(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-21
(45)【発行日】2022-11-30
(54)【発明の名称】外字検索用プログラムおよび外字検索装置
(51)【国際特許分類】
G06F 40/109 20200101AFI20221122BHJP
G06F 40/129 20200101ALI20221122BHJP
【FI】
G06F40/109
G06F40/129
(21)【出願番号】P 2018025519
(22)【出願日】2018-02-15
【審査請求日】2020-12-03
(73)【特許権者】
【識別番号】000006301
【氏名又は名称】マックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100118094
【氏名又は名称】殿元 基城
(72)【発明者】
【氏名】岡▲崎▼ 潤
(72)【発明者】
【氏名】加藤 俊
【審査官】成瀬 博之
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-165302(JP,A)
【文献】特開2005-339207(JP,A)
【文献】特開平06-131329(JP,A)
【文献】特開平02-291059(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 40/00-40/197
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インプットメソッドエディタを用いて入力可能な検索文字と前記インプットメソッドエディタを用いて変換できない1或いは複数の外字であって前記検索文字に関連付けられた外字とが記録された第1辞書データと、前記検索文字に関連付けられていない外字を
文字コードに関連付けて第一外字として記録した文字データと、前記検索文字と該検索文字に関連付けられた前記外字とが記録された第2辞書データとを記録することが可能な記録部と、
前記検索文字、前記外字および前記第一外字を表示することが可能な表示部と、
前記インプットメソッドエディタを用いて前記検索文字を入力し、
前記文字コードを入力することにより前記記録部に記録された前記文字データ
から前記文字コードに基づき前記第一外字を選択し、或いは、前記表示部に表示された前記外字を選択することが可能な入力部と
を備えた外字検索装置の外字検索用プログラムであって、
前記外字検索装置の制御手段に
前記入力部により前記検索文字が入力され、且つ、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されていない場合に、前記記録部に記録された前記第1辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字とを読み出して、前記表示部に表示させる第1辞書表示機能と、
前記表示部に前記検索文字と前記外字とが表示された状態において、前記表示部に表示された前記外字が、前記入力部により選択された場合には、前記表示部に表示された前記検索文字および前記外字から、選択された前記外字を削除することにより前記第2辞書データを作成させ、前記記録部に記録された前記文字データの前記第一外字が、前記入力部により
入力された前記文字コードに基づいて選択された場合には、前記表示部に表示された前記検索文字および前記外字に対して、前記第一外字を前記検索文字に関連付けられた外字として追加することにより前記第2辞書データを作成させて、作成された前記第2辞書データを前記記録部に記録させる第2辞書作成機能と、
前記入力部により前記検索文字が入力され、且つ、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されている場合に、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字とを読み出して、前記表示部に表示させる第2辞書表示機能と
を実現させるための外字検索用プログラム。
【請求項2】
前記第1辞書データは、当該第1辞書データに記録される前記外字のフォント毎に作成され、
前記第2辞書データは、当該第2辞書データに記録される前記外字のフォントに応じて、前記検索文字毎に作成されること
を特徴とする請求項1に記載の外字検索用プログラム。
【請求項3】
前記入力部により前記検索文字が入力され、且つ
、前記記録部に記録された前記文字データ
から前記入力部により入力された前記文字コードに基づいて前記第一外字が選択された場合において、
前記制御手段に、
入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されているか否かを判断させ、
入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されていない場合に、前記記録部に記録される前記第1辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字とを読み出し、読み出した前記検索文字および前記外字に対して、選択された前記第一外字を前記検索文字に関連付けられた外字として追加することにより第2辞書データを作成させ、
入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されており、且つ、前記第2辞書データに前記第一外字と同じ外字が記録されていない場合に、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字とを読み出し、読み出した前記検索文字および前記外字に対して、前記第一外字を前記検索文字に関連付けられた外字として追加することにより新たな第2辞書データを作成させ、
入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されており、且つ、前記第2辞書データに前記第一外字と同じ外字が記録されている場合に、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字とを読み出し、読み出した前記検索文字および前記外字から、前記第一外字と同じ外字を削除することにより、新たな第2辞書データを作成させる
外字登録機能を実現させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の外字検索用プログラム。
【請求項4】
前記第1辞書データおよび前記第2辞書データには、前記検索文字の文字コードに対して前記外字の
前記文字コードが関連付けられて記録されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の外字検索用プログラム。
【請求項5】
インプットメソッドエディタを用いて入力可能な検索文字と前記インプットメソッドエディタを用いて変換できない1或いは複数の外字であって前記検索文字に関連付けられた外字とが記録された第1辞書データと、前記検索文字に関連付けられていない外字を
文字コードに関連付けて第一外字として記録した文字データと、前記検索文字と該検索文字に関連付けられた前記外字とが記録された第2辞書データとを記録することが可能な記録部と、
前記検索文字、前記外字および前記第一外字を表示することが可能な表示部と、
前記インプットメソッドエディタを用いて前記検索文字を入力し、
前記文字コードを入力することにより前記記録部に記録された前記文字データ
から前記文字コードに基づき前記第一外字を選択し、或いは、前記表示部に表示された前記外字を選択することが可能な入力部と、
制御手段とを備え、
該制御手段は、
前記入力部により前記検索文字が入力され、且つ、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されていない場合に、前記記録部に記録された前記第1辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字とを読み出して、前記表示部に表示させ、
