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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-24
(45)【発行日】2022-12-02
(54)【発明の名称】人工骨及び収納容器のセット製品
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/46 20060101AFI20221125BHJP
   A61F 2/28 20060101ALI20221125BHJP
   A61B 17/88 20060101ALI20221125BHJP
【FI】
A61F2/46
A61F2/28
A61B17/88
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019002444
(22)【出願日】2019-01-10
(62)【分割の表示】P 2018156527の分割
【原出願日】2018-08-23
(65)【公開番号】P2020028700
(43)【公開日】2020-02-27
【審査請求日】2021-08-16
(73)【特許権者】
【識別番号】509204714
【氏名又は名称】株式会社カタリメディック
(74)【代理人】
【識別番号】100116850
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 隆行
(74)【代理人】
【識別番号】100165847
【弁理士】
【氏名又は名称】関 大祐
(72)【発明者】
【氏名】河津 秀行
【審査官】岡▲さき▼ 潤
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-152025(JP,A)
【文献】特開2014-200525(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 2/46
A61F 2/28
A61B 17/88
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガイドワイヤを挿通可能な貫通孔が形成された人工骨と,
前記ガイドワイヤが挿通した状態の前記人工骨を収納可能な開閉自在の収納容器とを備え
前記収納容器は,複数の分割体から構成された本体部を有し,前記分割体を係合させることにより前記人工骨の収容空間が形成されるものであり,
前記複数の分割体のそれぞれは,前記ガイドワイヤの軸線上の前後両端部に切欠きが形成されており,前記複数の分割体の前記切欠きを合わせると前記ガイドワイヤを挿通可能な開口となり,
前記分割体を係合した状態では前記人工骨が前記収納空間に収納されたままとなり,前記分割体を展開することにより前記人工骨が前記収納空間から解放されて,前記人工骨のみが前記ガイドワイヤの軸線上を摺動するようになる
人工骨及び収納容器のセット製品。
【請求項2】
記ガイドワイヤを挿通可能な開口の直径は,前記人工骨の貫通孔のよりも大きい
請求項1に記載のセット製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,人工骨と収納容器のセット製品に関する。具体的に説明すると,本発明は,ガイドワイヤを挿入可能な筒状の人工骨と,それを収納するのに適した収納容器とを備えるセット製品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の傾向として,治療部分の皮膚切開部(皮切部)を小さくすることで低侵襲を目指す手術が多くみられる。その一種としてガイドワイヤを用いた手術が行われている。ガイドワイヤを用いることで皮切部を最小限に留めつつ,目的部位の治療を行なうことができる。
【0003】
また,従来から,ガイドワイヤを挿通するための貫通孔が設けられたカニューレ型人工骨が知られている(特許文献1)。皮膚を切開した後に,X線透視下においてガイドワイヤの一端を治療の目的部位まで挿入し,ガイドワイヤの他端をカニューレ型人工骨の貫通孔に挿入する。そして,人工骨をガイドワイヤの軸方向に沿って摺動させることにより,治療の目的部位まで人工骨を導入することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】国際公開WO2006/020463号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで,カニューレ型人工骨は割れやすく,また滅菌製品であることから,生体内に導入される直前まで容器に収納された状態とし,外部からの衝撃や雑菌から保護することが求められる。そこで,本発明は,人工骨を収納容器内に収納して保護した状態のまま,人工骨の貫通孔にガイドワイヤを挿入可能な製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の発明者は,従来技術が抱える課題の解決手段について鋭意検討した結果,ガイドワイヤを挿通可能な貫通孔が形成された人工骨と,このガイドワイヤが挿通した状態の人工骨を収納可能で且つ開閉自在の収納容器とをセット製品とすることにより,ガイドワイヤに挿通された人工骨を適切に保護できるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
