の部分182bと同数の電気接触位置177を画定することができる。あるいは、第1の部分182aは、第2の部分182bとは異なる数の電気接触位置177を画定することができる。第1の列179aの第1の部分181aの電気接触位置177は、電気接点155の第1の列156aの第1の部分159aの装着端部と接触することができる。さらに、第1の列179aの第2の部分181bの電気接触位置177は、電気接点155の第1の列156aの第2の部分159bの装着端部に接触することができる。同様に、第2の列179bの第1の部分182aの電気接触位置177は、電気接点155の第2の列156vの第1の部分161aの装着端部と接触することができる。さらに、第2の列179bの第2の部分182bの電気接触位置177は、電気接点155の第2の列156bの第2の部分161bの装着端部に接触することができる。
【0199】
したがって、
図7Cに示すように、ホスト基板118は、選択された列の接触位置177に沿った第1の数の電気接触位置と、第1の数とは異なる、他方の列177に沿った第2の数の電気接点とを有することができる。例えば、ホスト基板118は、選択された列の接触位置177に沿った接点を、他方の列に沿った接点よりも少なくすることができる。したがって、接触位置177の選択された列の最外端部の少なくとも一方または両方は、横方向Aに関して、接触位置177の他方の列の最外端部に対して内側に陥凹することができる。一実施例では、接触位置177の選択された列は、26個の電気接点を含むことができ、他方の列177は、28個の電気接点を含むことができる。したがって、接触位置177の選択された列の第1の部分181aおよび第2の部分181bのそれぞれは、13個の電気接点を含み得ることを認識されたい。電気接触位置177の他方の列の第1の部分182aおよび第2の部分182bのそれぞれは、14個の電気接点を含むことができる。あるいは、ホスト基板118は、他方の列の接触位置177に沿った接点を、選択された列に沿った接点よりも少なくすることができる。当然、電気接点の数は、所望に応じて変えることができることを認識されたい。
【0200】
一実施例では、
図8Cに示すように、電気接触位置177の選択された列に沿った電気接触位置156の数は、電気接触位置177の他方の列に沿った電気接触位置177の数に等しくすることができる。別の言い方をすれば、電気接触位置177の第1の列179aおよび第2の列179bは、同じ数の電気接触位置を有することができる。よって、接触位置177の選択された列の最外端部は、長さ方向Lに沿った接触位置の他方の列の最外端部のそれぞれと整列され得る。例えば、接触位置の第1および第2の数は、28個であってよい。したがって、第1の部分181a、第2の部分181b、第1の部分182a、および第2の部分182bのそれぞれにおける電気接触位置177の数は、すべて互いに等しくし得ることを認識されたい。よって、第1の部分181a、第2の部分181b、第1の部分182a、および第2の部分182bのそれぞれにおける電気接触位置177の数は、14個であってよい。さらに、第1の部分181aの最外端部は、長さ方向Lに沿って第1の部分182aの最外端部のそれぞれと整列され得る。さらに、第2の部分181bの最外端部は、長さ方向Lに沿って第2の部分182bの最外端部のそれぞれと整列され得る。
【0201】
第1の列179aおよび第2の列179bは、横方向Aに沿って向きを定められ、長さ方向Lに沿って互いから離間され得る。装着アパーチャ169はそれぞれ、基板中心線CL1に関して、他方と同じ方向に離間され得る。基板中心線CL1は、横方向Aに沿って向きを定められ、第1の列179aおよび第2の列179bから等距離に離間され得る。代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1の両側に配され得る。さらに代わりに、第1および第2の装着アパーチャ169は、中心線CL1上に配され得る。装着アパーチャ169のうちの1つ以上は、所望に応じて、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。さらに、装着アパーチャ169は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。第1および第2の装着アパーチャ169は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169は、長さ方向Lに関して列179と中心線CLとの間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ169と中心線CLとの間に配され得る。
【0202】
ホスト基板118は、横断方向Tに沿って、少なくともその中を、またはそれを通って延びる少なくとも1つの第2の装着アパーチャ171も含み得る。一実施例では、ホスト基板118は、複数の第2の装着アパーチャ171を含み得る。第2の装着アパーチャ171は、固定部材183の装着突出部165を受容するようにサイズ決めされ、構成されている。第2の複数の装着アパーチャ171は、第1の対171aの第2の装着アパーチャ171と、第2の対171bの装着アパーチャ171と、を含むことができる。さらに、第2の装着アパーチャ171は、選択された対の第2の装着アパーチャ171と、他方の対の第2の装着アパーチャ171と、を含むことができる。選択された対の第2の装着アパーチャ171は、第2の対171bによって画定され得、他方の対の第2の装着アパーチャ171は、第1の対171aによって画定され得る。あるいは、選択された対の第2の装着アパーチャ171は、第1の対171aによって画定され得、他方の対の第2の装着アパーチャ171は、第2の対171bによって画定され得る。選択された列の接触位置177は、中心線CL1の、装着アパーチャ169および選択された対の第2の装着アパーチャ171と同じ側にあってよい。他方の対の第2の装着アパーチャ171は、中心線CL1の、装着アパーチャ169および選択された対の装着アパーチャ171の両方とは、反対の側にあってよい。
【0203】
固定部材183の装着突出部165は、第2の装着アパーチャ171に圧入されるか、または別様に第2の装着アパーチャ171によって受容されるようなサイズにすることができる。具体的には、装着突出部165は、電気接点155の装着端部を横断方向Tに沿って電気接触位置177のそれぞれと整列させるように、第2の装着アパーチャ171内に受容され得る。ホスト基板118は、第1の対171aおよび第2の対171bの第2の装着アパーチャ171を含み得る。第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1の両側に配され得る。例えば、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CL1から等距離に離間され得る。代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。同様に、第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列し得る。代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CLの同じ側に配され得る。さらに代わりに、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの一方または両方は、中心線CL上に位置してもよい。装着アパーチャ171は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状であってよい。装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関してそれぞれの列179と中心線CL1との間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して装着アパーチャ171と中心線CL1との間に配され得る。
【0204】
ホスト基板118はまた、横断方向Tに沿って、少なくともその中に、またはそれを通って延びる第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bを含む、第3の対の装着アパーチャ173を含むことができる。第1の装着アパーチャ173aは、第1の整列脚部189aを受容するようにサイズ決めされ構成され、第2の装着アパーチャ173bは、第2の整列脚部189bを受容するように構成される。第3の装着アパーチャの第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bは、中心線CL1の両側にあってよい。さらに、第3の装着アパーチャの第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bは、第1の列179aおよび第2の列179bのそれぞれを横方向Aに沿って等しい半分に二分することができる。したがって、第1の部分181aおよび182aは、横方向Aに関して、第2の部分181bおよび182bに対して装着アパーチャ173a~173bの反対側に配され得る。第3の対の装着アパーチャ173は、選択された第3の装着アパーチャと、もう1つの第3の装着アパーチャと、を含むことができる。選択された第3の装着アパーチャは、第2の装着アパーチャ173bによって画定され得、他方の第3の装着アパーチャは、第1の装着アパーチャ173aによって画定され得る。よって、選択された第3の装着アパーチャは、選択された整列脚部を受容するように構成することができ、他方の第3の装着アパーチャは、他方の整列脚部を受容するように構成することができる。
【0205】
第1の整列脚部189aおよび第2の整列脚部189bは、第3の装着アパーチャ173に圧入されるか、または別様に第3の装着アパーチャ173によって受容されるようなサイズにすることができる。具体的には、整列脚部189a~189bは、電気接点155の装着端部を横断方向Tに沿って電気接触位置177のそれぞれと整列させるように、第3の装着アパーチャ173内に受容され得る。第3の装着アパーチャ173の第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bは、中心線CL1の両側に配され得る。例えば、第3の装着アパーチャ173の第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bは、中心線CL1から等距離に離間することができる。あるいは、第3の装着アパーチャ173の第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bは、中心線CLから異なる距離で離間され得る。第3の装着アパーチャ173の第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bは、横方向Aに沿って互いと整列され得る。代わりに、第3の装着アパーチャ173の第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bは、横断方向Tに垂直な任意の代替方向に沿って互いと整列され得る。例えば、第3の装着アパーチャ173の第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bは、横方向Aに沿って互いと整列され得る。さらに代わりに、第3の装着アパーチャ173の第1の装着アパーチャ173aおよび第2の装着アパーチャ173bは、中心線CL上に位置し得る。第3のアパーチャ173は、所望のとおりに、円形、非円形、または任意の適切な代替形状とすることができる。
【0206】
第3の装着アパーチャ173は、長さ方向Lに関してそれぞれの列179と中心線CL1との間に配され得る。あるいは、列179は、長さ方向Lに関して第3の装着アパーチャ173と中心線CL1との間に配され得る。さらに、第3の装着アパーチャ173は、長さ方向Lに関して中心線CL1と第2の装着アパーチャ171との間に配され得る。よって、選択された第3の装着アパーチャは、長さ方向Lに関して中心線CL1と選択された対の第2の装着アパーチャ171との間に配され得る。同様に、他方の第3の装着アパーチャは、長さ方向Lに関して中心線CL1と他方の対の第2の装着アパーチャ171との間に配され得る。さらになお、選択された第3の装着アパーチャは、長さ方向Lに関して中心線CL1と第1の装着アパーチャ169との間に配され得る。
【0207】
装着アパーチャ169、171および173は、互いに同じサイズおよび形状を定めることができ、または互いに異なるサイズもしくは形状を有することができる。さらに、装着アパーチャ169、171、および173のうちの1つ以上は、装着アパーチャ169、171、および173のうちの1つ以上の他のものの断面寸法とは異なる断面寸法を定めることができる。断面寸法は、横方向Aおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って測定される。一実施例では、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171および173の断面寸法よりも大きくてよい。代わりに、装着アパーチャ171および173の断面寸法は、装着アパーチャ169の断面寸法よりも大きくてもよい。さらに代わりに、装着アパーチャ169の断面寸法は、装着アパーチャ171および173の断面寸法と等しくてもよい。代わりに、またはさらに、装着アパーチャ171の断面寸法は、装着アパーチャ173の断面寸法よりも大きくてもよい。代わりに、装着アパーチャ171の断面寸法は、装着アパーチャ173の断面寸法よりも小さくてもよい。
【0208】
一実施例では、装着アパーチャ169は、中心線CL1の、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの選択された対の装着アパーチャ171と同じ側にあり、中心線CL1の、第1の対171aおよび第2の対171bのうちの他方の対の装着アパーチャ171とは反対の側にある。さらに、装着アパーチャ169は、共通中心線CL1の、選択された第3の装着アパーチャ173と同じ側にあってよい。装着アパーチャ169、171および173は、横断方向Tに沿って向きを定められた幾何学的横断方向中心線を画定することができる。装着アパーチャ169の横断方向中心線は、選択された対の装着アパーチャ171の中心線に対して基板中心線CL1に向かってオフセットされ得る。代わりに、選択された対の装着アパーチャ171の横断方向中心線は、装着アパーチャ169の中心線に対して中心線CLに向かってオフセットされ得る。さらに代わりに、選択された対の装着アパーチャ171の横断方向中心線は、中心線CLから、装着アパーチャ169の中心線と等距離に離間され得る。選択された第3の装着アパーチャ163の横断方向中心線は、長さ方向Lに沿って、装着アパーチャ169および選択された第2の対の装着アパーチャ171の両方に対するよりも、中心線CL1に近づいて、間隔をあけていてよい。
【0209】
選択された装着アパーチャ173の横断方向中心線は、装着アパーチャ169の中心線および選択された対の第2の装着アパーチャ171の中心線の両方に対して基板中心線CL1に向かってオフセットすることができる。あるいは、第3の装着アパーチャ173の横断方向中心線は、基板中心線CL1上に配される。装着アパーチャ169、171および173は、単独で、または接触位置177と組み合わせて、ホスト基板118のフットプリントを画定すると言うことができる。
【0210】
ホスト基板118は、横断方向Tに沿った厚さを定めるように、第1の表面と、第1の表面とは反対側の第2の表面と、を画定することが認識される。ホスト基板118は、横方向Aに沿った幅を定めるように、互いに対向する第1および第2の横方向側面をさらに画定し、幅は厚さよりも大きい。ホスト基板118は、長さ方向Lに沿った長さを定めるように互いから離間された第1および第2の長さ方向端部をさらに画定し、長さは幅よりも大きい。第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171は、中心線CL1の両側に配され得る。中心線CL1は、第1の対171aおよび第2の対171bの装着アパーチャ171から等距離に離間され得る。第2の対171bの装着アパーチャ171は、横方向Aに沿って互いと整列され得る。第1の対171aの装着アパーチャ171も、横方向Aに沿って互いと整列され得る。装着アパーチャ169も、横方向Aに沿って互いと整列され得る。
【0211】
装着アパーチャ169のそれぞれの中心は、長さ方向Lに関して選択された対の装着アパーチャ171のそれぞれの中心と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169の横断方向中心線は、長さ方向Lに沿って中心線CL1に対するより、装着アパーチャ171のうちの選択された対171aの装着アパーチャ171の中心に近づいて、間隔をあけていてよい。例えば、装着アパーチャ169の中心は、長さ方向Lに沿って第1の距離だけ、選択された対の装着アパーチャ171の中心から離間され、長さ方向Lに沿って第2の距離だけ、中心線CL1から離間され得る。第2の距離は、第1の距離の5倍超であってよい。例えば、第2の距離は、第1の距離の10倍超であってよい。装着アパーチャ169は、横方向Aに関して装着アパーチャ171のうちの選択された対171aの装着アパーチャ171間に配され得る。選択された対の装着アパーチャ171は、長さ方向Lに沿って、他方の対の装着アパーチャ171のそれぞれ異なるものと整列され得る。
【0212】
中心線CL1は、長さ方向Lに沿って第1および第2の列の接触位置177から等距離に離間され得る。装着アパーチャ169および選択された対の装着アパーチャ171のうちの一方または両方は、長さ方向Lに関して接触位置177の選択された列と中心線CL1との間に配され得る。他方の対の装着アパーチャ171は、長さ方向Lに関して接触位置177の他方の列と中心線CL1との間に配され得る。装着アパーチャ169は、第1の対171aおよび第2の対171bそれぞれの装着アパーチャ171のそれぞれの装着アパーチャよりも小さい断面寸法を有することができる。第1の対171aおよび第2の対171bのそれぞれの装着アパーチャ171は、同じ断面寸法であってよい。
【0213】
第1の装着アパーチャ169は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第1の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。選択された対の装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第2の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。他方の対の装着アパーチャ171は、第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された、ホスト基板118の第3の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。第3の対の装着アパーチャ173は、ホスト基板118の第4の対の装着アパーチャと呼ぶことができる。一実施例では、ホスト基板118は、第1、第2、第3、および第4の対の装着アパーチャ以外に、第2の電気コネクタ154をホスト基板118に固定するために第2の電気コネクタ154の装着突出部を受容するように構成された装着アパーチャを有さない。一実施例では、ホスト基板118の第1の対の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の第1の対の装着突出部のそれぞれを受容するように構成することができる。ホスト基板118の第2の対の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の第2の対の装着突出部のそれぞれを受容するように構成することができる。ホスト基板118の第3の対の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の第3の対の装着突出部のそれぞれを受容するように構成することができる。ホスト基板118の第4の対の装着アパーチャは、第2の電気コネクタ154の第4の対の装着突出部のそれぞれを受容するように構成することができる。
【0214】
いったん第2の電気コネクタ154の装着突出部がホスト基板118の装着アパーチャに受容されると、電気接点155の装着端部は、接触パッドとして構成することができる接触位置177のそれぞれにはんだ付けすることができる。代わりに、電気接点の装着端部は、接触位置177によって画定される接触パッドに対して圧迫されるJ字形リードとして構成することができる。さらに代わりに、電気接点の装着端部は、接触位置177によって画定されるホスト基板118のビア内に圧入される圧入テールとして構成することができる。
【0215】
図11Aを参照すると、相互接続システム100は、前述したように、相互接続モジュール102およびホストモジュール104を含み得る。ホストモジュール104は、ホスト基板118を含み得る。代わりに、またはさらに、ホストモジュール104は、少なくとも1つのホスト電気コネクタを含み得る。少なくとも1つのホスト電気コネクタは、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154を含み得る。第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着されるように構成され得る。あるいは、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154は、ホスト基板118に装着され得る。
【0216】
第1の電気コネクタ152は、第1の電気絶縁性コネクタハウジング148と、このコネクタハウジングによって支持される第1の複数の電気接点150と、を含む。例えば、第1の複数の電気接点150は、横方向Aに沿って向きを定められた列をなして配列され得る。第1のコネクタハウジング148は、相互接続モジュール102を第1の電気コネクタ152と嵌合させるようにモジュール基板113の第1の端部を受容するように構成されたレセプタクルを画定する。具体的には、モジュール基板113の第1の端部は、第1のコネクタハウジング148のレセプタクル内へと前方向に挿入されて、モジュール基板113の導電性ランドを第1の電気コネクタ152の第1の複数の電気接点150のそれぞれと嵌合させるように構成されている。
【0217】
第2の電気コネクタ154は、第2の電気絶縁性コネクタハウジング153と、このコネクタハウジングによって支持された第2の複数の電気接点155と、を含む。例えば、第2の複数の電気接点155は、横方向Aに沿って向きを定められた少なくとも1つの列をなして配列され得る。第2の複数の電気接点155は、ホスト基板118から離れて横断方向に沿って第2のコネクタハウジング153から延出し得る。よって、モジュール基板113の第2の端部の下方表面上の導電性ランドは、第2の複数の電気接点155のそれぞれの上へと下ろされて、相互接続モジュール102を第2の電気コネクタ154と嵌合させ得る。
【0218】
相互接続システム100は、相互接続モジュール102がホストモジュール104から不注意に分離するのを防ぐように設計された、バックアウト防止ラッチ160を含み得る。ラッチ160は、相互接続モジュール102と機械的に連絡させられるように構成された支持部材162と、支持部材162から延出するかまたは垂直に延び、ホストモジュール104と機械的に連絡させられるように構成された少なくとも1つのフィンガー164と、を含み得る。例えば、少なくとも1つのフィンガー164は、支持部材162から横断方向Tに沿って下に延びることができる。相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタと嵌合されると、ラッチ160は、係合解除位置と係合位置との間を移動可能となり得る。具体的には、ラッチ160は、横断方向Tに沿って、係合解除位置と係合位置との間を並進運動可能になり得る。例えば、ラッチ160は、ラッチ160を係合解除位置から係合位置へと移動させるように下方向に、また、ラッチ160を係合位置から係合解除位置へと移動させるように上方向に、並進運動可能であってよい。ラッチ160が係合位置にあるとき、第1の機械的干渉が、ラッチ160と相互接続モジュール102との間に定められ、これは、ラッチ160に対する後方向への相互接続モジュール102の後方移動を制限する。第1の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ160と相互接続モジュール102との間の当接を含み得る。
