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特許7181320背景音楽を選択して動画を撮影する方法、装置、端末機及び媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-21
(45)【発行日】2022-11-30
(54)【発明の名称】背景音楽を選択して動画を撮影する方法、装置、端末機及び媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/232 20060101AFI20221122BHJP
【FI】
H04N5/232 300
H04N5/232
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020572832
(86)(22)【出願日】2018-12-28
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-04
(86)【国際出願番号】 CN2018124769
(87)【国際公開番号】W WO2020010814
(87)【国際公開日】2020-01-16
【審査請求日】2020-12-25
(31)【優先権主張番号】201810764281.6
(32)【優先日】2018-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518031631
【氏名又は名称】北京微播視界科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Microlive Vision Technology Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】Room 408, 4F No.51, Zhichun Road, Haidian District Beijing 100080 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】宋▲ゆう▼
【審査官】吉川 康男
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0156552(US,A1)
【文献】特開2001-339682(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106940996(CN,A)
【文献】特開2016-129313(JP,A)
【文献】特開2004-208013(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/232
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
指定音楽に対する閲覧指令を取得するステップと、
前記閲覧指令に基づいて、前記指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行するステップと、
前記詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、前記完全な音楽を背景音楽として動画を撮影するステップと、を含み、
前記指定音楽に対する閲覧指令を取得するステップは、
動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、前記表示動画の背景音楽を前記指定音楽とし、前記トリガー操作を前記表示動画の背景音楽に対する閲覧指令とするステップ、または、
音楽閲覧ページから指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、前記指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を指定音楽に対する閲覧指令とするステップ、
を含む
ことを特徴とする背景音楽を選択して動画を撮影する方法。
【請求項2】
前記動画プレイページには、少なくとも2つの音楽閲覧コントロールが含まれ、
前記動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出するステップは、
前記動画プレイページから表示動画の少なくとも2つの音楽閲覧コントロールのうちの一方に対するトリガー操作を検出するステップを含むことを特徴とする請求項に記載の背景音楽を選択して動画を撮影する方法。
【請求項3】
前記完全な音楽を背景音楽として動画を撮影するステップの後には、
動画撮影完了指令を取得した後に、前記完全な音楽の始点から時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一の音楽断片をカッティングするステップと、
前記音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して目標動画を得、前記目標動画のプレビューページを表示させるステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の背景音楽を選択して動画を撮影する方法。
【請求項4】
前記目標動画のプレビューページを表示させるステップの後には、
前記プレビューページから音楽カッティング指令を取得した後に、前記完全な音楽から選択した背景音楽の始点を取得するステップと、
選択された背景音楽の始点に基づいて、時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一である音楽断片に対して再カッティングし、再カッティングされた音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して、編集後の目標動画を得るステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の背景音楽を選択して動画を撮影する方法。
【請求項5】
前記詳細ページは、前記完全な音楽に対応するオリジナルミュージシャンマーク及び前記完全な音楽を用いて撮影した動画の表紙をさらに含み、
前記完全な音楽を用いて撮影した動画は、人気動画及び最新動画のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の背景音楽を選択して動画を撮影する方法。
【請求項6】
指定音楽に対する閲覧指令を取得するように構成された指令取得モジュールと、
前記閲覧指令に基づいて、前記指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行するように構成されたページ移行モジュールと、
前記詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、前記完全な音楽を背景音楽として動画を撮影するように構成された動画撮影モジュールと、を備え
前記指令取得モジュールは、
動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、前記表示動画の背景音楽を前記指定音楽とし、前記トリガー操作を前記表示動画の背景音楽に対する閲覧指令とする第1の操作検出ユニット、または、
音楽閲覧ページから指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、前記指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を指定音楽に対する閲覧指令とする第2の操作検出ユニット、
を備える
