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特許7179842駐車禁止区域における駐車を検出するための装置、方法、及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-18
(45)【発行日】2022-11-29
(54)【発明の名称】駐車禁止区域における駐車を検出するための装置、方法、及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/065 20060101AFI20221121BHJP
   G08G 1/04 20060101ALI20221121BHJP
   G06Q 50/26 20120101ALI20221121BHJP
【FI】
G08G1/065 A
G08G1/04 D
G06Q50/26
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2020523256
(86)(22)【出願日】2018-10-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-01-14
(86)【国際出願番号】 US2018057847
(87)【国際公開番号】W WO2019084490
(87)【国際公開日】2019-05-02
【審査請求日】2021-09-15
(31)【優先権主張番号】62/577,699
(32)【優先日】2017-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】518032384
【氏名又は名称】ムニシパル パーキング サービセス, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100097456
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 徹
(72)【発明者】
【氏名】トーマス ジー.ハドソン
(72)【発明者】
【氏名】ジョセフ エム.コールドウェル
(72)【発明者】
【氏名】マーク ジェイ.モラン
(72)【発明者】
【氏名】ジェームズ コンラン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ジェイ.レイエル
(72)【発明者】
【氏名】リチャード ダブリュー.ケレイ セカンド
(72)【発明者】
【氏名】マルクス エヌ.シュミット
【審査官】山田 由希子
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-511873(JP,A)
【文献】特許第5988185(JP,B1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0285791(US,A1)
【文献】特表2019-502976(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00- 1/16
G06Q 10/00-10/10
G06Q 30/00-30/08
G06Q 50/00-50/20
G06Q 50/26-99/00
G16Z 99/00
E01F 13/00-15/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方向に延びる細長い管状本体;
該管状本体上に直に配設された管状窓部;
該管状本体及び該管状窓部の内側を通って直方向に延びる中心ポール;
該中心ポールに固定され、該管状窓部を介して外部を観察するように配置されたカメラ;及び
該管状本体の内部に配設された電気制御盤を備える、駐車取締り装置。
【請求項2】
前記管状窓部上に直に配設された上部プレート;及び
ベースをさらに備え、
前記管状本体が該ベース上に直に配設される、請求項1記載の駐車取締り装置。
【請求項3】
前記上部プレート上に直に配設された上部キャップをさらに備える、請求項2記載の駐車取締り装置。
【請求項4】
前記管状窓部上に直に配設された上部キャップをさらに備える、請求項1記載の駐車取締り装置。
【請求項5】
前記上部キャップの外面に配設された複数の太陽電池をさらに備える、請求項3又は4記載の駐車取締り装置。
【請求項6】
前記中心ポールの上に配設され、前記管状窓部又は前記管状本体のいずれかの内部に位置する水平プレートをさらに備える、請求項1記載の駐車取締り装置。
【請求項7】
前記水平プレートに隣接して配設され、前記駐車取締り装置から外部に光を放射するように配置されたライトをさらに備える、請求項6記載の駐車取締り装置。
【請求項8】
前記制御盤がプロセッサを備え、該プロセッサが、駐車禁止に指定された区域に車両が存在するかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視するように構成されている、請求項1記載の駐車取締り装置。
【請求項9】
前記プロセッサが、前記カメラを利用して、前記駐車禁止に指定された区域に車両が存在するかどうかについて該駐車禁止に指定された区域のマシンビジョン分析を行うように構成されている、請求項8記載の駐車取締り装置。
【請求項10】
前記プロセッサが、前記カメラを利用して、前記駐車禁止に指定された区域内にある前記車両のナンバープレートの画像を取り込むように構成されている、請求項8記載の駐車取締り装置。
【請求項11】
前記プロセッサが、前記駐車禁止に指定された区域内にある前記車両の画像をリモートコンピュータシステムに送信するように構成されている、請求項8記載の駐車取締り装置。
