(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-21
(45)【発行日】2022-11-30
(54)【発明の名称】モバイルで開始される接続専用(MICO)の無線送受信ユニット(WTRU)をサポートする方法、装置、およびシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 60/04 20090101AFI20221122BHJP
H04W 76/10 20180101ALI20221122BHJP
H04W 4/70 20180101ALI20221122BHJP
【FI】
H04W60/04
H04W76/10
H04W4/70
(21)【出願番号】P 2019560227
(86)(22)【出願日】2018-04-27
(86)【国際出願番号】 US2018029853
(87)【国際公開番号】W WO2018204191
(87)【国際公開日】2018-11-08
【審査請求日】2021-04-27
(32)【優先日】2017-05-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】316012245
【氏名又は名称】アイディーエーシー ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】グアンジョウ・ワン
(72)【発明者】
【氏名】サード・アーマッド
(72)【発明者】
【氏名】ベローズ・アーギーリー
(72)【発明者】
【氏名】ウリセス・オリベラ-ヘルナンデス
【審査官】倉本 敦史
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-163165(JP,A)
【文献】Samsung,TS 23.501:Clarification on MICO for all PLMN indication,3GPP SA WG2 Meeting#120 S2-171880,2017年03月21日,pp.1-2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-9/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送受信ユニット(WTRU)により実施される方法であって、
ネットワークエンティティ(NE)と第1の登録を実施するステップであって、前記WTRUは、前記WTRUがモバイルで開始される通信専用(MICO)モードで動作することのプリ
ファレンスを示している、ステップと、
サービス要求(SR)が送信されることになると決定するステップと、
前記WTRUが前記MICOモードで動作しており、および、「全PLMN」登録エリアに登録されていない条件で、前記WTRUが前記第1の登録に関連付けられた登録エリアの外側にあるかどうかを決定するステップと、
前記WTRUが前記登録エリアの外側にあると決定される条件で、前記SRの送信の前に、第2の登録または登録更新を実施するステップと
を備える方法。
【請求項2】
前記WTRUが前記第1の登録に関連付けられた登録エリアの外側にあるかどうかを決定する前記ステップは、(1)前記WTRUの前記第1の登録の後に受信された、前記WTRUに関連付けられた位置関連情報、または、(2)ネットワークで提供されるフラグのいずれかに基づく請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記WTRUによって、前記SRの前記送信の前に、前記WTRUが前記第2の登録または前記登録更新を開始することになることを示す情報を取得するステップをさらに備え、
前記第2の登録または前記登録更新を実施する前記ステップは、前記取得された情報に従って、登録要求を送ることを含む請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の登録または前記登録更新を開始するための前記情報を取得する前記ステップは、事前構成によってまたはネットワークシグナリングによって、前記情報を取得することを含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記WTRUが、「全PLMN」登録エリアに登録されていることを決定するステップと、
前記WTRUが前記「全PLMN」登録エリアに登録されている条件で、「常に登録」表示が設定されているかどうかを決定するステップと、
「常に登録」表示が設定されている条件で、前記SRの前記送信の前に前記第2の登録を実施するための登録要求を送るステップと
をさらに備える請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
ブロードキャスト信号で示された前記WTRUのTAのトラッキングエリア(TA)識別子を取得するステップをさらに含み、
前記WTRUが前記登録エリアの外側にあるかどうかを決定する前記ステップは、前記取得されたTA識別子が、前記WTRUを最後にサーブしたNEに関連付けられた、記憶されたTA識別子に一致するかどうかに基づき、これによって前記第2の登録または前記登録更新を実施する前記ステップは、前記取得されたTA識別子が、前記記憶されたTAに一致しないことに条件付けられる請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記取得されたTA識別子が、前記記憶されたTA識別子と一致する条件で、前記SRの前記送信の前に何らかの第2の登録または登録更新をせずに、前記SRを送る請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記識別子は、(1)トラッキングエリア識別子、または、(2)AMF識別子の一方である請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
無線送受信ユニット(WTRU)であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信をするプロセッサであって、
ネットワークエンティティ(NE)と第1の登録を実施し、前記WTRUがモバイルで開始される通信専用(MICO)モードで動作することのプリ
ファレンスを示しており、
サービス要求(SR)が送信されることになると決定し、
前記WTRUが前記MICOモードで動作しており、および、「全PLMN」登録エリアに登録されていない条件で、前記WTRUが前記第1の登録に関連付けられた登録エリアの外側にあるかどうかを決定し、
前記WTRUが前記登録エリアの外側にあると決定される条件で、前記SRの送信の前に、第2の登録または登録更新を実施するよう構成されたプロセッサと
を備えたWTRU。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記WTRUが前記第1の登録に関連付けられた登録エリアの外側にあるかどうかを、(1)前記WTRUの前記第1の登録の後に受信された、前記WTRUに関連付けられた位置関連情報、または、(2)ネットワークで提供されるフラグのいずれかに基づいて決定するようさらに構成された請求項9に記載のWTRU。
【請求項11】
前記プロセッサは、事前構成によって、または、前記送受信機がネットワークシグナリングによって、前記SRの前記送信の前に、前記WTRUが前記第2の登録または前記登録更新を開始することになることを示す情報を取得するようさらに構成され、
前記送受信機は、前記取得された情報に従って、登録要求を送るようさらに構成された請求項9または10に記載のWTRU。
【請求項12】
前記プロセッサは、
前記WTRUが「全PLMN」登録エリアに登録されていることを決定し、
前記WTRUが前記「全PLMN」登録エリアに登録されている条件で、「常に登録」表示が設定されているかどうかを決定するようさらに構成され、
前記送受信機は、「常に登録」表示が設定されている条件で、前記SRの前記送信の前に前記第2の登録を実施するための登録要求を送るようさらに構成された請求項9乃至11いずれかに記載のWTRU。
【請求項13】
前記送受信機は、ブロードキャスト信号で示された前記WTRUのTAのトラッキングエリア(TA)識別子を取得するようさらに構成され、
前記プロセッサは、前記取得されたTA識別子が、前記WTRUを最後にサーブしたNEに関連付けられた記憶されたTA識別子に一致するかどうかに基づいて、前記WTRUが前記登録エリアの外側にあるかどうかを決定するようさらに構成され、これによって前記第2の登録または前記登録更新を実施することは、前記取得されたTA識別子が前記記憶されたTAに一致しないことに条件付けられる請求項9乃至12のいずれかに記載のWTRU。
【請求項14】
前記取得されたTA識別子が、前記記憶されたTA識別子と一致する条件で、前記送受信機は、前記SRの前記送信の前にいずれの第2の登録または登録更新もせずに、前記SRを送るようさらに構成された請求項13に記載のWTRU。
【請求項15】
前記WTRUによって、前記SRを送信するステップ
をさらに備える請求項1乃至8いずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記SRの送信の後で、前記WTRUによって、モバイル発信(MO)データまたはMOシグナリングを送信するステップ
をさらに備える請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記送受信機は、前記SRを送信するよう構成された請求項9乃至14いずれかに記載のWTRU。
【請求項18】
前記送受信機は、前記SRの送信の後で、モバイル発信(MO)データまたはMOシグナリングを送信するよう構成された請求項17に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は無線通信の分野に関し、より詳細には(例えば5Gにおける)MICO(Mobile Initiated Connection Only)WTRUをサポートする方法、装置、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2017年5月5日に出願された米国特許仮出願第62/502、043号明細書からの優先権を主張し、その内容を、本明細書に完全に記載されている場合と同様に参照により組み込むものである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
モバイルで開始される通信専用(MICO)モードにある無線送受信ユニット(WTRU)の接続状態を管理するための方法、装置、およびシステムが開示される。1つの代表的な方法は、WTRUは、WTRUがサービス要求(SR)を送る前に登録を開始することになることを示す情報を取得することを含むことができる。代表的な方法は、WTRUが、取得された情報に従って登録要求を送り、かつネットワークエンティティとの登録後、SRを送ることをさらに含むことができる。
【0004】
より詳細な理解は、本明細書に添付された図面と共に例として示される以下の発明を実施するための形態から得ることができる。このような図面における諸図は、発明を実施するための形態と同様に例である。したがって、図および詳細な説明は、限定するものと見なすべきではなく、他の同様に有効な例も可能であり、存在する可能性が高い。さらに、図中、同様の参照数字は、同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1A】1つまたは複数の開示される実施形態が実施され得る例示的通信システムを示す図である。
【
図1B】実施形態で
図1Aの通信システム内で使用される例示的無線送受信ユニット(WTRU)を示す図である。
【
図1C】実施形態で
図1Aの通信システム内で使用される例示的な無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク(CN)の図である。
【
図1D】実施形態で
図1Aの通信システム内で使用される他の例示的RANおよび他のCNを示す図である。
【
図1E】
図1Aの通信システム内で使用され得る別の例示的な無線アクセスネットワークおよび別のCNを示す図である。
【
図1F】
図1Aの通信システム内で使用され得るさらに別の例示的なアクセスネットワークおよびさらに別のCNを示す図である。
【
図2】新しいサービングAMFに移動する代表的MICOWTRUの図である。
【
図3】5G新無線で代表的なRRC_INACTIVE状態を含む状態図である。
【
図7】代表的サービス要求(SR)でトリガされたWTRUコンテキスト取得手順の図である。
【
図9】代表的なMICO WTRUで開始される接続解除手順を示す図である。
【
図10】RANがWTRUのMICOモードを認識する代表的な手順の図である。
【
図11】MICO WTRUのRANシグナリング受入れ/拒否手順の図である。
【
図12】SRを容易にする代表的な方法を示すフロー図である。
【
図13】SRを容易にする別の代表的な方法を示すフロー図である。
【
図14】SRを容易にする他の代表的な方法を示すフロー図である。
【
図15】SRを容易にするさらなる代表的な方法を示すフロー図である。
【
図16】SRを容易にするさらに別の代表的な方法を示すフロー図である。
【
図17】SRを容易にするさらに他の代表的な方法を示すフロー図である。
【
図18】接続解除を受け入れまたは拒否するさらに他の方法のフロー図である。
【
図19】登録を容易にするための代表的な方法を示すフロー図である。
【
図20】SRを容易にするためNWで実施される代表的な方法のフロー図である。
【
図21】WTRUがMICOモードでNWで実施される別の方法フロー図である。
【
図22】接続要求を容易にするNWで実施される他の方法のフロー図である。
【
図23】SRを容易にするNWで実施されるさらに代表的方法のフロー図である。
【
図24】登録を容易にするNWで実施される代表的方法を示すフロー図である。
【
図25】SRを容易にするRANエンティティで実施される代表的方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
次に、図を参照して例示的な実施形態の詳細な説明を述べるものとする。しかし、本発明は、代表的な実施形態に関して述べることができるが、それに限定されるものではなく、本発明の同じ機能を実施するために、本発明から逸脱することなく他の実施形態を使用することができ、または述べられた実施形態に対して修正または追加を行うことも可能であることを理解されたい。
【0007】
無線ネットワークアーキテクチャを用いて、代表的な実施形態が以下で概略的に示されるが、例えば、有線の構成要素および/または無線の構成要素を有するネットワークを含む任意の数の異なるネットワークアーキテクチャを使用することができる。
【0008】
図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態が実施され得る例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、複数の無線ユーザに、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを提供する複数のアクセスシステムとすることができる。通信システム100は、複数の無線ユーザに、無線帯域幅を含むシステムリソースを共用することにより、このようなコンテンツにアクセスできるようにする。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT拡散OFDM(ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロック-フィルタ処理されたOFDM(resource block-filtered OFDM)、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)、および同様のものなど、1つまたは複数のチャネルアクセス法を使用することができる。
【0009】
図1Aで示すように、通信システム100は、無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105/113、CN106/107/109/115、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境で動作し、かつ/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、そのいずれも「ステーション」および/または「STA」と呼ばれ得るが、無線信号を送信かつ/または受信するように構成され、またユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャ、セルラ式電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポットもしくはMi-Fiデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、時計もしくは他のウェアラブル、頭部搭載型ディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医用デバイスおよび応用(例えば、遠隔手術)、産業用デバイスおよび応用(例えば、産業および/または自動化処理チェーン状況で動作するロボットおよび/または他の無線デバイス)、家庭用電子デバイス、商用および/または産業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを含むことができる。WTRU102a、102b、102c、および102dのいずれも、相互に交換可能にUEと呼ぶことができる。
【0010】
通信システム100はまた、基地局114aおよび/または基地局114bを含むことができる。基地局114a、114bのそれぞれは、CN106/107/109/115、インターネット110、および/または他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易するために、WTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つと無線でインターフェースをとるように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。例として、基地局114a、114bは、送受信機基地局(BTS)、ノードB、eNodeB、5Gアクセスポイント(例えば、gNB)、ホームノードB、ホームeNodeB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータ、および同様のものとすることができる。基地局114a、114bが、それぞれ、単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが理解されよう。
【0011】
基地局114aは、RAN103/104/105/113の一部とすることができ、それはまた、基地局制御装置(BSC)、無線ネットワーク制御装置(RNC)、中継ノードなどの他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含むことができる。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれ得る1つまたは複数のキャリア周波数で無線信号を送信および/または受信するように構成され得る。セルは、セルセクタへとさらに分割することができる。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、または認可および未認可スペクトルの組合せとすることができる。セルは、時間経過に対して比較的固定され得る、または変化し得る特定の地理学的エリアに対して無線サービスを行うための通達範囲を提供することができる。セルは、セルセクタへとさらに分割され得る。例えば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割することができる。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つの送受信機、例えば、セルの各セクタに対して1つを含むことができる。実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を使用することができ、またセルの各セクタに対して複数の送受信機を利用することができる。例えば、望ましい空間方向において、信号を送信および/または受信するために、ビーム形成を使用することができる。
【0012】
基地局114a、114bは、無線インターフェース115/116/117/119を介して、WTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数のものと通信することができ、それは、任意の適切な無線通信リンクとすることができる(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)。無線インターフェース115/116/117/119は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を用いて確立することができる。
【0013】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、複数のアクセスシステムとすることができ、またCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMA、および同様のものなど、1つまたは複数のチャネルアクセス方式を使用することができる。例えば、RAN103/104/105/113における基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を用いて無線インターフェース115/116/117/119を確立できるユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/または高速ULパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