【0219】
さらに、ラッチ160が係合位置にあるとき、第2の機械的干渉が、フィンガー164とホストモジュール104との間に定められ、これは、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ160の後方移動を制限する。第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ160とホストモジュール104との間の当接を含み得る。後方移動が制限されると、相互接続モジュール102が、相互接続モジュール102をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するのに十分であろう距離だけ、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動するのを防ぐことができる。例えば、第1および第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ160に対する相互接続モジュール102の後方移動、およびホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ160の後方移動をそれぞれ実質的に防ぐことができる。ラッチ160が係合解除位置にあるとき、少なくとも第2の機械的干渉が除去され、相互接続モジュール102は、相互接続モジュール102をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するように十分な距離だけ、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動可能となる。
【0220】
ラッチ160は、一対の第1および第2のフィンガー164を含み得、これらは、互いから離間され、互いに平行な向きであり、かつ支持部材162から延びることができる。よって、支持部材162は、フィンガー164間に接続され得る。例えば、支持部材162は、横方向Aに沿ってフィンガー164間に接続され得る。支持部材162およびフィンガー164は、互いとモノリシックであってよい。あるいは、支持部材162およびフィンガー164は、所望のとおりに任意の適切な方法で互いに取り付けられ得る。支持部材162は、横方向Aに沿って細長い上方クロスバーとして構成され得る。フィンガー164は、支持部材162の横方向に相対する端部から下に延びることができる。例えば、フィンガー164は、横断方向Tに沿って細長くてよい。相互接続モジュール102は、モジュールハウジング146の上端部内へと延びる凹部166を含み得る。凹部166は、横断方向Tに沿ってモジュールハウジング146の上端部内へと下に延びることができる。凹部は、横方向Aに沿ってモジュールハウジング146の上端部を通って延びることができる。凹部166は、支持部材162を受容するようなサイズであってよい。相互接続モジュール102は、凹部166から横断方向Tに沿ってモジュールハウジング146を通って延びる、一対のチャネル168などの少なくとも1つのチャネル168をさらに含み得る。ホストモジュール104は、同様にチャネル170(
図11Bおよび
図11E)を画定することができ、これらはそれぞれ、少なくとも第2のコネクタハウジング153のそれぞれの横方向外側端部の中に、またはそれを通って延びる。チャネル170は、横断方向Tに沿って少なくとも1つのチャネル168(
図11Aおよび
図11B)と整列され得る。
【0221】
動作中、ラッチ160は、係合位置(
図11B)と係合解除位置(
図11A)との間を並進運動可能であってよい。例えば、ラッチ160は、後方向に対して角度がオフセットした方向に沿って係合位置と係合解除位置との間を並進運動可能であってよい。角度がオフセットした方向は、横断方向Tであってよい。具体的には、
図11Aおよび
図11Bに示すように、ラッチ160は、横断方向Tに沿って相互接続システム100(
図11A)に挿入され得、1)支持部材162は凹部166内に嵌まり、フィンガー164は、少なくとも1つのチャネル168およびチャネル170をそれぞれ通って延びる。支持部材162とモジュールハウジング146との間の当接は、第1の機械的干渉を定め得る。フィンガー164と第2のコネクタハウジング153との間の当接は、第2の機械的干渉を定め得る。具体的には、フィンガーと第2のコネクタハウジング153の横方向に相対する端部との間の当接が、第2の機械的干渉を定め得る。以下でさらに詳細に説明するように、コネクタハウジングの横方向に相対する端部は、固定部材に取り付けられるように構成され、固定部材は、ホスト基板118に取り付けられるように構成される。具体的には、コネクタハウジングの横方向に相対する端部は、それぞれの固定部材によって受容されるように構成される。
【0222】
図11A~
図11Cに示すように、支持部材162は、支持部材162が凹部166内に嵌まったときにモジュールハウジング146の相補的突出部165(
図11Aおよび
図11B)を受容するように構成された、少なくとも1つの凹部163をさらに画定し得る。少なくとも1つの凹部163は、支持部材162の前端部内へと後方向に延びることができる。例えば、支持部材162は、横方向Aに沿って互いから離間している一対の凹部163を含み得る。凹部163は、横断方向に沿って支持部材162を通って延びることができる。凹部163および相補的突出部165は、実質的に同じサイズおよび形状を有してよく、突出部165が凹部163に噛み合うと、支持部材162とモジュールハウジング146との間の干渉が、横方向Aに沿ったラッチ160と相互接続モジュール102(
図11A)との間の相対運動を防ぐ。
【0223】
図11Aおよび
図11Bに示すように、ラッチ160は、ホストモジュール104から横断方向Tに沿って上方向に除去されてよく、これにより、第2の干渉が除去される。具体的には、ラッチフィンガー164は、第2の干渉を除去するようにチャネル170から除去され得る。よって、ラッチ160は、相互接続モジュール102を第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154の少なくとも一方または両方から分離させるように十分な距離だけ、相互接続モジュール102がホストモジュール104に対して後方向に並進運動するのを妨げない。ラッチ160は、ラッチ160を相互接続モジュール102から除去するように上方向にさらに並進運動することができ、これによって第1の機械的干渉を除去する。
【0224】
ここで
図11D~
図11Eも参照すると、前述したように、相互接続システム100(
図11A)は、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154のうちの一方に連結されるように構成され、かつホスト基板118(
図11A)に固定されるようにさらに構成された、少なくとも1つの固定部材をさらに含み得る。よって、少なくとも1つの固定部材172、188は、第1の電気コネクタ152および第2の電気コネクタ154のうちの対応する少なくとも一方をホスト基板118に取り付けるように構成されている。固定部材は、下にあるホスト基板118のアパーチャ内に固定されるように構成された、固定タブを含み得る。例えば、固定タブは、金属材料でめっきされた貫通孔として構成され得る、ホスト基板118のアパーチャ内に溶接され得る。あるいは、本明細書に記載するすべての固定部材の固定タブは、ホスト基板118のアパーチャ内に、圧入されるか、掛け金をかけられるか、1つ以上のファスナを用いて留められるか、もしくは固定されるか、または、別様に、所望のとおり任意の適切な方法でホスト基板118に固定され得る。固定部材は、対応するコネクタハウジングに取り付けられるようにさらに構成され、それによって、コネクタハウジングを下にあるホスト基板118にさらに固定する。固定部材は電気接点ではなく、対応する電気コネクタの電気接点とはサイズおよび形状が異なることが認識されるであろう。例えば、固定タブは、ホスト基板118に装着される電気接点の装着端部よりも、横方向および長さ方向において向きを定められた平面に沿って厚くてよい。
【0225】
図11Dに示すように、ホストモジュール104(
図11A)、よって、相互接続システム100(
図11A)は、第1の電気コネクタ152をホスト基板118(
図11A)にさらに固定するように構成された、固定部材172を含み得る。例えば、固定部材172は、直立壁176と、直立壁176の下端部から後方向に延びる下方壁178と、を有する固定本体174を含み得る。固定本体174は、直立壁176の上端部から後方向に延びる上方壁180をさらに含み得る。上方壁180は、下方壁178の反対側にあってよく、それらの間に開口部を画定するよう、下方壁178から横断方向Tに沿って離間していてよい。下方壁178は、上方壁180に対して後方向にオフセットした位置まで延びることができる。直立壁176、上方壁180、および下方壁178はすべて、横断方向Tおよび長さ方向Lによって定められる平面に沿って、互いと同一平面上にあってよい。さらに、直立壁176、上方壁180、および下方壁178はすべて、その平面に垂直である横方向Aよりも、その平面において寸法が大きくしてあってよい。
【0226】
固定部材172は、固定本体174から下に延びる固定タブ182をさらに含み得る。例えば、固定タブ182は、下方壁178から延びることができる。固定タブ182は、下にあるホスト基板118のアパーチャ内に固定されるように構成される。例えば、固定タブ182は、ホスト基板118のアパーチャ内で溶接され得る。固定部材172は、固定部材172を第1の電気コネクタ152に取り付けるよう、第1のコネクタハウジング148のスロット175内に受容されるように構成され得る。例えば、直立壁176は、スロット175内に挿入されるように構成される。
【0227】
固定本体174は、固定部材172を第1の電気コネクタ152に固定するよう、第1のコネクタハウジング148に係合するように構成された保持隆起184を含み得る。例えば、保持隆起184は上方壁180から延びることができる。一実施例では、保持隆起184は、上方壁180から下方壁178に向かって延びることができる。よって、保持隆起184は、固定本体174から開口部内に延びることができる。固定本体174は、直立壁176から前方向に延びる少なくとも1つの突出部186をさらに含み得る。よって、突出部186は、固定部材172の開口部から離れる方向へと、直立壁176から離れて延びることができる。突出部186は、横断方向Tおよび長さ方向Lによって定められる同じ平面に位置し得る。一実施例では、固定本体174は、横断方向に沿って互いから離間した、突出部186のうちの第1および第2の突出部を含み得る。
【0228】
固定部材172が所望のとおりに任意の数の固定本体174を含み得ることを認識されたい。例えば、固定部材172は、前述したように、ホスト基板118と第1の電気コネクタ152との間に連結されるように構成された、単一の固定本体174を含み得る。あるいは、固定部材172は、前述したようにホスト基板118と第1の電気コネクタ152との間に連結されるようにそれぞれが構成された、第1および第2の固定本体174を含み得る。例えば、第1および第2の固定本体174は、第1のコネクタハウジング148の横方向外側端部に取り付けられ得る。一実施例では、第1の複数の電気接点150は、第1の固定本体174と第2の固定本体174との間に配され得る。
【0229】
ここで
図11Eを参照すると、ホストモジュール104(
図11A)、よって相互接続システム100(
図11A)は、第2の電気コネクタ154をホスト基板118にさらに固定するように構成された、第2の固定部材188を含み得る。この点について、第1の電気コネクタ152をホスト基板118に固定するように構成された固定部材172は、第1の固定部材と呼ぶことができる。第2の電気コネクタ154をホスト基板118に固定するように構成された第2の固定部材188は、第2の固定部材と呼ぶことができる。
【0230】
第2の固定部材188は、第2の固定部材188を第2の電気コネクタ154に取り付けるように、第2のコネクタハウジング153の一部を取り囲むように構成された、上方部分190を有する第2の固定本体189を含み得る。この点について、上方部分190は、サドルと呼ぶことができる。例えば、第2の固定部材188は、開口部192を画定することができ、これは、少なくとも上方部分190の中に、または上方部分190を通って延び、第2のコネクタハウジング153の一部を受容するようなサイズである。開口部192は、例えば、横方向Aに沿って、上方部分190の中に、または上方部分190を通って延びることができる。例えば、開口部192は、第2のコネクタハウジング153の一部に相補的である形状を有し得る。
【0231】
第2の固定本体189は、上方部分190から延出する固定タブ194をさらに含み得る。固定タブ194は、例えば、横断方向Tに沿って上方部分190から下に延びることができる。第2の固定部材188は、第2の複数の電気接点155とは異なるサイズおよび形状である。例えば、第2の固定部材188が第2のコネクタハウジング153に取り付けられると、上方部分190は、電気接点155のそれぞれの嵌合端部から上向きにオフセットする。
【0232】
第2の固定部材188が、所望のとおりに任意の数の第2の固定本体189を含み得ることを認識されたい。例えば、第2の固定部材188は、前述したようにホスト基板118と第2の電気コネクタ154との間に連結されるように構成された、単一の固定本体189を含み得る。あるいは、第2の固定部材188は、前述したように、ホスト基板118と第2の電気コネクタ154との間に連結されるようにそれぞれが構成された、第1および第2の固定本体189を含み得る。例えば、第1および第2の固定本体189は、第2のコネクタハウジング153の横方向外側端部に取り付けられ得る。一実施例では、第2の複数の電気接点155は、第1の固定本体189と第2の固定本体189との間に配され得る。
【0233】
ここで
図12A~
図12Bを参照すると、相互接続システム100(
図12A)は、相互接続モジュール102(
図12Aおよび
図12B)に取り付けられるように構成された、バックアウト防止ラッチ230を含み得る。相互接続モジュール102は、モジュールハウジング146によって支持されたヒートシンク122を含み得る。具体的には、ヒートシンク122は、モジュールハウジング146に固定され得る。あるいは、ヒートシンク122は、モジュールハウジング146とモノリシックであってよい。よって、ヒートシンク122はモジュールハウジング146を画定し得ると言える。モジュールハウジング146はヒートシンク122を画定するとも言える。ヒートシンク122は、基部233と、基部233から延びる複数の直立フィン232と、を含み得る(
図12A)。フィン232は、フィン232のうちのそれぞれの隣接するものの間に配された複数の凹部234を画定するように、互いから離間していてよい。具体的には、フィン232は、横方向Aに沿って互いから離間していてよい。フィン232は、横断方向Tおよび長さ方向Lに沿って向きを定められたそれぞれの平面に沿って延びることができる。一実施例では、フィン217は、図示されるようなプレートであり得るが、本開示の実施形態は、そのように制限されない。よって、凹部234は、ヒートシンク122の上方表面からフィン232のうちの隣接するものの間の位置まで下に延びると言える。凹部234の底端部は、基部233(
図12A)によって画定され得る。フィン232は、フィン232のうち第1および第2の最も外側のフィンを含み得、これらは、モジュールハウジング146の中心から外方に向く外側表面236を画定する。外側表面236は、横方向Aに沿ってヒートシンク122の中心から外方に向くことができる。さらに、外側表面236は、横方向Aに沿って互いから外方に向くことができる。
【0234】
ヒートシンク122は、ラッチ230を受容するように構成された、ラッチ受容凹部237を画定し得る。具体的には、ラッチ受容凹部237は、横方向に沿ってヒートシンク122内へと延びる一対のチャネル240と、横断方向Tに沿ってヒートシンク122の上端部内へと下に延びるノッチ238と、を含み得る。具体的には、ノッチ238は、フィン232の上方表面内へと延びることができる。ノッチ238は、横方向Aに沿ってフィン232を通ってさらに延びることができる。さらに、チャネル240は、ヒートシンク122の一対の相対する壁のそれぞれの中に延びることができる。相対する壁は、横方向に相対する壁であってよい。例えば、相対する壁は、横方向Aに沿ってフィン232のうちの最も外側のフィンによって画定され得る。チャネル240は、横方向Aに沿ってフィン232の横方向外側表面内へと延びることができる。チャネル240それぞれの少なくとも一部から全体までは、横方向に沿ってフィン232のそれぞれを通って延びない。チャネル240は、横断方向Tに沿ってフィン232を通って延びることができる。チャネル240およびノッチ238は、横方向Aおよび横断方向Tによって定められる平面に沿って、互いと整列され得る。
【0235】
図12A~
図12Cに示すように、ラッチ230は、相互接続モジュール102と機械的に連絡させられるように構成された、支持部材242を含み得る(
図12A)。
図12Aおよび
図12Bに示すように、支持部材242は、ノッチ238内においてフィン232の上端部に接して位置するようなサイズである。ラッチ230は、一対のフィンガー244をさらに含み得、これらは、支持部材242から延出し、かつホストモジュール104と機械的に連絡させられるように構成されている(
図12A)。例えば、フィンガー244は、横断方向Tに沿って支持部材242から下に延びることができる。フィンガー244は、横方向Aに沿って互いから離間していてよい。フィンガー244は、長さ方向Lおよび横断方向Tによって定められたそれぞれの平面に沿って向けられ得る。よって、フィンガー244はそれぞれ、横方向Aに沿って幅広いというより、長さ方向Lに沿って、より長くすることができる。さらに、フィンガー244はそれぞれ、長さ方向Lに沿って長いというより、横断方向Tに沿って、より高い。フィンガー244は、支持部材242によって弾性的に支持され、互いから離れるように付勢されたときに互いに向かうばね力を定めることができる。さらに、フィンガー244はそれぞれ、突出部246を画定する遠位端部を画定することができる。突出部246は、互いの方を向くように向きを定められ得る。具体的には、突出部246は、横方向Aに沿って互いの方を向くことができる。説明するように、フィンガー244は弾性であってよく、突出部246は、ラッチ230が係合位置にあるとき、ラッチ230をヒートシンク122に、特にヒートシンク122の基部233に、解放可能に固定するクリップとして構成される。さらに、突出部246は、ラッチ230が係合解除位置においてチャネル240内に配されると、ラッチ230をヒートシンク122に解放可能に固定することができる。
【0236】
図12Aに示すように、相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタと嵌合されると、ラッチ230は、係合解除位置と係合位置(
図12B)との間を移動可能となり得る。例えば、ラッチ230は、横断方向に沿って係合解除位置と係合位置との間を並進運動可能であってよい。例えば、ラッチ230は、ラッチ230を係合解除位置から係合位置へと移動させるように下方向に、また、ラッチ230を係合位置から係合解除位置へと移動させるように上方向に、並進運動可能であってよい。ラッチ230が係合位置にあるとき、第1の機械的干渉が、ラッチ230と相互接続モジュール102との間に定められ、これは、ラッチ230に対する後方向への相互接続モジュール102の後方移動を制限する。第1の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ230と相互接続モジュール102との間の当接を含み得る。具体的には、フィンガー244は、チャネル240のうちのそれぞれの中に位置するように構成され、チャネル240を部分的に画定するフィン232の前方端部もまた、第1の機械的干渉を少なくとも部分的に定めることができる。さらに、支持部材242は、ノッチ238に受容されるようなサイズであり、ノッチ238および支持部材242を部分的に画定するモジュールハウジング146の上端部の前方端部もまた、第1の機械的干渉を少なくとも部分的に定める。
【0237】
ラッチ230およびヒートシンク122は、ラッチ230を係合位置に解放可能にロックするように互いに係合する相補的なロック部材を含み得る。例えば、ラッチ230は、フィンガー244の一方または両方から、フィンガー244のうちの他方に向かって横方向に沿って延びるロック突出部227を含み得る。ヒートシンク122は、ラッチ230が係合位置にあるときにロック突出部227を受容するようにサイズ決めされ構成された、相補的なロック凹部229を画定し得る。ロック凹部229は、ヒートシンク122の中に、またはヒートシンク122を通って延びることができる。あるいは、ヒートシンク122はロック突出部を含み得、ラッチ230はロック凹部を含み得る。さらに、ロック突出部は、長さ方向Lに沿ってヒートシンク122およびラッチ230のうちの一方から延出してよく、ロック凹部は、長さ方向Lに沿ってヒートシンク122およびラッチ230のうちの他方の中に、またはそれを通って延びることができる(
図3Lを参照)。代わりに、またはさらに、ロック突出部およびロック凹部は、ラッチ230が係合位置まで不注意に移動するのを防ぐために、ラッチ230が係合解除位置にあるときに互いに係合するように構成され得る。ロック突出部は、ラッチ230をそれぞれの係合解除位置または係合位置から動かすことが望ましいとき、ロック凹部から除去され得る。よって、ラッチ230およびヒートシンク122のうちの一方はロック突出部を含み得、ラッチ230およびヒートシンク122のうちの他方は、ロック突出部を受容するロック凹部を含み得、それにより、ラッチ230を係合位置および係合解除位置のうちの少なくとも一方に維持すると言える。あるいは、ラッチ230は、それぞれのロック部材がなくてもよい(
図12Cを参照)。
【0238】
さらに、
図12Bに示すように、ラッチ230が係合位置にあるとき、第2の機械的干渉がフィンガー244とホストモジュール104との間に定められ、これは、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ230の後方移動を制限する。第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ230とホストモジュール104との間の当接を含み得る。後方移動が制限されると、相互接続モジュール102(
図12A)をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するのに十分であろう距離だけ、相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動するのを防ぐことができる。例えば、第1および第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ230に対する相互接続モジュール102の後方移動、およびホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ230の後方移動のそれぞれを実質的に防ぐことができる。一実施例では、第2の機械的干渉は、フィンガー244および第2の電気コネクタ154によって定められ得る。具体的には、ラッチ230が係合位置にあるとき、フィンガー244は、第2の電気コネクタ154に隣接した位置まで前方向に延びる。具体的には、フィンガー244は、第2の電気コネクタ154、例えば第2のコネクタハウジング153に当接し得る。
