(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-24
(45)【発行日】2022-12-02
(54)【発明の名称】大相撲懸賞システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/34 20120101AFI20221125BHJP
【FI】
G06Q50/34
(21)【出願番号】P 2019111622
(22)【出願日】2019-06-15
【審査請求日】2022-04-08
【審判番号】
【審判請求日】2022-08-10
【早期審理対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519218213
【氏名又は名称】一般社団法人JSCA
(74)【代理人】
【識別番号】100160990
【氏名又は名称】亀崎 伸宏
(72)【発明者】
【氏名】中川 昇
【合議体】
【審判長】高瀬 勤
【審判官】梶尾 誠哉
【審判官】関口 明紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-281307(JP,A)
【文献】特開2013-149052(JP,A)
【文献】特開2010-015358(JP,A)
【文献】JSA大相撲大懸賞クイズ,[online],有限会社ジェイエスエイ,2019.12.15,[検索日 2022.04.22],インターネット,<URL:https://web.archive.org/web/20181215043209/https://jsa-sumo.co.jp/>
【文献】相撲くじに賛成?反対? - Yahoo!知恵袋,[online],ヤフー株式会社,2010.11.30,[検索日 2022.06.08],インターネット,<URL:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1051247085>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
大相撲の本場所毎に、
ユーザーに選択された複数の力士の星取りに関する予想を複数のユーザーから受け付けると共に、前記予想及び前記星取りの結果に基づいて前記複数のユーザーの順位を決定し、前記複数のユーザーに前記順位に基づくポイントを付与する大相撲懸賞システムであって、
前記本場所の開始前に、前記予想に関する予想情報を前記ユーザーに関するユーザー情報と共に受け付ける予想受付手段と、
前記予想情報を前記ユーザー情報に紐付けた状態で記憶する記憶手段と、
前記本場所の終了後に、前記結果に関する結果情報を取得する取得手段と、
前記ユーザー情報及び前記予想情報並びに前記結果情報に基づいて、前記予想及び前記結果の一致度合に関する前記ユーザー毎の点数を算出する算出手段と、
前記点数に基づいて、前記複数のユーザーの前記順位を決定する決定手段と、
前記複数のユーザーに前記順位に基づくポイントを付与する付与手段と、を備え
、
前記予想とは、複数の力士についての1場所における勝ち負けの数の予想のことであり、
前記算出手段は、力士毎に前記予想と前記結果を比較して、勝敗が一致するのか、あるいは、星がいくつ違うのかで点数を加算し、また、金星の数、及び殊勲賞、敢闘賞、技能賞の三賞各賞の受賞の有無で点数を加算することで、前記ユーザー毎の点数を算出することを特徴とする
大相撲懸賞システム。
【請求項2】
前記記憶手段は、前記ポイントに関するポイント情報を前記ユーザー情報に紐付けた状態で記憶することを特徴とする
請求項1に記載の大相撲懸賞システム。
【請求項3】
前記予想受付手段は、前記複数のユーザーの各々が利用するユーザー端末からインターネットを経由して前記ユーザー情報及び前記予想情報を受け付けることを特徴とする
請求項1又は2に記載の大相撲懸賞システム。
【請求項4】
特定の商品の購入に関する購入情報を前記ユーザー情報に紐付けて受け付ける購入受付手段を備え、
前記付与手段は、前記購入情報に基づいて、該購入情報に紐付く前記ユーザー情報の前記ユーザーにポイントを付与することを特徴とする
請求項1~3のいずれかに記載の大相撲懸賞システム。
【請求項5】
前記ポイントの所定量を一口として前記予想を受け付けることを特徴とする
請求項1~4のいずれかに記載の大相撲懸賞システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大相撲懸賞システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、野球の勝敗予想を行えると共に、勝敗予想が的中すると的中具合に応じてポイントを付与し、付与されたポイントが一定の条件を満たすことで特定のメリットを享受可能なポイント獲得システムが開示されている。