【0014】
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)などの無線技術を実施することができ、それは、ロングタームエボリューション(LTE)、および/またはLTEアドバンスト(LTE-A)、LTEアドバンストプロ(LTE-A Pro)および/または5G新無線(NR)を用いて、無線インターフェース115/116/117/119を確立することができる。
【0015】
実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、NRを用いる無線インターフェース119を確立できるNR無線アクセスなどの無線技術を実施することができる。
【0016】
実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実施することができる。例えば、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(DC)原理を用いて、LTE無線アクセス、およびNR無線アクセスを共に実施することができる。したがって、WTRU102a、102b、102cにより利用される無線インターフェースは、複数タイプの無線アクセス技術により、かつ/または複数タイプの基地局(例えば、eNBおよびgNB)との間で送られる送信により特徴付けることができる。
【0017】
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、WiFi:Wireless Fidelity)、IEEE802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定基準2000(IS-2000)、暫定基準95(IS-95)、暫定基準856(IS-856)、グローバルシステムフォーモバイル通信(GSM)、GSMエボリューション拡張データレート(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)、および同様のものなどの無線技術を実施することができる。
【0018】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeNodeB、またはアクセスポイントとすることができ、また職場、家庭、車両、キャンパス、産業施設、空中回廊(例えば、ドローンで使用される)、車道、および同様の場所など、局所化されたエリアにおける無線接続を容易にするために任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE802.11などの無線技術を実施することができる。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE802.15などの無線技術を実施することができる。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用することができる。
図1Aで示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、CN106/107/109/115を介してインターネット110にアクセスする必要のないこともあり得る。
【0019】
RAN103/104/105/113は、CN106/107/109/115と通信することができ、それは、WTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数のものに対して、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークとすることができる。データは、異なるスループット要件、待ち時間要件、誤り許容要件、信頼性要件、データスループット要件、移動性要件、および同様のものなど、様々なサービス品質(QoS)要件を有することがあり得る。例えば、CN106/107/109/115は、呼制御、課金サービス、モバイル位置ベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信などを提供し、かつ/またはユーザ認証などの高水準のセキュリティ機能を実施することができる。
図1Aで示されていないが、RAN103/104/105/113および/またはCN106/107/109/115は、RAN103/104/105/113と同じRAT、または異なるRATを使用する他のRANと直接または間接的に通信できることが理解されよう。例えば、NRまたはE-UTRA無線技術を利用することのできるRAN103/104/105/113に接続されるのに加えて、CN106/107/109/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、またはWiFi無線技術を使用する別のRAN(図示せず)と通信することもできる。
【0020】
CN106/107/109/115はまた、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするための、WTRU102a、102b、102c、102dに対するゲートウェイとして働くことができる。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコル群における伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および/またはインターネットプロトコル(IP)などの共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスの大域システムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダにより所有され、かつ/または運営される有線および/または無線通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105/113と同じRAT、または異なるRATを使用できる1つまたは複数のRANに接続された別のCNを含むことができる。
【0021】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか、またはすべては、マルチモード機能を含むことができる(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、様々な無線リンクを介して、様々な無線ネットワークと通信するための複数の送受信機を含むことができる)。例えば、
図1Aで示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を使用できる基地局114aと、かつIEEE802無線技術を使用できる基地局114bと通信するように構成することができる。通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか、またはすべては、例えば、Bluetooth技術を用いる他のデバイスと通信することができる。
【0022】
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。
図1Bで示されるように、WTRU102は、いくつかある中で特に、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信素子122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取外し不能メモリ130、取外し可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、干渉管理ユニット139、および/または他の周辺装置138を含むことができる。WTRU102は、実施形態との一貫性を有しながら、前述の要素の任意の下位の組合せを含むことができることが理解されよう。
【0023】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DCPコアと関連付けられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械、および同様のものとすることができる。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102を無線環境で動作できるようにする任意の他の機能を実施することができる。プロセッサ118は、送受信機120に結合され得るが、送受信機120は、送信/受信素子122に結合され得る。
図1Bは、プロセッサ118と送受信機120とを別々の構成要素として示しているが、プロセッサ118および送受信機120は、電子パッケージまたはチップにおいて共に一体化され得ることが理解されよう。
【0024】
送信/受信素子122は、無線インターフェース115/116/117/119を介して、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信する、かつ/または信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信素子122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナとすることができる。別の実施形態では、送信/受信素子122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成された発光体/検出器とすることができる。さらに別の実施形態では、送信/受信素子122は、RFおよび光信号を共に送信および/または受信するように構成することができる。送信/受信素子122は、無線信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成できることが理解されよう。
【0025】
送信/受信素子122が、
図1Bで単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信素子122を含むことができる。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を使用することができる。したがって、一実施形態では、WTRU102は、無線インターフェース115/116/117/119を介して、無線信号を送信および/または受信するために、2つ以上の送信/受信素子122(例えば、複数のアンテナ)を含むことができる。
【0026】
送受信機120は、送信/受信素子122により送信される信号を変調し、かつ/または送信/受信素子122により受信される信号を復調するように構成され得る。前述のように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがって、送受信機120は、WTRU102が、例えば、NR、UTRA、および/またはIEEE802.11などの複数のRATにより通信できるようにするための複数の送受信機を含むことができる。
【0027】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶表示(LCD)ディスプレイユニット、または有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合され得るが、またそこからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118はまた、ユーザデータを、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に出力することができる。加えて、プロセッサ118は、取外し不能メモリ130、および/または取外し可能メモリ132など、任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、かつ/またはデータをそこに記憶することができる。取外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことができる。取外し可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード、および同様のものを含むことができる。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたは家庭用コンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリからの情報にアクセスし、かつ/またはそこにデータを記憶することができる。
【0028】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、またWTRU102における他の構成要素に電力を配布し、かつ/または制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の適切なデバイスとすることができる。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池、および同様のものを含むことができる。
【0029】
プロセッサ118は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および/または緯度)を提供するように構成され得るGPSチップセット136に結合することができる。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはそれに代えて、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)から無線インターフェース115/116/117/119を介して位置情報を受け取り、かつ/または2つ以上の近傍の基地局から受信される信号のタイミングに基づき、その位置を決定することができる。WTRU102は、実施形態との一貫性を有しながら、任意の適切な位置決定法により位置情報を取得できることが理解されよう。
【0030】
プロセッサ118は、さらなる特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含むことのできる他の周辺装置138に結合され得る。例えば、周辺装置138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真および/またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョン送受信機、手を使用しないヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実感(VR/AR)デバイス、活動量計(activity tracker)、および同様のものを含むことができる。周辺装置138は、1つまたは複数のセンサを含むことができ、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方向センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、気圧計、ジェスチャセンサ、生物測定センサ、および/または湿度センサなどのうちの1つまたは複数のものとすることができる。
【0031】
WTRU102のプロセッサ118は、本明細書で開示される代表的な実施形態を実施するために、例えば、1つまたは複数の加速度計、1つまたは複数のジャイロスコープ、USBポート、他の通信インターフェース/ポート、ディスプレイ、および/または他の視覚的/オーディオインジケータのうちのいずれかを含む様々な周辺装置138と動作可能に通信することができる。
【0032】
WTRU102は、全二重無線を含むことができ、その場合、(例えば、UL(例えば、送信用)とダウンリンク(例えば、受信用)の両方に対する特定のサブフレームに関連付けられた信号のいくつか、またはすべての送信および受信は、例えば、部分的に、または完全に一致しており、かつ/または同時に行うことができる。全二重無線は、干渉管理ユニット139を含み、ハードウェア(例えば、チョーク)による自己干渉、またはプロセッサによる(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)もしくはプロセッサ118による)信号処理を低減する、かつ/または実質的になくすことができる。実施形態では、WRTU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)またはダウンリンク(例えば、受信用)に対する特定のサブフレームに関連付けられた)信号のいくつか、またはすべてを送信および受信するための半二重無線を含むことができる。
【0033】
図1Cは、別の実施形態によるRAN103およびCN106を示すシステム図である。上記のように、RAN103は、無線インターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために、UTRA無線技術を使用することができる。RAN103はまた、CN106と通信することができる。
図1Cで示されるように、RAN103は、ノードB140a、140b、140cを含むことができ、それはそれぞれ、無線インターフェース115を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機を含むことができる。ノードB140a、140b、140cはそれぞれ、RAN103内の特定のセル(図示せず)と関連付けることができる。RAN103はまた、RNC142a、142bを含むことができる。RAN103は、実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のノードBおよびRNCを含み得ることが理解されよう。
【0034】
図1Cで示されるように、ノードB140a、140bは、RNC142aと通信することができる。さらに、ノードB140cは、RNC142bと通信することができる。ノードB140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介して、各RNC142a、142bと通信することができる。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互い通信することができる。RNC142a、142bのそれぞれは、それが接続される各ノードB140a、140b、140cを制御するように構成することができる。さらに、RNC142a、142bのそれぞれは、外側ループ電力制御、負荷制御、受付制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化、および同様のものなど、他の機能を実行する、またはサポートするように構成され得る。
【0035】
図1Cで示されるCN106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、モバイルスイッチングセンタ(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含むことができる。前述の要素のそれぞれは、CN106の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CN運営者以外のエンティティによって所有され、かつ/運営され得ることが理解されよう。
【0036】
RAN103におけるRNC142aは、IuCSインターフェースを介して、CN106内のMSC146に接続され得る。MSC146は、MGW144に接続することができる。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換網へのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができる。
【0037】
RAN103におけるRNC142aはまた、IuPSインターフェースを介してCN106におけるSGSN148に接続することができる。SGSN148は、GGSN150に接続することができる。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイス(IP-enabled device)との間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
【0038】
上記のように、CN106はまた、他のネットワーク112に接続することができ、それは、他のサービスプロバイダにより所有され、かつ/あるいは運営される他の有線および/または無線ネットワークを含むことができる。
【0039】
図1Dは、実施形態によるRAN104およびCN107を示すシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を使用し、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104はまた、CN107と通信することができる。
【0040】
RAN104は、eNodeB160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeNodeBを含み得ることが理解されよう。eNodeB160a、160b、160cは、それぞれ、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機を含むことができる。一実施形態では、eNodeB160a、160b、160cは、MIMO技術を実施することができる。したがって、例えば、eNodeB160aは、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/またはそこから無線信号を受信するために複数のアンテナを使用することができる。
【0041】
eNodeB160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けることができ、また無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ならびに同様のものを扱うように構成され得る。
