(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-22
(45)【発行日】2022-12-01
(54)【発明の名称】電磁誘導電源供給装置
(51)【国際特許分類】
H02J 50/10 20160101AFI20221124BHJP
H02M 7/06 20060101ALI20221124BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20221124BHJP
【FI】
H02J50/10
H02M7/06 A
H02J7/00 301D
(21)【出願番号】P 2021513970
(86)(22)【出願日】2019-09-06
(86)【国際出願番号】 KR2019011590
(87)【国際公開番号】W WO2020055050
(87)【国際公開日】2020-03-19
【審査請求日】2021-03-12
(31)【優先権主張番号】10-2018-0109184
(32)【優先日】2018-09-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】504394744
【氏名又は名称】アモセンス・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】AMOSENSE CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】(Cheonan the fourth Local Industrial Complex) 19-1 Block, 90, 4sandan 5-gil, jiksan-eup, Seobuk-gu Cheonan-si, Chungcheongnam-do 31040, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ナ,ウォンサン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジンピョ
(72)【発明者】
【氏名】ハン,チョルスン
【審査官】佐藤 卓馬
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-517256(JP,A)
【文献】特表2017-511101(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2018-0043045(KR,A)
【文献】韓国登録特許第10-1695768(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 50/10
H02M 7/06
H02J 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力線に設けられる電磁誘導電源供給装置において、
前記電力線に設けられる第1コアおよび第2コアと1つ以上のコイルとを備えた変流器と、
前記1つ以上のコイルの少なくとも1つに連結された遮断部と、を含み、
前記遮断部は、前記1つ以上のコイルの少なくとも1つと閉回路を形成して前記変流器を前記第1コアおよび前記第2コアの分離が可能なショートモードに変換
し、
前記変流器は、前記第1コアおよび前記第2コアの少なくとも1つに巻線された第1コイルおよび第2コイルを含み、
前記遮断部は、
前記第1コイルの両端に連結され、前記第1コイルと閉回路を形成して前記変流器をショートモードに変換する第1遮断部と、
前記第2コイルの両端に連結され、前記第2コイルと閉回路を形成して前記変流器をショートモードに変換する第2遮断部と、を含むことを特徴とする電磁誘導電源供給装置。
【請求項2】
前記遮断部は、プッシュスイッチを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導電源供給装置。
【請求項3】
前記遮断部は、電子式スイッチを含み、
前記電子式スイッチを制御する制御部をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導電源供給装置。
【請求項4】
前記1つ以上のコイルの少なくとも1つで誘導された電圧を整流する整流部と、
前記1つ以上のコイルの少なくとも1つを前記整流部と連結するスイッチング部と、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導電源供給装置。
【請求項5】
前記整流部は、整流した電圧を負荷に供給する、ことを特徴とする請求項
4に記載の電磁誘導電源供給装置。
【請求項6】
前記整流部で前記整流された電圧を充電し、前記充電された電圧を負荷に供給するバッテリをさらに含む、ことを特徴とする請求項
4に記載の電磁誘導電源供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁誘導電源供給装置に係り、より詳しくは、電磁誘導現象を利用した電源取得および電流センシングのために送電線路または配電線路に設けられる電磁誘導電源供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、電磁誘導現象を利用した電源供給方式への関心が高まるにつれ、多様な形態の電磁誘導電源供給装置が開発されている。
【0003】
電磁誘導方式の電源供給装置は、送電線路、配電線路などのように大容量電流が流れる電力線に設けられる電磁誘導電源供給装置を含む。電磁誘導方式の電源供給装置は、電磁誘導電源供給装置で電磁誘導現象により取得した電力を直流に変換して負荷に供給する。
