(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-24
(45)【発行日】2022-12-02
(54)【発明の名称】プレス機に装着されるナンバリング刻印装置
(51)【国際特許分類】
B41K 3/10 20060101AFI20221125BHJP
【FI】
B41K3/10 A
(21)【出願番号】P 2020175688
(22)【出願日】2020-10-19
【審査請求日】2021-09-03
(73)【特許権者】
【識別番号】390015624
【氏名又は名称】浦谷商事株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】浦谷 直斗
【審査官】長田 守夫
(56)【参考文献】
【文献】特開昭50-71420(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第03020564(EP,A1)
【文献】実開昭53-140523(JP,U)
【文献】特開平5-229240(JP,A)
【文献】実開平4-13374(JP,U)
【文献】特開平3-207686(JP,A)
【文献】実開昭63-37250(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41K 1/00-3/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、該筐体に軸支された複数の円盤と、該円盤を回転させる回転駆動機構とを含み、
前記複数の円盤の外周に複数の刻印領域が等間隔で形成され、
前記複数の刻印領域には、それぞれ文字、数字、記号又はこれらの2種以上の組み合わせからなる刻印が形成されたプレス機に装着されるナンバリング装置であって、
前記複数の円盤のうち回転させるべき1枚の円盤を選択する選択機構を備え、
前記回転駆動機構が、前記筐体に軸支された操作桿と、該操作桿に一端が枢着され、他端が前記選択機構により選択された1つの円盤の外周と当接したリンク部を含んでなる、
ことを特徴とするプレス機に装着されるナンバリング装置。
【請求項2】
前記筐体に、互いに連結部を介して連結された1対の軸受部と、当該1対の軸受部それぞれによって互いに支持された第1軸及び第2軸を備え、
前記複数の円盤が前記第1軸にそれぞれ独立して回転自在に支持され、
前記複数の円盤の形成された複数の刻印領域のそれぞれが、谷部を介して隣接され、
前記リンク部の一端が、前記操作桿に回転自在に支持され、
前記リンク部の他端に駆動爪が設けられ、
前記駆動爪を前記第1軸及び第2軸に平行に移動する移動手段を含み、
前記円盤の回転に制動力を付与する制動機構を含んでなる
ことを特徴とする請求項1に記載のプレス機に装着されるナンバリング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス機に装着されるナンバリング刻印装置に関する。
【背景技術】
【0002】
製品を大量生産する際に、製品の金属、プラスチック、木材などの素材面に製造番号や製造年月日を刻印する必要から、プレス機に装着されるナンバリング刻印装置が用いられる。ナンバリング刻印装置は、刻印する複数の文字が配列する刻印面を保持し、該刻印面はプレス機によって対象の素材に押圧される。
【0003】
文字の配列は作られる製品ごと、または日付ごとに変更しなければならないため、刻印文字もまた同時に変更が為される必要がある。刻印文字が簡便に確実に変更できることが重要であるが、数桁にわたる刻印文字をすべて意図した文字に変更するのは簡単ではない。特に刻印文字が人間の指先よりも小さい場合には、人間の指先で、隣り合う桁の刻印文字に影響を与えることなく目的とする桁の刻印文字のみを変更することは難しい。
【従来技術】
【0004】
特許文献1には、バイナリシリンダを利用して刻印文字を選択するナンバリング装置が開示されている。シリンダのピストンにはラックが取り付けられ、アイドルギヤーを介してラックに噛合させる文字板が設けられる。文字板の基部の一部にセグメントギヤーが削設され、その反対側に突設した扇形状板の円弧面に所要の刻印文字、例えば数字が刻設されている。この文字板は、シリンダのピストンの動作によって回動され、所要の刻印文字が選択される。
【0005】
特許文献1に係る発明は、ピストンの動作により文字を変化させることが出来るので、実際に刻印文字部分を人間の指先によって変化させることはない。よって比較的簡易に刻印文字を動かすことが出来ると考えられる。しかし、刻印文字は扇形状板の円弧面に刻印されている分のみであるため、刻印文字のバリエーションは限られたものであった。
【0006】