【請求項12】
前記プロセッサが、前記駐車禁止に指定された区域内に車両が存在すると判断したときに、駐車違反が発生したと判定するように構成されている、請求項8記載の駐車取締り装置。
【請求項13】
前記プロセッサが、前記車両が前記駐車禁止に指定された区域を離れることなく該駐車禁止に指定された区域に存在すると判断してから所定の期限が過ぎたときに、レッカー移動サービスのリクエストを開始するように構成されている、請求項8記載の駐車取締り装置。
【請求項14】
組み込みプロセッサを備える駐車取締り装置を使用して駐車禁止に指定された区域を監視する方法であって:
該駐車取締り装置は該駐車禁止に指定された区域に隣接する表面に固定されたボラードの形態に構成され、該ボラードが、該駐車禁止に指定された区域に向けられたカメラを備えるものであり;
該プロセッサが、該駐車禁止に指定された区域へ車両が進入したかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視する工程;
該プロセッサが、該車両が該駐車禁止に指定された区域に進入したと判断したときに、駐車違反が発生したと判定する工程;及び
該プロセッサが、該カメラによって捕捉された、該駐車禁止に指定された区域への該車両の進入の画像データをリモートコンピュータシステムに送信する工程を含む、前記方法。
【請求項15】
前記駐車禁止に指定された区域へ車両が進入したかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視する工程が、前記カメラからの前記画像データを使用してマシンビジョン分析を行って、該駐車禁止に指定された区域における該車両の存在を検出する工程を含む、請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記駐車禁止に指定された区域へ車両が進入したかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視する工程が、レーダーを使用して、該駐車禁止に指定された区域における該車両の存在を感知する工程をさらに含む、請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記車両が前記駐車禁止に指定された区域を離れることなく該駐車禁止に指定された区域に存在すると判断してから所定の期限が過ぎたときに、レッカー移動サービスをリクエストする工程をさらに含む、請求項14記載の方法。
【請求項18】
前記駐車違反が発生したという判定が、まずは猶予期間の計測なしで行われる、請求項14記載の方法。
【請求項19】
前記カメラは、前記ボラードの内部を直上方に延びる中心ポールに固定されており、
該カメラが該ボラードの窓部を介して該ボラードから外部を観察するように、該カメラが該中心ポールに沿って配置されている、請求項14記載の方法。
【請求項20】
前記駐車取締り装置は、駐車違反が発生したと判断したときに点灯する違反表示ライトをさらに含む、請求項14記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(優先権)
本出願は、全体の引用により本明細書中に組み込まれている、2017年10月26日に出願の米国仮特許出願第62/577,699号の優先権の利益を主張する。
【0002】
(分野)
本発明は、一般に、駐車取締りシステムに関し、より詳細には、駐車が禁止されている場所での車両の存在を自動的に検出するための方法、システム、及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
(背景)
車両を駐車するのが好ましくない場所が多数存在する。例えば、車両は、消防車専用車線に、自転車専用車線に、又は消火栓に近づきすぎて駐車されると安全上の危険要因である。残念ながら、そのような「駐車禁止」区域を明確にマーキングしても、とにかく一部の人々はそこに駐車することを止めない。従って、禁止されている場所に駐車する人には、駐車違反通知(例えば、駐車違反切符)を発行する必要がある。そのような違反では、通常は、反則金を支払わなければならない。しかしながら、段階的に重くなる刑罰が課され得る。
【0004】
違法駐車車両に駐車違反の通知、違反切符、又は切符を発行するためには、駐車違反切符を発行する権限のある人(例えば、警察官又は駐車取締官)が、車両が違法駐車スペースにあるときに該車両に通知を発行する必要がある。所与の取締官が一度にすべての場所を監視することはできないし、違法駐車は、その性質上短時間である場合が多い。従って、多くの違反には違反切符が発行されていない。より多くの駐車取締官を投入しても、現実的にはすべての違法駐車行為を捕捉することはできない。さらに、より多くの取締官を投入すると、取締りプロセスに多大なコストがかかってしまう。
【0005】
従って、駐車違反がほとんど見逃されず、しかもより多くの取締官を投入することにより取締りコストを増加させることなく、駐車禁止区域での違反切符発行プロセスを自動化する必要がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
(概要)
禁止区域又は「駐車禁止」区域の取締りを監視及び管理するための装置、システム、及び方法が開示される。一態様では、「駐車禁止」取締り装置は、タイマ、装飾的な的を絞ったライト、カメラ、並びに車両検出感知手段(磁力計、レーダーなど)を操作するために使用される組み込みプロセッサ及びマイクロ制御装置を備えることができる。取締り装置は、配線、Wi-Fi、セルラー方式モデム、又はその他の無線手段のいずれかを介してインターネットに接続される。電力は、配線、バッテリ、及び/又はソーラーパネルを介して供給される。
