(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-21
(45)【発行日】2022-11-30
(54)【発明の名称】車両用の計器装置
(51)【国際特許分類】
G01D 11/28 20060101AFI20221122BHJP
G01D 13/04 20060101ALI20221122BHJP
B60K 35/00 20060101ALI20221122BHJP
【FI】
G01D11/28 L
G01D13/04 Z
B60K35/00 Z
(21)【出願番号】P 2019026575
(22)【出願日】2019-02-18
【審査請求日】2021-12-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000231512
【氏名又は名称】日本精機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】外川 徹郎
(72)【発明者】
【氏名】八重樫 唯
(72)【発明者】
【氏名】仙 尊帆
【審査官】公文代 康祐
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-296077(JP,A)
【文献】特開2009-264870(JP,A)
【文献】特開2016-136134(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0105191(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 11/00-13/28
B60K 35/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を発する光源と、
前記光源を配置する回路基板と、
表示手段を配置する本体部と、前記光源を収容する支部と、を有し、前記回路基板に配置されるケース部材と、
前記ケース部材に配置される受け部材と、を備え、
前記ケース部材は、前記本体部と前記支部とを連結して一体にする、弾性を有する弾性支持部を有し、
前記支部は、
前記表示手段の左右にそれぞれ配置され、前記受け部材に位置決めされる位置決め部を有す
ることを特徴とする車両用の計器装置。
【請求項2】
光を発する光源と、
前記光源を配置する回路基板と、
本体部と、前記光源を収容する支部と、を有し、前記回路基板に配置されるケース部材と、
前記ケース部材に配置される受け部材と、を備え、
前記支部に対向する位置の前記受け部材の前面に配置され、前記受け部材に位置決めされる表示板位置決め部を有する表示板を有し、
前記ケース部材は、前記本体部と前記支部とを連結して一体にする、弾性を有する弾性支持部を有し、
前記支部は、前記受け部材に位置決めされる位置決め部を有することを特徴とする車両用の計器装置。
【請求項3】
前記ケース部材と前記受け部材とは、種類の異なる樹脂材料からなることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の車両用の計器装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車等の車両用の計器装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の車両用の計器装置は、特許文献1に開示されるように、光源を収容する照明室(灯室)を有する白色のケース部材(仕切り壁)の上部に、照明室に対応する窓部を有する黒色の受け部材が配置されたものがある。また、従来の車両用の計器装置は、特許文献2に開示されるように、受け部材(見返し部材)とケース部材とは、計器装置の中央付近部の位置決めピンと位置決め孔部とにより位置決めされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-038733号公報
【文献】特開2016-223820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特に特許文献2のように横長形状の計器装置では、中心となる位置決め箇所からの距離が遠くなると、その加熱収縮や線膨張量の違いにより、計器装置の両端になればなる程、ケース部材の照明室と受け部材の窓部との間にズレが生じる。すると、光源からの照明光が隣接する照明室へ漏れて隣接する照明室が意図せず発光したり、又は、ズレた照明室の壁が影となり照明ムラを生じたりするといった問題点があった。特に、受け部材とケース部材の材料が異なる場合、ズレが大きくなるといった問題点があった。
【0005】
そこで本開示の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ケース部材と受け部材の位置ズレの発生を抑制することができる車両用の計器装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示は、光を発する光源23と、前記光源23を配置する回路基板1と、表示手段61,62を配置する本体部31と、前記光源23を収容する支部32と、を有し、前記回路基板1に配置されるケース部材3と、前記ケース部材3の前方に配置される受け部材4と、を備え、前記ケース部材3は、前記本体部31と前記支部32とを連結して一体にする弾性を有する弾性支持部33を有し、前記支部32は、前記表示手段61,62の左右にそれぞれ配置され、前記受け部材4に位置決めされる位置決め部36,37を有することを特徴とする。
