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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-22
(45)【発行日】2022-12-01
(54)【発明の名称】ページング指示方法、装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/02 20090101AFI20221124BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20221124BHJP
【FI】
H04W68/02
H04W52/02 111
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021501031
(86)(22)【出願日】2019-07-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-11
(86)【国際出願番号】 CN2019096177
(87)【国際公開番号】W WO2020015640
(87)【国際公開日】2020-01-23
【審査請求日】2021-03-03
(31)【優先権主張番号】201810778378.2
(32)【優先日】2018-07-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】呉 凱
(72)【発明者】
【氏名】姜 大潔
【審査官】米倉 明日香
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/079574(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0192436(US,A1)
【文献】Ericsson,Configuration of POs within a PF,3GPP TSG RAN WG2 AH1807 R2-1809723,2018年06月22日
【文献】Ericsson,Correction to the configuration of POs within a PF,3GPP TSG RAN WG2 AH1807 R2-1809724,2018年06月22日
【文献】Ericsson,On the need to notify RAN1 of the PDSCH resource allocation requirements for paging,3GPP TSG RAN WG2 AH1807 R2-1809623,2018年06月22日
【文献】Ericsson,Paging in DCI only - Text Proposal to TS 38.331,3GPP TSG RAN WG2 #102 R2-1806806,2018年05月11日
【文献】vivo,Discussion on RAN1 LS for clarification of PF and PO configuration,3GPP TSG RAN WG2 #103b R2-1814186,2018年09月28日
【文献】vivo,Paging enhancement for power saving,3GPP TSG RAN WG2 #105 R2-1900394,2019年02月15日
【文献】CMCC,Discussion on Light Paging,3GPP TSG RAN WG1 #90 R1-1713829,2017年08月12日
【文献】Ericsson,Wake Up Signal,3GPP TSG RAN WG2 #101bis R2-1804962,2018年04月06日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
UE(User Equipment)に適用されるページング指示方法であって、
前記UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をネットワーク側機器から受信することと、
前記検出パラメータに基づいて、検出方式を決定することとを含み、
前記検出パラメータは、前記UEによるページングメッセージの検出の前記検出方式を決定するために用いられ
前記検出方式は、UEがページングPDCCHを検出することであり、前記ページングPDCCHは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)の伝送を指示する、ページング指示方法。
【請求項2】
前記検出パラメータは、ページングオケージョンで前記UEが前記ページングメッセージを検出するか否かを含み、前記ページングオケージョンは、前記UEが前記指示情報を受信した後の少なくとも1つの検出周期である第1の検出周期内で前記UEは前記ページングメッセージを検出する時刻である、請求項1に記載のページング指示方法。
【請求項3】
前記検出パラメータは、
前記ページングオケージョンでPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を送信するか否か、前記ページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式、基準信号活性化情報、システム情報又は警報情報の更新指示、前記ページングメッセージを送信するリソース、及び前記ページングメッセージの制御チャネル送信パラメータ、のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項2に記載のページング指示方法。
【請求項4】
前記ページングメッセージを送信する前記リソースは、前記ページングメッセージを送信するBWP(Bandwidth Part)である、請求項3に記載のページング指示方法。
【請求項5】
前記制御チャネル送信パラメータは、前記ネットワーク側機器が前記ページングメッセージを送信する制御チャネルのアグリゲーションレベルであるアグリゲーションレベルと、前記ネットワーク側機器が制御チャネルを送信する先頭の制御チャネルエレメントの番号である物理リソース情報と、のうちの少なくとも1つを含み、前記制御チャネルエレメントは、前記ネットワーク側機器が前記ページングメッセージを送信する制御チャネル中の制御チャネルエレメントである、請求項3に記載のページング指示方法。
【請求項6】
前記ページングメッセージを送信する前記PDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式は、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)を送信した後にPDSCHを送信すること、及びPDCCHの送信完了時刻である第1の時刻とPDCCHによって指示されるPDSCHの送信開始時刻である第2の時刻との時間間隔が第1の閾値より大きいか否かということである、請求項3に記載のページング指示方法。
【請求項7】
前記UEが前記指示情報を受信する時刻である第3の時刻と前記ページングオケージョンとの間の時間間隔は、通信プロトコルにおいて予め定義されたものか、或いは前記ネットワーク側機器によって前記UEに対して設定されたものである、請求項2~6のいずれか1項に記載のページング指示方法。
【請求項8】
ネットワーク側機器に適用されるページング指示方法であって、
UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報を前記UEへ送信することを含み、
前記検出パラメータは、前記UEによるページングメッセージの検出の検出方式を決定するために用いられ
前記検出方式は、UEがページングPDCCHを検出することであり、前記ページングPDCCHは、PDSCHの伝送を指示する、ページング指示方法。
【請求項9】
前記検出パラメータは、ページングオケージョンで前記UEが前記ページングメッセージを検出するか否かを含み、前記ページングオケージョンは、前記UEが前記指示情報を受信した後の少なくとも1つの検出周期である第1の検出周期内で前記UEは前記ページングメッセージを検出する時刻である、請求項8に記載のページング指示方法。
【請求項10】
前記検出パラメータは、
前記ページングオケージョンでPDSCHを送信するか否か、前記ページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式、基準信号活性化情報、システム情報又は警報情報の更新指示、前記ページングメッセージを送信するリソース、及び前記ページングメッセージの制御チャネル送信パラメータ、のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項9に記載のページング指示方法。