前記表示部に前記検索文字と前記外字とが表示された状態において、前記表示部に表示された前記外字が、前記入力部により選択された場合には、前記表示部に表示された前記検索文字および前記外字から、選択された前記外字を削除することにより前記第2辞書データを作成し、前記記録部に記録された前記文字データの前記第一外字が、前記入力部により
入力された前記文字コードに基づいて選択された場合には、前記表示部に表示された前記検索文字および前記外字に対して、前記第一外字を前記検索文字に関連付けられた外字として追加することにより前記第2辞書データを作成して、作成された前記第2辞書データを前記記録部に記録し、
前記入力部により前記検索文字が入力され、且つ、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されている場合に、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字と読み出して、前記表示部に表示させること
を特徴とする外字検索装置。
【請求項6】
前記第1辞書データは、当該第1辞書データに記録される前記外字のフォント毎に作成され、
前記第2辞書データは、当該第2辞書データに記録される前記外字のフォントに応じて、前記検索文字毎に作成されること
を特徴とする請求項5に記載の外字検索装置。
【請求項7】
前記制御手段は、
前記入力部により前記検索文字が入力され、且つ
、前記記録部に記録された前記文字データ
から前記入力部により入力された前記文字コードに基づいて前記第一外字が選択された場合に、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されているか否かを判断し、
入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されていない場合に、前記記録部に記録される前記第1辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字とを読み出し、読み出した前記検索文字および前記外字に対して、選択された前記第一外字を前記検索文字に関連付けられた外字として追加することにより第2辞書データを作成し、
入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されており、且つ、前記第2辞書データに前記第一外字と同じ外字が記録されていない場合に、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字とを読み出し、読み出した前記検索文字および前記外字に対して、前記第一外字を前記検索文字に関連付けられた外字として追加することにより新たな第2辞書データを作成し、
入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データが前記記録部に記録されており、且つ、前記第2辞書データに前記第一外字と同じ外字が記録されている場合に、入力された前記検索文字を記録した前記第2辞書データから、入力された前記検索文字と当該検索文字に関連付けられた前記外字とを読み出し、読み出した前記検索文字および前記外字から、前記第一外字と同じ外字を削除することにより新たな第2辞書データを作成する
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の外字検索装置。
【請求項8】
前記第1辞書データおよび前記第2辞書データには、前記検索文字の文字コードに対して前記外字の
前記文字コードが関連付けられて記録されていること
を特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の外字検索装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外字検索用プログラムおよび外字検索装置に関し、より詳細には、外字を容易に検索することが可能な外字検索用プログラムおよび外字検索装置に関する。
【背景技術】
【0002】
冠婚葬祭等の会場案内や生花等の札名には、様々な書体の文字が使用される。特に、人名漢字を用いる場合には、戸籍に登録されている文字を用いる必要がある。しかし、人名漢字に用いられる文字には、書体の違いやつくりの違いなどによって、類似した多くの文字が存在する。このため、誤りなく正確な文字を、札名等に記すことが容易ではなかった。
【0003】
従来は、専門の書き手(筆耕者)が、札名等に人名等を手書きで書いていた。しかしながら、今日では、汎用性の高いコンピュータやプリンタが一般的に用いられており、筆耕用プログラム等を用いて、コンピュータで人名漢字等の選択を行い、プリンタで印刷する方法が用いられている。
【0004】
冠婚葬祭等で用いられる人名漢字等の文字は、必ずしもJIS(日本工業規格:JIS=Japanese Industrial Standards)の文字コードに予め登録されている文字(例えば、第1水準文字や第2水準文字等の一般的に用いられている文字。以下、標準文字と称する)だけには限定されない。人名漢字等として用いられる文字は、同じような字であっても、複数の字体が存在する。このため、筆耕用プログラムでは、標準文字に該当しない様々な文字が、予め「外字」として登録されており、登録された外字から所望の文字を選択して、札名等に印刷が行われる。
【0005】
外字を用いて印刷を行う場合には、所望の外字を検索する必要がある。一般的な外字は、オペレーティングシステム(Operating System)に基づいて動作するインプットメソッドエディタ(IME:Input Method Editor)を用いて、文字変換を行うことができない。このため、外字を検索する場合には、外字に対して新たに付加された文字コード(空き領域となっているJISの文字コードを外字領域として、外字を登録した場合の文字コード)、外字の部首や読み方、あるいは外字の画数などを用いて検索を行う方法が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、外字が人名漢字等である場合には、漢字の読み方や正確な部首名などが判らず、所望の外字を検索することが容易ではないという問題があった。また、人名漢字の形状に着目して、外字の異体、異型および類似する検索文字を、外字に対応付けたデータベースを用意して、文字形状に基づいて、検索文字から所望の外字を検索する方法も提案されている。しかしながら、形状的に類似していると判断される文字は、ユーザ(検索者)毎に様々であるため、データベースに登録される文字形状と、ユーザの考える文字形状とが一致しない場合も多い。この場合には、文字形状に基づいてユーザが検索を行っても、所望の外字を探し出すことが難しいという問題があった。