図1Dで示されるように、eNodeB160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。eNodeBは、WTRU102のもの(例えば、干渉管理ユニットを備える)と同様の全二重無線を含むことができる。
図1Dで示されるCN107は、モビリティ管理ユニット(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(またはPGW)166を含むことができる。前述の要素のそれぞれは、CN107の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CN運営者以外のエンティティによって所有され、かつ/または運営され得ることが理解されよう。
【0042】
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNodeB160a、160b、160cのそれぞれに接続することができ、制御ノードとして働くことができる。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラの活動化/非活動化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択すること、および同様のものを扱うことができる。MME162は、RAN104と、GSMおよび/またはWCDMAなどの他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間を切り換えるための制御プレーン機能を提供することができる。
【0043】
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNodeB160a、160b、160cのそれぞれに接続され得る。サービングゲートウェイ164は、概して、WTRU102a、102b、102cとの間で、ユーザデータパケットを経路指定し、かつ転送することができる。サービングゲートウェイ164は、eNodeB間のハンドオーバ中にユーザプレーンを固定すること、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるとき、ページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理し、かつ記憶すること、および同様のものなどの他の機能を実施することができる。
【0044】
サービングゲートウェイ164は、PDNゲートウェイ166に接続することができ、それは、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
【0045】
CN107は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、CN107は、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。例えば、CN107は、CN107とPSTN108の間のインターフェースとして働くIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含む、またはそれと通信することができる。さらに、CN107は、他のサービスプロバイダにより所有され、かつ/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含むことのできる他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
【0046】
図1Eは、実施形態によるRAN105およびCN109を示すシステム図である。RAN105は、無線インターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために、IEEE802.16無線技術を使用するアクセスサービスネットワーク(ASN)とすることができる。以下でさらに論ずるように、WTRU102a、102b、102c、RAN105、およびCN109の様々な機能エンティティ間の通信リンクは、参照点として定義され得る。
【0047】
図1Eで示されるように、RAN105は、基地局170a、170b、170c、およびASNゲートウェイ182を含むことができるが、RAN105は、実施形態との一貫性を有しながら、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含み得ることが理解されよう。基地局170a、170b、170cはそれぞれ、RAN105における特定のセル(図示せず)に関連付けることができ、またそれぞれ、無線インターフェース117を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機を含むことができる。一実施形態では、基地局170a、170b、170cは、MIMO技術を実施することができる。基地局170aは、例えば、複数のアンテナを用いて、無線信号をWTRU102aに送信する、かつ/またはWTRU102aから無線信号を受信することができる。基地局170a、170b、170cはまた、ハンドオフのトリガ、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシ施行、および同様のものなどのモビリティ管理機能を提供することができる。ASNゲートウェイ182は、トラフィック集約点として働くことができ、またページング、加入者プロファイルのキャッシング、CN109への経路指定、および同様のものを扱うことができる。
【0048】
WTRU102a、102b、102cとRAN105の間の無線インターフェース117は、IEEE802.16規格を実施するR1参照点として定義することができる。さらにWTRU102a、102b、102cのそれぞれは、CN109と論理インターフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cとCN109の間の論理インターフェースは、R2参照点として定義することができ、それは、認証、認可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理に使用することができる。
【0049】
基地局170a、170b、170cのそれぞれの間の通信リンクは、基地局間で、WTRUのハンドオーバ、およびデータの転送を容易にするためのプロトコルを含むR8参照点として定義することができる。基地局170a、170b、170cとASNゲートウェイ182の間の通信リンクは、R6参照点として定義することができる。R6参照点は、WTRU102a、102b、102cのそれぞれに関連するモビリティイベントに基づくモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
【0050】
図1Eで示されるように、RAN105は、CN109に接続することができる。RAN105とCN109の間の通信リンクは、例えば、データ転送およびモビリティ管理機能を容易にするためのプロトコルを含むR3参照点として定義することができる。CN109は、モバイルIPホームエージェント(MIP-HA)184、認証、認可、アカウンティング(AAA)サーバ186、およびゲートウェイ188を含むことができる。前述の要素のそれぞれは、CN109の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CN運営者以外のエンティティにより所有され、かつ/または運営され得ることが理解されよう。
【0051】
MIP-HA184は、IPアドレス管理を扱うことができ、またWTRU102a、102b、102cが、異なるASNおよび/または異なるCNの間でローミングできるようにする。MIP-HA184は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。AAAサーバ186は、ユーザ認証、およびユーザサービスのサポートを扱うことができる。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの相互接続を容易にすることができる。例えば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cにPSTN108などの回路交換網へのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと、従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。ゲートウェイ188は、他のサービスプロバイダにより所有され、かつ/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含むことのできる他のネットワーク112へのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができる。
【0052】
図1Eで示されていないが、RAN105は、他のASN、他のRAN(例えば、RAN103および/または104)に接続することができ、かつ/あるいはCN109は、他のCN(例えば、CN106および/または107)に接続できることが理解されよう。RAN105と他のASNの間の通信リンクは、R4参照点として定義することができ、それは、RAN105と他のASNの間でWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含むことができる。CN109と他のCNの間の通信リンクは、R5参照点として定義することができ、それは、ホームCNと在圏CNとの間の相互運用を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
【0053】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANとすることができる。
【0054】
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードにおけるWLANは、BSSに対するアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられた1つまたは複数のステーション(STA)とを有することができる。APは、配信システム(DS)に対して、またはトラフィックをBSSにかつ/もしくはBSSから搬送する別タイプの有線/無線ネットワークに対して、アクセスできる、またはインターフェースを有することができる。BSSの外側から生じたSTAへのトラフィックは、APを通して到来することができ、またSTAに送達され得る。BSSの外側の宛先へのSTAから生じたトラフィックは、APに送られて、各宛先へ送達され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを通して送ることができ、その場合、ソースSTAは、トラフィックをAPに送ることができ、またAPは、トラフィックを宛先STAに送達することができる。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックであると見なされる、かつ/またはそのように呼ぶことができる。ピアツーピアトラフィックは、ダイレクトリンク設定(DLS)を用いてソースと宛先STAの間で(例えば、その間で直接)送ることができる。いくつかの代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS、または802.11zトンネルDLS(TDLS)を用いることができる。独立BSS(IBSS)モードを用いるWLANは、APを有しないこともあり、またIBSS内の、またはIBSSを用いるSTA(例えば、STAのすべて)は、互いに直接通信することができる。通信のIBSSモードは、本明細書で、通信の「アドホック」モードと呼ぶこともある。
【0055】
802.11acインフラストラクチャ動作モード、または同様の動作モードを使用するとき、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネルでビーコンを送信することができる。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHzの幅の帯域幅)、またはシグナリングを介して動的に設定される幅とすることができる。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルとすることができ、またAPとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。いくつかの代表的な実施形態では、例えば、802.11システムにおいて、衝突回避を備えたキャリア感知多重アクセス(CSMA/CA)を実施することができる。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、あらゆるSTA)は、プライマリチャネルを感知することができる。特定のSTAにより、プライマリチャネルが、ビジーであると感知/検出される、かつ/または決定された場合、特定のSTAは、後退することになり得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションだけ)が、所与のBSSにおける任意の所与の時間に送信することができる。
【0056】
高スループット(HT)STAは、通信のために40MHz幅チャネルを使用することができるが、それは、例えば、プライマリ20MHzチャネルを、隣接または非隣接の20MHzチャネルと組み合わせることにより、40MHz幅チャネルを形成する。
【0057】
超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHz幅チャネルをサポートすることができる。40MHz、および/または80MHzチャネルは、隣接する20MHzチャネルを組み合わせることにより形成することができる。160MHzチャネルは、8個の隣接する20MHzチャネルを組み合わせることにより、または2つの非隣接の80MHzを組み合わせることにより形成することができるが、それは、80+80構成と呼ぶことができる。80+80構成の場合、チャネルエンコーディングの後、データを、2つのストリームへと分割できるセグメントパーサを通すことができる。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間領域処理を、各ストリームに対して別々に行うことができる。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマップすることができ、またデータは、送信STAにより送信され得る。受信STAの受信機において、80+80構成に対する上記で述べた動作は、逆にすることができ、また組み合わされたデータを、メディアアクセス制御(MAC)に送ることができる。
【0058】
サブ1GHz動作モードは、802.11afおよび802.11ahによりサポートされる。チャネル動作帯域幅、およびキャリアは、802.11nおよび802.11acで使用されるものに対して、802.11afおよび802.11ahにおいて低減され、また802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおける5MHz、10MHz、および20MHz帯域幅をサポートし、また802.11ahは、非TVWSスペクトルを用いて1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスなど、メータタイプ制御/マシンタイプ通信をサポートすることができる。MTCデバイスは、例えば、いくつかの、かつ/または限られた帯域幅に対するサポート(例えば、それに対するサポートだけ)を含む限定された機能など、いくつかの機能を有することができる。MTCデバイスは、(例えば、非常に長い電池寿命を維持するために)閾値を超える電池寿命を有する電池を含むことができる。
【0059】
802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahなど、複数のチャネル、およびチャネル帯域幅をサポートできるWLANシステムは、プライマリチャネルと指定できるチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおけるすべてのSTAによりサポートされる最大の共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有することができる。プライマリチャネルの帯域幅は、BSSにおいて動作するすべてのSTAの中から、最少の帯域幅動作モードをサポートするSTAにより設定され、かつ/または制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP、およびBSSにおける他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、サポートするだけ)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対する1MHz幅とすることができる。キャリア感知および/またはネットワーク割当てベクトル(NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存することがある。例えば、STA(1MHz動作モードだけをサポートする)がAPに送信することに起因して、プライマリチャネルがビジーである場合、利用可能な周波数帯域全体は、周波数帯域の大部分がアイドル状態のままであり、かつ利用可能であるとしても、ビジーであると見なされ得る。
【0060】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯は、902MHzから928MHzである。朝鮮では、利用可能な周波数帯は、917.5MHzから923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯は、916.5MHzから927.5MHzである。802.11ahに利用可能な全体の帯域幅は、国の法規に応じて6MHzから26MHzである。
【0061】
図1Fは、実施形態によるRAN113およびCN115を示すシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を使用して、無線インターフェース119を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN113はまた、CN115と通信することができる。
【0062】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含むことができるが、実施形態との一貫性を有しながら、RAN113は、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは、それぞれ、無線インターフェース119を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機を含むことができる。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実施することができる。例えば、gNB180a、180bは、ビーム形成を利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信し、かつ/または信号をそこから受信することができる。したがって、例えば、gNB180aは、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/またはそこから無線信号を受信することができる。実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリア集約技術を実施することができる。例えば、gNB180aは、WTRU102a(図示せず)に複数のコンポーネントキャリアを送信することができる。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上のものとすることができるが、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上のものとすることができる。実施形態では、gNB180a、180b、180cは、複数基地局間協調送信(Coordinated Multi-Point)(CoMP)技術を実施することができる。例えば、WTRU102aは、gNB180aおよびgNB180b(および/またはgNB180c)からの協調された送信を受信することができる。
【0063】
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなニューメロロジに関連付けられた送信を用いて、gNB180a、180b、180cと通信することができる。例えば、OFDMシンボルスペーシング、および/またはOFDMサブキャリアスペーシングは、異なる送信、異なるセル、および/または無線送信スペクトルの異なる部分に対して変化することができる。WTRU102a、102b、102cは、様々な、もしくはスケーラブルな長さのサブフレーム、または送信時間間隔(TTI)(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、および/または様々な長さの絶対時間が続く)を用いて、gNB180a、180b、180cと通信することができる。