【0007】
取締り装置は、ボラードの形態に構成し、政府当局によって「駐車禁止」区域として指定されている単一又は複数の区域を監視することができる。取締り装置は、「駐車禁止」状態を取り締まることが望まれる区域(複数可)に隣接して取り付けることができる。様々な車両検出手段を利用して、「駐車禁止」位置にある車両を検出することができる。違反通知及び関連する車両データと画像を処理して車両所有者に駐車違反切符を発行するためにリモートコンピュータシステム又は自治体に中継される。
【0008】
駐車取締り装置は、駐車禁止に指定された区域に隣接する表面若しくはその他の構造に固定するか、又は他の交通制御装置若しくはインフラアイテム(例えば、電柱)に組み込むことができる。
【0009】
取締り装置は、駐車禁止に指定された区域に向けられるカメラを備え、車両の進入についてこの区域を監視することができる。車両が駐車禁止に指定された区域に進入したと判断したときに、駐車違反が発生したと判定され、カメラによって捕捉された、駐車禁止区域への車両の進入の画像データをリモートコンピュータシステムに中継することができる。
【0010】
駐車取締り装置は、ボラードの内部を直上方に延びる中心ポールに固定されたカメラを備える該ボラードとして提供することができる。カメラは、ボラードの窓部を介して該ボラードから外部を観察するように中心ポールに沿って配置することができる。
【0011】
駐車取締り装置は、その上に窓部が配設された細長い管状本体を備えることができる。中心ポールは、管状本体及び窓部を通って直方向に延ばすことができる。カメラは、中心ポールに固定し、窓部を介して外部を観察するように配置することができる。電気制御盤を管状本体の内部に配設することもできる。
【0012】
上部プレートを窓部の上に配設することができ、管状本体をベースの上に配設することができる。上部キャップを、上部プレートの上及び/又は窓部の上に配設することができる。太陽電池を、上部キャップの外面に配設することができる。水平プレートを、中心ポールの上に配設し、窓部又は管状本体のいずれかの内部に配置することができる。ライトを、水平プレートに隣接して配設し、駐車取締り装置から外部に光を放射するように配置することができる。
【0013】
制御盤は、駐車禁止に指定された区域に車両が存在するかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視するように構成されたプロセッサを備えることができる。プロセッサはカメラを利用して、駐車禁止に指定された区域に車両が存在するかどうかについて駐車禁止に指定された区域のマシンビジョン分析を行うことができる。プロセッサはカメラを利用して、駐車禁止に指定された区域にある車両のナンバープレートの画像を捕捉することができる。プロセッサは、駐車禁止に指定された区域にある車両の画像をリモートコンピュータシステムに送信することができる。プロセッサは、車両が駐車禁止に指定された区域に存在すると判断したときに、駐車違反が発生したと判定するように構成することができる。プロセッサはまた、車両が駐車禁止に指定された区域を離れることなく、該車両が駐車禁止に指定された区域に存在すると判断してから所定の期限が過ぎたときにレッカー移動サービスのリクエストを開始することができる。
【0014】
駐車禁止に指定された区域を監視する方法は、該駐車禁止に指定された区域に隣接する表面にボラードを固定する工程、該駐車禁止に指定された区域へ車両が進入したかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視する工程、車両が該駐車禁止に指定された区域に進入したと判断したときに、駐車違反が発生したと判定する工程、及びカメラによって捕捉された、該駐車禁止に指定された区域への車両の進入の画像データをリモートコンピュータシステムに中継する工程を含み得る。カメラは、ボラードの内部に配置され、駐車禁止に指定された区域に向けられている。
【0015】
駐車禁止に指定された区域へ車両が進入したかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視する工程は、カメラからの画像データを使用してマシンビジョン分析を行って、該駐車禁止に指定された区域における車両の存在を検出する工程を含む。駐車禁止に指定された区域へ車両が進入したかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視する工程は、レーダーを使用して、該駐車禁止に指定された区域における車両の存在を感知する工程をさらに含み得る。
【0016】
車両が駐車禁止に指定された区域を離れることなく、該駐車禁止に指定された区域に存在すると判断してから所定の期限が過ぎたときにボラードによってレッカー移動サービスをリクエストすることができる。
【0017】
駐車違反が発生したという判定は、まずは猶予期間の計測なしで行うことができる。
【0018】
駐車違反が発生したと判定したら、違反表示ライトを点灯させることができる。
【0019】
上記の概要は、本発明の範囲を限定するものでも、本発明のそれぞれの実施態様、態様、実施、特徴、又は利点を説明するものでもない。本発明の詳細な技術及び好ましい実施態様は、請求される発明の特徴を当業者が十分に理解するように、添付の図面と共に以降の段落で説明される。上述された特徴及び後述される特徴は、特定の組み合わせに使用できるだけではなく、本発明の範囲から逸脱することなく、他の組み合わせ又は単独でも使用できることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0020】