特許文献2には、独立駆動型ナンバリングホイールを有するタイプのナンバリング装置のナンバリングホイールの位置を制御する方法および装置が開示されている。新規ターゲット位置に回転しなければならないナンバリングホイールの各々は、ホイールが新規ターゲット位置まで到達するまでモーターによって駆動され回転する。ナンバリングホイールの作動中に、回転しない各ナンバリングホイールの位置または新規ターゲット位置に到達した各ナンバリングホイールの位置の両位置が調節される。本発明ではホイールの位置は電気的な仕組みによって検出され制御されるので、電源を必要とするだけでなく、機械系と電気系が組み合わさった非常に複雑な機構を有する。
【0007】
複雑な機構は、プレス機に適用する局面において弱点を有する。プレスによって刻印を行う際には、非常に大きな衝撃が刻印部に加わる。衝撃によって刻印装置内部の機械部分にダメージが与えられないよう堅牢な構造にするためには、刻印装置の機械部分は、複雑であってはならず、できるだけシンプルでなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】実全昭48-080609号公報
【文献】特開2013-230694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、製品を大量生産する際に、製品の金属、プラスチック、木材などの素材面に製造番号や製造年月日を刻印するためにプレス機に装着されるナンバリング装置において、電力を必要とする複雑な電気及び機械的な仕組みを伴うことなく、特に刻印文字が人間の指先よりも小さい場合であっても、人間の指先の力のみで、変更しようとする桁の刻印文字のみを目的とする刻印文字に、多くの刻印文字のバリエーションの中から、隣り合う桁を変化させることなく簡単確実に変更できるとともに、プレスの衝撃に耐える耐久性を持ち合わせることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1による発明は、筐体と、該筐体に軸支された複数の円盤と、該円盤を回転させる回転駆動機構とを含み、前記複数の円盤の外周に複数の刻印領域が等間隔で形成され、前記複数の刻印領域には、それぞれ文字、数字、記号又はこれらの2種以上の組み合わせからなる刻印が形成されたプレス機に装着されるナンバリング装置であって、前記複数の円盤のうち回転させるべき1枚の円盤を選択する選択機構を備え、前記回転駆動機構が、前記筐体に軸支された操作桿と、該操作桿に一端が枢着され、他端が前記選択機構により選択された1つの円盤の外周と当接したリンク部を含んでなる、ことを特徴とするプレス機に装着されるナンバリング装置に関する。
【0011】
請求項2による発明は、筐体と、該筐体に軸支された1枚の円盤と、該円盤を回転させる回転駆動機構とを含み、前記円盤の外周に複数の刻印領域が等間隔で形成され、前記複数の刻印領域には、それぞれ文字、数字、記号又はこれらの2種以上の組み合わせからなる刻印が形成されたプレス機に装着されるナンバリング装置であって、前記回転駆動機構が、前記筐体に軸支された操作桿と、該操作桿に一端が枢着され、他端が前記円盤の外周と当接したリンク部を含んでなる、ことを特徴とするプレス機に装着されるナンバリング装置に関する。
【0012】
請求項3による発明は、前記筐体に、互いに連結部を介して連結された1対の軸受部と、当該1対の軸受部それぞれによって互いに支持された第1軸及び第2軸を備え、前記複数の円盤が前記第1軸にそれぞれ独立して回転自在に支持され、前記複数の円盤の形成された複数の刻印領域のそれぞれが、谷部を介して隣接され、前記リンク部の一端が、前記操作桿に回転自在に支持され、前記リンク部の他端に駆動爪が設けられ、前記駆動爪を前記第1軸及び第2軸に平行に移動する移動手段を含み、前記円盤の回転に制動力を付与する制動機構を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のプレス機に装着されるナンバリング装置に関する。
【0013】
請求項4による発明は、前記筐体に、互いに連結部を介して連結された1対の軸受部と、当該1対の軸受部それぞれによって互いに支持された第1軸及び第2軸を備え、前記複数の円盤が前記第1軸にそれぞれ独立して回転自在に支持され、前記複数の円盤の形成された複数の刻印領域のそれぞれが、谷部を介して隣接され、前記リンク部の一端が、前記操作桿に回転自在に支持され、前記リンク部の他端に駆動爪が設けられ、前記円盤の回転に制動力を付与する制動機構を含んでなることを特徴とする請求項2に記載のプレス機に装着されるナンバリング装置に関する。
【0014】