【0064】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成で、かつ/または非スタンドアロン構成で、WTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eNodeB160a、160b、160cなど)にさらにアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信することができる。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカーポイントとして、gNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数のものを利用することができる。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可帯域における信号を用いてgNB180a、180b、180cと通信することができる。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、eNodeB160a、160b、160cなどの別のRANとも通信/接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信/接続することができる。例えば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実施して、実質的に同時に、1つまたは複数のgNB180a、180b、180c、および1つまたは複数のeNodeB160a、160b、160cと通信することができる。非スタンドアロン構成では、eNodeB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cに対するモビリティアンカーとして働くことができ、またgNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービスするためにさらなる到達範囲および/またはスループットを提供することができる。
【0065】
gNB180a、180b、180cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けることができ、また無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアル接続、NRとE-UTRAとの間の相互接続、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bに向けたユーザプレーンデータの経路指定、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)182a、182bに向けた制御プレーン情報の経路指定、および同様のものを処理するように構成され得る。
図1Fで示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信することができる。
【0066】
図1Fで示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、およびおそらくデータネットワーク(DN)185a、185bを含むことができる。前述の要素のそれぞれは、CN115の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CN運営者以外のエンティティにより所有され、かつ/または運営され得ることが理解されよう。
【0067】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介して、RAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数のものに接続され、かつ制御ノードとして働くことができる。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングをサポートすること(例えば、様々な要件を有する様々なPDUセッションを処理すること)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理、および同様のものを扱うことができる。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cで利用されるサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cに対するCNポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用することができる。例えば、様々なネットワークスライスが、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスを利用するサービス、拡張大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスを利用するサービス、マシンタイプ通信(MTC)アクセスに対するサービス、および/または同様のものなど、様々な使用例に対して確立され得る。AMF182は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、および/またはWiFiなどの非3GPPアクセス技術など他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間を切り換えるための制御プレーン機能を提供することができる。
【0068】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115におけるAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115におけるUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択し、制御することができ、またUPF184a、184bを通るトラフィックの経路指定を構成することができる。SMF183a、183bは、WTRUのIPアドレスを管理し、割り振ること、PDUセッションを管理すること、ポリシ施行およびQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供すること、および同様のものなど、他の機能を実施することができる。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベース、および同様のものとすることができる。
【0069】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数のものに接続され得るが、それは、WTRU102a、102b、102cに、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。UPF184a、184bは、パケットを経路指定し、かつ転送すること、ユーザプレーンポリシを施行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供すること、および同様のものなど、他の機能を実施することができる。
【0070】
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして働くIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含む、またはそれと通信することができる。さらに、CN115は、他のサービスプロバイダにより所有され、かつ/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含むことのできる他のネットワーク112へのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができる。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェースにより、またUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースにより、UPF184a、184bを介してローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続され得る。
【0071】
RAN113が、いくつかの動作を提供するものとして、本明細書で開示されるが、RAN113に含まれるgNB180a、180b、および180cがこのような動作を可能にし得ることも企図される。
【0072】
CN115が、いくつかの動作を提供するものとして開示されるが、CN115に含まれるAMF182a、182b、SMF183a、183b、および/またはUPF184a、184bがこのような動作を可能にし得ることも企図される。
【0073】
図1A~
図1Dの図、および
図1A~
図1Dの対応する記述において、WTRU102a~d、基地局114a~b、eNodeB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、および/または本明細書で述べられる任意の他のデバイスのうちの1つまたは複数のものに関して本明細書で述べられる機能のうちの1つまたは複数のもの、あるいはすべては、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実施することができる。エミュレーションデバイスは、本明細書で述べられる機能のうちの1つまたは複数のもの、あるいはすべてをエミュレートするように構成された1つまたは複数のデバイスとすることができる。例えば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスを試験するために、ならびに/あるいはネットワークおよび/またはWTRU機能をシミュレートするために使用することができる。
【0074】
エミュレーションデバイスは、実験室環境で、かつ/または運営者ネットワーク環境で他のデバイスの1つまたは複数の試験を実施するように設計され得る。例えば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、1つまたは複数の、あるいはすべての機能を実施できるが、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線および/または無線通信ネットワークの一部として、完全に、または部分的に実施される、かつ/または展開される。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、1つまたは複数の、あるいはすべての機能を実施できるが、有線および/または無線通信ネットワークの一部として一時的に実施/展開される。エミュレーションデバイスは、試験を行うために別のデバイスに直接結合され得る、かつ/または空中を介する無線通信を用いて試験を実施することができる。
【0075】
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、すべても含む、1つまたは複数の機能を実施することができるが、有線および/または無線通信ネットワークの一部としては実施/展開されない。例えば、エミュレーションデバイスは、1つまたは複数の構成要素の試験を実施するために、試験用実験室、および/または展開されない(例えば、試験用の)有線および/または無線通信ネットワークにおける試験シナリオで利用され得る。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、試験装置とすることができる。データを送信および/または受信するために、直接RF結合、および/またはRF回路(例えば、1つまたは複数のアンテナを含むことができる)を介する無線通信が、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0076】
WTRUが、無線端末として
図1A~
図1Fで示されているが、いくつかの代表的な実施形態では、このような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(例えば、一時的に、または恒久的に)使用できることも企図される。
【0077】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO(Mobile Initiated connection Only) WTRU(モバイルで開始される接続専用のWTRU、または、モバイル開始接続専用のWTRU)102は、MICO WTRU102が、いくつかある中で特に、事前に構成されたフラグ、ネットワーク(NW)(例えば、NW113/115)で提供されるフラグ、および/または他の基準のいずれかに従って、例えば、SRの前に、登録更新を実施するかどうかを決定することができる。
【0078】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102は、SRにおいて、MICO WTRU102の一時的なユーザID(TUID)を含むことができ、それは、例えば、サービングアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)がコンテキスト(例えば、WTRUコンテキスト)を有しない場合、WTRU情報取得を可能とできる。
【0079】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102は、同報通信システム情報からサービングAMF(例えば、AMF182a)の識別子を読み取ることができ、その識別子を1つまたは複数の記憶されたTUIDと比較して、MICO WTRU102が、新しいAMF(例えば、AMF182b)に移動したかどうかを決定できる。
【0080】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102は、MICO WTRU102それ自体から接続を開始するためのプリファレンスを示すことができ、またNW(例えば、NW113/115)は、MICO WTRU102の接続を解除することを控えることがあり得る(例えば、このようなプリファレンスが受け入れられた場合)。
【0081】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102は、RANシグナリングを拒否して、例えば、MICO WTRU102をRRC_INACTIVEモードにすることができ、MICO WTRU102は、CONNECTEDモードに留まり、かつ/またはIDLEモードへと進むことができる。
【0082】
NW(例えば、NW113/115)が、MICO WTRU102に対する構成パラメータ(例えば、いくつかある中で特に、ネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)、拡張不連続受信(eDRX)、および/またはMICO周期タイマなど)を更新すると決定する、望む、したいと考える場合、または更新する予定である場合、NW113/115は、SR手順を使用して、登録手順を実施するようにMICO WTRU102をトリガすることができる。
代表的なMICOモード
「モバイル発信専用」(MOO:Mobile Originated Only)機能/手順、および/または特徴は、マシンタイプ通信(MTC)に対するサービス要件とすることができる。例えば、NW(例えば、NW113/115)は、MOOデバイスに対するモビリティ管理手順の頻度を低減することができる。省電力モード(PSM)機能は、頻度の少ない、モバイルで終了するサービス要件に対してMOOを処理することができる。PSMモードは、WTRU102が登録されたままの状態で、電源オフするのと同様のものであり得る。WTRU102は、WTRU102が、モバイル発信(MO:Mobile Originated)データおよび/またはシグナリングを有するとき、PSMモードを出ることができる(例えば、その時にのみ出ることができる)。WTRU102がPSMモードにあるとき、WTRU102に到達することはできない(not be reachable)。
【0083】
MICOモードWTRU102は、CM-IDLEにある間、到達することができない可能性がある(例えば、常に到達できない可能性がある)。コアNW(CN)115は、IDLEモードにあるMICO WTRU102に対するダウンリンクデータ、またはシグナリング送達を求めるいずれの要求も拒否することができる。MICOモードにあるWTRU102は、MICO WTRU102がCM-CONNECTEDモードにあるとき、モバイルで終了するデータおよび/またはシグナリングに対して到達可能であり得る(例えば、到達可能であるに過ぎない)。MICO WTRU102は、以下のトリガ、すなわち、いくつかある中で特に、(1)例えば、NW113/115とのMICO WTRU登録への更新を必要とする、かつ/または更新させ得るMICO WTRU102における変化(例えば、その構成の変化)、(2)終了する可能性のある登録タイマ(例えば、周期的な登録タイマ)、(3)待ち状態にあり得るMOデータ、および/または(4)待ち状態にあり得るMOシグナリング(例えば、開始され得るSM手順)のトリガのいずれかにより、CM-IDLEモードからCM-CONNECTEDモードへの切換え手順を開始することができる。
【0084】
MICO WTRU102は、MICO WTRU102がMICOモードに入ることができるかどうかに関して、NW113/115とネゴシエートすることができる。WTRU102は、初期登録および/または登録更新中に、MICOモードに対するプリファレンスを示すことができる。AMF182aは、(1)局所的な構成、(2)WTRU加入情報、(3)WTRUで示されたプリファレンス、および/または(4)NWポリシに基づいて、MICOモードがWTRU102に可能であるかどうかを決定することができる。AMF182aは、登録手順中に、その決定(例えば、MICO WTRUの決定)をWTRU102に示すことができる。
【0085】
WTRU102がさらなるNASシグナリングを用いずに、通信の最後に登録抹消を実施できる「通信の最後におけるモバイル登録抹消」機能/手順、および/または機構を実施することができる。WTRU102は、登録手順中に、通信の最後における登録抹消(DAEC)に対するプリファレンスを示すことができる。AMF182aは、DAECがWTRUに対してサポートされるかどうかを決定することができ、かつ登録シグナリング中にDAECに対するサポートを示すことができる。AMF182aが、DAECをWTRU102に適用するとき、AMF182aは、WTRU102が、WTRU102に対するN2接続の解除時に、RM-DEREGISTEREDに入ることができること、かつWTRU102は、CM-CONNECTEDモードから離れるとき、RM-DEREGISTEREDへと移動できることを考慮することができる。このタイプのWTRU102は、CONNECTEDモード以外は、共に到達不能であり得る点で、MICO WTRU102と共通の特性を共有することができる。
【0086】
MICO WTRU102が、以降で述べられるが、本明細書における様々な代表的な実施形態は、DAEC WTRU102、および他のモバイルWTRU102を含む他のタイプのWTRU102にも等しく適用可能である。
【0087】
いくつかの代表的な実施形態では、代表的な手順が実施され、例えば、MICO WTRU102を、サービングAMF182において認識され得るようにすることができる。
【0088】
図2は、新しいサービングAMF182bへと移動する代表的なMICO WTRU102を示す図である。
【0089】
図2を参照すると、代表的なネットワーク200において、WTRU102は、第1の複数のトラッキングエリアTA1~TA4を含む第1の登録エリア210に位置することができ、また第1のAMF182aによりサービスされ得る。WTRU102は、第2のAMF182bによりサービスされ得る第2の複数のトラッキングエリアTA5~TA8を含む第2のサービングエリア220へと移動することができる。WTRU102(例えば、典型的なWTRU、または非MICO WTRU)は、第1の登録エリア210に割り当てることができ、そこからWTRUはサービスされ、かつWTRU102が、構成された登録エリア(例えば、第1の登録エリア210)を離れるとき、登録エリア更新を実施することができる。NW113/115は、ページングエリアを、WTRU102の登録エリア210または220に限定することができる。MICO WTRU102は、IDLEモードにおいてページングを受信するとは考えられず、かつ/または受信することはなく、通常の登録エリア構成が、MICO WTRU102に使用されない可能性がある。MICOモードにあるWTRU102(以降では、MICO WTRUと呼ぶことがある)は、「全PLMN(all PLMN)」登録エリアに割り当てることができ、したがって、MICO WTRU102は、MICO WTRU102が、同じ登録されたPLMNに留まるとき、登録エリア更新を実施しない可能性がある(例えば、周期的な登録更新を除いて)。MICO WTRU102は、MICO WTRU102が、前に登録していた第1のAMF182aによってサービスされていない新しいエリアへと移動することができる。例えば、新しいAMF(例えば、第2のAMF182b)は、MICO WTRU102が接続を開始するとき(例えば、SRメッセージ、および/または周期的な登録更新を用いて)、MICO WTRU102をサーブするように選択され得る。新しいAMF(例えば、第2のAMF182b)は、SRまたは周期的な登録更新を拒否する可能性がある(例えば、新しいAMF182bがMICO WTRU102を認識できないため)が、それは、MICO WTRU102をトリガして再度登録することができる。
【0090】
例えば、最初に、MICO WTRU102は、gNB180aを介するWTRUコンテキストを用いて、古いサービングAMF182aに登録することができる。次いで、MICO WTRU102は、登録のない新しいエリアに移動することができる。次に、MICO WTRU102は、新しいgNB180cを介して、新しいサービングAMF182bにSRを送ることができる。最後に、AMFは、例えば、AMF182bがMICO WTRU102を認識しないため、gNB180cを介してMICO WTRU102にサービス拒否を送ることができる。
【0091】
このシナリオが、高い頻度で生ずる場合(例えば、閾値レベルを超えるより高い頻度で)、「サービス-拒否-次いで-再登録」手法は、モバイルで開始される通信を大幅に遅らせるおそれがあり、またNW113/115に対して余分なシグナリングオーバヘッドを課すことになり得る。
【0092】