【請求項11】
前記ページングメッセージを送信する前記リソースは、前記ページングメッセージを送信するBWPである、請求項10に記載のページング指示方法。
【請求項12】
前記制御チャネル送信パラメータは、前記ネットワーク側機器が前記ページングメッセージを送信する制御チャネルのアグリゲーションレベルであるアグリゲーションレベルと、前記ネットワーク側機器が制御チャネルを送信する先頭の制御チャネルエレメントの番号である物理リソース情報と、のうちの少なくとも1つを含み、前記制御チャネルエレメントは、前記ネットワーク側機器が前記ページングメッセージを送信する制御チャネル中の制御チャネルエレメントである、請求項10に記載のページング指示方法。
【請求項13】
前記ネットワーク側機器が前記ページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式は、PDCCHを送信した後にPDSCHを送信すること、及びPDCCHの送信完了時刻である第1の時刻とPDCCHによって指示されるPDSCHの送信開始時刻である第2の時刻との時間間隔が第1の閾値より大きいか否かということである、請求項10に記載のページング指示方法。
【請求項14】
UEであって、
前記UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をネットワーク側機器から受信するための受信ユニットと、
前記検出パラメータに基づいて、検出方式を決定するための決定ユニットとを含み、
前記検出パラメータは、前記UEによるページングメッセージ検出の前記検出方式を決定するために用いられ
前記検出方式は、UEがページングPDCCHを検出することであり、前記ページングPDCCHは、PDSCHの伝送を指示する、UE。
【請求項15】
UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報を前記UEへ送信するための送信ユニットを含み、前記検出パラメータは、前記UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられ
前記検出方式は、UEがページングPDCCHを検出することであり、前記ページングPDCCHは、PDSCHの伝送を指示する、ネットワーク側機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2018年7月16日に中国特許庁に提出され、出願番号が201810778378.2であり、発明名称が「ページング指示方法、装置及びシステム」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は参照により本願に組み込まれるものとする。
本発明の実施例は、通信の技術分野に関し、特にページング指示方法、装置及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムにおいて、アイドル状態(Idle)にあるUE(User Equipment)は、予め設定された時間内にPDCCH(Physical Downlink Control Channel)のブラインド検出により、基地局からUEへページングメッセージを送信したか否かを決定することができる。
【0003】
具体的には、UEは、PDCCHをブラインド検出することができ、ページングPDCCHが検出されると、引き続き該ページングPDCCHによって指示されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を検出して、該PDSCHにおいて該UEのページングメッセージを含むか否かを決定することができる。一般的に、UEは、PDCCHを周期的にブラインド検出するが、周期毎で該UEのページングメッセージが該UEにより検出され得るわけではないため、PDCCHに対するUEの周期的なブラインド検出によりUEの消費電力が大きくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、PDCCHに対するUEの周期的なブラインド検出によるUEの消費電力の増大の問題を解決するために、ページング指示方法、装置及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を解決するために、本発明の実施例は、以下の技術的解決手段を用いる。
【0006】
第1の態様では、本発明の実施例に係る、UEに適用されるページング指示方法は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をネットワーク側機器から受信することと、
該検出パラメータに基づいて、検出方式を決定することとを含み、
該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。
【0007】
第2の態様では、本発明の実施例に係る、ネットワーク側機器に適用されるページング指示方法は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報を前記UEへ送信することを含み、該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。
【0008】
第3の態様では、本発明の実施例に係るUEは、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をネットワーク側機器から受信するための受信ユニットと、
該検出パラメータに基づいて、検出方式を決定するための決定ユニットとを含み、
該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。
【0009】
第4の態様では、本発明の実施例に係るネットワーク側機器は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をUEへ送信するための送信ユニットを含み、該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。
【0010】
第5の態様では、本発明の実施例に係るUEは、プロセッサと、メモリと、該メモリ上に記憶され、該プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムとを含み、該コンピュータプログラムは、該プロセッサによって実行されると上記第1の態様におけるページング指示方法を実現する。
【0011】
第6の態様では、本発明の実施例に係るネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、該メモリ上に記憶され、該プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムとを含み、該コンピュータプログラムは、該プロセッサによって実行されると上記第2の態様におけるページング指示方法を実現する。
【0012】
第7の態様では、本発明の実施例に係る通信システムは、上記第3の態様におけるUE及び上記第4の態様におけるネットワーク側機器を含み、或いは、上記第5の態様におけるUE及び上記第6の態様におけるネットワーク側機器を含む。
【0013】
第8の態様では、本発明の実施例に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると上記第1の態様又は第2の態様におけるページング指示方法を実現するコンピュータプログラムを記憶している。
【発明の効果】
【0014】
本発明の実施例では、UEは、ネットワーク側機器から指示情報(該指示情報は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する)を受信し、かつ該検出パラメータに基づいて、検出方式を決定することができる。UEは、ページングメッセージ検出又はページングメッセージ検出方式の決定を周期的に行う必要がなく、ネットワーク側機器から送信された指示情報によって指示される、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータに基づいて、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定することができるため、UEによるページングメッセージ検出の検出回数を減らし、ページングメッセージ検出の検出方式を最適化し、UEによるページングメッセージ検出の際の消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施例に係る通信システムのアーキテクチャの概略図である。