【0003】
具体的に、ポイント獲得システムでは、試合開催日に各会員が試合の勝敗予想を独自に行い、各会員が立てた勝敗予想を予想入力手段から入力することができる。そして、入力された勝敗予想は、勝敗予想記憶手段に記憶される。そして、試合が終了した後に、ポイント算出手段によって予想の正誤が判定され、その正誤に応じたポイントがポイント算出手段によって算出される。さらに、算出されたポイントは、ポイント記憶手段によって記憶される。
【0004】
これにより、会員は、試合開催日にクライアント端末から試合結果の予想を手軽に入力でき、試合結果を予想する楽しみを簡単に享受することが可能となる。また、入力された予想結果に基づいて正誤の判定及びポイントの付与がなされるので、会員は獲得したポイントが一定の条件を満たした場合に所定のメリットを享受することが可能となる。すなわち、試合結果予想の楽しみと、その予想結果に応じて得られるポイント獲得によるメリットの享受の両方とを、クライアント端末を用いて手軽に味わうことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1には、対象を野球ではなく相撲としても良い旨が記載されているが、相撲を対象とする場合の具体的な実現手段が不明である。
【0007】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、星取りの予想とその結果に応じてポイントを付与する大相撲懸賞システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明は、大相撲の本場所毎に、ユーザーに選択された複数の力士の星取りに関する予想を複数のユーザーから受け付けると共に、前記予想及び前記星取りの結果に基づいて前記複数のユーザーの順位を決定し、前記複数のユーザーに前記順位に基づくポイントを付与する大相撲懸賞システムであって、前記本場所の開始前に、前記予想に関する予想情報を前記ユーザーに関するユーザー情報と共に受け付ける予想受付手段と、前記予想情報を前記ユーザー情報に紐付けた状態で記憶する記憶手段と、前記本場所の終了後に、前記結果に関する結果情報を取得する取得手段と、前記ユーザー情報及び前記予想情報並びに前記結果情報に基づいて、前記予想及び前記結果の一致度合に関する前記ユーザー毎の点数を算出する算出手段と、前記点数に基づいて、前記複数のユーザーの前記順位を決定する決定手段と、前記複数のユーザーに前記順位に基づくポイントを付与する付与手段と、を備え、前記予想とは、複数の力士についての1場所における勝ち負けの数の予想のことであり、前記算出手段は、力士毎に前記予想と前記結果を比較して、勝敗が一致するのか、あるいは、星がいくつ違うのかで点数を加算し、また、金星の数、及び殊勲賞、敢闘賞、技能賞の三賞各賞の受賞の有無で点数を加算することで、前記ユーザー毎の点数を算出することを特徴とする大相撲懸賞システムである。
【0009】
(2)本発明はまた、前記記憶手段は、前記ポイントに関するポイント情報を前記ユーザー情報に紐付けた状態で記憶することを特徴とする上記(1)に記載の大相撲懸賞システムである。
【0010】
(3)本発明はまた、前記予想受付手段は、前記複数のユーザーの各々が利用するユーザー端末からインターネットを経由して前記ユーザー情報及び前予想情報を受け付けることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の大相撲懸賞システムである。
【0011】
(4)本発明はまた、特定の商品の購入に関する購入情報を前記ユーザー情報に紐付けて受け付ける購入受付手段を備え、前記付与手段は、前記購入情報に基づいて、該購入情報に紐付く前記ユーザー情報の前記ユーザーにポイントを付与することを特徴とする上記(1)~(3)のいずれかに記載の大相撲懸賞システムである。
【0012】
(5)本発明はまた、前記ポイントの所定量を一口として前記予想を受け付けることを特徴とする上記(1)~(4)のいずれかに記載の大相撲懸賞システムである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の上記(1)~(5)に記載の大相撲懸賞システムによれば、星取りの予想とその結果に応じてポイントを付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施形態に係る大相撲懸賞システムの構成を示す概略図である。
【
図3】ユーザー情報その他の各種情報を示すテーブルである。
【
図8】大相撲懸賞システムの窓口となるウェブサイトのトップページを示す画像図である。