例えば、サービス拒否を回避するために、かつ余分なシグナリングオーバヘッドを回避するために、例えば、登録は、SRの前にMICO WTRU102によって実施することができる。MICO WTRU102には、NW113/115により、サービングAMF内(WSA)エリアが提供され、それは、トラッキングエリアのリストとすることができ、例えば、MICO WTRU102に、MICO WTRU102が、登録されたAMF182aのサービングエリア内(例えば、まだその内部に)あるかどうかを決定できるようにする。MICO WTRU102が、MICO WTRU102は登録されたAMF182aのサービングエリアの外側にあると決定したとき(例えば、そのときに限り)、MICO WTRU102は、何らかの通信を生成する前に、登録手順を開始することができる。
MICO WTRUをCONNECTEDモードに保つための代表的な手順
一般に、RAN113(例えば、1つまたは複数のgNB180を含む)は、不活動(例えば、ユーザ不活動)および/または無線通信障害など、1つまたは複数の状態により、接続解除を開始することができる。例えば、RAN113は、WTRU102に対する不活動タイマを維持することができ、またタイマが終了する前に、データ活動が何も検出されなかった場合、RAN113は、接続解除を開始することができる。MICOモードの場合、WTRU102には、CONNECTEDモードにおいてのみ到達可能である。接続の解除が早すぎ、またデータがなお待ち状態である場合、MICO WTRU102が接続を開始する次の時まで、MICO WTRU102をCONNECTEDモードに戻す方法はないはずである。いくつかの代表的な実施形態では、MICOモードにあるWTRU102は、接続解除判断を行うことができる。他の代表的な実施形態では、NW113/115が、一定の基準の下で、MICO WTRU102をCONNECTEDモードにより長く維持することができる(例えば、NW113/115が、より長い接続が適切であり、かつ/または必要であると決定したときなど)。
【0093】
AMF182aは、MICO WTRU102に対する接続タイマを維持することができる。RAN113の不活動タイマが終了したとき、RAN113は、N2接続(例えば、RAN113とAMF182aの間のシグナリング接続)解除を要求することができる。AMF182aが、MICO WTRU接続は、それ自体の接続タイマにより解除されるべきではないと決定した場合、AMF182aは、RAN113の解除要求を拒否することができ、RAN113は、MICO WTRU102をCONNECTEDモードに維持することができる。いくつかの代表的な実施形態では、例えば、AMF182aが接続タイマおよび/または不活動タイマを維持できるようにするために、手順は、AMF182aに、WTRUのデータ活動を認識させるための手順が実施され得る。いくつかの代表的な実施形態では、RAN113が、N2接続を解除するように要求したとき、例えば、AMF182aが、RAN113にWTRU特有の不活動情報(例えば、タイマ情報)を提供することにより、RAN113がRRC接続解除を開始するのを阻止する手順が実施され得る。
MICO WTRUがRRC不活動モードに入らないようにするための代表的な手順
図3は、5G新無線(例えば、WTRU102のための)における代表的なRRC_INACTIVE状態(例えば、新しいRRC_INACTIVE状態)を含む代表的な状態を示す図である。
【0094】
図3を参照すると、RAN113(例えば、5G RAN)において、RRC状態300は、いくつかある中で特に、(1)RRC_CONNECTED状態310、(2)RRC_INACTIVE状態320、および/または(3)RRC_IDLE状態330のうちのいずれかを含むことができる。INACTIVE状態320にあるWTRU102の場合、コアネットワーク-アクセスネットワーク(CN-AN)接続が、CONNECTED状態310にあるものとして維持され得る。CN-AN接続は、(RAN)とCNの間のものとすることができ、また制御プレーン(CP)(例えば、シグナリングに対する5GにおけるN2インターフェース)接続と、ユーザプレーン(UP)(例えば、データに対する5GにおけるN3インターフェース)接続の両方を有することができる。INACTIVE状態320にあるWTRU102は、むしろIDLEモードにあるWTRUに近い挙動をすることができる。例えば、INACTIVE状態320にあるWTRU102は、WTRU102がセルを変更するとき、セル選択/再選択手順に従うことができる。CN115は、WTRU102のINACTIVE状態320を認識することができず、WTRU102がCONNECTED状態310にあると見なし続け、したがって、CNページングは、INACTIVE WTRU102に向けて実施されないはずである。例えば、MICO WTRU102の適正なページングを可能にするために、WTRU102は、INACTIVE状態320にあり、CONNECTED状態310にはないことをCN115により決定するための手順を実施することができる。例として、ダウンリンク(DL)データが、CN115から受信されたとき、アンカーRAN113は、ページングを開始することができ、かつINACTIVE WTRU102に対するRANページングエリアを管理することができる。いくつかの代表的な実施形態では、RRC_INACTIVE状態320と、2つの他の状態310または330の一方との間の状態切換えをトリガする条件を示すことができる。
【0095】
INACTIVE状態320を有することの利益は、省電力、および低減されたシグナリングオーバヘッド(例えば、高い頻度のRRC_IDLE⇔RRC_CONNECTED切換えにより生ずる)を含むことができる。MICO WTRU102の場合、省電力と信号低減の両方の利益は有用ではなく、かつ/または必要ではない可能性があり、MICO WTRU102をRRC_INACTIVEモード/状態320にすることは、潜在的な技術的複雑さを受けるおそれがある。したがって、いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102が、RRC_INACTIVE状態320に入らないようにすることができる。
長い周期的タイマを有する代表的な手順(例えば、WTRUが登録更新を実施しないようにするために)
WTRU102が、NW113/115に、いくつかの構成変更を通知する、またはいくつかのパラメータをネゴシエートするとき、WTRU102は、ルーティングエリア更新(RAU)および/またはトラッキングエリア更新(TAU)などのいくつかの登録更新手順をトリガすることができる。登録更新は、例えば、WTRU102が、いくつかある中で特に、(1)DRXサイクル、および/または(2)いくつかの機能パラメータのいずれかを含む何らかの内部的な変更をNW113/115に通知するために行うことができる。WTRU102が、RAU手順および/またはTAU手順をトリガしたとき、NW113/115は、「受け入れる(Accept)」メッセージで返事をすることができる。「ハンドシェイク」が、2つのエンティティの間のネゴシエーションとして動作することができる。
【0096】
5Gシステムの場合、WTRU102(例えば、MICO WTRU)が、登録更新手順を開始する機会を有することができないシナリオ/状況が存在し得ることも企図される。(例えば、WTRU102が長い周期的登録タイマを有するときなど)。IDLEモード330中に、周期的な登録タイマが動作している場合(WTRU102は、周期的なタイマが終了したときに登録更新メッセージを送ることができるに過ぎないので)、WTRU102は、SRメッセージを送ることができる。周期的登録タイマは、WTRU102がIDLEモード330に戻ったとき、リセットされ得る。同じ状況は、周期的タイマが動作している間に生ずることがあり得る。WTRU102は、長時間にわたり登録手順を実施できない可能性がある。いくつかの代表的な実施形態では、何らかの内部的な構成変更、および/またはいずれかの他の理由の場合に、WTRU102がNW113/115とネゴシエートするための手順が実施され得る。
「全PLMN」登録エリアを備えるMICO WTRUに対する代表的な手順
「全PLMN」登録エリアを備えて構成されたMICO WTRU102が、その登録されたAMF182aのサービングエリア(例えば、範囲)の外側にある新しいエリアへと移動したとき、MO接続要求(例えば、SR)は新しいサービングAMF182bにより拒否される可能性があり、WTRU102は、WTRU102が通信できる前に新しいAMF182bに登録する必要があり得る。MICO WTRU102が、例えば可能性のあるサービス拒否を回避するために、SRの前に予防的に、再登録を常に実施する場合、WTRU102が登録されたAMF182aのサービングエリア210内にまだいる場合、シグナリングは無駄になり得る。いくつかの代表的な実施形態では、例えば、不必要な再登録が、確実に、しばしば生じないようにするための手順を実施することができる。
【0097】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102は、MICO WTRU102が、接続要求の前に登録手順を実施すべきである(例えば、常に実施すべきである)、または実施することになることの表示(indication)をNWエンティティ(例えば、NW113/115の)から受信することができる。その表示は、WTRU102に対してMICOモードを確認する同じ登録受入れメッセージで送ることができる。NW113/115は、NW113/115が、「全PLMN」登録エリアをMICO WTRU102に対して構成するとき、その表示を設定するように選択することができる。表示を設定するために、以下のいずれかを考慮に入れることができる、すなわち、
(1)WTRU102のプロファイルが、WTRU102の通信(WTRU102の通信の必要性および/または使用)は頻度が低い可能性がある、または低頻度である(例えば、非常に頻度が低い、または閾値レベルに満たない)場合、NW113/115および/またはNWエンティティ180、182~184は、表示(indication)を設定するように選択し得る、かつ/または設定することができる。接続要求前の再登録手順が、必要ではない、かつ/または適切ではないこともあり得るが、再登録手順は、許容され得る(例えば、再登録手順が、しばしば(例えば、閾値レベルを超えて)起きないはずである、または起きないため)。いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102のプロファイルが、WTRUの通信必要性の頻度は高い可能性のあることを示すことができ、NW113/115(例えば、NWエンティティ180、182~185)は、表示(indication)を設定すべきではない、または設定することはない。
【0098】
(2)WTRU102の「モビリティパターン」が、WTRU102は、高い頻度で移動し、かつWTRU102のローミング範囲は、AMF182aのサービングエリア210を超えること(例えば、それは、WTRU102が、例えば、閾値レートを超えて、AMF182aのサービングエリア210の外にある可能性が高いことを意味することができる)を示す場合、NW113/115および/またはNWエンティティ180、182、183、184、および/または185は、表示(indication)を設定する(例えば、設定することを選択する)ことができる。WTRU102のモビリティパターンが、WTRU102は静止している、実質的に静止している、かつ/またはエリア(限られたエリア)内をローミングする(例えば、ローミングするだけである)ことを示す場合、NW113/115および/またはNWエンティティ180、182、183、184および/または185は、表示を設定しない可能性がある。
【0099】
図4は、代表的な登録手順400を示す図であり、その場合、NW113/115(例えば、AMF182a、または別のNWエンティティ182~185)は、「サービス要求の前に常に登録する」(常にRBSR)表示(always RBSR indication)をWTRU102に提供することができる。
【0100】
図4を参照すると、410で、WTRU102は、MICOモードプリファレンスを示す情報を含む登録要求をAMF182aに送ることができる。420で、AMF182aは、WTRUプロファイル、モビリティパターン、およびWTRU102に関する他の情報を調べることができる。430で、AMF182aは、MICOモードが受け入れられたことを示す情報を含む登録受入れと、常にRBSR表示とをWTRU102に送ることができる。いくつかの代表的な実施形態では、常にRBSR表示は、例えば、MICO WTRU102において事前に構成することができる。WTRU102は、登録手順中に、MICOモードプリファレンスと共に、事前に構成された表示を含めることができる。
【0101】
例えば、NW113/115(例えば、AMF182および/または他のNWエンティティ183~185)からのシグナリングにより、かつ/または事前構成により、WTRU102が、MICOモードにあり、かつこの常にRBSR表示が設定された場合、WTRU102は、以下の基準を調べて、WTRU102が、RBSR(例えば、常にRBSR)を実施できる、または実施すべきかどうかを決定することができる。
【0102】
NW113/115(例えば、AMF182)、および/またはWTRU102は、WTRU102が、「全PLMN」登録エリアで構成されているかどうかを決定することができる。NW113/115および/またはWTRU102が、WTRU102は、「全PLMN」登録エリアで構成されていないと決定した場合、WTRU102は、RBSR(例えば、常にRBSR)を実施することができない(例えば、必ずしも実施できない)。例えば、WTRU102は、MICOプリファレンスを備えた登録要求を送ることができない、かつ/またはWTRU102のプロファイルの調査を実行するAMF182は、(1)MICOモードが受け入れられたとの表示、および/または(2)常にRBSRの表示を含む登録受入れを送ることができない。
【0103】
WTRU102は、WTRU102がそのトラッキングエリア(TA)から外に移動している(例えば、実際に移動した)かどうか(例えば、WTRU102が前のTAから新しいTAへと移動している(例えば、いま移動した)こと)を決定することができる。WTRU102は、WTRU102が、モバイル発信サービス(Mobile originated Service)に対して起動したとき、現在のTAのTA識別子を読み取ることができ、かつ現在のTAU識別子(例えば、読み取られた)を、記憶されたTA識別子と比較することができる。現在のTA識別子および記憶されたTA識別子が同じである場合、WTRU102は、WTRU102が、NW113/115(例えば、AMF182または他のNWエンティティ183~185)に前に登録したTAの外に移動していないことになり得る。WTRU102は、例えば、WTRU102が、前に登録したAMF182のサービスエリア内にまだあるため、再度登録を実施することができない。
【0104】
WTRU102が、WTRU102はSRの前に登録更新手順を実施できる、または実施すべきであると決定した場合、WTRU102は、データは、登録手順の後になり、または待ち状態になり得ることを示すことのできるフラグ(例えば、「アクティブフラグ」)を用いて登録を開始することができる。この場合、その後に続くSRメッセージは、送られないこともあり得る。
【0105】
図5は、代表的な決定手順500を示す(例えば、MICO WTRU102が、登録をSRの前に実施すべきである、実施できる、または実施することになるかどうかを決定する(例えば、判断する)ための)図である。
【0106】
図5を参照すると、代表的な決定手順500は、ブロック510で、WTRU102において、上位レイヤから接続要求が受信されることを含むことができる。ブロック520で、WTRU102は、接続要求に基づいて、SRがNW113/115に送られることが望ましい、かつ/または送られる必要があるかどうかを決定することができる。SRが、NW113/115に送られることが望ましくない、かつ/または送られる必要がない場合、ブロック530で、WTRU102は、1つまたは複数の周期的登録更新を送ることができる。SRがNW113/115に送られることが望ましい、かつ/または送られる必要がある場合、ブロック540で、WTRU102は、MICOモードが設定されているかどうかを決定することができる。MICOモードが設定されていない場合、処理は、ブロック585へと進み、SRを送る。MICOモードが設定されている場合、ブロック550で、WTRU102は、「全PLMN」(all PLMN)登録エリアが設定されているかどうかを決定することができる。「全PLMN」登録エリアが設定されていない場合、処理は、ブロック585へと進み、SRを送る。「全PLMN」登録エリアが設定されている場合、ブロック560で、WTRU102は、「常に登録」表示(always-register indication)が設定されたかどうかを決定することができる。ブロック560で、常に登録表示が設定されない場合、処理はブロック585へと進み、SRを送る。常に登録表示が設定される場合、ブロック565で、トラッキングエリアIDを読み取ることができる(例えば、最新のトラッキングエリアIDを読み取ることができる)。ブロック570で、WTRU102は、最新のトラッキングエリアIDを、記憶されたトラッキングエリアIDと比較して、一致が存在するかどうかを決定することができる。ブロック570で一致が存在する場合、処理は、ブロック585へと進みSRを送る(例えば、何らかの事前の登録更新なしに)(WTRU102は、NW113/115がWTRU102に関連付けることのできるトラッキングエリア内になお存在するので)。一致が存在しない場合、ブロック575で、WTRU102は、最新のトラッキングエリアを記憶することができる。ブロック580で、WTRU102は、NW113/115にWTRU102を登録することができる(WTRU102は、NW113/115がWTRU102に関連付けたトラッキングエリア内にもはや存在せず、したがってサービス拒否が生ずるおそれがあるため)。ブロック585で、WTRU102は、SRをNW113/115に送ることができる。
【0107】
図6は、登録を、SRの前に実施すべきである、実施できる、または実施することになるかどうかを決定するための別の代表的な決定手順を示す図である。
【0108】
図6を参照すると、代表的な決定手順600は、ブロック610で、WTRU102において、上位レイヤから接続要求が受信されることを含むことができる。ブロック620で、WTRU102は、接続要求に基づいて、SRがNW113/115に送られることが望ましい、かつ/または送られる必要があることを決定することができる。ブロック630で、WTRU102は、MICOモードが設定されているかどうかを決定することができる。MICOモードが設定されている場合、ブロック640で、WTRU102は、「全PLMN」登録エリアが設定されると決定することができる。MICOモードが設定されていない場合、処理は、ブロック690へと進み、SRを(例えば、何らかの前の登録更新をせずに)NW113/115に送ることができる。「全PLMN」登録エリアが設定される場合、ブロック650で、WTRU102は、「常に登録」表示が設定されるかどうかを決定することができる。全PLMN登録エリアが設定されない場合、処理は、660に進み、トラッキングエリアIDを同報通信システム情報および/またはモバイル発信動作(Mobile Originated Operation)から受信することができる。「常に登録」表示が設定されない場合、処理は、ブロック690へと進み、SRをNW113/115に送ることができる(例えば、何らかの前の登録更新をせずに)。「常に登録」表示が設定される場合、または処理がブロック640からブロック660に進んだ場合、トラッキングエリアIDが、同報通信システム情報および/またはモバイル発信動作から受信されかつ/または読み取られる。ブロック670で、WTRU102は、受信した/読み取られたトラッキングエリアIDを、1つまたは複数の記憶されたトラッキングエリアIDと比較して、一致が存在するかどうかを決定することができる。ブロック670で、一致が存在する場合、処理は、ブロック690へと進みSRを送る(例えば、何らかの前の登録更新なしに)(WTRU102は、NW113/115がWTRU102に関連付けることのできるトラッキングエリア内になお存在するので)。一致が存在しない場合、ブロック680で、WTRUは、受信したトラッキングエリアIDを記憶することができる。ブロック685で、WTRU102は、WTRU102をNW113/115に登録することができる(WTRU102は、NW113/115がWTRU102に関連付けることのできるトラッキングエリア内にもはや存在しない可能性があり、したがってサービス拒否が生ずるおそれがあるため)。ブロック690で、WTRU102は、SRをNW113/115に送ることができる。
【0109】
WTRUが、登録エリア内にあるかどうかの決定が、トラッキングエリア識別子(TA ID)に基づくように開示されているが、当業者であれば、TA IDに加えて、またはそれに代えて、AMF IDに基づくことができることが理解される。例えば、受信したAMF識別子(ID)は、1つまたは複数の記憶されたAMF IDに一致し、同様の登録エリア決定を提供することができる。
【0110】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102は、SRメッセージに、MICOモード表示(MICO mode indication)、および/またはMICO WTRU102のTUIDを含むことができる。他の代表的な実施形態では、SRに含まれるTUIDは、同時に、MICOモード表示(例えば、MICOモードプリファレンス)を示唆することができる。レガシWTRU102においては、SR手順をトリガすることは、WTRU102が、TAに(例えば、TAリスト上に)「登録されている」かどうかに基づく。レガシWTRU102は、SR手順を開始するとき、どんな「エリア情報」もCN115に提供することはない。