図2】本発明の実施例に係るページング指示方法の概略図その1である。
図3】本発明の実施例に係る時間領域リソーススケジューリング方式の実例の概略図である。
図4】本発明の実施例に係るページング指示方法の概略図その2である。
図5】本発明の実施例に係るページング指示方法の概略図その3である。
図6】本発明の実施例に係るUEの概略構成図である。
図7】本発明の実施例に係るネットワーク側機器の概略構成図である。
図8】本発明の実施例に係るUEのハードウェアの概略図である。
図9】本発明の実施例に係るネットワーク側機器のハードウェアの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術手段を明確かつ完全的に説明する。明らかに、説明される実施例は、本発明の実施例の全てではなく、一部である。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で得られる他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属するものである。
【0017】
本発明の実施例の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」などは、対象の特定の順序を説明するためのものではなく、異なる対象を区別するためのものである。例えば、第1の時刻と第2の時刻などは、異なる時刻を区別するためのものであり、時刻の特定の順序を説明するためのものではない。本発明の実施例の説明において、特に言及がない限り、「複数」とは、2つ又は2つ以上を意味する。
【0018】
本明細書における「及び/又は」という用語は、関連対象について説明する関連関係であり、3つの関係が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、単にAが存在、A及びBが同時に存在、単にBが存在という3つの場合を表すことができる。本明細書における「/」という符号は、関連対象が「又は」の関係であることを表し、例えば、A/Bは、A又はBを表す。
【0019】
本発明の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証又は例示の働きをすることを意味するものである。本発明の実施例では、「例示的」又は「例えば」として説明されるいかなる実施例又は設計案も、他の実施例又は設計案よりも好ましい又は有利であると解釈すべきではない。むしろ、使用される「例示的」又は「例えば」などの用語は、具体的な方式で関連する概念を提示することを目的とする。
【0020】
以下、本発明の実施例に係るページング指示方法、装置及びシステムに関するいくつかの概念及び/又は用語を解説する。
【0021】
BWP(Bandwidth Part):基地局によってサービスが提供されるセルは、比較的に大きな帯域幅(以下、大帯域幅という)をサポートするが、UEは、複数の比較的に小さな帯域幅部分(以下、小帯域幅部分という)で動作可能であり、該大帯域幅のうちのUEが動作可能な小帯域幅部分は、BWPと呼ばれる。
【0022】
本発明の実施例に係るページング指示方法、装置及びシステムでは、UEは、ネットワーク側機器から指示情報(該指示情報は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する)を受信し、かつ該検出パラメータに基づいて、検出方式を決定することができる。UEは、ページングメッセージ検出又はページングメッセージ検出方式の決定を周期的に行う必要がなく、ネットワーク側機器から送信された指示情報が示す、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータに基づいて、ページングメッセージの検出方式をUEが決定することができるため、UEによるページングメッセージ検出の検出回数を減らし、ページングメッセージ検出の検出方式を最適化し、UEによるページングメッセージ検出の際の消費電力を低減することができる。
【0023】
本発明の実施例に係るページング指示方法、装置及びシステムは、通信システムに適用することができる。具体的には、該通信システムに基づいて、UEがネットワーク側機器から送信された指示情報に基づいて、ページングメッセージ検出の検出方式を決定するプロセスに適用することができる。
【0024】
例示的には、図1は、本発明の実施例に係る通信システムのアーキテクチャの概略図を示す。図1に示すとおり、該通信システムは、UE01とネットワーク側機器(例えば、基地局02)を含んでもよい。UE01と基地局02の間には、接続を確立することができる。
【0025】
なお、本発明の実施例では、上記図1に示すUE01と基地局02との接続は、無線接続であってもよい。UE01と基地局02の接続関係をより明確に示すために、図1は、UE01と基地局02の接続関係を実線で示す。
【0026】
UEは、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供する機器、有線/無線接続機能を有するハンドヘルド式機器、又は無線モデムに接続される他の処理機器である。UEは、RAN(Radio Access Network)を介して1つ以上のコアネットワーク機器と通信することができる。UEは、携帯電話(又は「セルラー」電話という)などの携帯端末、及び携帯端末を有するコンピュータであってもよく、RANと言語及び/又はデータを交換する携帯式、ポケット式、ハンドヘルド式、コンピュータ内蔵又は車載の携帯装置、例えば、PCS(Personal Communication Service)電話、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol)電話、WLL(Wireless Local Loop)局、及びPDA(Personal Digital Assistant)などの機器であってもよい。UEは、ユーザエージェント(User Agent)又は端末機器などと呼ばれてもよい。
【0027】
基地局は、RANに配置されてUEに無線通信機能を提供する装置である。基地局は、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイントなどを含んでもよい。異なる無線アクセス技術を用いるシステムにおいて、基地局の機能を有する機器の名称は、異なる可能性があり、例えば、第3世代移動通信(3G)ネットワークにおいて、基地局(Node B)と呼ばれ、LTE(Long Term Evolution)システムにおいて、発展型基地局(evolved NodeB、eNB又はeNodeB)と呼ばれ、第5世代移動通信(5G)ネットワークにおいて、gNBなどと呼ばれる。通信技術の発展に伴い、「基地局」という名称が変化する可能性がある。
【0028】
以下、図面を参照しながら、具体的な実施例及びその適用シーンにより本発明の実施例に係るページング指示方法、装置及びシステムを詳細に説明する。
【0029】
現在、従来技術において、UEは、PDCCHを周期的にブラインド検出するが、周期毎で該UEのページングメッセージが該UEにより検出され得るわけではないため、PDCCHに対するUEの周期的なブラインド検出によりUEの消費電力が大きくなる。
【0030】
上記技術的課題を解決するために、本発明の実施例は、ページング指示方法を提供し、以下、UEとネットワーク側機器との間のインタラクションを例として、本発明の実施例に係るページング指示方法を例示的に説明する。
【0031】
図1に示す通信システムに基づいて、本発明の実施例に係るページング指示方法は、図2に示すとおり、以下のステップ201及び202を含んでもよい。
【0032】
ステップ201では、ネットワーク側機器は、指示情報をUEへ送信する。
【0033】
本発明の実施例では、上記指示情報は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示し、検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。
【0034】
選択的には、本発明の実施例では、上記検出パラメータは、UEがページングオケージョン(Paging Occasion、PO)でページングメッセージを検出するか否かを含んでもよい。該ページングオケージョンは、UEが指示情報を受信した後の少なくとも1つの検出周期である第1の検出周期内にページングメッセージを検出する時刻である。
【0035】
