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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-22
(45)【発行日】2022-12-01
(54)【発明の名称】タイルユニット
(51)【国際特許分類】
   E04F 13/08 20060101AFI20221124BHJP
【FI】
E04F13/08 102L
E04F13/08 102G
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018248862
(22)【出願日】2018-12-31
(65)【公開番号】P2020109228
(43)【公開日】2020-07-16
【審査請求日】2021-12-21
(73)【特許権者】
【識別番号】513235441
【氏名又は名称】藤垣窯業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098741
【弁理士】
【氏名又は名称】武蔵 武
(72)【発明者】
【氏名】藤垣 伊織
【審査官】荒井 隆一
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-160774(JP,A)
【文献】登録実用新案第3114097(JP,U)
【文献】特開2003-268957(JP,A)
【文献】特開2007-170144(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04F 13/00-13/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
裏面に貼着層を有するベースシートと、
そのベースシートの表面に所定の目地空間を設けて配列され且つそのベースシートの表面に貼着層を介して貼着される複数のタイル片と、
厚さが前記タイル片の厚みより小さく、前記ベースシートに配列される前記タイル片の配置に合わせ且つ各タイル片と密に嵌り合う形状に象った貫通額孔を有し、当該貫通額孔に前記タイル片を嵌め入れて自身が前記目地空間内に収まるようになっている網形状であり、前記ベースシートの表面に貼着層を介して貼着される軟質樹脂目地材と、を備えたタイルユニットにおいて、
前記ベースシートと前記タイル片とを繋ぐ前記貼着層は、弱貼着性の貼着剤で形成することにより前記タイル片を前記ベースシートに着脱可能な状態に貼着するものであり、
前記軟質樹脂目地材は、厚さ方向に外目地部材と中目地部材に分割形成してその中目地部材を前記ベースシートに貼着し、一方、前記外目地部材を着脱可能にしてなることを特徴とするタイルユニット。
【請求項2】
前記軟質樹脂目地材は、前記外目地部材と前記中目地部材の間に、前記ベースシートと前記中目地部材の前記貼着層による貼着力より小さい貼着力で両者を貼着可能且つ剥離可能な弱貼着性貼着層を介在させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のタイルユニット。
【請求項3】
前記軟質樹脂目地材は、前記中目地部材に前記外目地部材を重ねた厚みが、前記タイル片の側面の高さとほぼ同じに形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のタイルユニット。
【請求項4】
前記ベースシートと前記軟質樹脂目地材を繋ぐ前記貼着層は軟質樹脂目地材の前記中目地部材側に設けられ、
前記ベースシートと前記タイル片を繋ぐ前記貼着層はタイル片側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載のタイルユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内の壁面や家具の外表面等の被着面にタイルを貼着して装飾するためのタイルユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1のタイルユニット100は、図7図8に示したように、表裏両面に貼着層を有するベースシート200と、そのベースシート200の表面に所定の目地空間500を設けて配列され且つそのベースシート200の表面に貼着層を介して貼着される複数のタイル片300と、ベースシート200の表面に貼着層を介して貼着される軟質樹脂目地材400とを備えている。