【0008】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ユーザが所望の外字を容易に検索することが可能な外字検索用プログラムおよび外字検索装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る外字検索用プログラムは、インプットメソッドエディタを用いて入力可能な検索文字を入力する入力部と、前記検索文字に関連付けられて、前記インプットメソッドエディタを用いて変換できない1或いは複数の外字が記録された第1辞書データと、前記外字を表示可能な表示部とを備えた前記外字を検索する外字検索装置の外字検索用プログラムであって、前記入力部により前記検索文字が入力されたときに、前記第1辞書データの内容を読み出して、前記表示部に表示する第1辞書表示手段と、読み出された前記第1辞書データの内容から前記複数の外字の一部を削除し、及び前記第1辞書データの内容に記録されていない新たな外字を、前記検索文字に関連付けて記録することによって、前記検索文字毎に第2辞書データを作成する第2辞書作成手段と、前記第2辞書データが作成された後であって、前記入力部により前記検索文字が入力されたときに、前記第2辞書データから前記検索文字に関連付けられた前記外字を読み出して、前記表示部に表示する第2辞書表示手段と、を備える外字検索用プログラムであることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る外字検索装置は、インプットメソッドエディタを用いて入力可能な検索文字を入力する入力部と、前記検索文字に関連付けられて、前記インプットメソッドエディタを用いて変換できない1或いは複数の外字が記録された第1辞書データと、前記第1辞書データの内容を読み出して、読み出された当該第1辞書データの内容から前記複数の外字の一部を削除し、及び、当該第1辞書データの内容に記録されていない新たな外字を、前記検索文字に関連付けて記録することによって、前記検索文字毎に作成された第2辞書データを記録したデータベースと、前記検索文字に基づいて、当該検索文字に関連付けられた前記外字を、前記データベースに記録される前記第2辞書データの外字の中から検索する外字検索手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
ここで、インプットメソッドエディタ(Input Method Editor:IME)を用いて入力可能な検索文字とは、オペレーティングシステム(Operating System)で動作するインプットメソッドエディタを用いて、例えば、文字の称呼等に基づく文字変換を行って文字入力を行うことが可能な文字を意味する。インプットメソッドエディタを用いて文字を入力する場合には、入力対象となる文字の文字コードが、JISによって予め決定され、さらにオペレーティングシステムにおいて対応するJISの文字コードがサポートされている必要がある。JISの規格として、例えば、ひらがな、カタカナ、第1水準・第2水準漢字等を含む文字集合の「JIS X 0208」規格や、さらに第3水準・第4水準漢字等や記号を追加した文字集合の「JIS X 0213」規格などが知られている。
【0012】
マイクロソフト(登録商標)のオペレーティングシステムである、WINDOWS XP(登録商標)では、「JIS X 0208」規格が標準フォントとしてサポートされている。このため、WINDOWS XPで動作するインプットメソッドエディタを用いて、標準フォントで入力可能な文字には、第1水準・第2水準漢字が含まれるが、第3水準・第4水準漢字は含まれない。一方で、WINDOWS 7(登録商標)では、「JIS X 0213」規格が標準フォントとしてサポートされている。このため、WINDOWS 7で動作するインプットメソッドエディタを用いて、標準フォントによって入力可能な文字には、第1水準・第2水準漢字だけでなく、第3水準・第4水準漢字も含まれることになる。インプットメソッドエディタを用いて、標準フォントによって入力・変換することができない文字は、外字として、JISの規格により予め登録されている文字とは別に登録される。
【0013】
本発明に係る外字検索用プログラムおよび外字検索装置では、第1辞書データの内容を読み出して、読み出された第1辞書データに対して外字の削除及び記録によって作成された第2辞書データを用いて、検索文字に関する外字の検索が行われる。このため、ユーザが一から新規に第2辞書データを作成するよりも簡単に、ユーザの使い易い辞書データを用意することができる。また、第1辞書データを編集して第2辞書データを作成することにより、外字の削除を容易に行うことができるため、第2辞書データの利便性を向上させることができる。
【0014】
さらに、ユーザが新たに外字を作成等した場合であっても、第2辞書データに新たな外字を登録してユーザが使い易い検索文字との関連付けを行うことによって、一度作成した外字をユーザが後で利用する場合に、第2辞書データを用いて簡単に検索することが可能になる。
【0015】
また、第1辞書データの内容を直接編集するのではなく、第1辞書データの内容を読み出して、読み出した第1辞書データの内容を編集することにより第2辞書データを作成するので、第1辞書データの内容が不用意に変更されたりすることがない。このため、第2辞書データに不具合等が発生した場合に、内容が変更されていない第1辞書データに基づいて、再度、第2辞書データを作成し直すことが可能になる。
【0016】
また、上述した外字検索用プログラムおよび外字検索装置において、前記第1辞書データが、当該第1辞書データに記録される前記外字のフォント毎に作成され、前記第2辞書データが、当該第2辞書データに記録される前記外字のフォントに応じて、前記検索文字毎に作成されるものであってもよい。
【0017】
本発明に係る外字検索用プログラムおよび外字検索装置では、第1辞書データが外字のフォント(書体)毎に作成され、第2辞書データが、外字のフォントに応じて検索文字毎に作成されるため、第1辞書データおよび第2辞書データのそれぞれが、どのフォントに関する辞書データであるかを容易に判断することができる。
【0018】
また、上述した外字検索用プログラムは、前記外字を複数の前記検索文字に関連付けて記録あるいは削除する場合に、前記複数の検索文字毎に作成された複数の第2辞書データを読み出して、それぞれの第2辞書データの検索文字に前記外字を関連付けて、それぞれの前記第2辞書データに記録し、あるいは削除する外字登録手段を備えるプログラムであってもよい。
【0019】
さらに、上述した外字検索装置は、前記検索文字毎に作成された複数の前記第2辞書データに対して、それぞれ検索文字に関連付けて外字を記録あるいは削除する場合に、前記複数の第2辞書データを読み出して、それぞれの第2辞書データの検索文字に前記外字を関連付けてそれぞれの前記第2辞書データに記録し、あるいは削除する外字登録手段を備えるものであってもよい。
【0020】
本発明に係る外字検索用プログラムおよび外字検索装置では、検索文字毎に作成された複数の第2辞書データに対して外字を記録あるいは削除する場合に、外字登録手段により、第2辞書データの検索文字に外字を関連付けて、それぞれの第2辞書データに記録させ、あるいは削除させることができる。このため、外字登録手段により、外字を複数の検索文字に簡単に関連付けて、複数の第2辞書データに登録することができ、また複数の第2辞書データから削除することができる。
【0021】
また、上述した外字検索用プログラムおよび外字検索装置において、前記第1辞書データおよび前記第2辞書データは、前記検索文字の文字コードに対して前記外字の文字コードが関連付けられて記録されているものであってもよい。
【0022】
本発明に係る外字検索用プログラムおよび外字検索装置の第2辞書データでは、検索文字の文字コードに対して外字の文字コードが関連付けて記録されているため、文字形状を示した文字データは記録されていない。文字データは、文字を視認可能に表示するために、文字輪郭等によって文字形状を明確に示したデータであるため、数字や記号が組み合わされる文字コードよりもデータ量が多くなる。このため、第1辞書データおよび第2辞書データに記録させるデータを文字コードとし、文字データを記録させないことによって、第1辞書データおよび第2辞書データのデータ容量を低減できると共に、第1辞書データあるいは第2辞書データを用いた外字の検索処理の迅速化を図ることが可能になる。
【0023】
また、上述した外字検索用プログラムは、前記第2辞書データが存在しない場合に、前記入力部により前記検索文字が入力されたときには、前記第1辞書表示手段に、前記第1辞書データから前記検索文字に関連付けられた前記外字を読み出して、前記表示部に表示させるプログラムであってもよい。
【0024】
さらに、上述した外字検索装置において、前記外字検索手段は、前記入力部により入力された前記検索文字に関する前記第2辞書データが前記データベースに存在しない場合に、当該検索文字に関連付けられた外字を、前記第1辞書データに記録される外字の中から検索するものであってもよい。