理解できるように、本発明の実施例では、指示情報が、ページングオケージョンでページングメッセージを検出するようUEに指示する場合、UEによるページングメッセージ検出の検出方式は、UEがページングオケージョンでページングPDCCHを検出することであってもよい。
【0036】
選択的には、本発明の実施例では、上記検出パラメータは、ネットワーク側機器がページングオケージョンでPDSCHを検出し送信するか否か、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式、ネットワーク側機器の基準信号活性化情報、ネットワーク側機器によるシステム情報又は警報情報の更新指示、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するリソース、及びネットワーク側機器のページングメッセージの制御チャネル送信パラメータ、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0037】
選択的には、本発明の実施例では、上記検出パラメータは、UEがページングオケージョンでPDSCHを検出するか否か、UEが受信するページングメッセージのPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式、UEが受信するネットワーク側機器の基準信号活性化情報、UEが受信するネットワーク側機器によるシステム情報又は警報情報の更新指示、UEがページングメッセージを検出するリソース、及びUEがページングメッセージを検出する制御チャネル検出パラメータ、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0038】
選択的には、本発明の実施例では、上記ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式は、PDCCHを送信した後にPDSCHを送信すること、及び、PDCCHの送信完了時刻である第1の時刻とPDCCHによって指示されるPDSCHの送信開始時刻である第2の時刻との時間間隔が第1の閾値より大きいか否かということであってもよい。
【0039】
選択的には、本発明の実施例では、上記ネットワーク側機器の基準信号活性化情報は、ネットワーク側機器が基準信号を活性化するか否か、またネットワーク側機器に複数の選択可能な基準信号が設定されている場合、どの基準信号の設定を活性化したか、例えば、ネットワーク側機器がCSI - RS(Channel State Information - Reference Signal)の設定又はトラッキング基準信号TRS(Tracking Reference Signals)の設定を活性化したことを指示することを含んでもよい。
【0040】
本発明の実施例では、上記ネットワーク側機器によるシステム情報又は警報情報の更新指示は、ネットワーク側機器がUEに、ネットワーク側機器がシステム情報又は警報情報を更新したことを指示したこととして理解することができる。
【0041】
なお、本発明の実施例では、ページングPDCCHにもシステム情報又は警報情報の更新指示が含まれているため、UEは、新たなPDCCHにおいて該システム情報又は警告情報の更新指示を受信した後、ページングPDCCHにおけるシステム情報更新の指示を無視してもよい。
【0042】
選択的には、本発明の実施例では、上記ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するリソースは、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するBWPであってもよい。
【0043】
選択的には、本発明の実施例では、上記UEがページングメッセージを検出するリソースは、UEがページングメッセージを検出するBWPであってもよい。
【0044】
なお、本発明の実施例では、異なるBWP上の制御リソースセット(Control Resource Set、CORESET)は、異なるCORESET識別子に対応し、複数のBWPが設定されている場合、複数の異なるCORESET識別子を複数の異なるBWPに対応するように直接設定してもよい。
【0045】
選択的には、本発明の実施例では、上記制御チャネル送信パラメータは、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信する制御チャネルのアグリゲーションレベルであるアグリゲーションレベルと、ネットワーク側機器が制御チャネルを送信する先頭の制御チャネルエレメントの番号である物理リソース情報と、のうちの少なくとも1つを含んでもよく、該制御チャネルエレメントは、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信する制御チャネル中の制御チャネルエレメントである。
【0046】
選択的には、本発明の実施例では、上記制御チャネル検出パラメータは、UEが受信するネットワーク側機器からページングメッセージを送信する制御チャネルのアグリゲーションレベルであるアグリゲーションレベルと、UEが制御チャネルを検出する先頭の制御チャネルエレメントの番号である物理リソース情報と、のうちの少なくとも1つを含んでもよく、該制御チャネルエレメントは、UEがページングメッセージを検出する制御チャネル中の制御チャネルエレメントである。
【0047】
理解できるように、1つの制御チャネル(例えば、PDCCH)を構成するCCE(Control Channel Element)の数は、一般的に、アグリゲーションレベル(aggregation level)と呼ばれ、例えば、アグリゲーションレベルは、4、8又は16個のCCEであってもよい。
【0048】
それに応じて、UEはネットワーク機器から送信される指示情報を受信する。
【0049】
選択的には、本発明の実施例では、UEが指示情報を受信する時刻である第3の時刻とUEが指示情報を受信した後の少なくとも1つの検出周期である第1の検出周期内でページングメッセージを検出する時刻であるページングオケージョンとの間の時間間隔は、通信プロトコルにおいて予め定義されたものであり、或いはネットワーク側機器によって前記UEに対して設定されたものである。
【0050】
ステップ202では、UEは、指示情報によって指示される検出パラメータに基づいて、検出方式を決定する。
【0051】
選択的には、本発明の実施例では、検出パラメータがUEがページングオケージョンでページングメッセージを検出することを含む場合、UEは、ページングオケージョンでページングPDCCHを検出し、そうでなければ、ページングPDCCHを検出しない(即ち、UEは、スリープ状態にある)。
【0052】
1つの可能な実現形態では、アイドル状態(idle)のUEは、ページングPDCCHを検出する前、ネットワーク側機器から送信した指示情報を受信する場合、ページングオケージョンでページングPDCCHを検出し、そうでなければ、ページングPDCCHを検出しない(即ち、UEはスリープ状態を継続する)。
【0053】
なお、ページングメッセージは、システム情報更新の指示、又は、UEをページングすることに用いられるが、システム情報更新の指示は、ページングPDCCHで伝送され、UEをページングする情報は、ページングPDCCHによって指示されるPDSCHで伝送される。ページングメッセージがシステム情報更新の指示に用いられ、UEをページングしない場合、ページングメッセージを伝送する際に、PDCCHのみを検出してもよく、該PDCCHによって指示されるPDSCHを検出する必要がない。PDCCHによって指示されるPDSCHの検出が必要であれば、UEは、PDSCHのバッファ(Buffer)を予約してPDSCHを記憶する必要がある。
【0054】
選択的には、本発明の実施例では、検出パラメータがUEがページングオケージョンでページングメッセージを検出することと、UEがページングオケージョンでPDSCHを検出する必要がないこととを含む場合、検出方式は、UEがページングオケージョンでページングPDCCHを検出し、かつページングオケージョンでPDSCHを検出しないことであり、このように、UEは、ページングメッセージを検出する際に、PDSCHのバッファ(Buffer)を予約せず、かつPDCCH以外の他の信号に対して受信、サンプリングなどの信号処理を行わない。
【0055】
本発明の実施例では、UEは、検出方式がページングオケージョンでPDSCHを検出しないと決定した場合、PDSCHのバッファを予約せず、かつPDCCH以外の他の信号に対して受信、サンプリングなどの信号処理を行わないため、UEの消費電力を低減することができる。