【0111】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、WTRU102の前のTA識別子をSRメッセージに加えることができる、または加えることになる。WTRU102が、同じAMF182aによってTUIDを割り振られた場合、加えられた前のTA識別子からAMF182aは、WTRU102を識別する(例えば、一意に識別する)ことができる。サービングAMF182bが新しいAMF(例えば、サービングAMF182bは、以前にWTRU102をサーブしていない)であり、かつ/またはサービングAMF182bが、WTRU102のコンテキストを有していない場合、新しいAMF182bが、(1)MICO表示、(2)TUID、および/または(3)WTRU102がTUIDを割り振られた場所のTA識別子を受信した場合には、新しいAMF182bが、SRを拒否しないはずである。
【0112】
新しいAMF182bは、情報を(例えば情報のすべてを)古いAMF182aのアドレスにマップすることができ、また古いAMF182aからWTRUコンテキストを取得することができるが、それはTUIDから導出され得る。新しいAMF182bは、SR手順が処理された後WTRU102に対して新しいTUIDを再割り当てできる。
【0113】
図7は、古いAMF182aから(例えば、前にWTRU102にサービスしたAMFから)の代表的なSRでトリガされるWTRUコンテキスト取得手順を示す図である。
【0114】
図7を参照すると、SRでトリガされるWTRUコンテキスト取得手順700は、720で、WTRU102が、WTRU102にサービスする新しいAMF182bに向けて、例えば、MICOモード表示(例えば、MICOプリファレンス)、および/またはTUIDを含むSRを送ることを含むことができる。730で、RAN113(例えば、gNB180)は、SRからの情報を、N2メッセージを介して新しいAMF182bに転送することができる。740で、新しいAMF182bは、WTRU102のTUIDを含む情報要求を、古いAMF182aに送ることができる。750で、古いAMF182aは、例えば、加入者恒久識別(SUPI)(IMSIと同様なものであり得る)、および/またはモビリティ管理(MM)コンテキスト(例えば、UEのモビリティ管理に関する情報の集合体)を含む情報応答を送ることができる。760で、認証/セキュリティ動作が、WTRU102と新しいAMF182bの間で、かつ新しいAMF182bと認証サーバ機能(AUSF)710(例えば、WTRU認証を処理できるネットワーク機能など)の間で実施することができる。
【0115】
770で、新しいAMF182bは、N2メッセージをRAN113に送ることができる。N2メッセージは、RAN113を介してWTRU102に送られてRRC接続再構成を可能にする情報を含むことができる。780で、RAN113は、N2メッセージに基づいて、RRC接続再構成をWTRU102に送ることができる。790で、新しいAMF182bは、新しいTUIDを含むWTRU構成を、RAN113を介してWTRU102に向けて送ることができる。795で、RAN113は、WTRU構成をWTRU102に転送することができる。
【0116】
いくつかの代表的な実施形態では、NW113/115におけるRAN113は、サービングエリアがRAN113をカバーするAMF182の識別子のリストをブロードキャストすることができる。AMF182の識別子の全体または部分をブロードキャストすることができる。AMF識別子が、RAN113のブロードキャスト情報内にある場合、そのRAN113は、AMF182のサービングエリア内にある。
【0117】
MICO WTRU102が、待ち状態のSRを有する場合、MICO WTRU102は、RANでブロードキャストされた情報からAMF識別子を読み取ることができ(例えば、最初に読み取ることができ)、かつこれらのAMF識別子を、記憶されたTUIDのAMF IDセクションと比較することができる。TUIDにおけるAMF IDは、同じAMF IDが、現在のRANのブロードキャストされた情報内に出現し、かつWTRU102が、最後に登録したAMF182のサービングエリア内に(まだエリア内に)ある場合、WTRU102が登録したAMF182に関連付けられる。この場合、WTRU102は、例えば、直ちに(例えば、すぐに)SRを送ることができる。いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、SRを送るのに先だって、またはその前に、登録手順を開始することができる(例えば、まず、登録手順を開始し、次いで、SRを送る、例えば、WTRU102の登録後にSRを送るだけである)。
【0118】
【0119】
図8を参照すると、登録/SR手順800は、ブロック810で、WTRU102において、接続要求が上位レイヤから受信されることを含むことができる。ブロック820で、WTRU102は、接続要求に基づいて、SRをNW113/115に送ることが望ましい、かつ/または送る必要があるかどうかを決定することができる。SRが、NW113/115に送られることは望ましくない、かつ/または必要がない場合、ブロック830で、WTRU102は、1つまたは複数の周期的登録更新を送ることができる。SRが、NW113/115に送られることが望ましい、かつ/または必要である場合、ブロック840で、WTRU102は、MICOモードが設定されているかどうかを決定することができる。MICOモードが設定されていない場合、処理は、ブロック890へと進み、SRを送ることができる。MICOモードが設定されている場合、ブロック850で、WTRU102は、「全PLMN」登録エリアが設定されているかどうかを決定することができる。「全PLMN」登録エリアが設定されていない場合、処理は、ブロック890へと進み、SRを送ることができる。「全PLMN」登録エリアが設定されている場合、ブロック860で、WTRU102は、同報通信システム情報からAMF IDを読み取ることができる。ブロック870で、WTRU102は、TUIDに関連付けられた、読み取られたAMF IDを、同報通信システム情報からの(例えば、AMF IDリスト内の)AMF IDと比較して、WTRU102のTUIDに関連付けられたAMF IDがリスト内にあるかどうかを決定することができる。
【0120】
ブロック870で、WTRUのTUIDに関連付けられたAMF182のAMF IDが、リスト内にあった場合、処理は、ブロック890へと進み、SRを送ることができる(例えば、何らかの事前の登録更新なしに)(WTRU102は、例えば、システム情報でブロードキャストされたAMF182の1つによってなおサービスされるので)。WTRU102のTUIDに関連付けられたAMF IDが、リスト内にない場合、ブロック880で、WTRU102は、WTRU102をNW113/115に登録することができる(WTRU102は、リスト上のAMF IDに対応するAMF182によってもはやサービスされ得ず、したがって、サービス拒否が生ずるおそれがあるため)。ブロック890で、WTRU102は、SRをNW113/115(例えば、AMF182)に送ることができる。
【0121】
例えば、WTRU102は、システム情報(SI)におけるAMF IDを読み取ることにより、WTRU102が、AMFサービスエリア210または220内にあるかどうかを決定することができる。
【0122】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102は、登録(例えば、周期的な登録更新を含む各登録)の後、タイマを開始、または再度開始することができる。タイマの長さは、最後の登録以来の時間期間を示すことができる(例えば、その期間中、WTRU102は、登録されたAMF182aまたは182bのサービスエリア210または220内にある(まだその内部にある)可能性が高い)。MICO WTRU102が、SRを送る必要がある、またな送ることになったとき、MICO WTRU102は、タイマが動作しているかどうかを調べることができる。タイマが動作している場合、WTRU102は、最後に登録したAMF182aまたは182bの同じサービスエリア210または220内にある可能性が高く(例えば、閾値レベルを超えて非常に高い)、またMICO WTRU102は、例えば、直ちに、かつ/またはすぐに、SRを送ることができる。いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、最後に登録されたAMF182aまたは182bのサービスエリア210または220の外にあり得る、または外にある可能性が高く、MICO WTRU102は、SRを送る前に再度登録を実施することができる(例えば、実施する必要があり得る)。タイマの長さは、WTRU102において事前に構成することができるが、またはNW113/115(例えば、AMF182または他のNWエンティティ180、および183~185)により提供され得る。
MICO WTRUを接続モードに保つための代表的な手順
MICO WTRU102を、より長くCONNECTEDモードに(例えば、適度に長く、または閾値期間より長く)保つために、NW113/115(例えば、AMF182、または他のNWエンティティ180、183~185)は、WTRU102が要件(例えば、CONNECTEDモードに留まるための)を有すると決定することができる。NW113/115は、WTRUプロファイルに基づいてこの決定を行うには困難を伴う可能性がある。この決定において、WTRU102からの一定の支援情報を使用することができる。
【0123】
いくつかの実施形態では、MICO WTRU102は、WTRU102が、通常より長くCONNECTEDモードに保つことになる、または保つ必要があるとNW113/115が決定できるようにするサービス特性の表示をSRに含めることができる。サービス特性の表示は、いくつかある中で特に、(1)遅延許容値、および/または「高レベルの遅延許容」インジケータ、ならびに/あるいは(2)待ち時間値、および/または「高い待ち時間」表示を含み、例えば、特に(1)WTRU特有のもの、(2)アプリケーション特有のもの、(3)サービス特有のもの、および/または(4)クラス特有のもの(例えば、デバイスのクラス特有のもの)とすることのできる閾値を提供することができる。例えば、特定のWTRU102は、いくつかある中で特に、特有の遅延許容値、特有の待ち時間、特有のアプリケーション実行、特有のサービス要件、および/またはサービスデバイスクラスを有することができ、それらは、MICO WTRU102がCONNECTEDモードにあるとき、(例えば、別のモード(例えば、接続解除など)に時期尚早に移動するのを回避するために)考慮することができる。
【0124】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102は、接続解除は、WTRU102それ自体によって開始され得る、または開始されることになり、NW(例えば、RAN113またはCN115)によって開始されないことのプリファレンスを示す情報またはフラグをSRに含むことができる。プリファレンス表示(preference indication)を有するSRを受信した後、NW113/115は、WTRU加入データおよび/またはNWポリシに基づき、WTRU102が接続解除を開始できるようにするかどうか(例えば、RAN113またはNW113/115が、WTRU102を開始させることができるかどうか)を決定することができる。WTRU102による接続解除が受け入れられる場合、NW(例えば、CN115またはRAN113)は、RAN113またはCN115の他方に、WTRU102に対する接続解除を開始しないように命令することができる。WTRU102が、自律的に(例えば、それ自体で)、WTRU102はデータ通信を終了したと決定したとき、WTRU102は、(1)NAS手順、および/または(2)RRC手順のいずれかにより、接続解除を開始することができる。WTRU102は、WTRU102がCONNECTEDモードに入った後、タイマを開始することができる。タイマが終了し、かつWTRU102のデータ通信が完了しておらず、かつ/またはWTRU102が、データ通信が完了したかどうかを決定できない場合、WTRU102は、接続解除(例えば、いずれにしても接続解除)を開始することができる、かつ/または開始することになる。
【0125】
図9は、代表的なMICO WTRUで開始される接続解除手順を示す図である。
【0126】
図9を参照すると、代表的なMICO WTRUで開始される接続解除手順900は、910で、RAN113を介する、AMF182aとMICO WTRU102の間の登録を含むことができる。登録は、WTRUがMICOモードにあることを示すMICOモード情報を含むことができる。920で、MICO WTRUは、RAN113を介して、SRをAMF182aに送ることができ、かつWTRU102は、WTRUで開始される接続解除を好む(例えば、NW113/115による早すぎる解除を低減する、かつ/または実質的になくすために)ことを示す情報を含めることができる。930で、NW113/115(例えば、AMF182aを介して)は、MICO WTRU102のプロファイルおよび1つまたは複数のネットワークポリシに従って、かつ/または基づいて、WTRUのプリファレンスを受け入れることができる。940で、AMF182aは、N2メッセージをRAN113(例えば、gNB180)に送り、プリファレンス(例えば、WTRUで開始される接続解除に対する)を確立することができる。950で、MICO WTRU102は、データ通信が完了していると決定することができる。いくつかの代表的な実施形態では、960、970、および980で、WTRU102は、NASで開始されるメッセージを介して接続解除を開始し、かつ完了することができる。他の代表的な実施形態では、985および990で、WTRU102は、RRCで開始されるメッセージを介して接続解除を開始し、かつ完了することができる。
【0127】
第1の選択肢では、960で、WTRU102は、NAS解除要求を、RAN113を介してAMF182aに送ることができる。970で、N2接続解除が、AMF182aとRAN113の間で実施される。980で、RAN113は、RRC接続解除をWTRU102に送り、RRC接続を解除することができる。第2の選択肢では、985で、WTRU102は、RRC接続解除要求をRAN113に送ることができる。990で、N2接続解除が、AMF182aとRAN113の間で実施される。
【0128】
995で、MICO WTRU102は、第1の選択肢または第2の選択肢が完了した後、RRC_IDLEモードに入ることができる。
【0129】
いくつかの代表的な実施形態では、MICO WTRU102は、接続が解除され得る前に、SRに、好ましい「不活動時間期間」を示す情報を含めることができる。NW113/115は、SRにおいて示されたWTRU102の好ましい不活動期間が、WTRU加入データおよび/またはNWポリシに基づいて受け入れることが可能かどうかを決定することができる。SRにおいて示されたWTRUの好ましい不活動期間が受け入れられた場合、NW(例えば、CN115)は、RAN113に、好ましい不活動期間値に基づいて「不活動タイマ」を設定するように命令することができる。
【0130】
本明細書で述べられた代表的な手順は、通信の最後に登録抹消を実施するMICO WTRUに適用することができる。
MICO WTRUがRRC_INACTIVE状態に入らないようにする代表的な手順
図10は、RANが、N2シグナリングを介してWTRUのMICOモードを認識する(認識するようになる)代表的な手順を示す図である。
【0131】
図10を参照すると、代表的な手順1000では、1010で、RAN113を介して、AMF182aとMICO WTRU102の間で登録が実施される。登録は、WTRUがMICOモードにあることを示すMICOモード情報を含むことができる。1020で、MICO WTRU102は、RAN113にRRC接続要求を送ることができる。1030で、RAN113は、RRC接続セットアップをWTRU102に送ることができる。1040で、MICO WTRU102は、SRを含むことのできるRRC接続セットアップ完了をRAN113に送ることができる。1050で、RAN113は、SRをNW(例えば、AMF182a)に送ることができる。1060で、AMF182aは、N2メッセージをRAN113に送ることができる。N2メッセージは、WTRU102がMICOモードにあることを示すことのできるMICOモード情報を含むことができる。1070で、RAN113は、WTRUコンテキストにMICOモード表示を記憶することができる。1080で、RAN113は、RRC接続再構成をWTRU102に送ることができる。
【0132】
例えば、RAN113は、SR手順中に、N2シグナリングにより(例えば、CN115によるインジケータまたは他の情報により)WTRU102のMICOモードが通知され得る。RAN113は、そのWTRUコンテキストに、表示および/または情報を記憶することができ、またWTRU102に対するRRC_INACTIVE状態への状態切換えのトリガを抑制することができる。
【0133】
いくつかの代表的な実施形態では、MICOモードにあるWTRU102は、例えば、待ち状態にあるSRによって、RRC接続要求がトリガされた場合、RRC接続確立要求メッセージに、MICOモード表示を含むことができる。非サービス要求シグナリングにより(例えば、特に、周期的な登録更新により)、RRC接続要求がトリガされた場合、MICOモードは、登録手順が終了し、かつ/または完了した後、変更され得る。非SRシグナリングによってトリガされるものに対してなど、いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、RRC接続要求にMICOモード表示を含めない可能性がある。
【0134】
図11は、MICO WTRU102が、RANシグナリングを受け入れる、または拒否する(例えば、それは、MICO WTRU102をINACTIVE状態にすることになる)ための代表的な手順を示す図である。
【0135】
図11を参照すると、代表的な手順1100では、1110で、RAN113を介して、AMF182aとMICO WTRU102の間で登録が実施される。登録は、WTRU102がMICOモードにあることを示すMICOモード情報を含むことができる。1120で、RRC接続が、WTRU102とRAN113の間で確立され得る。1130で、RAN113は、何らかの基準(例えば、不活動タイマなど)に従って、WTRUを、INACTIVE状態(例えば、RRC_INACTIVE)にすることを決定することができる。1140で、RAN113は、RRC_INACTIVE状態への切換えを示す情報を含むRRC接続解除をWTRU102に送ることができる。いくつかの代表的な実施形態では、1150および1160で、WTRU102は、接続解除を拒否することができる。他の代表的な実施形態では、1170、1180、および1190で、WTRU102は、接続解除を受け入れることができる。
【0136】
第1の選択肢において、1150で、WTRU102は、RRC接続解除拒否をRAN113に送ることができる。RRC接続解除拒否は、「MICOモード」を示す原因コードを含むことができる。1160で、WTRU102は、接続モードのまま留まる。
【0137】
第2の選択肢では、1170で、WTRU102は、RRC接続解除完了をRAN113に送ることができる。RRC接続解除完了は、WTRUが、RRC_IDLEモードに入っていることを示す情報を含むことができる。1180で、AMF182aとRAN113の間で、N2接続解除が実施される。1190で、WTRU102は、RRC_IDLEモードに入ることができる。
【0138】
いくつかの代表的な実施形態では、RAN113は、WTRU102のMICOモードを認識しない可能性があり、かつWTRU102をRRC_INACTIVEモードに入れる、かつ/または配置する要求を(例えば、RRC_INACTIVE状態切換え命令を有するRRC接続解除を用いるRRCシグナリングを介して)開始することもあり得る。MICOモードにあるWTRU102は、要求を拒否する(例えば、「MICOモード」の原因で)ことができ、またWTRU102は、RRC_CONNECTEDモードに留まることができる。様々な代表的な実施形態では、WTRU102は、RRC_INACTIVEに入る要求があると、またはその後に、RRC_IDLEモードに入る(例えば、直接入る)ことができ、かつWTRU102は、RC_IDLEモードに入る予定であることを示す応答メッセージをRAN113に送ることができる。RAN113による応答メッセージを受信すると、またはその後、RAN113は、CN115に向けて、N2接続解除を開始することができる。
【0139】
本明細書で述べられる代表的な手順は、通信の最後に登録抹消を実施するMICO WTRU102に適用することができる。
【0140】
登録手順をトリガするための代表的な手順
いくつかの代表的な実施形態では、「ハンドシェイク」(例えば、新しいハンドシェイク)は、SR手順中に、WTRU102とNW113/115の間で実現され得る。WTRU102が、例えば、SRメッセージにフラグを挿入することにより、SRメッセージの通常の、かつ/または従来の目的に加えて、またはそれに代えて、いくつかの構成変更および/またはパラメータをNW113/115に知らせることを望むことを、WTRU102が、NW113/115に示すことができる、または示すことになる。例えば、新しい情報要素が定義されて、この目的をサーブする(例えば、NW113/115に、構成変更/パラメータを示す、または知らせる)ことができる。NW側において、通常のSRメッセージを処理するのに加えて、NW113/115は、サービス受け入れメッセージを用いて、WTRU102に応答を返して、ネゴシエーション/ハンドシェイクを完成させることができる。本明細書で述べられたこれらの手順/機構は、例えば、5Gにおけるなど、新しい機能として実施することができるが、またはWTRU102およびNW113/115が、最初の登録中に(例えば、アタッチまたは最初の登録中に)サポートを、互いに知らせることにより実現できることが企図される。