(図面の簡単な説明)
図1図1は、本発明の特定の実施態様例による駐車取締り装置の斜視図である。
図2図2は、本発明の特定の実施態様例による図1の駐車取締り装置の部分組立分解斜視図である。
図3図3は、本発明の特定の実施態様例による図1の駐車取締り装置の中心アセンブリの斜視図である。
図4図4は、本発明の特定の実施態様例による図1の駐車取締り装置の外側エンクロージャアセンブリの斜視図である。
図5図5は、本発明の特定の実施態様例による図1の駐車取締り装置の中心アセンブリの上部の組立分解斜視図である。
図6図6は、本発明の特定の実施態様例による図1の駐車取締り装置の中心アセンブリのカメラ部分の組立分解斜視図である。
図7図7は、本発明の特定の実施態様例による図1の駐車取締り装置の中心アセンブリの中間部分の組立分解斜視図である。
図8図8は、本発明の特定の実施態様例による図1の駐車取締り装置の中心アセンブリの下部の組立分解斜視図である。
図9図9は、本発明の特定の実施態様例による図1の駐車取締り装置の中心アセンブリの下部の斜視図である。
図10図10は、本発明の特定の実施態様例による駐車取締り装置の斜視図である。
図11図11は、本発明の特定の実施態様例による図10の駐車取締り装置の部分組立分解斜視図である。
図12図12は、本発明の特定の実施態様例による図10の駐車取締り装置の中心アセンブリの斜視図である。
図13図13は、本発明の特定の実施態様例による図10の駐車取締り装置の中心アセンブリの別の斜視図である。
図14図14は、本発明の特定の実施態様例による図10の駐車取締り装置の外側エンクロージャアセンブリの斜視図である。
図15図15は、本発明の特定の実施態様例による図10の駐車取締り装置の中心アセンブリの上部の組立分解斜視図である。
図16図16は、本発明の特定の実施態様例による図10の駐車取締り装置の中心アセンブリのカメラ部分の組立分解斜視図である。
図17図17は、本発明の特定の実施態様例による図10の駐車取締り装置の中心アセンブリの下部の組立分解斜視図である。
図18図18は、本発明の特定の実施態様例による図10の駐車取締り装置の中心アセンブリの下部の別の組立分解斜視図である。
図19図19は、本発明の特定の実施態様例による駐車取締り装置によって監視されている場所において消火栓の隣に違法駐車された車両の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明は、様々な修正例及び代替形態に変更可能であるが、その細目は、例として図面に示されており、詳細に説明される。しかしながら、本意図は、説明される特定の実施態様例に本発明を限定するものではないことを理解されたい。反対に、本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定されたように本発明の範囲に入る全ての修正、等価物、及び代替物をカバーすることになる。
【0022】
(詳細な説明)
以下の説明において、本発明は、様々な例示的な実施態様を参照しながら説明される。それにもかかわらず、これらの実施態様は、本明細書で説明されるいずれの具体例、環境、応用、又は特定の実施にも、本発明を限定するものではない。従って、これらの実施態様例の説明は、本発明を限定するためではなく、例証のためだけに提供される。
【0023】
本明細書で提供され、図面に示されているいずれの寸法情報も、特定の好ましい実施態様に対してのものである。しかしながら、構成要素の寸法、比率、縮尺、及び構成は、単に実施態様例であり、所与の請求項で特に限定されない限り、変更できることを認識されたい。従って、寸法、比率、縮尺、及び構成は、所与の請求項によって明示的に限定される場合を除き、本発明の範囲から逸脱することなく変更することができる。
【0024】
図1図9を参照すると、描かれている「駐車禁止」取締り装置100は、ボラードの形態で構成されている。ボラードは、駐車が許可されている場所での駐車事象を監視するように構成することもできる。後者の状況では、ボラード100は、引用により本明細書中に完全に組み込まれている米国特許第9,773,351号に開示されているように、ユーザインターフェース及び支払い受取り手段を備えるキオスク又は近くのパーキングメーターとネットワーク化される。
【0025】
取締りボラード100は、一般に、中心アセンブリ102(図3)、及び該中心アセンブリ102の周りに配設された外側エンクロージャ104(図4)を備える。完全に組み立てられたボラード100が図1に示されている。円筒形本体106が、ベース110から上方に延びている。円筒形本体106の内部の1つ又は複数のカメラが、違法駐車について監視される場所を見通せるように、透明(又は半透明)窓112が、該円筒形本体106の上に配設されている。カメラの概略は、窓112を介して図1で確認することができる。キャップ108が、窓部112の上に配設されている。
【0026】
円筒形本体106はまた、正方形、三角形、八角形、又は多角形、又は他の断面形状などの、円形以外の他の細長い管状の形状を有することができる。
【0027】
円筒形本体106、ベース110、及び上部キャップ108は、金属から形成することができる。窓はプラスチックから形成することができる。
【0028】