【0056】
理解できるように、本発明の実施例では、UEは、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式に基づいて、UEがページングメッセージを検出する検出方式を、PDCCHを検出した後にPDSCHを検出することに決定することができる。
【0057】
例示的には、図3の(1)に示すとおり、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式は、PDCCHとPDSCHを交互に送信することであり(例えば、まず、ビーム11に対応するPDCCHを送信し、次に、該ビーム11に対応するPDCCHによって指示されるPDSCHを送信し、このように類推する)、この場合、第1の時刻(例えば、ビーム11に対応するPDCCHの送信を完了する時刻)と第2の時刻(例えば、ビーム11に対応するPDCCHによって指示されるPDSCHの送信を開始する時刻)との間の時間間隔は、0であり(すなわち、該時間間隔は、第1の閾値より小さい)、図3の(2)に示すとおり、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式は、PDCCHを送信した後にPDSCHを送信することであり(例えば、まず、それぞれビーム11、ビーム12及びビーム13に対応するPDCCHを送信し、次に、該ビーム11、ビーム12及びビーム13それぞれに対応するPDCCHによって指示されるPDSCHを送信)、この場合、第1の時刻(例えば、ビーム11に対応するPDCCHの送信を完了する時刻)と第2の時刻(例えば、ビーム11に対応するPDCCHによって指示されるPDSCHの送信を開始する時刻)との間の時間間隔tは、第1の閾値より大きい。
【0058】
図3の(1)及び(2)から分かるように、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式がPDCCHを送信した後にPDSCHを送信することである場合、第1の時刻と第2の時刻との間の時間間隔が大きく(即ち、第1の時刻と第2の時刻との時間間隔tは、第1の閾値より大きい)、UEは、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式(図3の(2)に示す方式)に基づいて、PDCCHを検出した後でも、該PDCCHによって指示されるPDSCHを受信するためにどの程度のバッファを予約するかを決定することに十分な時間を有し、該PDCCHによって指示されるPDSCHを受信するためにバッファを事前予約する必要がない。このように、UEが不要なバッファ領域を事前予約することを回避できるため、UEの消費電力を低減することができる。
【0059】
選択的には、本発明の実施例では、UEは、ネットワーク側機器の基準信号活性化情報に基づいて、対応する基準信号の受信を行い、受信した基準信号に基づいて時間周波数同期を行うことができ、UEは、時間周波数同期が完了した後、ページングPDCCH又はPDSCHを検出する性能を向上させることができ、或いは、該活性化された基準信号に基づいてRRM(Radio Resource Management)測定を行うことができる。
【0060】
選択的には、本発明の実施例では、ページングメッセージは、複数のBWPで伝送可能であり、UEは、UEがページングメッセージを検出するBWPに応じて、対応するBWPに切り替えてページングメッセージを検出してもよく、このように、UEによるページングメッセージの検出の検出回数を減らし、UEの消費電力を低減することができる。
【0061】
選択的には、本発明の実施例では、UEは、UEがページングメッセージを検出する制御チャネル検出パラメータに基づいてページングメッセージを検出する際、UEによるPDCCHのブラインド検出の検出回数を減らし、UEの消費電力を低減することができる。
【0062】
本発明の実施例に係るページング指示方法では、UEは、ネットワーク側機器から指示情報(該指示情報は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する)を受信し、かつ該検出パラメータに基づいて、検出方式を決定することができる。UEは、ページングメッセージ検出又はページングメッセージ検出方式の決定を周期的に行う必要がなく、ネットワーク側機器から送信された指示情報によって指示される、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータに基づいて、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定することができるため、UEによるページングメッセージ検出の検出回数を減らし、ページングメッセージ検出の検出方式を最適化し、UEによるページングメッセージ検出の際の消費電力を低減することができる。
【0063】
選択的には、本発明の実施例では、図2と合わせて図4に示すとおり、上記ステップ201は、具体的に、以下のステップ201aにより実現することができる。
【0064】
ステップ201aでは、ネットワーク側機器は、指示情報を含む制御情報をUEへ送信する。
【0065】
選択的には、本発明の実施例では、ネットワーク側機器は、制御情報を含むPDCCHをUEへ送信することができる。
【0066】
選択的には、本発明の実施例では、上記制御情報は、PDCCHにおけるDCI(Downlink Control Information)であってもよい。
【0067】
選択的には、本発明の実施例では、新たなP-RNTI(Paging-Radio Network Temporary Identifier)を用いて制御情報をスクランブルすることができる。
【0068】
なお、本発明の実施例では、上記新たなP-RNTIと従来のP-RNTI(例えば、NR R15のRNTI)のビットシーケンスは異なる。例示的には、新たなP-RNTIは、PI-RNTI(paging indicator RNTI)又はP-RNTI2であってもよい。
【0069】
選択的には、本発明の実施例では、上記UEがネットワーク側機器によって送信される指示情報を受信する方法は、UEがネットワーク側機器から制御情報を受信し、かつ該制御情報から指示情報を取得することであってもよい。
【0070】
選択的には、本発明の実施例では、図2と合わせて図5に示すとおり、上記ステップ201は、具体的に、以下のステップ201bにより実現することができる。
【0071】
ステップ201bでは、ネットワーク側機器は、制御チャネルの共通サーチスペースで、指示情報をUEへ送信する。
【0072】
選択的には、本発明の実施例では、上記UEがネットワーク側機器によって送信される指示情報を受信する方法は、UEが、UEの在圏するセルの制御チャネルの共通サーチスペースで、ネットワーク側機器から指示情報を受信することである。
【0073】
本発明の実施例では、UEは、ネットワーク側機器から送信される制御情報から指示情報を取得し、或いはUEの在圏するセルの制御チャネルの共通サーチスペースでネットワーク側機器から指示情報を受信することができ、このように、UEは、該指示情報によって指示される検出パラメータに基づいて、検出方式を決定することができる。
【0074】
図6は、本発明の実施例に係るUEの1つの可能な概略構成図を示す。図6に示すとおり、本発明の実施例に係るUE60は、受信ユニット61及び決定ユニット62を含んでもよい。
【0075】
受信ユニット61は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をネットワーク側機器から受信し、該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。決定ユニット62は、受信ユニット61が受信した指示情報によって指示される検出パラメータに基づいて、検出方式を決定する。
【0076】
1つの可能な実現形態では、上記検出パラメータは、ページングオケージョンで前記UEがページングメッセージを検出するか否かを含んでもよく、前記ページングオケージョンは、UEが指示情報を受信した後の少なくとも1つの検出周期である第1の検出周期内でUEはページングメッセージを検出する時刻である。
【0077】
1つの可能な実現形態では、上記検出パラメータは、ページングオケージョンでPDSCHを送信するか否か、ページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式、基準信号活性化情報、システム情報又は警報情報の更新指示、ページングメッセージを送信するリソース、及びページングメッセージの制御チャネル送信パラメータ、のうちの少なくとも1つをさらに含んでもよい。