ことを特徴とする背景音楽を選択して動画を撮影する装置。
【請求項7】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶する記憶部と、を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~のいずれか一項に記載の背景音楽を選択して動画を撮影する方法を実現するように、前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることを特徴とする端末機。
【請求項8】
コンピュータプログラムが記憶されており、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されることにより、請求項1~のいずれか一項に記載の背景音楽を選択して動画を撮影する方法が実現されることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連特許出願の相互参照
本願は、2018年07月12日に中国特許庁出願した、出願番号が201810764281.6である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が参照により本願に援用される。
【0002】
本発明は、ネットワーク通信技術分野に関し、特に背景音楽(background music)を選択して動画を撮影する方法、装置、端末機及び媒体に関するものである。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術やインターネット技術や無線ネットワーク技術の発展に伴い、端末にローディングされるいろいろなビデオアプリケーションが出現されており、ユーザは、例えばショート動画(Short video)ソーシャルアプリケーションのような動画アプリケーションを介して動画を撮影したり、動画を共有したり、他人の共有動画を閲覧したりすることにより、人生の共有や、友達付き合いや、珍しい事の了解が可能となる。
【0004】
動画アプリケーションがますます多くなり、消費者らの要求もますます多くなっている。従来におけるショート動画の撮影技術は、ショート動画に対する、消費者らの日増しの利便性の要求を満足させることができなかった。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、動画撮影時の背景音楽選択の利便性を向上させることができる、背景音楽を選択して動画を撮影する方法、装置、端末機及び媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する方法は、
指定音楽に対する閲覧指令を取得するステップと、
閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行するステップと、
詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影するステップと、を含む。
【0007】
本開示の実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する装置は、
指定音楽に対する閲覧指令を取得するように構成された指令取得モジュールと、
閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行するように構成されたページ移行モジュールと、
詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影するように構成された動画撮影モジュールと、を備える。
【0008】
本開示の実施例に係る端末機は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶する記憶部と、を備え、
1つ又は複数のプロセッサが本開示の実施例に記載の背景音楽を選択して動画を撮影する方法を実現するように、1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行される。
【0009】
本開示の実施例に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、
このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されることにより、本開示の実施例に記載の背景音楽を選択して動画を撮影する方法が実現される。
【発明の効果】
【0010】
本開示の実施例は、指定音楽に対する閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行し、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影することにより、従来技術におけるショート動画の撮影技術が、ショート動画に対する、消費者らの日増している利便性の要求を満足させることができなかった問題を解決し、指定音楽を容易に利用して動画を撮影し、ユーザの操作を減少させ、動画撮影時の背景音楽の選択に対する利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1a】本開示の実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する方法のフローチャートである。
図1b】本開示の実施例に係るショート動画アプリケーションのページの構成を示す図である。
図1c】本開示の実施例に係るショート動画アプリケーションの詳細ページの構成を示す図である。
図1d】本開示の実施例に係るショート動画アプリケーションの動画撮影ページの構成を示す図である。
図1e】本開示の実施例に係る他のショート動画アプリケーションの詳細ページの構成を示す図である。
図2a】本開示の実施例に係る他の背景音楽を選択して動画を撮影する方法のフローチャートである。
図2b】本開示の実施例に係るショート動画アプリケーションの動画プレイページの構成を示す図である。
図2c】本開示の実施例に係る他のショート動画アプリケーションの動画プレイページの構成を示す図である。
図3a】本開示の実施例に係る他の背景音楽を選択して動画を撮影する方法のフローチャートである。
図3b】本開示の実施例に係るショート動画アプリケーションの音楽閲覧ページの構成を示す図である。
図4a】本開示の実施例に係る他の背景音楽を選択して動画を撮影する方法のフローチャートである。
図4b】本開示の実施例に係るショート動画アプリケーションの動画撮影ページの構成を示す図である。
図4c】本開示の実施例に係るショート動画アプリケーションのプレビューページの構成を示す図である。
図4d】本開示の実施例に係るショート動画アプリケーションの音楽編集領域の構成を示す図である。
図5】本開示の実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する装置の構造を示す図である。
図6】本開示の実施例に係る端末機の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面及び実施例を参照しながら本開示を説明する。かかる具体的な実施例は、本開示を説明するためのものであり、本開示を限定するためのものではない。なお、便宜上、図面においては、本開示との関連部分のみを示し、全部の構成を示すものではない。
【0013】