図2は、ボラード100の上部アセンブリの構成要素を示す。円筒形カラー114が、窓112の上に配設されている。上部プレート116が、カラー114の上に配設されている。中心ポスト(以下で論じられる)の一部が上方に突出し、プレート116及びカラー114を所定の位置に固定するナット118に受容され得るように、該プレート116の中心には孔が存在する。ボラードの耐候性能をさらに高めるために、構成要素間にゴム製ガスケットを配設できることに留意されたい。上部キャップ108が、ナット118が隠れるように上部プレートの上に配設され、ボラード100に魅力的で洗練された外観を提供する。
【0029】
上部キャップ108の上面は、丸みを帯びた形状、平坦な形状、又は他の所望の形状であり得る。太陽電池のグリッド120を、上部キャップ108の上面に配設することができる。
【0030】
ボラード100は、違反用ライト窓122として機能する第2の窓を第1の窓112の下に備えることもできる。この特徴を有する実施態様では、違反用ライト窓122により、内部光が外部に向かって放射され、監視されているスペースに駐車している人、又は駐車しようとしている人に状態表示を提供する点灯リングを形成することが可能となる。
【0031】
ボラードが駐車スペース監視装置として使用された場合、該駐車スペースが駐車可能であること、又は該駐車スペースの支払いが済んでいて、すぐには有効期限が切れないことを示すようにリングを緑色にすることができる。黄色のリングは、有効期限が切れようとしている、又は猶予期間が現在秒読みされていることを示すことができる。赤いリングは、違反が発生したことを示すことができる。
【0032】
ボラードが駐車禁止場所を監視するように構成されている場合、違反用ライト窓は、省略してもよいし、又は使用しなくてもよいし、又は常に赤く点灯してもよい。監視されている駐車禁止区域に車両が進入しようとした場合、ライトを点滅させて、駐車禁止状態にさらに注意を向けさせることができる。
【0033】
図3は、外側エンクロージャ104の構成要素が取り外された中心アセンブリ102を示す。中心ポール124が、円筒形本体106の直高さを通って延びている。下端部はベースに固定され、上端部は上部プレート116に固定される。装置のカメラ及び電気部品は、図5図9に関して以下に説明されるようにポール114に固定される。中心ポール124は、金属、ガラス繊維、炭素繊維、プラスチック、又は他の適切な剛性材料から形成することができる。
【0034】
図4は、ボラード100の外側エンクロージャ104を構成する構成要素の組立分解図を示す。円筒形本体106は、上部106aと下部106bに分割され、これらは、違反用ライト窓122によって分割されている。もちろん、円筒形本体は、代替の実施態様では、単一の部品とすることもできるし、又は3つ以上のセグメントに分割することもできる。エンクロージャを水及び環境混入物から保護するために、ゴム製ガスケットリング126が隣接する各構成要素間に設けられる。
【0035】
図5は、カメラの上に配設された上側内部アセンブリの詳細を示している。一対の上側水平プレート128、130がポール124の周りに配設され、カメラ132の上に位置する。これらのプレートは、光がカメラに到達するのをブロックする。クランプ又は他の締付け具を使用して、プレートをポール124に固定することができる。
【0036】
また、ライト(例えば、1つ又は複数のLEDストリップ)134が、魅力的な外観を提供するため、ボラードが衝撃を受けないように安全性を高めるため、近くの人に安全な照明を提供するため、及び駐車している人に違法駐車であることを知らせるために上側水平プレート128、130間に配設される。後者の状況では、ライトの色を、通常の白や他の色に対して、黄色や赤などの警告色に変更することができる。ライトの強度及び色は、周囲の条件に合わせるために変更することもできる。周囲光の入力データを提供するために光センサを設けることができる。LEDライトストリップ(複数可)は、図5に示されているように取付けブラケット136に固定することができる。
【0037】
図6は、カメラアセンブリの詳細を例示する。1つ又は複数のカメラ132が中心パイプ124に固定され、窓112を介して外部を観察する。図6では1つのカメラが示されているが、特定のボラード100によって監視される区域(複数可)を拡大するために2つ以上のカメラを設けることができる。カメラ132は、ブラケット138及び締付け金具によってポールに固定される。
【0038】
図7は、カメラ132の下に配設される下側内部アセンブリの詳細を例示する。一対の下側水平プレート140、142がポール124の周りに配設され、カメラ132の下に位置する。これらのプレートもまた、光がカメラに到達するのをブロックする。クランプ又は他の締付け具を使用して、プレートをポール124に固定することができる。前述のライト134とは別のライトをプレート間に設けることができる。
【0039】
図8及び図9は、ボラードの電気制御部品の詳細を例示する。平坦な取付けプレート144が、PCB(プリント回路基板)制御盤148及び他の電気回路部品を取り付けるための支持面を提供するためにクランプ146及び締付け具で中心ポール124の下部に固定される。これらの回路部品は、ボラード100の動作を制御する物理プロセッサ、制御装置、及びメモリ素子を含む。ケーブル150が、各カメラを制御盤148上のそれぞれの端子に接続する。
【0040】
制御盤はまた、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、セルラー方式モデム、又は他の無線通信手段などの無線通信構成要素も備えることができる。
【0041】