【0078】
1つの可能な実現形態では、上記ページングメッセージを送信するリソースは、ページングメッセージを送信するBWPであってもよい。
【0079】
1つの可能な実現形態では、上記制御チャネル送信パラメータは、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信する制御チャネルのアグリゲーションレベルであるアグリゲーションレベルと、ネットワーク側機器が制御チャネルを送信する先頭の制御チャネルエレメントの番号である物理リソース情報と、のうちの少なくとも1つを含んでもよく、該制御チャネルエレメントは、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信する制御チャネル中の制御チャネルエレメントである。
【0080】
1つの可能な実現形態では、ページングメッセージを送信する上記PDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式は、PDCCHを送信した後にPDSCHを送信すること、及び、PDCCHの送信完了時刻である第1の時刻とPDCCHによって指示されるPDSCHの送信開始時刻である第2の時刻との時間間隔が第1の閾値より大きいか否かということであってもよい。
【0081】
1つの可能な実現形態では、UEが指示情報を受信する時刻である第3の時刻とページングオケージョンとの間の時間間隔は、通信プロトコルにおいて予め定義されたものか、或いはネットワーク側機器によってUEに対して設定されたものである。
【0082】
1つの可能な実現形態では、上記受信ユニット61は、具体的に、ネットワーク側機器から指示情報を含む制御情報を受信し、かつ該制御情報から指示情報を取得する。
【0083】
1つの可能な実現形態では、上記受信ユニット61は、具体的に、UEの在圏するセルの制御チャネルの共通サーチスペースで、ネットワーク側機器から指示情報を受信する。
【0084】
本発明の実施例に係るUEは、上記方法の実施例におけるUEによって実現される各プロセスを実現することができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0085】
本発明の実施例に係るUEは、ネットワーク側機器から指示情報(該指示情報は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する)を受信し、かつ該検出パラメータに基づいて、検出方式を決定することができる。UEは、ページングメッセージ検出又はページングメッセージ検出方式の決定を周期的に行う必要がなく、ネットワーク側機器から送信された指示情報によって指示される、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータに基づいて、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定することができるため、UEによるページングメッセージ検出の検出回数を減らし、ページングメッセージ検出の検出方式を最適化し、UEによるページングメッセージ検出の際の消費電力を低減することができる。
【0086】
図7は、本発明の実施例に係るネットワーク側機器の1つの可能な概略構成図を示す。図7に示すとおり、本発明の実施例に係るネットワーク側機器70は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をUEへ送信するための送信ユニット71を含んでもよく、該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。
【0087】
1つの可能な実現形態では、上記検出パラメータは、ページングオケージョンでPDCCHを検出するか否かを含んでもよく、該ページングオケージョンは、UEが指示情報を受信した後の少なくとも1つの検出周期である第1の検出周期内でUEがページングメッセージを検出する時刻である。
【0088】
1つの可能な実現形態では、上記検出パラメータは、ページングオケージョンでPDSCHを送信するか否か、ページングメッセージを送信するPDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式、基準信号活性化情報、システム情報又は警報情報の更新指示、ページングメッセージを送信するリソース、及びページングメッセージの制御チャネル送信パラメータ、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0089】
1つの可能な実現形態では、上記ページングメッセージを送信するリソースは、ページングメッセージを送信するBWPであってもよい。
【0090】
1つの可能な実現形態では、上記制御チャネル検出パラメータは、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信する制御チャネルのアグリゲーションレベルであるアグリゲーションレベルと、ネットワーク側機器が制御チャネルを送信する先頭の制御チャネルエレメントの番号である物理リソース情報と、のうちの少なくとも1つを含んでもよく、該制御チャネルエレメントは、ネットワーク側機器がページングメッセージを送信する制御チャネル中の制御チャネルエレメントである。
【0091】
1つの可能な実現形態では、ページングメッセージを送信する上記PDSCHの時間領域リソーススケジューリング方式は、PDCCHを送信した後にPDSCHを送信すること、PDCCHの送信完了時刻である第1の時刻とPDCCHによって指示されるPDSCHの送信開始時刻である第2の時刻との時間間隔が第1の閾値より大きいか否かということであってもよい。
【0092】
1つの可能な実現形態では、UEが指示情報を受信する時刻である第3の時刻とページングオケージョンとの間の時間間隔は、通信プロトコルにおいて予め定義されたものか、或いはネットワーク側機器によってUEに対して設定されたものである。
【0093】
1つの可能な実現形態では、上記送信ユニット71は、具体的に、指示情報を含む制御情報をUEへ送信する。
【0094】
1つの可能な実現形態では、上記送信ユニット71は、具体的に、制御チャネルの共通サーチスペースで指示情報をUEへ送信する。
【0095】
本発明の実施例に係るネットワーク側機器は、上記方法の実施例におけるネットワーク側機器によって実現される各プロセスを実現することができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0096】
本発明の実施例に係るネットワーク側機器は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をUEへ送信することができ、該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。UEは、ページングメッセージ検出又はページングメッセージ検出方式の決定を周期的に行う必要がなく、ネットワーク側機器から送信された指示情報によって指示される、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータに基づいて、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定することができるため、UEによるページングメッセージ検出の検出回数を減らし、ページングメッセージ検出の検出方式を最適化し、UEによるページングメッセージ検出の際の消費電力を低減することができる。
【0097】
図8は、本発明の実施例に係るUEのハードウェア概略図を示す。図8に示すとおり、該UE110は、無線周波数ユニット111、ネットワークモジュール112、オーディオ出力ユニット113、入力ユニット114、センサ115、表示ユニット116、ユーザ入力ユニット117、インタフェースユニット118、メモリ119、プロセッサ120及び電源121などの部品を含むが、これらに限定されない。
【0098】
なお、当業者が理解できるように、図8に示すUEの構造は、UEを限定するものではなく、UEは、図8の図示より多い又は少ない部品を含んでもよく、ある部品を組み合わせたり、異なる部品配置を有したりしてもよい。例示的に、本発明の実施例では、UEは、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス及び歩数計などを含むが、これらに限定されない。
【0099】