前記軟質樹脂目地材400は、厚みがタイル片300の厚みより小さく且つ外寸がベースシート200とほぼ同じであって、ベースシート200に配列されるタイル片300の形状と配置に合わせて象った貫通額孔4000を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-59322号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のタイルユニット100は、左官経験のない一般需要者でも簡単且つ綺麗にタイルの目地を形成することができる、という発明所期の目的を達成し得るが、貼着した後、タイル片300の配置の変更や、新しいデザインのタイル片300への変更ができないため、短いサイクルで模様替えを楽しむ需要に対応しにくい問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みなされたもので、その目的は、簡単に模様替えが行えるタイルユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため本発明は、請求項1に記載したように、
裏面に貼着層を有するベースシートと、
そのベースシートの表面に所定の目地空間を設けて配列され且つそのベースシートの表面に貼着層を介して貼着される複数のタイル片と、
厚さが前記タイル片の厚みより小さく、前記ベースシートに配列される前記タイル片の配置に合わせ且つ各タイル片と密に嵌り合う形状に象った貫通額孔を有し、当該貫通額孔に前記タイル片を嵌め入れて自身が前記目地空間内に収まるようになっている網形状であり、前記ベースシートの表面に貼着層を介して貼着される軟質樹脂目地材と、を備えたタイルユニットにおいて、
前記ベースシートと前記タイル片とを繋ぐ前記貼着層は、弱貼着性の貼着剤で形成することにより前記タイル片を前記ベースシートに着脱可能な状態に貼着するものであり、
前記軟質樹脂目地材は、厚さ方向に外目地部材と中目地部材に分割形成してその中目地部材を前記ベースシートに貼着し、一方、前記外目地部材を着脱可能にしてなるタイルユニットを提供する。
【0007】
また、請求項2に記載したように、前記軟質樹脂目地材は、前記外目地部材と前記中目地部材の間に、前記ベースシートと前記中目地部材の前記貼着層による貼着力より小さい貼着力で両者を貼着可能且つ剥離可能な弱貼着性貼着層を介在させるようにした請求項1に記載のタイルユニットを提供する。
【0008】
また、請求項3に記載したように、前記軟質樹脂目地材は、前記中目地部材に前記外目地部材を重ねた厚みが、前記タイル片の側面の高さとほぼ同じに形成されている請求項1又は2記載のタイルユニットを提供する。
【0009】
また、請求項4に記載したように、前記ベースシートと前記軟質樹脂目地材を繋ぐ前記貼着層は軟質樹脂目地材の前記中目地部材側に設けられ、
前記ベースシートと前記タイル片を繋ぐ前記貼着層はタイル片側に設けられている請求項1乃至3の何れか1つに記載のタイルユニットを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明のタイルユニットは、各タイル片が、弱貼着性の貼着剤で形成された貼着層による貼着力と、ベースシートに貼着された軟質樹脂目地材との嵌合力によってベースシートに安定的に取り付けられている。
このタイルユニットから軟質樹脂目地材の外目地部材を外すと、軟質樹脂目地材が中目地部材のみになってタイル片との嵌め合い深さが浅くなるため、タイル片を保持する力が低下する。
そのため、外目地部材を外したことで外部に露出するタイル片の側面上部に、指先或はマイナスドライバー等の工具の先端を押し付けて梃子状にこじる、等することで比較的簡単にタイル片をベースシートから取り外すことができる。
また、こうして出来た外目地部材の空枠内に新たにタイル片を装着し、再度外目地部材を嵌め戻すと、軟質樹脂目地材によるタイル片の嵌合力が復活するため、タイル片が安定する。
よって、本発明のタイルユニットは、軟質樹脂目地材の外目地部材を着脱させることにより、タイル片の着脱が可能になるため、タイル片の配置の変更や新デザインのタイル片との入れ替え等により簡単に模様替えが行える。
【0011】
また、請求項2に記載のタイルユニットによれば、外目地部材と前記中目地部材の間に、ベースシートと中目地部材の貼着層による貼着力より小さい貼着力で両者を貼着可能且つ剥離可能な弱貼着性貼着層を介在させるようにしたため、外目地部材の目地空間内での安定性を向上させることができる。
【0012】
また、請求項3に記載のタイルユニットによれば、中目地部材に外目地部材を重ねた軟質樹脂目地材の厚みが、タイル片の側面の高さとほぼ同じに形成されていることより、タイル片の側面が軟質樹脂目地材にほぼ埋まっていて指先等が引っ掛かる余地がないため、タイルユニットの表面に触れた指先等の引っ掛かりでタイル片が剥離してしまう、というおそれも殆ど無い。
【0013】
また、請求項4に記載のタイルユニットによれば、ベースシートと軟質樹脂目地材を繋ぐ貼着層が軟質樹脂目地材の中目地部材側に設けられ、ベースシートとタイル片を繋ぐ貼着層がタイル片側に設けられているため、いわゆる離型紙による使用直前までの貼着層の保護が行いやすい。ちなみに、ベースシートの表面に貼着層を設けた場合には、工場出荷時の状態でベースシートの表面に軟質樹脂目地材の中目地部材が貼着されているため、タイル片を貼着するために設けられている貼着層が細かく分断されるから離型紙による保護が困難になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】タイルユニットの一部拡大図を含む全体斜視図である。