請求項5による発明は、前記筐体と、該筐体に軸支された前記複数の円盤と、前記回転駆動機構と、前記選択機構と、前記制動機構を含んだ前記プレス機に装着されるナンバリング装置であって、前記筐体は、互いに連結部を介して連結された前記1対の軸受部と、前記1対の軸受部それぞれによって互いに支持された前記第1軸及び前記第2軸を備え、前記複数の円盤は、前記第1軸にそれぞれ独立して回転自在に支持され、前記複数の円盤のそれぞれの外周に山部と該山部に隣接する谷部が、それぞれ第1円周角(α度)及び第2円周角(β度)を有して設けられ、前記山部に数字、文字、符号又はそれらの2種以上の組み合わせが突設され、前記円盤1つ当たりの前記山部と前記谷部の数は等しく、360度/(α+β)度=整数の関係を満たしており、前記回転駆動機構は、前記操作桿と、前記リンク部と、位置決め爪と、第1付勢手段を含み、前記操作桿は、前記筐体の前記第2軸に回転自在に軸支され、前記操作桿の側面は前記円盤の外周に当接するように配設され、且つ前記第1付勢手段によって前記円盤の外周に押圧されており、前記位置決め爪は、前記操作桿の側面に凹設され、且つ前記円盤の外周に設けられた前記山部に係合し、前記リンク部は、前記操作桿に枢着された一端と、前記駆動爪が設けられた他端を含み、前記駆動爪は、前記1つの円盤の外周の谷部に係合しており、前記選択機構は、前記操作桿と、前記リンク部と、リンク部位置決めレバーと、第2付勢手段を含み、前記操作桿の側面には、摺動溝及び、リンク部位置決め溝が刻設され、前記摺動溝は、第1軸及び第2軸に平行に刻設され、前記リンク部位置決め溝は、前記操作桿の側面に接する前記複数の円盤のそれぞれに対応した位置に複数刻設され、前記リンク部の一端は、前記第1軸及び前記第2軸に平行方向において移動可能に、前記第1軸及び前記第2軸に垂直方向において回転自在に、前記摺動溝に軸支され、前記リンク部位置決めレバーは、前記複数のリンク部位置決め溝のいずれかに係合する一端と、前記リンク部に軸支された他端を含み、前記第2付勢手段によって前記操作桿の側面に付勢され、前記制動機構は、板バネと、規制板を含み、前記板バネは、前記第2軸に回転自在に軸支された一端部と、円筒状に曲成され、該円筒の側面が前記円盤の外周に摺接されてなる他端部を含み、前記規制板は前記筐体に接合し、前記板バネの他端部を前記円盤の外周の谷部に押圧していることを特徴とする、請求項1又は3に記載のプレス機に装着されるナンバリング装置に関する。
【0015】
請求項6による発明は、前記筐体と、該筐体に軸支された前記複数の円盤と、前記回転駆動機構と、前記制動機構を含んだ前記プレス機に装着されるナンバリング装置であって、前記筐体は、互いに連結部を介して連結された前記1対の軸受部と、前記1対の軸受部それぞれによって互いに支持された前記第1軸及び前記第2軸を備え、前記複数の円盤は、前記第1軸にそれぞれ独立して回転自在に支持され、前記複数の円盤のそれぞれの外周に山部と該山部に隣接する谷部が、それぞれ第1円周角(α度)及び第2円周角(β度)を有して設けられ、前記山部に数字、文字、符号又はそれらの2種以上の組み合わせが突設され、前記円盤1つ当たりの前記山部と前記谷部の数は等しく、360度/(α+β)度=整数の関係を満たしており、前記回転駆動機構は、前記操作桿と、前記リンク部と、位置決め爪と、第1付勢手段を含み、前記操作桿は、前記筐体の前記第2軸に回転自在に軸支され、前記操作桿の側面は前記円盤の外周に当接するように配設され、且つ前記第1付勢手段によって前記円盤の外周に押圧されており、前記位置決め爪は、前記操作桿の側面に凹設され、且つ前記円盤の外周に設けられた前記山部に係合し、前記リンク部は、前記操作桿に枢着された一端と、前記駆動爪が設けられた他端を含み、前記駆動爪は、前記1つの円盤の外周の谷部に係合しており、前記リンク部の一端は、前記第1軸及び前記第2軸に平行方向において移動可能に、前記第1軸及び前記第2軸に垂直方向において回転自在に、前記摺動溝に軸支され、前記リンク部位置決めレバーは、前記複数のリンク部位置決め溝のいずれかに係合する一端と、前記リンク部に軸支された他端を含み、前記第2付勢手段によって前記操作桿の側面に付勢され、前記制動機構は、板バネと、規制板を含み、前記板バネは、前記第2軸に回転自在に軸支された一端部と、円筒状に曲成され、該円筒の側面が前記円盤の外周に摺接されてなる他端部を含み、前記規制板は前記筐体に接合し、前記板バネの他端部を前記円盤の外周の谷部に押圧していることを特徴とする、請求項2又は4に記載のプレス機に装着されるナンバリング装置に関する。
【0016】
請求項7による発明は、前記回転駆動機構は、第1の状態において、前記操作桿の側面は前記円盤の外周に当接するように配設され、前記リンク部の前記駆動爪は、前記円盤の外周において第1の谷部に係合し、前記位置決め爪は前記円盤の第1の山部に係合し、第2の状態において、前記操作桿の側面は前記円盤の外周に当接せず、前記リンク部の前記駆動爪は、前記円盤の外周において前記第1の谷部に山部を介して隣接した第2の谷部に係合し、前記位置決め爪と前記円盤の前記第1の山部との係合が解除される、ことを特徴とする、前記回転駆動機構を含む請求項1乃至6のいずれか1項に記載の、プレス機に装着されるナンバリング装置に関する。
【発明の効果】
【0017】