また、本開示は、光を発する光源23と、前記光源23を配置する回路基板1と、本体部31と、前記光源23を収容する支部32と、を有し、前記回路基板1に配置されるケース部材3と、前記ケース部材3に配置される受け部材4と、を備え、前記支部32に対向する位置の前記受け部材4の前面に配置され、前記受け部材4に位置決めされる表示板位置決め部53,54を有する表示板52を有し、前記ケース部材3は、前記本体部31と前記支部32とを連結して一体にする、弾性を有する弾性支持部33を有し、前記支部32は、前記受け部材4に位置決めされる位置決め部36,37を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、ケース部材と受け部材の位置ズレの発生を抑制することができる車両用の計器装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図3】本開示の実施形態に係るケース部材を上方向から見た図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について
図1乃至3を参照して説明するが、本開示はこれら実施形態に限定されるものではなく、本開示を逸脱することなく種々の変更が可能である。
【0010】
本開示の実施形態に係る車両用の計器装置100は、車両(例えば、自動車)のインストルメントパネルの中に搭載され、所定の計測量(車両速度等)を運転者へ表示する計器装置として構成される。
【0011】
尚、以下では、車両用の計器装置100の構成の理解を容易にするために、各部材に対して、車両用の計器装置100から車両運転席に着座した運転者を見る方向を「前(正面)」、その反対側を「後(背面)」とし、それぞれを図中の矢印の「Fr.」、「Re.」で示す。また、その他、「上」、「下」、「左」、「右」を図中の矢印「To.」、「Bo.」、「L」、「R」として適宜説明する。
【0012】
計器装置100は、回路基板1と、光源2と、ケース部材3と、受け部材4と、表示板5と、表示手段6と、を主に有する。
【0013】
回路基板1は、例えばFR-4(Flame Retardant-4)等のガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなる。回路基板1は、制御部(図示せず)と、光源2と、表示手段6の後述する指針駆動部62bと、を主に有している。
【0014】
制御部は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有しており、例えば、ROMに書き込まれたプログラムに従って所定の演算処理を実行する。制御部は、例えば、車両のECU(Electronic Control Unit)から車速、各種車両情報等を、各種センサ等を介して取得する。制御部は、取得した情報に基づき、光源2や指針駆動部62bや表示手段6の後述する表示器61等を駆動制御する。
【0015】
光源2は、各色の光を発する発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等で構成される。光源2は、回路基板1の前方に配置(実装)される。光源2は、指針用光源21と、指標用光源22と、インジケータ用光源(光源)23と、をそれぞれ複数個有する。
【0016】
ケース部材3は、遮光性の白色の合成樹脂(例えば、PP:ポリプロピレン)からなる。ケース部材3は、回路基板1の前面側に配置される。ケース部材3は、本体部31と、2個の支部32と、を有する。
【0017】
本体部31は、
図3に示すように、横長の矩形に形成され、計器装置100の中央を含むエリアに配置される。第1照明室31aと、第2照明室31bと、表示器収容部31cと、凹部31dを有する。第1照明室31aは、指針用光源21を収容し、指針用光源21からの光を後述する指針62aに案内するように形成される。第2照明室31bは、指標用光源22を収容し、指標用光源22からの光を後述する第1表示板51の指標部51aに案内するように形成される。表示器収容部31cは、後述する表示器61を収容するように形成される。凹部31dは、本体部31(第1照明室31a,第2照明室31b及び表示器収容部31c)の左右の両側の端部が正面視でコの字状に凹んだ形状に形成された切り欠きである。
【0018】
支部32は、
図3に示すように、本体部31よりも小さく、矩形に形成され、本体部31の凹部31dにそれぞれ配置される。以後、左右の支部32は、左右対称形状であるので、左側の説明は省略し、右側の支部32について説明する。支部32は、前面側が本体部31の前面よりも前方へ突出する。支部32は、複数個の第3照明室32aを有する。第3照明室32aは、インジケータ用光源23を収容し、インジケータ用光源23からの光を後述する第2表示板52のインジケータ部52aに案内するように形成される。
【0019】
支部32は、ケース部材3を正面から見た上側の側面の上面部32bと、下側の側面の下面部32cと、内側の側面の側面部32dと、を有する。ケース部材3は、S字状に形成された上下左右方向に弾性を有する弾性支持部33を有する。弾性支持部33は、本体部31と支部32とを連結して一体にする。弾性支持部33は、支部32の上面部32b,下面部32c,側面部32dに各1個ずつ配置される。
【0020】