【0141】
NW113/115が、WTRU102に対する構成パラメータ(例えば、いくつかある中で特に、NWスライス選択支援情報(NSSAI)、eDRX、および/またはMICO周期的タイマなど)を更新することを望む、かつ/または更新する予定である場合、NW113/115は、SR手順を用いて、WTRU102をトリガし、登録手順を実施させることができる。NW113/115は、いくつかの構成パラメータが更新される予定である、かつ/またはその必要があることをWTRU102に知らせる明示的な表示を、サービス受入れまたは拒否メッセージに含むことができる(例えば、拒否メッセージにおいて原因コードを用いるなど)。サービス受入れまたは拒否メッセージにおいてフラグを受信することにより、WTRU102に、登録手順を実施させることができる。いくつかの代表的な実施形態では、NW113/115(例えば、AMF182)は、サービス受入れまたは拒否メッセージにおいて、更新される予定の、かつ/またはその必要のある構成パラメータを送ることができる。WTRU102が、サービス受入れまたは拒否メッセージ(例えば、サービス受入れまたは拒否NASメッセージ)において、新しい構成パラメータを受信した場合、WTRU102は、登録手順を実施することができる。
【0142】
図12は、SRを容易にする代表的な方法を示すフロー図である。
【0143】
図12を参照すると、代表的な方法1200は、ブロック1210で、WTRU102が、NE(例えば、AMF182a、または別のネットワークデバイス)との第1の登録を実施することを含むことができる。WTRU102は、WTRU102がMICOモードで動作していることを、NE182aを介してNW113/115に示すことができる。ブロック1220で、WTRU102は、WTRU102が「全PLMN」登録エリア内に登録されているかどうかを決定することができる。ブロック1230で、MICOモードで動作しているWTRU102が、「全PLMN」登録エリアに登録されていない場合、WTRU102は、(1)WTRU102の第1の登録後に受信したWTRU102に関連付けられた位置関連情報、(2)NE113/115とのWTRU102の第1の登録後に始められたモバイル発信(MO:Mobile Originated)サービスからの情報、および/または(3)ネットワークで提供されるフラグのうちのいずれかに基づいて、第1の登録に関連付けられた登録エリアの外側にあるかどうかを決定することができる。ブロック1240で、WTRU102は、SRを送ることができる。ブロック1250で、WTRU102が、登録エリアの外側にあると決定された場合、WTRU102は、SRの前に、第2の登録または登録更新(例えば、別のNE(例えば、AMF182b)と)を実施することができる。
【0144】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、WTRU102が、SRを送るために、第2の登録または登録更新を開始することになることを示す情報を取得することができる。例えば、WTRU102は、その取得された情報に従って登録要求を送ることにより、第2の登録または登録更新を実施することができる。
【0145】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、事前構成により、かつ/またはネットワークシグナリング(例えば、ネットワーク113/115によるシグナリング)により、情報を取得することができる。
【0146】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、WTRU102が、「全PLMN」登録エリアに登録されていると決定することができる。
【0147】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、WTRU102が「全PLMN」登録エリアに登録されている場合、「常に登録」表示が設定されているかどうかを決定することができる。
【0148】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、「常に登録」表示が設定されている場合、SRの前に、第2の登録(例えば、更新)を実施するための登録要求を送ることができる。
【0149】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、ブロードキャスト信号で示されたWTRUのTAのトラッキングエリア(TA)識別子を取得することができる。例えば、WTRU102は、取得されたTA識別子(例えば、AMF182aまたは182bに関連付けられたもの)が、WTRU102を最後にサーブしたNEに関連付けられた(例えば、AMF182aに関連付けられた)、記憶されたTA識別子に一致するかどうかに基づいて、WTRU102が登録エリアの外側にあるかどうかを決定することができ、例えば、したがって、WTRU102は、取得されたTA識別子(例えば、AMF182aまたは182bに関連付けられたもの)が、記憶されたTA(例えば、AMF182aに関連付けられた)に一致しない条件により、第2の登録、または登録更新を実施することになる。
【0150】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、ブロードキャスト信号で示されたWTRU102の登録エリアに関連付けられた識別子を取得することができる。例えば、WTRU102は、取得された識別子が、WTRU102を最後にサーブしたNE(例えば、AMF182aまたは他のNE180、183~185)に関連付けられた、記憶された識別子に一致するかどうかに基づいて、WTRU102が登録エリアの外側にあるかどうかを決定することができ、したがって、第2の登録、または登録更新を実施することは、取得された識別子が、記憶された識別子に一致しない条件による。いくつかの代表的な実施形態では、識別子は、(1)トラッキングエリア識別子(例えば、登録エリアをサービスするAMFに関連付けられたもの)、(2)経路指定エリア識別子、または(3)AMF識別子(例えば、登録エリアをサービスするAMFを識別するもの)のうちの1つとすることができる。
【0151】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、取得されたTA識別子が、記憶されたTA識別子に一致する場合、SRを送る前に何らかの第2の登録または登録更新をせずに、SRを送ることができる。
【0152】
図13は、SR登録を容易にする別の代表的な方法を示すフロー図である。
【0153】
図13を参照すると、MICOモードで動作し、かつ第1の登録エリアに登録されたWTRU102によって実施される代表的な方法1300は、ブロック1310で、WTRU102が、(1)WTRU102の最新のモバイル発信(MO)サービスからの情報、または(2)ネットワークで提供されるフラグのいずれかに基づいて、WTRUが第1の登録エリアの外側にある(例えば、外側に位置する)かどうかを決定することを含むことができる。ブロック1320で、WTRU102は、WTRU102が、第1の登録エリアの外側にあると決定された場合、登録更新を実施することができる。ブロック1330で、WTRU102は、登録更新後、SRを送ることができる。
【0154】
図14は、SRを容易にする他の代表的な方法を示すフロー図である。
【0155】
図14を参照すると、代表的な方法1400は、ブロック1410で、WTRU102がNE(例えば、AMF182a)と第1の登録を実施することを含むことができる。WTRU102は、WTRU102がMICOモードで動作していることを、NE(例えば、AMF182a)を介してNW113/115に示すことができる。ブロック1420で、WTRU102は、WTRUが「全PLMN」登録エリアに登録されているかどうかを決定することができる。ブロック1430で、WTRU102は、WTRU102が「全PLMN」登録エリアに登録されていないこと、およびWTRU102が第1の登録に関連付けられた登録エリアの外側にあることに基づいて、第2の登録または登録更新を、SRを送る前に、選択的に実施することができる。ブロック1440で、WTRU102は、SRを送ることができる。
【0156】
図15は、SRを容易にするさらなる代表的な方法を示すフロー図である。
【0157】
図15を参照すると、代表的な方法1500は、ブロック1510で、WTRU102が、WTRU特有の情報を含むSRを送ることを含むことができる。WTRU特有の情報は、(1)WTRU102がMICOモードで動作していることの表示、および/または(2)WTRU102の一時的なユーザ識別子(TUID)を含むことができる。ブロック1520で、WTRU102は、接続再構成メッセージと、SRにおけるTUIDとは異なる新しいTUIDを含むWTRU構成メッセージとを受信することができる。
【0158】
図16は、SRを容易にするさらに別の代表的な方法を示すフロー図である。
【0159】
図16を参照すると、代表的な方法1600は、ブロック1610で、WTRU102が、WTRU102を現在サーブしているNE(例えば、AMF182aまたは182b)に関連付けられたネットワークエンティティ(NE)識別子を示すブロードキャスト信号を受信することを含むことができる。ブロック1620で、WTRU102(例えば、いくつかある中で特に、ASレイヤ、L1レイヤ、L2レイヤ、MACレイヤ、物理レイヤ、または別の下位レイヤなど)は、上位レイヤ(例えば、いくつかある中で特にNASレイヤ、別の上位レイヤなど)から接続要求を受信することができる。ブロック1630で、WTRU102は、第2のレイヤ(例えば、いくつかある中で特に、ASレイヤ、L1レイヤ、L2レイヤ、MACレイヤ、物理レイヤ、または他の下位レイヤなど)により、WTRU102がMICOモードで動作しているかどうかを決定することができる。ブロック1640で、WTRU102がMICOモードで動作している場合、WTRU102は、受信されたNE識別子が、最後にWTRU102にサーブしたNE(例えば、AMF182a)に関連付けられた、記憶されたNE識別子と一致するかどうかを決定することができる。ブロック1650で、WTRU102は、受信されたNE識別子(例えば、AMF182aまたは182b)が、記憶されたNE識別子(例えば、AMF182a)と一致する場合、WTRU特有の情報を含むSRを送ることができる。
【0160】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、受信されたNE識別子(例えば、AMF182aまたは182b)が記憶されたNE識別子(例えば、AMF182a)と一致しない場合、SRを送る前に新しい登録または登録更新を送ることができる。
【0161】
図17は、SRを容易にするさらに他の代表的な方法を示すフロー図である。
【0162】
図17を参照すると、代表的な方法1700は、ブロック1710で、WTRU102は、WTRUが、SRを送る前に、登録を開始することになることを示す情報を取得することを含む。ブロック1720で、WTRU102は、取得された情報に従って、登録要求を送ることができる。ブロック1730で、WTRU102は、NE(例えば、AMF182b)に登録した後、SRを送ることができる。
【0163】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、事前構成により、またはネットワークシグナリングにより、情報を取得することができる。
【0164】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、WTRU102がMICOモードで動作しているかどうかを決定することができ、WTRU102がMICOモードで動作している場合、SRの前に登録要求を送ることができる。
【0165】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、WTRU102が「全PLMN」登録エリアに登録されているかどうかを決定することができ、かつWTRU102が、「全PLMN」登録エリアに登録されている場合、SRの前に登録要求を送ることができる。
【0166】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、WTRU102のTAのトラッキングエリア(TA)識別子を示すブロードキャストシグナリングを受信することができ、上位レイヤから接続要求を受信することができ、かつ第2のレイヤにより、WTRU102がMICOモードで動作しているかどうかを決定することができる。
【0167】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、WTRU102がMICOモードで動作している場合、示されたTA識別子が、最後にWTRU102にサーブしていたNE(例えば、AMF182a)に関連付けられた、記憶されたTA識別子に一致するかどうかを少なくとも決定することができ、示されたTA識別子が、記憶されたTA識別子に一致する場合、SRを送ることができる。
【0168】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU102は、示されたTA識別子が、記憶されたTA識別子に一致しない場合は、SRを送る前に、新しい登録または登録更新を送ることができる。
【0169】
図18は、接続解除を受け入れる、または拒否するさらに追加の代表的方法を示すフロー図である。
【0170】
図18を参照すると、MICOモードにあるWTRU102により実施される代表的な方法1800は、ブロック1810で、WTRU102が、RAN113のNE(例えば、gNB180)から接続解除を受信することを含むことができる。ブロック1820で、WTRU102は、接続解除を受け入れるかどうかを決定することができる。ブロック1830で、WTRU102が接続解除を受け入れる場合、WTRUは、(1)接続解除完了を送り、かつ(2)アイドルモードに入ることができる。ブロック1840で、WTRU102が接続解除モードを受け入れない場合、WTRU102は、(1)WTRU102がMICOモードで動作していることを示す原因コードを有する接続解除拒否を送り、かつ(2)接続モードに留まることができる。
【0171】
図19は、登録を容易にするために実施される代表的な方法を示すフロー図である。
【0172】
図19を参照すると、WTRU102により実施される代表的な方法1900は、ブロック1910で、WTRU102が第1のメッセージをNE(例えば、AMF182、またはgNB180などの他のNE、またはCNエンティティ183~185)に送ることを含むことができる。ブロック1920で、WTRU102は、WTRU102が、登録を開始することになることを示す情報を取得することができる。ブロック1930で、WTRUは、取得された情報に従って、登録要求を送ることができる。例えば、取得された情報は、NE180および182~185からの第2のメッセージに含まれる原因コードまたは表示とすることができる。いくつかの代表的な実施形態では、第1のメッセージは、サービス要求とすることができ、かつ/または第2のメッセージは、サービス受入れ、またはサービス拒否メッセージとすることができる。様々な代表的な実施形態では、WTRUは、登録更新を実施することができ、また登録更新に基づいて、構成パラメータを更新することができる。
【0173】
図20は、SRを容易にするためにNWによって実施される代表的な方法を示すフロー図である。
【0174】
図20を参照すると、ネットワークエンティティ(NE)(例えば、AMF182、またはgNB180などの他のNE、またはCNエンティティ183~185)により実施される代表的な方法2000は、ブロック2010で、NE182は、WTRU102が、SRを送る前に、登録を開始することになることを示す情報を送ることを含むことができる。ブロック2020で、NE182は、取得された情報に従って、登録要求を受信することができる。ブロック2030で、NE113/115は、WTRU102が登録された後に、SRを受信することができる。
【0175】
図21は、WTRUがMICOモードにあるとき、NWにより実施される別の代表的な方法を示すフロー図である。
【0176】
図21を参照すると、NW113/115のNE(例えば、AMF182、または他のNE180、183~185)により実施される代表的な方法2100は、ブロック2110で、NE180、182~185が、WTRU102がMICOモードで動作しているかどうかを決定することを含むことができる。ブロック2120で、WTRU102がMICOモードで動作している場合、NW113/115のNE180、182~185は、(1)MICOモードにはないWTRU102に対する期間よりも長い期間にわたり、不活動タイマを設定すること、(2)WTRU102の不活動のためWTRU102の接続解除を阻止すること、および/または(3)WTRU102が、NW113/115のNE180、182~185との接続を自律的に解除すべく構成されるように、WTRU102とネゴシエートすることができる。
【0177】
図22は、接続要求を容易にするために、NWによって実施される他の代表的な方法を示すフロー図である。
【0178】
図22を参照すると、NW113/115のNE(例えば、AMF182b、または他のNE180、183~185)により実施される代表的な方法2200は、ブロック2210で、NE182bが、WTRU特有の情報を含む、WTRU102の接続を要求するメッセージを受信することを含むことができる。ブロック2220で、NE182bは、WTRU特有の情報から、WTRU102を最後にサーブした別のNE(例えば、AMF182a)を決定することができる。ブロック2230で、NE182bは、WTRU102をNE182bに接続するための情報を求める情報要求を、他方のNE(例えば、AMF182a)に送ることができる。
【0179】
いくつかの代表的な実施形態では、NE182bは、他方のNE182aから、WTRU102に接続するための要求情報を受信することができ、かつ他方のNE182aから受信された情報に基づいて、WTRU102を認証し、かつ接続することができる。
【0180】
いくつかの代表的な実施形態では、WTRU特有の情報は、(1)WTRU102がMICOモードで動作していることの表示、および/または(2)WTRU102の一時的なユーザ識別子(TUID)のいずれかを含むことができる。
【0181】
図23は、SRを容易にするためにNWによって実施されるさらなる代表的な方法を示すフロー図である。
【0182】
図23を参照すると、NW113/115のNE(例えば、AMF182、または他のNE180、183~185)により実施される代表的な方法2300は、ブロック2310で、NE182が、WTRUがMICOモードで動作していることの表示を含むWTRU102を登録するための登録要求を受信することを含むことができる。ブロック2320で、NE182は、登録の後、WTRU102から(例えば、RAN113を介して)、WTRU102のWTRUで開始される接続解除に対するプリファレンスを含むSRを受信することができる。ブロック2330で、NE182は、(1)WTRU102から(例えば、RAN113のRANエンティティ180を介して)、NAS解除要求、または(2)RAN113(例えば、gNB180)から、N2接続解除(例えば、WTRU102からのRRC解除要求に従って)の一方を受信することができる。例えば、1つの選択肢の場合、WTRU102は、RRC接続解除要求をRAN113に送ることができ、またRAN113は、その後に、AMF182とのN2接続解除を実施することができる。ブロック2340で、NE182は、WTRU102に対する接続を解除することができる。
【0183】
いくつかの代表的な実施形態では、NE182は、プリファレンスを受け入れるかどうかを決定することができ、またプリファレンスを受け入れることを、WTRU102にサーブするRAN113のRANエンティティ(例えば、gNB180)に送ることができる。
【0184】
いくつかの代表的な実施形態では、NE182は、(1)WTRUプロファイル、または(2)WTRUモビリティパターンのいずれかを調べることができる。
【0185】
図24は、登録を容易にするためにNWによって実施される代表的な方法を示すフロー図である。
【0186】
図24を参照すると、NE(例えば、AMF182、またはgNB180などの他のNE、またはCNエンティティ183~185)により実施される代表的な方法2400は、ブロック2410で、NE180、182~185が、WTRU102から第1のメッセージを受信することを含むことができる。ブロック2420で、NE180、182~185は、WTRUが登録を開始することになると決定することができる。ブロック2430で、NE180、182~185は、WTRUは、登録を開始することになることを示す情報をWTRUに送ることができる。ブロック2440で、WTRUは、送られた情報に従って、登録要求を受信することができる。例えば、送られた情報は、NE180および182~185からの第2のメッセージに含まれる原因コードまたは表示とすることができる。いくつかの代表的な実施形態では、第1のメッセージは、サービス要求とすることができ、かつ/または第2のメッセージは、サービス受入れまたはサービス拒否メッセージとすることができる。
【0187】
図25は、SRを容易にするためにRANエンティティによって実施される代表的な方法を示すフロー図である。
【0188】