【
図9】大相撲懸賞システムにおける懸賞の流れを示すイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る大相撲懸賞システム1について詳細に説明する。
【0016】
まず、
図1~
図8を用いて、大相撲懸賞システム1の構成について説明する。
図1は、大相撲懸賞システム1の構成を示す概略図である。
図2は、サーバー2の構成を示すブロック図である。
図3は、ユーザー情報その他の各種情報を示すテーブルである。
図4は、懸賞の予想を示すイメージ図である。
図5は、点数明細を示すテーブルである。
図6は、景品内容を示すテーブルである。
図7は、ポイント交換表を示すテーブルである。
図8は、大相撲懸賞システム1の窓口となるウェブサイトのトップページを示す画像図である。
【0017】
図1に示す大相撲懸賞システム1は、大相撲の本場所毎に、ウェブサイト又はファクシミリで複数の力士の星取りに関する予想を複数のユーザーから受け付けると共に、当該予想及び星取りの結果に基づいて複数のユーザーの順位を決定し、複数のユーザーに順位に基づくポイントを付与する。この大相撲懸賞システム1は、特定の商品(例えば、記念メダル)1個の購入につき予想一口分のポイントが付与され、当該ポイントに基づいて一口の予想が可能となる。
【0018】
本場所とは、公益社団法人日本相撲協会によって定期的に行われる大相撲の興行のことである。現在本場所は、一月場所(初場所)、三月場所(春場所・大阪場所)、五月場所(夏場所)、七月場所(名古屋場所)、九月場所(秋場所)、十一月場所(九州場所)の年6回の興行で固定されている。予想一口で対象となる力士は、番付において一定以上の地位を有する力士(例えば、幕内の力士)の中からユーザーが自由に選択した複数の力士(例えば、10名の力士)である。星取りは、幕内であれば1場所15日間で行われる本場所の取組の勝ち負けのことである。すなわち、複数の力士の星取りに関する予想とは、選択された複数の力士についての1場所における勝ち負けの数の予想のことである。例えば、力士Aが14勝1敗、力士Bが10勝5敗、・・・といった予想となる。
【0019】
具体的に、大相撲懸賞システム1は、サーバー2と、管理者端末3と、ライター端末4と、複数のユーザー端末5と、等を備えている。
【0020】
サーバー2は、インターネットINに接続されている。このサーバー2は、インターネットINを経由して、管理者端末3、ライター端末4及び複数のユーザー端末5等から送信されたデータを受信して、そのデータを蓄積している。
【0021】
図2に示すように、サーバー2は、CPU10と、RAM11と、ROM12と、不揮発性メモリ(記憶手段)13と、通信部14と、等を備えている。
【0022】
CPU(Central Processing Unit)10は、各種プログラムを実行することによって、購入受付部(購入受付手段)15、予想受付部(予想受付手段)16、結果取得部(取得手段)17、点数算出部(算出手段)18、順位決定部(決定手段)19、ポイント管理部(付与手段)20、景品受付部21、サイト管理部22等の各種機能を実現して、サーバー2を統括的に制御する。RAM(Random Access Memory)11は、CPU10の作業領域として使用される。ROM(Read Only Memory)12は、CPU10で実行される基本OSや各種プログラムを記憶している。不揮発性メモリ13は、各種情報を記録している。通信部14は、インターネットINを経由して、管理者端末3、ライター端末4及び複数のユーザー端末5等との通信を行う。
【0023】
図3に示すように、不揮発性メモリ13は、各種情報(予想情報、ポイント情報など)をユーザー情報に紐付けた状態で記憶する記憶手段として機能する。
【0024】
図2に戻って説明する。購入受付部15は、特定の商品の購入に関する購入情報をユーザーに関するユーザー情報に紐付けて受け付ける購入受付手段として機能する。購入受付部15で受け付けた購入情報に基づいて、その購入情報に紐付いたユーザー情報のユーザーに対して商品が発送される。購入受付部15は、受け付けた情報を不揮発性メモリ13に記憶すると共にポイント管理部20に入力する。
【0025】
予想受付部16は、各本場所の開始前に、予想に関する予想情報をユーザーに関するユーザー情報と共に受け付ける予想受付手段として機能する。予想情報には、ユーザーが選択した複数の力士の呼び名、予想した力士毎の勝ち負けの数などが含まれる。ユーザー情報には、ユーザーのID、パスワード、住所、氏名、電話番号、生年月日、メールアドレス、クレジットカード情報などが含まれる。予想受付部16は、受け付けた情報を不揮発性メモリ13に記憶する。