図1aは、本開示の実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する方法のフローチャートであり、本実施例は、背景音楽を選択して動画を撮影する場合に適用されることができ、この方法は、背景音楽を選択して動画を撮影する装置によって実行されることができ、この装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって具現されることができ、この装置は、例えば携帯電話及び/又はタブレットパソコンのような端末機に配置されることができる。図1aに示したように、この方法は、下記のようなステップを含む。
【0014】
ステップ1010では、指定音楽に対する閲覧指令を取得する。
【0015】
本実施例では、ユーザは、閲覧ページで他人が共有した動画や音楽を閲覧することができる。閲覧ページは、動画プレイページ、音楽閲覧ページを含むことができる。音楽閲覧ページは、ヒット曲リスト及び/又はローカル音楽リストなどを含み、音楽閲覧ページでは複数の楽曲を閲覧することができる。
【0016】
指定音楽は、閲覧ページでユーザに提供される音楽をいい、動画プレイページでプレイされる動画の背景音楽や、音楽閲覧ページでユーザが選択して閲覧する音楽を含むことができる。ショート動画アプリケーションは、動画撮影及び処理機能とソーシャル機能との提供が可能な動画アプリケーションである。ユーザが閲覧ページを閲覧する場合、指定音楽に気乗りしてその指定音楽の詳細情報を閲覧しようとする可能性がある。一実施例では、ショート動画アプリケーションの閲覧ページに関連コントロール、例えば音楽閲覧コントロールを設けることによって実現することができる。ユーザが指定音楽に対応する音楽閲覧コントロールに対してトリガー操作を行うことで指定音楽に対する閲覧指令を入力することができる。このトリガー操作を、ユーザの指定音楽に対する閲覧指令とする。一実施例では、音楽閲覧コントロールを音楽閲覧アイコンに設計し、ユーザが音楽閲覧アイコンをクリックすることで指定音楽に対する閲覧指令を入力することができる。音楽閲覧アイコンの表現形式は、実際の要求によって設定することができるので、ここでは具体的に限定しない。一実施例では、音楽閲覧アイコンは、光ディスクであることができる。
【0017】
ステップ1020では、閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行する。
【0018】
本実施例では、ユーザが音楽閲覧アイコンをトリガーすることによって閲覧指令を生成するときには、ショート動画アプリケーションのページから指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行する。完全な音楽の詳細ページには、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細情報及び操作コントロールを含めており、詳細情報は、完全な音楽の名称、対応するオリジナルミュージシャンマーク、この完全な音楽を用いて動画を撮影した回数を含めており、完全な音楽の詳細ページではこの完全な音楽の詳細情報のみを閲覧することができる。一実施例では、詳細ページに、同じスタイル撮影操作コントロールを設けることができる。同じスタイル撮影操作コントロールは、同じスタイル撮影指令を入力するためのものである。同じスタイル撮影指令は、指定音楽に対応する動画撮影ページに進入して、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影するための指令である。ユーザは、同じスタイル撮影操作コントロールをトリガー操作して同じスタイル撮影指令を入力することで、指定音楽に対応する動画撮影ページに直接進入して、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影することができる。
【0019】
一実施例では、同じスタイル撮影操作コントロールを同じスタイル撮影操作アイコンに設計することができる。ユーザは、同じスタイル撮影操作アイコンをクリックすることで、指定音楽に対応する動画撮影ページに直接進入して、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影することができる。同じスタイル撮影操作アイコンをトリガーする表現形式は、実際の要求によって設定することができるので、ここでは具体的に限定しない。
【0020】
ステップ1030では、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影する。
【0021】
本実施例では、詳細ページからユーザの同じスタイル撮影指令を取得した後に、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページから指定音楽に対応する動画撮影ページに移行する。動画撮影ページには、撮影コントロールが設けられることができる。一実施例では、撮影コントロールを撮影アイコンに設計することができる。ユーザが撮影アイコンを押圧したときには、完全な音楽を背景音楽とする動画の撮影を開始し、ユーザが撮影アイコンに対する押圧を解除すれば、動画の撮影は停止する。
【0022】
一実施例では、図1bは、本開示の実施例に係る技術案におけるショート動画アプリケーションのページ1の構成を示す図である。ページ1には、音楽閲覧アイコン11を含めることができる。図1cは、本開示の実施例に係る技術案におけるショート動画アプリケーションの詳細ページ2の構成を示す図である。詳細ページ2には、同じスタイル撮影操作アイコン21を含めることができる。図1dは、本開示の実施例に係る技術案におけるショート動画アプリケーションの動画撮影ページ3の構成を示す図である。動画撮影ページ3には、動画撮影31を含めることができる。ユーザは、ページ1における指定音楽に対応する音楽閲覧アイコン11をクリックすることで指定音楽に対する閲覧指令を入力して、ショート動画アプリケーションのページ1から指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページ2に移行することができる。ユーザは、詳細ページ2における同じスタイル撮影操作アイコン21をクリックすることで同じスタイル撮影指令を入力して、詳細ページ2から指定音楽に対応する動画撮影ページ3に移行することができる。ユーザが撮影アイコン31を押圧したときには、完全な音楽を背景音楽とする動画の撮影を開始し、ユーザが撮影アイコン31に対する押圧を解除すれば、動画の撮影は停止する。
【0023】
本実施例に係る技術案において、指定音楽に対する閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行し、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影することにより、従来技術におけるショート動画の撮影技術が、ショート動画に対する、消費者らの日増している利便性の要求を満足させることができなかった問題を解決し、指定音楽を容易に利用して動画を撮影し、ユーザの操作を減少させ、動画撮影時の背景音楽の選択に対する利便性を向上させることができる。
【0024】
一実施例では、上記技術案に加えて、詳細ページは、完全な音楽に対応するオリジナルミュージシャンマーク及び完全な音楽を用いて撮影した動画の表紙をさらに含み、完全な音楽を用いて撮影した動画は、人気動画及び/又は最新動画を含む。
【0025】