受け部材4は、不透過性の黒色の合成樹脂(例えば、ABS:アクリロニトリル ブタジエン スチレン)からなり、ケース部材3の前方に、本体部31と支部32に跨って配置される。受け部材4は、ケース部材3とは種類の異なる樹脂材料からなる。また、受け部材4は、回路基板1上の支部32に更に重ねて設けられ、この場合、ケース部材3の前方に、本体部31と支部32に跨って配置される。本実施形態では、受け部材4の材料はABS樹脂であり、ケース部材3の材料はPP樹脂である。ABS樹脂は、加熱収縮率の値がPP樹脂よりも小さく、線膨張係数の値がPP樹脂よりも大きい。
【0021】
受け部材4は、第1開口41と、複数個の第2開口42と、を有する。第1開口41は、矩形に開口し、表示手段6の表示領域を視認可能に形成する。第2開口42は、第3照明室32aに対向する位置に、第3照明室32aの前面側の開口形状と一致するように形成される貫通孔である。
【0022】
表示板5は、例えば透明又は半透明の透光性の合成樹脂(例えば、PC:ポリカーボネート)からなる薄板状の基材からなり、表裏面に透光性及び遮光性のインキが印刷される。表示板5は、第1表示板51と、第2表示板(表示板)52と、を有する。
【0023】
第1表示板51は、本体部31の前面に配置される。第1表示板51は、地色となる遮光性の黒色のインキが抜き印刷される指標部51aと透視部51bを有する。指標部51aは、第2照明室31bに対向する位置で、数字や文字や目盛りの形状に形成される。透視部51bは、表示器収容部31cに対向する位置で、矩形に形成される。
【0024】
第2表示板52は、裏面に糊印刷を有し、支部32に対向する位置の受け部材4の前面に接着配置される。第2表示板52は、地色となる遮光性の黒色のインキが抜き印刷されるインジケータ部52aを有する。インジケータ部52aは、第3照明室32aに対向する位置で、車両のターンランプやハイビーム等の作動を表示する作動灯や、車両の水温灯や残燃料等を警告する警告灯等の形状に形成される。インジケータ部52aは、インジケータ用光源23からの光を受けて発光する。
【0025】
表示手段6は、
図1に示すように、計器装置100の中央の左側に配置される表示器(表示手段)61と、表示器61の右側に配置されるスピードメータ(表示手段)62と、を有する。
【0026】
表示器61は、TFT(Thin Film Transistor)モジュール等の液晶表示手段や、有機EL(Electro Luminescence)モジュール等からなり、オドメータ,トリップメータ,シフトポジションを含む各種車両情報の表示を行う。表示器61は、表示器収容部31cに囲まれた空間に配置され、透視部51bから視認される。
【0027】
表示器61は、以下図示しないが、背面からFPC(Flexible Printed Circuits)が回路基板1に向かい垂れ下がり、FPCの先端が回路基板1の裏面側に実装されたFPCコネクタに装着されて回路基板1との通電を可能とし、回路基板1からの入力信号に基づいて上記各種情報を表示させる。
【0028】
スピードメータ62は、指標部51aと指針62aとから構成されるアナログ式計器であり、車両の速度を表示する。指針62aは、透明及び不透明な合成樹脂からなり、第1照明室31aに対向する位置の第1表示板51の前方に配置される。指針62aは、回路基板1に装着された指針駆動部62bにより、指標部51aを回転指示する。指標部51aは、指標用光源22からの光を受けて発光する。指針62aは、指針用光源21からの光を受けて発光する。
【0029】
本体部31は、1個の第1位置決めピン34と、2個の第2位置決めピン35と、を有する。第1位置決めピン34と第2位置決めピン35は、本体部31の前面から前方に向けて突出形成された略円柱状のリブからなる。1個の第1位置決めピン34と2個の第2位置決めピン35は、3箇所に離間して略三角形に配設される。第1位置決めピン34は、本体部31の上側の外周の略中心部に配設される。第2位置決めピン35は、本体部31の下側の外周の左右の両側の端部(角部)にそれぞれ配設される。支部32は、第2位置決めピン35の近傍に配置される。
【0030】
受け部材4は、1個の第1位置決め孔43と、2個の第2位置決め孔44と、を有する。第1位置決め孔43と第2位置決め孔44は、第1位置決めピン34と第2位置決めピン35にそれぞれ対応した位置に配置される。第1位置決め孔43は、第1位置決めピン34と略一致した大きさの丸孔に形成される。第2位置決め孔44は、第1位置決め孔43に向かって延びる側の内径寸法が第2位置決めピン35より所定寸法分大きく、それと直交する側の内径寸法が第2位置決めピン35と略一致した大きさの長孔状に形成される。
【0031】
受け部材4は、第1位置決め孔43と第2位置決め孔44とがそれぞれ第1位置決めピン34と第2位置決めピン35とに嵌合し、本体部31に位置決めされる。受け部材4と本体部31の位置決めにおいては、第1位置決め孔43及び第1位置決めピン34の位置が、中心となる位置決め箇所となる。
【0032】
支部32は、第3位置決めピン(位置決め部)36と、第4位置決めピン(位置決め部)37と、を有する。第3位置決めピン36と第4位置決めピン37は、支部32の前面から前方に向けて突出形成された略円柱状のリブからなる。第3位置決めピン36は、支部32の上面部32b側の第3照明室32aの近傍に配設される。第4位置決めピン37は、支部32の下面部32c側の第3照明室32aの近傍に配設される。
【0033】