【0026】
図4に示すように、予想は、三役以上(横綱、三役(大関、関脇、小結))の力士の中から定められた人数(例えば、4名)に対して行うと共に、前頭以下の力士の中から定められた人数(例えば、6名)に対して行う。例えば、三役以上の力士として○鵬、高○、高○勝、○鷲の4名が選択され、○鵬が14勝1敗、高○が10勝5敗、高○勝が9勝6敗、○鷲が10勝5敗と予想される。また、前頭以下の力士として逸ノ○、千代大○、○藤、○田の海、○、○奄美の6名が選択され、逸ノ○が4勝11敗、千代大○が7勝8敗、○藤が9勝6敗、○田の海が8勝7敗、○が6勝9敗、○奄美が5勝10敗と予想される。
【0027】
図2に戻って説明する。結果取得部17は、各本場所の終了後に、星取りの結果に関する結果情報を取得する取得手段として機能する。結果情報には、番付において一定以上の地位を有する力士(例えば、幕内の力士)の呼び名、力士毎の勝ち負けの数、力士毎の金星の数、力士毎の三賞(殊勲賞、敢闘賞、技能賞)受賞の有無などが含まれる。結果取得部17は、取得した情報を不揮発性メモリ13に記憶すると共に点数算出部18に入力する。
【0028】
点数算出部18は、ユーザー情報及び予想情報並びに結果情報に基づいて、予想及び結果の一致度合に関するユーザー毎の点数を算出する算出手段として機能する。
【0029】
図5に示すように、点数算出部18は、力士毎に予想と結果を比較して、勝敗が一致するのか、あるいは、星がいくつ違うのかで点数を加算し、また、金星の数や三賞の各賞の受賞の有無で点数を加算したりする。この点数算出部18は、算出した点数の情報をユーザー情報と紐付けて不揮発性メモリ13に記憶すると共に順位決定部19に入力する。
【0030】
図2に戻って説明する。順位決定部19は、点数算出部18で算出された点数に基づいて、複数のユーザーの順位を決定する。具体的に、順位決定部19は、高得点のユーザーを高順位と決定し、低得点のユーザーを低順位と決定する。また、順位決定部19は、同点のユーザーについては、予想の受付が早かったユーザーを高順位と決定し、予想の受付が遅かったユーザーを低順位と決定する。この順位決定部19は、決定した順位の情報をユーザー情報と紐付けて不揮発性メモリ13に記憶すると共にポイント管理部20に入力する。
【0031】
ポイント管理部20は、ユーザー毎のポイントを管理する。このポイント管理部20は、購入受付部15で受け付けた購入情報に基づいて、当該購入情報に紐付くユーザー情報のユーザーに所定のポイントを付与する。ユーザーから特定の商品1個の購入を受け付けた場合には、そのユーザーに対し、予想一口分のポイント(例えば、3500ポイント)を付与する。また、ポイント管理部20は、予想受付部16で予想情報を受け付けた場合に、その予想情報に紐付いたユーザー情報のユーザーが保有するポイントから、予想の口数分のポイントを引く。ユーザーから一口の予想を受け付けた場合には、そのユーザーが保有するポイントから、予想一口分のポイント(例えば、3500ポイント)を引く。さらに、ポイント管理部20は、複数のユーザーに、順位決定部19で決定された順位に基づくポイントを付与する。ポイント管理部20は、処理後のポイントの情報をユーザー情報と紐付けて不揮発性メモリ13に記憶する。
【0032】
図6に示すように、ポイント管理部20は、順位決定部19で決定された順位に基づき、1位~3位の3名のユーザーに70,000ポイント、4位~7位の4名のユーザーに50,000ポイント、8位~12位の5名のユーザーに30,000ポイント、13位~1012位の1000名のユーザーに1,000ポイントをそれぞれ付与する一方で、1013位以下のユーザーにポイントを付与しない。
【0033】
図2に戻って説明する。景品受付部21は、ポイントを景品に交換するポイント利用に関する利用情報をユーザーに関するユーザー情報に紐付けて受け付ける。景品受付部21で受け付けた利用情報に基づいて、その利用情報に紐付いたユーザー情報のユーザーに対して景品が発送される。景品受付部21は、受け付けた情報を不揮発性メモリ13に記憶すると共にポイント管理部20に入力する。ポイント管理部20は、景品受付部21で受け付けた利用情報を受け付けた場合に、その利用情報に紐付いたユーザー情報のユーザーが保有するポイントから、景品の交換に要するポイントを引く。
【0034】
図7に示すように、ポイント管理部20は、ユーザーが保有するポイントから、ユーザーが交換を希望する景品に応じたポイントを引く。ポイント管理部20は、例えば、商品券5,000円分を希望する場合500ポイント、商品券1万円分を希望する場合1,000ポイント、シェーバーを希望する場合1,500ポイント、炊飯ジャーを希望する場合2,000ポイント、タブレット端末を希望する場合2,000ポイント、・・・のようにポイントを引く。