端子接続ブロック152も、ポール124に固定され、制御盤148に隣接して位置する。接続ブロック152は、ライトなどの様々な電気部品を、基板148に配設された制御電子機器に接続する導管の複数の接続点を提供する。
【0042】
コンピュータ可読プログラムコード(例えば、ソフトウェアコード)を、装置の物理メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、又はハードドライブ)に格納することができる。コンピュータ可読プログラムコードは、制御装置又はプロセッサによって実行されると、該コードが本明細書に記載される本発明の工程を装置に実行させるように構成される。
【0043】
ベース110を所定の位置に固定できるように、複数のフランジ154が底部プレート156から上方に延びている。底部プレート156はまた、ボラード100を地面に固定できるように締付け具を挿入することができる複数の開口158を備える。
【0044】
駐車取締りボラードの別の実施態様が、図10図18に示され、その全体が数字200で示されている。ボラード200はここでもまた、一般に、中心アセンブリ202(図12図13)、及び該中心アセンブリ202の周りに配設される外側エンクロージャ204(図14)を備える。
【0045】
完全に組み立てられたボラード200が図10に示されている。細長い管状本体206がベース210の上に位置する。管状本体206の内部の1つ又は複数のカメラが、違法駐車について監視されている場所を見通せるように、透明(又は半透明)窓212が該管状本体206の上に配設されている。カメラの概略は、窓212を介して図10で確認することができる。キャップアセンブリ208が、窓部212の上に配設されている。
【0046】
図11は、ボラード200の上部アセンブリの構成要素を示している。上部プレート216の円筒形カラー214部分は、窓212の上に配設されている。中心ポスト(以下で論じられる)の一部が上方に突出し、カラー/プレート216を所定の位置に固定するナット218に受容され得るように、該上部プレート216の中心に孔が存在する。ボラードの耐候性能をさらに高めるために、構成要素間にゴム製ガスケットを配設することができる。上部キャップアセンブリ208は、ナット218が隠れるように上部プレート216の上に配設され、ボラード100に魅力的で洗練された外観を提供する。
【0047】
この実施態様における上部キャップアセンブリ208は、取り外し可能な上部プレート209を有する。キャップアセンブリ208の残りの部分を最初に取り外すことを要することもなく、ナット218にアクセスできるように上部プレート209を取り外すことができる。
【0048】
上部キャップ208の上面は、丸みを帯びた形状、平坦な形状、又は他の所望の形状であり得る。太陽電池のグリッドを、図2に示されているものと同様の上部キャップ208の上面に配設することができる。
【0049】
ボラード200は、この実施態様では、第1の窓の下に位置する第2の窓を有していない。しかしながら、そのような特徴を追加することができる。
【0050】
図12及び図13は、外側エンクロージャ204の構成要素が取り外された中心アセンブリ202を示す。中心ポール224が、円筒形本体の直高さを通って延びている。下端部はベースに固定され、上端部は上部プレート216に固定される。装置のカメラ(複数可)及び電気部品は、図15図18に関して以下で説明されるようにポール214に固定される。
【0051】
図14は、ボラード200の外側エンクロージャ204を構成する構成要素の分解図を示す。管状本体206は、ベース部210の上に位置し、窓部212は、管状本体206の上に配設される。この実施態様では、管状本体206は単一部品である。しかしながら、管状本体206は、代替の実施態様では、2つ以上のセグメントから形成することができる。エンクロージャを水及び環境混入物に対して密閉するために、ゴム製ガスケットリング226が隣接する各構成要素間に設けられる。
【0052】
図15は、カメラ(複数可)の上に配設される上側内部アセンブリの詳細を例示する。一対の上側水平プレート228、230がポール224の周りに配設され、カメラ232の上に位置する。これらのプレートは、光がカメラに到達するのをブロックし、ポール224をボラード内の中心に維持する。クランプ又は他の締付け具を使用して、プレートをポール224に固定することができる。この実施態様では、ライトは設けられていないが、前の実施態様で説明したように、必要に応じてライトを設けることができる。
【0053】
図16は、カメラアセンブリの詳細を例示する。カメラ232は、中心パイプ224に固定され、窓212を介して外部を観察するように配置される。図16には1つのカメラが示されているが、特定のボラード200によって監視される区域(複数可)を拡大するために2つ以上のカメラを設けることができる。カメラ132は、ブラケット238及び締付け金具によってポールに固定されている。
【0054】
図16はまた、カメラ232の下に配設される下側内部アセンブリも例示する。一対の下側水平プレート240、242が、ポール224の周りに配設され、カメラ232の下に位置する。これらのプレートもまた、光がカメラに到達するのをブロックし、ポール224を中心に合わせる。クランプ又は他の締付け具を使用して、プレートをポール224に固定する。この場合もまた、この実施態様ではライトは設けられていないが、前の実施態様で説明したように、必要に応じて設けることができる。
【0055】