【0239】
前述したように、フィンガー244はそれぞれ、突出部246を画定し得る。突出部246は、ラッチが係合位置にあるときにラッチ230をモジュールハウジング146に、特にヒートシンク122に固定するクリップとして構成され得る。具体的には、ラッチ230が横断方向Tに沿って係合位置まで並進運動すると、フィンガー244は、突出部246がチャネル240を画定するフィン232の表面に沿ってスライドするにつれて、互いから弾性的に遠ざかるように構成されている。突出部246は、突出部246が下方向にフィン232の表面および基部233を通り過ぎてスライドするまで、チャネルに沿って進む。フィンガー244は次に、突出部246の少なくとも一部が横断方向に沿ってモジュールハウジング146と整列するように、横方向に沿って互いに向かって移動する。よって、突出部246とモジュールハウジング146との間の機械的干渉は、係合位置から係合解除位置へのラッチ230の移動に抵抗する。突出部246とモジュールハウジング146との間の機械的干渉は、ラッチ230が係合位置から係合解除位置へと上方に移動するときに、第1の力によって克服され得る。さらに、突出部246は、ラッチ230が係合解除位置にあるときに、基部233から上方に離間した位置においてチャネル内に配されたそれぞれのポケット235に突出部246が入るまで、チャネルに沿って進むことができる。突出部246がポケット235に配されたときの突出部246とヒートシンク122との間の干渉は、係合解除位置から係合位置へのラッチ230の移動に抵抗し得る。この機械的干渉は、ラッチが係合解除位置から係合位置まで下に移動するときに、第2の力によって克服され得る。一実施例では、第1および第2の力は、実質的に等しくてよい(例えば、互いの10%)。別の実施例では、第1の力は、第2の力より大きくてもよい(例えば、第2の力の10%超)。さらに別の実施例では、第2の力は第1の力より大きくてもよい(例えば、第2の力の10%超)。さらに別の実施例では、第1および第2の力のうちの一方が、横断方向Tに沿って向けられ得る。代わりに、またはさらに、第1の力は、機械的干渉を除去するために横方向Aに沿ってヒートシンクから(また互いから)フィンガー244を分離するものを含み得る(突出部227および凹部229を参照)。代わりに、またはさらになお、第2の力は、機械的干渉を除去するために横方向Aに沿ってヒートシンクから(また互いから)フィンガー244を分離するものを含み得る(突出部227および凹部229を参照)。
【0240】
図12Aに示すように、ラッチ230が係合解除位置にあるとき、少なくとも第2の機械的干渉が除去され、相互接続モジュール102は、相互接続モジュール102をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するように十分な距離だけ、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動可能となる。ラッチ230が係合解除位置にあるとき、第1の機械的干渉も除去され得る。
【0241】
ここで
図13A~
図13Fを参照すると、相互接続システム100(
図13A~
図13C)は、相互接続モジュール102に取り付けられるように構成された、バックアウト防止ラッチ600を含み得る。相互接続モジュール102は、モジュールハウジング146および相互接続基板113のうちの少なくとも一方によって支持されたヒートシンク122を含み得る。具体的には、ヒートシンク122は、モジュールハウジング146および相互接続基板113のうちの少なくとも一方に固定され得る。あるいは、ヒートシンク122は、モジュールハウジング146とモノリシックであってよい。よって、ヒートシンク122がモジュールハウジング146を画定し得ると言える。モジュールハウジング146がヒートシンク122を画定するとも言える。ヒートシンク122は、基部233と、基部233から延びる複数の直立フィン232と、を含み得る(
図13A~
図13C)。フィン232は、フィン232のうちそれぞれ隣接するものの間に配された複数の凹部234を画定するように、互いから離間していてよい。具体的には、フィン232は、横方向Aに沿って互いから離間していてよい。フィン232は、横断方向Tおよび長さ方向Lに沿って向きを定められたそれぞれの平面に沿って延びることができる。一実施例では、フィン217は、図示されるようなプレートであり得るが、本開示の実施形態は、そのように制限されない。よって、凹部234は、ヒートシンク122の上方表面からフィン232のうちの隣接するものの間の位置まで下に延びると言える。凹部234の底端部は、基部233(
図13A~
図13C)によって画定され得る。フィン232は、フィン232のうち第1および第2の最も外側のフィンを含み得、これらは、モジュールハウジング146の中心から外方に向く外側表面236を画定する。外側表面236は、横方向Aに沿ってヒートシンク122の中心から外方に向くことができる。さらに、外側表面236は、横方向Aに沿って互いから外方に向くことができる。
【0242】
ヒートシンク122は、ラッチ600を受容するように構成された、ラッチ受容凹部237を画定し得る。具体的には、ラッチ受容凹部237は、横方向に沿ってヒートシンク122内へと延びる一対のチャネル240と、横断方向Tに沿ってヒートシンク122の上端部内へと下に延びるノッチ238と、を含み得る。具体的には、ノッチ238は、フィン232の上方表面内へと延びることができる。ノッチ238は、横方向Aに沿ってフィン232を通ってさらに延びることができる。さらに、チャネル240は、ヒートシンク122の一対の相対する壁のそれぞれの中に延びることができる。相対する壁は、横方向に相対する壁であってよい。例えば、相対する壁は、横方向Aに沿ってフィン232のうちの最も外側のフィンによって画定され得る。チャネル240は、横方向Aに沿ってフィン232の横方向外側表面内へと延びることができる。チャネル240それぞれの少なくとも一部から全体までは、横方向に沿ってフィン232のそれぞれを通って延びない。チャネル240は、横断方向Tに沿ってフィン232を通って延びることができる。チャネル240およびノッチ238は、横方向Aおよび横断方向Tによって定められる平面に沿って、互いと整列され得る。
【0243】
バックアウト防止ラッチ600は、相互接続モジュール102がホストモジュール104から不注意に分離するのを防ぐように設計され得る。相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタと嵌合されると、ラッチ600は、係合解除位置と係合位置との間を移動可能となり得る。具体的には、ラッチ600は、横断方向Tに沿って、係合解除位置と係合位置との間を並進運動可能になり得る。例えば、ラッチ600は、ラッチ600を係合解除位置から係合位置へと移動させるように下方向に、また、ラッチ600を係合位置から係合解除位置へと移動させるように上方向に、並進運動可能であってよい。ラッチ600は、ラッチ600を係合位置から係合解除位置に移動させるために引っ張られ得るプルタブ601を含むことができる。ラッチ600が係合位置にあるとき、第1の機械的干渉が、ラッチ600と相互接続モジュール102との間に定められ、これは、ラッチ600に対する後方向への相互接続モジュール102の後方移動を制限する。第1の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ600と相互接続モジュール102との間の当接を含み得る。
【0244】
図13A~
図13Fに示すように、ラッチ600は、相互接続モジュール102(
図13A~
図13C)と機械的に連絡させられるように構成された、支持部材602を含み得る。プルタブ601は、支持部材602に取り付けられ得る。
図13A~
図13Cに示すように、支持部材602は、ノッチ238内においてフィン232の上端部に接して位置するようなサイズである。支持部材602は、相対する端部分602aと、相対する端部分間の中間部分602bと、を有することができる。中間部分602bは、横断方向Tに関して端部分602aからオフセットされ得る。例えば、中間部分602bは、端部分602aに対して外方に離間され得る。しかしながら、代替的な実施形態では、支持部材602は、任意の他の適切な構成を有し得ることが理解されるであろう。例えば、中間部分602bは、横断方向Tに関して端部分602aの一方または両方と整列され得る。
【0245】
支持部材602の少なくとも一部は、ラッチ600が係合位置にあるとき、フィン232の少なくともいくつかの上端部に接して位置するように構成され得る。例えば、
図13Cに示すように、各端部分602aは、フィン232のうちの最も外側のフィンなど、少なくとも1つのフィン232のそれぞれの上端部に接して位置するように構成され得る。さらに、中間部分602bは、横断方向Tに関して、フィン232のうち最も中央の1つ以上のフィンなど、1つ以上のフィン232から離間され得る。
【0246】
ラッチ600は、一対のフィンガー604をさらに含み得、これらは、支持部材602から延出し、かつホストモジュール104(
図13A~
図13C)と機械的に連絡させられるように構成されている。例えば、フィンガー604は、横断方向Tに沿って支持部材602の端部分602aから下に延びることができる。フィンガー604は、モジュールハウジング146の少なくとも一部を受容するように構成された空間をそれらの間に画定するように、横方向Aに沿って互いから離間され得る。フィンガー604は、長さ方向Lおよび横断方向Tによって画定されたそれぞれの平面に沿って向きを定められ得る。よって、フィンガー604はそれぞれ、横方向Aに沿って幅広いというより、長さ方向Lに沿って、より長くすることができる。さらに、フィンガー604はそれぞれ、長さ方向Lに沿って長いというより、横断方向Tに沿って、より高い。フィンガー604は、支持部材602によって弾性的に支持され、互いから離れるように付勢されたときに互いに向かうばね力を定めることができる。
【0247】
ラッチ600およびヒートシンク122は、互いに係合する相補的な係合特徴部を含むことができる。相補的な係合特徴部は、ラッチ600をヒートシンク122に解放可能に固定し、ヒートシンク122からのラッチ600の除去を制限するように、互いに係合することができる。例えば、フィンガー604の少なくとも1つのそれぞれは、ラッチ600が係合位置にあるときにヒートシンク122の相補的な係合特徴部に係合する係合特徴部を画定することができる。よって、係合されると、相補的な係合特徴部は、係合位置から係合解除位置までのラッチ600の移動に抵抗する干渉を定めることができる。
【0248】
ラッチ600の少なくとも1つの係合特徴部は、係合突出部606を画定することができる。少なくとも1つの係合突出部606はそれぞれ、フィンガー604のうちの1つによって画定され得る。各係合突出部606は、他方のフィンガー604に向かって内側に延びることができる。いくつかの実施例では、各フィンガー604は係合突出部606を画定することができ、突出部606は、互いの方を向くように向きを定められ得る。具体的には、係合突出部606は、横方向Aに沿って互いの方を向くことができる。したがって、係合突出部606は、互いに向かって内側に突出することができる。その結果、横方向Aに沿った係合突出部606間の距離を、別の位置における横方向Aに沿ったフィンガー604間の距離よりも小さくすることができる。説明するように、フィンガー604は弾性であってよく、係合突出部606は、ラッチ600が係合位置にあるとき、ラッチ600をヒートシンク122に、特にヒートシンク122の基部233に、解放可能に固定するクリップとして構成される。さらに、係合突出部606は、ラッチ600が係合解除位置においてチャネル240内に配されると、ラッチ600をヒートシンク122に解放可能に固定することができる。
【0249】
代替的な実施形態では、ヒートシンク122は、少なくとも1つの係合突出部を含み得、ラッチ600は少なくとも1つの係合ロック凹部を含み得る。さらに、係合突出部は、長さ方向Lに沿ってヒートシンク122およびラッチ600のうちの一方から延出してよく、係合凹部は、長さ方向Lに沿ってヒートシンク122およびラッチ600のうちの他方の中に、またはそれを通って延びることができる(
図3Lを参照)。代わりに、またはさらに、係合突出部および係合凹部は、ラッチ600が係合位置まで不注意に移動するのを防ぐために、ラッチ600が係合解除位置にあるときに互いに係合するように構成され得る。係合突出部は、ラッチ600をそれぞれ係合解除位置または係合位置から動かすことが望ましいとき、係合凹部から除去され得る。よって、ラッチ600およびヒートシンク122のうちの一方は係合突出部を含み得、ラッチ600およびヒートシンク122のうちの他方は、係合突出部を受容する係合凹部を含み得、それにより、ラッチ600を係合位置および係合解除位置のうちの少なくとも一方に維持すると言える。あるいは、ラッチ600は、それぞれの係合特徴部がなくてもよい。
【0250】
ラッチ600およびヒートシンク122は、ラッチ600をヒートシンク122に解放可能に固定するように互いに係合する相補的な固定特徴部を含み得る。相補的な固定特徴部は、ラッチ600が係合位置と係合解除位置との間で移動するのを可能にしながら、ヒートシンク122からのラッチ600の除去を制限する。ラッチ600は、固定突出部610を画定する少なくとも1つの固定特徴部608を含むことができる。各固定突出部610は、フィンガー604のそれぞれから延びることができる。いくつかの実施例では、各固定突出部610は、フィンガー604のそれぞれから長さ方向Lに沿って延びることができる。さらに、いくつかの実施例では、ラッチ600は、フィンガー604のうちの1つから長さ方向Lに沿って互いに離れるように延びる一対の固定突出部610を含むことができる。さらに、いくつかの実施例では、ラッチ600は、フィンガー604のそれぞれについて少なくとも1つの固定突出部610または一対の固定突出部610を含むことができる。代替的な実施例では、各固定突出部610は、
図12Aの突出部227によって示されるように、フィンガー604のうちの1つから横方向Aに沿って内側に延びることができる。
【0251】
ヒートシンク122は、ラッチ600がヒートシンク122に固定されたときに突出部610のそれぞれを受容するようにサイズ決めされ構成された固定凹部229を画定する、少なくとも1つの相補的な固定特徴部231を画定することができる。各固定凹部229は、ヒートシンク122の中に、またはヒートシンク122を通って延びることができる。いくつかの実施例では、各固定凹部229は、長さ方向Lに沿って、チャネル240のうちの1つからフィン232のそれぞれに延びることができる。さらに、いくつかの実施例では、ヒートシンク122は、チャネル240のうちの1つから長さ方向Lに沿って互いから離れるように延びる一対の固定凹部229を画定することができる。さらに、いくつかの実施例では、ヒートシンク122は、チャネル240のそれぞれに対して少なくとも1つの固定凹部229または一対の固定凹部229を画定することができる。代替的な実施形態では、各固定凹部229は、
図12Aの凹部229によって示されるように、チャネル240のうちの1つから横方向Aに沿って内側に延びることができる。対応する固定突出部610および固定凹部229はそれぞれ、固定突出部610が固定凹部229内で横断方向Tに沿って並進運動可能であり、ラッチ600が係合位置と係合解除位置との間で移動することを可能にするようなサイズにすることができる。各固定凹部229は、ラッチ600がヒートシンク122から除去されるのを防止するように、対応する突出部610の上方移動を制限するようなサイズにすることができる。さらに、または代わりに、各固定凹部229は、ラッチ600が係合位置を越えて移動するのを防止するように、対応する突出部610の下方移動を制限するようなサイズにすることができる。
【0252】
代替的な実施形態では、ヒートシンク122は、固定突出部を含み得、ラッチ600は固定ロック凹部を含み得る。さらに、固定突出部は、横方向Aに沿ってヒートシンク122およびラッチ600のうちの一方から延出してよく、固定凹部は、横方向Aに沿ってヒートシンク122およびラッチ600のうちの他方の中に、またはそれを通って延びることができる。固定突出部は、ラッチ600をヒートシンク122から除去することが望ましいとき、固定凹部から除去され得る。よって、ラッチ600およびヒートシンク122のうちの一方は固定突出部を含み得、ラッチ600およびヒートシンク122のうちの他方は、固定突出部を受容する固定凹部を含み得、それにより、ラッチ600をヒートシンク122に固定すると言える。あるいは、ラッチ600は、それぞれの固定特徴部がなくてもよい。
【0253】
図13A~
図13Cに示すように、相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタと嵌合されると、ラッチ600は、係合解除位置(
図13B)と係合位置(
図13A)との間を移動可能となり得る。例えば、ラッチ600は、横断方向Tに沿って係合解除位置と係合位置との間を並進運動可能であってよい。例えば、ラッチ600は、ラッチ600を係合解除位置から係合位置へと移動させるように下方向に、また、ラッチ600を係合位置から係合解除位置へと移動させるように上方向に、並進運動可能であってよい。ラッチ600が係合位置にあるとき、第1の機械的干渉が、ラッチ600と相互接続モジュール102との間に定められ、これは、ラッチ600に対する後方向への相互接続モジュール102の後方移動を制限する。よって、第1の機械的干渉は、長さ方向における長さ方向の機械的干渉であると言える。第1の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ600と相互接続モジュール102との間の当接を含み得る。具体的には、フィンガー604は、チャネル240のうちのそれぞれの中に位置するように構成され、チャネル240を部分的に画定するフィン232の前方端部もまた、第1の機械的干渉を少なくとも部分的に定める。さらに、支持部材602は、ノッチ238に受容されるようなサイズであり、ノッチ238を部分的に画定するヒートシンク122の上端部の前方端部は、支持部材602への第1の機械的干渉を少なくとも部分的に定める。
【0254】
さらに、
図13Aに示すように、ラッチ600が係合位置にあるとき、第2の機械的干渉がフィンガー604とホストモジュール104との間に定められ、これは、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ600の後方移動を制限する。よって、第2の機械的干渉は、長さ方向における長さ方向の機械的干渉であると言える。第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ600とホストモジュール104との間の当接を含み得る。後方移動が制限されると、相互接続モジュール102(
図13A)をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するのに十分であろう距離だけ、相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動するのを防ぐことができる。例えば、第1および第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ600に対する相互接続モジュール102の後方移動、およびホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ600の後方移動のそれぞれを実質的に防ぐことができる。
【0255】
一実施例では、第2の機械的干渉は、フィンガー604および第2の電気コネクタ154によって定められ得る。具体的には、ラッチ600が係合位置にあるとき、フィンガー604は、第2の電気コネクタ154に隣接した位置まで前方向に延びる。具体的には、フィンガー604は、第2の電気コネクタ154、例えば第2のコネクタハウジング153に当接し得る。別の実施例では、第2の機械的干渉は、フィンガー604、および第2の電気コネクタ154を基板118に固定する固定部材によって定められ得る。固定部材は、
図13Aに示されるように、かつ前述されるように、固定部材188として構成され得るか、または
図3A~
図3Lに関連して前述される固定部材500として構成され得る。言い換えると、ラッチ600は、
図3A~
図3Lの電気コネクタ154および固定部材500と共に使用され得る。ラッチ600が係合位置にあるとき、フィンガー604は、固定部材に隣接した位置まで前方向に延びる。したがって、フィンガー604は、固定部材に当接することができる。
【0256】
前述したように、フィンガー604はそれぞれ、突出部606を画定し得る。突出部606は、ラッチが係合位置にあるときにラッチ600をモジュールハウジング146に、特にヒートシンク122に固定するクリップとして構成され得る。具体的には、ラッチ600が横断方向Tに沿って係合位置まで並進運動すると、フィンガー604は、突出部606がチャネル240を画定するフィン232の表面に沿ってスライドするにつれて、互いから弾性的に遠ざかるように構成されている。突出部606は、突出部606が下方向にフィン232の表面および基部233を通り過ぎてスライドするまで、チャネルに沿って進む。フィンガー604は次に、突出部606の少なくとも一部が横断方向Tに沿ってモジュールハウジング146と整列するように、横方向に沿って互いに向かって移動する。よって、突出部606とモジュールハウジング146との間の第1の横断方向の機械的干渉は、係合位置から係合解除位置までのラッチ600の移動に抵抗する。
【0257】
突出部606とモジュールハウジング146との間の第1の横断方向の機械的干渉は、ラッチ600が係合位置から係合解除位置まで上方に移動するときに、第1の力によって克服され得る。さらに、突出部606は、ラッチ600が係合解除位置にあるときに、基部233から上方に離間した位置においてチャネル内に配されたそれぞれのポケット(例えば、
図12Aのポケット235を参照)に突出部606が入るまで、チャネルに沿って進むことができる。突出部606がポケット235に配されたときの突出部606とヒートシンク122との間の第2の横断方向の機械的干渉は、係合解除位置から係合位置までのラッチ600の移動に抵抗する。第2の横断方向の機械的干渉は、ラッチが係合解除位置から係合位置まで下に移動するときに、第2の力によって克服され得る。一実施例では、第1および第2の力は、実質的に等しくてよい(例えば、互いの10%)。別の実施例では、第1の力は、第2の力より大きくてもよい(例えば、第2の力の10%超)。さらに別の実施例では、第2の力は第1の力より大きくてもよい(例えば、第2の力の10%超)。さらに別の実施例では、第1および第2の力のうちの一方が、横断方向Tに沿って向けられ得る。代わりに、またはさらに、第1の力は、第1の横断方向の機械的干渉を除去するために横方向Aに沿ってヒートシンクから(また互いから)フィンガー604を分離するものを含み得る。代わりに、またはさらになお、第2の力は、第2の横断方向の機械的干渉を除去するために横方向Aに沿ってヒートシンクから(また互いから)フィンガー604を分離するものを含み得る。
【0258】
図13Bに示すように、ラッチ600が係合解除位置にあるとき、少なくとも第2の長さ方向の機械的干渉が除去され、相互接続モジュール102は、相互接続モジュール102をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するように十分な距離だけ、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動可能となる。ラッチ600がヒートシンク122から除去されると、第1の機械的干渉も除去され得る。
【0259】
次に
図14A~
図14Fを参照すると、相互接続システム100(
図14A~