【0025】
本発明に係る外字検索用プログラムおよび外字検索装置では、第2辞書データが存在しない場合に、第1辞書データを用いて外字の検索処理を行うことができる。このため、第2辞書データが作成されていない場合だけでなく、第2辞書データが削除されてしまった場合や、第2辞書データに不具合等が生じて削除せざるを得ない場合等であっても、第1辞書データを用いることによって、確実に外字の検索処理を行うことが可能になる。
【発明の効果】
【0026】
本発明に係る外字検索用プログラムおよび外字検索装置では、第1辞書データの内容を読み出して、読み出された第1辞書データに対して外字の削除及び記録によって作成された第2辞書データを用いて、検索文字に関する外字の検索が行われる。このため、ユーザが一から新規に第2辞書データを作成するよりも簡単に、ユーザの使い易い辞書データを用意することができる。また、第1辞書データを編集して第2辞書データを作成することにより、外字の追加や削除を容易に行うことができるため、第2辞書データの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】実施の形態に係る外字検索装置のハードウェア構成の概略を示したブロック図である。
【
図2】実施の形態に係る外字検索装置が、外字検索用プログラムに基づいて実行するための機能部の概略構成を示したブロック図である。
【
図3】(a)は、実施の形態に係る第1辞書データのデータ構造を一例として示した図である。(b)は、実施の形態に係る第2辞書データのデータ構造を一例として示した図である。
【
図4】(a)は、実施の形態に係る第1辞書データの検索文字と外字との関連付けを模式的に示した図である。(b)は、実施の形態に係る第2辞書データの検索文字と外字との関連付けを模式的に示した図である。(3)は、実施の形態に係る第3辞書データの外字と検索文字との関連付けを模式的に示した図である。
【
図5】実施の形態に係る表示部に表示された外字検索画面を示した図である。
【
図6】実施の形態に係る外字検索部が、外字候補をデータベースから取得して表示する処理を示したフローチャートである。
【
図7】実施の形態に係る表示部に表示された外字作成画面を示した図である。
【
図8】実施の形態に係る表示部に表示された外字登録画面を示した図である。
【
図9】実施の形態に係る外字登録部の外字登録処理を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明に係る外字検索装置に関して一例を示し、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、外字検索装置のハードウェア構成の概略を示したブロック図である。外字検索装置100は、記録部(データベース)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、CPU(Central Processing Unit:制御手段、外字検索手段、外字登録手段、第1辞書表示手段、第2辞書表示手段、第2辞書作成手段)104と、表示部105と、入力部106とを有している。
【0029】
記録部101には、後述する第1辞書データ(デフォルト辞書データ)205、第2辞書データ(ユーザ辞書データ)206、第3辞書データ(逆引き辞書データ)207、コード関連辞書データ208、文字データ等が記録されている。記録部101は、一般的なハードディスク等によって構成されている。なお、記録部101の構成は、ハードディスクだけに限定されるものではなく、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive / Solid State Disk)などであってもよい。記録部101は、第1辞書データ205や第2辞書データ206等を記録することが可能な記録媒体であるならば、具体的な構成は特に限定されるものではない。
【0030】
ROM102には、外字検索装置100において外字検索を行うための外字検索用プログラム(例えば、
図6や
図9に記載のフローチャートのプログラム)等が記録されている。
【0031】
CPU104は、ROM102に記録される外字検索用プログラムに基づいて、外字の検索処理を行う。また、CPU104は、必要に応じて、第2辞書データ206や第3辞書データ207の作成・変更等を行う。CPU104が行う処理については、後述する。
【0032】
RAM103は、CPU104の処理に利用されるワークエリアとして用いられる。
【0033】
入力部106は、ユーザが外字検索装置100において検索文字の入力等を行うために用いる。入力部106として、例えば、キーボードやマウス等の一般的な入力機器が該当する。但し、入力部106は、ユーザが文字の入力等を行うことが可能な機器であれば特にその構成は限定されず、タッチパッドやタッチパネル等により構成されるものであってもよい。
【0034】
表示部105は、入力部106を用いてユーザにより入力された検索文字を表示し、あるいは検索候補となる外字を表示する。また、表示部105には、後述する外字作成処理等において、外字作成用画面等が表示される。表示部105には、液晶ディスプレイや、CRTディスプレイなどの一般的な表示装置が用いられる。
【0035】
図2は、CPU104が、外字検索用プログラムに基づいて実行する外字検索装置100の機能部の概略構成を示したブロック図である。外字検索装置100は、外字検索部(制御手段、外字検索手段、第1辞書表示手段、第2辞書表示手段)201と、外字登録部(制御手段、外字登録手段、第2辞書作成手段)202と、外字作成部203とを有している。外字検索部201と、外字登録部202と、外字作成部203としての機能部は、CPU104の処理によって実現される。
【0036】
外字検索装置100には、第1辞書データベース205aと、第2辞書データベース(データベース)206aと、第3辞書データベース207aと、コード関連辞書データベース208aとが設けられている。第1辞書データベース205aには、第1辞書データ205が記録されており、第2辞書データベース206aには、第2辞書データ206が記録されている。また、第3辞書データベース207aには、第3辞書データ207が記録されており、コード関連辞書データベース208aには、コード関連辞書データ208が記録されている。第1辞書データベース205aと、第2辞書データベース206aと、第3辞書データベース207aと、コード関連辞書データベース208aでは、記録部101が実質的な機能部に該当する。
【0037】
さらに、外字検索装置100には、上述した入力部106が、データの入力処理を行うための機能部として設けられており、表示部105が、外字等をユーザに視認可能に表示させるための機能部として設けられている。
【0038】
コード関連辞書データ208は、標準文字や外字等の様々な文字データ(文字を表示部105に視認可能に表示するために、文字輪郭等によって文字形状を示したデータ)と、各文字に対応する文字コードとを一対のデータとして記録するものである。CPU104で検索文字あるいは外字を表示部105に表示させる場合には、文字コードに対応する文字データを、記録部101より読み出して表示させる必要がある。CPU104は、コード関連辞書データ208を用いて、検索文字あるいは外字の文字コードに対応する文字データを読み出すことによって、該当する文字を表示部105に表示させることが可能になる。
【0039】
第1辞書データ205は、外字を検索するための検索文字の文字コードに対して、予め1つ以上の外字の文字コードが関連付けられたデータである。第1辞書データ205の検索文字には標準文字が用いられている。このため、一般的なオペレーティングシステムのインプットメソッドエディタ(IME)によって検索文字を簡単に検索・変換・決定することが可能である。一方で、外字は、既に説明したように、標準文字ではないため、インプットメソッドエディタによって簡単に検索・変換することができない。第1辞書データ205において、検索文字の文字コードと、外字の文字コードとを関連付けて記録することにより、検索文字を用いて関連付けられた外字を検索することができる。