【0004】
電磁誘導電源供給装置は、電源取得または電流センシングのために電力線に設けられる。
【0005】
しかし、従来の電磁誘導電源供給装置は、設置のために活線状態の電力線に近接する場合、磁場が生成されて非常に強い振動および非常に大きな騒音が発生する。それにより、従来の電磁誘導電源供給装置は、騒音および振動が発生して設置作業が困難な問題点があった。
【0006】
また、従来の電磁誘導電源供給装置は、活線状態の電力線によって磁場が生成される。従来の電磁誘導電源供給装置は、電力線によって生成された磁場の影響で分離が困難な問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の従来の問題点を解決するためになされたものであって、コイルに設けられた遮断部の動作により変流器をショートモードに変更させて、活線状態の電力線から着脱容易にした電磁誘導電源供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の実施例による電磁誘導電源供給装置は、電力線に設けられる第1コアおよび第2コアと1つ以上のコイルとを備えた変流器と、前記1つ以上のコイルの少なくとも1つに連結された遮断部と、を含み、前記遮断部は、前記1つ以上のコイルの少なくとも1つと閉回路を形成して前記変流器を前記第1コアおよび前記第2コアの分離が可能なショートモードに変換する。
【0009】
この時、前記変流器は、前記第1コアおよび前記第2コアの少なくとも1つに巻線された第1コイルおよび第2コイルを含み、前記遮断部は、前記第1コイルおよび第2コイルの少なくとも1つと閉回路を形成して前記変流器をショートモードに変換することができる。
【0010】
ここで、前記遮断部は、プッシュスイッチを含むことができる。前記遮断部は、電子式スイッチを含み、本発明の実施例による電磁誘導電源供給装置は、前記電子式スイッチを制御する制御部をさらに含むことができる。
【0011】
本発明の実施例による電磁誘導電源供給装置は、前記1つ以上のコイルの少なくとも1つで誘導された電圧を整流する整流部と、前記1つ以上のコイルの少なくとも1つを前記整流部と連結するスイッチング部と、前記整流部で整流された電圧を充電し、前記充電された電圧を負荷に供給するバッテリとをさらに含むことができる。この時、整流部は、前記整流した電圧を負荷に直接供給することもできる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、電磁誘導電源供給装置は、コイルに遮断部を設けて、設置または維持補修時にショートモードに変更することにより、活線状態の電力線に設けられるか近接配置して設けられた場合、磁場が形成されるのを防止できる効果がある。
【0013】
また、本発明の電磁誘導電源供給装置は、活線状態の電力線による磁場の生成を防止することにより、振動および騒音の発生を防止し、電力線から容易に着脱できる効果がある。
【0014】
さらに、本発明の電磁誘導電源供給装置は、活線状態の電力線路から容易に着脱可能なため、活線状態の電力線で設置および維持補修作業を容易に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】一般的な電磁誘導電源供給装置を説明するための図である。
【
図2】本発明の実施例による電磁誘導電源供給装置を説明するための図である。
【
図8】本発明の実施例による電磁誘導電源供給装置の動作を説明するための図である。
【
図9】本発明の実施例による電磁誘導電源供給装置の変形例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施できる程度に詳細に説明するために、本発明の最も好ましい実施例を添付図面を参照して説明する。まず、各図面の構成要素に参照符号を付すにあたり、同一の構成要素については、たとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するにあたり、公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の要旨をあいまいにしうると判断された場合は、その詳細な説明は省略する。
【0017】
図1を参照すれば、電磁誘導電源供給装置100は、送電線路、配電線路などの大容量電流が流れる電力線10に設けられる。電磁誘導電源供給装置100は、電磁誘導現象により取得した電力を直流に変換して負荷200に供給する。電磁誘導電源供給装置100は、電源取得以外にも電力線10に流れる電流を検知することもできる。
【0018】
図2を参照すれば、本発明の実施例による電磁誘導電源供給装置100は、変流器110と、スイッチング部120と、整流部130と、バッテリ140と、遮断部150と、を含む。
【0019】
変流器110は、大容量電流が流れる電力線10に設けられて、電力線10に流れる大容量電流から電圧(または電流、電力)を誘導する。変流器110は、クランプタイプなどのように電力線10に着脱可能な構造に形成される。一例として、変流器110は、電力線10に着脱容易に内部のコアを2分割して上部コア112および下部コア114を構成する。ここで、上部コア112および下部コア114は、本発明の実施例を容易に説明するために付した名称で、上部および下部という用語に特に限定されず、例えば、第1コアおよび第2コアと名付けることができる。
【0020】