図1eは、本開示の実施例に係る技術案における他のショート動画アプリケーションの詳細ページ4の構成を示す図である。詳細ページ4は、同じスタイル撮影操作アイコン41と、完全な音楽に対応するオリジナルミュージシャンマーク42と、完全な音楽を用いて撮影した動画の表紙43と、を含む。ユーザは、ページ1における指定音楽に対応する音楽閲覧アイコン11をクリックすることで指定音楽に対する閲覧指令を入力して、ショート動画アプリケーションのページ1から指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページ4に移行することができる。ユーザは、詳細ページ4における同じスタイル撮影操作アイコン41をクリックすることで、詳細ページ4から指定音楽に対応する動画撮影ページ3に移行することができる。ユーザは、オリジナルミュージシャンマーク42をクリックすることで、完全な音楽に対応するミュージシャンの情報内容を閲覧することができる。ユーザは、完全な音楽を用いて撮影した動画の表紙43をクリックすることで、完全な音楽を用いて撮影した動画の情報内容を閲覧することができる。
【0026】
本開示の実施例において、上述したように、ユーザに、完全な音楽に関するミュージシャン情報及び動画情報を便利的に提供することができる。したがって、ユーザがこの詳細ページに進入した後に、一番最初に完全な音楽に関するミュージシャン情報及び動画情報を見ることができ、ユーザが完全な音楽に関する音楽または動画に気乗りすれば、完全な音楽に対応するオリジナルミュージシャンマークまたは完全な音楽を用いて撮影した動画の表紙を直接クリックすることで、ミュージシャン情報または動画情報を閲覧することができ、検索によって完全な音楽に関するミュージシャン情報及び動画情報を取得する必要はなく、ユーザがミュージシャン及び動画に関する情報を取得する操作を簡略化することができる。
【0027】
図2aは、本開示の実施例に係る他の背景音楽を選択して動画を撮影する方法のフローチャートであり、本実施例は、上記の実施例を基にして説明する。本実施例では、指定音楽に対する閲覧指令を取得することは、動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、表示動画の背景音楽を指定音楽とし、このトリガー操作を表示動画の背景音楽に対する閲覧指令とすることを含む。
【0028】
図2aに示したように、この方法は、下記のようなステップを含む。
【0029】
ステップ2010では、動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、表示動画の背景音楽を指定音楽とし、このトリガー操作を表示動画の背景音楽に対する閲覧指令とする。
【0030】
本実施例では、ユーザが動画プレイページで他人が共有した動画を閲覧する場合、この動画の背景音楽に気乗りして、この背景音楽を利用して動画を撮影しようとする可能性がある。従来技術においては、背景音楽に使用された音楽の名称などの音楽情報を取得し、音楽情報に基づいて音楽ブックから検索して背景音楽に使用された音楽を得た後に、この音楽を背景音楽として選択して動画を撮影することが一般である。本開示に至るにおいては、従来技術に下記のような欠陥があることを発見した。すなわち、ユーザが動画を閲覧する場合、この動画の背景音楽に気乗りして、この背景音楽を利用して動画を撮影したいが、この背景音楽に使用された音楽の名称を知らなければ、音楽ブックからこの音楽を得て動画を撮影することが困難であった。本開示の実施例では、動画プレイページに表示動画の音楽閲覧コントロールを設けることができる。ユーザは、表示動画の音楽閲覧コントロールをトリガ操作することで、表示動画の背景音楽に対する閲覧指令を入力することができる。動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出した後に、表示動画の背景音楽を指定音楽とし、このトリガー操作を表示動画の背景音楽に対する閲覧指令とする。一実施例では、表示動画の音楽閲覧コントロールを音楽閲覧アイコンに設計することができ、ユーザが表示動画の音楽閲覧アイコンをクリックすることで、表示動画の背景音楽に対する閲覧指令を入力することができる。音楽閲覧アイコンの表現形式は、実際の要求によって設定することができるので、ここでは具体的に限定しない。一実施例では、音楽閲覧アイコンは、光ディスクであることができる。
【0031】
ステップ2020では、閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行する。
【0032】
ステップ2030では、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影する。
【0033】
一実施例では、図2bは、本開示の実施例に係る技術案におけるショート動画アプリケーションの動画プレイページ5の構成を示す図である。動画プレイページ5のには、音楽閲覧アイコン51を含めることができる。ユーザは、動画プレイページ5における指定音楽に対応する音楽閲覧アイコン51をクリックすることで指定音楽に対する閲覧指令を入力して、ショート動画アプリケーションの動画プレイページ5から指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページ2に移行することができる。詳細ページから同じスタイル撮影操作コントロールに対するトリガー操作を検出した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影する。
【0034】
本実施例に係る技術案において、動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、表示動画の背景音楽を指定音楽とし、このトリガー操作を表示動画の背景音楽に対する閲覧指令とし、指定音楽に対する閲覧指令に基づいて指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行し、詳細ページから同じスタイル撮影操作コントロールに対するトリガー操作を検出した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影することにより、ショート動画撮影技術においてユーザが表示動画の背景音楽に使用された音楽の名称を知らないときに、音楽ブックからこの音楽を得て動画を撮影することが困難であった問題を解決し、表示動画の背景音楽を容易に利用して動画を撮影することができ、ユーザの操作を減少させることができる。
【0035】
一実施例では、上記技術案に加えて、動画プレイページには、少なくとも2つの音楽閲覧コントロールを含み、動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出することは、動画プレイページから表示動画の少なくとも2つの音楽閲覧コントロールのうちの一方に対するトリガー操作を検出することを含む。
【0036】
一実施例では、動画プレイページに、音楽スクロール位置が設けられている。音楽スクロール位置は、現在の動画に関する情報をスクロール表示させるためのものである。音楽スクロール位置を音楽閲覧コントロールとすることができ、ユーザは、表示動画の音楽スクロール位置をクリックすることで、表示動画の背景音楽に対する閲覧指令を入力することができる。一実施例では、少なくとも2つの音楽閲覧コントロールは、音楽スクロール位置及び音楽閲覧アイコンを含む。ユーザは、表示動画の音楽スクロール位置又は音楽閲覧アイコンをクリックすることで、表示動画の背景音楽に対する閲覧指令を入力することができる。動画プレイページから表示動画のスクロール位置又は音楽閲覧アイコンに対するトリガー操作を検出した後に、表示動画の背景音楽を指定音楽とし、このトリガー操作を表示動画の背景音楽に対する閲覧指令とする。