図25を参照すると、RAN113のRANエンティティ(例えば、gNB180)により実施される代表的な方法2500は、ブロック2510で、RANエンティティ180が、WTRU102に対するSRを含むメッセージを受信することを含む。ネットワークエンティティ(NE)(例えば、AMF182)とのWTRU102の登録は、WTRU102がMICOモードで動作していることを示すことができる。ブロック2520で、RE180は、SRをNE182に送ることができる。ブロック2530で、RE180は、WTRU102がMICOモードで動作していることの情報を含むメッセージを、NE182から受信することができる。ブロック2540で、RE180は、WTRU102がMICOモードで動作していることの情報を、WTRU102のコンテキストに記憶することができる。ブロック2550で、RE180は、WTRU102のコンテキストに記憶された情報に基づいて、WTRU102に対するRRC不活動状態への変更のトリガを停止することができる。
【0189】
2つのAMF182aおよび182bだけが示されているが、任意の数のAMFが、CN115において実施され得る。
【0190】
様々なNEおよびREが本明細書で示されている。これらのNEは、1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数の送信機および1つまたは複数の受信機、ならびに1つまたは複数のメモリを含み、動作可能に通信し、かつ本明細書で開示された諸実施形態のいずれかの方法を実行するように構成され得る。
【0191】
WTRUが本明細書で示されている。WTRUは、1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数の送信機および1つまたは複数の受信機、ならびに1つまたは複数のメモリを含み、動作可能に通信し、かつ本明細書で開示された諸実施形態のいずれかの方法を実行するように構成され得る。
【0192】
上記で、特徴および要素が特定の組合せで述べられているが、当業者であれば、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組合せで使用され得ることが理解されよう。さらに、本明細書で述べられる方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行されるコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例は、これだけに限らないが、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部のハードディスクおよび取外し可能なディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD-ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。ソフトウェアに関連付けられるプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータで使用される無線周波数送受信機を実施するために使用され得る。
【0193】
さらに上記で述べた実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、およびプロセッサを含む他のデバイスが記されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)およびメモリを含むことができる。コンピュータプログラミングの当業者の慣行によれば、動作または命令の行為および記号的な表現は、様々なCPUおよびメモリによって実施され得る。このような行為および動作、または命令は、「実行される」、「コンピュータで実行される」、または「CPUで実行される」と呼ぶことができる。
【0194】
当業者であれば、行為および記号的に表現される動作または命令は、CPUによる電気信号の操作を含むことが理解されよう。電気システムは、電気信号の変換および低減を生ずることのできる、かつメモリシステム内の記憶場所にデータビットを維持させ得るデータビットを表し、それによりCPUの動作、ならびに他の信号処理を再構成する、またはその他の形に改変する。データビットが維持される記憶場所は、データビットに対応する、またはデータビットを表す特定の電気的、磁気的、光学的、または有機的特性を有する物理的な場所である。例示的な実施形態は、前述のプラットフォームまたはCPUに限定されないこと、および他のプラットフォームおよびCPUが、提供される方法をサポートできることを理解されたい。
【0195】
データビットはまた、磁気ディスク、光ディスク、およびCPUにより読み取り可能な任意の他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))、または不揮発性(例えば、読み出し専用メモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含むコンピュータ可読媒体に維持することができる。コンピュータ可読媒体は、協動するもしくは相互接続されたコンピュータ可読媒体を含むことができ、それは、処理システム上に専用に存在するが、または処理システムに対してローカルまたは遠隔にあり得る複数の相互接続された処理システムの中で分散される。代表的な実施形態は、前述のメモリに限定されないこと、かつ他のプラットフォームおよびメモリが、述べられた方法をサポートできることが理解される。
【0196】
示された実施形態では、本明細書で述べられた動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ可読命令として実施することができる。コンピュータ可読命令は、モバイルユニット、ネットワーク要素、および/または任意の他のコンピューティングデバイスのプロセッサにより実行され得る。
【0197】
システムの諸態様のハードウェア実装とソフトウェア実装の間にある差異はほとんどない。ハードウェアまたはソフトウェアの使用は、概して、コストに対する効率のトレードオフを表す設計選択である(いくつかのコンテキストで、ハードウェアとソフトウェアの間の選択が重要になり得る場合には、常にそうではない)。本明細書で述べられたプロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術が実施され得る様々な手段が存在することができ(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)、また好ましい手段は、プロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術が展開されるコンテキストと共に変わり得る。例えば、実装者が、速度および正確さが重要であると決定した場合、実装者は、主として、ハードウェアおよび/またはファームウェア手段を選択することができる。柔軟性が重要である場合、実装者は、主としてソフトウェア実装を選ぶ可能性がある。あるいは、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの何らかの組合せを選ぶこともできる。
【0198】
前述の詳細な説明は、ブロック図、フロー図、および/または例を使用することにより、デバイスおよび/またはプロセスの様々な実施形態を記載してきた。このようなブロック図、フロー図、および/または例が、1つまたは複数の機能および/または動作を含む限り、当業者であれば、このようなブロック図、フロー図、または例に含まれる各機能および/または動作が、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアにより、または実質的にそれらの任意の組合せにより、個々に、かつ/または集合的に実施され得ることが理解されよう。適切なプロセッサは、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
【0199】
特徴および要素が、特定の組合せにより上記で提供されているが、当業者であれば、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組合せで使用できることが理解されよう。本開示は、本出願で述べられた特定の実施形態により限定されるものではなく、それは様々な態様を示すように意図されている。当業者には理解されるように、その趣旨および範囲から逸脱することなく、多くの修正および変形を行うことができる。明示的にそのように提供されない限り、本出願の記述に使用される要素、行為、または命令のいずれも、本発明にとって決定的なもの、または本質的なものであると解釈されるべきではない。本明細書で列挙されたものに加えて、本開示の範囲に含まれる機能的に等価な方法および装置は、当業者には、前述の説明から明らかであろう。このような修正および変形は、添付の特許請求の範囲に含まれるように意図されている。本開示は、このような特許請求の範囲に権利が与えられる均等な形態のすべての範囲と共に、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。本開示は、特定の方法またはシステムに限定されないことを理解されたい。
【0200】
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態だけを記述するためのものであり、限定することを意図していないことも理解されたい。本明細書で使用される場合、本明細書で参照されるとき、用語「ユーザ機器」およびその略語「UE」は、(i)以下で述べるものなど、無線送受信ユニット(WTRU)、(ii)以下で述べるものなど、WTRUのいくつかの実施形態のいずれか、(iii)以下で述べるものなど、特にWTRUのいくつかの、またはすべての構造および機能で構成される無線対応および/または有線対応(接続可能な)デバイス、(iv)以下で述べるものなど、WTRUのすべてに満たない構造および機能で構成された無線対応および/または有線対応デバイス、または(v)同様のものを意味することができる。本明細書で記載された任意のUEを表すことのできる例示的なWTRUの詳細は、
図1~
図5に関して以下で提供される。
【0201】
いくつかの代表的な実施形態では、本明細書で述べられる主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、および/または他の統合されたフォーマットにより実施され得る。しかし、当業者であれば、本明細書で開示される実施形態のいくつかの態様は、1つまたは複数のコンピュータで動作する1つまたは複数のコンピュータプログラムとして(例えば、1つまたは複数のコンピュータシステムで動作する1つまたは複数のプログラムとして)、1つまたは複数のプロセッサで動作する1つまたは複数のプログラムとして(例えば、1つまたは複数のマイクロプロセッサで動作する1つまたは複数のプログラムとして)、ファームウェアとして、または実質的にそれらの任意の組合せとして、全体的に、または部分的に、集積回路で等価的に実施できること、および回路を設計し、かつ/またはソフトウェアおよび/またはファームウェアに対する符号を書き込むことは、本開示の点から見て、当業者の技術に十分含まれるはずであることが認識されよう。さらに当業者であれば、本明細書で述べられる主題の機構は、様々な形態のプログラム製品として配布され得ること、また本明細書で述べられる主題の例示的な実施形態は、配布を実際に実行するために使用される信号担持媒体の個々のタイプにかかわらず、適用されることが理解されよう。信号担持媒体の例は、これだけに限らないが、以下のものを含む、すなわち、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能なタイプの媒体、およびデジタルおよび/またはアナログ通信媒体(例えば、光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの送信タイプの媒体である。
【0202】
本明細書で述べられる主題は、異なる他の構成要素に含まれる、またはそれに接続される異なる構成要素を示すことがある。このように示されたアーキテクチャは、単に例であること、また実際に、同じ機能を達成する多くの他のアーキテクチャが実施できることを理解されたい。概念的な意味において、同じ機能を達成するための構成要素のいずれの構成も、望ましい機能を達成できるように有効に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために、本明細書で組み合わされる任意の2つの構成要素を、アーキテクチャまたは中間的な構成要素とは無関係に、望ましい機能が達成されるように、それぞれ互いに「関連付けられる」ことが分かる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素はまた、望ましい機能を達成するために互いに「動作可能に接続される」、または「動作可能に結合される」と見ることができ、そのように関連付けられ得る任意の2つの構成要素はまた、望ましい機能を達成するために、互いに「動作可能に結合可能である」と見ることができる。動作可能に結合可能な特定の例は、これだけに限らないが、物理的に嵌合可能な、かつ/または物理的に相互作用可能な構成要素、かつ/または無線で対話可能な、かつ/または無線で対話する構成要素、および/または論理的に対話する、かつ/または論理的に対話可能な構成要素を含む。
【0203】
本明細書における実質的に任意の複数および/または単数の用語の使用に関して、当業者は、コンテキストおよび/または応用に適切であるように、複数から単数に、かつ/または単数から複数に変換することができる。様々な単数/複数変換は、分かりやすいように、本明細書では明確に記載され得る。
【0204】
概して、本明細書で、また特に、添付の特許請求の範囲(例えば、添付の請求項の本文)で使用される用語は、一般に、「非限定的な」用語として意図されている(例えば、「含んでいる(including)」という用語は、「含んでいるがこれだけに限らない」ものと解釈すべきであり、「有する」という用語は、「少なくとも有する」と解釈すべきであり、「含む(includes)」という用語は、「含むがこれだけに限定されない」と解釈すべきであり、以下同様である)ことが、当業者であれば理解されよう。当業者であれば、導入された請求項に記載の特定の数字が意図される場合、このような意図は、明示的に請求項に記載されることになり、このような記載がない場合、このような意図は存在しないことがさらに理解されよう。例えば、1つの項目だけが意図される場合、用語「単一の」または同様の文言が使用され得る。理解を助けるために、以下の添付された特許請求の範囲、および/または本明細書の記述は、「少なくとも1つの」、および「1つまたは複数の」の導入句を使用して、請求項の記載を導くことを含むことができる。しかし、このような句の使用は、同じ請求項が、導入句「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」、および「1つの(a)」、または「1つの(an)」などの不定冠詞を含む場合であっても、不定冠詞「1つの(a)」または「1つの(an)」による請求項記載の導入が、このように導入された請求項の記載を含む任意の特定の請求項を1つだけのこのような記載を含む実施形態に限定することを示唆するものと解釈すべきではない(例えば、「1つの(a)」および/または「1つの(an)」は、「少なくとも1つの」、または「1つまたは複数の」を意味するものと解釈すべきである)。請求項の記載を導入するために使用される定冠詞の使用についても同じことがいえる。さらに、導入された請求項の記載の特定の数が明示的に記載されている場合であっても、当業者であれば、このような記載は、少なくともその記載された数を意味するものと解釈すべきであることを認識されよう(例えば、他の修飾語のない、「2つの記載」だけの記載は、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)。さらに、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つなど」に類似する表現法が使用される例において、一般に、このような構成は、当業者がその表現法を理解するはずの意味において意図されている(例えば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、これだけに限らないが、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AとBを共に、AとCを共に、BとCを共に、かつ/またはA、B、およびCを共になどを有するシステムを含むことになる)。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つなど」に類似する表現法が使用される例において、一般に、このような構成は、当業者がその表現法を理解するはずの意味において意図されている(例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、これだけに限らないが、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AとBを共に、AとCを共に、BとCを共に、かつ/またはA、B、およびCを共になどを有するシステムを含むことになる)。記述、特許請求の範囲、または図面のいずれであっても、2つ以上の代替的用語が提示される実質的に任意の選言的な単語および/または句は、用語の内の1つ、用語のいずれか、または両方の用語を含む可能性が企図されるものと理解すべきであることが当業者であればさらに理解されよう。例えば、「AまたはB」という句は、「A」もしくは{B}または「AおよびB」の可能性を含むものと理解されよう。さらに、本明細書で使用される場合、複数の項目および/または複数のカテゴリの項目リストが後に続く「のうちのいずれか」という用語は、項目、および/またはカテゴリの項目の「うちのいずれか」、「のいずれかの組合せ」、「の任意の複数のもの」、および/または「の複数のものの任意の組合せ」を、個々に、または他の項目および/または他のカテゴリの項目と共に含むことが意図される。さらに、本明細書で使用される場合、「セット」、または「グループ」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことが意図されている。加えて、本明細書で使用される場合、「数」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むように意図されている。
【0205】
加えて、本開示の特徴または態様が、マーカッシュ群に関して述べられる場合、当業者であれば、本開示はまた、それにより、マーカッシュ群の任意の個々の部材、または部材の下位の群に関して述べられることが認識されよう。
【0206】
当業者には理解されるように、記載された記述を提供することに関してなど、任意の、かつすべての目的に対して、本明細書で開示されるすべての範囲はまた、任意の、かつすべての可能な下位の範囲、およびその下位の範囲の組合せを包含する。任意の列挙された範囲は、同じ範囲を、少なくとも等しい半分に、3つに、4つに、5つに、10になど分解することを十分に記述し、かつ可能にするものと容易に理解され得る。非限定的な例では、本明細書で論じられる各範囲は、下側の3分の1,中間の3分の1、および上側の3分の1などへと容易に分解することができる。当業者であればさらに理解されるように、「最高で」、「少なくとも」、「を超える」、「未満の」、および同様のものなどのすべての文言は、記載された数を含み、かつ次いで、上記で論じられた下位の範囲へと分解され得る範囲を指す。最後に、当業者であれば理解されるように、範囲は、各個々の部材を含む。したがって、例えば、1~3のセルを有する群は、1、2、または3のセルを有する群を指す。同様に、1~5のセルを有する群は、1、2、3、4、または5セルを有する群を指すなど、以下同様である。
【0207】
さらに、特許請求の範囲は、その趣旨で述べられない限り、提供された順序または要素に限定するものと読まれるべきではない。加えて、任意の請求項における「ための手段(means for)」の用語の使用は、米国特許法112条第6パラグラフ、またはミーンズプラスファンクション請求項形式を実施することが意図され、また「ための手段(means for)」の用語を含まないいずれの請求項も、そのように意図されない。
【0208】
無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、モビリティ管理ユニット(MME)もしくは進化型パケットコア(EPC)、または任意のホストコンピュータで使用される無線周波数送受信機を実施するために、ソフトウェアに関連付けられたプロセッサを使用することができる。WTRUは、ソフトウェア無線(SDR)を含む、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施されるモジュールと、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカフォン、振動デバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビジョン送受信機、手を使用しないヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、近距離通信(NFC)モジュール、液晶表示(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)もしくは超広帯域(UWB)モジュールなどの他の構成要素と共に使用することができる。
【0209】
本発明は、通信システムに関して述べられているが、システムは、マイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアで実施され得ることが企図される。いくつかの実施形態では、様々な構成要素の機能の1つまたは複数のものは、汎用のコンピュータを制御するソフトウェアで実施することができる。
【0210】
加えて、本発明は、特定の実施形態を参照して本明細書で示され、かつ述べられているが、本発明は、示された細部に限定されるようには意図されていない。そうではなくて、本発明から逸脱することなく、特許請求の範囲の等価な形態の範囲および領域に含まれる細部に、様々な変更を行うことができる。