【0035】
図2に戻って説明する。サイト管理部22は、大相撲懸賞システム1の窓口となるウェブサイトのトップページを公開すると共に、ウェブサイトへの入力を受け付けて、その入力に対する処理を実行する。
【0036】
図8に示すように、大相撲懸賞システム1の窓口となるウェブサイトのトップページには、クリック可能でクリックされることで別ページへ遷移可能な複数の領域を有する。
【0037】
「今すぐ投票」の領域がクリックされることで、予想を受け付けるページへ遷移する。「人気力士ランキング」の領域がクリックされることで、人気力士のランキングを表示するページへ遷移する。「今場所の見どころ」の領域がクリックされることで、今場所の見どころを解説するページへ遷移する。「Data-Box」の領域がクリックされることで、様々なデータを表示するページへ遷移する。「FAQ」の領域がクリックされることで、よくある質問及びその回答を表示するページへ遷移する。
【0038】
「今日のおおっー一番」又は「今日の大一番解説」の領域がクリックされることで、今日の大一番を解説するページへ遷移する。「更新情報」の領域には、ウェブサイト全体において更新された情報の一覧が表示される。「おすもうコラム」の領域がクリックされることで、専属のライターが執筆したコラムを表示するページへ遷移する。「チャレンジクイズ」の領域がクリックされることで、クイズを表示するページへ遷移する。「用語解説」の領域がクリックされることで、用語を解説するページへ遷移する。「リンク」の領域がクリックされることで、関連するウェブサイトのリンクを一覧にしたページへ遷移する。
【0039】
図1に戻って説明する。管理者端末3は、インターネットINに接続されている一般的な通信端末であり、例えば、スマートフォンやタブレット等の携帯通信端末、パーソナルコンピューター等が想定される。この管理者端末3は、大相撲懸賞システム1の管理者が利用する端末であり、ファクシミリで受け付けた情報の入力等を行う。すなわち、管理者端末3は、ユーザー端末5が利用できないユーザーの代わりに、ファクシミリで受け付けた情報に基づいて大相撲懸賞システム1に必要な情報の入力を行う端末である。
【0040】
ライター端末4は、インターネットINに接続されている一般的な通信端末であり、例えば、スマートフォンやタブレット等の携帯通信端末、パーソナルコンピューター等が想定される。このライター端末4は、コラムを執筆する専属のライターが利用する端末であり、コラムに関する情報の入力を行う。すなわち、ライター端末4は、コラムの更新を行うための端末である。
【0041】
ユーザー端末5は、インターネットINに接続されている一般的な通信端末であり、例えば、スマートフォンやタブレット等の携帯通信端末、パーソナルコンピューター等が想定される。このユーザー端末5は、ユーザーが利用する端末であり、大相撲懸賞システム1の利用に必要な情報の入力等を行う。すなわち、ユーザー端末5は、大相撲懸賞システム1に必要な情報の入力を行う端末である。
【0042】
次に、
図9を用いて、大相撲懸賞システム1における懸賞の流れについて説明する。
図9は、大相撲懸賞システムにおける懸賞の流れを示すイメージ図である。
【0043】
図9に示すように、大相撲懸賞システム1は、特定の商品(例えば、記念メダル)を購入することで、本場所の開始前に、星取りに関する予想(勝敗予想)を行うことができ、本場所の終了後に、結果が発表されるシステムである。
【0044】
特定の商品の購入は、ウェブサイト又はファクシミリで行う。ウェブサイトで購入を行う場合、ユーザーは、ユーザー端末5を利用して、特定の商品の購入に関する購入情報をユーザーに関するユーザー情報に紐付けて入力する。入力された情報は、サーバー2の購入受付部15によって受け付けられる。ファクシミリで購入を行う場合、ユーザーは、ファクシミリを利用して、特定の商品の購入に関する購入情報をユーザーに関するユーザー情報に紐付けて送信する。ファクシミリを受信した管理者は、管理者端末3を利用して、特定の商品の購入に関する購入情報をユーザーに関するユーザー情報に紐付けて入力する。入力された情報は、サーバー2の購入受付部15によって受け付けられる。
【0045】
購入受付部15で受け付けられた情報は、不揮発性メモリ13に記憶されると共にポイント管理部20に入力される。購入受付部15で受け付けられた情報に基づいて、該当するユーザーに対して商品が発送される。また、ポイント管理部20に入力された情報に基づいて、該当するユーザーに所定のポイントが付与される。ポイントが付与されたユーザーは、星取りの予想が可能になる。