【0037】
一実施例では、図2cは、本開示の実施例に係る技術案における他のショート動画アプリケーションの動画プレイページ6の構成を示す図である。動画プレイページ6には、音楽スクロール位置61及び音楽閲覧アイコン62を含めることができる。ユーザは、表示動画の音楽スクロール位置又は音楽閲覧アイコンをクリックすることで表示動画の背景音楽に対する閲覧指令を入力して、ショート動画アプリケーションの動画プレイページ6から表示動画の背景音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行することができる。詳細ページから同じスタイル撮影操作コントロールに対するトリガー操作を検出した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影する。
【0038】
本開示に係る実施例において、少なくとも2つの音楽閲覧コントロールを設け、表示動画の少なくとも2つの音楽閲覧コントロールのうちの一方に対するトリガー操作によって、表示動画の背景音楽に対する閲覧指令を容易に入力することができる。
【0039】
図3aは、本開示の実施例に係る他の背景音楽を選択して動画を撮影する方法のフローチャートであり、本実施例は、上記の実施例を基にして説明する。本実施例では、指定音楽に対する閲覧指令を取得することは、音楽閲覧ページから指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、このトリガー操作を指定音楽に対する閲覧指令とすることを含む。
【0040】
図3aに示したように、この方法は、下記のようなステップを含む。
【0041】
ステップ3010では、音楽閲覧ページから指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、このトリガー操作を指定音楽に対する閲覧指令とする。
【0042】
一実施例では、音楽閲覧ページには、少なくとも一曲の音楽の音楽情報、及び音楽に対応する音楽閲覧コントロールを含める。
【0043】
一実施例では、ユーザが音楽閲覧ページで音楽を閲覧する場合、この音楽に気乗りして、この音楽を利用して動画を撮影しようとする可能性がある。本実施例では、音楽閲覧ページには、音楽に対応する音楽閲覧コントロールが設けられることができる。ユーザは、音楽閲覧コントロールをトリガ操作することで、音楽に対応する音楽閲覧コントロールに対する閲覧指令を入力することができる。音楽閲覧ページから指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出した後に、音楽閲覧コントロールに対応する音楽を指定音楽とし、このトリガー操作を指定音楽に対する閲覧指令とする。一実施例では、音楽に対応する音楽閲覧コントロールを音楽閲覧アイコンに設計することができ、ユーザが音楽に対応する音楽閲覧アイコンをクリックすることで、音楽に対する閲覧指令を入力することができる。音楽閲覧アイコンの表現形式は、実際の要求によって設定することができるので、ここでは具体的に限定しない。一実施例では、音楽閲覧アイコンは、光ディスクであることができる。
【0044】
ステップ3020では、閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行する。
【0045】
ステップ3030では、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影する。
【0046】
一実施例では、図3bは、本開示の実施例に係る技術案におけるショート動画アプリケーションの音楽閲覧ページ7の構成を示す図である。音楽閲覧ページ7には、少なくとも一曲の音楽の音楽情報、及び音楽に対応する音楽閲覧アイコン71を含めることができる。ユーザは、音楽に対応する音楽閲覧アイコン71をクリックすることで音楽に対する閲覧指令を入力して、ショート動画アプリケーションの音楽閲覧ページ7から指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行することができる。詳細ページから同じスタイル撮影操作コントロールに対するトリガー操作を検出した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影する。
【0047】
本実施例に係る技術案において、音楽閲覧ページから指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、このトリガー操作を指定音楽に対する閲覧指令とし、指定音楽に対する閲覧指令に基づいて指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行し、詳細ページから同じスタイル撮影操作コントロールに対するトリガー操作を検出した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影することにより、ショート動画撮影技術においてユーザが音楽詳細ページに進入した後にこの音楽を利用して動画を撮影したい場合は、音楽閲覧ページに戻って背景音楽を選定して動画を撮影しなければならないとの操作が煩雑な問題を解決し、直接現在の音楽を背景音楽として動画を撮影することができ、ユーザの操作を減少させることができる。
【0048】
図4aは、本開示の実施例に係る他の背景音楽を選択して動画を撮影する方法のフローチャートであり、本実施例は、背景音楽を選択して動画を撮影する場合に適用されることができる。図4aに示したように、この方法は、下記のようなステップを含む。
【0049】
ステップ4010では、指定音楽に対する閲覧指令を取得する。
【0050】
ステップ4020では、閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行する。
【0051】
ステップ4030では、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影する。
【0052】
ステップ4040では、動画撮影完了指令を取得した後に、完全な音楽をの始点から時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一の音楽断片をカッティングする。
【0053】
一実施例では、詳細ページからユーザの同じスタイル撮影操作コントロールに対するトリガー操作を検出した後に、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページから指定音楽に対応する動画撮影ページに移行する。動画撮影ページには、撮影コントロールが設けられることができる。一実施例では、撮影コントロールを撮影アイコンに設計することができる。ユーザが撮影アイコンを押圧したときには、完全な音楽を背景音楽とする動画の撮影を開始し、ユーザが撮影アイコンに対する押圧を解除すれば、動画の撮影は停止する。動画撮影完了指令を取得した後に、予め設定されたカッティングアルゴリズムによって、完全な音楽の始点から時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一の音楽断片をカッティングする。
【0054】