本発明の請求項1に係る発明によれば、本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置は、複数の円盤のうち回転させるべき1枚の円盤を選択する選択機構を備え、回転駆動機構が、筐体に軸支された操作桿と、該操作桿に一端が枢着され、他端が選択機構により選択された1つの円盤の外周と当接したリンク部を含んでいるので、該操作悍を上下動させることにより、目的とする円盤のみを回転させ、刻印したい文字を刻印面に配置することができる。円盤のサイズが人間の指のサイズよりも小さい場合、円盤を直接人間の指で掴み動かすことは非常な困難を伴うが、本回転駆動機構を用いた場合、円盤を直接人間の指で掴み動かすことなく、人間の指のサイズに合った操作悍による円盤外部からの動作で円盤に回転が与えられるので、簡単確実に円盤を意図した位置に回転させることができる。
【0018】
さらに、本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置は非常にシンプルな構造であるため、機械部分を非常に堅牢にできる。したがって、プレスに伴う非常に大きな衝撃に耐え、耐久性を保ちつつ円盤を回転させやすい機構を実現することができる。
【0019】
本発明の請求項2に係る発明によれば、本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置は、回転駆動機構が、筐体に軸支された操作桿と、該操作桿に一端が枢着され、他端が円盤の外周と当接したリンク部を含んでいるので、該操作悍を上下動させることにより円盤を回転させ、刻印したい文字を刻印面に配置することができる。円盤のサイズが人間の指のサイズよりも小さい場合、円盤を直接人間の指で掴み動かすことは非常な困難を伴うが、本回転駆動機構を用いた場合、円盤を直接人間の指で掴み動かすことなく、人間の指のサイズに合った操作悍による円盤外部からの動作で円盤に回転が与えられるので、簡単確実に円盤を意図した位置に回転させることができる。
【0020】
本発明の請求項3に係る発明によれば、複数の円盤が第1軸にそれぞれ独立して回転自在に支持され、リンク部の一端が、操作桿に回転自在に支持され、リンク部の他端に駆動爪が設けられている。該駆動爪は移動手段により第1軸及び第2軸に平行に移動可能であるので、駆動爪の第1軸及び第2軸に平行な動きにより、動かす円盤が選択でき、さらに、円盤が選択された状態で、駆動爪を操作桿によって動かすことで、円盤を回転させることができる。
【0021】
本発明の請求項4に係る発明によれば、1つの円盤が第1軸に回転自在に支持され、リンク部の一端が、操作桿に回転自在に支持され、リンク部の他端に駆動爪が設けられている。該駆動爪を操作桿によって動かすことで、円盤を回転させることができる。
【0022】
本発明の請求項5に係る発明によれば、複数の円盤のそれぞれの外周に山部と該山部に隣接する谷部が、それぞれ第1円周角(α度)及び第2円周角(β度)を有して設けられ、山部に数字、文字、符号又はそれらの2種以上の組み合わせが突設され、円盤1つ当たりの山部と谷部の数は等しく、360度/(α+β)度=整数の関係を満たしているので、円盤の回転により刻印面に刻印する文字を選択することができる。
【0023】
回転駆動機構において、操作桿の側面は円盤の外周に当接するように配設され、且つ第1付勢手段によって円盤の外周に押圧されており、位置決め爪は、操作桿の側面に凹設され、且つ円盤の外周に設けられた山部に係合しているので、円盤が外力によって意図しない回転をすることは無い。プレスの衝撃によって円盤が回転し刻印する文字が意図しない文字に変化してしまうことを防止することができる。
【0024】
リンク部は、操作桿に枢着された一端と、駆動爪が設けられた他端を含み、駆動爪は、1つの円盤の外周の谷部に係合しているので、駆動爪は円盤と確実に噛み合うことができ、操作悍の動きを確実に円盤に伝えることができる。
【0025】
選択機構において、リンク部の一端は、移動可能に摺動溝に軸支されているので、リンク部は、摺動溝に沿って、第1軸及び第2軸に平行方向に移動することができる。
【0026】
リンク部位置決め溝は、操作桿の側面に、複数の円盤のそれぞれに対応した位置に複数刻設され、リンク部位置決めレバーは、複数のリンク部位置決め溝のいずれかに係合するので、リンク部は回転させたい円盤に対応した位置にしっかりと固定され、回転させたい円盤を確実に選択することができる。
【0027】
制動機構において、板バネの端部は円筒状に曲成され、該円筒の側面が円盤の外周に摺接され、規制板によって円盤の外周の谷部に押圧されているので、円盤の回転に適度の制動が与えられる。駆動爪は円盤の外周に常時接触しているので、操作桿が、後述する第一の位置から第二の位置に動くときに、円盤は意図せず動いてしまう可能性があるが、このような円盤の意図しない動きは上記の構成によって抑制される。
【0028】