【0007】
本発明は,人工骨と収納容器のセット製品に関する。具体的には,本発明は,ガイドワイヤを挿通するための貫通孔を持つカニューレ型人工骨と,ガイドワイヤが挿通した状態の人工骨を収納可能な開閉自在の収納容器とから構成される。このように,収納容器によってガイドワイヤに挿通された状態の人工骨を保護することで,生体内に導入される直前まで人工骨を外部の衝撃や雑菌から保護することができる。特に,好ましい実施形態において,人工骨を収納容器に収納した状態で本セット製品を販売することで,術者が収納容器内に人工骨を収納する操作を省略できる。また,販売流通時から生体内導入直前まで収納容器によって人工骨を適切に保護できる。このように,収納容器によりカニューレ型人工骨の付加価値を高めることができる。
【0008】
本発明に係るセット製品において,収納容器は,複数の分割体から構成され,各分割体を係合させることにより人工骨の収容空間が形成されるものであることが好ましい。各分割体を展開することにより,本体部の収納空間から人工骨が解放されて,人工骨のみがガイドワイヤの軸線上を摺動するようになる。このため,術者が任意のタイミングで各分割体の係合状態を解除して,人工骨を生体内に導入できるようになる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば,カニューレ型人工骨を保護しつつ,ガイドワイヤを用いた手術の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は,人工骨と収納容器にガイドワイヤを挿通した様子を示す斜視図であり,収納容器を開いた状態を示している。
図2図2は,人工骨と収納容器にガイドワイヤを挿通した様子を示す斜視図であり,収納容器を閉じた状態を示している。
図3図3は,開いた状態の収納容器の内側を示した斜視図である。
図4図4は,開いた状態の収納容器の外側を示した斜視図である。
図5図5(a)は,人工骨を収納容器内に収納した状態を示す断面図であり,図5(b)は,人工骨を収納した収納容器にガイドワイヤを挿通した状態を示す断面図である。図5(a)と図5(b)では,主に制動部(羽根部)の形状変化を図示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
【0012】
図1及び図2は,収納容器100,人工骨200,及びガイドワイヤ300を含む医療システムを示しており,図3及び図4は,収納容器100のみを示している。特に,図1は,収納容器100を展開した状態を示し,図2は,収納容器100を閉じてその内部に人工骨200を収納した状態を示している。
【0013】
図1に示されるように,人工骨200には貫通孔が形成されており,その貫通孔にガイドワイヤ300が挿通される。人工骨200は,ガイドワイヤ300を挿通可能な貫通孔を有するものであれば特に限定されないが,図1に示されるような円筒状であることが好ましい。ただし,人工骨は,その他の筒状(三角筒状,四角筒状,多角筒状)であってもよいし,所定の立体形状に貫通孔が形成されたものであってもよい。また,人工骨200には貫通孔が一箇所だけでなく,複数箇所形成されていてもよい。
【0014】
人工骨200は,公知の生体適合性を有する材料,より具体的には生体骨に対して好適な適合性を示す材料によって形成することができる。人工骨200の材質は,例えば,セラミックスであれば,リン酸カルシウム化合物のハイドロキシアパタイト又はβ-リン酸三カルシウム(β-TCP),あるいは両者の混合物を採用することができる。また,人工骨200を樹脂で製作する場合は,PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の生体適合性のある材質を採用することが好ましい。金属であればチタン,チタン合金,またはポーラスチタン部材が好ましい。
【0015】
ガイドワイヤ300は,公知のものを用いればよい。例えば,ガイドワイヤ300は,管状の外シャフトに内シャフトを内挿した二重管構造を持つ。内シャフトと外シャフトは,生体内で湾曲可能な特性を有するものとして公知の材質で形成される。例えば,ガイドワイヤ300を構成する材料は,ポリアミド,塩化ビニル,ポリウレタン,ポリイミド,ポリエチレン,ポリエステルエラストマー,ポリプロピレン,ポリテトラフルオロエチレン,ポリエーテルエーテルケトン,ポリフッ化ビニリデン等の合成樹脂材料や,ステンレス鋼,ニッケル-チタン合金等の金属材料,あるいはこれらの組み合わせたものを用いればよい。
【0016】