一実施例では、動画撮影ページには、撮影完了確認コントロールが設けられることができる。ユーザは、撮影完了確認コントロールをトリガー操作して動画撮影完了指令を入力することができる。一実施例では、撮影完了確認コントロールを撮影完了確認アイコンに設計することができ、ユーザは、撮影完了確認アイコンをクリックして動画撮影完了指令を入力することができる。撮影完了確認アイコンの表現形式は、実際の要求によって設定することができるので、ここでは具体的に限定しない。
【0055】
一実施例では、動画撮影時間を予め設定しておく。ユーザが撮影アイコンを押圧すると、計時を開始し、動画撮影時間に達すると、動画撮影完了指令を自動的に生成する。
【0056】
ステップ4050では、音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して目標動画を得、目標動画のプレビューページを表示させる。
【0057】
一実施例では、予め設定されたクリッピングアルゴリズムによって、完全な音楽の始点から時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一であるようにカッティングされた音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して目標動画を得る。目標動画を得た後、目標動画のプレビューページを表示させる。目標動画のプレビューページは、目標動画をプレイするためのものである。
【0058】
ステップ4060では、プレビューページから音楽カッティング指令を取得した後に、完全な音楽から選択した背景音楽の始点を取得する。
【0059】
本実施例では、ユーザが選択した背景音楽の始点は、完全な音楽の始点と異なる。ユーザが選択した背景音楽の始点は、ユーザが完全な音楽から選択した音楽断片の始点である。完全な音楽において、その始点からの、時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一である音楽断片を背景音楽とする。
【0060】
一実施例では、プレビューページには、音楽カッティングコントロールが設けられることができる。ユーザは、音楽カッティングコントロールをトリガー操作して音楽カッティング指令を入力することができる。一実施例では、音楽カッティングコントロールを音楽カッティングアイコンに設計することができ、ユーザが音楽カッティングアイコンをクリックして音楽カッティング指令を入力することができる。音楽カッティングアイコンの表現形式は、実際の要求によって設定することができるので、ここでは具体的に限定しない。一実施例では、音楽カッティングアイコンは、ハサミであることができる。ユーザが音楽カッティングアイコンをクリックすることによって入力された音楽カッティング指令を取得した後に、プレビューページに音楽編集領域を表示させる。
【0061】
音楽編集領域には、完全な音楽の音響スペクトルアイコン及び対応する始点選択コントロールを含む。音響スペクトルアイコンは、完全な音楽の音響スペクトルを示すためのものであり、音響スペクトル(Acoustic Spectrum)は、音声に含まれる成分及び音色における音声学エネルギーの配分モードを描写するためのものである。音響スペクトルは、「音声の写真」と見なすことができ、音声の発音過程におけるある瞬間での周波数と振幅との関係を反映することができ、音響スペクトルの横座標は周波数であり、縦座標は振幅である。始点選択コントロールは、完全な音楽の音響スペクトルアイコンから背景音楽の始点を選択するためのものである、一実施例では、始点選択コントロールを始点選択アイコンに設計することができる。完全な音楽の音響スペクトルアイコン及び始点選択アイコンの表現形式は、実際の要求によって設定することができるので、ここでは具体的に限定しない。
【0062】
一実施例では、ユーザは、背景音楽の始点が選択されるように、始点選択コントロールに対してドラッグ操作を行う。音響スペクトルアイコンにおける、始点選択コントロールの位置に対応する位置点が、ユーザが選択した背景音楽の始点である。
【0063】
ステップ4070では、選択された背景音楽の始点に基づいて、時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一である音楽断片に対して再カッティングし、再カッティングされた音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して、編集後の目標動画を得る。
【0064】
本実施例では、ユーザが選択した背景音楽の始点を取得した後、ユーザが選択した背景音楽の始点に基づいて、時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一である音楽断片に対して再カッティングし、再カッティングされた音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して、編集後の目標動画を得る。一実施例では、プレビュープレイページには、編集後の動画がプレイされる。
【0065】
一実施例では、音楽編集領域には、音楽確認コントロールが設けられることができる。適切な音楽断片が選択され、音楽編集が完了されると、ユーザが音楽確認コントロールをトリガー操作して音楽確認指令を入力することができる。一実施例では、音楽確認コントロールを音楽確認アイコンに設計することができ、ユーザが音楽確認アイコンをクリックして音楽確認指令を入力することができる。音楽確認アイコンの表現形式は、実際の要求によって設定することができるので、ここでは具体的に限定しない。音楽編集領域から音楽確認指令が取得されると、プレビューページは音楽編集領域をもう表示しない。
【0066】
一実施例では、図4bは、本開示の実施例に係る技術案におけるショート動画アプリケーションの動画撮影ページ8の構成を示す図である。動画撮影ページ8には、撮影アイコン81及び撮影完了確認アイコン82を含めることができる。図4cは、本開示の実施例に係る技術案におけるショート動画アプリケーションのプレビューページ9の構成を示す図である。プレビューページ9には、音楽カッティングアイコン91を含めることができる。図4dは、本開示の実施例に係る技術案におけるショート動画アプリケーションの音楽編集領域10の構成を示す図である。音楽編集領域10は、プレビューページ9上に位置する。音楽編集領域10には、完全な音楽の音響スペクトルアイコン101、始点選択アイコン102及び音楽確認アイコン103を含めることができる。ユーザが撮影アイコン81を押圧すると、完全な音楽を背景音楽とする動画撮影が開始され、ユーザが撮影アイコン80に対する押圧を解除すると、動画撮影が停止される。ユーザが撮影完了確認アイコン82をクリックすることによって入力された動画撮影完了指令取得した後に、音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成しして、目標動画を得、目標動画のプレビューページ9を表示させる。プレビューページ9は、目標動画をプレイする。ユーザが始点選択アイコン102をクリックして音楽カッティング指令を入力すると、プレビューページ9に音楽編集領域10が表示される。始点選択アイコン102に対してドラッグ操作を行って始点選択アイコン102の位置を確認することによって、ユーザが選択した背景音楽の始点が取得される。ユーザが選択した背景音楽の始点に基づいて、時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一である音楽断片に対して再カッティングし、再カッティングされた音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して、編集後の目標動画を得る。プレビューページ9は、編集後の目標動画をプレイする。ユーザが音楽確認アイコン103をクリックして音楽確認指令を入力すると、プレビューページ9は音楽編集領域10をもう表示しない。