本発明の請求項6に係る発明によれば、1つの円盤の外周に山部と該山部に隣接する谷部が、それぞれ第1円周角(α度)及び第2円周角(β度)を有して設けられ、山部に数字、文字、符号又はそれらの2種以上の組み合わせが突設され、円盤の山部と谷部の数は等しく、360度/(α+β)度=整数の関係を満たしているので、円盤の回転により該刻印面に刻印する文字を選択することができる。
【0029】
回転駆動機構において、操作桿の側面は円盤の外周に当接するように配設され、且つ第1付勢手段によって円盤の外周に押圧されており、位置決め爪は、操作桿の側面に凹設され、且つ円盤の外周に設けられた山部に係合しているので、円盤が外力によって意図しない回転をすることは無い。プレスの衝撃によって円盤が回転し刻印する文字が意図しない文字に変化してしまうことを防止することができる。
【0030】
リンク部は、操作桿に枢着された一端と、駆動爪が設けられた他端を含み、駆動爪は、1つの円盤の外周の谷部に係合しているので、駆動爪は円盤と確実に噛み合うことができ、操作悍の動きを確実に円盤に伝えることができる。
【0031】
制動機構において、板バネの端部は円筒状に曲成され、該円筒の側面が円盤の外周に摺接され、規制板によって円盤の外周の谷部に押圧されているので、円盤の回転に適度の制動が与えられる。駆動爪は円盤の外周に常時接触しているので、操作桿が、後述する第一の位置から第二の位置に動くときに、円盤は意図せず動いてしまう可能性があるが、このような円盤の意図しない動きは上記の構成によって抑制される。
【0032】
本発明の請求項7に係る発明によれば、操作桿を第一の位置から第二の位置に動かすことによって、駆動爪が円盤外周に設けられ上方に隣接する谷部に移動して係合し、さらに操作桿を第2の位置から第1の位置に動かことによって、駆動爪が、係合する円盤外周の谷部を下方向に押し、円盤を所定の角度ずつ回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の第1実施形態の正面から見た分解斜視図である。
【
図2】本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の第1実施形態の裏面から見た分解斜視図である。
【
図3】本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の第1実施形態の断面説明図である。
【
図4】本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の第1実施形態の正面から見た斜視図である。
【
図5】本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の第1実施形態の裏面から見た斜視図である。
【
図6】本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の金型基盤への装着状態を示す図である。
【
図7】本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の第2実施形態の断面説明図である。
【
図8】本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の第2実施形態の側面図である。
【
図9】本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の第2実施形態の下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置の実施形態について、添付図面を参照しつつ以下に詳細に説明する。
【0035】
[第1実施形態]
【0036】
[構成]
図1および
図2は、本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置の第1実施形態の分解斜視図である。
図3は、本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置の縦断面説明面である。
【0037】
第1実施形態の、プレス機に装着されるナンバリング装置は、筐体(1)と、該筐体(1)に軸支された複数の円盤(2a)~(2e)と、該円盤(2a)~(2e)を回転させる回転駆動機構と、選択機構と、制動機構を含んでいる。実施形態1において筐体(1)は、互いに向かい合った一対の支持枠(B)を含んでいる。本実施形態において支持枠(B)は連結部(C)を介して連結されている。一対の支持枠(B)には、それぞれ軸受部として機能する孔(B1)、(B2)が穿設されている。
【0038】