【0040】
なお、第1辞書データ205に記録される外字の文字コードは、外字検索用プログラムにおいて予め用意されている外字の文字データを、JISの文字コードの空き領域(空エリアである外字領域)に割り当てたものである。このため、ユーザが検索文字に対する外字の関連付けを予め行うことなく、1文字の検索文字によって、予め登録される複数の外字(1字の外字)の候補を抽出することができる。
【0041】
また、第1辞書データ205は、複数の検索文字の文字コードと、それぞれの検索文字に関連付けられた1以上の外字の文字コードとからなるデータ群を、1つの辞書ファイルとして記録したものである。さらに、第1辞書データ205の名称には、フォント名が付けられている。
図3(a)は、第1辞書データ205のデータ構造を一例として示した図である。
【0042】
図3(a)に示した第1辞書データ205は、AAA極太楷書体Nという名前の辞書データであり、AAAという名称で示される極太の楷書体Nのフォントの辞書であることを示している。
図3(a)に示す第1辞書データ205には、検索文字A1の文字コード[95D3]に対して、外字B1の文字コード[FE6D]と、外字B2の文字コード[FCF0]と、外字B3の文字コード[F6CD]とが関連付けられて記録されている。また、第1辞書データ205には、検索文字A2の文字コード[90C4]に対して、外字B4の文字コード[F94B]と、外字B5の文字コード[F961]と、外字B6の文字コード[FEB4]とが関連付けられて記録されている。このように、第1辞書データ205には、複数の検索文字の文字コードと、それぞれの検索文字の文字コードに関連付けられた1字以上の外字の文字コードとがフォント毎に1つの辞書ファイルとして記録される。
【0043】
図4(a)は、第1辞書データ205における検索文字と外字との関連付けを模式的に示した図である。上述したように、第1辞書データ205は、検索文字の文字コードに外字の文字コードが関連付けられて記録されている。このため、
図4(a)では、第1辞書データ205に記録される検索文字の文字コードと外字の文字コードとを、コード関連辞書データ208を用いて、説明の便宜上、文字データに変換させた状態(文字形状を視認可能な状態)で、第1辞書データ205の内容を示している。
【0044】
図4(a)に示すように、検索文字の「辺(文字コード95D3)」には、一例として4つの外字が予め関連付けられて記録されている。
図4(a)では、説明の便宜上、外字が4つしか関連付けられていないが、「辺」の字に形状が似た外字は比較的多いため、一般的な検索用プログラム(例えば、筆耕用プログラム等)では、70字以上の外字が予め登録されている。外字検索装置100の第1辞書データ205にも、「辺」の字に形状が似た70字以上の外字が登録されている。
【0045】
また、
図4(a)では、検索文字の「斉(文字コード90C4)」に対して、3つの外字が関連付けられている。検索文字「斉」に関連付けられる外字も、説明の便宜上3つしか示されていないが、実際には、3つよりも多くの外字が関連付けられている。第1辞書データ205は、複数の検索文字と、それぞれの検索文字に関連付けられた1字以上の外字とが全体として1つの辞書データを構成するため、
図4(a)に示した検索文字「辺」のデータも、検索文字「斉」のデータも、1つの辞書データに含まれる。
【0046】
第2辞書データ206は、第1辞書データ205と同様に、検索文字の文字コードに対して、1つ以上の外字の文字コードが関連付けられたデータである。しかしながら、第1辞書データ205は、外字検索用プログラムの辞書データとして予め用意された辞書データであるのに対して、第2辞書データ206は、ユーザの用途に応じて個別に作成され、利用されるデータである。
【0047】
また、第1辞書データ205では、1つの辞書データに複数の検索文字の文字コードが記録されるが、第2辞書データ206には、検索文字が1字しか記録されない。つまり、第2辞書データ206は、検索文字1文字毎に第2辞書データ206が作成される。第2辞書データ206には、1字の検索文字の文字コードと、その検索文字の文字コードに関連付けられた1以上の外字の文字コードとが記録される。なお、第2字辞書データは、外字のフォントが判るように、第2辞書データベース206a内に設けられるフォント毎のフォルダ内に記録される。
【0048】
図3(b)は第2辞書データ206のデータ構造を一例として示した図である。
図3(b)では、「AAA極太楷書体N」というフォルダ内に第2辞書データが記録される場合を一例として示している。第2辞書データ206は、検索文字1文字毎に作成されるため、
図3(b)に示すフォルダ内には、検索文字A1に関する第2辞書データ206[95D3.REL]と、検索文字A2に関する第2辞書データ206[90C4.REL]が記録されている。第2辞書データ206[95D3.REL]には、検索文字A1の文字コード[95D3]に対して、外字B1の文字コード[FE6D]と、外字B2の文字コード[FCF0]と、外字B8の文字コード[F968]とが関連付けられて記録されている。また、第2辞書データ206[90C4.REL]には、検索文字A2の文字コード[90C4]に対して、外字B4の文字コード[F94B]と、外字B5の文字コード[F961]とが関連付けられて記録されている。
【0049】
CPU104は、第2辞書データ206が保存された第2辞書データベース206a内のフォルダ名を確認することによって、第2辞書データ206のフォントを判断することができ、そのフォントに係る第2辞書データによって、検索文字に関連付けられた外字を検索することが可能になっている。
【0050】
図4(b)は、第2辞書データ206における検索文字と外字との関連付けを模式的に示した図である。
図4(b)では、第2辞書データ206に記録される検索文字の文字コードと外字の文字コードとを、コード関連辞書データ208を用いて、説明の便宜上、文字データに変換させて、辞書データの内容を示している。
【0051】
図4(a)に示したように、第1辞書データ205は、1字の検索文字の文字コードに対して、予め複数の外字の文字コードが登録されており、例えば、「辺」の検索文字の文字コードに対しては、70以上の外字の文字コードが登録されている。しかしながら、「辺」に関連付けられた70以上の外字の全てが、同じ頻度で使用されるとは限らない。いずれかの外字は頻繁に使用され、他の外字は使用頻度が低い場合がある。特に、葬祭等において札名等に記載される字体は、その地域毎に用いられる外字の種類や傾向が変わってくる。このため、検索文字「辺」に対して常に70字以上の外字が選択可能な状態になると、所望の外字をその中から探すだけでも大変な作業となってしまう。このため、ユーザの使用頻度の高い外字だけを検索文字に関連付けて記録させた辞書データを、第2辞書データ206として、第1辞書データ205とは別に設定する。
【0052】
図4(b)に示す第2辞書データ206では、
図4(a)に示した第1辞書データ205の検索文字「辺」に関連付けられた4つの外字の文字コードのうち、2つの文字コードを削除し、新たに作成した1字の外字の文字コードを追加したものを示している。このように、第2辞書データ206は、第1辞書データ205に記録される複数の外字(外字の文字コード)のうち、ユーザが使用しない外字(外字の文字コード)を削除して、検索候補を調整したり、あるいは第1辞書データ205に記録されていない外字を作成したりする場合に、新たに検索候補として外字を検索文字に関連付けて追加記録することが可能になっている。第2辞書データ206を第1辞書データ205とは別に用意することにより、予め外字が記録されている第1辞書データ205の内容を変更することなく、第1辞書データ205の内容をユーザが望むように変更し、使い易くした辞書データを作成することができる。