上部コア112および下部コア114の少なくとも1つには1つ以上のコイルが巻線される。ここで、
図2には、下部コア114に第1コイル116および第2コイル118が巻線されたものとして示したが、これに限定されず、上部コア112に第1コイル116および第2コイル118が巻線されてもよい。また、上部コア112および下部コア114のうちの1つに第1コイル116および第2コイル118のうちの1つのコイルが巻線されてもよい。上部コア112に第1コイル116および第2コイル118のうちの1つのコイルが巻線され、下部コア114に第1コイル116および第2コイル118のうちの残りの1つのコイルが巻線されてもよい。
【0021】
図2においては、第1コイル116は、電力線10の外周に配置される下部コア114に巻線される。第1コイル116は、下部コア114を複数回巻線するコイルで構成される。この時、第1コイル116の表面は絶縁物でコーティングされる。第1コイル116の両端はスイッチング部120に連結される。
【0022】
第2コイル118は、下部コア114に巻線される。第2コイル118は、下部コア114を複数回巻線するコイルで構成される。第2コイル118は、第1コイル116とは異なる位置に巻線されるか、同一の位置に重複(重畳)して巻線されてもよい。この時、第2コイル118の表面は絶縁物でコーティングされる。第2コイル118の両端はスイッチング部120に連結される。
【0023】
一方、第1コイル116および第2コイル118は、互いに異なる巻線比を有するように形成される。一例として、第1コイル116は、コアを約150回程度巻線するコイルで構成され、第2コイル118は、コアを約50回程度巻線するコイルで構成される。
【0024】
スイッチング部120は、電磁誘導電源供給装置100の初期駆動の有無および電圧に基づき、電磁誘導第1コイル116および第2コイル118の少なくとも1つが整流部130に直列連結されるようにスイッチングする。
【0025】
一例として、スイッチング部120は、電磁誘導電源供給装置100の初期駆動時、設定時間(例えば、約1分程度)の間、第1コイル116および第2コイル118のうち低い巻線数を有するコイルが整流部130に直列連結されるようにスイッチングする。
【0026】
スイッチング部120は、電磁誘導電源供給装置100の初期駆動後、設定時間が経過すると、電磁誘導電源供給装置100で検知された電圧に基づき、第1コイル116および第2コイル118の少なくとも1つが整流部130と直列連結されるようにスイッチングする。
【0027】
この時、スイッチング部120は、電磁誘導電源供給装置100で検知された電圧が最小基準電圧未満であれば、第1コイル116および第2コイル118が整流部130に直列連結されるようにスイッチングする。これにより、スイッチング部120は、第1コイル116および第2コイル118に誘導されたすべての電圧を整流部130に印加して、最小基準電圧以上の電圧が整流部130に印加される。
【0028】
スイッチング部120は、電磁誘導電源供給装置100で検知された電圧が最小基準電圧以上かつ最大基準電圧以下であれば、第1コイル116および第2コイル118のうち高い巻線数を有するコイルが整流部130と直列連結されるようにスイッチングして、高い巻線数のコイルで誘導された電圧を整流部130に印加する。
【0029】
スイッチング部120は、電磁誘導電源供給装置100で検知された電圧が最大基準電圧を超えると、第1コイル116および第2コイル118のうち低い巻線数を有するコイルが整流部130と直列連結されるようにスイッチングして、低い巻線数の単一コイルで誘導された電圧を整流部130に印加する。
【0030】
整流部130は、スイッチング部120から印加される電圧を整流して直流に変換する。整流部130は、直流に整流された電圧をバッテリ140に供給する。整流部130は、直流に整流された電圧をバッテリ140を経ずに負荷200に直接供給することもできる。
【0031】
整流部130は、複数のダイオードで構成された全波整流回路または半波整流回路で構成される。整流部130は、スイッチング部120のスイッチング駆動により、第1コイル116および第2コイル118の少なくとも1つで誘導された電圧を直流に変換してバッテリ140または負荷200に供給する。
【0032】
バッテリ140は、整流部130から供給される電圧(すなわち、直流電圧)を充電する。バッテリ140は、充電された電圧を負荷200に供給する。
【0033】
遮断部150は、スイッチ152を含み、作業者のスイッチ152の操作により駆動して、活線状態の電力線10に設けられるか近接配置された変流器110に磁場が生成されるのを防止する。すなわち、遮断部150は、第1コイル116および第2コイル118の少なくとも1つと閉回路を形成して磁気変流器110をショートモードに変換する。それにより、遮断部150は、上部コア112および下部コア114に流れる磁力を減少させて、活線状態の電力線10によって変流器110で生成される磁場を最小化する。
【0034】
これにより、電磁誘導電源供給装置100は、活線状態の電力線10に設けられるか近接配置された場合、磁場が形成されるのを防止できる効果がある。
【0035】
また、電磁誘導電源供給装置100は、活線状態の電力線10による磁場の生成を防止することにより、振動および騒音の発生を防止し、電力線10から容易に着脱できる効果がある。
【0036】