図17及び図18は、ボラード200の電気制御部品の詳細を例示する。制御盤148及び他の電気回路部品を取り付けるための支持面を提供するために、平坦な取付けプレート244が中心ポール224の下部にクランプ246及び締付け具で固定される。これらの回路部品は、ボラード200の動作を制御する物理プロセッサ、制御装置、及びメモリ素子を備える。制御盤は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、セルラー方式モデム、又は他の無線通信手段などの無線通信構成要素も備えることができる。端子接続ブロック252もまた、ポール224に固定され、取付けプレート244の反対側の該ポール224に沿って位置する。ケーブルは図示されていないが、各カメラ及び他の構成要素を制御盤248上のそれぞれの対応する端子に接続するために導管が設けられることになる。
【0056】
前述のいずれの実施態様も、ボラード内に配置され、プロセッサに結合され衝撃センサを備えることができる。衝撃センサは、破壊行為又は車両への攻撃によって遭遇する可能性のある力の閾値を超える衝撃を感知する。そのような衝撃が感知されると、プロセッサは、さらなる調査及び実行可能な修復のために、衝撃事象の情報を中央制御コンピュータに送信する。
【0057】
搭載バッテリは、搭載電子機器に電力を供給するために、ハウジング104、204内に配置し、内部ポール124、224に固定することができる。
【0058】
次に、ボラードの使用について、図19を参照して説明する。以降、ボラードは参照番号300で示されることになる。前述の実施態様及びボラードの変更形態はいずれも、本明細書に記載されるように使用できることを理解されたい。ボラード300は、指定された駐車禁止区域302に隣接して配設される。ボラード300が配置され、該ボラード300内のカメラは、車両のナンバープレートがカメラによって捕捉されるように向けられる。
【0059】
図19に示される例では、区域302への駐車は、そのスペースが消火栓304に隣接しているため禁止されている。駐車スペースは、好ましくは、駐車する可能性がある人に駐車禁止状態であると警告するために適切な従来の表示によってマーキングされる。車両306は、監視スペース302に進入したとして示されている。車両の存在は、監視スペース302への進入時にボラード300によって感知(検出)される。
【0060】
車両の検出は、バックグラウンド減算、エッジ検出、パターン認識、又はそれらの組み合わせなどのマシンビジョンアルゴリズムのみで行うことができる。磁力計、レーダー、及びソナーセンサなどの他のセンサを、装置のエンクロージャ内に設けることができる。必要に応じて、非画像センサ用に別の窓を設けることもできる。さらなる代替の実施態様では、1つ又は複数のセンサをエンクロージャから離れて配置することができる。駐車禁止スペースで車両が検出されたことを確認するためのダブルチェックとして動作するように、マシンビジョンを1つ又は複数の他の検出手段と組み合わせることができる。本装置に適した車両検出方法は、共に全体の引用により本明細書中に組み込まれている、米国特許出願公開第2017/0116857 A1号及び同第2018/0240337 A1号に開示されている。
【0061】
車両が駐車禁止スペースに駐車されたことが検出されると、違反が発生したと見なされる。あるいは、そのような検出時に猶予期間を計測することができ、猶予期間が終了する前に車両が駐車禁止スペースを出た場合は違反が発生しなかったと見なされる。
【0062】
違反時(又はその前後)に、画像(ビデオ又は静止画データ)及びあらゆる算出された情報が、駐車違反の発行のために事務処理コンピュータシステム(例えば、中央コンピュータ、クラウドコンピュータ、又は他のリモートコンピュータシステム)に中継される、又は違反通知の発行のために自治体に中継される。この同じ情報が、上記に加えて、又は代わりに、全体の引用により本明細書中に組み込まれている米国特許出願公開第2017/0032582 A1号に開示されているような携帯電話アプリケーションを使用して駐車取締官に中継してもよい。
【0063】
ボラードは、記録するべく監視されている区域の論理状態を維持するためにそのソフトウェアコードによって構成され、かつホスト事務処理アプリケーション及び/又は携帯電話アプリケーションの使用によってリアルタイムで自治体に違反を報告することができる。インターネット接続が一時的に利用できない場合、画像及び算出された情報は、接続が回復するまでメモリにローカルに保存される。
【0064】
ボラードはまた、違反時間の長さを計り、例えば、10分、20分などの特定の節目を迎えたときに事務処理コンピュータシステムに通知することを含め、必要に応じて追加のアクションを取ることができ、かつ/又は該ボラードは、違法駐車車両をレッカー移動するためにレッカー移動サービスに通知を送信することもできる。
【0065】
監視駐車禁止区域内の車両が該監視区域を出ると、事象に適用可能なすべてのタイマがリセットされ、次の車両検出事象を待つ。
【0066】
取締りボラードを取り巻く環境によっては、駐車禁止状態又は違反発生を示すためにライトを点灯させてもよい。的を絞った光又は点滅を使用して、カメラによって画像が捕捉される領域のカメラビジョンを改善することができる。
【0067】
緊急車両及び公用車は、自治体職員によるナンバープレートの認識及び画像再確認の使用によって、又は自動化アルゴリズムによって違反通知の発行を免除することができる。
【0068】