収納容器100は,人工骨200を収納するための容器であり,人工骨200を内部に収容した状態のまま,人工骨200の貫通孔にガイドワイヤ300を挿通することのできる構成を有している。つまり,収納容器100は,人工骨200の貫通孔とほぼ同位置にガイドワイヤ300を差し込むための開口を有する。このため,収納容器100内に人工骨200を収納した後,人工骨200を収納容器100から取り出さなくてもその貫通孔にガイドワイヤ300を差し込むことができる。例えば,収納容器100と人工骨200をセットにした製品を販売する場合に,人工骨200は流通時から生体内に導入する直前まで収納容器100に収納しておくことが可能である。
【0017】
収納容器100の材質は特に制限されないが,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリスチレン,ポリ酢酸ビニル,ポリウレタンなどのプラスチック製とすればよい。ただし,収納容器100は,プラスチック製のものに限らず,例えば金属製やガラス製,カーボン製とすることもできる。
【0018】
図1から図4に示されるように,収納容器100は,主に,人工骨200の収納空間を持つ本体部10と,この本体部10がガイドワイヤ300の軸線上に沿って摺動することを制止するための制動部20とを備えている。収納容器100に制動部20が設けられていない場合,収納容器100内に収納された人工骨200にガイドワイヤ300を挿通させると,収納容器100と人工骨200がそれらの自重でガイドワイヤ300に沿って摺動することになるが,収納容器100に制動部20を設けておくことで,人工骨200が収納容器100によってガイドワイヤ300上の任意の位置に固定され,不用意にガイドワイヤ300の軸線上を移動してしまう事態を防ぐことができる。
【0019】
収納容器100の本体部10の形状は,収納対象となる人工骨200の形状に合わせて適宜設計すればよい。例えば,図1から図4に示された実施形態では,円筒状の人工骨200を収納することを想定しているため,本体部100の収納空間も人工骨200を収納可能な円柱状に設計されている。
【0020】
具体的に説明すると,本実施形態において,本体部10は,第1分割部11と第2分割部12に分割されており,これらの分割部11,12がヒンジ部13によって開閉自在に連結されている。第1分割部11と第2分割部12をヒンジ部13を介して閉じることで人工骨200の収納空間が形成されることになるが,これらの分割部11,12を展開することでその収納空間が開放されて人工骨200を取り出すことができるようになる。また,各分割部11,12のそれぞれには,ガイドワイヤ300の軸線上の前後両端部に切欠き11a,11b,12a,12bが形成されている。各切欠き11a,11b,12a,12bは半円形であり,第1分割部11の切欠き11a,11bと第2分割部12の切欠き12a,12bを合わせるとガイドワイヤ300を挿通可能な円形の開口となる。これにより,収納容器100の本体部10内に人工骨200を収納した状態のままで,これらの収納容器100と人工骨200とを貫通するようにガイドワイヤ300を差し込むことができる。
【0021】
また,本体部10を構成する第1分割部11と第2分割部12には,それぞれ係止片14,15が設けられている。図1及び図2に示されるように,第1分割部11に突設された第1係止片14の先端部と第2分割部12に突設された第2係止片15の先端部とを突き合わせた後,それらの先端部を弾性変形させて,両先端部の位置を入れ替えることで,これらの係止片14,15が係合する。これにより,第1分割部11と第2分割部12の嵌合状態が維持される。反対に,第1分割部11と第2分割部12との嵌合状態を解除する際には,第1係止片14の先端部と第2係止片15の先端部とを再び弾性変形させて,両先端部の位置を逆方向に入れ替えればよい。このようにすれば,収納容器100の本体部10の開閉操作を片手で行なうことができる。
【0022】
なお,本実施形態は,収納容器100の本体部10は,第1分割部11と第2分割部12とに2分割されているが,3分割あるいは4分割以上とされていてもよい。収納容器100を3分割以上する場合であっても,複数の分割体を嵌合させることで人工骨200の収納空間が形成されるように構成されていれば問題はない。
【0023】
収納容器100の制動部20は,本体部10の摺動を制止して,ガイドワイヤ300上の任意位置に本体部10を保持する機能を持つ。図1から図5に示した実施形態において,制動部20は,本体部10に突設された一対の羽根部21,22によって構成されている。各羽根部21,22は,ガイドワイヤ300の外表面に圧接されて,ガイドワイヤを挟み込む。これにより,羽根部21,22とガイドワイヤ300の摩擦係数が大きくなるため,羽根部21,22の作用により本体部10の摺動が制止される。
【0024】