【0046】
星取りの予想は、本場所の開始前に、ウェブサイト又はファクシミリで行う。ウェブサイトで予想を行う場合、ユーザーは、ユーザー端末5を利用して、予想に関する予想情報をユーザーに関するユーザー情報に紐付けて入力する。入力された情報は、サーバー2の予想受付部16によって受け付けられる。ファクシミリで予想を行う場合、ユーザーは、ファクシミリを利用して、予想に関する予想情報をユーザーに関するユーザー情報に紐付けて送信する。ファクシミリを受信した管理者は、管理者端末3を利用して、予想に関する予想情報をユーザーに関するユーザー情報に紐付けて入力する。入力された情報は、サーバー2の予想受付部16によって受け付けられる。
【0047】
予想受付部16で受け付けられた情報は、不揮発性メモリ13に記憶される。本場所の終了後、結果取得部17によって、星取りの結果に関する結果情報が取得される。結果取得部17によって取得された結果情報は、不揮発性メモリ13に記憶されると共に点数算出部18に入力される。
【0048】
ユーザー情報及び予想情報、並びに点数算出部18に入力された結果情報に基づいて、点数算出部18においてユーザー毎の点数が算出される。点数算出部18で算出された点数の情報は、不揮発性メモリ13に記憶されると共に順位決定部19に入力される。
【0049】
ユーザー情報、及び順位決定部19に入力された点数の情報に基づいて、順位決定部19において複数のユーザーの順位が決定される。順位決定部19で決定された順位の情報は、不揮発性メモリ13に記憶されると共にポイント管理部20に入力される。
【0050】
ユーザー情報、及びポイント管理部20に入力された順位の情報に基づいて、該当するユーザーに所定のポイントが付与される。ポイントが付与されたユーザーは、所有するポイントに応じて、景品の交換や今後の本場所における星取りの予想が可能になる。
【0051】
結果取得部17によって取得された結果情報、及び順位決定部19で決定された順位の情報等は、サイト管理部22によって、大相撲懸賞システム1の窓口となるウェブサイトで発表される。
【0052】
以上のように、本実施形態に係る大相撲懸賞システム1は、大相撲の本場所毎に、複数の力士の星取りに関する予想を複数のユーザーから受け付けると共に、予想及び星取りの結果に基づいて複数のユーザーの順位を決定し、複数のユーザーに順位に基づくポイントを付与するシステムであって、本場所の開始前に、予想に関する予想情報をユーザーに関するユーザー情報と共に受け付ける予想受付部16と、予想情報をユーザー情報に紐付けた状態で記憶する不揮発性メモリ13と、本場所の終了後に、結果に関する結果情報を取得する結果取得部17と、ユーザー情報及び予想情報並びに結果情報に基づいて、予想及び結果の一致度合に関するユーザー毎の点数を算出する点数算出部18と、点数に基づいて、複数のユーザーの順位を決定する順位決定部19と、複数のユーザーに順位に基づくポイントを付与するポイント管理部20と、を備えている。
【0053】
そして、大相撲懸賞システム1において、不揮発性メモリ13は、ポイントに関するポイント情報をユーザー情報に紐付けた状態で記憶する。
【0054】
また、大相撲懸賞システム1において、予想受付部16は、複数のユーザーの各々が利用するユーザー端末5からインターネットINを経由してユーザー情報及び予想情報を受け付ける。
【0055】
さらに、大相撲懸賞システム1は、特定の商品の購入に関する購入情報をユーザー情報に紐付けて受け付ける購入受付部15を備え、ポイント管理部20は、購入情報に基づいて、当該購入情報に紐付くユーザー情報のユーザーにポイントを付与する。
【0056】
そして、大相撲懸賞システム1は、ポイントの所定量を一口として予想を受け付ける。
【0057】
このように、大相撲懸賞システム1によれば、星取りの予想とその結果に応じてポイントを付与することができる。
【0058】
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。すなわち、各構成の数量、順序、配置、種類などは適宜変更できる。
【符号の説明】
【0059】
1 大相撲懸賞システム
2 サーバー
3 管理者端末
4 ライター端末
5 ユーザー端末
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 不揮発性メモリ(記憶手段)
14 通信部
15 購入受付部(購入受付手段)
16 予想受付部(予想受付手段)
17 結果取得部(取得手段)
18 点数算出部(算出手段)
19 順位決定部(決定手段)
20 ポイント管理部(付与手段)
21 景品受付部
22 サイト管理部
IN インターネット