【0053】
第3辞書データ207は、第1辞書データ205に記録されるデータの逆引き辞書として設けられている。第3辞書データ207は、第1辞書データ205に登録された1字の外字の文字コードを基準として構成される辞書データである。第3辞書データ207には、第1辞書データ205に記録される外字の文字コードに対して、検索文字の文字コードが関連付けられて記録されている。
図4(c)は、第3辞書データ207における外字と検索文字との関連付けを模式的に示した図である。
図4(c)では、第3辞書データ207に記録される外字の文字コードと検索文字の文字コードとを、コード関連辞書データ208を用いて、説明の便宜上、文字データに変換させた状態で示している。
【0054】
図4(c)に示す外字に対しては、「辺(文字コード95D3)」、「へ(文字コード(82D6)」、「h(文字コード68)」、「口(文字コード8CFB)」、「白(文字コード9492)」の5文字の検索文字が登録されている。このように、第1辞書データ205の逆引き辞書として第3辞書データ207を作成することにより、外字毎に関連付けられている検索文字を迅速に求めることができる。
【0055】
外字検索部201は、入力部106を介してユーザにより入力された検索文字に基づいて、第1辞書データベース205aに記録される第1辞書データ205、あるいは第2辞書データベース206aに記録される第2辞書データ206より、検索文字に関連付けられた外字の一覧を抽出して、表示部105へ表示させる。これにより、前記外字検索用プログラムは、前記外字検索装置を第1辞書表示手段、第2辞書表示手段として機能させることができる。
【0056】
外字作成部203は、ユーザにより作成された輪郭のデータに基づいて、外字を作成する。具体的には、ユーザが作成した輪郭のベクトルデータを用いて、その輪郭を備えた文字を新たに外字として登録することが可能となっている。
【0057】
外字登録部202は、外字作成部203により作成された外字に対して、JISの文字コードの空き領域(空エリアである外字領域)を割り当てると共に、その外字に関連付けられる検索文字の設定を行う。また、既に第2辞書データ206に記録されている外字に対して、新たな検索文字を関連付けたり、関連付けを削除したりする処理を行う。これにより、前記外字検索用プログラムは、前記外字検索装置を、外字登録手段として機能させることができる。
【0058】
次に、表示部105に表示される操作画面に基づいて、各機能部の処理について説明する。
【0059】
まず、外字検索装置100において外字検索用プログラムが起動すると、表示部105の画面に、外字検索モードと、外字登録モードとを選択する画面(図示省略)が表示される。ユーザが入力部106を操作して外字検索モードを選択すると、表示部105に、
図5に示す外字検索画面300が表示される。外字検索画面300には、検索文字を入力するための検索文字入力欄301と、検索文字に応じて関連付けられた外字が一覧となって表示される外字候補表示欄302と、外字候補表示欄302に表示された外字の中から選択された文字を表示する選択文字欄303とが設けられている。
【0060】
検索文字入力欄301は、ユーザが入力部106を操作することによって、検索文字を入力することが可能になっている。検索文字の入力は、一般的なインプットメソッドエディタを用いて行われる。検索文字入力欄301に検索文字を入力した後に、ユーザが入力部106を操作して外字ボタン304を押下することによって、外字検索部201が、検索文字に関連付けられた外字候補をデータベースから抽出して、外字候補表示欄302に表示させる。
【0061】
なお、外字検索画面300に示されるラジオボタンを操作して、文字コード305、部種別306、総画数307を選択し、必要とされるそれぞれの情報を入力することによっても、外字の検索を行うことができる。
【0062】
図6は、外字検索画面300の外字ボタン304が押下された場合に、外字検索部201が、外字候補をデータベースから取得する処理を示したフローチャートである。まず、外字検索部201は、検索文字入力欄301の検索文字を取得して(S.1)、検索文字に関する第2辞書データ206が存在するか否かを第2辞書データベース206aにアクセスして確認する(S.2)。第2辞書データ206が存在する場合(S.2においてYesの場合)、外字検索部201は、検索文字に関する第2辞書データ206を第2辞書データベース206aから読み出して、検索文字に関する全ての外字の文字コードを取得する(S.3)。
【0063】
一方で、第2辞書データ206が存在しない場合(S.2においてNoの場合)、外字検索部201は、第1辞書データベース205aにアクセスして、第1辞書データ205より、検索文字に関する全ての外字の文字コードを取得する(S.4)。
【0064】
第1辞書データベース205aあるいは第2辞書データベース206aから外字の文字コードを取得(S.3あるいはS.4)した後、外字検索部201は、コード関連辞書データベース208aにアクセスして、取得した外字候補の文字コードに対応する文字データを取得して(S.5)、外字検索画面300の外字候補表示欄302に、外字候補のそれぞれの外字を表示させて(S.6)、処理を終了する。
【0065】
ユーザは、外字候補表示欄302に表示される複数の外字候補の中から、所望の外字が表示されているかを確認し、入力部106を操作して該当する外字を選ぶ(例えばマウスカーソルを操作して、所望の外字の上にマウスカーソルを移動し、クリック操作する)ことによって、外字候補の中から所望の外字を選択する(
図5に示すように反転表示させる)ことができる。外字候補から1字の外字が選択されると、外字検索画面300の選択文字欄303に選択された外字が表示される。選択された外字が選択文字欄303に表示された状態で、画面の右下に表示されるOKボタン309を押下することによって、複数の外字の中から、ユーザが所望する外字を抽出・決定することが可能になる。
【0066】
なお、外字候補表示欄302に表示された外字候補の中に、所望の外字が存在しない場合(例えば、外字候補の中に似た外字は存在するが、所望の外字そのものは存在しない場合等)等に、ユーザは、新たに外字を作成することができる。
【0067】
図5に示した選択文字欄303の下方には、外字作成ボタン310が設けられている。ユーザが、入力部106を操作して外字作成ボタン310を押下すると、
図7に示すような外字作成画面400が、表示部105に表示される。
【0068】
なお、外字検索画面300において、選択文字欄303に全く外字が表示されていない場合に、外字作成ボタン310が押下されると、外字の輪郭等が示されていない状態の外字作成画面が表示される。一方で、外字作成ボタン310に外字が表示されている場合に、外字作成ボタン310が押下されると、選択文字欄303に表示されている外字の輪郭に関するデータが、
図7に示すように、外字作成画面400に表示される。
【0069】
外字作成画面400では、黒塗りされ状態の外字が外字作成画面400の左側の表示欄401に表示され、同じ外字の輪郭をベクトルデータ形式で示したものが外字作成画面400の右側の表示欄402に表示される。ユーザが入力部106を操作して、右側の表示欄402に示されるベクトルデータ形式の輪郭を変更・修正すると、外字作成部203は、変更・修正されたベクトルデータ形式の輪郭形状に応じて、左側の表示欄401に示される黒塗りの外字をリアルタイムで更新する。
【0070】
新たな外字が完成した場合、図示を省略した登録ボタンをユーザが押下することにより、表示部105の表示が、