図14C)は、相互接続モジュール102に取り付けられるように構成された、バックアウト防止ラッチ700を含み得る。相互接続モジュール102は、モジュールハウジング146および相互接続基板113のうちの少なくとも一方によって支持されたヒートシンク122を含み得る。具体的には、ヒートシンク122は、モジュールハウジング146および相互接続基板113のうちの少なくとも一方に固定され得る。あるいは、ヒートシンク122は、モジュールハウジング146とモノリシックであってよい。よって、ヒートシンク122はモジュールハウジング146を画定し得ると言える。モジュールハウジング146はヒートシンク122を画定するとも言える。
【0260】
ヒートシンク122は、基部233と、基部233(
図14A~
図14C)から延びる複数の直立フィン232と、を含み得る。フィン232は、フィン232のうちのそれぞれの隣接するものの間に配された複数の凹部234を画定するように、互いから離間していてよい。具体的には、フィン232は、横方向Aに沿って互いから離間していてよい。フィン232はまた、長さ方向Lに沿って互いから離間し得る。したがって、フィン232は、横列Rが横方向Lに沿って互いから離間され、縦列Cが長さ方向Aに沿って互いから離間された、横列および縦列のアレイに配列され得る。一実施例では、フィン217は、図示のようにピンであってよい。各ピンは、横断方向Tに沿って細長い。よって、凹部234は、ヒートシンク122の上方表面からフィン232のうちの隣接するものの間の位置まで下に延びると言える。凹部234の底端部は、基部233(
図14A~
図14C)によって画定され得る。代替的な実施形態では、フィン232は、長さ方向Lに沿って互いから離間したプレートとして構成することができ、各プレートは、横方向および横断方向によって定められる平面内で向きを定められ、ラッチ700は、プレートのうちの少なくとも1つを受容するように構成され得る。例えば、各縦列は、プレートとして構成された単一のフィンを含むことができる。
【0261】
ヒートシンク122は、ラッチ230を受容するように構成された、少なくとも1つのラッチ受容凹部237を画定し得る。具体的には、少なくとも1つのラッチ受容凹部237は、横方向Aに沿ってヒートシンク122内へと延びる一対の凹部241と、横断方向Tに沿ってヒートシンク122の上端部内へと下に延びるノッチ238と、を含み得る。凹部241は、ヒートシンク122の一対の相対する壁のそれぞれの中に延びることができる。相対する壁は、横方向に相対する壁であってよい。例えば、相対する壁は、基部233によって画定することができる。凹部241は、横方向Aに沿って底部233の横方向外側表面内へと延びることができる。凹部241それぞれの少なくとも一部から全体までは、横方向Aに沿って基部233を通って延びない。
【0262】
ノッチ238は、ラッチ700の少なくとも一部を受容するように構成することができる。ヒートシンク122は、ノッチ238の底部を画定するフィン232の縦列239を含むことができる。例えば、縦列239は、隣接する縦列のフィン232の横断方向Tに沿った高さよりも低い横断方向Tに沿った高さを有する少なくとも1つのフィン232を含むことができる。一実施例では、縦列239内の各フィン232は、隣接する縦列のフィン232の高さよりも低い高さを有することができる。したがって、ノッチ238は、横断方向Tに沿ってヒートシンク122内に延在すると言える。さらに、ノッチ238は、横方向Aに沿ってヒートシンク122を通って延びると言える。縦列239は、ラッチがヒートシンク122に取り付けられるとラッチ700を支持するように構成され得る。縦列239は、最も外側のフィン232を含み得、これらは、モジュールハウジング146の中心から外方に向く外側表面236を画定する。外側表面236は、横方向Aに沿ってヒートシンク122の中心から外方に向くことができる。さらに、外側表面236は、横方向Aに沿って互いから外方に向くことができる。
【0263】
図14Eおよび
図14Fを参照すると、ラッチ700は、相互接続モジュール102と機械的に連絡させられるように構成された支持部材702を含み得る。
図14Cに示されるように、支持部材702は、ラッチ700が係合位置にあるときに、ノッチ238内の縦列239のフィン232の上端部に接して位置するようにサイズ決めされ、構成され得る。支持部材702は、ラッチ700が係合位置にあるときに、縦列239のフィン232の上端部に接して位置するように構成された少なくとも1つの停止部703を含むことができる。
【0264】
支持部材702は、任意の適切な形状を有することができる。
図14Eおよび
図14Fに示すような一実施例では、支持部材702は、長さ方向Lに沿って互いから離間された、相対する端部702aおよび702bを含み、それらの間にポケット705を画定することができる。支持部材702は、相対する端部のうちの第1の端部から相対する端部702aおよび702bのうちの第2の端部に向かって延びる第1の停止部703を含むことができる。支持部材702は、オプションとして、相対する端部702aおよび702bのうちの第2の端部から、相対する端部702aおよび702bのうちの第1の端部に向かって延びる第2の停止部703を含むことができる。ラッチは、相対する端部702aおよび702bのそれぞれに停止部703を隣接させる、各停止部703のための屈曲部を含むことができる。各停止部703の少なくとも一部は、長さ方向Lおよび横方向Aによって定められた平面に沿って向きを定められ得る。代替的な実施形態では、支持部材702は、別の方法で構成され得ることが理解されるであろう。例えば、支持部材702は、相対する端部702aおよび702bのうちの1つのみを含むことができる。
【0265】
ラッチ700は、ホストモジュール104(
図14A~
図14D)と機械的に連絡させられるように構成された一対のフィンガー704を含み得る。フィンガー704は、横断方向Tに沿って支持部材702から離れて延びる。フィンガー704は、横方向Aに沿って互いから離間していてよい。フィンガー704は、長さ方向Lおよび横断方向Tによって定められたそれぞれの平面に沿って向きを定められ得る。よって、フィンガー704はそれぞれ、横方向Aに沿って幅広いというより、長さ方向Lに沿って、より長くすることができる。さらに、フィンガー704はそれぞれ、長さ方向Lに沿って長いというより、横断方向Tに沿って、より高い。各フィンガー704は、横断方向Tに沿って互いから離間した近位端部704aおよび遠位端部704bを有し得る。各フィンガー704は、その近位端部704aからその遠位端部704bまで細長くすることができる。各近位端部704aは、固定部材702に取り付けられない自由端部を画定することができる。各遠位端部704bも、任意の他の構造に取り付けられない自由端部を画定することができる。
【0266】
ラッチ700およびヒートシンク122は、互いに係合する相補的な係合特徴部を含むことができる。相補的な係合特徴部は、ラッチ700をヒートシンク122に解放可能に固定し、ヒートシンク122からのラッチ700の除去を制限するように、互いに係合することができる。例えば、フィンガー704の少なくとも1つのそれぞれは、ラッチ700が係合位置にあるときにヒートシンク122の相補的な係合特徴部に係合する係合特徴部を画定することができる。よって、係合されると、相補的な係合特徴部は、係合位置から係合解除位置までのラッチ700の移動に抵抗する干渉を定めることができる。
【0267】
ラッチ700の少なくとも1つの係合特徴部は、係合突出部706を画定することができる。少なくとも1つの係合突出部706はそれぞれ、フィンガー704のうちの1つによって画定され得る。各係合突出部706は、他方のフィンガー704に向かって内側に延びることができる。いくつかの実施例では、各フィンガー704は係合突出部706を画定することができ、突出部706は、互いの方を向くように向きを定められ得る。具体的には、係合突出部706は、横方向Aに沿って互いの方を向くことができる。したがって、係合突出部706は、互いに向かって内側に突出することができる。その結果、横方向Aに沿った係合突出部706間の距離を、別の位置における横方向Aに沿ったフィンガー704間の距離よりも小さくすることができる。説明するように、フィンガー704は弾性であってよく、係合突出部706は、ラッチ700が係合位置にあるとき、ラッチ700をヒートシンク122に、特にヒートシンク122の基部233に、解放可能に固定するクリップとして構成される。ヒートシンク122の少なくとも1つの係合特徴部は、凹部241を画定する表面243(
図14Dで標識されている)によって画定することができる。
【0268】
代替的な実施形態では、ヒートシンク122は、少なくとも1つの係合突出部を含み得、ラッチ700は少なくとも1つの係合ロック凹部を含み得る。さらに、係合突出部は、長さ方向Lに沿ってヒートシンク122およびラッチ700のうちの一方から延出してよく、係合凹部は、長さ方向Lに沿ってヒートシンク122およびラッチ700のうちの他方の中に、またはそれを通って延びることができる(
図3Lを参照)。代わりに、またはさらに、係合突出部および係合凹部は、ラッチ700が係合位置まで不注意に移動するのを防ぐために、ラッチ700が係合解除位置にあるときに互いに係合するように構成され得る。係合突出部は、ラッチ700をそれぞれ係合解除位置または係合位置から動かすことが望ましいとき、係合凹部から除去され得る。よって、ラッチ700およびヒートシンク122のうちの一方は係合突出部を含み得、ラッチ700およびヒートシンク122のうちの他方は、係合突出部を受容する係合凹部を含み得、それにより、ラッチ700を係合位置および係合解除位置のうちの少なくとも一方に維持すると言える。あるいは、ラッチ700は、それぞれの係合特徴部がなくてもよい。
【0269】
ラッチ700およびヒートシンク122は、ラッチ700をヒートシンク122に解放可能に固定するように互いに係合する相補的な固定特徴部を含み得る。相補的な固定特徴部は、ラッチ700が係合位置と係合解除位置との間で移動するのを可能にしながら、ヒートシンク122からのラッチ700の除去を制限する。ラッチ700は、固定突出部710を画定する少なくとも1つの固定特徴部708を含むことができる。各固定突出部710は、フィンガー604のそれぞれによって画定され得る。いくつかの実施例では、各固定突出部710は、フィンガー704の突出部706の遠位の位置に画定され得る。例えば、各固定突出部710は、フィンガー704のそれぞれの遠位端部に画定され得る。各固定特徴部708は、ラッチが係合解除位置にあるときに、ヒートシンク122からのラッチ700の除去を妨げるように構成され得る。各固定特徴部708は、ラッチ700が係合解除位置にあり、ラッチ700が上方に引っ張られると、固定特徴部708がヒートシンク122を把持して、ラッチ700がヒートシンク122から除去されるのを防止するように構成され得る。いくつかの実施例では、各固定突出部710は、フィンガー704のうちの他方に向かって横方向Aに沿って内側に曲がるフックとして構成され得る。各フックは、フックの他の部分から内側に離間した自由端部または先端部を有することができる。他の実施例では、ラッチ700は、フィンガーのうちの1つから横方向A(例えば、
図12Aの突出部227を参照)または長さ方向L(例えば、
図13Aの突出部610を参照)に延びる固定突出部を含むことができる。
【0270】
ヒートシンク122の少なくとも1つの相補的な固定特徴部231は、凹部241を画定する表面243(
図14Dで標識されている)によって画定することができる。各表面243は、ラッチ700が係合位置(
図14C)から係合解除位置(
図14D)に移動したときに、固定突出部710のそれぞれを捕捉するように構成することができる。各凹部241は、ラッチ700がヒートシンク122に固定されたときに、固定突出部710のそれぞれを受容するようにサイズ決めされ構成され得る。対応する固定突出部710および凹部241はそれぞれ、
図14Cおよび
図14Dに示すように、固定突出部710が凹部241内で横断方向Tに沿って並進運動可能であり、ラッチ700が係合位置と係合解除位置との間で移動することを可能にするようなサイズにすることができる。代替的な実施形態では、固定突出部および固定凹部は、
図12A~
図12Cおよび
図5A~
図5Fに関連して前述したような別の方法で構成することができる。
【0271】
ラッチ700は、ヒートシンク122の少なくとも1つのフィン232の近位端部または上端部に係合するように構成された少なくとも1つのクリップ716を含むことができる。いくつかの実施例では、ラッチ700は、一対のクリップ716を含むことができ、各クリップは、フィン232のうちの最も外側のフィンなど、ヒートシンク122のフィン232のうちの少なくとも1つと係合するように構成される。各クリップ716は、フィンガー704の1つの近位端部704aからクリップ716の自由端部または先端部まで内向きに延びることができる。よって、各クリップ716の自由端部または先端部は、横方向Aに沿ってフィンガー704のそれぞれの近位端部704aの内側に離間され得る。各クリップ716の自由端部または先端部は、フィン232のそれぞれの近位端部704aを受容するように、横方向Aに沿って内側に、かつそれぞれのフィンガー704の近位端部704aから離れるように弾性的に移動するように構成される。言い換えれば、各クリップ716の自由端部または先端部は、近位端部704aを受容するように、それぞれのフィンガー704から離れるように弾性的に移動するように構成される。さらに、各クリップ716は、フィンガー704のそれぞれによって弾性的に支持されて、互いから離れるように動かされるとクリップ714の自由端部または先端部をフィンガー704の近位端704aに向かって付勢するばね力を定めることができる。一実施例では、各クリップ716は、支持部材702のポケット705内に延びることができる。
【0272】
引き続き
図14Eおよび
図14Fを参照すると、ラッチ700は、剛体712を含むことができる。剛体712は、横断方向Tに沿って支持部材702から下向きに延びることができる。剛体712は、フィンガー704の遠位端部704bの前で終端することができる。剛体712は、横方向Aおよび横断方向Tに沿って延びる平面内で向きを定められ得る。剛体712は、横方向Aに関して一対のフィンガー704の間に延びることができる。例えば、フィンガー704は、剛体712の相対する横方向側面から延びることができる。ラッチ700は、フィンガー704を剛体712に接合する屈曲部を含むことができる。屈曲部は、フィンガー704の近位端部704aと遠位端部704bとの間にあってよい。フィンガー704の遠位端部704bは、
図14Dに示されるように、遠位端部704bが互いから離れるように旋回することができるように、剛体712に取り付けられなくてよい。遠位端部704bは、剛体712によって弾性的に支持されて、遠位端部704bが互いから離れるように移動されると遠位端部704bを互いに向かって付勢するばね力を定めることができる。剛体712は、横方向Aおよび横断方向Tに沿って延びる平面内でラッチ700のねじれを制限するように構成される。言い換えれば、剛体712は、長さ方向Lに沿ってラッチ700を通って延びる軸を中心としてラッチ700がよじれるのを制限するように構成される。剛体は、バックアウト防止ラッチの近位端部と遠位端部との間の中間にあるバックアウト防止ラッチの少なくとも中間部分に沿ってバックアウト防止ラッチがよじれるのを制限するように構成することができる。
【0273】
ラッチ700は、長さ方向Lに沿って互いから離間した第1の端部701aおよび第2の端部701bを有し得る。ラッチ700は、横方向Aに沿って互いから離間した第1の側面701cおよび第2の側面701dを有し得る。ラッチ700は、横断方向Tに沿って互いから離間した近位端部701eおよび遠位端部701fを有し得る。ラッチ700は、近位端部701eから遠位端部701fまでの高さ、横方向Aに沿った第1の側面701cから第2の側面701dまでの幅、および長さ方向Lに沿った第1の端部701aから第2の端部701bまでの厚さを定めることができる。高さは、幅よりも大きくすることができる。幅は、厚さよりも大きくすることができる。ラッチ700は、箱状の形状を有することができる。ラッチ700は、図示の形状に曲げられたシートメタルなどの単一の材料片から形成することができる。しかしながら、代替的な実施形態では、ラッチ700は、互いに取り付けられる複数の材料片から形成され得ることが理解されるであろう。ラッチ700は、フィンガー704間に開口部718を画定することができる。開口部718は、第1の端部701aと第2の端部701bとの間にさらに画定することができる。ラッチ700は、フィンガー704間の開口部718内にヒートシンク122の少なくとも1つの、例えば複数の、フィン232を受容するようにサイズ決めされ、構成され得る。例えば、開口部718は、ヒートシンク122の短くなったフィン232の縦列239を受容することができる。したがって、フィンガー704の内側表面は、縦列239内の最も外側のフィン232の外側表面236に当接するように構成することができる。開口部に受容されると、少なくとも1つのフィン232は、横方向Aに沿ってフィンガー704と一直線に並ぶことができる。さまざまな実施形態では、ラッチは、クリップ716、固定特徴部708、突起706、および剛体712のうちのわずか1つから、これらの特徴部のすべてまで含み得ることが理解されるであろう。
【0274】
図14C~
図14Dに示すように、相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタと嵌合されると、ラッチ700は、係合位置(
図14C)と係合解除位置(
図14D)との間を移動可能となり得る。例えば、ラッチ700は、係合位置と係合解除位置との間を横断方向Tに沿って並進運動可能であってよい。例えば、ラッチ700は、ラッチ700を係合解除位置から係合位置へと移動させるように下方向に、また、ラッチ700を係合位置から係合解除位置へと移動させるように上方向に、並進運動可能であってよい。ラッチ700が係合位置にあるとき、第1の機械的干渉が、ラッチ700と相互接続モジュール102との間に定められ、これは、ラッチ700に対する後方向への相互接続モジュール102の後方移動を制限する。よって、第1の機械的干渉は、長さ方向Lにおける長さ方向の機械的干渉であると言える。第1の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ700と相互接続モジュール102との間の当接を含み得る。具体的には、剛体712は、フィン232の隣り合う縦列間の凹部234のそれぞれの中に位置するように構成され、凹部234を部分的に画定するフィン232の前方端部もまた、第1の機械的干渉を少なくとも部分的に定める。さらに、支持部材702は、ノッチ238に受容されるようなサイズであり、ノッチ238を部分的に画定するヒートシンク122の上端部の前方端部は、支持部材702への第1の機械的干渉を少なくとも部分的に定める。
【0275】
さらに、
図14Cに示すように、ラッチ700が係合位置にあるとき、第2の機械的干渉がフィンガー704とホストモジュール104との間に定められ、これは、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ700の後方移動を制限する。よって、第2の機械的干渉は、長さ方向における長さ方向の機械的干渉であると言える。第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ700とホストモジュール104との間の当接を含み得る。後方移動が制限されると、相互接続モジュール102(
図14A)をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するのに十分であろう距離だけ、相互接続モジュール102がホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動するのを防ぐことができる。例えば、第1および第2の機械的干渉は、バックアウト防止ラッチ700に対する相互接続モジュール102の後方移動、およびホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対するラッチ700の後方移動のそれぞれを実質的に防ぐことができる。
【0276】
一実施例では、第2の機械的干渉は、フィンガー704および第2の電気コネクタ154によって定められ得る。具体的には、ラッチ700が係合位置にあるとき、フィンガー704は、第2の電気コネクタ154に隣接した位置まで前方向に延びる。具体的には、フィンガー704は、第2の電気コネクタ154、例えば第2のコネクタハウジング153に当接し得る。別の実施例では、第2の機械的干渉は、フィンガー704、および第2の電気コネクタ154を基板118に固定する固定部材によって定められ得る。固定部材は、
図14Aに示されるように、かつ前述されるように、固定部材188として構成され得るか、または
図3A~
図3Lに関連して前述した固定部材500として構成され得る。言い換えると、ラッチ700は、
図3A~
図3Lの電気コネクタ154および固定部材500と共に使用され得る。ラッチ700が係合位置にあるとき、フィンガー704は、固定部材に隣接した位置まで前方向に延びる。したがって、フィンガー704は、固定部材に当接することができる。
【0277】
前述したように、フィンガー704はそれぞれ、突出部706を画定し得る。突出部706は、ラッチが係合位置にあるときにラッチ700をモジュールハウジング146に、特にヒートシンク122に固定するクリップとして構成され得る。具体的には、ラッチ700が横断方向Tに沿って係合位置まで並進運動すると、フィンガー704は、突出部706が縦列239のフィン232の外側表面236に沿ってスライドするにつれて、互いから弾性的に遠ざかるように構成されている。突出部706は、突出部706が下方向にフィン232の表面236を通り過ぎてスライドするまで、チャネルに沿って進む。フィンガー704は次に、突出部706の少なくとも一部が横断方向Tに沿ってモジュールハウジング146と整列するように、横方向に沿って互いに向かって移動する。よって、突出部706とモジュールハウジング146との間の第1の横断方向の機械的干渉は、係合位置から係合解除位置までのラッチ700の移動に抵抗する。
【0278】
さらに、ラッチ700が横断方向Tに沿って係合位置まで並進運動すると、クリップ716の自由端部または先端部は、それぞれのフィン232の近位端部を受容するように、互いに向かって内側に移動する。具体的には、ラッチ700が横断方向Tに沿って係合位置まで並進運動すると、クリップ716の自由端部または先端部は、自由端部または先端部が縦列239内の最も外側のフィン232の内側表面に沿って、最も外側のフィンがクリップ716内に受容されるようにスライドするにつれて、互いに向かって弾性的に移動するように構成される。ラッチ700は、少なくとも1つの停止部703が縦列239内のフィン232のうちの少なくとも1つのそれぞれの近位端部に当接するまで、横断方向Tに沿って並進運動され得る。
【0279】
突出部706とモジュールハウジング146との間の第1の横断方向の機械的干渉は、ラッチ700が係合位置から係合解除位置まで上方に移動するときに、第1の力によって克服され得る。さらに、突出部706は、突出部706がそれぞれの凹部241に入るまで、縦列239のフィン232の外側表面236に沿って進むことができる。突出部706が凹部241に配されたときの突出部706とヒートシンク122との間の第2の横断方向の機械的干渉は、係合解除位置から係合位置までのラッチ700の移動に抵抗する。第2の横断方向の機械的干渉は、ラッチが係合解除位置から係合位置まで下に移動するときに、第2の力によって克服され得る。一実施例では、第1および第2の力は、実質的に等しくてよい(例えば、互いの10%)。別の実施例では、第1の力は、第2の力より大きくてもよい(例えば、第2の力の10%超)。さらに別の実施例では、第2の力は第1の力より大きくてもよい(例えば、第2の力の10%超)。さらに別の実施例では、第1および第2の力のうちの一方が、横断方向Tに沿って向けられ得る。代わりに、またはさらに、第1の力は、第1の横断方向の機械的干渉を除去するために横方向Aに沿ってヒートシンクから(また互いから)フィンガー704を分離するものを含み得る。代わりに、またはさらになお、第2の力は、第2の横断方向の機械的干渉を除去するために横方向Aに沿ってヒートシンクから(また互いから)フィンガー704を分離するものを含み得る。