プロセッサ120は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をネットワーク側機器から受信し、該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられ、該検出パラメータに基づいて、検出方式を決定することができる。
【0100】
本発明の実施例に係るUEは、ネットワーク側機器から指示情報(該指示情報は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する)を受信し、かつ該検出パラメータに基づいて、検出方式を決定することができる。UEは、ページングメッセージ検出又はページングメッセージ検出方式の決定を周期的に行う必要がなく、ネットワーク側機器から送信された指示情報によって指示される、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータに基づいて、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定することができるため、UEによるページングメッセージ検出の検出回数を低減し、ページングメッセージ検出の検出方式を最適化し、UEによるページングメッセージ検出の際の消費電力を低減することができる。
【0101】
本発明の実施例では、無線周波数ユニット111は、情報の送受信中又は通話中の信号の送受信に適用可能であり、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ120に処理させ、また、アップリンクデータを基地局に送信するということを理解されたい。一般的に、無線周波数ユニット111は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。また、無線周波数ユニット111は、さらに無線通信システムによりネットワーク及び他の機器と通信することができる。
【0102】
UEは、ネットワークモジュール112によりユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供して、ユーザの電子メールの送受信、ウェブの閲覧及びストリーミングメディアのアクセスなどを助ける。
【0103】
オーディオ出力ユニット113は、無線周波数ユニット111又はネットワークモジュール112によって受信されるか又はメモリ119に記憶されるオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。また、オーディオ出力ユニット113は、さらに、UE110によって実行される特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、着信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット113は、スピーカー、ブザー及びレシーバーなどを含む。
【0104】
入力ユニット114は、オーディオ又はビデオ信号を受信する。入力ユニット114は、GPU(Graphics Processing Unit)1141及びマイクロフォン1142を含んでもよく、グラフィックプロセッサ1141は、動画撮影モード又は撮影モードで撮影装置(例えば、カメラ)によって取得された静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理後の画像フレームは、表示ユニット116に表示することができる。グラフィック処理ユニット1141によって処理された画像フレームは、メモリ119(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、無線周波数ユニット111又は、ネットワークモジュール112によって送信されてもよい。マイクロフォン1142は、音声を受信し、かつこのような音をオーディオデータに処理することができる。処理後のオーディオデータは、電話通話モードで無線周波数ユニット111によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換されて出力することができる。
【0105】
UE110は、光センサ、動きセンサ及び他のセンサなどの少なくとも1種のセンサ115をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光線の明るさに応じて表示パネル1161の輝度を調節することができる環境光センサと、UE110が耳元に移動するときに、表示パネル1161及び/又はバックライトをオフにすることができる近接センサとを含む。動きセンサの1種として、加速センサは、各方向(一般に3軸)の加速度の大きさを検出でき、静止時に重力の大きさ及び方向を検出でき、UE姿勢の識別(例えば、縦向き/横向きの切替、ゲーム関連、磁力計の姿勢較正)、振動識別に関連する機能(例えば、歩数計、タッピング)などに用いられてもよく、センサ115は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0106】
表示ユニット116は、ユーザにより入力された情報又はユーザに提供する情報を表示する。表示ユニット116は、表示パネル1161を含んでもよく、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light-Emitting Diode)などの形態で表示パネル1161を構成することができる。
【0107】
ユーザ入力ユニット117は、入力された数字又は文字情報を受信すると共に、UEのユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができる。具体的には、ユーザ入力ユニット117は、タッチパネル1171及び他の入力装置1172を含む。タッチパネル1171は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又はその近くでのユーザのタッチ操作(例えば、指、スタイラスペンなどの任意の適切な物体又は付属品を用いるタッチパネル1171上又はタッチパネル1171の近くでのユーザの操作)を収集することができる。タッチパネル1171は、タッチ検出装置及びタッチコントローラの2つの部品を含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチポイント座標に変換して、プロセッサ120に送信し、プロセッサ120から送信されたコマンドを受信し、実行する。また、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの複数のタイプでタッチパネル1171を実現することができる。タッチパネル1171に加えて、ユーザ入力ユニット117は、他の入力機器1172をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器1172は、物理キーボード、機能キー(例えば、ボリューム調節キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス及び操作レバーを含み得るが、これらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0108】
さらに、タッチパネル1171、表示パネル1161をカバーすることができ、タッチパネル1171がその上又はその近くでのタッチ操作を検出した後、プロセッサ120に伝送してタッチイベントのタイプを決定し、その後にプロセッサ120は、タッチイベントのタイプに応じて対応する視覚的出力を表示パネル1161に提供する。図8において、タッチパネル1171と表示パネル1161は、2つの独立した部品としてUEの入出力機能を実現するが、いくつかの実施例では、タッチパネル1171と表示パネル1161を一体化してUEの入出力機能を実現することができ、ここでは具体的に限定しない。
【0109】
インタフェースユニット118は、外部装置とUE110を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを備えた装置との接続用ポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドフォンポートなどを含んでもよい。インタフェースユニット118は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信すると共に、受信された入力をUE110内の1つ以上の素子に伝送するか又はUE110と外部装置との間にデータを伝送する。
【0110】