図8に示す外字登録画面500へ変わり、外字登録処理へ移行する。外字登録処理は、外字登録部202により実行される。外字登録画面500では、ユーザにより設定された文字コードを基準として、一定の文字コードの範囲の外字が表示される外字表示欄501と、それぞれの外字に対して関連付けられた検索文字が表示される検索文字設定欄502とが設けられている。外字表示欄501に表示される外字の文字コードの範囲は、文字コード入力欄506に所望の文字コードを入力した後に移動ボタン507を押下することによって変更することができる。文字コードの範囲を変更することによって、外字表示欄501に表示される外字が変更されることになる。
【0071】
外字登録部202は、外字作成部203で作成された外字に対して、JISの文字コードの空き領域(空エリアである外字領域)をユーザが選択することにより、新たな外字の文字コードを決定する。
図8の外字表示欄501において、符号508で示される空欄は、ユーザにより選択された空き領域を示している。
【0072】
ユーザは、文字コードが決定された外字に対して、検索文字を関連付けることが可能となっている。具体的には、検索文字設定欄502に、関連付けたい検索文字を入力し、外字登録画面500の右下にあるOKボタン503を押下することによって、外字登録部202によって、新しい外字の登録処理および検索文字の関連付け処理が行われる。
【0073】
例えば、
図7の表示欄401に表示される新しい外字は、「辺(文字コード95D3)」に似た字(「辺」の旧字体の異体字)であり、また、「白(文字コード9492)」や「口(文字コード8CFB)」という漢字が部分的に含まれている。また、新しい外字は、「辺」に似た字であるため、「へん」と称呼することが想起され、「へん」の「へ(文字コード(82D6)」や、キーボードで入力する時のキーに対応した「h(文字コード68)」という称呼の文字が関連付けられ易い。
【0074】
このため、
図8に示す検索文字設定欄502には、検索文字として「辺」、「へ」、「h」、「白」、「口」が設定されている。このように、外字表示欄501に表示される複数の外字のうち所望の外字を選択し、選択された外字に関連付ける検索文字を検索文字設定欄502に入力して、外字登録画面500の右下にあるOKボタン503を押下することによって、外字登録部202により、外字に対する検索文字の関連付け処理が実行される。
【0075】
なお、上述した外字登録画面500の説明では、新たに作成した外字に検索文字を関連付ける場合について説明したが、外字登録画面500における処理は、必ずしも外字を新しく作成する処理だけには限定されない。外字に関連付けられる検索文字を追加・変更する場合にも処理が行われる。
【0076】
外字表示欄501に表示される外字の中から、検索文字の追加・変更を行う外字を選択し、検索文字設定欄502に表示される検索文字を削除あるいは追加することによって、外字に関連付けられる検索文字の削除・変更を行うことができる。
【0077】
図9は、外字登録部202による外字登録処理を示したフローチャートである。外字登録部202は、外字登録画面500の右下に配置されるOKボタン503が押下された場合に、検索文字設定欄502に追加された検索文字および削除された検索文字を1字抽出する(S.11)。そして、外字登録部202は、抽出された検索文字に関する第2辞書データ206が存在するか否かを、第2辞書データベース206aにアクセスして確認する(S.12)。検索文字に関する第2辞書データ206が存在する場合(S.12においてYesの場合)、外字登録部202は、第2辞書データ206を第2辞書データベース206aから読み出して(S.13)、該当する第2辞書データ206に対して外字の文字コードを追加あるいは削除する処理を行う(S.14)。
【0078】
一方で、検索文字に関する第2辞書データ206が存在しない場合(S.12においてNoの場合)、外字登録部202は、第1辞書データ205から検索文字の文字コードと、この検索文字に関連付けられた1以上の外字の文字コードを読み出して(S.15)、読み出した検索文字の文字コードに、外字の文字コードを追加あるいは削除する(S.16)。そして、外字登録部202は、外字の文字コードの追加あるいは削除が行われた検索文字の文字コードと、その検索文字に関連付けられた外字の文字コードとを、第2辞書データ206として新たに作成する(S.17)。その後、外字登録部202は、外字の文字コードが追加あるいは削除された第2辞書データ206(S.14)、あるいは新たに作成された第2辞書データ206(S.17)を、第2辞書データベース206aに記録することにより、第2辞書データ206の更新、又は新規作成を行う(S.18)。これにより、前記外字検索用プログラムは、前記外字検索装置を、第2辞書作成手段として機能させることができる。
【0079】
なお、検索文字設定欄502に追加、又は削除された検索文字が複数ある場合には、それぞれの検索文字毎に、
図9に示した外字登録処理(S.11からS.18まで)を実行する。例えば、1字の新たな外字を複数の検索文字に関連付けさせて第2辞書データ206に記録する場合に、外字登録部202は、複数の検索文字毎に第2辞書データ206がそれぞれ存在するかを判断し(S.12)、該当する検索文字に関する第2辞書データ206が存在する場合には、存在するそれぞれの第2辞書データ206に対して、それぞれの検索文字の文字コードに関連付けて新たな外字の文字コードを追加する処理を行う(S.14)。一方で、該当する検索文字に関する第2辞書データ206が存在しない場合には、第1辞書データ205から検索文字に関連付けられた外字の文字コードを読み出して(S.15)、読み出した外字の文字コードに、新たな外字の文字コードを追加(S.16)して、第2辞書データ206を新たに作成する(S.17)。
【0080】
このように、1字の新たな外字を複数の検索文字に関連付けさせて第2辞書データ206に記録する場合であっても、外字登録画面500の検索文字設定欄502に複数の検索文字を入力してOKボタン503を押下するだけで、複数の第2辞書データ206に対して、新たな外字を関連付けて簡単に登録させることが可能になる。また、同様に、外字登録画面500の検索文字設定欄502から既に登録されていた検索文字を削除して、OKボタン503を押下するだけで、削除された検索文字に関する第2辞書データ206より、登録されていた外字を簡単に削除することが可能になる。
【0081】
さらに、第2辞書データ206を更新あるいは作成する処理と同時に、第3辞書データ207の更新あるいは作成処理が行われてもよい。第3辞書データ207は、既に説明したように、第1辞書データ205における逆引き辞書として設けられている。第3辞書データ207は、第1辞書データ205に登録された1字の外字の文字コードを基準として、この外字の文字コードに関連付けられた検索文字の文字コードが記録されている。このため、第2辞書データ206の変更あるいは作成に伴って、対応する第3辞書データ207も更新あるいは作成されてもよい。これにより、前記外字検索用プログラムは、前記外字検索装置を、第3辞書作成手段として機能させることができる。
【0082】
なお、外字検索装置100において外字検索用プログラムが起動すると、表示部105の画面に、外字検索モードと、外字登録モードとを選択する画面が表示されるが、この画面において外字登録モードを選択すると、
図8に示した外字登録画面500が表示部105に表示される。この場合には、外字表示欄501に、既に登録されている外字が表示され、検索文字設定欄502には、外字に関連付けられた検索文字が表示される。ユーザは、既に説明したように、所望の外字を選択し、選択された外字に関連付けられた検索文字を削除あるいは追加することによって、第2辞書データ206および第3辞書データ207の更新あるいは追加を行うことが可能となる。
【0083】
以上説明したように、本実施の形態に係る外字検索装置100では、予め用意されている外字が標準文字に関連付けられて記録された第1辞書データ205とは別に、ユーザの使い易い第2辞書データ206を用いて外字の検索を行う。
【0084】