本実施形態では,ガイドワイヤ300の軸線方向において,第1分割部11と第2分割部12の一端から突出するように,それぞれ第1羽根部21と第2羽根部22が設けられている。各羽根部21,22は,第1分割部11と第2分割部12とをヒンジ部13を介して閉じたときに,それらの先端部がガイドワイヤ300の表面に接触する形状に構成されている。また,各羽根部21,22の先端部には,ガイドワイヤ300の周面形状に適合するように半円形状の切欠き21a,22aが形成されている。このため,第1分割部11と第2分割部12を閉じると,第1羽根部21の切欠き21aと第2羽根部22の切欠き22aにガイドワイヤ300が嵌まり込み,ガイドワイヤ300が各羽根部21,22に接触することとなる。特に,第1分割部11と第2分割部12を閉じた状態において,第1羽根部21と第2羽根部22は互いに反対方向からガイドワイヤ300を押圧する。すなわち,第1羽根部21と第2羽根部22によってガイドワイヤ300を挟み込むこととなる。なお,図示は省略するが,第1分割部11と第2分割部12の両端に羽根部を設けることも可能である。
【0025】
具体的に説明すると,図5には,収納容器100,人工骨200,及びガイドワイヤ300の断面図が模式的に示されている。図5に示されるように,ガイドワイヤ300の直径をφとし,ガイドワイヤ300の接触点における各羽根部21,22の間隙距離(具体的には切欠き21a,22aの最深点間の距離)をDとすると,各羽根部21,22の間隙距離Dはガイドワイヤ300の直径φよりも小さい値に設計される(D<φ)。例えば,ガイドワイヤ300の直径φは2~5mmであることが一般的である。各羽根部21,22の間隙距離Dは,この直径φに対して20~90%又は30~80%の値に設定すればよい。このようにすることで,図5(b)示されるように,収納容器100内にガイドワイヤ300を差し込むと,各羽根部21,22が弾性変形し,その復元力によって各羽根部21,22がガイドワイヤ300の表面に圧接する(なお,図示した例では図中の左側から右側に向かってガイドワイヤ300が差し込まれている)。これにより,各羽根部21,22の先端部とガイドワイヤ300の表面との摩擦係数が大きくなり,収納容器100と人工骨200がそれらの自重によってガイドワイヤ300の軸線上を摺動することが阻止される。
【0026】
続いて,上記収納容器100,人工骨200,及びガイドワイヤ300を含む医療システムを用いた手術順序について簡単に説明する。前述のとおり中空形状の人工骨200は割れやすいものであるため,生体内に導入される直前まで収納容器100内に収納された状態とし,外部からの不要な衝撃による裂損から保護しておく。まず,患者の皮膚を切開し,切開部位からガイドワイヤ300の一端を体内に導入して留置する。次に,ガイドワイヤ300の他端を人工骨200の貫通孔の位置に合わせて,その貫通孔の内部にガイドワイヤ300の端部を挿入する。このとき,人工骨200は収納容器100に収納されたままの状態であるため,術者は人工骨200に直接指を触れずに補填作業を行なうことができる。また,収納容器100には人工骨200の貫通孔に対応した位置に開口が設けられているため,人工骨200を収納容器100に収納した状態のままガイドワイヤ300を貫通させることができる。また,人工骨200が収納された収納容器100がガイドワイヤ300上を自重で移動しない構造となっているため,術者は手術の進行に合わせてガイドワイヤ300上の任意の位置に収納容器100を保持することができる。ガイドワイヤ300を人工骨200に貫通させた後,術者が目論む位置で片手作業で収納容器100の固定機能を解除し,収納容器100から人工骨200を離脱させる。すると,人工骨200のみがガイドワイヤ300に沿った摺動を開始し,ガイドワイヤ300に案内されるかたちで切開部位から生体内に導入される。このように,本医療システムによれば,人工骨300を外部の衝撃や雑菌から保護しつつ,安全に生体内へと導くことができる。
【0027】
なお,本発明において,収納容器100の制動部20は上記した羽根部21,22に限定されるものではなく,本体部10の摺動を制止する機能を果たすものであれば様々な構造を採用し得る。例えば,制動部20としては,容器本体10から延出しガイドワイヤ300に繋止可能な紐状部材や,容器本体10に突設されガイドワイヤ300を挟み込むためのクリップ部材,容器本体10をガイドワイヤ30に止め付けるための粘着部材(粘着テープ等),容器本体10とガイドワイヤ30の隙間に設けられゴムなどの高摩擦材料で形成されたパッキン部材など,様々な態様のものを採用することができる。
【0028】
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明は,人工骨の収納容器などに関する。従って,本発明は医療産業において好適に利用し得る。
【符号の説明】
【0030】
10…本体部 11…第1分割体
11a,11b…切欠き 12…第2分割体
12a,12b…切欠き 13…ヒンジ部
14…第1係止片 15…第2係止片
20…制動部 21…第1羽根部
21a…切欠き 22…第2羽根部
22a…切欠き 100…収納容器
200…人工骨 300…ガイドワイヤ
図1
図2
図3
図4
図5