本発明は、今のところ最も実際的かつ好ましい実施態様であると見なされるものに関連して説明されてきたが、本発明が開示された実施態様に限定されないことは当業者には明らかであろう。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、多くの変更態様及び同等の構成が可能であり、そのような範囲が、全ての等価の構造及び製品を包含するように、添付の特許請求の範囲の最も広範な解釈を与えることは、当業者には容易に明白であろう。さらに、様々な実施態様例の特徴又は態様は、(たとえ、そのような組合せが本明細書で明示的に説明されないとしても)本発明の範囲を逸脱することなく、組み合わせることができ、適合し得る。
本件出願は、以下の態様の発明を提供する。
(態様1)
細長い管状本体;
該管状本体の上に配設された窓部;
該管状本体及び該窓部を通って直方向に延びる中心ポール;
該中心ポールに固定され、該窓部を介して外部を観察するように配置されたカメラ;及び
該管状本体の内部に配設された電気制御盤を備える、駐車取締り装置。
(態様2)
前記窓部の上に配設された上部プレート;及び
ベースをさらに備え、
前記管状本体が該ベースの上に配設される、態様1記載の駐車取締り装置。
(態様3)
前記上部プレートの上に配設された上部キャップをさらに備える、態様2記載の駐車取締り装置。
(態様4)
前記窓部の上に配設された上部キャップをさらに備える、態様1記載の駐車取締り装置。
(態様5)
前記上部キャップの外面に配設された複数の太陽電池をさらに備える、態様1記載の駐車取締り装置。
(態様6)
前記中心ポールの上に配設され、前記窓部又は前記管状本体のいずれかの内部に位置する水平プレートをさらに備える、態様1記載の駐車取締り装置。
(態様7)
前記水平プレートに隣接して配設され、前記駐車取締り装置から外部に光を放射するように配置されたライトをさらに備える、態様6記載の駐車取締り装置。
(態様8)
前記制御盤がプロセッサを備え、該プロセッサが、駐車禁止に指定された区域に車両が存在するかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視するように構成されている、態様1記載の駐車取締り装置。
(態様9)
前記プロセッサが、前記カメラを利用して、前記駐車禁止に指定された区域に車両が存在するかどうかについて該駐車禁止に指定された区域のマシンビジョン分析を行うように構成されている、態様8記載の駐車取締り装置。
(態様10)
前記プロセッサが、前記カメラを利用して、前記駐車禁止に指定された区域内にある車両のナンバープレートの画像を取り込むように構成されている、態様8記載の駐車取締り装置。
(態様11)
前記プロセッサが、前記駐車禁止に指定された区域内にある車両の画像をリモートコンピュータシステムに送信するように構成されている、態様8記載の駐車取締り装置。
(態様12)
前記プロセッサが、前記駐車禁止に指定された区域内に車両が存在すると判断したときに、駐車違反が発生したと判定するように構成されている、態様8記載の駐車取締り装置。
(態様13)
前記プロセッサが、車両が前記駐車禁止に指定された区域を離れることなく該駐車禁止に指定された区域に存在すると判断してから所定の期限が過ぎたときにレッカー移動サービスのリクエストを開始するように構成されている、態様8記載の駐車取締り装置。
(態様14)
駐車禁止に指定された区域を監視する方法であって:
該駐車禁止に指定された区域に隣接する表面にボラードを固定する工程であって、該ボラードが、該駐車禁止に指定された区域に向けられたカメラを備える、工程;
該駐車禁止に指定された区域へ車両が進入したかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視する工程;
車両が該駐車禁止に指定された区域に進入したと判断したときに、駐車違反が発生したと判定する工程;及び
該カメラによって捕捉された、該駐車禁止に指定された区域への車両の進入の画像データをリモートコンピュータシステムに中継する工程を含む、前記方法。
(態様15)
前記駐車禁止に指定された区域へ車両が進入したかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視する工程が、前記カメラからの画像データを使用してマシンビジョン分析を行って、該駐車禁止に指定された区域における車両の存在を検出する工程を含む、態様14記載の方法。
(態様16)
前記駐車禁止に指定された区域へ車両が進入したかどうかについて該駐車禁止に指定された区域を監視する工程が、レーダーを使用して、該駐車禁止に指定された区域における車両の存在を感知する工程をさらに含む、態様15記載の方法。
(態様17)
車両が前記駐車禁止に指定された区域を離れることなく該駐車禁止に指定された区域に存在すると判断してから所定の期限が過ぎたときにレッカー移動サービスをリクエストする工程をさらに含む、態様14記載の方法。
(態様18)
前記駐車違反が発生したという判定が、まずは猶予期間の計測なしで行われる、態様14記載の方法。
(態様19)
前記ボラードの内部を直上方に延びる中心ポールに前記カメラを固定する工程;及び
該カメラが該ボラードの窓部を介して該ボラードから外部を観察するように、該カメラを該中心ポールに沿って配置する工程をさらに含む、態様14記載の方法。
(態様20)
駐車違反が発生したと判断したときに、違反表示ライトを点灯させる工程をさらに含む、態様14記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
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図19