さらに、電磁誘導電源供給装置100は、活線状態の電力線10から容易に着脱可能なため、活線状態の電力線10で設置および維持補修作業を容易に行える効果がある。
【0037】
遮断部150は、第1コイル116および第2コイル118の少なくとも1つに設けられる。遮断部150は、作業者の操作により駆動して、第1コイル116および第2コイル118のうちの1つと閉回路を形成して変流器110をショートモードに変換する。それにより、遮断部150は、コア112、114に流れる磁力を減少させて、活線状態の電力線10によって変流器110で生成される磁場を最小化する。
【0038】
図2を参照すれば、遮断部150は、第2コイル118の両端に並列に連結される。遮断部150は、作業者の操作により動作して第2コイル118をショートさせる。すなわち、遮断部150は、第2コイル118をショートさせて第2コイル118と遮断部150との間に閉回路を形成する。それにより、遮断部150は、コア112、114に流れる磁力を減少させて、活線状態の電力線10によって変流器110で生成される磁場を最小化する。
【0039】
図3を参照すれば、遮断部150は、第1コイル116の両端に並列に連結可能である。遮断部150は、作業者の操作により動作して第1コイル116をショートさせる。すなわち、遮断部150は、第1コイル116をショートさせて第1コイル116と遮断部150との間に閉回路を形成する。それにより、遮断部150は、コア112、114に流れる磁力を減少させて、活線状態の電力線10によって変流器110で生成される磁場を最小化する。
【0040】
図4を参照すれば、遮断部150は、第1コイル116の両端に並列に連結された第1遮断部150aと、第2コイル118の両端に並列に連結された第2遮断部150bとを含むこともできる。すなわち、第1遮断部150aは、第1コイル116をショートさせて第1コイル116と遮断部150との間に閉回路を形成し、第2遮断部150bは、第2コイル118をショートさせて第2コイル118と遮断部150との間に閉回路を形成する。それにより、第1遮断部150aおよび第2遮断部150bは、コア112、114に流れる磁力を減少させて、活線状態の電力線10によって変流器110で生成される磁場を最小化する。
【0041】
一方、電磁誘導電源供給装置100は、遮断部150の動作時、瞬間的な大きな電圧または電流が流れて変流器110または遮断部150の故障をもたらすことがある。これを防止するために、遮断部150は、ダンピングのための抵抗などのダンピング素子(図示せず)を追加的に含んでもよい。この時、ダンピング素子(図示せず)は、遮断部150のスイッチ152と直列に連結されたことを一例とする。ここで、ダンピング素子は、変流器110がショートモードに変換された場合、閉回路に流れる電流を消費する。
【0042】
図5を参照すれば、スイッチ152は、機械式スイッチであるプッシュスイッチ(PUSH SWITCH)であることを一例とする。プッシュスイッチは、押すたびにオン(ON)、オフ(OFF)が繰り返されるオルタネートタイプのプッシュスイッチ、あるいは、押した瞬間にのみオン(ON)されるノーマルオープン(N/O)タイプのプッシュスイッチで構成される。プッシュスイッチは、電磁誘導電源供給装置100の外部に露出するように設けられる。ここで、プッシュスイッチの設置位置は図示の位置に限定されず、作業者が操作できる位置であればどこにでも設置可能である。
【0043】
図6および
図7を参照すれば、活線状態の電力線10に変流器110が設けられ、スイッチ152がオフ(OFF)状態であれば、コア112、114に電流が流れて磁場が形成されるため、上部コア112および下部コア114の分離が困難になる。
【0044】
これに対し、スイッチ152がオン(ON)状態であれば、第2コイル118および遮断部150(スイッチ152)の間に閉回路が形成されるため、コア112、114には電流が流れない。それにより、上部コア112および下部コア114は容易に分離可能である。
【0045】
この時、
図8を参照すれば、電磁誘導電源供給装置100は、遮断部150が停止(オフ(OFF))状態であれば、定常モードで動作して一定の出力電流が出力される。電磁誘導電源供給装置100は、遮断部150が動作(オン(ON))状態に変更されると、ショートモードに変更されて出力電流が遮断(すなわち、「0」)される。
【0046】
一方、
図9を参照すれば、遮断部150は、電子式スイッチで構成されてもよい。この時、電磁誘導電源供給装置100は、電子式スイッチを遮断部150として構成する場合、通信モジュール(図示せず)、制御部160および別の連結装備を追加的に設けなければならない。したがって、機械式スイッチを適用した場合に比べて追加的な費用や実装空間を必要とするが、機械式スイッチと同一の機能(すなわち、ショートモードへの変更)を行うことができる。
【0047】
以上、本発明による好ましい実施例について説明したが、多様な形態に変形可能であり、本技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の特許請求の範囲を逸脱することなく多様な変形例および修正例を実施できることが理解される。
【符号の説明】
【0048】
10 電力線
100 電磁誘導電源供給装置
110 変流器
112 上部コア
114 下部コア
116 第1コイル
118 第2コイル
120 スイッチング部
130 整流部
140 バッテリ
150 遮断部
150a 第1遮断部
150b 第2遮断部
152 スイッチ
160 制御部
200 負荷