ここで、第1辞書データ205に記録される外字は、オペレーティングシステムで用いられているインプットメソッドエディタの基本辞書データに登録されていない文字であるため、インプットメソッドエディタによる称呼検索(字の読み方による検索)等で、検索することができない。このため、インプットメソッドエディタの称呼検索等で容易に検索することができる標準文字に外字を関連付けて記録した第1辞書データ205によって、インプットメソッドエディタにより簡単に検索可能な標準文字を用いて、検索文字に関連付けられた外字を検索することができる。
【0085】
しかしながら、第1辞書データ205は、外字検索用プログラムによって予め用意された辞書データであって、ユーザにとって必ずしも使い易い辞書データとはいえない。予め用意される第1辞書データ205に所望の外字が登録されていない場合もあり、ユーザが新たに外字を作成した場合等にも、他の外字と同様に検索文字によって検索できることが望ましい。一方で、外字はインプットメソッドエディタによる称呼検索等により簡単に検索することができないので、ユーザが検索文字と新しい外字との関連付けを行って、新規の辞書データを一から作成することは容易ではない。
【0086】
このため、本実施の形態に係る外字検索装置100では、予め用意されている第1辞書データ205の内容を読み出して編集することにより、第1辞書データ205の内容を全く変更することなく、ユーザの使い易い第2辞書データ206を作成することができる。従って、ユーザが一から新規に辞書データを作成するよりも簡単に、ユーザの使い易い辞書データを用意することができる。また、第1辞書データ205において検索文字に関連付けられた外字が多数登録されており、あまり使用されない外字が検索候補として上位に抽出されてしまい、外字検索の抽出効率が低下する場合等であっても、ユーザの希望に応じて、使用しない外字の関連付けを削除したりすることを容易に行うことができる。
【0087】
また、第1辞書データ205を編集して第2辞書データ206を作成することにより、外字に対して予め関連付けられている検索文字に加えて、さらに新たな検索文字を容易に追加・削除することができ、辞書データの利便性を向上させることができる。
【0088】
さらに、ユーザが新たに外字を作成した場合であっても、第2辞書データ206に新たな外字を登録してユーザが使い易い検索文字との関連付けを行うことによって、一度作成した外字を後で利用する場合に、簡単に外字検索を行うことが可能になる。
【0089】
また、第1辞書データ205の検索文字あるいは外字等のデータを直接編集するのではなく、第1辞書データ205の内容を変更することなく、第2辞書データ206を作成するので、第1辞書データ205の内容が不用意に変更されたりすることがない。このため、第2辞書データ206に不具合等が発生した場合に、内容が変更されていない正常な第1辞書データ205に基づいて、再度、第2辞書データ206を作成し直すことが可能になる。
【0090】
さらに、本実施の形態に係る外字検索装置100では、第2辞書データ206が第2辞書データベース206aに存在するか否かを確認して、第2辞書データ206が存在する場合には、第1辞書データ205ではなく、第2辞書データ206を用いて外字の検索処理を行う。このため、第1辞書データ205において検索文字に関連付けられた外字が多すぎてユーザが使い難い場合であっても、ユーザの希望に沿うように外字が関連付けられた第2辞書データ206を用いて、検索文字による外字検索を行うことができ、外字検索の利便性を高めることができる。
【0091】
さらに、第2辞書データ206が第2辞書データベース206aに存在しない場合には、第1辞書データベース205aに記録される第1辞書データ205を用いて外字の検索処理を行うことができる。このため、第2辞書データが作成されていない場合だけでなく、第2辞書データが意図せずに削除されてしまった場合や、第2辞書データに不具合等が生じて削除せざるを得ない場合等であっても、第1辞書データ205を用いることによって、確実に外字の検索処理を行うことが可能になる。
【0092】
さらに、本実施の形態に係る外字検索装置100では、第3辞書データによって、第1辞書データの外字と検索文字との関連付けを逆にして記録した逆引き辞書を作成する。このため、外字登録処理等において、外字に関連付けられる検索文字を調べる場合には、複数の第1辞書データ内を連続的に検索するのではなく、対応する外字の第3辞書データを参照することで検索文字を抽出することができる。従って、外字登録処理の迅速化を図ることが容易になると共に、外字に関連付けられた検索文字を調べる際のCPU104の処理負担を軽減させることが可能になる。
【0093】
また、第1辞書データ205は、フォント名でファイル名が設定され、第2辞書データ206は、第2辞書データベース206aにおいてフォント名からなるフォルダに区分けされて記録される。第1辞書データ205も第2辞書データ206も、検索文字の文字コードに対して外字の文字コードが関連付けられて記録されているが、文字コードは各フォント(書体)で共通であるため、第1辞書データのファイル名あるいは第2辞書データ206のフォルダ名に基づいて、どのフォント(書体)の辞書データであるかを容易に判断することができる。
【0094】
また、第1辞書データ205も第2辞書データ206も、検索文字の文字コードに関連付けられた外字の文字コードが記録されているだけで、文字データは記録されていない。文字データは、文字を表示部105に視認可能に表示するために、文字輪郭等によって文字形状を明確に示したデータであるため、数字や記号等が組み合わされただけの文字コードよりもデータ量が多くなる。このため、第1辞書データ205および第2辞書データ206に記録させるデータを文字コードとし、文字データを記録させないことによって、第1辞書データ205および第2辞書データ206のデータ容量を低減できると共に、第1辞書データ205あるいは第2辞書データ206を用いた外字の検索処理の迅速化を図ることが可能になる。
【0095】
以上、本発明に係る外字検索用プログラムおよび外字検索装置について、図面を用いて詳細に説明を行ったが、本発明に係る外字検索用プログラムおよび外字検索装置は、上述した実施の形態に示したものに限定されない。
【0096】
例えば、実施の形態に係る外字検索装置100は、記録部101、ROM102、RAM103、CPU104、表示部105、入力部106を備える構成とし、一般的なコンピュータを用いて外字検索用プログラムを動作させる場合を想定している。しかしながら、本発明に係る外字検索装置は、一般的なコンピュータだけには限定されず、タブレット端末や、スマートフォン等の通信端末等を用いることも可能である。
【0097】
また、実施の形態に係る外字検索装置100では、第2辞書データ206に記録される外字として、漢字を一例として示して説明したが、第2辞書データ206に記録される外字は、インプットメソッドエディタを用いて入力可能な標準文字(検索文字)以外の文字等であればよく、特に限定されるものではない。例えば、標準文字に該当しないものであれば、記号、模様、象形文字等であってもよい。
【符号の説明】
【0098】
100 …外字検索装置
101 …記録部(データベース)
102 …ROM
103 …RAM
104 …CPU(制御手段、外字検索手段、外字登録手段、第1辞書表示手段、第2辞書表示手段、第2辞書作成手段)
105 …表示部
106 …入力部
201 …外字検索部(制御手段、外字検索手段、第1辞書表示手段、第2辞書表示手段)
202 …外字登録部(制御手段、外字登録手段、第2辞書作成手段)
203 …外字作成部
205 …第1辞書データ
205a …第1辞書データベース
206 …第2辞書データ
206a …第2辞書データベース(データベース)
207 …第3辞書データ
207a …第3辞書データベース
208 …コード関連辞書データ
208a …コード関連辞書データベース
300 …外字検索画面
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