図2】タイルユニットの分解斜視図である。
図3図2のZ1、Z2、Z3の拡大図である。
図4図2のZ1、Z2、Z3の裏側から見た拡大図である。
図5】中間を省略したタイルユニットの拡大縦断面図である。
図6】軟質樹脂目地材の他の形態を示すもので、被着面に二枚のタイルユニットを貼着する状態を示す分解斜視図である。
図7】従来のタイルユニットの一部拡大図を含む全体斜視図である。
図8】従来のタイルユニットの中間を省略した拡大縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[実施形態1]
以下に、本発明の実施形態1を図1図5を参照しつつ説明する。
タイルユニット1は、図1図5に示したように、ベースシート2と、複数のタイル片3,3…と、網形状の軟質樹脂目地材4と、から概略構成されている。
【0016】
[ベースシート]
前記ベースシート2は、例えば約150mm×150mmの四角い紙又は合成樹脂製の薄いシートであり、裏面に粘着剤又は接着剤を塗布してなる貼着層5(図4参照)を有する。
【0017】
[タイル片]
前記タイル片3は、陶磁器、ガラス、合成樹脂、金属、竹、木、石などで形成されている。また、タイル片3は、周囲が面取り(具体的にはアール面取り)された装飾面になっている表面3aと、ほぼ平らな接合面である裏面3bと、その裏面3bから表面3aに至る平らな側面3cと、を有しており、前記べースシート2の表面に所定の目地空間6を設けて配列され且つそのベースシート2の表面に貼着層11を介して貼着される。
なお、この貼着層11は、図4に墨網を施して示したように、タイル片3の裏面に設けられており、弱貼着性の貼着剤で形成されている。したがって、貼着層11の貼着力は微弱であり、そのためタイル片3は、ベースシート2から比較的簡単に剥がすことができ、また、簡単に貼り戻すこともできる。
実施形態1のタイル片3は、少なくとも表面3aに釉薬を施して焼成した陶磁製で、約22mm×22mm×6mm(裏面3bから面取りされた装飾面までの平らな側面3c約5.5mm)の四角い板状であり、前記ベースシート2の表面3aに2mm~3mmの目地空間6を設けて6個×6個配列されている。
なお、タイル片3,3…の目地空間6は、被着面7の縁に用いる特殊なもの(これについては後述する。)を除いて、ベースシート2の角を挟んで隣合う二辺(図において右辺と上辺)にはない。これにより、複数のタイルユニット1,1…を横や上下に並べて連続させた場合に、タイルユニット1,1…同士の継ぎ目の目地空間6が二本分に連なる(太くなる)不具合を回避することができる。
【0018】
[軟質樹脂目地材]
前記軟質樹脂目地材4は、例えば軟質の塩化ビニル樹脂を主成分とする白色系のものであり、耐水性と適度な弾性を有する。この軟質樹脂目地材4は、厚さ方向に二分割された外目地部材41と中目地部材42の二重構造であり、トータルの厚みがタイル片3の厚みより小さく(実施形態1ではタイル片3の側面3cと同じほぼ5.5mm(中目地部材42が3.5mm、外目地部材41が2mm)、外寸が前記ベースシート2とほぼ同じで、ベースシート2に配列される前記タイル片3,3…の形状と配置に合わせて厚さ方向にほぼ真っ直ぐ象った貫通額孔40,40…を有する格子型の網形状である。かかる軟質樹脂目地材4は、当該貫通額孔40,40…にタイル片3を密に嵌め入れてタイル片3を保持し得るようになっている。
なお、実施形態1の軟質樹脂目地材4は、中目地部材42がベースシート2に貼着層12を介して貼着され、外目地部材41がその中目地部材42の上に重なっている。
【0019】
以上の構成を有する実施形態1のタイルユニット1は、各タイル片3が、弱貼着性の貼着剤で形成された貼着層11による貼着力と、ベースシート2に貼着された軟質樹脂目地材4との嵌合力によってベースシート2に安定的に取り付けられている。
かかるタイルユニット1から軟質樹脂目地材4の外目地部材41を外すと、軟質樹脂目地材4が中目地部材42のみになってタイル片3との嵌め合い深さが浅くなるため、タイル片3を保持する嵌合力が低下する。
そのため、外目地部材41で隠れていたタイル片3の側面3c上部に、指先或はマイナスドライバー等の工具の先端を押し付けて梃子状にこじる、等することで比較的簡単にタイル片3をベースシート2から取り外すことができる。
また、こうして出来たタイル片3が抜けた中目地部材42の空枠内に新たにタイル片3を装着し、再度外目地部材41を嵌め戻すと、軟質樹脂目地材4によるタイル片3の保持力が復活するため、タイル片3が安定する。
【0020】
[貼着方法]
次に、実施形態1のタイルユニット1を例えば建物室内の壁面等の被着面7に貼着する方法について製造段階から順に説明する。