筐体(1)は、1対の軸受部(B1)、(B2)それぞれによって互いに支持された第1軸(3)及び第2軸(4)を備えている。第1軸(3)は円盤(2a)~(2e)をこの順で挿通しており、円盤(2a)の軸受部(B1)側には枠体(B)と円盤(2a)との間にワッシャー(W1)が介装され、円盤(2e)軸受部(B2)側には枠体(B)と円盤(2e)との間にワッシャー(W2)が介装されている。ワッシャー(W1)、(W2)を円盤(2a)、(2e)と枠体(B)との間に介装することで円盤(2a)~(2e)の円滑な回転を可能にする。第1軸(3)の両端部には円弧状の溝(G1)、(G2)が形成されており、この溝(G1)、(G2)には、スプリングワッシャー(SW1)、(SW2)が設けられる。スプリングワッシャー(SW1)、(SW2)は第1軸(3)の枠体(B)からの抜け止めとして機能する。
【0039】
図1に示されるように、複数の円盤(2)は、第1軸にそれぞれ独立して回転自在に支持されている。該複数の円盤のそれぞれの外周に山部(5)と該山部(5)に隣接する谷部(6)が、それぞれ第1円周角(α度)及び第2円周角(β度)を有して設けられ、山部に数字、文字、符号又はそれらの2種以上の組み合わせが突設され、円盤1つ当たりの山部(5)と谷部(6)の数は等しく、360度/(α+β)度=整数の関係を満たしている。
【0040】
図1および
図3に示されるように、回転駆動機構は、操作桿(7)と、リンク部(8)と、位置決め爪(9)と、第1付勢手段(10)(圧縮コイルバネ)を含んでいる。
【0041】
図1および
図3に示されるように、操作桿(7)は、筐体(1)の第2軸(4)に軸支され、操作桿(7)の側面は円盤(2)の外周に接するように配設され、且つ第1付勢手段(10)(圧縮コイルバネ)によって円盤(2)の外周に付勢されている。
【0042】
位置決め爪(9)は、
図3に示されるように、操作桿(7)の側面に凹設され、且つ円盤(2)の外周に設けられた12時方向の山部(5)に係合している。
【0043】
リンク部(8)は、操作桿(7)に枢着された一端と、1つの円盤(2)の外周の谷部と当接した駆動爪(11)が設けられた他端を含んでいる。
【0044】
図1に示されるように、選択機構は、板状を呈した操作桿(7)と、リンク部(8)と、リンク部位置決めレバー(12)と、第2付勢手段(13)(ねじりコイルバネ)を含んでいる。
【0045】
操作桿(7)の側面には、摺動溝(14)及び、リンク部位置決め溝(15)が刻設されている。摺動溝(14)は、第1軸(3)及び第2軸(4)に平行に刻設されている。前述のように、操作桿の側面には複数の円盤の外周が接しているが、リンク部位置決め溝(15)は、各々の円盤(2)の外周と操作桿の側面が接触している位置に対応して、操作桿の側面に複数刻設されている。
【0046】
図1に示されるように、リンク部(8)の一端は摺動溝(14)に軸支されているので、第1軸(3)及び第2軸(4)に平行方向に移動可能であり、垂直方向に回転自在である。リンク部位置決めレバー(12)は、複数のリンク部位置決め溝(15)のいずれかに係合する一端と、リンク部(8)に軸支された他端を含む。該リンク部位置決めレバー(12)は、第2付勢手段(13)によって操作桿(7)の側面に付勢されている。
【0047】
図2に示されるように、制動機構は、板バネ(16)と、規制板(17)を含んでいる。
【0048】
板バネ(16)は、第2軸(4)に回転自在に軸支された一端部と、円筒状に形成され、該円筒の側面が円盤の外周に摺接されてなる他端部(18)を含んでいる。
【0049】
規制板(17)は筐体(1)に接合し、板バネ(16)の他端部(18)を円盤(2)の外周の谷部(6)に押圧している。
【0050】
数字、文字、符号の刻印は、
図3に示される円盤の外周6時方向に存在する山部によって為される。本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置は、金属、プラスチック、木材など刻印を施したい素材面が、該円盤の外周6時方向に対面するようにプレス機に接続部(1co)によって取り付けられる。
【0051】
[動作]
選択機構は複数の円盤(2)のうち変更を必要とする選択された円盤のみを回動させる機構である。
【0052】
図1および
図2に示すように、操作桿の側面に設けられた摺動溝(14)に沿って、リンク部(8)を第1軸(3)及び第2軸(4)に平行に動かすことができる。リンク部位置決めレバー(12)は操作桿(7)に対して付勢されているので、リンク部位置決めレバー(12)の一端は、複数のリンク部位置決め溝(15)のいずれかに係合する。前述のように、リンク部位置決め溝(15)は、各々の円盤(2)と操作桿の側面との接触位置に対応して操作桿の側面に複数刻設されているので、前記係合によってリンク部(8)は回転させたい円盤に相対した正確な位置でしっかりと固定され停止することができる。
【0053】
回転駆動機構は、円盤(2)を回転させる機構である。
【0054】
図3に示すように、回転駆動において、操作桿(7)は、第1の状態と第2の状態を呈する。
【0055】