メモリ119は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶することができる。メモリ119は、主に、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶することができるプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができるデータ記憶領域とを含んでもよい。また、メモリ119は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ素子、フラッシュメモリ素子などの不揮発性メモリ又は他の揮発性固体メモリ素子を含んでもよい。
【0111】
プロセッサ120は、UEの制御センターであり、様々なインタフェースと回線によりUE全体の各部分に接続され、メモリ119に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させるか又は実行し、メモリ119に記憶されたデータを呼び出すことにより、UEの様々な機能とデータ処理を実行して、UE全体を監視する。プロセッサ120は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよく、選択的には、プロセッサ120は、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するアプリケーションプロセッサと、主に無線通信を処理するモデムプロセッサとを集積することができる。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ120に集積されなくてもよい。
【0112】
UE110は、各部品に給電する電源121(例えば、電池)をさらに含んでもよく、選択的には、電源121は、電源管理システムによりプロセッサ120と論理的に接続されて、電源管理システムにより充電、放電の管理及び消費電力の管理などの機能を実現することができる。
【0113】
また、UE110は、いくつかの未図示の機能モジュールを含み、ここでは説明を省略する。
【0114】
選択的には、本発明の実施例に係るUEは、図8に示すプロセッサ120と、メモリ119と、メモリ119上に記憶され上記プロセッサ120上で動作可能なコンピュータプログラムとを含み、該コンピュータプログラムはプロセッサ120によって実行されると、上記方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができる。重複を避けるため、ここでは説明を省略する。
【0115】
本発明の実施例に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、図8に示すプロセッサ120によって実行されると、上記方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができるコンピュータプログラムが記憶されており、重複を避けるため、ここで説明を省略する。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどであってもよい。
【0116】
図9は、本発明の実施例に係るネットワーク側機器のハードウェアの概略図を示す。図9に示すとおり、ネットワーク側機器140は、プロセッサ141、トランシーバ142、メモリ143、ユーザインタフェース144及びバスインタフェースを含む。
【0117】
プロセッサ141は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をUEへ送信することができ、該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。
【0118】
本発明の実施例に係るネットワーク側機器は、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータを指示する指示情報をUEへ送信することができ、該検出パラメータは、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定するために用いられる。UEは、ページングメッセージ検出又はページングメッセージ検出方式の決定を周期的に行う必要がなく、ネットワーク側機器から送信された指示情報によって指示される、UEによるページングメッセージ検出の検出パラメータに基づいて、UEによるページングメッセージ検出の検出方式を決定することができるため、UEによるページングメッセージ検出の検出回数を減らし、ページングメッセージ検出の検出方式を最適化し、UEによるページングメッセージ検出の際の消費電力を低減することができる。
【0119】
なお、プロセッサ141は、バスアーキテクチャ及び一般的処理の管理を担当することができ、プロセッサ141は、メモリ143のプログラムを読み出して実行することにより処理機能及びネットワーク側機器140に対する制御を実現することができる。メモリ143は、プロセッサ141が操作を実行するときに使用するデータを記憶することができる。プロセッサ141とメモリ143は、一体に集積されてもよく、独立して設けられてもよい。
【0120】
本発明の実施例では、ネットワーク側機器140は、メモリ143に記憶されプロセッサ141上で動作可能なコンピュータプログラムをさらに含み、該コンピュータプログラムは、プロセッサ141により実行されると本発明の実施例に係る方法のステップを実現する。
【0121】
図9において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ141をはじめとする1つ以上のプロセッサと、メモリ143をはじめとするメモリとの様々な回路によって接続される。バスアーキテクチャは、さらに、周辺装置、スタビライザ及びパワー管理回路などの様々なその他の回路を一体に接続してもよく、これらはいずれも本分野において既知のことであるため、本発明の実施例ではさらに説明しない。バスインタフェースは、インタフェースを提供する。トランシーバ142は、複数の素子であってもよく、即ち、送信機及び受信機を含み、伝送媒体で様々なその他の装置と通信するユニットを提供する。異なるUEに応じて、ユーザインタフェース144は、必要な装置を外接及び内接できるインタフェースであってもよく、接続される機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティックなどを含むが、これらに限定されない。
【0122】
なお、本明細書において、用語「含む」、「包含」及びそれらのいかなる変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、一連の要素を含むプロセス、方法、製品又は装置は、それらの要素を含むだけでなく、明確に例示されていない他の要素をさらに含むか、又はこれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の要素をさらに含む。より多くの限定がない場合に、語句「…を1つ含む」により限定された要素は、該要素を含むプロセス、方法、製品又は装置に別の同一の要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0123】
以上の実施形態の説明により、当業者が明確に理解できるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームを併用した方法で実現でき、当然のことながら、ハードウェアでも実現できるが、多くの場合に前者がより好ましい実施形態である。このような理解に基づいて、本願の技術手段は、本質的又は従来技術に寄与する部分がソフトウェア製品の形態で具現化されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶されており、1台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワーク機器などであってもよい)に本願の各実施例に記載の方法を実行させるための複数の命令を含む。
【0124】
以上、図面を参照しながら本願の実施例を説明したが、本願は、上記具体的な実施形態に限定されるものではなく、上記具体的な実施形態は、制限的なものではなく、例示的なものに過ぎず、当業者であれば、本願の示唆で、本願の趣旨及び特許請求の範囲の保護範囲から逸脱せずに多くの形式を行うことができ、これらはいずれも本願の保護範囲内に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9