【0280】
図14Dに示すように、ラッチ700が係合解除位置にあるとき、少なくとも第2の長さ方向の機械的干渉が除去され、相互接続モジュール102は、相互接続モジュール102をホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタから分離するように十分な距離だけ、ホストモジュール104の少なくとも1つの電気コネクタに対して後方向に移動可能となる。係合解除位置では、ラッチ700の少なくとも1つの固定特徴部708はそれぞれ、ヒートシンク122からのラッチ700の除去を制限する第3の横断方向の機械的干渉を定めるように、ヒートシンク122の表面243のそれぞれに当接することができる。ラッチ700は、第3の横断方向の機械的干渉を除去するために、フィンガー704の遠位端部を互いからさらに離れるように移動させることによって、ヒートシンク122から除去され得る。ラッチ700がヒートシンク122から除去されると、第1の機械的干渉も除去され得る。
【0281】
ここで広く
図2A~
図10Cを参照して、本開示は、ラッチおよび固定部材を含む、本明細書に記載する構成要素、ならびにそれらを組み込むすべてのモジュールおよびシステムを作製および使用するすべての方法をさらに企図する。
【0282】
図面に示す実施形態の例示および論考は、例示目的にすぎず、開示を制限すると解釈すべきではないことに注目されたい。当業者は、本開示がさまざまな実施形態を企図することを認識するであろう。さらに、前述した実施形態で前述した概念は、単独で、または前述したその他の実施形態のいずれかと組み合わせて、使用され得ることを理解されたい。例示された一実施形態に関して前述したさまざまな代替的な実施形態が、別段指示がない限り、本明細書に記載するすべての実施形態に適用され得ることをさらに認識されたい。
【0283】
〔実施の態様〕
(1) 電気コネクタにおいて、
電気絶縁性コネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングによって支持され、第1の基板が前記電気コネクタに対して前方向に移動するときに前記第1の基板と嵌合するように構成された複数の電気接点と、
前記コネクタハウジングによって支持される固定部材であって、前記固定部材は、前記電気コネクタを第2の基板に装着するために、前記第2の基板の装着アパーチャに受容されるように構成された少なくとも1つの装着突出部を画定する、固定部材と、
を含む、電気コネクタ。
(2) 実施態様1に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記コネクタハウジングに取り付けられている、電気コネクタ。
(3) 実施態様1に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記コネクタハウジングとモノリシックである、電気コネクタ。
(4) 実施態様1~3のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記コネクタハウジングによって支持され、横方向に沿って互いからオフセットされた一対の固定部材を含む、電気コネクタ。
(5) 実施態様4に記載の電気コネクタにおいて、
前記一対の固定部材はそれぞれ、第1および第2の装着突出部を画定する、電気コネクタ。
【0284】
(6) 実施態様5に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記装着突出部は、第1の対と、前記横方向に実質的に垂直な長さ方向に沿って前記第1の対からオフセットされた第2の対と、に配列されている、電気コネクタ。
(7) 実施態様6に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列され、
前記第2の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列されている、電気コネクタ。
(8) 実施態様6または7に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記装着突出部は、前記長さ方向および前記横方向のそれぞれに実質的に垂直な横断方向に沿って下に突出する、電気コネクタ。
(9) 実施態様8に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは、前記横断方向に沿って下に延び、前記電気コネクタを前記第2の基板に装着するために前記第2の基板のそれぞれの装着アパーチャに受容されるように構成された装着突出部をさらに含む、電気コネクタ。
(10) 実施態様9に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは、一対の装着突出部をさらに含む、電気コネクタ。
【0285】
(11) 実施態様10に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記一対の装着突出部のうちの前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列されている、電気コネクタ。
(12) 実施態様11に記載の電気コネクタにおいて、
前記電気接点は、前記横方向に沿って向きを定められ、かつ前記長さ方向に沿って互いにオフセットされた、第1および第2の列をなして配列されている、電気コネクタ。
(13) 実施態様12に記載の電気コネクタにおいて、
前記横方向に沿って向きを定められた中心線が、前記第1および第2の列を二分する、電気コネクタ。
(14) 実施態様13に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記一対の装着突出部は、前記中心線に対して同じ方向に離間されている、電気コネクタ。
(15) 実施態様13または14に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記第1および第2の対の装着突出部は、前記中心線の両側に配されている、電気コネクタ。
【0286】
(16) 実施態様15に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1および第2の対の装着突出部は、前記中心線から等距離に離間されている、電気コネクタ。
(17) 実施態様14~16のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記装着突出部は、前記中心線の、前記固定部材の前記第1の対の装着突出部と同じ側にある、電気コネクタ。
(18) 実施態様17に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記装着突出部および前記固定部材の前記第1の対の装着突出部は、前記固定部材の前記第2の対の装着突出部に対して、前記中心線の反対側にある、電気コネクタ。
(19) 実施態様17または18に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記装着突出部の横断方向中心は、前記固定部材の装着突出部のうちの前記第1の対の前記装着突出部の横断方向中心に対して前記中心線に向かってオフセットされている、電気コネクタ。
(20) 実施態様1~19のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の基板を前記電気接点と嵌合させるために前記電気接点に対して前記第1の基板を付勢するように構成された保持部材をさらに含む、電気コネクタ。
【0287】
(21) 実施態様20に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は基部および保持アームを有し、前記保持アームは前記保持部材を画定する、電気コネクタ。
(22) 実施態様21に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記基部と前記保持アームとの間に基板受容間隙を画定し、
前記基板受容間隙は、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されたときに前記第1の基板を受容するように構成されている、電気コネクタ。
(23) 実施態様22に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記基部と前記保持アームとの間に延びる固定壁をさらに含む、電気コネクタ。
(24) 実施態様23に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されると、前記保持アームに当接するように構成されている、電気コネクタ。
(25) 実施態様22~24のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、前記第1の基板が前記基板受容間隙内に受容されると、前記電気接点に対して前記基板を付勢する力を前記第1の基板に提供するように構成されている、電気コネクタ。
【0288】
(26) 実施態様23~25のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記電気接点の嵌合端部が、横方向に沿って向きを定められ、前記横方向に実質的に垂直な長さ方向に沿って互いから離間される第1および第2の列をなして配列され、
前記列は、前記横方向に沿って向きを定められる中心線によって二分され、前記固定壁の前方表面および前記列のうちの第1の列は、前記列のうちの第2の列に対して前記コネクタ中心線CLの同じ側に配されている、電気コネクタ。
(27) 実施態様26に記載の電気コネクタにおいて、
前記列のうちの前記第1の列は、前記長さ方向に関して、前記コネクタ中心線CLと前記固定壁の前記前方表面との間に配されている、電気コネクタ。
(28) 実施態様26または27に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、前記固定壁から自由端部まで延び、前記自由端部は、前記列のうちの前記第2の列が前記自由端部と前記中心線との間に配されるように、配されている、電気コネクタ。
(29) 実施態様26~28のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記基部は前端部を画定し、前記前端部は、前記列のうちの前記第1の列が前記基部の前記前端部と前記中心線との間に配されるように、配されている、電気コネクタ。
(30) 実施態様23~29のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは、前記固定部材のうちの第1の固定部材から前記固定部材のうちの第2の固定部材までの内側長さを定め、
前記内側長さは、約14mm~約21mmである、電気コネクタ。
【0289】
(31) 実施態様30に記載の電気コネクタにおいて、
前記内側長さは、約17.5mmである、電気コネクタ。
(32) 実施態様23~31のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記基部は、約8mm~約12mmの長さを定める、電気コネクタ。
(33) 実施態様32に記載の電気コネクタにおいて、
前記基部の前記長さは、約10mmである、電気コネクタ。
(34) 実施態様23~33のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、約6mm~約10mmの長さを有する、電気コネクタ。
(35) 実施態様34に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームの前記長さは、約8mmである、電気コネクタ。
【0290】
(36) 実施態様23~35のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、約1.5mm~約2mmの距離だけ前記基部から離間している、電気コネクタ。
(37) 実施態様36に記載の電気コネクタにおいて、
前記距離は、約1.75mmである、電気コネクタ。
(38) 実施態様23~37のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、約4mm~約6mmの最大高さを定める、電気コネクタ。
(39) 実施態様38に記載の電気コネクタにおいて、
前記最大高さは、約5.3mmである、電気コネクタ。
(40) 実施態様23~37のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材183は、約3mm~約4mmである、前記基部から前記保持アームまでの内側高さを定める、電気コネクタ。
【0291】
(41) 実施態様40に記載の電気コネクタにおいて、
前記内側高さは、約3.8mmである、電気コネクタ。
(42) 実施態様1~41のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは、前記電気接点と整列した位置における幅を定め、
前記幅は、約5mm~約9mmである、電気コネクタ。
(43) 実施態様42に記載の電気コネクタにおいて、
前記幅は、約7mmである、電気コネクタ。
(44) 実施態様1~43のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記第2のコネクタハウジングは、約16mm~約24mmの最大長さを有する、電気コネクタ。
(45) 実施態様44に記載の電気コネクタにおいて、
前記最大長さは、約20mmである、電気コネクタ。
【0292】
(46) 相互接続システムにおいて、
実施態様23~45のいずれかに記載の電気コネクタと、
前記第1の基板と、
を含む、相互接続システム。
(47) 実施態様46に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、第1および第2の横方向側面と、前記第1および第2の横方向側面における第1および第2のノッチと、をそれぞれ画定し、
前記ノッチは、前記保持アームの長さよりも長い長さを有し、前記保持アームは、前記ノッチを通過するように構成されている、相互接続システム。
(48) 実施態様47に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1および第2のノッチはそれぞれ、約6mm~約10mmの長さを定める、相互接続システム。
(49) 実施態様48に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1および第2のノッチのそれぞれの前記長さは、約8.25mmである、相互接続システム。
(50) 実施態様47~49のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記ノッチは、前記第1の基板の後端部から約10mm~約20mmの距離だけ離間されている、相互接続システム。
【0293】
(51) 実施態様50に記載の相互接続システムにおいて、
前記距離は、約15mmである、相互接続システム。
(52) 実施態様47~51のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、約15mm~約25mmの最大幅を定める、相互接続システム。
(53) 実施態様51に記載の相互接続システムにおいて、
前記最大幅は、約20mmである、相互接続システム。
(54) 実施態様47~53のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記第1のノッチから前記第2のノッチまでの内側幅を定め、
前記内側幅は、約14mm~約20mmである、相互接続システム。
(55) 実施態様54に記載の相互接続システムにおいて、
前記内側幅は、約17.3mmである、相互接続システム。
【0294】
(56) 実施態様47~55のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
係合位置と係合解除位置との間でスライド可能なバックアウト防止ラッチをさらに含み、
前記第1の基板が前記電気接点と嵌合し、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記バックアウト防止ラッチは、前記第1の基板を前記電気コネクタから分離させるであろう十分な量だけ前記前方向とは反対の後方向に前記第1の基板が移動するのを防止するために、前記固定壁に干渉する、相互接続システム。
(57) 実施態様56に記載の相互接続システムにおいて、
前記ラッチは、それぞれの第1および第2の前記固定壁に干渉するように構成された第1および第2のラッチを含む、相互接続システム。
(58) 実施態様57に記載の相互接続システムにおいて、
モジュールハウジングを有する相互接続モジュールをさらに含み、
前記ラッチは、前記相互接続モジュールによって画定される凹部内で前記係合位置と前記係合解除位置との間で並進運動可能である、相互接続システム。
(59) 実施態様58に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含み、
前記凹部は、前記ヒートシンクの中に画定されている、相互接続システム。
(60) 実施態様47~55のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
係合位置と係合解除位置との間で旋回可能なバックアウト防止ラッチをさらに含み、
前記第1の基板が前記電気接点と嵌合し、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記バックアウト防止ラッチは、前記第1の基板を前記電気コネクタから分離させるであろう十分な量だけ前記前方向とは反対の後方向に前記第1の基板が移動するのを防止するために、前記固定壁に干渉する、相互接続システム。
【0295】
(61) 実施態様60に記載の相互接続システムにおいて、
前記ラッチは、それぞれの第1および第2の前記固定壁に干渉するように構成された第1および第2のラッチを含む、相互接続システム。
(62) 実施態様61に記載の相互接続システムにおいて、
モジュールハウジングを有する相互接続モジュールをさらに含み、
前記ラッチは、前記係合位置と前記係合解除位置との間で旋回するように前記モジュールハウジングに旋回可能に装着されている、相互接続システム。
(63) 実施態様58に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含む、相互接続システム。
(64) 実施態様46~63のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第2の基板に装着された第1の電気コネクタをさらに含み、
前記電気コネクタは、前記第2の基板に装着された第2の電気コネクタであり、
前記第1の基板は、前記第1の基板を前記第1および第2の電気コネクタのそれぞれに同時に嵌合させるように、前記第1および第2の電気コネクタに対して前記前方向に移動するように構成されている、相互接続システム。
(65) 実施態様1~64のいずれかに記載の電気コネクタに前記第1の基板を嵌合させる方法。
【0296】
(66) 実施態様1~65のいずれかに記載の電気コネクタから前記第1の基板を分離する方法。
(67) 実施態様20に記載の電気コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングから延出する保持ペグをさらに含み、
前記保持ペグは、前記保持部材を画定する、電気コネクタ。
(68) 実施態様67に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持ペグは、ヘッドを画定し、前記ヘッドは、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されたときに前記第1の基板を受容するように構成された基板受容間隙を前記ヘッドと前記コネクタハウジングとの間に画定するように、前記コネクタハウジングから離間されている、電気コネクタ。
(69) 実施態様68に記載の電気コネクタにおいて、
前記ヘッドは、前記第1の基板を前記電気接点に対して付勢するように構成されている、電気コネクタ。
(70) 実施態様68または69に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持ペグは、前記コネクタハウジングと前記ヘッドとの間に延びるネックを画定し、
前記ネックは、前記ヘッドの断面寸法よりも小さい断面寸法を有する、電気コネクタ。
【0297】
(71) 実施態様68~70のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記保持ペグは、横方向に実質的に垂直な長さ方向に沿った長さを定め、
前記長さは、約1mm~約3mmである、電気コネクタ。
(72) 実施態様71に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持ペグの前記長さは、約1.8mmである、電気コネクタ。
(73) 実施態様68~72のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記ヘッドは、前記横方向に沿って約1.5mm~5mmの幅を定める、電気コネクタ。
(74) 実施態様73に記載の電気コネクタにおいて、
前記ヘッドの前記幅は、約2.5mmである、電気コネクタ。
(75) 実施態様68~74のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記ヘッドは、約1mm~約3mmの距離だけ前記コネクタハウジングから離間している、電気コネクタ。
【0298】
(76) 実施態様75に記載の電気コネクタにおいて、
前記距離は、約1.8mmである、電気コネクタ。
(77) 実施態様68~76のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、基部と、前記基部から延出する固定壁と、を含む、電気コネクタ。
(78) 実施態様77に記載の電気コネクタにおいて、
前記基部は、前記コネクタハウジングによって支持されている、電気コネクタ。
(79) 実施態様77または78に記載の電気コネクタにおいて、
前記第2の電気コネクタは、約3.5mm~約7mmである、前記基部の底面から前記ヘッドの上面までの高さを定める、電気コネクタ。
(80) 実施態様79に記載の電気コネクタにおいて、
前記第2の電気コネクタの前記高さは、約5.4mmである、電気コネクタ。
【0299】
(81) 実施態様79または80に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されると、前記固定壁の後方表面に当接するように構成されている、電気コネクタ。
(82) 実施態様79~81のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板が前記保持ペグを受容するように整列されると、前記固定壁の前方表面に当接するように構成されている、電気コネクタ。
(83) 実施態様82に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定壁の前記前方表面は、前記第1の基板が前記電気コネクタと嵌合されるとラッチ部材に係合するように構成され、それによって、前記第1の基板を前記電気コネクタから分離させるであろう十分な量の、前記前方向とは反対の後方向への前記第1の基板の移動を防止する、電気コネクタ。
(84) 実施態様79~83のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記基部の底面から前記固定壁の上面までの高さを定め、
前記固定部材の前記高さは、約3.5mm~約7mmである、電気コネクタ。