第1の状態では、駆動爪(11)は、円盤(2)の略9時方向の谷部(6)に係合している。位置決め爪(9)は円盤の略12時方向の山部(5)に係合し、該係合によって円盤は固定され外力によって回転することはない。
【0056】
操作桿(7)を第2軸(4)の周りに時計方向に回動させて第1の状態から第2の状態に変化させると、駆動爪は円盤の略10時方向の谷部(6)に係合すると同時に、第1の状態において形成されていた位置決め爪(9)と円盤の山部(5)の係合が解除される。
【0057】
操作桿を第2軸(4)の周りを反時計方向に回動させて第2の状態から第1の状態に戻すと、駆動爪(11)は円盤(2)の谷部(6)を下方向に押し、円盤を反時計方向に(α+β)度だけ回動させる。
【0058】
このように、操作桿を第1の状態から第2の状態に移動させ、再度第1の状態に戻すことにより、円盤(2)を(α+β)度だけ回動させ、刻印する文字を変化させることが出来る。
【0059】
本回転駆動機構は非常にシンプルな構造であるため、機械部分を非常に堅牢にできる。したがって、プレスに伴う非常に大きな衝撃に耐え、耐久性を保ちつつ円盤を回転させやすい機構を実現することができる。
【0060】
円盤のサイズが人間の指のサイズよりも小さい場合、円盤を直接人間の指で掴み動かすことは非常な困難を伴うが、本回転駆動機構を用いた場合、円盤を直接人間の指で掴み動かすことなく、人間の指のサイズに合った操作悍による円盤外部からの動作で円盤に回転が与えられるという利点を有する。
【0061】
制動機構は、円盤(2)の回転に弱い制動を与える機構である。
【0062】
図3に示すように、リンク部(8)は操作桿(7)に軸支され、リンク部(8)の駆動爪(11)は常に円盤(2)の外周に接触している。操作桿(7)を第1の状態から第2の状態に傾動操作するときに、駆動爪(11)は円盤外周をなぞるように時計回り方向に移動する。この動きのために、リンク部(8)は円盤(2)を本来意図しない方向である時計回りの方向に駆動力を与え、円盤(2)を回転させてしまう虞がある。
【0063】
このような意図しない円盤(2)の動きを抑制するために、制動機構は、円盤(2)の回転に弱い制動を与えている。操作桿(7)を第1の状態から第2の状態に動かすとき、駆動爪(11)は円盤外周をなぞるだけなので、駆動力は小さい。該駆動力が制動機構により与えられる制動力を下回るとき、円盤(2)の回転は抑制される。
【0064】
しかし、駆動爪が円盤外周谷部(6)に係合した状態で、操作桿を第2の状態から第1の状態に強い力で動かし、円盤(2)に反時計回りの方向に強い駆動力を加えるときには、該駆動力は制動機構により与えられる制動力を上回り、確実に円盤(2)を回転させる。
【0065】
制動機構により与えられる制動力を適切に設定することによって、上記のような動作が可能になる。
【0066】
本実施形態において、制動は板バネ(16)とバネ特性を有する規制板(17)によって実現される。板バネ(16)の他端部(18)は円筒状に曲成され、該円筒の側面が円盤(2)の谷部(6)に摺接されている。さらに規制板(17)によって外周に押圧されることで、円盤(2)の回転に制動を与えている。
【0067】
尚、制動は板バネ(16)とバネ特性を有する規制板(17)によるものに限定されることはない。単純に円盤(2)の回転に弱い制動を与える方法であれば良い。
【0068】
図4は本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の外観を正面から見た斜視図であり、操作悍(7)、リンク部位置決めレバー(12)、リンク部(8)、駆動爪(11)及び円盤(2)の位置関係を示している。
【0069】
図5は、本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置の外観を裏面から見た斜視図であり、板バネ(16)、規制板(17)、円盤(2)、第1軸(3)及び第2軸(4)の位置関係を示している。
【0070】
図6は、本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置(20)が、接続部(1co)を介してプレス機(19)に取り付けられた状態を示している。本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置は、金属、プラスチック、木材など刻印を施したい素材面が、
図3において、該円盤の外周6時方向に対面するようにプレス機に接続部(1co)によって取り付けられる。
【0071】
[第2実施形態]
図7、
図8および
図9は、それぞれ本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置の第2実施形態の断面説明図、側面図及び底面図である。
【0072】
[構成]
プレス機に装着されるナンバリング装置は、筐体(1)と、該筐体に軸支された1つの円盤(2)と、該円盤を回転させる回転駆動機構と、制動機構を含んでいる。