【0067】
本実施例に係る技術案において、完全な音楽の始点から時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一であるようにカッティングされた音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して目標動画を得、目標動画のプレビューページを表示させ、音楽カッティング指令を取得した後に、音楽の音響スペクトルアイコン及び対応する音楽断片選択コントロールを含む音楽編集領域をプレビューページに表示させ、ユーザの音楽断片選択コントロールに対するドラッグ操作によってユーザが選択した音楽断片を確定し、ユーザが選択した音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して、編集後の動画を得ることにより、動画撮影完了後に、容易に動画の背景音楽に対して編集することができる。
【0068】
図5は、本開示の実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する装置の構造を示す図であり、本実施例は、背景音楽を選択して動画を撮影する場合に適用されることができ、この装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって具現されることができ、この装置は、例えば携帯電話及び/タブレットパソコンのような端末機に配置されることができる。図5に示したように、この装置は、指令取得モジュール501と、ページ移行モジュール502と、動画撮影モジュール503と、を備える。
【0069】
本実施例では、指令取得モジュール501は、指定音楽に対する閲覧指令を取得するように構成され、ページ移行モジュール502は、閲覧指令に基づいて、前記指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行するように構成され、動画撮影モジュール503は、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影するように構成される。
【0070】
本実施例に係る技術案において、指定音楽に対する閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行し、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影することにより、従来技術におけるショート動画の撮影技術が、ショート動画に対する、消費者らの日増しの利便性の要求を満足させることができなかった問題を解決し、指定音楽を容易に利用して動画を撮影し、ユーザの操作を減少させ、動画撮影時の背景音楽の選択に対する利便性を向上させることができる。
【0071】
一実施例では、上記技術案に加えて、指令取得モジュール501は、動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、表示動画の背景音楽を指定音楽とし、このトリガー操作を表示動画の背景音楽に対する閲覧指令とする第1の操作検出ユニット、または、音楽閲覧ページから指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出し、指定音楽の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を指定音楽に対する閲覧指令とする第2の操作検出ユニットを備えることができる。
【0072】
一実施例では、上記技術案に加えて、動画プレイページには、少なくとも2つの音楽閲覧コントロールを含めることができる。
【0073】
一実施例では、上記技術案に加えて、第1の操作検出ユニットは、動画プレイページから表示動画の音楽閲覧コントロールに対するトリガー操作を検出することができ、動画プレイページから表示動画の少なくとも2つの音楽閲覧コントロールのうちの一方に対するトリガー操作を検出することができる。
【0074】
一実施例では、上記技術案に加えて、この装置は、動画撮影完了指令取得した後に、完全な音楽をの始点から時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一の音楽断片をカッティングする音楽カッティングモジュールと、音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して目標動画を得、目標動画のプレビューページを表示させる目標動画取得モジュールと、をさらに備えることができる。
【0075】
一実施例では、上記技術案に加えて、この装置は、プレビューページから音楽カッティング指令を取得した後に、完全な音楽から選択した背景音楽の始点を取得する始点取得モジュールと、選択された背景音楽の始点に基づいて、時間長が撮影済みの動画画像に対応する時間と同一である音楽断片を再カッティングし、再カッティングされた音楽断片を背景音楽として撮影済みの動画画像と合成して、編集後の目標動画を得る動画編集モジュールと、をさらに備えることができる。
【0076】
一実施例では、上記技術案に加えて、詳細ページは、完全な音楽に対応するオリジナルミュージシャンマーク及び完全な音楽を用いて撮影した動画の表紙をさらに含むことができる。
【0077】
一実施例では、上記技術案に加えて、完全な音楽を用いて撮影した動画は、人気動画及び/又は最新動画を含むことができる。
【0078】
本開示の実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する装置は、本開示のいずれかの実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する方法を実行することができ、この方法を実行するための機能モジュール及び有利な効果を有する。
【0079】
図6は、本開示の実施例に係る端末機の構造を示す図である。端末機はいろいろな形式で具現されることができ、本開示における端末機は、携帯電話、スマトフォン、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、タブレットパソコン(Portable Android Device,PAD)、携帯マルチメディアプレーヤー(Portable Multimedia Player,PMP)、ナビゲーション装置、車両用端末機、車両用表示端末、車両用電子バックミラーなどのような移動式端末機、およびデジタルテレビ(television,TV)、卓上型コンピュータなどのような固定式端末機を含むことができるが、これらに限定されることではない。
【0080】
図6に示したように、端末機610は、無線通信ユニット601、オーディオ/ビデオ(Audio/Video,A/V)入力ユニット602、ユーザ入力ユニット603、検出ユニット604、出力ユニット605、記憶部606、インターフェースユニット607、プロセッサ608、及び電源ユニット609などを備える。図6には、複数のアセンブリを有する端末機を示したが、全てのアセンブリが作動する必要はなく、より多い又は少ないアセンブリが作動してもよい。
【0081】