(85) 実施態様84に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材の前記高さは、約4.9mmである、電気コネクタ。
【0300】
(86) 実施態様79~85のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記固定壁は、約1mm~約4mmの長さを定める、電気コネクタ。
(87) 実施態様86に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定壁の前記長さは、約2mmである、電気コネクタ。
(88) 実施態様1~45および実施態様67~87のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記第2のコネクタハウジングは、約16mm~約24mmの最大長さを有する、電気コネクタ。
(89) 実施態様88に記載の電気コネクタにおいて、
前記最大長さは、約20mmである、電気コネクタ。
(90) 相互接続システムにおいて、
実施態様79~89のいずれかに記載の電気コネクタと、
前記第1の基板と、
を含む、相互接続システム。
【0301】
(91) 実施態様90に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板を通って延び、かつ前記保持ペグを受容するようにサイズ決めされたスロットを画定する、相互接続システム。
(92) 実施態様91に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、前記モジュール基板によって画定されている、閉じた連続周辺部を有する、相互接続システム。
(93) 実施態様91または92に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、挿入領域と、前記挿入領域から前記前方向とは反対の後方向に延びるガイド領域と、を画定し、
前記挿入領域は、前記ヘッドを受容するようにサイズ決めされ、前記ガイド領域は、前記ネックを受容し、前記ヘッドを受容しないようにサイズ決めされている、相互接続システム。
(94) 実施態様93に記載の相互接続システムにおいて、
前記挿入領域は、前記ガイド領域の幅より大きい幅を有する、相互接続システム。
(95) 実施態様93または94に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヘッドは、前記挿入領域に受容されるように構成され、前記ネックは、前記第1の基板が前記第1の電気コネクタと嵌合されるときに、前記ガイド領域に沿って移動するように構成されている、相互接続システム。
【0302】
(96) 実施態様95に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、第1および第2の横方向側面と、前記第1および第2の横方向側面における第1および第2のノッチと、をそれぞれ画定し、
前記ノッチは、前記保持アームの長さよりも長い長さを有し、前記保持アームは、前記ノッチを通過するように構成されている、相互接続システム。
(97) 実施態様96に記載の相互接続システムにおいて、
前記ノッチのそれぞれの前端部は、前記ヘッドが前記挿入領域を通って挿入されるように整列されると、前記固定壁に当接するように構成されている、相互接続システム。
(98) 実施態様93~97のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、約4mm~約9mmの長さを定める、相互接続システム。
(99) 実施態様98に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットの前記長さは、約6.5mmである、相互接続システム。
(100) 実施態様93~99のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記挿入領域は、約1.5mm~約4.5mmの幅を有する、相互接続システム。
【0303】
(101) 実施態様100に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヘッドの前記幅は、約3mmである、相互接続システム。
(102) 実施態様93~101のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、約16mm~約24mmの最大幅を有する、相互接続システム。
(103) 実施態様102に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板の前記最大幅は、約20mmである、相互接続システム。
(104) 実施態様96~103のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記モジュール基板115bは、前記第1のノッチから前記第2のノッチまでの内側幅を定めることができ、
前記内側幅は、約14mm~約22mmである、相互接続システム。
(105) 実施態様104に記載の相互接続システムにおいて、
前記内側幅は、約18.7mmである、相互接続システム。
【0304】
(106) 実施態様96~105のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記ノッチはそれぞれ、約4mm~約9mmの長さを有する、相互接続システム。
(107) 実施態様106に記載の相互接続システムにおいて、
前記長さは、約6.5mmである、相互接続システム。
(108) 実施態様96~107のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
係合位置と係合解除位置との間でスライド可能なバックアウト防止ラッチをさらに含み、
前記第1の基板が前記電気接点と嵌合し、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記バックアウト防止ラッチは、前記第1の基板を前記電気コネクタから分離させるであろう十分な量だけ前記前方向とは反対の後方向に前記第1の基板が移動するのを防止するために、前記固定壁に干渉する、相互接続システム。
(109) 実施態様108に記載の相互接続システムにおいて、
前記ラッチは、それぞれの第1および第2の前記固定壁に干渉するように構成された第1および第2のラッチを含む、相互接続システム。
(110) 実施態様109に記載の相互接続システムにおいて、
モジュールハウジングを有する相互接続モジュールをさらに含み、
前記ラッチは、前記相互接続モジュールによって画定される凹部内で前記係合位置と前記係合解除位置との間で並進運動可能である、相互接続システム。
【0305】
(111) 実施態様110に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含み、
前記凹部は、前記ヒートシンクの中に画定されている、相互接続システム。
(112) 実施態様96~107のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
係合位置と係合解除位置との間で旋回可能なバックアウト防止ラッチをさらに含み、
前記第1の基板が前記電気接点と嵌合し、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記バックアウト防止ラッチは、前記第1の基板を前記電気コネクタから分離させるであろう十分な量だけ前記前方向とは反対の後方向に前記第1の基板が移動するのを防止するために、前記固定壁に干渉する、相互接続システム。
(113) 実施態様112に記載の相互接続システムにおいて、
前記ラッチは、それぞれの第1および第2の前記固定壁に干渉するように構成された第1および第2のラッチを備える、相互接続システム。
(114) 実施態様113に記載の相互接続システムにおいて、
モジュールハウジングを有する相互接続モジュールをさらに含み、
前記ラッチは、前記係合位置と前記係合解除位置との間で旋回するように前記モジュールハウジングに旋回可能に装着されている、相互接続システム。
(115) 実施態様114に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含む、相互接続システム。
【0306】
(116) 実施態様90~115のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第2の基板に装着された第1の電気コネクタをさらに含み、
前記電気コネクタは、前記第2の基板に装着された第2の電気コネクタであり、
前記第1の基板は、前記第1の基板を前記第1および第2の電気コネクタのそれぞれに同時に嵌合させるように、前記第1および第2の電気コネクタに対して前記前方向に移動するように構成されている、相互接続システム。
(117) 実施態様67~116のいずれかに記載の電気コネクタに前記第1の基板を嵌合させる方法。
(118) 実施態様67~117のいずれかに記載の電気コネクタから前記第1の基板を分離する方法。
(119) 実施態様68~76のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記コネクタハウジングによって支持された基部を含む、電気コネクタ。
(120) 実施態様119に記載の電気コネクタにおいて、
前記基部は、前記第1の基板を前記電気コネクタと嵌合させるように前記第1の基板が前記前方向に移動されるときに、前記第1の基板が前記基部上を並進運動するように構成されるように位置付けられている、電気コネクタ。
【0307】
(121) 相互接続システムにおいて、
実施態様119または120に記載の電気コネクタと、
前記第1の基板と、
を含む、相互接続システム。
(122) 実施態様121に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板を通って延び、かつ前記保持ペグを受容するようにサイズ決めされたスロットを画定する、相互接続システム。
(123) 実施態様122に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、前記モジュール基板によって画定されている、閉じた連続周辺部を有する、相互接続システム。
(124) 実施態様122または123に記載の相互接続システムにおいて、
前記スロットは、挿入領域と、前記挿入領域から前記前方向とは反対の後方向に延びるガイド領域と、を画定し、
前記挿入領域は、前記ヘッドを受容するようにサイズ決めされ、前記ガイド領域は、前記ネックを受容し、前記ヘッドを受容しないようにサイズ決めされている、相互接続システム。
(125) 実施態様124に記載の相互接続システムにおいて、
前記挿入領域は、前記ガイド領域の幅より大きい幅を有する、相互接続システム。
【0308】
(126) 実施態様124または125に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヘッドは、前記挿入領域に受容されるように構成され、前記ネックは、前記第1の基板が前記第1の電気コネクタと嵌合されるときに、前記ガイド領域に沿って移動するように構成されている、相互接続システム。
(127) 実施態様121~126のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記固定部材の前記基部を受容するようにサイズ決めされたノッチをそれぞれ欠く第1および第2の横方向側面を画定する、相互接続システム。
(128) 実施態様127に記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板は、前記第1の基板の後端部から前記第1の基板の前端部まで連続的かつ直線的に延びる第1および第2の横方向側面を画定する、相互接続システム。
(129) 実施態様121~128のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第1の基板に装着されたモジュールハウジングを有する相互接続モジュールをさらに含む、相互接続システム。
(130) 実施態様129に記載の相互接続システムにおいて、
前記相互接続モジュールは、前記モジュールハウジングから延びるヒートシンクを含む、相互接続システム。
【0309】
(131) 実施態様121~130のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第2の基板に装着された第1の電気コネクタをさらに含み、
前記電気コネクタは、前記第2の基板に装着された第2の電気コネクタであり、
前記第1の基板は、前記第1の基板を前記第1および第2の電気コネクタのそれぞれに同時に嵌合させるように、前記第1および第2の電気コネクタに対して前記前方向に移動するように構成されている、相互接続システム。
(132) 実施態様119~131のいずれかに記載の電気コネクタに前記第1の基板を嵌合させる方法。
(133) 実施態様119~131のいずれかに記載の電気コネクタから前記第1の基板を分離する方法。
(134) 電気コネクタにおいて、
電気絶縁性コネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングによって支持された複数の電気接点であって、前記電気接点は、基板に装着されるように構成された装着端部を有し、前記装着端部は、横方向に沿って向きを定められ、前記横方向に対して実質的に垂直な長さ方向に沿って互いから離間された第1および第2の列をなして配列されている、複数の電気接点と、
前記基板のそれぞれの装着アパーチャに受容されるように、横断方向に沿って延び、それによって前記電気コネクタを前記基板に固定する、第1、第2、および第3の対の装着突出部であって、前記横断方向は、前記横方向および前記長さ方向のそれぞれに実質的に垂直に向きを定められている、第1、第2、および第3の対の装着突出部と、
を含み、
1)前記第2および第3の対の装着突出部は、前記第1および第2の列から等距離に、前記横方向に沿って向きを定められた中心線の両側に配され、
2)前記第3の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列され、
3)前記第2の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列され、
4)前記第1の対の前記装着突出部は、前記横方向に沿って互いと整列され、
5)前記第1の対の前記装着突出部のそれぞれの中心は、前記長さ方向に関して前記第2の対の前記装着突出部のそれぞれの中心と前記中心線との間に配されている、電気コネクタ。
(135) 実施態様134に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記中心は、前記長さ方向に沿って前記中心線に対するより、前記第2の対の前記中心に近づいて、間隔をあけている、電気コネクタ。
【0310】
(136) 実施態様135に記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記中心は、前記長さ方向に沿って第1の距離だけ前記第2の対の前記中心から離間され、前記長さ方向に沿って第2の距離だけ前記中心線から離間され、前記第2の距離は、前記第1の距離の5倍超である、電気コネクタ。
(137) 実施態様136に記載の電気コネクタにおいて、
前記第2の距離は、前記第1の距離の10倍超である、電気コネクタ。
(138) 実施態様134~137のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記装着突出部は、前記横方向に関して、前記第2の対の前記装着突出部間に配されている、電気コネクタ。
(139) 実施態様134~138のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記第2の対の前記装着突出部は、前記長さ方向に沿って前記第3の対の前記装着突出部のうちのそれぞれ異なるものと整列されている、電気コネクタ。
(140) 実施態様134~139のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記第1および第2の対の装着突出部のうち一方または両方の前記装着突出部は、前記長さ方向に関して前記列のうちの一方と前記中心線との間に配されている、電気コネクタ。
【0311】
(141) 実施態様140に記載の電気コネクタにおいて、
前記第3の対の装着突出部は、前記長さ方向に関して前記列のうちの他方と前記中心線との間に配されている、電気コネクタ。
(142) 実施態様134~141のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記第1の対の前記装着突出部は、前記第2および第3の対それぞれの前記装着突出部よりも小さい断面寸法を有する、電気コネクタ。
(143) 実施態様134~142のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記第2および第3の対それぞれの前記装着突出部は、同じ断面寸法を有する、電気コネクタ。
(144) 電気コネクタが装着されるように構成された基板において、
第1の表面、および横断方向に沿った厚さを定めるように前記第1の表面の反対側にある第2の表面と、
前記横断方向に実質的に垂直な横方向に沿った幅を定めるように、互いに対向する第1および第2の横方向側面であって、前記幅は前記厚さよりも大きい、第1および第2の横方向側面と、
前記横断方向および前記横方向のそれぞれに実質的に垂直な長さ方向に沿った長さを定めるように、互いから離間された第1および第2の長さ方向端部であって、前記長さは前記幅よりも大きい、第1および第2の長さ方向端部と、
前記電気コネクタのそれぞれの装着突出部を受容するように構成され、それによって前記電気コネクタを前記基板に固定するように、前記横断方向に沿って少なくとも前記基板の中に、または前記基板を通って延びる、第1、第2、および第3の対の装着アパーチャと、
を含み、
1)前記第2および第3の対の装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記第2および第3の対の装着アパーチャから等距離に前記横方向に沿って向きを定められた中心線の両側に配され、
2)前記第3の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
3)前記第2の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
4)前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
5)前記第1の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心は、前記長さ方向に関して前記第2の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心と前記中心線との間に配されている、基板。
(145) 実施態様144に記載の基板において、
前記第1の対の前記中心は、前記長さ方向に沿って前記中心線に対するより、前記第2の対の前記中心に近づいて、間隔をあけている、基板。
【0312】
(146) 実施態様145に記載の基板において、
前記第1の対の前記中心は、前記長さ方向に沿って第1の距離だけ前記第2の対の前記中心から離間され、前記長さ方向に沿って第2の距離だけ前記中心線から離間され、前記第2の距離は、前記第1の距離の5倍超である、基板。
(147) 実施態様146に記載の基板において、
前記第2の距離は、前記第1の距離の10倍超である、基板。
(148) 実施態様144~147のいずれかに記載の基板において、
前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に関して、前記第2の対の前記装着アパーチャ間に配されている、基板。
(149) 実施態様144~148のいずれかに記載の基板において、
前記第2の対の前記装着アパーチャは、前記長さ方向に沿って前記第3の対の前記装着アパーチャのうちのそれぞれ異なるものと整列されている、基板。
(150) 実施態様144~149のいずれかに記載の基板において、
前記基板は、前記電気コネクタの電気接点との電気接触を確立するように構成された接触位置を画定し、前記接触位置は、前記横方向に沿って向きを定められ、かつ前記長さ方向に沿って互いから離間された第1および第2の列をなして配列されている、基板。
【0313】
(151) 実施態様150に記載の基板において、
前記中心線は、前記長さ方向に沿って前記第1および第2の列から等距離に離間されている、基板。
(152) 実施態様150または151に記載の基板において、
前記第1および第2の対の装着アパーチャのうちの一方または両方の前記装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記列のうちの一方と前記中心線との間に配されている、基板。
(153) 実施態様152に記載の基板において、
前記第3の対の装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記列のうちの他方と前記中心線との間に配されている、基板。
(154) 実施態様144~153のいずれかに記載の基板において、
前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記第2および第3の対それぞれの前記装着アパーチャよりも小さい断面寸法を有する、基板。
(155) 実施態様144~154のいずれかに記載の基板において、
前記第2および第3の対それぞれの前記装着アパーチャは、同じ断面寸法を有する、基板。
【0314】
(156) 相互接続システムにおいて、
ホスト基材上に装着されたホストモジュールの第1および第2の電気コネクタと嵌合するように構成された相互接続モジュールであって、前記第1の電気コネクタは、前記第2の電気コネクタから前方向に離間し、前記相互接続モジュールは、モジュール基板、前記モジュール基板によって支持された光学エンジン、および前記光学エンジンを少なくとも部分的に取り囲むモジュールハウジングを含む、相互接続モジュールと、
バックアウト防止ラッチであって、前記バックアウト防止ラッチに対する前記前方向とは反対の後方向への前記相互接続モジュールの後方移動を制限する、前記バックアウト防止ラッチと前記相互接続モジュールとの間の第1の機械的干渉を定めるよう、前記相互接続モジュールと機械的に連絡させられるように構成されている、バックアウト防止ラッチと、
を含み、前記バックアウト防止ラッチは、
支持部材と、
横断方向に沿って前記支持部材から延出する一対のフィンガーであって、前記フィンガーは、前記モジュールハウジングの少なくとも一部を受容するように構成された空間をそれらの間に画定するように、横方向に沿って互いから離間し、前記横方向、前記横断方向、および前記前方向は互いに垂直である、一対のフィンガーと、
前記フィンガーそれぞれのための一対の固定突出部であって、各対の前記固定突出部は、前記フィンガーのそれぞれから、それぞれの前方向および後方向に沿って互いから離れるように延び、各前記固定突出部は、前記モジュールハウジングの相補的な固定凹部に受容されるように構成されている、一対の固定突出部と、
を含み、
各対応する前記固定突出部および前記固定凹部は、前記相互接続モジュールが前記第1および第2の電気コネクタと嵌合されると、前記固定突出部が前記固定凹部内で前記横断方向に沿って並進運動可能であり、前記バックアウト防止ラッチが係合位置と係合解除位置との間で移動することを可能にするようなサイズであり、
これにより、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、少なくとも1つの前記フィンガーは、前記ホストモジュールに対する前記後方向への前記相互接続モジュールの移動を制限する第2の機械的干渉を定め、
前記バックアウト防止ラッチが前記係合解除位置にあるとき、少なくとも前記第2の機械的干渉が除去され、前記相互接続モジュールは、前記少なくとも1つの電気コネクタに対して前記後方向に移動可能となる、相互接続システム。
(157) 実施態様156に記載の相互接続システムにおいて、