【0073】
筐体は、互いに連結部を介して連結された1対の軸受部と、1対の軸受部それぞれによって互いに支持された第1軸(3)及び第2軸(4)を備えている。
【0074】
図7、
図8および
図9に示されるように、円盤(2)は、第1軸に回転自在に支持されている。該円盤の外周に山部(5)と該山部に隣接する谷部(6)が、それぞれ第1円周角(α度)及び第2円周角(β度)を有して設けられ、山部に数字、文字、符号又はそれらの2種以上の組み合わせが突設され、山部(5)と谷部(6)の数は等しく、360度/(α+β)度=整数の関係を満たしている。
【0075】
回転駆動機構は、
図7に示されるように、操作桿(7)と、リンク部(8)と、位置決め爪(9)と、第1付勢手段(10)を含んでいる。
【0076】
操作桿(7)は、筐体(1)の第2軸(4)に軸支され、操作桿(7)の側面は円盤(2)の外周に接するように配設され、且つ第1付勢手段(10)によって円盤(2)の外周に付勢されている。
【0077】
位置決め爪(9)は、操作桿(7)の側面に凹設され、且つ円盤(2)の外周に設けられた山部(5)に係合している。
【0078】
リンク部(8)は、操作桿(7)に枢着された一端と、1つの円盤(2)の外周谷部と当接した駆動爪(11)が設けられた他端を含んでいる。駆動爪(11)は、円盤(2)の外周谷部に第2付勢手段(13)によって付勢されている。
【0079】
図7および
図8に示されるように、制動機構は、板バネ(16)と、規制板(17)を含んでいる。
【0080】
板バネ(16)は、第2軸(4)に回転自在に軸支された一端と、円筒状に曲成され、該円筒の側面が円盤の外周に摺接されてなる他端部(18)を含んでいる。
【0081】
規制板(17)は筐体(1)に接合し、板バネ(16)の他端部(18)部を円盤(2)の外周の谷部(6)に押圧している。
【0082】
数字、文字、符号の刻印は、
図7に示される円盤の外周6時方向に存在する山部によって為される。本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置は、金属、プラスチック、木材など刻印を施したい素材面が、該円盤の外周6時方向に対面するようにプレス機に取り付けられる。
図9は本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置を下面から見た図であり、中央の山部は上記6時の山部を示している。
【0083】
[動作]
本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング装置の第2実施形態の構成は第1実施形態の選択機構を有していないほかは、第1実施形態と同じである。したがって、第2実施形態の動作は、第1実施形態の動作のうち選択機構の動作がないだけであるので、動作説明は割愛する。
【産業上の利用可能性】
【0084】
本発明のナンバリング刻印装置は接続部(1co)を介してプレス機に装着され、製品の金属、プラスチック、木材などの素材面に製造番号や製造年月日を刻印するために好適に利用される。
【0085】
本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置は、電力を必要とする複雑な電気及び機械的な仕組みを伴うことなく、人間の指先の力のみで、変更しようとする桁の刻印文字のみを目的とする刻印文字に、多くの刻印文字のバリエーションの中から、隣り合う桁を変化させることなく簡単確実に変更できるとともに、プレスの衝撃に耐える耐久性を持ち合わせることが可能である。
【0086】
特に、刻印文字のサイズが人間の指のサイズよりも小さい場合、刻印文字を直接人間の指で掴み動かすことは非常な困難を伴うが、本発明に係るプレス機に装着されるナンバリング刻印装置を用いた場合、刻印文字を直接人間の指で掴み動かすことなく、人間の指のサイズに合った操作悍による外部からの動作で、刻印文字を有する円盤に回転を与え、簡単確実に意図した文字を刻印することができる。
【0087】
さらに、本発明に係るナンバリング装置は非常にシンプルな構造であるため、機械部分を非常に堅牢にできる。したがって、プレスに伴う非常に大きな衝撃に耐え、耐久性を保ちつつ円盤を回転させやすい機構を実現することができる。
【符号の説明】
【0088】
1 筐体
1co 接続部
2 円盤
3 第1軸
4 第2軸
5 山部
6 谷部
7 操作悍
8 リンク部
9 位置決め爪
10 第1付勢手段
11 駆動爪
12 リンク部位置決めレバー
13 第2付勢手段
14 摺動溝
15 リンク位置決め溝
16 板バネ
17 規制板
18 他端部
19 プレス機
20 プレス機に装着されるナンバリング刻印装置
B 支持枠
B1、B2 軸受部
C 連結部
G1,G2 円弧状の溝
SW1、SW2 スプリングワッシャー
W1、W2 ワッシャー