受け部材4は、第3位置決め孔45と、第4位置決め孔46と、を有する。第3位置決め孔45と第4位置決め孔46は、第3位置決めピン36と第4位置決めピン37にそれぞれ対応した位置に配置される。第3位置決め孔45は、第3位置決めピン36と略一致した大きさの丸孔に形成される。第4位置決め孔46は、第3位置決めピン36に向かって延びる側の内径寸法が第4位置決めピン37より所定寸法分大きく、それと直交する側の内径寸法が第4位置決めピン37と略一致した大きさの長孔状に形成される。
【0034】
支部32は、第3位置決めピン36と第4位置決めピン37とがそれぞれ第3位置決め孔45と第4位置決め孔46とに嵌合し、受け部材4に位置決めされる。支部32と受け部材4の位置決めにおいては、第3位置決めピン36及び第3位置決め孔45の位置が、中心となる位置決め箇所となる。
【0035】
第1表示板51は、第1位置決めピン34と第2位置決めピン35にそれぞれ対応した位置に配置される位置決め孔(図示せず)を有する。第1表示板51は、この位置決め孔が第1位置決めピン34と第2位置決めピン35とに嵌合し、本体部31に位置決めされる。第1表示板51と本体部31の位置決めにおいては、第1位置決めピン34の位置が、中心となる位置決め箇所となる。
【0036】
受け部材4は、第5位置決めピン47と、第6位置決めピン48と、を有する。第5位置決めピン47と第6位置決めピン48は、受け部材4の前面から前方に向けて突出形成された略円柱状のリブからなる。第5位置決めピン47は、第3位置決めピン36の近傍に配設される。第6位置決めピン48は、第4位置決めピン37の近傍に配設される。
【0037】
第2表示板52は、第5位置決め孔(表示板位置決め部)53と、第6位置決め孔(表示板位置決め部)54と、を有する。第5位置決め孔53と第6位置決め孔54は、第5位置決めピン47と第6位置決めピン48にそれぞれ対応した位置に配置される。第5位置決め孔53は、第5位置決めピン47と略一致した大きさの丸孔に形成される。第6位置決め孔54は、第5位置決めピン47に向かって延びる側の内径寸法が第6位置決めピン48より所定寸法分大きく、それと直交する側の内径寸法が第6位置決めピン48と略一致した大きさの長孔状に形成される。
【0038】
第2表示板52は、第5位置決め孔53と第6位置決め孔54とがそれぞれ第5位置決めピン47と第6位置決めピン48とに嵌合し、受け部材4に位置決めされる。第2表示板52と受け部材4の位置決めにおいては、第5位置決め孔53及び第5位置決めピン47の位置が、中心となる位置決め箇所となる。
【0039】
本体部31は、本体部31の後面から後方に向けて突出形成された略円柱状のリブからなる3個の位置決めピン(図示せず)を有する。この3個の位置決めピンは、3箇所に離間して略三角形に配設される。回路基板1は、この3個の位置決めピンにそれぞれ対応した位置に配置される3個の位置決め孔(図示せず)を有する。本体部31は、この3個の位置決めピンがそれぞれ3個の位置決め孔に嵌合し、回路基板1に位置決めされる。
【0040】
このように形成されることにより、支部32は、本体部31に加熱収縮や線膨張量による形状の変位が生じても、弾性支持部33がその変位を吸収することができるので、本体部31の変位に影響されない。受け部材4に、加熱収縮や線膨張量による形状の変位が生じると、第2開口42は、本体部31の第1位置決めピン34を中心に収縮・膨張する。この時、支部32は、受け部材4に位置決めされるので、支部32の第3照明室32aは、受け部材4の第2開口42の変位に追従することができる。よって、第3照明室32aと第2開口42のズレ量を低減することができる。
【0041】
尚、本開示は前述した本実施形態に限定されるものでなく、本開示の要旨の範囲において、種々の変形が可能である。
【0042】
例えば、支部32は、本体部31の左右両側の凹部31dにそれぞれ配置されていたが、片側であってもよい。また、表示手段6は、表示器61とスピードメータであったが、いずれか一方のみであってもよい。
【0043】
弾性支持部33は、1個の支部32に対して3個配置されていたが、2個であってもよい。また、弾性支持部33はS字状に形成されていたが、その形状は任意である。また、
図2に示すように、受け部材4と支部32の天面との間にパッキンからなる緩衝部材7が配置されていてもよい。
【0044】
本開示は、車両用の計器装置に関し、例えば、自動車やオートバイ、あるいは農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載される車両用の計器装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0045】
1 回路基板
21 指針用光源
22 指標用光源
23 インジケータ用光源(光源)
3 ケース部材
31 本体部
31a 第1照明室
31b 第2照明室
31c 表示器収容部
31d 凹部
32 支部
32a 第3照明室
33 弾性支持部
36 第3位置決めピン(位置決め部)
37 第4位置決めピン(位置決め部)
4 受け部材
41 第1開口
42 複数個の第2開口
45 第3位置決め孔
46 第4位置決め孔
47 第5位置決めピン
48 第6位置決めピン
51 第1表示板
52 第2表示板(表示板)
53 第5位置決め孔(表示板位置決め部)
54 第6位置決め孔(表示板位置決め部)
61 表示器(表示手段)
62 スピードメータ(表示手段)
7 緩衝部材