前記バックアウト防止ラッチおよび前記モジュールハウジングは、前記係合位置から前記係合解除位置への前記バックアウト防止ラッチの移動に抵抗する干渉を定めるように互いに係合する相補的な係合特徴部を含む、相互接続システム。
(158) 実施態様156または157に記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンガーのそれぞれが、前記フィンガーのうちの他方に向かって内側に延びる係合突出部を画定する、相互接続システム。
(159) 実施態様158に記載の相互接続システムにおいて、
前記係合突出部は、前記係合位置に前記バックアウト防止ラッチを固定するように、前記モジュールハウジング内のそれぞれのチャネル内に受容されるように構成されている、相互接続システム。
(160) 実施態様156~159のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記モジュールハウジングは、複数のフィンを有するヒートシンクとして構成されている、相互接続システム。
【0315】
(161) 実施態様156~160のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記モジュールハウジングは、前記モジュールハウジングの一対の相対する壁のうちのそれぞれの中に延びるチャネルを画定し、前記チャネルは、前記フィンガーのうちのそれぞれを受容するように構成されている、相互接続システム。
(162) 実施態様161に記載の相互接続システムにおいて、
各前記固定凹部は、前記前方向および前記後方向のそれぞれに沿って前記チャネルのそれぞれの中に延びる、相互接続システム。
(163) 実施態様162に記載の相互接続システムにおいて、
前記モジュールハウジングは、各チャネルについて一対の固定凹部を画定し、各対の前記固定凹部は、それぞれの前記前方向および前記後方向に沿って、前記チャネルのうちの1つから、また互いから離れるように延びる、相互接続システム。
(164) 実施態様156~163のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
各前記固定凹部は、前記バックアウト防止ラッチが前記モジュールハウジングから除去されるのを制限するように、前記固定突出部のうちの対応する1つの上方移動を制限するようにサイズ決めされている、相互接続システム。
(165) 実施態様156~164のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
各前記固定凹部は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置を越えて移動するのを制限するように、前記固定突出部のうちの対応する1つの下方移動を制限するようにサイズ決めされている、相互接続システム。
【0316】
(166) 実施態様156~165のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンガーはそれぞれ、前記横方向に沿って幅広いというより、前記長さ方向に沿って、より長く、
前記フィンガーはそれぞれ、前記長さ方向に沿って長いというより、前記横断方向に沿って、より高い、相互接続システム。
(167) 実施態様156~166のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記支持部材は、相対する端部分と、前記相対する端部間の中間部分と、を有し、
前記中間部分は、前記横断方向に関して前記端部分からオフセットされている、相互接続システム。
(168) 実施態様156~167のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンガーは、互いから離れるように付勢されたときに互いに向かうばね力を定めるように、前記支持部材によって弾性的に支持されている、相互接続システム。
(169) 実施態様156~168のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第2の機械的干渉は、前記一対のフィンガーと前記モジュールハウジングとの間に定められる、相互接続システム。
(170) 実施態様156~169のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記第2の機械的干渉は、前記一対のフィンガーと、前記第2の電気コネクタを支持し、前記ホスト基板に装着される固定部材との間に定められる、相互接続システム。
【0317】
(171) 実施態様160に記載の相互接続システムにおいて、
前記複数のフィンは、前記横方向に沿って互いから離間されたプレートを画定する、相互接続システム。
(172) 相互接続システムのためのバックアウト防止ラッチにおいて、
前記相互接続システムの相互接続モジュールと機械的に連絡させられるように構成された支持部材と、
横断方向に沿って前記支持部材から延出し、前記横断方向に垂直な横方向に沿って互いから離間された一対のフィンガーであって、前記フィンガーはそれぞれ、前記横断方向と、前記横方向および前記横断方向の両方に垂直な長さ方向と、によって定められるそれぞれの平面に沿って向きを定められ、前記フィンガーはそれぞれ、前記フィンガーから他方の前記フィンガーに向かって延びる係合突出部を画定し、前記フィンガーは、互いから離れるように付勢されたときに互いに向かうばね力を定めるように、前記支持部材によって弾性的に支持されている、一対のフィンガーと、
前記フィンガーそれぞれのための一対の固定突出部であって、各対の前記固定突出部は、前記フィンガーのそれぞれから、前記長さ方向に沿って互いから離れるように延びる、一対の固定突出部と、
を含む、バックアウト防止ラッチ。
(173) 実施態様172に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記フィンガーはそれぞれ、前記横方向に沿って幅広いというより、前記長さ方向に沿って、より長く、
前記フィンガーはそれぞれ、前記長さ方向に沿って長いというより、前記横断方向に沿って、より高い、バックアウト防止ラッチ。
(174) 実施態様172に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記支持部材は、相対する端部分と、前記相対する端部分間の中間部分と、を有し、前記中間部分は、前記横断方向に関して前記端部分からオフセットされている、バックアウト防止ラッチ。
(175) 相互接続システムを組み立てる方法であって、
ホスト基材上に装着されたホストモジュールの第1および第2の電気コネクタと相互接続モジュールを嵌合することであって、前記第1の電気コネクタは、前記第2の電気コネクタから前方向に離間し、前記相互接続モジュールは、モジュール基板、前記モジュール基板によって支持された光学エンジン、および前記光学エンジンを少なくとも部分的に取り囲むモジュールハウジングを含む、ことと、
バックアウト防止ラッチの一対のフィンガーが前記モジュールハウジングのそれぞれの相対する外側表面に沿って移動するように、また、前記フィンガーのうちの一方から、それぞれの前方向および後方向に沿って互いから離れるように延びる一対の固定突出部が、前記モジュールハウジングによって画定されるそれぞれの固定凹部内で前記横断方向に沿って並進運動し、前記固定凹部が前記バックアウト防止ラッチの下方移動を制限するように、前記バックアウト防止ラッチを係合解除位置から係合位置に移動させることと、
を含み、
前記係合位置に前記バックアウト防止ラッチが移動すると、前記一対のフィンガーは、前記ホストモジュールに対する前記後方向への前記相互接続モジュールの移動を制限する第2の機械的干渉を定める、方法。
【0318】
(176) 第1および第2の電気コネクタと嵌合するように構成された相互接続モジュールを有する相互接続システムのためのバックアウト防止ラッチであって、
支持部材と、
一対のフィンガーであって、前記相互接続モジュールのヒートシンクの少なくとも1つのフィンを受容するように構成された開口部を前記フィンガー間に画定するように、横断方向に沿って前記支持部材から離れるように延び、前記横断方向に垂直な横方向に沿って互いから離間され、前記フィンガーは、互いから離れるように付勢されたときに互いに向かうばね力を定めるように弾性的に支持され、前記フィンガーはそれぞれ、
係合位置に前記バックアウト防止ラッチを維持するように前記相互接続モジュールの相補的な係合特徴部に係合するように構成された係合特徴部であって、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記一対のフィンガーは、前記第1および第2のコネクタのうちの少なくとも一方からの前記相互接続モジュールのバックアウトを制限する機械的干渉を定める、係合特徴部、ならびに、
前記係合突出部に対して遠位の位置に配された固定特徴部であって、前記固定特徴部は、前記バックアウト防止ラッチが係合解除位置にあるときに、前記相互接続モジュールからの前記バックアウト防止ラッチの除去を制限するように、前記相互接続モジュールの相補的な固定特徴部に係合するように構成され、前記バックアウト防止ラッチが前記係合解除位置にあるとき、前記機械的干渉が除去される、固定特徴部、
を画定する、一対のフィンガーと、
を含む、バックアウト防止ラッチ。
(177) 実施態様176に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記固定特徴部は、前記フィンガーのうちの他方に向かって内側に湾曲したフックを含む、バックアウト防止ラッチ。
(178) 実施態様176に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記フィンガーの前記係合特徴部は、他方の前記フィンガーに向かって内側に延びる固定突出部を画定する、バックアウト防止ラッチ。
(179) 実施態様176または178に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記支持部材は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるときに、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンの上端部に接して位置するように構成された少なくとも1つの停止部を含む、バックアウト防止ラッチ。
(180) 実施態様176~179のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記支持部材は、前記横方向および前記横断方向の両方に垂直な長さ方向に沿って互いから離間されている、相対する端部を含む、バックアウト防止ラッチ。
【0319】
(181) 実施態様180に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記支持部材は、前記相対する端部のうちの第1の端部から前記相対する端部のうちの第2の端部に向かって延びる第1の停止部を含み、前記第1の停止部は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるときに、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンに当接するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(182) 実施態様180に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記支持部材は、前記相対する端部のうちの第2の端部から前記相対する端部のうちの第1の端部に向かって延びる第2の停止部を含み、前記第2の停止部は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるときに、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンに当接するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(183) 実施態様176~182のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記フィンガーは、前記横断方向と、前記横断方向および前記横方向Aの両方に垂直な長さ方向と、によって定められるそれぞれの平面に沿って向きを定められている、バックアウト防止ラッチ。
(184) 実施態様183に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記フィンガーは、前記横方向に沿って幅広いというより、前記長さ方向に沿って、より長く、
各前記フィンガーは、前記長さ方向に沿って長いというより、前記横断方向に沿って、より高い、バックアウト防止ラッチ。
(185) 実施態様176~184のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記フィンガーは、前記横断方向に沿って互いから離間された近位端部および遠位端部を有し、前記近位端部および前記遠位端部のそれぞれは、自由端部である、バックアウト防止ラッチ。
【0320】
(186) 実施態様177~185のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各フックが、前記フックの他の部分から内側に離間された自由端部を有する、バックアウト防止ラッチ。
(187) 実施態様176~186のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記ラッチは、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンの近位に係合するように構成された少なくとも1つのクリップを含む、バックアウト防止ラッチ。
(188) 実施態様187に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記バックアウト防止ラッチは、一対のクリップを含み、各前記クリップは、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンと係合するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(189) 実施態様187に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップは、前記フィンガーのうちの一方の近位端部から前記クリップの自由端部まで内側に延びる、バックアウト防止ラッチ。
(190) 実施態様189に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップの前記自由端部は、前記横方向に沿って前記フィンガーのそれぞれの前記近位端部の内側に離間されている、バックアウト防止ラッチ。
【0321】
(191) 実施態様189に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップの前記自由端部は、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンの近位端部を受容するために、前記横方向に沿って、前記フィンガーのそれぞれの前記近位端部から離れるように、内側に弾性的に移動するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(192) 実施態様189に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップの前記自由端部は、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンの近位端部を受容するために、それぞれのフィンガーから離れるように弾性的に移動するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(193) 実施態様189に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップは、前記クリップの前記自由端部が前記フィンガーの近位端部から離れるように移動されるときに前記自由端部を前記近位端部に向かって付勢するばね力を定めるように、前記フィンガーのそれぞれによって弾性的に支持されている、バックアウト防止ラッチ。
(194) 実施態様176~193のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記ラッチは、前記支持部材から前記横断方向に沿って下方に延びる剛体を含む、バックアウト防止ラッチ。
(195) 実施態様194に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、各前記フィンガーの遠位端部の前で終端する、バックアウト防止ラッチ。
【0322】
(196) 実施態様194または195に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、前記横方向および前記横断方向に沿って延びる平面内で向きを定められている、バックアウト防止ラッチ。
(197) 実施態様194~196のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、前記横断方向に関して前記一対のフィンガー間に延びる、バックアウト防止ラッチ。
(198) 実施態様194~197のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記フィンガーは、前記剛体の相対する横方向側面から延びる、バックアウト防止ラッチ。
(199) 実施態様194~198のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記バックアウト防止ラッチは、前記フィンガーを前記剛体に接合する屈曲部を含む、バックアウト防止ラッチ。
(200) 実施態様194~199のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記フィンガーの遠位端部は、前記遠位端部が互いから離れて旋回するように構成されるように、前記剛体に取り付けられない、バックアウト防止ラッチ。
【0323】
(201) 実施態様194~200のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記フィンガーの遠位端部は、前記遠位端部が互いから離れるように移動されるときに、前記遠位端部を互いに向かって付勢するばね力を定めるように、前記剛体によって弾性的に支持されている、バックアウト防止ラッチ。
(202) 実施態様194~201のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、前記横方向および前記横断方向に沿って延びる平面において前記ラッチのねじれを制限する、バックアウト防止ラッチ。
(203) 実施態様194~202のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、前記横断方向および前記横方向に垂直な長さ方向に沿って前記ラッチを通って延在する軸の周りで前記ラッチがよじれるのを制限する、バックアウト防止ラッチ。
(204) 実施態様194~203のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、前記ヒートシンクの隣接するフィンの間に受容されるように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(205) 相互接続システムにおいて、
ホスト基材上に装着されたホストモジュールの第1および第2の電気コネクタと嵌合するように構成された相互接続モジュールであって、前記第1の電気コネクタは、前記第2の電気コネクタから前方向に離間し、前記相互接続モジュールは、モジュール基板、前記モジュール基板によって支持された光学エンジン、および前記光学エンジンを少なくとも部分的に取り囲むヒートシンクを含む、相互接続モジュールと、
実施態様176~204のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチであって、前記バックアウト防止ラッチに対する前記前方向とは反対の後方向への前記相互接続モジュールの後方移動を制限する、前記バックアウト防止ラッチと前記相互接続モジュールとの間の第1の機械的干渉を定めるよう、前記相互接続モジュールと機械的に連絡させられるように構成されている、バックアウト防止ラッチと、
を含み、
前記バックアウト防止ラッチは、前記相互接続モジュールが前記第1および第2の電気コネクタと嵌合されると、係合位置と係合解除位置との間を移動可能となるように構成され、
前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、少なくとも1つの前記フィンガーは、前記相互接続モジュールを前記第1および第2の電気コネクタのうちの少なくとも一方から分離するのに十分であろう距離だけ、前記相互接続モジュールが前記ホストモジュールに対して前記後方向に移動するのを防ぐよう、前記支持表面への第2の機械的干渉を定め、
前記バックアウト防止ラッチが前記係合解除位置にあるとき、少なくとも前記第2の機械的干渉が除去され、前記相互接続モジュールは、前記相互接続モジュールを少なくとも一方の前記電気コネクタから分離するよう十分な距離だけ、前記少なくとも一方の電気コネクタに対して前記後方向に移動可能となる、相互接続システム。
【0324】
(206) 実施態様205に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクは、基部と、前記基部から延びる複数の直立フィンと、を含む、相互接続システム。
(207) 実施態様206に記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、前記フィンのうちのそれぞれの隣接するフィンの間に配置された複数の凹部を画定するように、前記横方向に沿って互いから離間されている、相互接続システム。
(208) 実施態様206または207に記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、前記フィンのうちのそれぞれの隣接するフィンの間に配置された複数の凹部を画定するように、前記横方向および前記横断方向に垂直な長さ方向に沿って互いから離間されている、相互接続システム。
(209) 実施態様206~208のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、横列が前記横方向に沿って互いから離間され、縦列が前記長さ方向に沿って互いから離間された、前記横列および前記縦列のアレイに配列されている、相互接続システム。
(210) 実施態様206~209のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、ピンとして構成されている、相互接続システム。
【0325】
(211) 実施態様206に記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、前記長さ方向に沿って互いから離間されたプレートとして構成されている、相互接続システム。
(212) 実施態様206~211のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクは、前記横断方向に沿って前記ヒートシンクの中に延びる少なくとも1つのノッチを画定し、前記ノッチの底部は、フィンの隣接する縦列における前記フィンの高さよりも低い高さを有する少なくとも1つのフィンによって画定されている、相互接続システム。
(213) 実施態様212に記載の相互接続システムにおいて、
前記ノッチは、前記バックアウト防止ラッチの前記支持部材を受容するように構成されている、相互接続システム。
(214) 実施態様206~213のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクは、前記ヒートシンクの両側で前記横方向に沿って前記ヒートシンクの中に延びる一対の凹部を画定し、各凹部は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記係合部材のそれぞれを受容するように構成されている、相互接続システム。