なお、ベースシート2の裏面の貼着層5と、タイル片3の貼着層11と、中目地部材42の貼着層12は、剥離可能な剥離紙(図示せず)で保護されていて貼着直前にその離型紙を剥がし、或は、中目地部材42の貼着層12は、貼着の直前に貼着剤を塗布するものとする。
【0021】
まず、工場内において、ベースシート2の表面に中目地部材42を貼着層12により貼着する。こうして形成された中目地部材42とベースシート2の中間体10と、外目地部材41と、必要数(軟質樹脂目地部材4の貫通額孔40の数と同数以上)のタイル片3,3…とを購入した需要者が、自宅の壁等の被着面7にタイル片3,3…のない中間体10を先付けし、そうして中目地部材42の貫通額孔40,40…にタイル片3,3…を自由に配置しながら嵌め込み、その後、中目地部材42の上に外目地部材41を重ねるようにして目地空間6に嵌め込む。
【0022】
こうして被着面7に貼られたタイルユニット1は、図1の斜視図に示したようにベースシート2の表面に貼着された全てのタイル片3,3…が軟質樹脂目地材4の貫通額孔40,40…に殆ど隙間なく嵌っており、しかも軟質樹脂目地材4はタイル片3の表面3aより若干凹んだ位置にあるため、外観上、軟質樹脂目地材4がモルタル製の目地のごとくに見える。
また、実施形態1では、中目地部材42に外目地部材41を重ねた軟質樹脂目地材4の厚みが、タイル片3の側面3cの高さとほぼ同じに形成されているため、タイル片3の側面3cが軟質樹脂目地材4にほぼ埋まり、外部には面取りされた装飾面のみが突出しているのみで指先等が引っ掛かる余地がない。したがって、タイルユニット1の表面3aに触れた指先等の引っ掛かりでタイル片3が剥離してしまう、というおそれも殆ど無い。
【0023】
また、被着面7に貼ったタイルユニット1の各タイル片3の配置を変更しようとする場合は、まず軟質樹脂目地材4の外目地部材41を目地空間6から取り外す。そうすると、軟質樹脂目地材4が中目地部材42のみになってタイル片3との嵌め合い深さが浅くなるため、タイル片3を保持する嵌合力が低下する。
したがって、外目地部材41を外したことで露出しているタイル片3の側面3c上部に、指先或はマイナスドライバー等の工具の先端を押し付けて梃子状にこじる、等するだけで比較的簡単にタイル片3をベースシート2から取り外すことができる。
次ぎに、タイル片3が抜けた中目地部材42の空枠内に他から外したタイル片3または別のタイル片3を装着し、その後再度外目地部材41を嵌め戻すと、軟質樹脂目地材4によるタイル片3の保持力が復活するため、タイル片3を安定させることができる。
【0024】
[実施形態2]
上記実施形態1のタイルユニット1は、中目地部材42の上に単に外目地部材41を重ねるようにしたが、軟質樹脂目地材4の縁に位置する貫通額孔40はコの字状に開放されていてタイル片3との嵌合力が小さいため、外目地部材41の端が浮き上がる可能性がある。
そのため実施形態2では、外目地部材41と中目地部材42の間に、ベースシート2と中目地部材42の貼着層12による貼着力より小さい貼着力で両者を貼着可能且つ剥離可能な弱貼着性貼着層13を介在させるようになっている。そうすることにより、中目地部材42とベースシート2の結合に影響を与えることなく外目地部材41を着脱することができ、しかも外目地部材41の特に縁の部分の目地空間6内での安定性を向上させることができる。
なお、実施形態2の弱貼着性貼着層13は、外目地部材41の内面側に形成されている。
【0025】
以上、本発明を実施形態1,2について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では、タイルユニット1の外目地部材41を一枚のベースシート2に対応させる大きさに形成したが、外目地部材41を図6に示したようにベースシート2の二枚分以上に対応し得る大きさに形成してもよい。そうすることによりタイルユニット1,1同士の継ぎ目部分が目立たない自然な見栄えに仕上げることができる。
また、実施形態では、工場内でベースシート2に中目地部材42を貼着して中間体10を形成し、その中間体10とタイル片3と外目地部材41を同梱し、それを需要者が被着面7に貼り付けてタイルユニット1を完成させるようにしたが、工場内でベースシート2に中目地部材42と、タイル片3と、外目地部材41の全てを組み付けて出荷し、需要者がそれを被着面7に貼り付けるようにしてもよく、その場合でも模様替えが可能になる利益は十分に享受できる。
【符号の説明】
【0026】
1 …タイルユニット
2 …ベースシート
3 …タイル片
3a …表面
3b …裏面
3c …側面
4 …軟質樹脂目地材
40 …貫通額孔
41 …外目地部材
42 …中目地部材
5 …ベースシートの貼着層
6 …目地空間
7 …被着面
10 …中間体
11 …タイル片の貼着層
12 …中目地部材の貼着層
13 …外目地部材の弱貼着性貼着層
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8