一実施例では、無線通信ユニット601は、端末機610と無線通信システム又はネットワークとの間の無線通信を許容する。A/V入力ユニット602は、オーディオ信号又はビデオ信号を受信する。ユーザ入力ユニット603は、端末機の各種操作を制御するように、ユーザが入力した命令によってキーインデータを生成する。検出ユニット604は、端末機610の目前状態、端末機610の位置、ユーザの端末機610に対するタッチ入力の有無、端末機610の配向、端末機610の加速又は減速の移動及び方向などを検出し、端末機610の操作を制御するための命令又は信号を生成する。インターフェースユニット607は、少なくとも1つの外部装置と端末機610とを接続させるためのインターフェースである。出力ユニット605は、視覚、音響及び/又は触感の方式で出力信号を提供する。記憶部606は、プロセッサ608によって実行される処理や操作を制御するソフトウェアプログラムなどを記憶する、または、出力済み又は出力直前のデータを一時的に記憶することができる。記憶部606は、少なくとも1種類の記憶媒体を含むことができる。また、端末機610は、ネットワークによって接続されて記憶部606の記憶機能を実行するネットワークストレージ装置と協力することができる。プロセッサ608は、一般には端末機の全般操作を制御する。なお、プロセッサ608は、マルチメディアデータを再現又はプレイバックさせるマルチメディアモジュールを含むことができる。プロセッサ608は、タッチパネルでの手書き入力又は絵描き入力を文字又は画像に識別するように、モード識別処理を実行することができる。電源ユニット609は、プロセッサ608の制御によって外部電力又は内部電力を受け、少なくとも1つの素子及びアセンブリの操作に必要である適切な電力を提供する。
【0082】
プロセッサ608は、記憶部606に記憶されているプログラムを実行することによって、少なくとも1つの機能の応用及びデータの処理を実行し、例えば、本開示のいずれかの実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する方法を実現し、この方法は、例えば、指定音楽に対する閲覧指令を取得するステップと、閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行するステップと、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影するステップと、を含むことができる。
【0083】
本開示に係る実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供し、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶さており、このプログラムがプロセッサ608によって実行されることにより、本開示のいずれかの実施例に係る背景音楽を選択して動画を撮影する方法が実現され、この方法は、例えば、指定音楽に対する閲覧指令を取得するステップと、閲覧指令に基づいて、指定音楽に対応する完全な音楽の詳細ページに移行するステップと、詳細ページから同じスタイル撮影指令を取得した後に、完全な音楽を背景音楽として動画を撮影するステップと、を含むことができる。
【0084】
本開示の実施例におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な媒体のいずれかの組合せを採用することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であることができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば電気、磁気、光、赤外線、半導体のシステム、装置、部品またはこれらのいずれかの組合せであることができるが、これらに限定されることではない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例(完全に網羅されていないリスト)としては、1つの又は複数の導線を有する電気接続、携帯式磁気ディスク、ハードディスク、RAM、ROM、EPROM(又は、フラッシュメモリ)、光ファイバ、CD-ROM、光記憶部品、磁気記憶部品、又はこれらのいずれかの組合せがある。本実施例では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、いずれかの、プログラムを含んでいる又は記憶されている有形的媒体であることができ、このプログラムは、指令実行システム、装置又は部品に使用される、または、指令実行システム、装置又は部品と協同して使用されることができる。
【0085】
コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドの又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含むことができ、コンピュータ読み取り可能な信号媒体には、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードが保持されている。このような伝播されるデータ信号は、電磁気信号、光信号またはこれらのいずれかの組合せのような多様な形式を採用することができるが、これらに限定されることではない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外のいずれかのコンピュータ読み取り可能な媒体であることもできる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、指令実行システム、装置又は部品に使用される、または、指令実行システム、装置又は部品と協同して使用されるプログラムを発送、伝播又は搬送させることができる。
【0086】
コンピュータ読み取り可能な媒体に保持されたプログラムコードは、いずれかの適切なキャリアによって伝送されることができ、キャリアは、電線、光ファイバケーブル、RF(Radio Frequency)など又はこれらのいずれかの組合せを含むことができるが、これらに限定されることではない。
【0087】
1種又は多種のプログラミング言語又はその組合せで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを編集することができ、前記プログラミング言語は、Java(登録商標)、Smalltalk、C++、Ruby、Goのようなオブジェクト指向のプログラミング言語であることもできるし、C言語又は類似のプログラミング言語ような手続き型プログラミングであることもできる。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行されることができ、または、部分的にユーザコンピュータで実行されることができ、または、独立的なソフトウェアパッケージとして実行されることができ、または、一部がユーザコンピュータで実行されかつ一部がリモートコンピュータで実行されることができ、または、完全にユーザコンピュータ又はサーバで実行されることができる。リモートコンピュータに関する場合は、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network,LAN)またはワイドエリアネットワーク(Wide Area Network,WAN)のようないずれかのネットワークを介してユーザコンピュータに接続されることができ、または、外部コンピュータに接続されることができる(例えば、インターネットサービスプロバイダのサービス提供によってインターネットを介して接続されることができる)。
図1a
図1b
図1c
図1d
図1e
図2a
図2b
図2c
図3a
図3b
図4a
図4b
図4c
図4d
図5
図6