(215) 実施態様214に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクの前記少なくとも1つの相補的な係合特徴部は、前記凹部を画定する表面によって画定されている、相互接続システム。
【0326】
(216) 実施態様206~215のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクは、前記ヒートシンクの両側で前記横方向に沿って前記ヒートシンクの中に延びる一対の凹部を画定し、各凹部は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置および前記係合解除位置にあるとき、前記固定特徴部のそれぞれを受容するように構成されている、相互接続システム。
(217) 実施態様216に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクの前記少なくとも1つの相補的な固定特徴部は、前記凹部を画定する表面によって画定されている、相互接続システム。
(218) 実施態様217に記載の相互接続システムにおいて、
各表面は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置から前記係合解除位置に移動されると、前記固定特徴部のそれぞれを捕捉するように構成されている、相互接続システム。
(219) 実施態様216に記載の相互接続システムにおいて、
各凹部は、前記固定特徴部が前記横断方向に沿って前記凹部内で並進運動可能で、前記バックアウト防止ラッチを前記係合位置と前記係合解除位置との間で移動させることができるように、前記バックアウト防止ラッチが前記ヒートシンクに固定されたときに、前記固定特徴部のそれぞれを受容するようにサイズ決めされ、構成されている、相互接続システム。
(220) 第1および第2の電気コネクタと嵌合するように構成された相互接続モジュールを有する相互接続システムのためのバックアウト防止ラッチにおいて、
支持部材と、
一対のフィンガーであって、前記相互接続モジュールのヒートシンクの少なくとも1つのフィンを受容するように構成された開口部を前記フィンガー間に画定するように、横断方向に沿って前記支持部材から離れるように延び、前記横断方向に垂直な横方向に沿って互いから離間され、前記フィンガーは、互いから離れるように付勢されたときに互いに向かうばね力を定めるように弾性的に支持され、前記フィンガーはそれぞれ、
係合位置に前記バックアウト防止ラッチを維持するように前記相互接続モジュールの相補的な係合特徴部に係合するように構成された係合特徴部であって、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記一対のフィンガーは、前記第1および第2のコネクタのうちの少なくとも一方からの前記相互接続モジュールのバックアウトを制限する機械的干渉を定め、前記バックアウト防止ラッチが係合解除位置にあるとき、前記機械的干渉は除去される、係合特徴部、ならびに、
前記横断方向に沿って前記支持部材から下方に、かつ前記横方向に関して前記フィンガー間に延びる、剛体であって、前記剛体は、前記横断方向および前記横方向の両方に垂直な長さ方向に沿って前記ラッチを通って延びる軸の周りで前記ラッチがよじれるのを制限するように構成されている、剛体、
を画定する、一対のフィンガーと、
を含む、バックアウト防止ラッチ。
【0327】
(221) 実施態様220に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記係合突出部に対して遠位の位置に配された固定特徴部を含み、前記固定特徴部は、前記バックアウト防止ラッチが係合解除位置にあるときに、前記相互接続モジュールからの前記バックアウト防止ラッチの除去を制限するように、前記相互接続モジュールの相補的な固定特徴部に係合するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(222) 実施態様220または221に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記フィンガーの前記係合特徴部は、他方の前記フィンガーに向かって内側に延びる固定突出部を画定する、バックアウト防止ラッチ。
(223) 実施態様220~222のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記支持部材は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるときに、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンの上端部に接して位置するように構成された少なくとも1つの停止部を含む、バックアウト防止ラッチ。
(224) 実施態様220~223のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記支持部材は、前記横方向および前記横断方向の両方に垂直な長さ方向に沿って互いから離間されている、相対する端部を含む、バックアウト防止ラッチ。
(225) 実施態様224に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記支持部材は、前記相対する端部のうちの第1の端部から前記相対する端部のうちの第2の端部に向かって延びる第1の停止部を含み、前記第1の停止部は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるときに、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンに当接するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
【0328】
(226) 実施態様225に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記支持部材は、前記相対する端部のうちの前記第2の端部から前記相対する端部のうちの前記第1の端部に向かって延びる第2の停止部を含み、前記第2の停止部は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるときに、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンに当接するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(227) 実施態様220~226のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記フィンガーは、前記横断方向と、前記横断方向および前記横方向Aの両方に垂直な長さ方向と、によって定められるそれぞれの平面に沿って向きを定められている、バックアウト防止ラッチ。
(228) 実施態様227に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記フィンガーは、前記横方向に沿って幅広いというより、前記長さ方向に沿って、より長く、
各前記フィンガーは、前記長さ方向に沿って長いというより、前記横断方向に沿って、より高い、バックアウト防止ラッチ。
(229) 実施態様220~228のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記フィンガーは、前記横断方向に沿って互いから離間された近位端部および遠位端部を有し、前記近位端部および前記遠位端部のそれぞれは、自由端部である、バックアウト防止ラッチ。
(230) 実施態様221~229のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各固定特徴部は、前記固定特徴部の他の部分から内側に離間された自由端部を有する、バックアウト防止ラッチ。
【0329】
(231) 実施態様220~230のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記ラッチは、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンの近位に係合するように構成された少なくとも1つのクリップを含む、バックアウト防止ラッチ。
(232) 実施態様231に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記バックアウト防止ラッチは、一対のクリップを含み、各前記クリップは、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンと係合するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(233) 実施態様231に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップは、前記フィンガーのうちの一方の近位端部から前記クリップの自由端部まで内側に延在する、バックアウト防止ラッチ。
(234) 実施態様233に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップの前記自由端部は、前記横方向に沿って前記フィンガーのそれぞれの前記近位端部の内側に離間されている、バックアウト防止ラッチ。
(235) 実施態様233に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップの前記自由端部は、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンの近位端部を受容するために、前記横方向に沿って、前記フィンガーのそれぞれの前記近位端部から離れるように、内側に弾性的に移動するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
【0330】
(236) 実施態様233に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップの前記自由端部は、前記ヒートシンクの少なくとも1つのフィンの近位端部を受容するために、それぞれのフィンガーから離れるように弾性的に移動するように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(237) 実施態様233に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
各前記クリップは、前記クリップの前記自由端部が前記フィンガーの近位端部から離れるように移動されるときに前記自由端部を前記近位端部に向かって付勢するばね力を定めるように、前記フィンガーのそれぞれによって弾性的に支持されている、バックアウト防止ラッチ。
(238) 実施態様220~237のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、各前記フィンガーの遠位端部の前で終端する、バックアウト防止ラッチ。
(239) 実施態様220または238に記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、前記横方向および前記横断方向に沿って延びる平面内で向きを定められている、バックアウト防止ラッチ。
(240) 実施態様220~230のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記フィンガーは、前記剛体の相対する横方向側面から延びる、バックアウト防止ラッチ。
【0331】
(241) 実施態様220~240のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記バックアウト防止ラッチは、前記フィンガーを前記剛体に接合する屈曲部を含む、バックアウト防止ラッチ。
(242) 実施態様220~241のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記フィンガーの遠位端部は、前記遠位端部が互いから離れて旋回するように構成されるように、前記剛体に取り付けられない、バックアウト防止ラッチ。
(243) 実施態様220~242のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記フィンガーの遠位端部は、前記遠位端部が互いから離れるように移動されるときに、前記遠位端部を互いに向かって付勢するばね力を定めるように、前記剛体によって弾性的に支持されている、バックアウト防止ラッチ。
(244) 実施態様220~243のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、前記横方向および前記横断方向に沿って延びる平面において前記ラッチのねじれを制限する、バックアウト防止ラッチ。
(245) 実施態様220~244のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、前記バックアウト防止ラッチの近位端部と遠位端部との中間にある前記バックアウト防止ラッチの少なくとも中間部分に沿って、前記バックアウト防止ラッチがよじれるのを制限する、バックアウト防止ラッチ。
【0332】
(246) 実施態様220~245のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチにおいて、
前記剛体は、前記ヒートシンクの隣接するフィンの間に受容されるように構成されている、バックアウト防止ラッチ。
(247) 相互接続システムにおいて、
ホスト基材上に装着されたホストモジュールの第1および第2の電気コネクタと嵌合するように構成された相互接続モジュールであって、前記第1の電気コネクタは、前記第2の電気コネクタから前方向に離間し、前記相互接続モジュールは、モジュール基板、前記モジュール基板によって支持された光学エンジン、および前記光学エンジンを少なくとも部分的に取り囲むヒートシンクを含む、相互接続モジュールと、
実施態様220~246のいずれかに記載のバックアウト防止ラッチであって、前記バックアウト防止ラッチに対する前記前方向とは反対の後方向への前記相互接続モジュールの後方移動を制限する、前記バックアウト防止ラッチと前記相互接続モジュールとの間の第1の機械的干渉を定めるよう、前記相互接続モジュールと機械的に連絡させられるように構成されている、バックアウト防止ラッチと、
を含み、
前記バックアウト防止ラッチは、前記相互接続モジュールが前記第1および第2の電気コネクタと嵌合されると、係合位置と係合解除位置との間を移動可能となるように構成され、
前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記少なくとも1つのフィンガーは、前記相互接続モジュールを前記第1および第2の電気コネクタのうちの少なくとも一方から分離するのに十分であろう距離だけ、前記相互接続モジュールが前記ホストモジュールに対して前記後方向に移動するのを防ぐよう、前記支持表面への第2の機械的干渉を定め、
前記バックアウト防止ラッチが前記係合解除位置にあるとき、少なくとも前記第2の機械的干渉が除去され、前記相互接続モジュールは、前記相互接続モジュールを少なくとも一方の前記電気コネクタから分離するよう十分な距離だけ、前記少なくとも一方の電気コネクタに対して前記後方向に移動可能となる、相互接続システム。
(248) 実施態様247に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクは、基部と、前記基部から延びる複数の直立フィンとを含む、相互接続システム。
(249) 実施態様248に記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、前記フィンのうちのそれぞれの隣接するフィンの間に配置された複数の凹部を画定するように、前記横方向に沿って互いから離間されている、相互接続システム。
(250) 実施態様248または249に記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、前記フィンのうちのそれぞれの隣接するフィンの間に配置された複数の凹部を画定するように、前記横方向および前記横断方向に垂直な長さ方向に沿って互いから離間されている、相互接続システム。
【0333】
(251) 実施態様248~250のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、横列が前記横方向に沿って互いから離間され、縦列が前記長さ方向に沿って互いから離間された、前記横列および前記縦列のアレイに配列されている、相互接続システム。
(252) 実施態様248~251のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、ピンとして構成されている、相互接続システム。
(253) 実施態様248に記載の相互接続システムにおいて、
前記フィンは、前記長さ方向に沿って互いから離間されたプレートとして構成されている、相互接続システム。
(254) 実施態様248~253のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクは、前記横断方向に沿って前記ヒートシンクの中に延びる少なくとも1つのノッチを画定し、前記ノッチの底部は、フィンの隣接する縦列における前記フィンの高さよりも低い高さを有する少なくとも1つのフィンによって画定されている、相互接続システム。
(255) 実施態様254に記載の相互接続システムにおいて、
前記ノッチは、前記バックアウト防止ラッチの前記支持部材を受容するように構成されている、相互接続システム。
【0334】
(256) 実施態様248~255のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクは、前記ヒートシンクの両側で前記横方向に沿って前記ヒートシンクの中に延びる一対の凹部を画定し、各凹部は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置にあるとき、前記係合部材のそれぞれを受容するように構成されている、相互接続システム。
(257) 実施態様256に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクの前記少なくとも1つの相補的な係合特徴部は、前記凹部を画定する表面によって画定されている、相互接続システム。
(258) 実施態様248~257のいずれかに記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクは、前記ヒートシンクの両側で前記横方向に沿って前記ヒートシンクの中に延びる一対の凹部を画定し、各凹部は、前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置および前記係合解除位置にあるとき、前記固定特徴部のそれぞれを受容するように構成されている、相互接続システム。
(259) 実施態様258に記載の相互接続システムにおいて、
前記ヒートシンクの前記少なくとも1つの相補的な固定特徴部は、前記凹部を画定する表面によって画定されている、相互接続システム。
(260) 実施態様259に記載の相互接続システムにおいて、
前記バックアウト防止ラッチが前記係合位置から前記係合解除位置に移動されると、各表面が前記固定特徴部のそれぞれを捕捉するように構成されている、相互接続システム。
【0335】
(261) 実施態様258に記載の相互接続システムにおいて、
各凹部は、前記固定特徴部が前記横断方向に沿って前記凹部内で並進運動可能で、前記バックアウト防止ラッチを前記係合位置と前記係合解除位置との間で移動させることができるように、前記バックアウト防止ラッチが前記ヒートシンクに固定されたときに、前記固定特徴部のそれぞれを受容するようにサイズ決めされ、構成されている、相互接続システム。
(262) 実施態様22に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、前記モジュール基板を前記間隙内にガイドするように構成された、斜めの導入表面を画定する、電気コネクタ。
(263) 実施態様262に記載の電気コネクタにおいて、
前記斜めの導入表面は、前記固定壁に向かって前記前方向に延びるにつれて、前記基部に向かって勾配がついている、電気コネクタ。
(264) 実施態様23に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、前記固定壁から前記後方向に沿って延びる、電気コネクタ。
(265) 実施態様1に記載の電気コネクタにおいて、
前記固定部材は、前記第1の基板の前方移動を制限する、電気コネクタ。
【0336】
(266) 実施態様23に記載の電気コネクタにおいて、
前記保持アームは、内側コーナーを画定するように前記固定壁から延び、前記内側コーナーは、前記第1の基板が前記間隙内に受容されたときに前記第1の基板のコーナーを受容するように構成されたノッチを画定する、電気コネクタ。
(267) 実施態様134~143のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、
前記電気コネクタは、基板に装着されるように構成され、前記基板は、
前記電気コネクタの前記第1、第2、および第3の対の装着突出部をそれぞれ受容することによって、前記電気コネクタを前記基板に固定するように構成されるよう、少なくとも前記基板の中に、またはそれを通って延びる第1、第2、および第3の対の装着アパーチャを含む、電気コネクタ。
(268) 実施態様267に記載の電気コネクタにおいて、
1)前記第2および第3の対の装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記第2および第3の対の装着アパーチャから等距離に前記横方向に沿って向きを定められた中心線の両側に配され、
2)前記第3の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
3)前記第2の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
4)前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
5)前記第1の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心は、前記長さ方向に関して前記第2の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心と前記中心線との間に配されている、電気コネクタ。
(269) 相互接続システムにおいて、
実施態様134~143のいずれかに記載の電気コネクタと、
基板であって、前記電気コネクタの前記第1、第2、および第3の対の装着突出部をそれぞれ受容することによって、前記電気コネクタを前記基板に固定するように構成されるよう、少なくとも前記基板の中に、またはそれを通って延びる第1、第2、および第3の対の装着アパーチャを含む、基板と、
を含む、相互接続システム。
(270) 実施態様269に記載の相互接続システムにおいて、
1)前記第2および第3の対の装着アパーチャは、前記長さ方向に関して前記第2および第3の対の装着アパーチャから等距離に前記横方向に沿って向きを定められた中心線の両側に配され、
2)前記第3の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
3)前記第2の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
4)前記第1の対の前記装着アパーチャは、前記横方向に沿って互いと整列され、
5)前記第1の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心は、前記長さ方向に関して前記第2の対の前記装着アパーチャのそれぞれの中心と前記中心線との間に配されている、相互接続システム。